JPH0824963A - パンチ金型 - Google Patents

パンチ金型

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JPH0824963A
JPH0824963A JP15573394A JP15573394A JPH0824963A JP H0824963 A JPH0824963 A JP H0824963A JP 15573394 A JP15573394 A JP 15573394A JP 15573394 A JP15573394 A JP 15573394A JP H0824963 A JPH0824963 A JP H0824963A
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punch
die
sleeve
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punching
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JP15573394A
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Hisanobu Morita
久信 森田
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相対摺動する摺動部に給油せずに摺動部の摩
耗や発熱が防止できるパンチ金型を提供する。 【構成】 金型支持体2に摺動自在に支持されたパンチ
ガイド3内にパンチ4を摺動自在に設けると共に、上記
パンチ4とダイ10の間でワーク9をパンチング加工す
るようにしたパンチ金型において、上記パンチガイドス
リーブ3をスリーブ部3bとホルダ部3cとに分割して
構成し、かつスリーブ部3bを無給油材料により形成し
たことにより、金型支持体2とスリーブ部3bの摺動部
やスリーブ部3bとパンチ4の摺動部に給油せずに、摩
耗や発熱が防止できるため、大掛りな自動給油装置や、
給油する手間が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主として板材のパンチ
ング加工などに使用するパンチ金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来パンチングプレスなどのプレス機械
で板材のワークをパンチング加工する場合、パンチ及び
ダイよりなるパンチ金型を使用している。またパンチ金
型はパンチング加工の際、パンチとパンチガイドスリー
ブの間や、パンチガイドスリーブとタレット(タレット
パンチプレスの場合)が摺接して摩耗し、また発熱する
ため、従来では実開昭62−96928号公報や、実開
平1−118828号公報、実開平3−24320号公
報、実開平3−47616号公報などのように、パンチ
内に給油路を設けて、この給油路を介して各摺動部へ潤
滑油を供給することにより、摺動部が摩耗したり、発熱
するのを防止している。また特開昭63−108927
号公報ではタレット側に給油路を設けて、この給油路よ
り各摺動部へ潤滑油を供給して、摺動部が摩耗したり、
発熱するのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の公報
のようにパンチやタレット内に給油路を設けたもので
は、パンチやタレットに給油路を形成するのに多くの手
間を要するため、金型自体が高価となる不具合がある。
またパンチング加工時自動的に給油するようにしたもの
では、自動給油するための装置が大掛りとなるため高価
であると共に、作業前などに人為的に給油するようにし
たもの(例えば実開昭62−96928号公報など)で
は、給油を忘れた場合、摺動部が異常摩耗したり、焼付
いたりして金型が使用不能になるなどの不具合があっ
た。この発明はかかる従来の不具合を改善するためにな
されたもので、摺動部に給油せずに摩耗や発熱などが防
止できるパンチ金型を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、金型支持体に摺動自在に支持されたパン
チガイドスリーブ内にパンチを摺動自在に設けると共
に、上記パンチとダイの間でワークをパンチング加工す
るようにしたパンチ金型において、上記パンチガイドス
リーブをスリーブ部とホルダ部とに分割して構成し、か
つスリーブ部を無給油材料により形成したものである。
【0005】
【作 用】上記構成によりパンチング加工時摺動する
金型支持体とパンチガイドスリーブの間や、パンチガイ
ドスリーブとパンチの間に給油しなくとも、摺動部が早
期に摩耗したり、発熱することがない。
【0006】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1ないし図3は一般的なパンチ金型の加工動
作を説明するための説明図で、これら図において1はタ
レットなどの金型支持部材2に取付けられた金型組立体
を示す。上記金型組立体1は、金型支持体2に上下摺動
自在に支持された筒状のパンチガイドスリーブ3を有し
ており、このパンチガイドスリーブ3内にパンチ4が上
下摺動自在に収容されている。上記パンチ4の上端側は
小径なステム4aとなっていて、このステム4aの上端
にパンチヘッド5が螺合されており、このパンチヘッド
5をパンチプレスなどに設けられた打撃子6が上方より
打撃するように構成されている。
【0007】また上記パンチガイドスリーブ3の上端部
にはホルダ7が嵌着されていて、このホルダ7の鍔部7
aと上記パンチヘッド5の下面間にパンチ4を上方へ付
勢する圧縮ばね8が介在されている。
【0008】一方上記パンチ4の下端には小径な打抜き
部4bが形成されていて、この打抜き部4bは上記パン
チガイドスリーブ3の下面に開口された孔3aより下方
へ出没自在となっており、金型組立体1の下方に設けら
れたダイ10との間でワーク9を打抜き加工できるよう
になっている。
【0009】次に上記構成されたパンチ金型により板状
のワーク9をパンチング加工する際の作用を説明する
と、ダイ10上に載置されたワーク9の加工を開始する
前は、パンチガイドスリーブ3及びパンチ4は図1に示
す上死点位置にある。この状態から打撃子6が上方より
パンチヘッド5を打撃すると、図2に示すようにパンチ
ガイドスリーブ3及びパンチ4が同時に下降されて、パ
ンチガイドスリーブ3の下面がワーク9の上面に当接
し、ダイ10との間でワーク9を挟着する。その後さら
に打撃子6が下降されると、図3に示すように圧縮ばね
8が圧縮されてパンチ4のみがさらに下降され、パンチ
4の打抜き部4bがパンチガイドスリーブ3の下部の孔
3aより突出して、打抜き部4bとダイ10の間でワー
ク9が打抜かれる。
【0010】そして下死点に達した打撃子6が上昇を開
始すると、まず圧縮ばね8の作用でパンチ4が上昇され
て、パンチ4の打抜き部4bがワーク9より抜き出さ
れ、その後図示しない圧縮ばねによりパンチガイドスリ
ーブ3が押し上げられて、パンチガイドスリーブ3及び
パンチ4とも図1に示す位置まで上昇される。以上が一
般的なパンチ金型によるワーク9の打抜き工程を示すも
のであるが、この打抜き工程において、パンチ4がワー
ク9の打抜きを開始するまでの間に、まず金型支持体2
とパンチガイドスリーブ3の外周面が摺動し、その後パ
ンチガイドスリーブ3の内周面とパンチ4の外周面が摺
動する。
【0011】従来ではこれら摺動部に潤滑油を給油する
ことにより、摺動部の摩耗や発熱を防止していたが、こ
の発明では、摺動部材であるパンチガイドスリーブ3を
含油メタルやオイルレスメタルなどの無給油材料で形成
することにより、給油を不要にしたものである。次にそ
の実施例を図4ないし図6で説明する。なお図1ないし
図3に示すパンチ金型と同一部分は同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0012】図4に示すパンチ金型は、パンチ4とステ
ム4aが分割されて製作され、固着具12により一体化
されたパンチ金型の例で、圧縮ばね8に積層した皿ばね
が使用されている。そしてパンチガイドスリーブ3は筒
状のスリーブ部3bとホルダ部3cとに分割されてい
て、ホルダ部3bが無給油材料により製作されている。
すなわち、パンチガイドスリーブ3をスリーブ部3bと
ホルダ部3cに分割することにより、パンチガイドスリ
ーブ3の上端部に形成されていたフランジ部分をなくし
てスリーブ3bの外径Dを小さくし、より小径な素材よ
り製作可能としていると共に、ホルダ部3cは従来のホ
ルダ7と同材質として、スリーブ部3bの上部に螺着す
ることにより、スリーブ部3bに固定されている。
【0013】またパンチガイドスリーブ3の下端側開口
部には凹段部3dが形成されていて、この凹段部3d
に、パンチ4の打抜き部4bが突出する孔15aを有す
るストリッパ15が嵌合され、板ばねなどよりなる係止
手段16により係止されている。なおこのストリッパ1
5は従来のパンチガイドスリーブ3と同様な材料で形成
されている。
【0014】一方図5は従来の一般的なパンチ金型と同
様なパンチ金型のパンチガイドスリーブ3のスリーブ部
3bを無給油材料により形成した例を示すもので、この
場合もパンチガイドスリーブ3上端のフランジをなくす
ことによりスリーブ部3bの外径Dを小さくして、より
小径な素材により製作可能としている。上記パンチガイ
ドスリーブ3のスリーブ部3b上端には従来のホルダ7
と同様な材質のホルダ部3cが螺着されていると共に、
パンチガイドスリーブ3の下端にはキャップ状に形成さ
れたストリッパ15がインロー結合されていて、キー1
7及びピン18によりパンチガイドスリーブ3に係止さ
れている。
【0015】また図6はパンチガイドスリーブ3のない
タイプのパンチ金型に実施した例を示すもので、金型支
持体2に上下摺動自在に支承されたスリーブ部3bが無
給油材料により形成されている。上記スリーブ部3bの
上部に設けられたホルダ部3cはスリーブ部3bと分割
されていて、従来のホルダ7と同材質で形成されてお
り、このホルダ部3cを別部材とすることにより、無給
油材料で形成するスリーブ部3bの長さLを従来のもの
より短くしている。そしてスリーブ部3bの下部にはス
リーブ部3bと別体に形成された有底筒状のストリッパ
15が嵌着されていて、このストリッパ15の底部に開
口された孔15aよりパンチ4の打抜き部4bが突出す
るようになっている。
【0016】なお上記構成されたパンチ金型によるパン
チング加工の作用は図1ないし図3に示す一般のパンチ
金型と同様なので省略する。またパンチング加工時パン
チガイドスリーブ3と金型支持体2の間及びパンチガイ
ドスリーブ3とパンチ4の間が相対摺動するが、パンチ
ガイドスリーブ3やスリーブ3が無給油材料により形成
されているため、給油を必要とせずに摺動部の摩耗や発
熱を防止することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、パンチ
ング加工時金型支持体やパンチと摺動するパンチガイド
スリーブに無給油材料を使用したことから、パンチング
加工時摺動部に潤滑油を給油する必要がない。これによ
ってパンチ内や金型支持体内に給油のための通路や溝を
形成する必要がないため、パンチなどの製作が容易とな
り、これによってパンチ金型が安価に提供できると共
に、通路や溝によってパンチなどの剛性が低下すること
もないため寿命も向上する。また作業開始前などに人為
的に給油する必要がないため、給油を忘れたために発生
する摺動部の異常摩耗や焼付きなどによりパンチ金型が
使用不能になるなどの不具合が解消できると共に、パン
チング加工時自動給油するようにしたもののような大掛
りな給油装置を全く必要としないため経済的である。さ
らに給油した油が摺動部を通過してパンチング加工中の
ワーク上に落下することがないため、後加工に溶接や塗
装などを行う場合、その都度落下した油を除去するなど
の作業も必要としない。しかもパンチガイドスリーブの
スリーブ部分とホルダ部分を分割して、スリーブ部分の
みを無給油材料により形成したことから、パンチガイド
スリーブ全体を高価な無給油材料により製作する場合に
比べてパンチ金型を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的なパンチ金型の作用を示す説明図
である。
【図2】従来の一般的なパンチ金型の作用を示す説明図
である。
【図3】従来の一般的なパンチ金型の作用を示す説明図
である。
【図4】この発明の一実施例になる無給油パンチ金型の
断面図である。
【図5】この発明の他の実施例になる無給油パンチ金型
の断面図である。
【図6】この発明の他の実施例になる無給油パンチ金型
の断面図である。
【符号の説明】
2…金型支持体、3…パンチガイドスリーブ、3b…ス
リーブ部、3c…ホルダ部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型支持体2に摺動自在に支持されたパ
    ンチガイドスリーブ3内にパンチ4を摺動自在に設ける
    と共に、上記パンチ4とダイ10の間でワーク9をパン
    チング加工するようにしたパンチ金型において、上記パ
    ンチガイドスリーブ3をスリーブ部3bとホルダ部3c
    とに分割して構成し、かつスリーブ部3bを無給油材料
    により形成したことを特徴とするパンチ金型。
  2. 【請求項2】 スリーブ部3bを含油メタルで形成して
    なる請求項1記載のパンチ金型。
  3. 【請求項3】 スリーブ部3bをオイルレスメタルで形
    成してなる請求項1記載のパンチ金型。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088025A (ja) * 1998-09-10 2000-03-28 Amada Metrecs Co Ltd サラバネ支持装置およびその装置を用いたパンチ金型
CN106391879A (zh) * 2016-11-25 2017-02-15 遵义市华龙工贸有限公司 弯制钢条模具的导柱
CN113458241A (zh) * 2021-05-15 2021-10-01 黑龙江省科学院智能制造研究所 一种用于铝合金型材的冲压设备

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CN106391879A (zh) * 2016-11-25 2017-02-15 遵义市华龙工贸有限公司 弯制钢条模具的导柱
CN113458241A (zh) * 2021-05-15 2021-10-01 黑龙江省科学院智能制造研究所 一种用于铝合金型材的冲压设备

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