JP2003280269A - 静電荷像現像用トナー及び現像剤並びに画像形成方法と画像形成装置 - Google Patents

静電荷像現像用トナー及び現像剤並びに画像形成方法と画像形成装置

Info

Publication number
JP2003280269A
JP2003280269A JP2002080997A JP2002080997A JP2003280269A JP 2003280269 A JP2003280269 A JP 2003280269A JP 2002080997 A JP2002080997 A JP 2002080997A JP 2002080997 A JP2002080997 A JP 2002080997A JP 2003280269 A JP2003280269 A JP 2003280269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
resin
developing
particles
electrostatic charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002080997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3571703B2 (ja
Inventor
Toshiki Minamitani
俊樹 南谷
Masami Tomita
正実 冨田
Shigeru Emoto
茂 江本
Hiroshi Yamada
博 山田
Shinichiro Yagi
慎一郎 八木
Shinko Watanabe
真弘 渡邊
Tadao Takigawa
唯雄 滝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002080997A priority Critical patent/JP3571703B2/ja
Priority to DE60328844T priority patent/DE60328844D1/de
Priority to EP03006473A priority patent/EP1347343B1/en
Priority to US10/394,265 priority patent/US6936390B2/en
Publication of JP2003280269A publication Critical patent/JP2003280269A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3571703B2 publication Critical patent/JP3571703B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08755Polyesters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0802Preparation methods
    • G03G9/0804Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0821Developers with toner particles characterised by physical parameters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/097Plasticisers; Charge controlling agents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期の印字品質、連続印字での画質の安定
性、クリーニング安定性に優れ、感光体や現像ローラ等
に対するフィルミング汚染もなく、低温定着性にも優れ
た静電荷像現像用トナー、該トナーを含有する現像剤、
該現像剤を用いる画像形成方法、該現像剤を充填した容
器、及び該容器を装填した画像形成装置を提供する。 【解決手段】 有機溶媒中に、活性水素と反応可能な変
性ポリエステル系樹脂(i)からなるトナーバインダー
樹脂を含むトナー組成物を溶解又は分散させ、該溶解又
は分散物を樹脂微粒子を含む水系媒体中で分散させ、か
つ架橋剤及び/又は伸長剤と反応させ、得られた分散液
から溶媒を除去して得られたトナーであって、該樹脂微
粒子の体積平均粒径が50〜300nmであり、該トナ
ーのBET比表面積が1.5〜4.0m2/gであるこ
とを特徴とする静電荷像現像用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真や静電記
録などにおいて、感光体表面に形成された静電荷像を顕
像化する静電荷像現像用トナー、及び該トナーを含有す
る現像剤、並びに該現像剤を用いる画像形成方法、該現
像剤を充填した容器、該容器を装填した画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真装置や静電記録装置
等において、電気的または磁気的潜像は、トナーによっ
て顕像化されている。例えば、電子写真法では、感光体
上に静電荷像(潜像)を形成し、次いで、該潜像をトナ
ーを用いて現像して、トナー画像を形成している。トナ
ー画像は、通常、紙等の転写材上に転写され、次いで、
加熱等の方法で定着させている。
【0003】静電荷像現像に使用されるトナーは、一般
に、結着樹脂中に、着色剤、帯電制御剤、その他の添加
剤を含有させた着色粒子であり、その製造方法には、大
別して粉砕法と懸濁重合法とがある。粉砕法では、熱可
塑性樹脂中に、着色剤、帯電制御剤、オフセット防止剤
などを溶融混合して均一に分散させ、得られた組成物を
粉砕、分級することによりトナーを製造している。粉砕
法によれば、ある程度優れた特性を有するトナーを製造
することができるが、トナー用材料の選択に制限があ
る。例えば、溶融混合により得られる組成物は、経済的
に使用可能な装置により粉砕し、分級できるものでなけ
ればならない。この要請から、溶融混合した組成物は、
充分に脆くせざるを得ない。このため、実際に上記組成
物を粉砕して粒子にする際に、高範囲の粒径分布が形成
され易く、良好な解像度と階調性のある複写画像を得よ
うとすると、例えば、粒径5μm以下の微粉と20μm
以上の粗粉を分級により除去しなければならず、収率が
非常に低くなるという欠点がある。また、粉砕法では、
着色剤や帯電制御剤などを熱可塑性樹脂中に均一に分散
することが困難である。配合剤の不均一な分散は、トナ
ーの流動性、現像性、耐久性、画像品質などに悪影響を
及ぼす。
【0004】近年、これらの粉砕法における問題点を克
服するために、懸濁重合法によるトナーの製造方法が提
案され、実施されている。静電潜像現像用のトナーを重
合法によって製造する技術は公知であり、例えば懸濁重
合法によってトナー粒子を得ることが行われている。し
かしながら、懸濁重合法で得られるトナー粒子は球形で
あり、クリーニング性に劣るという欠点がある。画像面
積率の低い現像・転写では転写残トナーが少なく、クリ
ーニング不良が問題となることはないが、写真画像など
画像面積率の高いもの、さらには、給紙不良等で未転写
の画像形成したトナーが感光体上に転写残トナーとして
発生することがあり、蓄積すると画像の地汚れを発生し
てしまう。また、感光体を接触帯電させる帯電ローラ等
を汚染してしまい、本来の帯電能力を発揮できなくなっ
てしまう。
【0005】このため、乳化重合法により得られる樹脂
微粒子を会合させて不定形のトナー粒子を得る方法が開
示されている(特許第2537503号公報)。しか
し、乳化重合法で得られるトナー粒子は、水洗浄工程を
経ても、界面活性剤が表面だけでなく粒子内部にも多量
に残存し、トナーの帯電の環境安定性を損ない、かつ帯
電量分布を広げ、得られた画像の地汚れが不良となる。
また、残存する界面活性剤により、感光体や帯電ロー
ラ、現像ローラ等を汚染してしまい、本来の帯電能力を
発揮できなくなってしまう。
【0006】一方、熱ローラなどの加熱部材を使用して
行われる接触加熱方式による定着工程において、加熱部
材に対するトナー粒子の離型性(以下、「耐オフセット
性」という。)が要求される。ここに、耐オフセット性
は、トナー粒子表面に離型剤を存在させることにより向
上させることができる。これに対し、特開2000−2
92973、特開2000−292978公報では樹脂
微粒子をトナー粒子中に含有させるだけでなく、当該樹
脂微粒子がトナー粒子の表面に偏在していることによ
り、耐オフセット性を向上する方法が開示されている。
しかし、定着下限温度が上昇し、低温定着性即ち省エネ
定着性が十分でない。
【0007】しかしながら、乳化重合法によって得られ
る樹脂微粒子を会合させて不定形のトナー粒子を得る方
法では、下記のような問題を生じる。即ち、耐オフセッ
ト性を向上させるために、離型剤微粒子を会合させる場
合において、当該離型剤微粒子がトナー粒子の内部に取
り込まれてしまい、この結果、耐オフセット性の向上を
十分に図ることができない。樹脂微粒子、離型剤微粒
子、着色剤微粒子などがランダムに融着してトナー粒子
が構成されるので、得られるトナー粒子間において組成
(構成成分の含有割合)および構成樹脂の分子量等にバ
ラツキが発生し、この結果、トナー粒子間で表面特性が
異なり、長期にわたり安定した画像を形成することがで
きない。さらに低温定着が求められる低温定着システム
においては、トナー表面に偏在する樹脂微粒子による定
着阻害が発生し、定着温度幅を確保できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
事情に基いてなされたものである。本発明の第1の目的
は、クリーニング性を維持しつつ、低温定着システムに
対応し、耐オフセット性が良好で、定着装置および画像
を汚染することのないトナーを提供することにある。本
発明の第2の目的は、帯電量分布がシャープで、鮮鋭性
の良好な可視画像を長期にわたり形成することができる
トナーを提供することにある。本発明の第3の目的は、
上記トナーを含有する現像剤、及び該現像剤を用いる画
像形成方法、該現像剤を充填した容器、該容器を装填し
た画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討を
重ねた結果、有機溶媒中に活性水素と反応可能な変性ポ
リエステル系樹脂を含むトナー組成物を溶解又は分散さ
せ、該溶解又は分散物を樹脂微粒子を含む水系媒体中
で、分散させ、かつ架橋剤及び/又は伸長剤と反応さ
せ、得られた分散液から溶媒を除去してトナー粒子を得
る方法において、粒径、及び形状制御のために樹脂微粒
子をトナー粒子の表面に偏在していることが重要である
ことを見出し、かつ、低温定着を満足し、耐オフセット
性が良好であり、且つトナーの保存性が良好なトナーを
得るためには、該樹脂微粒子の体積平均粒径が50〜3
00nmであり、該トナーのBET比表面積が1.5〜
4.0m2/gであることが重要であること見出し、本
発明を完成するに至った。具体的には、従来のトナー中
に単に樹脂微粒子を混在させたものとは異なり、本発明
は、トナーの製造において、トナー組成物の乳化時にト
ナー粒径制御等のための樹脂微粒子を存在させることを
特徴とするものであり、油滴に樹脂微粒子を吸着させ
て、乳化した油滴の粒径分布を制御するものであり、そ
のため樹脂微粒子を洗浄工程で除去せず、あえて最終製
品のトナー表面に残し、その存在状態(残存状態)を、
トナーのBET比表面積、好ましくはさらに樹脂微粒子
残存率等で規定したものである。そして本発明で特定す
る該樹脂微粒子の体積平均粒径は用いる材料処方によ
り、またトナーのBET比表面積は、上記製法及び用い
る材料処方により、達成することができる。
【0010】即ち、本発明によれば、下記の静電荷像現
像用トナー、現像剤、それを充填した容器、画像形成方
法、画像形成装置が提供される。 (1)有機溶媒中に、活性水素と反応可能な変性ポリエ
ステル系樹脂(i)からなるトナーバインダー樹脂を含
むトナー組成物を溶解又は分散させ、該溶解又は分散物
を樹脂微粒子を含む水系媒体中で分散させ、かつ架橋剤
及び/又は伸長剤と反応させ、得られた分散液から溶媒
を除去して得られたトナーであって、該樹脂微粒子の体
積平均粒径が50〜300nmであり、該トナーのBE
T比表面積が1.5〜4.0m2/gであることを特徴
とする静電荷像現像用トナー。 (2)前記トナーバインダー樹脂が、前記変性ポリエス
テル系樹脂(i)と共に、変性されていないポリエステ
ル系樹脂(ii)を含有し、(i)と(ii)の重量比が5
/95〜75/25であることを特徴とする上記(1)
に記載の静電荷像現像用トナー。 (3)前記トナーバインダー樹脂の酸価が0.5〜40
mgKOH/gであることを特徴とする上記(1)又は
(2)に記載の静電荷像現像用トナー。 (4)前記トナーバインダー樹脂のガラス転移点(T
g)が40〜70℃であることを特徴とする上記(1)
〜(3)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 (5)前記樹脂微粒子が、ビニル系樹脂、ポリウレタン
樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂及び/又はそれ
らの混合物からなるものであることを特徴とする上記
(1)〜(4)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナ
ー。 (6)前記トナーにおいて、熱分解ガスクロマトグラフ
(質量分析)計によって測定される該トナー粒子表面上
に残留する該樹脂微粒子のトナー粒子に対する残存率
が、トナー粒子に対して0.5〜5.0wt%であるこ
とを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の
静電荷像現像用トナー。 (7)前記トナー粒子の体積平均粒径が4〜8μmであ
ることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記
載の静電荷像現像用トナー。 (8)前記トナー粒子の体積平均粒径/個数平均粒径
(Dv/Dn)が1.25以下であることを特徴とする
上記(1)〜(7)のいずれかに記載の静電荷像現像用
トナー。 (9)前記トナー粒子の平均円形度が0.96〜0.9
0であることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれ
かに記載の静電荷像現像用トナー。 (10)前記乳化分散液の溶媒を除去する工程が、少な
くとも減圧及び/又は加熱の条件下で行われることを特
徴とする上記(1)〜(9)のいずれかに記載の静電荷
像現像用トナー。 (11)前記乳化分散液の溶媒を除去する工程が、濾過
により行われることを特徴とする上記(1)〜(10)
のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 (12)上記(1)〜(11)のいずれかに記載の静電
荷像現像用トナーを含有することを特徴とする現像剤。 (13)トナーリサイクル機構を有する現像装置にて、
上記(12)に記載の現像剤を用いることを特徴とする
画像形成方法。 (14)上記(12)に記載の現像剤を充填したことを
特徴とする容器。 (15)上記(14)に記載の容器を装填したことを特
徴とする画像形成装置。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。 (樹脂微粒子の残存状態)本発明のトナーにおける樹脂
微粒子は、後述するトナー形状(円形度、粒度分布な
ど)を制御するために、トナーの製造工程で添加される
が、該樹脂微粒子の重量平均粒径が50〜300nmで
あり、該トナーのBET比表面積が1.5〜4.0m2
/gにすることが重要である。該樹脂微粒子の重量平均
粒径が50nm未満、及び/又はトナーのBET比表面
積が1.5m2/g未満では、トナー表面上に残存する
有機微粒子が皮膜化またはトナー表面全体を密に覆う状
態となり、樹脂微粒子がトナー内部のバインダー樹脂成
分と定着紙との接着性を阻害し、定着下限温度の上昇が
見られる。また、樹脂微粒子がワックスのしみ出しを阻
害し、ワックスの離型性効果が得られず、オフセットの
発生が見られる。また、樹脂微粒子の重量平均粒径が3
00nmより大きい、及び/又はBET比表面積4.0
2/gを超えると、トナー表面上に残存する有機微粒
子が凸部として大きく突出したり、粗状態の多重層とし
て樹脂微粒子が残存し、やはり、樹脂微粒子がトナー内
部のバインダー樹脂成分と定着紙との接着性を阻害し、
定着下限温度の上昇が見られる。また、樹脂微粒子がワ
ックスのしみ出しを阻害し、ワックスの離型性効果が十
分得られず、オフセットの発生が見られる。樹脂微粒子
の平均粒径は、レーザー光散乱法を用いた粒径分布測定
装置LA−920(堀場製作所社製)用いて測定するこ
とができる。また、トナーの比表面積は、BET法に従
って、比表面積測定装置オートソーブ1(湯浅アイオニ
クス社製)を用いて試料表面に窒素ガスを吸着させ、B
ET多点法を用いて測定することができる。
【0012】(樹脂微粒子の残存率)本発明のトナーに
おける樹脂微粒子は、後述するトナー形状(円形度、粒
度分布など)を制御するために、トナーの製造工程で添
加されるが、トナー粒子に対する残存率を0.5〜5.
0wt%にすることが好ましい。残存率が、0.5wt
%未満の時、トナーの保存性が悪化してしまい、保管時
および現像機内でブロッキングの発生が見られ、また、
残存量が5.0wt%を超えると、樹脂微粒子がワック
スのしみ出しを阻害し、ワックスの離型性効果が得られ
ず、オフセットの発生が見られる。樹脂微粒子の残存率
は、トナー粒子に起因せず樹脂微粒子に起因する物質を
熱分解ガスクロマトグラフ質量分析計で分析し、そのピ
ーク面積から算出し測定することができる。検出器とし
ては、質量分析計が好ましいが、特に制限はない。
【0013】(円形度および円形度分布)本発明におけ
るトナーは特定の形状と形状の分布を有すことが好まし
く、平均円形度が0.96〜0.90のトナーが適正な
濃度の再現性のある高精細な画像を形成するのに有効で
ある事が判明した。より好ましくは、平均円形度が0.
955〜0.940で円形度が0.94未満の粒子が1
5%以下である。平均円形度が0.96を超える場合、
ブレードクリーニングなどを採用しているシステムで
は、感光体上および転写ベルトなどのクリーニング不良
が発生し、画像上の汚れを引き起こす。例えば、画像面
積率の低い現像・転写では転写残トナーが少なく、クリ
ーニング不良が問題となることはないが、カラー写真画
像など画像面積率の高いもの、さらには、給紙不良等で
未転写の画像形成したトナーが感光体上に転写残トナー
として発生することがあり、蓄積すると画像の地汚れを
発生してしまう。また、感光体を接触帯電させる帯電ロ
ーラ等を汚染してしまい、本来の帯電能力を発揮できな
くなってしまう。また平均円形度が0.90未満で、球
形からあまりに離れた不定形の形状のトナーでは、満足
した転写性やチリのない高画質画像が得られない。
【0014】なお形状の計測方法としては粒子を含む懸
濁液を平板上の撮像部検知帯に通過させ、CCDカメラ
で光学的に粒子画像を検知し、解析する光学的検知帯の
手法が適当である。この手法で得られる投影面積の等し
い相当円の周囲長を実在粒子の周囲長で除した値であ
る。この値はフロー式粒子像分析装置FPIA−210
0(東亜医用電子株式会社製)により平均円形度として
計測した。具体的な測定方法は後述する。
【0015】(Dv/Dn(体積平均粒径/個数平均粒
径の比))本発明のトナーは、体積平均粒径(Dv)が
4〜8μmであることが好ましく、また個数平均粒径
(Dn)との比(Dv/Dn)が1.25以下が好まし
く、より好ましくは1.10〜1.25である。このよ
うな乾式トナーにより、耐熱保存性、低温定着性、耐ホ
ットオフセット性のいずれにも優れ、とりわけフルカラ
ー複写機などに用いた場合に画像の光沢性に優れ、更に
二成分現像剤においては、長期にわたるトナーの収支が
行われても、現像剤中のトナー粒子径の変動が少なくな
り、現像装置における長期の攪拌においても、良好で安
定した現像性が得られる。また一成分現像剤として用い
た場合においても、トナーの収支が行われても、トナー
の粒子径の変動が少なくなると共に、現像ローラーへの
トナーのフィルミングや、トナーを薄層化する為のブレ
ード等の部材へのトナーの融着がなく、現像装置の長期
の使用(攪拌)においても、良好で安定した現像性及び
画像が得られる。
【0016】一般的には、トナーの粒子径は小さければ
小さい程、高解像で高画質の画像を得る為に有利である
と言われているが、逆に転写性やクリーニング性に対し
ては不利である。また、本発明の前記範囲よりも体積平
均粒径が小さい場合、二成分現像剤では現像装置におけ
る長期の攪拌においてキャリアの表面にトナーが融着
し、キャリアの帯電能力を低下させたり、また一成分現
像剤として用いた場合には、現像ローラーへのトナーの
フィルミングや、トナーを薄層化する為のブレード等の
部材へのトナーの融着を発生させやすくなる。また、こ
れらの現象は微粉の含有率が本発明の前記範囲より多い
トナーにおいても同様である。逆に、トナーの粒子径が
本発明の前記範囲よりも大きい場合には、高解像で高画
質の画像を得ることが難しくなると共に、現像剤中のト
ナーの収支が行われた場合にトナーの粒子径の変動が大
きくなる場合が多い。また、体積平均粒径/個数平均粒
径(Dv/Dn)が1.25よりも大きい場合も同様で
あることが明らかとなった。更に、体積平均粒径/個数
平均粒径(Dv/Dn)が1.10より小さい場合に
は、トナーの挙動の安定化、帯電量の均一化の面から好
ましい面もあるが、トナーを十分に帯電出来なかった
り、クリーニング性を悪化させる場合があることが明ら
かとなった。
【0017】本発明において使用可能な有機溶媒として
は、芳香族溶媒(トルエン、キシレン等)、ケトン類
(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン等)、エステル類(酢酸エチル等)、アミド類(ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、及び
エーテル類(テトラヒドロフラン等)などの、例えば後
記するポリイソシアネート(3)等に対して不活性なも
のが挙げられる。
【0018】(変性ポリエステル系樹脂)本発明におい
て、活性水素と反応可能な変性ポリエステル系樹脂
(i)としては、例えばイソシアネート基を有するポリ
エステルプレポリマーを用いることが出来る。イソシア
ネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)とし
ては、ポリオール(1)とポリカルボン酸(2)の重縮
合物でかつ活性水素基を有するポリエステルをさらにポ
リイソシアネート(3)と反応させた物などが挙げられ
る。上記ポリエステルの有する活性水素基としては、水
酸基(アルコール性水酸基およびフェノール性水酸
基)、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基などが
挙げられ、これらのうち好ましいものはアルコール性水
酸基である。
【0019】ポリオール(1)としては、ジオール(1
−1)および3価以上のポリオール(1−2)が挙げら
れ、(1−1)単独、または(1−1)と少量の(1−
2)の混合物が好ましい。ジオール(1−1)として
は、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,
2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールな
ど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノ
ール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフ
ェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオ
キサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノ
ール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加
物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭
素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノ
ール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ま
しいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付
加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコ
ールとの併用である。3価以上のポリオール(1−2)
としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコ
ール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールな
ど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールP
A、フェノールノボラック、クレゾールノボラックな
ど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオ
キサイド付加物などが挙げられる。
【0020】ポリカルボン酸(2)としては、ジカルボ
ン酸(2−1)および3価以上のポリカルボン酸(2−
2)が挙げられ、(2−1)単独、および(2−1)と
少量の(2−2)の混合物が好ましい。ジカルボン酸
(2−1)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸など);アルケニレンジカ
ルボン酸(マレイン酸、フマール酸など);芳香族ジカ
ルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。これら
のうち好ましいものは、炭素数4〜20のアルケニレン
ジカルボン酸および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン
酸である。3価以上のポリカルボン酸(2−2)として
は、炭素数9〜20の芳香族ポリカルボン酸(トリメリ
ット酸、ピロメリット酸など)などが挙げられる。な
お、ポリカルボン酸(2)としては、上述のものの酸無
水物または低級アルキルエステル(メチルエステル、エ
チルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いてポ
リオール(1)と反応させてもよい。
【0021】ポリオール(1)とポリカルボン酸(2)
の比率は、水酸基[OH]とカルボキシル基[COO
H]の当量比[OH]/[COOH]として、通常2/
1〜1/1、好ましくは1.5/1〜1/1、さらに好
ましくは1.3/1〜1.02/1である。
【0022】ポリイソシアネート(3)としては、脂肪
族ポリイソシアネート(テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−ジイソ
シアナトメチルカプロエートなど);脂環式ポリイソシ
アネート(イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシ
ルメタンジイソシアネートなど);芳香族ジイソシアネ
ート(トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジ
イソシアネートなど);芳香脂肪族ジイソシアネート
(α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソ
シアネートなど);イソシアヌレート類;前記ポリイソ
シアネートをフェノール誘導体、オキシム、カプロラク
タムなどでブロックしたもの;およびこれら2種以上の
併用が挙げられる。
【0023】ポリイソシアネート(3)の比率は、イソ
シアネート基[NCO]と、水酸基を有するポリエステ
ルの水酸基[OH]の当量比[NCO]/[OH]とし
て、通常5/1〜1/1、好ましくは4/1〜1.2/
1、さらに好ましくは2.5/1〜1.5/1である。
[NCO]/[OH]が5を超えると低温定着性が悪化
する。[NCO]のモル比が1未満では、変性ポリエス
テル中のウレア含量が低くなり、耐ホットオフセット性
が悪化する。末端にイソシアネート基を有するプレポリ
マー(A)中のポリイソシアネート(3)構成成分の含
有量は、通常0.5〜40wt%、好ましくは1〜30
wt%、さらに好ましくは2〜20wt%である。0.
5wt%未満では、耐ホットオフセット性が悪化すると
ともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利にな
る。また、40wt%を超えると低温定着性が悪化す
る。
【0024】イソシアネート基を有するプレポリマー
(A)中の1分子当たりに含有するイソシアネート基
は、通常1個以上、好ましくは平均1.5〜3個、さら
に好ましくは平均1.8〜2.5個である。1分子当た
り1個未満では、架橋及び/又は伸長反応後の変性ポリ
エステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が
悪化する。
【0025】(架橋剤及び伸長剤)本発明において、架
橋剤及び/又は伸長剤としては、アミン類等を用いるこ
とができる。アミン類(B)としては、ジアミン(B
1)、3価以上のポリアミン(B2)、アミノアルコー
ル(B3)、アミノメルカプタン(B4)、アミノ酸
(B5)、および(B1)〜(B5)のアミノ基をブロ
ックしたもの(B6)などが挙げられる。ジアミン(B
1)としては、芳香族ジアミン(フェニレンジアミン、
ジエチルトルエンジアミン、4,4’ジアミノジフェニ
ルメタンなど);脂環式ジアミン(4,4’−ジアミノ
−3,3’ジメチルジシクロヘキシルメタン、ジアミン
シクロヘキサン、イソホロンジアミンなど);および脂
肪族ジアミン(エチレンジアミン、テトラメチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミンなど)などが挙げられ
る。3価以上のポリアミン(B2)としては、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられ
る。アミノアルコール(B3)としては、エタノールア
ミン、ヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。ア
ミノメルカプタン(B4)としては、アミノエチルメル
カプタン、アミノプロピルメルカプタンなどが挙げられ
る。アミノ酸(B5)としては、アミノプロピオン酸、
アミノカプロン酸などが挙げられる。(B1)〜(B
5)のアミノ基をブロックしたもの(B6)としては、
前記B1〜B5のアミン類とケトン類(アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)から得
られるケチミン化合物、オキサゾリン化合物などが挙げ
られる。これらアミン類(B)のうち好ましいものは、
(B1)および(B1)と少量の(B2)の混合物であ
る。
【0026】さらに、必要により架橋及び/又伸長は停
止剤を用いて反応終了後の変性ポリエステルの分子量を
調整することができる。停止剤としては、モノアミン
(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラ
ウリルアミンなど)、およびそれらをブロックしたもの
(ケチミン化合物)などが挙げられる。
【0027】アミン類(B)の比率は、イソシアネート
基を有するプレポリマー(A)中のイソシアネート基
[NCO]と、アミン類(B)中のアミノ基[NHx]
の当量比[NCO]/[NHx]として、通常1/2〜
2/1、好ましくは1.5/1〜1/1.5、さらに好
ましくは1.2/1〜1/1.2である。[NCO]/
[NHx]が2を超えたり1/2未満では、得られるウ
レア変性ポリエステル(i)の分子量が低くなり、耐ホ
ットオフセット性が悪化する。
【0028】(未変性ポリエステル)本発明において
は、前記変性されたポリエステル系樹脂(i)単独使用
だけでなく、この樹脂(i)と共に、変性されていない
ポリエステル系樹脂(ii)をトナーバインダー樹脂成分
として含有させることもできる。該樹脂(ii)を併用す
ることで、低温定着性およびフルカラー装置に用いた場
合の光沢性が向上する。樹脂(ii)としては、前記
(i)のポリエステル成分と同様なポリオール(1)と
ポリカルボン酸(2)との重縮合物などが挙げられ、好
ましいものも樹脂(i)と同様である。また、樹脂(i
i)は無変性のポリエステルだけでなく、ウレア結合以
外の化学結合で変性されているものでもよく、例えばウ
レタン結合で変性されていてもよい。(i)と(ii)は
少なくとも一部が相溶していることが低温定着性、耐ホ
ットオフセット性の面で好ましい。従って、(i)のポ
リエステル成分と(ii)のポリエステル成分は類似の組
成が好ましい。(ii)を含有させる場合の(i)と(i
i)の重量比は、通常5/95〜75/25、好ましく
は10/90〜25/75、さらに好ましくは12/8
8〜25/75、特に好ましくは12/88〜22/7
8である。(i)の重量比が5%未満では、耐ホットオ
フセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着
性の両立の面で不利になる。
【0029】樹脂(ii)のピーク分子量は、通常100
0〜30000、好ましくは1500〜10000、さ
らに好ましくは2000〜8000である。1000未
満では耐熱保存性が悪化し、10000を超えると低温
定着性が悪化する。樹脂(ii)の水酸基価は5以上であ
ることが好ましく、さらに好ましくは10〜120、特
に好ましくは20〜80である。5未満では耐熱保存性
と低温定着性の両立の面で不利になる。樹脂(ii)の酸
価は通常0.5〜40、好ましくは5〜35である。酸
価を持たせることで負帯電性となりやすい傾向がある。
また、酸価及び水酸基価がそれぞれこの範囲を越えるも
のは高温高湿度下、低温低湿度下の環境下において、環
境の影響を受けやすく、画像の劣化を招きやすい。
【0030】(着色剤)本発明のトナーの着色剤として
は公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボ
ンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエロ
ーS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュ
ウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポ
リアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(G
R、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジ
ンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NC
G)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タート
ラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザン
イエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガ
ラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマ
ーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4
R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルト
ニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレット
G、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアント
カーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4
R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレ
ットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントス
カーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッ
ドF5R、ブリリアントカーミン6B、ポグメントスカ
ーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パ
ーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボル
ドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジア
ム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミン
レーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、
チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレ
ッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバ
ーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、
オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、
アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビク
トリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フ
タロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダン
スレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、
アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチ
ルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオ
キサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、ク
ロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジア
ン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフ
トールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリー
ンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニン
グリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛
華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤
の含有量はトナーに対して通常1〜15wt%、好まし
くは3〜10wt%である。
【0031】本発明で用いる着色剤は樹脂と複合化され
たマスターバッチとして用いることもできる。マスター
バッチの製造またはマスターバッチとともに混練される
バインダー樹脂としては、先にあげた変性、未変性ポリ
エステル樹脂の他にポリスチレン、ポリp−クロロスチ
レン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換
体の重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、
スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトル
エン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、
スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アク
リル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共
重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン
−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マ
レイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重
合体などのスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレ
ート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリ
ウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリア
クリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂
肪族叉は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素
化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単
独あるいは混合して使用できる。
【0032】上記マスターバッチはマスターバッチ用の
樹脂と着色剤とを高せん断力をかけて混合、混練してマ
スターバッチを得る事ができる。この際着色剤と樹脂の
相互作用を高めるために、有機溶剤を用いる事ができ
る。またいわゆるフラッシング法と呼ばれる着色剤の水
を含んだ水性ペーストを樹脂と有機溶剤とともに混合混
練し、着色剤を樹脂側に移行させ、水分と有機溶剤成分
を除去する方法も着色剤のウエットケーキをそのまま用
いる事ができるため乾燥する必要がなく、好ましく用い
られる。混合混練するには3本ロールミル等の高せん断
分散装置が好ましく用いられる。
【0033】(離型剤)また、本発明のトナーにはトナ
ーバインダー樹脂、着色剤とともにワックスを含有させ
ることもできる。ワックスとしては公知のものが使用で
き、例えばポリオレフィンワッックス(ポリエチレンワ
ックス、ポリプロピレンワックスなど);長鎖炭化水素
(パラフィンワッックス、サゾールワックスなど);カ
ルボニル基含有ワックスなどが挙げられる。これらのう
ち好ましいものは、カルボニル基含有ワックスである。
カルボニル基含有ワックスとしては、ポリアルカン酸エ
ステル(カルナバワックス、モンタンワックス、トリメ
チロールプロパントリベヘネート、ペンタエリスリトー
ルテトラベヘネート、ペンタエリスリトールジアセテー
トジベヘネート、グリセリントリベヘネート、1,18
−オクタデカンジオールジステアレートなど);ポリア
ルカノールエステル(トリメリット酸トリステアリル、
ジステアリルマレエートなど);ポリアルカン酸アミド
(エチレンジアミンジベヘニルアミドなど);ポリアル
キルアミド(トリメリット酸トリステアリルアミドな
ど);およびジアルキルケトン(ジステアリルケトンな
ど)などが挙げられる。これらカルボニル基含有ワック
スのうち好ましいものは、ポリアルカン酸エステルであ
る。
【0034】本発明のワックスの融点は、通常40〜1
60℃であり、好ましくは50〜120℃、さらに好ま
しくは60〜90℃である。融点が40℃未満のワック
スは耐熱保存性に悪影響を与え、160℃を超えるワッ
クスは低温での定着時にコールドオフセットを起こしや
すい。また、ワックスの溶融粘度は、融点より20℃高
い温度での測定値として、5〜1000cpsが好まし
く、さらに好ましくは10〜100cpsである。10
00cpsを超えるワックスは、耐ホットオフセット
性、低温定着性への向上効果に乏しい。トナー中のワッ
クスの含有量は通常0〜40wt%であり、好ましくは
3〜30wt%である。
【0035】(帯電制御剤)本発明のトナーは、必要に
応じて帯電制御剤を含有してもよい。帯電制御剤として
は公知のものが全て使用でき、例えばニグロシン系染
料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染
料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、ア
ルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4
級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体
または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ
素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体
の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボン
トロン03、第四級アンモニウム塩のボントロンP−5
1、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフ
トエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体の
E−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリ
エント化学工業社製)、第四級アンモニウム塩モリブデ
ン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化
学工業社製)、第四級アンモニウム塩のコピーチャージ
PSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコ
ピーブルーPR、第四級アンモニウム塩のコピーチャー
ジ NEGVP2036、コピーチャージ NX VP
434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ
素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅
フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔
料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、四級アンモ
ニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げら
れる。
【0036】本発明において帯電制御剤の使用量は、バ
インダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の
有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定さ
れるもので、一義的に限定されるものではないが、好ま
しくはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1〜
10重量部の範囲で用いられる。より好ましくは、0.
2〜5重量部の範囲がよい。10重量部を越える場合に
はトナーの帯電性が大きすぎ、主帯電制御剤の効果を減
退させ、現像ローラとの静電的吸引力が増大し、現像剤
の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。これらの帯電
制御剤はマスターバッチ、樹脂とともに溶融混練した後
溶解分散させる事もできるし、もちろん有機溶剤に直接
溶解、分散する際に加えても良いし、トナー表面にトナ
ー粒子作成後固定化させてもよい。
【0037】(樹脂微粒子)本発明のトナーに含有させ
る樹脂微粒子は水性分散体を形成しうる樹脂であればい
かなる樹脂も使用でき、熱可塑性樹脂でも熱硬化性樹脂
でもよく、例えばビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
イミド樹脂、ケイ素系樹脂、フェノール樹脂、メラミン
樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂、
ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。樹脂微粒子とし
ては、上記の樹脂を2種以上併用しても差し支えない。
このうち好ましいのは、微細球状樹脂粒子の水性分散体
が得られやすい点から、ビニル系樹脂、ポリウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂及びそれらの併用
が好ましい。ビニル系樹脂としては、ビニル系モノマー
を単独重合また共重合したポリマーで、例えば、スチレ
ン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、(メタ)アクリル酸−アクリル酸
エステル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体等が挙げられる。
【0038】(外添剤)本発明で得られる着色粒子の流
動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として
は、無機微粒子を好ましく用いることができる。この無
機微粒子の一次粒子径は、5mμ〜2μmであることが
好ましく、特に5mμ〜500mμであることが好まし
い。また、BET法による比表面積は、20〜500m
2/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割
合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好まし
く、特に0.01〜2.0wt%であることが好まし
い。無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アル
ミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネ
シウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウ
ム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ
灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ペンガ
ラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコ
ニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができ
る。この他、高分子系微粒子たとえばソープフリー乳化
重合や懸濁重合、分散重合によって得られるポリスチレ
ン、メタクリル酸エステルやアクリル酸エステル共重合
体やシリコーン、ベンゾグアナミン、ナイロンなどの重
縮合系、熱硬化性樹脂による重合体粒子が挙げられる。
【0039】このような流動化剤等の外添剤は表面処理
を行って、疎水性を上げ、高湿度下においても流動特性
や帯電特性の悪化を防止することができる。例えばシラ
ンカップリング剤、シリル化剤、フッ化アルキル基を有
するシランカップリング剤、有機チタネート系カップリ
ング剤、アルミニウム系のカップリング剤、シリコーン
オイル、変性シリコーンオイルなどが好ましい表面処理
剤として挙げられる。
【0040】感光体や一次転写媒体に残存する転写後の
現像剤を除去するためのクリーニング性向上剤を用いる
ことができ、該クリーニング向上剤としては、例えばス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸など脂肪酸金属塩、例えばポリメチルメタクリレート
微粒子、ポリスチレン微粒子などのソープフリー乳化重
合などによって製造された、ポリマー微粒子などを挙げ
ることかできる。ポリマー微粒子は比較的粒度分布が狭
く、体積平均粒径が0.01〜1μmのものが好まし
い。
【0041】(製造方法)トナーバインダー樹脂の活性
水素と反応可能な変性ポリエステル系樹脂(i)は以下
の方法などで製造することができる。ポリオール(1)
とポリカルボン酸(2)を、テトラブトキシチタネー
ト、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒
の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧
としながら生成する水を溜去して、水酸基を有するポリ
エステルを得る。次いで40〜140℃にて、これにポ
リイソシアネート(3)を反応させ、イソシアネート基
を有するポリエステルプレポリマー(A)を得る。さら
に架橋剤、伸長剤として、例えばアミン類を用いる場
合、該ポリエステルプレポリマー(A)にアミン類
(B)を0〜140℃にて反応させ、ウレア結合で変性
されたポリエステルを得る。(3)を反応させる際およ
び(A)と(B)を反応させる際には、必要により溶剤
を用いることもできる。使用可能な溶剤としては、芳香
族溶剤(トルエン、キシレンなど):ケトン類(アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンな
ど):エステル類(酢酸エチルなど):アミド類(ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)および
エーテル類(テトラヒドロフランなど)などのイソシア
ネート(3)に対して不活性なものが挙げられる。また
変性されていないポリエステル系樹脂(ii)を併用する
場合は、水酸基を有するポリエステルと同様な方法で製
造し、これを前記(i)の反応完了後の溶液に溶解し、
混合する。
【0042】本発明の乾式トナーは以下の方法で製造す
ることができるが勿論これらに限定されることはない。 (水系媒体中でのトナー製造法)本発明においてトナー
の製造に用いる水系媒体としては、水単独でもよいが、
水と混和可能な溶剤を併用することもできる。混和可能
な溶剤としては、アルコール(メタノール、イソプロパ
ノール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムア
ミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセル
ソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチル
ケトンなど)などが挙げられる。トナー粒子は、水系媒
体中で、例えばイソシアネート基を有するポリエステル
プレポリマー(A)からなる分散体を、アミン類(B)
等と反応させて形成することにより得られる。水系媒体
中でポリエステルプレポリマー(A)からなる分散体を
安定して形成させる方法としては、水系媒体中にポリエ
ステルプレポリマー(A)からなるトナー原料の組成物
を加えて、せん断力により分散させる方法などが挙げら
れる。ポリエステルプレポリマー(A)と他のトナー組
成物(以下トナー原料と呼ぶ)である着色剤、着色剤マ
スターバッチ、離型剤、帯電制御剤、変性されていない
ポリエステル系樹脂(ii)などは、水系媒体中で分散体
を形成させる際に混合してもよいが、あらかじめトナー
原料を混合した後、水系媒体中にその混合物を加えて分
散させたほうがより好ましい。また、本発明において
は、着色剤、離型剤、帯電制御剤などの他のトナー原料
は、必ずしも、水系媒体中で粒子を形成させる時に混合
しておく必要はなく、粒子を形成せしめた後、添加して
もよい。たとえば、着色剤を含まない粒子を形成させた
後、公知の染着の方法で着色剤を添加することもでき
る。
【0043】分散方法としては特に限定されるものでは
ないが、低速せん断式、高速せん断式、摩擦式、高圧ジ
ェット式、超音波などの公知の設備が適用できる。分散
体の粒径を2〜20μmにするために高速せん断式が好
ましい。高速せん断式分散機を使用した場合、回転数は
特に限定はないが、通常1000〜30000rpm、
好ましくは5000〜20000rpmである。分散時
間は特に限定はないが、バッチ方式の場合は、通常0.
1〜5分である。分散時の温度としては、通常0〜15
0℃(加圧下)、好ましくは40〜98℃である。高温
なほうが、ポリエステルプレポリマー(A)からなる分
散体の粘度が低く、分散が容易な点で好ましい。
【0044】ポリエステルプレポリマー(A)を含むト
ナー組成物100重量部に対する水系媒体の使用量は、
通常50〜2000重量部、好ましくは100〜100
0重量部である。50重量部未満ではトナー組成物の分
散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。
20000重量部を超えると経済的でない。また、必要
に応じて分散剤を用いることもできる。分散剤を用いた
ほうが、粒度分布がシャープになるとともに分散が安定
である点で好ましい。
【0045】トナー組成物が分散された油性相を水が含
まれる液体に乳化、分散するための分散剤としてアルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸
塩、リン酸エステルなどの陰イオン界面活性剤、アルキ
ルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミ
ン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、ア
ルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルア
ンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム
塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩
化ベンゼトニウムなどの四級アンモニウム塩型の陽イオ
ン界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘
導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデ
シルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノ
エチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルア
ンモニウムべタインなどの両性界面活性剤が挙げられ
る。
【0046】またフルオロアルキル基を有する界面活性
剤を用いることにより、非常に少量でその効果をあげる
ことができる。好ましく用いられるフルオロアルキル基
を有するアニオン性界面活性剤としては、炭素数2〜1
0のフルオロアルキルカルボン酸及ぴその金属塩、パー
フルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウ
ム、3−[オメガ−フルオロアルキル(C6〜C11)
オキシ〕−1−アルキル(C3〜C4)スルホン酸ナト
リウム、3−[オメガ−フルオロアルカノイル(C6〜
C8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸
ナトリウム、フルオロアルキル(C11〜C20)カル
ボン酸及びその金属塩、パーフルオロアルキル(C7〜
C13)カルボン酸及びその金属塩、パーフルオロアル
キル(C4〜C12)スルホン酸及びその金属塩、パー
フルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、N−
プロピル−N−(2ヒドロキシエチル)パーフルオロオ
クタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル(C6〜
C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウ
ム塩、パーフルオロアルキル(C6〜C10)−N−エ
チルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロアルキル
(C6〜C16)エチルリン酸エステルなどが挙げられ
る。
【0047】商品名としては、サーフロンS−111、
S−112、S−113(旭硝子社製)、フロラードF
C−93、FC−95、FC−98、FC−129(住
友3M社製)、ユニダインDS−101、DS−10
2、(ダイキン工業社製)、メガファックF−110、
F−120、F−113、F−191、F−812、F
−833(大日本インキ社製)、エクトップEF−10
2、103、104、105、112、123A、12
3B、306A、501、201、204、(トーケム
プロダクツ社製)、フタージェントF−100、F15
0(ネオス社製)などが挙げられる。
【0048】また、カチオン界面活性剤としては、フル
オロアルキル基を有する脂肪族一級、二級もしくは三級
アミン酸、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スル
ホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩などの脂
肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベ
ンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、
商品名としてはサーフロンS−121(旭硝子社製)、
フロラードFC−135(住友3M社製)、ユニダイン
DS−202(ダイキン工業社製)、メガファックF−
150、F−824(大日本インキ社製)、エクトップ
EF−132(トーケムプロダクツ社製)、フタージェ
ントF−300(ネオス社製)などが挙げられる。
【0049】また水に難溶の無機化合物分散剤としてリ
ン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロ
イダルシリカ、ヒドロキシアパタイトなども用いる事が
出来る。
【0050】また高分子系保護コロイドにより分散液滴
を安定化させても良い。例えばアクリル酸、メタクリル
酸、α−シアノアクリル酸、α−シアノメタクリル酸、
イタコン酸、クロトン酸、フマール酸、マレイン酸また
は無水マレイン酸などの酸類、あるいは水酸基を含有す
る(メタ)アクリル系単量体、例えばアクリル酸β−ヒ
ドロキシエチル、メタクリル酸β−ヒドロキシエチル、
アクリル酸β−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸β−
ヒドロキシプロピル、アクリル酸γ−ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸γ−ヒドロキシプロピル、アクリル酸
3−クロロ2−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸3−
クロロ−2−ヒドロキシプロピル、ジエチレングリコー
ルモノアクリル酸エステル、ジエチレングリコールモノ
メタクリル酸エステル、グリセリンモノアクリル酸エス
テル、グリセリンモノメタクリル酸エステル、N−メチ
ロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミ
ドなど、ビニルアルコールまたはビニルアルコールとの
エーテル類、例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル、ビニルプロピルエーテルなど、またはビニ
ルアルコールとカルボキシル基を含有する化合物のエス
テル類、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸
ビニルなど、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジア
セトンアクリルアミドあるいはこれらのメチロール化合
物、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドな
どの酸クロライド類、ビニルビリジン、ビニルピロリド
ン、ビニルイミダゾール、エチレンイミンなどの窒素原
子、またはその複素環を有するものなどのホモポリマー
または共重合体、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロ
ピレン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキ
シプロピレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアル
キルアミド、ポリオキシプロピレンアルキルアミド、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンラウリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンステアリルフェニルエステル、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエステルなどのポリオキシエチレン系、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロースなどのセルロース類などが使用
できる。
【0051】なお、分散安定剤としてリン酸カルシウム
塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、
塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、
水洗するなどの方法によって、微粒子からリン酸カルシ
ウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作に
よっても除去できる。分散剤を使用した場合には、該分
散剤がトナー粒子表面に残存したままとすることもでき
るが、伸長および/または架橋反応後、洗浄除去するほ
うがトナーの帯電面から好ましい。
【0052】さらに、トナー組成物の粘度を低くするた
めに、ウレア変性ポリエステルやポリエステルプレポリ
マー(A)が可溶の溶剤を使用することもできる。溶剤
を用いたほうが粒度分布がシャープになる点で好まし
い。該溶剤は沸点が100℃未満の揮発性であることが
除去が容易である点から好ましい。該溶剤としては、例
えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩
化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−ト
リクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、
モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いるこ
とができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶
媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好まし
い。ポリエステルプレポリマー(A)等の変性ポリエス
テル系樹脂(i)100重量部に対する溶剤の使用量
は、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量
部、さらに好ましくは25〜70重量部である。溶剤を
使用した場合は、伸長および/または架橋反応後、常圧
または減圧下にて加温し除去する。
【0053】伸長および/または架橋反応時間は、ポリ
エステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基
構造とアミン類(B)等の組み合わせによる反応性によ
り選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2
〜24時間である。反応温度は、通常0〜150℃、好
ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知
の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチ
ンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げら
れる。
【0054】得られた乳化分散体から有機溶媒を除去す
るためには、系全体を徐々に昇温し、液滴中の有機溶媒
を完全に蒸発除去する方法を採用することができる。あ
るいはまた、乳化分散体を乾燥雰囲気中に噴霧して、液
滴中の非水溶性有機溶媒を完全に除去してトナー微粒子
を形成し、合せて水系分散剤を蒸発除去することも可能
である。乳化分散体が噴霧される乾燥雰囲気としては、
空気、窒素、炭酸ガス、燃焼ガス等を加熱した気体、特
に使用される最高沸点溶媒の沸点以上の温度に加熱され
た各種気流が一般に用いられる。スプレイドライアー、
ベルトドライアー、ロータリーキルンなどの短時間の処
理で十分目的とする品質が得られる。
【0055】乳化分散時の粒度分布が広く、その粒度分
布を保って洗浄、乾燥処理が行われた場合、所望の粒度
分布に分級して粒度分布を整えることができる。分級操
作は液中でサイクロン、デカンター、遠心分離等によ
り、微粒子部分を取り除くことができる。もちろん乾燥
後に粉体として取得した後に分級操作を行っても良い
が、液体中で行うことが効率の面で好ましい。得られた
不要の微粒子、または粗粒子は再び混練工程に戻して粒
子の形成に用いることができる。その際微粒子、または
粗粒子はウェットの状態でも構わない。用いた分散剤は
得られた分散液からできるだけ取り除くことが好ましい
が、先に述べた分級操作と同時に行うのが好ましい。
【0056】得られた乾燥後のトナーの粉体と離型剤微
粒子、帯電制御性微粒子、流動化剤微粒子、着色剤微粒
子などの異種粒子とともに混合したり、混合粉体に機械
的衝撃力を与えることによって表面で固定化、融合化さ
せ、得られる複合体粒子の表面からの異種粒子の脱離を
防止することができる。具体的手段としては、高速で回
転する羽根によって混合物に衝撃力を加える方法、高速
気流中に混合物を投入し、加速させ、粒子同士または複
合化した粒子を適当な衝突板に衝突させる方法などがあ
る。装置としては、オングミル(ホソカワミクロン社
製)、I式ミル(日本ニューマチック社製)を改造し
て、粉砕エアー圧カを下げた装置、ハイブリダイゼイシ
ョンシステム(奈良機械製作所社製)、クリプトロンシ
ステム(川崎重工業社製)、自動乳鉢などがあげられ
る。
【0057】(二成分現像剤用キャリア)本発明のトナ
ーを二成分系現像剤に用いる場合には、磁性キャリアと
混合して用いれば良く、現像剤中のキャリアとトナーの
含有比は、キャリア100重量部に対してトナー1〜1
0重量部が好ましい。磁性キャリアとしては、粒子径2
0〜200μm程度の鉄粉、フェライト粉、マグネタイ
ト粉、磁性樹脂キャリアなど従来から公知のものが使用
できる。また、被覆材料としては、アミノ系樹脂、例え
ば尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹脂、エポキ
シ樹脂等があげられる。またポリビニルおよびポリビニ
リデン系樹脂、例えばアクリル樹脂、ポリメチルメタク
リレート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、ポリスチレン樹脂およびスチレンアクリル
共重合樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル等
のハロゲン化オレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂等のポ
リエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリ弗化ビニル樹脂、ポリ弗化ビニリデン樹
脂、ポリトリフルオロエチレン樹脂、ポリヘキサフルオ
ロプロピレン樹脂、弗化ビニリデンとアクリル単量体と
の共重合体、弗化ビニリデンと弗化ビニルとの共重合
体、テトラフルオロエチレンと弗化ビニリデンと非弗化
単量体とのターポリマー等のフルオロターポリマー、お
よびシリコーン樹脂等が使用できる。また必要に応じ
て、導電粉等を被覆樹脂中に含有させてもよい。導電粉
としては、金属粉、カーボンブラック、酸化チタン、酸
化錫、酸化亜鉛等が使用できる。これらの導電粉は、平
均粒子径1μm以下のものが好ましい。平均粒子径が1
μmよりも大きくなると、電気抵抗の制御が困難にな
る。
【0058】また、本発明のトナーはキャリアを使用し
ない一成分系の磁性トナー或いは、非磁性トナーとして
も用いることができる。
【0059】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。また、部は重
量部を示す。
【0060】〔実施例1〕 (1)〜有機微粒子エマルション1の合成〜 撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683
部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステ
ルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成
工業製)11部、スチレン83部、メタクリル酸83
部、アクリル酸ブチル110部、過硫酸アンモニウム1
部を仕込み、400回転/分で15分間撹拌したとこ
ろ、白色の乳濁液が得られた。加熱して、系内温度75
℃まで昇温し5時間反応させた。さらに、1%過硫酸ア
ンモニウム水溶液30部加え、75℃で5時間熟成して
ビニル系樹脂(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブ
チル−メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エス
テルのナトリウム塩の共重合体)の水性分散液[樹脂微
粒子分散液1]を得た。[樹脂微粒子分散液1]をLA
−920で測定した重量平均粒径は、100nmであっ
た。[樹脂微粒子分散液1]の一部を乾燥して樹脂分を
単離した。 (2)〜水相の調整〜 水990部、[樹脂微粒子分散液1]83部、ドデシル
ジフェニルェーテルジスルホン酸ナトリウムの48.5
%水溶液(エレミノールMON−7:三洋化成工業製)
37部、酢酸エチル90部を混合撹拌し、乳白色の液体
を得た。これを[水相1]とする。
【0061】(3)〜低分子ポリエステル1の合成〜 冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中
に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物
229部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モ
ル付加物529部、テレフタル酸208部、アジピン酸
46部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧
で230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHg
の減圧で5時聞反応した後、反応容器に無水トリメリッ
ト酸44部を入れ、180℃、常圧で2時間反応し、
[低分子ポリエステル1]を得た。[低分子ポリエステ
ル1〕は、数平均分子量2500、重量平均分子量67
00、Tg43℃、酸価25であった。 (4)〜中間体ポリエステル及びプレポリマーの合成〜 冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中
に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物
682部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モ
ル付加物81部、テレフタル酸283部、無水トリメリ
ツト酸22部およびジブチルチンオキサイド2部を入
れ、常圧で230℃で8時間反応し、さらに10〜15
mmHgの減圧で5時間反応した[中間体ポリエステル
1]を得た。[中間体ポリエステル1]は、数平均分子
量2100、重量平均分子量9500、Tg55℃、酸
価0.5、水酸基価51であった。次に、冷却管、撹拌
機および窒素導入管の付いた反応容器中に、[中間体ポ
リエステル1]410部、イソホロンジイソシアネート
89部、酢酸エチル500部を入れ100℃で5時間反
応し、[プレポリマー1]を得た。[プレポリマー1]
の遊離イソシアネート重量%は、1.53%であった。
【0062】(5)〜ケチミンの合成〜 撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、イソホロ
ンジアミン170部とメチルエチルケトン75部を仕込
み、50℃で5時間反応を行い、[ケチミン化合物1]
を得た。[ケチミン化合物1]のアミン価は418であ
った。 (6)〜マスターバッチの合成〜 水1200部、カーボンブラック(Printex35
デクサ製)540部〔DBP吸油量=42ml/10
0mg、pH=9.5〕、ポリエステル樹脂1200部
を加え、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で混合
し、混合物を2本ロールを用いて150℃で30分混練
後、圧延冷却しパルペライザーで粉砕、[マスターバッ
チ1]を得た。 (7)〜油相の作成〜 撹拌棒および温度計をセットした容器に、[低分子ポリ
エステル1]378部、カルナバWAX110部、CC
A(サリチル酸金属錯体E−84:オリエント化学工
業)22部、酢酸エチル947部を仕込み、撹拌下80
℃に昇温し、80℃のまま5時間保持した後、1時問で
30℃に冷却した。次いで容器に[マスターバッチ1]
500部、酢酸エチル500部を仕込み、1時間混合し
[原料溶解液1]を得た。 [原料溶解液1]1324部を容器に移し、ビーズミル
(ウルトラビスコミル、アイメックス社製)を用いて、
送液速度1kg/hr、ディスク周速度6m/秒、0.
5mmジルコニアビーズを80体積%充填、3パスの条
件で、カーボンブラック、WAXの分散を行った。次い
で、[低分子ポリエステル1]の65%酢酸エチル溶液
1324部加え、上記条件のビーズミルで1パスし、
[顔料・WAX分散液1]を得た。[顔料・WAX分散
液1]の固形分濃度(130℃、30分)は50%であ
った。
【0063】以上の各材料を用いて下記の操作手段によ
り[トナー1]を得た。 (8)〜乳化⇒脱溶剤〜 [顔料・WAX分散液1]749部、[プレポリマー
1]を115部、[ケチミン化合物1]2.9部を容器
に入れ、TKホモミキサー(特殊機化製)で5,000
rpmで1分間混合した後、容器に[水相1]1200
部を加え、TKホモミキサーで、回転数13,000r
pmで20分間混合し[乳化スラリー1]を得た。撹拌
機および温度計をセットした容器に、[乳化スラリー
1]を投入し、30℃で8時間脱溶剤した後、45℃で
4時間熟成を行い、[分散スラリー1]を得た。[分散
スラリー1]は、体積平均粒径5.99μm、個数平均
粒径5.70μm(マルチサイザーIIで測定)であっ
た。 (9)〜洗浄⇒乾燥〜 [分散スラリー1]100部を減圧濾過した後、 :濾過ケーキにイオン交換水100部を加え、TKホ
モミキサーで混合(回転数12,000rpmで10分
間)した後濾過した。 :の濾過ケーキに10%塩酸100部を加え、TK
ホモミキサーで混合(回転数12,000rpmで10
分間)した後濾過した。:の濾過ケーキに25℃イ
オン交換水300部を加え、TKホモミキサーで 混合(回転数12,000rpmで10分間)した後濾
過する操作を2回行い[濾過ケーキ1]を得た。 [濾過ケーキ1]を循風乾燥機にて45℃で48時間乾
燥し、目開き75μmメッシュで篩い[トナー1]を得
た。
【0064】〔実施例2〕 (1)〜有機微粒子エマルション2の合成〜 撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683
部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステ
ルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成
工業製)6部、スチレン83部、メタクリル酸83部、
アクリル酸ブチル110部、過硫酸アンモニウム1部を
仕込み、400回転/分で15分間撹拌したところ、白
色の乳濁液が得られた。加熱して、系内温度75℃まで
昇温し5時間反応させた。さらに、1%過硫酸アンモニ
ウム水溶液30部加え、75℃で5時間熟成してビニル
系樹脂(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−
メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルの
ナトリウム塩の共重合体)の水性分散液[樹脂微粒子分
散液2]を得た。[樹脂微粒子分散液2]をLA−92
0で測定した重量平均粒径は、200nmであった。
[樹脂微粒子分散液2]の一部を乾燥して樹脂分を単離
した。 (2)実施例1での[樹脂微粒子分散液1]の代わりに
[樹脂微粒子分散液2]を使用し、濾過ケーキに30℃
イオン交換水300部を加え、TKホモミキサーで混合
(回転数12,000rpmで10分間)した後濾過す
る操作を3回行った以外は実施例1と同様にして[トナ
ー2]を得た。
【0065】〔実施例3〕 (1)〜有機微粒子エマルション3の合成〜 撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683
部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステ
ルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成
工業製)9部、スチレン83部、メタクリル酸83部、
アクリル酸ブチル110部、過硫酸アンモニウム1部を
仕込み、400回転/分で15分間撹拌したところ、白
色の乳濁液が得られた。加熱して、系内温度75℃まで
昇温し5時間反応させた。さらに、1%過硫酸アンモニ
ウム水溶液30部加え、75℃で5時間熟成してビニル
系樹脂(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−
メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルの
ナトリウム塩の共重合体)の水性分散液[樹脂微粒子分
散液3]を得た。[樹脂微粒子分散液3]をLA−92
0で測定した重量平均粒径は、150nmであった。
[樹脂微粒子分散液3]の一部を乾燥して樹脂分を単離
した。 (2)実施例1での[樹脂微粒子分散液1]の代わりに
[樹脂微粒子分散液3]を使用し、濾過ケーキに30℃
イオン交換水300部を加え、TKホモミキサーで混合
(回転数12,000rpmで10分間)した後濾過す
る操作を4回行った以外は実施例1と同様にして[トナ
ー3]を得た。
【0066】〔実施例4〕実施例1での[樹脂微粒子分
散液1]を使用し、濾過ケーキに20℃イオン交換水3
00部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数8,0
00rpmで10分間)した後濾過する操作を2回行っ
た以外は実施例1と同様にしてた以外は実施例1と同様
にして[トナー4]を得た。
【0067】〔実施例5〕実施例1での[樹脂微粒子分
散液1]を使用し、濾過ケーキに25℃イオン交換水3
00部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数10,
000rpmで10分間)した後濾過する操作を2回行
った以外は実施例1と同様にしてた以外は実施例1と同
様にして[トナー5]を得た。
【0068】〔実施例6〕[顔料・WAX分散液1]7
53部、[プレポリマー1]を154部、[ケチミン化
合物1]3.8部を容器に入れ、TKホモミキサー(特
殊機化製)で5,000rpmで1分間混合した後、容
器に[水相1]1200部を加え、TKホモミキサー
で、回転数13,000rpmで20分間混合し[乳化
スラリー2]を得た。実施例1での[乳化スラリー1]
の代わりに上記[乳化スラリー2]を使用した以外は実
施例1と同様にして[トナー6]を得た。
【0069】〔実施例7〕 (1)〜低分子ポリエステル2の合成〜 冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中
に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加
物196部、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モ
ル付加物553部、テレフタル酸210部、アジピン酸
79部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧
で230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHg
の減圧で5時聞反応した後、反応容器に無水トリメリッ
ト酸26部を入れ、180℃、上圧で2時間反応し、
[低分子ポリエステル2]を得た。[低分子ポリエステ
ル2]は、数平均分子量2400、重量平均分子量62
00、Tg43℃、酸価15であった。 (2)実施例5での[低分子ポリエステル1]の代わり
に上記[低分子ポリエステル2]を使用した以外は実施
例5と同様にして[トナー7]を得た。
【0070】〔比較例1〕イオン交換水709gに0.
1M−Na3PO4 水溶液451gを投入し60℃に加
温した後、TKホモミキサーを用いて12,000rp
mにて撹拌した。これに1.0M−CaCl2水溶液6
8gを徐々に添加し、Ca3(PO4)2を含む水系媒体を
得た。スチレン170g、2−エチルヘキシルアクリレ
ート30g、リーガル400R10g、パラフィンワッ
クス(s.p.70℃)60g、ジ−tert−ブチル
サリチル酸金属化合物5g、スチレン−メタクリル酸共
重合体(Mw5万、酸価20mgKOH/g)10gを
TK式ホモミキサーに投入、60℃に加温し、12,0
00rpmにて均一に溶解、分散した。これに、重合開
始剤、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)10gを溶解し、重合性単量体系を調製した。
前記水系媒体中に上記重合性単量体系を投入し、60
℃、N2雰囲気下において、TKホモミキサーにて1
0,000rpmで20分間撹拌し、重合性単量体系を
造粒した。その後、パドル撹拌翼で撹拌しつつ、60℃
で3時間反応させた後、液温を80℃とし、10時間反
応させた。重合反応終了後冷却し、塩酸を加えリン酸カ
ルシウムを溶解させた後、濾過、水洗、乾燥をして、
〔トナー8〕を得た。
【0071】〔比較例2〕 (1)〜ワックス粒子水性分散液1の調製〜 1000mlの攪拌装置、温度センサー、窒素導入管及
び冷却管付き4頭コルベンに脱気した蒸留水500ml
にニューコール565C(日本乳化剤社製)28.5
g、キャンデリアワックスNo.1(野田ワックス社
製)185.5gを添加し窒素気流下攪拌を行いつつ、
温度を昇温した。内温85℃の時点で5N−水酸化ナト
リウム水溶液を添加しそのまま75℃まで昇温した後、
そのまま1時間加熱攪拌を続け、室温まで冷却し〔ワッ
クス粒子水性分散液1〕を得た。 (2)〜着色剤水性分散液1の調製〜 カーボンブラック(商品名:モーガルL、キャボット社
製)100g、ドデシル硫酸ナトリウム25gを蒸留水
540mlに添加し、十分攪拌を行った後、加圧型分散
機(MINI−LAB:ラーニー社製)を用い、分散を
行い〔着色剤分散液I〕を得た。
【0072】(3)〜バインダー微粒子水性分散液の合
成〜 攪拌装置、冷却管、温度センサー及び窒素導入管を装着
した1Lの4頭コルベンに蒸留水480ml、ドデシル
硫酸ナトリウム0.6g、スチレン106.4g、n−
ブチルアクリレート43.2g、メタクリル酸10.4
gを添加し攪拌を行いながら窒素気流下70℃まで昇温
した。ここで過硫酸カリウム2.1gを120mlの蒸
留水に溶解した開始剤水溶液を添加し、窒素気流下70
℃、3時間攪拌を行い、重合を完結させた後室温まで冷
却し、〔高分子量バインダー樹脂微粒子分散液1〕を得
た。攪拌装置、冷却管、温度センサー及び窒素導入管を
装着した5Lの4頭コルベンに蒸留水2400ml、ド
デシル硫酸ナトリウム2.8g、スチレン620g、n
−ブチルアクリレート128g、メタクリル酸52g及
びtert−ドデシルメルカプタン27.4gを添加し
攪拌を行いながら窒素気流下70℃まで昇温した。ここ
で過硫酸カリウム11.2gを600mlの蒸留水に溶
解した開始剤水溶液を添加し、窒素気流下70℃、3時
間攪拌を行い、重合を完結させた後室温まで冷却し、
〔低分子量バインダー樹脂微粒子分散液2〕を得た。
【0073】上記各材料を用いて下記の操作手段により
〔トナー9〕を得た。(4)〜トナーの合成〜 攪拌装置、冷却管、温度センサーを備えた1Lセパラブ
ルフラスコに、〔高分子量バインダー微粒子分散液1〕
47.6g、〔低分子量バインダー微粒子分散液2〕1
90.5g、〔ワックス粒子水性分散液1〕を7.7
g、〔着色剤分散液I〕を26.7g及び蒸留水25
2.5mlを加え混合攪拌した後、5N−水酸化ナトリ
ウム水溶液を用いpH=9.5に調節を行った。更に攪
拌下、塩化ナトリウム50gを蒸留水600mlに溶解
した塩化ナトリウム水溶液、イソプロパノール77ml
及びフルオラードFC−170C(住友3M社製:フッ
素系ノニオン界面活性剤)10mgを10mlの蒸留水
に溶解した界面活性剤水溶液を順次添加し、内温を85
℃まで上昇させ6時間反応を行った後、室温まで冷却し
た。この反応液を5N−水酸化ナトリウム水溶液を用い
pH=13に調整した後、濾過を行い、更に蒸留水に再
懸濁を行い濾過、再懸濁を繰り返し、洗浄を行った後乾
燥し、〔トナー9〕を得た。
【0074】〔比較例3〕 (1)〜有機微粒子エマルション4の合成〜 撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683
部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステ
ルのナトリウム塩(エレミノールRS−30:三洋化成
工業製)20部・スチレン138部、メタクリル酸13
8部、過硫酸アンモニウム1部を仕込み、600回転/
分で15分間撹拌したところ、白色の乳濁液が得られ
た。加熱して、系内温度75℃まで昇温し5時間反応さ
せた。さらに、1%過硫酸アンモニウム水溶液30部加
え、75℃で5時間熟成してビニル系樹脂(スチレン−
メタクリル酸−メタクリル酸エテレンオキサイド付加物
硫酸エステルのナトリウム塩の共重合体)の水性分散液
[微粒子分散液4]を得た。[微粒子分散液4]をLA
−920で測定した重量平均粒径は30nmであった。
[樹脂微粒子分散液4]の一部を乾燥して樹脂分を単離
した。 (2)実施例1での[樹脂微粒子分散液1]の代わりに
[樹脂微粒子分散液4]を使用した以外は実施例1と同
様にして[トナー10]を得た。
【0075】〔比較例4〕 (1)〜有機微粒子エマルション5の合成〜 撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683
部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステ
ルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成
工業製)3部、スチレン83部、メタクリル酸83部、
アクリル酸ブチル110部、過硫酸アンモニウム1部を
仕込み、300回転/分で15分間撹拌したところ、白
色の乳濁液が得られた。加熱して、系内温度75℃まで
昇温し5時間反応させた。さらに、1%過硫酸アンモニ
ウム水溶液30部加え、75℃で5時間熟成してビニル
系樹脂(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−
メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルの
ナトリウム塩の共重合体)の水性分散液[樹脂微粒子分
散液5]を得た。[樹脂微粒子分散液5]をLA−92
0で測定した重量平均粒径は、400nmであった。
[樹脂微粒子分散液5]の一部を乾燥して樹脂分を単離
した。 (2)実施例1での[樹脂微粒子分散液1]の代わりに
[樹脂微粒子分散液5]を使用した以外は実施例1と同
様にして[トナー11]を得た。
【0076】〔比較例5〕実施例3で、濾過ケーキに4
0℃イオン交換水300部を加え、TKホモミキサーで
混合(回転数12,000rpmで20分間)した後濾
過する操作を4回行った以外は実施例3と同様にして
[トナー12]を得た。
【0077】以上、各実施例及び比較例で得られたトナ
ー100部に疎水性シリカ0.7部と、疎水化酸化チタ
ン0.3部をヘンシェルミキサーにて混合した。得られ
たトナー物性値については表1に示す。外添剤処理を施
したトナー5wt%とシリコーン樹脂を被覆した平均粒
子径が40μmの銅−亜鉛フェライトキャリア95wt
%からなる現像剤を調製し、毎分A4サイズの用紙を4
5枚印刷できるリコー製imagio Neo 450
を用いて、連続印刷して下記の基準で評価した。結果を
表2に示す。
【0078】(評価項目) (a)粒径 トナーの粒径は、コールターエレクトロニクス社製の粒
度測定器「コールターカウンターTA II」を用い、ア
パーチャー径100μmで測定した。体積平均粒径およ
び個数平均粒径は上記粒度測定器により求めた。 (b)帯電量 現像剤6gを計量し、密閉できる金属円柱に仕込みブロ
ーして帯電量を求めた。トナー濃度は4.5〜5.5w
t%に調整した。 (c)定着性 リコー製imagio Neo 450を用いて、普通
紙及び厚紙の転写紙(リコー製 タイプ6200及びN
BSリコー製複写印刷用紙<135>)にベタ画像で、
1.0±0.1mg/cm2のトナーが現像される様に
調整を行ない、定着ベルトの温度が可変となる様に調整
を行なって、普通紙でオフセットの発生しない温度を、
厚紙で定着下限温度を測定した。定着下限温度は、得ら
れた定着画像をパットで擦った後の画像濃度の残存率が
70%以上となる定着ロール温度をもって定着下限温度
とした。 (d)円形度 フロー式粒子像分析装置FPIA−2100(東亜医用
電子株式会社製)により平均円形度として計測した。具
体的な測定方法としては、容器中の予め不純固形物を除
去した水100〜150ml中に分散剤として界面活性
剤、好ましくはアルキルベンゼンスフォン酸塩を0.1
〜0.5ml加え、更に測定試料を0.1〜0.5g程
度加える。試料を分散した懸濁液は超音波分散器で約1
〜3分間分散処理を行ない、分散液濃度を3000〜1
万個/μlとして前記装置によりトナーの形状及び分布
を測定することによって得られる。 (e)樹脂微粒子残存率の測定方法 トナー中のスチレン−アクリル樹脂微粒子の熱分解生成
物であるスチレンモノマーを指紋成分として、下記条件
で、トナー粒子へスチレン−アクリル樹脂微粒子を0.
01wt%、0.10wt%、1.00wt%、3.0
0wt%、10.0wt%添加する標準添加法を用い
て、トナーに残存する樹脂微粒子をスチレンモノマーの
ピーク面積で算出し測定した。 分析機器:熱分解ガスクロマトグラフ質量分析計 装置:島津製作所 QR−5000 日本分析工業JHP−3S 熱分解温度;590℃×12秒 カラム;DB−1 L=30m I.D=0.25mm Film=0.25μm カラム温度;40℃(保持2分)〜(10℃/分昇温)
300℃ 気化室温度;300℃
【0079】下記のいずれの項目も5%画像面積の画像
チャートを100000枚まで連続でランニングした
後、以下に述べる評価を行った。 (f)画像濃度 ベタ画像出力後、画像濃度をX−Rite(X−Rit
e社製)により測定した。これを各色単独に5点測定し
各色ごとに平均を求めた。 (g)地肌汚れ 白紙画像を現像中に停止させ、現像後の感光体上の現像
剤をテープ転写し、未転写のテープの画像濃度との差を
938スペクトロデンシトメーター(X−Rite社
製)により測定した。 (h)クリーニング性 清掃工程を通過した感光体上の転写残トナーをスコッチ
テープ(住友スリーエム(株)製)で白紙に移し、それ
をマクベス反射濃度計RD514型で測定し、ブランク
との差が0.01以下のものを○(良好)、それを越え
るものを×(不良)として評価した。 (i)フィルミング 現像ローラまたは感光体上のトナーフィルミング発生状
況の有無を観察した。○がフィルミングがなく、△はス
ジ上のフィルミングが見られ、×は全体的にフィルミン
グがある、として評価した。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】 トナー8、10、11、12については定着不良により
連続印刷することができず、評価を中止した。トナー9
については微量な定着不良を発生していたが、1万枚後
では帯電低下による地汚れの悪化により連続印刷するこ
とができず、評価を中止した。
【0082】
【発明の効果】本発明は、初期の印字品質が良好で、連
続印字での画質の安定性にも優れ、安定したクリーニン
グ性を有し、感光体、現像ローラ等に対するフィルミン
グ汚染が防止された低温定着性に優れた静電荷像現像用
トナーを提供することができる。また本発明は、上記ト
ナーを含有する現像剤、該現像剤を用いる画像形成方
法、該現像剤を充填した容器、及び該容器を装填した画
像形成装置を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江本 茂 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山田 博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 八木 慎一郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡邊 真弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 滝川 唯雄 愛知県新城市川治字藤波13 Fターム(参考) 2H005 AA15 AB02 AB03 CA02 CA07 CA08 CA17 CA28 CA30 EA03 EA05 EA07 EA10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶媒中に、活性水素と反応可能な変
    性ポリエステル系樹脂(i)からなるトナーバインダー
    樹脂を含むトナー組成物を溶解又は分散させ、該溶解又
    は分散物を樹脂微粒子を含む水系媒体中で分散させ、か
    つ架橋剤及び/又は伸長剤と反応させ、得られた分散液
    から溶媒を除去して得られたトナーであって、該樹脂微
    粒子の重量平均粒径が50〜300nmであり、該トナ
    ーのBET比表面積が1.5〜4.0m2/gであるこ
    とを特徴とする静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 前記トナーバインダー樹脂が、前記変性
    ポリエステル系樹脂(i)と共に、変性されていないポ
    リエステル系樹脂(ii)を含有し、(i)と(ii)の重
    量比が5/95〜75/25であることを特徴とする請
    求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 前記トナーバインダー樹脂の酸価が0.
    5〜40mgKOH/gであることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 前記トナーバインダー樹脂のガラス転移
    点(Tg)が40〜70℃であることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  5. 【請求項5】 前記樹脂微粒子が、ビニル系樹脂、ポリ
    ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂及び/
    又はそれらの混合物からなるものであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の静電荷像現像用トナ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記トナーにおいて、熱分解ガスクロマ
    トグラフ(質量分析)計によって測定される該トナー粒
    子表面上に残留する該樹脂微粒子のトナー粒子に対する
    残存率が、トナー粒子に対して0.5〜5.0wt%で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    静電荷像現像用トナー。
  7. 【請求項7】 前記トナー粒子の体積平均粒径が4〜8
    μmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
    記載の静電荷像現像用トナー。
  8. 【請求項8】 前記トナー粒子の体積平均粒径/個数平
    均粒径(Dv/Dn)が1.25以下であることを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の静電荷像現像用
    トナー。
  9. 【請求項9】 前記トナー粒子の平均円形度が0.96
    〜0.90であることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載の静電荷像現像用トナー。
  10. 【請求項10】 前記乳化分散液の溶媒を除去する工程
    が、少なくとも減圧及び/又は加熱の条件下で行われる
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の静電
    荷像現像用トナー。
  11. 【請求項11】 前記乳化分散液の溶媒を除去する工程
    が、濾過により行われることを特徴とする請求項1〜1
    0のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の静
    電荷像現像用トナーを含有することを特徴とする現像
    剤。
  13. 【請求項13】 トナーリサイクル機構を有する現像装
    置にて、請求項12に記載の現像剤を用いることを特徴
    とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の現像剤を充填した
    ことを特徴とする容器。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の容器を装填したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP2002080997A 2002-03-22 2002-03-22 静電荷像現像用トナー及び現像剤並びに画像形成方法と画像形成装置 Expired - Lifetime JP3571703B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002080997A JP3571703B2 (ja) 2002-03-22 2002-03-22 静電荷像現像用トナー及び現像剤並びに画像形成方法と画像形成装置
DE60328844T DE60328844D1 (de) 2002-03-22 2003-03-21 Verfahren zur Tonererstellung
EP03006473A EP1347343B1 (en) 2002-03-22 2003-03-21 Method of producing a toner
US10/394,265 US6936390B2 (en) 2002-03-22 2003-03-24 Toner, method of producing same and image forming device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002080997A JP3571703B2 (ja) 2002-03-22 2002-03-22 静電荷像現像用トナー及び現像剤並びに画像形成方法と画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003280269A true JP2003280269A (ja) 2003-10-02
JP3571703B2 JP3571703B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=27785362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002080997A Expired - Lifetime JP3571703B2 (ja) 2002-03-22 2002-03-22 静電荷像現像用トナー及び現像剤並びに画像形成方法と画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6936390B2 (ja)
EP (1) EP1347343B1 (ja)
JP (1) JP3571703B2 (ja)
DE (1) DE60328844D1 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005043252A1 (ja) * 2003-10-10 2005-05-12 Ricoh Company, Ltd. 静電荷像現像用トナー、現像剤、画像形成方法及び画像形成装置
JP2005196056A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Ricoh Co Ltd トナー、現像剤、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2005208495A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用トナー、現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2005234274A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Ricoh Co Ltd トナー、二成分現像剤及び画像形成装置
JP2005301200A (ja) * 2004-03-17 2005-10-27 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2006003584A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Ricoh Co Ltd 静電荷現像用トナー及び現像剤
JP2006039023A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用トナー、製造方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2006209094A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Ricoh Co Ltd トナー及びその製造方法、並びに、画像形成方法
KR100671857B1 (ko) * 2003-10-22 2007-01-22 가부시키가이샤 리코 토너를 사용한 화상 형성 방법
JP2007206482A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Canon Inc 画像形成方法、非磁性一成分現像剤、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2009009162A (ja) * 2008-10-10 2009-01-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像用トナーの製造方法
US7521164B2 (en) 2003-09-18 2009-04-21 Ricoh Company, Ltd. Toner, and, developer, toner container, process cartridge, image forming apparatus and image forming method
JP2009122646A (ja) * 2007-09-13 2009-06-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
US7547497B2 (en) 2004-03-16 2009-06-16 Ricoh Company, Ltd. Toner, and developer, image developer and image forming apparatus using the toner
US7550238B2 (en) 2004-04-21 2009-06-23 Ricoh Company, Ltd. Process cartridge, image forming apparatus, and image forming process
US7550242B2 (en) 2005-03-11 2009-06-23 Ricoh Company Limited Toner, toner manufacturing method, developer, image forming apparatus, and process cartridge for the image forming apparatus
US7666566B2 (en) 2004-01-06 2010-02-23 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic toner and method of preparing the toner
WO2012117952A1 (en) * 2011-02-28 2012-09-07 Ricoh Company, Ltd. Toner, and full-color image forming method and full-color image forming apparatus using the toner

Families Citing this family (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4047734B2 (ja) * 2002-03-20 2008-02-13 株式会社リコー 静電荷像現像用トナー
ES2258184T5 (es) * 2002-06-28 2014-10-29 Ricoh Company, Ltd. Tóner para revelar una imagen electrostática latente, depósito que contiene el mismo, revelador que usa el mismo, procedimiento para revelar que usa el mismo, procedimiento de formación de imágenes que usa el mismo, aparato de formación de imágenes que usa el mismo y cartucho para procedimiento de formación de imágenes que usa el mismo
US7541128B2 (en) * 2002-09-26 2009-06-02 Ricoh Company Limited Toner, developer including the toner, and method for fixing toner image
JP4079257B2 (ja) * 2002-10-01 2008-04-23 株式会社リコー 静電荷像現像用トナー
JP3984152B2 (ja) * 2002-11-29 2007-10-03 株式会社リコー 静電荷像現像用トナー及び現像剤
JP2004191890A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Ricoh Co Ltd 負帯電性トナー及び現像剤並びに画像形成方法と画像形成装置
EP1439429B1 (en) * 2003-01-20 2013-03-13 Ricoh Company, Ltd. Toner and developer
DE602004007696T2 (de) * 2003-01-21 2008-04-30 Ricoh Co., Ltd. Toner und Entwickler für die Entwicklung latenter elektrostatischer Bilder sowie Bilderzeugungsgerät
US7473508B2 (en) * 2003-03-07 2009-01-06 Ricoh Company, Ltd. Toner, developer and image forming apparatus
US7348117B2 (en) * 2003-08-07 2008-03-25 Ricoh Company Limited Toner, method for manufacturing the toner, developer including the toner, toner container containing the toner, and image forming method, image forming apparatus and process cartridge using the toner
JP2005115029A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Ricoh Co Ltd トナー及びその製造方法、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法
DE602004015547D1 (de) * 2003-10-08 2008-09-18 Ricoh Kk Toner und Entwickler, sowie ein Bildherstellungsverfahren und Apparat, worin der Entwickler eingesetzt wird
US7642032B2 (en) * 2003-10-22 2010-01-05 Ricoh Company, Limited Toner, developer, image forming apparatus and image forming method
US20050164112A1 (en) * 2003-12-22 2005-07-28 Masahiro Ohki Toner for forming image, developer including the toner, method for preparing the toner, and image forming method and apparatus and process cartridge using the toner
JP4277682B2 (ja) * 2003-12-26 2009-06-10 富士ゼロックス株式会社 画像形成方法
JP2005300626A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、画像形成装置
JP2006030249A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP4557639B2 (ja) * 2004-08-27 2010-10-06 株式会社リコー 画像形成用トナー及びその製造方法
JP4347174B2 (ja) * 2004-09-15 2009-10-21 株式会社リコー トナー及びそれを用いた画像形成方法
JP4541814B2 (ja) * 2004-09-17 2010-09-08 株式会社リコー トナー及びその製造方法、並びに、画像形成方法
US7932007B2 (en) * 2004-09-21 2011-04-26 Ricoh Company, Ltd. Toner and method for producing the same, and image-forming method using the same
JP2006154412A (ja) 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7550245B2 (en) 2004-12-28 2009-06-23 Ricoh Company, Ltd. Toner and production method of the same, and image forming method
JP2006313255A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Ricoh Co Ltd 静電荷現像用トナーの製造方法、静電荷現像用トナーおよび該トナーを含む一成分現像剤及び二成分現像剤
JP4628269B2 (ja) * 2005-09-05 2011-02-09 株式会社リコー 画像形成用イエロートナー及びそれを用いた静電潜像現像用現像剤
JP4711406B2 (ja) * 2005-09-15 2011-06-29 株式会社リコー 静電荷像現像用トナー、及びそれを用いた画像形成方法
JP4536628B2 (ja) * 2005-09-16 2010-09-01 株式会社リコー 画像形成装置、プロセスカートリッジ、画像形成方法
JP2007156334A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Ricoh Co Ltd 現像装置
JP4619295B2 (ja) * 2006-01-06 2011-01-26 株式会社沖データ 現像装置、及び画像形成装置
US7943280B2 (en) * 2006-03-15 2011-05-17 Ricoh Company, Ltd. Toner containing a laminar inorganic mineral in which part or all of the ions present between layers are modified by organic ions
US7820350B2 (en) * 2006-03-17 2010-10-26 Ricoh Company, Ltd. Toner, developer, toner container, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method
US8043778B2 (en) * 2006-09-15 2011-10-25 Ricoh Company Limited Toner, method for preparing the toner, and image forming apparatus using the toner
US20080069617A1 (en) * 2006-09-19 2008-03-20 Mitsuyo Matsumoto Image forming apparatus, image forming method, and toner for developing electrostatic image for use in the image forming apparatus and method
EP1903403B1 (en) * 2006-09-19 2015-11-04 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and process cartridge
JP2008083430A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Oki Data Corp 非磁性一成分現像剤、現像カートリッジ、現像装置及び画像形成装置
US8034522B2 (en) * 2006-11-13 2011-10-11 Reichhold, Inc. Polyester toner resin compositions
US20080166156A1 (en) * 2007-01-09 2008-07-10 Sharp Kabushiki Kaisha Toner and method of manufacturing the same, two-component developer, developing apparatus, and image forming apparatus
JP4817389B2 (ja) * 2007-01-15 2011-11-16 株式会社リコー 画像形成装置、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び電子写真用現像剤
US20080213682A1 (en) * 2007-03-02 2008-09-04 Akinori Saitoh Toner for developing electrostatic image, method for producing the toner, image forming method, image forming apparatus and process cartridge using the toner
JP5084034B2 (ja) * 2007-03-16 2012-11-28 株式会社リコー 画像形成方法
JP2008262171A (ja) * 2007-03-19 2008-10-30 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用トナー、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4866278B2 (ja) 2007-03-19 2012-02-01 株式会社リコー トナー、並びに現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置
US10150875B2 (en) 2012-09-28 2018-12-11 Ut-Battelle, Llc Superhydrophobic powder coatings
US8216674B2 (en) * 2007-07-13 2012-07-10 Ut-Battelle, Llc Superhydrophobic diatomaceous earth
US20100183330A1 (en) * 2007-06-12 2010-07-22 Mitsubishi Chemical Corporation Image-forming apparatus and cartridge
US9539149B2 (en) * 2007-07-13 2017-01-10 Ut-Battelle, Llc Superhydrophobic, diatomaceous earth comprising bandages and method of making the same
US20090042122A1 (en) * 2007-08-08 2009-02-12 Katun Corporation Methods of producing toner compositions and toner compositions produced therefrom
JP4895999B2 (ja) * 2007-12-28 2012-03-14 株式会社リコー 静電荷像現像用トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び画像形成装置
JP4800330B2 (ja) * 2008-01-21 2011-10-26 株式会社沖データ 現像剤、現像剤収容体、現像装置、画像形成ユニット及び画像形成装置
US8178276B2 (en) * 2008-03-07 2012-05-15 Ricoh Company Limited Method of manufacturing toner
US8039184B2 (en) * 2008-03-14 2011-10-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Two-component developer
US20090280429A1 (en) * 2008-05-08 2009-11-12 Xerox Corporation Polyester synthesis
JP5157733B2 (ja) 2008-08-05 2013-03-06 株式会社リコー トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、及び画像形成方法
US20100055750A1 (en) * 2008-09-03 2010-03-04 Xerox Corporation Polyester synthesis
JP5241402B2 (ja) * 2008-09-24 2013-07-17 株式会社リコー 樹脂粒子、トナー並びにこれを用いた画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP2010078683A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Ricoh Co Ltd 電子写真用トナー、二成分現像剤及び画像形成方法
JP2010078925A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用マゼンタトナー
JP2010262170A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用トナー及び静電荷像現像用トナーの製造方法
JP2012103680A (ja) 2010-10-14 2012-05-31 Ricoh Co Ltd トナー及びその製造方法
US9828521B2 (en) 2012-09-28 2017-11-28 Ut-Battelle, Llc Durable superhydrophobic coatings
JP6079325B2 (ja) 2013-03-14 2017-02-15 株式会社リコー トナー
US9989869B2 (en) 2015-01-05 2018-06-05 Ricoh Company, Ltd. Toner, toner stored unit, and image forming apparatus
JP6520471B2 (ja) 2015-06-29 2019-05-29 株式会社リコー トナー、現像剤、現像剤収容ユニット及び画像形成装置
US10877386B2 (en) * 2018-08-14 2020-12-29 Canon Kabushiki Kaisha Toner
JP2023000504A (ja) 2021-06-18 2023-01-04 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0256136B1 (en) * 1986-01-30 1994-06-01 MITSUI TOATSU CHEMICALS, Inc. Toner composition for electrophotography
JPH0677161B2 (ja) * 1987-03-31 1994-09-28 キヤノン株式会社 静電荷像現像用トナーの製造方法
JP2715337B2 (ja) * 1990-10-26 1998-02-18 キヤノン株式会社 画像形成方法
WO1992018909A1 (en) * 1991-04-19 1992-10-29 Fujitsu Limited Non-magnetic component developing method
US5296324A (en) * 1991-05-14 1994-03-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Toner for developing electrostatic charge image and process for preparing the same
JP3123153B2 (ja) * 1991-11-11 2001-01-09 ミノルタ株式会社 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法
JP3218900B2 (ja) * 1994-12-15 2001-10-15 ミノルタ株式会社 1成分現像用トナー
ES2303365T3 (es) * 1998-10-06 2008-08-01 Ricoh Company, Ltd. Metodo electroestatico de formacion de imagenes.
US6103441A (en) * 1998-11-12 2000-08-15 Ricoh Company, Ltd. Color toner for electrophotography
JP3983412B2 (ja) 1999-04-02 2007-09-26 コニカミノルタホールディングス株式会社 トナーおよびその製造方法並びに画像形成方法
US6363229B1 (en) * 1999-11-17 2002-03-26 Ricoh Company, Ltd. Full-color toner image fixing method and apparatus
US6395443B2 (en) * 1999-11-29 2002-05-28 Ricoh Company, Ltd. Toner for developing electrostatic image and process of preparing same
EP1308790B2 (en) * 2001-11-02 2015-05-27 Ricoh Company, Ltd. Toner for developing electrostatic image, developer including the toner, container containing the toner, and developing method using the toner

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7521164B2 (en) 2003-09-18 2009-04-21 Ricoh Company, Ltd. Toner, and, developer, toner container, process cartridge, image forming apparatus and image forming method
WO2005043252A1 (ja) * 2003-10-10 2005-05-12 Ricoh Company, Ltd. 静電荷像現像用トナー、現像剤、画像形成方法及び画像形成装置
AU2004286470B2 (en) * 2003-10-10 2008-02-14 Ricoh Company, Ltd. Toner for static charge image development, developer, method of forming image and image forming apparatus
KR100784219B1 (ko) * 2003-10-10 2007-12-10 가부시키가이샤 리코 정전하상 현상용 토너, 현상제, 화상 형성 방법 및 화상형성 장치
US7261989B2 (en) 2003-10-10 2007-08-28 Ricoh Company, Ltd. Toner for developing electrostatic images, developer, image forming method, and image forming apparatus
KR100671857B1 (ko) * 2003-10-22 2007-01-22 가부시키가이샤 리코 토너를 사용한 화상 형성 방법
US7666566B2 (en) 2004-01-06 2010-02-23 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic toner and method of preparing the toner
JP2005196056A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Ricoh Co Ltd トナー、現像剤、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2005208495A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用トナー、現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2005234274A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Ricoh Co Ltd トナー、二成分現像剤及び画像形成装置
US7429442B2 (en) 2004-02-20 2008-09-30 Ricoh Company, Ltd. Toner, and two component developer and image forming apparatus using the toner
US7547497B2 (en) 2004-03-16 2009-06-16 Ricoh Company, Ltd. Toner, and developer, image developer and image forming apparatus using the toner
JP2005301200A (ja) * 2004-03-17 2005-10-27 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
US7550238B2 (en) 2004-04-21 2009-06-23 Ricoh Company, Ltd. Process cartridge, image forming apparatus, and image forming process
JP2006003584A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Ricoh Co Ltd 静電荷現像用トナー及び現像剤
JP2006039023A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用トナー、製造方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4681445B2 (ja) * 2004-12-28 2011-05-11 株式会社リコー トナー及びその製造方法、並びに、画像形成方法
JP2006209094A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Ricoh Co Ltd トナー及びその製造方法、並びに、画像形成方法
US7550242B2 (en) 2005-03-11 2009-06-23 Ricoh Company Limited Toner, toner manufacturing method, developer, image forming apparatus, and process cartridge for the image forming apparatus
JP2007206482A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Canon Inc 画像形成方法、非磁性一成分現像剤、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2009122646A (ja) * 2007-09-13 2009-06-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2009009162A (ja) * 2008-10-10 2009-01-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像用トナーの製造方法
WO2012117952A1 (en) * 2011-02-28 2012-09-07 Ricoh Company, Ltd. Toner, and full-color image forming method and full-color image forming apparatus using the toner
JP2012177827A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Ricoh Co Ltd トナー、このトナーを用いたフルカラー画像形成方法及びフルカラー画像形成装置
CN103492954A (zh) * 2011-02-28 2014-01-01 株式会社理光 调色剂及使用该调色剂的全色成像方法和全色成像设备
AU2012224159B2 (en) * 2011-02-28 2014-11-06 Ricoh Company, Ltd. Toner, and full-color image forming method and full-color image forming apparatus using the toner
AU2012224159C1 (en) * 2011-02-28 2015-03-12 Ricoh Company, Ltd. Toner, and full-color image forming method and full-color image forming apparatus using the toner
RU2559452C2 (ru) * 2011-02-28 2015-08-10 Рикох Компани, Лтд. Тонер, способ формирования полноцветных изображений и аппарат для формирования полноцветных изображений, использующий такой тонер
US9152069B2 (en) 2011-02-28 2015-10-06 Ricoh Company, Ltd. Toner, and full-color image forming method and full-color image forming apparatus using the toner

Also Published As

Publication number Publication date
US20030180644A1 (en) 2003-09-25
EP1347343B1 (en) 2009-08-19
DE60328844D1 (de) 2009-10-01
US6936390B2 (en) 2005-08-30
EP1347343A1 (en) 2003-09-24
JP3571703B2 (ja) 2004-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3571703B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及び現像剤並びに画像形成方法と画像形成装置
JP4829489B2 (ja) トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法
JP3640918B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及び製造方法
US7217487B2 (en) Toner, developer using the same, toner container using the same, process cartridge using the same, image-forming process using the same and image-forming apparatus using the same
JP4213067B2 (ja) 画像形成用トナーおよび現像剤とその製造方法、並びにこれらを用いた画像形成方法、画像形成装置
JP4676890B2 (ja) トナーの製造方法及びトナー
JP2004286824A (ja) 静電荷像現像用トナー
JP2004184551A (ja) 静電荷像現像用トナー、現像剤及びトナー容器
JP5261202B2 (ja) トナーの製造方法、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法
JP2007233030A (ja) 静電荷像現像用トナー
JP2005181835A (ja) 画像形成用トナー、静電潜像現像剤、画像形成用トナーの製造方法、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2005181839A (ja) 画像形成用トナーおよびその製造方法、並びにそれを用いた静電潜像現像剤、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP2003177568A (ja) 乾式トナー及びその製造方法、並びに現像方法、転写方法
JP2005070187A (ja) 画像形成用トナー
JP4009205B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP3730186B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及び現像剤並びに画像形成方法と画像形成装置
JP3947194B2 (ja) 電子写真用トナーの製造方法
JP4145107B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP4049679B2 (ja) 静電荷像現像用トナーおよび現像剤、並びにこれらを用いた画像形成方法、画像形成装置
JP2004212739A (ja) 静電荷像現像用トナー
JP2004286820A (ja) 静電荷像現像用トナー
JP3764954B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP2005010208A (ja) 乾式トナー
JP2004170483A (ja) 静電荷像現像用トナー
JP4141355B2 (ja) 電子写真用トナー及びそれを用いる画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040122

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20040521

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20040615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3571703

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070702

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term