JP5001271B2 - 新規テープ製剤 - Google Patents

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Description

本発明は経皮吸収用テープ製剤(a tape preparation for percutaneous absorption)に関するものである。具体的には、2−(4−エチル−1−ピペラジニル)−4−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[b]ピリジンを活性成分として含有し、皮膚面に貼付したときに該化合物の血中薬物濃度を持続的に維持できるテープ製剤に関する。
2−(4−エチル−1−ピペラジニル)−4−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[b]ピリジン[2-(4-ethyl-1-piperazinyl)-4-(4- fluorophenyl)-5,6,7,8,9,10-hexahydrocycloocta[b]pyridine](以下、「ブロナンセリン」(blonanserin)という)は、セロトニン・ドパミン・アンタゴニスト(serotonin-dopamine antagonist;SDA)であり、特許文献1に開示されている。このブロナンセリンは、既存の抗精神病薬ハロペリドールに比してドパミンD2及びセロトニン5−HT2受容体により、高い親和性を有しており、抗精神病薬として有用である。
ブロナンセリンの動物への経口投与について、ブロナンセリンおよびその代謝体の血中濃度推移が報告されており(非特許文献1)、ラット等の動物においては、経口投与によって、初回透過効果を受けて代謝体が生成されることが開示されている。
一般に、経口投与に比較して、より持続的に血中濃度を維持し、また、初回通過効果を回避する投与経路として経皮吸収経路が知られている。経皮吸収経路はまた、食事の影響を受けない等の利点があり、特に、経皮投与の一つであるテープ製剤は、投薬の確認および中断が容易である点で優れている。
抗精神病薬の経皮吸収製剤については、オランザピンの経皮製剤(特許文献2)、リスペリドンの経皮製剤(特許文献3)、ペロスピロンの経皮製剤(特許文献4)が既に知られている。
一般的に、経皮投与においては、効果を発揮するのに十分な量の薬物が皮膚を透過できることは稀であり、薬物そのものの透過性をよく検討し、また薬物の皮膚透過を促進させる効果を有する添加剤の検討も必要となる。しかしながら薬物の透過性や添加剤による効果は薬物によって大きく異なり、これらを予測することは非常に難しく、経口剤として有効であった薬剤を経皮剤として開発することは不可能であるか、困難を強いられることが現状である。また、経皮経路での初回通過効果回避についても同様に、予測することは困難である。
したがって、上記の優れた抗精神病薬のブロナンセリンを経皮投与用製剤とすることは、医療ニーズの観点からも、体内動態的効果向上の観点からも大きな期待があるものの、ブロナンセリンの経皮投与経路における皮膚透過性や初回通過効果の回避効果については解明されておらず、その開発には困難が予想された。
一方、抗精神病薬と他の治療薬との併用においてではあるが、特許文献5では、ノルエピネフリン再取り込み阻害剤と神経遮断薬(抗精神病薬)を含む組成物が、特許文献6では、セロトニン再取り込み阻害剤と非定型抗精神病薬を含む医薬組成物が、さらに、特許文献7では、バルプロ酸化合物と非定型抗精神病薬を同時投与することが開示され、各々公報において、抗精神病薬としてブロナンセリンが例示され、その投与経路の一つとして経皮投与があることが記載されている。
しかしながら、これらの文献は、2種の薬物の組み合わせによる精神病の治療に関するものであり、ブロナンセリンは単に配合され得る抗精神病薬の一例として挙げられているだけにすぎず、実施例もなかった。さらに、経皮吸収製剤としての構成や効果について何ら具体的な記載はなく、結局のところブロナンセリンを経皮吸収製剤に適用することについては、なんらの開示もされてなかった。したがって、これらの文献を基にブロナンセリンを経皮吸収製剤を開発することは実際不可能であった。
特公平7−47574号公報 国際公開第97/09985号パンフレット 国際公開第96/31201号パンフレット 国際公開第2006/025516号パンフレット 国際公開第2002/053140号パンフレット 特開2002−308801号公報 特開2006−505489号公報 Michiaki Matsuda, et al., J. Pharm. Biomed. Anal., 15, 1449-1456, 1997
本発明は、代謝体の生成を抑制し、持続的に血中薬物濃度を維持できる、ブロナンセリンの経皮投与用の製剤を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、アクリル系粘着剤を基材としたテープ製剤にブロナンセリンを適用し投与したところ、ブロナンセリンの代謝体の生成を抑制し、ブロナンセリンの血中薬物濃度を持続的に維持できることを見出した。さらに特定の透過促進剤を用いることによりブロナンセリンの皮膚透過性を向上させることができ、アクリル系粘着剤を基材としたテープ製剤から生体へのブロナンセリンの供給量を調整できることを見出し、本発明を完成するにいたった。
すなわち、本発明は、支持体の片面に粘着剤層を形成してなるテープ製剤において、該粘着剤層が、(1)ブロナンセリンまたはその生理学的に許容される酸付加塩、及び(2)高分子粘着剤;あるいは(1)ブロナンセリンまたはその生理学的に許容される酸付加塩、(2)高分子粘着剤、及び(3)透過促進剤を含有することを特徴とするテープ製剤を提供するものである。より、具体的には、以下の態様の発明を提供するものである。
項1: 支持体の片面に粘着剤層を形成してなるテープ製剤において、該粘着剤層が、(1)2−(4−エチル−1−ピペラジニル)−4−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[b]ピリジン(以下、「化合物A」という)またはその生理学的に許容される酸付加塩、及び(2)アクリル系粘着剤を含有することを特徴とするテープ製剤。
項2: 支持体の片面に粘着剤層を形成してなるテープ製剤において、該粘着剤層が、(1)化合物Aまたはその生理学的に許容される酸付加塩、(2)アクリル系粘着剤、及び(3)透過促進剤を含有することを特徴とするテープ製剤。
項3: 該粘着剤層が、化合物Aに換算して約0.1〜約50重量%の濃度で成分(1)を含む項1または項2に記載のテープ製剤。
項4: アクリル系粘着剤(2)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主体とする(共)重合体及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルと官能性モノマーとの共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種である項1〜3のいずれかに記載のテープ製剤。
項5: 透過促進剤(3)が、炭素原子数7〜22の飽和または不飽和の脂肪族アルコール、アジピン酸ジイソプロピル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、プロピレングリコール、オレイン酸、クロタミトン、N−メチル−2−ピロリドン、オリブ油、ダイズ油、ミリスチン酸、グリセリン、マクロゴール200、スクワラン、流動パラフィン、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(40)グリコール、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ラウロマクロゴール、α−モノイソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油10、ミリスチン酸イソプロピル、セバシン酸ジエチル、セスキオレイン酸ソルビタン、ステアリン酸ポリオキシル40、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、セタノール・モノステアリン酸ポリエチレングリコール混合ワックス、液状ラノリン、乳酸、酢酸、乳酸セチル、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸セチル、酢酸n−ブチル、l−メントール、メチルイソブチルケトン及びトリアセチンからなる群から選ばれる少なくとも1種である項2〜4のいずれかに記載のテープ製剤。
項6: 透過促進剤(3)が乳酸を含む項5に記載のテープ製剤。
項7: 該粘着剤層が、約0.01〜約50重量%の濃度で透過促進剤(3)を含む項2〜6のいずれかに記載のテープ製剤。
項8: 統合失調症を対象疾患とする項1〜7のいずれかに記載のテープ製剤。
項9: 項1〜8のいずれかに記載のテープ製剤において、該粘着剤層の支持体と異なる側の表面に剥離ライナーが施されたテープ製剤。
項10: アクリル系粘着剤が2種類以上からなる項1〜9のいずれかに記載のテープ製剤。
項11: アクリル系粘着剤以外の高分子粘着剤を更に含む項1〜10のいずれかに記載のテープ製剤。
項12: 粘着剤層が更に化合物A以外の抗精神病薬を含む項1〜11のいずれかに記載のテープ製剤。
本発明の経皮吸収用テープ製剤は、代謝体の生成を抑制し、ブロナンセリンの血中薬物濃度を持続的に維持でき、さらに特定の透過促進剤によりブロナンセリンの皮膚透過性をより向上させることができる。
本発明のテープ製剤を投与後の血中濃度推移結果を示したものである。
本発明において、「テープ製剤」とは、「パッチ製剤」と同義である。
本特許請求の範囲及び本明細書において、粘着剤層とは、支持体上に形成される薬物を含有する層である。
本特許請求の範囲及び本明細書において単に「重量%」で表示されたものは、乾燥などによって溶媒等を実質的に含まない粘着剤層の総重量を100重量%としたときの重量%を意味する。
(1)化合物Aまたはその生理学的に許容される酸付加塩
本発明にかかわる化合物A、即ち、2−(4−エチル−1−ピペラジニル)−4−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[b]ピリジン(一般名「ブロナンセリン」)は、下記式:
Figure 0005001271
で表される化合物であって、上述のようにセロトニン・ドパミン・アンタゴニストであり、抗精神病薬として開発されている。
化合物Aはフリー塩基であってもよいし、その生理学的に許容される酸付加塩であってもよい。これらに限らないが、例えば有機酸の付加塩としては、ギ酸塩、酢酸塩、乳酸塩、アジピン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩等が挙げられ、無機酸の付加塩としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等が例示できる。さらに、化合物Aまたはその生理学的に許容される酸付加塩は、溶媒和物であってもよく、水和物および非水和物であってもよい。
上記化合物Aまたはその生理学的に許容される酸付加塩は、たとえば、特許文献1に記載の方法またはこれに準じる方法によって製造することができる。製造された化合物Aまたはその生理学的に許容される酸付加塩は、適宜通常用いられる方法にて粉砕化してもよい。
本発明のテープ製剤に配合される「化合物Aまたはその生理学的に許容される酸付加塩」は、化合物Aに換算して、粘着剤層100重量%中、通常、約0.1〜約50重量%程度であり、好ましくは、テープ製剤の面積にもよるが、約0.1〜約40重量%程度、より好ましくは約0.1〜約30重量%程度であり、また好ましくは、約0.5〜約50重量%程度、より好ましくは約0.5〜約40重量%程度、さらに好ましくは約0.5〜約30重量%程度である。なお、ここで化合物Aに換算してとは、化合物Aが塩の形態をとっている場合、または化合物Aが結晶水を有する場合に、当該塩または結晶水相当量は成分(1)の重量には含めないものとする意味である。
(2)アクリル系粘着剤(Acrylic Adhesive)
通常、テープ製剤の基質として用いられる高分子粘着剤としては、シリコーン粘着剤、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤等が例示できる。シリコーン粘着剤としては、ポリジメチルシロキサン、ジフェニルシロキサン等のシリコーンゴムを主成分とするものが挙げられ、またゴム系粘着剤としては、たとえば、天然ゴム、ポリイソプロピレンゴム、ポリイソブチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプロピレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体等が例示できる。
本発明においては、これらの高分子粘着剤の中で、特にアクリル系粘着剤を用いたテープ製剤とすることによって、化合物Aの代謝体の生成を抑制し、化合物Aの血中薬物濃度を持続的に維持できることを見出したものである。
アクリル系粘着剤としては、例えば(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主体とする(共)重合体、具体的には、アクリル酸アルキルエステルを主体とする重合体、メタアクリル酸アルキルエステルを主体とする重合体、アクリル酸アルキルエステルを主体とする共重合体、メタアクリル酸アルキルエステルを主体とする共重合体、アクリル酸アルキルエステルとメタアクリル酸アルキルエステルを主体とする共重合体が挙げられる。この(共)重合体は、上述のような2種類以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの共重合体であってもよく、また(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合しうる官能性モノマーと(メタ)アクリル酸アルキルエステルとの共重合体であってもよい。
なお、ここで「(メタ)アクリル酸」とは、「アクリル酸またはメタアクリル酸」、あるいは「アクリル酸および/またはメタアクリル酸」を意味しており、また、「(共)重合体」とは、「重合体または共重合体」、あるいは「重合体および/または共重合体」を意味する。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば直鎖または分枝鎖の炭素数が1〜18のアルキルでエステル化された(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙げられ、具体的には(メタ)アクリル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸オクチルエステル、(メタ)アクリル酸ノニルエステル、(メタ)アクリル酸デシルエステル等が挙げられる。官能性モノマーとしては、例えば水酸基を有するモノマー((メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル等)、カルボキシル基を有するモノマー(マレイン酸ブチル、クロトン酸等)、アミド基を有するモノマー((メタ)アクリルアミド等)、アミノ基を有するモノマー(ジメチルアミノアクリル酸エステル等)、ピロリドン環を有するモノマー(N−ビニル−2−ピロリドン等)等が挙げられる。
本発明のアクリル系粘着剤は、単独、または2種以上組み合わせて用いてもよい。また、他の粘着剤との混合物であってもよい。他の粘着剤としては、シリコーン粘着剤、ゴム系粘着剤等が挙げられる。
具体的なアクリル系粘着剤としては、これらに限らないが、例えば、市販品の三洋化成工業株式会社製「ポリシック410−SA」、東洋インキ製造株式会社製「オリバインBPS−4849−40」、ナショナルスターチ&ケミカル社製「DURO−TAK 87−2194(登録商標)」および「DURO−TAK 387−2516(登録商標)」などが挙げられる。
アクリル系粘着剤の配合量としては、粘着剤層中、化合物Aまたは生理学的に許容される酸付加塩、下記透過促進剤、下記の必要に応じて添加する各種製剤化成分そのものを除いた残余であり、その量は粘着剤層を完成させるに必要な量である。したがって、たとえば、粘着剤層が化合物Aを10重量%、透過促進剤を10重量%含むものである場合、アクリル系粘着剤は、約80重量%となる。
ここで用いるアクリル系粘着剤の粘着性は、医療用のテープ製剤として用いる程度のものであり、皮膚に貼付しやすく、また剥がすことにも特に問題のない程度の粘着性を意図する。また、皮膚に対して適度な粘着性を持たせるために、必要に応じて硬化剤を添加してもよい。硬化剤としては、たとえば、市販品の三洋化成工業株式会社製の「ポリシックSC−75」、東洋インキ製造株式会社製の「BHS8515」等が例示できる。その配合量としては、粘着剤の特性に合わせて適宜選択すればよく、たとえば、粘着剤1重量部に対して0.001〜0.05重量部程度である。
(3)透過促進剤
本発明においては、上記アクリル系粘着剤に特定の透過促進剤を加えることによって、さらに化合物Aの皮膚透過性を向上することを見出した。
本発明に用いられる好適な透過促進剤としては、これらに限らないが、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、デカノール等の炭素原子数7〜22の飽和または不飽和の脂肪族アルコール、アジピン酸ジイソプロピル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、プロピレングリコール、オレイン酸、クロタミトン、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、オリブ油、ダイズ油、ミリスチン酸、グリセリン、マクロゴール200、スクワラン、流動パラフィン、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(40)グリコール、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ラウロマクロゴール、α−モノイソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油10、ミリスチン酸イソプロピル、セバシン酸ジエチル、セスキオレイン酸ソルビタン、ステアリン酸ポリオキシル40、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、セタノール・モノステアリン酸ポリエチレングリコール混合ワックス、液状ラノリン、乳酸、酢酸、乳酸セチル、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸セチル、酢酸n−ブチル、l−メントール、メチルイソブチルケトン、トリアセチン等が挙げられ、特に乳酸が好ましい。
本発明の透過促進剤は、単独、または2種以上組み合わせて用いてもよく、特に乳酸を含めることが好ましい。本発明のテープ製剤に配合される透過促進剤の配合量は、粘着剤層100重量%中、通常、約0.01〜約50重量%程度、好ましくは、約0.1〜約40重量%、より好ましくは、約0.3〜約40重量%である。
粘着剤層
本発明のテープ製剤における粘着剤層中に、特に支障のない限り、テープ製剤の製造に用いられる薬学的に許容される製剤化成分を配合してもよい。このような成分としては、配合しても不都合がなく、且つ、配合の必要性があるものならばいずれでもよく、例えば、安定化剤、粘着付与剤、可塑剤、香料、充填剤等が例示できる。
また、粘着剤層中の医薬有効成分においても、化合物A以外の他の医薬有効成分を含んでいてもよく、例えば他のハロペリドール、クロザピン、リスペリドン、オランザピン、クエチアピン、ジプラシドン、アリピプラゾール等の抗精神病薬などを含んでいてもよい。
安定化剤としては、これらに限らないが、例えばアスコルビン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、酢酸トコフェロール、トコフェロール、没食子酸プロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、2−メルカプトベンズイミダゾール等が挙げられる。
粘着付与剤としては、これらに限らないが、例えばエステルガム、グリセリン、水素添加ロジングリセリンエステル、石油樹脂、ロジン、ポリブテン等が挙げられる。可塑剤としては、これらに限らないが、例えばポリブテン、流動バラフィン、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。香料としては、これらに限らないが、例えばdl−メントール、オレンジ油、ハッカ油、レモン油、ローズ油等が挙げられる。充填剤としては、これらに限らないが、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、アクリル酸デンプン100等が挙げられる。
本発明のテープ製剤
本発明におけるテープ製剤とは、支持体の片面(一面)に上述の粘着剤層が形成され、粘着剤層の支持体と接触しない他方面には、適宜剥離ライナーが施されたものである。使用時にはこの剥離ライナーを剥がし、該テープ製剤の粘着剤層を皮膚に貼付することで経皮投与がされることとなる。
支持体としては、薬物を透過しないもしくは透過しにくい素材のもの、薬物の放出に影響を及ぼさないものもしくは及ぼしにくいものであれば特に限定されず、伸縮性のものであっても、非伸縮性のものであってもよい。例えば、これらに限らないが、エチルセルロース、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂フィルム、およびこれらの組合せが例示できる。また、粘着剤層が形成されない支持体の一面にPET製等の不織布が形成されていてもよい。
粘着剤層が形成される支持体面は、たとえば、コロナ放電処理、プラズマ処理、酸化処理、ヘアライン加工、サンドマット加工等の表面処理をおこなっているものが好ましい。
本発明のテープ製剤は通常の方法で製造することができる。例えば「経皮適用製剤開発マニュアル」松本光男監修(1985)に記載のプラスター剤の製造に関する項に従って製造することができる。なお、ここでのプラスター剤は本願でのテープ製剤と同意である。
例えば、化合物Aまたはその酸付加塩、アクリル系粘着剤を含む混合液、および必要に応じて透過促進剤や硬化剤等の製剤化成分と、有機溶媒とを混合して粘着剤層混合液を調製し、該混合液を支持体または剥離ライナーの片面に塗布し、乾燥させて有機溶媒を除去し、乾燥の前後のいずれかのタイミングで剥離ライナーまたは支持体を貼り合わせることによって製造することができる。得られる粘着剤層の厚さは約10〜約400μm程度、好ましくは約20〜約200μm程度の範囲である。但し、該粘着層の厚さはこれらの範囲に制限されず、これらより厚くても薄くても本発明の範囲である。
粘着剤層の表面を被覆する剥離ライナーとしては、適宜選択されるが、その表面に剥離性能を有する剥離層を形成したもの、これらに限らないが、例えば、シリコン樹脂処理等をした紙バイナーやプラスチックフィルム等が挙げられる。
かくして得られた本発明のテープ製剤は、投与量などの要因に合わせて適当な大きさで製造されるか、またはカットしてそのような形態とされる。なお、その大きさのテープ製剤は実際に貼付する大きさよりも大きなテープとしていてもよく、また逆に小さなテープとしていてもよく、使用に際しては適宜切り取って使用したり、適当な枚数を並べて貼付してもよい。貼付される身体の部位は特に制限はないが、例えば、腕、肩、頸部、背中、腰、腹部、胸部、臀部、足などが挙げられる。本発明のテープ製剤は、テープ製剤に関する情報を記載した記載物とともに包装され、流通する。記載物はパッケージ上であってもよいし、パッケージ内に指示書として含めてもよい。ここにおいて、「テープ製剤に関する情報」としては、例えば、統合失調症の治療に使用することができる、又は使用すべきであるといった情報が挙げられる。
以下に、実施例、比較例、試験例等を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。なお、以下の実施例等において「%」とあるのは「重量%」を意味する。
支持体は、藤森工業株式会社製の25μmポリエチレンテレフタレートフィルムを使用した。剥離ライナーは、藤森工業株式会社製のバイナシート64S−018Bを使用した。
実施例1
本発明のテープ製剤
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製(蒸発残分38重量%))22.018g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製(蒸発残分75重量%))0.044g及び酢酸エチル6mlを混合し、この混合液に粘着剤層中の化合物Aの含有率が16%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
試験例1
経皮吸収実験
6週齢のSD系雄ラットを麻酔し、背部を除毛した。5cm×5cmの大きさの実施例1のテープ製剤をラットの背部除毛部位に投与し、経時的に採血し血清を分離した。得られた血清はLC/MS/MSにより定量し、化合物A並びにその代謝体である下記のN−オキシド(N-Oxide)体とN−脱エチル(N-desethyl)体の血清中濃度を経時的に調べた。その結果を図1に示す。なお、回収したテープ製剤から化合物Aの残存量を測定し算出した結果、投与量は約6.5mg/kgに相当した。
Figure 0005001271
化合物Aをラットへ経口投与したときの、化合物Aおよび代謝体であるN−オキシド体とN−脱エチル体の血中濃度推移はすでに報告されている(非特許文献1)。該文献の図5から算出すると、3mg/kg投与における化合物Aに対する各代謝体のCmax付近における比率は、N−オキシド体の場合は約0.40、N−脱エチル体の場合は約0.10である。
一方、実施例1の製剤投与における、化合物Aの血中濃度が最大値付近である投与10時間後の血中濃度から(図1参照)、化合物Aに対する各代謝体の比率は、N−オキシド体の場合は0.029、N−脱エチル体の場合は0.043であった。このように、本発明のテープ製剤を用いて経皮投与することによって、経口投与と比較して両代謝体の生成が著しく減少した。このことは、本願のテープ製剤が経口投与と比較して代謝体の生成を顕著に抑制(顕著に初回通過効果を回避)する効果を有することを示している。
Figure 0005001271
実施例2
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.77g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)10.0mgおよび酢酸エチル1.2mlを混合し、この混合液に粘着剤層中の化合物Aの含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例3
アクリル系粘着剤(オリバインBPS−4849−40、東洋インキ製造株式会社製(蒸発残分40重量%))4.48g、硬化剤(オリバインBHS−8515、東洋インキ製造株式会社製(蒸発残分30重量%))0.16gおよび酢酸エチル1.2mlを混合し、この混合液に粘着剤層中の化合物Aの含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例4
アクリル系粘着剤(DURO−TAK 87−2194 登録商標、ナショナルスターチ&ケミカル社製(蒸発残分45重量%))4.04gおよび酢酸エチル1.2mlを混合し、この混合液に粘着剤層中の化合物Aの含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例5
アクリル系粘着剤(DURO−TAK 387−2516 登録商標、ナショナルスターチ&ケミカル社製(蒸発残分41.5重量%))4.39gおよび酢酸エチル1.2mlを混合し、この混合液に粘着剤層中の化合物Aの含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
比較例1
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(クインタック3421、日本ゼオン株式会社製)0.50g、流動パラフィン0.42g、ポリブテン(HV−300、日本石油化学株式会社製)0.40g、脂環族飽和炭化水素樹脂(アルコンP−100、荒川化学工業株式会社製)0.50gおよび酢酸エチル3.0mlを混合し、この混合液に粘着剤層中の化合物Aの含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
比較例2
ポリイソブチレン(オパノールB−100、BASF社製)0.50g、流動パラフィン0.42g、ポリブテン(HV−300、日本石油化学株式会社製)0.40g、脂環族飽和炭化水素樹脂(アルコンP−100、荒川化学工業株式会社製)0.50gおよびヘキサン10mlを混合し、この混合液に粘着剤層中の化合物Aの含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
試験例2
ラット皮膚透過実験
6週齢のヘアレスラットの腹部の皮膚を用いて、実施例2〜5および比較例1及び2で得られたテープ製剤の皮膚透過性を調べた。すなわち、透過面積が1.33cmの水平型in vitro 拡散セルにヘアレスラットの皮膚をセットし、レシーバー側にはポリエチレングリコール200(マクロゴール200)とリン酸緩衝液の2:1混合液3mlを充填し、ドナー側には各製剤を貼付した(n=4)。レシーバー溶液は37℃に保温し、スターラーにより攪拌した。実験開始24時間後にレシーバー溶液中の化合物Aの定量を高速液体クロマトグラフィー(カラム:YMC A312 ODS 5μm(6mmφ×150mm;YMC)、移動相:0.01mol/lドデシル硫酸Na含有水溶液(pH2.4にリン酸で調整):アセトニトリル:メタノール(2:5:3)、カラム温度:40℃、流速:1.0 ml/分)により行い、各製剤の透過量を求めた。結果を表2に示した。
Figure 0005001271
アクリル系粘着剤を用いたテープ製剤(実施例2〜5)は、ゴム系粘着剤(スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(比較例1)やポリイソブチレン(比較例2))を用いた製剤と比べていずれも優れた皮膚透過性を示した。
実施例6
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.25g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)9.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように透過促進剤としてオレイルアルコールを混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例7〜42
実施例6のオレイルアルコールの代わりに表3に示す種々の透過促進剤を用いてテープ製剤を製造した。
Figure 0005001271
実施例43
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)3.72g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)7.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が各々10%となるようにオレイルアルコールとN−メチル−2−ピロリドンを混合した。この混合液に粘着剤層中の化合物Aの含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例44
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.72g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)9.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が1%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例45
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.51g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)9.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が5%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例46
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)3.88g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)8.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が16%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
参考例1
化合物A 90mgに、化合物Aの濃度が18重量%となるようにリン酸緩衝液(pH7.2)を加えて、混合物を作製した。
試験例3
試験例2と同様の方法で、実施例6〜46で得られたテープ製剤、および参考例1で得た混合物の各製剤について皮膚の透過量を求めた。結果を表4に示した。
Figure 0005001271
表4に示された各実施例の特定の透過促進剤含有のテープ製剤は、同条件で透過促進剤を含まずに調製された実施例2のテープ製剤(表2参照、透過率0.280μg/cm/24時間)と比較して、いずれも優れた皮膚透過性を示した。特に、透過促進剤として乳酸を用いた場合に、顕著な化合物Aの皮膚透過性の向上が観察された。以下、化合物Aおよび透過促進剤の量の透過性への影響等について、透過促進剤として乳酸を用いて検討した。
実施例47
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.46g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)9.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が5%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例48
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.19g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)8.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が10%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例49
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)3.67g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)7.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が20%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例50
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)3.15g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)6.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が30%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例51
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)2.62g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)5.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が40%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例52
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)2.10g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)4.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が50%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
試験例4
試験例2と同様の方法で、実施例47〜52で得られた各製剤について皮膚の透過性を求めた。結果を表5に示した。
Figure 0005001271
化合物Aの含有率が5%〜50%である各実施例で得られたテープ製剤は、いずれも優れた皮膚透過性を示し、透過促進剤で得られた高い透過促進性を保持していた。
実施例53
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.70g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)9.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が0.3%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が10%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例54
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.70g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)9.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が0.5%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が10%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例55
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.46g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)9.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が5%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が10%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例56
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)4.19g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)8.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が10%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例57
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)3.67g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)7.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が20%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が10%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例58
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)3.15g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)6.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が30%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が10%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例59
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)2.62g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)5.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が40%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が10%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例60
アクリル系粘着剤(ポリシック410−SA、三洋化成工業株式会社製)2.10g、硬化剤(ポリシックSC−75、三洋化成工業株式会社製)4.0mg、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が50%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が10%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
試験例5
試験例2と同様の方法で、実施例53〜60で得られた各製剤について皮膚の透過性を求めた。結果を表6に示した。
Figure 0005001271
透過促進剤である乳酸の含有量が0.3%〜50%である各実施例で得られたテープ製剤は、いずれも優れた皮膚透過性を示した。
実施例61
アクリル系粘着剤(オリバインBPS−4849−40、東洋インキ製造株式会社製)3.99g、硬化剤(オリバインBHS−8515、東洋インキ製造株式会社製)0.14g、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例62
アクリル系粘着剤(DURO−TAK 87−2194 登録商標、ナショナルスターチ&ケミカル社製)3.60g、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
実施例63
アクリル系粘着剤(DURO−TAK 387−2516 登録商標、ナショナルスターチ&ケミカル社製)3.90g、酢酸エチル1.2ml、および粘着剤層中の含有率が10%となるように乳酸を混合した。この混合液に粘着剤層中の含有率が9%となるように化合物Aを添加し、十分に攪拌した。得られた混合液を、乾燥後の粘着剤層の厚さが約50μmとなるように支持体上に展延し、室温で1週間乾燥した。その後、剥離ライナーを貼り合わせてテープ製剤を製造した。
試験例6
試験例2と同様の方法で、実施例61〜63で得られた各製剤について皮膚の透過性を求めた。結果を表7に示した。
Figure 0005001271
化合物Aおよび透過促進剤の量を一定にし、アクリル系粘着剤の種類を変えた実施例61〜63で得られたテープ製剤は、いずれも優れた皮膚透過性を示し、種々のアクリル系粘着剤においても透過促進剤を含有することにより、さらに化合物Aの皮膚透過性を向上することが示された。
本発明のテープ製剤によれば、代謝体の生成を抑制し、ブロナンセリンの血中薬物濃度を持続的に維持でき、さらに特定の透過添加剤によりブロナンセリンの皮膚透過性をより向上させることができるので、実用上好適なテープ製剤である。

Claims (8)

  1. 支持体の片面に粘着剤層を形成してなるテープ製剤において、該粘着剤層が、(1)2−(4−エチル−1−ピペラジニル)−4−(4−フルオロフェニル)−5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[b]ピリジン(以下、「化合物A」という)またはその生理学的に許容される酸付加塩、及び(2)アクリル系粘着剤を含有することを特徴とするテープ製剤。
  2. 該粘着剤層が、更に(3)透過促進剤を含有することを特徴とする請求項1に記載のテープ製剤。
  3. 該粘着剤層が、化合物Aに換算して約0.1〜約50重量%の濃度で成分(1)を含む請求項1または2に記載のテープ製剤。
  4. アクリル系粘着剤(2)が、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主体とする(共)重合体及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルと官能性モノマーとの共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3のいずれかに記載のテープ製剤。
  5. 透過促進剤(3)が、炭素原子数7〜22の飽和または不飽和の脂肪族アルコール、アジピン酸ジイソプロピル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、プロピレングリコール、オレイン酸、クロタミトン、N−メチル−2−ピロリドン、オリブ油、ダイズ油、ミリスチン酸、グリセリン、マクロゴール200、スクワラン、流動パラフィン、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(40)グリコール、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ラウロマクロゴール、α−モノイソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油10、ミリスチン酸イソプロピル、セバシン酸ジエチル、セスキオレイン酸ソルビタン、ステアリン酸ポリオキシル40、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、セタノール・モノステアリン酸ポリエチレングリコール混合ワックス、液状ラノリン、乳酸、酢酸、乳酸セチル、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸セチル、酢酸n−ブチル、l−メントール、メチルイソブチルケトン及びトリアセチンからなる群
    から選ばれる少なくとも1種である請求項2〜4のいずれかに記載のテープ製剤。
  6. 透過促進剤(3)が乳酸を含む請求項5に記載のテープ製剤。
  7. 該粘着剤層が、約0.01〜約50重量%の濃度で透過促進剤(3)を含む請求項2〜6のいずれかに記載のテープ製剤。
  8. 統合失調症を対象疾患とする請求項1〜7のいずれかに記載のテープ製剤。
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