JP2019007323A - 露出階段構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が単純で廻り階段も露出階段で違和感が無い露出階段構造を提供する。【解決手段】三段廻り階段200は、廻りササラ桁40を有し、廻りササラ桁40は、三段廻り階段200における外周側に配置され、第一廻り踏板31、第二廻り踏板32及び直線階段100の一方の直線ササラ桁1を支持する第一桁部材41と、直線階段100と垂直方向に延びるように三段廻り階段200における外周側に配置され、第二廻り踏板32及び第三廻り踏板33を支持する第二桁部材42と、三段廻り階段200における内周側に配置され、第一廻り踏板31、第二廻り踏板32、第三廻り踏板33及び直線階段100の他方の直線ササラ桁1を支持する平面視略L字状の第三桁部材43と、を備え、さらに第一桁部材41、第二桁部材42及び第三桁部材43は全て木製で、しかも三段廻り階段200は蹴込み板を有さず、他に支柱及び力桁も有さない。【選択図】図5

Description

本発明は、露出階段である直線階段の下部に三段廻り階段が接続される露出階段構造に関するものである。
露出階段は、高級感があって、軽快な印象を受けるので、玄関ホール等の演出の為に用いられる場合が多い。大半が直線階段としての施工であり、廻り階段部分までも露出とする例は僅かしかなかった。
以下に、露出階段である直線階段に廻り階段を組み合わせた代表的な構造例を示す(特許文献1乃至3参照)。
特許文献1又は2に記載の発明では、露出階段のササラ桁上部を通常の固定方法で上階に固定する。一方、廻り階段部分をブロック状の箱型階段とした上で、柱と腰板に渡した力桁受木にササラ桁下部を固定するかあるいは、床に直接ササラ桁下部を固定している。要するに露出階段は直線部分のみで、廻り階段部分は箱型階段となる。廻り階段部分裏面側は表面から隠蔽されているので補強材等を設けることも容易で、強度面でも有利となる。
特許文献3に記載の発明は、露出階段のササラ桁は通常の露出階段のように施工した上で、廻り階段部分は廻り階段とする部分のみ補助支柱を複数設置して廻り踏板を設置する。ササラ桁にて支持できない部分は補助支柱が支持する。強度面では直線の露出階段同等で問題無いが、廻り踏板裏面には、ササラ桁や補助支柱等が林立状態となってしまうので、隙間は僅かしか無い。
また、直線ササラ桁の下部を廻り階段とは別に支柱で支持しているものもある。
実公昭62−007782号公報 特開2009−235688号公報 特許第5625161号公報
しかしながら、従来の階段の場合、以下のような問題点があった。
特許文献1又は2のように、直線階段は露出階段にもかかわらず廻り階段部分のみ箱型階段の構造とした場合、一つの階段の途中で階段の雰囲気が変わってしまうので違和感がある。
特許文献3のように、階下の廻り階段2〜3段分のみ別途支持柱を設けて支持する場合、この部分はササラ桁、支柱等が林立し、廻り階段の内部が混沌とした状態となってしまうので、露出階段が本来持つ軽快感を喪失してしまう。
また、掃除を行う際には、支柱等が林立しているので掃除機のノズルが入り難く、特に埃が溜まり易い床面付近の掃除が困難である。
また、直線ササラ桁の下部を廻り階段とは別に支柱で支持する場合には、直線階段の重量を支え、かつ、前にずれようとする力に対抗できる様に、太く大きな部材あるいは金属などの強い部材を使う必要がある。
そこで、本発明の目的とするところは、構造が単純で廻り階段も露出階段で違和感が無い露出階段構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の露出階段構造は、露出階段である直線階段(100)の下部に三段廻り階段(200)が接続される階段構造であって、前記三段廻り階段(200)は、第一廻り踏板(31)、前記第一廻り踏板(31)の一段下段の第二廻り踏板(32)及び前記第二廻り踏板(32)の一段下段の第三廻り踏板(33)を支持する廻りササラ桁(40)を有し、前記廻りササラ桁(40)は、前記直線階段(100)と同じ方向に延びるように前記三段廻り階段(200)における外周側に配置され、前記第一廻り踏板(31)、前記第二廻り踏板(32)及び前記直線階段(100)の一方の直線ササラ桁(1)を支持する第一桁部材(41)と、前記直線階段(100)と垂直方向に延びるように前記三段廻り階段(200)における外周側に配置され、前記第二廻り踏板(32)及び前記第三廻り踏板(33)を支持する第二桁部材(42)と、前記三段廻り階段(200)における内周側に配置され、前記第一廻り踏板(31)、前記第二廻り踏板(32)、前記第三廻り踏板(33)及び前記直線階段(100)の他方の直線ササラ桁(1)を支持する平面視略L字状の第三桁部材(43)と、を備え、さらに前記第一桁部材(41)、前記第二桁部材(42)及び前記第三桁部材(43)は全て木製で、しかも前記三段廻り階段(200)は蹴込み板と他の支柱及び力桁を有さないことを特徴とする。
また、請求項2に記載の露出階段構造は、前記直線階段(100)の直線ササラ桁(1)の上部の接続端部(1a)と、梁等の階上構造部材(2)と、が接続部材(10,20)を介して接続され、前記接続部材(10,20)は、前記直線ササラ桁(1)の荷重によって前記三段廻り階段(200)が水平移動してしまわないだけの接続強度を有することを特徴とする。
また、請求項3に記載の露出階段構造は、前記直線ササラ桁(1)の接続端部(1a)に、上方及び前方に開口する取付溝(1b)が形成されるとともに、前記接続部材(10,20)は、凸状又は凹状の第一嵌合部(15)を有し、前記取付溝(1b)から突出しないように前記取付溝(1b)に装着される第一接続金具(10)と、前記第一接続金具(10)の第一嵌合部(15)と嵌合する凹状又は凸状の第二嵌合部(22)を有し、前記階上構造部材(2)に取付けられる第二接続金具(20)と、を備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載の露出階段構造は、前記第一桁部材(41)と前記第二桁部材(42)の互いに接する側の端部を互いに上下に重ねて接合することを特徴とする。
また、請求項5に記載の露出階段構造は、直線階段(100)の下部に廻り階段(200)が接続される露出階段構造であって、前記廻り階段(200)は、廻り踏板(31,32,33)及び廻り踏板(31,32,33)を支持する廻りササラ桁(40)を有し、
前記廻りササラ桁(40)は、前記直線階段(100)と同じ方向に延びるように前記廻り階段(200)における外周側に配置される第一桁部材(41)と、前記直線階段(100)と異なる方向に延びるように前記廻り階段(200)における外周側に配置される第二桁部材(42)と、前記廻り階段(200)における内周側に配置される第三桁部材(43)と、を備え、前記直線階段(100)の左右それぞれの直線ササラ桁(1)の上部の接続端部(1a)と、階上構造部材(2)と、が接続部材(10)を介して接続されるとともに、一方の前記直線ササラ桁(1)の下部の接続端部(1d)が前記第一桁部材(41)の上部に接続されるとともに、他方の前記直線ササラ桁(1)の下部の接続端部(1d)が前記第三桁部材(43)の上部に接続され、しかも前記第一桁部材(41)と前記第三桁部材(43)における、前記直線ササラ桁(1)の下部の接続端部(1d)が接続された部位の下部が設置面に支持されることを特徴とする。
また、請求項6に記載の露出階段構造は、前記第一桁部材(41)は複数の木質部材からなり、前記直線ササラ桁(1)の下部の接続端部(1d)が接続される部材には略鉛直方向の繊維方向となる木質部材(41d)、他の部材には階段の傾斜方向の繊維方向となる木質部材(41e)、を含むことを特徴とする。
また、請求項7に記載の露出階段構造は、直線階段(100)の下部に廻り階段(200)が接続される露出階段構造であって、前記廻り階段(200)は、廻り踏板(31,32,33)及び廻り踏板(31,32,33)を支持する廻りササラ桁(40)を有し、
前記廻りササラ桁(40)は、前記直線階段(100)と異なる方向に延びるように前記廻り階段(200)における外周側に配置される第二桁部材(42)と、前記廻り階段(200)における内周側に配置される第三桁部材(43)と、を備え、前記直線階段(100)の直線ササラ桁(1)の上部の接続端部(1a)と、階上構造部材(2)と、が接続部材(10)を介して接続されるとともに、前記直線ササラ桁(1)の下部の接続端部(1d)が前記第三桁部材(43)に接続され、しかも前記第三桁部材(43)における、前記直線ササラ桁(1)の下部の接続端部(1d)が接続された部位の下部が接地面に支持されることを特徴とする。
ここで、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、三段廻り階段も蹴込み板を有さない露出階段で、しかも第一桁部材、第二桁部材及び第三桁部材は全て木製なので、その上部に接続される露出階段である直線階段と連続性があり、違和感が無い。
また、本発明によれば、三段廻り階段は蹴込み板と他の支柱及び力桁を有さないので、構造が単純である。よって、三段廻り階段であっても直線階段の露出階段が持つ軽快感を有し、しかも内部の掃除が楽である。
また、本発明によれば、直線階段の直線ササラ桁の上部の接続端部と、梁等の階上構造部材と、が接続部材を介して接続され、接続部材は、直線ササラ桁の荷重によって三段廻り階段が水平移動してしまわないだけの接続強度を有するので、三段廻り階段に求められる強度が低い。
また、本発明によれば、特に接続部材は、凸状又は凹状の第一嵌合部を有し、取付溝から突出しないように取付溝に装着される第一接続金具と、第一接続金具の第一嵌合部と嵌合する凹状又は凸状の第二嵌合部を有し、階上構造部材に取付けられる第二接続金具と、を備えるので、直線ササラ桁の荷重によって三段廻り階段が水平移動してしまわないだけの接続強度となる。
また、本発明によれば、第一桁部材と第二桁部材の互いに接する側の端部を互いに上下に重ねて接合するので、三段廻り階段の強度を向上することができる。
また、直線ササラ桁の下部の接続端部が接続された第一桁部材と第三桁部材における部位の下部が接地面に支持されるので、直線ササラ桁を第一桁部材や第三桁部材でそれぞれ支持可能である。
特に、第一桁部材は複数の木質部材からなり、直線ササラ桁が接続される部材の繊維方向は略鉛直方向で、他の部材の少なくとも一つの繊維方向は階段の傾斜方向となるようにすると、強度を確保可能である。
本発明の第一実施形態に係る露出階段構造における三段廻り階段の第一桁部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の第一実施形態に係る露出階段構造における三段廻り階段の第二桁部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第一実施形態に係る露出階段構造における三段廻り階段の第三桁部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第一実施形態に係る露出階段構造における三段廻り階段を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る露出階段構造における三段廻り階段を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る露出階段構造における三段廻り階段を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る露出階段構造における第一接続金具を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る露出階段構造における第二接続金具を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る露出階段構造における第一接続金具と第二接続金具との嵌合時の状態を示す側面図である。 本発明の第二実施形態に係る露出階段構造における三段廻り階段の第一桁部材、第二桁部材、及び第三桁部材を示す平面図および側面図である。 本発明の第二実施形態に係る露出階段構造における三段廻り階段を示す斜視図である。 本発明の直線ササラ桁と廻りササラ桁の設置を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る露出階段構造における三段廻り階段の第三桁部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
(第一実施形態)
図1乃至図9を参照して、本発明の第一実施形態に係る露出階段構造を説明する。
この露出階段構造は、露出階段である直線階段100の下部に三段廻り階段200が接続される。そして、直線階段100だけでなく三段廻り階段200も蹴込み板を有さない露出階段であることを特徴とする(例えば図5参照)。
本実施形態においては、直線階段100から見て梁等の階上構造部材2の方向を前方とし、また直線階段100の直線ササラ桁1の厚さ方向を左右方向とした。つまり、直線階段から階上構造部材2の方向を向いたときの右を、本実施形態における右としている。
なお、図1については紙面左方が本実施形態における前方、図2については紙面左方が本実施形態における左方、図3(c)については紙面左方が本実施形態における後方である。
まず、三段廻り階段200について説明する。
三段廻り階段200は、第一廻り踏板31、第二廻り踏板32、第三廻り踏板33の三枚の廻り踏板30と、廻り踏板30を支持する外周側及び内周側の廻りササラ桁40を有するとともに、他の支柱及び力桁を有さない。
また、三段廻り階段200は露出階段であるので、蹴込み板を有さない。
廻り踏板30は、上から順番に第一廻り踏板31、第二廻り踏板32、第三廻り踏板33となっている。つまり、第一廻り踏板31の一段下段が第二廻り踏板32、第二廻り踏板32の一段下段が第三廻り踏板33である。
本実施形態における廻り踏板30は従来の廻り踏板と同様の形状である。つまり、第一廻り踏板31と第三廻り踏板33は平面視直角三角形であり、第二廻り踏板32は平面視で一つの角だけが直角の四角形である。
廻りササラ桁40は、第一桁部材41、第二桁部材42及び第三桁部材43からなり、それらは全て基本板厚が72mmの木製材である。
第一桁部材41は、図1に示すように板材であり、直線階段100と同じ方向(前後方向)に延びるように三段廻り階段200における外周側に立設配置される。
ここでの外周側とは三段廻り階段200における左側である。
第一桁部材41は、第一本体部41aと、第一本体部41aの前端から下方に突出する脚部41cと、第一本体部41aの下部後端から後方に突出する後方突出部41bと、を備える。
第一本体部41aの下端と後方突出部41bの下端は高さ位置が一致しており、後方突出部41bの上端は第一本体部41aの高さ位置の略中央である。
また、第一本体部41aの後端(後方突出部41bが無い部分)は右方から左方に向かって後方に突出している。
第一桁部材41の第一本体部41aには第一廻り踏板31が上載され、後方突出部41bには第二廻り踏板32が上載される。このとき、第一本体部41aの後端に形成された斜面に第二廻り踏板32を沿わせて配置される。
第二桁部材42は、図2に示すように板材であり、直線階段100と垂直方向(左右方向)に延びるように三段廻り階段200における外周側に立設配置される。
第二桁部材42は、第二本体部42aと、第二本体部42aの上端から上方に突出する第二上部42bと、を備える。
第二上部42bの左端は、第二本体部42aの左端から第二桁部材42の厚さ分だけ右に位置する。また、第二上部42bの高さ(第二本体部42aの上端からの高さ)は第二本体部42aの高さよりも若干高い。
また、第二上部42bの右端は、後方から前方に向かって右方に突出している。
第二桁部材42の第二本体部42aの左端に、第一桁部材41の後方突出部41bの後端が上から重ねられる。つまり、第一桁部材41と第二桁部材42の互いに接する側の端部が互いに上下に重ねされて接合される。
また、第二上部42bには第二廻り踏板32が上載され、第二本体部42aには第三廻り踏板33が上載される。このとき、第二上部42bの右端の斜面には第三廻り踏板33を添わせて配置される。
第三桁部材43は、図3に示すように平面視略L字状であり、三段廻り階段200における内周側に立設配置される。
また、第三桁部材43は、第三本体部43aと、第三本体部43aの後端から右方に突出する右方突出部43bと、第三中間部43cと、を備える。
右方突出部43b、第三中間部43c、第三本体部43aが下から順に一段目、二段目、三段目を構成する。
右方突出部43bの後端は、右方から左方に向かって後方に突出している。ここで形成される斜面に沿って第二廻り踏板32が配置される。右方突出部43bの高さは第三本体部43aの高さの略1/3である。
また、第三中間部43cは後方から前方に向かって右方に突出している。ここで形成されてる斜面に沿って第三廻り踏板33が配置される。第三中間部43cの高さは第三本体部43aの高さの略2/3である。
また、第三本体部43aの前端には直線階段100の右側の直線ササラ桁1が上載されるとともに、第三本体部43aの前端以外の部分には第一廻り踏板31が上載される。
また、第三桁部材43は、図13に示すように平面視略台形状で、上記同様に各廻り踏み板が配置されるための加工を施してあるものでも良く、さまざまな平面形状が考えられる。
廻りササラ桁40はこのように構成及び配置されるので、図5に示すように第二桁部材42と第三桁部材43との間には空隙Sが形成される。
ここで、直線ササラ桁1や廻り踏板30からの視点で、それらがどこに配置されるか述べる。
直線階段100の左側の直線ササラ桁1の下端は、第一桁部材41の第一本体部41aの前部に上載されるとともに固定される。
直線階段100の右側の直線ササラ桁1の下端は、第三桁部材43の第三本体部43aの前端に上載されるとともに固定される。
そして、三段廻り階段200に対する直線ササラ桁1の固定位置は前後に微調整可能である。
第一廻り踏板31は、第一桁部材41の第一本体部41aと第三桁部材43の第三本体部43aに架け渡すように上載されるとともに固定される。
第二廻り踏板32は、第一桁部材41の後方突出部41bと第二桁部材42の第二上部42b、第三桁部材43の第三中間部43cに架け渡すように上載されるとともに固定される。
第三廻り踏板33は、第二桁部材42の第二本体部42aと第三桁部材43の右方突出部43bに架け渡すように上載されるとともに固定される。
次に、三段廻り階段200に接続される直線階段100について説明する。
この直線階段100自体は、通常の露出階段であり、左右の直線ササラ桁1と踏板からなる。そして、直線ササラ桁1の上部の接続端部1aに取り付けられる接続部材10,20に特徴を有する。
接続部材10,20は、これを介して直線階段100を階上構造部材2に取り付けるものであり、第一接続金具10と、第二接続金具20と、を備える。
第一接続金具10は、図7に示すように第一本体板11と、二枚の第一側板12と、第一上板13と、係止部15と、を備える金属部材である。
第一本体板11は鉛直方向に延び、縦に二つの取付孔(図示しない)が形成されている。この取付孔を介して第一接続金具10は直線ササラ桁1の取付溝1bの奥壁に取り付けられる。
第一側板12は、二枚あり、それぞれが第一本体板11の左右両端から前方に向かって立設し互いに向かい合う。また、第一側板12の相対する位置にそれぞれ支持孔12aが形成されている。
第一上板13は、第一本体板11の上端から前方に向かって立設する。第一上板13の下面は第一側板12の上端からは離間している。また、第一上板13の略中央に孔が形成されている。
第一本体板11と二枚の第一側板12と第一上板13は一枚の金属の板状部材をプレス加工によって一体的に形成してなる。これらの厚さは3mmである。
係止部15は、直径が第一側板12の支持孔12aの直径未満で略等しい棒状部材である。そして、左右方向に延びるように第一側板12の支持孔12aを挿通し、渡すようにして二つの支持孔12aによって支持される。このとき、係止部15は支持孔12aに通しただけであり、係止部15と第一側板12とは固定していない。
また、係止部15の長さは第一側板12の外側表面間の距離と略等しく、二つの支持孔12aに係止部15を挿通した状態では第一側板12の外側表面から係止部15が突出せず、係止部15の先端が第一側板12の外側表面と面一になっている。
第二接続金具20は、図8に示すように第二本体板21と、二枚の第二側板22と、第二上板23と、を備える金属部材である。
第二本体板21は、鉛直方向に延び、縦に二つの取付孔が形成されている。この取付孔を介して第二接続金具20は階上構造部材2に取り付けられる。
第二側板22は、二枚あり、それぞれが第二本体板21の左右両端から後方に向かって立設し互いに向かい合う。
第二側板22は、上方が開口するように略U字状の案内溝22aが形成された受けフックをそれぞれ構成しており、第二側板22自体の形状は略J字状となっている。
また、受けフックの案内溝22aはその下部において上方から下方になるにつれて僅かに前方に向かうように形成されている。
第二側板22の外側表面間の距離は、第一側板12の内側表面間の距離よりも短い。
第二上板23は、第二本体板21の上端から後方に向かって立設しており、第二上板23の下面は第二側板22の上端からは離間している。
このような第二本体板21と二枚の第二側板22と第二上板23は、一枚の金属の板状部材をプレス加工によって一体的に形成してなる。これらの厚みも3mmである。
第二上板23の略中央に雌ネジ23aが形成されている。つまり、第二上板23の略中央に孔が形成されるとともにその孔にタップが切られている。
この雌ネジ23aの位置は、第一接続金具10と第二接続金具20との嵌合時において第一上板13の孔13a直下となる第二上板23の部分である。
このように構成された接続部材10,20が用いられる直線階段100の階上構造部材2への取付構造について説明する。
直線ササラ桁1は直線階段100において左右それぞれに配置される。ここでは左右一方について説明する。
直線ササラ桁1の上部の接続端部1aには、上方及び前方に開口する取付溝1bが形成されている。一方、接続端部1aは下方には開口していない。取付溝1b自体の形状は直方体状である。
このような取付溝1bから第一接続金具10が突出(露出)しないように第一接続金具10はコーチボルトによって装着される。
一方、第二本体板21がコーチボルトによって階上構造部材2に取り付けられる。
そして、図9に示すように係止部15を受けフック22の案内溝22a内に落とし込むことで第一接続金具10を第二接続金具20と嵌合させるとともに、ボルトBを第一上板13の孔13aを介して第二上板23の雌ネジ23aに対して螺合させる。
最後に、踏板をササラ桁1の接続端部1aの上面に木ねじによって着脱自在に取付ける。更に、木ねじの頭を踏板に埋め込んで隠すために頭の上部に着脱可能な蓋を施しても良い。
この第一接続金具10と第二接続金具20とが強固に嵌合可能なことにより、直線ササラ桁1の荷重によって三段廻り階段200が水平移動してしまわないだけの接続強度を有している。すなわち、接続部材10,20が直線階段100の荷重の水平成分を受けている。
また、第一接続金具10と第二接続金具20とをボルトBにて螺合することにより、上下方向に地震などで力が加わった場合でも、金具が外れることを防ぐ構造となっている。さらに、ササラ桁上端に踏み板が設置されることで、取付溝1bの上部が踏板でふさがれるので、ボルトBが緩んだ場合でもボルトBが長ければボルトBの頭部が踏板に当ることで、抜けることも防止される。
以上のように構成された露出階段構造によれば、三段廻り階段200も蹴込み板を有さない露出階段で、しかも第一桁部材41、第二桁部材42及び第三桁部材43は全て木製なので、その上部に接続される露出階段である直線階段100と連続性があり、違和感が無い。
また、三段廻り階段200は蹴込み板と他の支柱及び力桁を有さないので、図5に示すように構造が単純である。よって、三段廻り階段200であっても直線階段100の露出階段が持つ軽快感を有し、しかも内部の掃除が楽である。例えば、内部に掃除機のノズルや自動掃除機が容易に入り、またこのスペースに自動掃除機等を収納することも可能である
また、直線階段100の直線ササラ桁1の上部の接続端部1aと、梁等の階上構造部材2と、が接続部材を介して接続され、接続部材10,20は、直線ササラ桁1の荷重によって三段廻り階段200が水平移動してしまわないだけの接続強度を有するので、従来のものに比べて三段廻り階段200に求められる強度が低い。
特に接続部材10,20は、凸状又は凹状の第一嵌合部15を有し、取付溝1bから突出しないように取付溝1bに装着される第一接続金具10と、第一接続金具10の第一嵌合部15と嵌合する凹状又は凸状の第二嵌合部22を有し、階上構造部材2に取付けられる第二接続金具20と、を備えるので、直線ササラ桁1の荷重によって三段廻り階段200が水平移動してしまわないだけの接続強度となる。
さらに、第一桁部材41と第二桁部材42の互いに接する側の端部を互いに上下に重ねて接合するので、三段廻り階段200の強度を向上することができる。
(第二実施形態)
図10及び図11を参照して、本発明の第二実施形態に係る露出階段構造を説明する。
図10(a)は第一実施形態の第一桁部材41を第一部材41dと第二部材41eの二つの部材からなるようにしたもので、図11に示すように、第一部材41dは左側の直線ササラ桁1の下端および第一廻り踏板31を支え、第二部材41eは、第一廻り踏板31、第二廻り踏板32および第二桁部材42を支える。第一部材41dと第二部材41eの互いに接する側の端部を互いに上下に重ねてコーチボルト等で上下に接合すると強度的に優れる。
この際、第一桁部材41の第一部材41dの木質繊維方向を鉛直方向とし、例えば第二部材41eは直線ササラ桁1と同様の繊維方向あるいは階段の傾斜方向と同様の繊維方向を持つ部材とすることで、直線ササラ桁1からの圧縮加重に対する強度を確保した上で、傾斜方向の力にも耐え、かつ、必要な木材の幅を抑えた木取りができる様になり、コストも低減され、デザインの自由度も増すことが出来る。
図10(b)は第一実施形態に係る第二桁部材42の変形例であり、第二廻り踏板32、第三廻り踏板33を支える。
これら第一桁部材41の第二部材41eと第二桁部材42との支える関係は、第一実施形態の場合とは逆となっており、第二桁部材42の左端下部を切り欠いた場合、第一桁部材41の加重を支えることが出来ないので、支え方を逆にして第一桁部材41を接地させ、第二桁部材42をこの上に置いて支える設計とした。
図10(c)は第一実施形態の第三桁部材43の変形例であり、側面略台形形状をして、第一桁部材41の第一部材41dと同様のデザインとし、デザインの統一性を高めている。また、繊維方向を第一桁部材41の第一部材41d同様に鉛直方向としている。
第一桁部材の第一部材41d、第二部材41eや、第三桁部材43などに使用する木質材料は、所定の繊維方向で使用するのが好ましく、例えば、無垢の木材、集成材、単板積層材などを用いると良い。
積層した木質材料を使用する場合、主たる繊維方向を所定方向に向けることで、同様に好適に使用でき、一部の合板や、配向性ストランドボードなどで繊維方向の多数を同一方向に配向したものは、強度を考慮して使用可能である。
このように、廻りササラ桁40(41,42,43)は適宜その構成及び配置を変形することが出来る。
次に図12を参照して、本願発明の露出階段の、廻り階段と直線階段の施工について説明する。
まず、三段廻り階段200を施工する。次に階上構造部材2に接続部材の一方である第二接続金具20を所定の位置に取り付ける。直線ササラ桁1には予め所定の位置に接続部材の他方である第一接続金具10を取り付けておく。
この状態で、直線ササラ桁1の下端を廻りササラ桁40に載せると共に、その上部の接続部1aの取付溝1bの第一接続端部10に、階上構造部材2に取り付けてある第二接続部材20を差込み、直線ササラ桁1を上方から下ろしながら階上構造部材2に近付けることで、接続部材10,20をはめ込む。
次に直線ササラ桁1の下端を、コーチボルトCを用いて廻りササラ桁40に固定すると共に、直線ササラ桁1上端の接続部材10,20同士を、ボルトBを締めて固定する。
この様に、長尺で、重量のある、直線ササラ桁1を、廻りササラ桁40の上に載せながら梁2にも固定することが、接続部材10,20の使用による容易な位置決めと、その架台となる廻りササラ桁40の支えとで、容易に行えるようになった。
上記の手順の三段廻り階段の施工は、次のように行うことも出来る。
三段廻り階段200を、廻りササラ桁40と第一廻り踏板31、第二廻り踏板32を組み上げる事で変形しない枠組みとする。この状態で床には固定しないで、所定位置に置いた上で、上記の直線ササラ桁1の設置をし、直線ササラ桁1の下端を廻りササラ桁40に上載し固定する。その後、第二桁部材42(図10(b))の右端をコーチボルトで、各廻りササラ桁41,42,43を金具などにて、床に固定し、その上で第三廻り踏板33を設置することで、階上構造部材2を基準として、直線階段、廻り階段の位置が順に定まって行くように施工され、細かな誤差を吸収した位置合わせが容易に行えた。
この誤差は、直線ササラ桁1を取り付ける階上構造部材2である梁の面の鉛直面からの傾きや、それを支える柱のわずかな傾き、床高さの誤差などの集積で、設計状態とは異なる配置となることから生じる。階段はその全長が長いので、これらのわずかな誤差の集積でも端部では大きな誤差が生じやすいので、この様に現場でのあわせが容易な様に施工できる本願の階段構造は大きな利点となる。
また、三段廻り階段200を組み立てた後は、この全体で直線ササラ桁1から加わる力を支えることとなり、第一桁部材41と第三桁部材43の直線ササラ桁1直下で支持するのみならず、第一桁部材41や第二桁部材42にある床などへの設置する部分や、これらの固定金具などでもこの力を分散して支える。
廻りササラ桁40は、直下の床を大引き、束などで下支えされた設置面に設置されている。
上記ササラ桁1,40の固定後に、直線階段の踏板や手摺、化粧材などの施工を行い、階段を完成させる。
(第三実施形態)
露出階段には従来から、片側をササラ桁1で、他方を壁の構造材にて、その踏板を支える様にした直線階段がある。この場合、直線ササラ桁1は片側のみであるが、これを廻り階段の廻りササラ桁43の片側で受ける構造に応用できる。
すなわち、廻り階段の外側にあたる部分が壁の場合は、廻りササラ桁の第一桁部材41の役割が壁の構造材で行われるので、その場合の三段廻り階段は、第二桁部材42、第三桁桁部材43、および、各廻り踏板31,32,33で構成される。直線ササラ桁1は、第三桁部材43で支えられる。
廻り階段の内側にあたる部分が壁(直線階段の部分が壁)の場合は、廻りササラ桁40の第三桁部材43の役割が壁の構造材で行われることも可能なので、その場合の三段廻り階段は、第一桁部材41、第二桁部材42、及び各廻り踏板31,32,33で構成される。このとき、直線ササラ桁1は、第一桁部材41で支えられる。
いずれにしても、直線ササラ桁の施工は、これまでの実施例と同様に行える。
なお、以上の実施形態において、第一接続金具10と第二接続金具20からなる接続部材10,20によって直線階段100を階上構造部材2に接続したが、これに限られるものではなく、直線階段100を階上構造部材2に強固に接続可能であれば他の方法を採用してもよい。
また、本願で言う「ササラ桁」は、独立した桁であるが、その上面で踏板を支えるもののみでなく、その側面に例えば溝を切り欠く、あるいは、金具を取り付けることで踏板を支える様な、桁でも可能である。しかし、独立した桁なので壁面に固定された側板は含まれない。
上記の実施例では第二桁部材42が、直線階段の方向から90度の方向に置かれたが、周り階段のデザインに応じて、例えば70度とするなど、より直線階段の方向を向いた(直線階段から鈍角に曲がる)廻り階段とすることもでき、この場合は踏み板31,32,33がその開いた角度の分だけ長く、また形状を変えて設計されるなど、適宜変更される。
廻り階段の段数も3段以上にし廻りササラ桁、踏板の数を適宜変更してよい。
また、第一桁部材41と第二桁部材42の互いに接する側の端部を互いに上下に重ねて接合したが、これに限られるものではない。
また、第三廻り踏板33の高さ位置を本実施形態の係るものよりも高く設計した場合、第二桁部材42の下部に空隙Sを形成してもよい。
このように設計変更した場合、各廻り踏板30を廻りササラ桁40によって支持可能なように各廻りササラ桁40も適宜変更可能である。
また、第一桁部材41の脚部41cを除いた下端を水平にしているが、例えばここを直線ササラ桁1が延びる方向と平行なデザインとなるように適宜変更してもよい。
同様に、第一桁部材41の脚部41cや第三桁部材43の端面を鉛直ではなく角度を持たせるようにする等のデザイン上の変更は適宜行うことができる。
さらには、廻り階段は三段廻り階段200である必要は無く、四段廻り階段であってもよい。このとき、廻りササラ桁40は廻り踏板30を異なる高さにおいて支持可能なように適宜加工される。
また、第一桁部材41、第二桁部材42、第三桁部材43を固定金具を用いてそれぞれ床に固定してもよい。
以上では、直線ササラ桁1を梁などの階上構造材2に取り付けると記載しているが、梁や柱などの階上構造部材2の表面に、石膏ボードや合板、更にはクロス貼りなどを行って表面仕上げ材が施された後に、第二接続金具20を取り付けてササラ桁1を取り付ける場合でも同様の効果が生じる。
1 直線ササラ桁
1a 上部の接続端部
1b 取付溝
1c 欠き込み
1d 下部の接続端部
2 階上構造部材(梁)
10 第一接続金具(接続部材)
11 第一本体板
12 第一側板
12a 支持孔
13 第一上板
13a 孔
15 係止部(第一嵌合部)
20 第二接続金具(接続部材)
21 第二本体板
22 第二側板(受けフック、第二嵌合部)
22a 案内溝
23 第二上板
23a 雌ネジ
30 廻り踏板
31 第一廻り踏板
32 第二廻り踏板
33 第三廻り踏板
40 廻りササラ桁
41 第一桁部材
41a 第一本体部
41b 後方突出部
41c 脚部
41d 第一部材
41e 第二部材
42 第二桁部材
42a 第二本体部
42b 第二上部
43 第三桁部材
43a 第三本体部
43b 右方突出部
43c 第三中間部
100 直線階段
200 三段廻り階段(廻り階段)
B ボルト
C コーチボルト
S 空隙

Claims (7)

  1. 露出階段である直線階段の下部に三段廻り階段が接続される階段構造であって、
    前記三段廻り階段は、第一廻り踏板、前記第一廻り踏板の一段下段の第二廻り踏板及び前記第二廻り踏板の一段下段の第三廻り踏板を支持する廻りササラ桁を有し、
    前記廻りササラ桁は、
    前記直線階段と同じ方向に延びるように前記三段廻り階段における外周側に配置され、前記第一廻り踏板、前記第二廻り踏板及び前記直線階段の一方の直線ササラ桁を支持する第一桁部材と、
    前記直線階段と垂直方向に延びるように前記三段廻り階段における外周側に配置され、前記第二廻り踏板及び前記第三廻り踏板を支持する第二桁部材と、
    前記三段廻り階段における内周側に配置され、前記第一廻り踏板、前記第二廻り踏板、前記第三廻り踏板及び前記直線階段の他方の直線ササラ桁を支持する平面視略L字状の第三桁部材と、を備え、
    さらに前記第一桁部材、前記第二桁部材及び前記第三桁部材は全て木製で、
    しかも前記三段廻り階段は蹴込み板と他の支柱及び力桁を有さないことを特徴とする露出階段構造。
  2. 前記直線階段の直線ササラ桁の上部の接続端部と、階上構造部材と、が接続部材を介して接続され、
    前記接続部材は、
    前記直線ササラ桁の荷重によって前記三段廻り階段が水平移動してしまわないだけの接続強度を有することを特徴とする請求項1に記載の露出階段構造。
  3. 前記直線ササラ桁の接続端部に、上方及び前方に開口する取付溝が形成されるとともに、
    前記接続部材は、
    凸状又は凹状の第一嵌合部を有し、前記取付溝から突出しないように前記取付溝に装着される第一接続金具と、
    前記第一接続金具の第一嵌合部と嵌合する凹状又は凸状の第二嵌合部を有し、前記階上構造部材に取付けられる第二接続金具と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の露出階段構造。
  4. 前記第一桁部材と前記第二桁部材の互いに接する側の端部を互いに上下に重ねて接合することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の露出階段構造。
  5. 直線階段の下部に廻り階段が接続される露出階段構造であって、
    前記廻り階段は、廻り踏板及び廻り踏板を支持する廻りササラ桁を有し、
    前記廻りササラ桁は、
    前記直線階段と同じ方向に延びるように前記廻り階段における外周側に配置される第一桁部材と、
    前記直線階段と異なる方向に延びるように前記廻り階段における外周側に配置される第二桁部材と、
    前記廻り階段における内周側に配置される第三桁部材と、を備え、
    前記直線階段の左右それぞれの直線ササラ桁の上部の接続端部と、階上構造部材と、が接続部材を介して接続されるとともに、
    一方の前記直線ササラ桁の下部の接続端部が前記第一桁部材の上部に接続されるとともに、他方の前記直線ササラ桁の下部の接続端部が前記第三桁部材の上部に接続され、
    しかも前記第一桁部材と前記第三桁部材における、前記直線ササラ桁の下部の接続端部が接続された部位の下部が設置面に支持されることを特徴とする露出階段構造。
  6. 前記第一桁部材は複数の木質部材からなり、前記直線ササラ桁の下部の接続端部が接続される部材には略鉛直方向の繊維方向となる木質部材、他の部材には階段の傾斜方向の繊維方向となる木質部材、を含むことを特徴とする請求項5に記載の露出階段構造。
  7. 直線階段の下部に廻り階段が接続される露出階段構造であって、
    前記廻り階段は、廻り踏板及び廻り踏板を支持する廻りササラ桁を有し、
    前記廻りササラ桁は、
    前記直線階段と異なる方向に延びるように前記廻り階段における外周側に配置される第二桁部材と、
    前記廻り階段における内周側に配置される第三桁部材と、を備え、
    前記直線階段の直線ササラ桁の上部の接続端部と、階上構造部材と、が接続部材を介して接続されるとともに、
    前記直線ササラ桁の下部の接続端部が前記第三桁部材の上部に接続され、
    しかも前記第三桁部材における、前記直線ササラ桁の下部の接続端部が接続された部位の下部が設置面に支持されることを特徴とする露出階段構造。
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