JP2003286161A - フェニル酢酸誘導体類及びメントール類を含有する消炎鎮痛剤及び消炎鎮痛作用増強方法 - Google Patents
フェニル酢酸誘導体類及びメントール類を含有する消炎鎮痛剤及び消炎鎮痛作用増強方法Info
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Abstract
る消炎鎮痛剤及び消炎鎮痛作用増強方法の提供。 【解決手段】フェニル酢酸誘導体又はその薬学的に許容
される塩を有効成分として含有する消炎鎮痛剤にメント
ール類を配合することを特徴とする消炎鎮痛作用増強方
法、並びにフェニル酢酸誘導体又はその薬学的に許容さ
れる塩、及びメントール類を含有する消炎鎮痛剤。
Description
体又はその薬学的に許容される塩、及びメントール類を
含有する消炎鎮痛剤、並びにフェニル酢酸誘導体又はそ
の薬学的に許容される塩にメントール類を配合すること
を特徴とする消炎鎮痛作用増強方法に関する。
症剤、非ステロイド系抗炎症剤等が知られていた。非ス
テロイド系抗炎症剤としては、インドメタシン、フェニ
ル酢酸誘導体(4−ビフェニル酢酸、ジクロフェナク、
フェンブフェン、ナブメトン、トルメチン等)、ケトプ
ロフェン、ピロキシカム等が知られている。そして、4
−ビフェニル酢酸(Felbinac)は非ステロイド性消炎鎮
痛薬フェンブフェンの活性代謝物であり、強い消炎鎮痛
作用を示す薬物である。4−ビフェニル酢酸は経口投与
には適さないために経皮投与製剤としての検討が行わ
れ、これまでに上記薬物を含有するゲル剤、液剤、パッ
プ剤等が知られている。
して、消炎鎮痛剤にメントールを配合することが知られ
ていた。
酸誘導体又はその薬学的に許容される塩の消炎鎮痛作用
を増強することを目的とする。
術の問題点に鑑み鋭意検討を重ねた結果、フェニル酢酸
誘導体又はその薬学的に許容される塩を有効成分とする
消炎鎮痛剤に、メントール類を配合することにより、消
炎鎮痛作用が増強されることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
増強方法に係るものである。 項1.フェニル昨酸誘導体又はその薬学的に許容される
塩を有効成分として含有する消炎鎮痛剤にメントール類
を配合することを特徴とする消炎鎮痛作用増強方法。 項2.フェニル酢酸誘導体又はその薬学的に許容される
塩:メントール類が重量比で1:0.001〜1:10
となるように配合することを特徴とする項1記載の消炎
鎮痛作用増強方法。 項3.フェニル酢酸誘導体又はその薬学的に許容される
塩、及びメントール類を含有する消炎鎮痛剤。
酢酸誘導体又はその薬学的に許容される塩、及びメント
ール類を含有することを特徴とする。本発明の消炎鎮痛
剤の剤型は特に制限されず、例えば、液剤(ローション
剤、乳剤等)、軟膏剤、クリーム剤、硬膏剤、ゲル剤、
エアゾール剤などの形態で使用することができる。好ま
しい剤型は、ローション剤、貼付剤である。
体又はその薬学的に許容される塩を有効成分として含有
する。フェニル酢酸誘導体としては、例えば4−ビフェ
ニル酢酸、ジクロフェナク、フェンブフェン、ナブメト
ン、トルメチン等が挙げられ、これらの1種又は2種以
上を使用できる。フェニル酢酸誘導体の薬学的に許容さ
れる塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム
塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等が例示される。な
お、以下の明細書において、フェニル酢酸誘導体又はそ
の薬学的に許容される塩を、フェニル酢酸誘導体類と称
することがある。好ましいフェニル酢酸誘導体類は、4
−ビフェニル酢酸である。
の配合量は、特に制限されるものではなく、消炎鎮痛剤
の剤型、使用目的等に応じて適宜選定することができる
が、消炎鎮痛剤に対し、0.1〜20重量%、好ましく
は0.5〜10重量%、さらに好ましくは1〜5重量%
である。
する消炎鎮痛剤に、メントール類を配合する。メントー
ル類を配合することによってフェニル酢酸誘導体類の消
炎鎮痛作用を増強することができる。メントール類とし
ては、l−メントール、d,l-メントール、イソプレ
ゴール等が例示される。好ましくは、l−メントールで
ある。
導体類の消炎鎮痛作用を増強できる限り特に制限されな
いが、例えばフェニル酢酸誘導体類:メントール類が重
量比で1:0.001〜1:10、好ましくは1:0.
01〜1:3、更に好ましくは1:0.5〜1:1.5
である。本範囲において、フェニル酢酸誘導体類の消炎
鎮痛作用がより増強される。
分として剤型に応じた適宜な成分を添加し、各製剤の通
常の方法で調製することができる。
アルコール、アセトン等を使用することができる。低級
アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノー
ル、ベンジルアルコール等が挙げられる。低級アルコー
ルとして好ましいのはエタノールである。エタノールと
しては、変性、未変性のいずれのエタノールも使用可能
である。好ましい溶媒は、水、エタノール、水とエタノ
ールとの混合溶媒である。水とエタノールの混合溶媒
は、水1に対してエタノールが0.5〜200(体積
比)、好ましくは5〜80である。
10〜95重量%、好ましくは20〜85重量%であ
る。
によって、フェニル酢酸誘導体類をより容易に溶解させ
ることができる。可溶化剤としては、例えば、ベンジル
アルコール、ラウロマクロゴール、マクロゴール、トリ
エタノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、各種活性剤、アルカリ化剤(水酸化ナトリウ
ム等)、グリセリン、プロピレングリコール、ポリソル
ベート等が挙げられる。可溶化剤の配合量は、本発明の
効果を妨げない限り特に制限されないが、消炎鎮痛剤に
対して、0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜10
重量%である。
法により調製することができる。例えば上記各成分を上
記溶剤に順次添加し、必要に応じて加熱し、溶解するこ
とによって調製することができる。
類、界面活性剤、水溶性高分子化合物などを配合するこ
とができ、具体的には、例えばラノリン、硬化油、レシ
チン、プラスチベース、流動パラフィン、ミツロウ、パ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、シ
リコン油等、グリコール類として、例えばグリセリン、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール等、水溶性高分子化合物として、
例えばカルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、ポリビニルアルコール、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ポリアクリル酸等を配合す
ることができる。
製造し得、例えば上記各成分を上記溶剤に順次添加し、
適宜時間混練することによって調製することができる。
に加え、更にカルボキシビニルポリマー、グリセリンモ
ノオレエート等のゲル化剤を添加することができ、ゲル
剤を調製する場合、常法によって製造し得、例えばゲル
化剤以外の上記各成分を上記溶剤に順次添加、溶解した
後、ゲル化剤を添加してゲル化させることによって調製
することができる。
は、水系粘着剤として、ポリアクリル酸、ポリアクリル
酸塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ポリビニルピロリドン・ビニルアセテート共重合体、カ
ルボキシビニル共重合体、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース塩、
カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロ
ース塩、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ソ
ーダ、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレンオキサイド、
メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体、カル
ボキシメチルスターチ等の1種又は2種以上の水溶性高
分子物質(配合量通常基剤全体の1〜15%)、カオリ
ン、ベントナイト、モンモリロナイト、酸化チタン、酸
化亜鉛、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸等の1種又は
2種以上の無機粉体(配合量通常基剤全体の0〜10
%)、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトー
ル、乳酸ナトリウム等の1種又は2種以上の保湿剤(配
合量通常基剤全体の0〜20%)及び水を適宜割合で混
合したものなどを使用することができる。
金属イオン架橋型含水ゲル基剤、特にポリアクリル酸及
びポリアクリル酸塩を含有し、更にカルボキシメチルセ
ルロースナトリウム及び/又はアルギン酸アルカリ金属
塩を含有する非ゼラチン系基剤を好ましく使用し得る。
即ち、上記組成の含水ゲル基剤は粘着力が強く、かつ含
水率も高く、保型性に優れているため、この含水ゲル基
剤を用いることにより、これに上記非ステロイド系抗炎
症剤を配合した場合、この有効成分が皮膚に効率的に吸
収されると共に、良好な温感が感じられるものである。
なお、上記組成の含水ゲル基剤は、ポリアクリル酸とポ
リアクリル酸塩との配合比率を変えることにより、任意
のpHを有する基剤を得ることができるものであるが、
この場合ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩の配合比
(重量)はl:9〜8:2とすることが好ましく、ポリ
アクリル酸量が少なすぎると肌への充分な粘着力が得ら
れない場合があり、またポリアクリル酸量が多すぎると
充分な増粘が行われず、膏体(基剤)がダレる場合が生
じる。更に、上記成分からなる含水ゲル基剤を多価金属
塩により金属架橋する場合、多価金属塩としては塩化カ
ルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、カリ
ミョウバン、アンモニウムミョウバン、鉄ミョウバン、
硫酸アルミニウム、硫酸第二鉄、硫酸マグネシウム、エ
チレンジアミン四酢酸(EDTA、以下同様)−カルシ
ウム、EDTA−アルミニウム、EDTA−マグネシウ
ム、塩化第一錫等の可溶性塩、水酸化カルシウム、水酸
化第二鉄、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウ
ム、リン酸二水素カルシウム、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、クエン酸カルシウム、
硫酸バリウム、水酸化バリウム、アルミニウムアラント
イネート、酢酸アルミニウム、アルミニウムグリシネー
ト、水酸化第一錫、α−錫酸等の微溶性又は難溶性塩な
どから選ばれる1種又は2種以上、更に架橋反応の速度
調整剤としてEDTA−2ナトリウム、クエン酸、酒石
酸、尿素、アンモニア等の金属イオンに対してキレート
もしくは配位能を持つ有機酸、有機酸塩、有機塩基など
を配合し得る。
ら、特に、炭素数4〜18の脂肪族アルコールと(メ
タ)アクリル酸とから得られる(メタ)アルキル酸アル
キルエステルの(共)重合体及び/又は上記(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとその他の官能性モノマーと
の共重合体が好適に用いられる。
は、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−
エチルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸
デシル、アクリル酸イソデシル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−
2−エチルヘキシル、メタクリル酸イソオクチル、メタ
クリル酸イソデシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸ステアリルなどがある。上記官能性モノマーには、
水酸基を有するモノマー、カルボキシル基を有するモノ
マー、アミド基を有するモノマー、アミノ基を有するモ
ノマーなどが挙げられる。水酸基を有するモノマーとし
ては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどのヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレートがある。カルボキシル
基を有するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸などのα、β不飽和カルボン酸、マレイン酸ブチルな
どのマレイン酸モノアルキルエステル、マレイン酸、ク
マル酸、クロトン酸などがある。無水マレイン酸もマレ
イン酸と同様の(共)重合成分を与える。アミド基を有
するモノマーとしては、アクリルアミド、ジメチルアク
リルアミド、ジエチルアクリルアミドなどのアルキル
(メタ)アクリルアミド、ブトキシメチルアクリルアミ
ド、エトキシメチルアクリルアミドなどのアルキルエー
テルメチロール(メタ)アクリルアミド、ジアセトンア
クリルアミド、ビニルピロリドンなどがある。アミノ基
を有するモノマーとしては、ジメチルアミノアクリレー
トなどがある。上記以外の共重合性モノマーとしては、
酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニ
ル、アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、ブタジ
エンなどが挙げられ、これらが共重合されていてもよ
い。
ソプレンゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルエーテ
ル、ポリウレタン、ポリブタジエン、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体などが用
いられる。シリコーン樹脂系粘着剤としては、ポリオル
ガノシロキサンなどのシリコーンゴムが用いられる。
に加えて必要に応じ膏体物性(柔軟性、粘着性、保型性
等)の調整剤としてポリブテン、ラテックス、酢酸ビニ
ルエマルション、アクリル樹脂エマルション等の高分子
物質、架橋ゲル化剤として種々の多価金属塩、ジアルデ
ヒドデンプン等の有機架橋化剤、有効成分の安定配合剤
としてラノリン、流動パラフィン、植物油、豚脂、牛
脂、高級アルコール、高級脂肪酸、活性剤等の適宜成分
を配合することができる。さらに、必要に応じて各種配
合剤、例えばロジン系樹脂、ポリテルペン樹脂、クマロ
ン−インデン樹脂、石油系樹脂、テルペンフェノール樹
脂などの粘着性付与剤;液状ポリブテン、鉱油、液状ポ
リイソプレン、液状ポリアクリレートなどの可塑剤、充
填剤老化防止剤などが添加される。
る場合、貼付剤の支持体としては、貼付剤に通常使用さ
れる支持体が用いられる。この様な支持体の素材として
は、酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリエチレン
テレフタレート、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ナ
イロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、可塑化ポリ塩
化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
リデン、アルミニウムなどがある。これらは例えば単層
のシート(フィルム)や二枚以上の積層(ラミネート)
体として用いられる。アルミニウム以外の素材は織布や
不織布として利用してもよい。
性パップ剤であれば、上記各成分を練合してペースト状
に調製し、これを上記支持体に塗布し、必要によりポリ
エチレンフィルム等のフェイシングを被覆することによ
って得られるものである。更に例えば、アクリル系、ゴ
ム系、シリコーン系粘着剤組成物の場合は上記支持体表
面に薬物と界面活性剤とを含有する粘着剤層が形成され
貼付剤が得られる。当該粘着剤層を形成するには、溶剤
塗工法、ホットメルト塗工法、電子線エマルジョン塗工
法などの種々の塗工法が用いられ得る。
体類及びメントール類に加えて、他の薬効成分や各種添
加剤(保湿剤、色素、香料、界面活剤、pH調整剤、酸
化防止剤等)を含有しても良い。これらの成分は、本発
明の効果を妨げない範囲で配合される。
ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、カプシ
コシド,カプサイシン,カプサイシノイド,ジヒドロキ
シカプサイシン,カプサンチン等のカプサイシン類似
体、トウガラシエキス,トウガラシチンキ,トウガラシ
末などのトウガラシ由来物質等の血行促進剤、塩酸プロ
カイン、リドカインなどの局所麻酔剤、ペニシリン類、
セファロスポリン類、アミノグリコシド類、マクロライ
ド類などの抗生物質、グリセオフルビン、アンホテリシ
ンBなどの抗真菌剤、グリチルレチン酸、グリチルリチ
ン酸ジカリウム、インドメタシン、インドメタシン、ケ
トプロフェン、ピロキシカム、サリチル酸メチルなどの
フェニル酢酸誘導体類以外の非ステロイド系鎮痛消炎
剤、ヒドロコルチゾン、ブレドニゾロンなどのステロイ
ド系消炎剤、クロルフェニラミン、オキサトミドなどの
抗アレルギー・抗ヒスタミン剤、クロニジン、カプトプ
リルなどの抗高血圧剤、ニトログリセリン、硝酸イソソ
ルビットなどの冠血管拡張剤、ニフェジピン、ニカルジ
ピンなどのカルシウム拮抗剤、ピンドロール、プロプラ
ノールなどのβブロッカー、デオフィリン、ハイドロサ
イアザイドなどの降圧利尿剤、塩酸ドパミン、ジキタリ
スなどの強心剤、バルプロ酸ナトリウム、フェニトイン
などの抗てんかん剤、スコポラミンなどの抗めまい剤、
ハロペリドールなどの抗精神病剤、塩酸フルラゼパム、
フェノバルビタールなどの睡眠調整剤、5−フルオロウ
ラシル、マイトマイシンC、ブレオマイシンなどの抗悪
性腫瘍剤、エストラジオール、インスリンなどのホルモ
ン剤、ビタミンEなどのビタミン類などがあげられる。
メントール類を配合することにより、フェニル酢酸誘導
体類の消炎鎮痛作用を増強することができる。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
る10名の被験者の肩に適用した。適用後30分、60
分後の肩こり改善度合いを各人ごとに評価し、その改善
度合いによって評価点を付け、これを表2に示した。こ
の評価点の平均値を肩こり改善度の指標とした。
E、Fの比較すると、メントールはメントール以外の清
涼化剤と比較して明らかに消炎鎮痛効果を増強してい
る。また、液剤BとDを比較すると、1.5gの4−ビフ
ェニル酢酸が3gの4−ビフェニル酢酸より強い消炎鎮
痛効果を示していることから、メントールによる消炎鎮
痛効果増強作用が確認される。
Claims (3)
- 【請求項1】フェニル昨酸誘導体又はその薬学的に許容
される塩を有効成分として含有する消炎鎮痛剤にメント
ール類を配合することを特徴とする消炎鎮痛作用増強方
法。 - 【請求項2】フェニル酢酸誘導体又はその薬学的に許容
される塩:メントール類が重量比で1:0.001〜
1:10となるように配合することを特徴とする請求項
1記載の消炎鎮痛作用増強方法。 - 【請求項3】フェニル酢酸誘導体又はその薬学的に許容
される塩、及びメントール類を含有する消炎鎮痛剤。
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