JP3301827B2 - 鉄骨階段 - Google Patents

鉄骨階段

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JP3301827B2
JP3301827B2 JP20529693A JP20529693A JP3301827B2 JP 3301827 B2 JP3301827 B2 JP 3301827B2 JP 20529693 A JP20529693 A JP 20529693A JP 20529693 A JP20529693 A JP 20529693A JP 3301827 B2 JP3301827 B2 JP 3301827B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨階段に関するもの
であり、より詳しくは、その取付及び木質系仕上げ方法
が簡略化し、作業性、意匠性に優れている鉄骨階段に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に建築物における鉄骨階段として
は、一対の階段用鉄骨部材に木質系仕上げ板材が取り付
けされる。例えば、一対の階段用鉄骨部材の間に、複数
の木質系の踏み板を階段状に架橋させ、踏み板に側板
(ささら板)と蹴込み板が取り付けされる。従来のタイ
プの鉄骨階段では、側板は所定の階段状或いは九十九折
りに形成され、その所定位置には踏み板及び蹴込み板の
各端部の嵌入溝が形成される。そして、このような側板
は上下階の梁等への掛け渡し等により大入れされるもの
もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
鉄骨階段の木質系仕上げでは、側板等に踏み板、蹴込み
板を正確に取り付ける必要があるため、側板の溝加工を
正確にしないと意匠性が悪くなり、施工工程を容易に簡
素化することができなかった。またその側板の搬入や取
扱も容易でなく改善の余地があった。従って、本発明の
目的は、鉄骨階段での木質系仕上げ材の施工が簡略化
し、またその意匠性にも優れている鉄骨階段を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、傾斜した一対
の階段用鉄骨部材の間に階段状に複数のプレートを架設
し、木質系踏み板を該プレート上毎に設けると共に、木
質系蹴込み板及び木質系側板を組み合わせて木質系仕上
げを行う鉄骨階段において、上記プレートの架橋方向に
沿う下段側の側端縁を下方に折り曲げて立設し、且つ上
段側の側端縁を上方に折り曲げて立設し、上記踏み板を
上記プレートの上記上段側の立設端縁に沿わせて配し、
上記蹴込み板を上段の踏み板と下段の踏み板との間の該
プレートの立設端縁に当接させて立設し、上記側板を略
直角三角形状に形成すると共にこれの底辺縁及び垂直辺
縁を薄肉に切欠き形成し、上記底辺縁の切欠部を上記踏
み板の端部上面に係合させ、且つ上記垂直辺縁の切欠部
を上記蹴込み板の端面に係合させて、各段のブロック毎
の上記踏み板及び蹴込み板の両端部に上記側板を立設
し、上記側板の底辺縁から略垂直に切込みを形成して該
切込みに上記プレートの上段側の立設端縁を挿入させる
ことにより上記側板を上記プレートに固定することによ
って、上記踏み板及び蹴込み板を上記側板を介して固定
することを特徴とする木質系仕上げの鉄骨階段を提供す
ることにより、上記目的を達成したものである。
【0005】
【0006】
【0007】
【作用】本発明に係る鉄骨階段は、木質系部材である踏
み板が下段から順次取り付けられており、下段で取り付
けた踏み板はブロック毎に形成した略直角三角形状の側
板の取付により固定される。即ち、踏み板は、その端部
が組立の際に側板の切欠部と係合することにより脱抜が
阻止される。また、その踏み板と蹴込み板と側板の各接
合部を簡単且つ正確に組合わせることができる。更に、
側板は切れ込みを介してプレートに固定され、上段の踏
み板との係合関係により脱抜も阻止される。そして、側
板はブロック材として後述する図5に示す如く簡単に施
工できる形状、形態となっており、また側板、踏み板及
び蹴込み板の各接合部に隙間等が生じ難く意匠的にも優
れている。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る鉄骨階段を図面を参照し
て説明する。図1は、本実施例に係る鉄骨階段が設けら
れる建築物の鉄骨構造の斜視図である。図2は、本実施
例に係る鉄骨階段の分解斜視図である。図3は、図2の
II−II線に沿った矢視断面図である。図4は、図3のII
I −III 線に沿った矢視断面図である。図5は、本実施
例に係る鉄骨階段に用いられる側板の板取り平面図であ
る。
【0009】図1乃至図5に示す如く、本実施例に係る
鉄骨階段1は、傾斜した一対の階段用鉄骨部材2、2の
間に階段状に複数のプレート9、9・・を架設し、木質
系踏み板8、8・・をそのプレート9上毎に設けると共
に、木質系蹴込み板13及び木質系側板15を組み合わ
せて木質系仕上げを行う鉄骨階段である。しかして、上
記側板15を略直角三角形状で各段のブロック毎に上記
踏み板8及び蹴込み板13の両端部に立設してプレート
9に固定し、且つ踏み板8及び蹴込み板13をその側板
15を介して固定してなるものである。
【0010】本実施例について更に説明すると、図1乃
至図5に示す如く、鉄骨階段1の一対の階段用鉄骨部材
2、2は鉄骨建築物の骨組みの所定のH鋼梁3、3・・
に溶接固定される。階段用鉄骨部材2は所定の幅を有し
傾斜して配せられ、その鉄骨部材2面の所定の位置には
スリット4及び挿通孔5が形成される。スリット4及び
挿通孔5には腰掛座金6が取り付けられ、腰掛座金6は
T字形金属プレートを略椅子形に折り曲げて形成され
る。椅子形の腰掛座金6における背当て部6Aには取付
孔7が形成される。背当て部6Aはスリット4に挿通さ
れ、腰掛座金6全体は起こされてボルト等の締結部材が
挿通孔5及び取付孔7に挿通される。これにより、腰掛
座金6が鉄骨部材2の所定の位置に取り付けられる。
【0011】腰掛座金6には踏み板8を保持するための
架橋プレート9が取り付けられる。架橋プレート9は矩
形状に形成され、その各端部9Aは下方に折り曲げられ
て鉄骨部材2の側壁面に当接される。また架橋プレート
9の長手方向に沿った下段側の立設端縁9Bは下方に折
り曲げられ、上段側の立設端縁9Cは上方に折り曲げら
れる。尚、架橋プレート9の端面9Aには取付孔10が
形成され、取付孔10には上述の挿通孔5、取付孔7と
共にボルト25等の締結部材が挿通される。これによ
り、架橋プレート9が腰掛座金6と一体に鉄骨部材2に
取り付けられる。
【0012】図3及び図4に示す如く、架橋プレート9
面上には踏み板8が取り付けられ、踏み板8は木質系で
集合材で形成される。また、踏み板8の長さは架橋プレ
ート9より短く形成され、鉄骨部材2と踏み板8の端面
との間隙により溝条部11が形成される。踏み板8の幅
は架橋プレート9の幅より広く形成され、踏み板8の一
部8Aは架橋プレート9の下段側の立設端縁9Bから突
き出し形成される。また、踏み板8の上段側の立設端縁
には切欠部12が形成され、切欠部12には蹴込み板1
3の下端部が嵌合される。踏み板8の突出し部8Aの下
面には溝条部14が形成され、溝条部14には蹴込み板
13の上端部が嵌合される。尚、蹴込み板13は立設さ
れた状態で下段の架橋プレート9の立設端縁9C及び上
段の架橋プレート9の立設端縁9Bに当接される。
【0013】図5に示す如く、側板15は一枚の帯状合
板16から板取りされ、略直角三角形になるように裁断
される。即ち、図5の左側の裁断線Aのみが仮想線A’
に対して蛇行し、直角三角形の形状と異ならせている。
従って、側板15の裁断辺15A、15Bは隣接する他
の側板15のそれぞれの裁断辺15A、15Bと共有し
ている。即ち、側板15の板取りの方法にあっては、そ
の裁断量を極力少なくし、無駄のない板取りができる。
側板15の周縁部は薄く切欠きされ(薄く切欠きされた
部分を図5の影線部で示す。)、組み合わせた時に側板
15の底辺縁部15Aは、図4に示す如く上述の鉄骨部
材2と踏み板8との間隙の溝条部11に嵌入する。そし
て、その切欠部17は踏み板8の上面角部に当接係合す
る。また、組み合わせた時の側板15の垂直辺縁15B
の切欠部18は、蹴込み板13の端縁面に当接係合され
る。更に、垂直辺縁15Bの上部に形成される切欠部1
9には、上段の踏み板8の突き出し部の端面に当接係合
される。また、側板15の垂直辺縁15Bの下端は底辺
縁15Aからの切れ込み20が形成され、切れ込み20
には、組合せの際に架橋プレート9の立設端縁9C一部
が挿入される。
【0014】尚、側板15の傾斜辺端縁15Cの切欠部
21は、鉄骨階段1を組み合わせた際の通し木23に嵌
合され、通し木23はブロック毎の側板15を充分に固
定される。
【0015】このような本実施例に係る鉄骨階段1を構
成するには、先ず、腰掛座金6の背当て部6Aを鉄骨部
材2のスリット4に挿通し、腰掛座金6を起こす。架橋
プレート9を腰掛座金6上に配し、鉄骨部材の挿通孔
5、腰掛座金6の取付孔7及び架橋プレート9の取付孔
10にボルトを挿通しナットで締結する。従って、鉄骨
部材2に予め挿通孔5及びスリット4を位置決めし、組
立時に腰掛座金6を取り付けて架橋プレート9の棚とす
るため、架橋プレート9を載せるだけで容易に位置決め
できる。このため、鉄骨部材の取付においても簡素化で
きる。
【0016】次に、下段から踏み板8を架橋プレート9
に載置し、蹴込み板13を取り付ける。この場合、蹴込
み板13の下端部を踏み板8の切欠部12に嵌入させ、
蹴込み板13を架橋プレート9の立設端縁9B、9Cに
当接する。次に、側板15の切り込み20に架橋プレー
ト9の立設端縁9Cの一部を挿入し、底辺縁15Aを踏
み板8と鉄骨部材2との溝条部11に挿入する。これに
より、底辺縁15Aの切欠部17で踏み板8を押さえる
ことができる。また、垂直辺縁15Bの切欠部18と架
橋プレート9の立設端縁9B、9Cとの間で蹴込み板1
3を固定することができる。
【0017】更に、上階の踏み板8を架橋プレート9に
取り付けると、踏み板8の突き出し端部8Aは側板15
の切欠部19と嵌合すると共に、その下面の溝条部14
が蹴込み板13の上端と嵌合する。このため、踏み板8
は水平方向に対して不動になる。従って、木質系部材で
ある踏み板8を下段から順次取り付けることにより、木
質系の蹴込み板13及び側板15を容易に取り付けるこ
とができる。また、この場合、側板15を容易に加工す
ることができ、側板15はブロック毎に、踏み板8及び
蹴込み板13の各接合部に隙間等を生じさせず意匠的に
も優れたものとなる。尚、通し木23を各側板15に取
り付けることにより、より一体的に構成させることがで
きる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る鉄骨階段は、鉄骨階段での
木質系仕上げ材の施工が簡略化し、またその意匠性にも
優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る鉄骨階段が設けられる建築物の
鉄骨構造の斜視図である。
【図2】本実施例に係る鉄骨階段の分解斜視図である。
【図3】図2のII−II線に沿った矢視断面図である。
【図4】図3のIII −III 線に沿った矢視断面図であ
る。
【図5】本実施例に係る鉄骨階段に用いられる側板の板
取り平面図である。
【符号の説明】
1 鉄骨階段 2 鉄骨部材 2 H鋼梁 4 スリット 5 挿通孔 6 腰掛座金 6A 背当て部 8 踏み板 9 架橋プレート 9B 下段側の立設端縁 9C 上段側の立設端縁 10 取付孔 11 溝条部 13 蹴込み板 15 側板 15A 側板の底辺縁 15B 側板の垂直辺縁 17、18 切欠部 19 切欠部 20 切込み

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜した一対の階段用鉄骨部材の間に階
    段状に複数のプレートを架設し、木質系踏み板を該プレ
    ート上毎に設けると共に、木質系蹴込み板及び木質系側
    板を組み合わせて木質系仕上げを行う鉄骨階段におい
    て、 上記プレートの架橋方向に沿う下段側の側端縁を下方に
    折り曲げて立設し、且つ上段側の側端縁を上方に折り曲
    げて立設し、上記踏み板を上記プレートの上記上段側の
    立設端縁に沿わせて配し、上記蹴込み板を上段の踏み板
    と下段の踏み板との間の該プレートの立設端縁に当接さ
    せて立設し、 上記側板を略直角三角形状に形成すると共にこれの底辺
    縁及び垂直辺縁を薄肉に切欠き形成し、上記底辺縁の切
    欠部を上記踏み板の端部上面に係合させ、且つ上記垂直
    辺縁の切欠部を上記蹴込み板の端面に係合させて、各段
    のブロック毎の上記踏み板及び蹴込み板の両端部に上記
    側板を立設し、 上記側板の底辺縁から略垂直に切込みを形成して該切込
    みに上記プレートの上段側の立設端縁を挿入させること
    により上記側板を上記プレートに固定することによっ
    て、上記踏み板及び蹴込み板を上記側板を介して固定す
    ることを特徴とする木質系仕上げの鉄骨階段。
  2. 【請求項2】 上記踏み板を上記プレートの側端縁から
    突出形成し、該突出部に上記側板及び蹴込み板の上端と
    係合する係合部を設けることを特徴とする請求項1に記
    載の鉄骨階段。
  3. 【請求項3】 上記側板の傾斜辺縁に係合する通し木を
    設け、該通し木で各段の上記側板を一体化することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の鉄骨階段。
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