JP2003270555A - プレーナ型アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents

プレーナ型アクチュエータ及びその製造方法

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JP2003270555A JP2002072026A JP2002072026A JP2003270555A JP 2003270555 A JP2003270555 A JP 2003270555A JP 2002072026 A JP2002072026 A JP 2002072026A JP 2002072026 A JP2002072026 A JP 2002072026A JP 2003270555 A JP2003270555 A JP 2003270555A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁力を利用して内外の可動板を揺動動作す
る2次元走査型のプレーナ型アクチュエータにおける外
内の可動板の共振周波数比を大きくして、光をラスタ走
査できるようにする。 【解決手段】 外側可動板23を軸支する外側トーショ
ンバー22を、剛性が低く共振周波数の低いポリイミド
で形成し、内側可動板25を軸支する内側トーションバ
ー24を、ポリイミドより剛性が高く共振周波数の高い
シリコンで形成する。このように、外側トーションバー
22と内側トーションバー24とを剛性の異なる材料で
形成することにより、共振周波数比を大きくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレーナ型アクチ
ュエータ及びその製造方法に関し、特に、半導体製造技
術を応用したマイクロマシニング技術で製造する2次元
走査型のプレーナ型アクチュエータ及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプレーナ型アクチュエータは、
レーザ光等の光ビームの偏向走査等に利用され、電磁力
を利用する電磁型や静電力を利用する静電型等がある。
以下に、電磁型のアクチュエータの例を説明する。プレ
ーナ型電磁アクチュエータとしては、本出願人により先
に提案された例えば特許公報第2722314号に記載
されたものがあり、図11にその構成を示し説明する。
【0003】この2次元走査型のプレーナ型電磁アクチ
ュエータは、シリコン基板の固定部1に外側トーション
バー2で枠状の外側可動板3を揺動可能に軸支し、外側
可動板3に外側トーションバー2と軸方向が直交する内
側トーションバー4で揺動可能に平板状の内側可動板5
を軸支する。これら固定部1、外側及び内側トーション
バー2,4及び外側及び内側可動板3,5は、半導体基
板で一体に形成する。外側可動板3には、通電により磁
界を発生する駆動コイル6(図では模式的に1本線で示
す)を形成し、駆動コイル6は、固定部1に形成した一
対の外側電極端子7A,7Aに外側トーションバー2の
一方を介して電気的に接続する。内側可動板5には、中
央部に反射ミラー8を形成し、その周縁部に通電により
磁界を発生する駆動コイル9(図では模式的に1本線で
示す)を形成する。駆動コイル9は、内側トーションバ
ー4の一方から外側可動板3部分を通り、外側トーショ
ンバー2の他方側を介して固定部1の一対の内側電極端
子10A,10Bに電気的に接続する。更に、互いに対
をなす静磁界発生手段(例えば永久磁石)を、外側及び
内側トーションバー2,4の軸方向とそれぞれ平行な各
可動板3,5の対辺の駆動コイル部分に静磁界が作用す
るよう可動板周囲に設ける。図11の例では、一対の永
久磁石11A,11B〜14A,14Bを、固定部1の
上下に陽極接合する、例えばガラス等からなる上側絶縁
基板15及び下側絶縁基板16に、静磁界が駆動コイル
6,9を可動板と平行な方向に横切るよう上下に位置を
ずらすようにして配置してある。
【0004】かかる構成の電磁アクチュエータは、駆動
コイル6,9に電流を流すことにより発生する磁界と、
永久磁石11A,11B〜14A,14Bの作る静磁界
との相互作用により可動板3,5を駆動する。即ち、可
動板3,5の両側では、永久磁石11A,11B〜14
A,14Bによって可動板3,5の平面に沿って駆動コ
イル6,9を横切るような方向に静磁界を形成する。こ
の静磁界中の駆動コイル6,9に電流を流すと、可動板
3,5の両端に、電流・磁束密度・力のフレミングの左
手の法則に従った方向に電磁力が作用して可動板3,5
が回動する。可動板3,5が回動するとトーションバー
2,4が捩じられてばね反力が発生し、電磁力とばね反
力が釣り合う位置まで可動板3,5が回動する。可動板
3,5の回動角は駆動コイル6,9に流れる電流に比例
し、電流を制御することで可動板3,5の回動角を制御
できる。そして、駆動コイル6,9に流す交流電流の周
波数を、トーションバー2,4の材質、形状等で規定さ
れる共振周波数と同じ周波数とすることにより、その電
流値における最大の回動角が得られる。これにより、反
射ミラー8に入射するレーザ光等の光の反射方向を自由
に制御でき、可動板3,5を連続的に反復動作させるこ
とで、レーザ光のスキャニング等、光の走査が可能とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザ光等
の光を2次元走査してレーザレーダ等の物体検知や絵や
文字等の画像表示を行うには、ラスタ走査で行うのが一
般的であり、この場合、水平走査と垂直走査の周波数比
は大きい方がよい。しかしながら、上述した従来のプレ
ーナ型アクチュエータは、外側と内側のトーションバー
2,4が同一の材料(半導体基板材料と同じシリコン)
で形成されているため、断面形状等を異ならせたとして
もその剛性を大きく変化させることが難しい。このた
め、外側可動板3と内側可動板5の共振周波数比を大き
くとれず、ラスタ走査しようとすると走査軌跡がリサー
ジュ曲線になってしまう。そのため、従来のプレーナ型
アクチュエータで物体検知や画像表示を行おうとする
と、リサージュ曲線を制御する必要があるが、リサージ
ュ曲線はわずかな周波数の違いにより曲線形状が大きく
変わるため制御が難しいという問題がある。
【0006】本発明は上記問題点に着目してなされたも
ので、外側可動板と内側可動板の共振周波数比を大きく
でき、光の偏向走査等に利用する場合にラスタ走査を可
能とするプレーナ型アクチュエータ及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、固
定部に外側トーションバーで揺動可能に軸支した枠状の
外側可動板と、該外側可動板に前記外側トーションバー
と軸方向が直交する内側トーションバーで揺動可能に軸
支した内側可動板と、前記各可動板を駆動する駆動手段
とを備えたアクチュエータにおいて、前記外側トーショ
ンバーと内側トーションバーを剛性の異なる材料で形成
したことを特徴とする。
【0008】かかる構成では、外側可動板と内側可動板
の共振周波数比を大きくすることが可能となるので、光
走査用のアクチュエータに適用した場合にラスタ走査が
容易に可能となる。前記駆動手段は、具体的には請求項
2のように、前記各可動板にそれぞれ設けた駆動コイル
と、前記各駆動コイルに静磁界を作用する静磁界発生手
段とを備え、前記各駆動コイルに電流を流すことにより
発生する電磁力により前記各可動板をそれぞれ駆動する
構成とするとよい。
【0009】請求項3のように、前記外側トーションバ
ーと内側トーションバーのいずれか一方を、剛性を決定
する主材料としてシリコンを用いて形成し、他方を、剛
性を決定する主材料として前記シリコンより剛性の低い
材料を用いて形成する構成とするとよい。また、請求項
5のように、シリコンの代わりに、当該シリコンより剛
性の高い弾性材料、例えば窒化ケイ素、アルミナ、窒化
アルミ及びジルコニア等を用いる構成としてもよい。
【0010】請求項4のように、前記シリコンを主材料
とするトーションバー側の少なくとも上面に、耐衝撃性
の高い材料で形成した保護層を設けるとよい。また、請
求項6のように、前記シリコンより剛性の高い弾性材料
を主材料とするトーションバー側の少なくとも上面に、
耐衝撃性の高い材料で形成した保護層を設ける構成とす
るとよい。保護層としては、具体的には請求項10のよ
うに、ポリイミドを用いればよい。
【0011】かかる構成では、剛性の高い材料を主材料
とするトーションバー側の耐衝撃性が向上するようにな
り、脆性破壊等に対する強度が向上するようになる。請
求項7の発明では、前記シリコンより剛性の低い材料を
弾性材料、例えばポリイミド、ポリプロピレン、弗化樹
脂等のような有機材料とするとよい。この場合、請求項
8のように、前記弾性材料を主材料とするトーションバ
ー側に、軸ずれ防止用補強材として前記弾性材料より剛
性の高い材料を設けるとよい。
【0012】かかる構成では、剛性の低いトーションバ
ー側の軸ずれを抑制でき、このトーションバーで軸支さ
れる可動板の揺動動作が安定するようになる。前記軸ず
れ防止用補強材としては、請求項9のように、シリコ
ン、窒化ケイ素、アルミナ、窒化アルミ及びジルコニア
等を用いるようにするとよい。請求項11の発明では、
前記外側トーションバーと内側トーションバーのいずれ
か一方を、剛性を決定する主材料としてシリコンを用い
て形成し、他方を、剛性を決定する主材料として前記シ
リコンより剛性の高い弾性材料を用いて形成する構成と
した。
【0013】具体的には請求項12のように、前記シリ
コンより剛性の高い弾性材料が、窒化ケイ素、アルミ
ナ、窒化アルミ及びジルコニア等のうちいずれか1つで
ある。また、請求項13のように、前記両トーションバ
ーの少なくとも上面に、耐衝撃性の高い材料で形成した
保護層、例えば請求項14のようにポリイミドからなる
保護層を設けるとよい。
【0014】かかる構成では、各トーションバーの耐衝
撃性が向上するようになり、脆性破壊等に対する強度が
向上するようになる。本発明のプレーナ型アクチュエー
タの製造方法は、請求項15のように、外側トーション
バーと内側トーションバーによりそれぞれ軸支される外
側可動板及び内側可動板を形成する工程と、互いに剛性
の異なる材料からなり前記外側可動板及び内側可動板を
固定部に軸支する外側トーションバー及び内側トーショ
ンバーを形成する工程と、前記外側可動板と内側可動板
を駆動する駆動手段を形成する工程とを備えることを特
徴とする。
【0015】駆動手段を形成する工程は、請求項16の
ように、前記外側可動板と内側可動板にそれぞれ駆動コ
イルを形成する工程と、前記駆動コイルに静磁界を作用
する静磁界発生手段を固定する工程とを備える。前記可
動板を形成する工程は、請求項17のように、半導体基
板のトーションバー形成部分を除いて基板の下面から上
面に向けて異方性エッチングより貫通させて形成すると
よい。
【0016】前記トーションバーを形成する工程は、請
求項18のように、前記外側及び内側トーションバー形
成部分のどちらか一方に相当する半導体基板上面部分
に、半導体基板と剛性の異なる材料を積層し、他方のト
ーションバー形成部分を除いて半導体基板の下面から上
面に向けて異方性エッチングして半導体基板を除去し
て、半導体基板材料からなるトーションバーと当該半導
体基板材料と剛性の異なる前記材料からなるトーション
バーをそれぞれ形成するとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に、本発明に係るプレーナ型ア
クチュエータの第1実施形態の要部平面図を示す。図1
において、本実施形態のプレーナ型電磁アクチュエータ
20は、シリコン基板の固定部21に外側トーションバ
ー22で枠状の外側可動板23を揺動可能に軸支し、外
側可動板23に外側トーションバー22と軸方向が直交
する内側トーションバー24で揺動可能に平板状の内側
可動板25を軸支する。外側可動板23には、通電によ
り磁界を発生する外側駆動コイル26(図1では点線で
模式的に1本線で示す)を形成し、外側駆動コイル26
は、固定部21に形成した一対の外側電極端子27A,
27Aに外側トーションバー22の一方を介して電気的
に接続する。内側可動板25には、表面周縁部に通電に
より磁界を発生する内側駆動コイル28(図1では点線
で模式的に1本線で示す)を形成し、裏面全面にアルミ
ニウムや金等の薄膜からなる反射ミラー29(図4
(H)に示す)を形成する。内側駆動コイル28は、内
側トーションバー24の一方から外側可動板23部分を
通り、外側トーションバー22の他方側を介して固定部
21の一対の内側電極端子30A,30Bに電気的に接
続する。尚、図示を省略するが、外側及び内側トーショ
ンバー22,24の軸方向とそれぞれ平行な各可動板2
3,25の対辺の駆動コイル部分に静磁界が作用する静
磁界発生手段として例えば図11に示す永久磁石11
A,11B〜14A,14Bを、従来同様に可動板2
3,25の周囲に配置してある。尚、反射ミラー29
は、従来と同様に内側可動板25の表面側に形成しても
よいことは言うまでもない。
【0018】本実施形態の電磁アクチュエータ20は、
外側トーションバー22と内側トーションバー24を、
剛性の異なる材料で形成してある。例えば内側トーショ
ンバー24は、剛性が高く共振周波数の高い材料、例え
ば半導体基板と同じシリコンで形成し、外側トーション
バー22は、剛性が低く共振周波数の低い弾性材料とし
て例えばポリイミドで形成してある。尚、前記剛性が低
く共振周波数の低い弾性材料としては、有機材料が好ま
しく、有機材料のうち前記ポリイミドの他には、ポリプ
ロピレン、弗化樹脂等が好ましい。また、トーションバ
ー部分に駆動コイル部分を配線するので、前記弾性材料
は絶縁性を有することが望ましい。
【0019】図2の(A)に外側トーションバー22の
断面状態を示し、(B)に内側トーションバー24の断
面状態を示す。尚、図2(A)では、後述する製造工程
において残存する酸化膜(SiO2)は図示を省略す
る。かかる構成の電磁アクチュエータ20によれば、外
側可動板23を低い共振周波数で駆動し、内側可動板2
5を高い共振周波数で駆動することが可能となり、外側
可動板23と内側可動板25の共振周波数比が大きくと
れる。従って、外側可動板23と内側可動板25を駆動
制御してレーザ光のラスタ走査が容易に可能となり、レ
ーザ光等を利用した物体検知や画像表示のための光走査
装置に好適な電磁アクチュエータが提供できる。また、
ポリイミドは剛性が低く、小さい力で所定の位置に可動
板を停止させることが可能であるので、外側可動板23
をステップ的に回動動作させることが可能となり、レー
ザ光の水平走査が可能となる。また、ポリイミドは耐衝
撃性が良好であり、外側トーションバー22の脆性破壊
等に対する耐久性を向上できる。また、内側可動板25
が、内側トーションバー24と一体に剛性の高いシリコ
ンで形成されているので、反り等の変形を抑制できる。
【0020】次に、上記第1実施形態のプレーナ型電磁
アクチュエータの製造工程を、図3及び図4の概略図を
参照しながら説明する。尚、図3及び図4の図は、図1
のA−O−Bに沿った断面を示す。例えば厚さ400μ
mのシリコン基板101の上下面を熱酸化して厚さ1μ
mの酸化膜(SiO2)102を形成する(a工程)。
【0021】次に、シリコン基板101表面側の酸化膜
102上にスパッタリングによりアルミニウム薄膜を2
μmの厚さで形成し、駆動コイル26,29、固定部2
1上に形成する電極端子27A,27B、30A,30
B、所定のトーションバー部分に形成する配線部分(図
示せず)及びコンタクト部にそれぞれ相当する部分を、
ポジ型レジストでマスクし、アルミニウム薄膜をエッチ
ングした後、ポジ型レジストを除去する。これにより、
電極端子27A,27B、30A,30Bに相当するア
ルミニウム層(図示せず)、1層目の駆動コイル26,
29にそれぞれ相当するアルミニウム層103a,10
4a、駆動コイル26,29と電極端子27A,27
B、30A,30Bとを接続する配線部分、1層目のコ
ンタクト部105aが形成される。尚、図示しないが外
側駆動コイル26のコンタクト部も外側可動板23に相
当する部位に形成される(工程b)。
【0022】次に、感光性ポリイミドを2μmの厚さで
塗布し、1層目のアルミニウム層103a,104aと
外側トーションバーに相当する部分をマスクした後、ポ
リイミドを除去する。これにより、1層目のアルミニウ
ム層103a,104aを厚さ2μmのポリイミドの絶
縁層106で覆うと共に、シリコンと剛性の異なる材料
(ポリイミド)からなる外側トーションバー22のポリ
イミド層107aを形成する。(工程c)。
【0023】次に、工程bと同様に、シリコン基板10
1表面側にスパッタリングによりアルミニウム薄膜を2
μmの厚さで形成し、駆動コイル26,29、電極端子
27A,27B、30A,30B及びコンタクト部にそ
れぞれ相当する部分を、ポジ型レジストでマスクし、ア
ルミニウム薄膜をエッチングした後、ポジ型レジストを
除去する。これにより、2層目の駆動コイル26,29
に相当するアルミニウム層103b,104bが形成さ
れる。また、コンタクト部105aと接続する2層目の
コンタクト部105bが形成され、このコンタクト部1
05で内側駆動コイル29の1層目と2層目のアルミニ
ウム層104a,104bが電気的に接続して駆動コイ
ル29が形成される。また、図示しない固定部21上の
電極端子27A,27B、30A,30Bの厚さが厚く
なる。尚、図示しないが、外側駆動コイル26のコンタ
クト部も同様に形成される(工程d)。
【0024】次に、感光性ポリイミドを2μmの厚さで
塗布し、2層目のアルミニウム層103b,104b、
コンタクト部105及び外側トーションバーに相当する
部分をマスクした後、ポリイミドを除去する。これによ
り、2層目のアルミニウム層及びコンタクト部105を
厚さ2μmのポリイミドの絶縁層108で覆うと共に、
外側トーションバー部分に2μmのポリイミド層107
bを積層して外側トーションバー22部分を形成する。
(工程e)。
【0025】尚、この段階で、外側トーションバー22
部分のポリイミド層の厚さが足りない場合は、更に、外
側トーションバー22部分のみにポリイミド層を所定厚
さとなるように形成する工程が追加される。次に、ポジ
型レジストで、シリコン基板101裏面側の外側トーシ
ョンバー22、外側可動板と固定部間の貫通部及び外側
可動板と内側可動板間の貫通部に相当する部分以外をマ
スクし、RIE(Reactive Ion Etching)装置等による
ドライエッチングやフッ酸系のウエットエッチングによ
り酸化膜102をエッチングして除去する。そして、レ
ジストと酸化膜をマスクとして、RIE装置やアルカリ
性溶液(例えば水酸化カリウム)を用いてシリコン基板
101裏面側を100μm(内側トーションバー24の
厚さに相当する)エッチングした後、レジストを除去す
る(工程f)。
【0026】次に、工程fと同様にして、ポジ型レジス
トで、シリコン基板101裏面側の外側トーションバー
22、内側トーションバー24、貫通部、外側可動板2
3及び内側可動板25に相当する部分以外をマスクし、
酸化膜102をエッチングして除去する。更に、レジス
トと酸化膜をマスクとして、シリコン基板101裏面側
を貫通部が貫通するまで(約300μm)エッチングし
た後、レジストを除去する(工程g)。
【0027】次に、シリコン基板101表裏両側の酸化
膜102をエッチングにより除去する。これにより、貫
通部が貫通し、固定部21、外側トーションバー22、
内側トーションバー24、外側可動板23及び内側可動
板25が形成される。その後、内側可動板25裏面にア
ルミニウムや金等の薄膜からなる反射ミラー29を形成
する(工程h)。
【0028】上記の実施形態では、外側トーションバー
22をポリイミド単体で形成したが、ポリイミドは剛性
が低いため軸ずれが生じ易いので、軸ずれ防止のために
図5のように、主材料をポリイミド110として剛性の
高い材料を補強材として設けるとよい。図5(A)は、
主材料のポリイミド110の下面に、補強材としてポリ
イミドより剛性の高いシリコン111を設ける構成であ
る。図5(B)は、ポリイミド110の中心部にシリコ
ン111を設ける構成である。図5(C)は、ポリイミ
ド110の中間層にシリコン111を設ける構成であ
る。図5(D)は、ポリイミド110の下面にシリコン
より剛性の高い窒化ケイ素(SiN)112を設ける構
成である。図5(E)は、ポリイミド110の中心部に
窒化ケイ素112を設ける構成である。図5(F)は、
ポリイミド110の中間層に窒化ケイ素112を設ける
構成である。
【0029】尚、図5(A)〜(F)に示す構成の外側
トーションバー22の主材料はポリイミド110であ
り、その共振周波数は主材料のポリイミド110により
支配されるので、ポリイミド単体の場合と同様に、外側
可動板23を低い共振周波数で駆動できる。図5のよう
に剛性の高いシリコンや窒化ケイ素を補強材として設け
ることにより、ポリイミドを主材料として形成した外側
トーションバー22の共振周波数を高めずに軸ずれを抑
制でき、低い共振周波数で駆動する可動板の動作を安定
化できる。尚、補強材として、アルミナ、窒化アルミ、
ジルコニア等を用いてもよい。
【0030】また、上記の第1実施形態では、内側トー
ションバー24をシリコン単体で形成したが、シリコン
は剛性が高く衝撃等に弱いので、耐衝撃性向上のために
図6に示すように、主材料のシリコンにポリイミドを保
護層として設けるとよい。図6(A)は、主材料のシリ
コン111の上面に保護層としてポリイミド110を設
ける構成である。図6(B)は、シリコン111の周囲
をポリイミド110で覆う構成である。図6(C)は、
シリコン111の上下面に保護層としてポリイミド11
0を設ける構成である。
【0031】図6のように耐衝撃性の良好なポリイミド
を保護材として設けることにより、シリコンを主材料と
して形成した内側トーションバー24の耐衝撃性が向上
し脆性破壊等による破損を抑制できる。次に、本発明の
第2実施形態について説明する。尚、アクチュエータ形
状は図1の第1実施形態と同様であるので図示を省略
し、以下の説明では図1を代用して説明する。
【0032】第2実施形態の電磁アクチュエータは、高
い共振周波数で駆動する内側可動板25を軸支する内側
トーションバー24を、シリコンより剛性の高い弾性材
料、例えば窒化ケイ素を設けて形成したものである。即
ち、図7の断面状態に示すように、内側トーションバー
24を、シリコン111表面側にシリコンより剛性が高
く共振周波数の高い窒化ケイ素112を主材料として設
けて形成する。尚、図7では、後述する製造工程におい
て残存する酸化膜(SiO2)は図示を省略する。その
他の構成及び形状は図1の第1実施形態と同様であるの
で説明を省略するかかる構成の第2実施形態の電磁アク
チュエータ20によれば、内側可動板25を、より一層
高い共振周波数で駆動することが可能となり、外側可動
板23と内側可動板25の共振周波数比が更に大きくと
れる。従って、レーザ光のラスタ走査の際の走査線数の
増大が可能となり、画像表示等に適用した場合に表示画
像の精細度を高めることが可能となる。
【0033】尚、シリコンより剛性の高い弾性材料とし
ては、窒化ケイ素の他に、アルミナ、窒化アルミ、ジル
コニア等が考えられる。また、前記弾性材料は絶縁性を
有することが望ましい。次に、上記第2実施形態のプレ
ーナ型電磁アクチュエータの製造工程を、図8及び図9
の概略図を参照しながら説明する。尚、図8及び図9の
図は、図1のA−O−Bに沿った断面を示す。
【0034】第2実施形態の電磁アクチュエータの製造
工程は、シリコン基板101上下面の酸化膜(Si
2)102形成工程(a工程)の次に、窒化ケイ素の
薄膜形成工程が追加されたこと以外は、第1実施形態の
電磁アクチュエータの製造工程と同様である。即ち、シ
リコン基板101上下面の酸化膜(SiO2)102形
成工程(a工程)の次に、CVD(Chemical Vapor Dep
osition)法等により、酸化膜102表面に厚さ2μm
の窒化ケイ素(SiN)の薄膜を形成し、ポジ型レジス
トで内側トーションバーに相当する部分をマスクし、窒
化ケイ素薄膜をエッチングした後、レジストを除去す
る。これにより、内側トーションバー部分に窒化ケイ素
112が形成される(b工程)。
【0035】その後の工程c〜工程iは、図3及び図4
に示す第1実施形態の製造工程b〜工程hと同様であ
り、説明を省略する。主材料を窒化ケイ素112とした
内側トーションバー24の構成は、図7に限るものでは
なく、図10のような種々の構成が考えられる。図10
(A)は窒化ケイ素112だけの構成である。(B)は
窒化ケイ素112の上下にポリイミド110を設ける構
成である。(C)は窒化ケイ素112の周囲をポリイミ
ド110で覆う構成である。(D)は窒化ケイ素112
の上面にポリイミド110を設ける構成である。これら
図10(B)〜(D)の構成によれば、図6と同様に、
耐衝撃性の良好なポリイミド110により、剛性の高い
内側トーションバー24の耐衝撃性が向上し脆性破壊等
による破損を抑制できる。(E)は窒化ケイ素112の
上下にシリコン111を設ける構成であり、(F)は窒
化ケイ素112の周囲をシリコン111で覆う構成であ
り、(G)は窒化ケイ素112の上面にシリコン111
を設ける構成である。この場合、シリコン111は、厚
さ20μm以下の薄膜とする。また、(H)のようにシ
リコン111の上下に窒化ケイ素112を設ける構成と
してもよく、(I)のようにシリコン111の周囲に窒
化ケイ素112を設ける構成としてもよい。
【0036】外側トーションバー22については、第1
実施形態と同様に、図5(A)〜(F)のような構成と
すれば軸ずれを抑制できるようになる。上述の各実施形
態では、内側トーションバー24を剛性の高い材料で形
成し、外側トーションバー22を剛性の低い材料で形成
するようにしたが、逆に外側トーションバー22を剛性
の高い材料で形成し、内側トーションバー24を剛性の
低い材料で形成してもよいことは言うまでもない。
【0037】また、高い共振周波数で駆動する側のトー
ションバーを図7や図10(A)〜(G)のような窒化
ケイ素112等のシリコンより剛性の高い弾性材料を主
材料とする構成とし、低い共振周波数で駆動する側のト
ーションバーを図2や図6のようなシリコン112を主
材料とする構成としても、従来より共振周波数比を大き
くとれるので、電磁アクチュエータによるラスタ走査は
可能である。
【0038】尚、特許公報第2722314号の図20
に示されているように、薄膜磁石を可動板側に形成し、
各駆動コイルを固定部21の所定位置に形成するように
構成した電磁アクチュエータにおいて、外側トーション
バーと内側トーションバーを、剛性の異なる材料で形成
するようにしてもよいことは言うまでもない。また、本
発明が適用可能なアクチュエータは電磁型に限らない。
内側可動板及び外側可動板の各トーションバー軸方向と
平行な対辺部分にそれぞれ対称に一対の電極板を設け、
これら可動板側電極板と対面させて固定電極板を設け、
可動板側電極板と固定電極板間に電圧を印加して静電引
力を発生して内側可動板及び外側可動板をそれぞれ駆動
する静電型アクチュエータにも適用できることは言うま
でもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
側可動板を軸支する外側トーションバーと内側可動板を
軸支する内側トーションバーを剛性の異なる材料で形成
したので、両可動板を大きな共振周波数比で駆動するこ
とが可能となる。従って、レーザ光のラスタ走査が可能
となり、レーザ光等を利用した物体検知や画像表示のた
めの光走査装置に好適なアクチュエータが提供できる。
【0040】また、剛性の低い側のトーションバーをポ
リイミドで形成すれば、ポリイミドは剛性が低く小さい
力で所定の位置に可動板を停止させることが可能である
ので、可動板をステップ的に回動動作させることが可能
で、レーザ光の水平走査が可能となり、物体検知や画像
表示のための光走査装置により好適なアクチュエータが
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す
要部の平面図
【図2】(A)外側トーションバーの断面状態図、
(B)内側トーションバーの断面状態図
【図3】第1実施形態の製造工程の説明図
【図4】図3に続く製造工程の説明図
【図5】外側トーションバーの別の構成例を示す断面状
態図
【図6】内側トーションバーの別の構成例を示す断面状
態図
【図7】本発明の第2実施形態の内側トーションバーの
断面状態図
【図8】第2実施形態の製造工程の説明図
【図9】図8に続く製造工程の説明図
【図10】内側トーションバーの別の構成例を示す断面
状態図
【図11】電磁アクチュエータの基本構成の説明図
【符号の説明】
11A,11B〜14A,14B 永久磁石 20 電磁アクチュエータ 21 固定部 22 外側トーションバー 23 外側可動板 24 内側トーションバー 25 内側可動板 26 外側駆動コイル 27A,27B 外側電極端子 28 内側駆動コイル 29 反射ミラー 30A,30B 内側電極端子 110 ポリイミド 111 シリコン 112 窒化ケイ素

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部に外側トーションバーで揺動可能に
    軸支した枠状の外側可動板と、該外側可動板に前記外側
    トーションバーと軸方向が直交する内側トーションバー
    で揺動可能に軸支した内側可動板と、前記各可動板を駆
    動する駆動手段とを備えたアクチュエータにおいて、 前記外側トーションバーと内側トーションバーを剛性の
    異なる材料で形成したことを特徴とするプレーナ型アク
    チュエータ。
  2. 【請求項2】前記駆動手段は、前記各可動板にそれぞれ
    設けた駆動コイルと、前記各駆動コイルに静磁界を作用
    する静磁界発生手段とを備え、前記各駆動コイルに電流
    を流すことにより発生する電磁力により前記各可動板を
    それぞれ駆動する構成である請求項1に記載のプレーナ
    型アクチュエータ。
  3. 【請求項3】前記外側トーションバーと内側トーション
    バーのいずれか一方を、剛性を決定する主材料としてシ
    リコンを用いて形成し、他方を、剛性を決定する主材料
    として前記シリコンより剛性の低い材料を用いて形成す
    る構成とした請求項1又は2に記載のプレーナ型アクチ
    ュエータ。
  4. 【請求項4】前記シリコンを主材料とするトーションバ
    ー側の少なくとも上面に、耐衝撃性の高い材料で形成し
    た保護層を設けた請求項3に記載のプレーナ型アクチュ
    エータ。
  5. 【請求項5】前記シリコンの代わりに、当該シリコンよ
    り剛性の高い弾性材料を用いる構成とした請求項3に記
    載のプレーナ型アクチュエータ。
  6. 【請求項6】前記弾性材料を主材料とするトーションバ
    ー側の少なくとも上面に、耐衝撃性の高い材料で形成し
    た保護層を設けた請求項5に記載のプレーナ型アクチュ
    エータ。
  7. 【請求項7】前記シリコンより剛性の低い材料が弾性材
    料である請求項3〜6のいずれか1つに記載のプレーナ
    型アクチュエータ。
  8. 【請求項8】前記弾性材料を主材料とするトーションバ
    ー側に、軸ずれ防止用補強材として前記弾性材料より剛
    性の高い材料を設けた請求項7に記載のプレーナ型アク
    チュエータ。
  9. 【請求項9】前記軸ずれ防止用補強材が、シリコン、窒
    化ケイ素、アルミナ、窒化アルミ及びジルコニアのうち
    いずれか1つである請求項8に記載のプレーナ型アクチ
    ュエータ。
  10. 【請求項10】前記保護層がポリイミドからなる請求項
    4、6に記載のプレーナ型アクチュエータ。
  11. 【請求項11】前記外側トーションバーと内側トーショ
    ンバーのいずれか一方を、剛性を決定する主材料として
    シリコンを用いて形成し、他方を、剛性を決定する主材
    料として前記シリコンより剛性の高い弾性材料を用いて
    形成する構成とした請求項1又は2に記載のプレーナ型
    アクチュエータ。
  12. 【請求項12】前記シリコンより剛性の高い弾性材料
    が、窒化ケイ素、アルミナ、窒化アルミ及びジルコニア
    のうちいずれか1つである請求項11に記載のプレーナ
    型アクチュエータ。
  13. 【請求項13】前記両トーションバーの少なくとも上面
    に、耐衝撃性の高い材料で形成した保護層を設けた請求
    項11又は12に記載のプレーナ型アクチュエータ。
  14. 【請求項14】前記保護層がポリイミドからなる請求項
    13に記載のプレーナ型アクチュエータ。
  15. 【請求項15】外側トーションバーと内側トーションバ
    ーによりそれぞれ軸支される外側可動板及び内側可動板
    を形成する工程と、 互いに剛性の異なる材料からなり前記外側可動板及び内
    側可動板を固定部に軸支する外側トーションバー及び内
    側トーションバーを形成する工程と、 前記外側可動板と内側可動板を駆動する駆動手段を形成
    する工程と、を備えることを特徴とするプレーナ型アク
    チュエータの製造方法。
  16. 【請求項16】前記駆動手段を形成する工程が、前記外
    側可動板と内側可動板にそれぞれ駆動コイルを形成する
    工程と、前記駆動コイルに静磁界を作用する静磁界発生
    手段を固定する工程とを備えることを特徴とするプレー
    ナ型アクチュエータの製造方法。
  17. 【請求項17】前記可動板を形成する工程は、半導体基
    板のトーションバー形成部分を除いて基板の下面から上
    面に向けて異方性エッチングより貫通させて形成する請
    求項15又は16に記載のプレーナ型アクチュエータの
    製造方法。
  18. 【請求項18】前記トーションバーを形成する工程は、
    前記外側及び内側トーションバー形成部分のどちらか一
    方に相当する半導体基板上面部分に、半導体基板と剛性
    の異なる材料を積層し、他方のトーションバー形成部分
    を除いて半導体基板の下面から上面に向けて異方性エッ
    チングして半導体基板を除去して、半導体基板材料から
    なるトーションバーと当該半導体基板材料と剛性の異な
    る前記材料からなるトーションバーをそれぞれ形成する
    請求項15〜17のいずれか1つに記載のプレーナ型ア
    クチュエータの製造方法。
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