JP5835422B2 - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
インクを媒体上に噴射して印刷を行うインクジェット方式の印刷装置が知られている。そして、そのなかでも、背景画像の印刷を行い、この背景画像の上に実画像を印刷する印刷装置について公開されている。特許文献1には、オーバーコートノズル(白)312とカラーのズル21が搬送方向について離れて配置されていることが示されている。特許文献2には、実画像用ヘッドと背景画像用のヘッドを有していることが記載されている。
特開2001−239660号公報 特開2003−285422号公報
背景を形成してから画像を形成しようとする場合、背景のインクが乾燥しないうちに画像を形成することで背景のインクと画像のインクとが混色し、形成される画像品質が劣化してしまう場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、背景を形成するインクと画像を形成するインクとが混色することにより画像品質が劣化してしまうのを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
第1インクで背景画像を形成し該背景画像に第2インクで画像を形成する印刷装置において、
(A)媒体に対して主走査方向に相対移動し、第1ノズル列から前記第1インクを噴射し、前記主走査方向と交差する副走査方向における位置が、前記第1ノズル列と重なる第2ノズル列から前記第2インクを噴射するヘッドと、
(B)前記媒体を前記ヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる搬送部と、
(C)前記主走査方向の相対移動において前記第1インク及び前記第2インクを噴射する噴射動作と、前記副走査方向の相対移動と、を繰り返し行わせるように前記ヘッド及び前記搬送部を制御するコントローラであって、
前記第1ノズル列から前記第1インクを噴射する第1ノズル列使用領域と、前記第2ノズル列から前記第2インクを噴射する第2ノズル列使用領域とを設定し、
前記第1ノズル列使用領域と前記第2ノズル列使用領域との間に、前記第1ノズル列のノズルから前記第1インクを噴射せず、前記第2ノズル列のノズルから前記第2インクを噴射しないノズル不使用領域を設け、
前記第2ノズル列使用領域に含まれる前記第2ノズル列のノズルの数を、前記ノズル不使用領域に含まれる前記第2ノズル列のノズルの数より多くする制御を行なうコントローラと、
を備える、印刷装置である。
また、本発明の印刷装置は、カラーインクを噴射するノズルが、媒体の搬送方向に沿って複数並ぶカラーインクノズル列と、背景インクを噴射するノズルが、前記搬送方向に沿って複数並び、前記搬送方向における位置が前記カラーインクノズル列と重なる背景インクノズル列と、前記カラーインクノズル列に含まれるノズルを使用してカラー画像を形成させ、前記背景インクノズル列に含まれるノズルを使用して背景画像を形成させるコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記カラー画像と前記背景画像とを重ねて印刷する場合に、前記搬送方向において、前記カラーインクノズル列に含まれるノズルを使用する領域であるカラーインクノズル使用領域と、前記背景インクノズル列に含まれるノズルを使用する領域である背景インクノズル使用領域との間に位置し、前記カラーインクノズル列に含まれるノズル及び前記背景インクノズル列に含まれるノズルを使用しない領域であるノズル不使用領域を設けることを特徴とする印刷装置であってもよい。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
印刷システム100の構成を示すブロック図である。 図2Aは、プリンタ1の全体構成の概略図であり、図2Bは、プリンタ1の全体構成の横断面図である。 ヘッドユニット40のヘッド41におけるノズル配列の説明図である。 ヘッドの構造を説明する図である。 ホワイト用の駆動信号COM_Wを説明する図である。 カラー用の駆動信号COM_Cを説明する図である。 第1実施形態における複数の印刷モードを説明するフローチャートである。 第1実施形態における第1印刷モードの印刷動作を説明する図である。 比較例の印刷動作を説明する図である。 第2実施形態における第1印刷モードの印刷動作を説明する図である。 第3実施形態における第1印刷モードの印刷動作を説明する図である。 第4実施形態における第1印刷モードの印刷動作を説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
第1インクで背景を形成し該背景上に第2インクで画像を形成する印刷装置において、 (A)前記第1インクを噴射する第1ノズル列と前記第2インクを噴射する第2ノズル列とを有し、媒体に対して前記第1ノズル列及び第2ノズル列と交差する主走査方向に相対移動しつつ前記第1インクと前記第2インクを噴射するヘッドと、
(B)前記媒体を前記ヘッドに対して前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列に沿う副走査方向に相対移動させる搬送部と、
(C)前記主走査方向の相対移動において前記第1インク及び前記第2インクを噴射する噴射動作と、前記副走査方向の相対移動と、を繰り返し行わせるように前記ヘッド及び前記搬送部を制御するコントローラであって、
前記副走査方向において前記第1ノズル列から前記第1インクを噴射する第1ノズル列使用領域と前記第2ノズル列から前記第2インクを噴射する第2ノズル列使用領域を設定し、前記第1ノズル列使用領域と前記第2ノズル列使用領域との間に、前記第1ノズル列のノズル及び前記第2ノズル列のノズルのいずれも使用しないノズル不使用領域を設けるように前記ヘッドを制御するコントローラと、
を備える、印刷装置。
このようにすることで、背景のドットを形成してから画像を形成するまでの時間を長くすることができるので、背景を形成するインクと画像を形成するインクとが混色することにより画像品質が劣化してしまうのを抑制することができる。
かかる印刷装置であって、前記第1ノズル列のノズル及び前記第2ノズル列のノズルには、それぞれインクを噴射するための駆動素子が設けられ、前記第1ノズルにおける駆動素子には同一形状の複数の駆動パルスからなる第1駆動信号が印加されることにより前記背景のドットが形成され、前記第2ノズルにおける駆動素子には、異なる形状の複数の駆動パルスからなる第2駆動信号が印加されることにより前記画像のドットが形成されることが望ましい。また、前記第1駆動信号の生成周期と前記第2駆動信号の生成周期とが同じ周期であることが望ましい。また、前記媒体における前記第1インク及び前記第2インクの硬化を促進させるための光を照射する照射装置を備え、前記第1インクによって形成されたドット上と前記第2インクによって形成されたドット上とで照射強度が異なることが望ましい。また、前記第2ノズル列のノズルから前記第2インクを噴射してドットを形成する際、前記第1インクのドットよりも小さいドットが形成されることが望ましい。
また、前記第1インクによって形成される前記背景の解像度は、前記第2インクによって形成される前記画像の解像度よりも低いことが望ましい。また、前記第1ノズル列使用領域は、前記第2ノズル列使用領域よりも広いことが望ましい。
このようにすることで、背景のドットを形成してから画像を形成するまでの時間を長くすることができるので、背景を形成するインクと画像を形成するインクとが混色することにより画像品質が劣化してしまうのを抑制することができる。
第1インクを噴射する第1ノズル列と第2インクを噴射する第2ノズル列とを有し、媒体に対して前記第1ノズル列及び第2ノズル列と交差する主走査方向に相対移動しつつ前記第1インクと前記第2インクを噴射して、前記第1インクで背景を形成し該背景上に前記第2インクで画像を形成する印刷方法であって、
前記主走査方向と交差する副走査方向において、前記第1ノズル列から前記第1インクを噴射する第1ノズル列使用領域と前記第2ノズル列から前記第2インクを噴射する第2ノズル列使用領域を設定し、前記第1ノズル列使用領域と前記第2ノズル列使用領域との間に、前記第1ノズル列のノズル及び前記第2ノズル列のノズルのいずれも使用しないノズル不使用領域を設けるように前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列を設定することと、
前記第1ノズル列から前記第1インクを噴射し、前記第2ノズル列から前記第2インクを噴射することと、を含む印刷方法。
このようにすることで、背景のドットを形成してから画像を形成するまでの時間を長くすることができるので、背景を形成するインクと画像を形成するインクとが混色することにより画像品質が劣化してしまうのを抑制することができる。
===実施形態===
<印刷システムについて>
図1は、印刷システム100の構成を示すブロック図である。本実施形態の印刷システム100は、図1に示すように、プリンタ1と、コンピュータ110とを有するシステムである。
プリンタ1は、インクを媒体に噴射して該媒体に画像を形成(印刷)する印刷装置であり、本実施形態ではシリアル型のカラーインクジェットプリンタである。プリンタ1は、フィルムシートS等の複数種の媒体に画像を印刷することが可能である。なおプリンタ1の構成については後述する。
コンピュータ110は、インタフェース111と、CPU112と、メモリ113を有する。インタフェース111は、プリンタ1との間でデータの受け渡しを行う。CPU112は、コンピュータ110の全体的な制御を行うものであり、当該コンピュータ110にインストールされた各種プログラムを実行する。メモリ113は、各種のプログラムや各種のデータを記憶する。コンピュータ110にインストールされたプログラムの中には、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換するためのプリンタドライバがある。そしてコンピュータ110は、プリンタドライバによって生成された印刷データをプリンタ1に出力する。
<プリンタの構成>
図2Aは、プリンタ1の全体構成の概略図である。図2Bは、プリンタ1の全体構成の横断面図である。
プリンタ1は、搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、検出器群50、コントローラ60、駆動信号生成回路70、及び、紫外線照射ユニット90を有する。
プリンタ1は、コントローラ60によって各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、駆動信号生成回路70、及び、紫外線照射ユニット90)が制御される。コントローラ60は、コンピュータ110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、フィルムシートSなどの媒体に画像を印刷する。ここで、本実施形態で用いられるフィルムシートSは、フィルム越しに逆側が透けて見えるシートである。尚、使用される媒体は、フィルムシートSのような透明媒体などでもよいし、透過性のない用紙などであってもよい。
搬送ユニット20は、フィルムシートSを所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、給紙ローラ21と、搬送モータ22と、搬送ローラ23と、プラテン24と、排紙ローラ25とを有する。給紙ローラ21は、媒体挿入口に挿入されたフィルムシートSをプリンタ内に給紙するためのローラである。搬送ローラ23は、給紙ローラ21によって給紙されたフィルムシートSを印刷可能な領域まで搬送するローラであり、搬送モータ22によって駆動される。プラテン24は、印刷中のフィルムシートSを支持する。排紙ローラ25は、フィルムシートSをプリンタの外部に排出するローラであり、印刷可能な領域に対して搬送方向下流側に設けられている。この排紙ローラ25は、搬送ローラ23と同期して回転する。
キャリッジユニット30は、ヘッドを所定の方向(図において移動方向)に移動させるためのものである。キャリッジユニット30は、キャリッジ31と、キャリッジモータ32とを有する。キャリッジ31は、移動方向に往復移動可能であり、キャリッジモータ32によって駆動される。また、キャリッジ31は、インクを収容するインクカートリッジを着脱可能に保持している。
ヘッドユニット40は、フィルムシートにインクを吐出するためのものである。ヘッドユニット40は、複数のノズルを有するヘッド41を備える。ヘッド41はヘッドユニット40としてキャリッジ31に設けられているため、キャリッジ31が移動方向に移動すると、ヘッド41も移動方向に移動する。そして、ヘッド41が移動方向に移動中にインクを断続的に吐出することによって、移動方向に沿ったドットラインがフィルムシートSに形成される。本実施形態においてヘッド41が噴射するインクは紫外線硬化型のインクである。尚、ヘッドの内部構造については後述する。
検出器群50は、プリンタ1の各部の情報を検出してコントローラ60に送る様々な検出器をあらわす。
コントローラ60は、プリンタの制御を行うための制御ユニットである。コントローラ60は、インタフェース部61と、CPU62と、メモリ63とを有する。インタフェース部61は、外部装置であるコンピュータ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンタ全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリ63に格納されているプログラムに従って、各ユニットを制御する。
駆動信号生成回路70は、後述するヘッドに含まれるピエゾ素子などの駆動素子に印加してインク滴を噴射させるための駆動信号を生成する。駆動信号生成回路70は、不図示のDACを含む。そして、コントローラ60から送られた駆動信号の波形に関するデジタルデータに基づいて、アナログの電圧信号を生成する。また、駆動信号生成回路70は不図示の増幅回路も含んでおり、生成された電圧信号について電力増幅を行い、駆動信号を生成する。本実施形態における駆動信号生成回路70は、2つの駆動信号生成回路を含み、一方の駆動信号生成回路はホワイトインクを噴射させるための駆動信号を生成し、他方の駆動信号生成回路はカラーインクを噴射させるための駆動信号を生成する。これら2つの駆動信号は同時に生成される。
紫外線照射ユニット90は前述の紫外線硬化型のインクを硬化させるために紫外線を照射する装置である。本実施形態では、紫外線照射ユニット90は、LEDなどによって構成され、ヘッド41に設けられる。そして、キャリッジユニット30がヘッド41を移動させると、紫外線照射ユニット90もヘッド41の移動方向に移動する。また、紫外線照射ユニット90の紫外線照射強度は、コントローラ60によって制御される。
図3は、ヘッドユニット40のヘッド41におけるノズル配列の説明図である。尚、ここでは、下面からしか見ることができないノズル列を説明の容易のために上部から観察可能に図示している。
ヘッド41には、ブラックインクノズル列K、シアンインクノズル列Cy、マゼンタインクノズル列M、イエローインクノズル列Y、及び、ホワイトインクノズル列Wが形成されている。各ノズル列は、インクを吐出するノズルを複数個(ここでは、360個)備えている。各ノズル列の複数のノズルは、フィルムシートSの搬送方向に沿って、一定のノズルピッチ(ここでは、360dpi)で並んでいる。
また、ヘッド41には、紫外線硬化用インクを硬化させるための紫外線照射ユニット90が取り付けられている。紫外線照射ユニット90は、紫外線を照射する複数のLEDが副走査方向に並べられることによって構成される。各LEDは、その出力を調整可能とされており、副走査方向について領域毎にその照度を異ならせることができるようになっている。
本実施形態では、ヘッドの往路においてインクが噴射される。そのため、インクが媒体に着弾した直後に紫外線照射ユニット90によって、着弾したインクが硬化させられることになる。
図4は、ヘッド41の構造を説明する図である。図には、ノズルNz、ピエゾ素子PZT、インク供給路402、ノズル連通路404、及び、弾性板406が示されている。
インク供給路402には、不図示のインクタンクからインクが供給される。そして、これらのインク等は、ノズル連通路404に供給される。ピエゾ素子PZTには、後述する駆動信号の駆動パルスが印加される。駆動パルスが印加されると、駆動パルスの信号に従ってピエゾ素子PZTが伸縮し、弾性板406を振動させる。そして、駆動パルスの振幅に対応する量のインク滴がノズルNzから吐出されるようになっている。
図5は、ホワイト用の駆動信号COM_Wを説明する図である。駆動信号COM_Wは、繰り返し周期Tごとに繰り返し生成される。繰り返し周期である期間Tは、ヘッド41がフィルムシートSにおいて1画素分移動する間の期間に対応する。
駆動信号COM_Wは、繰り返し周期Tにおける区間Tw1で生成される駆動パルスPSw1、区間Tw2で生成される駆動パルスPSw2、区間Tw3で生成される微振動パルスPSw3、及び、区間Tw4で生成される駆動パルスPSw4を有する。そして、印刷データに含まれる画素データに基づいて、期間Tに含まれる各区間の駆動パルスPSw1、PSw2、PSw4、又は、微振動パルスPSw3をピエゾ素子PZTに印加することによって、1つの画素内にドットを形成したり、ドットを形成しないようにすることができる。
1つの画素において小ドットを形成する場合には、区間Tw2における駆動パルスPSw2がピエゾ素子PZTに印加され1つのインク滴が噴射される。1つの画素において、中ドットを形成する場合には、区間Tw1における駆動パルスPSw1と区間Tw4における駆動パルスPSw4がピエゾ素子PZTに印加され2つのインク滴が噴射される。1つの画素において大ドットを形成する場合には、区間Tw1における駆動パルスPSw1と区間Tw2における駆動パルスPSw2と区間Tw4における駆動パルスPSw4がピエゾ素子PZTに印加され3つにインク滴が噴射される。1つの画素において、ドットを形成しない場合には、区間Tw3における微振動パルスPSw3をピエゾ素子PZTに印加することによってインク滴を噴射させないようにする。
このように、駆動パルスが印加される数によって、ドットのサイズを変化させることができるようになっている。尚、これらの駆動パルスの振幅は噴射するインク量に応じて適宜調整できるようになっている。
図6は、カラー用の駆動信号COM_Cを説明する図である。駆動信号COM_Cも前述の駆動信号COM_Wと同じ繰り返し周期Tごとに繰り返し生成される。
駆動信号COM_Cは、繰り返し周期における区間Tc1で生成される駆動パルスPSc1、区間Tc2で生成される微振動パルスPSc2、及び、区間Tc3で生成される駆動パルスPSc3を有する。そして、印刷データに含まれる画素データに基づいて、期間Tに含まれる各区間の駆動パルスPSc1、PSc3、及び、微振動パルスPSc2がピエゾ素子PZTに印加されることによって、1つの画素内にドットが形成されたり、ドットが形成されないようにすることができる。
1つの画素において小ドットを形成する場合には、区間Tc1における駆動パルスPSc1がピエゾ素子PZTに印加され小インク滴が1つ噴射される。1つの画素において、中ドットを形成する場合には、区間Tc3における駆動パルスPSc3がピエゾ素子PZTに印加され、駆動パルスPSc1が印加されたときよりも大きいインク滴が噴射される。1つの画素において大ドットを形成する場合には、区間Tc1における駆動パルスPSc1と区間Tc3における駆動パルスPSc3がピエゾ素子PZTに印加され、2つのインク滴が噴射される。1つの画素において、ドットを形成しない場合には、区間Tc2における微振動パルスPSc2がピエゾ素子PZTに印加されることによってインク滴が噴射されないようにする。
このように、ドットサイズに応じて形状を異ならせて生成された駆動パルスを用いることにより、より高解像度の印刷を行うことができる。このため、背景画像を形成する場合には同形状の駆動パルスを複数ピエゾ素子PZTに印加して大ドットを形成することができる一方、カラー画像を形成する場合には、複数形状の駆動パルスをピエゾ素子PZTに印加することによって、カラー画像において背景画像よりも高解像度の印刷を行うことができる。
尚、ここで示された2つの駆動信号は、ホワイトドットよりもカラードットを高解像度で形成するものの1つの例示であって、上述のものには限られない。
図7は、第1実施形態における複数の印刷モードを説明するフローチャートである。本実施形態の印刷装置では、ホワイトインクによって背景画像を形成しつつ、その上にカラー画像を形成する第1印刷モードと、媒体上にカラー画像のみを形成する第2印刷モードとを有している。
まず、印刷の要求が行われる際に、プリンタドライバを介して印刷条件が入力される。そうすると、入力された印刷条件に基づいて、記録解像度及び媒体の搬送量が決定される(S102)。また、決定された条件から、印刷データが生成される。印刷データには、どのノズルがどの画素においてドットを形成するかについてのデータが含まれている。プリンタ1は、この印刷データに基づいて印刷を行うことができるようになっている。また、印刷データを生成する際、白背景画像を印刷するための印刷データもカラー画像を印刷するための印刷データと共に生成される。尚、カラー画像を印刷するための印刷データは、白背景画像を印刷する場合と印刷しない場合とで、同じものが用いられる。
次に、プリンタドライバを介して入力された印刷条件に基づいて、印刷データに白背景画像があるか否かについて判定される(S104)。白背景画像があるか否かについては、プリンタドライバを介して使用する印刷媒体が透明なフィルムシートか通常の白色用紙かによって判定することができる。このとき、例えば、印刷媒体が透明なフィルムシートである場合には、白背景画像があるものと判定し、印刷媒体が通常の白色用紙である場合には、白背景画像がないものと判定することができる。
そして、白背景画像があると判定された場合には、プリンタ1は白背景画像の印刷データとカラー画像の印刷データを使用して、白背景画像とカラー画像について印刷する(S106)。一方、白背景画像がないと判定された場合には、プリンタ1は白背景画像の印刷データについては使用せず、カラー画像の印刷データのみを使用して、カラー画像についてのみ印刷する(S108)。このようにして、印刷が行われる。
図8は、第1実施形態における第1印刷モードの印刷動作を説明する図である。図には、ホワイトインクノズル列W、及び、カラーインクノズル列Cからなるヘッドに加え、紫外線照射ユニット90が示されている。ここで、カラーインクノズル列Cとして、イエローインクノズル列Y、マゼンタインクノズル列M、シアンインクノズル列Cy、及び、ブラックインクノズル列Kの複数のノズル列を有することとしてもよいが、ここでは、説明の容易のために、ある一色のカラーインクのノズル列を有するものとして説明を行う。
各ノズル列は12個のノズルを含むものとし、#1〜#12のノズル番号が示されている。そして、カラーインクノズル列の#1ノズル〜#8ノズルがカラーインクを噴射し、#9ノズル〜#12ノズルはカラーインクを噴射しないように設定されている。また、ホワイトインクノズル列の#1〜#9ノズルはホワイトインクを噴射せず、#10〜#12ノズルはホワイトインクを噴射するように設定されている。よって、ホワイトインクノズル列の#9ノズル及びカラーインクノズル列の#9ノズルはインクを噴射しないこととなる。つまり、これらのノズルはノズル不使用領域のノズルに相当することになる。尚、各パスのラスタラインにおいて、不使用領域のノズルに対応する箇所には斜線が付されている。
図を参照すると、印刷可能になるのは、第27ラスタライン以降である。ここでは、第27ラスタラインから第34ラスタラインに注目してドットが形成される順番を説明する。パス1では、ホワイトインクノズル列Wの#10ノズルによって、フィルムシートS上の第28ラスタライン上にホワイトインクが噴射される。このとき、ホワイトインクWの噴射量は、後述するカラーインクCの噴射量の約9倍であり、濡れ拡がる面積もカラーインクの約9倍となる。このため、副走査方向において3ラスタライン分濡れ拡がる。結果として、第28ラスタライン上に噴射されたホワイトインクWは、フィルムシートS上の第27ラスタラインから第29ラスタラインの画素を埋めることになる。
また、パス1では、ホワイトインクノズル列Wの#11ノズル及び#12ノズルによって、フィルムシートS上の第31ラスタライン及び第34ラスタライン上にホワイトインクWが噴射される。このときも、ホワイトインクWの噴射量は他のラスタラインに濡れ拡がるだけの噴射量を有しており、結果として、第30ラスタライン〜第35ラスタラインの画素を埋めることになる。
尚、パス1において、カラーインクノズル列Cの#1ノズル〜#8ノズルによってもインクは噴射可能であるが、ここでは注目するラスタライン上にはインクは噴射されない。
なお、図8では、ホワイトインクWのシート上における副走査方向に濡れ拡がるドットの面積を示しており、実際にはドットは主走査方向にも同等に濡れ拡がり得るものである。
次に、フィルムシートSの副走査方向の搬送が行われる。フィルムシートSの搬送は、8ラスタライン分行われる。
搬送後のパス2でも、ホワイトインクノズル列Wの#10ノズル〜#12ノズルによってホワイトインクWが噴射されるが、ここでは、注目しているラスタライン上にインクは着弾しない。一方、パス2では、カラーインクノズル列Cの#1ノズル〜#8ノズルからカラーインクが噴射される。そして、カラーインクノズル列Cの#7ノズル〜#8ノズルによって、第27ラスタライン及び第30ラスタライン上にカラーインクによるドットが形成される。そして、フィルムシートSの8ラスタライン分の搬送が行われる。
パス3において、ホワイトインクノズル列Wのノズルによって形成されるインクは注目しているラスタライン上に着弾しない。一方、パス3において、カラーインクノズル列Cの#5ノズルによって第29ラスタライン上にカラーインクが噴射されドットが形成され、#6ノズルによって第32ラスタライン上にカラーインクが噴射されドットが形成される。そして、フィルムシートSの8ラスタライン分の搬送が行われる。
パス4においても、ホワイトインクノズル列Wのノズルによって形成されるインクは注目しているラスタライン上に着弾しない。一方、パス4において、カラーインクノズル列Cの#2ノズルによって第28ラスタライン上にカラーインクのドットが形成され、#3ノズルによって第31ラスタライン上にカラーインクのドットが形成され、#4ノズルによって第34ラスタライン上にカラーインクのドットが形成される。そして、フィルムシートSの8ラスタライン分の搬送が行われる。
パス5においても、ホワイトインクノズル列Wのノズルによって形成されるインクは注目しているラスタライン上に着弾しない。一方、パス5において、カラーインクノズル列Cの#1ノズルによって第33ラスタライン上にカラーインクのドットが形成される。
このようにすることによって、ホワイトインクについては所謂バンド印刷が行われ、カラーインクについてはインターレース印刷が行われる。尚、第1実施形態における第2印刷モードの印刷動作は、第1印刷モードにおける印刷動作からホワイトインクの噴射を行わないものとしたものと同じである。
ところで、本実施形態のうち、紫外線照射ユニット90は、第1紫外線照射ユニット91と第2紫外線照射ユニット92と第3紫外線照射ユニット93とに領域を分類される。第1紫外線照射ユニット91は、各パスにおいてホワイトインクを噴射するノズルに副走査方向についてほぼ同じ位置に設けられたLEDからなり、第2紫外線照射ユニット92は、各パスにおいてカラーインクを噴射するノズルに副走査方向についてほぼ同じ位置に設けられたLEDからなる。また、第3紫外線照射ユニット93は、いずれのノズル列のノズルからもインクを噴射しないノズルに副走査方向についてほぼ同じ位置に設けられたLEDからなる。そして、第1紫外線照射ユニット91と第2紫外線照射ユニット92と第3紫外線照射ユニット93はLEDの照射強度を異ならせている。
具体的には、第1紫外線照射ユニット91は、ホワイトインクを硬化させるものであり、照度は1.0mW/cm2に設定される。また、第2紫外線照射ユニット92は、カラーインクを硬化させるものであり、照度は0.5mW/cm2に設定される。このようにして、ホワイトインクを硬化させるための第1紫外線照射ユニット91の照度は、カラーインクを硬化させるための第2紫外線照射ユニット92の照度よりも高く設定されている。このようにすることで、ホワイトインクにより背景が用紙上に形成された直後からホワイトインクを硬化させることができ、後続してホワイトインク上に着弾するカラーインクとの混色をより抑制することができるようになっている。また、第3紫外線照射ユニット93からは、消費電力を低減させるために、紫外線を照射しないように設定されている。
次に、このようにノズル不使用領域を設けて印刷を行ったときの利点を説明するために、以下のような2つの指標を設ける。
第1の指標:同一画素に白が記録されてからカラーが記録されるまでの最も少ないパス数。
第2の指標:ある画素に白が記録されてからその隣接画素にカラーが記録されるまでの最も少ないパス数。
これらの指標は、ホワイトインクが着弾してからカラーインクが着弾するまでのパス数を示すものであるから、これらの値が大きい方がカラーインクが着弾するまでにホワイトインクがより乾燥していることとなることから望ましい。
尚、第2の指標が設けられているのは、上述のようなホワイトインクについてバンド印刷が行われる場合、ホワイトインクのドットはカラーインクのドットよりも大きなドットで形成される。そうすると、隣接するラスタラインにおいてもホワイトドット上にカラードットが形成されることがあり、混色に影響を及ぼす。よって、第2の指標が設けられているのである。
上記のような条件の指標によると、上記第1実施形態における第1の指標は3であり、第2の指標は1となっている。
次に、第1実施形態における各指標と比較を行うための比較例について説明する。
図9は、比較例の印刷動作を説明する図である。比較例の各ノズル列において、カラーインクノズル列Cの#1ノズル〜#8ノズルはカラーインクを噴射し、#9ノズル〜#12ノズルはカラーインクを噴射しないように設定されている。また、ホワイトインクノズル列Wの#1ノズル〜#8ノズルはホワイトインクを噴射せず、#9ノズル〜#11ノズルはホワイトインクを噴射するように設定されている。比較例の各ノズルでは、カラーインクノズル列C及びホワイトインクノズル列Wの#12ノズルからはインクを噴射しないものとなっている。
このような条件で、第1実施形態同様にホワイトインクについてはバンド印刷を行い、カラーインクについてはインターレース印刷を行ったときのノズル列の各ラスタラインに対する相対位置を示すのが図9である。ここでも、フィルムシートSの搬送量は8ラスタライン分となっており、搬送量も第1実施形態と共通する。
そして、比較例において、第1指標は3となり、第2指標は1となる。これら指標を第1実施形態と比較した場合、共に指標の値は同値である。しかしながら、#12ノズルについてのみ注目すると、第1実施形態の第2指標は2となり、比較例のものよりも値が大きく、部分的に優位性があることがわかる。
すなわち、第1実施形態のように、カラーインクノズル列におけるノズルの使用領域とホワイトインクノズル列におけるノズルの使用領域との間に、いずれのノズルも使用しないノズル不使用領域を設けることによって、部分的に、ホワイトインクが着弾してからカラーインクが着弾するまでの時間を長くすることができる。ホワイトインクが着弾してからカラーインクが着弾するまでの時間を長くすることができれば、カラーインクが着弾するまでの間にホワイトインクをより硬化又は乾燥させることができるので、ホワイトインクとカラーインクが混色してしまうことを抑制することができる。
図10は、第2実施形態における第1印刷モードの印刷動作を説明する図である。第2実施形態の各ノズル列において、カラーインクノズル列Cの#1ノズル〜#7ノズルはカラーインクを噴射し、#8ノズル〜#12ノズルはカラーインクを噴射しないように設定されている。また、ホワイトインクノズル列Wの#1ノズル〜#10ノズルはホワイトインクを噴射せず、#11ノズル〜#12ノズルはホワイトインクを噴射するように設定されている。つまり、第2実施形態における各ノズルでは、カラーインクノズル列C及びホワイトインクノズル列Wの#8ノズル〜#10ノズルは、ノズル不使用領域のノズルに相当することになる。ここでも、各パスのラスタラインにおいて、ノズル不使用領域のノズルに対応する箇所には斜線が付されている。
このときの第1指標は3であり、第2指標は2となる。すなわち、第2実施形態においては、第2指標が比較例よりも大きな値となっており、比較例よりもホワイトインクとカラーインクが混色してしまうことを抑制できるものとなっている。
図11は、第3実施形態における第1印刷モードの印刷動作を説明する図である。第3実施形態では、カラーインクノズル列C及びホワイトインクノズル列Wの#6〜#7ノズルが、ノズル不使用領域のノズルに相当している。
このときの第1指標は3であり、第2指標は2となる。すなわち、第3実施形態においても、第2指標が比較例よりも大きな値となっており、比較例よりもホワイトインクとカラーインクが混色してしまうのを抑制できるものとなっている。
図12は、第4実施形態における第1印刷モードの印刷動作を説明する図である。第4実施形態では、カラーインクノズル列C及びホワイトインクノズル列Wの#6ノズル〜#10ノズルが、ノズル不使用領域のノズルに相当している。
このときの第1指標は6であり、第2指標は4となる。すなわち、第4実施形態においては、第1指標及び第2指標が比較例よりも大きな値となっており、比較例よりもホワイトインクとカラーインクが混色してしまうのを抑制できるものとなっている。
===その他の実施の形態===
上述の実施形態では、液体吐出装置としてプリンタ1が説明されていたが、これに限られるものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化することもできる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<ノズル数について>
上記の図8以降の各実施例においては、ノズル数の少ないノズル列にて説明しているが、ノズル数は図3のようにより多くのノズルを有するものであってもよい。その場合、例えば、図8よりもノズル数の多いノズル列として、副走査量は図8よりも大きくして(つまり、副走査量に対応するラスタライン数を図8よりも多くして)行うこととしてもよい。
<副走査について>
上記の各実施例においては媒体をヘッドに対して副走査方向に移動して副走査をしているが、ヘッドを媒体に対して副走査方向に移動して副走査をしてもよい。つまり、媒体とヘッドをお互いに副走査方向に相対移動させて副走査するものであればよい。媒体をヘッドに対して相対移動させる場合、両方の形態を含むものである。
<背景画像のドット形成について>
上記の各実施例においては、例えば図8において、例えばホワイトノズル#10はパス1にて、第28ラスタラインに属する全画素にドット形成しても良いし、第28ラスタラインに属する画素のうち一部の画素にはドットを形成しなくても良い。背景画像は十分な遮光性が得られればよく、ラスタラインに属する一部の画素には必ずしもドットを形成しなくてもよい。第28ラスタラインの一部の画素にドットを形成しなくても、パス1において第28ラスタラインを含む所定量の幅を有するバンド領域にドットを埋めていることになる。
<表打ちモード及び裏打ちモードについて>
また、上記実施形態では、フィルムシート上にホワイトの背景を印刷し、その上にカラー画像を印刷する表打ちモードの実施形態について説明したが、フィルムシート上にカラー画像を印刷し、そのカラー画像上にホワイトの背景を印刷する裏打ちモードの実施形態とすることもできる。裏打ちモードの実施形態とする場合、使用するホワイトインクノズル列とカラーインクノズル列とを入れ替えるようにすることで実現することができる。
<インクについて>
ここでは、背景画像用のインクとしてホワイトインクWを例示として説明したが、背景画像用のインクとして用いられるのはホワイトインクWに限られない。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
1 プリンタ、20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、22 搬送モータ、23 搬送ローラ、24 プラテン、25 排紙ローラ、30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、32 キャリッジモータ、40 ヘッドユニット、50 検出器群、60 コントローラ、61 インタフェース部、62 CPU、63 メモリ、70 駆動信号生成回路、90 紫外線照射ユニット、100 印刷システム、110 コンピュータ、111 インタフェース部、112 CPU、113 メモリ。

Claims (8)

  1. カラーインクを噴射するノズルが、媒体の搬送方向に沿って複数並ぶカラーインクノズル列と、
    背景インクを噴射するノズルが、前記搬送方向に沿って複数並び、前記搬送方向における位置が前記カラーインクノズル列と重なる背景インクノズル列と、
    前記カラーインクノズル列に含まれるノズルを使用してカラー画像を形成させ、前記背景インクノズル列に含まれるノズルを使用して背景画像を形成させるコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、前記カラー画像と前記背景画像とを重ねて印刷する場合に、前記搬送方向において、前記カラーインクノズル列に含まれるノズルを使用する領域であるカラーインクノズル使用領域と、前記背景インクノズル列に含まれるノズルを使用する領域である背景インクノズル使用領域との間に位置し、前記カラーインクノズル列に含まれるノズル及び前記背景インクノズル列に含まれるノズルを使用しない領域であるノズル不使用領域を設けることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記コントローラは、前記ノズル不使用領域の前記搬送方向における長さと、前記搬送方向に前記媒体を搬送する際の1回の搬送量に対応する長さとを異ならせることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記コントローラは、前記ノズル不使用領域の前記搬送方向における長さを、前記搬送方向に前記媒体を搬送する際の1回の搬送量に対応する長さより長くすることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記コントローラは、前記ノズル不使用領域の前記搬送方向における長さを、前記搬送方向に前記媒体を搬送する際の1回の搬送量に対応する長さより短くすることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記カラーインクノズル列は、第1の色のカラーインクに対応する第1カラーインクノズル列と、前記第1の色と異なる第2の色のカラーインクに対応する第2カラーインクノズル列と、を有し、
    前記第1カラーインクノズル列の前記搬送方向における位置と、前記第2カラーインクノズル列の前記搬送方向における位置とが重なることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記カラーインクノズル列は、イエローインクに対応するイエローインクノズル列と、マゼンタインクに対応するマゼンタインクノズル列と、シアンインクに対応するシアンインクノズル列と、ブラックインクに対応するブラックインクノズル列と、を有することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記背景インクノズル列は、ホワイトインクに対応するホワイトインクノズル列であることを特徴とする印刷装置。
  8. カラーインクを噴射するノズルが、媒体の搬送方向に沿って複数並ぶカラーインクノズル列と、背景インクを噴射するノズルが、前記搬送方向に沿って複数並び、前記搬送方向における位置が前記カラーインクノズル列と重なる背景インクノズル列と、を備えた印刷装置において実行される印刷方法であって、
    前記カラーインクノズル列に含まれるノズルを使用して形成するカラー画像と、前記背景インクノズル列に含まれるノズルを使用して形成する背景画像とを重ねて印刷する場合に、前記搬送方向において、前記カラーインクノズル列に含まれるノズルを使用する領域であるカラーインクノズル使用領域と、前記背景インクノズル列に含まれるノズルを使用する領域である背景インクノズル使用領域との間に位置し、前記カラーインクノズル列に含まれるノズル及び前記背景インクノズル列に含まれるノズルを使用しない領域であるノズル不使用領域を設けることを特徴とする印刷方法。
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