JP2003285427A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2003285427A
JP2003285427A JP2002107723A JP2002107723A JP2003285427A JP 2003285427 A JP2003285427 A JP 2003285427A JP 2002107723 A JP2002107723 A JP 2002107723A JP 2002107723 A JP2002107723 A JP 2002107723A JP 2003285427 A JP2003285427 A JP 2003285427A
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ink
heads
color
white
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Yoshiyuki Suzuki
良幸 鈴木
Takeo Arai
健夫 荒井
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明又は不透明な樹脂製の包装材に対しても
臨機応変に対応して印刷できるインクジェットプリンタ
を提供する。 【解決手段】 本発明のインクジェットプリンタ1は、
インクを吐出する複数のヘッド2,2,…と、複数のヘ
ッド2,2,…の移動を行うキャリッジ3とを備えてい
る。複数のヘッド2,2,…には、白色のインクを吐出
する白色ヘッドと、プロセスカラーの各色のインクをそ
れぞれ吐出する各プロセスカラーヘッドとが有る。そし
て、インクジェットプリンタ1は、白色ヘッドからイン
クを吐出した後に、各プロセスカラーヘッドからインク
を吐出することにより表刷りを行うか、又は、各プロセ
スカラーヘッドからインクを吐出した後に、白色ヘッド
からインクを吐出することにより裏刷りを行うか、を選
択的に制御する制御手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂製の包装材等にカラー印刷を行う場
合、主に、グラビア印刷によって印刷が行われている。
グラビア印刷は、版面に形成された凹部にインクを入れ
これを記録媒体に直接転写する印刷方式であるが、色彩
色豊かに文字、記号及び絵等を表現できること、多量の
記録媒体に高速印刷できること等がその特徴となってい
る。ここで、例えば、透明の包装材に印刷を行う場合
に、印刷面の擦過に対し耐久性を保持するため包装材の
裏側に印刷を行うことがあり、これを「裏刷り」とい
う。また、言うまでもなく、不透明の包装材に印刷を行
う場合には、包装材の表側に印刷を行い、これを「表刷
り」という。
【0003】ところで、透明の包装材に対して、例え
ば、白色等の特色を背景色として文字、記号及び絵等を
印刷することがある。このとき、裏刷りを行う際には、
各カラーの各色のインクを先に印刷し、その後、例え
ば、白色のインクを印刷すればよく、また、表刷りを行
う際には、白色のインクを先に印刷し、その後、各カラ
ーの各色のインクを印刷すればよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような包装材に対して白色等の特色を背景色とする文
字、記号及び絵等の印刷に対し、グラビア印刷は前述し
た特徴を有する有用な印刷技術ではあるが、実際に印刷
を行う前工程において版を作製することが必要であり、
この版作製のためにコスト及び時間がかかる。従って、
少量多品種の印刷を行う場合には、版を必要としないイ
ンクジェットプリンタを用いて印刷することが好適と考
えられ、透明又は不透明の包装材に対し臨機応変に対応
して印刷できるインクジェットプリンタが望まれる。
【0005】そこで、本発明の課題は、透明又は不透明
な樹脂製の包装材に対しても臨機応変に対応して印刷で
きるインクジェットプリンタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、インクを吐出する複数のヘ
ッドと、該複数のヘッドを搭載されたキャリッジとを備
えるインクジェットプリンタであって、前記複数のヘッ
ドには、白色のインクを吐出する白色ヘッドと、プロセ
スカラーの各色のインクをそれぞれ吐出する各プロセス
カラーヘッドとが有り、前記白色ヘッドからインクを吐
出した後に、前記各プロセスカラーヘッドのうち少なく
とも一つのプロセスカラーヘッドからインクを吐出する
ことにより表刷りを行うか、又は、前記各プロセスカラ
ーヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカラーヘッド
からインクを吐出した後に、前記白色ヘッドからインク
を吐出することにより裏刷りを行うか、を選択的に制御
する制御手段を備えることを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明のインクジェットプリ
ンタでは、白色ヘッドにより白色の印刷を先に行い、そ
の後、各プロセスカラーヘッドにより各色の印刷を行う
表刷りが可能であり、また、各プロセスカラーヘッドに
より各色の印刷を先に行い、その後、白色ヘッドにより
白色の印刷を行う裏刷りも可能である。そして、上記構
成では、表刷りを行うか又は裏刷りを行うかのいずれか
を制御手段により選択して印刷できる。従って、例え
ば、透明な記録媒体に対して背景色を白色とする印刷を
行う際には、制御手段により選択的に裏刷りを行うこと
ができ、一方、不透明な記録媒体に対して背景色を白色
とする印刷を行う際には、制御手段により通常通り選択
的に表刷りを行うことができる。これにより、種々の記
録媒体に臨機応変に対応して印刷を行うことができる。
【0008】なお、請求項1の記載に関して、「前記白
色ヘッドからインクを吐出した後に、前記各プロセスカ
ラーヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカラーヘッ
ドからインクを吐出する」とは、記録媒体の印刷領域の
全領域に白色の印刷を行った後に各プロセスカラーのう
ち少なくとも一色による印刷を行うという意味ではな
く、印刷領域のうち任意領域に注目して、この任意領域
に先に白色の印刷を行い、その後に各プロセスカラーの
うち少なくとも一色による印刷を行うという意味であ
る。従って、記録媒体の印刷領域の全領域に注目すれ
ば、白色の印刷と各プロセスカラーのうち少なくとも一
色による印刷とが繰り返し行われることになる。
【0009】また、同様に、「前記各プロセスカラーヘ
ッドのうち少なくとも一つのプロセスカラーヘッドから
インクを吐出した後に前記白色ヘッドからインクを吐出
する」とは、記録媒体の印刷領域の全領域に各プロセス
カラーのうち少なくとも一色による印刷を行った後に白
色の印刷を行うという意味ではなく、印刷領域のうち任
意領域に注目して、この任意領域に先に各プロセスカラ
ーのうち少なくとも一色による印刷を行い、その後に白
色の印刷を行うという意味である。従って、記録媒体の
印刷領域の全領域に注目すれば、各プロセスカラーのう
ち少なくとも一色による印刷と白色の印刷とが繰り返し
行われることになる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記白色ヘッド及び前
記各プロセスカラーヘッドが単一のキャリッジに搭載さ
れるとともに、前記キャリッジの互いに離れた少なくと
も二ヶ所に前記白色ヘッドが配置され、これら白色ヘッ
ドの間に前記各プロセスカラーヘッドが配置されている
ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
【0011】請求項2記載の発明では、白色ヘッドの配
置の最も簡単なものとして、(i)キャリッジの移動方
向に沿って白色ヘッドを配置する場合と、(ii)キャ
リッジの移動方向と交差する方向に沿って白色ヘッドを
配置する場合と、が考えられる。
【0012】(i)キャリッジの移動方向に沿って白色
ヘッドを配置する場合、例えば、キャリッジの移動方向
に沿う各プロセスカラーヘッドの両端に白色ヘッドをそ
れぞれ配置する場合には、キャリッジの移動に伴い、移
動方向の前側の白色ヘッドは各プロセスカラーヘッドよ
りも先に記録媒体の印刷面上を移動し、後側の白色ヘッ
ドは各プロセスカラーヘッドよりも後に記録媒体の印刷
面上を移動することになる。この場合、前側の白色ヘッ
ドにより各プロセスカラーヘッドよりも先に白色の印刷
を行うことができ、また、後側の白色ヘッドにより各プ
ロセスカラーヘッドよりも後に白色の印刷を行うことが
できる。さらにこの場合、キャリッジが一度移動した記
録媒体の印刷面上を再度キャリッジを移動させて印刷す
るのではなく、一度のキャリッジの移動で前側及び後側
の白色ヘッドによって各プロセスカラーヘッドより先に
も後にも白色の印刷を行うことができる。従って、背景
色を白色とする印刷において、単一のキャリッジに白色
ヘッドと各プロセスカラーヘッドとを搭載し、これらヘ
ッドの配置を考慮するという簡単な構成で、請求項1と
同様の効果を奏することができる。
【0013】一方、(ii)キャリッジの移動方向と交
差する方向に沿って白色ヘッドを配置する場合、例え
ば、記録媒体の搬送方向の前側と後側とに白色ヘッドを
配置し、前側と後側との白色ヘッドの間に各プロセスカ
ラーヘッドを配置する場合には、後側の白色ヘッドがま
ず搬送されてきた記録媒体の印刷面上を移動し、その後
に、後側の白色ヘッドが通過した記録媒体の印刷面上を
各プロセスカラーヘッドが移動し、さらにその後に、各
プロセスカラーヘッドが通過した記録媒体の印刷面上を
前側の白色ヘッドが移動することになる。この場合、後
側の白色ヘッドにより各プロセスカラーヘッドよりも先
に白色の印刷を行うことができ、また、前側の白色ヘッ
ドにより各プロセスカラーヘッドよりも後に白色の印刷
を行うことができる。さらにこの場合、キャリッジが一
度移動した記録媒体の印刷面上を再度キャリッジを移動
させて印刷するのではなく、一度のキャリッジの移動
で、前側及び後側の白色ヘッドによって各プロセスカラ
ーヘッドより先にも後にも白色の印刷を行うことができ
る。従って、上記(i)と同様に、背景色を白色とする
印刷において、単一のキャリッジに白色ヘッドと各プロ
セスカラーヘッドとを搭載し、これらヘッドの配置を考
慮するという簡単な構成で、請求項1と同様の効果を奏
することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載のイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記キャリッジの移動
方向に沿って間隔を開けた二ヶ所に前記白色ヘッドが配
置されていることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、請求項2に
ついての(i)の説明と同様の作用効果を奏することに
なる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項2記載のイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記キャリッジの移動
方向と交差する方向に沿って間隔を開けた二ヶ所に前記
白色ヘッドが配置されていることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明によれば、請求項1に
ついての(ii)の説明と同様の作用効果を奏すること
になる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1記載のイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記白色ヘッド及び前
記各プロセスカラーヘッドが単一のキャリッジに搭載さ
れるとともに、前記各プロセスカラーヘッドに対して、
前記キャリッジの移動方向に沿う一ヶ所に前記白色ヘッ
ドが配置されていることを特徴とする。
【0019】基本的に、キャリッジは往復移動するもの
であるから、例えば、各プロセスカラーヘッドに対し
て、キャリッジの移動方向のうち往路方向の前側に白色
ヘッドを配置する場合に、キャリッジが往路方向に沿っ
て移動するときは、この白色ヘッドは各プロセスカラー
ヘッドよりも先に記録媒体の印刷面上を移動し、この白
色ヘッドにより各プロセスカラーヘッドよりも先に白色
の印刷を行うことができる。また、キャリッジが復路方
向に沿って移動するときは、この白色ヘッドは各プロセ
スカラーヘッドよりも後に記録媒体の印刷面上を移動
し、この白色ヘッドにより各プロセスカラーヘッドより
も後に白色の印刷を行うことができる。従って、キャリ
ッジが往路方向又は復路方向のいずれかの方向に沿って
移動するときにのみ各ヘッドからインクを吐出する片方
向印刷において、背景色を白色とする表刷り及び裏刷り
を行うことができる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載のイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記キャリッジが移動
方向に沿って往復移動する際に、前記キャリッジは、往
路方向から復路方向に及び復路方向から往路方向に折り
返す際に、180度回転することを特徴とする。
【0021】例えば、各プロセスカラーヘッドに対し
て、キャリッジの移動方向のうち往路方向の前側に白色
ヘッドを配置する場合に、キャリッジが往路方向に沿っ
て移動するときは、この白色ヘッドは各プロセスカラー
ヘッドよりも先に記録媒体の印刷面上を移動する。そし
て、請求項6記載の発明では、キャリッジは、往路方向
から復路方向へと移動する方向を変換する際に180度
回転するので、キャリッジが復路方向に沿って移動する
ときも、この白色ヘッドは、各プロセスカラーヘッドに
対して復路方向の前側に位置し、各プロセスカラーヘッ
ドよりも先に記録媒体の印刷面上を移動する。さらに、
キャリッジは、復路方向から往路方向へと移動する方向
を変換する際にも180度回転するので、この白色ヘッ
ドは、各プロセスカラーヘッドに対して往路方向の前側
に位置し、各プロセスカラーヘッドよりも先に記録媒体
の印刷面上を移動する。
【0022】つまり、請求項6記載の発明では、キャリ
ッジが移動方向を変換する際に180度回転するから、
各プロセスカラーヘッドに対して、キャリッジの移動方
向の前側に白色ヘッドを配置すれば、この白色ヘッド
は、常にキャリッジの移動方向の前側に位置し、各プロ
セスカラーヘッドよりも先に記録媒体の印刷面上を移動
することになる。この場合、この白色ヘッドにより各プ
ロセスカラーヘッドよりも先に白色の印刷を行うことが
できる。
【0023】逆に、各プロセスカラーヘッドに対して、
キャリッジの移動方向の後側に白色ヘッドを配置すれ
ば、この白色ヘッドは、常にキャリッジの移動方向の後
側に位置し、各プロセスカラーヘッドよりも後に記録媒
体の印刷面上を移動することになる。この場合、この白
色ヘッドにより各プロセスカラーヘッドよりも後に白色
の印刷を行うことができる。
【0024】従って、各プロセスカラーヘッドに対し
て、白色ヘッドをキャリッジの移動方向の前側に配置す
るか又は後側に配置するかによって、双方向印刷の表刷
り及び裏刷りを行うことができる。
【0025】なお、請求項6記載の発明では、「キャリ
ッジは、往路方向から復路方向に及び復路方向から往路
方向に折り返す際に、180度回転する」が、キャリッ
ジが回転動作を行う時期は広義に解してよい。つまり、
キャリッジは、記録媒体における画像形成領域以外の領
域であれば、記録媒体(例えば、記録媒体の端部)の直
上に位置している間に180度回転してもよいし、記録
媒体の直上に位置していない間に180度回転してもよ
い。また、この場合、キャリッジは、移動しながら18
0度回転してもよいし、移動を停止した状態で180度
回転してもよい。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか一つに記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記白色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドが単一
のキャリッジに搭載されるとともに、前記白色ヘッド
は、単体で構成されるか又は複数に分割された白色分割
ヘッドから構成され、かつ、前記各プロセスカラーヘッ
ドのうち少なくとも一つのプロセスカラーヘッドは、単
体で構成されるか又は複数に分割されたプロセスカラー
分割ヘッドから構成され、前記各プロセスカラーヘッド
のうち前記白色ヘッドに隣り合うプロセスカラーヘッド
と、前記白色ヘッドとの間隔は、前記白色ヘッドが複数
の白色分割ヘッドから構成される場合の各白色分割ヘッ
ド間の間隔、前記各プロセスカラーヘッドのうち少なく
とも一つのプロセスカラーヘッドが複数のプロセスカラ
ー分割ヘッドから構成される場合の各プロセスカラー分
割ヘッド間の間隔及び前記各プロセスカラーヘッドの互
いに隣り合うプロセスカラーヘッド間の間隔のうち少な
くとも一つの間隔より広いことを特徴とする。
【0027】ここで、白色ヘッドとプロセスカラーヘッ
ドとでは、互いに形態を異にするインクを吐出すること
が可能であって、例えば、白色ヘッドとプロセスカラー
ヘッドとで互いに加熱温度の異なるインクを吐出するこ
とも可能となる。この場合、各プロセスカラーヘッドの
うち白色ヘッドに隣り合うプロセスカラーヘッドと白色
ヘッドとではインクの加熱温度に温度差が生じるから、
互いのヘッド間で温度差の影響を受ける可能性がある。
仮に、互いのヘッド間で温度差の影響を受けるなら、各
ヘッドから最適な加熱温度でインクを吐出するという点
においては、好ましくない。ここで、請求項7記載の発
明では、白色ヘッドが複数の白色分割ヘッドに分割され
た場合に、各白色分割ヘッド間の間隔は、互いに隣り合
う白色ヘッドとプロセスカラーヘッドとの間隔より狭
い。従い、インクの加熱温度が同じ各白色分割ヘッド同
士を密な状態にし、白色ヘッドのコンパクト化を図れる
(白色インクの加熱温度の均一化を図れる)。また、こ
の発明では、各プロセスカラーヘッドのうち少なくとも
一つのプロセスカラーヘッドが複数のプロセスカラー分
割ヘッドに分割された場合にも、各プロセスカラー分割
ヘッド間の間隔は、互いに隣り合う白色ヘッドとプロセ
スカラーヘッドとの間隔よりも狭く、さらには、各プロ
セスカラーヘッドの互いに隣り合うプロセスカラーヘッ
ド間の間隔も、互いに隣り合う白色ヘッドとプロセスカ
ラーヘッドとの間隔よりも狭い。従い、インクの加熱温
度が同じ各プロセスカラー分割ヘッド同士、さらには、
各プロセスカラーヘッド同士をより密な状態にし、各プ
ロセスカラーヘッドを全て合わせたプロセスカラーヘッ
ド全体のコンパクト化を図れる(プロセスカラーインク
の加熱温度の均一化を図れる)。なお、各プロセスカラ
ーヘッドのうち白色ヘッドに隣り合うプロセスカラーヘ
ッドと白色ヘッドとの間隔は、各白色分割ヘッド間の間
隔、各プロセスカラー分割ヘッド間の間隔及び互いに隣
り合うプロセスカラーヘッド間の間隔のこれら三つの間
隔全てより広くてもよい。
【0028】これらのことから、請求項7記載の発明に
よれば、白色ヘッドとプロセスカラーヘッドとで互いに
加熱温度の異なるインクを吐出する場合に、上記の通
り、各ヘッドは互いにコンパクト化されるから、一方の
ヘッドはインクの加熱温度の異なる他方のヘッドから温
度差の影響を受けにくくなる。これにより、各ヘッドか
らより最適な加熱温度でインクを吐出できる。
【0029】請求項8記載の発明は、インクを吐出する
複数のヘッドと、該複数のヘッドを搭載されたキャリッ
ジとを備えるインクジェットプリンタであって、前記複
数のヘッドには、白色のインクを吐出する白色ヘッド
と、プロセスカラーの各色のインクをそれぞれ吐出する
各プロセスカラーヘッドとが有り、前記白色ヘッド及び
前記各プロセスカラーヘッドが、単一のキャリッジに搭
載され、前記キャリッジによるヘッドの移動と、前記ヘ
ッドからインクが吐出される記録媒体の移動とにより記
録媒体上に順次画像(文字、記号及び絵等を含む。以下
同じ。)を形成するものとされ、各ヘッドが記録媒体の
所定領域上を一回だけ通過して前記所定領域にインクを
吐出する場合に、前記白色ヘッドが、前記各プロセスカ
ラーヘッドより先にインクを吐出可能な前記キャリッジ
上の位置と、前記各プロセスカラーヘッドより後にイン
クを吐出可能な前記キャリッジ上の位置とに配置されて
いることを特徴とする。
【0030】請求項8記載の発明によれば、キャリッジ
によるヘッドの移動と記録媒体の移動とが行われ各ヘッ
ドが記録媒体の所定領域上を通過してインクを吐出する
場合に、白色ヘッドは、常に各プロセスカラーヘッドよ
り先及び後にインクを吐出可能な位置に配置されている
ので、この場合、各プロセスカラーヘッドよりも先に白
色の印刷を行うことができ、また、各プロセスカラーヘ
ッドよりも後にも白色の印刷を行うことができる。ま
た、この場合、キャリッジが一度移動した記録媒体の所
定領域上を再度キャリッジを移動させて印刷するのでは
なく、一度のキャリッジの移動で、白色ヘッドによって
各プロセスカラーヘッドより先にも後にも白色の印刷を
行うことができる。従って、背景色を白色とする印刷に
おいて、例えば透明な記録媒体に対しては選択的に裏刷
りを行うことができ、また、例えば不透明な記録媒体に
対しては通常通り選択的に表刷りを行うことができる。
これにより、種々の記録媒体に臨機応変に対応して印刷
を行うことができる。
【0031】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれか一つに記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記白色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドの各ヘ
ッドから吐出されるべきインクがインク滴として吐出さ
れ、前記白色ヘッドから吐出されるインク滴の一滴当た
りの吐出量は、前記各プロセスカラーヘッドから吐出さ
れるインク滴の一滴当たりの吐出量よりも多いことを特
徴とする。
【0032】請求項9記載の発明では、白色ヘッドから
吐出されるインク滴の一滴当たりの吐出量は、各プロセ
スカラーヘッドから吐出されるインク滴の一滴当たりの
吐出量よりも多いから、各ヘッドからインク滴を一滴だ
け記録媒体に吐出したときに、白色ヘッドからのインク
滴の記録媒体上に占める占有面積は、各プロセスカラー
ヘッドからのインク滴の占有面積よりも広くなる。従
い、白色ヘッドと各プロセスカラーヘッドとで記録媒体
に何滴かのインク滴を連続的にそれぞれ吐出したとき、
白色ヘッドからの各インク滴の隙間は、各プロセスカラ
ーヘッドからの各インク滴の隙間より小さいから、白色
ヘッドにより形成される背景色のインク滴のムラ又はモ
アレを抑制できる。
【0033】また、請求項10記載の発明のインクジェ
ットプリンタのように、前記白色のインク及び前記各プ
ロセスカラーのインクは、紫外線の照射により硬化する
UVインクであってもよい。
【0034】請求項11記載の発明のインクジェットプ
リンタのように、前記白色のインク及び前記各プロセス
カラーのインクは、水性インク、油性インク、ソルベン
トインク及びソリッドインクのうちのいずれか一つのイ
ンクであってもよい。なお、「水性インク」及び「油性
インク」に用いられる着色剤は、顔料でもよいし染料で
もよい。
【0035】また、請求項12記載の発明のインクジェ
ットプリンタのように、前記白色のインク及び前記各プ
ロセスカラーのインクにより画像が記録される記録媒体
は、透明又は半透明の樹脂製フィルムであってもよい。
この場合、記録媒体が透明又は半透明媒体であるので、
表刷りのみならず裏刷りも可能となる。なお、「樹脂製
フィルム」の樹脂としては、PET(ポリエチレンテレ
フタレート)、PS(ポリエステル)、PP(ポリプロ
ピレン)等が好適に用いられる。
【0036】請求項13記載の発明は、インクを吐出す
る複数のヘッドと、該複数のヘッドを搭載されたキャリ
ッジとを備えるインクジェットプリンタであって、前記
複数のヘッドには、特色のインクを吐出する特色ヘッド
と、プロセスカラーの各色のインクをそれぞれ吐出する
各プロセスカラーヘッドとが有り、前記特色ヘッドから
インクを吐出した後に、前記各プロセスカラーヘッドの
うち少なくとも一つのプロセスカラーヘッドからインク
を吐出することにより表刷りを行うか、又は、前記各プ
ロセスカラーヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカ
ラーヘッドからインクを吐出した後に、前記特色ヘッド
からインクを吐出することにより裏刷りを行うか、を選
択的に制御する制御手段を備えることを特徴とする。
【0037】請求項14記載の発明は、請求項13記載
のインクジェットプリンタにおいて、前記特色ヘッド及
び前記各プロセスカラーヘッドが単一のキャリッジに搭
載されるとともに、前記キャリッジの互いに離れた少な
くとも二ヶ所に前記特色ヘッドが配置され、これら特色
ヘッドの間に前記各プロセスカラーヘッドが配置されて
いることを特徴とする。
【0038】請求項15記載の発明は、請求項14記載
のインクジェットプリンタにおいて、前記キャリッジの
移動方向に沿って間隔を開けた二ヶ所に前記特色ヘッド
が配置されていることを特徴とする。
【0039】請求項16記載の発明は、請求項14記載
のインクジェットプリンタにおいて、前記キャリッジの
移動方向と交差する方向に沿って間隔を開けた二ヶ所に
前記特色ヘッドが配置されていることを特徴とする。
【0040】請求項17記載の発明は、請求項13記載
のインクジェットプリンタにおいて、前記特色ヘッド及
び前記各プロセスカラーヘッドが単一のキャリッジに搭
載されるとともに、前記各プロセスカラーヘッドに対し
て、前記キャリッジの移動方向に沿う一ヶ所に前記特色
ヘッドが配置されていることを特徴とする。
【0041】請求項18記載の発明は、請求項17記載
のインクジェットプリンタにおいて、前記キャリッジが
移動方向に沿って往復移動する際に、前記キャリッジ
は、往路方向から復路方向に及び復路方向から往路方向
に折り返す際に、180度回転することを特徴とする。
【0042】請求項19記載の発明は、請求項13〜1
8のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタにお
いて、前記特色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッド
が単一のキャリッジに搭載されるとともに、前記特色ヘ
ッドは、単体で構成されるか又は複数に分割された特色
分割ヘッドから構成され、かつ、前記各プロセスカラー
ヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカラーヘッド
は、単体で構成されるか又は複数に分割されたプロセス
カラー分割ヘッドから構成され、前記各プロセスカラー
ヘッドのうち前記特色ヘッドに隣り合うプロセスカラー
ヘッドと、前記特色ヘッドとの間隔は、前記特色ヘッド
が複数の特色分割ヘッドから構成される場合の各特色分
割ヘッド間の間隔、前記各プロセスカラーヘッドのうち
少なくとも一つのプロセスカラーヘッドが複数のプロセ
スカラー分割ヘッドから構成される場合の各プロセスカ
ラー分割ヘッド間の間隔及び前記各プロセスカラーヘッ
ドの互いに隣り合うプロセスカラーヘッド間の間隔のう
ち少なくとも一つの間隔より広いことを特徴とする。
【0043】請求項20記載の発明は、インクを吐出す
る複数のヘッドと、該複数のヘッドを搭載されたキャリ
ッジとを備えるインクジェットプリンタであって、前記
複数のヘッドには、特色のインクを吐出する特色ヘッド
と、プロセスカラーの各色のインクをそれぞれ吐出する
各プロセスカラーヘッドとが有り、前記特色ヘッド及び
前記各プロセスカラーヘッドが、単一のキャリッジに搭
載され、前記キャリッジによるヘッドの移動と、前記ヘ
ッドからインクが吐出される記録媒体の移動とにより記
録媒体上に順次画像を形成するものとされ、各ヘッドが
記録媒体の所定領域上を一回だけ通過して前記所定領域
にインクを吐出する場合に、前記特色ヘッドが、前記各
プロセスカラーヘッドより先にインクを吐出可能な前記
キャリッジ上の位置と、前記各プロセスカラーヘッドよ
り後にインクを吐出可能な前記キャリッジ上の位置とに
配置されていることを特徴とする。
【0044】請求項21記載の発明は、請求項13〜2
0のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタにお
いて、前記特色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッド
の各ヘッドから吐出されるべきインクがインク滴として
吐出され、前記特色ヘッドから吐出されるインク滴の一
滴当たりの吐出量は、前記各プロセスカラーヘッドから
吐出されるインク滴の一滴当たりの吐出量よりも多いこ
とを特徴とする。
【0045】請求項13〜21の発明では、請求項1〜
9に記載した「白色」を「(白色以外の)特色」に読み
替えることができる。従って、請求項13〜21の各発
明は、これら各発明に対応する請求項1〜9の各発明と
同様の作用効果を奏することになる。
【0046】請求項22記載の発明のインクジェットプ
リンタのように、前記特色のインク及び前記各プロセス
カラーのインクは、紫外線の照射により硬化するUVイ
ンクであってもよい。
【0047】請求項23記載の発明のインクジェットプ
リンタのように、前記特色のインク及び前記各プロセス
カラーのインクは、水性インク、油性インク、ソルベン
トインク及びソリッドインクのうちのいずれか一つのイ
ンクであってもよい。なお、「水性インク」及び「油性
インク」に用いられる着色剤は、顔料でもよいし染料で
もよい。
【0048】請求項24記載の発明のインクジェットプ
リンタのように、前記特色のインク及び前記各プロセス
カラーのインクにより画像が記録される記録媒体は、透
明又は半透明の樹脂製フィルムであってもよい。この場
合、記録媒体が透明又は半透明媒体であるので、表刷り
のみならず裏刷りも可能となる。なお、「樹脂製フィル
ム」の樹脂としては、PET(ポリエチレンテレフタレ
ート)、PS(ポリエステル)、PP(ポリプロピレ
ン)等が好適に用いられる。
【0049】なお、本明細書において、「プロセスカラ
ー」とは、少なくとも、Y(イエロー)、M(マゼン
ダ)、C(シアン)、K(ブラック)の色インクを意味
する。これら以外に、LM(ライトマゼンダ)、LC
(ライトシアン)の色インクを吐出するヘッド、或いは
さらに、LK(ライトブラック)やLY(ライトイエロ
ー)の色インクを吐出するヘッド、をキャリッジに搭載
し、それらの色インクを利用する場合には、それらの色
インクも本発明のプロセスカラーに含めることが好まし
い。
【0050】また、本明細書において、「特色」とは、
上記「プロセスカラー」の各プロセスカラー及びプロセ
スカラーを組み合わせた色以外の色であって、(白色、
透明、金色、銀色、青色、緑色、赤色、小豆色、黄土
色、臙脂色等の)各プロセスカラーでは表現できない色
又は各プロセスカラーを組み合わせても表現できない色
を意味する。
【0051】さらに、本明細書において、「ヘッド」と
は、複数のノズルを備え、各ノズルから同じ色のインク
をインク滴として吐出するものである。勿論、「ヘッ
ド」に備えられるノズルの数は適宜変更である。また、
「ヘッド」が、所定数のノズル毎に複数にわたって分割
されてもよい。「ヘッド」がこのように分割される場合
には、分割された各所定数のノズルを分割ヘッドとして
捉え、「ヘッド」を複数の分割ヘッドからなるものとし
て解してよい。勿論、各分割ヘッドのノズル数は、同じ
でもよいし、異なっていてもよい。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェットプ
リンタに係る実施の形態について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、インクジェットプリンタ1(以
下「プリンタ1」という。)は、その主要構成として、
記録媒体Rを搬送方向Aに沿って搬送する搬送手段(図
示しない)と、記録媒体Rにインクを吐出する複数のヘ
ッド2,2,…と、該複数のヘッド2,2,…を搭載し
たキャリッジ3と、印刷の際にキャリッジ3を移動方向
Bに沿ってガイドするガイドレール4と、各ヘッド2に
供給する各色のインクを収納する複数のインクタンク
5,5,…と、各インクタンク5から各ヘッド2まで各
色のインクを供給するインク供給路6と、を備えてい
る。さらに、図2に示すように、プリンタ1の外部に
は、印刷すべき画像の画像データ及び制御データ等を出
力する外部コントローラ8が備えられ、プリンタ1内部
には、外部コントローラ8から入力されたデータを処理
する制御装置9が備えられている。
【0053】なお、本実施の形態では、記録媒体Rが透
明な記録媒体であると想定して以下の説明を行うが、透
明な記録媒体に限定せず、半透明な記録媒体若しくは不
透明な記録媒体若しくはその他のプリンタ1によって印
刷可能な記録媒体が適用可能である。また、記録媒体R
の材質に関しては、樹脂に限定せず、紙又はその他のプ
リンタ1によって印刷可能な材質が適用可能である。従
って、言うまでもなく、透明又は半透明の樹脂製フィル
ムも適用可能な記録媒体である。
【0054】搬送手段は、詳細には説明しないが、印刷
の際にキャリッジ3の動作に合わせて記録媒体Rを搬送
方向(図1中矢印A参照。)に沿って搬送する機能を有
するものである。
【0055】ヘッド2は、記録媒体Rにインクを吐出す
るものである。このヘッド2は、プリンタ1で使用され
るインクの種類に応じて、キャリッジ3に複数搭載され
ている。なお、「ヘッド2」は、(i)W:白色、の白
色インクを吐出する白色ヘッドと、(ii)LY:ライ
トイエロー、Y:イエロー、LM:ライトマゼンダ、
M:マゼンダ、LC:ライトシアン、C:シアン、L
K:ライトブラック、K:ブラック、の各プロセスカラ
ーインクを吐出する各プロセスカラーヘッドと、に大別
される(図3、図5、図7、図9及び図10参照)。ま
た、白色ヘッドから吐出される白色インク及び各プロセ
スカラーヘッドから吐出される各プロセスカラーインク
は、紫外線(以下「UV」という。)が照射されると硬
化するUVインクである。
【0056】キャリッジ3は、複数のヘッド2,2,…
を搭載しているとともに、ガイドレール4にガイドされ
て移動方向(図1中矢印B参照。記録媒体Rの搬送方向
Aと略直交する方向)に沿って往復移動を繰り返すもの
である。なお、詳細な説明は後述するが、本実施の形態
のプリンタ1は、キャリッジ3に搭載されている複数の
ヘッド2,2,…のうち白色ヘッドと各プロセスカラー
ヘッドとが単一のキャリッジ3内に搭載されており、キ
ャリッジ3内での白色ヘッドと各プロセスカラーヘッド
との互いの配置関係が特徴となっている。
【0057】各インクタンク5は、交換可能なインクカ
ートリッジであって、各ヘッド2に収納されるインクの
各色に応じて複数設けられている。各インクタンク5に
各色のインクが貯留されている。
【0058】インク供給路6は、各ヘッド2と各インク
タンク5とをインクの種類によってそれぞれ対応するも
の同士で連通させることにより、各インクタンク5から
各ヘッド2へのインクの供給を各色毎に可能とするもの
である。インク供給路6は、キャリッジ3の移動に追従
できるように、フレキシブルな部材となっている。な
お、インク供給路6には、各インクタンク5から各ヘッ
ド2へのインクの供給を可能とする変圧ポンプ7がそれ
ぞれ設けられている。各変圧ポンプ7によりインク供給
路6内部の圧力を変更することができ、これによって各
インクタンク5から各ヘッド2へのインク供給量を適宜
変更することができるようになっている。
【0059】また、図2に示す外部コントローラ8は、
前述したようにプリンタ1の外部に備えられ、印刷すべ
き画像の画像データ及び制御データ等を出力するもので
ある。
【0060】制御装置9は、その基本構成として、イン
ターフェース9aと、バッファ9bと、シリアル−パラ
レル変換部(以下「変換部」という。)9cと、ヘッド
制御部9dと、CPU9eとを備えている。インターフ
ェース9aは、外部コントローラ8から入力された画像
データ及び制御データを各部に転送するものであって、
画像データをバッファ9bに出力し、制御データをCP
U9eに転送する。バッファ9bは、インターフェース
9aから転送された画像データの処理のために一時的に
利用されるメモリであって、画像データをプリンタ1の
印刷速度に同調するように調整するものである。変換部
9cは、シリアルの画像データをパラレル変換するもの
である。なお、この変換部9cの詳細については後述す
る。ヘッド制御部9dは、変換部9cでパラレル変換さ
れた画像データを、複数備えられたヘッド2,2,…の
各ヘッド2にそれぞれ出力するものである。そして、各
ヘッド2がヘッド制御部9dから入力された画像データ
に基づいて各色のインクを吐出するようになっている。
CPU9eは、外部コントローラ8から入力された制御
データに基づいて上述した画像データの制御を行うもの
である。
【0061】次に、図3〜図9を参照して、キャリッジ
3に搭載された複数のヘッド2,2,…のうち白色ヘッ
ドと各プロセスカラーヘッドとの配置関係及び該配置関
係におけるプリンタ1の印刷動作を説明する。なお、白
色ヘッドと各プロセスカラーヘッドとの配置関係につい
ては、概略的に、図3に示す場合、図5に示す場合及び
図7に示す場合とに大別され、それぞれを第一の態様、
第二の態様及び第三の態様として説明する。
【0062】[第一の態様]図3に示すように、キャリ
ッジ3には複数のヘッド2,2,…が搭載されている。
これら複数のヘッド2,2,…は、白色インクを吐出す
る第一〜第四白色ヘッド10、13、18、21と、各
プロセスカラーインクを吐出する各プロセスカラーヘッ
ド11、12、14、15、16、17、19、20と
から構成されている。そして、これら複数のヘッド10
〜21が四段(第一段目〜第四段目)にわたって配置さ
れている。各段のヘッド10〜21の具体的な配置は、
図3中左側から (1)第一段目:第一Wヘッド10、LYヘッド11、
Yヘッド12、第二Wヘッド13 (2)第二段目:LMヘッド14、Mヘッド15 (3)第三段目:LCヘッド16、Cヘッド17 (4)第四段目:第三Wヘッド18、LKヘッド19、
Kヘッド20、第四Wヘッド21 となっている。なお、各ヘッド10〜21は、複数のノ
ズル(図示しない。)をそれぞれ備え、所定数(例え
ば、128個)のノズル毎に四つの分割ヘッドに分割さ
れている。例えば、第一Wヘッド10を参照して説明す
ると、第一Wヘッド10は、四つのW分割ヘッド10
a,10a,…から構成されている。第一Wヘッド10
以外の各ヘッド11〜21に関しても同様である。
【0063】また、制御装置9内部においては、図4に
示すように、変換部9cに入力された画像データは、白
色及び各プロセスカラーの各色が一セットとされた各ド
ット毎のシリアルデータとされており、この変換部9c
においてシリアルデータからパラレルデータに変換され
る。具体的には、シリアルデータの各ドット毎の各色の
データ(W、K〜LY)が、各色のヘッド10〜21に
対応してパラレルデータ(W1a〜W2b)に変換され
る。そして、パラレルデータに変換された各色のデータ
は、ヘッド制御部9dに出力され、ヘッド制御部9d
は、各色のヘッド10〜21に繋がるラインに、それぞ
れ各色のデータに対応した駆動信号を出力して各色のヘ
ッド10〜21を駆動する。そして、各色のヘッド10
〜21からインクが吐出される。すなわち、シリアルデ
ータの各色のデータが各色のヘッド10〜21に対応す
るパラレルデータに変換されることで、各色毎のデータ
として振り分けられ、各色に振り分けられたデータが駆
動信号に変換されて各色のヘッド10〜21にそれぞれ
出力される。なお、さらに詳細には、各ドットの位置に
対応して各色のデータは、さらに各色のヘッド10〜2
1における各ノズル毎の駆動信号に変換される。
【0064】ここで、白色用のヘッド(第一〜第四Wヘ
ッド10、13、18、21)が四つあることから、シ
リアルデータにおける白色データWに関しては、変換部
9cでパラレルデータに変換される際に、四つの白色用
の第一〜第四Wヘッド10、13、18、21に対応す
る四つの白色データW1a〜W2bのいずれかに振り分
けられる。背景色を白色とする表刷りの場合には、シリ
アルデータにおける白色データWは、パラレルデータの
白色データW1a、白色データW1bのいずれかに振り
分けられ、さらに、双方向印刷(キャリッジ3の往復運
動のうち往路方向B1及び復路方向B2の移動中にイン
クを吐出する印刷。以下同じ。)の場合に、例えば、往
路方向B1の印刷時に白色データW1aに振り分けら
れ、復路方向B2の印刷時に白色データW1bに振り分
けられる。なお、片方向印刷(キャリッジ3の往復運動
のうち往路方向B1、復路方向B2のいずれか一方の方
向の移動中にのみインクを吐出する印刷。以下同じ。)
の場合には、その方向に応じて、白色データW1a、白
色データW1bのいずれか一方だけに振り分けられる。
また、背景色を白色とする裏刷りの場合には、シリアル
データにおける白色データWは、パラレルデータの白色
データW2a、白色データW2bのいずれかに振り分け
られ、さらに、双方向印刷の場合に、往路方向B1の印
刷時にデータW2aに振り分けられ、復路方向B2の印
刷時にデータW2bに振り分けられる。なお、片方向印
刷の場合には、その方向に応じて、データW2a、デー
タW2bのいずれか一方だけに振り分けられる。なお、
上述の変換は、入力された制御信号に基づいてCPU9
eの制御により行われている。
【0065】次に、上記した複数のヘッド2,2,…の
配置関係における以下の(i)〜(iv)に示す各種の
印刷を行う場合のプリンタ1の印刷動作を具体的に説明
する。なお、印刷が行われる記録媒体Rは、搬送方向A
に沿って搬送されるが、この場合、画像の解像度に応じ
て決められる一定の搬送量でかつ間欠的に搬送される。
すなわち、記録媒体Rは、搬送方向への一定量の移動と
停止とを繰り返しながら搬送される。
【0066】(i)片方向印刷の表刷り(背景色を白色
とする) (A1)まず、記録媒体Rが停止しているとき、初期位
置に待機していたキャリッジ3が、往路方向B1に沿っ
て移動する。ここで、印刷される任意領域においては、
該任意領域上を第一段目のヘッド2,2,…が、第一W
ヘッド10、LYヘッド11、Yヘッド12及び第二W
ヘッド13の順番で通過し、かつ、第一Wヘッド10、
LYヘッド11及びYヘッド12からインクが吐出され
る(なお、第二Wヘッド13からインクは吐出されな
い)。このとき、制御装置9内部において、CPU9e
がシリアルデータの白色データWをパラレルデータの白
色データW1aに変換するように制御している。 (A2)その後、往路方向B1に沿って移動したキャリ
ッジ3は、往路方向B1における最終位置に到達すると
初期位置に戻る。この場合、記録媒体Rは停止した状態
となっている。 (A3)その後、記録媒体Rは、搬送方向に沿って一定
量だけ移動し停止する。 (A4)そして、上記した(A1)〜(A3)に示す一
連の動作が、適宜回数繰り返される。
【0067】(A5)その後、(A1)に示す任意領域
上を第二段目のヘッド2,2が、LMヘッド14及びM
ヘッド15の順番で通過し、かつ、LMヘッド14及び
Mヘッド15からインクが吐出される。 (A6)そして、記録媒体Rの一定量の移動及び停止
と、キャリッジ3の往路方向B1並らびに復路方向B2
への往復運動とからなる一連の動作が、適宜回数繰り返
される。
【0068】(A7)その後、(A1)に示す任意領域
上を第三段目のヘッド2,2が、LCヘッド16及びC
ヘッド17の順番で通過し、かつ、LCヘッド16及び
Cヘッド17からインクが吐出される。 (A8)そして、記録媒体Rの一定量の移動及び停止
と、キャリッジ3の往路方向B1並らびに復路方向B2
への往復運動とからなる一連の動作が、適宜回数繰り返
される。
【0069】(A9)その後、(A1)に示す任意領域
上を第四段目のヘッド2,2,…が、第三Wヘッド1
8、LKヘッド19、Kヘッド20及び第四Wヘッド2
1の順番で通過し、かつ、LKヘッド19及びKヘッド
20からインクが吐出される(なお、第三Wヘッド18
及び第四Wヘッド21からインクは吐出されない。)。 (A10)そして、記録媒体Rの一定量の移動及び停止
と、キャリッジ3の往路方向B1並らびに復路方向B2
への往復運動とからなる一連の動作が、適宜回数繰り返
される。 (A11)上記した(A1)〜(A10)の動作が行わ
れて、(A1)に示す任意領域への印刷が終了する。
【0070】以上のような動作が記録媒体Rに対してな
されることにより、片方向印刷の表刷り(背景色は白
色)を行うことができるようになっている。すなわち、
この場合、CPU9eがシリアルデータの白色データW
をパラレルデータの白色データW1aに変換して第一W
ヘッド10により最初に白色インクを吐出し、その後
に、LYヘッド11〜Kヘッド20の各プロセスカラー
ヘッドにより各プロセスカラーインクを吐出している。
【0071】(ii)片方向印刷の裏刷り(背景色を白
色とする) 上述した(i)片方向印刷の表刷りの場合と略同様であ
る。異なる点は、第一段目の第一Wヘッド10及び第二
Wヘッド13並びに第四段目の第三Wヘッド18からの
インクの吐出を行わず、第四段目の第四Wヘッド21か
らのインクの吐出を行うことである。この場合、LYヘ
ッド11〜Kヘッド20の各プロセスカラーヘッドによ
り最初に各プロセスカラーインクを吐出し、その後に、
CPU9eがシリアルデータの白色データWをパラレル
データの白色データW2bに変換して第四Wヘッド21
により白色インクを吐出する。これにより、片方向印刷
の裏刷り(背景色は白色)を行うことができる。
【0072】(iii)双方向印刷の表刷り(背景色を
白色とする) (B1)まず、記録媒体Rが停止しているとき、初期位
置に待機していたキャリッジ3が、往路方向B1に沿っ
て移動する。ここで、印刷される任意領域においては、
該任意領域上を第一段目のヘッド2,2,…が、第一W
ヘッド10、LYヘッド11、Yヘッド12及び第二W
ヘッド13の順番で通過し、かつ、第一Wヘッド10、
LYヘッド11及びYヘッド12からインクが吐出され
る(なお、第二Wヘッド13からインクは吐出されな
い)。このとき、制御装置9内部において、CPU9e
がシリアルデータの白色データWをパラレルデータの白
色データW1aに変換するように制御している。 (B2)その後、往路方向B1に沿って移動したキャリ
ッジ3は、往路方向B1における最終位置に到達する。 (B3)その後、記録媒体Rは、搬送方向Aに沿って一
定量だけ移動し停止する。
【0073】(B4)その後、往路方向B1における最
終位置(復路方向B2における初期位置)に到達したキ
ャリッジ3が、復路方向B2に沿って移動する。 ここで、(B1)に示す任意領域上を第一段目のヘッド
2,2,…が、第二Wヘッド13、Yヘッド12、LY
ヘッド11及び第一Wヘッド10の順番で通過し、か
つ、第二Wヘッド13、Yヘッド12及びLYヘッド1
1からインクが吐出される(なお、第一Wヘッド10か
らインクは吐出されない)。このとき、制御装置9内部
において、CPU9eがシリアルデータの白色データW
をパラレルデータの白色データW1bに変換するように
制御している。 (B5)その後、復路方向B2に沿って移動したキャリ
ッジ3は、復路方向B2における最終位置(往路方向B
1における初期位置)に到達する。 (B6)その後、記録媒体Rは、搬送方向Aに沿って一
定量だけ移動し停止する。 (B7)そして、上記した(B1)〜(B6)に示す一
連の動作が、適宜回数繰り返される。
【0074】(B8)また、その後においても、(B
1)に示す任意領域上を第二段目〜第四段目のヘッド1
4〜21が通過し、かつ、これらヘッド14〜21から
インクが吐出されるように、記録媒体Rの一定量の移動
及び停止と、キャリッジ3の往路方向B1並らびに復路
方向B2への往復運動とからなる一連の動作が、適宜回
数繰り返される。ここで、(B1)に示す任意領域上を
第四段目のヘッド18〜21が通過するとき、Kヘッド
20及びLKヘッド19からインクは吐出されるが、第
三Wヘッド18及び第四Wヘッド21からインクは吐出
されない。 (B9)上記した(B1)〜(B8)の動作が行われ
て、(B1)に示す任意領域への印刷が終了する。
【0075】そして、以上のような動作が記録媒体Rに
対してなされることにより、双方向印刷の表刷り(背景
色は白色)を行うことができるようになっている。すな
わち、キャリッジ3が往路方向B1に沿って移動する場
合には、CPU9eがシリアルデータの白色データWを
パラレルデータの白色データW1aに変換して第一Wヘ
ッド10により最初に白色インクを吐出し、その後に、
LYヘッド11〜Kヘッド20の各プロセスカラーヘッ
ドにより各プロセスカラーインクを吐出している。ま
た、キャリッジ3が復路方向B2に沿って移動する場合
には、シリアルデータの白色データWをパラレルデータ
の白色データW1bに変換して第二Wヘッド13により
最初に白色インクを吐出し、その後に、LYヘッド11
〜Kヘッド20の各プロセスカラーヘッドにより各プロ
セスカラーインクを吐出している。
【0076】(iv)双方向印刷の裏刷り(背景色を白
色とする) 上述した(iii)双方向印刷の表刷りの場合と略同様
である。異なる点は、第一段目の第一Wヘッド10及び
第二Wヘッド13からのインクの吐出を行わず、第四段
目の第三Wヘッド18及び第四Wヘッド21からのイン
クの吐出を行うことである。この場合、キャリッジ3が
往路方向B1に沿って移動する場合には、LYヘッド1
1〜Kヘッド20の各プロセスカラーヘッドにより最初
に各プロセスカラーインクを吐出し、その後に、CPU
9eがシリアルデータの白色データWをパラレルデータ
の白色データW2bに変換して第四Wヘッド21により
白色インクを吐出する。また、キャリッジ3が復路方向
B2に沿って移動する場合には、LYヘッド11〜Kヘ
ッド20の各プロセスカラーヘッドにより最初に各プロ
セスカラーインクを吐出し、その後に、CPU9eがシ
リアルデータの白色データWをパラレルデータの白色デ
ータW2aに変換して第三Wヘッド18により白色イン
クを吐出する。これにより、双方向印刷の裏刷り(背景
色は白色)を行うことができる。
【0077】以上、第一の態様では、キャリッジ3にお
いて互いに離れた四ヶ所の位置に第一Wヘッド10、第
二Wヘッド13、第三Wヘッド18及び第四Wヘッド2
1が配置され、これらの第一〜第四Wヘッド10、1
3、18、21の間にLYヘッド11〜Kヘッド20の
各プロセスカラーヘッドが配置されている。そして、片
方向印刷及び双方向印刷において往路方向B1に沿って
キャリッジ3が移動する場合には、第一段目の第一Wヘ
ッド10及び第四段目の第四Wヘッド21からのインク
の吐出が考慮されている。一方、双方向印刷において復
路方向B2に沿ってキャリッジ3が移動する場合には、
第一段目の第二Wヘッド13及び第四段目の第三Wヘッ
ド18からのインクの吐出が考慮されている。この場
合、キャリッジ3の移動方向(往路方向B1及び復路方
向B2)に沿って間隔を開けた二ヶ所(第一Wヘッド1
0及び第四Wヘッド21の位置又は第二Wヘッド13及
び第三Wヘッド18の位置)にWヘッドが配置されてい
るものと解することができる。
【0078】同時に、表刷りにおいて往路方向B1に沿
ってキャリッジ3が移動する場合には、CPU9eがシ
リアルデータの白色データWをパラレルデータの白色デ
ータW1aに変換し、一方、表刷りにおいて復路方向B
2に沿ってキャリッジ3が移動する場合にはCPU9e
がシリアルデータの白色データWをパラレルデータの白
色データW1bに変換しており、これにより、白色イン
クを吐出した後に各プロセスカラーインクを吐出してい
る。また、裏刷りにおいて往路方向B1に沿ってキャリ
ッジ3が移動する場合にはCPU9eがシリアルデータ
の白色データWをパラレルデータの白色データW2bに
変換し、一方、裏刷りにおいて復路方向B2に沿ってキ
ャリッジ3が移動する場合にはCPU9eがシリアルデ
ータの白色データWをパラレルデータの白色データW2
aに変換しており、これにより、白色インクを吐出した
後に各プロセスカラーインクを吐出している。すなわ
ち、CPU9eが、白色インクを吐出した後に各プロセ
スカラーインクを吐出することにより表刷りを行うか、
又は、各プロセスカラーインクを吐出した後に白色イン
クを吐出することにより裏刷りを行うか、を選択的に制
御する制御手段としての機能を有するのである。
【0079】このような構成とすることにより、背景色
を白色とする印刷において、例えば透明な記録媒体Rに
対しては選択的に裏刷りを行うことができ、一方、不透
明な記録媒体Rに対しては通常通り選択的に表刷りを行
うことができる。これにより、プリンタ1は種々の記録
媒体に対して臨機応変に対応して印刷を行うことがで
き、透明又は不透明な樹脂製の包装材に対しても臨機応
変に対応して印刷できる。また、単一のキャリッジ3に
第一〜第四白色ヘッド10、13、18、21と各プロ
セスカラーヘッド11、12、14、15、16、1
7、19、20とを搭載し、これらヘッド10〜21の
配置を考慮するという簡単な構成で、上記効果を奏する
ことができる。
【0080】なお、表刷りを行う場合に、各プロセスカ
ラーヘッド11、12、14、15、16、17、1
9、20よりも先にインクを吐出する第一Wヘッド10
及び第二Wヘッド13の白色インクの濃度が小さいとき
は、第二段目及び/又は第三段目に更なるWヘッド2
2、23、24、25(図3中点線で示したヘッド)を
設けるとともに、これらWヘッド22、23、24、2
5と第四段目の第三Wヘッド18及び第四Wヘッド21
とのうちの少なくとも一つのWヘッドからも白色インク
を吐出するようにし、第一Wヘッド10及び第二Wヘッ
ド13から吐出された白色インクの上にさらに白色イン
クを重ねて白色の印刷領域を形成してもよい。
【0081】また、(1)第一段目の第一Wヘッド10
とLYヘッド11との間(2)第一段目の第二Wヘッド
13とYヘッド12との間(3)第四段目の第三Wヘッ
ド18とLKヘッド19との間(4)第四段目の第四W
ヘッド21とKヘッド20との間、から記録媒体に向け
て、UV光源からの紫外線を照射可能に構成し、第一〜
第四Wヘッド10、13、18、21からの白色インク
の吐出後に、UVインクである白色インクを即座に硬化
若しくは半硬化して、白色インクとの混色を防止するよ
うにしてもよい。
【0082】[第二の態様]図5に示すように、キャリ
ッジ3内には複数のヘッド2,2,…が搭載されてい
る。これら複数のヘッド2,2,…は、白色インクを吐
出する第一及び第二白色ヘッド30、39と、各プロセ
スカラーインクを吐出する各プロセスカラーヘッド31
〜38とから構成されている。そして、これら複数のヘ
ッド30〜39が六段(第一段目〜第六段目)にわたっ
て配置されている。各段のヘッド30〜39の具体的な
配置は、図3中左側から (1)第一段目:第一Wヘッド30 (2)第二段目:LYヘッド31、Yヘッド32 (3)第三段目:LMヘッド33、Mヘッド34 (4)第四段目:LCヘッド35、Cヘッド36 (5)第五段目:LKヘッド37、Kヘッド38 (6)第六段目:第二Wヘッド39 となっている。なお、各ヘッド30〜39は、複数のノ
ズル(図示しない。)をそれぞれ備え、所定数(例え
ば、128個)のノズル毎に四つの分割ヘッドに分割さ
れている。例えば、第一Wヘッド30を参照して説明す
ると、第一Wヘッド30は、四つのW分割ヘッド30
a,30a,…から構成されている。第一Wヘッド30
以外の各ヘッド31〜39に関しても同様である。ま
た、各Wヘッド30、39は、第一及び第六段目の各段
において、第二〜第四段目の各段の各LY〜Kヘッド3
1〜38の中央に配置された四つの分割ヘッドに対応す
る略中央の位置に各々配置されている。
【0083】また、制御装置9内部においては、図6に
示すように、変換部9cに入力された画像データは、白
色及び各プロセスカラーの各色が一セットとされた各ド
ット毎のシリアルデータとされており、この変換部9c
においてシリアルデータからパラレルデータに変換され
る。具体的には、シリアルデータの各ドット毎の各色の
データ(W、K〜LY)が、各色のヘッド30〜39に
対応してパラレルデータ(W1〜W2)に変換される。
そして、パラレルデータに変換された各色のデータは、
ヘッド制御部9dに出力され、ヘッド制御部9dは、各
色のヘッド30〜39に繋がるラインに、それぞれ各色
のデータに対応した駆動信号を出力して各色のヘッド3
0〜39を駆動する。そして、各色のヘッド30〜39
からインクが吐出される。すなわち、シリアルデータの
各色のデータが各色のヘッド30〜39に対応するパラ
レルデータに変換されることで、各色毎のデータとして
振り分けられ、各色に振り分けられたデータが駆動信号
に変換されて各色のヘッド30〜39にそれぞれ出力さ
れる。なお、さらに詳細には、各ドットの位置に対応し
て各色のデータは、さらに各色のヘッド30〜39にお
ける各ノズル毎の駆動信号に変換される。
【0084】ここで、白色用のヘッド(第一及び第二W
ヘッド30、39)が二つあることから、シリアルデー
タにおける白色データWに関しては、変換部9cでパラ
レルデータに変換される際に、二つの白色用の第一及び
第二Wヘッド30、39に対応する二つの白色データW
1、W2のいずれかに振り分けられる。背景色を白色と
する表刷りの場合には、シリアルデータにおける白色デ
ータWは、パラレルデータの白色データW1に振り分け
られる。また、背景色を白色とする裏刷りの場合には、
シリアルデータにおける白色データWは、パラレルデー
タの白色データW2に振り分けられる。なお、上述の変
換は、入力された制御信号に基づいてCPU9eの制御
により行われている。
【0085】次に、上記した複数のヘッド2,2,…の
配置関係における以下の(i)〜(iv)に示す各種の
印刷を行う場合のプリンタ1の印刷動作を説明する。な
お、第一の態様と同様に、印刷が行われる記録媒体R
は、搬送方向Aに沿って搬送されるが、この場合、画像
の解像度に応じて決められる一定の搬送量でかつ間欠的
に搬送される。すなわち、記録媒体Rは、搬送方向への
一定量の移動と停止とを繰り返しながら搬送される。
【0086】(i)片方向印刷の表刷り(背景色を白色
とする) (C1)まず、記録媒体Rが停止しているとき、初期位
置に待機していたキャリッジ3が、往路方向B1に沿っ
て移動する。ここで、印刷される任意領域においては、
該任意領域上を第一段目の第一Wヘッド30が通過し、
かつ、第一Wヘッド30からインクが吐出される。この
とき、制御装置9内部において、CPU9eがシリアル
データの白色データWをパラレルデータの白色データW
1に変換するように制御している。 (C2)その後、往路方向B1に沿って移動したキャリ
ッジ3は、往路方向B1における最終位置に到達すると
初期位置に戻る。この場合、記録媒体Rは停止した状態
となっている。 (C3)その後、記録媒体Rは、搬送方向に沿って一定
量だけ移動し停止する。(C4)そして、上記した(C
1)〜(C3)に示す一連の動作が、適宜回数繰り返さ
れる。
【0087】(C5)その後においても、(C1)に示
す任意領域上を第二段目〜第六段目のヘッド31〜39
が通過し、かつ、これらヘッド31〜39からインクが
吐出されるように、記録媒体Rの一定量の移動及び停止
と、キャリッジ3の往路方向B1並らびに復路方向B2
への往復運動とからなる一連の動作が、適宜回数繰り返
される。ここで、(C1)に示す任意領域上を第六段目
の第二Wヘッド39が通過するとき、第二Wヘッド39
からインクは吐出されない。 (C6)上記した(C1)〜(C5)の動作が行われ
て、(C1)に示す任意領域への印刷が終了する。
【0088】以上のような動作が記録媒体Rに対してな
されることにより、片方向印刷の表刷り(背景色は白
色)を行うことができるようになっている。この場合、
CPU9eがシリアルデータの白色データWをパラレル
データの白色データW1に変換して第一段目の第一Wヘ
ッド30により最初に白色インクを吐出し、その後に、
LYヘッド31〜Kヘッド38の各プロセスカラーヘッ
ドにより各プロセスカラーインクを吐出している。
【0089】(ii)片方向印刷の裏刷り(背景色を白
色とする) 上述した(i)片方向印刷の表刷りの場合と略同様であ
る。異なる点は、第一段目の第一Wヘッド30からのイ
ンクの吐出を行わず、第六段目の第二Wヘッド39から
のインクの吐出を行うことである。この場合、LYヘッ
ド31〜Kヘッド38の各プロセスカラーヘッドにより
最初に各プロセスカラーインクを吐出し、その後に、C
PU9eがシリアルデータの白色データWをパラレルデ
ータの白色データW2に変換して第六Wヘッド39によ
り白色インクを吐出する。これにより、片方向印刷の裏
刷り(背景色は白色)を行うことができる。
【0090】(iii)双方向印刷の表刷り(背景色を
白色とする) (D1)まず、記録媒体Rが停止しているとき、初期位
置に待機していたキャリッジ3が、往路方向B1に沿っ
て移動する。ここで、印刷される任意領域においては、
該任意領域上を第一段目の第一Wヘッド30が通過し、
かつ、第一Wヘッド30からインクが吐出される。この
とき、制御装置9内部において、CPU9eがシリアル
データの白色データWをパラレルデータの白色データW
1に変換するように制御している。 (D2)その後、往路方向B1に沿って移動したキャリ
ッジ3は、往路方向B1における最終位置に到達する。 (D3)その後、記録媒体Rは、搬送方向Aに沿って一
定量だけ移動し停止する。
【0091】(D4)その後、往路方向B1における最
終位置(復路方向B2における初期位置)に到達したキ
ャリッジ3が、復路方向B2に沿って移動する。この場
合においても、(D1)と同様に、(D1)に示す任意
領域上を第一段目の第一Wヘッド30が通過し、かつ、
第一Wヘッド30からインクが吐出される。このとき、
制御装置9内部においても、CPU9eがシリアルデー
タの白色データWをパラレルデータの白色データW1に
変換するように制御している。 (D5)その後、復路方向B2に沿って移動したキャリ
ッジ3は、復路方向B2における最終位置(往路方向B
1における初期位置)に到達する。 (D6)その後、記録媒体Rは、搬送方向Aに沿って一
定量だけ移動し停止する。 (D7)そして、上記した(D1)〜(D6)に示す一
連の動作が、適宜回数繰り返される。
【0092】(D8)また、その後においても、(D
1)に示す任意領域上を第二段目〜第六段目のヘッド3
1〜39が通過し、かつ、これらヘッド31〜39から
インクが吐出されるように、記録媒体Rの一定量の移動
及び停止と、キャリッジ3の往路方向B1並らびに復路
方向B2への往復運動とからなる一連の動作が、適宜回
数繰り返される。ここで、(D1)に示す任意領域上を
第六段目の第二Wヘッド39が通過するとき、第二Wヘ
ッド39からインクは吐出されない。 (D9)上記した(D1)〜(D8)の動作が行われ
て、(D1)に示す任意領域への印刷が終了する。
【0093】以上のような動作が記録媒体Rに対してな
されることにより、双方向印刷の表刷り(背景色は白
色)を行うことができるようになっている。この場合、
CPU9eがシリアルデータの白色データWをパラレル
データの白色データW1に変換して第一段目の第一Wヘ
ッド30により最初に白色インクを吐出し、その後に、
LYヘッド31〜Kヘッド38の各プロセスカラーヘッ
ドにより各プロセスカラーインクを吐出している。
【0094】(iv)双方向印刷の裏刷り(背景色を白
色とする) 上述した(iii)双方向印刷の表刷りの場合と略同様
である。異なる点は、第一段目の第一Wヘッド30から
のインクの吐出を行わず、第六段目の第二Wヘッド39
からのインクの吐出を行うことである。この場合、LY
ヘッド31〜Kヘッド38の各プロセスカラーヘッドに
より最初に各プロセスカラーインクを吐出し、その後
に、CPU9eがシリアルデータの白色データWをパラ
レルデータの白色データW2に変換して第六Wヘッド3
9により白色インクを吐出する。これにより、双方向印
刷の裏刷り(背景色は白色)を行うことができる。
【0095】以上、第二の態様では、キャリッジ3にお
いて互いに離れた二ヶ所の位置に第一Wヘッド30及び
第二Wヘッド39が配置され、これらのWヘッドの間に
LYヘッド31〜Kヘッド38が配置されている。そし
て、片方向印刷及び双方向印刷のいずれの印刷において
も、第一段目の第一Wヘッド30及び第六段目の第二W
ヘッド39からのインクの吐出が考慮されている。この
場合、キャリッジ3の移動方向(往路方向B1及び復路
方向B2)と交差(略直交)する方向(記録媒体Rの搬
送方向A)に沿って間隔を開けた二ヶ所(第一Wヘッド
30及び第二Wヘッド39の位置)にWヘッドが配置さ
れているものと解することができる。
【0096】同時に、表刷りにおいては、キャリッジ3
の移動方向にかかわらず、CPU9eがシリアルデータ
の白色データWをパラレルデータの白色データW1に変
換しており、これにより、白色インクを吐出した後に各
プロセスカラーインクを吐出している。また、裏刷りに
おいても、キャリッジ3の移動方向にかかわらず、CP
U9eがシリアルデータの白色データWをパラレルデー
タの白色データW2に変換しており、これにより、各プ
ロセスカラーインクを吐出した後に白色インクを吐出し
ている。すなわち、CPU9eが、白色インクを吐出し
た後に各プロセスカラーインクを吐出することにより表
刷りを行うか、又は、各プロセスカラーインクを吐出し
た後に白色インクを吐出することにより裏刷りを行う
か、を選択的に制御する制御手段としての機能を有する
のである。
【0097】このような構成とすることにより、背景色
を白色とする印刷において、例えば透明な記録媒体Rに
対しては選択的に裏刷りを行うことができ、一方、不透
明な記録媒体Rに対しては通常通り選択的に表刷りを行
うことができる。これにより、プリンタ1は種々の記録
媒体に対して臨機応変に対応して印刷を行うことがで
き、透明又は不透明な樹脂製の包装材に対しても臨機応
変に対応して印刷できる。また、単一のキャリッジ3に
第一及び第二白色ヘッド30、39と各プロセスカラー
ヘッド31〜38とを搭載し、これらヘッド30〜39
の配置を考慮するという簡単な構成で、上記効果を奏す
ることができる。
【0098】なお、(1)第一段目の第一Wヘッド10
と第二段目のLYヘッド31及びYヘッド32との間
(2)第六段目の第二Wヘッド39と第五段目のLKヘ
ッド37及びKヘッド38との間、から記録媒体Rに向
けて、UV光源からの紫外線を照射可能に構成し、第一
及び第二Wヘッド30、39からの白色インクの吐出後
に、UVインクである白色インクを即座に硬化若しくは
半硬化して、白色インクとの混色を防止するようにして
もよい。
【0099】[第三の態様]図7に示すように、キャリ
ッジ3には複数のヘッド2,2,…が搭載されている。
これら複数のヘッド2,2,…は、白色インクを吐出す
る第一及び第二白色ヘッド61、70と、各プロセスカ
ラーインクを吐出する各プロセスカラーヘッド62〜6
9とから構成されている。そして、これら複数のヘッド
61〜70が四段(第一段目〜第四段目)にわたって配
置されている。各段のヘッド61〜70の具体的な配置
は、図7中左側から (1)第一段目:第一Wヘッド61、LYヘッド62、
Yヘッド63 (2)第二段目:LMヘッド64、Mヘッド65 (3)第三段目:LCヘッド66、Cヘッド67 (4)第四段目:第二Wヘッド70、LKヘッド68、
Kヘッド69 となっている。なお、各ヘッド61〜70は、複数のノ
ズル(図示しない。)をそれぞれ備え、所定数(例え
ば、128個)のノズル毎に四つの分割ヘッドに分割さ
れている。例えば、第一Wヘッド61を参照して説明す
ると、第一Wヘッド61は、四つのW分割ヘッド61
a,61a,…から構成されている。第一Wヘッド61
以外の各ヘッド62〜70に関しても同様である。
【0100】また、制御装置9内部においては、図8に
示すように、変換部9cに入力された画像データは、白
色及び各プロセスカラーの各色が一セットとされた各ド
ット毎のシリアルデータとされており、この変換部9c
においてシリアルデータからパラレルデータに変換され
る。具体的には、シリアルデータの各ドット毎の各色の
データ(W、K〜LY)が、各色のヘッド61〜70に
対応してパラレルデータ(W1〜W2)に変換される。
そして、パラレルデータに変換された各色のデータは、
ヘッド制御部9dに出力され、ヘッド制御部9dは、各
色のヘッド61〜70に繋がるラインに、それぞれ各色
のデータに対応した駆動信号を出力して各色のヘッド6
1〜70を駆動する。そして、各色のヘッド61〜70
からインクが吐出される。すなわち、シリアルデータの
各色のデータが各色のヘッド61〜70に対応するパラ
レルデータに変換されることで、各色毎のデータとして
振り分けられ、各色に振り分けられたデータが駆動信号
に変換されて各色のヘッド61〜70にそれぞれ出力さ
れる。なお、さらに詳細には、各ドットの位置に対応し
て各色のデータは、さらに各色のヘッド61〜70にお
ける各ノズル毎の駆動信号に変換される。
【0101】ここで、白色用のヘッド(第一及び第二W
ヘッド61、70)が二つあることから、シリアルデー
タにおける白色データWに関しては、変換部9cでパラ
レルデータに変換される際に、二つの白色用の第一及び
第二Wヘッド61、70に対応する二つの白色データW
1、W2のいずれかに振り分けられる。背景色を白色と
する表刷りの場合には、シリアルデータにおける白色デ
ータWは、パラレルデータの白色データW1に振り分け
られる。また、背景色を白色とする裏刷りの場合には、
シリアルデータにおける白色データWは、パラレルデー
タの白色データW2に振り分けられる。なお、上述の変
換は、入力された制御信号に基づいてCPU9eの制御
により行われている。
【0102】次に、上記した複数のヘッド2,2,…の
配置関係における以下の(i)(ii)に示す各種の印
刷を行う場合のプリンタ1の印刷動作を説明する。な
お、第一の態様及び第二の態様と同様に、印刷が行われ
る記録媒体Rは、搬送方向Aに沿って搬送されるが、こ
の場合、画像の解像度に応じて決められる一定の搬送量
でかつ間欠的に搬送される。すなわち、記録媒体Rは、
搬送方向への一定量の移動と停止とを繰り返しながら搬
送される。
【0103】(i)片方向印刷の表刷り(背景色を白色
とする) (E1)まず、記録媒体Rが停止しているとき、初期位
置に待機していたキャリッジ3が、往路方向B1に沿っ
て移動する。ここで、印刷される任意領域においては、
該任意領域上を第一段目のヘッド2,2,2が、第一W
ヘッド61、LYヘッド62及びYヘッド63の順番で
通過し、かつ、第一Wヘッド61、LYヘッド62及び
Yヘッド63からインクが吐出される。このとき、制御
装置9内部において、CPU9eがシリアルデータの白
色データWをパラレルデータの白色データW1に変換す
るように制御している。 (E2)その後、往路方向B1に沿って移動したキャリ
ッジ3は、往路方向B1における最終位置に到達すると
初期位置に戻る。この場合、記録媒体Rは停止した状態
となっている。 (E3)その後、記録媒体Rは、搬送方向Aに沿って一
定量だけ移動し停止する。 (E4)そして、上記した(E1)〜(E3)に示す一
連の動作が、適宜回数繰り返される。
【0104】(E5)その後においても、(E1)に示
す任意領域上を第二段目〜第四段目のヘッド64〜70
が通過し、かつ、これらヘッド64〜70からインクが
吐出されるように、記録媒体Rの一定量の移動及び停止
と、キャリッジ3の往路方向B1並らびに復路方向B2
への往復運動とからなる一連の動作が、適宜回数繰り返
される。ここで、(E1)に示す任意領域上を第四段目
の第二Wヘッド70が通過するとき、第二Wヘッド70
からインクは吐出されない。 (E6)上記した(E1)〜(E5)の動作が行われ
て、(E1)に示す任意領域上への印刷が終了する。
【0105】以上のような動作が記録媒体Rに対してな
されることにより、片方向印刷の表刷り(背景色は白
色)を行うことができるようになっている。この場合、
CPU9eがシリアルデータの白色データWをパラレル
データの白色データW1に変換して第一段目の第一Wヘ
ッド61により最初に白色インクを吐出し、その後に、
LYヘッド62〜Kヘッド69の各プロセスカラーヘッ
ドにより各プロセスカラーインクを吐出している。
【0106】(ii)片方向印刷の裏刷り(背景色を白
色とする) (F1)まず、記録媒体Rが停止しているとき、初期位
置(往路方向B1における最終位置)に待機していたキ
ャリッジ3が、復路方向B2に沿って移動する。ここ
で、印刷される任意領域においては、該任意領域上を第
一段目のヘッド2,2,2が、Yヘッド63、LYヘッ
ド62及び第一Wヘッド61の順番で通過し、かつ、Y
ヘッド63及びLYヘッド62からインクが吐出される
(なお、第一Wヘッド61からインクは吐出されな
い)。 (F2)その後、復路方向B2に沿って移動したキャリ
ッジ3は、復路方向B1における最終位置に到達すると
初期位置(往路方向B1における最終位置)に戻る。こ
の場合、記録媒体Rは停止した状態となっている。 (F3)その後、記録媒体Rは、搬送方向Aに沿って一
定量だけ移動し停止する。 (F4)そして、上記した(F1)〜(F3)に示す一
連の動作が、適宜回数繰り返される。
【0107】(F5)その後においても、(F1)に示
す任意領域上を第二段目〜第四段目のヘッド64〜70
が通過し、かつ、これらヘッド64〜70からインクが
吐出されるように、記録媒体Rの一定量の移動及び停止
と、キャリッジ3の往路方向B1並らびに復路方向B2
への往復運動とからなる一連の動作が、適宜回数繰り返
される。ここで、(F1)に示す任意領域上を第四段目
の第二Wヘッド70が通過する場合に、CPU9eがシ
リアルデータの白色データWをパラレルデータの白色デ
ータW2に変換して第二Wヘッド70により白色インク
を吐出する。 (F6)上記した(F1)〜(F5)の動作が行われ
て、(F1)に示す任意領域上への印刷が終了する。
【0108】以上のような動作が記録媒体Rに対してな
されることにより、片方向印刷の裏刷り(背景色は白
色)を行うことができるようになっている。この場合、
LYヘッド62〜Kヘッド69の各プロセスカラーヘッ
ドにより最初に各プロセスカラーインクを吐出し、その
後に、CPU9eがシリアルデータの白色データWをパ
ラレルデータの白色データW2に変換して第二Wヘッド
70により白色インクを吐出している。
【0109】以上、第三の態様では、キャリッジ3にお
いて互いに離れた二ヶ所の位置に第一Wヘッド61及び
第二Wヘッド70が配置され、これら第一Wヘッド61
及び第二Wヘッド70の隣側に、LYヘッド62〜Kヘ
ッド69の各プロセスカラーヘッドが四段にわたって配
置されている。そして、各ヘッド2,2,…からインク
を吐出可能なのは、キャリッジ3が往路方向B1に沿っ
て移動するときか又は復路方向B2に沿って移動すると
きかに応じて、第一段目の第一Wヘッド61及び第四段
目の第二Wヘッド70からのインクの吐出が考慮されて
いる。この場合、LYヘッド62〜Kヘッド69の各プ
ロセスカラーヘッドに対して、キャリッジ3の移動方向
(往路方向B1又は復路方向B2)に沿う一ヶ所にWヘ
ッドが配置されているものと解することができる。
【0110】同時に、表刷りにおいては、CPU9eが
シリアルデータの白色データWをパラレルデータの白色
データW1に変換しており、これにより、白色インクを
吐出した後に各プロセスカラーインクを吐出している。
また、裏刷りにおいては、CPU9eがシリアルデータ
の白色データWをパラレルデータの白色データW2に変
換しており、これにより、各プロセスカラーインクを吐
出した後に白色インクを吐出している。すなわち、CP
U9eが、白色インクを吐出した後に各プロセスカラー
インクを吐出することにより表刷りを行うか、又は、各
プロセスカラーインクを吐出した後に白色インクを吐出
することにより裏刷りを行うか、を選択的に制御する制
御手段としての機能を有するのである。
【0111】このような構成とすることにより、背景色
を白色とする印刷において、例えば透明な記録媒体Rに
対しては選択的に裏刷りを行うことができ、一方、不透
明な記録媒体Rに対しては通常通り選択的に表刷りを行
うことができる。これにより、プリンタ1は種々の記録
媒体に対して臨機応変に対応して印刷を行うことがで
き、透明又は不透明な樹脂製の包装材に対しても臨機応
変に対応して印刷できる。また、単一のキャリッジ3に
第一及び第二白色ヘッド61、70と各プロセスカラー
ヘッド62〜69とを搭載し、これらヘッド61〜70
の配置を考慮するという簡単な構成で、上記効果を奏す
ることができる。
【0112】なお、表刷りを行う場合に、各プロセスカ
ラーヘッド62〜69よりも先にインクを吐出する第一
Wヘッド61の白色インクの濃度が小さいときは、第二
段目及び/又は第三段目に更なるWヘッド71、72
(図7中点線で示したヘッド)を設けるとともに、これ
らWヘッド71、72と第四段目の第二Wヘッド70と
のうちの少なくとも一つのWヘッドからも白色インクを
吐出するようにし、第一Wヘッド61から吐出された白
色インクの上にさらに白色インクを重ねて白色の印刷領
域を形成してもよい。
【0113】また、(1)第一段目の第一Wヘッド61
とLYヘッド62との間(2)第四段目の第二Wヘッド
70とLKヘッド68との間、から記録媒体に向けて、
UV光源からの紫外線を照射可能に構成し、第一及び第
二Wヘッド61、70からの白色インクの吐出後に、U
Vインクである白色インクを即座に硬化若しくは半硬化
して、白色インクとの混色を防止するようにしてもよ
い。
【0114】また、プリンタ1の印刷動作中に、キャリ
ッジ3は往路方向B1及び復路方向B2に沿って往復移
動するが、本第三の態様に係るキャリッジ3に関して、
キャリッジ3が、往路方向B1から復路方向B2に及び
復路方向B2から往路方向B1に折り返す際に、キャリ
ッジ3自体が180度回転する構成としてもよい。
【0115】この構成を備えるプリンタ1の印刷動作を
簡単に説明すると、キャリッジ3のみの移動に注目した
場合、キャリッジ3が往路方向B1に沿って移動すると
きは、キャリッジ3は図7に示す各ヘッド2の配置を保
持した状態で移動する。そして、キャリッジ3が往路方
向B1から復路方向B2に移動方向を変換する際に、キ
ャリッジ3は180度回転する。回転した際のキャリッ
ジ3における各ヘッド2の配置を図9に示した。その
後、キャリッジ3は、図9に示す各ヘッド2の配置を保
持した状態で復路方向B2に沿って移動し、復路方向B
2から往路方向B1に移動方向を変換する際に180度
回転する。そして、キャリッジ3は、上記した移動動作
を繰り返す。
【0116】また、各ヘッド2のインクの吐出に注目す
ると、 (i)表刷り(背景色を白色とする)においては、キャ
リッジ3が往路方向B1に沿って移動するとき、印刷さ
れる記録媒体Rの任意領域には、先に第一Wヘッド61
から白色インクが吐出され、その後、各プロセスカラー
ヘッド62〜69から各プロセスカラーインクが吐出さ
れる。この場合、制御装置9内部において、CPU9e
がシリアルデータの白色データWをパラレルデータの白
色データW1に変換するように制御している。キャリッ
ジ3が復路方向B2に沿って移動するとき、印刷される
記録媒体Rの任意領域には、先に第二Wヘッド70から
白色インクが吐出され、その後、各プロセスカラーヘッ
ド62〜69から各プロセスカラーインクが吐出され
る。この場合、制御装置9内部において、CPU9eが
シリアルデータの白色データWをパラレルデータの白色
データW2に変換するように制御している。以上のよう
な動作が記録媒体Rに対してなされることにより、双方
向印刷の表刷り(背景色を白色とする)が可能となる。
【0117】(ii)裏刷り(背景色を白色とする)に
おいては、キャリッジ3が復路方向B2に沿って移動す
るとき、印刷される記録媒体Rの任意領域には、先に各
プロセスカラーヘッド62〜69から各プロセスカラー
インクが吐出され、その後、第二Wヘッド70から白色
インクが吐出される。この場合、制御装置9内部におい
て、CPU9eがシリアルデータの白色データWをパラ
レルデータの白色データW2に変換するように制御して
いる。キャリッジ3が往路方向B1に沿って移動すると
き、印刷される記録媒体Rの任意領域には、先に各プロ
セスカラーヘッド62〜69から各プロセスカラーイン
クが吐出され、その後、第一Wヘッド61から白色イン
クが吐出される。この場合、制御装置9内部において、
CPU9eがシリアルデータの白色データWをパラレル
データの白色データW1に変換するように制御してい
る。以上のような動作が記録媒体Rに対してなされるこ
とにより、双方向印刷の裏刷り(背景色を白色とする)
が可能となる。
【0118】なお、上述した第一の態様、第二の態様及
び第三の態様を含む本実施の形態では、各プロセスカラ
ーヘッド2から各色のインクを吐出しているが、必ずし
も全てのプロセスカラーヘッド2からインクを吐出する
必要はなく、各プロセスカラーヘッド2のうち少なくと
も一つのプロセスカラーヘッド2からインクを吐出する
ようにしてもよい。加えて、各ヘッド2を構成する分割
ヘッド数をそれぞれ四つとして図3、図5及び図7に示
しているが、必ずしも各ヘッド2の分割ヘッド数が四つ
である必要はなく、各ヘッド2の分割ヘッド数は適宜変
更可能である。勿論、各ヘッド2は、複数に分割された
分割ヘッドから構成されずに、単体で構成されてもよ
い。
【0119】また、第一の態様、第二の態様及び第三の
態様で示した各ヘッド2の配置に関して、図3、図5及
び図7に示すように、各Wヘッド2の各W分割ヘッド間
の間隔をピッチP1;各プロセスカラーヘッド2の各プ
ロセスカラー分割ヘッド間の間隔をピッチP2;互いに
隣り合うプロセスカラーヘッド2間の間隔をピッチP
3;Wヘッド2とWヘッド2に隣り合うプロセスカラー
ヘッド2との間の間隔をピッチPとした場合に、Wヘッ
ド2とプロセスカラーヘッド2とをキャリッジ3の移動
方向(往路方向B1又は復路方向B2)に沿って配置し
た場合には、図3及び図7に示すように、ピッチP、P
1、P2、P3はキャリッジ3の移動方向に沿って略同
じとなっている。また、Wヘッド2とプロセスカラーヘ
ッド2とを記録媒体Rの搬送方向Aに沿って配置した場
合には、図5に示すように、ピッチP、P3は記録媒体
Rの搬送方向Aに沿って略同じとなっている。なお、図
3、図5及び図7では、一部のピッチのみを図示した。
【0120】ところで、Wヘッド2とプロセスカラーヘ
ッド2とでは、互いに形態を異にするインクを吐出する
ことが可能であって、Wヘッド2とプロセスカラーヘッ
ド2とで互いに加熱温度の異なるインクを吐出すること
も可能となる。この場合に、ピッチPを、ピッチP1、
P2、P3のうち少なくとも一つのピッチより広くして
もよい。例えば、図3に示すピッチを、図10に示すピ
ッチにしてもよい。図10では、ピッチP1はピッチP
より狭いので、各W分割ヘッド同士を密な状態にし、W
ヘッド2のコンパクト化を図れる(白色インクの加熱温
度の均一化を図れる)。さらに、図10では、ピッチP
2、P3はピッチPより狭いので、各プロセスカラー分
割ヘッド同士及び各プロセスカラーヘッド同士をより密
な状態にし、プロセスカラーヘッド2全体のコンパクト
化を図れる(プロセスカラーインクの加熱温度の均一化
を図れる)。そして、Wヘッド2及びプロセスカラーヘ
ッド2とでは、各ヘッド2は、互いにコンパクト化され
るから(特に、インクの吐出に影響する部位の加熱温度
の均一化を図れるから)、一方のヘッド2はインクの加
熱温度の異なる他方のヘッド2から温度差の影響を受け
にくくなる。これにより、各ヘッド2からより最適な加
熱温度でインクを吐出できる。
【0121】勿論、図5及び図7に示す例においても、
Wヘッド2とプロセスカラーヘッド2とで互いに加熱温
度の異なるインクを吐出する場合に、ピッチPをピッチ
P1、P2、P3のうち少なくとも一つのピッチより広
くしてもよい。この場合も、上記で説明したように、各
ヘッド2からより最適な加熱温度でインクを吐出でき
る。
【0122】また、上述した第一の態様、第二の態様及
び第三の態様では、白色ヘッド2及び各プロセスカラー
ヘッド2について、各ヘッド2は、吐出されるべきイン
クをインク滴として吐出するが、白色ヘッド2から吐出
されるインク滴の一滴当たりの吐出量を、各プロセスカ
ラーヘッド2から吐出されるインク滴の一滴当たりの吐
出量よりも多くしてもよい。
【0123】この場合、白色ヘッド2から吐出されるイ
ンク滴の一滴当たりの吐出量は、各プロセスカラーヘッ
ド2から吐出されるインク滴の一滴当たりの吐出量より
も多いから、各ヘッド2からインク滴を一滴だけ記録媒
体に吐出したときに、白色ヘッド2からのインク滴の記
録媒体上に占める占有面積は、各プロセスカラーヘッド
2からのインク滴の占有面積よりも広くなる。従い、白
色ヘッド2と各プロセスカラーヘッド2とで記録媒体に
何滴かのインク滴を連続的にそれぞれ吐出したとき、白
色ヘッド2からの各インク滴の隙間は、各プロセスカラ
ーヘッド2からの各インク滴の隙間より小さいから、白
色ヘッド2により形成される背景色のインク滴のムラ又
はモアレを抑制できる。
【0124】また、本実施の形態では、複数のヘッド
2,2,…を搭載したキャリッジ3を記録媒体Rの搬送
方向Aとは直交する方向に移動させる実施の形態を示し
たが、そのような態様に限定されることなく、記録媒体
の幅方向(記録媒体の搬送方向とは直交する方向)にわ
たって、白色インクヘッドを含む各色インクヘッドをそ
れぞれ配設し、いわゆる一ライン分の各色インクヘッド
(ラインヘッド)として、各色インクヘッドを全て単一
のキャリッジ(単一の部材)上に搭載した構成としても
よい。この場合には、白インクヘッドを二ライン分設
け、各白インクヘッドで、全てのプロセスカラーヘッド
を挟むように配列して設けることが好ましい。
【0125】また、白インクヘッドとプロセスカラーヘ
ッドとを単一のキャリッジ上に搭載して往復走査するイ
ンクジェットプリンタの態様において、市販の家庭用イ
ンクジェットプリンタと同様に、キャリッジの走査方向
に各色一個のインクヘッドをそれぞれ一列に配列すると
ともに、このとき白インクヘッドは往路方向の先頭又は
復路方向の先頭のいずれかの位置に配置するようにし
て、例えば、表刷りの場合には往路方向での印刷を行
い、裏刷りの場合には復路方向での印刷を行うように、
キャリッジの往復走査において表刷りか裏刷りかに応じ
て、印刷を行うためのインクの吐出を走査方向の片方向
へのキャリッジの移動の際に行うよう制御するようにし
てもよい。勿論、以上の実施の形態に示したように、複
数の白インクヘッドを設ける方が、表刷り及び裏刷りに
かかわらず往復印刷による高速印刷を行うことができる
点で好ましい。
【0126】さらに、本実施の形態では背景色を白色と
するものとしたが、これに限定されるものではない。す
なわち、白色インクを吐出するWヘッドの代わりに、白
色以外の色のインクを吐出するヘッドをキャリッジ3に
配置することにより、該白色以外の色を背景色としても
よい。また、Wヘッドの配置を本実施の形態で示したも
のと同様にして、白色インクと各プロセスカラーのうち
少なくとも一つのプロセスカラーとを混色した色を背景
色としてもよい。
【0127】例えば、本実施の形態に示した「白色」
を、該「白色」以外の、透明、金色、銀色、青色、緑
色、赤色、小豆色、黄土色、臙脂色等の「特色」に読み
替えてもよい。すなわち、白色インクを吐出するWヘッ
ドの代わりに、特色のインクを吐出するヘッドをキャリ
ッジ3に配置することにより、該特色を背景色としても
よい。なお、この場合、制御装置9内においても、白色
のデータは「特色」のデータとして読み替えることがで
きる。
【0128】また、本実施の形態では、白色インク及び
各プロセスカラーインクはUVインクであるものとした
が、上記特色のインクもUVインクであってもよい。こ
れら白色インク及び各プロセスカラーインク並らびに上
記特色のインクがUVインクである場合には、図11
(a)に示すように、記録媒体Rの搬送方向におけるプ
ラテン51の下流側にUV光源53を設けて、プラテン
51に吸引保持された状態でヘッド52によりインクが
吐出されかつ搬送ローラ50により搬送される記録媒体
Rの印刷面に、UV光源53から紫外線を照射してもよ
い。この場合、記録媒体Rに吐出されたインクを即座に
硬化させることができる。
【0129】また、本実施の形態に示した白色インク及
び各プロセスカラーインク並らびに上記特色のインク
は、水性インク、油性インク、ソルベントインク及びソ
リッドインクのうち少なくとも一つのインクであっても
よい。この場合、図11(b)に示すように、記録媒体
Rの搬送方向におけるプラテン51の下流側に定着機構
54を設けて、プラテン51に吸引保持された状態でヘ
ッド52によりインクが吐出されかつ搬送ローラ50に
より搬送される記録媒体Rの印刷面に、定着機構54か
ら種々の作用を施してもよい。なお、定着機構54から
の種々の作用とは、例えば、赤外線等による輻射、ヒー
タ等による伝熱又は温風等による乾燥等のことである。
この場合、記録媒体Rに吐出されたインクを即座に記録
媒体Rに定着させることができる。
【0130】
【発明の効果】本発明によれば、背景色を、例えば、白
色等の特色とする印刷において、例えば透明な記録媒体
に対しては選択的に裏刷りを行うことができ、また、例
えば不透明な記録媒体に対しては通常通り選択的に表刷
りを行うことができる。これにより、種々の記録媒体に
臨機応変に対応して印刷を行うことができ、透明又は不
透明な樹脂製の包装材に対しても臨機応変に対応して印
刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るインクジェットプリンタを
示す要部外観図である。
【図2】本実施の形態に係る制御装置を示すブロック図
である。
【図3】本実施の形態の第一の態様に係る白色ヘッドと
各プロセスカラーヘッドとの配置関係を示す図である。
【図4】前記第一の態様に係る制御装置の内部での動作
を説明するための図である。
【図5】本実施の形態の第二の態様に係る白色ヘッドと
各プロセスカラーヘッドとの配置関係を示す図である。
【図6】前記第二の態様に係る制御装置の内部での動作
を説明するための図である。
【図7】本実施の形態の第三の態様に係る白色ヘッドと
各プロセスカラーヘッドとの配置関係を示す図である。
【図8】前記第三の態様に係る制御装置の内部での動作
を説明するための図である。
【図9】前記第三の態様に係るキャリッジを180度回
転させたときの各ヘッドの配置関係を示す図である。
【図10】前記第一の態様に係る各ヘッド間の間隔を変
形した例を示す図である。
【図11】前記インクジェットプリンタの変形例を示す
(a)(b)概略構成図である。
【符号の説明】
A 搬送方向(キャリッジの移動方向と交差する方
向) B 移動方向(キャリッジの移動方向) B1 往路方向 B2 復路方向 R 記録媒体 1 インクジェットプリンタ 2 ヘッド 3 キャリッジ 4 ガイドレール 5 インクタンク 6 インク供給路 7 変圧ポンプ 8 外部コントローラ 9 制御装置 9a インターフェース 9b バッファ 9c シリアル−パラレル変換部 9d ヘッド制御部 9e CPU(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EC25 EC42 EC72 EC80 FA11 FB01 FD07 FD20 HA07 HA37 HA46 HA47

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを吐出する複数のヘッドと、該複数
    のヘッドを搭載されたキャリッジとを備えるインクジェ
    ットプリンタであって、 前記複数のヘッドには、白色のインクを吐出する白色ヘ
    ッドと、プロセスカラーの各色のインクをそれぞれ吐出
    する各プロセスカラーヘッドとが有り、 前記白色ヘッドからインクを吐出した後に、前記各プロ
    セスカラーヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカラ
    ーヘッドからインクを吐出することにより表刷りを行う
    か、又は、前記各プロセスカラーヘッドのうち少なくと
    も一つのプロセスカラーヘッドからインクを吐出した後
    に、前記白色ヘッドからインクを吐出することにより裏
    刷りを行うか、を選択的に制御する制御手段を備えるこ
    とを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のインクジェットプリンタに
    おいて、 前記白色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドが単一
    のキャリッジに搭載されるとともに、前記キャリッジの
    互いに離れた少なくとも二ヶ所に前記白色ヘッドが配置
    され、これら白色ヘッドの間に前記各プロセスカラーヘ
    ッドが配置されていることを特徴とするインクジェット
    プリンタ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のインクジェットプリンタに
    おいて、 前記キャリッジの移動方向に沿って間隔を開けた二ヶ所
    に前記白色ヘッドが配置されていることを特徴とするイ
    ンクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】請求項2記載のインクジェットプリンタに
    おいて、 前記キャリッジの移動方向と交差する方向に沿って間隔
    を開けた二ヶ所に前記白色ヘッドが配置されていること
    を特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】請求項1記載のインクジェットプリンタに
    おいて、 前記白色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドが単一
    のキャリッジに搭載されるとともに、前記各プロセスカ
    ラーヘッドに対して、前記キャリッジの移動方向に沿う
    一ヶ所に前記白色ヘッドが配置されていることを特徴と
    するインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】請求項5記載のインクジェットプリンタに
    おいて、 前記キャリッジが移動方向に沿って往復移動する際に、
    前記キャリッジは、 往路方向から復路方向に及び復路方向から往路方向に折
    り返す際に、180度回転することを特徴とするインク
    ジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか一つに記載のイン
    クジェットプリンタにおいて、 前記白色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドが単一
    のキャリッジに搭載されるとともに、 前記白色ヘッドは、単体で構成されるか又は複数に分割
    された白色分割ヘッドから構成され、かつ、前記各プロ
    セスカラーヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカラ
    ーヘッドは、単体で構成されるか又は複数に分割された
    プロセスカラー分割ヘッドから構成され、 前記各プロセスカラーヘッドのうち前記白色ヘッドに隣
    り合うプロセスカラーヘッドと、前記白色ヘッドとの間
    隔は、 前記白色ヘッドが複数の白色分割ヘッドから構成される
    場合の各白色分割ヘッド間の間隔、前記各プロセスカラ
    ーヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカラーヘッド
    が複数のプロセスカラー分割ヘッドから構成される場合
    の各プロセスカラー分割ヘッド間の間隔及び前記各プロ
    セスカラーヘッドの互いに隣り合うプロセスカラーヘッ
    ド間の間隔のうち少なくとも一つの間隔より広いことを
    特徴とするインクジェットプリンタ。
  8. 【請求項8】インクを吐出する複数のヘッドと、該複数
    のヘッドを搭載されたキャリッジとを備えるインクジェ
    ットプリンタであって、 前記複数のヘッドには、白色のインクを吐出する白色ヘ
    ッドと、プロセスカラーの各色のインクをそれぞれ吐出
    する各プロセスカラーヘッドとが有り、 前記白色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドが、単
    一のキャリッジに搭載され、 前記キャリッジによるヘッドの移動と、前記ヘッドから
    インクが吐出される記録媒体の移動とにより記録媒体上
    に順次画像を形成するものとされ、各ヘッドが記録媒体
    の所定領域上を一回だけ通過して前記所定領域にインク
    を吐出する場合に、 前記白色ヘッドが、 前記各プロセスカラーヘッドより先にインクを吐出可能
    な前記キャリッジ上の位置と、前記各プロセスカラーヘ
    ッドより後にインクを吐出可能な前記キャリッジ上の位
    置とに配置されていることを特徴とするインクジェット
    プリンタ。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか一つに記載のイン
    クジェットプリンタにおいて、 前記白色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドの各ヘ
    ッドから吐出されるべきインクがインク滴として吐出さ
    れ、 前記白色ヘッドから吐出されるインク滴の一滴当たりの
    吐出量は、前記各プロセスカラーヘッドから吐出される
    インク滴の一滴当たりの吐出量よりも多いことを特徴と
    するインクジェットプリンタ。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか一つに記載のイ
    ンクジェットプリンタにおいて、 前記白色のインク及び前記各プロセスカラーのインク
    は、紫外線の照射により硬化するUVインクであること
    を特徴とするインクジェットプリンタ。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれか一つに記載の
    インクジェットプリンタにおいて、 前記白色のインク及び前記各プロセスカラーのインク
    は、 水性インク、油性インク、ソルベントインク及びソリッ
    ドインクのうちのいずれか一つのインクであることを特
    徴とするインクジェットプリンタ。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれか一つに記載の
    インクジェットプリンタにおいて、 前記白色のインク及び前記各プロセスカラーのインクに
    より画像が記録される記録媒体は、透明又は半透明の樹
    脂製フィルムであることを特徴とするインクジェットプ
    リンタ。
  13. 【請求項13】インクを吐出する複数のヘッドと、該複
    数のヘッドを搭載されたキャリッジとを備えるインクジ
    ェットプリンタであって、 前記複数のヘッドには、特色のインクを吐出する特色ヘ
    ッドと、プロセスカラーの各色のインクをそれぞれ吐出
    する各プロセスカラーヘッドとが有り、 前記特色ヘッドからインクを吐出した後に、前記各プロ
    セスカラーヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカラ
    ーヘッドからインクを吐出することにより表刷りを行う
    か、又は、前記各プロセスカラーヘッドのうち少なくと
    も一つのプロセスカラーヘッドからインクを吐出した後
    に、前記特色ヘッドからインクを吐出することにより裏
    刷りを行うか、を選択的に制御する制御手段を備えるこ
    とを特徴とするインクジェットプリンタ。
  14. 【請求項14】請求項13記載のインクジェットプリン
    タにおいて、 前記特色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドが単一
    のキャリッジに搭載されるとともに、前記キャリッジの
    互いに離れた少なくとも二ヶ所に前記特色ヘッドが配置
    され、これら特色ヘッドの間に前記各プロセスカラーヘ
    ッドが配置されていることを特徴とするインクジェット
    プリンタ。
  15. 【請求項15】請求項14記載のインクジェットプリン
    タにおいて、 前記キャリッジの移動方向に沿って間隔を開けた二ヶ所
    に前記特色ヘッドが配置されていることを特徴とするイ
    ンクジェットプリンタ。
  16. 【請求項16】請求項14記載のインクジェットプリン
    タにおいて、 前記キャリッジの移動方向と交差する方向に沿って間隔
    を開けた二ヶ所に前記特色ヘッドが配置されていること
    を特徴とするインクジェットプリンタ。
  17. 【請求項17】請求項13記載のインクジェットプリン
    タにおいて、 前記特色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドが単一
    のキャリッジに搭載されるとともに、前記各プロセスカ
    ラーヘッドに対して、前記キャリッジの移動方向に沿う
    一ヶ所に前記特色ヘッドが配置されていることを特徴と
    するインクジェットプリンタ。
  18. 【請求項18】請求項17記載のインクジェットプリン
    タにおいて、 前記キャリッジが移動方向に沿って往復移動する際に、
    前記キャリッジは、 往路方向から復路方向に及び復路方向から往路方向に折
    り返す際に、180度回転することを特徴とするインク
    ジェットプリンタ。
  19. 【請求項19】請求項13〜18のいずれか一つに記載
    のインクジェットプリンタにおいて、 前記特色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドが単一
    のキャリッジに搭載されるとともに、 前記特色ヘッドは、単体で構成されるか又は複数に分割
    された特色分割ヘッドから構成され、かつ、前記各プロ
    セスカラーヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカラ
    ーヘッドは、単体で構成されるか又は複数に分割された
    プロセスカラー分割ヘッドから構成され、 前記各プロセスカラーヘッドのうち前記特色ヘッドに隣
    り合うプロセスカラーヘッドと、前記特色ヘッドとの間
    隔は、 前記特色ヘッドが複数の特色分割ヘッドから構成される
    場合の各特色分割ヘッド間の間隔、前記各プロセスカラ
    ーヘッドのうち少なくとも一つのプロセスカラーヘッド
    が複数のプロセスカラー分割ヘッドから構成される場合
    の各プロセスカラー分割ヘッド間の間隔及び前記各プロ
    セスカラーヘッドの互いに隣り合うプロセスカラーヘッ
    ド間の間隔のうち少なくとも一つの間隔より広いことを
    特徴とするインクジェットプリンタ。
  20. 【請求項20】インクを吐出する複数のヘッドと、該複
    数のヘッドを搭載されたキャリッジとを備えるインクジ
    ェットプリンタであって、 前記複数のヘッドには、特色のインクを吐出する特色ヘ
    ッドと、プロセスカラーの各色のインクをそれぞれ吐出
    する各プロセスカラーヘッドとが有り、 前記特色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドが、単
    一のキャリッジに搭載され、 前記キャリッジによるヘッドの移動と、前記ヘッドから
    インクが吐出される記録媒体の移動とにより記録媒体上
    に順次画像を形成するものとされ、各ヘッドが記録媒体
    の所定領域上を一回だけ通過して前記所定領域にインク
    を吐出する場合に、 前記特色ヘッドが、 前記各プロセスカラーヘッドより先にインクを吐出可能
    な前記キャリッジ上の位置と、前記各プロセスカラーヘ
    ッドより後にインクを吐出可能な前記キャリッジ上の位
    置とに配置されていることを特徴とするインクジェット
    プリンタ。
  21. 【請求項21】請求項13〜20のいずれか一つに記載
    のインクジェットプリンタにおいて、 前記特色ヘッド及び前記各プロセスカラーヘッドの各ヘ
    ッドから吐出されるべきインクがインク滴として吐出さ
    れ、 前記特色ヘッドから吐出されるインク滴の一滴当たりの
    吐出量は、前記各プロセスカラーヘッドから吐出される
    インク滴の一滴当たりの吐出量よりも多いことを特徴と
    するインクジェットプリンタ。
  22. 【請求項22】請求項13〜21のいずれか一つに記載
    のインクジェットプリンタにおいて、 前記特色のインク及び前記各プロセスカラーのインク
    は、紫外線の照射により硬化するUVインクであること
    を特徴とするインクジェットプリンタ。
  23. 【請求項23】請求項13〜22のいずれか一つに記載
    のインクジェットプリンタにおいて、 前記特色のインク及び前記各プロセスカラーのインク
    は、 水性インク、油性インク、ソルベントインク及びソリッ
    ドインクのうちのいずれか一つのインクであることを特
    徴とするインクジェットプリンタ。
  24. 【請求項24】請求項13〜23のいずれか一つに記載
    のインクジェットプリンタにおいて、 前記特色のインク及び前記各プロセスカラーのインクに
    より画像が記録される記録媒体は、透明又は半透明の樹
    脂製フィルムであることを特徴とするインクジェットプ
    リンタ。
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