JP2003303491A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2003303491A JP2002102085A JP2002102085A JP2003303491A JP 2003303491 A JP2003303491 A JP 2003303491A JP 2002102085 A JP2002102085 A JP 2002102085A JP 2002102085 A JP2002102085 A JP 2002102085A JP 2003303491 A JP2003303491 A JP 2003303491A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフレッシュ動作を必要とせず、かつ、高集
積化・大容量化を実現するメモリセルを備える半導体記
憶装置を提供する。 【解決手段】 1ビットの記憶データに対して2つのメ
モリセル50A,50Bが備えられ、メモリセル50
A,50Bは、互いに反転されたデータを記憶する。メ
モリセル50A,50Bは、それぞれインバータで構成
される電荷補填回路56A,56Bを含み、電荷補填回
路56A,56Bは、それぞれバルクトランジスタの上
層に形成可能なPチャネルTFT562,566を含
む。電荷補填回路56A,56Bは、交差接続され、メ
モリセル50A,50Bに記憶されるデータをラッチす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、特に、メモリセルを構成するキャパシタの蓄電
の有無によって記憶情報を記憶する半導体記憶装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の代表格の1つであるD
RAM(Dynamic Random Access Memory)は、メモリセ
ルの構成が1素子型(1トランジスタおよび1キャパシ
タ)であり、メモリセル自体の構造が単純であることか
ら、半導体デバイスの高集積化・大容量化に最適なもの
として、様々な電子機器において使用されている。
【0003】図9は、DRAMにおけるメモリセルアレ
イ上に行列状に配列されるメモリセルの構成を示す回路
図である。
【0004】図9を参照して、メモリセル500は、N
チャネルMOSトランジスタ502と、キャパシタ50
4とを備える。NチャネルMOSトランジスタ502
は、ビット線508およびキャパシタ504に接続さ
れ、ゲートがワード線506に接続される。キャパシタ
504のNチャネルMOSトランジスタ502との接続
端と異なるもう一端は、セルプレート510に接続され
る。
【0005】NチャネルMOSトランジスタ502は、
データ書込時およびデータ読出時のみ活性化されるワー
ド線506によって駆動され、データ書込時およびデー
タ読出時のみONし、それ以外のときはOFFする。
【0006】キャパシタ504は、電荷を蓄積している
か否かに応じて、2進情報“1”,“0”を記憶する。
ビット線508からNチャネルMOSトランジスタ50
2を介して2進情報“1”,“0”に対応した電圧がキ
ャパシタ504に印加されることによってキャパシタ5
04の充放電が行なわれ、データの書込みが行なわれ
る。
【0007】すなわち、データ“1”の書込みが行なわ
れるときは、ビット線508が電源電圧Vccにプリチ
ャージされ、ワード線506が活性化されることによっ
てNチャネルMOSトランジスタ502がONし、ビッ
ト線508からNチャネルMOSトランジスタ502を
介してキャパシタ504に電源電圧Vccが印加され、
キャパシタ504に電荷が蓄電される。そして、このキ
ャパシタ504に電荷が蓄電されている状態がデータ
“1”に対応する。
【0008】また、データ“0”の書込みが行なわれる
ときは、ビット線508が接地電圧GNDにプリチャー
ジされ、ワード線506が活性化されることによってN
チャネルMOSトランジスタ502がONし、キャパシ
タ504からNチャネルMOSトランジスタ502を介
してビット線508に電荷が放電される。そして、この
キャパシタ504に電荷が蓄電されていない状態が記憶
データ“0”に対応する。
【0009】一方、データの読出しが行なわれるとき
は、予めビット線508が電圧Vcc/2にプリチャー
ジされ、ワード線506が活性化されることによってN
チャネルMOSトランジスタ502がONし、ビット線
508とキャパシタ504が通電する。これによって、
キャパシタ504の蓄電状態に応じた微小な電圧変化が
ビット線508に現われ、図示しないセンスアンプがそ
の微小な電圧変化を電圧Vccまたは接地電圧GNDに
増幅する。このビット線508の電圧レベルが読出され
たデータの状態に対応する。
【0010】なお、上述したデータの読出動作は破壊読
出であるので、読出されたデータに応じてビット線50
8が電圧Vccまたは接地電圧GNDに増幅されている
状態で、再びワード線506が活性化され、上述したデ
ータの書込動作と同様の動作でキャパシタ504への再
チャージが行なわれる。これによって、データの読出に
応じて一旦破壊されたデータが元の状態に復帰する。
【0011】ここで、DRAMのメモリセルにおいて
は、記憶データに相当するキャパシタ504の電荷が種
々の要因によってリークし、徐々に失われていく。すな
わち、時間とともに記憶データが失われる。このため、
DRAMにおいては、データの読出しにおいて、記憶デ
ータに対応したビット線508の電圧変化が検出できな
くなる前に、データを一旦読出して再度書込むというリ
フレッシュ動作が実施される。
【0012】DRAMは、このリフレッシュ動作を常時
周期的にすべてのメモリセルに対して行なう必要があ
り、この点で高速化・低消費電力化に対する欠点を有
し、リフレッシュ動作を必要としないSRAM(Static
Random Access Memory)に対して高速化・低消費電力
化の観点からは劣る。しかしながら、DRAMは、上述
したように、メモリセルの構造が単純で高集積化が可能
であることから、1ビット当りのコストが他のメモリデ
バイスと比較して格段に安く、現在のRAMの主流とな
っている。
【0013】一方、DRAMとともに代表的な半導体記
憶装置の1つであるSRAMは、上述したように、DR
AMにおいて不可欠なリフレッシュ動作が不要なRAM
である。
【0014】図10は、6トランジスタSRAMにおけ
るメモリセルアレイ上に行列状に配列されるメモリセル
の構成を示す回路図である。
【0015】図10を参照して、メモリセル700は、
NチャネルMOSトランジスタ702〜708と、Pチ
ャネルMOSトランジスタ710,712と、記憶ノー
ド714,716とを備える。
【0016】メモリセル700は、NチャネルMOSト
ランジスタ702およびPチャネルMOSトランジスタ
710からなるインバータと、NチャネルMOSトラン
ジスタ704およびPチャネルMOSトランジスタ71
2からなるインバータとを交差接続したフリップフロッ
プが、トランスファゲートである2個のNチャネルMO
Sトランジスタ706,708を介してビット線対71
8,720に接続される構成となっている。
【0017】メモリセル700においては、記憶ノード
714,716の電圧レベルの状態が記憶データに対応
し、たとえば記憶ノード714,716がそれぞれHレ
ベル,Lレベルであるときが記憶データ“1”に対応
し、その逆の状態が記憶データ“0”に対応する。交差
接続された記憶ノード714,716上のデータは、双
安定状態であり、所定の電源電圧が供給されている限り
は状態が維持され続けるため、この点において、キャパ
シタに蓄電された電荷が時間とともに消失していくDR
AMと根本的に異なるものである。
【0018】メモリセル700においては、データの書
込みが行なわれるときは、ビット線対718,720に
書込データに対応した相反する電圧を印加し、ワード線
722を活性化してトランスファゲート706,708
をONすることによって、フリップフロップの状態を設
定する。一方、データの読出しは、ワード線722を活
性化してトランスファゲート706,708をONし、
記憶ノード714,716の電位をビット線718,7
20に伝達し、このときのビット線718,720の電
圧変化を検出することによって行なわれる。
【0019】このメモリセル700は、6個のバルクの
トランジスタで構成されるが、4個のバルクのトランジ
スタで構成可能なメモリセルを備えるSRAMも存在す
る。
【0020】図11は、4トランジスタSRAMにおけ
るメモリセルアレイ上に行列状に配列されるメモリセル
の構成を示す回路図である。
【0021】図11を参照して、メモリセル750は、
メモリセル700におけるPチャネルMOSトランジス
タ710,712に代えて、それぞれPチャネル薄膜ト
ランジスタ(PチャネルTFT(Thin Film Transisto
r):以下、薄膜トランジスタを「TFT」と称す
る。)730,732を備える。このPチャネルTFT
730,732には、高抵抗が用いられることもある。
なお、4トランジスタSRAMの「4トランジスタ」と
は、1つのメモリセルがバルクのトランジスタを4個備
えているという意味で用いている。また、「バルク」と
は、TFTが基板上に形成されるのに対し、シリコン基
板中にトランジスタが作りこまれているものという意味
で用いている。以下においては、TFTのように基板上
に形成される薄膜素子に対し、シリコン基板中に作りこ
まれるトランジスタを「バルクトランジスタ」と称す
る。
【0022】メモリセル750の動作原理は、メモリセ
ル700と基本的に同じであるので、説明は繰り返さな
い。
【0023】このPチャネルTFT730,732は、
NチャネルMOSトランジスタ702,704の上層に
形成されるため、4トランジスタSRAMは、6トラン
ジスタSRAMと比較してセル面積を小さくできるとい
う利点を有する一方、6トランジスタSRAMと比較し
て低電圧特性に劣るため、近年の半導体記憶装置に要求
される低電圧化の傾向に対応できず、現在はあまり使用
されていない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、現在
主流のシングルメモリセルのDRAMは、メモリセルの
構造が単純であることから高集積化・大容量化に適して
いるが、リフレッシュ動作が不可欠である。
【0025】また、従来のDRAMにおいては、データ
を読出す際、メモリセルのキャパシタが保持する電荷の
状態をビット線に完全に伝えるために、アクセストラン
ジスタを駆動するワード線の電圧を電源電圧からブース
トする必要があり、データ読出し後のキャパシタの電位
は、ビット線のプリチャージ電圧1/2Vccに近くな
る。したがって、データは読出されるとともに破壊さ
れ、データを読出した後、データの再書込動作が必要と
なる。
【0026】一方、SRAMは、リフレッシュ動作が不
要であるが、6個または4個のバルクトランジスタを必
要とする。また、SRAMは、動作を安定化するため、
図10,11においてドライバトランジスタと呼ばれる
NチャネルMOSトランジスタ702,704とアクセ
ストランジスタと呼ばれるNチャネルMOSトランジス
タ706,708との電流駆動能力比(セルレシオと称
される。)を2〜3以上とする必要があり、ドライバト
ランジスタのゲート幅を大きく設計する必要がある。し
たがって、SRAMは、メモリセルが大型化し、高集積
化・大容量化に対応できない。
【0027】このように、従来のDRAMおよびSRA
Mは、ともに、その特性および構造に一長一短がある。
【0028】しかしながら、今後、IT技術のさらなる
発展とあいまって、高性能化(高速化かつ低消費電力
化)および高集積化・大容量化をともに満足する半導体
記憶装置への期待は大きい。
【0029】そこで、この発明は、かかる課題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、リフレッシ
ュ動作を必要とせず、かつ、高集積化・大容量化を実現
するメモリセルを備える半導体記憶装置を提供すること
である。
【0030】また、この発明の別の目的は、リフレッシ
ュ動作を必要とせず、さらに、記憶データへのアクセス
を高速化し、動作速度の高速化をさらに図ったメモリセ
ルを備える半導体記憶装置を提供することである。
【0031】さらに、この発明の別の目的は、リフレッ
シュ動作を必要とせず、さらに、記憶データを破壊する
ことなく読出すことができ、動作速度の高速化をさらに
図ったメモリセルを備える半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0032】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明によれば、半導体記憶装置は、行列状に配列された複
数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、メモリセル
の行および列ごとにそれぞれ配列される複数のワード線
および複数のビット線対とを備え、複数のメモリセルの
各々は、2進情報で表わされる記憶情報の1ビット分の
データを記憶する第1のメモリセルと、データが反転さ
れた反転データを記憶する第2のメモリセルとを含み、
第1のメモリセルは、データの論理レベルに応じた電荷
を保持する第1の容量素子と、ワード線に印加される電
圧によって駆動され、ビット線対の一方のビット線と第
1の容量素子との間で電荷のやり取りを行なう第1のア
クセストランジスタと、第1の容量素子から漏洩する電
荷を補填する第1の電荷補填回路とからなり、第2のメ
モリセルは、反転データの論理レベルに応じた電荷を保
持する第2の容量素子と、ワード線に印加される電圧に
よって駆動され、ビット線対の他方のビット線と第2の
容量素子との間で電荷のやり取りを行なう第2のアクセ
ストランジスタと、第2の容量素子から漏洩する電荷を
補填する第2の電荷補填回路とからなる。
【0033】この発明による半導体記憶装置において
は、複数のメモリセルの各々は、互いに反転したデータ
を記憶する第1および第2のメモリセルを含み、第1の
メモリセルは、第1の容量素子から漏洩する電荷を補填
する第1の電荷補填回路を含み、第2のメモリセルは、
第2の容量素子から漏洩する電荷を補填する第2の電荷
補填回路を含む。
【0034】したがって、この発明によれば、リフレッ
シュ動作を行なうことなく、電荷の漏洩による記憶情報
の消失を防止することができる。
【0035】好ましくは、第1および第2の電荷補填回
路は、それぞれ第1および第2のインバータで構成さ
れ、第1の電荷補填回路の出力ノードは、第1の容量素
子を第1のアクセストランジスタに接続する第1の記憶
ノードに接続され、第1の電荷補填回路の入力ノード
は、第2の容量素子を第2のアクセストランジスタに接
続する第2の記憶ノードに接続され、第2の電荷補填回
路の出力ノードは、第2の記憶ノードに接続され、第2
の電荷補填回路の入力ノードは、第1の記憶ノードに接
続される。
【0036】第1および第2の電荷補填回路は、それぞ
れ第1および第2のインバータで構成され、第1および
第2のインバータは、交差接続される。
【0037】したがって、この発明によれば、第1およ
び第2のインバータによってラッチ機能が構成され、第
1および第2の記憶ノードに記憶情報を安定して保持す
ることができる。
【0038】好ましくは、第1および第2のアクセスト
ランジスタの各々は、第1のNチャネルMOSトランジ
スタであり、第1および第2のインバータの各々は、一
方が電源ノードに接続され、他方が出力ノードに接続さ
れる、多結晶ポリシリコンで構成された抵抗素子と、一
方が出力ノードに接続され、他方が接地ノードに接続さ
れる第2のNチャネルMOSトランジスタとからなる。
【0039】第1および第2のメモリセルに含まれるバ
ルクトランジスタは、すべてNチャネルMOSトランジ
スタから構成され、さらに、第1および第2のインバー
タの各々の一部に多結晶ポリシリコンで構成された抵抗
素子が用いられる。
【0040】したがって、この発明によれば、メモリセ
ルを形成する際に2つの導電型のウェル領域を設ける必
要がなく、さらに、多結晶ポリシリコンで構成された抵
抗素子はバルクトランジスタの上層に形成できるので、
メモリセルのサイズをさらに縮小できる。
【0041】好ましくは、第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタの電流駆動能力は、第1のNチャネルMOSト
ランジスタの電流駆動能力の1倍以上2倍以下である。
【0042】このメモリセルは容量素子を備えるので、
ドライバトランジスタである第2のNチャネルMOSト
ランジスタの電流駆動能力がアクセストランジスタであ
る第1のNチャネルMOSトランジスタの電流駆動能力
の1倍以上2倍以下であっても、データの読出動作が安
定して行われる。
【0043】したがって、この発明によれば、第1のN
チャネルMOSトランジスタの電流駆動能力に対して、
第2のNチャネルMOSトランジスタの電流駆動能力を
通常必要とされる2〜3倍以上とする必要がなく、第2
のNチャネルMOSトランジスタを小型化でき、メモリ
セルのサイズを縮小できる。
【0044】好ましくは、複数のメモリセルの各々から
データを読出すとき、複数のメモリセルの各々に対応す
るワード線は、電源電圧以下の電圧が印加される。
【0045】このメモリセルは、電荷補填回路を備える
ため、アクセストランジスタを駆動するワード線の電圧
をブーストすることなく、電源電圧以下の電圧でデータ
の読出しを行うことができる。
【0046】したがって、この発明によれば、データの
読出時に記憶ノードの電位変化を小さくすることがで
き、非破壊読出しが実現される。
【0047】好ましくは、複数のメモリセルの各々に対
応するワード線に印加される電圧は、第1のNチャネル
MOSトランジスタの電流駆動能力が第2のNチャネル
MOSトランジスタの電流駆動能力の半分以上になるよ
うに設定される。
【0048】メモリセルに記憶されるデータへのアクセ
ス性を劣化させないように、アクセストランジスタの電
流駆動能力はある程度確保される必要がある。一方、ア
クセストランジスタの電流駆動能力がドライバトランジ
スタである第2のNチャネルMOSトランジスタの電流
駆動能力の半分以上になるようにワード線に印加される
電圧が設定されることによって、ドライバトランジスタ
とアクセストランジスタとのセルレシオは2以下となる
が、このメモリセルは容量素子を備えるので、メモリセ
ルの動作が安定化される。
【0049】したがって、この発明によれば、データへ
のアクセス性を劣化させないようにアクセストランジス
タの電流駆動能力を確保しつつ、セルレシオが2以下と
なっても、メモリセルの動作は安定する。
【0050】好ましくは、抵抗素子は、Pチャネル薄膜
トランジスタで構成される。したがって、この発明によ
れば、Pチャネル薄膜トランジスタをバルクトランジス
タの上層に形成できるので、メモリセルのサイズを縮小
できる。
【0051】好ましくは、抵抗素子は、第1および第2
の記憶ノードから漏洩するリーク電流の10倍以上の電
流供給能力を有する。
【0052】抵抗素子は、記憶ノードの充電状態が十分
に維持されるのに必要な電流を供給可能であり、記憶ノ
ードの状態を安定させる。
【0053】したがって、この発明によれば、安定して
メモリセルにデータを記憶することができる。
【0054】好ましくは、第1および第2の電荷補填回
路は、それぞれ第1および第2のPチャネル薄膜トラン
ジスタで構成され、第1のPチャネル薄膜トランジスタ
は、一方が電源ノードに接続され、第1の容量素子を第
1のアクセストランジスタに接続する第1の記憶ノード
に他方が接続され、第2の容量素子を第2のアクセスト
ランジスタに接続する第2の記憶ノードにゲートが接続
され、第2のPチャネル薄膜トランジスタは、一方が電
源ノードに接続され、他方が第2の記憶ノードに接続さ
れ、ゲートが第1の記憶ノードに接続される。
【0055】第1および第2の電荷補填回路は、それぞ
れ第1および第2のPチャネル薄膜トランジスタで構成
され、第1および第2のPチャネル薄膜トランジスタ
は、交差接続される。
【0056】したがって、この発明によれば、第1およ
び第2のPチャネル薄膜トランジスタによってラッチ機
能が構成され、第1および第2の記憶ノードに記憶情報
を保持することができる。
【0057】好ましくは、第1および第2のメモリセル
は、隣接して配置され、一方のビット線および他方のビ
ット線は、並行して配線される。
【0058】したがって、この発明によれば、データ読
出動作時にビット線対のノイズの低減を図ることができ
る。
【0059】また、この発明によれば、半導体記憶装置
は、行列状に配列された複数のメモリセルを含むメモリ
セルアレイと、メモリセルの行および列ごとにそれぞれ
配列される複数のワード線および複数のビット線と、メ
モリセルの行ごとに配列される複数の内部信号線とを備
え、複数のメモリセルの各々は、2進情報で表わされる
記憶情報の1ビット分のデータについて、その論理レベ
ルに応じた電荷を保持する容量素子と、ワード線に印加
される電圧によって駆動され、ビット線と容量素子との
間で電荷のやり取りを行なう第1のトランジスタと、容
量素子から漏洩する電荷をデータの論理レベルに応じて
補填する電荷補填回路と、容量素子を第1のトランジス
タと接続する記憶ノードと電荷補填回路との間に接続さ
れる第2のトランジスタとを含み、第2のトランジスタ
は、内部信号線に印加される電圧によって駆動され、デ
ータの読出時に電荷補填回路を記憶ノードと分離する。
【0060】この発明による半導体記憶装置において
は、複数のメモリセルの各々は、記憶情報の論理レベル
に対応した電荷を保持する容量素子から漏洩する電荷を
補填する電荷補填回路と、容量素子をアクセストランジ
スタと接続する記憶ノードと電荷補填回路との間に接続
され、データの読出時に電荷補填回路を記憶ノードと分
離する第2のトランジスタとを含む。
【0061】したがって、この発明によれば、リフレッ
シュ動作を行なうことなく、電荷の漏洩による記憶情報
の消失を防止することができ、さらに、非破壊でデータ
を読出すことができる。
【0062】好ましくは、電荷補填回路は、第2のトラ
ンジスタに入力ノードが接続される第1のインバータ
と、第1のインバータの出力ノードに入力ノードが接続
され、第1のインバータの入力ノードに出力ノードが接
続される第2のインバータとを含み、第1および第2の
トランジスタは、それぞれ第1および第2のNチャネル
MOSトランジスタであり、第1および第2のインバー
タの各々は、一方が電源ノードに接続され、他方が出力
ノードに接続されるPチャネル薄膜トランジスタと、一
方が出力ノードに接続され、他方が接地ノードに接続さ
れる第3のNチャネルMOSトランジスタとからなる。
【0063】メモリセルに含まれるバルクトランジスタ
は、すべてNチャネルMOSトランジスタから構成さ
れ、さらに、第1および第2のインバータの各々の一部
にPチャネル薄膜トランジスタが用いられる。
【0064】したがって、この発明によれば、メモリセ
ルを形成する際に2つの導電型のウェル領域を設ける必
要がなく、さらに、Pチャネル薄膜トランジスタはバル
クトランジスタの上層に形成できるので、メモリセルの
サイズをさらに縮小できる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同
一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返
さない。
【0066】[実施の形態1]図1は、この発明の実施
の形態1による半導体記憶装置の全体構成を示す概略ブ
ロック図である。
【0067】図1を参照して、半導体記憶装置10は、
制御信号端子12と、クロック端子14と、アドレス端
子16と、データ入出力端子18とを備える。また、半
導体記憶装置10は、制御信号バッファ20と、クロッ
クバッファ22と、アドレスバッファ24と、入出力バ
ッファ26とを備える。さらに、半導体記憶装置10
は、制御回路28と、行アドレスデコーダ30と、列ア
ドレスデコーダ32と、センスアンプ/入出力制御回路
34と、メモリセルアレイ36とを備える。
【0068】なお、図1においては、半導体記憶装置1
0について、データ入出力に関する主要部分のみが代表
的に示される。
【0069】制御信号端子12は、チップセレクト信号
/CS、行アドレスストローブ信号/RAS、列アドレ
スストローブ信号/CASおよびライトイネーブル信号
/WEのコマンド制御信号を受ける。クロック端子14
は、外部クロックCLKおよびクロックイネーブル信号
CKEを受ける。アドレス端子16は、アドレス信号A
0〜An(nは自然数)を受ける。
【0070】クロックバッファ22は、外部クロックC
LKを受けて内部クロックを発生し、制御信号バッファ
20、アドレスバッファ24、入出力バッファ26およ
び制御回路28へ出力する。制御信号バッファ20は、
クロックバッファ22から受ける内部クロックに応じ
て、チップセレクト信号/CS、行アドレスストローブ
信号/RAS、列アドレスストローブ信号/CASおよ
びライトイネーブル信号/WEを取込んでラッチし、制
御回路28へ出力する。アドレスバッファ24は、クロ
ックバッファ22から受ける内部クロックに応じて、ア
ドレス信号A0〜Anを取込んでラッチし、内部アドレ
ス信号を発生して行アドレスデコーダ30および列アド
レスデコーダ32へ出力する。
【0071】データ入出力端子18は、半導体記憶装置
10において読み書きされるデータを外部とやり取りす
る端子であって、データ書込時は外部から入力されるデ
ータDQ0〜DQi(iは自然数)を受け、データ読出
時はデータDQ0〜DQiを外部へ出力する。
【0072】入出力バッファ26は、データ書込時は、
クロックバッファ22から受ける内部クロックに応じ
て、データDQ0〜DQiを取込んでラッチし、内部デ
ータIDQをセンスアンプ/入出力制御回路34へ出力
する。一方、入出力バッファ26は、データ読出時は、
クロックバッファ22から受ける内部クロックに応じ
て、センスアンプ/入出力制御回路34から受ける内部
データIDQをデータ入出力端子18へ出力する。
【0073】制御回路28は、クロックバッファ22か
ら受ける内部クロックに応じて、制御信号バッファ20
からコマンド制御信号を取込み、取込んだコマンド制御
信号に基づいて行アドレスデコーダ30、列アドレスデ
コーダ32および入出力バッファ26を制御する。これ
によって、データDQ0〜DQ15のメモリセルアレイ
36への読み書きが行なわれる。
【0074】行アドレスデコーダ30は、制御回路28
からの指示に基づいて、アドレス信号A0〜Anに対応
するメモリセルアレイ36上のワード線を選択し、図示
されないワードドライバによって選択されたワード線を
活性化する。また、列アドレスデコーダ32は、制御回
路28からの指示に基づいて、アドレス信号A0〜An
に対応するメモリセルアレイ36上のビット線対を選択
する。
【0075】センスアンプ/入出力制御回路34は、デ
ータ書込時は、入出力バッファ26から受ける内部デー
タIDQの論理レベルに応じて、列アドレスデコーダ3
2によって選択されたビット線対を電源電圧Vccまた
は接地電圧GNDにプリチャージする。これによって、
行アドレスデコーダ30によって活性化されたワード線
と、列アドレスデコーダ32によって選択され、センス
アンプ/入出力制御回路34によってプリチャージされ
たビット線対とに接続されるメモリセルアレイ36上の
メモリセルに内部データIDQの書込みが行なわれる。
【0076】一方、センスアンプ/入出力制御回路34
は、データ読出時は、データ読出前に列アドレスデコー
ダ32によって選択されたビット線対を電圧Vcc/2
にプリチャージし、選択されたビット線対において読出
データに対応して発生する微小電圧変化を検出/増幅し
て読出データの論理レベルを判定し、入出力バッファ2
6へ出力する。
【0077】メモリセルアレイは36は、後述するメモ
リセルが行列状に配列された記憶素子群であり、各行に
対応するワード線を介して行アドレスデコーダ30と接
続され、また、各列に対応するビット線対を介してセン
スアンプ/入出力制御回路34と接続される。
【0078】図2は、半導体記憶装置10におけるメモ
リセルアレイ36上に行列上に配列されるメモリセルの
構成を示す回路図である。
【0079】図2を参照して、半導体記憶装置10にお
けるメモリセルは、1ビットのデータに対して、そのデ
ータと、そのデータを反転したデータとをそれぞれ記憶
する2つのメモリセル50A,50Bが割り当てられた
ツインメモリセルの構成をとる。メモリセル50Aは、
NチャネルMOSトランジスタ52Aと、キャパシタ5
4Aと、電荷補填回路56Aとを備え、メモリセル50
Bは、NチャネルMOSトランジスタ52Bと、キャパ
シタ54Bと、電荷補填回路56Bとを備える。
【0080】NチャネルMOSトランジスタ52Aは、
ビット線対68A,68Bの一方のビット線68Aおよ
びキャパシタ54Aに接続され、ゲートがワード線66
に接続される。NチャネルMOSトランジスタ52A
は、データ書込時およびデータ読出時のみ活性化される
ワード線66によって駆動され、データ書込時およびデ
ータ読出時のみONし、それ以外のときはOFFする。
【0081】キャパシタ54Aは、電荷を蓄積している
か否かに応じて、2進情報“1”,“0”を記憶する。
キャパシタ54Aは、一端がNチャネルMOSトランジ
スタ52Aに接続され、もう一端がセルプレート70に
接続される。そして、ビット線68AからNチャネルM
OSトランジスタ52Aを介して2進情報“1”,
“0”に対応した電圧をキャパシタ54Aに印加するこ
とによって、キャパシタ54Aの充放電が行なわれ、デ
ータの書込みが行なわれる。
【0082】電荷補填回路56Aは、PチャネルTFT
562およびNチャネルMOSトランジスタ564から
なるインバータで構成され、このインバータの入力ノー
ドおよび出力ノードは、それぞれノード64,62に接
続される。
【0083】NチャネルMOSトランジスタ52Bは、
ビット線対68A,68Bのもう一方のビット線68B
およびキャパシタ54Bに接続され、ゲートがワード線
66に接続される。NチャネルMOSトランジスタ52
Bは、NチャネルMOSトランジスタ52Aと共通のワ
ード線66によって駆動され、データ書込時およびデー
タ読出時のみONし、それ以外のときはOFFする。
【0084】キャパシタ54Bは、電荷を蓄積している
か否かに応じて、2進情報“1”,“0”を記憶する。
キャパシタ54Bは、一端がNチャネルMOSトランジ
スタ52Bに接続され、もう一端がセルプレート70に
接続される。そして、ビット線68BからNチャネルM
OSトランジスタ52Bを介して2進情報“1”,
“0”に対応した電圧をキャパシタ54Bに印加するこ
とによって、キャパシタ54Bの充放電が行なわれ、デ
ータの書込みが行なわれる。キャパシタ54Bは、キャ
パシタ54Aが記憶する記憶データが反転されたデータ
を記憶する。
【0085】電荷補填回路56Bは、PチャネルTFT
566およびNチャネルMOSトランジスタ568から
なるインバータで構成され、このインバータの入力ノー
ドおよび出力ノードは、それぞれノード62,64に接
続される。
【0086】なお、NチャネルMOSトランジスタ52
Aおよびキャパシタ54A並びにNチャネルMOSトラ
ンジスタ52Bおよびキャパシタ54Bの構成は、一般
的なDRAMの構成と同じである。
【0087】PチャネルTFT562,566は、多結
晶ポリシリコンで構成された、スイッチング機能を備え
る抵抗素子であり、T(テラ、「T」は1012を表わ
す。)ΩオーダのOFF抵抗とG(ギガ、「G」は10
9を表わす。)ΩオーダのON抵抗とを有する高抵抗素
子である。
【0088】なお、この発明においては、抵抗素子とい
った場合、スイッチング機能を備えるものと定抵抗のも
のとの両方を示すものとする。
【0089】PチャネルTFT562は、電源ノード7
2およびノード62に接続され、ゲートがノード64に
接続される。また、NチャネルMOSトランジスタ56
4は、ノード62および接地ノード74に接続され、ゲ
ートがノード64に接続される。
【0090】PチャネルTFT566は、電源ノード7
2およびノード64に接続され、ゲートがノード62に
接続される。また、NチャネルMOSトランジスタ56
8は、ノード64および接地ノード74に接続され、ゲ
ートがノード62に接続される。
【0091】半導体記憶装置10におけるメモリセルに
おいては、このPチャネルTFT562およびNチャネ
ルMOSトランジスタ564で構成されるインバータ
と、PチャネルTFT566およびNチャネルMOSト
ランジスタ568で構成されるインバータとによるラッ
チ機能によって、互いに反転したデータを保持するキャ
パシタ54A,54Bのリーク電流が補填され、リフレ
ッシュ動作を行なうことなく記憶データが保持される。
【0092】以下、この半導体記憶装置10におけるメ
モリセルの動作について説明する。 (1)データの書込み このメモリセル50A,50Bにおいては、バルクトラ
ンジスタのON電流は3×10-5A(アンペア)程度で
あり、TFTのON電流およびOFF電流は、それぞれ
1×10-11Aおよび1×10-13A程度である。また、
バルクトランジスタのOFF電流によるノード62,6
4からのリーク電流は1×10-15A程度である。な
お、ここに示した各電流値は、これらの数値に限定され
るものではなく、これらの程度の次数であることを示す
ものである。
【0093】上述した各電流値であれば、PチャネルT
FT562,566のON電流は、それぞれノード6
2,64からのリーク電流を4桁上回るため、電源ノー
ド72からノード62,64を電源電圧に充電すること
ができる。
【0094】いま、メモリセル50Aにデータ“0”が
書込まれると、ノード62の電圧は0Vとなるが、ノー
ド62が0Vとなることのみによっては、ノード64
は、通常の書込動作時間であるn(ナノ、「n」は10
-9を表わす。)秒オーダで電源ノード72から電源電圧
に充電されない。これは、次式において示される。
【0095】電源ノード72の電源電圧を2Vとし、ノ
ード64の容量を数fF(f(フェムト)ファラド、
「f」は10-15を表わす。)、たとえば5fFとした
場合、ノード64において次式が成り立つ。
【0096】 電荷Q=容量C×電圧V=5f×2=1×10-14 PチャネルTFT582のON電流I=1×10-11
ンペア 充電時間t=Q/I=1×10-3秒 … したがって、ノード62が0Vとなることのみによって
は、ノード64が充電されるためには、μ(マイクロ、
「μ」は10-6を表わす。)秒からm(ミリ)秒オーダ
の時間を要するため、ノード62の電圧が0Vになって
も直ちにノード64は充電されず、ノード62は、Pチ
ャネルTFT562を介して再び充電されてしまう。
【0097】しかしながら、この半導体記憶装置10に
おけるメモリセルにおいては、メモリセル50Aにデー
タ“0”が書込まれるのと同時に、メモリセル50Bに
データ“1”が書込まれ、ノード64は、ビット線68
BからNチャネルMOSトランジスタ52Bを介してn
(ナノ)秒オーダの書込動作時間で電源電圧に直ちに充
電される。そうすると、NチャネルMOSトランジスタ
564が直ちにONし、これによってノード62は0V
に保持される。また、ノード62が直ちに0Vになり、
その状態が維持されることに応じて、NチャネルMOS
トランジスタ568はOFFし、かつ、その状態を維持
するので、ノード64は電源電圧に保持される。
【0098】このようにして、メモリセル50A,50
Bにそれぞれ書込まれたデータ“0”,“1”に対応し
て、ノード62,64はそれぞれ0Vおよび電源電圧と
なり、これらの電圧状態は、電荷補填回路56A,56
Bが連動することによってラッチされ、その後リフレッ
シュ動作することなく、書込まれたデータの状態が保持
される。
【0099】メモリセル50A,50Bは、その回路構
成が同じであるので、メモリセル50Aにデータ“1”
が書込まれ、それに対応してメモリセル50Bにデータ
“0”が書込まれるときは、上述したメモリセル50
A,50Bの動作が互いに入れ替わるだけで、上述した
動作と同様の動作が行なわれるので、その説明は繰り返
さない。
【0100】(2)データの読出し 半導体記憶装置10におけるメモリセルからのデータの
読出しは、メモリセル50A,50Bにおいて、一般的
なDRAMと同じ動作で行なわれる。すなわち、予めビ
ット線68A,68Bが電圧Vcc/2にプリチャージ
され、データの読出しに際して、ブーストされた電源電
圧がワード線66に印加されてワード線66が活性化さ
れる。これによって、メモリセル50A,50Bにおい
てNチャネルMOSトランジスタ52A,52Bがそれ
ぞれONし、キャパシタ54A,54Bの蓄電状態に応
じてビット線68A,68Bにそれぞれ現われた微小な
電圧変化が図示しないセンスアンプによって比較され、
プリチャージ電圧1/2Vccからの電圧変化の方向に
応じて、ビット線対68A,68Bの電圧が電圧Vcc
および接地電圧GNDのいずれかまで増幅される。この
ビット線68Aの電圧レベルが記憶データの状態に対応
する。
【0101】ここで、ツインメモリセルの構成をとる半
導体記憶装置10においては、シングルメモリセルの半
導体記憶装置と比較してデータを高速に読出すことがで
きる。これは、以下の理由による。シングルメモリセル
の半導体記憶装置においては、ビット線の電圧はプリチ
ャージ電圧1/2Vccと比較される。これに対して、
半導体記憶装置10においては、メモリセル50A,5
0Bはそれぞれ互いに反転されたデータを記憶している
ので、データの読出しにおいて、ビット線対68A,6
8Bの電圧はプリチャージ電圧1/2Vccからそれぞ
れ反対方向に微小変化し、ビット線対68A,68Bの
電位差がセンスアンプによって直接比較される。したが
って、半導体記憶装置10においては、シングルメモリ
セルの半導体記憶装置と比較して、センスアンプによっ
て2倍の振幅でデータが検出されることになり、メモリ
セルから高速にデータが読出される。
【0102】また、データが読出されると、ビット線対
68A,68Bの電圧がそれぞれ電圧Vccおよび接地
電圧GNDのいずれかに増幅されている状態で、再びワ
ード線66が活性化され、NチャネルMOSトランジス
タ52A,52Bを介してキャパシタ54A,54Bが
それぞれ再チャージされる。こうして、上述した(1)
と同様の動作で、データの再書込みが行なわれる。
【0103】ここで、この半導体記憶装置10において
は、データ読出時にワード線66に印加される電圧は、
電源電圧をブーストした電圧とすることなく、電源電圧
以下の電圧とすることができる。
【0104】ワード線66への印加電圧を電源電圧がブ
ーストされた電圧とすると、データの読出しに際してメ
モリセル50A,50Bに記憶されていたデータが破壊
され、データの再書込みが必要となる。これは、次の理
由による。すなわち、データ読出後のノード62の電位
は、ビット線68Aの容量とキャパシタ54Aの容量と
によって決まり、データ読出後のノード64の電位は、
ビット線68Bの容量とキャパシタ54Bの容量とによ
って決まる。ここで、ビット線対68A,68Bの容量
は、キャパシタ54A,54Bの容量の10倍以上はあ
るため、データ読出後のノード62,64の電位は、デ
ータ読出前の電位よりビット線対68A,68Bの電位
に近くなるからである。
【0105】しかしながら、この半導体記憶装置10に
おけるメモリセルは、一般的なDRAMと異なり、電荷
補填回路56A,56Bを備え、電荷補填回路56A,
56Bは、それぞれノード62と接続されたNチャネル
MOSトランジスタ564およびノード64と接続され
たNチャネルMOSトランジスタ568を含む。そし
て、これらのNチャネルMOSトランジスタ564,5
68の作用によって、ワード線66の電圧をブーストす
ることなく電源電圧以下にすることができる。以下、そ
の理由について説明する。
【0106】メモリセル50A,50Bにそれぞれデー
タ“0”,“1”が記憶されているときは、Nチャネル
MOSトランジスタ564,568はそれぞれON,O
FFしており、NチャネルMOSトランジスタ564
は、ノード62から電荷を引き抜き、NチャネルMOS
トランジスタ568は、ノード64から電荷を引き抜か
ない。
【0107】一方、メモリセル50A,50Bにそれぞ
れデータ“1”,“0”が記憶されているときは、Nチ
ャネルMOSトランジスタ564,568はそれぞれO
FF,ONしており、NチャネルMOSトランジスタ5
64は、ノード62から電荷を引き抜かず、Nチャネル
MOSトランジスタ568は、ノード64から電荷を引
き抜いている。
【0108】したがって、この電荷補填回路56A,5
6Bは、データの読出時に、NチャネルMOSトランジ
スタ564,568によってノード62,64の電荷を
引き抜くか否かという機能も有する。そして、この機能
によって、キャパシタ54A,54Bの電荷の状態をそ
れぞれビット線68A,68Bに完全に伝えなくてもデ
ータの読出しが可能となる。
【0109】以下、メモリセル50A,50Bにそれぞ
れデータ“0”,“1”が記憶されており、データの読
出しが行なわれる場合について説明する。なお、メモリ
セル50A,50Bにそれぞれデータ“1”,“0”が
記憶されている場合については、メモリセル50A,5
0Bの動作が入れ替わるだけであるので、その場合の説
明は繰り返さない。
【0110】データの読出時、メモリセル50Aにおい
ては、ビット線68AからNチャネルMOSトランジス
タ52Aを介して流入する電荷をNチャネルMOSトラ
ンジスタ564が引き抜くので、ワード線66の電圧が
ブーストされていなくても、ビット線68Aの電圧は、
データ“0”が検出できる程度にプリチャージ電圧1/
2Vccから低下する。一方、ノード62の電圧変化
は、NチャネルMOSトランジスタ564がノード62
上の電荷を引き抜いているため、0Vから小さい範囲に
抑えられる。
【0111】一方、メモリセル50Bにおいては、Nチ
ャネルMOSトランジスタ564によるノード62上の
電荷の引抜き効果によってノード62の電圧変化が0V
から小さい範囲に抑えられることから、NチャネルMO
Sトランジスタ568はOFF状態を維持し、Nチャネ
ルMOSトランジスタ568はノード64から電荷を引
抜かない。そして、ノード64からNチャネルMOSト
ランジスタ52Bを介してビット線68Bに流出する電
荷をPチャネルTFT566が補充するので、ワード線
66の電圧がブーストされていなくても、ビット線68
Bの電圧は、データ“1”が検出できる程度にプリチャ
ージ電圧1/2Vccから上昇する。
【0112】なお、PチャネルTFT566のON電流
は、NチャネルMOSトランジスタ52BのON電流に
比較して小さいので、NチャネルMOSトランジスタ5
2BがONした直後はノード64の電圧がプリチャージ
電圧1/2Vccに近い値に低下するが、電源電圧Vc
cが2Vであり、電荷補填回路56Aを構成するインバ
ータの論理しきい値電圧(出力電圧が急激に変化すると
きの入力電圧)が0.3V程度に設計されるので、メモ
リセル50AにおけるNチャネルMOSトランジスタ5
64がOFFすることはない。また、データ読出動作が
終了し、NチャネルMOSトランジスタ52BがOFF
した後は、PチャネルTFT566がノード64上に電
荷を補充するので、ノード64は電源電圧Vccに復帰
する。
【0113】このように、ワード線66の電圧がブース
トされていなくても、メモリセル50A,50Bからの
データの読出しが可能であり、メモリセル50A,50
Bに記憶されているデータの状態を破壊することなく、
ビット線68A,68Bへデータを読出すことができ
る。
【0114】以上のようにして、半導体記憶装置10に
おけるメモリセルに対するデータの読み書きが行なわ
れ、また、ワード線66の電圧をブーストせずにデータ
の非破壊読出しを行なうこともできる。
【0115】なお、ワード線66への印加電圧の下限に
ついては、後述するセルレシオの関係から、アクセスト
ランジスタであるNチャネルMOSトランジスタ52
A,52Bの電流駆動能力がドライバトランジスタであ
るNチャネルMOSトランジスタ564,568の電流
駆動能力の半分以上(セルレシオが2以下)になるよう
に決定すればよい。
【0116】このメモリセル50A,50Bにおいて、
PチャネルTFT562,566を用いたのは、Pチャ
ネルTFT562,566はNチャネルMOSトランジ
スタ564,568の上層に形成することができ、ツイ
ンメモリセル化によるセル面積の増大を抑えるためであ
る。これによって、1ビット当りのバルクトランジスタ
数は4個となり、6個のバルクトランジスタから構成さ
れる標準のSRAMに比べてセル面積が縮小される。
【0117】さらに、このメモリセル50A,50Bに
おける特徴の1つとして、セルレシオを1に近い値(レ
シオレス)とすることができる。
【0118】セルレシオとは、メモリセルにおけるドラ
イバトランジスタ(図10,11に示したSRAMのメ
モリセル700,750におけるNチャネルMOSトラ
ンジスタ702,704、および図2に示したメモリセ
ル50A,50BにおけるNチャネルMOSトランジス
タ564,568)と、アクセストランジスタ(図1
0,11に示したSRAMのメモリセル700,750
におけるNチャネルMOSトランジスタ706,70
8、および図2に示したメモリセル50A,50Bにお
けるNチャネルMOSトランジスタ52A,52B)と
の電流駆動能力比であり、一般に、SRAMにおいて
は、メモリセルの動作を安定させるために、セルレシオ
は2〜3以上にすることとされている。このことは、S
RAMにおいては、一定のセルレシオを確保するため
に、ドライバトランジスタのゲート幅をアクセストラン
ジスタのゲート幅より大きくする必要があることを意味
する。
【0119】一方、このメモリセル50A,50Bにお
いては、ノード62,64にそれぞれ接続されるキャパ
シタ54A,54Bが設けられる。このため、アクセス
トランジスタ52A,52Bがそれぞれノード62,6
4を駆動する能力は、キャパシタ54A,54Bによっ
て抑えられる。すなわち、ドライバトランジスタ56
4,568およびアクセストランジスタ52A,52B
自体をレシオレスとしても、キャパシタ54A,54B
によって、セルレシオを設けたのと同等の効果が得られ
る。したがって、従来のSRAMのように、セルレシオ
を確保するためドライバトランジスタのゲート幅をアク
セストランジスタのゲート幅より大きくする必要がな
く、セル面積の縮小を図ることができる。
【0120】なお、メモリセルの動作の安定性を考慮す
ると、メモリセル50A,50Bにおいても、SRAM
と同等のセルレシオを有する必要はないが、多少のセル
レシオを設けることは、動作の安定化をさらに高めるた
めには望ましい。
【0121】これまでは、電荷補填回路56A,56B
においてTFTを用いる構成について説明したが、TF
Tに代えて高抵抗を用いても同様の効果を有するメモリ
セルを実現することができる。
【0122】図3は、図2のメモリセル50A,50B
におけるPチャネルTFT562,566に代えて、そ
れぞれ高抵抗3562,3566を含む電荷補填回路5
6C,56Dをそれぞれ備えたメモリセル50C,50
Dの回路構成を示した回路図である。高抵抗3582,
3602以外のメモリセル50C,50Dの回路構成
は、それぞれメモリセル50A,50Bの回路構成と同
じであるので、それらの説明は繰り返さない。
【0123】なお、以下の説明では、メモリセル50
C,50Dにそれぞれデータ“0”,“1”が書込まれ
ている状態について説明する。メモリセル50C,50
Dにそれぞれデータ“1”,“0”が書込まれている状
態についても、同様に考えることができるので、その場
合の説明は繰り返さない。
【0124】図3を参照して、メモリセル50C,50
Dにそれぞれデータ“0”,“1”が書込まれている状
態では、ノード62の電圧は0Vであり、ノード64の
電圧は電源電圧Vccである。ここで、メモリセル50
Cにおいて、電源ノード72から高抵抗3562および
NチャネルMOSトランジスタ564を介して常時電流
が流れることになるので、高抵抗3562として抵抗値
の高い抵抗を用いなければ、データの読み書きを行なっ
ていないスタンバイ期間中の電流(以下、スタンバイ電
流と称する。)が増加することとなる。
【0125】一方、高抵抗3566の抵抗値が高すぎる
と、ノード64においてNチャネルMOSトランジスタ
568からリークするリーク電流が無視できなくなり、
ノード64の電位が低下する。
【0126】したがって、少なくとも、リーク電流の1
0倍程度の電流を高抵抗3566から供給することが、
ノード64の状態を安定させるために必要となる。電源
電圧を2Vとし、リーク電流を1×10-15Aとする
と、高抵抗3566にリーク電流の10倍の電流1×1
-14Aを流すためには、高抵抗3566の抵抗値は2
×1014Ω(オーム)以下であればよいことになる。
【0127】以上の説明は、メモリセル50C,50D
にそれぞれデータ“1”,“0”が書込まれている状態
について考えれば、高抵抗3562についてもあてはま
る。
【0128】一方、高抵抗3562,3566の抵抗値
の下限は、このメモリセル50C,50Dが搭載される
半導体記憶装置10のメモリ容量とスタンバイ電流の仕
様によって定められる。たとえば、メモリ容量が4M
(メガ、「M」は106を表わす。)ビットである場合
に、スタンバイ電流を10μAに抑えるためには、1メ
モリセル当りの高抵抗を流れる電流Iは、I=(10×
10-6A)/(4×10 6ビット)=2.5×10-12
となる。したがって、電源電圧が2Vであるので、高抵
抗3562,3566の抵抗値は、R=2V/(2.5
×10-12A)=8×1011Ωとなる。以上より、上記
条件においては、高抵抗3562,3566の抵抗値
は、8×1011Ω〜2×1014Ωであればよい。
【0129】以上のように、実施の形態1による半導体
記憶装置10によれば、電荷補填回路56A,56Bを
それぞれ含むメモリセル50A,50Bによるツインメ
モリセルを備えるので、従来のDRAMと比較してリフ
レッシュ動作が不要であり、また、高速にデータの読出
しが可能であり、さらに、データの非破壊読出しが可能
なメモリセルが実現できる。
【0130】また、実施の形態1による半導体記憶装置
10によれば、電荷補填回路56A,56Bの一部にT
FTもしくは高抵抗を用い、さらに、ドライバトランジ
スタおよびアクセストランジスタのセルレシオをレシオ
レスとしたので、従来のSRAMと比較してセル面積が
縮小されたメモリセルが実現できる。
【0131】[実施の形態2]実施の形態2による半導
体記憶装置110は、実施の形態1による半導体記憶装
置10のメモリセル50A,50Bにおいて、電荷補填
回路56A,56BにおけるNチャネルMOSトランジ
スタ564,568を含まないメモリセルを備える。
【0132】実施の形態2による半導体記憶装置110
の全体構成は、図1に示された実施の形態1による半導
体記憶装置10の全体構成と同じであるので、その説明
は繰り返さない。
【0133】図4は、半導体記憶装置110におけるメ
モリセルアレイ36上に行列上に配列されるメモリセル
の構成を示す回路図である。
【0134】図4を参照して、半導体記憶装置110に
おけるメモリセルは、メモリセル150A,150Bの
ツインメモリセルで構成される。メモリセル150A,
150Bの回路構成は、実施の形態1で説明したメモリ
セル50A,50Bの電荷補填回路56A,56Bにお
いて、それぞれNチャネルMOSトランジスタ564,
568を備えない構成となっている。メモリセル150
A,150Bにおけるその他の回路構成は、実施の形態
1で説明したメモリセル50A,50Bの回路構成とそ
れぞれ同じであるので、その説明は繰り返さない。
【0135】また、メモリセル150A,150Bにお
けるPチャネルTFT562,566以外の部分である
NチャネルMOSトランジスタ52A,52Bおよびキ
ャパシタ54A,54Bの構成および機能並びにノード
62,64の接続構成についても、実施の形態1と同じ
であるので、それらの説明は繰り返さない。
【0136】メモリセル150A,150Bにおいて
は、このPチャネルTFT562,566によって、ノ
ード62,64からのリーク電流が補填され、リフレッ
シュ動作を行なうことなく記憶データが保持される。
【0137】以下、このメモリセル150A,150B
の動作について説明する。 (1)データの書込み 以下の説明では、メモリセル150A,150Bにそれ
ぞれデータ“0”,“1”が書込まれる場合について説
明するが、メモリセル150A,150Bにそれぞれデ
ータ“1”,“0”が書込まれる場合についても、同様
に考えることができるので、その場合の説明は省略す
る。
【0138】データ書込時のビット線68A,68B、
ワード線66、NチャネルMOSトランジスタ52A,
52Bおよびキャパシタ54A,54Bの動作もしくは
状態については、実施の形態1と同じである。
【0139】データの書込みに際してワード線66が活
性化されると、メモリセル150AにおいてNチャネル
MOSトランジスタ52Aが駆動され、ビット線68A
からNチャネルMOSトランジスタ52Aを介してノー
ド62に0Vの電圧が印加されることによって、メモリ
セル150BのPチャネルTFT566がONする。
【0140】一方、メモリセル150AにおいてNチャ
ネルMOSトランジスタ52Aが駆動されるのと同時
に、メモリセル150BにおいてもNチャネルMOSト
ランジスタ52Bが駆動され、ビット線68BからNチ
ャネルMOSトランジスタ52Bを介してノード64に
電源電圧Vccが印加されることによって、メモリセル
150AのPチャネルTFT562がOFFする。
【0141】したがって、その後、データの書込は終了
したものとしてワード線66が非活性化され、Nチャネ
ルMOSトランジスタ52A,52BがOFFしても、
ノード62はLレベルに維持され、ノード64はHレベ
ルに維持される。
【0142】ここで、メモリセル150Aにおいては、
ノード62をLレベルに強力にプルダウンするNチャネ
ルMOSトランジスタが備えられていないため、Pチャ
ネルTFT562のOFF電流によるキャパシタ54へ
の電流リークが考えられるが、PチャネルTFT562
のOFF電流をキャパシタ54の蓄電状態に影響を与え
るリーク電流と比較して十分小さくすることで、具体的
には、PチャネルTFT562のOFF電流をノード6
2からのリーク電流の1/10より小さくなるように設
定することで、ノード62をLレベルに強力にプルダウ
ンするNチャネルMOSトランジスタを備えなくてもノ
ード62はLレベルに維持される。
【0143】(2)データの読出し データの読出動作については、基本的な動作に関しては
実施の形態1と同じであるので、その説明は省略する
が、実施の形態2においては、実施の形態1におけるメ
モリセル50A,50Bにそれぞれ含まれるNチャネル
MOSトランジスタ564,568を備えていないた
め、実施の形態2におけるメモリセル150A,150
Bは、実施の形態1で説明したようなNチャネルMOS
トランジスタ564,568によるノード62,64の
電荷の引抜き機能を有さず、実施の形態2では、実施の
形態1のようにワード線66の電圧を下げることはでき
ない。したがって、この半導体記憶装置110において
は、一般的なDRAMと同様に、ワード線66には電源
電圧をブーストした電圧が印加される。
【0144】以上のようにして、メモリセル150A,
150Bに対する記憶データの読み書きが行なわれる。
【0145】この実施の形態2による半導体記憶装置1
10の1ビットあたりのバルクトランジスタ数は2個で
あり、6個のバルクトランジスタから構成される標準の
SRAMに比べて大幅にセル面積を縮小できる。
【0146】以上のように、実施の形態2による半導体
記憶装置110によれば、電荷の補填が可能なPチャネ
ルTFT562,566をそれぞれ含むメモリセル15
0A,150Bによるツインメモリセルを備えるので、
従来のDRAMと比較してリフレッシュ動作が不要であ
り、特に、従来のSRAMと比較してセル面積が大幅に
縮小されるメモリセルが実現できる。
【0147】[実施の形態3]実施の形態1,2による
半導体記憶装置10,110のメモリセルがツインメモ
リセルで構成されるのに対し、実施の形態3による半導
体記憶装置210のメモリセルはシングルメモリセルで
構成され、データ読出時に電荷補填回路がキャパシタか
ら分離されることによって、データの非破壊読出しが実
現される。
【0148】図5は、半導体記憶装置210におけるメ
モリセルアレイ36上に行列上に配列されるメモリセル
の構成を示す回路図である。
【0149】図5を参照して、メモリセル250は、N
チャネルMOSトランジスタ52と、キャパシタ54
と、電荷補填回路256と、NチャネルMOSトランジ
スタ76とを備える。電荷補填回路256は、インバー
タ58,60と、ノード262,264とを含み、イン
バータ58は、PチャネルTFT582およびNチャネ
ルMOSトランジスタ584からなり、インバータ60
は、PチャネルTFT602およびNチャネルMOSト
ランジスタ604からなる。
【0150】NチャネルMOSトランジスタ52は、ビ
ット線68およびキャパシタ54に接続され、ゲートが
ワード線66に接続される。NチャネルMOSトランジ
スタ52は、データ書込時およびデータ読出時に活性化
されるデータ線66によって駆動され、データ書込みお
よびデータ読出時にメモリセル250をビット線68と
電気的に接続するアクセストランジスタであり、その機
能および動作は、実施の形態1,2で説明したNチャネ
ルMOSトランジスタ52Aと同じである。
【0151】キャパシタ54は、一端がNチャネルMO
Sトランジスタ52に接続され、もう一端がセルプレー
ト70に接続される。キャパシタ54の機能も、実施の
形態1,2で説明したキャパシタ54Aと同じである。
【0152】NチャネルMOSトランジスタ76は、キ
ャパシタ54をNチャネルMOSトランジスタ52と接
続するノード78およびノード262に接続され、ゲー
トが内部信号線80に接続される。NチャネルMOSト
ランジスタ76は、図示されない制御回路から内部信号
線80に出力された内部信号/Rによって駆動され、内
部信号/RがLレベルであるとき、電荷補填回路256
をノード78から分離する。
【0153】図6は、内部信号/Rの状態変化を示すタ
イミングチャートである。図6を参照して、内部信号/
Rは、チップセレクト信号/CSおよびライトイネーブ
ル信号/WEがいずれもHレベルであるスタンバイ期間
中(タイミングT1以前)は、Hレベルとなる。また、
内部信号/Rは、チップセレクト信号/CSおよびライ
トイネーブル信号/WEがそれぞれLレベル,Hレベル
であるデータ読出動作中(タイミングT1〜T2)は、
Lレベルとなる。さらに、内部信号/Rは、チップセレ
クト信号/CSおよびライトイネーブル信号/WEがい
ずれもLレベルであるデータ書込動作中(タイミングT
2〜T3)は、Hレベルとなる。
【0154】したがって、再び図5を参照して、Nチャ
ネルMOSトランジスタ76は、データ読出動作時のみ
非活性化され、データ読出動作中は、電荷補填回路25
6をノード78と分離する。
【0155】PチャネルTFT582は、電源ノード7
2およびノード264に接続され、ゲートがノード26
2に接続される。また、NチャネルMOSトランジスタ
584は、ノード264および接地ノード74に接続さ
れ、ゲートがノード262に接続される。
【0156】PチャネルTFT602は、電源ノード7
2およびノード262に接続され、ゲートがノード26
4に接続される。また、NチャネルMOSトランジスタ
604は、ノード262および接地ノード74に接続さ
れ、ゲートがノード264に接続される。
【0157】メモリセル250においては、このインバ
ータ58とインバータ60とによって構成されるラッチ
機能によって、キャパシタ54のリーク電流が補填さ
れ、リフレッシュ動作を行なうことなく記憶データが保
持される。
【0158】以下、このメモリセル250の動作につい
て説明する。 (1)データ“0”の書込み データ書込時は、内部信号/Rに応じてNチャネルMO
Sトランジスタ76がONしており、電荷補填回路25
6は、ノード78と電気的に接続されている。
【0159】このメモリセル250においては、バルク
トランジスタのON電流は3×10 -5A(アンペア)程
度であり、TFTのON電流およびOFF電流は、それ
ぞれ1×10-11Aおよび1×10-13A程度である。ま
た、キャパシタ54およびバルクトランジスタのOFF
電流によるノード262,264からのリーク電流は1
×10-15A程度である。なお、ここに示した各電流値
は、これらの数値に限定されるものではなく、これらの
程度の次数であることを示すものである。
【0160】上述した各電流値であれば、TFTのON
電流は、ノード262,264からのリーク電流を4桁
上回るため、電源ノード72からノード262,264
を電源電圧に充電することができる。
【0161】ノード262の容量は、キャパシタ54の
容量、トランジスタのゲート容量、活性領域の接合容量
などによるものであるが、記憶データが安定的に読出さ
れるために、ノード262の容量は、少なくとも5fF
(5f(フェムト)ファラド、「f」は10-15を表わ
す。)以上になるように設計される。一方、ノード26
4の容量は、トランジスタのゲート容量、活性領域の接
合容量などによるものであるが、ノード264の容量
は、一般的なSRAMと同様に、1fF程度である。ノ
ード262の容量が上述した最小値の5fFであり、ノ
ード264の容量が1fFであれば、ノード262,2
64の容量比は5となる。
【0162】この容量比をどの程度にするのが好ましい
かは、このメモリセル250にデータ“0”を書込むこ
とができる条件によって決まる。以下、この条件につい
て説明する。
【0163】メモリセル250にデータ“0”が書込ま
れると、ノード262の電圧は0Vとなるが、通常の書
込動作時間であるn(ナノ、「n」は10-9を表わ
す。)秒オーダでは、ノード264は、電源ノード72
から電源電圧に充電されない。これは、次式において示
される。
【0164】いま、電源ノード72の電源電圧を2Vと
した場合、ノード264において次式が成り立つ。
【0165】 電荷Q=容量C×電圧V=1f×2=2×10-15 PチャネルTFT582のON電流I=1×10-11
ンペア 充電時間t=Q/I=2×10-4秒 … したがって、ノード264が充電されるためには、μ
(マイクロ、「μ」は10-6を表わす。)秒オーダの時
間を要する。そうすると、ノード262の電圧が0Vに
なっても、直ちにノード264は電源電圧に充電されな
いので、ノード262は、電源ノード72からPチャネ
ルTFT602を介して充電され始める。そして、ノー
ド264に比べてノード262の充電速度が速いと、ノ
ード264が充電されてPチャネルTFT602がOF
Fする前にノード262が再充電されてしまうことにな
り、一旦ノード262に書込まれたデータ“0”は、最
終的にデータ“1”となって、書込エラーが発生する。
【0166】しかしながら、上述したノード262,2
64の容量比が大きければ、ノード264の充電速度が
ノード262の充電速度を上回り、ノード262が再充
電される前にPチャネルTFT602がOFFし、ま
た、NチャネルMOSトランジスタ604がONするの
で、ノード262はNチャネルMOSトランジスタ60
4によって0Vにプルダウンされ、書込エラーは発生し
ない。
【0167】このノード62,64の容量比は、Nチャ
ネルMOSトランジスタ584とNチャネルMOSトラ
ンジスタ604とのしきい値電圧のばらつきを考慮する
と、最低限5程度あればよいと考えられる。そして、デ
ータの書込みをさらに安定的に実現するために、ノード
262と接続されるキャパシタ54が設けられ、キャパ
シタ54の容量を一般的なDRAMと同等の20fF程
度にすれば、ノード262,264の容量比は20程度
となり、データの書込みはさらに安定化される。なお、
PチャネルTFT582とPチャネルTFT602との
ON電流の比が10倍程度ばらつくこと、およびNチャ
ネルMOSトランジスタ584とNチャネルMOSトラ
ンジスタ604とのしきい値電圧がばらつくことを考慮
すると、ノード62,64の容量比は20以上であるこ
とが望ましい。
【0168】以上のように、ノード262,264に容
量比を設けることによって、ノード264が電源電圧に
充電される前にワード線66を非活性化しても、データ
“0”の書込みにおける書込エラーは発生しない。そし
て、ノード264の電圧が所定の電圧を超えるとNチャ
ネルMOSトランジスタ604がONし、これによって
ノード262は0Vに保持され、その後リフレッシュ動
作することなく、書込まれたデータ“0”の状態が保持
される。
【0169】なお、この実施の形態3では、データの書
込みを安定的に実現するためにキャパシタ54を設けて
いるが、キャパシタ54を設けることなくトランジスタ
のゲート容量などでノード262,264の容量比が十
分に確保できれば、キャパシタ54を不要とすることも
できる。
【0170】(2)データ“1”の書込み メモリセル250にデータ“1”が書込まれるときは、
ノード262は、ビット線68からNチャネルMOSト
ランジスタ52を介して直ちに充電され、これに応じて
NチャネルMOSトランジスタ584が直ちにONし、
ノード264は直ちに0Vとなる。したがって、ノード
262,264の電圧は早期に安定し、データ“1”の
書込みの際にTFTの性能による影響を受けることはな
い。
【0171】そして、上述したように、PチャネルTF
T602のON電流は、ノード262からのリーク電流
を4桁上回るため、ノード262はPチャネルTFT6
02によって電源電圧に保持され、その後リフレッシュ
動作することなく、書込まれたデータ“1”の状態が保
持される。
【0172】図7,8は、上述した書込動作におけるノ
ード62,64の電位変化を示す図である。図7は、メ
モリセル250にデータ“0”が書込まれるときのノー
ド262,264の電位変化を示す図であり、図8は、
メモリセル250にデータ“1”が書込まれるときのノ
ード262,264の電位変化を示す図である。
【0173】まず、メモリセル250にデータ“0”が
書込まれるときのノード262,264の電位変化につ
いて説明する。
【0174】図7を参照して、破線はノード262の電
位変化を示し、実線はノード264の電位変化を示す。
また、電源電圧は2Vとし、インバータ60の論理しき
い値電圧(出力電圧が急激に変化するときの入力電圧)
は0.3Vとする。そして、時刻T1でワード線66が
活性化されるとする。
【0175】時刻T1においてワード線66が活性化さ
れると、ノード262の電荷は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ52を介してビット線68へ引き抜かれ、ノー
ド262の電位は直ちに0Vとなる。これに応じて、ノ
ード264は、電源ノード72からPチャネルTFT5
82を介して充電され始めるが、TFTのON電流はバ
ルクトランジスタのON電流よりも小さく、ノード26
4は直ちに充電されないため、ノード262も、電源ノ
ード72からPチャネルTFT602を介して充電され
始める。ただし、ノード262,264の容量比の関係
上、ノード262の充電速度は、ノード264の充電速
度に比べて遅い。そして、ワード線66は、時刻T1の
数10μ秒後に非活性化される。
【0176】ノード264の電位が時刻T1から約30
μ秒の時刻T2においてインバータ60の論理しきい値
電圧0.3Vを超えると、NチャネルMOSトランジス
タ604がONし、これに応じてノード262は0Vと
なり、書込まれたデータ“0”の状態が安定する。な
お、ノード264の電位がインバータ60の論理しきい
値電圧0.3Vを超えるまでにかかる時間約30μ秒
は、次式に基づいて確認される。
【0177】 ノード264の電荷Q=容量C×電圧V=1f×0.3=3×10-16 PチャネルTFT582のON電流I=1×10-11A 論理しきい値電圧0.3Vに達するまで時間t=Q/I=3×10-5秒 … 一方、ノード264は、PチャネルTFT582によっ
て充電され続け、上述した式で示されたように、ノー
ド264の充電が開始される時刻から約200μ秒後の
時刻T3で電源電圧の2Vに充電される。
【0178】次に、メモリセル250にデータ“1”が
書込まれる際のノード262,264の電位変化につい
て説明する。
【0179】図8を参照して、破線および実線は、それ
ぞれノード262,264の電位変化を示し、時刻T1
でワード線66が活性化されるとする。時刻T1におい
てワード線66が活性化されると、ノード262は、ビ
ット線68からNチャネルMOSトランジスタ52を介
して電源電圧の2Vに直ちに充電される。これによっ
て、NチャネルMOSトランジスタ584が直ちにON
し、ノード264は直ちに0Vとなる。したがって、デ
ータ“1”の書込時は、TFTの特性の影響を受けな
い。
【0180】(3)データの読出し 上述したように、データ読出時は、内部信号/RがLレ
ベルとなるので、NチャネルMOSトランジスタ76は
OFFし、電荷補填回路256は、ノード78から分離
される。そして、電荷補填回路256は、分離されたと
きの内部状態を維持する。
【0181】電荷補填回路256がノード78から分離
されたときのNチャネルMOSトランジスタ52および
キャパシタ54は、従来のDRAMと同じ構成であり、
データの読出動作も従来のDRAMと同じように行なう
ことができる。すなわち、予めビット線68が電圧Vc
c/2にプリチャージされ、データの読出しに際して、
ブーストされた電源電圧がワード線66に印加されてワ
ード線66が活性化される。これによってNチャネルM
OSトランジスタ52がONし、キャパシタ54の蓄電
状態に応じたビット線68の微小電圧変化が図示しない
センスアンプによって検出され、ビット線68の電圧が
電源電圧Vccまたは接地電圧GNDまで増幅される。
このビット線68の電圧レベルが記憶データの状態に対
応する。
【0182】ここで、データ読出後、ノード78の電圧
はプリチャージ電圧Vcc/2に近くなり、データ読出
前のノード78の電圧状態は維持されていない。従来の
DRAMにおいては、このような状態は記憶データの破
壊を意味し、データ読出後にビット線68の電圧が電圧
Vccまたは接地電圧GNDに増幅されている状態で、
再びワード線66を活性化してキャパシタ54を再チャ
ージし、上述した(1)または(2)と同様の動作でデ
ータの再書込みが行なわれる。
【0183】一方、このメモリセル250においては、
データの読出しが完了した後、内部信号/RがHレベル
になり、電荷補填回路256がノード78に再び接続さ
れる。そうすると、電荷補填回路256はデータ読出し
前の状態を維持しているので、記憶されていたデータが
“1”であったときは、電源ノード72からPチャネル
TFT602を介してノード78が電源電圧に充電され
る。
【0184】なお、NチャネルMOSトランジスタ76
が接続された直後は、ノード262の電圧は1/2Vc
c近くに一旦低下するが、インバータ58の論理しきい
値電圧0.3Vより高いので、インバータ58が反転す
ることはなく、電荷補填回路256の内部状態が変わる
ことはない。また、記憶されていたデータが“0”であ
ったときは、ノード78およびキャパシタ54の電荷が
NチャネルMOSトランジスタ604によって直ちに引
抜かれ、インバータ58が反転することなく、ノード7
8は0Vになる。
【0185】このように、メモリセル250において
は、データ読出時、電荷補填回路256がデータ読出前
の状態を保持しつつノード78から分離され、データの
読出動作におけるNチャネルMOSトランジスタ52の
動作およびキャパシタ54の状態は従来のDRAMと全
く同じでありながら、データ読出動作終了後は、電荷補
填回路256がノード78に再び接続され、キャパシタ
54およびノード78の状態は、電荷補填回路256に
よって電荷が充電または放電されてデータ読出前の状態
に復帰するので、従来のDRAMのように再書込動作に
よって記憶データをメモリセルの外部から再度書込む必
要がなく、データの非破壊読出しが実現される。
【0186】このメモリセル250において、Pチャネ
ルTFT582,602を用いたのは、実施の形態1と
同様に、PチャネルTFT582,602はNチャネル
MOSトランジスタ584,604の上層に形成するこ
とができ、従来のDRAMに比べて、バルクトランジス
タであるNチャネルMOSトランジスタ584,60
4,76によるセル面積の増加があるものの、メモリセ
ルにおけるバルクトランジスタ数は4個であり、6個の
バルクトランジスタから構成される標準のSRAMに比
べてセル面積を縮小できるからである。
【0187】さらに、このメモリセル250における特
徴の1つとして、セルレシオを1に近い値(レシオレ
ス)とすることができる。
【0188】上述したように、このメモリセル250に
おいては、キャパシタ54が設けられることによってメ
モリセルの動作が安定化されることから、SRAMのよ
うにセルレシオを2〜3以上とする必要がなく、基本的
にはレシオレスにすることができる。そして、セルレシ
オを小さくできるということは、ドライバトランジスタ
のゲート幅を従来のSRAMと比較して小さくできると
いうことであり、この点からもさらなるセル面積の縮小
が実現される。
【0189】なお、メモリセルの動作の安定性を考慮す
ると、メモリセル250においても、SRAMと同等の
セルレシオを有する必要はないが、多少のセルレシオを
設けることは、動作の安定化をさらに高めるためには望
ましい。
【0190】以上のように、実施の形態3による半導体
記憶装置210によれば、メモリセル250は、データ
読出時にデータ読出前の状態を保持しつつキャパシタ5
4から分離され、かつ、データ読出終了後に再びキャパ
シタ54に接続されてキャパシタ54の電荷状態をデー
タ読出前の状態に復帰させる電荷補填回路256を備え
るので、データの非破壊読出しが可能となり、また、リ
フレッシュ動作も不要となる。
【0191】なお、実施の形態1では、メモリセル50
A,50Bは、隣接して配置されるが、ビット線に接続
されるセンスアンプの配置などにより、メモリセル50
A,50Bは、隣接することなく配置されるようにして
もよい。
【0192】この場合、ノード62,64は、配線長が
長くなることによって配線容量が大きくなるため、ノー
ド62,64の容量が配線容量によって5fF程度以上
得られれば、キャパシタ54A,54Bを特別に設けな
くてもよい。これによって、メモリセルの構造が簡素化
される。
【0193】一方、メモリセル50A,50Bを隣接し
て配置する場合は、ビット線68A,68Bを近接して
並行に配線することができ、一方のビット線に外部ノイ
ズがのってもビット線68A,68Bにおいて同相のノ
イズとなるため、差動式のセンスアンプにおいてノイズ
は相殺され、ノイズに対する耐性が向上する。
【0194】また、データ読出時のビット線のプリチャ
ージ電圧は、1/2Vccとしたが、プリチャージ電圧
は、電源電圧Vccであってもよい。この場合、記憶デ
ータが“1”であって、記憶ノードの電圧が電源電圧V
ccであるときは、データ読出動作によって記憶ノード
の電位が下がらないため、より安定した非破壊読出しが
実現できる。
【0195】なお、上述したメモリセルの配置およびプ
リチャージ電圧に関する記述は、実施の形態2について
も同様である。
【0196】さらに、実施の形態1〜3では、バルクト
ランジスタは、全てNチャネルMOSトランジスタで構
成されるが、全てPチャネルMOSトランジスタで構成
されるようにしてもよい。この場合、実施の形態1,2
においてはPチャネルTFT562,566に代えてN
チャネルTFTが用いられ、実施の形態3においてはP
チャネルTFT582,602に代えてNチャネルTF
Tが用いられる。なお、実施の形態2では、Pチャネル
TFT562,566に代えて用いられるNチャネルT
FTは、電源ノード72に接続されず、接地ノード74
に接続される。
【0197】また、さらに、図1に示した半導体記憶装
置10は、行アドレスストローブ信号/RASおよび列
アドレスストローブ信号/CASの各信号に対応する端
子を制御端子12に含むが、これらの信号の各々に対応
する端子を備えず、行および列アドレスが同時に入力さ
れるものであってもよい。
【0198】今回開示された実施の形態は、すべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明で
はなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範
囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ
ることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による半導体記憶装置の全体構成を
示す概略ブロック図である。
【図2】 実施の形態1による半導体記憶装置における
メモリセルアレイ上に行列状に配列されるメモリセルの
構成を示す回路図である。
【図3】 実施の形態1による半導体記憶装置における
メモリセルアレイ上に行列状に配列されるメモリセルの
他の構成を示す回路図である。
【図4】 実施の形態2による半導体記憶装置における
メモリセルアレイ上に行列状に配列されるメモリセルの
構成を示す回路図である。
【図5】 実施の形態3による半導体記憶装置における
メモリセルアレイ上に行列状に配列されるメモリセルの
構成を示す回路図である。
【図6】 図5に示す内部信号線上の内部信号/Rの状
態変化を示すタイミングチャートである。
【図7】 図5に示すメモリセルにデータ“0”が書込
まれるときのノード262,264の電位変化を示す図
である。
【図8】 図5に示すメモリセルにデータ“1”が書込
まれるときのノード262,264の電位変化を示す図
である。
【図9】 DRAMにおけるメモリセルアレイ上に行列
状に配列されるメモリセルの構成を示す回路図である。
【図10】 6トランジスタSRAMにおけるメモリセ
ルアレイ上に行列状に配列されるメモリセルの構成を示
す回路図である。
【図11】 4トランジスタSRAMにおけるメモリセ
ルアレイ上に行列状に配列されるメモリセルの構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
10,110,210 半導体記憶装置、12 制御信
号端子、14 クロック端子、16 アドレス端子、1
8 データ入出力端子、20 制御信号バッファ、22
クロックバッファ、24 アドレスバッファ、26
入出力バッファ、28 制御回路、30 行アドレスデ
コーダ、32 列アドレスデコーダ、34 センスアン
プ/入出力制御回路、36 メモリセルアレイ、50A
〜50D,150A,150B,250,500,70
0,750 メモリセル、52,52A,52B,7
6,502,564,568,702〜708 Nチャ
ネルMOSトランジスタ、54,54A,54B,50
4 キャパシタ、56A〜56D,256 電荷補填回
路、58,60 インバータ、62,64,78,26
2,264,714,716 ノード、66,506,
722 ワード線、68,68A,68B,508,7
18,720 ビット線、70,510 セルプレー
ト、72 電源ノード、74 接地ノード、80 内部
信号線、562,566,730,732 Pチャネル
TFT、710,712 PチャネルMOSトランジス
タ、3562,3566 高抵抗。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列された複数のメモリセルを
    含むメモリセルアレイと、 前記メモリセルの行および列ごとにそれぞれ配列される
    複数のワード線および複数のビット線対とを備え、 前記複数のメモリセルの各々は、 2進情報で表わされる記憶情報の1ビット分のデータを
    記憶する第1のメモリセルと、 前記データが反転された反転データを記憶する第2のメ
    モリセルとを含み、前記第1のメモリセルは、 前記データの論理レベルに応じた電荷を保持する第1の
    容量素子と、 前記ワード線に印加される電圧によって駆動され、前記
    ビット線対の一方のビット線と前記第1の容量素子との
    間で電荷のやり取りを行なう第1のアクセストランジス
    タと、 前記第1の容量素子から漏洩する電荷を補填する第1の
    電荷補填回路とからなり、 前記第2のメモリセルは、 前記反転データの論理レベルに応じた電荷を保持する第
    2の容量素子と、 前記ワード線に印加される電圧によって駆動され、前記
    ビット線対の他方のビット線と前記第2の容量素子との
    間で電荷のやり取りを行なう第2のアクセストランジス
    タと、 前記第2の容量素子から漏洩する電荷を補填する第2の
    電荷補填回路とからなる、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の電荷補填回路は、
    それぞれ第1および第2のインバータで構成され、 前記第1の電荷補填回路の出力ノードは、前記第1の容
    量素子を前記第1のアクセストランジスタに接続する第
    1の記憶ノードに接続され、 前記第1の電荷補填回路の入力ノードは、前記第2の容
    量素子を前記第2のアクセストランジスタに接続する第
    2の記憶ノードに接続され、 前記第2の電荷補填回路の出力ノードは、前記第2の記
    憶ノードに接続され、前記第2の電荷補填回路の入力ノ
    ードは、前記第1の記憶ノードに接続される、請求項1
    に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のアクセストランジ
    スタの各々は、第1のNチャネルMOSトランジスタで
    あり、 前記第1および第2のインバータの各々は、 一方が電源ノードに接続され、他方が出力ノードに接続
    される、多結晶ポリシリコンで構成された抵抗素子と、 一方が出力ノードに接続され、他方が接地ノードに接続
    される第2のNチャネルMOSトランジスタとからな
    る、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のNチャネルMOSトランジス
    タの電流駆動能力は、前記第1のNチャネルMOSトラ
    ンジスタの電流駆動能力の1倍以上2倍以下である、請
    求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のメモリセルの各々から前記デ
    ータを読出すとき、前記複数のメモリセルの各々に対応
    するワード線は、電源電圧以下の電圧が印加される、請
    求項3に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のメモリセルの各々に対応する
    ワード線に印加される電圧は、前記第1のNチャネルM
    OSトランジスタの電流駆動能力が前記第2のNチャネ
    ルMOSトランジスタの電流駆動能力の半分以上になる
    ように設定される、請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記抵抗素子は、Pチャネル薄膜トラン
    ジスタで構成される、請求項3に記載の半導体記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 前記抵抗素子は、前記第1および第2の
    記憶ノードから漏洩するリーク電流の10倍以上の電流
    供給能力を有する、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の電荷補填回路は、
    それぞれ第1および第2のPチャネル薄膜トランジスタ
    で構成され、 前記第1のPチャネル薄膜トランジスタは、一方が電源
    ノードに接続され、前記第1の容量素子を前記第1のア
    クセストランジスタに接続する第1の記憶ノードに他方
    が接続され、前記第2の容量素子を前記第2のアクセス
    トランジスタに接続する第2の記憶ノードにゲートが接
    続され、 前記第2のPチャネル薄膜トランジスタは、一方が電源
    ノードに接続され、他方が前記第2の記憶ノードに接続
    され、ゲートが前記第1の記憶ノードに接続される、請
    求項1に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2のメモリセルは、
    隣接して配置され、前記一方のビット線および前記他方
    のビット線は、並行して配線される、請求項1に記載の
    半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 行列状に配列された複数のメモリセル
    を含むメモリセルアレイと、 前記メモリセルの行および列ごとにそれぞれ配列される
    複数のワード線および複数のビット線と、 前記メモリセルの行ごとに配列される複数の内部信号線
    とを備え、 前記複数のメモリセルの各々は、 2進情報で表わされる記憶情報の1ビット分のデータに
    ついて、その論理レベルに応じた電荷を保持する容量素
    子と、 前記ワード線に印加される電圧によって駆動され、前記
    ビット線と前記容量素子との間で前記電荷のやり取りを
    行なう第1のトランジスタと、 前記容量素子から漏洩する電荷を前記データの論理レベ
    ルに応じて補填する電荷補填回路と、 前記容量素子を前記第1のトランジスタと接続する記憶
    ノードと前記電荷補填回路との間に接続される第2のト
    ランジスタとを含み、 前記第2のトランジスタは、前記内部信号線に印加され
    る電圧によって駆動され、前記データの読出時に前記電
    荷補填回路を前記記憶ノードと分離する、半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 前記電荷補填回路は、 前記第2のトランジスタに入力ノードが接続される第1
    のインバータと、 前記第1のインバータの出力ノードに入力ノードが接続
    され、前記第1のインバータの入力ノードに出力ノード
    が接続される第2のインバータとを含み、 前記第1および第2のトランジスタは、それぞれ第1お
    よび第2のNチャネルMOSトランジスタであり、 前記第1および第2のインバータの各々は、 一方が電源ノードに接続され、他方が出力ノードに接続
    されるPチャネル薄膜トランジスタと、 一方が出力ノードに接続され、他方が接地ノードに接続
    される第3のNチャネルMOSトランジスタとからな
    る、請求項11に記載の半導体記憶装置。
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