JP2003268234A - 軸受け用樹脂組成物およびそれを用いた軸受け - Google Patents

軸受け用樹脂組成物およびそれを用いた軸受け

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JP2003268234A JP2002078097A JP2002078097A JP2003268234A JP 2003268234 A JP2003268234 A JP 2003268234A JP 2002078097 A JP2002078097 A JP 2002078097A JP 2002078097 A JP2002078097 A JP 2002078097A JP 2003268234 A JP2003268234 A JP 2003268234A
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JP2002078097A
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Tsutomu Miyoshi
努 三好
Toshiaki Yamada
敏明 山田
Hajime Ban
一 伴
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温での耐摩耗製に優れ、かつ動摩擦係数の
変化が少ない軸受け用樹脂組成物およびそれを成形して
なる軸受けを提供することを目的とする。 【解決手段】 (A)芳香族トリカルボン酸無水物とジ
イソシアネート化合物とを反応させるに際し、アミド化
反応が70%以上終了してから、イミド化反応を行わせ
て得られる芳香族ポリアミドイミド樹脂と(B)ポリア
リーレンスルフィド樹脂とからなる合計100重量部に
対して、(C)固体潤滑剤を5〜30重量部含有させて
なる耐摩擦摩耗特性を有する軸受け用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族ポリアミド
イミド樹脂とポリアリーレンスルフィド樹脂からなる樹
脂組成物に、固体潤滑剤を混合してなる軸受け用樹脂組
成物およびそれを用いた軸受けに係わる。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリアミドイミド樹脂は、耐熱
性、機械的強度、電気特性、及び耐薬品性に優れ、しか
も自己潤滑性をもつプラスチック材料である。しかしな
がら、ワニス、フィルム用途以外は、溶融流動性に劣
り、ほとんどのものは射出成形が困難な場合が多い。そ
のため、コンプレッションモールド法による成形を行っ
ているのが現状である。
【0003】一方、ポリフェニレンスルフィド樹脂(以
下、PPSと略記)に代表されるポリアリーレンスルフ
ィド樹脂(以下、PAS樹脂と略記)は、耐熱性、電気
特性、及び耐溶剤性に優れ、特に溶融流動性が優れてい
るのが特徴である。また、充填材等を用いて強化するこ
とにより、優れた機械強度、剛性及び寸法安定性を付与
せしめることが知られており、電気・電子部品、自動車
部品、機械部品さらには歯車、軸受け、カムといった摺
動部品等に用いられている。
【0004】ところで、近年、複写機やプリンタ等のO
A機器の定着装置および自動車のエンジン廻りといっ
た、高耐熱を要求される軸受け部材のコストダウン要求
により、金属から樹脂への代替が進められている。この
場合、金属軸との良好な摩擦摩耗特性が要求される。
【0005】これらの高耐熱軸受け用途には、PAS樹
脂に潤滑剤を添加した樹脂組成物も検討されているが、
PAS樹脂のガラス転移点(Tg)は約90℃であるた
め、高温での耐摩耗性が充分でなく、また、時間の経過
と共に摩擦係数の上昇が見られ、使用が制限されてき
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
解決して、高温での耐摩耗性に優れ、かつ動摩擦係数の
変化が少ない軸受け用樹脂組成物およびそれを成形して
なる軸受けを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの問題点を解決す
るために、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、
(A)芳香族トリカルボン酸無水物とジイソシアネート
化合物とを反応させるに際し、アミド化反応が70%以
上終了してから、イミド化反応を行わせて得られる芳香
族ポリアミドイミド樹脂と(B)PAS樹脂とからなる
合計100重量部に対して、(C)固体潤滑剤を5〜3
0重量部を含有させてなる樹脂組成物が、高温での耐摩
擦摩耗特性を大幅に改良することができ、軸受け用樹脂
組成物として好適であることを見出し、本発明に至っ
た。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物に使用される
(A)成分の芳香族ポリアミドイミド樹脂の製造は、一
般には、重合温度、反応時間、触媒添加方法を適切に行
うことによりアミド化反応とイミド化反応を制御するこ
とにより行うことが出来るが、基本的にはアミド基の生
成反応が実質的に終了するまでイミド基の生成反応が起
こらない条件でアミド化反応を行い、ついでイミド化反
応を行う条件で実施するのであれば差し支えない。
【0009】本発明で使用される芳香族ポリアミドイミ
ド樹脂を得るため、アミド化反応終了後、イミド化反応
をさせる方法としては、重合温度を制御する方法が簡便
である。即ち、芳香族トリカルボン酸無水物(一部芳香
族テトラカルボン酸無水物を含む場合も含む)とジイソ
シアネート化合物を溶媒中、一般的には50〜100
℃、好ましくは60〜100℃、更に好ましくは80〜
100℃の温度範囲で反応させ、アミド化反応が70%
以上、好ましくは80%、更に好ましくは90%、最も
好ましくは95%以上終了してから、一般的には100
〜200℃、好ましくは105〜180℃、更に好まし
くは110〜180℃の温度範囲でイミド化反応を行わ
せる方法である。
【0010】芳香族トリカルボン酸無水物(一部、芳香
族テトラカルボン酸無水物を含む場合も含む。)とジイ
ソシアネート化合物との反応温度は、重要な条件であ
り、これを制御することにより、本発明に使用される樹
脂組成物を構成する芳香族ポリアミドイミド樹脂を製造
することが出来る。各段における温度は、その温度範囲
内であれば、いかように設定しても構わない。例えば、
昇温させても、一定温度に保っても、またこの組み合わ
せであっても構わないが、一定温度に保つのが望まし
い。各段の温度がこの範囲より低い場合は、アミド及
び、イミド基の生成反応が完結せず、その結果、得られ
た芳香族ポリアミドイミド樹脂の重合度があがらないた
め、本発明の樹脂組成物が脆いものとなる。アミド化の
温度が上記範囲より高い場合は、アミド基の生成反応と
イミド基の生成反応が同時期に起こるため、得られた芳
香族ポリアミドイミド樹脂は溶融流動性及び滞留安定性
の劣ったものになる。
【0011】芳香族トリカルボン酸無水物とジイソシア
ネート化合物との反応時間は、アミド化反応は、一般的
には30分〜5時間、好ましくは30分〜2時間であ
る。イミド化反応は、一般的には30分〜10時間、好
ましくは1時間〜8時間である。反応時間がこれよりも
短すぎると、得られた芳香族ポリアミドイミドの重合度
があがらないため、本発明の樹脂組成物が脆いものとな
る。一方、反応時間が長すぎると、得られた芳香族ポリ
アミドイミド樹脂は溶融流動性の劣ったものとなる。好
適な芳香族ポリアミドイミド樹脂を得るためには、アミ
ド基の成分とイミド基の成分を重合反応の間追跡する必
要があるが、この方法は、公知の赤外分光法、ガスクロ
マトグラム法等により可能である。
【0012】本発明を構成する樹脂組成物に使用する芳
香族ポリアミドイミド樹脂を製造するために使用する芳
香族トリカルボン酸は、次の一般式で示される化合物で
ある。
【0013】
【化1】 (式中のArは、少なくとも1つの炭素6員環を含む3
価の芳香族基を示す。)
【0014】Arの具体例としては、以下のものが例示
されるが、2種以上の化合物を混合して使用することも
できる。
【0015】
【化2】
【0016】これらのうち、芳香族トリカルボン酸無水
物としては、トリメリット酸無水物が好ましい。
【0017】上記芳香族トリカルボン酸無水物の0〜5
0モル%を芳香族テトラカルボン酸無水物に代えること
も可能である。しかし、上記範囲より、芳香族テトラカ
ルボン酸無水物が多いと、得られる芳香族ポリアミドイ
ミド樹脂が脆くなる傾向がある。芳香族テトラカルボン
酸無水物は、下記一般式で表される化合物である。
【0018】
【化3】 (式中、Ar1は、少なくとも1つの炭素6員環を含む4
価の芳香族基を示す。)
【0019】芳香族テトラカルボン酸無水物の具体例と
しては、以下のものである。
【0020】
【化4】
【0021】本発明を構成する樹脂組成物に用いられる
芳香族ポリアミドイミド樹脂を製造するために使用する
ジイソシアネート化合物とは下記一般式で示される化合
物である。
【0022】O=C=N−R−N=C=O (式中、Rは、2価の芳香族及び/または脂肪族基)
【0023】その具体例としては、以下のものが上げら
れるが、2種以上の化合物を混合して用いることもでき
る。
【0024】
【化5】
【0025】特に好ましいものとして、m−フェニレン
ジイソシアネート、2,4-トリレンジイソシアネート、2,
6-トリレンジイソシアネート、メチレンジ(4-フェニル
イソシアネート)を挙げることが出来る。
【0026】本発明に用いる樹脂組成物に好適な芳香族
ポリアミドイミド樹脂を製造するためには、芳香族トリ
カルボン酸無水物成分(前述のジカルボン酸、テトラカ
ルボン酸無水物を含むことが出来る)とジイソシアネー
ト成分は、それぞれのモル数をA、Bとしたとき両者の
モル比は、0.9<A/B<1.1に保たれることが望
ましく、より好ましくは0.99<A/B<1.01に
保たれることである。
【0027】本発明においては、芳香族ポリアミドイミ
ド樹脂を円滑に製造するため、溶媒が使用される。使用
される溶媒は、ジイソシアネート化合物に対して、不活
性なものであれば、特に限定無く、具体的には、N−メ
チルピロリドン、ジメチルホルムアミド等の生成する芳
香族ポリアミドイミドに相溶性を有する溶媒及びニトロ
ベンゼン、ニトロトルエン等の生成する芳香族ポリアミ
ドイミドと相溶性を有しない極性溶媒を挙げることが出
来る。これらは単独で使用しても、混合して使用しても
差し支えない。好ましいものは、ポリアミドイミドと相
溶性を有するN−メチルピロリドン、ジメチルホルムア
ミド等の溶媒である。また、これらの溶媒は、モノマー
原料の溶媒に対する割合で、0.1〜4モル/リットル
で使用する。
【0028】本発明に用いる樹脂組成物を構成する芳香
族ポリアミドイミド樹脂の製造には、各種触媒を使用で
きるが、溶融時の成形加工性を損なわないためには、そ
の使用量は最小限に止めるべきであり、重合速度が十分
な水準にある限りは、使用しないことが望ましい。触媒
の具体例を例示するならば、ピリジン、キノリン、イソ
キノリン、トリメチルアミン、N,Nージエチルアミ
ン、トリエチルアミン、等の第3級アミン、酢酸コバル
ト、ナフテン酸コバルト等の弱酸の金属塩、重金属塩、
アルカリ金属塩等を挙げることが出来る。
【0029】また、溶媒、モノマー等から構成される重
合系の含有水分は、500ppm以下に保つことが望ま
しく、より好ましくは100ppm以下、最も好ましく
は50ppm以下に保つことである。系内の含有水分量
が500ppmを越えると、本発明の芳香族ポリアミド
イミドの重合度が上がらないので好ましくない。
【0030】本発明の樹脂組成物を構成する芳香族ポリ
アミドイミド樹脂は、メタノール、イソプロパノール等
のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、ヘプタン、トルエン等の脂肪族、芳香族炭化水
素類により沈殿、洗浄することにより粉末として回収さ
れるが、重合溶媒を直接濃縮してもかなわない。さらに
は、ある程度まで濃縮した後、押し出し機等で減圧下に
溶媒を除去しペレット化する方法を行うこともできる。
【0031】本発明に用いる樹脂組成物に好適な芳香族
ポリアミドイミド樹脂の重合度は、ジメチルホルムアミ
ド中30℃で濃度1g/dlで測定した還元粘度で表示
するならば、0.15dl/g〜1.0dl/gが好適
に用いいられ、より好ましくは0.2dl/g〜0.6
dl/gであり、最も好ましくは0.2〜0.5dl/
gである。
【0032】また、本発明の樹脂組成物に使用される
(B)成分であるPAS樹脂とは、式[−Ar−S−]
(但し、−Ar−は、アリーレン基である。)で表され
るアリーレンスルフィドの繰り返し単位を主たる構成要
素とする芳香族ポリマーである。[−Ar−S−]を1
モル(基本モル)と定義すると、本発明で使用するPA
S樹脂は、この繰り返し単位を通常50モル%以上、好
ましくは70モル%以上、より好ましくは90モル%以
上含有するポリマーである。アリーレン基としては、例
えば、p−フェニレン基、m−フェニレン基、置換フェ
ニレン基(置換基は、好ましくは炭素数1〜6のアルキ
ル基、またはフェニル基である。)、p、p’−ジフェ
ニレンスルホン基、p、p’−ビフェニレン基、p、
p’−ジフェニレンカルボニル基、ナフチレン基などを
挙げることができる。PAS樹脂としては、主として同
一のアリーレン基を有するポリマーを好ましく用いるこ
とができるが、加工性や耐熱性の観点から、2種以上の
アリーレン基を含んだコポリマーを用いることもでき
る。
【0033】これらのPAS樹脂の中でも、p−フェニ
レンスルフィドの繰り返し単位を主構成要素とするPP
Sが、加工性に優れ、しかも工業的に入手が容易である
ことから特に好ましい。この他に、ポリアリーレンケト
ンスルフィドなどを使用することができる。コポリマー
の具体例としては、p−フェニレンスルフィドの繰り返
し単位とm−フェニレンスルフィドの繰り返し単位を有
するランダムまたはブロックコポリマー、フェニレンス
ルフィドの繰り返し単位とアリーレンケトンスルフィド
の繰り返し単位を有するランダムまたはブロックコポリ
マー、フェニレンスルフィドの繰り返し単位とアリーレ
ンスルホンスルフィドの繰り返し単位を有するランダム
またはブロックコポリマーなどを挙げることができる。
これらのPAS樹脂は、結晶性ポリマーであることが好
ましい。また、PAS樹脂は、靭性や強度の観点から、
直鎖状ポリマーであることが好ましい。このようなPA
S樹脂は、極性溶媒中で、アルカリ金属硫化物とジハロ
ゲン置換芳香族化合物とを重合反応させる公知の方法
(例えば、特公昭63−33775号公報)により得る
ことができる。
【0034】アルカリ金属硫化物としては、例えば、硫
化リチウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫化ルビ
ジウム、硫化セシウムなどを挙げることができる。反応
系中で、NaSHとNaOHを反応させることにより生
成させた硫化ナトリウムなども使用することができる。
ジハロゲン置換芳香族化合物としては、例えば、p−ジ
クロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、2,5−ジク
ロロトルエン、p−ジブロモベンゼン、2,6−ジクロ
ロナフタリン、1−メトキシ2,5−ジクロロベンゼ
ン、4,4’−ジクロロビフェニル、3,5−ジクロロ
安息香酸、p、p’−ジクロロジフェニルエーテル、
4,4’−ジクロロジフェニルスルホン、4,4’−ジ
クロロジフェニルスルホキシド、4,4’−ジクロロジ
フェニルケトンなどを挙げることができる。これらは、
それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用
することができる。
【0035】PAS樹脂に多少の分岐構造または架橋構
造を導入するために、1分子当たり3個以上のハロゲン
置換基を有するポリハロゲン置換芳香族化合物を少量併
用することができる。ポリハロゲン置換芳香族化合物の
好ましい例としては、1,2,3−トリクロロベンゼ
ン、1,2,3−トリブロモベンゼン、1,2,4−ト
リクロロベンゼン、1,2,4−トリブロモベンゼン、
1,3,5−トリクロロベンゼン、1,3,5−トリブ
ロモベンゼン、1,3−ジクロロ−5−ブロモベンゼン
などのトリハロゲン置換芳香族化合物、及びこれらのア
ルキル置換体を挙げることができる。これらは、それぞ
れ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。これらの中でも、経済性、反応性、物性な
どの観点から、1,2,4−トリクロロベンゼン、1,
3,5−トリクロロベンゼン、及び1,2,3−トリク
ロロベンゼンがより好ましい。
【0036】極性溶媒としては、N−メチル−2−ピロ
リドンなどのN−アルキルピロリドン、1,3−ジアル
キル−2−イミダゾリジノン、テトラアルキル尿素、ヘ
キサアルキル燐酸トリアミドなどに代表されるアプロチ
ック有機アミド溶媒が、反応系の安定性が高く、高分子
量のポリマーが得られやすいので好ましい。本発明で使
用するPAS樹脂は、温度310℃、剪断速度1200
/秒で測定した溶融粘度が、一般的には10〜600P
a・s、好ましくは30〜550Pa・s、より好まし
くは50〜550Pa・sである。溶融粘度が異なる2
種以上のPAS樹脂をブレンドして使用する場合には、
ブレンド物の溶融粘度が前記範囲内にあることが好まし
い。。PAS樹脂の溶融粘度が小さすぎると、機械的強
度や靭性などの物性が不充分となる恐れがある。PAS
樹脂の溶融粘度が大きすぎると、溶融流動性が不充分と
なり、射出成形性や押し出し成形性が不充分となる恐れ
がある。
【0037】本発明で使用するPAS樹脂は、重合終了
後の洗浄したものを使用することができるが、さらに、
塩酸、酢酸などの酸を含む水溶液、あるいは水−有機溶
剤混合溶液により処理したものや、塩化アンモニウムな
どの塩溶液で処理を行ったものなどを使用することが好
ましい。特に、アセトン:水=1:2(容積比)に調整
した混合溶媒中でのpHが8以下を示すようになるまで
洗浄処理したPAS樹脂を用いると、樹脂組成物の溶融
流動性及び機械的物性をより一層向上させることができ
る。
【0038】本発明で使用するPAS樹脂は、100μ
m以上の平均粒子径を有する粒状物であることが望まし
い。PAS樹脂の平均粒子径が小さすぎると、押し出し
機による溶融押し出しの際、フィード量が制限されるた
め、樹脂組成物の押し出し機内での滞留時間が長くな
り、樹脂組成物の劣化等の問題が生じる恐れがある。ま
た、製造効率上も望ましくない。
【0039】本発明の樹脂組成物の(C)成分である固
体潤滑剤の一つである二硫化モリブデンは、摩擦に対す
るすべり性能の向上を目的とした添加剤で、粒径が0.
4〜20μmの粉末である。硬度が小さいため(モース
硬度=1)に相手材を傷つけにくく、劈開性を有するの
で摺動面を被覆する作用があるといわれている。化学的
にも安定で、空気中でも400℃まで酸化が起きない。
これらの効果により、高温時の摩擦摩耗特性の向上に効
果を発揮する。
【0040】また、もう一つのフッ素樹脂についても、
潤滑性の付与を目的とした添加剤で、主鎖に炭素鎖を有
し、側鎖にフッ素原子の結合を有する重合体、またはそ
のような重合体を有する共重合体である。具体例として
は、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと略
称する。)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロア
ルキルビニルエーテル共重合体(以下、PFAと略称す
る。)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体(以下、FEPと略称する。)、エチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体(以下、ETFE
と略称する。)、テトラフルオロエチレン−フルオロア
ルキルビニルエーテル−フルオロオレフィン共重合体
(以下、EPEと略称する。)、エチレン−トリクロロ
フルオロエチレン共重合体(以下、ECTFEと略称す
る。)などが挙げられる。
【0041】フッ素樹脂は、その炭素鎖が完全にフッ素
化されたPTFEが潤滑性に優れていて特に好ましく、
市販のPTFEとして、成形用の粉末やディスパージョ
ン用の粉末を使用できる。また、分子量としては高分子
量タイプ、低分子量タイプ共に用いることができ、流動
性が要求される場合は低分子量タイプを、機械的強度が
要求される場合は高分子量タイプを用いることが好まし
い。
【0042】これらの固体潤滑剤である二硫化モリブデ
ンおよびフッ素樹脂は、それぞれ単独で用いてもあるい
は混合しても効果はあるが、混合して用いた場合の方が
摺動特性の面で良好となる場合が多い。また、これら固
体潤滑剤を配合する割合としては、5〜30重量部の範
囲であることが好ましい。この所定量未満では、所望の
潤滑性が得られず、所定量を超えて配合すると成形体の
機械強度および流動性が低下するので好ましくない。
【0043】本発明の樹脂組成物には、機械的強度の改
良を目的として各種充填材を配合しても良く、充填材の
例としては、ガラスビーズ、ウオラストナイト、マイ
カ、タルク、カオリン、二酸化珪素、クレー、アスベス
ト、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、シリカ、ケ
イソウ土、グラファイト、カーボランダムに代表される
鉱物質充填材;ガラス繊維、炭素繊維、ミルドファイバ
ー、チタン酸カリウム繊維、ボロン繊維、炭化珪素繊維
等の繊維状充填材を挙げることが出来る。充填材は、樹
脂組成物の1〜70重量%使用することが出来る。好ま
しい充填材としては、ガラス繊維、ミルドファイバー、
炭素繊維、チタン酸カリウム繊維であるが、耐摩耗性で
選択すると硬度の小さいマイカ、タルク、グラファイト
等である。
【0044】また、本発明の樹脂組成物に耐衝撃性を付
与する目的でエラストマーを配合することができる。エ
ラストマーの例としては、ポリスルフィドゴム、ポリエ
ステルエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリエ
ステルアミドエラストマー、ポリオレフィンエラストマ
ー、シリコンゴム、フッ素ゴム等が挙げられる。
【0045】上記以外の添加剤としては、顔料、滑剤、
その他の樹脂を挙げることが出来る。顔料としては、酸
化チタン、硫化亜鉛、酸化亜鉛等が例示できる。
【0046】滑剤としては、鉱物油、シリコン油、エチ
レンワックス、ポリプロピレンワックス、ステアリン酸
ナトリウムなどの金属塩、モンタン酸ナトリウム等の金
属塩、モンタン酸アミドなどが代表的なものとして例示
される。
【0047】その他樹脂の例としては、エポキシ樹脂、
フェノキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート等のポリエステル類、ポリフェニ
レンエーテル、ポリスルフォン、ポリカーボネート、ポ
リエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエーテル
エーテルケトン等の芳香族樹脂が挙げられる。
【0048】本発明の樹脂組成物の成分(A)と成分
(B)は、両社の合計100重量%に対して、(A)成
分の芳香族ポリアミドイミド樹脂は、5〜95重量%、
好ましくは20〜70重量%、より好ましくは20〜6
5重量%、及び(B)成分であるPAS樹脂は、5〜9
5重量%、好ましくは30〜80重量%、より好ましく
は35〜80重量%を配合する。(A)成分がこの量よ
り多いと溶融時の流動性が低下し、少ないと耐熱性が低
下する。
【0049】本発明においては、上記のような(A)芳
香族ポリアミドイミド樹脂と(B)PAS樹脂に対し、
(C)固体潤滑剤を含有せしめてなる樹脂組成物を得る
が、成形は、通常の射出成形法によって行われ、シリン
ダー温度は、290〜360℃の範囲で行い、金型は十
分な耐熱性を得るために120〜160℃にすることが
望ましい。また、耐熱性を改良し、且つ残留応力を取り
除く目的で成形後に熱処理することが望ましい。特に、
金型温度が120℃より低い温度で成形した場合は熱処
理するのが好ましい。熱処理の方法は、特に限定される
ものではなく、例えば通常の熱風式オーブン、電子レン
ジまたはオーブンレンジを用いられる。熱処理温度は、
一般的には150〜300℃、好ましくは180〜28
0℃、最も好ましくは200〜260℃で30秒〜48
時間、好ましくは1時間〜36時間、常圧もしくは減圧
で行うこともできる。
【0050】
【実施例】本発明を実施例により更に詳しく説明する
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。なお、下記の実施例および比較例に用いる物
質は下記のもの及び合成例で製造したものである。
【0051】合成例1(芳香族ポリアミドイミド樹脂の
製造) 含水量15ppmのN−メチルピロリドン、3リットル
を5リットルの撹拌機、温度計、先端に塩化カルシウム
を充填した乾燥管を装着した環流冷却管を備えた反応器
に仕込んだ。ここに無水トリメリット酸555g(50
モル%)、続いて2,4-トリレンジイソシアネート50
3.3g(50モル%)を加えた。無水トリメリット酸
添加時の系内の水分は、30ppmであった。最初、室
温から20分を要して内容物温度を90℃とし、この温度
で50分間重合を行った。重合を行いながら、2,4-トリ
レンジイソシアネートのイソシアネート基の減少量とイ
ミド基の生成量を測定した。測定方法は、少量の反応液
を注射器でサンプリングし赤外分光法でイソシアネート
基の2276cm-1の吸収を定量することにより行った。50
分間重合を行ったところイソシアネート基の量は、50
モル%に減少した。この時のイミド基の吸収は全く認め
られなかった。これによりイミド化の反応が起こるまで
にアミド化反応が終了したことを確認した。この後、1
5分を要して115℃に昇温し、この温度に保ったまま
重合を8時間継続した。重合終了後、ポリマー溶液を6
リットルのメタノール中に強力な撹拌下に滴下した。析
出したポリマーを吸引濾別し、さらにメタノール中に再
分散させて良く洗浄し濾別後、135℃で6時間乾燥を
行いポリアミドイミド粉末を得た。ジメチルホルムアミ
ド溶液(濃度1.0g/dl)でこのものの30℃にお
ける還元粘度を測定したところ0.25dl/gであっ
た。
【0052】実施例1 合成例1で製造した芳香族ポリアミドイミド樹脂50重
量部とPPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205
A、310℃における剪断速度1200/秒で測定した
溶融粘度が、100Pa・s)40重量部に対し、二硫
化モリブデン(住鉱潤滑剤(株)製;モリパウダーP
B、平均粒径10μm)10重量部をブレンドし、2軸
押し出し機を用いて320℃で溶融混錬りしてペレット
化し樹脂組成物を製造した。このペレットを用いて軸受
けを成形し、摩耗量および摩擦係数を測定した。測定に
は、軸受け評価試験機(自社製)を用い、以下の条件に
て評価した。
【0053】試験条件: 軸材質:ステンレス(SUS430)、アルミ(A
5052) 試験温度200℃、試験速度75mm/s、面圧8MPa、
試験時間100hrs
【0054】実施例2 合成例1で製造した芳香族ポリアミドイミド樹脂25重
量部とPPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205
A、310℃における剪断速度1200/秒で測定した
溶融粘度が、100Pa・s)35重量部に対し、二硫
化モリブデン(住鉱潤滑剤(株)製;モリパウダーP
B、平均粒径10μm)10重量部および炭素繊維(三
菱化学(株)製;ダイアリードK223QE)30重量
部をブレンドし、2軸押し出し機を用いて320℃で溶
融混錬りしてペレット化し、樹脂組成物を製造した。そ
の後、実施例1と同様の方法にて軸受けを成形し、評価
した。
【0055】実施例3 合成例1で製造した芳香族ポリアミドイミド樹脂25重
量部とPPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205
A、310℃における剪断速度1200/秒で測定した
溶融粘度が、100Pa・s)35重量部に対し、ポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE、旭硝子(株)製;
フルオンL−169J)10重量部および炭素繊維(三
菱化学(株)製;ダイアリードK223QE)30重量
部をブレンドし、2軸押し出し機を用いて320℃で溶
融混錬りしてペレット化し、樹脂組成物を製造した。そ
の後、実施例1と同様の方法にて軸受けを成形し、評価
した。
【0056】実施例4 合成例1で製造した芳香族ポリアミドイミド樹脂25重
量部とPPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205
A、310℃における剪断速度1200/秒で測定した
溶融粘度が、100Pa・s)35重量部に対し、二硫
化モリブデン(住鉱潤滑剤(株)製;モリパウダーP
B、平均粒径10μm)5重量部、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE、旭硝子(株)製;フルオンL−1
69J)5重量部および炭素繊維(三菱化学(株)製;
ダイアリードK223QE)30重量部をブレンドし、
2軸押し出し機を用いて320℃で溶融混錬りしてペレ
ット化し、樹脂組成物を製造した。その後、実施例1と
同様の方法にて軸受けを成形し、評価した。
【0057】実施例5 合成例1で製造した芳香族ポリアミドイミド樹脂25重
量部とPPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205
A、310℃における剪断速度1200/秒で測定した
溶融粘度が、100Pa・s)35重量部に対し、二硫
化モリブデン(住鉱潤滑剤(株)製;モリパウダーP
B、平均粒径10μm)10重量部およびガラス繊維
(旭ファイバーガラス(株)製;CS03JAFT52
3)30重量部をブレンドし、2軸押し出し機を用いて
320℃で溶融混錬りしてペレット化し、樹脂組成物を
製造した。その後、実施例1と同様の方法にて軸受けを
成形し、評価した。
【0058】比較例1 PPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205A、3
10℃における剪断速度1200/秒で測定した溶融粘
度が、100Pa・s)90重量部に対し、二硫化モリ
ブデン(住鉱潤滑剤(株)製;モリパウダーPB、平均
粒径10μm)10重量部をブレンドし、2軸押し出し
機を用いて320℃で溶融混錬りしてペレット化し、樹
脂組成物を製造した。軸受け成形及び摩擦摩耗性評価
は、実施例1と同様に行った。
【0059】比較例2 PPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205A、3
10℃における剪断速度1200/秒で測定した溶融粘
度が、100Pa・s)60重量部に対し、二硫化モリ
ブデン(住鉱潤滑剤(株)製;モリパウダーPB、平均
粒径10μm)10重量部および炭素繊維(三菱化学
(株)製;ダイアリードK223QE)30重量部をブ
レンドし、2軸押し出し機を用いて320℃で溶融混錬
りしてペレット化し、樹脂組成物を製造した。軸受け成
形及び摩擦摩耗性評価は、実施例1と同様に行った。
【0060】比較例3 PPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205A、3
10℃における剪断速度1200/秒で測定した溶融粘
度が、100Pa・s)60重量部に対し、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE、旭硝子(株)製;フルオ
ンL−169J)10重量部および炭素繊維(三菱化学
(株)株;ダイアリードK223QE)30重量部をブ
レンドし、2軸押し出し機を用いて320℃で溶融混錬
りしてペレット化し、樹脂組成物を製造した。軸受け成
形及び摩擦摩耗性評価は、実施例1と同様に行った。
【0061】比較例4 PPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205A、3
10℃における剪断速度1200/秒で測定した溶融粘
度が、100Pa・s)60重量部に対し、二硫化モリ
ブデン(住鉱潤滑剤(株)製;モリパウダーPB、平均
粒径10μm)5重量部、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE、旭硝子(株)製;フルオンL−169J)
5重量部および炭素繊維(三菱化学(株);ダイアリー
ドK223QE)30重量部をブレンドし、2軸押し出
し機を用いて320℃で溶融混錬りしてペレット化し、
樹脂組成物を製造した。軸受け成形及び摩擦摩耗性評価
は、実施例1と同様に行った。
【0062】比較例5 合成例1で製造した芳香族ポリアミドイミド樹脂29重
量部とPPS樹脂(呉羽化学工業(株)製;W−205
A、310℃における剪断速度1200/秒で測定した
溶融粘度が、100Pa・s)41重量部に対し、炭素
繊維(三菱化学(株)製;ダイアリードK223QE)
30重量部をブレンドし、2軸押し出し機を用いて32
0℃で溶融混錬りしてペレット化し、樹脂組成物を製造
した。軸受け成形及び摩擦摩耗性評価は、実施例1と同
様に行った。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】表1の結果から明らかなように、実施例1
〜5の樹脂組成物においては、軸の材質に係わらず摩耗
量、摩擦係数ともに低い値を示した。これに対して、比
較例1〜4のように芳香族ポリアミドイミド樹脂を含有
しない樹脂組成物、もしくは比較例5のように固体潤滑
剤を含有しない樹脂組成物の場合は、実施例に比べて摩
耗量、摩擦係数の増大が認められた。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、(A)芳香族ポリアミ
ドイミド樹脂と、(B)ポリアリーレンスルフィド樹脂
の合計量100重量部に対して、(C)固体潤滑剤を5
〜30重量部含有する組成物は、耐熱性及び耐摩擦摩耗
性に優れるため、軸受け用の樹脂として好適に使用する
ことができ、軸受けに使用した場合、軸の材質に係わら
ず摩耗量、摩擦係数が極めて低いとの効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複写機等の定着部の断面図
【符号の説明】
1 ヒートローラ 2 加圧ローラ 3 ヒートローラ軸受 4 加圧ローラ軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 27:12) (72)発明者 伴 一 茨城県つくば市和台22番地 三菱瓦斯化学 株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 3J011 AA20 BA02 DA01 DA02 KA01 PA10 SC20 4J002 BD123 CM04W CN01X DG026 FD010 FD090 FD170 GM05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)芳香族トリカルボン酸無水物とジ
    イソシアネート化合物とを反応させるに際し、アミド化
    反応が70%以上終了してから、イミド化反応を行わせ
    て得られる芳香族ポリアミドイミド樹脂と(B)ポリア
    リーレンスルフィド樹脂とからなる合計100重量部に
    対して、(C)固体潤滑剤を5〜30重量部を含有させ
    てなる、耐摩擦摩耗特性を有する軸受け用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 固体潤滑剤が、二硫化モリブデン及びフ
    ッ素樹脂から選ばれる少なくとも1種類である請求項1
    記載の軸受け用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 芳香族ポリアミドイミド樹脂を製造する
    に際し、アミド化反応を50〜100℃、イミド化反応
    を100〜200℃で行って得られる芳香族ポリアミド
    イミド樹脂を使用する請求項1記載の軸受け用樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 芳香族ポリアミドイミド樹脂を製造する
    に際し、アミド化反応を50〜100℃、イミド化反応
    を105〜200℃で行って得られる芳香族ポリアミド
    イミド樹脂を使用する請求項1記載の軸受け用樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】請求項1記載の軸受け用樹脂組成物を成形
    してなる軸受け。
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