JP2003292232A - ラップのカッティングホルダ - Google Patents

ラップのカッティングホルダ

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JP2003292232A JP2003026309A JP2003026309A JP2003292232A JP 2003292232 A JP2003292232 A JP 2003292232A JP 2003026309 A JP2003026309 A JP 2003026309A JP 2003026309 A JP2003026309 A JP 2003026309A JP 2003292232 A JP2003292232 A JP 2003292232A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラップからラッピングフィルムを引き出して
カットする操作が簡単に行える取り扱いやすいカッティ
ングホルダを提供する。 【解決手段】 芯筒にラッピングフィルムを巻回したラ
ップを収納する上部が開口する収納部10と、収納部の
一方の開口縁側を開き側として前記収納部10に開閉可
能に取り付けられた開閉蓋14と、収納部の一方の開口
縁に沿って所定距離離間して配置されるとともに、収納
部10から外方に膨出して、開閉蓋を閉めた状態で開閉
蓋の前端部から下方に離間した位置に設けられる少なく
とも2つのフィルム受け部18a、18bと、開閉蓋1
4の前端部と前記フィルム受け部18a、18bの受け
面20bとの間で、開閉蓋の内面に当接する上位置と、
前記受け面に当接する下位置との間で回動可能にかつ常
時は開閉蓋の内面に当接する向きに付勢されて、収納部
の長手方向の略全長にわたって開閉蓋に支持されたカッ
ト刃22と、カット刃を前記上位置から前記下位置に回
動する押さえ板30等の回動機構とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラップのカッティン
グホルダに関し、より詳細には家庭等で使用されている
ラップから簡単にラッピングフィルムを引き出してカッ
トすることができるラップのカッティングホルダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭等においては、食品の保存用、電子
レンジによる加熱用等として、ラップが広く使用されて
いる。従来のラップは紙製の芯筒に長尺なラッピングフ
ィルムを巻回して形成されたもので、細長に形成された
収納箱に収納されて提供されている。そして、ラップを
使用する際は、収納箱の上蓋を少しあけながら、収納箱
の外縁部に沿って上蓋の折り返し部によって折り込まれ
ていたラッピングフィルムの端縁部をつまんでラッピン
グフィルムを引き出し、上蓋の端縁に設けられているカ
ット刃によってラッピングフィルムを幅方向にカットし
て使用する。
【0003】カット刃によってカットされたラッピング
フィルムの切り残し端は、上蓋の折り返し部で内側にた
たみ込まれ、折り返し部で押さえ込まれることによって
収納箱の外側に保持される。製品によっては、ラッピン
グフィルムが折り返され収納る箱の外縁部に沿って粘着
部が設けられ、切り残し端のラッピングフィルムが粘着
部に粘着して、収納箱の内側に逆戻りしないようにされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ラッピングフィルムを
カットするカット刃を備えた従来のラップ製品を使用す
る場合は、上記のように、まず上蓋をあけて上蓋の内側
(収納箱の外面)に切り残されているラッピングフィル
ムの端部をつまんで引き出すようにする。この場合、ラ
ッピングフィルムの切り残し端が収納箱の外側に残って
いれば問題はないのであるが、上蓋をあけた際に上蓋と
ともにラッピングフィルムの端縁が持ち上がって収納箱
の内側に戻ってしまうことがあり、その場合には、ラッ
ピングフィルムの切り残し端を引き出す操作がやっかい
になるという問題がある。とくに、ラッピングフィルム
がカット刃に合わせてきれいにカットされていなかった
りすると、上蓋とともにラッピングフィルムが持ち上が
りやすくなる。
【0005】また、ラッピングフィルムが逆戻りしない
ように、ラッピングフィルムの切り残し端が収納箱の外
縁部に粘着するようになっている製品では、粘着部分か
ら上手にラッピングフィルムを剥がさなくてはならず、
この操作もまた面倒である。また、従来のラップ製品で
は収納箱を片手に持ちながら、ラッピングフィルムを引
き出してカットするから、上蓋をしっかりと保持したり
する必要があり、操作が難しく、上手にカットできない
場合があるという問題がある。このため、しばしば、ラ
ッピングフィルムを無駄にしてしまうことがあった。
【0006】そこで、本発明はこれらの課題を解決すべ
くなされたものであり、その目的とするところは、ラッ
プから確実にラッピングフィルムを引き出すことがで
き、ラッピングフィルムを簡単にカットすることができ
る取り扱い性のよいラップのカッティングホルダを提供
するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、次の構成を備える。すなわち、芯筒にラッピ
ングフィルムを巻回したラップを収納する上部が開口す
る収納部と、前記収納部の一方の開口縁側を開き側とし
て前記収納部に開閉可能に取り付けられた開閉蓋と、前
記収納部の一方の開口縁に沿って、前記開閉蓋を閉めた
状態で開閉蓋の前端部から下方に離間した位置に、前記
収納部から外方に膨出して、ラッピングフィルムの端部
を引き出すための空きを設けて配置されるフィルム受け
部と、前記開閉蓋の前端部と前記フィルム受け部の受け
面との間で、開閉蓋の内面に当接する上位置と、前記受
け面に当接する下位置との間で回動可能にかつ常時は前
記開閉蓋の内面に当接する向きに付勢されて、前記収納
部の長手方向の略全長にわたって前記開閉蓋に支持され
たカット刃と、該カット刃を前記上位置から前記下位置
に回動する回動機構とを備えることを特徴とする。
【0008】また、前記回動機構として、開閉蓋に回動
可能に取り付けられた押さえ板と、該押さえ板をカット
刃とを連繋するリンク部材とを設けたことにより、押さ
え板を押さえる操作によって簡単にカット刃を回動させ
てラッピングフィルムをカットすることができる。ま
た、前記開閉蓋の長手方向の両端に設けた支持側板の内
側面間に、収納部に収納されたラップから引き出される
ラッピングフィルムの引き出しをガイドするガイド体を
設けたことにより、広幅のラッピングフィルムを確実に
引き出してカットすることができる。また、前記ラップ
の芯筒にラップとは別体に形成した支持軸を挿通し、支
持軸の端部をホルダの側板に回動可能に支持したことを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面とともに詳細に説明する。図1は本発
明に係るラップのカッティングホルダの一実施形態の構
成を示す斜視図、図2は正面図である。本実施形態のラ
ップのカッティングホルダは図1に示すように、芯筒に
ラッピングフィルムを巻回したラップを収納するため
の、上部が開口する半円筒状に形成された収納部10
と、収納部10の長手方向の両端に収納部10と一体に
形成した側板12a、12bと、収納部10の上部に設
けた開閉蓋14とを主要構成部分とする。側板12a、
12bはテーブル等にカッティングホルダを安定的に支
持するためのものである。
【0010】図3にカッティングホルダの側面図と開閉
蓋14を開いた状態を示す。図のように、開閉蓋14は
側板12a、12bの後部に設けた軸16を支点として
回動可能に設けられ、半円筒状に形成された収納部10
の上部開口部を覆うように形成されている。側板12
a、12bの上部は円弧状に形成されており、開閉蓋1
4はこの円弧状の形態にならって後部側が湾曲するよう
に形成されている。開閉蓋14は収納部10にラップを
装着したり取り外したりする際に開閉するもので、常時
は収納部10にラップを収納して開閉蓋14を閉めた状
態で使用する。開閉蓋14を閉めることによって、収納
部10と開閉蓋14とによって細長のラップを収納する
円柱状の空間が形成される。図1、2に示すように、開
閉蓋14は正面の端面形状がコの字状に形成され、開閉
蓋14を閉めた状態で開閉蓋14の前端部の下方に空き
空間が形成される。
【0011】18a、18bは開閉蓋14の前端部から
下方に離間した位置で、収納部10の外側面から外方に
膨出するように形成したフィルム受け部である。フィル
ム受け部18a、18bはカッティングホルダを正面方
向から見て左右に分離した位置に設け、フィルム受け部
18a、18bの中間では収納部10の外側面が露出し
ている。この2つのフィルム受け部18a、18bが設
けられている中間の空き空間部分は、カッティングホル
ダからラッピングフィルムの端縁を指でつまんで引き出
す位置になる。2つのフィルム受け部18a、18bの
離間間隔は、これらのフィルム受け部18a、18bの
中間に指を差し入れて引き出す操作が容易にできる間隔
に設定すればよい。
【0012】図1に示すように、フィルム受け部18
a、18bはともに下部側から上部側にかけて徐々に肉
厚になるように形成され、上端での前後幅がもっとも広
幅となる。フィルム受け部18a、18bの上端面は、
ラッピングフィルムをカットする際にラッピングフィル
ムとカット刃を受けるための受け面20a、20bとし
て作用する。左右の受け面20a、20bは収納部10
の手前側の開口縁と同一高さ位置に形成され、左右の受
け面20a、20bの高さ位置と収納部10の開口縁の
高さ位置は同一となっている。なお、本実施形態ではフ
ィルム受け部18a、18bを収納部10の長手方向に
2つ設けているが、3つ以上設けることも可能である。
【0013】たとえば、フィルム受け部を3つ設けた場
合には、フィルムの端部をつまんで引き出す個所(空き
位置)がホルダの長手方向に2個所となる。フィルムを
カットする操作は、フィルムの端部をつまんで引き出し
た後、手のひらでフィルムを挟むようにして一定の引き
出し長さまでフィルムを引き出し、フィルムを幅方向に
カットするようにする。したがって、フィルムをつまん
で引き出して、手のひらでフィルムを挟むようにした際
に、ちょうど手のひらでフィルムの幅方向の中央付近を
握ることができるようにしておくのがよい。フィルムの
引き出し位置をホルダの長手方向に2個所設ける際に
は、引き出し位置をホルダの長手方向の中央位置からそ
れぞれ左右に若干偏位させ、フィルムをつまんで引き出
し、手のひらでフィルムを挟んだ際に、フィルムの幅方
向の略中央部でフィルムを挟む(つかむ)位置となるよ
うに設定しておくのがよい。フィルムの幅方向で一方に
偏り過ぎてフィルムを引っ張ると、ラッピングフィルム
42が一方に引っ張られて歪み、ラップ40からスムー
ズにラッピングフィルム42が引き出せなかったり、フ
ィルムを的確にカットすることができなかったりするこ
とがある。
【0014】22は開閉蓋14の前端部とフィルム受け
部18a、18bとの間で回動可能に設けたカット刃で
ある。このカット刃22は、開閉蓋14の両端に設けた
支持側板14a、14bの内側面間にかけ渡して取り付
けたガイド体24に回動可能に取り付けられている。図
4にカット刃22とガイド体24の構成を示す。ガイド
体24はカッティングホルダから引き出されるラッピン
グフィルムをガイドして引き出しやすくするとともに、
カット後のラッピングフィルムがホルダの内部に引き込
まれないように保持するためのものである。開閉蓋14
を閉めた際に、ガイド体24と収納部10の手前側の開
口縁とフィルム受け部18a、18bとの間でフィルム
が挟まれることによりラッピングフィルムが巻き戻され
ることを防止する。ガイド体24は収納部10の開口縁
に沿って、その全長にわたって設けられ、これによっ
て、ラッピングフィルムを全幅でスムーズに引き出すこ
とを可能としている。
【0015】ガイド体24はラッピングフィルムを円滑
に引き出すためのもので、滑り性の良い材料によって形
成する。本実施形態ではガイド体24を半円柱状に形成
し、正面側から見た状態で膨出部分が後部側となるよう
に開閉蓋14に固定されている。ガイド体24を半円柱
状に形成しているのは、収納部10に収納されているラ
ップからラッピングフィルムを引き出す際に、ガイド体
24の外面をすべるようにしてラッピングフィルムが引
き出されるようにするためである。ガイド体42とラッ
ピングフィルムとの摩擦を小さくし、ラッピングフィル
ムが真っ直ぐに引き出されるように、ガイド体42の外
面に溝を設けることもよい。なお、フィルム受け部18
a、18bとガイド体24との当接部分にラッピングフ
ィルムの戻り防止用に、クッション体、すべり止め等の
小片を設置することも有効である。
【0016】図4に示すように、カット刃22は細長の
板体状に形成した部材であり、ガイド体24の長手方向
と平行にガイド体24に取り付けられている。22b、
22bはカット刃22に設けられている支持片部であ
り、この支持片部22b、22bがガイド体24の前面
に設けられている軸受け25、25に軸支されている。
刃先22aはカット刃22の端縁の全長にわたって設け
られている。本実施形態でカット刃22を板体状に形成
しているのは、ラッピングフィルムをカットする際に、
カット刃22とフィルム受け部18a、18bの受け面
20a、20bとでラッピングフィルムを挟むようにす
るためである。
【0017】なお、カット刃22はラッピングフィルム
をカットしない状態では、図4に示すように刃先22a
が常時上位置にあるようにする。刃先22aを上位置に
した状態で開閉蓋14の前端部の内側に刃先22aが位
置するようにし、刃先22aが外部に露出しないように
することによって、カッティングホルダの取り扱い時の
安全性を高めることができる。刃先22aが常時は上位
置にあるようにする方法として、本実施形態ではカット
刃22を軸支する軸26にスプリング27を外挿し、ス
プリング27によってカット刃22を上方に回動させる
向きに付勢している。
【0018】図1、2は開閉蓋14を閉めた状態でカッ
ト刃22が上位置にある状態を示している。カット刃2
2が上方に回動していることから刃先22aが開閉蓋1
4の内側に隠れ、刃先22aが指先に触れたりせず、安
全に使用することが可能になる。カット刃22が上方に
回動した際に刃先22aが開閉蓋14の内側に隠れるよ
うに開閉蓋14の前縁部に段差を設けて、刃先22aが
段差の後方に隠れるようにすることも有効である。カッ
ト刃22の刃先22aを開閉蓋14の前縁部から隠すよ
うに配置することで、鋭い刃先22aを使用することが
でき、これによってラッピングフィルムがカットしやす
くなるという利点もある。
【0019】なお、カット刃22は、図5に示すよう
に、カット刃22の刃先22aを、カット刃22の長手
方向に小さい刃が連設された形態としたものが好適に使
用することができる。図5(a)は、カット刃22の前部
側を薄く形成してフィルム受け部18a、18bにカッ
ト刃22が当接した際に、刃先22aがラッピングフィ
ルムにくい込みやすくしたものである。刃先22aを小
さい刃が連設した形状とすることで、カット刃22でラ
ッピングフィルムを押さえて、フィルムを片手で引っ張
るだけで、刃先22aの位置で簡単にフィルムをカット
することができる。刃先22aの小さい刃はカット刃の
面に対して、略直角に突出させるようにすると、ラッピ
ングフィルムがカットしやすく、カット後にフィルムが
カット刃22から簡単に離れるようになる。
【0020】図6はカット刃22を回動操作してラッピ
ングフィルムをカットする押さえ機構の構成について示
す。前述したように、カット刃22を回動可能に支持す
るガイド体24は開閉蓋14を閉めた状態でフィルム受
け部18aの奥側でフィルム受け部18a、18bとの
間でラッピングフィルムを挟む位置にある。カット刃2
2をカット位置に回動する操作は、カット刃22の側面
に軸支したリンク板28を介して連繋する押さえ板30
を押圧する操作によってなされる。押さえ板30は軸3
1により開閉蓋14に対して回動可能に支持され、常時
は開閉蓋14の上面から前端側が突出するように構成さ
れている。
【0021】リンク板28はその両端がカット刃22と
押さえ板30とに軸支され、押さえ板30を下方に押す
ことにより、カット刃22が軸26を支点として下方に
回動する。図6ではカット刃22が下方に回動した状態
を破線で示している。カット刃22は前述したようにス
プリング27によって常時上方に回動する向きに付勢さ
れており、この付勢力によってリンク板28および押さ
え板30が上位置に支持されることになる。押さえ板3
0を押し下げてカット刃22を下位置に回動させる操作
は、スプリング27の付勢力に抗して押さえ板30を押
し下げる操作になる。なお、カット刃22はその刃先部
が開閉蓋14の前縁部の内面(天井面)に当接した位置
で上位置が規制される。カット刃22は、図6に示すよ
うに、下位置に回動した際に、カット刃22とフィルム
受け部18aとでラッピングフィルムを挟む状態にな
る。
【0022】図7は、カッティングホルダの使用時の構
成を示すもので、収納部10にラップ40を装着した状
態の収納部10の内部構成を示す。収納部10の両端に
はラップ40の芯筒41を受ける芯受け部44が形成さ
れており、ラップ40は開閉蓋14をあけ、芯受け部4
4に芯筒41の端部をかけるようにしてラップ40をセ
ットする。なお、ラップ40をカッティングホルダにセ
ットする際は、ラッピングフィルム42の端部を若干引
き出した状態で収納部10にセットし、側板12a、1
2bの内側面間に剥離棒46を係止し、剥離棒46の上
側を通過するようにしてラッピングフィルム42を引き
出すようにする。剥離棒46は収納部10の開口部の手
前側で収納部10の長手方向と平行に、ラップ40の外
周面よりもやや上方に離間させて配置し、ラップ40か
ら引き出されるラッピングフィルム42をラップ40か
ら剥離させる作用をなす。側板12a、12bには図3
に示すように、剥離棒46を係止するための切欠き46
aが設けられており、ラップ40をカッティングホルダ
に脱着する際に剥離棒46を脱着する。
【0023】カッティングホルダを使用する際は、図6
に示すようにラッピングフィルム42の端縁部を指でつ
まんで必要な長さ分だけ引き出し、押さえ板30を押し
ながらカット刃22でラッピングフィルム42を押さえ
てカットする。押さえ板30を押し下げるとカット刃2
2が下向きに回動し、フィルム受け部18aにカット刃
22が当接したところでカット刃22の回動位置が規制
され、カット刃22とフィルム受け部18a、18bと
によってラッピングフィルム42が挟まれる状態にな
る。この状態で、カット刃22の刃先22aにラッピン
グフィルム42を当てるようにしてラッピングフィルム
42を上向きに引き上げることによって簡単にカットす
ることができる。押さえ板30を下向きに押すことによ
って、カッティングホルダがテーブル等に押さえられ、
カッティングホルダを保持した状態でラッピングフィル
ム42をカットすることができる。
【0024】ラッピングフィルム42をカットした状態
では、ラッピングフィルム42の切り残し端はカット刃
22とフィルム受け部18a、18bとによって挟まれ
ている。したがって、押さえ板30を押し下げている状
態でラッピングフィルム42が位置ずれすることがな
い。また、押さえ板30から手を離すと、押さえ板30
はカット刃22に係合するスプリング27の付勢力によ
って上位置に復帰するが、この場合はガイド体24とフ
ィルム受け部18a、18bとの間にラッピングフィル
ム42が挟まれ、ラッピングフィルム42の切り残し端
がホルダの内側に引き込まれることを防止する。フィル
ム受け部18a、18b側にラッピングフィルムのすべ
り止めを設けて逆戻りを防止することもできる。
【0025】こうして、ラッピングフィルム42をカッ
トしてカット刃22が上位置に復帰した状態では、図1
に示すようにラッピングフィルム42の切り残し端がフ
ィルム受け部18a、18bの上に残り、フィルム受け
部18a、18bの中間部分では、ラッピングフィルム
42の切り残し端がフィルム受け部18a、18bにか
け渡された状態になる。したがって、次回のラッピング
フィルム42をカットする操作では、フィルム受け部1
8a、18bの中間に指を差し入れて簡単にラッピング
フィルム42をつまんで引き出すことが可能になる。フ
ィルム受け部18a、18bの中間に指を差し入れてラ
ッピングフィルム42を引き出す際には、カット刃22
は上側に回動した位置にあるから指に刃先22aが触れ
ることがなく、ラッピングフィルム42を引き出す操作
を安全に行うことができる。
【0026】こうして、ラッピングフィルム42をホル
ダから引き出し、押さえ板30を押し下げてラッピング
フィルム42をカットする操作を行うごとに、ラッピン
グフィルム42の切り残し端がフィルム受け部18a、
18bの中間に次々と残り、、ラッピングフィルム42
の切り残し端をつまんではラッピングフィルム42を引
き出してラッピングフィルム42をカットすることがで
きる。
【0027】とくに、本実施形態のカッティングホルダ
では、ラッピングフィルム42の切り残し端がフィルム
受け部18a、18bの中間に外部から見えて残るか
ら、ラッピングフィルム42の引き出しミスがなくな
り、確実にラッピングフィルム42を引き出してカット
することができる。また、ラッピングフィルム42をカ
ットする際に、カット刃22とフィルム受け部18a、
18bとでラッピングフィルム42を上下から挟むこと
により、ラッピングフィルム42のカットミスがなくな
り、確実にラッピングフィルム42をカットすることが
可能になる。
【0028】なお、図6、7ではカット刃22を常時上
位置に付勢するため、リンク板28の上部側の軸にスプ
リング29を取り付けた例を示す。このように、リンク
板28と押さえ板30とのリンク部分にスプリングを装
着すると、スプリングが外部から見えなくなり、見栄え
がよくなる。また、本実施形態では、カット刃22を回
動操作する機構として押さえ板30とカット刃22とを
リンク板28を介して連繋する構成としたが、カット刃
22を回動操作する回動機構はこの実施形態の構成に限
るものではなく、たとえばラック・ピニオンを利用して
カット刃22を回動操作させることも可能である。
【0029】なお、上記実施形態においては、カット後
にラッピングフィルムの端部がホルダの内部に引き込ま
れないように、開閉蓋14にガイド体24を取り付ける
構成としたが、図8に示すように開閉蓋14の内側に中
蓋48を固定した構成とすることもできる。中蓋48は
ラップ40の上方を覆う半円筒状に形成するとともに、
前端部48aをカット刃22とは干渉しないフィルム受
け部18a、18bに対向する位置にまで延出させる。
中蓋48の前端部48aはフィルム受け部18a、18
bとはわずかに離間するようにし、中蓋48の前端部4
8aとフィルム受け部18a、18bとの間の隙間部分
からラッピングフィルム42を引き出すようにする。こ
のように中蓋48を設けることで、ラッピングフィルム
42をカットした後、フィルムの端部がホルダ内に引き
込まれることを防止することができる。
【0030】本実施形態のラップのカッティングホルダ
では、収納部10に収納するラップは芯筒41にラッピ
ングフィルム42を巻回したものでよく、従来のような
カット刃を設けた収納箱を使用する必要がなく、省資源
とすることができる。また、ラッピングフィルム42を
確実にカットして使用できることからラッピングフィル
ムの無駄を防止することができ、この点からも資源の有
効活用を図って使いやすい製品として提供することがで
きる。また、収納部10、側板12a、12b、フィル
ム受け部18a、18b等の材質はとくに限定されるも
のではないが、合成樹脂による樹脂成形によって容易に
所定形状に形成することができる、
【0031】本発明に係るカッティングホルダの利点の
一つは、ラッピングフィルムをカットしたフィルムの切
り残し端が、フィルム受け部18a、18bの上面に残
り、次にラッピングフィルムをカットするときに、フィ
ルムの端部をつまんで簡単に引き出すことができる点に
ある。上記実施形態では、図7に示すように、ラップ4
0の端部から突出している芯筒41を芯受け部44によ
って支持し、ラッピングフィルム42を引き出す際に、
芯筒41が回転するようにした。ラッピングフィルム4
2をスムーズに引き出すことができ、フィルムをカット
した際に芯筒41が逆向きに回転してフィルムの端部が
ホルダ内に引き込まれないようにするには、芯筒41を
芯受け部44で受けるかわりに、図9に示すように、芯
筒41にラップ40とは別体に形成した支持軸50を挿
通し、支持軸50の端部を側板12a、12bに設けた
受け部52によって受けるようにするのがよい。
【0032】支持軸50と受け部52によってラップ4
0を支持する方が安定して支持することができ、ラップ
40をスムーズに回転させることができる。支持軸50
をラップ40の芯筒41の内径よりも十分に細径に形成
し、支持軸50の外周面に径方向に突出する向きに付勢
された弾性部56設けておくことにより、ラップ40の
芯筒41の内径が製品によって異なる場合でも確実に支
持軸50を装着してラップ40を支持することができ
る。また、開閉蓋14の支持側板14aの内側面に、開
閉蓋14を閉めた際に、支持軸50の外周面に弾性的に
押接して支持軸50を回り止めする弾性体54を取り付
けておくとよい。この弾性体54は、ラッピングフィル
ム42を引き出す操作を妨げることはない程度に支持軸
50の外周面を押さえる作用をなすもので、弾性体54
を取り付けておくことにより、ラップ40が逆回転して
ラッピングフィルム42の端部がホルダ内に引き込まれ
ることを防止することができる。
【0033】また、この弾性体54は、収納部10、側
板12a、12bおよび開閉蓋14等の各部材を、たと
えば樹脂成形によって形成し、開閉蓋14を側板12
a、12bに向けて押圧することでクリック的に開閉蓋
14と側板12a、12bとを係合させてホルダを形成
した場合に、開閉蓋14と側板12a、12bとの係合
をボタン等で解除した際に、開閉蓋14を上方に跳ね上
げるように作用し、開閉蓋14の開閉操作にも利用する
ことができる。
【0034】また、ホルダの収納部10の下面や、側板
12a、12bの底面にマグネットを取り付けておけ
ば、冷蔵庫の壁面や建物の壁、炊事用のテーブルの上等
に簡単に吸着させておくことができて、手軽に取り扱う
ことが可能になる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係るラップのカッティングホル
ダによれば、上述したように、ラッピングフィルムをラ
ップから引き出してカットする操作をきわめて簡単にか
つ確実に行うことができ、だれでも簡単に使うことがで
きる取り扱い性の良いラップのカッティングホルダとし
て提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カッティングホルダの一実施形態の全体構成を
示す斜視図である。
【図2】カッティングホルダの一実施形態の全体構成を
示す正面図である。
【図3】カッティングホルダの開閉蓋を開閉した状態の
側面図である。
【図4】カット刃とガイド体の構成を示す斜視図であ
る。
【図5】カット刃の他の構成例を示す説明図である。
【図6】カット刃を回動させる機構を示す説明図であ
る。
【図7】カッティングホルダにラップを装着した状態を
示す説明図である。
【図8】ホルダに中蓋を配置した構成を示す断面図であ
る。
【図9】ラップに支持軸を挿通してホルダに支持した状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 収納部 12a、12b 側板 14 開閉蓋 14a、14b 支持側板 18a、18b フィルム受け部 20a、20b 受け面 22 カット刃 22a 刃先 24 ガイド体 26 軸 27 スプリング 28 リンク板 29 スプリング 30 押さえ板 31 軸 40 ラップ 41 芯筒 42 ラッピングフィルム 44 芯受け部 46 剥離棒 46a 切欠き 48 中蓋 50 支持軸 52 受け部 54 弾性体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯筒にラッピングフィルムを巻回したラ
    ップを収納する上部が開口する収納部と、 前記収納部の一方の開口縁側を開き側として前記収納部
    に開閉可能に取り付けられた開閉蓋と、 前記収納部の一方の開口縁に沿って、前記開閉蓋を閉め
    た状態で開閉蓋の前端部から下方に離間した位置に、前
    記収納部から外方に膨出して、ラッピングフィルムの端
    部を引き出すための空きを設けて配置されるフィルム受
    け部と、 前記開閉蓋の前端部と前記フィルム受け部の受け面との
    間で、開閉蓋の内面に当接する上位置と、前記受け面に
    当接する下位置との間で回動可能にかつ常時は前記開閉
    蓋の内面に当接する向きに付勢されて、前記収納部の長
    手方向の略全長にわたって前記開閉蓋に支持されたカッ
    ト刃と、 該カット刃を前記上位置から前記下位置に回動する回動
    機構とを備えることを特徴とするラップのカッティング
    ホルダ。
  2. 【請求項2】 回動機構として、開閉蓋に回動可能に取
    り付けられた押さえ板と、該押さえ板をカット刃とを連
    繋するリンク部材とを設けたことを特徴とする請求項1
    記載のラップのカッティングホルダ。
  3. 【請求項3】 開閉蓋の長手方向の両端に設けた支持側
    板の内側面間に、収納部に収納されたラップから引き出
    されるラッピングフィルムの引き出しをガイドするガイ
    ド体を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の
    ラップのカッティングホルダ。
  4. 【請求項4】 ラップの芯筒にラップとは別体に形成し
    た支持軸を挿通し、支持軸の端部をホルダの側板に回動
    可能に支持したことを特徴とする請求項1、2または3
    記載のラップのカッティングホルダ。
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