JP2005178272A - 液体吐出装置及び液体吐出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の印刷ヘッドは、紙の搬送方向の異なる位置に設けられている。この場合、印刷ヘッドと紙の加熱位置との距離が印刷ヘッド毎に大きく異なると、印刷ヘッド毎に印刷画像の画質が異なってしまい、印刷画像の画質が低下するおそれがある。
【解決手段】本発明は、媒体に液体を吐出する複数の液体吐出部を移動方向に移動させる移動体と、前記移動体により前記移動方向に移動させられ、前記媒体を加熱する加熱機構と、前記媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、を備え、前記搬送機構による前記媒体の搬送と、前記液体吐出部による前記液体の吐出とを繰り返す液体吐出装置であって、前記加熱機構の前記搬送方向の位置が、前記複数の液体吐出部のうちの前記搬送方向の最上流に位置する前記液体吐出部と最下流に位置する前記液体吐出部との間であることを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、紙などの媒体へ液体を吐出する液体吐出装置に関する。
紙などの媒体へ液体を吐出する液体吐出装置として、インクジェットプリンタが知られている。このインクジェットプリンタは、液体を吐出する印刷ヘッドを備えている。
一方、紙に印刷を行う際に、紙に着弾したインクの吸収性や速乾性を高めることを目的として、紙を加熱することも知られている。
特開平5−71871号公報
インクジェットプリンタの印刷速度を高めるため、プリンタに印刷ヘッドを複数設けることが考えられる。この場合、複数の印刷ヘッドは、紙の搬送方向の異なる位置に設けられている。
この場合、印刷ヘッドと紙の加熱位置との距離が印刷ヘッド毎に大きく異なると、印刷ヘッド毎に印刷画像の画質が異なってしまい印刷画像の画質が低下するおそれがある。
したがって、印刷画像の画質を高めるためには、どの印刷ヘッドのインク着弾領域に対しても同じように加熱することが望ましい。
上記の課題を解決するための主たる発明は、媒体に液体を吐出する複数の液体吐出部を移動方向に移動させる移動体と、前記移動体により前記移動方向に移動させられ、前記媒体を加熱する加熱機構と、前記媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、を備え、前記搬送機構による前記媒体の搬送と、前記液体吐出部による前記液体の吐出とを繰り返す液体吐出装置であって、前記加熱機構の前記搬送方向の位置が、前記複数の液体吐出部のうちの前記搬送方向の最上流に位置する前記液体吐出部と最下流に位置する前記液体吐出部との間であることを特徴とする。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、どの液体吐出部の液体着弾領域に対しても同じように加熱することができる。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
媒体に液体を吐出する複数の液体吐出部を移動方向に移動させる移動体と、
前記移動体により前記移動方向に移動させられ、前記媒体を加熱する加熱機構と、
前記媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
を備え、
前記搬送機構による前記媒体の搬送と、前記液体吐出部による前記液体の吐出とを繰り返す
液体吐出装置であって、
前記加熱機構の前記搬送方向の位置が、前記複数の液体吐出部のうちの前記搬送方向の最上流に位置する前記液体吐出部と最下流に位置する前記液体吐出部との間であることを特徴とする液体吐出装置。
このような液体吐出装置によれば、どの液体吐出部の液体着弾領域に対しても同じように加熱することができる。
かかる液体吐出装置であって、前記加熱機構は、複数設けられており、各液体吐出部と前記移動方向に隣り合って、前記加熱機構が設けられることが望ましい。これにより、移動体に移動する液体吐出部が媒体に液体を吐出するときに、移動方向に隣り合う加熱機構が、その液体吐出領域に対して予熱・後熱を行うことができる。また、各液体吐出部の前記移動方向の両側に隣り合って、前記加熱機構が設けられることが望ましい。これにより、移動方向に隣り合う加熱機構が、その液体吐出領域に対して、予熱と後熱の両方を行うことができる。また、前記移動体は、前記移動方向に往復移動可能であり、前記液体吐出部は、前記移動体が往路及び復路に移動するときに、前記液体を吐出することが望ましい。液体吐出部の移動方向の両側に加熱機構が設けられているので、双方向印刷であっても、どの液体吐出部の液体着弾領域に対しても同じように加熱することができる。
かかる液体吐出装置であって、前記加熱機構は、複数設けられており、各液体吐出部と前記搬送方向に隣り合って、前記加熱機構が設けられることが望ましい。また、各液体吐出部の前記搬送方向両側に隣り合って、前記加熱機構が設けられることが望ましい。これにより、どの液体吐出部の液体着弾領域に対しても同じように加熱しつつ、移動体の寸法を小さくすることができる。
かかる液体吐出装置であって、前記加熱機構は、前記移動体の移動中に、2つ以上の液体吐出部の液体着弾領域を同時に加熱できることが望ましい。これにより、装置の構成を簡略化できる。
かかる液体吐出装置であって、前記液体吐出部から前記液体を吐出するときに熱を発する部材を有し、前記加熱機構は、前記部材から発せられる熱を利用して、前記媒体を加熱することが望ましい。これにより、装置の構成を簡略化できる。また、前記部材は、前記液体吐出部の制御を行うための回路を有することが望ましい。これにより、媒体に多くの液体が吐出されるとき、加熱機構の加熱量が多くなるので、自動的に液体の吸収性・速乾性を高めることができる。
かかる液体吐出装置であって、前記媒体に熱風を送り出すための複数のファンと、前記ファンと前記ファンとの間に設けられる隔壁と、を更に備えることが望ましい。これにより、特定の液体吐出部の周辺へ送る熱量を制御することができる。
かかる液体吐出装置であって、前記加熱機構は、液体吐出部から吐出された液体が着弾する領域を、液体が着弾する前に予め加熱することが望ましい。また、前記加熱機構は、液体吐出部から吐出された液体が着弾した領域を加熱することが望ましい。
かかる液体吐出装置であって、固定された加熱機構を更に別に備えることが望ましい。これにより、媒体が停止している間、加熱機構は媒体の同じ領域を加熱し続けることができ、充分な加熱を行うことができる。また、前記固定された加熱機構が前記媒体を加熱する範囲の前記移動方向の長さは、前記媒体の前記移動方向の長さよりも長いことが望ましい。これにより、固定された加熱機構は、移動体に設けられた加熱機構とは異なり、移動せずに、媒体を加熱することができる。また、前記搬送機構は、所定の搬送量にて前記媒体を搬送するものであり、前記固定された加熱機構が前記媒体を加熱する範囲の前記搬送方向の長さは、前記搬送量以上であることが望ましい。これにより、搬送される紙を充分に加熱することができる。
移動方向に移動する複数の液体吐出部から媒体に液体を吐出し、
前記媒体を搬送方向に搬送し、
前記液体吐出部からの前記液体の吐出と前記媒体の搬送とを繰り返す
液体吐出方法であって、
前記複数の液体吐出部のうちの前記搬送方向の最上流に位置する前記液体吐出部の液体着弾領域と最下流に位置する前記液体吐出部の液体着弾領域との間で前記媒体を加熱することを特徴とする液体吐出方法。
このような液体吐出方法によれば、どの液体吐出部の液体着弾領域に対しても同じように加熱することができる。
===印刷装置の概略例===
図1及び図2は本発明の実施形態として、インク(液体)をノズル及びノズル列から吐出して印刷する液体吐出装置としてのカラーインクジェットプリンタ(以下、カラープリンタという)20の概要を示す斜視図である。このカラープリンタ20は、カラー画像の出力が可能なインクジェットプリンタであり、例えば、シアン系インクとしてのシアンインク(C)及びライトシアンインク(淡いシアンインク、LC)、マゼンタ系インクとしてのマゼンタインク(M)及びライトマゼンタインク(淡いマゼンタインク、LM)、イエローインク(Y)、ブラックインク(K)の6色の色インクを印刷用紙などの様々な媒体上に吐出してドットを形成することによって画像を印刷するインクジェット方式のプリンタである。なお、色インクは上記6色に限らず、例えばダークイエロー(暗いイエロー、DY)などを用いても良い。また、カラープリンタ20は、例えば被印刷媒体としての印刷用紙をロール状に巻き付けたロール紙や、JIS規格のA列0番用紙やB列0番用紙といった比較的大型の単票状の印刷用紙にも対応している。
図1及び図2の例においては、カラープリンタ20にロール紙が備えられており、図1と、図2とでは、カラープリンタ20に設けられたキャリッジ28の位置が異なっている。キャリッジ28については後述する。
図示するようにカラープリンタ20は、インクを吐出してロール紙Pに印刷する印刷部3と、印刷用紙を搬送するための印刷用紙搬送部5とを有している。
印刷部3は、複数のノズルを備えた印刷ヘッド36(液体吐出部)を一体に保持し移動するための移動手段としてのキャリッジ28と、ロール紙Pの搬送方向とほぼ直行する方向(以下、移動方向という)にキャリッジ28を移動させて往復走査させるためのキャリッジモータ30と、キャリッジモータ30により駆動されてキャリッジ28を移動させる金属製の牽引ベルト32と、キャリッジ28を案内するための2本のガイドレール34と、キャリッジ28に固定されたリニア式エンコーダ17と、所定の間隔にスリットが形成されたリニア式エンコーダ用符号板19とを備えている。
ガイドレール34は、移動方向に沿って2本設けられ、搬送方向に互いに間隔を隔てて上下に配置され、左右の両端部側にて基台となるフレーム(図示せず)により支持されている。このとき、2本のガイドレール34は、下側のガイドレール341が上側のガイドレール342より手前に配置されている。このため、これら2本のガイドレール341,342に架け渡されるように配置されるキャリッジ28は、上部が後方に下部が前方に位置するように傾斜した状態にて移動する。
キャリッジ28が案内される上側のガイドレール342には、リニア式エンコーダ用符号板19がガイドレール342に沿って設けられている。このリニア式エンコーダ用符号板19は、ガイドレール34に沿って移動するキャリッジ28に固定されたリニア式エンコーダ17の検出部と対向するように配置されている。
牽引ベルト32は、環状に形成されており、上下のガイドレール341,342の中間位置にて、ガイドレール341,342の長さとほぼ等しい間隔を隔てて配置された2つのプーリ44、45に架け渡されている。これらプーリ44,45のうち一方のプーリ44にはキャリッジモータ30が繋がれている。
2本のガイドレール341,342に架け渡されるように配置されたキャリッジ28は、上下方向のほぼ中央にて牽引ベルト32が固定された係合部を有している。この係合部は、牽引ベルトからの力をキャリッジに作用させる部位になる。そして、カラープリンタ20は、キャリッジ28がキャリッジモータ30により駆動される牽引ベルト32に牽引されて、ガイドレール34に沿って移動方向に移動し、このキャリッジ28に備えられた8つの印刷ヘッド36からインクを吐出することにより、印刷用紙搬送部5により紙送されたロール紙Pに印刷する。
キャリッジ28には8つの印刷ヘッド36が設けられている。これら8つの印刷ヘッド36のうち、4つの印刷ヘッド36は牽引ベルト32より上側に配置され、残り4つの印刷ヘッド36は牽引ベルト32より下側に配置されている。これら4つずつの印刷ヘッド36間における位置関係は同様であるため、ここでは、上側4つの印刷ヘッド36における位置関係を例に説明する。
4つの印刷ヘッド36は、牽引ベルト32に遠い側に位置する最上段の印刷ヘッド36aから、牽引ベルト32に近い側に位置する下段側の印刷ヘッド36dまで、4つの印刷ヘッド36が千鳥列状に配置されている。ここで、牽引ベルト32より下側に配置された4つの印刷ヘッドも同様に配置されているが、下側の4つの印刷ヘッドでは、当然のことながら、上段側の印刷ヘッド36eが、牽引ベルト32に近い側に位置し、下段側の印刷ヘッド36hが、牽引ベルト32に遠い側に位置することになる。
印刷用紙搬送部5は、前記2本のガイドレール34の背面側に設けられている。印刷用紙搬送部5は、下側ガイドレール341より下方にてロール紙Pをホルダ27とともに回動自在に保持するロール紙保持部35と、上側ガイドレール342より上方にてロール紙Pを搬送するロール紙搬送部37と、それらロール紙保持部35とロール紙搬送部37との間にて搬送されるロール紙Pが沿わされるプラテン26とを有している。このプラテン26は搬送されるロール紙Pの全幅に亘る平面を有し、この平面が、傾斜した状態にて走査するキャリッジ28に搭載された各印刷ヘッド36と等間隔にて対向するように傾斜して設けられている。
ホルダ27は、ロール紙Pが保持された状態にて回動軸となる軸体27aを有し、軸体27aの両端部側には供給するロール紙Pの蛇行を防止するためのガイド円盤27bがそれぞれ設けられている。
ロール紙搬送部37は、ロール紙Pを搬送するための搬送ローラ24と、これと対向して配置され搬送ローラ24との間にロール紙Pを挟持する挟持ローラ29と、搬送ローラ24を回動させるための搬送モータ31とを備えている。搬送モータ31の軸には駆動ギア40が、搬送ローラ24の軸には駆動ギア40と噛み合う中継ギア41がそれぞれ設けられ、搬送モータ31の動力は、駆動ギア40と中継ギア41とを介して搬送ローラ24に伝達される。すなわち、ホルダ27に保持されたロール紙Pは、搬送ローラ24と挟持ローラ29との間に挟持され、搬送モータ31によって、ロール紙Pはプラテン26に沿って搬送される。
===印刷ヘッドの構成===
前記印刷ヘッド36の構成について、図1,図3,図4を用いて説明する。図3は、印刷ヘッド36が有するノズルの配列を説明するための説明図、図4は、隣接する複数の印刷ヘッド36の配置と、それら印刷ヘッド36が有するノズル列の位置関係を示す図である。なお、後述する通り、印刷ヘッド36の周辺には加熱機構58(581〜585)が設けられているが、印刷ヘッド36を簡略化して説明するために、これらの図中では加熱機構58を不図示としている。
印刷ヘッド36は、図3に示すとおり、複数のノズルnが搬送方向に沿って一直線上に配列され、記録部位列としての6列のノズル列Nを有している。本実施形態においては、ノズル列Nは、ブラックノズル列Nk、シアンノズル列Nc、ライトシアンノズル列Nlc、マゼンタノズル列Nm、ライトマゼンタノズル列Nlm、イエローノズル列Nyというように吐出するインク色毎に列をなしているが、これに限るものではない。
ブラックノズル列Nkは、180個のノズルn1〜n180を有し、各ノズルnには、各ノズルnを駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。ブラックノズル列Nkのノズルn1、・・・、n180は、搬送方向に沿って一定のノズルピッチk・Dで配置されている。ここで、Dは搬送方向のドットピッチであり、kは1以上の整数である。本実施形態では、ノズルピッチは1/180インチなので、印刷時のドットピッチDを1/720インチにすれば、k=4になる。搬送方向のドットピッチDは、移動方向のドットピッチとも等しいものとする。
また、上述した事項は、シアンノズル列Nc、ライトシアンノズル列Nlc、マゼンタノズル列Nm、ライトマゼンタノズル列Nlm、イエローノズル列Nyについても、同様である。すなわち、各ノズル列Nは、180個のノズルn1〜n180を有し、搬送方向に沿って一定のノズルピッチk・Dで配置されている。
そして、印刷時には、ロール紙Pが印刷用紙搬送部5によって間欠的に所定の搬送量で搬送され、その間欠的な搬送の間にキャリッジ28が移動方向に移動して各ノズルnからインク滴が吐出される。但し、印刷方式によって、例えば自然画などを印刷するインターレース方式などにて印刷する場合には、すべてのノズルnが常に使用されるとは限らず、一部のノズルnのみが使用される場合もある。
また、図4に示すように、牽引ベルト32の上側に配置された4つの印刷ヘッド36は、上段の印刷ヘッドに設けられたノズル列Nの最下端のノズルn180と、下段の印刷ヘッドに設けられたノズル列Nの最上端のノズルn1とのピッチが、それらノズル列Nのノズルピッチと等しくなるように配置されている。すなわち、最上段の印刷ヘッド36aと2段目の印刷ヘッド36bとの間では、印刷ヘッド36aが有するノズル列Nの最下端側ノズルn180(用紙搬送方向の最後端側ノズル)と、印刷ヘッド36bが有するノズル列Nの最上端側ノズルn1(用紙搬送方向の最先端側ノズル)との間隔が、上下方向(搬送方向)に、ノズルピッチk・Dとなるように配置されている。他の隣接する印刷ヘッドにおいても、上側の印刷ヘッドが有するノズル列Nの最下端側ノズルn180と、下側の印刷ヘッド36bが有するノズル列Nの最上端側ノズルn1との間の間隔が、上下方向に、ノズルピッチk・Dとなるように配置されている。
===液体吐出システムの全体構成例===
次に液体吐出システム(印刷システム)の全体構成例について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、前述したカラープリンタ20を備えた液体吐出システムの構成を示すブロック図である。図6は、プリンタドライバの制御を説明するためのブロック図である。
この液体吐出システムは、コンピュータ90と、液体吐出装置の一例としてのカラープリンタ20(印刷装置)と、を備えている。なお、カラープリンタ20とコンピュータ90とを含む液体吐出システムは、広義の「液体吐出装置」と呼ぶこともできる。また、このシステムは、上記コンピュータ90、上記カラープリンタ20、CRT21及び、図示しない、液晶表示装置等の表示装置、キーボードやマウス等の入力装置、フレキシブルドライブ装置、CD−ROMドライブ装置等のドライブ装置等から構築されている。
コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91が組み込まれており、画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して所望の処理を行い、また、ビデオドライバ91を介してCRT21に画像を表示している。また、コンピュータ90にはプリンタドライバが組み込まれており、プリンタドライバではアプリケーションプログラム等にて処理された画像等に処理が施され、所定のプリンタにて印刷するための印刷データが生成される。
カラープリンタ20は、カラープリンタ20全体の動作を制御するコントローラ54と、キャリッジモータ30を駆動するキャリッジ駆動回路61と、搬送モータ31を駆動するための搬送駆動回路62と、印刷ヘッド36を制御する制御手段としてのヘッド制御ユニット63とを備えている。各駆動回路61,62及び制御ユニット63はコントローラ54に接続され、相互に信号を受け渡して制御される、また、コントローラ54にはキャリッジ28の動作を検出するリニア式エンコーダ17も接続されている。また、後述する加熱機構58(581〜585)も接続されている。
コントローラ54は、CPU51とメモリ56と基準クロック発生器15とカウンタ16とを備え、算術論理演算回路を構成している。CPU51は、カラープリンタ20全体の制御を実行するためのものであり、キャリッジモータ30、搬送モータ31、印刷ヘッド36等への制御指令を司る。メモリ56にはCPU51の作業領域、プログラムなどの不揮発情報の格納領域、また書き換え可能な記憶領域等が設けられている。カラープリンタ20による後述する各種の動作は、このメモリ56に格納されたプログラムによって実現される。
図1、図2、及び図5に示したとおり、前述したカラープリンタ20は複数の印刷ヘッド36を有する。本実施の形態においては、キャリッジ28に8つの印刷ヘッド36が搭載され、各印刷ヘッド36はキャリッジ28上にて上下方向と左右方向とにそれぞれ間隔を隔てて配置、各々の印刷ヘッド36は、プリンタ本体に対して着脱可能に構成されている。
さらに、各々の印刷ヘッド36は、当該印刷ヘッド36に備えられた印刷ヘッド36に供給されるインクを収容するためのインクタンク67を備えている。また、印刷ヘッド36は各々前述したヘッド制御ユニット63を有し、印刷ヘッド36毎に、基準となる駆動信号に基づいてそれぞれ制御することが可能である。また、各印刷ヘッド36にて印刷するための印刷データPDは、コンピュータ90に組み込まれたプリンタドライバにより印刷ヘッド36毎に生成される。
そして、アプリケーションプログラム95が印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバに画像データがアプリケーションプログラム95から受け渡され、画像データが印刷データPDに変換される。図6に示すように、プリンタドライバ38による処理は、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100と、UIプリンタインターフェースモジュール102と、ラスタデータ格納部103と、色変換ルックアップテーブルLUTと、バッファメモリ50と、イメージバッファ52にて実行される。
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95で形成されたカラー画像データの解像度を、画像データと共に受け取った印刷モード等の情報に基づいて、対応する印刷解像度に変換する役割を果たす。解像度変換された画像データは、まだRGBの3つの色成分からなる画像情報である。色変換モジュール98は、色変換ルックアップテーブルLUTを参照しつつ、画素毎にRGB画像データを、カラープリンタ20が利用可能な複数のインク色の多階調データに変換する。
色変換された多階調データは、例えば256階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、いわゆるハーフトーン処理を実行してハーフトーン画像データを生成する。ここでハーフトーンは、例えば画像を、画素を形成可能な複数の部位にて構成される所定領域毎に分割し、各領域における濃度を、その領域を構成する複数の部位に、大ドット、中ドット、小ドットのいずれかを形成するか否かにより各領域の濃度を表現するものとする。
このハーフトーン画像データは、ラスタライザ100により所望のデータ順に並べ替えられ、最終的な印刷データPDとしてラスタデータ格納部103に対して出力される。
一方、コンピュータ90に備えられたユーザインターフェース表示モジュール101は、印刷に関係する種々のユーザインターフェースウィンドウを表示する機能と、それらのウィンドウ内におけるユーザの入力を受け取る機能とを有している。例えば、ユーザは、印刷用紙の種類、サイズや印刷モード等をユーザインターフェース表示モジュール101に指示することが可能である。
また、UIプリンタインターフェースモジュール102は、ユーザインターフェース表示モジュール101とカラープリンタ20との間のインターフェースとしての機能を有している。ユーザがユーザインターフェースにより指示した命令を解釈して、コントローラ54等へ各種コマンドCOMを送信したり、逆に、コントローラ54等から受信したコマンドCOMを解釈して、ユーザインターフェースへ各種表示を行ったりする。例えば、ユーザインターフェース表示モジュール101により受け取られた印刷用紙の種類、サイズ等に係る前記指示は、UIプリンタインターフェースモジュール102へ送られ、UIプリンタインターフェースモジュール102は、指示された命令を解釈してコントローラ54へコマンドCOMを送信する。
また、UIプリンタインタフェースモジュール102は、印刷モード設定部としての機能も有する。すなわち、UIプリンタインタフェースモジュール102は、ユーザインターフェース表示モジュール101により受け取られた印刷情報、すなわち印刷する画像の解像度、印刷に使用するノズルに係る情報、搬送量を示すデータに係る情報等に基づいて記録モードとしての印刷モードを決定し、この印刷モードに応じた印刷データPDがハーフトーンモジュール99やラスタライザ100により生成され、ラスタデータ格納部103へ出力する。ラスタデータ格納部103に出力された印刷データPDは、一旦、バッファメモリ50に蓄えられ、ノズルに対応したデータに変換されてイメージバッファ52に格納される。カラープリンタ20のシステムコントローラ54は、UIプリンタインターフェースモジュール102により出力されたコマンドCOMの情報に基づいてキャリッジ駆動回路61、搬送駆動回路62、ヘッド制御ユニット63等を制御し、イメージバッファ52のデータに基づいて印刷ヘッド36に設けられた各色のノズルを駆動して印刷する。ここで、印刷モードとしては、例えば、いわゆるインターレース方式を用いてドットを記録する高画質モード、当該方式を用いないでドットを記録する高速モードなどがある。
===加熱機構===
印刷ヘッド36は、インクを間欠的に吐出する。そのため、印刷用紙には、インクが次々と着弾する。印刷用紙に着弾したインクが速やかに印刷用紙に浸透しなかったり、印刷用紙に着弾したインクが速やかに乾燥しなかったりすると、印刷用紙の上でインクが滲んでしまい、印刷画像の画質が悪くなる。
インクが印刷用紙に浸透し易くするためには、印刷用紙にインクが着弾する前に、印刷用紙のインク着弾領域を予め加熱するとよい。つまり、印刷用紙にインクが着弾する前に、予熱(プレヒート)すると良い。また、インクが速やかに乾燥するためには、印刷用紙にインクが着弾した後に、印刷用紙のインク着弾領域を加熱すると良い。つまり、印刷用紙にインクが着弾した後に、後熱(ポストヒート)すると良い。
そこで、印刷用紙を加熱することができる加熱機構によって、予熱・後熱を行い、インクの滲みを押さえることが望ましい。
<比較例>
図7は、比較例の加熱機構の配置の説明図である。同図は、キャリッジを裏側から見た図である。図中のハッチングのない四角形は、印刷ヘッド36の位置を示している。但し、ここではノズルの記載を省略している。図中のハッチングのある四角形は、加熱機構58の位置を示している。
加熱機構58は、キャリッジ28の裏面に設けられており、対向する位置にある印刷用紙を加熱する。加熱機構58の具体的な構成については、後述する。
加熱機構58は、キャリッジ28に2つ設けられている。加熱機構58aは、8つの印刷ヘッド36のうちの搬送方向最下流の印刷ヘッド36aよりも搬送方向下流側に、位置している。また、加熱機構58bは、8つの印刷ヘッドのうちの搬送方向最上流の印刷ヘッド36aよりも搬送方向上流側に、位置している。
加熱機構58aは、どの印刷ヘッド36よりも搬送方向下流側に位置している。そのため、加熱機構58aは、各印刷ヘッド36が印刷用紙に印刷を行った後(つまり、印刷ヘッド36が印刷用紙へインクを吐出した後)、インク着弾領域を後熱することになる。
しかし、印刷ヘッド36aがインクを吐出したインク着弾領域と、印刷ヘッド36hがインクを吐出したインク着弾領域とでは、インクが着弾してから後熱されるまでの時間が大きく異なる。このため、比較例では、印刷ヘッド毎にインク着弾領域のインクの滲み方が異なり、印刷画像の画質が一様でなくなり、印刷画像の画質が低下する。
また、加熱機構58bは、どの印刷ヘッド36よりも搬送方向上流側に位置している。そのため、加熱機構58bは、各印刷ヘッド36が印刷用紙に印刷を行う前(つまり、印刷ヘッド36が印刷用紙へインクを吐出する前)、インク着弾領域を予熱することになる。
しかし、印刷ヘッド36aがインクを吐出したインク着弾領域と、印刷ヘッド36hがインクを吐出したインク着弾領域とでは、予熱されてからインクが着弾するまでの時間が大きく異なる。このため、比較例では、印刷ヘッド毎にインク着弾領域のインクの滲み方が異なり、印刷画像の画質が一様でなくなり、印刷画像の画質が低下する。
このように、複数の印刷ヘッドを有する場合、各印刷ヘッドの吐出したインクが、どれも同様に予熱・後熱されていることが望ましい。
そこで、本実施形態では、加熱機構の配置を以下のようにし、どの印刷ヘッドによって印刷された領域でも、同じように予熱・後熱されるようにしている。
===加熱機構の配置===
<配置例1>
図8は、本実施形態の加熱機構の第1の配置例の説明図である。同図は、キャリッジを裏側から見た図である。本図の移動方向を示す矢印の左右は、図1・図2の移動方向の矢印の左右と合わせている。そのため、図1のキャリッジ28が図中の矢印に沿って右から左へ移動すると、図8のキャリッジは紙面の左から右へ移動することになる。
図中のハッチングのない四角形は、印刷ヘッド36の位置を示している。但し、ここではノズルの記載を省略している。図中のハッチングのある四角形は、加熱機構581の位置を示している。加熱機構581の構成については、後で述べる。
本配置例では、各印刷ヘッドについて移動方向の両側に、加熱機構581が設けられている。例えば、印刷ヘッド36aの移動方向の両側に、2つの加熱機構581aが設けられている。
これにより、キャリッジ28が移動するとき(キャリッジ28が図中の左右方向に移動するとき)、2つの加熱機構の一方が予熱を行い、他方が後熱を行う。例えば、キャリッジ28が左から右へ移動するとき、ある印刷ヘッド36の右側(進行方向側)の加熱機構581が予熱を行い、その加熱機構が予熱した領域へその印刷ヘッドから吐出されたインクが着弾し、そのインク着弾領域をその印刷ヘッド36の左側(進行方向逆側)の加熱機構581が後熱を行う。
本配置例では、各印刷ヘッド36について同じように両側に加熱機構581が設けられているので、予熱されてからインクが着弾するまでの時間、及び、インクが着弾してから後熱されるまでの時間が、どの印刷ヘッドによって印刷された領域であっても、同じである。そのため、どの印刷ヘッドによって印刷された領域であっても、インクの滲み方が同様であり、印刷画像の画質が均質になり、印刷画像の画質が向上する。
また、本配置例のように各印刷ヘッド36について両側に加熱機構581が設けられていれば、双方向印刷を行った場合でも、同じように予熱・後熱が行われる。なお、双方向印刷とは、キャリッジが往復移動する際に、往路でも復路でも印刷ヘッドからインクを吐出する印刷方式である。双方向印刷によれば、単方向印刷(キャリッジが往路に移動するときのみ印刷ヘッドからインクを吐出し、キャリッジが復路に移動するときには印刷ヘッドからインクを吐出しない印刷方式)よりも高速な印刷を行うことができる。
<配置例2>
図9は、本実施形態の加熱機構の第2の配置例の説明図である。
本配置例では、各印刷ヘッドについて移動方向の片側に、加熱機構581が設けられている。例えば、印刷ヘッド36aの図中の左側にのみ、加熱機構581が設けられている。
これにより、キャリッジ28が図中の矢印の左から右に移動するとき、加熱機構が予熱を行い、加熱機構が予熱した領域へ印刷ヘッドから吐出されたインクが着弾する。逆に、キャリッジ28が図中の矢印の右から左に移動するとき、インク着弾領域に対して加熱機構が後熱を行う。
本配置例によれば、単方向印刷を行う場合、どの印刷ヘッドによって印刷された領域であっても、同じように予熱又は後熱が行われる。そのため、どの印刷ヘッドによって印刷された領域であっても、インクの滲み方が同様であり、印刷画像の画質が均質になり、印刷画像の画質が向上する。
そして、前述の第1の配置例と比較すると、本配置例では各印刷ヘッド36に対して片側にだけ加熱機構581を設ければよいので、加熱機構581の数を少なくすることができる。これにより、キャリッジ28の大きさを小さくすることができる。また、装置の構成を簡略化できる。
なお、本配置例において双方向印刷を行った場合でも、比較例(図7)と比較すれば、各印刷ヘッドのインク着弾領域に対する予熱(又は後熱)の時間差が少ないので、印刷画像の画質が均質になり、印刷画像の画質が向上する。これは、本配置例であっても、加熱機構の搬送方向の位置が、印刷ヘッド36a(最下流の印刷ヘッド)と印刷ヘッド36h(最上流の印刷ヘッド)との間に位置しているからである。
<配置例3>
図10は、本実施形態の加熱機構の第3の配置例の説明図である。
本実施形態では、搬送方向に長い加熱機構582が3つ設けられている。この3つの加熱機構582a、582b、582cは、移動方向に沿って並んで配置されている。そして、各加熱機構の間に、複数の印刷ヘッドが搬送方向に沿って並んでいる。このため、1つの加熱機構は、複数の印刷ヘッドのインク着弾領域に対して、予熱・後熱を行う。
本配置例は、各印刷反吐について移動方向の両側に加熱機構582が設けられている点で、第1の配置例(図8)と共通する。そのため、前述の第1の配置例と同様の効果を得ることができる。
また、本配置例は、加熱機構の数を減らすことができるので、装置の構成を簡略化できる。
<配置例4>
図11は、本実施形態の加熱機構の第4の配置例の説明図である。
本配置例では、各印刷ヘッドの搬送方向上流側及び下流側の両方に、それぞれ加熱機構583が設けられている。例えば、印刷ヘッド36aの搬送方向上流側には加熱機構583cが設けられ、搬送方向下流側には加熱機構583aが設けられている。
そして、本配置例では、印刷ヘッド36bの搬送方向下流側に位置する加熱機構583bは、印刷ヘッド36aのインク着弾領域の予熱・後熱を行う。また、印刷ヘッド36cの搬送方向下流側に位置する加熱機構583cは、印刷ヘッド36bのインク着弾領域の予熱・後熱を行う(他の印刷ヘッド・加熱機構についても同様である。)。
本配置例では、全てのインク着弾領域を同じに予熱・加熱を行うことができない。例えば、図中の矢印に示す左から右へキャリッジが移動する場合、加熱機構583bは印刷ヘッド36aのインク着弾領域に対して後熱を行うが、加熱機構583cは印刷ヘッド36bのインク着弾領域に対して予熱を行うことになる。
しかし、本配置例であっても、比較例(図7)と比較すれば、各印刷ヘッドのインク着弾領域に対する予熱(又は後熱)の時間差が少ないので、印刷画像の画質が均質になり、印刷画像の画質が向上する。これは、本配置例であっても、加熱機構の搬送方向の位置が、印刷ヘッド36a(最下流の印刷ヘッド)と印刷ヘッド36h(最上流の印刷ヘッド)との間に位置しているからである。
本配置例によれば、各印刷ヘッドの搬送方向上流側又は下流側に加熱機構が設けられているので、第1〜第3の配置例と比較して、キャリッジ28の移動方向の寸法を小さくすることができる。
<配置例5>
図12は、本実施形態の加熱機構の第5の配置例の説明図である。本配置例では、第1の配置例と比較すると、加熱機構584が追加されている点で異なっている。
加熱機構584は、キャリッジ28を挟むように2つ設けられている。2つの加熱機構584は、キャリッジに設けられた加熱機構とは異なり、固定されている。例えば、加熱機構584aは、上側のガイドレール342の裏面に設けられる。また、加熱機構584bは、下側のガイドレール341の裏面に設けられる。
この加熱機構584の移動方向の寸法は、印刷用紙の幅よりも長い。そして、この加熱機構584は、印刷用紙の幅よりも長い領域を加熱可能である。そのため、加熱機構584は、キャリッジ28に設けられた加熱機構581とは異なり、移動せずに、印刷用紙のインク着弾領域を加熱することができる。
加熱機構584aは、キャリッジ28よりも搬送方向下流側にあるので、印刷ヘッド36によって印刷された印刷用紙と対向する。そのため、加熱機構584aは、印刷用紙に対して後熱を行う。また、加熱機構584bは、キャリッジ28よりも搬送方向上流側になるので、印刷ヘッド36によって印刷される前に、印刷用紙と対向する。そのため、加熱機構584bは、印刷用紙に対して予熱を行う。
本実施形態のプリンタは、搬送モータによる印刷用紙の搬送と、印刷ヘッドによるインクの吐出とを繰り返している。つまり、本実施形態のプリンタは、間欠的な搬送動作を行い、その間欠的な搬送動作の間にインク吐出動作(移動する印刷ヘッドからインクを吐出して、インクを紙に着弾させる動作)を行っている。この場合、インク吐出動作の間、搬送動作は停止している。そうすると、加熱機構584は、印刷用紙が止まっている間、印刷用紙の同じ領域を加熱し続けることになる。
これにより、加熱機構584aは、インクが着弾したインク着弾領域を充分に加熱することができ、充分な後熱を行うことができる。そのため、着弾したインクの速乾性が向上する。また、加熱機構584bは、インクが着弾する前のインク着弾領域を充分に加熱することができ、充分に加熱された領域が、次の搬送動作によって印刷領域(印刷ヘッドと対向する領域)へ送り出されることになる。そのため、その領域にインクが着弾したときの浸透性・速乾性が向上する。
なお、本配置例において、加熱機構584の搬送方向の寸法は、間欠的な搬送の搬送量よりも大きい方が望ましい。これにより、搬送される紙を十分に加熱することができる。仮に、加熱機構584の搬送方向の寸法が搬送量よりも小さいと、充分に加熱された領域とほとんど加熱されない領域とが存在することになり、望ましくない。
更に、本配置例において、加熱機構584の搬送方向の寸法は、間欠的な搬送の搬送量とほぼ同じであることが望ましい。これにより、搬送される紙を一様に加熱することができる。
===加熱機構の構成===
<構成例1>
図13は、加熱機構の第1の構成例の説明図である。同図は、説明を分かりやすくするため、ヘッド36と加熱機構58の断面図となっている。なお、紙面の垂直方向が、キャリッジの移動方向になっている。本構成例の加熱機構58は、印刷ヘッド毎に設けられたヒートシンク591と、送風路592と、ファン593と、排気口594と、隔壁595とを有する。
ヘッド制御ユニット63は、印刷ヘッド毎に設けられており、印刷ヘッドへ供給する駆動波形を生成する。このヘッド制御ユニット63は、トランジスタ等を含む回路を備え、熱損失素子となって、印刷ヘッドからインクを吐出する際に熱を発生する。通常、ヘッド制御ユニット63から発生する熱は、放熱フィンを通じて、外部へ放熱されるが、本構成例では、印刷用紙Pを加熱するための熱に利用する。
ヒートシンク591は、熱伝導部材(熱を伝導しやすい部材)から構成される。このヒートシンクは、ヘッド制御ユニット63と接続されている。そして、ヒートシンク591は、ヘッド制御ユニット63から発生する熱を、送風路592へ伝える。
送風路592には、複数のファン593が設けられている。複数のファンが駆動されると、送風路内の空気が排気口594から排出される。前述の加熱機構の配置の説明では、キャリッジの裏面に現れる排気口594の配置について説明されている。
以上の構成からなる加熱機構58は、ヘッド制御ユニット63から発生した熱をヒートシンク591によって送風路592まで伝え、ファン593によって排気口594から熱風を吹き出し、排気口から吹き出される熱風によって印刷用紙Pを加熱する。
また、本構成例では、加熱機構58は、送風路592内に複数の隔壁595を更に有している。これらの隔壁は、ファン593とファン593との間に設けられ、効率よく排気口へ風を送り出す。また、各ファン593はヒートシンク591と対向して設けられているので、隔壁の存在によって、各ヘッド制御ユニット63の熱を、そのヘッド制御ユニット63が制御する印刷ヘッド36の周囲へ送ることができる。
印刷用紙に多くのインクが吐出されるとき、印刷用紙に多くのインクが着弾するので、高い吸収性・速乾性が求められる。一方、ヘッド駆動ユニット63は、対応する印刷ヘッド36が多くのインクを吐出するとき、多くの駆動波形を発生する必要があるので、多くの熱を発生する。そして、加熱機構58が印刷用紙Pを加熱するときの熱量が大きければ、インクの吸収性・速乾性が向上する。したがって、本構成例によれば、印刷用紙に多くのインクが吐出されるとき、加熱機構の加熱量が多くなるので、自動的にインクの吸収性・速乾性を高めることができる。
特に、本構成例では、隔壁の存在によって、多くのインクを吐出する印刷ヘッドの周囲には高い温度の風が送り込まれ、少なくインクを吐出する印刷ヘッドの周囲には低い温度の風が送り込まれる。そのため、本構成例の加熱機構によれば、インク着弾領域へ着弾するインク量に応じた熱量にて、印刷用紙を加熱することができる。
本構成例によれば、加熱機構は、ヘッド駆動ユニット63から発生する熱を利用して、印刷用紙を加熱している。しかし、他の部材から発生する熱を利用しても良い。例えば、印刷ヘッド36の圧電素子から発生する熱を利用しても良い。
<構成例2>
図14は、加熱機構の第2の構成例の説明図である。前述の第1の構成例では、ヘッド制御ユニット63の熱を利用していたが、この構成例では、ヒーターの熱を使って印刷用紙Pを加熱する。
本構成例では、加熱機構58は、複数のヒーター596を有している。これらのヒーター596は、送風路592に設けられている。そのため、前述の第1の構成例と異なり、本構成例の加熱機構58はヒートシンクを備えていない。ファン593は、ヒーターから供給される熱量を排気口594へ送り込む。
本構成例のヒーター596は、それぞれ独立して制御可能である。そのため、各ヒーター595は、別々の熱量を発生することができる。そして、印刷ヘッド36が多くのインクを吐出する場合、その印刷ヘッド36に対応するヒーターの発生する熱量を高くなるように制御する。これにより、インク着弾領域へ着弾するインク量に応じた熱量にて、印刷用紙を加熱することができる。
なお、上述した2つの構成例では送風路592に隔壁595が設けられているが、図15に示すように、隔壁を設けなくとも良い。但し、この場合、各印刷ヘッド36の周囲へ送り込まれる熱量を制御することは困難である。したがって、隔壁を設けないのであれば、個々のヒーターを制御する必要がないので、図16に示すように、ヒーターを共通化しても良い。
また、加熱機構58は、ヒーターの発生する熱量を制御するものに限られず、ファン593の回転量を制御するものであっても良い。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、主としてプリンタについて記載されているが、その中には、印刷装置、記録装置、液体の吐出装置、印刷方法、記録方法、液体の吐出方法、印刷システム、記録システム、コンピュータシステム、プログラム、プログラムを記憶した記憶媒体、表示画面、画面表示方法、印刷物の製造方法、等の開示が含まれていることは言うまでもない。
また、一実施形態としてのプリンタ等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<印刷ヘッドについて>
前述の実施形態では、印刷ヘッドは、搬送方向に並ぶノズルからなるノズル群を備えている。しかし、印刷ヘッド(液体吐出部)は、これに限られるものではない。
図17は、別の印刷ヘッドの説明図である。この印刷ヘッドは、移動方向に並ぶノズルからなるノズル群を備えている。このノズル群の移動方向の長さは、紙の幅よりも長い。そして、複数の印刷ヘッド361が搬送方向に並び、各印刷ヘッドの搬送方向の両側に加熱機構585が設けられている。
このように、印刷ヘッドが、いわゆるラインヘッドであっても良い。ラインヘッドは、記録媒体を搬送する速度が速いので、単位時間当たりのインク吐出量が多くなる。本実施形態によれば、インクの吸収性・速乾性を向上させることができるので、ラインヘッドを用いたプリンタに好適である。
また、このような印刷ヘッドや加熱機構の配置であっても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<プリンタについて>
前述の実施形態では、プリンタが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の記録装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。このような分野に本技術を適用しても、液体を対象物に向かって直接的に吐出(直描)することができるという特徴があるので、従来と比較して省材料、省工程、コストダウンを図ることができる。
<インクについて>
前述の実施形態は、プリンタの実施形態だったので、染料インク又は顔料インクをノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、このようなインクに限られるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから吐出しても良い。このような液体を対象物に向かって直接的に吐出すれば、省材料、省工程、コストダウンを図ることができる。
<ノズルについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
カラーインクジェットプリンタの概要を示す斜視図である。 カラーインクジェットプリンタの概要を示す斜視図である。 ノズルの配列を説明するための説明図である。 隣接する複数の印刷ヘッドの配置と、それら印刷ヘッドが有するノズル列の位置関係を示す図である。 液体吐出システムの構成を示すブロック図である。 プリンタドライバの制御を説明するためのブロック図である。 比較例の加熱機構の配置の説明図である。 本実施形態の加熱機構の第1の配置例の説明図である。 本実施形態の加熱機構の第2の配置例の説明図である。 本実施形態の加熱機構の第3の配置例の説明図である。 本実施形態の加熱機構の第4の配置例の説明図である。 本実施形態の加熱機構の第5の配置例の説明図である。 加熱機構の第1の構成例の説明図である。 加熱機構の第2の構成例の説明図である。 加熱機構の他の構成例の説明図である。 加熱機構の他の構成例の説明図である。 別の印刷ヘッドの説明図である。
符号の説明
3 印刷部、 5 搬送部、
17 リニア式エンコーダ、 19 符号板、
20 カラープリンタ、 21 CRT、
24 搬送ローラ、 26 プラテン、 27 ホルダ、
28 キャリッジ、 29 挟持ローラ、
30 キャリッジモータ、 31 搬送モータ、
32 牽引ベルト、 34(341、342) ガイドレール、
35 ロール紙保持部、 36 印刷ヘッド、 37 ロール紙搬送部、
40 駆動ギア、 41 中継ギア、
44・45 プーリ、
58(581〜585) 加熱機構、
591 ヒートシンク、 592 送風路、 593 ファン、 594 排気口、
595 隔壁、 63 ヘッド制御ユニット、
90 コンピュータ

Claims (17)

  1. 媒体に液体を吐出する複数の液体吐出部を移動方向に移動させる移動体と、
    前記移動体により前記移動方向に移動させられ、前記媒体を加熱する加熱機構と、
    前記媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
    を備え、
    前記搬送機構による前記媒体の搬送と、前記液体吐出部による前記液体の吐出とを繰り返す
    液体吐出装置であって、
    前記加熱機構の前記搬送方向の位置が、前記複数の液体吐出部のうちの前記搬送方向の最上流に位置する前記液体吐出部と最下流に位置する前記液体吐出部との間であることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記加熱機構は、複数設けられており、
    各液体吐出部と前記移動方向に隣り合って、前記加熱機構が設けられる
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    各液体吐出部の前記移動方向の両側に隣り合って、前記加熱機構が設けられることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項3に記載の液体吐出装置であって、
    前記移動体は、前記移動方向に往復移動可能であり、
    前記液体吐出部は、前記移動体が往路及び復路に移動するときに、前記液体を吐出する
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の液体吐出装置であって、
    前記加熱機構は、複数設けられており、
    各液体吐出部と前記搬送方向に隣り合って、前記加熱機構が設けられる
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項5に記載の液体吐出装置であって、
    各液体吐出部の前記搬送方向両側に隣り合って、前記加熱機構が設けられることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項1、2又は5に記載の液体吐出装置であって、
    前記加熱機構は、前記移動体の移動中に、2つ以上の液体吐出部の液体着弾領域を同時に加熱できることを特徴とする液体吐出装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の液体吐出装置であって、
    前記液体吐出部から前記液体を吐出するときに熱を発する部材を有し、
    前記加熱機構は、前記部材から発せられる熱を利用して、前記媒体を加熱する
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  9. 請求項8に記載の液体吐出装置であって、
    前記部材は、前記液体吐出部の制御を行うための回路を有することを特徴とする液体吐出装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の液体吐出装置であって、
    前記媒体に熱風を送り出すための複数のファンと、
    前記ファンと前記ファンとの間に設けられる隔壁と、
    を更に備えることを特徴とする液体吐出装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の液体吐出装置であって、
    前記加熱機構は、液体吐出部から吐出された液体が着弾する領域を、液体が着弾する前に予め加熱することを特徴とする液体吐出装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の液体吐出装置であって、
    前記加熱機構は、液体吐出部から吐出された液体が着弾した領域を加熱することを特徴とする液体吐出装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の液体吐出装置であって、
    固定された加熱機構を更に別に備えることを特徴とする液体吐出装置。
  14. 請求項13に記載の液体吐出装置であって、
    前記固定された加熱機構が前記媒体を加熱する範囲の前記移動方向の長さは、前記媒体の前記移動方向の長さよりも長い
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  15. 請求項13又は14に記載の液体吐出装置であって、
    前記搬送機構は、所定の搬送量にて前記媒体を搬送するものであり、
    前記固定された加熱機構が前記媒体を加熱する範囲の前記搬送方向の長さは、前記搬送量以上である
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  16. 媒体に液体を吐出する複数の液体吐出部を移動方向に移動させる移動体と、
    前記移動体により前記移動方向に移動させられ、前記媒体を加熱する加熱機構と、
    前記媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
    を備え、
    前記搬送機構による前記媒体の搬送と、前記液体吐出部による前記液体の吐出とを繰り返す
    液体吐出装置であって、
    前記加熱機構の前記搬送方向の位置が、前記複数の液体吐出部のうちの前記搬送方向の最上流に位置する前記液体吐出部と最下流に位置する前記液体吐出部との間であって、
    前記加熱機構は、複数設けられており、
    各液体吐出部の前記移動方向の両側に隣り合って、前記加熱機構が設けられ、
    前記移動体は前記移動方向に往復移動可能であり、前記液体吐出部は、前記移動体が往路及び復路に移動するときに、前記液体を吐出し、
    各液体吐出部の前記搬送方向両側に隣り合って、前記加熱機構が設けられ、
    前記加熱機構は、前記移動体の移動中に、2つ以上の液体吐出部の液体着弾領域を同時に加熱でき、
    前記液体吐出部から前記液体を吐出するときに熱を発する部材を有し、
    前記加熱機構は、前記部材から発せられる熱を利用して、前記媒体を加熱し、
    前記部材は、前記液体吐出部の制御を行うための回路を有し、
    前記媒体に熱風を送り出すための複数のファンと、前記ファンと前記ファンとの間に設けられる隔壁と、を更に備え、
    前記加熱機構は、液体吐出部から吐出された液体が着弾する領域を、液体が着弾する前に予め加熱し、
    前記加熱機構は、液体吐出部から吐出された液体が着弾した領域を加熱し、
    固定された加熱機構を更に別に備え、
    前記固定された加熱機構が前記媒体を加熱する範囲の前記移動方向の長さは、前記媒体の前記移動方向の長さよりも長く、
    前記搬送機構は、所定の搬送量にて前記媒体を搬送するものであり、
    前記固定された加熱機構が前記媒体を加熱する範囲の前記搬送方向の長さは、前記搬送量以上である
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  17. 移動方向に移動する複数の液体吐出部から媒体に液体を吐出し、
    前記媒体を搬送方向に搬送し、
    前記液体吐出部からの前記液体の吐出と前記媒体の搬送とを繰り返す
    液体吐出方法であって、
    前記複数の液体吐出部のうちの前記搬送方向の最上流に位置する前記液体吐出部の液体着弾領域と最下流に位置する前記液体吐出部の液体着弾領域との間で前記媒体を加熱することを特徴とする液体吐出方法。
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