JP3021756U - シート引き出しカット箱 - Google Patents

シート引き出しカット箱

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JP3021756U
JP3021756U JP1995009630U JP963095U JP3021756U JP 3021756 U JP3021756 U JP 3021756U JP 1995009630 U JP1995009630 U JP 1995009630U JP 963095 U JP963095 U JP 963095U JP 3021756 U JP3021756 U JP 3021756U
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box
cut
slit
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米光 比嘉
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米光 比嘉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂フィルムやアルミ箔などのようなシー
ト状体を、その収納箱から引き出してカットするシート
引き出しカット箱に関し、箱蓋の開閉が不要で、取り扱
い操作が簡便となり、しかもシートロールの回転が円滑
でシートを容易に引き出せるようにすることを目的とす
る。 【解決手段】シート状体をロール状に巻回してなるシー
トロール2を内蔵する箱本体1に、シートロール2を挿
入する開口3を有し、該箱本体1の前壁1aの開口縁1
fと底1e側との間のほぼ中央部ないし中央部近傍の位
置に、シートロール2の中心軸Aと平行方向のスリット
10を有している構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、合成樹脂フィルムやアルミ箔などのようなシート状体を、その収納 箱から引き出してカットするシート引き出しカット箱に関する。以下、本明細書 において、包装などのための合成樹脂フィルムやアルミ箔などを総称して「シー ト」と呼ぶ。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のシート引き出しカット箱の斜視図であり、(1)は箱蓋を開けた 状態、(2)はシートのカット動作時の状態である。このシート引き出しカット 箱は、断面がほぼ正方形の箱本体1の中に合成樹脂フィルムやアルミ箔などのシ ートロール2を内蔵してあり、シートロール2の挿入用の開口3が、上側に設け てある。この開口3の片方の縁4と連続して開閉蓋5がついており、開閉蓋5の 付け根部4とは反対側の開口縁6にカッタ刃7がついている。
【0003】この装置において、いま内部のシートロール2からシートを引き出 して使用する場合は、シートロール2の先端を手で引出し、被包装物体に被せた 状態で、開閉蓋5を閉じる。この状態で、(2)図のように、引き出されたシー ト2bをカッタ刃7に引っかけるようにして、引っ張ると、カットされる。
【0004】ところが、この装置の場合、カッタ刃7が開口縁6についているた め、カット後に、シートロール2の先端が、箱本体1の中に引っ込み、しかも内 部のシートロール2と密着してしまう。そのために、次に使用する場合は、その 都度開閉蓋5をあけて、シートロール2の先端を引き剥がしてから、引き出す、 という面倒な操作が必要となる。
【0005】図8はこの不便を解消したもので、(1)は開閉蓋5を開けた状態 、(2)はシートのカット動作時の状態である。この装置は、開閉蓋5が、その 蓋部5aから直角に延長した前蓋部5bを有しており、この前蓋部5bの先端縁 にカッタ刃7がついている。
【0006】この装置においては、内部のシートロール2の先端を外側に引き出 すと、箱本体1の前壁1aの中央にシリコーンゴムなどの粘着剤8が貼ってある ため、シート先端2aは常に、この粘着剤8に接着され、箱本体内に引き込まれ るのを防止できる。
【0007】カット操作時には、(1)のように、開閉蓋5を開いて、シート先 端2aを粘着剤8から剥がした状態で、所要の長さだけシート先端2aを引き出 した後、(2)のように、開閉蓋5を閉じた状態で、カッタ刃7にシートの根元 側を当てて引っ張ると、カットされる。その後、前蓋部5bの親指マーク部9を 押して、シート先端(2a)を粘着剤8に押しつけて、接着する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
このように、開閉蓋5の前蓋部5b先端にカッタ刃7を付けると、前蓋部5b の幅と同等の長さだけ、シート先端2aが箱本体1の縁6より外側に残るので、 図7の構造のように、シート先端がシートロール2に接着するといった問題は解 消される。しかも、シート先端2aが粘着剤8に接着されるので、シート先端2 aが箱本体内に巻き込まれるといった問題もない。
【0009】しかしながら、シートを使用するたびに、シート先端2aを粘着剤 8から剥がすために開閉蓋5をあけて、かつ使用量だけシートロール2から引き 出してから、開閉蓋5を閉じ、カット操作する必要がある。そのため、使用の都 度、開閉蓋5を開け閉めしなければならず、操作が不便である。
【0010】また、次の使用に備えて、シート先端2aを常に箱縁6より外側に 残すために、粘着剤8に接着させるが、そのために親指マーク部9の位置を押し て、シート先端2aを粘着剤8に押しつけるといった特別の操作が必要であり、 全体として取り扱い操作は複雑かつ不便になる。
【0011】図7、図8に示す従来のシート引き出しカット箱はすべて、シート を引き出す際に、シートロール2が箱縁6方向に引っ張られるため、シートロー ル2が箱から引き出される方向の力Pを受けて、箱から跳び出しそうになり、回 転の円滑が妨げられ、スムーズに引き出すことができない。また、箱蓋5を閉じ 加減にして、強く引っ張ることが必要となり、引き出し操作にテクニックを要す る。
【0012】本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、箱蓋の開閉が不 要で、取り扱い操作が簡便となり、しかもシートロールの回転が円滑でシートを 容易に引き出せるシート引き出しカット箱を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の技術な課題は、次ような手段によって解決できる。請求項1の考案は 、シート状体をロール状に巻回してなるシートロール2を内蔵する箱本体1に、 シートロール2を挿入する開口3を有している。そして、該箱本体1の前壁1a の開口縁1fと底1e側との間のほぼ中央部ないし中央部近傍の位置に、シート ロール2の中心軸Aと平行方向のスリット10を有している。
【0014】請求項2の考案は、請求項1の箱本体1の前壁1aの表面において 、前記のスリット10と底1e側との間に、合成樹脂フィルムのテープ11を貼 りつけてある。
【0015】請求項3の考案は、請求項1の箱本体1の箱蓋5の前蓋部5bが、 予め箱本体1の前壁1aに重ねた状態で固定されている。そして、該前蓋部5b には、使用に先立って、前記スリット10の領域および前壁1aの合成樹脂フィ ルムのテープ11側の領域を切除できるように、切り目5jが入っている。
【0016】
【作用】
請求項1によると、シートロール2を内蔵した箱本体1において、その前壁1 aの開口縁1fと底1e側との間のほぼ中央部ないし中央部近傍の位置に、シー トロール2の中心軸Aと平行方向のスリット10を有するため、このスリット1 0からシートを引き出す際に、シートロール2はスリット10向きの力を受ける 。その結果、箱本体内部のシートロール2が、箱本体1から跳びだす方向の動き をすることはなく、安定性にすぐれ、回転も円滑となるので、軽い力で容易に引 き出し操作できる。
【0017】また、従来のようにシートが箱本体の開口縁から引き出される構造 と違って、前壁1aの中央部のスリット10から引き出されるので、引き出す際 にいちいち開閉蓋5を開け閉めする必要もない。
【0018】請求項2のように、前記の箱本体1の前壁1aの表面において、前 記のスリット10と底1e側との間に、合成樹脂フィルムのテープ11を貼りつ けてあるため、シートロール2が合成樹脂製のラップフィルムの場合は、スリッ ト10の外側に引き出されているラップシート先端2aが、合成樹脂フィルムの テープ11に付着し固定される。
【0019】したがって、シート先端2aが箱本体1の中に引き込まれることは なく、常時スリット10の外に露出しているため、次に使用するときは、合成樹 脂フィルムのテープ11に付着しているシート先端2aを剥がして、スリット1 0から引き出すのみで足り、従来のように箱蓋を開け閉めする必要がなく、操作 が至って簡単である。
【0020】請求項3によると、箱蓋5の前蓋部5bが、予め箱本体1の前壁1 aに重ねた状態で固定されているが、使用に先立って、前記スリット10の領域 および合成樹脂フィルムのテープ11側の領域を、前蓋部5bの切り目5jから 切除する構造なため、使用開始直前まで、すなわち流通過程などにおいては、ス リット10や合成樹脂フィルムのテープ11は前蓋部5bでカバーされていて、 露出しないので、合成樹脂フィルムのテープ11に塵埃や汚れが付着したりして 粘着力が低下したり、スリット10から箱本体1中に塵埃が入り込んだりするこ とはない。
【0021】
【実施例】
次に本考案によるシート引き出しカット箱が実際上どのように具体化されるか を実施例で説明する。図1は本考案によるシート引き出しカット箱の全容を例示 する斜視図と縦断面図、図2は同実施例のシート引き出しカット箱の箱蓋5を開 いて構造がわかりやすくした斜視図である。
【0022】箱本体1は、前壁1a、後壁1b、左側の側壁1c、右側の側壁1 dおよび底壁1eによって、細長い箱が形成されており、その中に、開口3から シートロール2が挿入されている。このシートロール2は、アルミ箔のロールで あってもよいが、この実施例では、合成樹脂フィルムのロールについて説明する 。5は箱蓋であり、前記の前壁1aの開口縁1fと対向する折り目4を介して一 体に連続している。
【0023】該箱蓋5は、上蓋部5aと、該上蓋部5aと折り目5cを介して連 続している前蓋部5bとから成り、前蓋部5bの先端中央に、折り目5dを介し て、固定舌片5eが連続している。前蓋5bの左右両端には、折り目5f、5g を介して、差し込み用の舌片5h、5iが一体に連続している。
【0024】前蓋5bの中央には、ミシン目などの切り目5jが入っている。こ の切り目5jは、図1のように、箱蓋5を閉じた状態において、後述するスリッ ト10の上縁と重なる位置に設けてある。すなわち、図3(1)(2)のように 、前蓋部5bの切除部5b1を剥がして切除したときに、スリット10が塞がら ないで露出するような位置に設けられている。
【0025】箱本体1の前壁1aには、その開口縁1fと底壁1e側との間のほ ぼ中央ないし中央近傍の位置に、シートロール2の軸中心Aと平行方向にスリッ ト10が開けられている。このスリット10は、シートロール2の全幅より多少 長い。そして、このスリット10と底壁1e間の前壁面に、合成樹脂フィルムか ら成るテープ11が貼りつけてある。
【0026】このシート引き出しカット箱は、店頭で販売するときは、図1のよ うに箱蓋5が閉じられ、固定されている。すなわち、シートロール2を内蔵した 状態で、箱蓋5を閉じ、前蓋部5bの左端の舌片5hを、箱本体1の左側の側壁 1cと前壁1a間の隙間1jに差し込み、同様に前蓋部5bの右端の舌片5iを、 箱本体1の右側の側壁1dと前壁1a間の隙間1kに差し込む。さらに、図1に 示すように、固定舌片5eを箱本体1の底壁1eに接着し固定してある。
【0027】図3はこのシート引き出しカット箱の使い方を順次説明する斜視図 と縦断面図である。このシート引き出しカット箱を購入して来て使用する場合は 、先ず図3(1)のように、箱本体1の底壁1eから固定舌片5eを剥がし、該 固定舌片5eと切り目5j間の切除部5b1を指でつまんで引っ張ると、図示の ように切り目5jから下側の切除部5b1のみを切除できる。
【0028】(2)の断面図は、こうして切除部5b1を切除した後の状態を示 す縦断面図であり、切り目5jがスリット10の上縁と重なる位置にあるため、 切除部5b1が除去された後は、切り目5jから上側の残った前蓋部5b2でス リット10が塞がれるようなことはない。
【0029】こうして切除部5b1を除去した後は、前蓋両端の差し込み用の舌 片5h、5iを箱本体1の隙間1j、1kから抜き出して、図4のように、箱蓋 5を開き、中のシートロール2からその先端を剥がし、箱本体1の内側からスリ ット10に挿入し、シート先端2aをスリット10の外側に引き出す。
【0030】この状態で、箱蓋5を閉じ、前蓋両端の差し込み用の舌片5h、5 iを再び箱本体1の隙間1j、1kに挿入し固定して、図3(4)(5)の状態 にすると、以後箱蓋5を開ける必要はない。また、前壁1aに貼ってある合成樹 脂フィルムのテープ11にシート先端2aが粘着し、固定される。
【0031】このようにして、シート先端2aをスリット10から引き出してお くと、後はシート先端2aを必要な量だけ引き出して、カッタ刃7で切断するだ けでよい。すなわち、通常は図5(1)のように、シート先端2aが前壁1aの 合成樹脂フィルムのテープ11に粘着しているので、使用に際しては、(2)の ように、このシート先端2aを合成樹脂フィルムのテープ11から引き剥がし、 引き続いて(3)のように必要量2bだけ、ラップシートを引き出した後、(4 )のようにカッタ刃7に当てた状態で、シート先端2a方向に引っ張ると、(5 )のように必要量のラップシート2bがカッタ刃7でカットされる。
【0032】その結果、切断後のシート先端2aが再び合成樹脂フィルムのテー プ11に付着し、次の使用に備える。合成樹脂フィルム同士は粘着性がよく、し かも容易に剥離できる。さらに、合成樹脂フィルムのテープ11は、前壁1aの 左端から右端まで、すなわちシートロール2のほぼ全幅にわたって貼られている ので、カッタ刃7でカットされた後のシート先端2aは、その全幅にわたって合 成樹脂フィルムのテープ11に付着し、固定される。
【0033】しかも、図5(4)におけるカット操作時に、合成樹脂フィルムの テープ11上のシート2a’が該合成樹脂フィルムのテープ11に接する方向に 、シート先端2aが引っ張られるので、その際に、次のシート先端2a’が合成 樹脂フィルムのテープ11に付着する。
【0034】したがって、図8の従来構造のように、切断後のシート先端を前壁 1a中央のシリコーンゴムなどの粘着剤8に、前蓋部5bを親指で押しつけて粘 着させるという特別の操作は必要ない。しかも、合成樹脂フィルムのテープ11は 、前蓋部5bの切除部5b1を除去した後は常時露出しているので、その上に付 着しているシート先端2aも常時箱本体1の外側に露出していることになる。
【0035】そのため、シートロール2からラップシートを引き出すたびに、箱 蓋5を開け閉めする必要がなく、シート先端2aを合成樹脂フィルムのテープ 11から引き剥がす、引き剥がしたシート先端2aを持って、スリット10か ら必要量だけ引き出す、カッタ刃7に当ててカットする、の操作を自然な動作 で連続的に行なうことができ、しかもカット後のシート先端2aは、前記のよう に特別の操作をしなくても、カット操作の際に合成樹脂フィルムのテープ11に 付着して固定される。
【0036】前記のシート先端2aを持って、スリット10からシートを引き 出す操作の際に、図5(3) のように、シートロール2はスリット10向きの力P を受けるため、箱本体1の内部のシートロール2が、箱本体1から跳び出す方向 の動きをすることはなく、回転も円滑なため、軽い力で引き出し操作できる。
【0037】購入後に初めて使用する際の取り扱いは、図3(1)のように、前 蓋部5bの切除部5b1を切除してから、箱蓋5を開けて、シート先端2aを箱 本体の内側からスリット10に通して、外側から引き出す方法のほかに、図3( 3)のように先に箱蓋5を開いてから、切除部5b1を切り目5jから切り離し てもよい。
【0038】また、購入者が自分でシート先端2aをスリット10に通す例を説 明したが、図6のように、メーカ側が、シート先端2aを予めスリット10に通 して、スリット10の外側に引き出し、合成樹脂フィルムのテープ11に粘着さ せておくこともできる。
【0039】この場合は、使用者は、購入後に前蓋部5bの切除部5b1を、図 3(1)の要領で引き剥がして切り目5jから切除するだけで、直ちに、合成樹 脂フィルムのテープ11に付着しているシート先端2aを剥がして、シートロー ル2から引き出して使用できる。
【0040】したがって、ユーザにとっては、蓋5を開閉する操作は一切不必要 となり、取り扱い操作が至って簡便になる。また、このように蓋5を開ける必要 は一切ないので、前蓋部5bの上側に残る前蓋部5b2を箱本体1に強固に固定 しておくことで、箱全体が堅牢となる。
【0041】このように、図6の実施例における箱蓋5は全く開閉する必要性が ないのに対し、図1〜図5の実施例の箱蓋5は、シートロール2の先端をスリッ ト10から外側に引き出すときのみ、すなわち1回限りではあるが、開閉する必 要がある。
【0042】以上の実施例において、合成樹脂フィルムのテープ11を用いる場 合は、シートロール2も同じ合成樹脂製(例えば塩化ビニル樹脂製)が適してい る。このように、シートロール2が合成樹脂製のラップフィルムの場合を例に説 明したが、シートロール2がアルミホイルの場合は、合成樹脂フィルムのテープ 11に代えて、粘着性のテープを貼ることになる。
【0043】
【考案の効果】
請求項1のように、シートロール2を内蔵した箱本体1の前壁1aに設けたス リット10からシートを引き出す構造にすると、シートロール2はスリット10 向きの力を受けるので、内部のシートロール2が、箱本体1から跳び出すような 動きをすることはなく、安定性にすぐれ、円滑に回転できるので、軽い力で容易 に引き出し操作できる。また、使用に際して、シートがスリット10から引き出 されるので、引き出す際にいちいち箱蓋5を開け閉めする必要がなく、取り扱い 操作も簡便である。
【0044】請求項2のように、箱本体1の前壁1aに合成樹脂フィルムのテー プ11を貼りつけたことにより、スリット10の外側に引き出されているシート 先端2aが、この合成樹脂フィルムのテープ11に付着し固定される。したがっ て、シート先端2aが箱本体1の中に引き込まれることはなく、しかも箱本体1 の外面に固定されているので、使用に際して、箱蓋を開け閉めする必要がなく、 操作が至って簡単である。
【0045】請求項3によると、前蓋部5bが、予め箱本体1の前壁1aに重ね た状態で固定されていて、使用に先立って、前記スリット10の領域および合成 樹脂フィルムのテープ11側の領域を、切り目5jから切除する構造なため、流 通過程などにおいて、スリット10や合成樹脂フィルムのテープ11は外に露出 しないので、合成樹脂フィルムのテープ11に塵埃や汚れが付着したりして粘着 力が低下したり、スリット10から箱本体1中に塵埃が入り込んだりすることも ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案によるシート引き出しカット箱の全容
を例示する斜視図と縦断面図である。
【図2】 図1の実施例のシート引き出しカット箱の箱
蓋を開いた構造の斜視図である。
【図3】 本考案のシート引き出しカット箱の使いはじ
めの取り扱い方を順次説明する斜視図と縦断面図であ
る。
【図4】 シート先端をスリットに通す操作を説明する
斜視図である。
【図5】 通常のシート引き出しカット操作を順次説明
する縦断面図である。
【図6】 メーカ側でシート先端をスリットに通してお
く実施例の縦断面図である。
【図7】 従来のシート引き出しカット箱の斜視図であ
り、(1)は箱蓋を開けた状態、(2)はシートのカッ
ト操作時の状態である。
【図8】 従来の改良型のシート引き出しカット箱の斜
視図で、(1)は開閉蓋を開けた状態、(2)はシート
のカット操作時の状態である。
【符号の説明】
1 箱本体 1a 箱本体の前壁 2 シートロール 2a シート先端 2b 必要量だけ引き出したシート 3 開口 5 箱蓋(開閉蓋) 5b 前蓋部 5j 切り目 10 スリット 11 合成樹脂フィルムのテープ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状体をロール状に巻回してなるシ
    ートロール2を内蔵する箱本体1に、シートロール2を
    挿入する開口3を有し、 該箱本体1の前壁1aの開口縁1fと底1e側との間の
    ほぼ中央部ないし中央部近傍の位置に、シートロール2
    の中心軸Aと平行方向のスリット10を有していること
    を特徴とするシート引き出しカット箱。
  2. 【請求項2】 前記の箱本体1の前壁1a表面におい
    て、前記のスリット10と底1e側との間に、合成樹脂
    フィルムのテープ11を貼りつけてなることを特徴とす
    る請求項1記載のシート引き出しカット箱。
  3. 【請求項3】 箱蓋5の前蓋部5bは、予め箱本体1の
    前壁1aに重ねた状態で固定されており、 該前蓋部5bには、使用に先立って、前記スリット10
    の領域および前壁1aの合成樹脂フィルムのテープ11
    側の領域を切除できるように、切り目5jが入っている
    ことを特徴とする請求項1記載のシート引き出しカット
    箱。
JP1995009630U 1995-08-19 1995-08-19 シート引き出しカット箱 Expired - Lifetime JP3021756U (ja)

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