JP4910206B2 - 階段用の踏み段 - Google Patents

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Description

この発明は、階段状に配置して、主に鋼板製のささら桁に固定して、鉄骨階段を構成する際に使用する階段用の踏み段に関する。
1段分の踏み段を階段状に配置して、ささら桁に固定して鉄骨階段を構成していた。
この場合、溶接によらず、踏み段にナットを設けて、ささら桁の透孔から挿通したボルトをナットに螺合して踏み段をささら桁に固定していた。この場合、踏み段は種々な構造があるが、折り曲げた鋼板を張り合わせて踏み板及び蹴込み板からなる踏み段を構成した場合、必要な強度と歩行安定性を得るためには、片側で最低2個のナットが必要であり、通常は踏み板の位置に、2個配置していた(特許文献)。この際、踏み板の踏み幅方向(歩行方向)で、バランス良く配置していた。
また、踏み板を板状ではなく、箱状にして、踏み板の内部にモルタルを充填した場合にも同様に踏み板部分にバランス良く2つのナットを配置していた(特許文献)。また、モルタルを注入する場合には、ささら桁と当接する側に開口を設けて、開口から踏み段の幅方向にモルタルを注入していた。
板状、箱状のいずれの踏み板を採用した踏み段でも、歩行者は段鼻部に体重をかける傾向にあり、段鼻部分の強度を基準に踏み段を設計した場合には過度に強度が高く、重量の増加を招く問題があった。
踏み板を板状に形成した踏み段の場合、ナットを収容した溝(突条)が2つでき、それが踏み板の下面側に露出していた。そして、この溝(突条)を隠す有効な構造がなく、これが外観上の見栄えに影響し、デザイン上の制約になっていた。
また、箱状の踏み段の場合、通常幅方向は1m〜5mに及ぶ場合もあり、一側の開口からモルタルを注入して充填するには熟練技術を要する問題点があった。
然るにこの発明は、ナットなどの第一取付手段を踏み板の段鼻部分に設け、更に、踏み板の奥部側に第一取付手段を設けたので、前記第一の問題点を解決した。また、板状の踏み板とした場合に、踏み板に形成されるナットは1つになるので、前記第二の問題点を解決した。また、箱状の踏み板とした場合には、段鼻側にモルタル注入口を形成したので、熟練技術がなくとも、確実にモルタルを行き渡らせることができる。
即ちこの発明は、ささら桁に、階段状に複数個を配置して、ささら桁に固定して、階段を構成する踏み段において、該踏み段の第一取付手段と前記ささら桁の第二取付手段とで固定できる構造であり、前記踏み段の上面側を構成する第一L字状部材と踏み段の下面側を構成する第二L字状部材を重ねてなる踏み段であって、以下のように構成したことを特徴とする階段用の踏み段である。
(1) 前記第一L字状部材は、板材を屈曲して水平状の踏板片の奥側に蹴込み板片を有する構造とする。
(2) 前記第一L字状部材は、前記踏板片の自由端側の段鼻部を第一連結部とし、かつ前記蹴込み板片の上端部を階段の上段側に屈曲して水平片を形成し、前記水平片の下面に、一の第一取付手段を固着する。
(3) 前記第二L字状部材は、板材を屈曲して水平状の踏板片の奥側に蹴込み板片を有する構造とする。
(4) 前記第二L字状部材の踏板片の奥側を下方に向けて屈曲して収容溝を形成し、該収容溝内に他の第一取付手段を嵌挿する。
(5) 前記第一L字状部材の踏板片と前記第二L字状部材の踏板片とで、踏み段の踏板を構成し、前記第一L字状部材の蹴込み板片と前記第二L字状部材の蹴込み板片とで、踏み段の蹴込み板を構成する。
(6) 下方に位置する踏み段の前記水平部が、上方に位置する踏み段の前記段鼻部に載置可能する。
また、前記発明において、第二L字状部材の踏板片に中空のモルタル注入箱を形成し、該モルタル注入箱の段鼻側の端面にモルタル注入用の開口を形成した階段用の踏み段である。
前記における「第一取付手段」「第二取付手段」とは、例えば、第一取付手段をナットなどで形成される螺穴とし、第二取付手段を螺穴に螺合されるボルト類とする。第一取付手段をボルトの軸部、第二取付手段をナットとすることもできる。
この発明は、段鼻部に第一取付手段の一つを取り付けたので、バランス良く踏み段をささら桁に固定でき、安定した歩行を実現できると共に、踏み段の厚さなど適切に設計できる効果がある。
また、段鼻側のナット部材をはじめとした第一取付手段を被覆材で覆った場合には、下面側から段鼻部の第一取り付け手段が見えないので、すっきりした階段下面を構成でき、階段設計の自由度を高めることができる効果がある。
また、踏み板を箱形とした場合、モルタル注入用の開口を段鼻側の端面に形成したので、モルタル注入深さを踏み面長さ程度とすることができ、モルタル注入作業を確実かつ容易にすることができる。従って、製品の品質を高めることができる効果がある。
(1) 板状の踏み板33を有する第一の踏み段40と、箱状(厚さ40mm程度)の第二の踏み段60とを、階段の有効踏み面長さ(上下に位置する踏み段の段鼻間の水平方向の長さ)L(=例えば、250mm)、蹴込み長さ(高さ)L11(=例えば、180mm)が夫々同一となるように形成する。
(2) 第一の踏み段40は、板状の踏み板33の奥側に蹴込み板34を立設してなる(図1)。段鼻部分には、長ナット12を取り付け、踏み段40は、段鼻の縁からLの位置で踏み板33に長ナット28を取り付けてあり、長ナット12と長ナット28の間の水平方向の長さはL13(=例えば、51mm)、垂直方向の長さ(蹴込み長さ)はL11で形成されている。
(3) 第二の踏み段60は、モルタル59が詰まった箱状の踏み板33の奥側に蹴込み板34を立設してなる(図3)。第一の踏み段40と同様に、段鼻部分には、長ナット12を取り付け、踏み段40は、段鼻の縁からLの位置で踏み板33に長ナット12を取り付けてあり、長ナット12と長ナット28の間の水平方向の長さはL13(=例えば、51mm)、垂直方向の長さ(蹴込み長さ)はL11で形成されている。
(4) ささら桁は、第一第二の踏み段40、60の長ナット12の位置に合わせて透孔43A、長ナット28の位置に合わせて透孔43Bを夫々穿設してある。
即ち、水平方向にL13、垂直方向にL11ずらして配置した1組の透孔43A、43Bとする。下段に位置する組の上側の透孔43Aと、上段に位置する組の透孔43Bとを水平方向で距離L12だけ離し、同じ高さで、配置してある。
(5) 従って、階段状に重ねて配置した踏み段40、40(又は踏み段60、60)をささら桁42、42で挟んで、ボルトを透孔43A、43Bから踏み段40(又は踏み段60)の長ナット12、28にねじ込めば、階段50を構成できる(図2、図3、図4、図5)
(6) 同じささら桁42、42を使用して、2種類の踏み段40、60を使い分けることができる。例えば、躯体構造(階高)から、階段の有効踏み面長さL、蹴込み長さL11他、L13、L12が決まり、ささら桁42の透孔43A、43Bの位置を決めることができる。従って、階段の構造(踏み板に厚さや仕様)が決まらない場合にも、先行して、ささら桁42の加工ができる。
図1〜図3に基づきこの発明の実施例を説明する。この実施例は板状の踏み板の実施例である。
[1]踏み段40の構成
(1) 踏み段40の上面側を構成する第一L字状部材1と、踏み段の下面側を構成する第二L字状部材15とを重ねて、この発明の踏み段40を構成する(図1)。
(2) 板材を屈曲して、第一L字状部材1を構成して、第一L字状部材1は、水平状の踏み板片3と踏み板片3と角度θ(θ=85°)で屈曲された蹴込み板片7とからなり、踏み板片3の自由端側が段鼻部4で、蹴込み板片7と連設した側が奥端5とする。
また段鼻部4が第一連設部を構成する。
蹴込み板片7の上端部を、階段の上段側に向けて水平に屈曲して、水平片8とし、水平片8の自由端側を下方に向けて屈曲して補強片9を構成する。蹴込み板片7の上端部、水平片8及び補強片9とから第一連設受け部10を構成する。
第一L字状部材の両端部で、水平片8の下面に、長ナット12を固着する。長ナット12の下面13は補強片9の下縁9aより下方に位置している。
(3) 板材を屈曲して、第二L字状部材15を構成し、第二L字状部材15は、水平状の踏み板片17と踏み板片17と角度θ(θ=85°)で屈曲された蹴込み板片25とからなり、蹴込み板片17と連設した側が奥端19とする。
踏み板片17の奥側19に、幅方向全長に亘る収容溝20を下方に向けて突出させて形成する。収容溝20は、使用する長ナット28の外面形状に合わせて、ナットを嵌合できるような内面形状になっている。踏み板片17は、段鼻側を斜め(例えば135°)に屈曲して、斜め片(被覆材)22を形成し、斜め片22の先端側を更に下方に向けて屈曲して、差し込み片23を構成する。差し込み片23は傾斜して形成され、蹴込み板片25とほぼ平行に形成されている。
また、蹴込み片25の上端部を上段側に屈曲して、更に蹴込み板片25と平行になるように屈曲して、受け片26を形成する。
第二L字状部材15の両端部で、収容溝20内に、長ナット28、28を嵌挿固着する。長ナット28の上面29は、踏み板17片の上面17aと面一となっている。
(4) このようにして形成した第一L字状部材1と第二L字状部材15とを、奥端5、19を一致させて、第一L字状部材1の下面1b側に、第二L字状部材15を重ねる。続いて、適宜位置でスポット溶接して、この発明の1段分の踏み段40を構成する(図1、図2)。
第一L字状部材1の蹴込み板片7の外面と第二L字状部材15の受け片26内面とで、差し込み片23を受ける差し込み受け部31を構成する。また、第一L字状部材1の踏み板片3と第二L字状部材15の踏み板片17とで、踏み板33を構成する。また、また、第一L字状部材1の蹴込み板片7と第二L字状部材15の蹴込み板片25とで、蹴込み板34を構成する。
(5) 前記における踏み板33の長ナット28の位置は、階段の有効踏み面長さ(上下に位置する踏み段の段鼻間の水平方向の長さ)Lに対して、
段鼻から距離Lの位置に形成する。ここで、
=0.87×L
程度としてある。ここで、段鼻部に1つの長ナット12を設けた場合、他の踏み板に設ける長ナット28は、支持のバランスから、
0.7×L<L<0.9×L
程度が望ましい。
また、前記における長ナット12、28は、長さ20mmを使用するが、求める強度などにより、10〜50mm程度の範囲で選択する。また、長ナット12と長ナット28の水平方向の長さはL13、垂直方向の長さ(蹴上げ高さ)はL11で形成されている。
[2]鉄骨階段50の構成
続いて、踏み段40の使用、即ち鉄骨階段50の構築方法について説明する。
使用するささら桁42、42に予め踏み段40の長ナット12、28の螺穴の位置に対応させて透孔43、43を穿設しておく。
所定数の踏み段40、40を階段状に配置して、下方に位置する踏み段40の差し込み受け部31に上方に位置する踏み段40の差し込み片23を差し込み、下方に位置する踏み段40の水平片8に、上方に位置する踏み段40の踏み板片3の段鼻部(第一連結部)3を載置する。
階段状に重ねながら又は重ねが完了した後に、ささら桁42の透孔43、43からボルト(図示していない)を挿入して、長ナット12、28に螺合緊結して、各踏み段40、40をささら桁42、42で挟み、互いに固定する。以上のようにして、鉄骨階段50を構成する(図3)。尚、ささら桁42の透孔43、43は長ナット12、28の位置に応じて配置されている。
各踏み段40で、踏み板片3の段鼻部4に滑り止め板45を載置し、滑り止め板45側から踏み板片3、水平片8に向けてビス46、46を打ち込み、滑り止め板45を踏み段40、40に固定する。この際、ビス46は、長ナット12、12の間に位置するので、取付に支障が無い。また、ビス46止めにより、上下に位置する踏み段40、40で踏み板片7と水平片8とが確実に固定される。
また、長ナット12及び補強片9は斜め片22で隠され、下方から視認できないので、外観の見栄えがよい。また、踏み段40の下面側に突出しているのは、収容溝20部分のみであるので、下面側の外見がすっきりとしたものとなる。
[3]他の実施例
(1)前記実施例において、長ナット28は収容溝20の両端部(ささら桁42と当接する側)にのみ配置したが、収容溝20の全長に亘って配置することもできる(図示していない)。この場合には、踏み段40の階段幅方向を補強するので、第一第二L字状材1、15など各部材の材厚を薄く形成することもできる。
(2)また、前記実施例において、 収容溝20は踏み段40の幅方向全長に形成したが、長ナット22部分にのみ形成することもできる(図示していない)。
次ぎに、図4〜図7に基づき、この発明の他の実施例を説明する。この実施例は、踏み板を箱形とした実施例である。
(1) 実施例1と同様に、踏み段40の上面側を構成する第一L字状部材1と、踏み段の下面側を構成する第二L字状部材15とを重ねて、この発明の踏み段40を構成する(図3)。
(2) 第一L字状部材1の構成は、実施例1と同様である。即ち、板材を屈曲して、第一L字状部材1を構成して、第一L字状部材1は、水平状の踏み板片3と踏み板片3と角度θ(θ=85°)で屈曲された蹴込み板片7とからなり、踏み板片3の自由端側が段鼻部4で、蹴込み板片7と連設した側が奥端5とする。また段鼻部4が第一連設部を構成する。
蹴込み板片7の上端部を、階段の上段側に向けて水平に屈曲して、水平片8とし、水平片8の自由端側を下方に向けて屈曲して補強片9を構成する。蹴込み板片7の上端部、水平片8及び補強片9とから第一連設受け部10を構成する。
第一L字状部材の両端部で、水平片8の下面に、長ナット12を固着する。長ナット12の下面13は補強片9の下縁9aより下方に位置している。
(3) 第二L字状部材15の構成は、前記実施例1とは異なる。即ち、第二L字状部材15は、水平状の第二踏み板片52と第二踏み板片52と角度θ(θ=85°)で屈曲された蹴込み板片25とからなるL字状の下L字状部材51と、第二踏み板片52の上に固定された断面縦コ字状の第三踏み板片54とから構成される(図4)。下L字状部材51、第三踏み板片54はいずれも板材を屈曲して形成される。
下L字状部材51は、第二踏み板片52の段鼻側を下方に屈曲して、差し込み片23を形成する。差し込み片23は蹴込み板片25と平行に形成されている。また、蹴込み片25の上端部を上段側に屈曲して、更に蹴込み板片25と平行になるように屈曲して、受け片26を形成する。
第三踏み板片54は、第一L字状片1の踏み板片3の下面に沿って配置される基部55と基部55の両側(段鼻側と、段鼻側の反対側の奥側)を下方に向けて屈曲した脚部56、58とからなる。基部55の奥側に、前記実施例1と同様の長ナット28を収容する収容溝20が下方に向けて突出するように、形成されている。また、段鼻側に位置する脚部56には、モルタル類を注入する開口57、57が形成されている。開口57、57は、複数個(注入用と充填確認用)が階段幅方向で、対称に形成され、充填確認用に両端(ささら桁を取り付ける側)に近い側に形成することが望ましい。
第三踏み板片54の収容溝20内に、実施例1と同様に、長ナット28、28を嵌挿固着する。長ナット28の上面29は、第三踏み板片54の踏み板17片の上面17aと面一となっている。
第三踏み板片の脚部56、58の下端が下L字状部材51の第二踏み板片の上面に固着されている。この際、第三踏み板片54の基部55の奥側の端(脚部58の上端)が蹴込み板片25に当接して、当接位置が第二L字状部材の奥端19とする。
(4) この踏み段60は、以上のようにして形成した第一L字状部材1と第二L字状部材15と組み合わせて、踏み板部分にモルタルを充填して構成するが、実際の製造は以下のようにして行う(図7)。
即ち、第二L字状部材15の第三踏み板片54の基部55上に、第一L字状部材1を、奥側を揃えて載置して、基部55と踏み板片3とを、矢示のようにスポット溶接する(図7(a)(b))。続いて、第二L字状部材15の下L字状部材51の第二段板片52上に、スポット溶接した第三踏み板片54の脚部56、58を載せると共に、第二L字状部材15の下L字状部材51の蹴込み板片片25に、スポット溶接した第一L字状部材1の蹴込み板片7を重ねる。そして、蹴込み板片25と蹴込み板片7とを矢示のようにスポット溶接し、脚部56と第二踏み板片52と当接点を、矢示のようにアーク溶接する(図7(c))。
続いて、開口57、57を上にして配置し、開口57から矢示のようにモルタル59を注入し、開口57、57の開口縁までモルタル59を満たす(図7(d))。モルタル59は、第三踏み板片54と下L字状部材51の第二踏み板片52の上面52aで囲まれた箱形の中に充填される。この際、モルタル59は、充填深さ(開口57から脚部58までの長さ)が踏み面長さであるので、250mm程度と浅くできるので、確実かつ容易に充填される。
モルタルが固化発現したならば、この発明の1段分の踏み段60を構成する(図4、図5、図7(d))。
第一L字状部材1の蹴込み板片7の外面と第二L字状部材15の受け片26内面とで、差し込み片23を受ける差し込み受け部31を構成する。また、第一L字状部材1の踏み板片3と、第二L字状部材15の第二踏み板片52と、第三踏み板片54と、モルタル59とで、踏み板33を構成する。また、また、第一L字状部材1の蹴込み板片7と第二L字状部材15の蹴込み板片25とで、蹴込み板34を構成する。

(5)前記における踏み板33の長ナット28の位置は、実施例1と同様に、階段の有効踏み面長さ(上下に位置する踏み段の段鼻間の水平方向の長さ)Lに対して、
段鼻から距離Lの位置に形成する。ここで、
=0.87×L
程度としてある。ここで、段鼻部に1つの長ナット12を設けた場合、他の踏み板に設ける長ナット28は、支持のバランスから、
0.7×L<L<0.9×L
程度が望ましい。また、長ナット12、28の長さは前記実施例1と同様である。また、長ナット12と長ナット28の水平方向の長さはL13、垂直方向の長さ(蹴上げ高さ)はL11で形成されている。
[2]鉄骨階段50の構成
続いて、踏み段60の使用、即ち鉄骨階段50の構築方法について説明する。実施例1と同様である。
使用するささら桁42、42に予め踏み段40の長ナット12、28の螺穴の位置に対応させて透孔43、43を穿設しておく。この場合、長ナット12、28の位置を実施例1の板状の踏み板の踏み段40と本実施例の箱形の踏み板の踏み段60とで、共通にしておけば、ささら桁42の部品の共通化を図ることができる。
所定数の踏み段60、60を階段状に配置して、下方に位置する踏み段60の差し込み受け部31に上方に位置する踏み段40の差し込み片23を差し込み、下方に位置する踏み段60の水平片8に、上方に位置する踏み段60の踏み板片3の段鼻部(第一連結部)3を載置する。
階段状に重ねながら又は重ねが完了した後に、ささら桁42の透孔43、43からボルト(図示していない)を挿入して、長ナット12、28に螺合緊結して、各踏み段60、60をささら桁42、42で挟み、互いに固定する。以上のようにして、鉄骨階段50を構成する(図6)。尚、ささら桁42の透孔43、43は長ナット12、28の位置に応じて配置されている。
各踏み段60で、実施例1と同様に、踏み板片3の段鼻部4に滑り止め板45を載置し、滑り止め板45側から踏み板片3、水平片8に向けてビス46、46を打ち込み、滑り止め板45を踏み段60、60に固定する。この際、ビス46は、長ナット12、12の間に位置するので、取付に支障が無い。また、ビス46止めにより、上下に位置する踏み段60、60で踏み板片7と水平片8とが確実に固定される。
また、長ナット28は、長ナット12はフラットの第二踏み板片52で隠され、下方から視認できないので、外観の見栄えが良く、下面側の外見が極めてすっきりとしたものとなる
[3]他の実施例
他の実施例は、実施例1と同様である。
この発明の踏み段の実施例の縦断面図である。 同じく右側面図である。 踏み段を使用して階段を構成した状態の正面図である。 同じく他の実施例の踏み段の縦断面である。 同じく左側面図である。 同じく同じく他の実施例の踏み段の縦断面である。 (a)〜(d)はこの発明の実施例2の踏み段の製造方法を説明する概略した縦断面図である。
符号の説明
1 第一L字状部材
3 踏み板片(第一踏み板片。第一L字状部材)
4 踏み板片の段鼻部(第一L字状部材)
5 踏み板片の奥端(第一L字状部材)
7 蹴込み板片(第一L字状部材)
8 蹴込み板片の水平片(第一L字状部材)
9 蹴込み板片の補強片(第一L字状部材)
10 第一連結受け部(第一L字状部材)
12 長ナット(段鼻側)
15 第二L字状部材
17 踏み板片(第二L字状部材)
18 踏み板片の段鼻部(第二L字状部材)
19 踏み板片の奥端(第二L字状部材)
20 踏み板片の収容溝(第二L字状部材)
22 踏み板片の斜め片(被覆材。第二L字状部材)
23 踏み板片の差し込み片(第二L字状部材)
25 蹴込み板片(第二L字状部材)
26 蹴込み板片の受け片(第二L字状部材)
28 長ナット
31 差し込み受け部
33 踏み板(踏み段)
34 蹴込み板(踏み段)
40 踏み段(第一の踏み段)
42 ささら桁
43 ささら桁の透孔
45 滑り止め板
46 ビス
50 鉄骨階段
51 下L字状部材(第二L字状部材)
52 第二踏み板片(第二L字状部材)
54 第三踏み板片(第二L字状部材)
55 第三踏み板片の基部(第二L字状部材)
56 第三踏み板片の脚部(第二L字状部材)
57 第三踏み板片の脚部の開口(第二L字状部材)
58 第三踏み板片の脚部(第二L字状部材)
59 モルタル(第二L字状部材)
60 踏み段(第二の踏み段)

Claims (2)

  1. ささら桁に、階段状に複数個を配置して、ささら桁に固定して、階段を構成する踏み段において、該踏み段の第一取付手段と前記ささら桁の第二取付手段とで固定できる構造であり、
    前記踏み段の上面側を構成する第一L字状部材と踏み段の下面側を構成する第二L字状部材を重ねてなる踏み段であって、以下のように構成したことを特徴とする階段用の踏み段。
    (1) 前記第一L字状部材は、板材を屈曲して水平状の踏板片の奥側に蹴込み板片を有する構造とする。
    (2) 前記第一L字状部材は、前記踏板片の自由端側の段鼻部を第一連結部とし、かつ前記蹴込み板片の上端部を階段の上段側に屈曲して水平片を形成し、前記水平片の下面に、一の第一取付手段を固着する。
    (3) 前記第二L字状部材は、板材を屈曲して水平状の踏板片の奥側に蹴込み板片を有する構造とする。
    (4) 前記第二L字状部材の踏板片の奥側を下方に向けて屈曲して収容溝を形成し、該収容溝内に他の第一取付手段を嵌挿する。
    (5) 前記第一L字状部材の踏板片と前記第二L字状部材の踏板片とで、踏み段の踏板を構成し、前記第一L字状部材の蹴込み板片と前記第二L字状部材の蹴込み板片とで、踏み段の蹴込み板を構成する。
    (6) 下方に位置する踏み段の前記水平部が、上方に位置する踏み段の前記段鼻部に載置可能する。
  2. 第二L字状部材の踏板片に中空のモルタル注入箱を形成し、該モルタル注入箱の段鼻側の端面にモルタル注入用の開口を形成した請求項1記載の階段用の踏み段。
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