JP2003278342A - 廻り階段ユニット及びその組立方法 - Google Patents

廻り階段ユニット及びその組立方法

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JP2003278342A
JP2003278342A JP2002084974A JP2002084974A JP2003278342A JP 2003278342 A JP2003278342 A JP 2003278342A JP 2002084974 A JP2002084974 A JP 2002084974A JP 2002084974 A JP2002084974 A JP 2002084974A JP 2003278342 A JP2003278342 A JP 2003278342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ精度良く組み立てることができ、安
定した仕上がり具合を確実に得ることができる廻り階段
ユニットを提供する。 【解決手段】 本発明の廻り階段ユニットは、中心側支
持板1と、外側支持板2と、両支持板1、2間に所定の
ピッチで配置される複数の段板31〜33と、各段板3
1〜33の前部下面側に垂直に配置される複数の蹴込板
41〜43とを備える。2段目以降の蹴込板42、43
は、その内端が中心側支持板1に固定されるとともに、
外端側は非固定状態に配置され、2段目以降の蹴込板4
2、43の外端側裏面側に隙間Cが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば一般家屋
の木製屋内階段等における廻り階段部分に採用される廻
り階段ユニット及びその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】戸建住宅における木製の屋内
階段は、複雑な立体形状を有しているため、現場で組付
施工するのが困難である。従って近年においては、工場
側で予め所定の形状、所定の寸法に裁断加工された階段
構成部材(プレカット材)を、階段施工部周辺や工場等
で組み付けて階段ユニットを形成しておき、その階段ユ
ニットを階段施工部に組み付けるというユニット工法が
多く採用されている。
【0003】特に廻り階段部分は、直階段部分に比べ
て、構造がより複雑になるため、ユニット化による施工
効率の向上が強く望まれているのが現状である。
【0004】従来、廻り階段部分に採用される廻り階段
ユニットとしては、例えば特開平6−108599号に
開示されるものが周知である。
【0005】ところが、この廻り階段ユニットは、構成
部材の部品点数が多く、組立作業が困難であるという問
題を抱えている。
【0006】また特開2000−145083号に開示
される廻り階段ユニットは、構成部材としてのプレカッ
ト材を、階段施工部に直接組み付けていくものであるた
め、ユニットの組立場所が階段施工部だけに制約されて
しまい、例えば工場側で予め組み立てたり、現場周辺の
広い作業領域で組み立てることができず、組立作業性の
低下を来すという問題が発生する。
【0007】また、上記の廻り階段ユニットに限られ
ず、従来の廻り階段ユニット全般においては、各構成部
材が複雑な構成を有する上、部材相互の連結も精密に行
われるものであるため、例えば段板等に生じるばらつき
等の微差を適度に吸収することができず、部材相互間に
僅少な位置ずれが生じ、安定した仕上がり具合を得るこ
とが困難であるという問題を抱えている。
【0008】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、簡単かつ精度良く組み立てることができるととも
に、安定した仕上がり具合を確実に得ることができる廻
り階段ユニット及びその組立方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明は、平面視略四角形状の廻り階段ユニッ
トであって、四つの角部のうちの一角に配置される中心
側支持板と、周囲四辺のうち、前記中心側支持板に対向
する二辺に沿って配置される外側支持板と、内端が前記
中心側支持板に配置されるとともに、外端側が前記外側
支持板に配置され、前記中心側支持板の廻り方向及び高
さ方向に所定のピッチで配置される複数の段板と、前記
各段板の前部下面側に垂直に配置される複数の蹴込板と
を備え、前記中心側支持板は、前記複数の段板の内端に
対応して設けられる複数の中心側段板支持部と、前記複
数の蹴込板の内端に対応して設けられる複数の中心側立
ち上がり部とを有し、前記外側支持板は、前記複数の段
板の外端に対応して設けられる複数の外側段板支持部
と、前記複数の蹴込板の外端に対応して設けられる複数
の外側立ち上がり部とを有し、前記複数の蹴込板のうち
1段目の蹴込板における内端が1段目の中心側立ち上が
り部に固定されるとともに、外端が1段目の外側立ち上
がり部に固定され、2段目以降の蹴込板の内端が、対応
する中心側立ち上がり部に固定され、各段板の前端部下
面側が、対応する蹴込板の上端に固定されるとともに、
後端が、対応する蹴込板の下端部に固定され、各段板の
内端が、対応する中心側段板支持部に固定されるととも
に、外端が、対応する外側段板支持部に固定されてな
り、前記外側支持板における2段目以降の外側立ち上が
り部と、2段目以降の蹴込板外端の設置予定位置との間
に隙間が設けられ、2段目以降の蹴込板の外端が、2段
目以降の外側立ち上がり部に非固定状態に配置されてな
るものを要旨としている。
【0010】この第1発明の廻り階段ユニットにおいて
は、2段目以降の蹴込板の内端側を中心側支持板に固定
し、外端裏面側を外側支持板に隙間を設けて非固定状態
に配置するものであるため、2段目以降の蹴込板を、そ
の内端を支点として揺動させることができる。このた
め、その揺動動作に基づき、2段目以降の蹴込板を前段
の段板の後端縁に的確に沿わせることができるため、前
段の段板の後端縁を2段目以降の蹴込板の下端部表面に
隙間なく接合した状態で、前段の段板をその内端を中心
側段板支持部上に位置精度良く配置できるとともに、外
端を外側段板支持部上に位置精度良く配置することがで
きる。
【0011】更に本第1発明は、内外支持板、段板及び
蹴込板で構成するものであるため、構成材料の点数や種
類を少なくでき、組立作業を簡単に行えるとともに、コ
ストの削減を図ることができる。
【0012】本第1発明においては、前記中心側支持板
の上部と前記外側支持板の後端上部との間が連結部材に
より連結固定され、前記連結部材、前記中心側支持板、
前記外側支持板及び前記1段目の蹴込板により外枠が形
成されてなる構成を採用するのが好ましい。
【0013】すなわちこの構成を採用する場合、平面視
四角形状の強固で安定した外枠を形成することができ、
更に連結部材によって、最上段の段板を確実に支持する
ことができる。
【0014】また本第1発明においては、2段目以降の
蹴込板の下端裏面側から打ち込まれる釘類によって、2
段目以降の蹴込板下端が、対応する段板の後端に固定さ
れ、前記外側支持板における2段目以降の外側立ち上が
り部の下端に、前記釘類を打ち込むための作業用切欠部
が形成されてなる構成を採用するのが良い。
【0015】すなわちこの構成を採用する場合、作業用
切欠部を介して、外側支持板の外部から釘類の打ち込み
作業を行うことができる。
【0016】更に本第1発明においては、前記外側支持
板が、平板状の第1及び第2外側支持板部材を有し、前
記第1外側支持板部材の後端に、前記第2外側支持板部
材の先端が直角配置に固定されて形成されてなる構成、
又は、前記中心側支持板が、棒状の第1及び第2中心側
支持板部材を有し、前記第1中心側支持板部材の周側面
が、前記第2中心側支持板部材の周側面に接合固定され
て形成されてなる構成を採用するのが望ましい。
【0017】すなわちこの構成を採用する場合、各部材
を分解したままの状態で、搬送や保管を行うことによ
り、その搬送時等の積載効率を向上させることができ
る。
【0018】また本第1発明においては、前記中心側支
持板の周側面に、前記中心側段板支持部に対応して、前
記段板の内端を支持固定するための段板支持金具が固定
されてなる構成を採用するのが、より一層好ましい。
【0019】すなわちこの構成を採用する場合、中心側
支持板の段板支持部を小さくすることができるため、中
心側支持板として、細くて小さいサイズのものを用いる
ことができる。
【0020】本第2発明は、上記第1発明における廻り
階段ユニットの組立方法の一形態を特定するものであ
る。
【0021】すなわち本第2発明は、上記第1発明の廻
り階段ユニットを組み立てるための方法であって、前記
中心側支持板と前記外側支持板の前端部との間を前記1
段目の蹴込板により連結固定するとともに、前記中心側
支持板の上部と前記外側支持板の後端上部との間を連結
部材により連結固定して、外枠を組み立てる工程と、前
記外枠における2段目以降の中心側立ち上がり部に、2
段目以降の蹴込板の内端を固定する工程と、前記外枠に
おける中心側段板支持部及び外側段板支持部に、各段板
の内外両端部を固定し、各段板の前端部下面側を、対応
する蹴込板の上端に固定するとともに、各段板の後端
を、対応する蹴込板の下端部に固定する工程とを含むも
のを要旨としている。
【0022】この第2発明の組立方法においては、まず
外枠を形成し、その外枠をベースにして、段板及び残り
の蹴込板を組み付けるものであるため、無駄のない自然
な手順で組立作業をスムーズに行うことができる。
【0023】また本第2発明においては、前記外枠にお
ける前記中心側支持板の下部と前記外側支持板の後端下
部との間に架橋状に補強部材を着脱自在に取り付ける工
程を更に含むものを採用するのが良い。
【0024】すなわちこの場合には、より高い組付強度
の廻り階段ユニットを得ることができ、例えば組立を工
場側で行って施工現場へ搬送するような際に、輸送時の
振動等に対処することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1及び図24はこの発明の実施
形態である廻り階段ユニット(P1)が適用された一般
家屋等の木製廻り階段を示す図である。両図に示すよう
に、この廻り階段は、第1ないし第3の3つの壁面(5
1)〜(53)に囲まれた階段施工部に、廻り階段ユニ
ット(P1)、踊り場ユニット(P2)、下側直階段ユ
ニット(P3)及び上側直階段ユニット(P4)が組み
付けられることによって形成されている。
【0026】図1ないし図10に示すように、廻り階段
ユニット(P1)は、3段廻りの廻り階段を形成するも
のであり、平面視四角形の外観形状を有しており、四つ
の角部のうちの一角(廻り階段中心部)に垂直配置に設
けられる中心側支持板(1)と、周囲四辺のうち、廻り
階段中心部に対向する二辺、すなわち第2及び第3壁面
(52)(53)に沿って配置される外側支持板(2)
と、中心側支持板(1)の廻り方向及び高さ方向に所定
のピッチで配置される3枚の段板(31)〜(33)
と、各段板(31)〜(33)の前端部下面側に垂直に
配置される3枚の蹴込板(41)〜(43)とを基本的
な構成要素として備えている。
【0027】図11及び図12に示すように、中心側支
持板(1)は、略角棒状の第1及び第2部材(15)
(16)により構成されている。
【0028】第1部材(15)は、1段目の段板(3
1)を設置する高さに対応する長さ寸法を有しており、
その上端面が1段目の段板(31)の内端を支持するた
めの水平な1段目中心側段板支持部(11b)として構
成されている。更に第1部材(15)の周側面のうち前
面は、1段目の蹴込板(41)の内端を固定するための
垂直な1段目中心側立ち上がり部(11a)として構成
されるとともに、後面側には結合部(15a)が形成さ
れている。
【0029】第2部材(16)は、側部前面にL型の切
欠部(16a)が形成されており、このL型切欠部(1
6a)の下側部に、上記第1部材(15)の結合部(1
5a)が必要に応じて接着剤を介して適合された状態
で、ビス、釘等の釘類により固定されることにより、両
部材(15)(16)が結合固定されて中心側支持板
(1)が形成されている。
【0030】第2部材(16)におけるL型切欠部(1
6a)の上側部は、2段目の蹴込板(42)の内端を固
定するための垂直な2段目中心側立ち上がり部(12
a)として構成されており、図12の想像線に示すよう
に、L型切欠部(16a)の開口両側縁の2点におい
て、2段目の蹴込板(42)が2点支持されることによ
り、蹴込板(42)における中心廻り方向の設置角度が
所定の角度に規制されるよう構成されている。
【0031】第2部材(16)は、その中間部よりも上
方に水平な2段目中心側段板支持部(12b)が形成さ
れており、上端面が水平な3段目中心側段板支持部(1
3b)として構成されている。更に第2部材(16)の
上部周側面における2段目及び3段目段板支持部(12
b)(13b)間には、3段目蹴込板(43)の内端を
固定するための垂直な3段目中心側立ち上がり部(13
a)が形成されている。
【0032】この3段目中心側立ち上がり部(13a)
は、水平面内において、所定の傾斜を有しており、3段
目の蹴込板(43)が3段目立ち上がり部(13a)の
傾斜面に沿って配置されることにより、蹴込板(43)
における中心廻り方向の設置角度が所定の角度に規制さ
れるよう構成されている。
【0033】なお、本実施形態においては、中心側支持
板(1)を、2つの部材(15)(16)により構成し
ているが、本発明はそれだけに限られず、中心側支持板
(1)を1つの部材により構成しても良く、3つ以上の
部材により構成しても良い。更に本実施形態では、2段
目立ち上がり部(12a)をL型切欠状に形成している
が、本発明においては、2段目立ち上がり部を3段目立
ち上がり部(13a)のように、傾斜面により構成して
も良い。逆に3段目立ち上がり部(13a)を、L型切
欠状に形成するようにしても良い。
【0034】もっとも、本実施形態においては、第2部
材(16)の2段目立ち上がり部(12a)を、L型切
欠状に形成し、その切欠部(16a)を、第1部材(1
5)を取り付けるための凹部として兼用するものである
ため、第1部材(15)の取付時の位置決めを容易に行
える上更に、蹴込板(42)の固定も確実に行うことが
できる。
【0035】図14及び図15に示すように外側支持板
(2)は、上側部の前半側が切り欠かれた略L型形状の
平板部材からなる第1及び第2部材(25)(26)に
より構成されている。
【0036】第1部材(25)の後端縁は、その上半部
が切り欠かれて上欠き状接合部(25a)が形成される
とともに、第2部材(26)の前端縁は、その下半部が
切り欠かれて下欠き状接合部(26a)が形成されてい
る。そして、上欠き状接合部(25a)及び下欠き状接
合部(26a)が、必要に応じて接着剤を介して相欠き
接合された状態で、ビス、釘等の釘類により固定される
ことにより、第1及び第2部材(25)(26)が直角
配置に結合固定されて、外側支持板(2)が形成されて
いる。
【0037】この支持板(2)における第1部材(2
5)の先端縁は、1段目の蹴込板(41)の外端を固定
するための垂直な1段目外側立ち上がり部(21a)と
して形成されるとともに、切欠段部が、1段目の段板
(31)の外端を固定するための水平な1段目外側段板
支持部(21b)として構成されている。
【0038】更に第1部材(25)における1段目外側
段板支持部(21b)の後端には、垂直に立ち上がった
2段目外側立ち上がり部(22a)が設けられている。
この立ち上がり部(22a)は、図3ないし図5等に示
すように2段目の蹴込板(42)の外端に対応する位置
に配置されており、後に詳述するように、設計上の組付
状態において、2段目の蹴込板(42)の外端部裏面側
との間に所定の間隔(C)が設けられるよう配置されて
いる。
【0039】第1部材(25)の後部上端縁から第2部
材(26)の前半部切欠段部にかけての水平領域は、2
段目の段板(32)の外端を固定するための2段目外側
段板支持部(22b)として構成されている。
【0040】更に第2部材(26)の後部上端縁は、3
段目の段板(33)の外端を固定するための3段目外側
段板支持部(23b)として構成されるとともに、2段
目及び3段目段板支持部(22b)(23b)間の垂直
立ち上がり部は、3段目の蹴込板(43)の外端に対応
して配置される3段目外側立ち上がり部(23a)とし
て構成されている。
【0041】この3段目外側立ち上がり部(23a)
は、後述するように、設計上の組付状態において、3段
目の蹴込板(43)の外端部裏面側との間に所定の隙間
(C)が設けられるよう配置されている。
【0042】また第2部材(26)における3段目外側
立ち上がり部(23a)の下端には、作業用切欠部(2
0)が形成されるとともに、後部上端には、連結部材取
付用切欠段部(27)が形成されている。
【0043】なお、本実施形態においては、外側支持板
(2)を、2つの部材(25)(26)により構成して
いるが、本発明はそれだけに限られず、外側支持板
(2)を例えば3つ以上の部材により構成しても良い。
【0044】図4ないし図9に示すように、段板(3
1)〜(33)は、例えば平面視四角形状の板状部材を
その一角(中心部)を3等分する線分に沿って切断され
ることによりそれぞれ形成されている。
【0045】更に各段板(31)〜(33)の前部裏面
側には、前端縁に沿って、蹴込板(41)〜(43)の
上端部を位置決め収容するための蹴込溝(35)が形成
されている。
【0046】また蹴込板(41)〜(43)は、正面視
四角形状の平板部材により構成されている。
【0047】本実施形態の廻り階段ユニット(P1)
は、上記の各階段構成部材(プレカット材)を用いて、
以下に説明するように組み立てるものである。なお言う
までもなく、このユニット(P1)の組立作業は、施工
現場で行っても良いし、工場で行ってその組立品を工場
から現場に搬送するようにしても良いし、更に組立を途
中まで行ってその中間組立品を現場に搬送して、施工現
場で組立を完了するようにしても良い。
【0048】まず始めに上記したように、第1及び第2
中心側支持板部材(15)(16)を組み付けて中心側
支持板(1)を組み立てるとともに、第1及び第2外側
支持板部材(25)(26)を上記したように組み付け
て外側支持板(2)を組み立てる。
【0049】次に図16に示すように中心側支持板
(1)の内側面における1段目段板支持部(11b)に
対応する位置に、L型の第1段板支持金具(5)を取り
付ける。このとき、支持金具(5)の段板支持用水平片
を1段目の段板(31)の設置予定方向に向けて突出す
るよう配置した状態で、支持金具(5)の垂直固定片を
その3つの止め孔のうち、1つの孔のみにビス等の釘類
(7)を挿入して緩めに締結することにより、仮止め状
態に固定しておく。なお、第1段板支持金具(5)とし
ては、その仮止め用の中央の孔が、垂直方向に長い長孔
に形成されたものを用いるのが望ましい(以下の第2段
板支持金具(6)においても同じ)。
【0050】ここで、中心側支持板(1)の第1段板支
持部(11b)に、段板(31)を十分な強度に固定で
きる場合、例えば図13に示すように1段目段板支持部
(11b)が大きい場合には、段板支持金具(5)を省
略するようにしても良い。なお、図13においては、発
明の理解を容易にするため、図12の実施形態で用いら
れる中心側支持板(1)のサイズに相当する部分に想像
線を付して示している。
【0051】次に図2に示すように、中心側支持板
(1)における1段目立ち上がり部(11a)に、1段
目の蹴込板(41)の内端裏面側に沿わせて、ビス、釘
等の釘類(7)を蹴込板(41)の前面側から打ち込ん
で1段目立ち上がり部(11a)に固定することによ
り、1段目の蹴込板(41)の内端を中心側支持板
(1)における1段目立ち上がり部(11a)に固定す
る。
【0052】続いて、1段目の蹴込板(41)の外端裏
面側を、外側支持板(2)の1段目立ち上がり部(21
a)に沿わせて、ビス、釘等の釘類(7)を蹴込板(4
1)の前面側から打ち込んで1段目立ち上がり部(21
a)に固定することにより、1段目蹴込板(41)の外
端を外側支持板(2)における1段目立ち上がり部(2
1a)に固定する。なお、1段目蹴込板(41)の上端
は、1段目段板支持部(11b)(21b)によりも上
方に突出した状態に配置されて、後述するように1段目
段板(31)の蹴込溝(35)に嵌め込まれるよう構成
されている。
【0053】次に、連結部材(8)の一端を、外側支持
板(2)の連結部材取付用切欠段部(27)に配置し
て、ビス、釘等の釘類(7)により固定するとともに、
連結部材他端を、中心側支持板(1)の上端部に、ビ
ス、釘等の釘類(7)により固定する。
【0054】こうして組み立てられた平面視四角形状の
外枠(10)に、その中心側支持板(1)の内側面にお
ける2段目段板支持部(12b)に対応する位置に、L
型の第2段板支持金具(6)を取り付ける。このとき図
17に示すように、支持金具(6)をその水平片を2段
目の段板(32)の設置予定方向に向けて突出するよう
配置した状態で、1本のビス等の釘類(7)により仮止
め状態に固定しておく。なおこの第2段板支持金具
(6)も、上記第1段板支持金具(5)と同様、図13
に示すように、2段目段板支持部(12b)が大きい場
合には、省略することも可能である。
【0055】次に図3に示すように、2段目蹴込板(4
2)の内端を中心側支持板(1)における2段目立ち上
がり部(12a)に、ビス、釘等の釘類(7)により固
定する。このとき既述したように、2段目立ち上がり部
(12a)は、平面視L型の切欠部として構成されてお
り、この切欠部の開口側両側縁の2点で、2段目蹴込板
(42)が支持されることにより、蹴込板(42)にお
ける中心廻り方向の設置角度が所定の角度に規制される
(図12想像線参照)。
【0056】また、2段目蹴込板(42)の外端側は、
その下端が外側支持板(2)における1段目外側段板支
持部(21b)上に載置されつつも、第2外側立ち上が
り部(22a)との間に隙間(C)が形成されている。
従って、2段目蹴込板(42)は、その内端のみが固定
された片持ち構造で取り付けられ、内端を支点として揺
動可能に構成されている。
【0057】次に3段目蹴込板(43)の内端を中心側
支持板(1)における3段目立ち上がり部(13a)
に、ビス、釘等の釘類(7)により固定する。このと
き、3段目蹴込板(43)は、3段目立ち上がり部(1
3a)の傾斜面に沿って配置されることにより、中心廻
り方向の設置角度が所定の角度に規制される(図12想
像線参照)。
【0058】更に、3段目蹴込板(43)の外端側は、
その下端が外側支持板(2)における第2外側段板支持
部(22b)上に載置されつつも、3段目外側立ち上が
り部(23a)との間に隙間(C)が形成され、これに
より、3段目蹴込板(43)は、その内端のみが固定さ
れた片持ち構造で取り付けられ、内端を支点として揺動
可能に構成されている。
【0059】なお、2段目及び3段目蹴込板(42)
(43)の上端は、上記1段目蹴込板(41)と同様、
対応する段板支持部(12b)(22b)(13b)
(23b)よりも上方に突出した状態に配置されてい
る。
【0060】次に図4に示すように、1段目段板(3
1)の裏面側蹴込溝(35)内に接着剤を塗布するとと
もに、外側支持板(2)における1段目段板支持部(2
1b)に接着剤を塗布し、その状態で図18に示すよう
に、1段目段板(31)における裏面蹴込溝(35)の
内端側を中心側から離して、蹴込溝(35)全体を1段
目蹴込板(41)上端に嵌め込んで、1段目段板(3
1)を、1段目蹴込板(41)の上端縁に沿って内側
(中心側)に向けてスライドさせていき、1段目段板
(31)をその内端を1段目中心側段板支持部(11
b)上に載置するとともに、外端を1段目外側段板支持
部(21b)上に載置する。
【0061】ここで、本実施形態においては、2段目蹴
込板(42)は、片持ち構造により、内端を支点として
揺動可能に構成されているため、その揺動動作に基づ
き、2段目蹴込板(42)を1段目段板(31)の後端
縁に的確に沿わせることができる。
【0062】すなわち、2段目蹴込板(42)を、その
外端も外側支持板(2)の2段目外側立ち上がり部(2
2a)に固定して、両持ち構造とする場合、1段目段板
(31)に、その後端の裁断角度等に僅かでもばらつき
等による微差が形成されていると、1段目段板(31)
を位置精度良く配置することは困難である。例えば、1
段目段板(31)の後端縁の裁断角度にばらつきがあ
り、裁断角度が基準の角度よりも大きい場合、1段目段
板(31)を1段目蹴込板(41)の上端縁に沿って中
心側にスライドさせた際に、1段目段板(31)の後端
縁が2段目蹴込板(42)の表面に係止して、1段目段
板(31)を所定の位置まで確実にスライドせることが
できず、1段目段板(31)の内端を中心側支持板
(1)の1段目中心側段板支持部(11b)上に位置精
度良く配置することができない恐れがある。逆に、1段
目段板(31)の後端縁の裁断角度が、基準の角度より
も小さい場合には、1段目段板(31)の外端側におけ
る後端縁と2段目蹴込板(42)の外端側における表面
との間に隙間が形成されたり、あるいは1段目段板(3
1)が、2段目段板(42)の表面に係止されることな
く、所定位置を超えるまでスライドしてしまい、1段目
段板(31)の内端が中心側支持板(1)よりも更に中
心部に突出してしまう恐れがある。このように1段目段
板(31)の内端を1段目中心側段板支持部(11b)
に位置精度良く配置できない場合には、位置精度を向上
させるために、再度加工が必要となったり、位置精度的
に安定状態に組み立てることが困難になる恐れがある。
そればかりか場合によっては、後に詳述するようにプレ
カット材としての中心側化粧部材(85)を、中心側支
持板(1)に適合させることができず、中心側化粧部材
(85)を取り付けることができない恐れさえ生じてし
まう。
【0063】これに対し、本実施形態においては、2段
目蹴込板(42)を、その内端を支点として揺動可能に
構成しているため、たとえ1段目段板(31)の後端縁
の裁断角度に誤差等によるばらつきがあろうとも、その
後端縁に合わせて2段目蹴込板(42)を揺動させるこ
とにより、1段目段板(31)の後端縁に、2段目蹴込
板(42)の下端部表面を隙間なく正確に接合した状態
で、1段目段板(31)をその内端を1段目中心側段板
支持部(11b)上に位置精度良く配置できるととも
に、外端を1段目外側段板支持部(21b)上に位置精
度良く配置することができる。従って、本実施形態にお
いては、面倒な再加工等が不要で、精度良く簡単に組み
付けることができる。このように段板(31)の内端を
位置精度良く配置できるため、後述する中心側化粧部材
(85)を中心側支持板(1)側に精度良く適合させ
て、確実に取り付けることができる。
【0064】こうして、1段目段板(31)を位置精度
良く1段目段板支持部(11b)(21b)上に載置し
た後、図5に示すように段板(31)の外端を、1段目
外側段板支持部(21b)上面に、ビス等の釘類(7)
により固定する。
【0065】更に中心側支持板(1)における第1段板
支持金具(5)の垂直固定片を、ビス等の釘類(7)に
より本固定するとともに、水平片を、ビス等の釘類
(7)により1段目段板(31)の内端部下面側に固定
することにより、1段目段板(31)の内端を1段目中
心側段板支持部(11b)に第1段板支持金具(5)を
介して本固定する。
【0066】更に2段目蹴込板(42)の下端にその裏
面側からビス等の釘類(7)を打ち込んで、2段目蹴込
板(42)の下端を1段目段板(31)の後端面に固定
する。
【0067】こうして1段目段板(31)を外枠(1
0)に固定する。
【0068】次に上記と同様にして、2段目段板(3
2)を外枠(10)に固定する。
【0069】すなわち図6に示すように、2段目段板
(32)の裏面側蹴込溝(35)内に接着剤を塗布する
とともに、外側支持板(2)における第2段板支持部
(22b)に接着剤を塗布し、その状態で図19に示す
ように、2段目段板(32)における裏面蹴込溝(3
5)の内端側を中心側から離して、蹴込溝(35)全体
を2段目蹴込板(42)上端に嵌め込んで、2段目段板
(32)を、2段目蹴込板(42)の上端縁に沿って内
側(中心側)に向けてスライドさせていき、2段目段板
(32)をその内端を2段目中心側段板支持部(12
b)上に載置するとともに、外端を2段目外側段板支持
部(22b)上に載置する。
【0070】この場合、上記と同様に、3段目蹴込板
(43)を、その内端を支点として揺動可能に構成して
いるため、たとえ2段目段板(32)の後端縁の裁断角
度にばらつきがあろうとも、その後端縁に合わせて3段
目蹴込板(43)を揺動させることにより、2段目段板
(32)の後端縁に、3段目蹴込板(43)の下端部表
面を隙間なく正確に接合した状態で、2段目段板(3
2)をその内端を2段目中心側段板支持部(12b)上
に位置精度良く配置できるとともに、外端を2段目外側
段板支持部(22b)上に位置精度良く配置することが
できる。
【0071】その後図7に示すように、2段目段板(3
2)の外端を、第2外側段板支持部(22b)上面に、
ビス等の釘類(7)により固定する。
【0072】更に中心側支持板(1)における第2段板
支持金具(6)の垂直固定片を、ビス等の釘類(7)に
より本固定するとともに、水平片を、ビス等の釘類
(7)により2段目段板(32)の内端部下面側に固定
することにより、2段目段板(32)の内端を2段目中
心側段板取付部(12b)に第2段板支持金具(6)を
介して本固定する。
【0073】更に3段目蹴込板(43)の下端にその裏
面側からビス等の釘類(7)を打ち込んで、3段目蹴込
板(43)の下端を2段目段板(32)の後端面に固定
する。
【0074】ここで、本実施形態においては、3段目蹴
込板(43)の外端部における裏面側には、外側支持板
(2)の第2部材(26)が配置されるため、その第2
部材(26)が邪魔になって、3段目蹴込板(43)の
外端部に釘類(7)を打ち込むのが困難になる恐れがあ
る。そこで、本実施形態においては、上記したように、
外側支持板(2)における3段目立ち上がり部(23
a)の下端部に、作業用切欠部(20)を形成している
ため、この切欠部(20)を介して、3段目蹴込板(4
3)の外端部裏面側が外側支持板(2)の外部に開放さ
れる。このため、その作業用切欠部(20)を介して、
外側支持板(2)の外部から釘類(7)を打ち込むこと
により、3段目蹴込板(43)の外端部裏面側を2段目
段板(32)に確実に固定することができる。
【0075】こうして2段目段板(32)を組み付けた
後、3段目段板(33)を外枠(10)に組み付ける。
【0076】すなわち図8に示すように、3段目段板
(33)の裏面側蹴込溝(35)内に接着剤を塗布する
とともに、外側支持板(2)における3段目段板支持部
(23b)及び連結部材(8)の上面に接着剤を塗布
し、その状態で、3段目段板(33)における裏面蹴込
溝(35)の内端側を中心側から離して、蹴込溝(3
5)全体を2段目蹴込板(43)上端に嵌め込んで、3
段目段板(33)を、3段目蹴込板(43)の上端縁に
沿って内側(中心側)に向けてスライドさせていき、3
段目段板(33)をその内端を3段目中心側段板支持部
(13b)上に載置するとともに、外端を3段目外側段
板支持部(23b)上に載置する。
【0077】その後図9に示すように、3段目段板(3
3)の外端を3段目外側段板支持部(23b)にビス等
の釘類(7)により固定するとともに、後端縁を連結部
材(8)の上面部にビス等の釘類(7)により固定す
る。
【0078】こうして図10に示すように、本実施形態
の廻り階段ユニット(P1)が組み立てられる。
【0079】なおこの廻り階段ユニット(P1)におい
ては、必要に応じて、補強部材(9)を取り付ける。す
なわち補強部材(9)の一端を中心側支持板(1)の下
端外周側面に、釘類(7)等により固定するとともに、
他端を外側支持板(2)の後端部下端に、釘類(7)等
により固定する。
【0080】この補強部材(9)は、例えば廻り階段ユ
ニット(P1)を工場側で組み立てた場合に、輸送中の
振動等に対処するために取り付けられるものであり、ユ
ニット(P1)を施工現場に搬入した際には、補強部材
(9)を取り外して施工するのが通例である。もっと
も、補強部材(9)を取り付けたままの状態でユニット
(P1)を施工するようにしても良い。
【0081】一方図20ないし図24に示すように、踊
り場ユニット(P2)は、平面視四角形状の板状体によ
り構成されている。
【0082】更に上下の直階段ユニット(P3)(P
4)は、所定の間隔をおいて配置される両側支持板(6
1)(71)と、これらの両側支持板(61)(71)
間に所定のピッチで水平に配置される複数の段板(6
2)(72)と、隣り合う段板間に垂直に配置される複
数の蹴込板(63)(73)とを備えている。
【0083】そして本実施形態の廻り階段ユニット(P
1)を用いて、廻り階段を施工する場合には、図20に
示すように、階段施工部の廻り階段施工部及び踊り場施
工部に対応する部分における周囲四辺の所定の高さ位置
に、受け桟(81)を固定する。
【0084】次に図21に示すように、廻り階段ユニッ
ト(P1)及び踊り場ユニット(P2)を、その下端外
周縁部を受け桟(81)上に載置することにより、廻り
階段施工部及び踊り場施工部に配置する。
【0085】続いて、中心柱部材(90)をその中心柱
(91)を廻り階段ユニット(P1)の中心側支持板
(1)に適合させるようにして配置する。
【0086】その後図22に示すように、下側直階段ユ
ニット(P3)の上端を受け桟(81)に係止するとと
もに、下端を階下フロアの所定位置に載置することによ
り、下側直階段ユニット(P3)を下側直階段施工部に
配置する。
【0087】続いて、階上フロアの所定位置に受け桟
(82)を固定し、図23に示すようにこの受け桟(8
2)に上側直階段ユニット(P4)の上端を係止すると
ともに、下端を廻り階段ユニット(P1)の上端に載置
することにより、上側直階段ユニット(P4)を上側直
階段施工部に配置する。
【0088】その後、各ユニット(P1)〜(P4)及
び中心柱部材(90)の所定位置を、必要に応じて接着
剤を介して、釘類により固定する。
【0089】続いて図10及び図24に示すように、中
心側化粧部材(85)を中心柱(91)の表面に取り付
ける。このとき、本実施形態の廻り階段ユニット(P
1)においては、各段板(31)〜(33)及び各蹴込
板(41)〜(43)の内端を、位置精度良く安定状態
に配置することができるので、あらかじめ工場側で加工
されたプレカット材としての中心側化粧部材(85)
を、所定位置に正確に適合させた状態に取り付けること
ができる。
【0090】そして最後に、図24に示すように第1な
いし第3壁面(51)〜(53)における廻り階段ユニ
ット(P1)及び踊り場ユニット(P2)の外周縁部に
沿って、幅木(86)を取り付ける。
【0091】これにより廻り階段が組み立てられる。
【0092】以上のように、本実施形態の廻り階段ユニ
ット(P1)によれば、2段目及び3段目蹴込板(4
2)(43)の内端側を中心側支持板(1)に固定し、
外端裏面側を外側支持板(2)に係止させずに、その外
端裏面側に隙間(C)を形成するものであるため、2段
目及び3段目蹴込板(42)(43)を、その内端を支
点として揺動させることができ、その揺動動作に基づ
き、2段目及び3段目蹴込板(42)(43)を前段の
段板(31)(32)の後端縁に的確に沿わせることが
できる。このため、前段の段板(31)(32)の後端
縁を2段目及び3段目蹴込板(42)(43)の下端部
表面に隙間なく接合した状態で、前段の段板(31)
(32)をその内端を中心側段板支持部(11b)(1
2b)上に位置精度良く配置できるとともに、外端を外
側段板支持部(21b)(22b)上に位置精度良く配
置することができる。従って、面倒な再加工等が不要
で、精度良く簡単に組み付けることができるとともに、
安定な仕上がり状態を得ることができる。更に中心側支
持板(1)側に中心側化粧部材(85)を精度良く適合
できて、確実に取り付けることができる。
【0093】更に本実施形態の廻り階段ユニット(P
1)は、内外支持板(1)(2)、段板(31)〜(3
3)、蹴込板(41)〜(43)及び連結部材(8)の
みで構成するものであるため、構成材料の点数や種類が
少なくて済み、組立作業を簡単に行えるとともに、コス
トの削減を図ることができる。
【0094】また本実施形態の廻り階段ユニット(P
1)においては、内外支持板(1)(2)、1段目蹴込
板(41)及び連結部材(8)によって、矩形状の外枠
(10)を組み立てて、その外枠(10)をベースにし
て、段板(31)〜(33)及び蹴込板(42)(4
3)を組み付けるものであるため、無駄のない自然な手
順で組立作業をスムーズに進めることができ、効率良く
組み立てることができる。
【0095】更に本実施形態では、外側支持板(2)の
所定位置に作業用切欠部(20)を形成して、その切欠
部(20)を介して、外側支持板(2)の外部から釘打
ちやビス止め作業を行うようにしているため、外側支持
板(2)により覆われていようとも、確実に釘打ち作業
等を行うことができる。
【0096】また本実施形態においては、三次元立体形
状の外側支持板(2)を、2つの平板形状の部材(2
5)(26)を組み合わせて形成するものであるため、
各部材(25)(26)を分解したままの状態で、搬送
や保管を行うことにより、その搬送等をスペース的に効
率良く行うことができる。
【0097】しかもこれらの第1及び第2部材(25)
(26)を相欠き接合によって組み付けるものであるた
め、両部材(25)(26)間の位置合わせを簡単かつ
正確に行うことができる。
【0098】更に本実施形態においては、複雑形状の中
心側支持板(1)を、シンプル形状の2つの部材(1
5)(16)により構成しているため、上記と同様に、
搬送や保管を効率良く行うことができる。
【0099】また本実施形態においては、中心側支持板
(1)に、段板(31)(32)の内端を支持金具
(5)(6)を介して固定するようにしているため、中
心側支持板(1)の段板支持部(11b)(12b)を
小さくすることができる。従って、中心側支持板(1)
として、細くて小さいサイズのものを用いることがで
き、その分、木質材料の使用を削減することができる。
【0100】更に本実施形態の廻り階段ユニット(P
1)においては、例えば工場で組み立てて施工現場まで
搬送する場合には、必要に応じて、補強部材(9)によ
って補強するものであるため、より高い組付強度を得る
ことができ、輸送時の振動等にも確実に対処することが
できる。
【0101】また本実施形態においては、廻り階段ユニ
ット(P1)を施工部周辺で組み立てた後、そのユニッ
ト(P1)を廻り階段施工部に組み付けるだけで簡単に
廻り階段を施工することができる。
【0102】なお、上記実施形態においては、段板を3
枚用いた3段廻りの廻り階段ユニットを例に挙げて説明
したが、本発明はそれだけに限られず、例えば段板を2
枚用いた2段廻りの廻り階段ユニットにも上記と同様に
適用することができる。
【0103】更に上記実施形態においては、廻り階段ユ
ニットの階下側に踊り場ユニットを組み付けるようにし
ているが、本発明はそれだけに限られず、廻り階段ユニ
ットの階上側に踊り場ユニットを組み付けるようにして
も良く、更に踊り場ユニットを用いずに、廻り階段ユニ
ットを2つ並べて組み付けるようにしても良い。
【0104】
【発明の効果】以上のように、本第1発明の廻り階段ユ
ニットによれば、2段目以降の蹴込板の内端側を中心側
支持板に固定し、外端裏面側を外側支持板に非固定状態
に配置するものであるため、2段目以降の蹴込板を、そ
の内端を支点として揺動させることができ、その揺動動
作に基づき、2段目以降の蹴込板を前段の段板の後端縁
に的確に沿わせることができる。このため、前段の段板
の後端縁を2段目以降の蹴込板の下端部表面に隙間なく
接合した状態で、前段の段板をその内端を中心側段板支
持部上に位置精度良く配置できるとともに、外端を外側
段板支持部上に位置精度良く配置することができる。従
って、面倒な再加工等が不要で、精度良く簡単に組み付
けることができ、安定した仕上がり具合を確実に得るこ
とができる。その結果、中心側支持板側に中心側化粧部
材を精度良く適合することができ、中心側化粧部材を確
実に取り付けることができる。また本発明のユニット
は、内外支持板、段板及び蹴込板で構成するものである
ため、構成材料の点数や種類を少なくでき、組立作業を
簡単に行えるとともに、コストの削減を図ることができ
るという効果がある。
【0105】本第1発明において、前記中心側支持板の
上部と前記外側支持板の後端上部との間が連結部材によ
り連結固定する場合には、連結部材、中心側支持板、外
側支持板及び1段目の蹴込板により、強固で安定した外
枠を形成することができ、組付強度を向上できるととも
に、2段目以降の蹴込板の組付作業も容易に行うことが
できる。更に連結部材によって、最上段の段板を確実に
支持することができて、より一層組付強度を向上させる
ことができるという利点がある。
【0106】また本第1発明において、外側支持板にお
ける段板の外端部後端に対応する位置に、作業用切欠部
を形成する場合には、切欠部を介して、外側支持板の外
部から釘類の打ち込み作業を確実に行うことができると
いう利点がある。
【0107】また本第1発明において、外側支持板を、
第1及び第2外側支持板部材の2部材により構成する場
合、又は中心側支持板を、第1及び第2中心側支持板部
材の2部材により構成する場合には、各部材を分解した
ままの状態で、搬送や保管を行うことにより、その搬送
時等における積載効率を向上させることができ、搬送等
を効率良く行うことができるという利点がある。
【0108】更に本第1発明において、段板の内端を中
心側支持板に支持金具を介して固定する場合には、中心
側支持板の段板支持部を小さくすることができるため、
中心側支持板として、細くて小さいサイズのものを用い
ることができ、その分、木質材料の使用を削減すること
ができるという利点がある本第2発明は、上記第1発明
における廻り階段ユニットの組立方法の一形態を特定す
るものであるため、上記の効果を有する廻り階段ユニッ
トを確実に得ることができる。しかもこの第2発明にお
いては、内外支持板、1段目蹴込板及び連結部材によっ
て、四角形状の外枠を組み立てて、その外枠をベースに
して、段板及び残りの蹴込板を組み付けるものであるた
め、無駄のない自然な手順で組立作業をスムーズに進め
ることができ、効率良く組み立てることができる。
【0109】また本第2発明において、廻り階段ユニッ
トを補強部材によって補強する場合には、より高い組付
強度を得ることができ、輸送時の振動等にも確実に対処
することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である廻り階段ユニットが
適用された廻り階段を示す概略平面図である。
【図2】実施形態の廻り階段ユニットにおける外枠を示
す斜視図である。
【図3】実施形態の廻り階段ユニットにおいて蹴込板組
付状態を示す斜視図である。
【図4】実施形態の廻り階段ユニットにおいて1段目段
板組付状態を示す斜視図である。
【図5】実施形態の廻り階段ユニットにおいて1段目段
板固定状態を示す斜視図である。
【図6】実施形態の廻り階段ユニットにおいて2段目段
板組付状態を示す斜視図である。
【図7】実施形態の廻り階段ユニットにおいて2段目段
板固定状態を示す斜視図である。
【図8】実施形態の廻り階段ユニットにおいて3段目段
板組付状態を示す斜視図である。
【図9】実施形態の廻り階段ユニットにおいて3段目段
板固定状態を示す斜視図である。
【図10】実施形態の廻り階段ユニットを示す斜視図で
ある。
【図11】実施形態の廻り階段ユニットに適用された中
心側支持板を示す斜視図である。
【図12】実施形態の中心側支持板を示す平面図であ
る。
【図13】この発明の変形例としての中心側支持板を示
す平面図である。
【図14】実施形態の廻り階段ユニットに適用された外
側支持板を分解して示す正面図である。
【図15】実施形態の外側支持板を示す斜視図である。
【図16】実施形態の中心側支持板に適用された第1段
板支持金具を示す斜視図である。
【図17】実施形態の中心側支持板に適用された第2段
板支持金具を示す斜視図である。
【図18】実施形態の廻り階段ユニットを1段目段板取
付途中の状態で示す平面図である。
【図19】実施形態の廻り階段ユニットを2段目段板取
付途中の状態で示す平面図である。
【図20】実施形態の廻り階段ユニットが適用される階
段施工部を示す透過斜視図である。
【図21】実施形態の階段施工部において中心柱部材取
付状態を示す透過斜視図である。
【図22】実施形態の階段施工部において下側直階段取
付状態を示す透過斜視図である。
【図23】実施形態の階段施工部において上側直階段取
付状態を示す透過斜視図である。
【図24】実施形態の階段施工部において化粧部材取付
状態を示す透過斜視図である。
【符号の説明】
1…中心側支持板 11a〜13a…1段目ないし3段目中心側立ち上がり
部 11b〜13b…1段目ないし3段目中心側段板支持部 15…第1部材(第1中心側支持板部材) 16…第2部材(第2中心側支持板部材) 2…外側支持板 20…作業用切欠部 21a〜23a…1段目ないし3段目外側立ち上がり部 21b〜23b…1段目ないし3段目外側段板支持部 25…第1部材(第1外側支持板部材) 26…第2部材(第2外側支持板部材) 31〜33…段板 41〜43…蹴込板 5、6…段板支持金具 7…釘類 8…連結部材 9…補強部材 10…外枠 C…隙間 P1…廻り階段ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視略四角形状の廻り階段ユニットで
    あって、 四つの角部のうちの一角に配置される中心側支持板と、 周囲四辺のうち、前記中心側支持板に対向する二辺に沿
    って配置される外側支持板と、 内端が前記中心側支持板に配置されるとともに、外端側
    が前記外側支持板に配置され、前記中心側支持板の廻り
    方向及び高さ方向に所定のピッチで配置される複数の段
    板と、 前記各段板の前部下面側に垂直に配置される複数の蹴込
    板とを備え、 前記中心側支持板は、前記複数の段板の内端に対応して
    設けられる複数の中心側段板支持部と、前記複数の蹴込
    板の内端に対応して設けられる複数の中心側立ち上がり
    部とを有し、 前記外側支持板は、前記複数の段板の外端に対応して設
    けられる複数の外側段板支持部と、前記複数の蹴込板の
    外端に対応して設けられる複数の外側立ち上がり部とを
    有し、 前記複数の蹴込板のうち1段目の蹴込板における内端が
    1段目の中心側立ち上がり部に固定されるとともに、外
    端が1段目の外側立ち上がり部に固定され、 2段目以降の蹴込板の内端が、対応する中心側立ち上が
    り部に固定され、 各段板の前端部下面側が、対応する蹴込板の上端に固定
    されるとともに、後端が、対応する蹴込板の下端部に固
    定され、 各段板の内端が、対応する中心側段板支持部に固定され
    るとともに、外端が、対応する外側段板支持部に固定さ
    れてなり、 前記外側支持板における2段目以降の外側立ち上がり部
    と、2段目以降の蹴込板外端の設置予定位置との間に隙
    間が設けられ、2段目以降の蹴込板の外端が、2段目以
    降の外側立ち上がり部に非固定状態に配置されてなるこ
    とを特徴とする廻り階段ユニット。
  2. 【請求項2】 前記中心側支持板の上部と前記外側支持
    板の後端上部との間が連結部材により連結固定され、 前記連結部材、前記中心側支持板、前記外側支持板及び
    前記1段目の蹴込板により外枠が形成されてなる請求項
    1記載の廻り階段ユニット。
  3. 【請求項3】 2段目以降の蹴込板の下端裏面側から打
    ち込まれる釘類によって、2段目以降の蹴込板下端が、
    対応する段板の後端に固定され、 前記外側支持板における2段目以降の外側立ち上がり部
    の下端に、前記釘類を打ち込むための作業用切欠部が形
    成されてなる請求項1又は2記載の廻り階段ユニット。
  4. 【請求項4】 前記外側支持板が、平板状の第1及び第
    2外側支持板部材を有し、前記第1外側支持板部材の後
    端に、前記第2外側支持板部材の先端が直角配置に固定
    されて形成されてなる請求項1ないし3のいずれかに記
    載の廻り階段ユニット。
  5. 【請求項5】 前記中心側支持板が、棒状の第1及び第
    2中心側支持板部材を有し、前記第1中心側支持板部材
    の周側面が、前記第2中心側支持板部材の周側面に接合
    固定されて形成されてなる請求項1ないし4のいずれか
    に記載の廻り階段ユニット。
  6. 【請求項6】 前記中心側支持板の周側面に、前記中心
    側段板支持部に対応して、前記段板の内端を支持固定す
    るための段板支持金具が固定されてなる請求項1ないし
    5のいずれかに記載の廻り階段ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の廻り階段ユニットを組み
    立てるための方法であって、 前記中心側支持板と前記外側支持板の前端部との間を前
    記1段目の蹴込板により連結固定するとともに、前記中
    心側支持板の上部と前記外側支持板の後端上部との間を
    連結部材により連結固定して、外枠を組み立てる工程
    と、 前記外枠における2段目以降の中心側立ち上がり部に、
    2段目以降の蹴込板の内端を固定する工程と、 前記外枠における中心側段板支持部及び外側段板支持部
    に、各段板の内外両端部を固定し、各段板の前端部下面
    側を、対応する蹴込板の上端に固定するとともに、各段
    板の後端を、対応する蹴込板の下端部に固定する工程と
    を含むものとした廻り階段ユニットの組立方法。
  8. 【請求項8】 前記外枠における前記中心側支持板の下
    部と前記外側支持板の後端下部との間に架橋状に補強部
    材を着脱自在に取り付ける工程を更に含む請求項7記載
    の廻り階段ユニットの組立方法。
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