JP5328145B2 - 不揮発性メモリデバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、不揮発性メモリデバイスの構造及びその製造方法に関する。特に、酸化膜−絶縁膜−酸化膜からなる3積層膜に電荷を蓄積する構造の不揮発性メモリデバイスの構造及びその製造方法に関する。
不揮発性半導体記憶装置の1つとして、MONO(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconductor)構造のものが知られている。MONOS構造では、例えば、基板とゲート電極との間に、ONO膜(酸化膜−絶縁膜である窒化膜−酸化膜からなる3積層膜)が設けられている。ONO膜中の窒化膜に存在する多量のトラップにより、電荷を捕獲して蓄積することが出来る。このトラップに電荷を出し入れすることにより、不揮発性半導体記憶装置として機能させることが出来る。
電荷の出し入れの方法には、ゲート電極の下全面にトンネル電流で電子を出し入れすることにより書き込み、消去を行う方法と、ホットキャリアを用いる方法とがある。前者のトンネル電流を用いる方法は、書き換え回数を多くすることができ、高い信頼性が確保できる。これに対し、後者のホットキャリアを用いる方法は、書き込み・消去の動作電圧を低く出来き(これにより、製造コストを下げることが出来)、その上、高速にすることが出来る。
図1に従来の半導体記憶装置の構造を示す。図において、左側がメモリセル部、右側が周辺回路(メモリセル部以外のトランジスタ)を示している。この記憶装置では、1セルに2ビットのデータ記憶が可能であり、ゲート電極の左右に形成されたシリコン酸化膜/電荷蓄積窒化膜/シリコン酸化膜(ONO膜)積層構造膜16,18,20の左右それぞれに電子を注入・捕獲する。具体的には、電荷蓄積層18への電子注入に際しては、ソース及び基板をGNDに接続し、ゲートとドレインに高電圧を印加する。この時、ドレイン近傍に作用する横方向の強い電界によって、チャネルを通過した電子が高エネルギー状態(ホットエレクトロン)となり、ゲート電極付近に作用する縦方向の電界に引き寄せられる。データ読み出し時は、サイドウォール下部に形成されたONO膜の窒化膜18に電子を蓄積することにより、ONO膜下部に形成されているn-層の抵抗を変化させる。これによって、“1”もしくは“0”のデータを区別する。
最初にメモリセル部の構造について説明する。図1において、シリコン基板10表面付近にN+領域12及びN−領域14が形成されている。シリコン基板10上には、シリコン酸化膜16、ポリシリコン膜22、WSi膜24及びSiN膜26が積層されている。ゲート電極の側壁(サイドウォール)には、電荷蓄積用窒化膜18、シリコン酸化膜20及び絶縁膜28が積層形成されている。
次に、周辺回路部(メモリセル部以外)のトランジスタの構造について説明する。シリコン基板10表面付近には、メモリセル部と同様にN+領域(ソース/ドレイン)12及びN−領域14が形成されている。シリコン基板10上には、シリコン酸化膜16、ポリシリコン膜22、WSi膜24及びSiN膜26が積層されている。ゲート電極の側壁(サイドウォール)には、シリコン酸化膜、NSG膜30、電荷蓄積用窒化膜18、シリコン酸化膜20及び絶縁膜28が積層形成されている。
図2〜図6には、図1に示した従来の不揮発性メモリデバイスの製造工程が示されている。
まず、シリコン基板10上にシリコン酸化膜32、ポリシリコン膜22、WSi膜24、シリコン窒化膜26を積層形成する。
次に、リソグラフィ技術を用いて、ゲート電極のパターン形成を行う。つづいて、ドライエッチングによりシリコン窒化膜26をエッチングし、その後、ドライエッチングを用いてWSi膜24及びポリシリコン膜22をエッチングする。
次に、アッシング技術及びウェット洗浄によりレジストを除去して、図2に示すようなゲート電極を得る。その後、インプラ法によりシリコン基板10にイオン注入を行い、N−領域14を形成する。
次に、熱酸化法により、図3に示すようにシリコン酸化膜16を形成する。その後、シリコン酸化膜16表面に周辺NSG膜30を形成する。
次に、図4に示すように、メモリセル部におけるNSG膜30をフォトリソグラフィー技術、エッチング技術を用いて除去する。この時、周辺回路部(メモリセル部以外)のNSG膜30は除去せずに残しておく。
次に、図5に示すように、メモリセル部においては酸化膜16上に、周辺回路部においてはNSG膜30上にSiN膜18をCVD工程によって形成する。その後、SiN膜18上に酸化膜20を形成する。
次に、図6に示すように、メモリセル部及び周辺回路部において、酸化膜20上にSW絶縁膜28をCVD及びドライエッチング工程によって形成する。
続いて、高濃度インプラ工程のマスク用NSG膜36をサイドウォール28を含む全面に形成する。NSG膜36は、例えば、CVD工程によって厚さ100Å程度形成する。次に、フォトリソグラフィー・インプランテイション工程により、メモリセル部のソース/ドレイン領域にN+層12を形成する。次に、フォトリソグラフィー・インプランテイション工程により、周辺回路部のソース/ドレイン領域にN+層12を形成する。なお、イオン注入される不純物は、トランジスタの種類(N、P)に応じて適宜選択する。その後、図1に示すように、NSGマスク36を除去する。
上記のような従来の構造においては、電化蓄積窒化膜18がメモリセル部以外のトランジスタ(周辺回路部)にも残ってしまい、電子がメモリセル部以外のトランジスタの窒化膜18にも注入されてしまう。この結果、メモリセル部以外のトランジスタのホットキャリア特性の劣化が生じていた。
このため、電荷蓄積窒化膜18に含まれる電子を消去するために電気消去を行っている。しかし、電気消去後にもゲート電極近傍以外、例えば、LDD(14)上部などの電荷蓄積窒化膜18に電子が残ってしまうため、消去後の電流値が消去前の電流値よりも低下してしまう課題がある。
特許文献1に記載の不揮発性半導体記憶装置の一例が開示されているが、本発明の従来技術に相当するものである。
特開2007−157874号公報
特許文献2に記載の不揮発性半導体記憶装置には、ゲート電極下の端部に窪みを形成する構造が開示されているが、メモリセル部と周辺部との関係について記載されて無く、本発明を創作する上で基礎とは成り得ない。
特開2004−343014号公報
本発明は上記のような状況に鑑みてなされたものであり、メモリセル部以外の周辺回路部におけるホットキャリア特性の向上に寄与する不揮発性メモリデバイス及びその製造法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、メモリセル部の電荷蓄積窒化膜に含まれる電子を消去するに際し、消去後の電流値の低下を抑制可能な不揮発性メモリデバイス及びその製造法を提供することにある。
本発明の第1の態様は、半導体層上に形成された情報格納用のメモリセル部と;前記半導体層上に形成された前記メモリセル部以外の周辺回路部とを同時に形成してなる不揮発性メモリデバイスに適用される。そして、前記メモリセル部は、前記半導体層上に形成されたゲート電極と;前記ゲート電極の下端両側に食い込むノッチ上に形成された絶縁膜よりなる電荷蓄積層とを備える。一方、前記周辺回路部は、電荷蓄積層を備えない構造とする。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様に係る不揮発性メモリデバイスの製造方法に適用される。そして、前記半導体層上に前記ゲート電極を形成した後、当該ゲート電極の表面に熱酸化膜及びNSG膜を積層形成し;その後、前記メモリセル部でのみHF処理によって前記NSG膜を除去することにより、前記ゲート電極下端に食い込むノッチを形成し;その後、前記ノッチ内部を含む前記ゲート電極表面に前記電荷蓄積膜を形成し;その後、前記メモリセル部の前記ノッチ内部にのみ前記電荷蓄積膜が残るように、当該電荷蓄積膜をエッチングすることを特長とする。
上記のように作成することにより、メモリセル部以外には電荷蓄積窒化膜が存在しないためメモリセル部以外のホットキャリア特性が向上する。
また、上記のように作成することにより、メモリセル部では、ノッチ部でのみ電荷蓄積窒化膜が残るため電子の蓄積される領域がゲート電極近傍に限定される。このため、例えば、LDD上部などの電荷蓄積窒化膜に電子が残ってしまうことがなく、消去後の電流値が消去前の電流値よりも低下する事態を抑制できる。
図7に本発明の実施例に係る半導体記憶装置の構造を示す。図において、左側がメモリセル部、右側が周辺回路(メモリセル部以外のトランジスタ)を示している。この記憶装置では、1セルに2ビットのデータ記憶が可能であり、ゲート電極の左右に形成されたシリコン酸化膜/電荷蓄積窒化膜/シリコン酸化膜(ONO膜)積層構造膜116,118,120の左右それぞれに電子を注入・捕獲する。具体的には、電荷蓄積層118への電子注入に際しては、ソース及び基板をGNDに接続し、ゲートとドレインに高電圧を印加する。この時、ドレイン近傍に作用する横方向の強い電界によって、チャネルを通過した電子が高エネルギー状態(ホットエレクトロン)となり、ゲート電極付近に作用する縦方向の電界に引き寄せられる。データ読み出し時は、サイドウォール下部に形成されたONO膜の窒化膜118に電子を蓄積することにより、ONO膜下部に形成されているn-層の抵抗を変化させる。これによって、“1”もしくは“0”のデータを区別する。
最初にメモリセル部の構造について説明する。図7において、シリコン基板110表面付近にN+領域112及びN−領域114が形成されている。シリコン基板110上には、シリコン酸化膜116、ポリシリコン膜122,WSi膜124及びSiN膜126が積層されている。ゲート電極の側壁(サイドウォール)には、電荷蓄積用窒化膜118、シリコン酸化膜120及び絶縁膜128が積層形成されている。ここで、電荷蓄積用窒化膜118は、ゲート両端に食い込むノッチ状(又はくさび状)に成形されている。ノッチ状の電荷蓄積用窒化膜118の横方向幅は、例えば、4nmとする。
次に、周辺回路部(メモリセル部以外)のトランジスタの構造について説明する。シリコン基板110表面付近には、メモリセル部と同様にN+領域(ソース/ドレイン)112及びN−領域114が形成されている。シリコン基板110上には、シリコン酸化膜116、ポリシリコン膜122,WSi膜124及びSiN膜126が積層されている。ゲート電極の側壁(サイドウォール)には、シリコン酸化膜、NSG膜130、シリコン酸化膜120及び絶縁膜128が積層形成されている。ここで、メモリセル部以外には電荷蓄積膜(窒化膜)が形成されない。
図8〜図14には、図7に示した不揮発性メモリデバイスの製造工程が示されている。
まず、図8に示すように、メモリセル部及び周辺回路部の双方において、シリコン基板110上にシリコン酸化膜(ゲート絶縁膜)116、ポリシリコン膜122、WSi膜124、シリコン窒化膜126を積層形成する。例えば、ゲート長=0.13μmの時には、シリコン酸化膜116の厚さを90Åとし、ポリシリコン膜122の厚さを700Åとし、WSi膜124の厚さを1000Åとし、シリコン窒化膜126の厚さを2000Åとする。
次に、メモリセル部及び周辺回路部の双方において、リソグラフィ技術を用いて、ゲート電極のパターン形成を行う。つづいて、ドライエッチングによりシリコン窒化膜126をエッチングし、その後、ドライエッチングを用いてWSi膜124及びポリシリコン膜122をエッチングする。
次に、アッシング技術及びウェット洗浄によりレジストを除去して、図8に示すようなゲート電極(122,124,126)を得る。その後、インプランテイション法によりシリコン基板110にイオン注入を行い、N−領域(LDD)114を形成する。
次に、メモリセル部及び周辺回路部の双方において、図9に示すように、熱酸化法により、シリコン酸化膜120を全面に形成する。例えば、ゲート長=0.13μmの場合、熱酸化膜120の厚さを65Åとする。その後、シリコン酸化膜120表面に周辺NSG膜130を形成する。例えば、ゲート長=0.13μmの場合には、NSG膜130の厚さを100Åとする。
次に、図10に示すように、メモリセル部におけるNSG膜130をフォトリソグラフィー技術、エッチング技術を用いて除去する。例えば、ゲート長=0.13μmの場合には、1%のフッ酸(HF)水溶液で180秒の処理を実行する。ここで、フッ酸処理の時間を調整することにより、ノッチ150の量(大きさ=4nm)を制御する。一方、周辺回路部(メモリセル部以外)のNSG膜130は除去せずに残しておく。
次に、図11に示すように、メモリセル部においては酸化膜120上に、周辺回路部においてはNSG膜130上に、SiN膜118をCVD工程によって形成する。例えば、ゲート長=0.13μmの場合には、SiN膜118の厚さを45Åとする。
次に、メモリセル部及び周辺回路部の双方において、図12に示すように、ドライエッチング法により窒化膜118を除去する。エッチング条件としては、例えば、CHF3=10sccm、CF4=45sccm、O2=10sccm、Ar=90sccm、RF=100W、圧力=50mTorr、時間=10secとすることができる。このような条件は、等方性が強いため電荷蓄積膜の横方向も削れて行く。しかし、メモリセル部のノッチ状の部分150は、電荷蓄積膜(シリコン窒化膜)118が厚くなっているためにノッチ状の部分150でのみ電荷蓄積窒化膜118が残る。一方、メモリセル部以外では、ノッチが形成されていないため電荷蓄積窒化膜118が全て除去される。
次に、図13に示すように、メモリセル部及び周辺回路部の双方において、酸化膜132を全面に形成する。メモリセル部においては、酸化膜120上に酸化膜132が重ねて形成される。一方、周辺回路部においては、NSG膜130上に酸化膜132が形成される。酸化膜132の厚さは、例えば、ゲート長=0.13μmの場合に65Åとすることができる。
次に、図14に示すように、メモリセル部及び周辺回路部において、酸化膜132上にSW絶縁膜128をCVD及びドライエッチング工程によって形成する。例えば、ゲート長=0.13μmの場合には、SW絶縁膜128としては膜厚30nm程度の酸化膜又は窒化膜を使用することができる。また、エッチング条件は、CHF3=30sccm、CF4=5sccm、Ar=160sccm、RF=200W、圧力=100mTorrとすることができる。
続いて、高濃度インプラ工程のマスク用NSG膜136をサイドウォール128を含む全面に形成する。NSG膜136は、例えば、CVD工程によって厚さ100Å程度形成する。次に、フォトリソグラフィー・インプランテイション工程により、メモリセル部のソース/ドレイン領域にN+層112を形成する。続いて、フォトリソグラフィー・インプランテイション工程により、周辺回路部のソース/ドレイン領域にN+層112を形成する。なお、イオン注入される不純物は、トランジスタの種類(N、P)に応じて適宜選択する。その後、図7に示すように、NSGマスク136を除去する。
次に、図7に示す構造の半導体メモリデバイスにおける情報(論理値“1”又は“0”)の書き込み動作について説明する。ここで、初期状態を、電荷蓄積部118に電荷が蓄積されていない状態(論理値“1”に相当)とし、ドレイン領域側112Dに、情報としての論理値“0”を書き込む場合について説明する。
ドレイン領域側112Dに、論理値“0”としての情報の書き込みを、ドレイン領域112Dに正電圧(+Vdw)を印加し、ゲート電極に正電圧(+Vgw)を印加し、ソース領域112Sを接地電圧にする。このような書き込み条件によって、ドレイン領域112Dよりも不純物濃度の低いドレイン側N−領域114D周辺に電界が集中する。よって、ドレイン側N−型領域114Dで、衝突電離によるホットキャリアであるホットエレクトロン(高エネルギー電子とも称する。)の発生が効率的に集中する。その結果、このホットエレクトロンが、ドレイン側N−型領域112Dからトンネル酸化膜のエネルギー障壁を越えて、電荷蓄積部118に選択的に注入されることにより、情報の書き込みを行うことが出来る。
次に、図7に示す構造の半導体メモリデバイスにおける情報の読み出し動作について説明する。
まず、ソース領域112Sに正電圧(+Vsr)を印加し、ゲート電極に正電圧(+Vgr)を印加し、ドレイン領域112Dを接地電圧にする。論理値“0”が書き込まれているドレイン領域112D側では、電荷蓄積部118に電荷(電子)が蓄積されているため、ドレイン側N−型領域114Dの抵抗値が上昇する。その結果、チャネル形成領域にキャリアが供給され難い状態となり、充分な電流が流れなくなる。一方、初期状態である、論理値“1”のままである場合には、電荷蓄積部118に電荷が蓄積されていないため、ドレイン側N−型領域114Dの抵抗値は変動しない。その結果、チャネル形成領域にキャリアが供給されて、充分な電流が流れる。このように、流れる電流値の違いを利用して、論理値“1”又は“0”のどちらが書き込まれているかを確実に判別することが出来る。
次に、図7に示す構造の半導体メモリデバイスにおける情報の消去動作について説明する。
ドレイン領域112D側の情報の消去について説明する。例えば、論理値“0”が書き込まれている、ドレイン領域112D側の電荷蓄積部118に対して、この電荷蓄積部118に蓄積されている電荷の中和を目的とする、紫外線の照射や加熱処理(高温雰囲気下での放置を含む。)等を行う。
以上のように、情報の書き込みを行うに当たり、電圧が印加されたソース領域112S又はドレイン領域112Dよりも不純物濃度の低いN−型領域114S、114Dの周辺に、電界を集中させることが出来るので、ホットキャリアである電荷の発生をN−型領域114S,114Dに効率的に集中させることが出来る。その結果、N−型領域114S,114Dから電荷蓄積部118に、電荷を選択的に注入することができる。電荷蓄積部118に電荷を蓄積して保持させることにより、情報(論理値“0”又は“1”)の書き込みを効率良く行うことが出来る。
一方、情報の読み出しを、電荷蓄積部118が蓄積する電荷の有無に応じて変動するN−型領域114S,114Dの抵抗値の違いを利用して行うことが出来る。つまり、情報の書き込みによって電荷蓄積部118が帯電している場合には、N−型領域114S,114Dの抵抗値の上昇によりキャリアが供給され難い状態となり、充分に電流が流れない。これとは逆に、電荷蓄積部118が帯電していない場合には、N−型領域114S,114Dの抵抗値が変動しないためキャリアが供給され、充分な電流が流れる。この違いを利用して、論理値“0”又は“1”を確実に判別することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能なものである。
図1は、従来技術に係る半導体装置の構造を示す断面図である。 図2は、従来技術に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図3は、従来技術に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図4は、従来技術に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図5は、従来技術に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図6は、従来技術に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図7は、本発明の実施例に係る半導体装置の構造を示す断面図である。 図8は、本発明の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図9は、本発明の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図10は、本発明の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図11は、本発明の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図12は、本発明の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図13は、本発明の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図14は、本発明の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
110 半導体基板
116 シリコン酸化膜(ゲート絶縁膜)
118 シリコン窒化膜(電荷蓄積膜)
120 シリコン酸化膜
122,124,126 ゲート電極

Claims (5)

  1. 半導体層上に形成された情報格納用のメモリセル部と;前記半導体層上に形成された前記メモリセル部以外の周辺回路部とを同時に形成してなる不揮発性メモリデバイスであり、前記メモリセル部は、前記半導体層上に形成されたゲート電極と;前記ゲート電極の下端両側に食い込むノッチ上に形成された絶縁膜よりなる電荷蓄積層とを備え、前記周辺回路部は、電荷蓄積層を備えない不揮発性メモリデバイスの製造方法において、
    前記半導体層上に前記ゲート電極を形成した後、当該ゲート電極の表面に熱酸化膜及びNSG膜を積層形成し;
    その後、前記メモリセル部でのみHF処理によって前記NSG膜を除去することにより、前記ゲート電極下端に食い込むノッチを形成し;
    その後、前記ノッチ内部を含む前記ゲート電極表面に前記電荷蓄積膜を形成し;
    その後、前記メモリセル部の前記ノッチ内部にのみ前記電荷蓄積膜が残るように、当該電荷蓄積膜をエッチングすることを特徴とする不揮発性メモリデバイスの製造方法。
  2. 前記メモリセル部は、前記ゲート電極の下端両側に形成された前記電荷蓄積層により、片側に1ビットずつの情報を記憶可能な構造であることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリデバイスの製造方法。
  3. 前記電荷蓄積層は、2層のシリコン酸化膜に挟まれたシリコン窒化膜であり、これによってONO積層構造膜が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の不揮発性メモリデバイスの製造方法。
  4. 前記メモリセル部において、前記ONO積層構造膜の下部にLDD層が形成され、
    前記ONO積層構造膜の上部の前記ゲート電極の側面にはサイドウォール絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性メモリデバイスの製造方法。
  5. 前記サイドウォールは、シリコン窒化膜からなることを特徴とする請求項4に記載の不揮発性メモリデバイスの製造方法。
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