JP2003282741A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造で、集積度の高い不揮発性の半導
体記憶装置を実現することができるようにする。 【解決手段】 1つのメモリセルに浮遊ゲート7を2つ
分離して備えるようにして、それぞれの浮遊ゲート7
a、7bに独立してプログラムを可能とすることで、同
一メモリセル20内に単一の浮遊ゲートがある場合と比
較して、集積度を2倍とすることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びその製造方法に関し、特に、浮遊ゲートを有する不揮
発性メモリに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】情報を記憶する働きを持ったメモリIC
において、電源を切っても記憶し続けるメモリICとし
て不揮発性メモリがある。さらに、書換え可能な不揮発
性メモリとしては、書込みを電気的に行い、消去を紫外
線照射よって行うEPROMや、書込み・消去ともに電
気的に行うEEPROM、さらに、これらの長所を合わ
せ持ったフラッシュメモリなどがあり、それぞれ様々な
用途に利用されている。
【0003】これら書換え可能な不揮発性メモリには浮
遊ゲートが設けられており、この浮遊ゲートへのキャリ
アの注入・引き抜きにより、書込みや消去を行うことが
できるようになっている。
【0004】ここで、従来の不揮発性メモリの一例につ
いて説明する。図28〜30は、従来のNOR型不揮発
性メモリの一例を示し、図28にその平面図、図29に
その等価回路図、図30に図28で示したIII−III’間
のメモリセルの概略断面図を示す。
【0005】図28、図29に示すように従来例のNO
R型不揮発性メモリは、ワード線(WL1〜WL4)と
ビット線(BL1〜BL4)とが直交するクロス部上に
メモリセル100が形成され、各メモリセルに1つの浮
遊ゲート101が配設されている。
【0006】また、ワード線(WL1〜WL4)は制御
ゲート、ビット線(BL1〜BL4)はドレインとなっ
ており、ワード線(WL1〜WL4)間には、共通のソ
ース領域が設けられており、2つのメモリセルに対して
1個のドレインコンタクトが設けられている。
【0007】また、図30の概略断面図に示すように、
従来の不揮発性メモリは、Si基板102上にシリコン
酸化膜(SiO2)105を介して浮遊ゲート101が
形成されている。この浮遊ゲート101は、ソース10
3、ドレイン104からの電子の注入・引き出しを行う
ために、そのソース103及びドレイン104上に配置
されている。
【0008】この浮遊ゲート101上に、ONO膜10
6、制御ゲート107と積層されメモリセルを構成して
いる。本例においては、N型拡散層で形成されているソ
ース103はLDD構造、また、N型拡散層で形成され
ているドレインはシングル・ドレイン構造のものを示し
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、上述した不揮発
性メモリの集積度向上を図るために、浮遊ゲートを複雑
な立体構造等にして、その浮遊ゲートの実行面積を広げ
る微細化の方向の改良が行われてきたが、実際には露光
上の限界などの製造上の限界等があり、そのような改良
にも限度があった。さらに、従来のNOR型不揮発性メ
モリにおいては、2つのメモリセルに対して1個のドレ
インコンタクトを必要としているため、単位メモリセル
の面積か大きくなってしまい、集積度を高めることがで
きないという問題があった。
【0010】本発明は、前述の問題に鑑みてなされたも
のであり、簡易な構造で、集積度の高い不揮発性の半導
体記憶装置を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討の
結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
【0012】本発明の半導体記憶装置は、半導体基板
と、前記半導体基板の表面に所定距離をおいて形成され
た一対の拡散層と、前記半導体基板上に形成された第1
のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上に形成さ
れ、前記各拡散層の上方にそれぞれが分離して形成され
た一対の浮遊ゲートと、前記第1のゲート絶縁膜と前記
浮遊ゲートとを覆うように形成された第2のゲート絶縁
膜と、前記第2のゲート絶縁膜上に形成された制御ゲー
トとを含み、前記一対の浮遊ゲート毎にメモリセルを構
成することを特徴とするものである。
【0013】本発明の半導体記憶装置の製造方法は、基
板上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第1
のゲート絶縁膜上に所定形状の絶縁膜を形成する工程
と、前記所定形状の絶縁膜の側壁に一対の第1の導電体
層を形成する工程と、前記所定形状の絶縁膜の両側の基
板表面に一対の拡散層を形成する工程と、前記所定形状
の絶縁膜を除去する工程と、前記第1の導電体層を覆う
ように第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第2
のゲート絶縁膜上に第2の導電体層を形成する工程とを
有することを特徴とするものである。
【0014】本発明は上記技術手段を有するので、各メ
モリセルに分離して設けられた一対の浮遊ゲートに、そ
れぞれ独立してプログラムの書込み、消去、読み出しを
行うことが可能となるため、単一の浮遊ゲートを有する
場合と比較して、同一のメモリセルの占有面積内で記憶
量を2倍とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら、
本発明の半導体記憶装置及びその製造方法の主要原理を
踏まえた諸実施形態について説明する。
【0016】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態における半導体記憶装置は、NOR型不揮発性メモリ
である。
【0017】図1は、第1の実施形態における半導体記
憶装置の平面図であり、図2は、その等価回路図であ
る。図1及び図2に示すように、半導体記憶装置は、制
御ゲートにあたるワード線(WL1〜WL4)とビット
線(BL1〜BL4)とが直交するように形成されてお
り、このワード線(WL1〜WL4)とビット線(BL
1〜BL4)のクロス部にメモリセル20がマトリクス
状に形成されている。
【0018】また、ワード線(WL1〜WL4)とビッ
ト線(BL1〜BL4)とに挟まれた領域には、P型の
素子分離拡散層が形成されており、各メモリセル20を
画定している。ここで、ビット線(BL1〜BL4)は
N型拡散層で形成されており、また、ビット線(BL1
〜BL4)と周辺回路とは低抵抗化のために金属で配線
されている。
【0019】図3に、図1で示したI−I’間のメモリ
セル20の概略断面図を示す。図3に示すように、メモ
リセル20は、Si基板1上に形成されたゲート絶縁膜
としてのシリコン酸化膜(SiO2膜)5、6と、シリ
コン酸化膜6上にリン等の不純物がドープされたアモル
ファスシリコン(DASi)で形成された浮遊ゲート7
と、浮遊ゲート7とシリコン酸化膜5、6を覆うように
形成されたONO膜8と、ONO膜8上にリン等の不純
物がドープされたアモルファスシリコン(DASi)で
形成され、その上層にタングステンシリサイド(WS
i)10が形成されてなる、ワード線としての制御ゲー
ト9とを備えている。
【0020】本実施形態におけるメモリセル20の特徴
として、浮遊ゲート7がチャネル上で一対の浮遊ゲート
7a、7bに分離されて形成されている。この分離形成
されている浮遊ゲート7a、7bは、ソース3、ドレイ
ン4上にそれぞれ独立して配置されており、その浮遊ゲ
ート7a、7bにより、ソース3、ドレイン4からの電
子をそれぞれ注入・引き抜きできるようになっている。
【0021】この一対の浮遊ゲート7は、シリコン酸化
膜6上に形成され、後に除去される絶縁膜の側壁に形成
されたサイドウォールであるため、チャネルの中央部に
突起した形状となっている。
【0022】また、Si基板1には、P型拡散層2にソ
ース3、ドレイン4がN型拡散層で形成されており、ま
た、ソース3とドレイン4はビット線を構成している。
【0023】また、シリコン酸化膜5は、シリコン酸化
膜6よりも厚く形成されているが、このようにすること
で、サイドウォールとして形成された浮遊ゲート7a、
7bをチャネル中央部により突起させ、プログラム時に
電子を取込みやすくしている。また、シリコン酸化膜5
をシリコン酸化膜6で構成することも本実施形態の範疇
に含まれる。このようにして、その作製工程を簡略化す
ることも可能である。
【0024】次に、図4〜図6を参照しながら、本実施
形態の半導体記憶装置の基本動作について説明する。
【0025】図4は、本実施形態の半導体記憶装置のプ
ログラム書込み動作状態を示す概略断面図である。図4
に示すように、例えばソース3を接地して、ドレイン4
に電圧5V、制御ゲート9に電圧10Vと比較的高い電
圧を加えると、電子がチャネル中をソース3からドレイ
ン4に向かって進む。このチャネル中を進む電子は、ド
レイン4の近傍で高いエネルギーを獲得してホットエレ
クトロンとなり、その一部がシリコン酸化膜6を飛び越
えて浮遊ゲート7bに注入され、これにより書込み動作
が行われる。
【0026】ここで、本実施形態の書込み動作では、ホ
ットエレクトロンによる書込み動作を説明したが、電圧
条件を変えることで、アバランシェ現象を利用したドレ
イン4からの電子の注入も可能である。
【0027】図5は、本実施形態の半導体記憶装置のプ
ログラム消去動作状態を示す概略断面図である。図5に
示すように、例えばソース3に電圧5V、ドレイン4に
電圧5V、制御ゲート9に電圧−10Vの条件で電圧を
加えると、FN(Fowler Nordheim)トンネリングによ
り、浮遊ゲート7bに注入されている電子はドレイン4
に引き抜かれる。ここで、電子が浮遊ゲート7aに注入
されている場合には、その電子がソース3に引き抜かれ
る。
【0028】ここで、本実施形態では、FNトンネリン
グによる消去動作を説明したが、電圧条件を変えること
で、アバランシェ現象によるドレイン4あるいはソース
3からのホールの注入や、あるいはバンド間トンネリン
グによるホールの注入を行い、電子との相殺による消去
も可能である。
【0029】図6は、本実施形態の半導体記憶装置のプ
ログラム読み出し動作状態を示す概略断面図である。図
6(a)に示すように、例えばソース3に電圧1V、ド
レイン4を接地、制御ゲート9に電圧5Vとしてそれぞ
れ電圧を加えたときに、浮遊ゲート7a、7bに電子が
無い状態ではチャネルはつながっており、ソース3とド
レイン4との間に電流が流れる。この状態のデータは、
「1」として読み出される。
【0030】一方、図6(b)に示すように、浮遊ゲー
ト(図6(b)の場合は7b)に電子が注入されている
状態ではチャネルが切断され、ソース3とドレイン4と
の間に電流が流れない。この状態のデータは、「0」と
して読み出される。
【0031】次に、図7〜図9を参照しながら、上述し
た基本動作の実効性を確かめるため、本実施形態の半導
体記憶装置のTCAD(Technology Computer Aided De
sign)確認結果について説明する。図7〜図9は、本発
明における半導体記憶装置のTCAD確認結果を示した
概略断面図であり、電界とキャリアの衝突電離の様子を
示している。
【0032】図7は、本発明における半導体記憶装置の
浮遊ゲート7b幅を120nmとした場合のTCAD確
認結果を示した概略断面図である。図7の確認結果か
ら、キャリアの衝突電離は浮遊ゲート7b下で発生して
おり、また、電界も浮遊ゲート7bに向かっていること
が確認される。これにより、プログラムは十分に可能で
あることが分かる。
【0033】図8は、図7の半導体記憶装置に対して浮
遊ゲート7b幅を広くしたものである。図8の確認結果
から、図7の半導体記憶装置よりもキャリアの衝突電離
の発生幅を広くできることが確認される。これは、浮遊
ゲート7b幅を広く形成することで、浮遊ゲート7bと
N型拡散層であるドレイン4とのオーバーラップ面を広
くできるためである。これにより、プログラム効率をよ
り向上させることができることが分かる。
【0034】図9は、図7の半導体記憶装置に対して浮
遊ゲート7bの下部突き出し部を広くして、N型拡散層
であるドレイン4とのオーバーラップ面を広くしたもの
である。図9の確認結果から、浮遊ゲート7bの幅を広
げることなく、キャリアの衝突電離の発生幅を広くでき
ることが確認されるため、プログラム効率をより向上さ
せることができることが分かる。このように、浮遊ゲー
ト7b幅を広げることなく、プログラム効率をより向上
させることができることは、半導体記憶装置の微細化に
対して非常に有効である。
【0035】−半導体記憶装置の変形例− 図10は、本実施形態の半導体記憶装置の変形例を示す
概略断面図である。図10で示す半導体装置は、図3で
示した半導体記憶装置に対して、N型拡散層からなるソ
ース3、ドレイン4を覆うように、P型拡散層11が形
成されているものである。
【0036】このように、ソース3、ドレイン4の周辺
に、それと反対導電型の層を備えるようにすることで、
小さなドレイン−ソース間電圧でそれぞれの空乏層同士
が接触してしまうパンチスルーの対策を行うことができ
る。
【0037】−第1の実施形態による半導体記憶装置の
製造方法− 以下、第1の実施形態による半導体記憶装置の製造方法
を説明する。図11〜図13は、図3、図10に示した
半導体記憶装置の製造方法を工程順に示す概略断面図で
ある。
【0038】先ず、図11(a)に示すように、Si基
板1を温度900℃〜1000℃の条件で熱酸化させ、
熱酸化膜(SiO2)12を膜厚20nm〜30nmで
形成する。次に、図11(a)には、不図示のレジスト
塗布後、パターニングを行ってメモリセル形成領域を開
口した後、そのメモリセル形成領域にボロン(B)イオ
ンをエネルギー150keV〜180keV、垂直方向
からの傾斜角7°程度、濃度5×1012/cm2〜7×
1012/cm2の条件でイオン注入を行い、Si基板1
にP型拡散層2を形成する。続いて、レジストを除去し
た後、注入されたイオンの拡散及びイオン注入による結
晶のダメージの回復を目的として、温度1000℃程
度、時間10〜20分の条件で、窒素(N2)雰囲気で
アニーリングを行う。
【0039】続いて、図11(b)に示すように、熱酸
化膜12をフッ酸等で全面除去した後、温度850℃〜
950℃の条件でシリコン酸化膜5を膜厚20nm〜3
0nmで形成する。その後、CVD法によりシリコン窒
化膜(Si34)14を膜厚100nm〜150nmで
形成する。
【0040】続いて、図11(c)に示すように、レジ
スト15の塗布を行い、パターニングを行った後、ドラ
イ異方性エッチングによりシリコン窒化膜14のみをエ
ッチングする。このとき、周辺領域は全てレジスト15
で覆い、シリコン窒化膜14が後の工程でエッチングさ
れないようにしておく。
【0041】続いて、図11(d)に示すように、レジ
スト15の剥離を行わず、連続してフッ酸等でシリコン
窒化膜14の除去された下地のシリコン酸化膜5を除去
する。このとき、エッチングがフッ酸等のウエットエッ
チングにより行われるため、レジスト15に覆われてい
たシリコン窒化膜14下のシリコン酸化膜5にサイドエ
ッジが入る。その後、レジスト15の剥離処理を行う。
【0042】続いて、図11(e)に示すように、温度
800℃〜900℃の条件でのウェット酸化、あるいは
温度1000℃〜1100℃の条件でのドライ酸化によ
り、メモリセルのトンネル酸化膜となるシリコン酸化膜
6を膜厚7nm〜10nmで形成する。
【0043】続いて、図12(a)に示すように、リン
(P)が濃度2×1020/cm3〜3×1021/cm3
ープされたアモルファスシリコン16をCVD法にて、
膜厚100nm〜200nmで形成する。
【0044】続いて、図12(b)に示すように、アモ
ルファスシリコン16の全面を異方性エッチング(エッ
チバック)し、アモルファスシリコン16をシリコン窒
化膜14のサイドウォールとして両側のみに残し、浮遊
ゲート7a、7bを形成する。このとき、周辺領域は全
面にシリコン窒化膜14が残っているため、アモルファ
スシリコン16がサイドウォールとなって残る領域はな
い。
【0045】続いて、図12(c)に示すように、ボロ
ン(B)イオンをエネルギー25keV〜35keV、
傾斜角25〜30°、合計濃度1×1013/cm2〜3
×1013/cm2になるような諸条件で2方向にイオン
注入を行い、パンチスルー対策としてのP型拡散層11
を形成する。このとき周辺領域は全面にシリコン窒化膜
14が残っているため、ボロン(B)イオンがSi基板
1に達することはない。ここで、図3の半導体記憶装置
においては、本工程は不要である。
【0046】続いて、図12(d)に示すように、全面
に砒素(As)をエネルギー50keV〜70keV、
傾斜角0°程度、濃度1×1015/cm2〜3×1015
/cm2の条件でイオン注入を行い、メモリセルのソー
ス3、ドレイン4となるN型拡散層13を形成する。こ
のとき、周辺領域は全面にシリコン窒化膜14が残って
いるため、砒素(As)イオンがSi基板1に達するこ
とはない。
【0047】続いて、図12(e)に示すように、ドラ
イエッチングを行ってシリコン窒化膜14を全面除去す
る。このとき、周辺領域のシリコン窒化膜14も全面除
去される。
【0048】続いて、図13(a)に示すように、温度
700℃〜800℃の条件でのCVD法により膜厚5n
m〜7nmの酸化膜8aを形成し、次に、酸化膜8a上
に温度700℃〜800℃の条件でのCVD法により膜
厚8nm〜10nmの窒化膜8bを形成し、さらに、窒
化膜8b上に温度900℃〜1000℃の条件でのウェ
ット酸化により膜厚4nm〜7nmの窒素膜8cを形成
する。この3層がONO膜8として、浮遊ゲートと制御
ゲート間の絶縁膜及び制御ゲートとSi基板1間の絶縁
膜の一部となる。ここで、ONO膜8作製の熱工程によ
り、P型拡散層11及びソース3、ドレイン4となるN
型拡散層13が拡散されて広がる。
【0049】続いて、図13(b)に示すように、リン
(P)が濃度2×1020/cm3〜3×1021/cm3
ープされたアモルファスシリコンをCVD法にて膜厚1
00nm〜200nmで積層し、また、その表層にタン
グステンシリサイド10をCVD法にて膜厚100〜1
80nmで積層して、制御ゲート9を形成する。
【0050】しかる後、レジストの塗布・パターニング
を行い、制御ゲート9となるタングステンシリサイド1
0とアモルファスシリコン、ONO膜8、浮遊ゲート7
a、7bとなるアモルファスシリコンとそれぞれエッチ
ングを行うことで、メモリセルの制御ゲート9の形成及
び浮遊ゲート7a、7bの分離ができる。ここで、17
に示すONO膜8とシリコン酸化膜6との接合部分は、
制御ゲート形成のためのONO膜8エッチング時にその
エッチング量に制御が必要であり、また、浮遊ゲート7
a、7bを形成するためのアモルファスシリコンのエッ
チング時にその選択比の制御が必要である。
【0051】ここで、図13(b)には図示していない
が、メモリセルの周辺領域については、制御ゲート9を
形成するためのアモルファスシリコン、タングステンシ
リサイド10の積層前に、レジスト塗布・パターニング
により開口し、エッチングによりONO膜8を除去した
後、レジストを剥離し、酸化膜を形成している。その
後、制御ゲート9を形成するためのアモルファスシリコ
ン及びタングステンシリサイド10を積層し、メモリセ
ルのワード線形成後に改めてレジスト塗布・パターニン
グ・エッチングにより、ゲート電極を形成する。
【0052】さらに、図13(c)に示すように、隣接
するビット線間と隣接するゲート線間との間の素子分離
については、レジストの塗布・パターニング・現像を行
うことでメモリセルのみレジスト開口し、続けてボロン
(B)イオンをエネルギー20keV〜40keV、傾
斜角0°程度、濃度5×1012/cm2〜1×1013
cm2の条件でイオン注入を行い、P型拡散層である素
子分離拡散層18を形成する。
【0053】ここで、図13(c)では隣接するビット
線間と隣接するゲート線間との間のみの領域を示してい
るが、ワード線形成領域はそのタングステンシリサイド
がボロン(B)のイオン注入のブロック膜となって、チ
ャネル上へボロン(B)のイオン注入を防いでいる。
【0054】また、ワード線形成のためのエッチング後
に、図13(c)のようにフェンスとなって残っている
ONO膜8の下にアモルファスシリコン16の一部が残
る可能性があるが、この後工程の浮遊ゲート7a、7b
の側壁ブロック膜として形成する温度800℃〜900
℃、膜厚5nm〜10nmの熱酸化膜工程において、全
て酸化膜となるために問題とはならない。
【0055】−第1の実施形態による半導体記憶装置の
製造方法の変形例1− 以下、第1の実施形態による半導体記憶装置の製造方法
の変形例1を説明する。図14は、第1の実施形態によ
る半導体記憶装置の製造方法の変形例1の工程順を示す
概略断面図である。
【0056】本例では、先ず図11(a)〜(e)、図
12(a)〜(d)の各工程を経る。続いて、図14
(a)に示すように、温度700℃〜900℃の条件で
のウェット酸化により、N型拡散層13と浮遊ゲート7
a、7bとのシリコン酸化膜6を成長させる。このと
き、アモルファスシリコンからなる浮遊ゲート7a、7
b上にも酸化膜が形成されるが、N型拡散層13上の方
が、不純物濃度が高いために増速酸化により厚く形成さ
れる。ここで、図3に示した半導体記憶装置において
は、ソース3、ドレイン4を覆うパンチスルー対策とし
てのP型拡散層11は不要である。
【0057】また、浮遊ゲート7a、7b間のシリコン
酸化膜6を厚く形成することで、制御ゲート9形成時の
ONO膜8のエッチング時には、その厚くなった分だ
け、エッチング量のコントロールに余裕ができる。ま
た、浮遊ゲート7a、7bのアモルファスシリコンのエ
ッチング時には、そのエッチングの選択比の制御にも余
裕ができる。
【0058】続いて、図14(b)に示すように、ドラ
イエッチングを行ってシリコン窒化膜14を全面除去す
る。このとき、周辺領域のシリコン窒化膜14も全面除
去される。その後フッ酸(HF)処理により浮遊ゲート
7a、7b上に形成された酸化膜を除去する。このと
き、浮遊ゲート7a、7b間のシリコン酸化膜6も除去
されるが、厚く成長しているため、Si基板1が露出す
ることはない。ここで、図3に示した半導体記憶装置に
おいては、ソース3、ドレイン4を覆うパンチスルー対
策としてのP型拡散層11は不要である。
【0059】そして、図12(e)、図13(a)〜
(c)の工程を経て、第1の実施形態の半導体記憶装置
が完成する。
【0060】−第1の実施形態による半導体記憶装置の
製造方法の変形例2− 以下、第1の実施形態による半導体記憶装置の製造方法
の変形例2を説明する。図15は、第1の実施形態によ
る半導体記憶装置の製造方法の変形例2を示す概略断面
図である。
【0061】本例では、先ず図11(a)〜(e)、図
12(a)〜(e)の各工程を経る。続いて、図15に
示すように、温度700℃〜900℃の条件でのウェッ
ト酸化により、膜厚5nm〜7nmの酸化膜8dを形成
し、次に、酸化膜8d上に温度700℃〜800℃の条
件でのCVD法により膜厚8nm〜10nmの窒化膜8
bを形成し、さらに、窒化膜8b上に温度900℃〜1
000℃の条件でのウェット酸化により膜厚4nm〜7
nmの窒素膜8cを形成する。この3層がONO膜8e
として、浮遊ゲートと制御ゲート間の絶縁膜及び制御ゲ
ートとSi基板1間の絶縁膜の一部となる。ここで、O
NO膜8e作製の熱工程により、P型拡散層11及びN
型拡散層13が拡散されて広がる。
【0062】また、酸化膜8dの形成を拡散工程で行っ
ており、N型拡散層13上は不純物濃度が高いため、増
速酸化により厚く形成される。ここで、図3の半導体記
憶装置においては、ソース3、ドレイン4を覆うパンチ
スルー対策としてのP型拡散層11は不要である。
【0063】そして、図13(b)、(c)の工程を経
て、第1の実施形態の半導体記憶装置が完成する。
【0064】−第1の実施形態による半導体記憶装置の
製造方法の変形例3− 以下、第1の実施形態による半導体記憶装置の製造方法
の変形例3を説明する。図16は、第1の実施形態によ
る半導体記憶装置の製造方法の変形例3を示す概略断面
図である。
【0065】本例では、先ず図11(a)〜(c)の各
工程を経る。続いて、図16に示すように、ボロン
(B)イオンをエネルギー25keV〜35keV、傾
斜角0°程度、濃度1×1013/cm2〜5×1013
cm2でイオン注入を行い、パンチスルー対策としての
P型拡散層11を形成する。このとき周辺領域は全面に
シリコン窒化膜14が残っているため、ボロン(B)イ
オンがSi基板1に達することはない。ここで、図3の
半導体記憶装置においては、本工程は不要である。
【0066】そして、図11(d)、(e)、図12
(a)、(b)、(d)、(e)、図13(a)〜
(c)の工程を経て、第1の実施形態の半導体記憶装置
が完成する。
【0067】−第1の実施形態による半導体記憶装置の
製造方法の変形例4−以下、第1の実施形態による半導
体記憶装置の製造方法の変形例4を説明する。図17
は、第1の実施形態による半導体記憶装置の製造方法の
変形例4の工程順を示す概略断面図である。本製造方法
の特徴としては、TEOS(tetraethylorthosilicat
e)を使用したCVD法により、段部の被覆特性のよい
シリコン酸化膜(SiO2)を形成することである。
【0068】本例では、先ず図11(a)〜(e)、図
12(a)〜(d)の各工程を経る。続いて、図17
(a)に示すように、シリコン酸化膜(TEOS・Si
2)19を膜厚500nm〜1000nmで形成後、
シリコン窒化膜14上までCMP法により研磨を行う。
ここで、図3の半導体記憶装置においては、ソース3、
ドレイン4を覆うパンチスルー対策としてのP型拡散層
11は不要である。
【0069】続いて、図17(b)に示すように、ドラ
イエッチングあるいはリン酸ボイルにより、シリコン窒
化膜14を全面除去する。このとき周辺領域のシリコン
窒化膜14も除去される。
【0070】続いて、図17(c)に示すように、温度
700℃〜800℃の条件でのCVD法により膜厚5n
m〜7nmの酸化膜8aを形成し、次に、酸化膜8a上
に温度700℃〜800℃の条件でのCVD法により膜
厚8nm〜10nmの窒化膜8bを形成し、さらに、窒
化膜8b上に温度900℃〜1000℃の条件でのウェ
ット酸化により膜厚4nm〜7nmの窒素膜8cを形成
する。この3層がONO膜8として、浮遊ゲートと制御
ゲート間の絶縁膜及び制御ゲートとSi基板1間の絶縁
膜の一部となる。ここで、ONO膜8作製の熱工程によ
り、P型拡散層11及びN型拡散層13が拡散されて広
がる。
【0071】続いて、図17(d)に示すように、リン
(P)が濃度2×1020/cm3〜3×1021/cm3
ープされたアモルファスシリコンをCVD法にて膜厚1
00nm〜200nm積層し、また、その表層にタング
ステンシリサイド10をCVD法にて膜厚100〜18
0nmで積層して、制御ゲート9を形成する。
【0072】しかる後、レジストの塗布・パターニング
を行い、制御ゲート9となるアモルファスシリコン、タ
ングステンシリサイド10、ONO膜8、浮遊ゲート7
a、7bとなるアモルファスシリコンとそれぞれエッチ
ングを行うことで、メモリセルの制御ゲート9の形成及
び浮遊ゲート7a、7bの分離ができる。
【0073】ここで、図17(d)には図示していない
が、メモリセルの周辺領域は、制御ゲート9を形成する
ためのアモルファスシリコン、タングステンシリサイド
10の積層前に、レジスト塗布・パターニングにより開
口し、エッチングによりONO膜8を除去した後、レジ
ストを剥離し、酸化膜を形成している。その後、制御ゲ
ート9を形成するためのアモルファスシリコン及びタン
グステンシリサイド10積層し、メモリセルのワード線
形成後に改めてレジスト塗布・パターニング・エッチン
グにより、ゲート電極を形成する。ここで、メモリセル
とワード線との間の素子分離については、図13(c)
と同様である。
【0074】−第1の実施形態による半導体記憶装置の
製造方法の変形例5− 以下、第1の実施形態による半導体記憶装置の製造方法
の変形例5を説明する。図18は、第1の実施形態によ
る半導体記憶装置の製造方法の変形例5を示す概略断面
図である。
【0075】本例では、先ず図11(a)〜(e)、図
12(a)〜(d)、図17(a)の各工程を経る。続
いて、図18に示すように、異方性エッチングによりシ
リコン酸化膜19をエッチングして後退させる。ここ
で、図3の半導体記憶装置においては、ソース3、ドレ
イン4を覆うパンチスルー対策としてのP型拡散層11
は不要である。
【0076】そして、図17(b)〜(d)の工程を経
て、第1の実施形態の半導体記憶装置が完成する。
【0077】以上説明してきたように、本実施形態の半
導体記憶装置によれば、1つのメモリセル20に浮遊ゲ
ート7を2つ分離して備えるようにすることで、それぞ
れ独立してプログラムを可能とすることができ、同一メ
モリセル内で単一の浮遊ゲートがある場合と比較して、
集積度を2倍とすることができる。
【0078】また、ビット線(BL1〜BL4)を拡散
層で形成するようにしたので、コンタクトを最小限とす
ることができ、メモリセル20の面積も小さくすること
ができる。
【0079】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態における半導体記憶装置は、AND型不揮発性メモリ
である。
【0080】図19は、第2の実施形態における半導体
記憶装置の平面図であり、図20は、その等価回路図で
ある。図19及び図20に示すように、半導体記憶装置
は、制御ゲートにあたるワード線(WL1〜WL4)と
ビット線(BL1〜BL4)とが直交するように形成さ
れており、1本のワード線(WL1〜WL4)に対し
て、2つのビット線にまたがるようにメモリセル40が
マトリクス状に形成されている。
【0081】また、ビット線(BL1〜BL4)方向の
メモリセル40間の領域には、素子分離拡散層が形成さ
れている。ここで、ビット線(BL1〜BL4)は拡散
層で形成されており、また、周辺回路との接続はビット
線の低抵抗化のために金属で配線されている。
【0082】図21に、図1で示したII−II’間の
メモリセル40の概略断面図を示す。図21に示すよう
に、メモリセル40は、Si基板21上に形成されたゲ
ート絶縁膜としてのシリコン酸化膜(SiO2)25、
26と、シリコン酸化膜26上に形成された浮遊ゲート
27と、浮遊ゲート27とシリコン酸化膜25、26を
覆うように形成されたONO膜28と、ONO膜28上
に形成されたワード線としての制御ゲート29とを備え
ている。
【0083】本実施形態におけるメモリセル40の特徴
としては、第1の実施形態と同様に浮遊ゲート27がチ
ャネル上で一対の浮遊ゲート27a、27bに分離され
て形成されている点である。この分離形成されている浮
遊ゲート27a、27bは、ソース23、ドレイン24
上にそれぞれ独立して配置されており、その浮遊ゲート
27a、27bにより、ソース23、ドレイン24から
の電子をそれぞれ注入・引き抜きできるようになってい
る。
【0084】この一対の浮遊ゲート27は、シリコン酸
化膜25上に形成され、後に除去される絶縁膜の側壁に
形成されたサイドウォールであるため、チャネルの中央
部に突起した形状となっている。
【0085】Si基板21には、ゲート23、ソース2
4形成されており、また、それぞれがビット線を構成し
ている。
【0086】シリコン酸化膜25は、シリコン酸化膜2
6よりも厚く形成されているが、このようにすること
で、サイドウォールとして形成された浮遊ゲート27
a、27bをチャネル中央部により突起させ、プログラ
ム時に電子を取込みやすくしている。また、シリコン酸
化膜25をシリコン酸化膜26で構成することも本実施
形態の範疇に含まれる。このようにして、その作製工程
を簡略化することも可能である。
【0087】また、第1の実施の形態における半導体記
憶装置の変形例と同様に、ソース23、ドレイン24の
周辺に反対導電型のパンチスルー対策の拡散層を設ける
こともできる。
【0088】−第2の実施形態による半導体記憶装置の
製造方法− 以下、第2の実施形態による半導体記憶装置の製造方法
を説明する。図22〜図24は、図21に示した半導体
記憶装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
【0089】先ず、図22(a)に示すように、温度8
50℃〜950℃の条件でシリコン酸化膜25を膜厚2
0nm〜30nmで形成する。その後、CVD法により
シリコン窒化膜(Si34)34を膜厚100nm〜1
50nmで形成し、メモリセル形成領域のパターニング
を行う。
【0090】続いて、図22(b)に示すように、シリ
コン窒化膜34を酸化防止膜にして、Si基板21上の
表面を選択的に酸化することによって、Si基板21の
表面にシリコン酸化膜(SiO2)31を選択的に形成
して素子分離領域を区画する。
【0091】続いて、図22(c)に示すように、レジ
スト35の塗布を行い、パターニングを行った後、ドラ
イ異方性エッチングによりシリコン窒化膜34のみをエ
ッチングする。
【0092】続いて、図22(d)に示すように、レジ
スト35の剥離を行わず、連続してフッ酸等でシリコン
窒化膜34の除去された下地のシリコン酸化膜25を除
去する。このとき、エッチングがフッ酸等のウエットエ
ッチングにより行われるため、レジスト35に覆われて
いたシリコン窒化膜34下のシリコン酸化膜25にサイ
ドエッジが入る。その後、レジスト35の剥離処理を行
う。
【0093】続いて、図22(e)に示すように、温度
800℃〜900℃の条件でのウェット酸化膜、あるい
は温度1000℃〜1100℃の条件でのドライ酸化膜
により、メモリセルのトンネル酸化膜となるシリコン酸
化膜26を膜厚7nm〜10nmで形成する。
【0094】続いて、図23(a)に示すように、リン
(P)が濃度2×1020/cm3〜3×1021/cm3
ープされたアモルファスシリコンをCVD法にて、膜厚
100nm〜200nmで形成して、全面を異方性エッ
チング(エッチバック)し、シリコン窒化膜34のサイ
ドウォールとして両側のみに残し、浮遊ゲート27a、
27bを形成する。
【0095】続いて、図23(b)に示すように、全面
に砒素(As)をエネルギー50keV〜70keV、
傾斜角0°程度、濃度1×1015/cm2〜3×1015
/cm2の条件でイオン注入を行い、メモリセルのソー
ス23、ドレイン24となるN型拡散層33を形成す
る。このとき、Si基板21のチャネル部には、シリコ
ン窒化膜34が残っているため、砒素(As)イオンが
Si基板21のチャネル部に達することはない。
【0096】続いて、図23(c)に示すように、シリ
コン窒化膜34を酸化防止膜としてSi基板21の表面
を選択的に酸化することにより、N型拡散層33と浮遊
ゲート27a、27bとのシリコン酸化膜26を成長さ
せる。また、この熱酸化によりN型拡散層33が拡散し
て広がる。
【0097】続いて、図23(d)に示すように、ドラ
イエッチングを行ってシリコン窒化膜34を全面除去す
る。
【0098】続いて、図23(e)に示すように、温度
700℃〜800℃の条件でのCVD法により膜厚5n
m〜7nmの酸化膜28aを形成し、次に、酸化膜28
a上に温度700℃〜800℃の条件でのCVD法によ
り膜厚8nm〜10nmの窒化膜28bを形成し、さら
に、窒化膜28b上に温度900℃〜1000℃の条件
でのウェット酸化により膜厚4nm〜7nmの窒素膜2
8cを形成する。この3層がONO膜28として、浮遊
ゲート27a、47bと制御ゲート29間の絶縁膜及び
制御ゲート29とSi基板21間の絶縁膜の一部とな
る。
【0099】続いて、図24(a)に示すように、多結
晶シリコン(polySi)をCVD法にて膜厚100
nm〜200nmで積層し、また、その表層にタングス
テンシリサイド10をCVD法にて膜厚100〜180
nmで積層して、制御ゲート29を形成する。
【0100】しかる後、レジストの塗布・パターニング
を行い、制御ゲート29となるタングステンシリサイド
30、多結晶シリコン(polySi)、ONO膜2
8、浮遊ゲート27a、27bとなるアモルファスシリ
コンとそれぞれエッチングを行うことで、メモリセルの
制御ゲート29の形成及び浮遊ゲート27a、27bの
分離ができる。
【0101】−第2の実施形態の半導体記憶装置の比較
例− ここで、図25〜図27に比較例としてのAND型不揮
発性メモリの一例を示し、図25にその平面図、図26
にその等価回路図、図27にその1メモリセルの概略断
面図を示す。
【0102】図28、図29に示すように比較例のAN
D型不揮発性メモリは、ワード線(WL1〜WL4)と
ビット線(BL1〜BL6)がマトリクス状に形成さ
れ、メモリセル200内の浮遊ゲート201が、2つの
ビット線にまたがるように形成されている。
【0103】また、図27の概略断面図に示すように、
比較例の不揮発性メモリは、Si基板202上にシリコ
ン酸化膜(SiO2)205を介して浮遊ゲート201
が形成されている。この浮遊ゲート201は、ソース2
03、ドレイン204からの電子の注入・引き出しを行
うために、そのソース203及びドレイン204上に配
置されている。
【0104】このように、1つのメモリセル200にプ
ログラムを行うための浮遊ゲート201を1つしか持た
ない不揮発性メモリでは、その集積度を向上させるため
に、浮遊ゲート201を立体構造等にして微細化を図る
ことなどを行うことになるが、それにも限度があり、ま
た、作製工程が複雑になってしまう欠点がある。
【0105】以上説明してきたように、本実施の形態の
半導体記憶装置によれば、1つのメモリセル40に浮遊
ゲート27を2つ分離して形成することで、それぞれの
浮遊ゲート7a、7bに独立してプログラムを可能とす
ることができる。これにより、同一メモリセル内で単一
の浮遊ゲートを有する比較例の場合と比較して、集積度
を2倍とすることができる。
【0106】以下、本発明の諸態様を付記としてまとめ
て記載する。
【0107】(付記1)半導体基板と、前記半導体基板
の表面に所定距離をおいて形成された一対の拡散層と、
前記半導体基板上に形成された第1のゲート絶縁膜と、
前記第1のゲート絶縁膜上に形成され、前記各拡散層の
上方にそれぞれが分離して形成された一対の浮遊ゲート
と、前記第1のゲート絶縁膜と前記浮遊ゲートとを覆う
ように形成された第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲ
ート絶縁膜上に形成された制御ゲートとを含み、前記一
対の浮遊ゲート毎にメモリセルを構成することを特徴と
する半導体記憶装置。
【0108】(付記2)前記拡散層は、その周辺が反対
導電型の拡散層で覆われていることを特徴とする付記1
に記載の半導体記憶装置。
【0109】(付記3)前記拡散層がビット線であり、
前記制御ゲートと直交するように配設されていることを
特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
【0110】(付記4)前記第1のゲート絶縁膜は、前
記拡散層上の部分よりも前記浮遊ゲート間の部分が厚く
形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体
記憶装置。
【0111】(付記5)前記浮遊ゲートは、上方に突起
して形成されていることを特徴とする付記1に記載の半
導体記憶装置。
【0112】(付記6)基板上に第1のゲート絶縁膜を
形成する工程と、前記第1のゲート絶縁膜上に所定形状
の絶縁膜を形成する工程と、前記所定形状の絶縁膜の側
壁に一対の第1の導電体層を形成する工程と、前記所定
形状の絶縁膜の両側の基板表面に一対の拡散層を形成す
る工程と、前記所定形状の絶縁膜を除去する工程と、前
記第1の導電体層を覆うように第2のゲート絶縁膜を形
成する工程と、前記第2のゲート絶縁膜上に第2の導電
体層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
記憶装置の製造方法。
【0113】(付記7)前記拡散層を形成する前に、前
記拡散層と反対導電型の拡散層を形成する工程を更に有
し、前記反対導電型の拡散層で覆われるように前記拡散
層を形成することを特徴とする付記6に記載の半導体記
憶装置の製造方法。
【0114】(付記8)前記拡散層と前記第2の導電体
層とを直交するように形成することを特徴とする付記6
に記載の半導体記憶装置の製造方法。
【0115】(付記9)前記第1のゲート絶縁膜を、前
記拡散層上の部分よりも前記第1の導電体層間の部分を
厚く形成することを特徴とする付記6に記載の半導体記
憶装置の製造方法。
【0116】(付記10)前記第1の導電体層を、上方
に突起して形成することを特徴とする付記6に記載の半
導体記憶装置の製造方法。
【0117】(付記11)前記第1の導電体層を、全面
異方性エッチングにより前記所定形状の絶縁膜の側壁の
みに残すように形成することを特徴とする付記6に記載
の半導体記憶装置の製造方法。
【0118】
【発明の効果】本発明によれば、1つのメモリセルに浮
遊ゲートを2つ分離して備えるようにしたので、それぞ
れ独立してプログラムを可能とすることができ、同一メ
モリセル内で単一の浮遊ゲートがある場合と比較して、
集積度を2倍とすることができる。
【0119】また、本発明の他の特徴によれば、拡散層
の周辺に反対導電型を有する拡散層を備えるようにした
ので、パンチスルー対策をすることができる。
【0120】また、本発明のその他の特徴によれば、ビ
ット線を拡散層で形成するようにしたので、コンタクト
を最小限とすることができ、メモリセルの面積も小さく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施形態の半導体記憶装
置を示す平面図である。
【図2】本発明における第1の実施形態の半導体記憶装
置を示す等価回路図である。
【図3】本発明における第1の実施形態の半導体記憶装
置を示す概略断面図である。
【図4】本発明における半導体記憶装置のプログラム書
込み動作状態を示す概略断面図である。
【図5】本発明における半導体記憶装置のプログラム消
去動作状態を示す概略断面図である。
【図6】本発明における半導体記憶装置のプログラム読
み出し動作状態を示す概略断面図である。
【図7】本発明における半導体記憶装置のTCAD確認
結果を示した概略断面図である。
【図8】本発明における半導体記憶装置のTCAD確認
結果を示した概略断面図である。
【図9】本発明における半導体記憶装置のTCAD確認
結果を示した概略断面図である。
【図10】本発明における第1の実施形態の半導体記憶
装置の変形例を示す概略断面図である。
【図11】第1の実施形態による半導体記憶装置の製造
方法を工程順に示す概略断面図である。
【図12】図11に引き続き、第1の実施形態による半
導体記憶装置の製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図13】図12に引き続き、第1の実施形態による半
導体記憶装置の製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図14】第1の実施形態による半導体記憶装置の製造
方法の変形例1の工程順を示す概略断面図である。
【図15】第1の実施形態による半導体記憶装置の製造
方法の変形例2を示す概略断面図である。
【図16】第1の実施形態による半導体記憶装置の製造
方法の変形例3を示す概略断面図である。
【図17】第1の実施形態による半導体記憶装置の製造
方法の変形例4の工程順を示す概略断面図である。
【図18】第1の実施形態による半導体記憶装置の製造
方法の変形例5を示す概略断面図である。
【図19】本発明における第2の実施形態の半導体記憶
装置を示す平面図である。
【図20】本発明における第2の実施形態の半導体記憶
装置を示す等価回路図である。
【図21】本発明における第2の実施形態の半導体記憶
装置を示す概略断面図である。
【図22】第2の実施形態による半導体記憶装置の製造
方法を工程順に示す概略断面図である。
【図23】図22に引き続き、第2の実施形態による半
導体記憶装置の製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図24】図23に引き続き、第2の実施形態による半
導体記憶装置の製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図25】比較例を示し、AND型不揮発性メモリの平
面図である。
【図26】比較例を示し、AND型不揮発性メモリの等
価回路図である。
【図27】比較例を示し、AND型不揮発性メモリの概
略断面図である。
【図28】従来例を示し、NOR型不揮発性メモリの平
面図である。
【図29】従来例を示し、NOR型不揮発性メモリの等
価回路図である。
【図30】従来例を示し、NOR型不揮発性メモリの概
略断面図である。
【符号の説明】
1、21、102、202 Si基板 2 P型拡散層 3、23、103、203 ソース 4、24、104、204 ドレイン 5、6、25、26、31、105、205 シリコン
酸化膜(SiO2) 7、7a、7b、27、27a、27b、101、20
1 浮遊ゲート 8、8e、28、106 ONO膜 8a、8d、28a 酸化膜 8b、28b 窒化膜 8c、28c 酸化膜 9、29、107 制御ゲート 10、30 タングステンシリサイド(WSi) 11 P型拡散層 12 熱酸化膜 13、33 N型拡散層 14、34 シリコン窒化膜(Si34) 15、35 レジスト 16 アモルファスシリコン(DASi) 17 ONO膜8とシリコン酸化膜6との接合部分 18 素子分離拡散層 19 シリコン酸化膜(TEOS・SiO2) 20、40、100、200 メモリセル WL1〜WL4 ワード線 BL1〜BL4 ビット線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 EP03 EP09 EP14 EP15 EP24 EP27 EP35 EP42 EP55 EP64 EP69 EP77 ER02 ER14 GA09 JA04 JA19 JA33 JA35 LA12 LA16 NA06 PR03 PR05 PR12 PR14 PR36 ZA21 5F101 BA03 BA14 BA16 BA29 BA36 BB04 BB08 BC02 BC04 BC11 BD03 BD10 BD15 BD22 BD33 BE02 BE05 BE07 BF05 BH03 BH09 BH14 BH15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板の表面に所定距離をおいて形成された一
    対の拡散層と、 前記半導体基板上に形成された第1のゲート絶縁膜と、 前記第1のゲート絶縁膜上に形成され、前記各拡散層の
    上方にそれぞれが分離して形成された一対の浮遊ゲート
    と、 前記第1のゲート絶縁膜と前記浮遊ゲートとを覆うよう
    に形成された第2のゲート絶縁膜と、 前記第2のゲート絶縁膜上に形成された制御ゲートとを
    含み、 前記一対の浮遊ゲート毎にメモリセルを構成することを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記拡散層は、その周辺が反対導電型の
    拡散層で覆われていることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記拡散層がビット線であり、前記制御
    ゲートと直交するように配設されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のゲート絶縁膜は、前記拡散層
    上の部分よりも前記浮遊ゲート間の部分が厚く形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 前記浮遊ゲートは、上方に突起して形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記
    憶装置。
  6. 【請求項6】 基板上に第1のゲート絶縁膜を形成する
    工程と、 前記第1のゲート絶縁膜上に所定形状の絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記所定形状の絶縁膜の側壁に一対の第1の導電体層を
    形成する工程と、 前記所定形状の絶縁膜の両側の基板表面に一対の拡散層
    を形成する工程と、 前記所定形状の絶縁膜を除去する工程と、 前記第1の導電体層を覆うように第2のゲート絶縁膜を
    形成する工程と、 前記第2のゲート絶縁膜上に第2の導電体層を形成する
    工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記拡散層を形成する前に、前記拡散層
    と反対導電型の拡散層を形成する工程を更に有し、前記
    反対導電型の拡散層で覆われるように前記拡散層を形成
    することを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記拡散層と前記第2の導電体層とを直
    交するように形成することを特徴とする請求項6に記載
    の半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1のゲート絶縁膜を、前記拡散層
    上の部分よりも前記第1の導電体層間の部分を厚く形成
    することを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の導電体層を、上方に突起し
    て形成することを特徴とする請求項6に記載の半導体記
    憶装置の製造方法。
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