JPH11179621A - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置

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JPH11179621A
JPH11179621A JP34898797A JP34898797A JPH11179621A JP H11179621 A JPH11179621 A JP H11179621A JP 34898797 A JP34898797 A JP 34898797A JP 34898797 A JP34898797 A JP 34898797A JP H11179621 A JPH11179621 A JP H11179621A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークのパイロット穴を損傷することなく該ワ
ークを確実に位置決めできる位置決め装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】パイロット穴5を有するワーク6を載置す
るテーブル1に開設された収納部2内に、パイロットピ
ン3が径方向に複数に分割されて形成された分割パイロ
ット部7とを設ける。分割パイロット部7を、分割パイ
ロット部7の外側部24のテーブル1の上面から突出し
た部分25がワーク6のパイロット穴5の内周から離反
している状態の離反位置と、ワーク6のパイロット穴5
の内周に当接している状態の当接位置との間で揺動自在
に支持するロッド9を設ける。分割パイロット部7を離
反位置に向かって付勢する付勢手段8を設け、分割パイ
ロット部7を押圧して該分割パイロット部7を付勢手段
8の付勢力に抗じて当接位置に向かって傾動させる押圧
手段4をテーブル1の上方に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパイロットピンをワ
ークのパイロット孔に差し込むことにより該ワークの位
置決めをする位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークに開設されたパイロット穴
にパイロットピンを上から差し込むとともに、該ワーク
に対してパンチング等の加工を上から施す方法が知られ
ている。この方法によれば、パイロット穴にパイロット
ピンを差し込んでワークの位置決めを行った後でワーク
の加工を行うので、ワークの加工精度が良好になる。
【0003】しかし、ワークを確実に固定して加工精度
を良くするためにパイロットピンの外径とパイロット穴
の内径との差を小さくすると、パイロットピンがパイロ
ット穴に差し込まれるときにパイロットピンがパイロッ
ト穴の内周に接触してパイロット穴が損傷するという不
都合がある。また、パイロットピンの外径とパイロット
穴の内径との差を大きくすると、パイロット穴の損傷は
避けられるがワークを精度良く固定できなくなり、加工
精度が落ちるという不都合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消してワークのパイロット穴を損傷することなく該
ワークを確実に位置決めできる位置決め装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の第1態様の位置決め装置は、ワークをテーブ
ルに載置して、該ワークに開設されたパイロット穴にパ
イロットピンを挿入して該ワークを位置決めする位置決
め装置であって、前記テーブルに開設された収納部内に
配設され、前記パイロットピンが径方向に複数に分割さ
れて形成された分割パイロット部と、前記分割パイロッ
ト部を、該分割パイロット部の外側部の前記テーブルの
上面から突出した部分がワークのパイロット穴の内周か
ら離反している状態の離反位置と、ワークのパイロット
穴の内周に当接している状態の当接位置との間で揺動自
在に支持するロッドと、前記収納部内に設けられ、各分
割パイロット部の内側部を付勢することにより、該各分
割パイロット部を離反位置に向かって前記ロッド回りに
傾動させる付勢手段と、前記テーブルの上方に設けら
れ、各分割パイロット部の外側部上面を押圧することに
より、該各分割パイロット部を前記付勢手段の付勢力に
抗じて当接位置に向かって前記ロッド回りに傾動させる
押圧手段とを有することを特徴とする。
【0006】かかる構成の位置決め装置によれば、パイ
ロット穴を収納部に合わせるようにしてワークをテーブ
ル上に載置するとき、各分割パイロット部はその内側部
が付勢手段に付勢されることによりロッド回りに傾動し
て離反位置にある。このとき分割パイロット部の外側部
のテーブル上面から突出した部分がパイロット穴の内周
から離反しており、パイロットピンがワークのパイロッ
ト穴に接触することなく挿入された状態になっている。
この状態から各分割パイロット部の外側部を押圧手段に
より押圧すると、各分割パイロット部には付勢手段の付
勢力に抗じて当接位置に向かってロッド回りに傾動する
力が加えられる。このとき各分割パイロット部はロッド
を支点として外側部が下降し、内側部が上昇するように
傾動して当接位置に至る。当接位置における分割パイロ
ット部の外側部はテーブル上面から突出するとともにパ
イロット穴の内周に当接してワークを固定する。
【0007】以上のように各分割パイロット部よりなる
パイロットピンは、パイロット穴に対して挿入されると
きは該パイロット穴の内周に接触せず、挿入後に初めて
当接するので、パイロット穴を損傷させないでワークの
位置決めを行える。
【0008】ワークを水平方向に搬送してテーブル上に
載置する場合、離反位置における各分割パイロット部の
外側部がテーブル上面から高く突出しすぎると、ワーク
の搬送の妨げとなる。一方、この突出が低すぎると、各
分割パイロット部がロッド回りに傾動したときにテーブ
ル上面より下に沈み込んでしまう場合がある。この場
合、各分割パイロット部はワークのパイロット穴の内周
に当接しないためワークは固定されない。従って、分割
パイロット部が傾動したときにワークのパイロット穴の
内周に当接可能とするとともに、離反位置における分割
パイロット部の外側部のテーブル上面からの突出を最小
限に抑えることが好ましい。
【0009】このため、本実施形態の位置決め装置にお
いて、前記ロッドに対し前記分割パイロット部が上方に
移動可能に嵌め込まれるように該分割パイロット部の中
腹部下方にロッド溝を開設し、前記分割パイロット部が
当接位置に向かって前記ロッド回りに傾動されたとき、
該分割パイロット部の外側部の下部に当接することによ
って、当接位置における該分割パイロット部を前記テー
ブル上面から所定量突出させた状態とする支持部を該テ
ーブルの収納部内に設ける。
【0010】かかる構成の位置決め装置によれば、押圧
手段により各分割パイロット部が当接位置に向かってロ
ッド回りに傾動されると該分割パイロット部の外側部の
下部が支持部に当接する。分割パイロット部はロッドに
対し上方に移動可能に嵌め込まれているので該分割パイ
ロット部の上下動は該ロッドによって妨げられない。そ
して、分割パイロット部の外側部は、支持部に当接する
ことにより下方向への移動が規制されるので、当接位置
における分割パイロット部の外側部を所定量、即ちワー
クのパイロット穴の内周に当接させるのに充分なだけテ
ーブル上面から突出させることが可能である。従って、
離反位置における分割パイロット部の外側部がテーブル
上面から突出する高さを、ワークのテーブル上への載置
に支障をきたさない程度に抑えても、当接位置における
外側部を良好にパイロット穴の内周に当接させることが
可能である。
【0011】前記課題を解決するための本発明の第2態
様の位置決め装置は、ワークをテーブルに載置して、該
ワークに開設されたパイロット穴にパイロットピンを挿
入して該ワークを位置決めする位置決め装置であって、
前記パイロットピンの軸方向に設けられたロッド穴と、
前記テーブルの上面から突出した部分を有するように該
テーブルに開設された収納部内に設けられ、前記ロッド
穴を基準として前記パイロットピンをその径方向に複数
に分割されて形成された分割パイロット部と、前記分割
パイロット部を前記パイロットピンの縮径方向に付勢す
る付勢手段と、前記ロッド穴の径より大きい径部分を有
し、該ロッド穴に上から挿入されることにより、前記分
割パイロット部を前記付勢手段の付勢力に抗じて前記パ
イロットピンの拡径方向に拡げるロッドとを有すること
を特徴とする。
【0012】かかる構成の位置決め装置によれば、パイ
ロット穴を収納部に合わせるようにしてワークをテーブ
ル上に載置するとき、各分割パイロット部は付勢手段に
よりパイロットピンの縮径方向、即ちパイロットピンの
中心に向かう方向に付勢されている。このとき分割パイ
ロット部のテーブル上面から突出した部分がパイロット
穴の内周から離反しており、パイロットピンがパイロッ
ト穴に接触することなく挿入された状態になっている。
この状態からパイロットピンのロッド穴にロッドを挿入
すると、ロッド穴の径はロッドの径より小さいため、各
分割パイロット部は付勢手段に抗じてパイロットピンの
拡径方向、即ちパイロットピンの中心から離れる方向に
移動する力が加えられる。このとき各分割パイロット部
はパイロットピンの拡径方向に移動し、各分割パイロッ
ト部のテーブル上面から突出した部分がパイロット穴の
内周に当接してワークを固定する。
【0013】以上のように各分割パイロット部よりなる
パイロットピンは、パイロット穴に対して挿入されると
きは該パイロット穴の内周に接触せず、挿入後に初めて
当接するので、パイロット穴を損傷させないでワークの
位置決めを行える。
【0014】ロッドがロッド穴に挿入されたとき、分割
パイロット部がパイロットピンの径方向からずれた方向
に移動してワークのパイロット穴の内周に均一に当接せ
ず、ワークを充分に固定できないおそれがある。このた
め、各分割パイロット部がパイロットピンの径方向に沿
って確実に移動することが好ましい。
【0015】このため、本実施形態の位置決め装置にお
いて、各分割パイロット部に前記パイロットピンの径方
向に沿ってガイド溝を設け、該ガイド溝に嵌め込まれる
ように前記収納部内にガイドピンを突設させる。
【0016】かかる構成の位置決め装置によれば、各分
割パイロット部はガイドピンに沿ってパイロットピンの
径方向に移動するので、全ての分割パイロット部がパイ
ロット穴の内周に均一に当接してワークをより確実に固
定、位置決めできる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の位置決め装置の実施形態
について図面を用いて説明する。図1は第1実施形態の
位置決め装置の側面図であり、図2は第1実施形態の位
置決め装置の要部の平面図であり、図3及び図4は第1
実施形態の位置決め装置の説明的断面図であり、図5は
第2実施形態の位置決め装置の側面図であり、図6は第
2実施形態の位置決め装置の要部の平面図であり、図7
及び図8は第2実施形態の位置決め装置の説明的断面図
である。
【0018】本発明の第1実施形態の位置決め装置につ
いて図1乃至図4を用いて説明する。本実施形態の位置
決め装置は、図1に示すように、テーブル1と、該テー
ブル1に開設された収納部2内に収納され、テーブル1
の上面から部分的に突出したパイロットピン3と、図示
しない昇降手段により昇降されてパイロットピン3の上
端部を押圧する押圧手段4とを有する。パイロット穴5
が開設されたワーク6は、該パイロット穴5にパイロッ
トピン3が挿入されるようにテーブル1に載置され、さ
らに、後述するようにパイロットピン3により位置決め
される。
【0019】次に、図1に示す位置決め装置について図
2乃至図4を用いてより詳細に説明する。図2に示すよ
うに、テーブル1に円筒状に開設された収納部2内には
パイロットピン3が収納され、該パイロットピン3は径
方向に2分割されて形成された分割パイロット部7より
なる。分割パイロット部7は、後述する付勢手段8によ
り収納部2の底に向かって付勢されている。
【0020】図3に示すように、テーブル1の上方には
押圧手段4が設けられている。また、テーブル1の収納
部2内には分割パイロット部7、付勢手段8、ロッド9
及び支持部10が設けられている。
【0021】押圧手段4は、図示しない昇降手段により
昇降される昇降フレーム11と、昇降フレーム11に案
内ロッド12を介して昇降自在に連結された押圧ブロッ
ク13と、押圧ブロック13を下方に付勢するバネ14
とを有する。
【0022】付勢手段8は、2つの分割パイロット部7
の内側部23の略中央に各々形成された凹部15にまた
がって掛止する掛止ブロック16と、掛止ブロック16
の下方に延びる付勢ロッド17と、付勢ロッド17を介
して掛止ブロック16に下方に向かう付勢力を付与する
バネ18とを有する。バネ18は、付勢ロッド17の下
部に設けられたフランジ19と、テーブル1を固設して
いるベース部20に設けられたベース部穴21の上部内
壁との間に介装されている。ロッド9は図2に示すよう
に分割パイロット部7の内側部23に平行に設けられ、
図3に示すように分割パイロット部7の中腹部の下方に
開設されたロッド溝22に嵌め込まれている。略直方体
状の支持部10は、分割パイロット部7の外側部24の
下部と当接している。
【0023】次に、本実施形態の位置決め装置の作動に
ついて図3及び図4を用いて説明する。図3に示すよう
に、テーブル1上にパイロット穴5が開設されたワーク
6が載置されたとき、分割パイロット部7の内側部23
は、凹部15が付勢手段8の掛止ブロック16に当接す
ることで下方に付勢されている。このとき分割パイロッ
ト部7は、外側部24のテーブル1の上面から突出した
部分25がパイロット穴5の内周から離反している離反
位置にある。また、分割パイロット部7の内側部23
は、ベース部20の上面に当接することにより下方への
移動が規制されている。このとき押圧手段4の押圧ブロ
ック13は、分割パイロット部7から離れて上方にあ
る。
【0024】テーブル1にワーク6が載置された状態
で、図示しない昇降手段を用いて昇降フレーム11を下
降させる。これにともない押圧ブロック13が下降して
分割パイロット部7の外側部24の上部を押圧する。こ
の押圧により分割パイロット部7はロッド9の回りに傾
動しようとするが、分割パイロット部7が支持部10に
当接してロッド9の回りの傾動が制限される。このと
き、外側部24の下部が支持部10に沿ってパイロット
ピン3の中心方向に摺動し、内側部23がロッド溝22
に沿って上方に移動する。即ち、分割パイロット部7は
支持部10との当接部を支点Xとし、この支点Xをパイ
ロットピン3の中心方向にずらしながら内側部23が上
に移動するようにして傾動する。
【0025】そして、図4に示すように、分割パイロッ
ト部7は外側部24のテーブル1上面から突出した部分
25がワーク6のパイロット穴5の内周に当接する当接
位置に至る。外側部24のテーブル1の上面から突出し
た部分25は、外側部24が支持部10に当接すること
により下方向への移動が規制されるので、分割パイロッ
ト部7の傾動によってテーブル1の上面より下に沈み込
むことはない。従って、分割パイロット部7が傾動した
ときに、外側部24はパイロット穴5の内周に当接する
のに充分なだけテーブル1の上面から突出した部分を有
することが可能である。また、分割パイロット部7が全
体的にパイロットピン3の中心方向に移動することはロ
ッド9により規制される。従って、分割パイロット部7
が傾動したときに、外側部24のテーブル1から突出し
た部分25をパイロット穴5の内周に当接させるのに充
分なだけ外径方向に移動させることが可能である。
【0026】パイロットピン3によりワーク6が位置決
めされた後で、押圧手段4の昇降フレーム11は更に下
降する。そして、図4に示すようにバネ14が縮み、図
示しないが昇降フレーム11に連動する加工手段により
ワーク6はパンチング等の加工がなされる。即ち、バネ
14を設けたことにより、ワーク6の加工が行われるの
は確実に該ワーク6の位置決めがされた後とすることが
できる。
【0027】本実施形態の位置決め装置によれば、2つ
の分割パイロット部7よりなるパイロットピン3は、パ
イロット穴5に対して挿入されるときはパイロット穴5
の内周に接触せず、挿入後に初めて当接するので、パイ
ロット穴5を損傷することなくワーク6の位置決めを行
える。
【0028】前述のように、本実施形態においては分割
パイロット部7をパイロット穴5の内周のほぼ全周にわ
たって当接させる構成を採用した。しかし、本発明はそ
れに限られるものではなく、例えば、図示しないが、パ
イロット穴5の内周に部分的に当接することによりワー
ク6の位置決めを行ってもよい。また、図示しないが、
均等にパイロット穴5の内周に当接するようにパイロッ
トピン3を3個以上の複数個の分割パイロット部に分割
してもよい。
【0029】また、本実施形態においては分割パイロッ
ト部7を支持部10に当接させるとともに、ロッド9に
対してロッド溝22に沿って移動可能とする構成を採用
した。他の構成例として、図示しないが、支持部10を
省略して分割パイロット部7がロッド9を支点として揺
動するようにしてもよい。この場合、離反位置における
分割パイロット部7の外側部24のテーブル1の上面か
ら突出した部分25の高さを充分に高くして、該分割パ
イロット部7がロッド9の回りに傾動したときにテーブ
ル1の上面より下に沈み込まないようにすればよい。
【0030】本発明の第2実施形態の位置決め装置につ
いて図5乃至図8を用いて説明する。本実施形態の位置
決め装置は、図5に示すようにテーブル26と、該テー
ブル26に開設された収納部27内に収納され、軸方向
にロッド穴28が開設されるとともにテーブル26の上
面から突出した部分を有するパイロットピン29と、図
示しない昇降手段により昇降され、ロッド穴28に挿入
されるロッド30とを有する。パイロット穴31が開設
されたワーク32は、該パイロット穴30にパイロット
ピン29が挿入されるようにテーブル26に載置され、
更に、後述するようにパイロットピン29により位置決
めされる。
【0031】次に、図5に示す位置決め装置について図
6乃至図8を用いてより詳細に説明する。図6に示すよ
うにテーブル26に円筒状に開設された収納部27内に
は、中央にロッド穴28が開設されたパイロットピン2
9が収納され、該パイロットピン29は径方向に4分割
されて形成された分割パイロット部33よりなる。分割
パイロット部33は、後述するOリング34によりパイ
ロットピン29の内径方向に付勢されている。また、分
割パイロット部33にはパイロットピン29の径方向に
沿ってガイド溝35が設けられている。収納部27内に
設けられたガイドピン36はガイド溝35に嵌め込まれ
ている。
【0032】図7に示すように、テーブル26の上方に
はロッド30が設けられ、収納部27内にはガイド溝3
5を有する分割パイロット部33、Oリング34及びガ
イドピン36が設けられている。Oリング34はパイロ
ットピン29の側壁全周にわたり刻設されたOリング用
溝37に装着されている。ガイド溝35は略下半部が略
上半部よりも幅が狭く、このため分割パイロット部33
には段部38が形成されている。ガイドピン36は分割
パイロット部33の段部38に掛止する掛止部39と、
掛止部39から下に延びるロッド部40とからなる。
【0033】次に、本実施形態の位置決め装置の作動に
ついて図7及び図8を用いて説明する。図7に示すよう
に、テーブル26にパイロット穴31が開設されたワー
ク32が載置されたとき、分割パイロット部33は、O
リング34によりパイロットピン29の縮径方向に付勢
されている。このとき各分割パイロット部33は、パイ
ロット穴31の内周から離反している。
【0034】テーブル26にワーク32が載置された状
態で、図示しない昇降手段によりロッド30を下降させ
てロッド穴28に挿入する。ロッド30の外径はロッド
穴28の内径より大きいので、分割パイロット部33に
はOリング34の付勢力に抗じてパイロットピン29の
拡径方向に移動する力が加えられる。また、分割ブロッ
ク部33は、段部38がガイドピン36の掛止部39に
掛止しているのでパイロットピン29の径方向への移動
に際して浮き上がることがない。そして、図8のように
各分割パイロット部31がパイロット穴29の内周に当
接する。
【0035】本実施形態の位置決め装置によれば、分割
パイロット部33よりなるパイロットピン29は、ワー
ク32のパイロット穴31に対して挿入されるときはパ
イロット穴31の内周に接触せず、挿入後に初めて当接
するので、パイロット穴31を損傷させることなくワー
ク32の位置決めを行える。
【0036】なお、本実施形態においては、ガイド溝3
5及びガイドピン36を備える構成としたが、その他の
構成例として、ガイド溝35及びガイドピン36を省略
してもよい。ロッド30が各分割パイロット部33に均
等に当接すれば、分割パイロット部33をパイロットピ
ン29の拡径方向に移動させることができる。また、O
リング34に代えてバネ等の弾性を有する他の付勢手段
を設けてもよい。これによっても分割パイロット部33
をパイロットピン29の縮径方向に付勢することができ
る。
【0037】前記2つの実施形態においては円柱状のパ
イロットピン3(29)が、円形状のパイロット穴5
(31)に当接してワーク6(32)の位置決めを行う
構成を採用した。他の構成例として、図示しないが、パ
イロット穴が円形とは異なる形状の場合、該形状にパイ
ロットピンの形状を合わせて分割パイロット部を形成し
てもよい。例えば、ワークに開設されたパイロット穴が
四角形状の場合は、四角柱状のパイロットピンを分割し
て分割パイロット部を形成すれば、各分割パイロット部
がパイロット穴の略全周にわたって当接し、ワークを確
実に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の位置決め装置の側面図
【図2】本発明の第1実施形態の位置決め装置の要部の
平面図
【図3】本発明の第1実施形態の位置決め装置の説明的
断面図
【図4】本発明の第1実施形態の位置決め装置の説明的
断面図
【図5】本発明の第2実施形態の位置決め装置の側面図
【図6】本発明の第2実施形態の位置決め装置の要部の
平面図
【図7】本発明の第2実施形態の位置決め装置の説明的
断面図
【図8】本発明の第2実施形態の位置決め装置の説明的
断面図
【符号の説明】
1‥テーブル、2‥収納部、3‥パイロットピン、4‥
押圧手段、5‥パイロット穴、6‥ワーク、7‥分割パ
イロット部、8‥付勢手段、9‥ロッド、10‥支持
部、22‥ロッド溝、26‥テーブル、27‥収納部、
28‥ロッド穴、29‥パイロットピン、30‥ロッ
ド、33‥分割パイロット部、34‥Oリング(付勢手
段)、35‥ガイド溝、36‥ガイドピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークをテーブルに載置して、該ワークに
    開設されたパイロット穴にパイロットピンを挿入して該
    ワークを位置決めする位置決め装置であって、 前記テーブルに開設された収納部内に配設され、前記パ
    イロットピンが径方向に複数に分割されて形成された分
    割パイロット部と、 前記分割パイロット部を、該分割パイロット部の外側部
    の前記テーブルの上面から突出した部分がワークのパイ
    ロット穴の内周から離反している状態の離反位置と、ワ
    ークのパイロット穴の内周に当接している状態の当接位
    置との間で揺動自在に支持するロッドと、 前記収納部内に設けられ、各分割パイロット部の内側部
    を付勢することにより、該各分割パイロット部を離反位
    置に向かって前記ロッド回りに傾動させる付勢手段と、 前記テーブルの上方に設けられ、各分割パイロット部の
    外側部上面を押圧することにより、該各分割パイロット
    部を前記付勢手段の付勢力に抗じて当接位置に向かって
    前記ロッド回りに傾動させる押圧手段とを有することを
    特徴とする位置決め装置。
  2. 【請求項2】前記ロッドに対し前記分割パイロット部が
    上方に移動可能に嵌め込まれるように該分割パイロット
    部の中腹部下方にロッド溝を開設し、 前記分割パイロット部が当接位置に向かって前記ロッド
    回りに傾動されたとき、該分割パイロット部の外側部の
    下部に当接することによって、当接位置における該分割
    パイロット部を前記テーブル上面から所定量突出させた
    状態とする支持部を該テーブルの収納部内に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の位置決め装置。
  3. 【請求項3】ワークをテーブルに載置して、該ワークに
    開設されたパイロット穴にパイロットピンを挿入して該
    ワークを位置決めする位置決め装置であって、 前記パイロットピンの軸方向に設けられたロッド穴と、 前記テーブルの上面から突出した部分を有するように該
    テーブルに開設された収納部内に設けられ、前記ロッド
    穴を基準として前記パイロットピンをその径方向に複数
    に分割されて形成された分割パイロット部と、 前記分割パイロット部を前記パイロットピンの縮径方向
    に付勢する付勢手段と前記ロッド穴の径より大きい径部
    分を有し、該ロッド穴に上から挿入されることにより、
    前記分割パイロット部を前記付勢手段の付勢力に抗じて
    前記パイロットピンの拡径方向に拡げるロッドとを有す
    ることを特徴とする位置決め装置。
  4. 【請求項4】各分割パイロット部に前記パイロットピン
    の径方向に沿ってガイド溝を設け、該ガイド溝に嵌め込
    まれるように前記収納部内にガイドピンを突設させたこ
    とを特徴とする請求項3記載の位置決め装置。
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JP2011156544A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Aisin Seiki Co Ltd プレス用金型

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