JP2003289627A - エネルギー需給方法、エネルギー需給システム、需要側装置、管理側装置 - Google Patents

エネルギー需給方法、エネルギー需給システム、需要側装置、管理側装置

Info

Publication number
JP2003289627A
JP2003289627A JP2002092693A JP2002092693A JP2003289627A JP 2003289627 A JP2003289627 A JP 2003289627A JP 2002092693 A JP2002092693 A JP 2002092693A JP 2002092693 A JP2002092693 A JP 2002092693A JP 2003289627 A JP2003289627 A JP 2003289627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy
demand
amount
supply
demand side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002092693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3935386B2 (ja
Inventor
Hideki Shintaku
英城 新宅
Shinichi Kawasaki
真一 川崎
Tomoe Kurusu
知恵 来栖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2002092693A priority Critical patent/JP3935386B2/ja
Publication of JP2003289627A publication Critical patent/JP2003289627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3935386B2 publication Critical patent/JP3935386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のエネルギー需給システムでは、エネル
ギーコストを低下させることができなかった。 【解決手段】 燃料電池11、蓄電装置12、および配
電設備13を有する需要側10と、管理側1との間のエ
ネルギー需給方法において、前記燃料電池11から生成
されるエネルギー量のデータ、蓄電装置12に蓄積され
るエネルギー量のデータ、および配電設備13において
消費されるエネルギー量のデータを、管理側1に送り、
前記送られたデータからエネルギーの必要度と、前記エ
ネルギーを供給する需要側10と、前記エネルギーを受
け入れる需要側20を決定し、前記エネルギーを供給す
る需要側10から、前記エネルギーを受け入れる需要側
20へエネルギーを移動するシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散型エネルギー
生成装置、エネルギー蓄積装置、およびエネルギー消費
設備を有する需要側と、管理側との間のエネルギー需給
方法、エネルギー需給システム、需要側装置、管理側装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池、コージェネレーションシステ
ム等の分散型電源を設置している需要家においては、分
散型電源による供給量と需要家内における需要量との間
には差があるのが一般的である。例えば、太陽光発電、
風力発電は、天候により電力の供給量が大きく変化す
る。また、需要家内の需要電力も、時間帯、曜日、季
節、消費設備の稼動状況等によって大きく変動すること
がある。このように、分散型電源を設置している需要家
においては、電力の供給量と需要量とのバランスは常に
不安定であり、このような需要家は、それぞれ個別に、
分散型電源による電力の供給量が大きい場合は、余剰電
力を電力会社へ売電という形態で供給し、分散型電源に
よる電源による電力だけでは不足する場合は、電力会社
から補給という形態で不足する電力を購入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、分散型電源を
設置している需要家から電力会社へ売電は、あくまで需
要家側の都合によるものであるため、売却電力の価格
は、安く抑えられてしまうため、分散型電源を使用して
発電するコストが高くなる要因となっていた。また逆に
分散型電源を設置している需要家が、電力会社から不足
する電力を購入することもあくまで需要家側の都合であ
るため、購入電力の価格は高くなり、電力コストが高く
なる要因であった。
【0004】電力会社への売電、または電力会社からの
買電を避けるためには、例えば、需要に応じて発電機を
部分負荷運転にする、または必要に応じて起動、停止を
する、ということが考えられる。しかし、発電機を部分
負荷運転にすると、発電効率が低下し、起動、停止を繰
り返すと、その都度発電機に過剰な負担がかかり、メン
テナンスコストの上昇を伴う、など充分に発電コストを
低下させることはできなかった。
【0005】また、別の方法として、蓄電装置、または
発電した余剰電力を熱の形態で蓄える畜熱装置を導入す
ることも考えられる。しかし、需要家における電力の供
給量と需要量の大きな差を埋めるためには、充分に大き
な容量の蓄電装置、畜熱装置が必要とされ、このような
オーバースペックの蓄電装置、畜熱装置を導入すること
は、発電コストを低下させるということにはつながらな
かった。
【0006】本発明は、上記の課題を考慮し、エネルギ
ーコストを低下させることができる、エネルギー需給方
法、エネルギー需給システム、需要側装置、または管理
側装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の本発明(請求項1
に対応)は、分散型エネルギー生成装置、エネルギー蓄
積装置、およびエネルギー消費設備を有する需要側と、
管理側との間のエネルギー需給方法において、前記分散
型エネルギー生成装置から生成されるエネルギー量のデ
ータ、前記エネルギー蓄積装置に蓄積されるエネルギー
量のデータ、および前記エネルギー消費設備において消
費されるエネルギー量のデータを、前記管理側に送り、
前記送られたデータからエネルギーの必要度と、前記エ
ネルギーを供給する需要側と、前記エネルギーを受け入
れる需要側とを決定し、前記エネルギーを供給する需要
側から、前記エネルギーを受け入れる需要側へエネルギ
ーを移動するエネルギー需給方法である。
【0008】第2の本発明(請求項2に対応)は、前記
エネルギーの必要度によって前記エネルギーの価格が決
定される、第1の本発明のエネルギー需給方法である。
【0009】第3の本発明(請求項3に対応)、分散型
エネルギー生成装置、エネルギー蓄積装置、およびエネ
ルギー消費設備を有する需要側と、管理側との間のエネ
ルギー需給方法において、前記分散型エネルギー生成装
置から生成されるエネルギー量のデータ、前記エネルギ
ー蓄積装置に蓄積されるエネルギー量のデータ、および
前記エネルギー消費設備において消費されるエネルギー
量のデータから移動されるべきエネルギーの量と価格を
仮決めし、複数の需要側から、前記移動されるべきエネ
ルギーの仮決めされた価格、およびエネルギー量に関す
る情報を、前記管理側に伝達し、前記伝達された情報か
ら、前記管理側は、前記エネルギーを供給する需要側
と、前記エネルギーを受け入れる需要側と、前記エネル
ギーの価格と量とを決定し、前記価格に基づいて前記エ
ネルギーを供給する需要側から、前記エネルギーを受け
入れる需要側へ、エネルギーを移動させるエネルギー需
給方法である。
【0010】第4の本発明(請求項4に対応)、分散型
エネルギー生成装置、エネルギー蓄積装置、エネルギー
消費設備、ならびに前記分散型エネルギー生成装置、前
記エネルギー蓄積装置、および前記エネルギー消費設備
に接続された需要側装置、を有する複数の需要側が設け
られ、所定の需要側の、分散型エネルギー生成装置、エ
ネルギー蓄積装置、エネルギー消費設備に入出力される
エネルギー量の値を格納する第1格納手段と、前記第1
格納手段に格納されたエネルギー量の値から、そのエネ
ルギーの供給または受け入れの必要度を算出する第1演
算手段と、前記所定の需要側における必要度と、他の需
要側における必要度とから、前記エネルギーを供給する
需要側および前記エネルギーの供給を受ける需要側を決
定する第2演算手段と、を備え、前記エネルギーを供給
する需要側から、前記エネルギーの供給を受ける需要側
へ、前記エネルギーを移動させる指令を出す管理側装置
を有する管理側が設けられた、エネルギー需給システム
である。
【0011】第5の本発明(請求項5に対応)は、前記
エネルギーの供給の必要度は、前記分散型エネルギー生
成装置から出力されるエネルギー量から前記エネルギー
消費設備に入力されるエネルギー量を引いた値を、前記
エネルギー蓄積装置の蓄積余裕量で除算した値とし、前
記エネルギーの受け入れの必要度は、前記分散型エネル
ギーから出力されるエネルギー量から前記エネルギー消
費設備に入力されるエネルギー量を引いた値を、前記エ
ネルギー蓄積装置に蓄積されているエネルギー量で除算
した値とする、第4の本発明のエネルギー需給システム
である。
【0012】第6の本発明(請求項6に対応)は、前記
第1演算手段は、さらに前記所定の需要側の必要度と移
動されるべきエネルギー量から前記エネルギーの価格の
仮決めを行ない、前記所定の需要側が前記仮決めされた
価格と前記移動されるべきエネルギー量とを、前記管理
側に伝達し、前記第2演算手段が、複数の需要側から送
信された仮決めされた価格と移動されるべきエネルギー
量とから、前記移動されるべきエネルギーの価格と量と
を算出し、前記管理側装置が、前記第2演算手段により
算出されたエネルギーの価格と量を、前記エネルギーを
供給する需要側、および前記エネルギーの供給を受ける
需要側へそれぞれ通知し、前記エネルギーを供給する需
要側から、前記エネルギーの供給を受ける需要側へ、前
記量のエネルギーを移動させる指令を出す、第4または
第5の本発明のエネルギー需給システムである。
【0013】第7の本発明(請求項7に対応)は、さら
に前記エネルギー量の予測値を格納する第2格納手段を
有し、前記第1演算手段は、前記第2格納手段に格納さ
れた予測値をさらに参照して必要度を算出する、第4〜
6の本発明のいずれかのエネルギー需給システムであ
る。
【0014】第8の本発明(請求項8に対応)は、前記
複数の需要側における必要度を平準化させる、第4〜7
の本発明のいずれかのエネルギー需給システムである。
【0015】第9の本発明(請求項9に対応)は、前記
エネルギーは電気であり、前記需要側は、さらに前記分
散型エネルギー生成装置、前記エネルギー蓄積装置、お
よび前記エネルギー消費設備と、商用電力系統とを接続
する受電装置を有し、前記第1格納手段は、前記受電装
置に入出力された電力データをさらに格納し、前記第1
演算手段は、前記第1格納手段に格納された電力データ
をさらに参照して前記移動されるべきエネルギー量が決
定される、第4〜8の本発明のいずれかのエネルギー需
給システムである。
【0016】第10の本発明(請求項10に対応)は、
需要側に設けられ、前記分散型エネルギー生成装置、前
記エネルギー蓄積装置、および前記エネルギー消費設備
に接続され、前記分散型エネルギー生成装置、前記エネ
ルギー蓄積装置、および前記エネルギー消費設備に入出
力されるエネルギー量の値を格納する第1格納手段を有
し、管理側装置の第1演算手段においてそのエネルギー
の供給または受け入れの必要度が算出され、前記管理側
装置の第2演算手段において前記所定の需要側における
必要度と、他の需要側における必要度とから、前記エネ
ルギーを供給する需要側および前記エネルギーの供給を
受ける需要側が決定され、前記エネルギーを供給する需
要側から、前記エネルギーの供給を受ける需要側へ、前
記エネルギーを移動させる指令を管理側装置から受け
る、需要側装置である。
【0017】第11の本発明(請求項11に対応)は、
複数の需要側に設けられ、分散型エネルギー生成装置、
エネルギー蓄積装置、エネルギー消費設備、に接続さ
れ、所定の需要側の、分散型エネルギー生成装置、エネ
ルギー蓄積装置、エネルギー消費設備に入出力されるエ
ネルギー量の値を格納する第1格納手段を有する、需要
側装置から前記エネルギー量の値が送信され、前記送信
されたエネルギー量の値から、そのエネルギーの供給ま
たは受け入れの必要度を算出する第1演算手段と、前記
所定の需要側における必要度と、他の需要側における必
要度とから、前記エネルギーを供給する需要側および前
記エネルギーの供給を受ける需要側を決定する第2演算
手段と、を備え、前記エネルギーを供給する需要側か
ら、前記エネルギーの供給を受ける需要側へ、前記エネ
ルギーを移動させる指令を出す管理側装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1に、実施の
形態1の本発明のエネルギー需給システムの構成を示
す。
【0019】本発明の需要側の一例である需要側10に
は、本発明の分散型エネルギー生成装置の一例である燃
料電池11、本発明のエネルギー蓄積装置の一例である
蓄電装置12、本発明のエネルギー消費設備の一例であ
る配電設備13、ならびに燃料電池11、蓄電装置1
2、および配電設備13に接続された本発明の需要側装
置18が設置されている。配電設備13の下流には、種
々の電力消費機器(図示せず)が接続されている。
【0020】燃料電池11、蓄電装置12、および配電
設備13は、遮断器17’を介して送電母線6に接続さ
れ、また商用配電系統7にも、遮断器14’および計量
メータ14’を有する受電装置16’を介して接続され
ている。また、燃料電池11、蓄電装置12、配電設備
13には、計量メータ11’、12’13’が設置され
ている。そして、燃料電池11、蓄電装置12、配電設
備13、受電装置16’、遮断器17’は、本発明の需
要側装置の一例である需要側装置18に設置されたイン
ターフェース17に接続されている。需要側装置18の
内部において、インターフェース17は、CPU15に
接続され、CPU15は、本発明の第1格納手段の一例
である記憶装置16に接続されている。またCPU15
は、通信装置14に接続され、通信装置14は、公衆通
信回線または専用通信回線などの電気通信回線5を介し
て、本発明の管理側の一例である管理側1に設置された
本発明の管理側装置の一例である管理側装置8の通信装
置4に接続されている。
【0021】また、本発明の他の需要側の一例である需
要側20には、本発明の分散型エネルギー生成装置の一
例である燃料電池21、本発明のエネルギー蓄積装置の
一例である蓄電装置22、本発明のエネルギー消費設備
の一例である配電設備23、ならびに燃料電池21、蓄
電装置22、および配電設備23に接続された本発明の
需要側装置28が設置されている。配電設備23の下流
には、種々の電力消費機器(図示せず)が接続されてい
る。
【0022】燃料電池21、蓄電装置22、および配電
設備23は、遮断器27’を介して送電母線6に接続さ
れ、また商用配電系統7にも遮断器24’および計量メ
ータ24’を有する受電装置26’を介して接続されて
いる。また、燃料電池21、蓄電装置22、配電設備2
3には、計量メータ21’、22’、23’が設置され
ている。そして、燃料電池21、蓄電装置22、配電設
備23、受電装置26’、遮断器27’は、本発明の需
要側装置の一例である需要側装置28に設置されたイン
ターフェース27に接続されている。需要側装置28の
内部において、インターフェース27は、CPU25に
接続され、CPU25は、本発明の第1格納手段の一例
である記憶装置26に接続されている。またCPU25
は、通信装置24に接続され、通信装置24は、公衆通
信回線または専用通信回線などの電気通信回線5を介し
て、管理側1に設置された管理側装置8の通信装置4に
接続されている。
【0023】このように、管理側装置8には、需要側1
0、需要側20以外の需要側も含めて複数(n個)の需
要側の需要側装置が接続されている。そして、管理側装
置8の内部において、通信装置4は、本発明の第1演算
手段の一例であるCPU2に接続されている。なお、C
PU2は、本発明の第2演算手段も兼ねている。そして
CPU2は、記憶装置3に接続されている。
【0024】次に上記の構成のエネルギー需給システム
の動作について説明する。
【0025】需要側10において、燃料電池11の本発
明のエネルギー量の値の一例である発電出力値(kW)
が計量メータ11’により計量され、その値(データ)
は需要側装置18のインターフェース17を介して、C
PU15に伝達される。CPU15は、伝達された発電
出力値を本発明の第1格納手段の一例である記憶装置1
6に格納する。以下の説明では、燃料電池10および他
の需要側における燃料電池は全負荷運転をしているもの
とする。また、蓄電装置12の本発明のエネルギー量の
一例である蓄電量値(kWh)が計量メータ12’によ
り計量され、同様にその値は記憶装置16に格納され、
配電設備13の本発明のエネルギー量の一例である消費
電力(kW)が、計量メータ13’により計量され、同
様にその値は記憶装置16に格納される。また、受電装
置14’における遮断器14’、燃料電池11等と送電
母線6とを接続する遮断器17’は、最初は開放されて
いるとして説明を行う。
【0026】次にCPU15は、記憶装置16に格納さ
れた各エネルギー量のデータを、通信装置14、電気通
信回線5を介して、管理側1の管理側装置8に設置され
ている通信装置4に送信する。CPU2は送信されたデ
ータを一旦、記憶装置3に格納する。次に、CPU2
は、格納された各エネルギーのデータから必要度を算出
する。
【0027】必要度(N)は、次の式(1)
【0028】
【数1】 により、決定される。ここで、G10は需要側10にお
いて発電される電力(すなわち燃料電池11で発電され
る電力、kW)であり、C10は、需要側10において
消費される電力(すなわち配電設備13で消費される消
費電力、kW)であり、S10は、需要側10で蓄電さ
れている電力量(すなわち蓄電装置13で蓄電されてい
る電力量、kWh)であり、またSMAX10は、需要
側10に蓄電される得る最大蓄電量(すなわち蓄電装置
13の最大蓄積電力量、kWh)であり、SMAX−S
10は、蓄積装置13の蓄積余裕量を示す。(SMAX
10は、あらかじめ管理側装置8の記憶装置3、または
需要側装置18の記憶装置16に格納されているものと
する。) 上式のようにG10<C10のとき(すなわち、需要側
10における発電電力よりも消費電力が大きいとき)
は、蓄電装置13からは電力が放電されるが、蓄電装置
13の蓄電量が無くなるまでの時間の逆数を必要度とす
る。すなわち必要度がマイナスの値でその絶対値が大き
くなるほど、電力が逼迫しており、電力を外部から需要
側10に供給される必要が高い(すなわち電力の受け入
れの必要度が高い)ことを示す。
【0029】また、G10>C10のとき(すなわち、
需要側10における発電電力よりも消費電力が小さいと
き)は、蓄電装置13に電力が充電されるが、蓄電装置
13の蓄電余裕量が無くなるまでの時間の逆数を必要度
とする。すなわち必要度がプラスの値でその絶対値が大
きくなるほど、電力が余剰生成されており、電力を需要
側10から外部に供給する必要が高い(すなわち電力の
供給の必要度が高い)ことを示す。
【0030】以上のようにして、需要側20を含むn個
の需要側から各データが管理側装置8の記憶装置3に格
納される。そして、CPU2は、プラス側でその絶対値
が最も大きい値のN値に対応する需要側を、エネルギー
を供給する需要側と特定し、マイナス側でその絶対値が
最も大きい値のN値に対応する需要側を、エネルギーの
供給を受ける需要側と特定する。そして、CPU2は、
通信装置4、電気通信回線5を介して、それぞれの需要
側の需要側装置に送信する。
【0031】例えば、エネルギーを供給する需要側を需
要側10とし、エネルギーの供給を受ける需要側を需要
側20と仮定すると、需要側10のCPU15は、管理
側装置8からの指示を受け、遮断器17’を閉鎖(すな
わち接続)する指示を出す。そして、需要側20のCP
U25は、管理側装置8からの指示を受け、遮断器2
7’を閉鎖する指示を出す。このようにして、需要側1
0から需要側20に電力が供給され、その結果、電力の
過不足が緩和される。このとき、需要側10、20に対
応するN値(N10、N20)を次の式(2)のように
更新する。
【0032】
【数2】 ここで、Rは両需要側の間で供給された電力(kW)を
示す。このように両方の需要側において、必要度(N)
が低下し、低下されたN値によって記憶装置3に格納さ
れていた以前のN値が更新される。
【0033】次に管理側装置8のCPU2は、この状態
で記憶装置3に格納されているN値について、上記と同
様の動作を繰り返し、次に電力が逼迫している需要側
と、電力が過剰に生成されている需要側とを特定し、同
様にして電力の融通を行うように指示を出す。
【0034】上記の動作を繰り返すことによって、各N
値は、時間の経過とともに均一化されてゆく。すなわ
ち、各需要側における蓄電力量の増減速度のアンバラン
スが解消される。ここで、各N値がマイナス側で均一化
されているときは、n個の需要側全体(以下需要側ネッ
トワークという)で、電力が不足していることを示して
いるので、管理側装置8のCPU2は、いずれかの需要
側の受電装置における遮断器(たとえば遮断器14’)
を投入し、商用配電系統7と連係を取り、不足分の電力
を電力会社から購入する。そして、各N値がゼロになれ
ば、遮断器14’を開放し、商用配電系統7との連係を
解除する。
【0035】また逆に、各N値がプラス側で均一化され
ているときは、需要側ネットワークで電力が余剰に生成
されていることを示しているので、管理側装置8のCP
U2は、いずれかの受電装置における遮断器(例えば遮
断器24’)を投入し、商用配電系統7と連係を取り、
過剰分の電力を電力会社に売却する。そして、各N値が
ゼロになれば、遮断器24’を開放し、商用配電系統7
との連係を解除する。
【0036】このようにすることにより、需要側ネット
ワークにおいて、効率的に電力を融通することができる
ので、電力会社から電力を購入すること、および電力会
社に電力を売却すること、を最小限に抑えることがで
き、需要側ネットワーク全体として、電力料金を安く抑
えることができる。
【0037】また、個々の需要側にとっても、燃料電池
の効率が低下する部分負荷運転、および起動発停の繰り
返しを避けることができるので電力コストを低下させる
ことができるとともに、部分負荷運転、起動発停に伴
う、燃料電池への負荷を削減することができるので、燃
料電池のメンテナンスコストを低減させることもでき
る。
【0038】また、個々の需要側において、電力の欠乏
時、過剰時、のいずれの場合においても迅速に自動的に
電力の融通がされるので、オーバースペックの蓄電装置
が必要とされず、各受容側における燃料電池に合ったス
ペックの蓄電装置があればよく、蓄電装置の初期投資費
用を削減することができる。従って、需要側ネットワー
クに後から参入する需要側は、需要側ネットワークの電
力使用状況を検討しながら設備の導入を進めることがで
きるので、無駄な投資を抑制することができる。
【0039】また、ネットワーク全体でエネルギーの利
用効率を上昇させることができるので、無駄なエネルギ
ーを使用することがなくなり、環境負荷を低減させるこ
とができる。
【0040】なお、上記の説明では、各N値がプラス側
で均一化されるときは、電力会社に電力を売却する、と
して説明したが、その代わりに所定の燃料電池を回数を
制限した条件で停止させてもよい。または、売電をする
ことによるデメリットよりも損失が小さいという条件付
きで所定の燃料電池を部分負荷運転に移行させてもよ
い。 (実施の形態2)図2は、本発明の実施の形態2のエネ
ルギー需給システムの構成を示す。
【0041】本実施の形態のエネルギー需給システムに
おいて、本発明の第1演算手段は、管理側装置8のCP
U102ではなく、需要側装置18のCPU115に含
まれる点が、実施の形態1と異る。また、記憶手段その
他の点は、実施の形態1と同一でり、その説明を省略す
る。
【0042】次に、本実施の形態のエネルギー需給シス
テムの動作を説明する。需要側10において、燃料電池
11により発電された発電電力値(kW)、蓄電装置1
2に蓄電されている蓄電量(kWh)、配電設備13に
より消費されている消費電力(kW)、が上記と同様に
CPU115に伝達され、CPU115は、伝達された
発電電力値(kW)、蓄電量(kWh)、消費電力(k
W)、のデータを記憶装置16に格納する。
【0043】次にCPU115は、格納されたデータか
ら、本発明の移動されるべきエネルギー量の一例であ
る、需要側10における不足電力ENまたは余剰電力E
Sを式(3)から算出する。
【0044】
【数3】 次にCPU115は、式(1)を用いて必要度Nを算出
する。そしてCPU115は、算出されたEN10、E
U10に、価格付け(価格の仮決め)を行う。価格付け
は、適当な関数P10(E,N)により行われる。ここ
でEは、不足電力ENまたは余剰電力EUを表す。関数
P10(E,N)は、需要側10独自のものであり、同
じE値、N値に対しても他の需要側の値(例えばP20
(E,N))とは異なり得る。例えば、蓄電装置13に
余力がある場合は、蓄電装置貸料金を考慮して価格を決
定することができる。また、逆に蓄電装置13に余力が
無いときは、他の需要側の蓄電装置借料金を考慮して価
格を決めることもできる。このようにして各需要側にお
いて、不足電力値または余剰電力値、およびそれらに対
応する価格が仮に決められる。
【0045】CPU115は、このようにして算出した
電力E10と価格P10とを管理側装置8のCPU10
2に送信する。CPU102は、各受容側から送信され
た電力と価格を図3に示すように並べ替える。ここでP
1、P2、P3、P1’、P2’、P3’は価格を表
し、P3<P2<P1<P1’<P2’<P3’であ
る。また、そして例えばENCは、価格P1でENC
(kW)の需要(すなわち買い)があり、EUDは、価
格P1’でEUD(kW)の供給(すなわち売り)があ
ることを示している。このようにして売りと買いの売買
量(すなわち不足電力と余剰電力)が一致すれば、価格
が正式に決定され、CPU115は、その価格を提示し
た需要側に不足電力または余剰電力の価格が決定された
ことをその価格と電力の量とともに通知する。もし、価
格の一致点が無くなれば、価格の決定は停止するが、各
需要側における、必要度(N)が時間の経過とともに変
化してくるので、買いを希望する価格は、上昇し、売り
を希望する価格は下落する。したがって、再び価格が決
定され、各需要側に決定された価格とその電力の量が次
々と送信される。このようにして、買いと売りの強弱に
より価格が次々と変動し電力価格の相場が形成される。
【0046】もし、電力価格相場が大幅に下落して、決
定価格が電力会社の売電価格を下回った場合は、電力を
売りに出している各受容側は、電力会社に電力を売却す
ることを決定する。そして、売りの電力の量が減れば、
相対的に買いの電力の量が増えるため、再び電力価格は
上昇に向かう。また逆に電力価格相場が大幅に上昇し
て、電力会社の買電価格を上回ったときは、電力の買い
を希望している各受容側は、電力会社から電力を購入す
ることを決定する。そして、買いの電力の量が減れば、
相対的に売りの電力の量が増えるため、再び電力価格は
下落に向かう。
【0047】このように電力の価格が変動して決定され
るので、例えば電力の買いを希望する需要側は、その需
要側で算出される必要度とは別に、電力価格が安くなっ
たときに所定量の電力を購入することもできる。例え
ば、その需要側での設備の運転計画が変更になったとき
に一括して安い電力を購入したり、蓄電されている電力
を電力価格が上昇したときに一括して高い価格で売却す
る、等のことが可能である。
【0048】以上のようにして需要側ネットワーク内で
売買される電力の価格が決定されると、管理側装置8の
CPU102は、各需要側に電力のやり取りをするよう
指示を出す。そして、各受容側のCPUは、各遮断器を
閉鎖する指令を出し、電力のやり取りを行う。ここで、
各受容側が売電または買電を行うときには、各受電装置
の遮断器を閉鎖する。
【0049】以上のようにすることにより、各需要側の
利益を最優先させて、発電電力を需要側ネットワーク内
において有効に利用することができる。
【0050】一方各需要側が支払う総電力料金は、上記
の需要ネットワーク内で決定される料金も含めて、以下
の(4)式のように表すことができる。
【0051】
【数4】 総電力料金=燃料電池ランニングコスト+買電料金1+買電料金2−売電料金 1−売電料金2+管理会社手数料 (4) この式のおいて、買電料金1とは、電力会社からの購入
電力の料金であり、買電力2とは、上記で述べた需要側
ネットワーク内で決定された電力の購入料金であり、売
電料金1とは、電力会社への電力の売却料金であり、売
電料金2とは、需要側ネットワーク内で決定された電力
の売却料金である。式(4)から明らかなように、電力
会社からの買電料金、電力会社への売電料金を減らすこ
とにより、総電力料金を減らすことができる。また上記
で説明したように需要側ネットワーク内での電力の売買
タイミングを調整することによりさらに総電力料金を安
くすることもできる。
【0052】(実施例)A、Bを安定した電力供給能力
を有する需要家とする。そして、需要家Aは、朝に電力
需要が多く、電力会社から買電を行ない、昼は蓄電を行
ない、夜は装置を停止させる。そして需要家Bは、朝は
蓄電を行ない、昼は装置を停止させ、夜に電力需要が多
く、電力会社から買電を行なっている、とする。
【0053】このような要家A、Bを上記のように連結
することを考えると、需要家Aは、朝は、需要家Bの電
力を使用することで買電を行なわなくてもよく、朝以外
に蓄電する電力を夜に需要家Bに使ってもらうことで、
売電を行わなくてもよい。従って、不利な条件で売却す
る電力が減少し、また、朝の最大電力を賄う必要が無く
なるため蓄電装置を小型化することができる。
【0054】需要家Bは、夜は需要家Aが昼に蓄電した
電力を使用することで買電を行なわなくてもよい。朝
は、本来蓄電していた電力の一部を需要家Aに使っても
らうことで、蓄電装置を小型化することができるか、ま
たは売電を行なう必要が無くなる。
【0055】この状態の需要家A、Bで構成されるネッ
トワークに安定した電力供給装置を有し、昼に電力需要
が多く、電力が不足する需要家Cがこのネットワークに
参入するとする。すると需要家Cは、昼は需要家A、B
から電力の供給を受け、朝は、需要家Aに供給を行な
い、夜は、需要家Bに供給を行なう。こうすることによ
り、需要家Cは、電力会社と売買する電力を最小限に抑
えることができ、また最小限の規模の蓄電装置の導入で
済むことから、初期投資を抑えることができる。
【0056】次に需要家A、B、Cで形成されるネット
ワークに安定しない電力供給装置を有する需要家Dが参
入することを考える。この場合、需要家Dは、発電電力
が大きい場合は、ネットワーク内に発電電力を売却し、
発電電力が小さい場合は、ネットワークから電力を購入
する。
【0057】このように個別に、燃料電池、蓄電装置を
有する個別の需要家を連結することにより、それぞれの
需要家が、電力会社との電力の売買を行なう必要が減少
し、また蓄電装置を小型化することができる。また、蓄
電装置に余裕がある場合は、ネットワーク全体で電力が
余剰しているときに有利な価格で電力を購入することが
でき、またネットワーク全体で電力が不足しているとき
は、有利な価格で電力を売却することができる。また、
ネットワーク全体として電力需要の変動が小さくなるた
め(図4参照)電力需要の予測を立て易くなる。
【0058】なお、以上までの説明では、CPU15
は、移動されるべき電力の量を不足電力EN、または余
剰電力EUで決定しているとして説明してきたが、受電
装置16’からの受電電力、または売電電力のデータを
取り込むことにより移動されるべき電力の量を決定して
もよく、その場合は、移動されるべき電力の量を、不足
電力ENに受電電力の一部または全部を加算し、または
余剰電力EUに売電電力の一部または全部を加算して算
出すればよい。
【0059】また、以上までの説明では、本発明の分散
型エネルギー生成装置は燃料電池である、として説明し
てきたが、ガスエンジン発電機、ガスタービン発電機な
ど、他の種類の発電機であってもよい。
【0060】また、以上までの説明では、エネルギーは
電気であるとして説明してきたが、生成、蓄積、消費が
可能なエネルギーであればどのようなエネルギーであっ
てもよい。例えば、本発明のエネルギーを熱エネルギー
とすると、各分散型エネルギー生成装置は、例えば温水
ボイラーであり、各エネルギー蓄積装置は、貯湯タンク
であり、各エネルギー消費設備は給湯設備であり、各遮
断器は遮断弁であり、各送電母線は、配管であるとすれ
ば、上記と同様の動作をさせることができ、上記と同様
の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1のエネルギー需
給システムの構成を示す図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態2のエネルギー需
給システムの構成を示す図である。
【図3】図3は、エネルギーの価格決定の過程を示す模
式図である。
【図4】図4は、本発明のエネルギー需給システムを使
用した場合のエネルギー需要の変化を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 管理側 2、15 CPU 3、16 記憶装置 2 需要側 6 送電母線 7 商用配電系統 8 管理側装置 11 燃料電池 12 蓄電装置 13 配電設備 18 需要側装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 来栖 知恵 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 5G066 HA17 HB07 HB09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散型エネルギー生成装置、エネルギー
    蓄積装置、およびエネルギー消費設備を有する需要側
    と、管理側との間のエネルギー需給方法において、 前記分散型エネルギー生成装置から生成されるエネルギ
    ー量のデータ、前記エネルギー蓄積装置に蓄積されるエ
    ネルギー量のデータ、および前記エネルギー消費設備に
    おいて消費されるエネルギー量のデータを、前記管理側
    に送り、 前記送られたデータからエネルギーの必要度と、前記エ
    ネルギーを供給する需要側と、前記エネルギーを受け入
    れる需要側とを決定し、 前記エネルギーを供給する需要側から、前記エネルギー
    を受け入れる需要側へエネルギーを移動するエネルギー
    需給方法。
  2. 【請求項2】 前記エネルギーの必要度によって前記エ
    ネルギーの価格が決定される、請求項1に記載のエネル
    ギー需給方法。
  3. 【請求項3】 分散型エネルギー生成装置、エネルギー
    蓄積装置、およびエネルギー消費設備を有する需要側
    と、管理側との間のエネルギー需給方法において、 前記分散型エネルギー生成装置から生成されるエネルギ
    ー量のデータ、前記エネルギー蓄積装置に蓄積されるエ
    ネルギー量のデータ、および前記エネルギー消費設備に
    おいて消費されるエネルギー量のデータから移動される
    べきエネルギーの量と価格とを仮決めし、 複数の需要側から、前記移動されるべきエネルギーの仮
    決めされた価格、およびエネルギー量に関する情報を、
    前記管理側に伝達し、 前記伝達された情報から、前記管理側は、前記エネルギ
    ーを供給する需要側と、前記エネルギーを受け入れる需
    要側と、前記エネルギーの価格と量とを決定し、前記価
    格に基づいて前記エネルギーを供給する需要側から、前
    記エネルギーを受け入れる需要側へ、エネルギーを移動
    させるエネルギー需給方法。
  4. 【請求項4】 分散型エネルギー生成装置、エネルギー
    蓄積装置、エネルギー消費設備、ならびに前記分散型エ
    ネルギー生成装置、前記エネルギー蓄積装置、および前
    記エネルギー消費設備に接続された需要側装置、を有す
    る複数の需要側が設けられ、 所定の需要側の、分散型エネルギー生成装置、エネルギ
    ー蓄積装置、エネルギー消費設備に入出力されるエネル
    ギー量の値を格納する第1格納手段と、 前記第1格納手段に格納されたエネルギー量の値から、
    そのエネルギーの供給または受け入れの必要度を算出す
    る第1演算手段と、 前記所定の需要側における必要度と、他の需要側におけ
    る必要度とから、前記エネルギーを供給する需要側およ
    び前記エネルギーの供給を受ける需要側を決定する第2
    演算手段と、を備え、 前記エネルギーを供給する需要側から、前記エネルギー
    の供給を受ける需要側へ、前記エネルギーを移動させる
    指令を出す管理側装置を有する管理側が設けられる、エ
    ネルギー需給システム。
  5. 【請求項5】 前記エネルギーの供給の必要度は、前記
    分散型エネルギー生成装置から出力されるエネルギー量
    から前記エネルギー消費設備に入力されるエネルギー量
    を引いた値を、前記エネルギー蓄積装置の蓄積余裕量で
    除算した値とし、 前記エネルギーの受け入れの必要度は、前記分散型エネ
    ルギーから出力されるエネルギー量から前記エネルギー
    消費設備に入力されるエネルギー量を引いた値を、前記
    エネルギー蓄積装置に蓄積されているエネルギー量で除
    算した値とする、請求項4に記載のエネルギー需給シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記第1演算手段は、さらに前記所定の
    需要側の必要度と移動されるべきエネルギー量から前記
    エネルギーの価格の仮決めを行ない、前記所定の需要側
    が前記仮決めされた価格と前記移動されるべきエネルギ
    ー量とを、前記管理側に伝達し、前記第2演算手段が、
    複数の需要側から送信された仮決めされた価格と移動さ
    れるべきエネルギー量とから、前記移動されるべきエネ
    ルギーの価格と量とを算出し、 前記管理側装置が、前記第2演算手段により算出された
    エネルギーの価格と量を、前記エネルギーを供給する需
    要側、および前記エネルギーの供給を受ける需要側へそ
    れぞれ通知し、前記エネルギーを供給する需要側から、
    前記エネルギーの供給を受ける需要側へ、前記量のエネ
    ルギーを移動させる指令を出す、請求項4または5に記
    載のエネルギー需給システム。
  7. 【請求項7】 さらに前記エネルギー量の予測値を格納
    する第2格納手段を有し、前記第1演算手段は、前記第
    2格納手段に格納された予測値をさらに参照して必要度
    を算出する、請求項4〜6のいずれかに記載のエネルギ
    ー需給システム。
  8. 【請求項8】 前記複数の需要側における必要度を平準
    化させる、請求項4〜7のいずれかに記載のエネルギー
    需給システム。
  9. 【請求項9】 前記エネルギーは電気であり、前記需要
    側は、さらに前記分散型エネルギー生成装置、前記エネ
    ルギー蓄積装置、および前記エネルギー消費設備と、商
    用電力系統とを接続する受電装置を有し、前記第1格納
    手段は、前記受電装置に入出力された電力データをさら
    に格納し、前記第1演算手段は、前記第1格納手段に格
    納された電力データをさらに参照して前記移動されるべ
    きエネルギー量が決定される、請求項4〜8のいずれか
    に記載のエネルギー需給システム。
  10. 【請求項10】 需要側に設けられ、前記分散型エネル
    ギー生成装置、前記エネルギー蓄積装置、および前記エ
    ネルギー消費設備に接続され、 前記分散型エネルギー生成装置、前記エネルギー蓄積装
    置、および前記エネルギー消費設備に入出力されるエネ
    ルギー量の値を格納する第1格納手段を有し、 管理側装置の第1演算手段においてそのエネルギーの供
    給または受け入れの必要度が算出され、 前記管理側装置の第2演算手段において前記所定の需要
    側における必要度と、他の需要側における必要度とか
    ら、前記エネルギーを供給する需要側および前記エネル
    ギーの供給を受ける需要側が決定され、 前記エネルギーを供給する需要側から、前記エネルギー
    の供給を受ける需要側へ、前記エネルギーを移動させる
    指令を管理側装置から受ける、需要側装置。
  11. 【請求項11】 複数の需要側に設けられ、分散型エネ
    ルギー生成装置、エネルギー蓄積装置、エネルギー消費
    設備、に接続され、所定の需要側の、分散型エネルギー
    生成装置、エネルギー蓄積装置、エネルギー消費設備に
    入出力されるエネルギー量の値を格納する第1格納手段
    を有する、需要側装置から前記エネルギー量の値が送信
    され、前記送信されたエネルギー量の値から、そのエネ
    ルギーの供給または受け入れの必要度を算出する第1演
    算手段と、 前記所定の需要側における必要度と、他の需要側におけ
    る必要度とから、前記エネルギーを供給する需要側およ
    び前記エネルギーの供給を受ける需要側を決定する第2
    演算手段と、を備え、 前記エネルギーを供給する需要側から、前記エネルギー
    の供給を受ける需要側へ、前記エネルギーを移動させる
    指令を出す管理側装置。
JP2002092693A 2002-03-28 2002-03-28 エネルギー需給方法、及びエネルギー需給システム Expired - Fee Related JP3935386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002092693A JP3935386B2 (ja) 2002-03-28 2002-03-28 エネルギー需給方法、及びエネルギー需給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002092693A JP3935386B2 (ja) 2002-03-28 2002-03-28 エネルギー需給方法、及びエネルギー需給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003289627A true JP2003289627A (ja) 2003-10-10
JP3935386B2 JP3935386B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=29237443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002092693A Expired - Fee Related JP3935386B2 (ja) 2002-03-28 2002-03-28 エネルギー需給方法、及びエネルギー需給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3935386B2 (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004096839A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Ricoh Co Ltd 電力・燃料供給システムおよび電力・燃料供給方法
JP2005185016A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Sharp Corp 電力情報処理システム
JP2006288162A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Inst Of Research & Innovation 電力システムの電力量融通制御方法
JP2007129873A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> エネルギー需要管理装置および方法
JP2009277014A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Fujitsu Ltd 給電仲介装置、給電システム、給電仲介方法および給電方法
JP2009290814A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Nec Corp 電力制御システム
US7652394B2 (en) 2003-11-07 2010-01-26 Responsiveload Limited Responsive electricity grid substation
JP2011022902A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Ritsumeikan 電力取引管理システム、管理装置、電力取引方法、及び電力取引用コンピュータプログラム
JP2011087383A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Nihon Techno Co Ltd 電力取引ユニット
WO2011110923A1 (ja) * 2010-03-10 2011-09-15 パナソニック電工株式会社 電力供給システム
KR101102112B1 (ko) * 2009-12-04 2012-01-02 엘에스산전 주식회사 태양광 발전 시스템의 부하제어 장치 및 방법
JP2012044819A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Rohm Co Ltd 電力システム
JP2012060761A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Sekisui Chem Co Ltd 地域内電力融通システム
JP2012060760A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Sekisui Chem Co Ltd 地域内電力融通システム
WO2012105105A1 (ja) * 2011-01-31 2012-08-09 日本電気株式会社 電力管理システム及び電力管理方法
JP2012165501A (ja) * 2011-01-17 2012-08-30 Jc Service Co Ltd 複数拠点接続型省電力制御システム
JP2012175855A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Toshiba Corp 地域エネルギー管理システムおよびこれに利用する地域エネルギー統合管理装置、地域エネルギー統合管理方法
JP2012196123A (ja) * 2011-02-28 2012-10-11 Sekisui Chem Co Ltd 地域内電力需要管理システム
JP2012196122A (ja) * 2011-02-28 2012-10-11 Sekisui Chem Co Ltd 地域内電力需給制御システム
JP2013538387A (ja) * 2010-07-16 2013-10-10 アーテーベー アウトマティズィールングステヒニーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 負荷へのエネルギー出力および/またはエネルギー分配網へのエネルギー供給を計画および/または制御する方法
US8938320B2 (en) 2011-02-23 2015-01-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Regional energy management system, regional energy integrated management device and regional energy integrated management method used in regional energy management system
JP2015109801A (ja) * 2015-01-19 2015-06-11 株式会社東芝 地域エネルギー管理システムおよびこれに利用する地域エネルギー統合管理装置、エネルギー管理装置、地域エネルギー管理方法、地域エネルギー統合管理方法、エネルギー管理方法、地域エネルギー統合管理プログラム、エネルギー管理プログラム
KR101611287B1 (ko) * 2009-11-13 2016-04-11 엘지전자 주식회사 지능형 계측 기기
JP2017099198A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社東芝 下水処理システム

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06327152A (ja) * 1993-05-14 1994-11-25 Hitachi Ltd 融通設備制御装置
JPH10191582A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 Hitachi Ltd 電気エネルギ制御装置
JPH1155856A (ja) * 1997-08-05 1999-02-26 Hakko Denki Kk 電力系統運用システムと、それに使用する需要家用の端末装置
JPH11308771A (ja) * 1998-04-24 1999-11-05 Hitachi Ltd 電力供給制御装置
JP2000333369A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Hitachi Ltd 電力系統需給制御装置
JP2001184433A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Sumitomo Corp 電力入札システム及び電力入札方法
JP2001236436A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Tomoe Corp 電力売買仲介方法およびその装置
JP2001243358A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Itochu Corp 電力売買の仲介方法
JP2002007521A (ja) * 2000-06-21 2002-01-11 Toshiba Corp ユーティリティ供給管理システムおよびその方法、ならびにプログラムを記録した記録媒体
JP2002044870A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散型エネルギーコミュニティーシステムとその制御方法
JP2003047175A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Toshiba Eng Co Ltd 分散電源装置および分散電源管理システム
JP2003163013A (ja) * 2001-11-27 2003-06-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 燃料電池システム制御法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06327152A (ja) * 1993-05-14 1994-11-25 Hitachi Ltd 融通設備制御装置
JPH10191582A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 Hitachi Ltd 電気エネルギ制御装置
JPH1155856A (ja) * 1997-08-05 1999-02-26 Hakko Denki Kk 電力系統運用システムと、それに使用する需要家用の端末装置
JPH11308771A (ja) * 1998-04-24 1999-11-05 Hitachi Ltd 電力供給制御装置
JP2000333369A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Hitachi Ltd 電力系統需給制御装置
JP2001184433A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Sumitomo Corp 電力入札システム及び電力入札方法
JP2001236436A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Tomoe Corp 電力売買仲介方法およびその装置
JP2001243358A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Itochu Corp 電力売買の仲介方法
JP2002007521A (ja) * 2000-06-21 2002-01-11 Toshiba Corp ユーティリティ供給管理システムおよびその方法、ならびにプログラムを記録した記録媒体
JP2002044870A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散型エネルギーコミュニティーシステムとその制御方法
JP2003047175A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Toshiba Eng Co Ltd 分散電源装置および分散電源管理システム
JP2003163013A (ja) * 2001-11-27 2003-06-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 燃料電池システム制御法

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004096839A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Ricoh Co Ltd 電力・燃料供給システムおよび電力・燃料供給方法
US7652394B2 (en) 2003-11-07 2010-01-26 Responsiveload Limited Responsive electricity grid substation
JP2005185016A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Sharp Corp 電力情報処理システム
JP2006288162A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Inst Of Research & Innovation 電力システムの電力量融通制御方法
JP2007129873A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> エネルギー需要管理装置および方法
JP2009277014A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Fujitsu Ltd 給電仲介装置、給電システム、給電仲介方法および給電方法
JP2009290814A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Nec Corp 電力制御システム
JP2011022902A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Ritsumeikan 電力取引管理システム、管理装置、電力取引方法、及び電力取引用コンピュータプログラム
JP2011087383A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Nihon Techno Co Ltd 電力取引ユニット
KR101611287B1 (ko) * 2009-11-13 2016-04-11 엘지전자 주식회사 지능형 계측 기기
KR101102112B1 (ko) * 2009-12-04 2012-01-02 엘에스산전 주식회사 태양광 발전 시스템의 부하제어 장치 및 방법
JP2011188689A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力供給システム
CN102792543A (zh) * 2010-03-10 2012-11-21 松下电器产业株式会社 电力供给系统
WO2011110923A1 (ja) * 2010-03-10 2011-09-15 パナソニック電工株式会社 電力供給システム
CN102792543B (zh) * 2010-03-10 2015-07-22 松下电器产业株式会社 电力供给系统
JP2014207864A (ja) * 2010-03-10 2014-10-30 パナソニック株式会社 管理装置及び端末装置
JP2013538387A (ja) * 2010-07-16 2013-10-10 アーテーベー アウトマティズィールングステヒニーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 負荷へのエネルギー出力および/またはエネルギー分配網へのエネルギー供給を計画および/または制御する方法
JP2012044819A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Rohm Co Ltd 電力システム
JP2012060761A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Sekisui Chem Co Ltd 地域内電力融通システム
JP2012060760A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Sekisui Chem Co Ltd 地域内電力融通システム
JP2012165501A (ja) * 2011-01-17 2012-08-30 Jc Service Co Ltd 複数拠点接続型省電力制御システム
JPWO2012105105A1 (ja) * 2011-01-31 2014-07-03 日本電気株式会社 電力管理システム及び電力管理方法
WO2012105105A1 (ja) * 2011-01-31 2012-08-09 日本電気株式会社 電力管理システム及び電力管理方法
JP5928346B2 (ja) * 2011-01-31 2016-06-01 日本電気株式会社 電力管理システム及び電力管理方法
US9423849B2 (en) 2011-01-31 2016-08-23 Nec Corporation Electric power management system and electric power management method
US10270257B2 (en) 2011-01-31 2019-04-23 Nec Corporation Electric power management system and electric power management method
US8938320B2 (en) 2011-02-23 2015-01-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Regional energy management system, regional energy integrated management device and regional energy integrated management method used in regional energy management system
JP2012175855A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Toshiba Corp 地域エネルギー管理システムおよびこれに利用する地域エネルギー統合管理装置、地域エネルギー統合管理方法
JP2012196122A (ja) * 2011-02-28 2012-10-11 Sekisui Chem Co Ltd 地域内電力需給制御システム
JP2012196123A (ja) * 2011-02-28 2012-10-11 Sekisui Chem Co Ltd 地域内電力需要管理システム
JP2015109801A (ja) * 2015-01-19 2015-06-11 株式会社東芝 地域エネルギー管理システムおよびこれに利用する地域エネルギー統合管理装置、エネルギー管理装置、地域エネルギー管理方法、地域エネルギー統合管理方法、エネルギー管理方法、地域エネルギー統合管理プログラム、エネルギー管理プログラム
JP2017099198A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社東芝 下水処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3935386B2 (ja) 2007-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003289627A (ja) エネルギー需給方法、エネルギー需給システム、需要側装置、管理側装置
JP6160957B2 (ja) 電力管理装置、電力管理方法、プログラム
JP5891461B2 (ja) 電力制御装置及びそれを用いた電力制御システム
CN109937431B (zh) 用于管理电力供应/需求的调度设备、方法及计算机可读存储介质
JP4131905B2 (ja) 電力取引システム
JP6512503B2 (ja) 電力調整装置、電力調整方法、プログラム
JP2006158189A (ja) 電力取引と分散電源を組み合わせたコスト最小化電力管理システム
JP7457926B2 (ja) 電力供給システム及びその制御方法
WO2008009986A2 (en) Aggregated management system
JP2011101532A (ja) 電力融通システム
JP6915233B2 (ja) 電力管理装置、電力システム、需要家装置、電力管理方法および電力管理プログラム
JP5998046B2 (ja) 電力抑制制御システムおよび電力抑制制御方法
CN109713673A (zh) 售电环境下并网型微电网系统配置及优化运行的方法
WO2015045336A1 (ja) 電力管理装置、電力管理方法、プログラム
JP6226282B2 (ja) 電力調整装置、電力調整方法、プログラム
WO2020153443A1 (ja) エネルギーマネジメントシステムおよびその制御方法
JP2009189239A (ja) エネルギー供給システム、エネルギー種別選択サーバ、及びエネルギー供給方法
TWI814875B (zh) 能量控制和儲存系統、其操作之方法以及相關的電腦系統
JP6554785B2 (ja) 電力管理装置、電力システム、需要家装置、電力管理方法および電力管理プログラム
JP2021112078A (ja) 電力供給システム、サーバ及び発電設備
TWI725606B (zh) 電動車充電站分散式電能管理方法
JP6843328B2 (ja) 電力預かり装置、電力預かりシステム、及び電力預かり方法
JP2020198696A (ja) 電力供給システム及び、電力管理方法
JP6922570B2 (ja) 処理装置、処理方法及びプログラム
JP4270762B2 (ja) 自家発補給電力託送方法及び発電施設

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees