JP2006255012A - 組立式キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】 底板、側板、天板、背板を互に連結して筐体を構成するノックダウン方式の組立式キャビネットにおいて、作業者が1人で各構成部材の組立作業を簡単且つ容易に行え、剛性の高い筐体構造とすることが可能な組立式キャビネットを提供する。
【解決手段】 底板1の側縁部に形成した係合突条8を側板2の内面と下係合片12との間に係合し且つネジ16で側方から締結し、側板の内面と上係合片13との間に天板3の側縁部に形成した係合突条10を係合し且つネジ17で側方から締結し、背板4の下端係止部14を底板の後縁部に形成した係止突条9に前後移動不能に係止し且つネジ18で締結し、背板の上端当止部15を天板の後縁部に形成した係止突条に当止し且つネジ19で締結して筐体を形成してなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、組立式キャビネットに係わり、更に詳しくは設置現場で簡単に組立てることが可能な組立式キャビネットに関するものである。
従来から、底板、側板、天板、背板を互に連結して筐体を構成するノックダウン方式のキャビネットは各種提供されている。例えば、特許文献1には、側板の前後部に後方へ開いたコ字形フランジを持ち、後方のフランジは更に折れ曲りフランジとして、該折れ曲りフランジで背板の両側のコ字形フランジ先端とカール巻部を包み込む一方、側板及び背板は上下部にそれぞれ上下に開口したコ字形フランジ部を持ち、天板、底板をそれぞれ上下方向より互いのフランジ及び周縁の凹凸部が嵌合固定するように組合せビス等にて所要を固定してなる組立式鋼製収納庫が開示されている。具体的には、前記背板の両側に側板を係合し、互いに所定の角度に保持した状態で、底板及び天板の両側部の前後部に形成した切欠部に前記側板の前後のフランジと背板の両側のフランジを嵌合し、側板の上下のフランジをそれぞれ天板と底板に上下からビス止めするのである。
また、本出願人の先願に係る特許文献2には、後パネルを内側の背面板とその外面側を覆うハニカム部材等の補強部材付き化粧板とにより構成し、左右両側パネルの後縁係止縁条に前記背面板における左右両側部に互いに内向き対向するように形成した折曲げ係止縁条を被嵌嵌合させる一方、前記左右両側パネルの後縁係止縁条に穿設された係止溝に、着脱自在な落込み式係止体をその下向き開口溝を介して係止し、前記落込み式係止体の上向き開口溝には、前記背面板における折曲げ係止縁条に穿設された係止溝と、化粧板における左右両側部の折曲縁部に穿設された係止溝とを落込み係合し、さらに、天板及び底板の左右側面に左右両側パネルをねじにて締着してキャビネットユニットを構成した組立式キャビネットが提供されている。
前述の特許文献1に記載の組立式鋼製収納庫は、背板の両側に側板を嵌合し、背板と両側板とをそれぞれ直角に保持した状態で地板と天板に凹凸嵌合させなければならず、1人で組立てるのは大変であり、また側板と天板とのビス止め作業は狭い空間内での上向き姿勢で、しかもビスとビス穴との位置合わせにも困難を伴うので作業者に苦痛を強いることになる。一方、特許文献2に記載の組立式キャビネットは、隣接する側パネル同士を連結して複数のキャビネットを次々に側設する構造であるので、単独で剛性を有する筐体構造とはなっていないのである。
実開昭57−148336号公報 実用新案登録第2555885号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、底板、側板、天板、背板を互に連結して筐体を構成するノックダウン方式の組立式キャビネットにおいて、作業者が1人で各構成部材の組立作業を簡単且つ容易に行うことができる上に、剛性の高い筐体構造とすることが可能な組立式キャビネットを提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、底板、側板、天板、背板を互に連結して筐体を構成するノックダウン方式の組立式キャビネットにおいて、前記底板には上面両側縁部に沿って係合突条を、上面後縁部に沿って係止突条をそれぞれ形成し、前記天板には下面両側縁部に沿って係合突条を、下面後縁部に沿って係止突条をそれぞれ形成し、前記側板には下縁に沿って前記底板の係合突条に係合する下係合片を、上縁に沿って前記天板の係合突条に係合する上係合片をそれぞれ形成し、前記背板には下縁に沿って前記底板の係止突条に係止する係止部を、上縁に沿って前記天板の係止突条に当止する当止部をそれぞれ形成し、前記底板の両係合突条をそれぞれ側板の内面と下係合片との間に受け入れて係合し且つネジで側方から締結するとともに、両側板の内面と上係合片との間にそれぞれ前記天板の両係合突条を受け入れて係合し且つネジで側方から締結し、更に前記背板の係止部を前記底板の係止突条に前後移動不能に係止し且つネジで締結するとともに、前記背板の当止部を前記天板の係止突条に当止し且つネジで締結して筐体を形成してなる組立式キャビネットを構成した(請求項1)。
ここで、前記側板は、前後縁に沿ってそれぞれ前補強と後補強とを有するとともに、下縁に前記下係合片を有する下補強部材を固定し、上縁に前記上係合片を有する上補強部材を固定し、前記前補強と後補強の下部内面と前記下係合片との間に前記底板の係合突条を係合し、前記前補強と後補強の上部内面と前記上係合片との間に前記天板の係合突条を係合してなることが好ましい(請求項2)。
また、前記側板の下係合片の前後部及び上係合片の前後部にネジを側方から貫通し、側板の適所に固着したナットに螺合するとともに、該ネジに対応する前記底板の係合突条と前記天板の係合突条にそれぞれ切欠部を形成し、前記ネジを前記側板に装着した状態で、前記ネジを対応する係合突条の切欠部に係入した後、各ネジを回転させて前記下係合片及び上係合片と側板内面との間で前記係合突条を締付けて連結してなることがより好ましい(請求項3)。
更に、前記側板の下補強部材の前端に、前記底板の前框部にネジ止めする固定片を延設してなることも好ましい(請求項4)。
そして、前記側板の下補強部材の前後部に前記下係合片を形成するとともに、中間部に前記底板の上面中央部に横設した底補強部材の上面端部にネジ止めする連結片を形成してなることがより好ましい(請求項5)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の組立式キャビネットは、底板に一枚ずつ側板を立起状態に連結した後、両側板の上端に天板を連結し、最後に背板を装着して組立てるので、1人の作業者でも簡単且つ短時間で筐体を組立てることができ、また底板の係合突条を側板の内面と下係合片との間に受け入れて係合し、内方側方からネジ止めするので作業が容易であり、同様に天板の係合突条を側板の内面と上係合片との間に受け入れて係合し、内方側方からネジ止めするので作業が容易である。更に、背板を両側板間に配して、下端の係止部を前記底板の係止突条に前後移動不能に係止するとともに、上端の当止部を前記天板の係止突条に当止し、前記係止部と当止部をそれぞれ係止突条にネジで締結するので、強固な剛性を備えた筐体となるのである。
請求項2によれば、側板は、前後縁に沿ってそれぞれ前補強と後補強とを有するとともに、下縁に下係合片を有する下補強部材を固定し、上縁に上係合片を有する上補強部材を固定したので、部材強度が高い構造となっており、また前補強と後補強の下部内面と下係合片との間に底板の係合突条を係合し、前補強と後補強の上部内面と上係合片との間に天板の係合突条を係合したので、側板と底板及び天板との連結強度が高いのである。
請求項3によれば、側板の下係合片の前後部及び上係合片の前後部にネジを側方から貫通し、側板の適所に固着したナットに螺合した状態で、該側板と底板及び天板とを連結するので、ネジとネジ穴の位置合せをする必要がなく、ネジを片手で保持する必要がないので、狭い空間内でも容易にネジ止め作業を行うことができ、更にネジに対応する底板の係合突条と天板の係合突条にそれぞれ切欠部を形成しているので、側板と底板及び天板との係合作業時に、ネジを対応する係合突条の切欠部に係入することで、前後の位置決めが図れ、それから各ネジを回転させて締付けるだけで、下係合片及び上係合片と側板内面、特に前補強と後補強の内面との間で係合突条を挟持して連結することができる。この側板は、片側ずつ底板に連結することができ、連結後に側板から手を離しても立起状態を保つので組立作業が容易である。
請求項4によれば、側板の下補強部材の前端に延設した固定片を、底板の前框部にネジ止めするので、側板が底板から離れる方向の応力に対しても係合突条と下係合片との係合が外れることが全くないので、連結強度が更に高まるのである。
請求項5によれば、側板の下補強部材の前後部に形成した下係合片の中間部に、連結片を形成し、該連結片を底板の上面中央部に横設した底補強部材の上面端部にネジ止めするので、底板と側板との連結強度が更に高まるのである。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明に係る組立式キャビネットの第1実施形態を示し、図2〜図8は第1実施形態の組立式キャビネットの詳細を示し、図中符号1は底板、2は側板、3は天板、4は背板、5は基台、6は底板カバー、7は扉をそれぞれ示している。
本発明に係る組立式キャビネットは、図2に示すように、底板1、側板2,2、天板3、背板4を互に連結して筐体を構成するノックダウン方式のものであり、更に詳しくは基台5の上に前記底板1を載置固定し、該底板1の両側部にそれぞれ側板2を立起状態で連結するとともに、両側板2,2の上端に前記天板3の両側部を連結し、そして両側板2,2の後縁部間に前記背板4を嵌合状態で配し、該背板4の下端を前記底板1の後縁部に落とし込んで前後移動不能となして係止するとともに、該背板4の上端を前記天板3の後縁部に当止し、各部材をネジで締結して剛性の高い筐体となし、更に該筐体の前面開口部の左右に扉7,7を取付けて構成したものである。
具体的には、前記組立式キャビネットは、図2〜図8に示すように、前記底板1には上面両側縁部に沿って係合突条8,8を、上面後縁部に沿って係止突条9をそれぞれ形成し、前記天板3には下面両側縁部に沿って係合突条10,10を、下面後縁部に沿って係止突条11をそれぞれ形成し、前記側板2には下縁に沿って前記底板1の係合突条8に係合する下係合片12を、上縁に沿って前記天板3の係合突条10に係合する上係合片13をそれぞれ形成し、前記背板4には下縁に沿って前記底板1の係止突条9に係止する係止部14を、上縁に沿って前記天板3の係止突条11に当止する当止部15をそれぞれ形成し、前記底板1の両係合突条8,8をそれぞれ側板2の内面と下係合片12との間に受け入れて係合し且つネジ16,16で側方から締結するとともに、両側板2の内面と上係合片13との間にそれぞれ前記天板3の両係合突条10,10を受け入れて係合し且つネジ17,17で側方から締結し、更に前記背板4の係止部14を前記底板1の係止突条9に前後移動不能に係止し且つネジ18,18で締結するとともに、前記背板4の当止部15を前記天板3の係止突条11に当止し且つネジ19,19で締結して筐体を形成する構造である。
更に詳しくは、前記底板1は、前縁に前框部20を有し、両側縁部に外側に係合段部21を設けて前記係合突条8を突設し、後縁部に係合段部22を設けて前記係止突条9を突設したものである。前記係合突条8は、図3及び図5に示すように、前記底板1の底面の側部に固着した縦補強23の一部で構成し、該縦補強23は固定片24から立ち上がった立起片25の上縁を外側へ断面略L字形に折曲して前記係合突条8となしている。また、前記係止突条9は、図8に示すように、前記底板1の後部に固着した横補強26の一部で構成し、該横補強26は後方に前記係合段部22となる後固定部27と底板1の底面に固着した前固定部28とを有し、該後固定部27と前固定部28との間に断面略コ字形の前記係止突条9を一体形成している。更に、図3に示すように、前記係合突条8には、前後部に上方開放した切欠部29,29を形成している。
前記側板2は、図2〜図4に示すように、前後縁に沿ってそれぞれ前補強30と後補強31とを有するとともに、下縁に前記下係合片12を有する下補強部材32を固定し、上縁に前記上係合片13を有する上補強部材33を固定した構造である。更に、前記下補強部材32は、前記側板2の内面に固着する固定片34の下縁から略水平に延びた水平板35を有し、該水平板35の内縁に下方へ延びた前記下係合片12を延設した形状である。前記水平板35の前後端の一部を切欠して前記前補強30と後補強31の内面に接合状態で溶接し、該前補強30と後補強31の内面と前記下係合片12との間に前記底板1の係合突条8を受け入れる下向き開放した凹溝が形成されている。また、図5に示すように、前記下係合片12は、その先端縁が外向きに拡がった状態に屈曲形成され、係合突条8への係合を容易にしている。そして、前記側板2の下係合片12の前後部に貫通孔36,36を形成するとともに、該貫通孔36,36に対応する前補強30と後補強31の内面に通孔37,37を形成し且つその内部にナット38,38をそれぞれ固定し、前記ネジ16を前記貫通孔36と通孔37を通してナット38に螺合させておくのである。ここで、前記ネジ16,16を前記側板2の下係合片12に装着した状態で、該ネジ16,16の位置と前記底板1の係合突条8に形成した前記切欠部29,29の位置は一致させている。
また、前記側板2の上補強部材33は、図4に示すように、前記下補強部材32を上下反転させた形状と同一若しくは実質的に同一の構造を有し、前記上補強部材33は、前記側板2の内面に固着する固定片34の下縁から略水平に延びた水平板35を有し、該水平板35の内縁に上方へ延びた前記上係合片13を延設した形状である。前記水平板35の前後端の一部を切欠して前記前補強30と後補強31の内面に接合状態で溶接し、該前補強30と後補強31の内面と前記上係合片13との間に前記天板の係合突条10を受け入れる上向き開放した凹溝が形成されている。そして、下部と同様に、前記上係合片13の前後部にネジ17を側方から貫通し、前記前補強30と後補強31の内部に固定したナット38に螺合させている。
また、前記天板3は、図4及び図7に示すように、前記底板1を上下反転させた形状と同一若しくは実質的に同一の構造を有し、前縁に前框部39を有し、両側縁部に外側に係合段部40を設けて前記係合突条10を突設し、後縁部に係合段部41を設けて前記係止突条11を突設したものである。前記係合突条10は、図4に示すように、前記天板3の上面の側部に固着した縦補強42の一部で構成し、該縦補強42は固定片43から垂下した垂下片44の下縁を外側へ断面略L字形に折曲して前記係合突条10となしている。また、前記係止突条11は、図7に示すように、前記天板3の後部に固着した横補強45の一部で構成し、該横補強45は後方に前記係合段部41となる後固定部46と天板3の上面に固着した前固定部47とを有し、該後固定部46と前固定部47との間に断面略コ字形の前記係止突条11を一体形成している。更に、図4に示すように、前記係合突条10には、前後部に上方開放した切欠部48,48を形成している。ここで、前記ネジ17,17を前記側板2の上係合片13に装着した状態で、該ネジ17,17の位置と前記天板3の係合突条10に形成した前記切欠部48,48の位置は一致させている。
また、前記背板4は、周囲を前側へ折曲して補強縁部を形成し、下側補強縁部には前記底板1の係止突条9を上方から抱持して前後移動不能に係止する断面略コ字形の係止部14を一体形成するとともに、上側補強縁部には前記天板3の係止突条11に当止する断面略L字形の当止部15を一体形成してものである。
そして、本発明に係る組立式キャビネットの筐体を組立てるには、先ず、図2及び図8に示すように、前記基台5の上に前記底板1を載置し、適宜ネジ49,…で固定する。そして、図2、図3及び図5に示すように、前記側板2の下端を前記底板1の係合段部21に係合すると同時に、前記前補強30と後補強31の下部内面と前記下係合片12との間に前記底板1の係合突条8を係合する。この際に、前記下係合片12の前後部に装着しておいたネジ16,16を、前記係合突条8の切欠部29,29に係合させることにより、底板1に対する側板2の前後位置決めをするのである。そして、各ネジ16,16を回転させて前記下係合片12と前記前補強30と後補強31の下部内面との間で前記係合突条8を締付けて強固に連結する。前記ネジ16で締付けると、前記下係合片12は若干変形し、前記係合突条8の側面に圧接することで、その摩擦力で上方への抜止めを図るのである。この場合、前記下係合片12の内面に三角ダボを突設し、前記係合突条8の側面に該三角ダボを係合する孔又は凹部を形成することも好ましい。
このように、前記底板1の両側にそれぞれ側板2,2を立起状態に連結した後、図4に示すように、両側板2,2の上端に前記天板3を係合させ、ネジ17,17にて締付ける。この係合と締結作業は、前記底板1と側板2との連結作業手順と同様である。即ち、前記側板2の上端を前記天板3の係合段部40に係合させると同時に、前記上係合片13の前後部に装着したネジ17,17を、前記天板3の係合突条10の切欠部48,48に係合させて、側板2に対する天板3の位置決めを行いながら、前記前補強30と後補強31の上部内面と前記上係合片13との間に前記天板3の係合突条10を係合し、それから各ネジ17,17を回転させて前記上係合片13と前記前補強30と後補強31の上部内面との間で前記係合突条10を締付けて強固に連結するのである。
最後に、前記背板4を両側板2,2間に配して前記底板1と天板3の後縁部に連結するのであるが、それには前記背板4の両側端を各側板2,2の後補強31の後方に形成された係合段部50にそれぞれ嵌合させながら、該背板4の下端を前記底板1の係合段部22に係合させ且つ前記係止部14を前記底板1の係止突条9に前後移動不能に係止した後、上端を前記天板3の係合段部41に係合させ且つ前記当止部15を前記天板3の係止突条11に当止し、それから前記係止部14を上方からネジ18,18にて係止突条9の上面に締結するとともに、前記当止部15を下方からネジ19,19にて係止突条11の下面に締結するのである。そして、前記底板1の上面の略前面を覆うように前記底板カバー6を載置するのである。尚、前記背板4の両側縁を前記側板2の係合段部50にネジ止めすることも好ましい。
このように、本実施形態では、前記背板4によって底板1、両側板2,2及び天板3の横振れを確実に規制するとともに、該背板4で底板1と天板3とを連結したので、少なくとも前記側板2の後部と底板1及び天板3の連結状態は維持される。また、前部においては、前記底板1と天板3の両側端部にヒンジ51,…を取付け、該ヒンジ51,…にて前記扉7,7を回動可能に取付けることにより、該扉7を介して底板1と天板3とが連結されるので、前記側板2の前部と底板1及び天板3の連結状態は維持されるのである。
次に、本発明の第2実施形態を図9〜図11に基づいて説明する。本実施形態と第1実施形態と異なる部分は、前記底板1と側板2の下方前部との連結構造と、底板1とそのカバーの構造にある。その他は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。本実施形態では、前記側板2の下補強部材32の形状を変更し、水平板35の前端に前記底板1の前框部20の上面に重合する固定片52を延設し、該固定片52に形成した孔53に固定ネジ54を通して前記前框部20の上面に形成した下穴55に螺合するようにしている。これにより、前記側板2の前部も前記底板1に確実に連結された状態を維持することができる。尚、前記側板2の上補強部材33の前端にも前記同様な固定片52を形成し、前記天板3の前框部の下面に固定ネジ54で螺合すると更に好ましいのである。これは、前記扉7が存在しないオープンキャビネットにおいて有効である。また、本実施形態では、前記底板1の上面の前後中間部に、底補強部材56を横設し、該底補強部材56の前後の凹部にそれぞれ前底板カバー6Aと後底板カバー6Bを載置嵌合し、前記底補強部材56と前底板カバー6Aと後底板カバー6Bの上面を面一とすることで、全体として前記底板カバー6と同様な作用をするのである。
最後に、本発明の第3実施形態を図12〜図16に基づいて説明する。本実施形態と第2実施形態と異なる部分は、前記底板1の底補強部材56の側端部と前記側板2の下補強部材32とを連結するとともに、前記底補強部材56も含めて底板1の略前面を底板カバー6で覆った構造にある。つまり、本実施形態では、前記側板2の下補強部材32の前後部に前記下係合片12,12を形成するとともに、その中間部に前記底板1の上面中央部に横設した底補強部材56の上面端部にネジ止めする連結片57を形成している。前記連結片57には連結ネジ58を挿通する通孔59を形成し、前記底補強部材56の端部には連結ネジ58を螺合する下穴60を形成している。ここで、前記連結片57は、前記水平板35の上面よりも下方へ若干段落ち状態で形成し、それに応じて本実施形態の底補強部材56の高さは、前記第2実施形態の底補強部材56の高さよりも低く設定し、その上に底板カバー6を載置した際に、該底板カバー6の上面が前記下補強部材32の水平板35の上面と略面一になるようにしている。
本実施形態でも、前記下補強部材32の前側の下係合片12の前方に前記同様な固定片52を延設し、該固定片52を前記底板1の前框部20の上面に固定ネジ54で螺着する構成を併用することがより好ましいが、勿論、固定片52を省略することも可能である。
本発明に係る組立式キャビネットは、単独でも使用できるが、複数台を側方へ連結し、また上下にも連結して壁面収納庫を構成することが可能である。
本発明に係る組立式キャビネットの第1実施形態の全体斜視図である。 同じく分解斜視図である。 底板と側板との連結構造を示す部分斜視図である。 天板と側板との連結構造を示す部分斜視図である。 底板と側板の連結状態を示す部分縦断正面図である。 底板と側板の連結状態を示す部分縦断側面図である。 天板と背板の連結状態を示す部分縦断側面図である。 基台と底板と背板の連結状態を示す部分縦断側面図である。 本発明に係る組立式キャビネットの第2実施形態の全体斜視図である。 同じく分解斜視図である。 底板と側板との連結構造を示す部分斜視図である。 本発明に係る組立式キャビネットの第3実施形態の全体斜視図である。 同じく分解斜視図である。 底板と側板との連結構造を示す部分斜視図である。 底板と側板の連結状態を示す部分縦断正面図である。 基台と底板と側板の連結状態を示す部分縦断側面図である。
符号の説明
1 底板 2 側板
3 天板 4 背板
5 基台 6 底板カバー
6A 前底板カバー 6B 後底板カバー
7 扉 8 係合突条
9 係止突条 10 係合突条
11 係止突条 12 下係合片
13 上係合片 14 係止部
15 当止部 16 ネジ
17 ネジ 18 ネジ
19 ネジ 20 前框部
21 係合段部 22 係合段部
23 縦補強 24 固定片
25 立起片 26 横補強
27 後固定部 28 前固定部
29 切欠部 30 前補強
31 後補強 32 下補強部材
33 上補強部材 34 固定片
35 水平板 36 貫通孔
37 通孔 38 ナット
39 前框部 40 係合段部
41 係合段部 42 縦補強
43 固定片 44 垂下片
45 横補強 46 後固定部
47 前固定部 48 切欠部
49 ネジ 50 係合段部
51 ヒンジ 52 固定片
53 孔 54 固定ネジ
55 下穴 56 底補強部材
57 連結片 58 連結ネジ
59 通孔 60 下穴

Claims (5)

  1. 底板、側板、天板、背板を互に連結して筐体を構成するノックダウン方式の組立式キャビネットにおいて、前記底板には上面両側縁部に沿って係合突条を、上面後縁部に沿って係止突条をそれぞれ形成し、前記天板には下面両側縁部に沿って係合突条を、下面後縁部に沿って係止突条をそれぞれ形成し、前記側板には下縁に沿って前記底板の係合突条に係合する下係合片を、上縁に沿って前記天板の係合突条に係合する上係合片をそれぞれ形成し、前記背板には下縁に沿って前記底板の係止突条に係止する係止部を、上縁に沿って前記天板の係止突条に当止する当止部をそれぞれ形成し、前記底板の両係合突条をそれぞれ側板の内面と下係合片との間に受け入れて係合し且つネジで側方から締結するとともに、両側板の内面と上係合片との間にそれぞれ前記天板の両係合突条を受け入れて係合し且つネジで側方から締結し、更に前記背板の係止部を前記底板の係止突条に前後移動不能に係止し且つネジで締結するとともに、前記背板の当止部を前記天板の係止突条に当止し且つネジで締結して筐体を形成したことを特徴とする組立式キャビネット。
  2. 前記側板は、前後縁に沿ってそれぞれ前補強と後補強とを有するとともに、下縁に前記下係合片を有する下補強部材を固定し、上縁に前記上係合片を有する上補強部材を固定し、前記前補強と後補強の下部内面と前記下係合片との間に前記底板の係合突条を係合し、前記前補強と後補強の上部内面と前記上係合片との間に前記天板の係合突条を係合してなる請求項1記載の組立式キャビネット。
  3. 前記側板の下係合片の前後部及び上係合片の前後部にネジを側方から貫通し、側板の適所に固着したナットに螺合するとともに、該ネジに対応する前記底板の係合突条と前記天板の係合突条にそれぞれ切欠部を形成し、前記ネジを前記側板に装着した状態で、前記ネジを対応する係合突条の切欠部に係入した後、各ネジを回転させて前記下係合片及び上係合片と側板内面との間で前記係合突条を締付けて連結してなる請求項1又は2記載の組立式キャビネット。
  4. 前記側板の下補強部材の前端に、前記底板の前框部にネジ止めする固定片を延設してなる請求項1〜3何れかに記載の組立式キャビネット。
  5. 前記側板の下補強部材の前後部に前記下係合片を形成するとともに、中間部に前記底板の上面中央部に横設した底補強部材の上面端部にネジ止めする連結片を形成してなる請求項1〜4何れかに記載の組立式キャビネット。
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