JPH0516116Y2 - - Google Patents

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JPH0516116Y2
JPH0516116Y2 JP1987113813U JP11381387U JPH0516116Y2 JP H0516116 Y2 JPH0516116 Y2 JP H0516116Y2 JP 1987113813 U JP1987113813 U JP 1987113813U JP 11381387 U JP11381387 U JP 11381387U JP H0516116 Y2 JPH0516116 Y2 JP H0516116Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ラツプ用ロールフイルムの収容箱、
特に幅広のフイルムのものに好適な収容箱に関す
る。
(従来の技術) 皿等に載せられた食品の保存のためにラツプ用
ロールフイルムは心管にロール状に巻回され、紙
等の箱体に収容されており、使用時には蓋体の開
口部からフイルム先端を必要長さだけ引き出し
て、箱体の縁部に僅かに突出した鋸刃状の切断刃
によつて一方の側端側から切断されている。
上記ロールフイルム及びこれを収容せる箱体
は、一般に厚紙で作られており比較的軽いため
に、一方の手で箱体を持ち、他方の手でフイルム
を引き出すと共に切断刃の一端からフイルムを切
断して使用していた。これはフイルム幅が差程広
くないロールフイルムの場合には、手軽に使用で
ききわめて便利である。
しかし、営業用等においては多人数の食品を大
きな皿の上に載せこれを保存するために、きわめ
て幅の広いフイルムが必要となる。かかる幅広の
ロールフイルムを上述のごとくの従来の箱体に収
容して使用すると、フイルムの切断が片手で、す
なわちフイルムの一部だけしか保存できないため
に切断完了時には切断されたフイルムが互いに部
分的に重なつて密着し合い、再びこれを剥離して
完全な一平面の状態に戻さねばならない。これは
きわめて煩瑣であり、また密着度が強い場合剥離
不能なことさえある。さらには、切断時フイルム
は何ら保持されていないために、切断を行う際の
幅方向の引つ張り力によつてフイルムにしわが生
じたり重なり合つたり、これも切断後に一平面を
保てない原因ともなつている。
上記の不具合は、ロールフイルムが箱体内で不
安定で、いわゆる踊る状態のときに著しい。そこ
で、ロールフイルムの心管を回転自在に支持して
安定せしめるものも従来提案されているが、その
ための支持突部と心管の心を合わせるように手加
減する必要があり必ずしも便宜ではなかつた。特
に、本願考案が対象とするような寸法そして重量
の大きいロールフイルムにあつては上記心合わせ
は大変である。
(問題点を解決するための手段及び作用) 本考案は、上述のごとくの従来の問題点を解決
し、切断後のフイルムの密着等が生ぜずしかも、
切断時にそのまま皿等にラツプでき、かつ簡単に
心管を支持突部に心合わせできるような、特に幅
広のフイルムに好適なラツプ用ロールフイルムの
収容箱を提供することを目的としている。
本考案は、上記目的の達成のために、 心管に巻回されたラツプ用ロールフイルムを収
容し、該フイルムの先端引出用にフイルムの幅方
向に延びる開口を有する箱体が、開口縁に沿つて
フイルムを切断するための切断刃を備えるものに
おいて、 上記ロールフイルムの両端に対面する、上記箱
体の両側端壁の内面に、心管内径に挿入されて該
心管を回転自在に支持する支持突部が設けられ、 上記両側端壁のうち少なくとも一方は開閉自在
に形成され、 上記開口縁には、フイルムの引出し経路面で切
断刃の内側近傍位置に、フイルムの案内面が設け
られ、該案内面に引き出されたフイルムを密着保
持する保持手段を備え、 箱体の底部には、少なくとも開閉自在な側端壁
側に、ロールフイルムの周面を受けて該ロールフ
イルムの心管を支持突部と同心に位置せしめるV
字溝を有するブロツク体が配されている、 ことにより構成される。
以上のごとくの構成の本考案によるならば、先
ず、食品が載つている皿等を箱体の側部に配置し
た後、開口よりフイルム先端を必要長さだけ引き
出す。するとフイルムは案内面上の保持手段で幅
方向にて保持されているために、切断時にフイル
ムにしわ等が生ずることなく切断され、そのまま
皿等を覆うことができる。特に幅広のフイルムの
場合、ロールフイルム及びこれを収容する箱体は
比較的重く安定しているので、箱体をテーブル上
に載せたまま、フイルムの先端の両側を両手で把
持できるために、きわめて効果的である。さらに
は、ロールフイルムはブロツク体のV字溝上に載
置されるだけで支持突部に心合わせされそして心
管が両端側で支持突部により回転案内されている
ので、フイルムの引出しの際にロールフイルムが
振れたり、することもなく切断動作が安定して行
われる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。第1図は、本考案の第一実施例として
のラツプ用ロールフイルムの収容箱であり、Aは
一部破断正面図、Bは左側面図である。
同図において、1はロールフイルムの収容のた
めの箱体である。
箱体1は板状部材をプレス等により屈曲成形し
て作られている。該箱体1の底部を形成する底板
部1aは下面に据置用の脚部5を有し、該底板部
1aからは背面壁1cが起立し、該背面壁1cの
中間部に設けられたヒンジ部2を経た後横方向に
屈曲せられた上板部1dに連続形成されている。
かくして、上記ヒンジ部2を回転中心として背面
壁1cの上半分及びこれに連続する上面壁たる上
板部1dとは、第1図Bの二点鎖線で示されるご
とく開閉自在となつている。上記上板部1dは、
上記底板部1aとほぼ平行で対向するが、底板部
1aに比し短く、中央部付近までしか延出してい
ない。一方、箱体1の前部には底板部1aに前面
壁1bが取りつけられ、その中間部で若干内方に
傾斜し、さらに上縁部では、箱体1の中心部方向
に向けられた案内面1eが形成されている。した
がつて、該案内面1eと上記上板部1dの縁部と
の間には、長手方向(第1図Bにおいて紙面直角
方向でフイルムの幅方向でもある)に延びる開口
3が形成される。
一方、上記箱体1の長手方向における両端には
側端壁6,7が設けられている。該側端壁6,7
のうちの少なくとも一方は、第1図Aによく見ら
れるように、底板部1aとの間に設けられたヒン
ジ部8によつて外方に開放自在となつている。そ
して、側端壁6,7は、上板部1dとの間でロツ
ク部材9でロツク可能となつている。
かくして、内部にラツプ用ロールフイルム10
を収容する空間と、該フイルムの先端を外部へ引
き出すための開口3を備える箱体が形成されるこ
とになる。
次に、上記箱体1の前面壁1bの上縁には、フ
イルムの切断用の鋸刃状の切断刃11が設けら
れ、さらにその内方に位置する案内面1eには、
長手方向の適宜箇所にフイルムとの密着性の高
い、保持手段としての板状のゴム部材12が設け
られている。該ゴム部材12は、例えばウレタン
ゴム等種々挙げられる。
一方、上記箱体1の両側端壁6,7の内面に
は、ロールフイルム10の心管10aを回転自在
に支持する支持突部13が、ねじ13b等を介し
て取付けられている。さらに箱体1の底板部1a
には、使用前のロールフイルム10を載置するV
字溝14aをもつブロツク体14が設けられてい
る。該ブロツク体14は、ロールフイルム10を
上記V字溝に載置した際、心管10aが、開閉自
在な側端壁に設けられた支持突部13と同心に位
置せしめるためのもので、これに好適な寸法とな
つている。したがつて、種々の径のロールフイル
ムに対応するには、例えばV字溝の開度を段階的
に設定可能にするとか、複数種のV字溝を段状に
設けブロツク体を長手方向に移動して一つのV字
溝を選択可能とするとかの方策をとることができ
る。
なお、箱体1の上板部の上面中央部には把手2
0が設けられていて、移動に便宜なものとなつて
いる。
次に、以上のごとくの本実施例についてその使
用方法を順を追つて説明する。
先ず、ロツク部材9を開放して一方の側端壁
6を矢印A方向に回動してオープン状態とする
と共に、上板部1dをも矢印B方向に回動せし
めて開口3を広くし、ここから使用前のロール
フイルム10を、他方の側端壁7に設けられた
支持突部に心管10aが嵌まるように挿入し、
底板部に設けられたブロツク体14のV字溝1
4a上に載置する。これにより、ロールフイル
ムは所定の高さに維持される。その際フイルム
の先端は引き出しておくのがよい。
次に、上板部1dを、そして一方の側端壁6
を順に原位置に戻し、ロツク部材9でロツクす
る。ロールフイルム10はすでにで述べたよ
うにブロツク体14上で所定高さにあるので、
上記一方の側端壁6を閉じた際、その支持突部
13は自ずとロールフイルムの心管10の内に
嵌まりこみ、かくして、ロールフイルム10は
両端側で回転自在に支持されることとなる。
フイルムの使用の際には、フイルム先端を外
方に所要長さだけ引き出し、これを下方に引
く。するとフイルムは密着性の高い保持手段と
してのゴム部材12によつて全幅にわたつて保
持される。
かかる状態で、上記フイルムの先端を一端側
から下方に強く引くならば、フイルムは切断刃
11にて他端側に向けて切断されることとな
る。その際、箱体1の近くに所定の皿等を配置
しておけば、そのままラツプすることが可能で
ある。しかも切断される際、フイルムの後部は
ゴム部材で幅方向に保持されているので、フイ
ルムが曲つて互いに密着し合つたりすることは
ない。
次に、本考案の第二実施例を第2図にもとづい
て説明する。
第2図は第1図装置において保持手段が変形さ
れたものであり、案内面端部周辺の構成を拡大し
た斜視図である。第2図において、箱体1の前面
壁1bに上縁に切断刃11が取りつけられ、その
内方に屈曲して案内面1eが形成せられている点
については第1図装置と同様である。
本実施例の保持手段15は案内面1eの端部に
てフイルムの端部を挟持するようになつている。
上記保持手段15は、上記案内面1eの端部の支
持部にて回動自在に支持されるレバー15aと、
回動力をフイルムから受けるための受圧部材15
bと、上記レバー15aの回動によりフイルム1
0を案内面1eとの間で挟圧する挟圧部材15c
を有している。なお、上記保持手段15はフイル
ムの幅方向の一端側しか図示されていないが、他
端側にも対称的に配設されている。
先ずレバー15aは、案内面1eの端部にて回
動自在に支持され、その支持部の両側にてL字状
に屈曲され、その一端には受圧部材15bが、そ
して他端には挟圧部材15cが設けられている。
そして、受圧部材15bはフイルムの引出し方向
において切断刃11より外側に位置してあり、か
つ支持部におけるねじりばねの力によつて自由状
態では上記切断刃11よりも上方に突出してい
る。一方、挟圧部材15cは、案内面1e上にあ
つて、上記自由状態では、該案内面1eより離れ
ている。
かかる本実施例装置の使用に際しては、引出さ
れたフイルム10は上記受圧部材15bと挟圧部
材15cとの間を通されている。そして、所要長
さだけフイルムを引出した後に、これを下方に引
くならば受圧部材15bが下方に圧せられレバー
15aはばね15dの力に抗して回動し、これに
よつて挟圧部材15cがフイルムを両端で案内面
1eとの間で挟圧保持し切断が容易となる。
なお、上記保持手段において、受圧部材及び挟
圧部材の寸法や位置さらにはねじりばねの力等は
フイルムの幅等の諸条件によつて適宜決定され
る。
(考案の効果) 以上のように、本考案は切断刃の内方近傍にフ
イルム用保持手段を設け、かつ箱体の両側端壁に
はロールフイルムの心管を回動自在に支持する支
持突部を設けると共に箱体の底部にV字溝をもつ
ブロツク体を配設し、また少なくとも一方の側端
壁を開閉自在としたので、自動的にロールフイル
ムを支持突部に心合わせされ、ロールフイルムの
装填がきわめて容易に行われるのみならず、引出
されたフイルムの切断にあつては保持手段によつ
てフイルムが全幅にわたつて保持されてしわ等が
生ぜず、正確かつ確実な切断がなされる。そして
フイルムが部分的に密着してしまうこともなくな
り、きわめて使い勝手が向上する。特に幅広のフ
イルムにあつては、両手でのフイルムの引出し及
び切断が可能となるため、箱体の側に皿等を配置
しておけば即ラツプ作業が行うことが可能となる
という効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例を示し、第1図A
は部分破断正面図、第1図Bは側面図、第2図は
本考案の第二実施例の部分拡大斜視図である。 1……箱体、1e……案内面、3……開口、
6,7……側端壁、10……ロールフイルム(フ
イルム)、11……切断刃、12……保持手段
(ゴム部材)、13……支持突部、15……保持手
段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 心管に巻回されたラツプ用ロールフイルムを
    収容し、該フイルムの先端引出用にフイルムの
    幅方向に延びる開口を有する箱体が、開口縁に
    沿つてフイルムを切断するための切断刃を備え
    るものにおいて、 上記ロールフイルムの両端に対面する、上記
    箱体の両側端壁の内面に、心管内径に挿入され
    て該心管を回転自在に支持する支持突部が設け
    られ、 上記両側端壁のうち少なくとも一方は開閉自
    在に形成され、 上記開口縁には、フイルムの引出し経路面で
    切断刃の内側近傍位置に、フイルムの案内面が
    設けられ、該案内面に引き出されたフイルムを
    密着保持する保持手段を備え、 箱体の底部には、少なくとも開閉自在な側端
    壁側に、ロールフイルムの周面を受けて該ロー
    ルフイルムの心管を支持突部と同心に位置せし
    めるV字溝を有するブロツク体が配されてい
    る、 ことを特徴とするラツプ用ロールフイルムの収
    容箱。 (2) ブロツク体のV字溝の開度は段階的に設定可
    能となつていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載のラツプ用ロールフイル
    ムの収容箱。 (3) ブロツク体はロールフイルムの長手方向に複
    数種のV字溝を有しかつ同方向に位置の選択が
    可能となつていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載のラツプ用ロールフイ
    ルムの収容箱。
JP1987113813U 1987-07-27 1987-07-27 Expired - Lifetime JPH0516116Y2 (ja)

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JPS6420444U JPS6420444U (ja) 1989-02-01
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5196696A (ja) * 1975-01-23 1976-08-25

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JPS6420444U (ja) 1989-02-01

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