JP2003300120A - オーリング取上装置 - Google Patents

オーリング取上装置

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JP2003300120A
JP2003300120A JP2002105001A JP2002105001A JP2003300120A JP 2003300120 A JP2003300120 A JP 2003300120A JP 2002105001 A JP2002105001 A JP 2002105001A JP 2002105001 A JP2002105001 A JP 2002105001A JP 2003300120 A JP2003300120 A JP 2003300120A
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Japan
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ring
opening
diameter
picking head
movable
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JP2002105001A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Unno
和彦 海野
Toshio Takada
敏夫 高田
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 装置の一部の構成部材を変更すること無しに
径が異なる複数の種類のオーリングの取上を可能にす
る。 【解決手段】 オーリング受け8は、ピッキングヘッド
2の先端部が挿入されると共に口径が大きな径のオーリ
ング16の外径より僅かに小さい開口部12を有する主
受け台9と、主受け台9に対して移動可能な複数の可動
受け台10、11とを有し、複数の可動受け台10、1
1はそれぞれ径が異なり互いに摺動可能に嵌合された筒
状部10a、11を有し、各筒状部10a、11の先端
面が開口部12の開口面に沿って位置され、ピッキング
ヘッド2の先端部が主受け台9の開口部12に相対的に
挿入されるときに、可動受け台10、11の筒状部10
a、11の先端は、ピッキングヘッド2に押されて径の
小さなものから順番に開口部12から遠くなるように位
置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なオーリング取
上装置に関する。詳しくは、装置の一部の構成部材を変
更すること無しに径が異なる複数の種類のオーリングの
取上を可能にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10に従来のオーリング取上
装置の一例aを示す。
【0003】オーリング取上装置aはピッキングヘッド
bとオーリング受けcを備える。ピッキングヘッドbの
先端部dは先細り状のテーパー部となっている。
【0004】オーリング受けcは主受け台eと該主受け
台eに対して移動自在に配置された可動受け台fとを備
える。主受け台eは開口部gを有し、該開口部gの口径
が上記ピッキングヘッドbの外径にほぼ等しく形成さ
れ、ピッキングヘッドbが該開口部gに挿通され得るよ
うになっている。
【0005】上記可動受け台fは先端部に筒状部hを有
し、該筒状部hに隣接する外周面に先端方向を向いた肩
部iが形成されている。上記筒状部hの外径は主受け台
eの開口部gの口径と等しくされ、また、筒状部hの先
端は閉塞面jとされている。そして、上記筒状部hは主
受け台eの開口部gに摺動自在に内嵌され、可動受け台
fの肩部iが開口部gの内側開口縁kに当接した状態
で、筒状部hの閉塞面jが主受け台eの受面lと同一の
平面内に位置するようになっている。そして、可動受け
台fは圧縮コイルバネmによって肩部iが主受け台eの
開口部gの内側開口縁kに当接する方向に付勢される。
【0006】このオーリング取上装置aによるオーリン
グの取上は以下のように行われる。
【0007】まず、オーリング受けcにオーリングnが
供給される。このオーリングnの供給は手動で行われて
も、あるいは、自動供給装置によって行われても良い。
そして、このオーリングnはその内径が上記ピッキング
ヘッドbの外径より僅かに小さいものであり、該オーリ
ングnは主受け台eの受面lのうち開口部gの開口縁に
沿って位置するように載置される(図9(a)参照)。
【0008】そこで、ピッキングヘッドbはオーリング
受けcの方へと移動される。そして、まず、ピッキング
ヘッドbのテーパー部dの先端部がオーリングnに内嵌
され、次いで、テーパー部dの先端が可動受け台fの閉
塞面jに当接する。そこからさらにピッキングヘッドb
が移動すると、可動受け台fはピッキングヘッドbに押
されて圧縮コイルバネmを圧縮しながら筒状部hが主受
け台eの開口部g内に引っ込む方向へと移動する。それ
と同時に、オーリングnは、主受け台eの開口部gの開
口縁によって移動を阻止されているので、拡径しながら
ピッキングヘッドbのテーパー部dを大径部側に移動し
ていき、やがて、ピッキングヘッドbのテーパー部dに
続く部分に外嵌された状態となる(図9(b)参照)。
そこで、ピッキングヘッドbがオーリング受けcから遠
ざかる方向に移動して、主受け台eの開口部gから抜け
出ても、オーリングnはピッキングヘッドbのテーパー
部dに続く部分に外嵌された状態に保持される。すなわ
ち、オーリングnはピッキングヘッドbによって取り上
げられた状態となる。
【0009】なお、ピッキングヘッドbが主受け台eの
開口部gから抜け出ると、圧縮コイルバネmの付勢によ
って可動受け台fは元の状態に戻り、可動受け台fの閉
塞面jと主受け台eの受面lとが同一の平面内に位置す
るようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のオーリ
ング取上装置aにあっては、オーリング受けcの主受け
台eに形成した開口部gの口径より小さな外径を有する
オーリングの取上が不能であるという問題を有する。
【0011】図10に示すように、小さな外径を有する
オーリングoをオーリング受けcに載置すると、該オー
リングoは可動受け台fの閉塞面jに載置される(図1
0(a)参照)。
【0012】そこで、ピッキングヘッドbをオーリング
受けcの方へ移動させると、該ピッキングヘッドbのテ
ーパー部dの先端部がオーリングoに内嵌されると共に
その先端が可動受け台fの閉塞面jに当接する。そこか
らさらに、ピッキングヘッドbが移動すると、可動受け
台fが主受け台eの開口部g内に引っ込むように移動す
る。可動受け台fが上記したように移動すると、オーリ
ングoが載置されていた面、すなわち、可動受け台fの
閉塞面jが主受け台eの受面lから開口部g内に入り込
んでいくので、オーリングoはピッキングヘッドbのテ
ーパー部dに続く部分まで移動することが無く、上記開
口部g内に落ち込んでしまう(図10(b)参照)。す
なわち、オーリングoの取上が失敗する。
【0013】上記した、オーリング取上装置aにおい
て、径の小さい方のオーリングoの取上を可能にするた
めには、オーリング受けcを小さい径のオーリングoに
適合したものに交換する必要がある。すなわち、主受け
台eを口径がオーリングoの内径にほぼ等しい開口部g
を有するものに取り替え、可動受け台fも該主受け台e
に適合したものに変更する必要がある。
【0014】そこで、本発明は、装置の一部の構成部材
を変更すること無しに径が異なる複数の種類のオーリン
グの取上を可能にすることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明オーリング取上装
置は、上記した課題を解決するために、オーリングが載
置されるオーリング受けと該オーリング受けに対して相
対移動されオーリング受けからオーリングを取り上げる
ピッキングヘッドとを備え、上記オーリング受けは、上
記ピッキングヘッドの先端部が挿入されると共に孔径が
大きな径のオーリングの外径より僅かに小さい開口部を
有する主受け台と、該主受け台に対して移動可能な複数
の可動受け台とを有し、上記複数の可動受け台はそれぞ
れ径が異なり互いに摺動可能に嵌合された筒状部を有
し、最も大きな外径を有する筒状部が上記主受け台の開
口部に摺動可能に内嵌されて、各筒状部の先端が上記開
口部の開口面に沿って位置され、上記ピッキングヘッド
の先端部が主受け台の開口部に相対的に挿入されるとき
に、上記可動受け台の筒状部の先端は、ピッキングヘッ
ドに押されて径の小さなものから順番に上記開口部から
遠くなるように位置されるようにしたものである。
【0016】従って、本発明オーリング取上装置にあっ
ては、可動受け台の筒状部の先端は、ピッキングヘッド
に押されて径の小さなものから順番に上記開口部から遠
くなるように位置されるため、オーリングが載置されて
いる筒状部より径の小さな筒状部が先に開口部から離れ
て行くので、オーリングはそれが載置されている筒状部
の先端によって相対的に押されてピッキングヘッドに確
実に外嵌される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明オーリング取上装
置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
なお、図示した実施の形態は本発明を大小異なる径を有
する2種類のオーリングの取上を可能にしたオーリング
取上装置に適用したものである。
【0018】オーリング取上装置1はワークにオーリン
グを装着するためのオーリング装着装置の一構成部とし
て適用されている。
【0019】オーリング取上装置1はピッキングヘッド
2を備える。該ピッキングヘッド2は後述するオーリン
グ受けからオーリングを取り上げると共に該取り上げた
オーリングをワークに装着するためのものである。
【0020】ピッキングヘッド2は上端部において径方
向に回動自在に支持された4つの軸構成部3、3、・・
・を有する(2個だけ図示する)。各軸構成部3、3、
・・・の外周面は円筒面の一部を為し、4つの軸構成部
3、3、・・・が束ねられた状態(図1乃至図5に示す
状態)で、軸状を為すようになっている。各軸構成部
3、3、・・・の下端部3a、3a、・・・の外周面は
下端に行くに従って中心方向へ変位する傾斜面とされ、
これによって、束ねられた状態のピッキングヘッド2の
下端部にテーパー部2aが形成されるようになってい
る。各軸構成部3、3、・・・の下端部は外周壁部分を
残して削り取られた形状をしており、これによって、ピ
ッキングヘッド2の下端部には下方を向いた大きな空間
2bが形成される。各軸構成部3、3、・・・の下端か
らやや上方の位置には内方へ突出した被押圧突起4、
4、・・・が突設されており、該被押圧突起4、4、・
・・の内端4a、4a、・・・によって円形の被押圧孔
5が形成される。
【0021】ピッキングヘッド2の中心部に開閉ロッド
6が上下動可能に配設されている。該開閉ロッド6の下
端部6aは先細りのテーパー状に形成され、該下端部6
aがピッキングヘッド2の被押圧孔5に対応して位置さ
れる。開閉ロッド6の下端部6aの先端がピッキングヘ
ッド2の被押圧孔5の上端部に挿入された状態(図1乃
至図5参照)では、ピッキングヘッド2は縮径状態、す
なわち、各軸構成部3、3、・・・の各外周面によって
構成される円筒の外径が最も小さくされた状態とされ、
開閉ロッド6の下端部6aがピッキングヘッド2の被押
圧孔5内に挿入されることによって、各軸構成部3、
3、・・・の被押圧突起4、4、・・・の内端4a、4
a、・・・が開閉ロッド6のテーパー面とされた下端部
6aの外面で押されて各軸構成部3、3、・・・が各下
端部が外方へ向かって径方向に移動するように回動され
て、ピッキングヘッド2はその下端部のテーパー部2a
の外径が拡大した拡径状態(図6乃至図8参照)とな
る。
【0022】オーリング装着装置(全体の構成は省略す
る)にはセッティングドラム7が設けられている。セッ
ティングドラム7は拡径状態におけるピッキングヘッド
2の最大径部分(テーパー部)2aの外径と同じ内径を
有する筒状を為し、ピッキングヘッド2に対して外嵌状
に、且つ、相対的に上下動自在に構成されている。
【0023】オーリング取上装置1はオーリング受け8
を備える。オーリング受け8は主受け台9と2つの可動
受け台10、11を備える。
【0024】主受け台9は上面に開口した開口部12を
有し、該開口部12の口径が上記ピッキングヘッド2の
縮径時におけるテーパー部2aを除く部分の外径にほぼ
等しく形成され、ピッキングヘッド2が該開口部12に
挿通され得るようになっている。主受け台9の開口部1
2は上端部12aを除く部分12bが上端部12aより
大径に形成されており、これら2つの部分12a、12
bの間には下向きの段差面12cが形成されている。そ
して、主受け台9の上端面9aは載置面とされている。
【0025】第1の可動受け台10は全体形状がほぼ筒
状を為し、上端部(筒状部)10aの外径が他の部分1
0bより小さくされて、これら2つの部分10a、10
bの間に上方を向いた肩部10cが形成される。また、
第1の可動受け台10の下端には外方へ突出したフラン
ジ10dが形成されている。上記筒状部10aの外径は
上記主受け台9の開口部12の上端部12aの口径と等
しくされている。そして、該第1の可動受け台10は、
その筒状部10aが下方から主受け台9の開口部12の
上端部12aに摺動可能に嵌合される。そして、可動受
け台10の肩部10cが主受け台9の段差面12cに当
接してそれ以上上方へ移動することが出来なくなったと
きに、筒状部10aの上端面10eが主受け台9の載置
面9aと同じ平面内に位置するようになる。
【0026】主受け台9の下端には底板13が開口部1
2の下端を覆うように配置され、該底板13と第1の可
動受け台10のフランジ10dとの間の圧縮コイルバネ
14が介挿され、該圧縮コイルバネ14の弾発力によっ
て第1の可動受け台10は上方へ付勢される。
【0027】上記第2の可動受け台11は全体形状がほ
ぼ筒状を為し、上端が閉塞され、下端に開口したバネ配
置穴11aを有する。また、下端部には外方へ突出した
フランジ11bが形成されている。そして、フランジ1
1bを除く部分(筒状部)11cの外径は上記第1の可
動受け台10の内径に等しく形成されている。また、縮
径状態におけるピッキングヘッド2のテーパー部2aの
先端径は第2の可動受け台11の筒状部11cの外径よ
り若干小さくされている。そして、該第2の可動受け台
11は、その筒状部11cが下方から第1の可動受け台
10に摺動可能に嵌合される。そして、フランジ11b
が第1の可動受け台10の下端面に当接してそれ以上上
方へ移動することが出来なくなったときに、筒状部11
cの上端面11dが主受け台9の載置面9a及び第1の
可動受け台10の上端面10eと同一の平面内に位置す
るようになる。
【0028】圧縮コイルバネ15のほぼ上半分の部分が
第2の可動受け台11のバネ配置穴11a内に配置さ
れ、該圧縮コイルバネ15はバネ配置穴11aの上面と
主受け台9の底板13との間に介挿される。該圧縮コイ
ルバネ15の弾発力によって第2の可動受け台11は上
方へ付勢される。
【0029】次に、上記したオーリング取上装置1によ
るオーリングの取上動作について説明する。
【0030】まず、径が小さい方のオーリング16を取
り上げる動作について説明する。なお、オーリングを取
り上げる動作中は、ピッキングヘッド2は上記縮径状態
に保持されている。
【0031】オーリング16をオーリング受け8上に載
置する。オーリング16は内径が第1の可動受け台10
の筒状部10aの内径にほぼ等しく、そのほとんどが第
1の可動受け台10の筒状部10aの上端面10eに載
置された状態でオーリング受け8上にセッティングされ
る(図2参照)。
【0032】そこで、ピッキングヘッド2が下降され
る。すなわち、オーリング受け8の方へ近づくように図
3中矢印A方向へ移動される。そして、まずピッキング
ヘッド2の先端(下端)が第2の可動受け台11の上端
面11dに当接し、これと同時にピッキングヘッド2の
テーパー部2aの先端部がオーリング16の内側に入り
込む。そして、そこからさらに、ピッキングヘッド2が
下降することによって、該ピッキングヘッド2の先端で
押された第2の可動受け台11が圧縮コイルバネ15の
付勢力に抗して下方に沈み込み、ピッキングヘッド2の
テーパー部2aの下端からやや上方の部分が第1の可動
受け台10の筒状部10aの上端の内周縁に当接する。
この間に、第1の可動受け台10の筒状部10aの上端
面10eに載置されていたオーリング16は上記上端面
10eによって下方への移動を阻止されていたので、ピ
ッキングヘッド2に対して相対的に上方へ移動して、テ
ーパー部2aの中程の部分に外嵌された状態となり、こ
れによって、オーリング16はやや拡径した状態となっ
て、主受け台9の載置面9aのうち開口部12の開口縁
部に載置された状態となる(図3参照)。
【0033】図3に示した状態からさらに、ピッキング
ヘッド2が下降、すなわち、図4中矢印A方向に移動す
ると、今度は、第1の可動受け台10も圧縮コイルバネ
14の付勢力に抗して下降され、これによって、ピッキ
ングヘッド2は主受け台9の開口部12内に挿入されて
いく。そして、この間に、主受け台9の載置面9aに載
置されることによって下方への移動を阻止されたオーリ
ング16はさらに拡径しながらピッキングヘッド2に対
して相対的に上方へ移動していって、ピッキングヘッド
2のテーパー部2aより上方の部分に外嵌された状態と
なる(図4参照)。
【0034】図4に示したように、オーリング16がピ
ッキングヘッド2のテーパー部2aより上方の部分と外
嵌されたところで、ピッキングヘッド2を上昇、すなわ
ち、図5中矢印B方向に移動させて、図1に示した位置
まで戻す。これによって、オーリング16はピッキング
ヘッド2に外嵌された状態のまま上昇され、オーリング
16の取上が完了する(図5参照)。
【0035】なお、上記オーリング16より径の大きな
オーリング17は主受け台9の載置面9aのうち開口部
12の開口縁部に載置されるので(図2に2点鎖線で示
す)、図4に示すように第1及び第2の可動受け台1
0、11が下降しても、ピッキングヘッド2と共に下方
へ移動することが阻止されて、ピッキングヘッド2のテ
ーパー部2aより上方の部分に外嵌され、確実に取り上
げられる。
【0036】次に、図2乃至図5に示すようにピッキン
グヘッド2によって取り上げられたオーリング16のワ
ークへの装着について説明する。
【0037】例えば、上記ピッキングヘッド2、開閉ロ
ッド6、セッティングドラム7は図示しないインデック
ステープルに対向して位置されていて、インデックステ
ーブルのオーリング装着ポジションにはワーク支持台1
8が設けられていて、該ワーク支持台18にワーク19
が供給され、且つ、支持される(図6乃至図8参照)。
なお、この実施の形態では、ワーク19として、自動車
用前照灯の光源として使用されるバルブを保持するプラ
グが適用され、該プラグ19の嵌合溝19aに上記オー
リング16を装着するようになっている。
【0038】インデックステーブルのオーリング装着ポ
ジションがピッキングヘッド2の真下に来ると、開閉ロ
ッド6が下降し、これによって、各軸構成部3、3、・
・・が下端が外方へ放射状に移動するように回動され、
ピッキングヘッド2は拡径状態になる(図6参照)。
【0039】次いで、ピッキングヘッド2、開閉ロッド
6及びセッティングドラム7が共に下方に移動して、ワ
ーク19の嵌合溝19aから上方に位置した部分がピッ
キングヘッド2の下端部に形成された空間2b内に位置
し、ピッキングヘッド2の下端がワーク19の嵌合溝1
9aの上端と対応した位置に位置した状態となる。ま
た、これと同時に、セッティングドラム7がピッキング
ヘッド2に対して僅かに下方に移動して、セッティング
ドラム7の下端がオーリング16に上方から接触した状
態となる(図7参照)。
【0040】そこからさらに、セッティングドラム7が
ピッキングヘッド2に対して下方へ移動し、その下端が
オーリング16を下方へ押圧して、オーリング16をピ
ッキングヘッド2から下方へ刷り下げていき、最終的に
は、オーリング16はピッキングヘッド2の下端から抜
け出させられる。これによって、ピッキングヘッド2に
よって拡径されていたオーリング16は縮径しながらワ
ーク19の嵌合溝19aに嵌り込む(図8参照)。この
ようにして、オーリング16がワーク19に装着され
る。
【0041】そこで、ピッキングヘッド1、開閉ロッド
6及びセッティングドラム7がそれぞれ上方へ移動し
て、オーリング16の装着動作が終了する。
【0042】上記説明では、小径のオーリング16の装
着動作について説明したが、大径のオーリング17の装
着も小径のオーリング16の装着と同様にして為され
る。そして、上記したオーリング取上装置1では径の異
なる2種類のオーリング16、17を装置を構成する部
材の取り替え無しに取り上げることができるので、それ
ぞれ適合するワーク及びオーリング16又は17をワー
ク支持台18及びオーリング受け8に供給すれば、後
は、全く同じ動作をするだけで、オーリング16又は1
7を取り上げ、次いで、該オーリング16又は17をワ
ークに装着することができる。そのため、上記オーリン
グ取上装置1を組み込んだオーリング装着装置1台によ
って、径が異なる2種類のオーリングが各別に装着され
る2種類のワークについて、一連の作業の中で、オーリ
ングの装着を行うことができる。
【0043】なお、上記した実施の形態では、径の異な
る2種類のオーリングを取り上げることができるオーリ
ング取上装置1について説明したが、第3、第4、ある
いはそれ以上の可動受け台を用意することにより、3種
類、4種類、あるいはそれ以上の種類のオーリングの取
上が可能である。
【0044】また、上記実施の形態では、オーリング受
け8を固定とし、ピッキングヘッド2が移動するように
したが、オーリング受けとピッキングヘッドとは相対的
に移動するものであれば足り、ピッキングヘッドを固定
とし、オーリング受けを可動としても同様の作用効果を
奏することができる。
【0045】さらに、上記した実施の形態において示し
た各部の形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際
して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0046】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明オーリング取上装置は、径が異なる複数の種
類のオーリングを取り上げるオーリング取上装置であっ
て、オーリングが載置されるオーリング受けと該オーリ
ング受けに対して相対移動されオーリング受けからオー
リングを取り上げるピッキングヘッドとを備え、上記オ
ーリング受けは、上記ピッキングヘッドの先端部が挿入
されると共に口径が大きな径のオーリングの外径より僅
かに小さい開口部を有する主受け台と、該主受け台に対
して移動可能な複数の可動受け台とを有し、上記複数の
可動受け台はそれぞれ径が異なり互いに摺動可能に嵌合
された筒状部を有し、最も大きな外径を有する筒状部が
上記主受け台の開口部に摺動可能に内嵌されて、各筒状
部の先端面が上記開口部の開口面に沿って位置され、上
記ピッキングヘッドの先端部が主受け台の開口部に相対
的に挿入されるときに、上記可動受け台の筒状部の先端
は、ピッキングヘッドに押されて径の小さなものから順
番に上記開口部から遠くなるように位置されることを特
徴とする。
【0047】従って、本発明オーリング取上装置にあっ
ては、可動受け台の筒状部の先端は、ピッキングヘッド
に押されて径の小さなものから順番に上記開口部から遠
くなるように位置されるため、オーリングが載置されて
いる筒状部より径の小さな筒状部が先に開口部から離れ
て行くので、オーリングはそれが載置されている筒状部
の先端によって相対的に押されてピッキングヘッドに確
実に外嵌される。そのため、径が異なる複数の種類のオ
ーリングを確実に取り上げることができる。
【0048】請求項2に記載した発明にあっては、上記
ピッキングヘッドの先端部は先細り状のテーパー状に形
成され、該テーパー状先端部の先端径は上記筒状部のう
ち最小径を有するものの外径にほぼ同等もしくは小さく
され、テーパー状先端部の基部の外径は上記開口部の口
径にほぼ等しくされたので、径の小さな筒状部から順番
に開口部から離れて行くことが確実に行われるので、径
の異なるオーリングを確実に取り上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明オーリング取上装置
の実施の形態を示すものであり、本図はオーリング受け
を分解して示す示す縦断面図である。
【図2】図3乃至図5と共に小径のオーリングを取り上
げる動作を示す要部の断面図であり、本図は小径のオー
リングがセットされた状態を示すものである。
【図3】小径のオーリングがピッキングヘッドの先端に
外嵌された状態を示すものである。
【図4】小径のオーリングがピッキングヘッドに完全に
保持された状態を示すものである。
【図5】取上動作が完了した状態を示すものである。
【図6】図7及び図8と共に本発明オーリング取上装置
を適用したオーリング装着装置におけるオーリング装着
動作を示す要部の断面図であり、本図はオーリングを拡
径させた状態を示すものである。
【図7】オーリングをワークに装着する直前の状態を示
すものである。
【図8】オーリングをワークに装着した状態を示すもの
である。
【図9】図10と共に従来のオーリング取上装置の一例
を示すものであり、本図は大径のオーリングを取り上げ
る動作を示す要部の断面図である。
【図10】小径のオーリングを取り上げようとする動作
を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1…オーリング取上装置、2…ピッキングヘッド、2a
…テーパー部(テーパー状先端部)、8…オーリング受
け、9…主受け台、10…第1の可動受け台(可動受け
台)、10a…筒状部(最も大きな外径を有する筒状
部)、10e…上端面(先端面)、11…第2の可動受
け台(可動受け台)、11c…筒状部(最小径を有する
筒状部)、11d…上端面(先端面)、12…開口部、
16…オーリング(径の大きいオーリング)、17…オ
ーリング(径の小さいオーリング)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径が異なる複数の種類のオーリングを取
    り上げるオーリング取上装置であって、 オーリングが載置されるオーリング受けと該オーリング
    受けに対して相対移動されオーリング受けからオーリン
    グを取り上げるピッキングヘッドとを備え、 上記オーリング受けは、上記ピッキングヘッドの先端部
    が挿入されると共に口径が大きな径のオーリングの外径
    より僅かに小さい開口部を有する主受け台と、該主受け
    台に対して移動可能な複数の可動受け台とを有し、 上記複数の可動受け台はそれぞれ径が異なり互いに摺動
    可能に嵌合された筒状部を有し、最も大きな外径を有す
    る筒状部が上記主受け台の開口部に摺動可能に内嵌され
    て、各筒状部の先端面が上記開口部の開口面に沿って位
    置され、 上記ピッキングヘッドの先端部が主受け台の開口部に相
    対的に挿入されるときに、上記可動受け台の筒状部の先
    端は、ピッキングヘッドに押されて径の小さなものから
    順番に上記開口部から遠くなるように位置されることを
    特徴とするオーリング取上装置。
  2. 【請求項2】 上記ピッキングヘッドの先端部は先細り
    状のテーパー状に形成され、該テーパー状先端部の先端
    径は上記筒状部のうち最小径を有するものの外径にほぼ
    同等もしくは小さくされ、テーパー状先端部の基部の外
    径は上記開口部の口径にほぼ等しくされたことを特徴と
    する請求項1に記載のオーリング取上装置。
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