JP2003301031A - フェノール樹脂、エポキシ樹脂及びその製法、樹脂組成物 - Google Patents
フェノール樹脂、エポキシ樹脂及びその製法、樹脂組成物Info
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Abstract
その長期保存中の結晶化を防ぎ、またこのフェノール樹
脂から誘導されるエポキシ樹脂の溶剤溶解性を向上させ
ること。 【解決手段】式(1) 【化1】 (式中nは繰り返し数を表す。)で表されるフェノール樹
脂であって、水酸基に対してo位にメチレン基が結合し
ているベンゼン環の総モル数(o−配位数)と水酸基に
対してp位にメチレン基が結合しているベンゼン環の総
モル数(p−配位数)が、o−配位数/p−配位数>
1.2の関係を満たすフェノール樹脂及び該フェノール
樹脂をエポキシ化して得られるエポキシ樹脂。このフェ
ノール樹脂を得る一つの方法として、フェノールと4,
4’−ビスクロロメチルビフェニルの縮合時に塩基性物
質を使用する方法がある。
Description
る電気・電子部品絶縁材料用、及び積層板(プリント配
線板、ビルドアップ基板)やCFRP(炭素繊維強化プ
ラスチック)、光学材料を始めとする各種複合材料、接
着剤、塗料等に有用なエポキシ樹脂組成物を与えるフェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂及び該組成物の硬化物に関す
るものである。
化物の優れた電気特性、耐熱性、接着性、耐湿性(耐水
性)等により電気・電子部品、構造用材料、接着剤、塗
料等の分野で幅広く用いられている。
の発展に伴い、樹脂組成物の高純度化をはじめ耐湿性、
密着性、誘電特性、フィラーを高充填させるための低粘
度化、成型サイクルを短くするための反応性のアップ等
の諸特性の一層の向上が求められている。又、構造材と
しては航空宇宙材料、レジャー・スポーツ器具用途など
において軽量で機械物性の優れた材料が求められてい
る。更に、近年難燃剤としてハロゲン系エポキシ樹脂と
三酸化アンチモンが特に電気電子部品の難燃剤として多
用されているが、これらを使用した製品はその廃棄後の
不適切な処理により、ダイオキシン等の有毒物質の発生
に寄与することが指摘されている。上記の問題を解決す
る方法の一つとして、下記式(1)で表されるフェノー
ル樹脂やそのエポキシ化物の使用が特開平11−140
277や特開平11−140166等に記載されてい
る。しかしながら、この構造の樹脂は結晶性が強いた
め、製造時の樹脂の取り出し状況や保管状態によって
は、結晶が析出してしまい溶融粘度が増加してしまう。
また、溶剤に溶解した場合にも結晶が析出、沈殿してし
まい、組成物としての使用上極めて問題があった。
式(1)の樹脂において、従来の同一構造の樹脂と難燃
性や流動性は同等ながら、結晶の析出を抑え組成物の製
造時における作業性や、品質の管理に長じる為、電気電
子部品用絶縁材料(高信頼性半導体封止材料など)及び
積層板(プリント配線板、ビルドアップ基板など)やC
FRPを始めとする各種複合材料、接着剤、塗料等に有
用なフェノール樹脂やエポキシ樹脂を提供することにあ
る。
解決するため鋭意研究の結果、本発明を完成した。即
ち、本発明は、式(1)
整数を示す。)で表されるフェノール樹脂であって、水
酸基に対してo位にメチレン基が結合しているベンゼン
環の総モル数(o−配位数)と水酸基に対してp位にメ
チレン基が結合しているベンゼン環の総モル数(p−配
位数)が、o−配位数/p−配位数>1.2の関係を満
たすフェノール樹脂、(2)o−配位数/p−配位数≧
1.5×V+1(Vは150℃における溶融粘度で、単
位はPa・sを示す)である前記(1)記載のフェノー
ル樹脂、(3)o−配位数/p−配位数≧1.5×V+
1.2(Vは150℃における溶融粘度で、単位はPa
・sを示す)である前記(1)記載のフェノール樹脂、
(4)前記式(1)で表されるフェノール樹脂におい
て、下記式(2)、式(3)
oは式(3)の化合物の総モル数、ppは式(2)の化合物
の総モル数)が、−0.03×D+2.7(Dは、フェ
ノール樹脂中のn=1の分子の含有割合(重量%)を示
す)以上であるフェノール樹脂、(5)oo/ppが、
−0.03×D+3.7以上である前記(4)記載のフ
ェノール樹脂、(6)4,4’−ビスクロロメチルビフ
ェニルとフェノールとを、塩基性物質を用いて反応させ
ることを特徴とする式(1)で表されるフェノール樹脂
の製法、(7)塩基性物質がアルカリ金属水酸化物また
はアルカリ金属メトキサイドである前記(6)記載のフェ
ノール樹脂の製法、(8)前記(1)〜(5)のいずれ
か1項に記載のフェノール樹脂とエピハロヒドリンとを
反応させて得られるエポキシ樹脂、(9)前記(1)〜
(5)のいずれか1項に記載のフェノール樹脂及び/ま
たは前記(8)記載のエポキシ樹脂を含有する硬化性樹
脂組成物、(10)前記(1)〜(5)のいずれか1項
に記載のフェノール樹脂及び前記(8)記載のエポキシ
樹脂を必須成分とする硬化性樹脂組成物、(11)前記
(9)〜(10)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組
成物を用いて得られる電気・電子部品、(12)前記
(9)〜(10)のいずれか1項記載の硬化性樹脂組成
物の硬化物に関する。
エポキシ樹脂について説明する。式(1)で表されるフ
ェノール樹脂は、一般的に特許第3122834号や特
開2001−40053に記載されているような方法で
合成される。この方法で得られた式(1)の樹脂は製造
時に、溶融状態から徐冷固化すると結晶が析出してしま
う傾向が強く、急冷固化した樹脂状のものと比較すると
溶融粘度が高くなる。溶融粘度が高くなると、例えば半
導体封止材料に使用した場合、流動性の低下を招いてし
まう。また、式(1)をエポキシ化したエポキシ樹脂
は、溶剤に溶解した状態で保管した場合、結晶が析出し
てしまう。これは、特に液状の硬化性樹脂組成物に使用
された場合、製造時には組成物中で有機成分が均一状態
であったものが、冷蔵保管時に結晶が析出することによ
り、成分の偏在化が起こってしまい、硬化不良や、設計
通りの硬化物物性が得られないなどの不具合が生じる。
本発明者らの検討によればこのような結晶化は、式
(1)の構造において、メチレン基と水酸基の結合の位
置関係が、パラである割合が多いほど顕著に発生し、特
に式(2)の化合物が多い場合に顕著であることが確認さ
れた。このため、式(1)の構造において、メチレン基
と水酸基の結合の位置関係が、パラである割合を低下さ
せたり、式(2)の成分を少なくしたりすれば結晶化を防
止することができる。一方フェノール樹脂の溶融粘度を
上げる、すなわち式(1)においてn=1である成分を
少なくすれば結晶性は低下していく傾向があるため、結
晶性は溶融粘度に依存するものと言える。しかしながら
使用用途によっては粘度を上げることはできないことも
多いため、低溶融粘度すなわちn=1成分が多く存在す
るフェノール樹脂においても、式(1)の構造におい
て、メチレン基と水酸基の結合の位置関係が、パラであ
る割合を低下させたり、式(2)の成分を少なくしたりす
ることにより結晶化を防止することが必要となる。
で表されメチレン基と水酸基の結合の位置関係がオルソ
であるベンゼン環の総モル数(以下、o−配位数)とパ
ラであるベンゼン環の総モル数(以下、p−配位数)の
比が1.2を超えるものであれば特に制限はなく、全て
の位置関係がオルソであってもよい。本発明のフェノー
ル樹脂を合成する方法の一つとしては、4,4’−ビス
クロロメチルビフェニルとフェノールとの反応の際に、
副生する塩化水素を中和するための塩基性物質を系中に
存在させる方法が挙げられる。
使用量は、フェノール10モルに対し、通常1〜9モ
ル、好ましくは2〜8モルの範囲である。
酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリ金属水酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カ
ルシウム、水酸化バリウム等のアルカリ土類金属水酸化
物、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等のアルカリ土
類金属酸化物、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、蓚酸ナ
トリウム、蓚酸カリウム、蟻酸ナトリウム、蟻酸カリウ
ム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、酢酸アンモニ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム、
クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウム、酒石酸ナ
トリウム、酒石酸カリウム、燐酸ナトリウム、トリポリ
燐酸ナトリウム、燐酸一水素ナトリウム、燐酸二水素ナ
トリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウム−tert−ブトキシド、カリウムエトキ
シド等のアルカリ金属メトキシド、ナトリウムフェノキ
シド、カリウムフェノキシド等が挙げられるがこれらに
限定されることはない。また、これらは単独で用いて
も、2種以上併用しても良い。これら塩基性物質の使用
量は、4,4’−ビスハロゲノメチルビフェニル1モル
に対し、通常0.02モル〜2.0モル、好ましくは
0.05〜2.0モルの範囲である。
い。使用されうる溶剤の具体例としては、メタノール、
エタノール、プロパノール等のアルコール類、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ト
ルエン、キシレン、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、酢酸等が挙げられるがこれらに限定されるこ
とはない。また、これらは単独で用いても、2種以上併
用しても良い。これらの使用量は、フェノール100重
量部に対して、通常5〜200重量部、好ましくは10
〜100重量部の範囲である。
質を仕込み、これに徐々に4,4’−ビスクロロメチル
ビフェニルを添加するのが好ましい。その際の温度は、
通常50℃〜150℃、好ましくは60〜120℃の範
囲で、通常0.5〜10時間、好ましくは1〜4時間で
ある。4,4’−ビスハロゲノメチルビフェニル添加終
了後、前記温度で通常0.5〜10時間、好ましくは1
〜5時間更に反応させる。尚、この時反応溶液のpHが
酸性でないと反応の進行が妨げられ、高分子化しない場
合がある。この場合、p−トルエンスルホン酸、塩酸、
硫酸等の酸性物質を反応系に添加する。反応終了後、加
熱減圧下において過剰のフェノールを留去する。その
後、通常非水溶性の溶剤に溶解して水洗を繰り返して塩
を除去し、溶剤を留去することにより本発明のフェノー
ル樹脂が得られる。尚、下記する本発明のエポキシ樹脂
の原料として使用する場合は、フェノールを留去したも
のをそのまま使用しても良い。
は、前記した通りo−配位数/p−配位数>1.2とな
り、通常の方法、即ち上記方法において塩基性物質を使
用しなかったり、ビスメトキシビフェニルとフェノール
を酸触媒で縮合したりする方法(特許3122834号
記載の方法)によるよりもo−配位数の含有割合が高く
なり、結果として結晶の析出が抑制できる。
融粘度とo−配位数/p−配位数の関連は前記したとお
り重要で、o−配位数/p−配位数≧1.5×V+1
(Vは150℃における溶融粘度で、単位はPa・sを
示す)であるものが好ましく、o−配位数/p−配位数
≧1.5×V+1.2であるものが特に好ましい。ま
た、n=1である成分が多く存在するフェノール樹脂に
おいては、本発明の目的を達成するためには、フェノー
ル樹脂中の式(2)と式(3)の含有割合が重要にな
り、oo/pp(ooは式(3)の化合物の総モル数、p
pは式(2)の化合物の総モル数)が、−0.03×D+
2.7(Dは、フェノール樹脂中のn=1の分子の含有
割合(重量%)を示す)以上であるものが好ましい。
尚、本発明のフェノール樹脂中のo−配位数/p−配位
数は塩基性物質の添加量(モル比)によって制御するこ
とができる。
ール樹脂とエピハロヒドリン類とを反応させて(エポキ
シ化反応)得ることができる。エポキシ化反応に使用さ
れるエピハロヒドリン類の用いうる具体例としては、エ
ピクロルヒドリン、β−メチルエピクロルヒドリン、エ
ピブロムヒドリン、β−メチルエピブロムヒドリン、エ
ピヨードヒドリン、β−エチルエピクロルヒドリン等が
挙げられるが、工業的に入手し易く安価なエピクロルヒ
ドリンもしくはエピブロムヒドリンが好ましい。
エピハロヒドリン類の混合物に触媒として水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物の固
体を一括添加または徐々に添加しながら20〜120℃
で0.5〜10時間反応させる。この際アルカリ金属水
酸化物はその水溶液を使用してもよく、その場合は該ア
ルカリ金属水酸化物を連続的に添加すると共に反応混合
物中から減圧下、または常圧下、連続的に水及びエピハ
ロヒドリン類を留出せしめ更に分液し水は除去しエピハ
ロヒドリン類は反応混合物中に連続的に戻す方法でもよ
い(尚、固形アルカリ金属水酸化物を使用するときも減
圧脱水してもよい)。また、全ハロゲン量の低いエポキ
シ樹脂を得る場合は、アルカリ金属水酸化物は徐々に添
加し、反応系内の温度は20〜50℃に保つことが好ま
しい。反応系内の水分は、エピハロヒドリンに対して
0.5〜10重量%に保つことが好ましい。0.5重量
%以下だと反応が進み難くなり、10重量%以上だと全
ハロゲン量が多くなる傾向がある。
使用量は本発明のフェノール樹脂の水酸基1当量に対し
て、通常1.0〜20モル、好ましくは2.0〜15モ
ル、より好ましくは3.0〜10モルである。アルカリ
金属水酸化物の使用量は式(1)のフェノール樹脂の水
酸基1当量に対し通常0.5〜1.5モル、好ましくは
0.7〜1.2モルである。
コール類等の触媒能のある溶媒を使用して行っても良
い。用いうる非プロトン性極性溶媒の具体例としては、
ジメチルスルホン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン、1,4−ジオキサン等が挙げられる。非プロトン性
極性溶媒の使用量はエピハロヒドリン類の重量に対し通
常5〜200重量%、好ましくは10〜150重量%で
ある。用いうるアルコール類の具体例としては、メタノ
ール、エタノール等が挙げられる。アルコール類の使用
量はエピハロヒドリン類の重量に対し通常5〜100重
量%、好ましくは5〜50重量%である。アルコール類
を使用することによって反応は進み易くなり、全ハロゲ
ン量も非プロトン性極性溶媒を使用した場合よりは多い
が、これら溶媒を使用しないときよりは少なくなる。特
に、得られたエポキシ樹脂を半導体を始めとする電子電
気部品用途に使用する場合は、全ハロゲン量が0.00
0023mol/g以下であることが好ましく、このよ
うなエポキシ樹脂を得るためには非プロトン性極性溶媒
を使用して製造することが好ましい。
ウムクロライド、テトラメチルアンモニウムブロマイ
ド、トリメチルベンジルアンモニウムクロライドなどの
第四級アンモニウム塩を触媒として使用することもでき
る。この場合の第四級アンモニウム塩の使用量は本発明
のフェノール樹脂の水酸基1当量に対して通常0.00
1〜0.2モル、好ましくは0.05〜0.1モルであ
る。これらは、上記の溶媒と併用してもよい。
は水洗無しに加熱減圧下過剰のエピハロヒドリン類や、
その他使用した溶媒等を除去した後、トルエン、メチル
イソブチルケトン、メチルエチルケトン等の溶媒に溶解
し、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ
金属水酸化物の水溶液を加えて再び反応を行うことによ
り全ハロゲン量の低いエポキシ樹脂を得ることが出来
る。この場合アルカリ金属水酸化物の使用量は本発明の
フェノール樹脂の水酸基1当量に対して通常0.01〜
0.2モル、好ましくは0.05〜0.15モルであ
る。反応温度は通常50〜120℃、反応時間は通常
0.5〜2時間である。反応終了後副生した塩をろ過、
水洗などにより除去し、さらに加熱減圧下トルエン、メ
チルイソブチルケトン、メチルエチルケトン等の溶媒を
留去することにより本発明のエポキシ樹脂を得ることが
できる。
説明する。本発明の硬化性組成物は本発明のフェノール
樹脂又はエポキシ樹脂の少なくとも一方を含有する。本
発明の硬化性樹脂組成物が、本発明のフェノール樹脂を
含有する場合、他の成分としてエポキシ樹脂を含有す
る。本発明のフェノール樹脂を必須成分とする硬化性樹
脂組成物において、本発明のフェノール樹脂を単独でま
たは他の硬化剤と併用することが出来る。併用する場
合、本発明のフェノール類樹脂の全硬化剤中に占める割
合は10重量%以上が好ましく、特に20重量%以上が
好ましい。また、本発明の硬化性樹脂組成物が本発明の
エポキシ樹脂を含有する場合、他の成分として硬化剤を
含有する。本発明のエポキシ樹脂を必須成分とする硬化
性樹脂組成物において、本発明のエポキシ樹脂は単独で
または他のエポキシ樹脂と併用して使用することが出来
る。併用する場合、本発明のエポキシ樹脂のエポキシ樹
脂中に占める割合は20重量%以上が好ましく、特に3
0重量%以上が好ましい。
の硬化剤、あるいは本発明のエポキシ樹脂の硬化剤とし
ては、例えばアミン系化合物、酸無水物系化合物、アミ
ド系化合物、フェノ−ル系化合物などが挙げられる。用
いうる硬化剤の具体例としては、ジアミノジフェニルメ
タン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、ジアミノジフェニルスルホン、イソホロンジアミ
ン、ジシアンジアミド、リノレン酸の2量体とエチレン
ジアミンとより合成されるポリアミド樹脂、無水フタル
酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水マ
レイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、ビ
スフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ビスフェノールS、ビフェノール、ビスフェノール
AD等)、フェノール類(フェノール、アルキル置換フ
ェノール、芳香族置換フェノール、ナフトール、アルキ
ル置換ナフトール、ジヒドロキシベンゼン、アルキル置
換ジヒドロキシベンゼン、ジヒドロキシナフタレン等)
と各種アルデヒド(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、アルキルアルデヒド、ベンズアルデヒド、アルキル
置換ベンズアルデヒド、ヒドロキシベンズアルデヒド、
ナフトアルデヒド、グルタルアルデヒド、フタルアルデ
ヒド、クロトンアルデヒド、シンナムアルデヒド等)と
の重縮合物、フェノール類と各種ジエン化合物(ジシク
ロペンタジエン、テルペン類、ビニルシクロヘキセン、
ノルボルナジエン、ビニルノルボルネン、テトラヒドロ
インデン、ジビニルベンゼン、ジビニルビフェニル、ジ
イソプロペニルビフェニル、ブタジエン、イソプレン
等)との重合物、フェノール類とケトン類(アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセト
フェノン、ベンゾフェノン等)との重縮合物、フェノー
ル類と芳香族ジメタノール類(ベンゼンジメタノール、
α,α,α’,α’−ベンゼンジメタノール、ビフェニ
ルジメタノール、α,α,α’,α’−ビフェニルジメ
タノール等)との重縮合物、フェノール類と芳香族ジク
ロロメチル類(α,α’−ジクロロキシレン、ビスクロ
ロメチルビフェニル等)との重縮合物、ビスフェノール
類と各種アルデヒドの重縮合物、及びこれらの変性物、
イミダゾ−ル、BF3−アミン錯体、グアニジン誘導体
などが挙げられるがこれらに限定されることはない。
エポキシ樹脂、あるいは本発明のフェノール樹脂と併用
されるエポキシ樹脂の具体例としては、ビスフェノール
類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノ
ールS、ビフェノール、ビスフェノールAD等)、フェ
ノール類(フェノール、アルキル置換フェノール、芳香
族置換フェノール、ナフトール、アルキル置換ナフトー
ル、ジヒドロキシベンゼン、アルキル置換ジヒドロキシ
ベンゼン、ジヒドロキシナフタレン等)と各種アルデヒ
ド(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アルキルア
ルデヒド、ベンズアルデヒド、アルキル置換ベンズアル
デヒド、ヒドロキシベンズアルデヒド、ナフトアルデヒ
ド、グルタルアルデヒド、フタルアルデヒド、クロトン
アルデヒド、シンナムアルデヒド等)との重縮合物、フ
ェノール類と各種ジエン化合物(ジシクロペンタジエ
ン、テルペン類、ビニルシクロヘキセン、ノルボルナジ
エン、ビニルノルボルネン、テトラヒドロインデン、ジ
ビニルベンゼン、ジビニルビフェニル、ジイソプロペニ
ルビフェニル、ブタジエン、イソプレン等)との重合
物、フェノール類とケトン類(アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、ベ
ンゾフェノン等)との重縮合物、フェノール類と芳香族
ジメタノール類(ベンゼンジメタノール、α,α,
α’,α’−ベンゼンジメタノール、ビフェニルジメタ
ノール、α,α,α’,α’−ビフェニルジメタノール
等)との重縮合物、フェノール類と芳香族ジクロロメチ
ル類(α,α’−ジクロロキシレン、ビスクロロメチル
ビフェニル等)との重縮合物、ビスフェノール類と各種
アルデヒドの重縮合物、アルコール類等をグリシジル化
したグリシジルエーテル系エポキシ樹脂、脂環式エポキ
シ樹脂、グリシジルアミン系エポキシ樹脂、グリシジル
エステル系エポキシ樹脂等が挙げられるが、通常用いら
れるエポキシ樹脂であればこれらに限定されるものでは
ない。これらは単独で用いてもよく、2種以上を用いて
もよい。
を含む場合、必要に応じて、エポキシ樹脂の硬化促進剤
として一般的に用いられるものを含有させても良い。硬
化促進剤としては例えば、2−メチルイミダゾール、2
−エチルイミダゾール等のイミダゾール系化合物、三フ
ッ化ホウ素錯体、トリフェニルホスフィン、トリオクチ
ルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリフ
ェニルホスフィン・トリフェニルボラン、テトラフェニ
ルホスホニウム・テトラフェニルボレートの等のリン系
化合物、三級アミン化合物などが挙げられ、その使用量
はエポキシ樹脂100重量部に対して0.01〜15重
量部、好ましくは0.1〜10重量部である。
に応じて公知の添加剤を配合することが出来る。用いう
る添加剤の具体例としては、ポリブタジエン及びこの変
性物、アクリロニトリル共重合体の変性物、ポリフェニ
レンエーテル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリイミ
ド、フッ素樹脂、マレイミド系化合物、シアネートエス
テル系化合物、シリコーンゲル、シリコーンオイル、並
びにシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、石英粉、アル
ミニウム粉末、グラファイト、タルク、クレー、酸化
鉄、酸化チタン、窒化アルミニウム、アスベスト、マイ
カ、ガラス粉末、ガラス繊維、ガラス不織布または、カ
ーボン繊維等の無機充填材、シランカップリング剤のよ
うな充填材の表面処理剤、離型剤、カーボンブラック、
フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等の着
色剤が挙げられる。
を所定の割合で均一に混合することにより得られる。混
合は必要により上記各成分の軟化点より20〜100℃
程度高い温度で加熱溶融することに依って行うことが出
来る。また、硬化性樹脂組成物の各成分を溶剤等に均一
に分散または溶解させることにより、混合することもで
きる。溶媒は特に限定されないが、用いうる具体例とし
ては、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、ジオキサン、メチルセロソルブ、
ジメチルホルムアミド等が挙げられる。これら溶媒は樹
脂分100重量部に対して通常5〜300重量部、好ま
しくは10〜150重量部が用いられる。
物を、通常室温〜250℃で30秒〜50時間で処理す
ることにより得られる。又、熱硬化性樹脂組成物の成分
を溶剤等に均一に分散または溶解させ、溶媒を除去した
後に前記のような条件で硬化させることもできる。
本発明のフェノール樹脂とエポキシ樹脂を併用した場合
には難燃性に優れている。本発明の電気・電子部品は、
半導体装置を例に採れば、本発明の硬化性樹脂組成物で
封止されたもの等の本発明の硬化性樹脂組成物の硬化物
を有する。半導体装置としては、例えばDIP(デュア
ルインラインパッケージ)、QFP(クワッドフラット
パッケージ)、BGA(ボールグリッドアレイ)、CS
P(チップサイズパッケージ)、SOP(スモールアウ
トラインパッケージ)、TSOP(シンスモールアウト
ラインパッケージ)、TQFP(シンクワッドフラット
パッケージ)等が挙げられる。また、溶剤を含有する本
発明の硬化性樹脂組成物は、プリント配線板やフレキシ
ブルプリント配線板を構成する材料の接着剤や絶縁材料
としても使用可能であり、これら配線板も本発明の電気
・電子装置に包含される。
に説明する。尚、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。また実施例において、エポキシ当量、溶融
粘度、軟化点は以下の条件で測定した。 1)エポキシ当量 JIS K−7236に準じた方法で測定した。 2)溶融粘度 150℃におけるコーンプレート法における溶融粘度測
定機械: コーンプレート(ICI)高温粘度計(RESEARCH EQUI
PMENT(LONDON)LTD. 製) コーンNo.3(測定範囲0〜20ポイズ) 試料量:0.15±0.005(g) 3)軟化点 JIS K−7234に準じた方法で測定 4)o−配位数/p−配位数(o/p)13 C−NMRの測定により、水酸基に対するメチレン
基の結合位置のo,p比をo位への配位数をp位への配
位数で割った値(以下o/p)として算出した 5)oo,pp比(oo/pp) 高速液体クロマトグラフィーにより測定 検出:UV(274nm) 6)n=1である分子の含有割合(n=1体の割合) GPC分析装置により測定した ・分析条件 カラム:Shodex KF−803(2本)+KF−
802.5(2本) 温度:40℃ 溶剤:テトラヒドロフラン 検出:UV(254nm) 流量:1ml/min
ェノール195重量部、フレーク状の水酸化ナトリウム
50重量部、メタノール20重量部を仕込、撹拌、溶解
後、加熱して温度を100℃に保ちながら4,4’−ビ
スクロロメチルビフェニル151重量部を4時間かけて
連続的に添加した。添加終了後、p−トルエンスルホン
酸を11重量部添加し、同温度で更に3時間反応を行っ
た。反応終了後、水洗により副生する塩化ナトリウムを
除去し、油層から加熱減圧下において過剰のフェノール
を留去し、残留物に400重量部のメチルイソブチルケ
トンを添加して溶解した。この樹脂溶液を洗浄液が中性
になるまで水洗を繰り返した後、油層から加熱減圧下に
おいてメチルイソブチルケトンを留去することにより本
発明のフェノール樹脂(P1)180重量部を得た。得
られたフェノール樹脂(P1)の溶融粘度は0.09Pa
・s、軟化点は68℃、o/pは2.50、oo/pp
は6.1、n=1体の割合は35.6重量%であった。
部に対してエピクロルヒドリン(ECH、以下同様)2
30重量部、ジメチルスルホキシド(DMSO、以下同
様)60重量部を反応容器に仕込、加熱、撹拌、溶解
後、温度を45℃に保持しながら、フレーク状の水酸化
ナトリウム21重量部を2時間かけて連続的に添加し
た。水酸化ナトリウム添加完了後、45℃で2時間、7
0℃で1時間更に反応を行った。ついで水洗を繰り返
し、副成塩とジメチルスルホキシドを除去した後、油層
から加熱減圧下において過剰のエピクロルヒドリンを留
去し、残留物に300重量部のメチルイソブチルケトン
を添加し溶解した。このメチルイソブチルケトン溶液を
70℃に加熱し30%水酸化ナトリウム水溶液10重量
部を添加し、1時間反応させた後、反応液の水洗を洗浄
液が中性となるまで繰り返した。ついで油層から加熱減
圧下においてメチルイソブチルケトンを留去することに
より本発明のエポキシ樹脂(E1)130重量部を得
た。エポキシ樹脂(E1)のエポキシ当量は278g/
eq、溶融粘度は0.1Pa・s、軟化点は58℃であっ
た。
ナトリウムを33重量部に、4,4’−ビスクロロメチ
ルビフェニルを110重量部に変えた以外は同様の操作
を行ったところ、本発明のフェノール樹脂(P2)13
5重量部を得た。得られたフェノール樹脂(P2)の溶
融粘度は0.32Pa・s、軟化点は79℃、o/pは
2.33、oo/ppは7.8、n=1体の割合は2
3.9重量%であった。
ル樹脂(P2)87重量部に、ECHを190重量部
に、DMSOを50重量部に、MIBKを170重量部
に、30%水酸化ナトリウム水溶液を5重量部に変えた
以外は同様の操作を行ったところ、本発明のエポキシ樹
脂(E2)105重量部を得た。エポキシ樹脂(E2)
のエポキシ当量は288g/eq、溶融粘度は0.33
Pa・s、軟化点は70℃であった。
ナトリウムを炭酸ソーダ8重量部に、4,4’−ビスク
ロロメチルビフェニルを100重量部に変え、p−トル
エンスルホン酸とメタノールを使用しなかった以外は同
様の操作を行ったところ、本発明のフェノール樹脂(P
3)123重量部を得た。得られたフェノール樹脂(P
3)の溶融粘度は0.32Pa・s、軟化点は80℃、o
o/ppは2.1、n=1体の割合は25.3重量%で
あった。
化ナトリウムを5重量部に、4,4’−ビスクロロメチ
ルビフェニルを76重量部に変えた以外は同様の操作を
行ったところ、本発明のフェノール樹脂(P4)135
重量部を得た。得られたフェノール樹脂(P4)の溶融
粘度は0.08Pa・s、軟化点は67℃、oo/ppは
1.5、n=1体の割合は44.1重量%であった。
ェノール195重量部、4,4’−ビス(メトキシメチ
ル)ビフェニル146重量部を仕込み、硫酸ジエチル
5.3重量部を添加し、温度を160℃に保ちながら4
時間反応をおこなった。反応終了後冷却し,水洗水が中
性になるまで水洗を繰り返し、油層から加熱減圧下にお
いて未反応のフェノールを留去することによりフェノー
ル樹脂(PC1)170重量部を得た。得られたフェノ
ール樹脂(PC1)の溶融粘度は1.4Pa・s、軟化点
は73℃、o/pは1.2、oo/ppは1.4、n=
1体の割合は35.8重量%であった。
ル樹脂(PC1)107重量部に変えた以外は同様の操
作を行ったところ、エポキシ樹脂(EC1)128重量
部を得た。エポキシ樹脂(EC1)のエポキシ当量は2
78g/eq、溶融粘度は0.07Pa・s、軟化点は5
7℃であった。
外は同様の操作を行ったところ、フェノール樹脂(PC
2)132重量部を得た。得られたフェノール樹脂(P
C2)の溶融粘度は0.36Pa・s、軟化点は80℃、
o/pは1.6、oo/ppは1.9、n=1体の割合
は24.6重量%であった。
ル樹脂(PC2)87重量部に変えた以外は同様の操作
を行ったところ、エポキシ樹脂(EC2)105重量部
を得た。エポキシ樹脂(EC2)のエポキシ当量は28
8g/eq、溶融粘度は0.33Pa・s、軟化点は70
℃であった。
を、樹脂濃度が70重量%になるようにメチルエチルケ
トンに溶解し、5℃で保管して結晶の析出の有無を観測
した。観測結果を表1に示す。
エポキシ樹脂、硬化剤(ジシアンジアミド)、硬化促進
剤(2−エチルー4−メチルイミダゾール)を25重量
部のメチルエチルケトンと20重量部のジメチルホルム
アミドに溶解して本発明の硬化性樹脂組成物のワニスを
作成した。このワニスを、5℃で2週間保存後、ガラス
クロスに含浸させ、150℃で5分間乾燥してBステー
ジ状のプリプレグを得た。このプリプレグを3枚と、銅
箔1枚を重ね、180℃で2時間加圧加熱して硬化物と
した。この硬化物について、下記のようにして吸湿率と
耐溶剤(ジメチルホルムアミド)性を測定した。 ・吸湿率:85℃/85%/100時間後の重量増加率 耐溶剤性:ジメチルホルムアミドに10日間浸漬後の重
量増加率
は、結晶の析出により成分の偏在化が起こり、微小な未
硬化部分が硬化物中に存在し、そこに水分などが入り込
みやすいことが推測され、半田リフロー時に膨れなどの
不良を起こす可能性が増加する原因となる。
起こりにくいため、これを利用した樹脂組成物におい
て,長期保存後の性能の低下を防止できる。また、この
フェノール樹脂をエポキシ化したエポキシ樹脂は、溶剤
に溶解して低温で保存しても、結晶の析出が起こりにく
いため、前記と同様に樹脂組成物の保存安定性の向上に
寄与するものである。
Claims (12)
- 【請求項1】式(1) 【化1】 (式中nは繰り返し数を表し、1〜20の整数を示す。)
で表されるフェノール樹脂であって、水酸基に対してo
位にメチレン基が結合しているベンゼン環の総モル数
(o−配位数)と水酸基に対してp位にメチレン基が結
合しているベンゼン環の総モル数(p−配位数)が、o
−配位数/p−配位数>1.2の関係を満たすフェノー
ル樹脂。 - 【請求項2】o−配位数/p−配位数≧1.5×V+1
(Vは150℃における溶融粘度で、単位はPa・sを
示す)である請求項1記載のフェノール樹脂。 - 【請求項3】o−配位数/p−配位数≧1.5×V+
1.2(Vは150℃における溶融粘度で、単位はPa
・sを示す)である請求項1記載のフェノール樹脂。 - 【請求項4】式(1)で表されるフェノール樹脂におい
て、下記式(2)、式(3) 【化2】 で表される成分の存在割合oo/pp(ooは式(3)の
化合物の総モル数、ppは式(2)の化合物の総モル数)
が、−0.03×D+2.7(Dは、フェノール樹脂中
のn=1の分子の含有割合(重量%)を示す)以上であ
るフェノール樹脂。 - 【請求項5】oo/ppが、−0.03×D+3.7以
上である請求項4記載のフェノール樹脂。 - 【請求項6】4,4’−ビスクロロメチルビフェニルと
フェノールとを、塩基性物質を用いて反応させることを
特徴とする式(1)で表されるフェノール樹脂の製法。 - 【請求項7】塩基性物質がアルカリ金属水酸化物または
アルカリ金属メトキサイドである請求項6記載のフェノ
ール樹脂の製法。 - 【請求項8】請求項1〜5のいずれか1項に記載のフェ
ノール樹脂とエピハロヒドリンとを反応させて得られる
エポキシ樹脂。 - 【請求項9】請求項1〜5のいずれか1項に記載のフェ
ノール樹脂及び/または請求項8記載のエポキシ樹脂を
含有する硬化性樹脂組成物。 - 【請求項10】請求項1〜5のいずれか1項に記載のフ
ェノール樹脂及び請求項8記載のエポキシ樹脂を必須成
分とする硬化性樹脂組成物。 - 【請求項11】請求項9〜10のいずれか1項に記載の
硬化性樹脂組成物を用いて得られる電気・電子部品。 - 【請求項12】請求項9〜10のいずれか1項に記載の
硬化性樹脂組成物の硬化物。
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