JP2011140207A - 白色インクを含む複数色のインクを用いた印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

白色インクを含む複数色のインクを用いた印刷装置及び印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】白色を含む複数色のインクを用いた印刷により形成される白色画像の測色を効率的にかつ精度良く実現する。
【解決手段】白色を含む複数色のインクを用いて、裏面に白色の保護層が剥離可能に付着された透明印刷媒体上に印刷を行う印刷装置は、インクを噴射するノズル群を有するヘッドと、ヘッドを制御して透明印刷媒体上に画像を形成させる制御部と、透明印刷媒体に保護層が付着された状態で透明印刷媒体上に形成された画像を測色する測色部と、を備える。制御部は、測色の対象が、調整された白色である調色白の画像を含む白色画像である場合には、透明印刷媒体上に黒色画像が形成され、形成された黒色画像の上に重ねて白色画像が形成されるように、ヘッドを制御する。
【選択図】図7

Description

本発明は、白色インクを含む複数色のインクを用いた印刷装置及び印刷方法に関する。
シアン、マゼンタ、イエローといったカラーインクの他に、白色(ホワイト)インクを用いて印刷を行う印刷装置が知られている(例えば特許文献1参照)。白色インクを含む複数色のインクを用いて印刷を行う印刷装置は、例えば、印刷媒体の地色に影響されずにカラー画像を再現するために、白色インクを用いて印刷媒体の下地処理や地色に応じた補色処理を行うことが可能である。
特開2002−38063号公報
白色インクを含む複数色のインクを用いて印刷を行う際の印刷媒体として、透明フィルムが用いられる場合がある。例えば、透明フィルム上に、白色インクを用いて白色画像を形成した後にカラー画像を形成したり、あるいはカラー画像を形成した後に白色画像を形成したりすることにより、透明フィルムを白色の印刷媒体と同様の印刷媒体として利用することができる。印刷媒体としての透明フィルムの印刷面(表面)とは反対側の面(裏面)には、例えば傷付き防止の目的で、白色の保護層(「セパレーター」とも呼ばれる)が剥離可能に付着されている場合がある。
例えば印刷における較正(キャリブレーション)を行う場合には、印刷された画像の測色が行われる。上記のような透明フィルムを用いた印刷において白色画像の測色を行う場合に、白色の保護層が付着された状態では測色によって白色画像の濃度差を検出することができないため、透明フィルムから保護層を剥がし、透明フィルムを黒色の背景上にセットした後に白色画像の測色を行うという煩雑な工程を要していた。また、透明フィルムから保護層を剥がす際には透明フィルムに傷が付くおそれがあり、透明フィルムの傷によって測色の精度が低下するおそれがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、白色を含む複数色のインクを用いた印刷により形成される白色画像の測色を効率的にかつ精度良く実現することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]白色を含む複数色のインクを用いて、裏面に白色の保護層が剥離可能に付着された透明印刷媒体上に印刷を行う印刷装置であって、
インクを噴射するノズル群を有するヘッドと、前記ヘッドを制御して、前記透明印刷媒体上に画像を形成させる制御部と、前記透明印刷媒体に前記保護層が付着された状態で、前記透明印刷媒体上に形成された画像を測色する測色部と、を備え、前記制御部は、前記測色の対象が、調整された白色である調色白の画像を含む白色画像である場合には、前記透明印刷媒体上に黒色画像が形成され、形成された前記黒色画像の上に重ねて白色画像が形成されるように、前記ヘッドを制御する、印刷装置。
この印刷装置では、測色の対象が白色画像である場合には、透明印刷媒体上に黒色画像が形成され、形成された黒色画像の上に重ねて白色画像が形成され、透明印刷媒体に保護層が付着された状態で透明印刷媒体上に形成された画像の測色が行われるため、透明印刷媒体から保護層を剥離したり透明印刷媒体を黒色背景に設置したりすることなく、白色画像の測色を効率的に行うことができると共に、透明印刷媒体の傷付きを抑止することができ、ひいては、透明印刷媒体の傷による測色値への影響を抑制することができ、白色画像の測色を精度良く行うことができる。
[適用例2]上記適用例1に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、前記測色の対象が前記白色画像以外の画像である場合には、前記透明印刷媒体上に直接前記測色の対象である画像が形成されるように、前記ヘッドを制御する、印刷装置。
この印刷装置では、測色の対象が白色画像以外の画像である場合には、透明印刷媒体上に直接測色の対象である画像が形成されるため、背景としての黒色画像の形成が不要となり、白色画像以外の画像の測色も効率的にかつ精度良く行うことができる。
[適用例3]上記適用例1または適用例2に記載の印刷装置であって、
前記ヘッドは、前記ノズル群として、黒色画像を含むカラー画像を前記透明印刷媒体上に形成するための第1のノズル群と、白色画像を前記透明印刷媒体上に形成するための第2のノズル群と、を有し、前記制御部は、前記測色の対象が白色画像である場合には、印刷中の少なくとも一部の期間において、前記第1のノズル群を用いた黒色画像の形成と、前記第2のノズル群を用いた白色画像の形成と、が並行して行われるように、前記ヘッドを制御する、印刷装置。
この印刷装置では、透明印刷媒体上への黒色画像の形成と、形成された黒色画像上への白色画像の形成とを、並行して行うことができるため、白色を含む複数色のインクを用いた印刷により形成される白色画像の測色を効率的に行うことができる。
[適用例4]上記適用例1から適用例3のいずれか一つに記載の印刷装置であって、
前記黒色画像の印刷濃度は、同じ濃度値である複数の黒色パッチを複数の濃度で印刷した場合に、前記同じ濃度値である複数の黒色パッチ間の輝度値のばらつきが最も小さい黒色パッチの濃度とされる、印刷装置。
この印刷装置では、同じ濃度値である複数の黒色パッチ間の輝度値のばらつきが最も小さい黒色パッチの濃度が黒色画像の印刷濃度となるため、白色画像の測色をばらつきなくより適切に行うことができる。
[適用例5]上記適用例4に記載の印刷装置であって、
前記白色画像を印刷する旨の指示を受け付けた場合、前記輝度値のばらつきが最も小さい濃度の黒色パッチを1つ印刷し、前記印刷された1つの黒色パッチに対しキャリブレーションを行い、前記キャリブレーション後の濃度を用いて前記黒色画像を印刷する、印刷装置。
この印刷装置では、キャリブレーション後の黒色パッチの濃度を用いて黒色画像を印刷するため、正確な濃度特性を有する黒色画像に基づいて、白色画像の測色をより適切に行うことができる。
[適用例6]上記適用例5に記載の印刷装置であって、
前記キャリブレーションを行うために印刷される黒色パッチは双方向(Bi−D)で印刷され、前記黒色画像は単方向(Uni−D)で印刷される、印刷装置。
この印刷装置では、キャリブレーションを行うための黒色パッチを双方向(Bi−D)で印刷するために、より高速に黒色パッチを印刷することができる。また、黒色画像を単方向(Uni−D)で印刷するために、黒色画像の上に重ねて白色画像が形成されるときに黒色画像が乾く時間を確保することができ、白色画像のにじみの発生を抑えることができる。
[適用例7]上記適用例4から適用例6のいずれか一つに記載の印刷装置であって、
前記黒色パッチは印刷媒体搬送方向下流側ノズルを用いて印刷し、前記黒色画像は印刷媒体搬送方向上流側ノズルを用いて印刷する、印刷装置。
この印刷装置では、黒色パッチは下流側ノズルを用いて、黒色画像は上流側ノズルを用いて印刷するために、上流側ノズルと下流側ノズルとの使用頻度の差が少なくなり、色ずれの発生を抑えることができる。
[適用例8]白色を含む複数色のインクを用いて、裏面に白色の保護層が剥離可能に付着された透明印刷媒体上に印刷を行う印刷方法であって、
(a)インクを噴射するノズル群を有するヘッドを制御して、前記透明印刷媒体上に画像を形成させる工程と、(b)前記透明印刷媒体に前記保護層が付着された状態で、前記透明印刷媒体上に形成された画像を測色する工程と、を備え、前記工程(a)は、前記測色の対象が、調整された白色である調色白の画像を含む白色画像である場合には、前記透明印刷媒体上に黒色画像が形成され、形成された前記黒色画像の上に重ねて白色画像が形成されるように、前記ヘッドを制御する工程である、印刷方法。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、印刷方法および装置、印刷制御方法および装置、測色方法および装置、印刷装置の較正方法、印刷システム、これらの方法、装置またはシステムの機能を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータープログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
本発明の実施例における印刷システムの構成を概略的に示す説明図である。 PC200の構成を概略的に示す説明図である。 プリンター100の構成を概略的に示す説明図である。 PC200の構成を機能的に示すブロック図である。 プリンター100の構成を機能的に示すブロック図である。 本実施例の較正処理の流れを示すフローチャートである。 較正処理用の印刷対象画像PIの一例を示す説明図である。 較正処理用の印刷対象画像PIの一例を示す説明図である。 カラー画像と調色白画像との印刷順を示す説明図である。 本実施例の印刷処理の流れを示すフローチャートである。 プリンタードライバー300を実行するCPU210による処理の流れを示すフローチャートである。 調色白画像用の色変換処理インク色分版処理ハーフトーン処理の流れを示すフローチャートである。 調色白画像用ルックアップテーブルLUTwの一例を部分的に示す説明図である。 カラー画像用の色変換処理インク色分版処理ハーフトーン処理の流れを示すフローチャートである。 カラー画像用ルックアップテーブルLUTcの一例を部分的に示す説明図である。 コマンド作成処理の流れを示すフローチャートである。 コマンド作成処理により作成されるコマンドの一例を示す説明図である。 インクコード表ICTの内容の一例を示す説明図である。 プリンター100による処理の流れを示すフローチャートである。 ラスターバッファーおよびヘッドバッファーの詳細構成を示す説明図である。 プリンター100のプリントヘッド144の構成を示す説明図である。 濃度特定用のパッチシートの一例を示す説明図である。 濃度特定用のパッチシートの印刷処理の流れを示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
A−1.印刷システムの構成:
A−2.較正処理:
A−3.印刷処理:
B.変形例:
A.実施例:
A−1.印刷システムの構成:
図1は、本発明の実施例における印刷システムの構成を概略的に示す説明図である。本実施例の印刷システム10は、プリンター100と、パーソナルコンピューター(PC)200と、を備えている。プリンター100は、インクを噴射して印刷媒体上にインクドットを形成することにより画像を印刷するインクジェット式カラープリンターである。PC200は、プリンター100に印刷用データを供給すると共に、プリンター100による印刷動作を制御する印刷制御装置として機能する。プリンター100とPC200とは、有線または無線によって情報通信可能に接続されている。具体的には、本実施例では、プリンター100とPC200とは、USBケーブルによって互いに接続されている。なお、本実施例では、印刷媒体として、印刷面(表面)とは反対側の面(裏面)に白色の保護層(以下、「セパレーターSE」とも呼ぶ)が剥離可能に付着された透明フィルムTFが用いられる。
本実施例のプリンター100は、シアン(C)と、マゼンタ(M)と、イエロー(Y)と、ブラック(K)と、ライトシアン(Lc)と、ライトマゼンタ(Lm)と、ホワイト(W)と、の合計7色のインクを用いて印刷を行うプリンターである。本実施例の印刷システム10は、印刷媒体としての透明フィルムTF上に、カラー画像と調色白画像とを並行して形成する印刷処理を実現可能である。すなわち、本実施例のプリンター100は、透明フィルムTF上に調色白画像を形成しつつ調色白画像の上にカラー画像を形成したり、あるいはカラー画像を形成しつつカラー画像の上に調色白画像を形成したりすることにより、透明フィルムTFを白色の印刷媒体と同様の印刷媒体として利用した印刷を実現することができる。カラー画像と調色白画像とが形成された透明フィルムTFは、例えば、商品包装用のフィルムとして使用される。
なお、本明細書において「白色」とは、可視光線のすべての波長を100%反射する物体の表面色である厳密な意味での白色に限らず、いわゆる「白っぽい色」のように、社会通念上、白色と呼ばれる色を含むものとする。「白色」とは、例えば、(1)x-rite社製の測色機eye-one Proを用いて測色モード:スポット測色、光源:D50、バッキング:Black、印刷媒体:透明フィルムで測色した場合に、Lab系での標記がa*b*平面上で半径20の円周及びその内側にあり、かつL*が70以上で表される色相範囲内の色か、(2)ミノルタ製の測色計CM2022を用いて測定モードD502°視野、SCFモード、白地バックで測色した場合に、Lab系での標記がa*b*平面上で半径20の円周及びその内側にあり、かつL*が70以上で表される色相範囲内の色か、(3)特開2004−306591号公報に記載されているように画像の背景として用いられるインクの色か、を指し、背景として用いられるのであれば純粋な白に限られない。
また、本明細書では、白(ホワイト)インクに他色のインクを所定量混ぜて白色を調整することを「白調色」と呼び、白調色により生成された白色(調整された白色)を「調色白」と呼び、調色白により構成される画像を「調色白画像」と呼ぶ。ただし、調色白は、白インクに混ぜられる他色インクの量がすべてゼロである場合の白色、すなわち白インクのみにより実現される白色をも含み、同様に、調色白画像は、白インクのみにより形成される白画像をも含むものとする。また、カラー画像は、白色以外の1色のインクのみにより形成される画像(例えば黒インクのみにより形成される黒色画像)をも含むものとする。
図2は、PC200の構成を概略的に示す説明図である。PC200は、CPU210と、ROM220と、RAM230と、USBインターフェース(USB I/F)240と、ネットワークインターフェース(N/W I/F)250と、ディスプレイインターフェース(ディスプレイ I/F)260と、シリアルインターフェース(シリアル I/F)270と、ハードディスクドライブ(HDD)280と、CDドライブ290と、を含んでいる。PC200の各構成要素は、バスを介して互いに接続されている。
PC200のディスプレイインターフェース260には、表示装置としてのモニターMONが接続されている。シリアルインターフェース270には、入力装置としてのキーボードKBおよびマウスMOUが接続されている。なお、図2に示したPC200の構成はあくまで一例であり、PC200の構成要素の一部を省略したり、PC200にさらなる構成要素を付加したりする変形が可能である。
図3は、プリンター100の構成を概略的に示す説明図である。プリンター100は、CPU110と、ROM120と、RAM130と、ヘッドコントローラー140と、プリントヘッド144と、キャリッジコントローラー(CRコントローラー)150と、キャリッジモーター(CRモーター)152と、印刷媒体送りコントローラー(PFコントローラー)160と、印刷媒体送りモーター(PFモーター)162と、USBインターフェース(USB I/F)170と、ネットワークインターフェース(N/W I/F)180と、表示部としてのモニター190と、印刷画像を自動測色する自動測色器192と、を含んでいる。プリンター100の各構成要素は、バスを介して互いに接続されている。
プリンター100のCPU110は、ROM120に格納されているコンピュータープログラムを実行することにより、プリンター100全体の動作を制御する制御部として機能する。プリンター100のプリントヘッド144は、図示しないキャリッジに搭載されている。キャリッジコントローラー150は、キャリッジモーター152を制御して、キャリッジを所定の方向に往復移動させる。これにより、プリントヘッド144が印刷媒体の所定の方向(主走査方向)に沿って往復移動する主走査が実現される。また、印刷媒体送りコントローラー160は、印刷媒体送りモーター162を制御して、印刷媒体を主走査方向と直交する方向(副走査方向)に搬送する副走査を行う。プリントヘッド144は、インクを噴射するノズル群(図21参照)を有しており、ヘッドコントローラー140は、主走査および副走査に連動してプリントヘッド144によるノズル群からのインク噴射を制御する。これにより、印刷媒体上への画像の形成(画像の印刷)が実現される。
図4は、PC200の構成を機能的に示すブロック図である。PC200のROM220(図2)には、CPU210により実行されるコンピュータープログラムとして、アプリケーションプログラムAPと、プリンタードライバー300と、が格納されている。アプリケーションプログラムAPは、印刷媒体としての透明フィルムTF上への印刷の対象となる画像(以下、「印刷対象画像PI」とも呼ぶ)の設定、生成、編集等を行うためのプログラムである。CPU210は、アプリケーションプログラムAPを実行することにより、印刷対象画像PIの設定、生成、編集を実現する。
また、アプリケーションプログラムAPを実行するCPU210は、印刷実行指示に応じて、カラー画像データCdataと調色白画像データWITdataと印刷順指定情報SSとをプリンタードライバー300に対して出力する。これら各データの内容は、後述する。
プリンタードライバー300(図4)は、画像データ等に基づき印刷用データ(印刷用コマンド)を生成し、印刷用データに基づきプリンター100(図1)を制御して印刷対象画像PIの印刷処理を行うためのプログラムである。CPU210(図2)は、プリンタードライバー300を実行することにより、プリンター100による印刷対象画像PIの印刷制御を実現する。
図4に示すように、プリンタードライバー300は、カラー画像用インク色分版処理モジュール310と、カラー画像用ハーフトーン処理モジュール320と、調色白画像用色変換モジュール340と、調色白画像用インク色分版処理モジュール350と、調色白画像用ハーフトーン処理モジュール360と、コマンド作成モジュール370と、を含んでいる。また、PC200のHDD280(図2)には、カラー画像用ルックアップテーブル(LUT)LUTcと、カラー画像用ハーフトーン(HT)リソースHTcと、調色白画像用ルックアップテーブル(LUT)LUTwと、調色白画像用ハーフトーン(HT)リソースHTwと、インクコード表ICTと、が格納されており、プリンタードライバー300および各モジュールは、これらの情報を参照して処理を実行する。各モジュールの機能や各情報の内容は、後述する。
図5は、プリンター100の構成を機能的に示すブロック図である。プリンター100のROM120(図3)には、CPU110により実行されるコンピュータープログラムとして、コマンド処理モジュール112が格納されている。後述するように、CPU110は、コマンド処理モジュール112を実行することにより、PC200から受信したコマンドの処理を実現する。また、プリンター100のRAM130(図3)は、ラスターバッファー132を有している。ラスターバッファー132は、カラー画像用ラスターバッファー132cと、調色白画像用ラスターバッファー132wと、の2つの領域を含んでいる。また、プリンター100のヘッドコントローラー140(図3)は、ヘッドバッファー142を有している。ヘッドバッファー142は、上流用ヘッドバッファー142uと、下流用ヘッドバッファー142lと、を含んでいる。これらのプログラムやバッファーの機能および詳細構成は、後述する。
A−2.較正処理:
図6は、本実施例の印刷システム10における較正処理の流れを示すフローチャートである。本実施例の較正処理は、所定の画像データに基づき較正処理用の印刷対象画像PIの印刷処理を行い、印刷された画像の測色を行い、画像データと測色値との比較結果に基づきプリンター100の調整(較正)を行う処理である。以下では、白インクを対象とした調整のための較正処理について説明する。
ステップS10(図6)では、較正処理用の印刷対象画像PIの印刷処理が行われる。図7および図8は、較正処理用の印刷対象画像PIの一例を示す説明図である。図7には、透明フィルムTFのセパレーターSEが付された面(裏面)とは反対側の面(印刷面)に、印刷対象画像PIが形成される様子を模式的に示している。図7に示すように、白インクを対象とした調整のための較正処理の際には、カラー画像Icとしての黒色画像が形成され、黒色画像の上に重ねて調色白画像Iwとしての白画像が形成される。本実施例では、調色白画像Iwは、濃度が互いに異なる複数の画像領域(Iw1〜Iw6)により構成されている。
図8には、較正処理用の印刷対象画像PIの印刷処理に用いられる画像データを示している。具体的には、図8(a)には、カラー画像Icとしての黒色画像の形成に用いられるカラー画像データCdataを示しており、図8(b)には、調色白画像Iwとしての白画像の形成に用いられる調色白画像データWITdataを示している。なお、カラー画像データCdataおよび調色白画像データWITdataは、予め準備され、PC200のハードディスクドライブ280に格納されている。
なお、本実施例では、カラー画像データCdataは、CMYK表色系における表色値で表される。また、調色白画像データWITdataは、L*a*b*表色系における表色値(L*値(以下、単に「L値」とも表す)、a*値(以下、単に「a値」とも表す)、b*値(以下、単に「b値」とも表す))と濃度値Tとの組み合わせで表される。T値は、調色白画像Iwを印刷する際の単位面積あたりのインク量に相関する。
また、カラー画像データCdataおよび調色白画像データWITdataは、予め準備されている必要はなく、印刷処理の際に生成されるとしてもよい。例えば、調色白画像Iwの領域(Iw1〜Iw6)のそれぞれの色を表す値がユーザーインタフェースを介して取得され、取得された値に基づき調色白画像データWITdataが生成されるとしてもよい。また、生成された調色白画像データWITdataの調色白画像Iwの領域にカラー画像Icが整合するようにカラー画像データCdataが生成されるとしてもよい。
なお、本実施例の印刷システム10は、後述するように、カラー画像Icと調色白画像Iwとを重ねて形成することができる。図9は、カラー画像Icと調色白画像Iwとの印刷順を示す説明図である。図9(a)は、透明フィルムTF上に調色白画像Iwを形成し、調色白画像Iwの上にカラー画像Icを形成する印刷順を示している。本明細書では、この印刷順を、「白−カラー印刷」または「W−C印刷」と呼ぶ。図9(a)に示したW−C印刷では、観察者は、図の上方から印刷物を観察することとなる(図中の矢印参照)。図9(b)は、透明フィルムTF上にカラー画像Icを形成し、カラー画像Icの上に調色白画像Iwを形成する印刷順を示している。本明細書では、この印刷順を、「カラー−白印刷」または「C−W印刷」と呼ぶ。図9(b)に示したC−W印刷では、観察者は、図の下方から印刷物を観察することとなる(図中の矢印参照)。
白インクを対象とした調整のための較正処理では、図7に示すように、C−W印刷が行われる。印刷処理における印刷順は、印刷順指定情報SS(図4参照)により特定される。
印刷処理(図6のステップS10)の際には、カラー画像データCdataと調色白画像データWITdataと印刷順指定情報SSとが、アプリケーションプログラムAPからプリンタードライバー300に供給され(図4参照)、プリンタードライバー300においてデータ・情報に基づきコマンドが作成されてプリンター100に送信され、プリンター100においてコマンドに基づき印刷が実行される。印刷処理の詳細な内容については、後述の「A−3.印刷処理」の項で説明する。
ステップS20(図6)では、ステップS10の印刷処理により生成された印刷画像の測色が行われる。上述したように、本実施例のプリンター100は、自動測色器192を有しており、自動測色器192によって自動的に印刷画像の測色を行うことができる。測色は、透明フィルムTFにセパレーターSEが付着した状態で、調色白画像Iw(図7参照)を構成する各画像領域(Iw1〜Iw6)を対象として実行される。測色する値は、調色白画像データWITdataに対応する値、すなわち、L値、a値、b値、T値である。
ステップS30(図6)では、プリンター100の較正が実行される。プリンター100の較正では、調色白画像データWITdataと測色値との比較結果に基づき、プリンター100のインク噴射量等の調整が行われる。
以上説明したように、本実施例の印刷システム10は、白色を含む複数色のインクを用いて、裏面に白色の保護層(セパレーターSE)が剥離可能に付着された透明フィルムTFの印刷面に印刷を行う。この印刷システム10における白インクを対象とした調整のための較正処理では、透明フィルムTF上に黒色画像(カラー画像Ic)が形成され、黒色画像の上に重ねて白画像(調色白画像Iw)が形成され、白画像の自動測色が行われる。白画像の測色は、透明フィルムTFに白色のセパレーターSEが付された状態のままで実行されるが、本実施例では白画像の下に黒色画像が形成されているため、白画像の濃度差が検出不可能となることはなく、問題なく測色を実行することができる。従って、本実施例では、透明フィルムTFからセパレーターSEを剥離したり、透明フィルムTFを黒色背景に設置したりすることなく、白画像の測色を効率的に実現することができる。また、本実施例では、プリンター100において透明フィルムTFからセパレーターSEを剥離する必要が無いため、透明フィルムTFの傷付きを抑止することができ、ひいては、透明フィルムTFの傷による測色値への影響を抑制することができ、白画像の測色を精度良く実現することができる。
A−3.印刷処理:
以下では、印刷処理(図6のステップS10)の詳細について説明する。なお、以下では、較正処理(図6)のための印刷処理に限定せず、一般の印刷対象画像PIを印刷する際の印刷処理について説明する。較正処理の際には、印刷対象画像PIとして図7に示した較正処理用の画像が用いられて、以下に説明する印刷処理が行われることとなる。
図10は、本実施例の印刷システム10における印刷処理の流れを示すフローチャートである。本実施例の印刷処理は、印刷媒体としての透明フィルム上に、カラー画像と調色白画像とを並行して形成し、カラー画像と調色白画像とが形成された印刷物を作成する処理である。
ステップS110(図10)では、アプリケーションプログラムAP(図4)を実行するCPU210(図2)が、ユーザーによる印刷実行指示を受領する。CPU210は、印刷実行指示の受領に応じて、カラー画像データCdataと調色白画像データWITdataと印刷順指定情報SSとをプリンタードライバー300に対して出力する(図4)。本実施例では、カラー画像データCdataは、印刷対象画像PIにおけるカラー画像IcをCMYK値により特定するデータであり、調色白画像データWITdataは、印刷対象画像PIにおける調色白画像IwをLab値およびT値により特定するデータであり、印刷順指定情報SSは、カラー画像と調色白画像とが重なる部分におけるカラー画像と調色白画像との印刷順を特定するデータである。
なお、調色白画像データWITdataの各画素の値は、ユーザーインタフェースを介して指定されるとしてもよいし、予め設定された値が使用されるとしてもよい。
印刷処理(図10)のステップS120では、プリンタードライバー300(図4)を実行するCPU210による処理が実行される。図11は、プリンタードライバー300を実行するCPU210による処理の流れを示すフローチャートである。ステップS210では、CPU210が、アプリケーションプログラムAPから出力されたカラー画像データCdataと、調色白画像データWITdataと、印刷順指定情報SSと、を受信する(図4参照)。
プリンタードライバー300による処理(図11)におけるステップS230では、プリンタードライバー300が、調色白画像用の色変換処理と、インク色分版処理と、ハーフトーン処理と、を実行する。図12は、調色白画像用の色変換処理、インク色分版処理、ハーフトーン処理の流れを示すフローチャートである。ステップS410では、調色白画像用色変換モジュール340(図4)が、調色白画像データWITdataのLab値をCMYK値に色変換する。色変換は、調色白画像用ルックアップテーブルLUTw(図4)を参照して実行される。
図13は、調色白画像用ルックアップテーブルLUTwの一例を部分的に示す説明図である。図13(a)には、Lab値からCMYK値への色変換の際に参照される調色白画像用ルックアップテーブルLUTw1を示している。図13(a)に示すように、調色白画像用ルックアップテーブルLUTw1には、予め設定されたLab値とCMYK値との対応関係が規定されている。なお、調色白画像用ルックアップテーブルLUTw1において、CMYKの各階調値は、0以上100以下の範囲の値として規定されている。調色白画像用色変換モジュール340は、調色白画像用ルックアップテーブルLUTw1を参照して、Lab値をCMYK値に変換する。
ステップS420(図12)では、調色白画像用インク色分版処理モジュール350(図4)が、ステップS410において決定されたCMYK値と調色白画像データWITdataのT値との組み合わせをインク色別階調値に変換するインク色分版処理を行う。上述したように、本実施例のプリンター100は、シアン(C)と、マゼンタ(M)と、イエロー(Y)と、ブラック(K)と、ライトシアン(Lc)と、ライトマゼンタ(Lm)と、ホワイト(W)と、の合計7色のインクを用いて印刷を行う。従って、インク色分版処理では、CMYK値およびT値の組み合わせが、7つのインク色のそれぞれの階調値に変換される。インク色分版処理も、調色白画像用ルックアップテーブルLUTw(図4)を参照して実行される。図13(b)には、CMYK値およびT値の組み合わせからインク色別階調値への変換の際に参照される調色白画像用ルックアップテーブルLUTw2を示している。図13(b)に示すように、調色白画像用ルックアップテーブルLUTw2には、予め設定されたCMYK値およびT値の組み合わせとインク色のそれぞれの階調値との対応関係が規定されている。なお、調色白画像用ルックアップテーブルLUTw2において、インク色の階調値は、0以上255以下の範囲の値として規定されている。調色白画像用インク色分版処理モジュール350は、調色白画像用ルックアップテーブルLUTw2を参照して、CMYK値とT値との組み合わせをインク色別階調値に変換する。
なお、図13(b)に示すように、本実施例では、白調色(白インクに他色のインクを混ぜて白色を調整すること)に、白色を除く6色のインクの内、イエロー(Y)と、ブラック(K)と、ライトシアン(Lc)と、ライトマゼンタ(Lm)と、の4色のインクが用いられ、シアン(C)とマゼンタ(M)との2色のインクは使用されない。すなわち、白調色には、同一の色相についての淡色インクと濃色インクとの2種類のインクの内、濃色インクは使用されない。
ステップS430(図12)では、調色白画像用インク色分版処理モジュール350(図4)が、調色白画像データにおける1画素のデータを取り出す。ステップS440では、調色白画像用インク色分版処理モジュール350が、取り出された画素の値を判定する。画素の値がゼロではないと判定された場合には(ステップS440:No)、調色白画像用インク色分版処理モジュール350は、ステップS420で決定されたインク色別階調値を保存する(ステップS450)。一方、画素の値がゼロであると判定された場合には(ステップS440:Yes)、ステップS450の処理はスキップされる。
図12のステップS430からS450までの処理は、調色白画像データのすべての画素についての処理が終了するまで繰り返し実行される(ステップS460参照)。全画素についての処理が終了した場合には(ステップS460:Yes)、調色白画像用ハーフトーン処理モジュール360(図4)が、1画素のインク色別階調値を取り出し(ステップS470)、インク色毎にディザパターンを参照して2値化処理(ハーフトーン処理)を行う(ステップS480)。2値化処理は、予め設定された調色白画像用ハーフトーンリソースHTw(図4)を参照して実行される。なお、調色白画像用ハーフトーンリソースHTwは、調色白画像におけるドットの埋まりを重視して設定されているとしてもよい。2値化処理は、全インク色についての処理が終了するまで繰り返し実行される(ステップS490参照)。また、ステップS470からS490までの処理は、すべての画素についての処理が終了するまで繰り返し実行される(ステップS492参照)。
図12に示した調色白画像用の色変換処理、インク色分版処理、ハーフトーン処理により、調色白画像を形成する際の各画素の各インク色のドットのON/OFFを規定する調色白画像用ドットデータが生成される。
プリンタードライバー300による処理(図11)におけるステップS240では、プリンタードライバー300が、カラー画像用の色変換処理と、インク色分版処理と、ハーフトーン処理と、を実行する。図14は、カラー画像用の色変換処理、インク色分版処理、ハーフトーン処理の流れを示すフローチャートである。ステップS510では、カラー画像用インク色分版処理モジュール310(図4)が、カラー画像データにおける1画素のデータを取り出す。ステップS520では、カラー画像用インク色分版処理モジュール310が、取り出した1画素のデータ(CMYK値)をインク色別階調値に変換するインク色分版処理を行う。上述したように、本実施例のプリンター100は、シアン(C)と、マゼンタ(M)と、イエロー(Y)と、ブラック(K)と、ライトシアン(Lc)と、ライトマゼンタ(Lm)と、ホワイト(W)と、の合計7色のインクを用いて印刷を行う。従って、インク色分版処理では、CMYK値が7つのインク色のそれぞれの階調値に変換される。インク色分版処理は、カラー画像用ルックアップテーブルLUTc(図4)を参照して実行される。ここで、濃度値は、黒色パッチを印刷してキャリブレーション処理を行った後の濃度値を用いる。なお、黒色パッチの印刷及びキャリブレーション処理については詳細を後述する。
図15は、カラー画像用ルックアップテーブルLUTcの一例を部分的に示す説明図である。図15に示すように、カラー画像用ルックアップテーブルLUTcには、予め設定されたCMYK値とインク色のそれぞれの階調値との対応関係が規定されている。なお、カラー画像用ルックアップテーブルLUTcにおいて、CMYKの各階調値は、0以上100以下の範囲の値として規定されており、インク色の階調値は、0以上255以下の範囲の値として規定されている。カラー画像用インク色分版処理モジュール310は、カラー画像用ルックアップテーブルLUTcを参照して、CMYK値をインク色別階調値に変換する。なお、図15に示すように、本実施例では、カラー画像の形成に、白色を除く6色のインクが用いられ、白色インクは使用されない。
図14のステップS510およびS520の処理は、カラー画像データのすべての画素についての処理が終了するまで繰り返し実行される(ステップS530参照)。全画素についての処理が終了した場合には(ステップS530:Yes)、カラー画像用ハーフトーン処理モジュール320(図4)が、1画素のインク色別階調値を取り出し(ステップS540)、インク色毎にディザパターンを参照して2値化処理(ハーフトーン処理)を行う(ステップS550)。2値化処理は、予め設定されたカラー画像用ハーフトーンリソースHTc(図4)を参照して実行される。なお、カラー画像用ハーフトーンリソースHTcは、粒状感の抑制を重視して設定されているものとしてもよい。2値化処理は、全インク色についての処理が終了するまで繰り返し実行される(ステップS560参照)。また、ステップS540からS560までの処理は、すべての画素についての処理が終了するまで繰り返し実行される(ステップS570参照)。
図14に示したカラー画像用の色変換処理、インク色分版処理、ハーフトーン処理により、カラー画像を形成する際の各画素の各インク色のドットのON/OFFを規定するカラー画像用ドットデータが生成される。
プリンタードライバー300による処理(図11)におけるステップS250では、プリンタードライバー300のコマンド作成モジュール370(図4)が、コマンド作成処理を行う。図16は、コマンド作成処理の流れを示すフローチャートである。
コマンド作成処理(図16)のステップS610では、コマンド作成モジュール370(図4)が、アプリケーションプログラムAPから出力された印刷順指定情報SSに基づき、印刷順指定コマンドを作成する。図17は、コマンド作成処理により作成されるコマンドの一例を示す説明図である。図17(a)には、印刷順指定コマンドの例を示している。図17(a)に示すように、印刷順指定コマンドは、コマンド先頭を表す識別子と、印刷順指定コマンドであることを示す識別子と、コマンド長(2バイト)と、印刷順指定と、を含んでいる。印刷順指定においては、例えば、値「0」がC−W印刷(先にカラー画像Icを形成し、カラー画像Icの上に調色白画像Iwを形成する印刷順)を表し、値「1」がW−C印刷(先に調色白画像Iwを形成し、調色白画像Iwの上にカラー画像Icを形成する印刷順)を表す。コマンド作成モジュール370は、印刷順指定情報SSを参照して印刷順を特定し、特定された印刷順を指定する印刷順指定コマンドを作成する。
ステップS620(図16)では、コマンド作成モジュール370(図4)が、カラー画像用ハーフトーン処理モジュール320から受領したカラー画像用ドットデータと調色白画像用ハーフトーン処理モジュール360から受領した調色白画像用ドットデータとに基づき、垂直位置指定コマンドを作成する。垂直位置指定コマンドは、垂直方向(Y方向)に沿った画像の開始位置を指定するコマンドである。垂直位置指定コマンドは、全インクに共通のコマンドとして作成される。
次に、コマンド作成モジュール370(図4)は、ステップS630(図16)からS670までの処理を通じて、カラー画像に対応するラスターコマンドを作成する。ステップS630では、コマンド作成モジュール370が、カラー画像用ドットデータに基づき、選択された1つのインク色についての水平位置指定コマンドを作成する。水平位置指定コマンドは、カラー画像形成の際の1つのインク色についての水平方向(X方向)に沿った画像の開始位置を指定するコマンドである。コマンド作成モジュール370は、1つのインク色についてのカラー画像用ドットデータを参照し、適当な画像開始位置を設定し、水平位置指定コマンドを作成する。
ステップS640(図16)では、コマンド作成モジュール370(図4)が、カラー画像用ドットデータから、選択された1つのインク色について1ラスター分のドットデータを取り出す。ステップS650では、コマンド作成モジュール370が、インクコード表ICTを参照して、インクコードを検索する。図18は、インクコード表ICTの内容の一例を示す説明図である。図18に示すように、本実施例では、インク色のそれぞれに、固有のインク略称およびインクコードが割り当てられている。さらに、本実施例では、1つのインク色に対して、カラー画像用と調色白画像用との2種類の互いに異なるインク略称およびインクコードが割り当てられている。すなわち、インク略称およびインクコードは、複数のインク色のそれぞれと、カラー画像および調色白画像のそれぞれと、の組み合わせに対して一意に対応している。例えば、シアンについては、カラー画像用としてインク略称「C」とインクコード「01H」とが割り当てられ、調色白画像用としてインク略称「WC」とインクコード「81H」とが割り当てられている。同様に、白については、カラー画像用としてインク略称「IW」とインクコード「40H」とが割り当てられ、調色白画像用としてインク略称「W」とインクコード「C0H」とが割り当てられている。本ステップ(S650)では、コマンド作成モジュール370は、インクコード表ICTのカラー画像用のインクコードを検索する。
ステップS660(図16)では、コマンド作成モジュール370(図4)が、取り出された1ラスター分のドットデータと検索されたインクコードとに基づき、ラスターコマンドを作成する。図17(b)には、ラスターコマンドの例を示している。図17(b)に示すように、ラスターコマンドは、コマンド先頭を表す識別子と、ラスターコマンドであることを示す識別子と、インクコードと、データ圧縮の有無を示す識別子と、1画素あたりのビット数と、X方向長さ(2バイト)と、Y方向長さ(2バイト)と、ラスターデータ(ドットデータ)と、を含んでいる。
コマンド作成処理(図16)のステップS630からS660までの処理は、カラー画像の形成に用いられるインク色すべてについて終了するまで、繰り返し実行される。すなわち、まだ処理の対象となっていないインク色がある場合には(ステップS670:No)、処理対象となっていない1つのインク色が選択され、選択されたインク色についてステップS630からS660までの処理が実行される。全インクについての処理が終了すると(ステップS670:Yes)、1ラスターについて、カラー画像の形成に用いられるインク色のそれぞれに対応するラスターコマンドの作成が完了する。
次に、コマンド作成モジュール370(図4)は、ステップS680(図16)からS720までの処理を通じて、調色白画像に対応するラスターコマンドを作成する。ステップS680では、コマンド作成モジュール370が、調色白画像用ドットデータに基づき、選択された1つのインク色についての水平位置指定コマンドを作成する。水平位置指定コマンドは、調色白画像形成の際の1つのインク色についての水平方向(X方向)に沿った画像の開始位置を指定するコマンドである。コマンド作成モジュール370は、1つのインク色についての調色白画像用ドットデータを参照し、適当な画像開始位置を設定し、水平位置指定コマンドを作成する。
ステップS690(図16)では、コマンド作成モジュール370(図4)が、調色白画像用ドットデータから、選択された1つのインク色について1ラスター分のドットデータを取り出す。ステップS700では、コマンド作成モジュール370が、インクコード表ICTを参照して、インクコードを検索する。コマンド作成モジュール370は、インクコード表ICT(図18)の調色白画像用のインクコードを検索する。
ステップS710(図16)では、コマンド作成モジュール370(図4)が、取り出された1ラスター分のドットデータと検索されたインクコードとに基づき、ラスターコマンド(図17(b)参照)を作成する。コマンド作成処理のステップS680からS710までの処理は、調色白画像の形成に用いられるインク色すべてについて終了するまで、繰り返し実行される。すなわち、まだ処理の対象となっていないインク色がある場合には(ステップS720:No)、処理対象となっていない1つのインク色が選択され、選択されたインク色についてステップS680からS710までの処理が実行される。全インクについての処理が終了すると(ステップS720:Yes)、1ラスターについて、調色白画像の形成に用いられるインク色のそれぞれに対応するラスターコマンドの作成が完了する。
コマンド作成処理(図16)のステップS620からS720までの処理は、印刷対象画像PIの全ラスターについて完了するまで、繰り返し実行される。すなわち、まだ処理の対象となっていないラスターがある場合には(ステップS730:No)、処理対象となっていないラスター(前回の処理対象ラスターの1つ下のラスター)が選択され、選択されたラスターについてステップS620からS720までの処理が実行される。全ラスターについての処理が終了すると(ステップS730:Yes)、全ラスターについて、カラー画像および調色白画像の形成に用いられるインク色のそれぞれに対応するコマンドの作成が完了する。
プリンタードライバー300による処理(図11)におけるステップS260では、プリンタードライバー300が、ステップS250で作成された印刷順指定コマンドと垂直位置指定コマンドと水平位置指定コマンドとラスターコマンドとを、プリンター100へ送信する。以上で、プリンタードライバー300による処理が完了する。
印刷処理(図10)のステップS130では、プリンター100による処理が実行される。図19は、プリンター100による処理の流れを示すフローチャートである。ステップS810では、プリンター100のコマンド処理モジュール112(図5)を実行するCPU110(図3)が、PC200のプリンタードライバー300から送信されたコマンドを受信する。CPU110は、受信したコマンドの種類を判別し(ステップS820)、コマンドの種類に応じた処理を実行する。CPU110は、受信したコマンドが印刷順指定コマンドである場合には、印刷順指定コマンドにより指定された印刷順を示す情報をRAM130に保存し(ステップS830)、受信したコマンドが水平位置指定コマンドである場合には、水平方向の印刷開始位置Xを更新する(ステップS840)。
また、コマンド処理モジュール112(図5)を実行するCPU110(図3)は、受信したコマンドがラスターコマンドである場合には、ラスターコマンドに含まれるラスターデータ(ドットデータ)をインクコード別のラスターバッファー132(図5)へ格納する(ステップS850)。図20は、ラスターバッファーおよびヘッドバッファーの詳細構成を示す説明図である。図20の上段にはカラー画像用ラスターバッファー132cを示しており、中段には調色白画像用ラスターバッファー132wを示している。図20に示すように、ラスターバッファー132は、インクコード(図18参照)別に領域が割り当てられている。すなわち、カラー画像用ラスターバッファー132cは、カラー画像用のインクコードのそれぞれに対応する領域の集合として構成されており、調色白画像用ラスターバッファー132wも、調色白画像用のインクコードのそれぞれに対応する領域の集合として構成されている。ラスターバッファー132の各領域のX方向のサイズは画像サイズに対応しており、Y方向のサイズはプリントヘッド144の高さの2分の1以上のサイズとなっている。ラスターバッファー132には、どこまでラスターデータを受信したかを示すY方向のラスターバッファーポインターを有している。
図20の下段にはヘッドバッファー142(図5)を示している。図20に示すように、ヘッドバッファー142は、7つのインク色別に領域が割り当てられている。すなわち、ヘッドバッファー142は、シアン用(C,WC用)の領域と、マゼンタ用(M,WM用)の領域と、イエロー用(Y,WY用)の領域と、ブラック用(K,WK用)の領域と、ライトシアン用(Lc,WLc用)の領域と、ライトマゼンタ用(Lm,WLm用)の領域と、ホワイト用(IW,W用)の領域と、の集合として構成されている。ヘッドバッファー142の各領域のX方向のサイズは、キャリッジの走査距離に対応しており、Y方向のサイズはプリントヘッド144のノズル列146を構成するノズル数に対応している。また、ヘッドバッファー142のインク色別の領域のそれぞれは、上流用ヘッドバッファー142uと下流用ヘッドバッファー142lとに2分されている。
図21は、プリンター100のプリントヘッド144の構成を示す説明図である。図21(a)および(b)に示すように、プリントヘッド144は、7つのインク色のそれぞれに対応するノズル列146が設けられている。ノズル列146は、Y方向(印刷媒体送り方向)に沿って伸びるように形成されている。また、図21(c)に示すように、各ノズル列146は、印刷媒体送り方向に沿って並ぶ32個のノズル群により構成されている。ノズル列146を構成するノズル群の内、印刷媒体送り方向に沿って上流側半分に位置するノズル群(1番目のノズル(ノズル1)から16番目のノズル(ノズル16)まで)を上流ノズル群と呼び、印刷媒体送り方向に沿って下流側半分に位置するノズル群(17番目のノズル(ノズル17)から32番目のノズル(ノズル32)まで)を下流ノズル群と呼ぶ。
図21(a)に示すように、W−C印刷の際には、プリントヘッド144の各ノズル列146の上流ノズル群を用いて調色白画像の形成が行われ、下流ノズル群を用いてカラー画像の形成が行われる。また、図21(b)に示すように、C−W印刷の際には、プリントヘッド144の各ノズル列146の上流ノズル群を用いてカラー画像の形成が行われ、下流ノズル群を用いて調色白画像の形成が行われる。なお、W−C印刷の際には、プリントヘッド144の各ノズル列146の上流ノズル群は本発明における第2のノズル群に相当し、下流ノズル群は本発明における第1のノズル群に相当する。反対に、C−W印刷の際には、プリントヘッド144の各ノズル列146の上流ノズル群は本発明における第1のノズル群に相当し、下流ノズル群は本発明における第2のノズル群に相当する。
図20に示すように、上流用ヘッドバッファー142uは、プリントヘッド144の印刷媒体送り方向に沿って上流側の部分(上流ノズル群)に対応するヘッドバッファー142であり、下流用ヘッドバッファー142lは、プリントヘッド144の印刷媒体送り方向に沿って下流側の部分(下流ノズル群)に対応するヘッドバッファー142である。
図19のステップS850において、CPU110(図3)は、受信したラスターコマンドに含まれるインクコードを参照し、当該インクコードに対応するラスターバッファー132のラスターバッファーポインターにより指定される位置にラスターデータを格納する。そのため、CPU110は、ラスターコマンドがカラー画像用と調色白画像用とのいずれであるかを意識することなく、ラスターデータを適切なラスターバッファー132に振り分けることができる。
コマンド処理モジュール112(図5)を実行するCPU110(図3)は、受信したコマンドが垂直位置指定コマンドである場合には、垂直方向の印刷開始位置Yを更新する(ステップS860)。次に、CPU110は、プリントヘッド144(図5)の高さの2分の1に対応するラスターバッファー132がフルであるか(すなわちラスターデータが格納されているか)否かを判定する(ステップS870)。未だフルではないと判定された場合には(ステップS870:No)、CPU110は、ラスターバッファー132のラスターバッファーポインターを更新する(ステップS880)。
以上説明した処理が繰り返され、プリントヘッド144の高さの2分の1に対応するラスターバッファー132にラスターデータが格納されると、プリントヘッド144の高さの2分の1に対応するラスターバッファー132がフルであると判定される(ステップS870:Yes)。このとき、CPU110(図3)は、RAM130に保存された印刷順を示す情報に基づき、印刷順がC−W印刷とW−C印刷とのいずれであるかを判定する(ステップS880)。印刷順がC−W印刷であると判定された場合には(ステップS880:Yes)、CPU110は、カラー画像用ラスターバッファー132cから上流用ヘッドバッファー142u(図5)へラスターデータを転送すると共に、調色白画像用ラスターバッファー132wから下流用ヘッドバッファー142l(図5)へラスターデータを転送する(ステップS890)。図20には、印刷順がC−W印刷である場合に、カラー画像用ラスターバッファー132cから上流用ヘッドバッファー142uへとラスターデータが転送され、調色白画像用ラスターバッファー132wから下流用ヘッドバッファー142lへとラスターデータが転送される様子を示している。これにより、プリントヘッド144の各ノズル列146の上流ノズル群を用いてカラー画像の形成が行われ、下流ノズル群を用いて調色白画像の形成が行われるC−W印刷(図21(b))の準備が整うこととなる。なお、上流ノズル群と下流ノズル群とでは物理的な用紙上の印刷位置が異なるため、ラスターバッファー132からラスターデータを転送する場合は、上流ノズル群と下流ノズル群との印刷位置の差を考慮してラスターバッファー上の転送開始データ位置を決定する。
一方、印刷順がW−C印刷であると判定された場合には(ステップS880:No)、CPU110は、カラー画像用ラスターバッファー132cから下流用ヘッドバッファー142l(図5)へラスターデータを転送すると共に、調色白画像用ラスターバッファー132wから上流用ヘッドバッファー142uへラスターデータを転送する(ステップS900)。これにより、プリントヘッド144の各ノズル列146の上流ノズル群を用いて調色白画像の形成が行われ、下流ノズル群を用いてカラー画像の形成が行われるW−C印刷(図21(a))の準備が整うこととなる。
次に、CPU110(図3)は、印刷媒体送りコントローラー160および印刷媒体送りモーター162を制御して、印刷媒体PMをヘッド位置Yまで搬送する(副走査する)(ステップS910)と共に、キャリッジコントローラー150およびキャリッジモーター152を制御してプリントヘッド144を印刷開始位置Xまで移動し(ステップS920)、さらに、主走査を行ってプリントヘッド144の高さ分の印刷を実行する(ステップS930)。このとき、W−C印刷(図21(a)参照)では、プリントヘッド144のノズル列146の上流ノズル群(図21(c)参照)による調色白画像の形成と下流ノズル群によるカラー画像の形成とが並行して実行される。また、C−W印刷(図21(b)参照)では、プリントヘッド144のノズル列146の上流ノズル群によるカラー画像の形成と下流ノズル群による調色白画像の形成とが並行して実行される。
次に、CPU110(図3)は、ラスターバッファー132のラスターバッファーポインターをクリアすると共に(ステップS940)、印刷対象画像PI全体の印刷処理が完了したか否かを判定し(ステップS950)、印刷処理が完了したと判定されるまでステップS810からS940までの処理を繰り返し実行する。印刷処理が完了したと判定されると、印刷処理(図10)は終了する。
以下では、カラー画像としての黒色画像の濃度値(図12のステップS420において用いる)を得るための、黒色パッチの印刷及びキャリブレーション処理について詳細を説明する。この黒色パッチの印刷及びキャリブレーション処理は、アプリケーションプログラムAP(図4)を実行するCPU210(図2)が、ユーザーによる印刷実行指示を受領した場合(図10のステップS110)に実行する。
最初に、黒色パッチの濃度を特定するために、プリンター100では、黒色パッチの濃度特定用のパッチシートを印刷する。図22は、濃度特定用のパッチシートの一例を示す説明図である。図22には、パッチシートSの印刷面に4つの黒色パッチ群P1,P2,P3,P4が印刷されている。各黒色パッチ群には、同一濃度の3個の黒色パッチが間隔をおいて配列されている。また、各黒色パッチ群P1,P2,P3,P4は互いに異なる濃度となっており、それぞれが高濃度から低濃度へと徐々に濃度が減少するように配列されている。
図23は、濃度特定用のパッチシートの印刷処理の流れを示すフローチャートである。図23では、1行に並んで配列される2つの黒色パッチ群P1,P2を印刷する流れを示している。ステップS310では、PC200において、1組目の黒色パッチ群P1の濃度値を予め決められている濃度1に設定する。
ステップS320では、PC200において、例えばハードディスクドライブ280に格納されているパッチ画像データに対して、ステップS310で設定された濃度値に基づいて色変換、インク色分版及びハーフトーン処理を行う。そして、プリンター100において、ハーフトーン処理後の1個の黒色パッチを印刷する。ここで、プリンター100では、図21のプリントヘッド144の構成に示す下流ノズル群を用いて黒色パッチを印刷する。このとき、プリントヘッド144を双方向(Bi−D)に主走査させて黒色パッチを印刷する。
ステップS330では、黒色パッチ群P1を構成する3個の黒色パッチを印刷したか否かを判定する。3個の黒色パッチを印刷していない場合には(ステップS330:No)、3個の黒色パッチを印刷するまでステップS320の処理を繰り返す。3個の黒色パッチを印刷した場合には(ステップS330:Yes)、PC200において、次の黒色パッチ群P2の濃度値を予め決められている濃度2に設定する(ステップS340)。そして、ステップS320に戻り、ステップS340で設定された濃度値で黒色パッチの印刷処理を繰り返す。
プリンター100から濃度特定用のパッチシートSが印刷された後、ユーザーは、黒色パッチ群P1,P2,P3,P4が印刷されたパッチシートSを視認して、各黒色パッチ群の中から、3個の黒色パッチ間の輝度値のばらつきが最も小さい黒色パッチ群を、PC200のキーボードKB又はマウスMOUから入力する。これにより、この入力された黒色パッチ群に設定された濃度値が、キャリブレーション処理における黒色パッチの濃度値として特定される。なお、ユーザーがパッチシートSを視認するのではなく、プリンター100の自動測色器192により、自動的に黒色パッチのL値のばらつきが測色されることで、キャリブレーション処理における黒色パッチの濃度値が特定されるようにしてもよい。
黒色パッチの濃度値が特定された後、プリンター100において、特定された濃度値で1個の黒色パッチを印刷する。ここで、プリンター100では、プリントヘッド144の下流ノズル群を用いて黒色パッチを印刷する。このとき、プリントヘッド144を双方向(Bi−D)に主走査させて黒色パッチを印刷する。
次に、印刷された1個の黒色パッチに対してキャリブレーション処理を実行する。このキャリブレーション処理後の黒色パッチの濃度値を黒色画像の濃度値として用いる。ここで、印刷される黒色画像は、印刷順がC−W印刷であるので、プリントヘッド144の上流ノズル群を用いて印刷する。このとき、プリントヘッド144を単方向(Uni−D)に主走査させて黒色画像を印刷する。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例における較正処理用の印刷対象画像PI(図7)はあくまで一例であり、較正処理用の印刷対象画像PIは種々変形可能である。例えば、印刷対象画像PIとして、単一濃度の領域により構成される調色白画像Iwが用いられるとしてもよい。
B2.変形例2:
上記実施例では、較正処理用の印刷対象画像PIの印刷処理の際に、ヘッドのノズル群を上下に2分割して、カラー画像Ic(黒色画像)と調色白画像Iw(白画像)とを並行して形成するとしているが、必ずしもカラー画像Icと調色白画像Iwとを並行して形成する必要はなく、まずカラー画像Icを形成した後に、透明フィルムTFを巻き戻して、形成されたカラー画像Ic上に調色白画像Iwを形成するものとしてもよい。
B3.変形例3:
上記実施例では、白インクを対象とした調整のための較正処理について説明したが、他の色のインクを対象とした較正処理が行われるとしてもよい。ただし、他の色のインクを対象とした較正処理では、較正処理用の印刷対象画像PIの印刷処理において、透明フィルムTFの印刷面に直接印刷対象画像PIが形成される。すなわち、透明フィルムTFと測色の対象となる画像との間に黒色画像が形成されることはない。他の色のインクを対象とした較正処理では、黒色画像を形成しなくても、印刷画像の測色が精度良く実行可能であるからである。
B4.変形例4:
上記実施例における印刷システム10の構成はあくまで一例であり、印刷システム10の構成は種々に変形可能である。例えば、上記実施例では、プリンター100は、シアンとマゼンタとイエローとブラックとライトシアンとライトマゼンタと白色との7色のインクを用いて印刷を行うプリンターであるとしているが、プリンター100は白色を含む複数色のインクを用いて印刷を行うプリンターであればよい。例えば、プリンター100は、シアンとマゼンタとイエローとブラックと白色との5色のインクを用いて印刷を行うプリンターであってもよい。
また、上記実施例では、カラー画像の形成には、白色を除く6色のインクが用いられ、白色インクは使用されないとしているが、カラー画像の形成に用いられるインク色は、プリンター100の使用可能なインク色に応じて任意に設定可能である。例えば、カラー画像の形成に、白色インクが用いられるものとしてもよい。
また、上記実施例では、調色白画像の形成には、白色とイエローとブラックとライトシアンとライトマゼンタとの5色のインクが用いられ、シアンとマゼンタの2色のインクは使用されないとしているが、調色白画像の形成に用いられるインク色は、プリンター100の使用可能なインク色に応じて任意に設定可能である。例えば、調色白画像の形成に、白色とイエローとライトシアンとライトマゼンタとの4色のインクのみが用いられるとしてもよいし、白色とイエローとブラックとライトシアンとライトマゼンタとシアンとマゼンタとの7色のインクが用いられるとしてもよい。
また、上記実施例では、プリンター100は、プリントヘッド144を搭載するキャリッジを往復移動(主走査)させながら印刷を行うプリンターであるとしているが、本発明は、キャリッジの往復移動を伴わないラインプリンターによる印刷処理にも適用可能である。
また、上記各実施例では、プリンタードライバー300がPC200に含まれ、プリンター100は、PC200のプリンタードライバー300からコマンドを受信して印刷を実行するものとしているが(図4参照)、プリンター100が図示しない調色白指定モジュールやUI制御モジュールを含むプリンタードライバー300と同じ機能を有し、プリンター100がPC200のアプリケーションプログラムAPからカラー画像データCdata、調色白画像データWITdata、印刷順指定情報SSを受信して印刷を実行するものとしてもよい。あるいは、プリンター100がさらにアプリケーションプログラムAPと同じ機能も有し、プリンター100においてカラー画像データCdata、調色白画像データWITdata、印刷順指定情報SSの生成や、印刷処理が実行されるものとしてもよい。
また、上記実施例における調色白画像用ルックアップテーブルLUTwやカラー画像用ルックアップテーブルLUTcの内容はあくまで一例であり、これらの内容は例えばプリンター100の使用インクの組成に応じて予め実験的に設定される。また、これらの内容は、アプリケーションプログラムAPから出力されるデータの内容(使用色空間)や、プリンター100の使用インク色に応じて種々に変形可能である。同様に、これらのテーブルを用いた色変換処理やインク色分版処理の内容も種々に変形可能である。
また、上記実施例では、カラー画像用ハーフトーン処理モジュール320や調色白画像用ハーフトーン処理モジュール360(図4)により、ディザパターンを参照したハーフトーン処理が行われるとしているが、誤差拡散法といった他の方法によるハーフトーン処理が行われるとしてもよい。また、プリンター100が、各インク色について複数サイズのドットを形成可能である場合には、ハーフトーン処理によって、ドットのON/OFFを決定する2値化ではなく、ドットのON/OFFおよびドットサイズを決定する多値化が行われるとしてもよい。
また、上記実施例における印刷順指定コマンドやラスターコマンドの構成、インクコード表ICTの内容は、あくまで一例であり、種々変形可能である。なお、上記実施例では、インクコードが、複数のインク色のそれぞれと、カラー画像および調色白画像のそれぞれと、の組み合わせに対して一意に対応しているが、インクコードは必ずしもこのように設定される必要はない。ただし、インクコードがこのように設定されていれば、プリンター100のCPU110がラスターコマンドがカラー画像用か調色白画像用かを意識することなくラスターコマンドに含まれるインクコードに従ってコマンドの処理を行うことができる。
また、上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータープログラム)は、コンピューター読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピューター内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピューターに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
また、上記実施例におけるプリンター100は、カラー画像(白色インクを使用して形成するカラー画像を含む)のみを形成する印刷処理を実行可能であり、この場合には、プリントヘッド144のノズル列146を上流と下流とに分けることなく、ノズル列146の全体を使用して印刷が行われる。すなわち、プリンター100は、カラー画像と調色白画像とを形成する印刷処理を行う場合にのみ、ノズル列146をカラー画像を形成するためのノズル群と調色白画像を形成するためのノズル群とに区分して、印刷を行うものとすればよい。
10…印刷システム、100…プリンター、110…CPU、112…コマンド処理モジュール、120…ROM、130…RAM、132…ラスターバッファー、140…ヘッドコントローラー、142…ヘッドバッファー、144…プリントヘッド、146…ノズル列、150…キャリッジコントローラー、152…キャリッジモーター、160…印刷媒体送りコントローラー、162…印刷媒体送りモーター、170…USBインターフェース、180…ネットワークインターフェース、190…モニター、192…自動測色器、200…PC、210…CPU、220…ROM、230…RAM、240…USBインターフェース、250…ネットワークインターフェース、260…ディスプレイインターフェース、270…シリアルインターフェース、280…ハードディスクドライブ、290…CDドライブ、300…プリンタードライバー、310…カラー画像用インク色分版処理モジュール、320…カラー画像用ハーフトーン処理モジュール、340…調色白画像用色変換モジュール、350…調色白画像用インク色分版処理モジュール、360…調色白画像用ハーフトーン処理モジュール、370…コマンド作成モジュール。

Claims (8)

  1. 白色を含む複数色のインクを用いて、裏面に白色の保護層が剥離可能に付着された透明印刷媒体上に印刷を行う印刷装置であって、
    インクを噴射するノズル群を有するヘッドと、
    前記ヘッドを制御して、前記透明印刷媒体上に画像を形成させる制御部と、
    前記透明印刷媒体に前記保護層が付着された状態で、前記透明印刷媒体上に形成された画像を測色する測色部と、を備え、
    前記制御部は、前記測色の対象が、調整された白色である調色白の画像を含む白色画像である場合には、前記透明印刷媒体上に黒色画像が形成され、形成された前記黒色画像の上に重ねて白色画像が形成されるように、前記ヘッドを制御する、印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記測色の対象が前記白色画像以外の画像である場合には、前記透明印刷媒体上に直接前記測色の対象である画像が形成されるように、前記ヘッドを制御する、印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記ヘッドは、前記ノズル群として、黒色画像を含むカラー画像を前記透明印刷媒体上に形成するための第1のノズル群と、白色画像を前記透明印刷媒体上に形成するための第2のノズル群と、を有し、
    前記制御部は、前記測色の対象が白色画像である場合には、印刷中の少なくとも一部の期間において、前記第1のノズル群を用いた黒色画像の形成と、前記第2のノズル群を用いた白色画像の形成と、が並行して行われるように、前記ヘッドを制御する、印刷装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記黒色画像の印刷濃度は、
    同じ濃度値である複数の黒色パッチを複数の濃度で印刷した場合に、
    前記同じ濃度値である複数の黒色パッチ間の輝度値のばらつきが最も小さい黒色パッチの濃度とされる、印刷装置。
  5. 請求項4に記載の印刷装置であって、
    前記白色画像を印刷する旨の指示を受け付けた場合、
    前記輝度値のばらつきが最も小さい濃度の黒色パッチを1つ印刷し、
    前記印刷された1つの黒色パッチに対しキャリブレーションを行い、
    前記キャリブレーション後の濃度を用いて前記黒色画像を印刷する、印刷装置。
  6. 請求項5に記載の印刷装置であって、
    前記キャリブレーションを行うために印刷される黒色パッチは双方向(Bi−D)で印刷され、前記黒色画像は単方向(Uni−D)で印刷される、印刷装置。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記黒色パッチは印刷媒体搬送方向下流側ノズルを用いて印刷し、前記黒色画像は印刷媒体搬送方向上流側ノズルを用いて印刷する、印刷装置。
  8. 白色を含む複数色のインクを用いて、裏面に白色の保護層が剥離可能に付着された透明印刷媒体上に印刷を行う印刷方法であって、
    (a)インクを噴射するノズル群を有するヘッドを制御して、前記透明印刷媒体上に画像を形成させる工程と、
    (b)前記透明印刷媒体に前記保護層が付着された状態で、前記透明印刷媒体上に形成された画像を測色する工程と、を備え、
    前記工程(a)は、前記測色の対象が、調整された白色である調色白の画像を含む白色画像である場合には、前記透明印刷媒体上に黒色画像が形成され、形成された前記黒色画像の上に重ねて白色画像が形成されるように、前記ヘッドを制御する工程である、印刷方法。
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