JP2003267237A - 電動パワーステアリング装置とその制御方法 - Google Patents

電動パワーステアリング装置とその制御方法

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JP2003267237A JP2002077241A JP2002077241A JP2003267237A JP 2003267237 A JP2003267237 A JP 2003267237A JP 2002077241 A JP2002077241 A JP 2002077241A JP 2002077241 A JP2002077241 A JP 2002077241A JP 2003267237 A JP2003267237 A JP 2003267237A
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    • B62D5/046Controlling the motor
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    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシレスモータを用いた電動パワーステア
リング装置でモータ制御部に動作速度の遅いマイクロコ
ンピュータを使用したとしても制御性能の悪化を防止し
た電動パワーステアリング装置とその制御方法を提供す
る。 【解決手段】 この電動パワーステアリング装置は、ブ
ラシレスモータ19、操舵トルク検出部20、目標電流
設定部31、モータ電流検出部35,36、モータ回転
角検出部23、目標電流とモータ電流の偏差信号を演算
する偏差演算部41,43、モータ制御部32を備え
る。モータ制御部は、第1制御要素(モータ電流信号の
フィードバックによるPI制御)と、第2制御要素(電
気角に基づくモータの駆動制御)を有し、第1制御要素
による制御の実行周期を第2制御要素による制御の実行
周期よりも長くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動パワーステアリ
ング装置とその制御方法に関し、特に、乗用自動車等の
車両のステアリング装置でモータの回転力をステアリン
グ系に付与して運転者の操舵力の負担を軽減し操舵フィ
ーリングを高めた電動パワーステアリング装置とその制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動パワーステアリング装置は、自動車
を運転中、運転者がステアリングホイール(操舵ハンド
ル)を操作するとき、モータを連動させて操舵力を補助
する支援装置である。電動パワーステアリング装置で
は、運転者のハンドル操舵によりステアリング軸に生じ
る操舵トルクを検出する操舵トルク検出部からの操舵ト
ルク信号、および、車速を検出する車速検出部からの車
速信号を利用し、モータ制御部の制御動作に基づいて補
助操舵力を出力する支援用のモータを駆動制御し、運転
者の操舵力を軽減している。モータ制御部の制御動作で
は、上記の操舵トルク信号と車速信号に基づきモータに
通電するモータ電流の目標電流値を設定し、この目標電
流値に係る信号(目標電流信号)と、モータに実際に流
れるモータ電流を検出するモータ電流検出部からフィー
ドバックされるモータ電流信号との差を求め、この偏差
信号に対して比例・積分の補償処理(PI制御)を行
い、モータを駆動制御する信号を発生させている。
【0003】上記電動パワーステアリング装置で、その
モータとしてブラシレスモータを用いた装置は知られて
いる。ブラシレスモータを用いた電動パワーステアリン
グ装置は、ブラシとコミテータの間の電圧降下によるモ
ータ出力の低下や変動がないため、安定した操舵補助力
を得られる。またモータの慣性モーメントが、ブラシ付
きモータに比較して小さいため、高速直進時の操舵ハン
ドルの切り返し時に良好な操舵フィーリングを得られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ブラシレスモータを用
いた電動パワーステアリング装置では、モータの回転角
に応じてモータ電流の通電量を制御することが必要とな
るため、フィードバック制御用検出部として、モータ電
流を検出するモータ電流検出部に加えて、モータ回転角
(電気角)を検出するモータ回転角検出部を設け、これ
らの出力信号をモータ制御部へフィードバックさせる。
モータ制御部では、モータ電流とモータ回転角を考慮に
入れてブラシレスモータをPWM駆動するためのモータ
制御信号を生成する。ここでモータ回転角すなわち「電
気角」とは、ロータに設けられたマグネットとその近傍
に配置される磁気検出素子とによって、マグネットの位
置に基づいて得られるロータの角度である。ロータの端
部には、例えば、4個のマグネット(一対のN極とS極
から成る)が円周方向に配列されている。ロータの端部
の所定箇所の円周方向には、8個のN極とS極が交互に
等間隔で配置されている。ロータが回転すると、N極と
S極による磁気が交互に磁気検出素子に作用しする。上
記の構成では、ロータの1回転(機械角360°)で4
周期分の電気角が生じる。ロータの1/4回転が1周期
分の電気角360°に対応している。ロータの回転位置
は電気角によって求められ、この電気角を参照してブラ
シレスモータに供給されるモータ電流の位相が制御され
る。
【0005】ブラシレスモータを用いた電動パワーステ
アリング装置でのモータ制御部によるフィードバック制
御に基づくモータ制御プロセスは、大きく分けると、
(1)電気角を検出して読み込む、(2)モータ電流を
検出して3相2相変換(3相−dq)を行う、(3)P
I制御を行う、(4)2相3相変換(dq−3相)を行
う、という4つのステップに分けられる。さらに、これ
らの4つのステップは、モータ電流のフィードバック制
御に係る部分(ステップ(2),(3))と、電気角を
利用してモータ制御信号を生成する制御に係る部分(ス
テップ(1),(4))とに分けることができる。モー
タ制御部はマイクロコンピュータで構成されるので、上
記の4つのステップはソフトウェア構成に基づいて実現
される。
【0006】モータ制御部に使用されるマイクロコンピ
ュータ(CPU)が動作速度の速い高性能のものである
ならば、たとえモータが高速回転状態になったとして
も、CPUの動作性能上、上記の4つのステップを常に
行っても問題は生じない。しかしながら、製作コストの
観点から使用されるマイクロコンピュータが比較的に動
作速度の遅い性能を有する場合には、モータが高速回転
状態になると、3相正弦波が崩れ、制御性能が悪化する
という問題が起きる。
【0007】本発明の目的は、上記課題に鑑み、ブラシ
レスモータを用いた電動パワーステアリング装置におい
てモータ制御部に動作速度の遅いマイクロコンピュータ
を使用したとしても制御性能の悪化を防止する電動パワ
ーステアリング装置とその制御方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
電動パワーステアリング装置とその制御方法は、上記目
的を達成するために、次の通り構成される。
【0009】本発明に係る電動パワーステアリング装置
(請求項1に対応):この電動パワーステアリング装置
では、操舵トルクを補助するモータとしてブラシレスモ
ータを備えている。ブラシレスモータは、少なくとも3
相のモータ電流でPWM駆動され、ステアリング系に操
舵トルクを与える。電動パワーステアリング装置は、さ
らに、ステアリングホイールの操作に応じた操舵トルク
を検出し操舵トルク信号を出力する操舵トルク検出部
と、少なくとも操舵トルク信号に基づいて決まる目標電
流を設定する目標電流設定部と、ブラシレスモータへ供
給される上記モータ電流を検出してモータ電流信号を出
力するモータ電流検出部と、ブラシレスモータの電気角
信号を検出する電気角検出部(モータ回転角検出部)
と、目標電流とモータ電流の偏差信号を演算する偏差演
算部と、ブラシレスモータの動作を制御するモータ制御
部とを備えている。モータ制御部は、モータ電流検出部
から出力されるモータ電流信号を読み込み、3相−2相
変換を行い、読み込んだモータ電流信号を用いて偏差演
算部で偏差信号を演算し、偏差信号をPI制御する第1
制御要素(モータ電流信号のフィードバックによるPI
制御)と、電気角検出部から出力される電気角信号を読
み込み、読み込んだ電気角信号を用いて2相−3相変換
を行い、モータ制御信号を生成し、このモータ制御信号
によってブラシレスモータを駆動するモータ電流を生成
する第2制御要素(電気角に基づくモータの駆動制御)
を有し、かつ第1制御要素による制御の実行周期を第2
制御要素による制御の実行周期よりも長くしている。
【0010】本発明に係る電動パワーステアリング装置
の制御方法(請求項2に対応):この制御方法は、ステ
アリングホイールの操作に応じた操舵トルクを検出し、
操舵トルクに応じて決まる目標電流を設定し、この目標
電流に対してブラシレスモータへ供給されるモータ電流
を検出しフィードバックしてモータ制御信号を生成し、
このモータ制御信号を利用してブラシレスモータを少な
くとも3相のモータ電流でPWM駆動する方法であり、
ブラシレスモータへ供給されるモータ電流を検出してモ
ータ電流信号を出力するモータ電流検出部と、ブラシレ
スモータの電気角信号を検出する電気角検出部と、目標
電流とモータ電流の偏差信号を演算する偏差演算部を備
える電動パワーステアリング装置に適用される制御方法
である。この制御方法は、電気角検出部からの電気角信
号を読み込む第1ステップと、モータ電流検出部からの
モータ電流信号を読み込み、3相−2相変換を行う第2
ステップと、読み込んだモータ電流信号を用いて偏差演
算部で偏差信号を演算し、偏差信号をPI制御する第3
ステップと、読み込んだ電気角信号を用いて2相−3相
変換を行い、モータ制御信号を生成し、モータ電流を生
成する第4ステップとを有し、第1ステップから第4ス
テップまでの制御プロセスをモータ制御に問題が起きな
い程度の比較的に長い周期で実行し、その合間の期間で
は第1ステップと前記第4ステップのみを繰返して実行
する方法である。
【0011】上記の電動パワーステアリング装置または
その制御方法では、モータ制御部によるモータ電流信号
のフィードバックによるPI制御(第1制御要素、また
は第2ステップおよび第3ステップ)と、電気角に基づ
くモータの駆動制御(第2制御要素、または第1ステッ
プおよび第4ステップ)について、前者の処理を適当に
省略することにより、モータ制御部を構成するマイクロ
コンピュータでの電流フィードバック制御部分の処理負
担を軽減し、高回転時にブラシレスモータに供給される
正弦波状の3相モータ電流の崩れを防止することが可能
となる。電動パワーステアリング装置の制御全体におい
て、マイクロコンピュータにとって処理負担が重い電流
フィードバック制御部分の周期を実質的に延長すること
によって、負担を軽減する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0013】実施形態で説明される構成、形状、大きさ
および配置関係については本発明が理解・実施できる程
度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構
成要素の組成(材質)については例示にすぎない。従っ
て本発明は、以下に説明される実施形態に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範
囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができ
る。
【0014】図1を参照して本発明に係る電動パワース
テアリング装置の全体的構成を説明する。電動パワース
テアリング装置10は例えば乗用車両に装備される。電
動パワーステアリング装置10は、ステアリングホイー
ル11に連結されるステアリング軸12等に対して補助
用の操舵トルクを与えるように構成されている。ステア
リング軸12の上端はステアリングホイール11に連結
され、下端にはピニオンギヤ13が取り付けられてい
る。ピニオンギヤ13に対して、これに噛み合うラック
ギヤ14aを設けたラック軸14が配置されている。ピ
ニオンギヤ13とラックギヤ14aによってラック・ピ
ニオン機構15が形成される。ラック軸14の両端には
タイロッド16が設けられ、各タイロッド16の外側端
には前輪17が取り付けられる。上記ステアリング軸1
2に対し動力伝達機構18を介してブラスレスモータ1
9が設けられている。ブラシレスモータ19は、操舵ト
ルクを補助する回転力(トルク)を出力し、この回転力
を、動力伝達機構18を経由して、ステアリング軸12
に与える。またステアリング軸12には操舵トルク検出
部20が設けられている。操舵トルク検出部20は、運
転者がステアリングホイール11を操作することによっ
て生じる操舵トルクをステアリング軸12に加えたと
き、ステアリング軸12に加わる当該操舵トルクを検出
する。また21は車両の車速を検出する車速検出部であ
り、22はコンピュータ(マイクロコンピュータ等)で
構成される制御装置である。制御装置22は、操舵トル
ク検出部20から出力される操舵トルク信号Tと車速検
出部21から出力される車速信号Vを取り入れ、操舵ト
ルクに係る情報と車速に係る情報に基づいて、ブラシレ
スモータ19の回転動作を制御する駆動制御信号SG1
を出力する。またブラシモータ19には、レゾルバ等に
よって構成されるモータ回転角検出部23が付設されて
いる。モータ回転角検出部23の回転角(電気角)に係
る信号SG2は制御装置22に入力されている。上記の
ラック・ピニオン機構15等は図1中で図示しないギヤ
ボックス24に収納されている。
【0015】上記において電動パワーステアリング装置
10は、通常のステアリング系の装置構成に対し、操舵
トルク検出部20、車速検出部21、制御装置22、ブ
ラシレスモータ19、動力伝達機構18を付加すること
によって構成されている。
【0016】上記構成において、運転者がステアリング
ホイール11を操作して自動車の走行運転中に走行方向
の操舵を行うとき、ステアリング軸12に加えられた操
舵トルクに基づく回転力はラック・ピニオン機構15を
介してラック軸14の軸方向の直線運動に変換され、さ
らにタイロッド16を介して前輪17の走行方向を変化
させようとする。このときにおいて、同時に、ステアリ
ング軸12に付設された操舵トルク検出部20は、ステ
アリングホイール11での運転者による操舵に応じた操
舵トルクを検出して電気的な操舵トルク信号Tに変換
し、この操舵トルク信号Tを制御装置22へ出力する。
また車速検出部21は、車両の車速を検出して車速信号
Vに変換し、この車速信号Vを制御装置22へ出力す
る。制御装置22は、操舵トルク信号Tおよび車速信号
Vに基づいてブラシレスモータ19を駆動するためのモ
ータ電流(Iu,Iv,Iw)を発生する。ブラシレス
モータ19は3相ブラシレスモータであり、そのモータ
電流はU相とV相とW相から成る3相電流Iu,Iv,
Iwである。上記の駆動制御信号SG1は3相であるモ
ータ電流Iu,Iv,Iwである。このようなモータ電
流によって駆動されるブラシレスモータ19は、動力伝
達機構18を介して補助の操舵トルクをステアリング軸
12に作用させる。以上のごとくブラシレスモータ19
を駆動することにより、ステアリングホイール11に加
えられる運転者による操舵力が軽減される。
【0017】次に図2を参照して制御装置22の構成を
説明する。図2は、制御装置22の内部構成であって3
相のブラシレスモータ19のトルクを制御するための回
路構成を示す。
【0018】制御装置22の内部には、目標電流設定部
31と、モータ制御部32と、モータ電流に係る検出信
号のフィードバック部33と、モータ回転角(または電
気角という)を検出するモータ回転角検出部23とが設
けられている。本実施形態に係る電動パワーステアリン
グ装置10では、補助操舵トルクを出力するモータとし
て、前述の通り、3相ブラシレスモータ19を用いてい
る。このブラシレスモータ19では、ブラシレスモータ
19の回転子(回転軸)の電気角に応じてモータ電流の
通電量を制御することが必要となるので、3相であるモ
ータ電流Iu,Iv,Iwのうちの例えば2相にモータ
電流検出部35,36を設けてモータ電流の通電量を検
出すると共に、上記のモータ回転角検出部23を設けて
電気角を検出している。ブラシレスモータ19は、制御
装置22の内部に設けられた上記の目標電流設定部31
とモータ制御部32に基づいて、かつモータ回転角検出
部23と2つのモータ電流検出部35,36のそれぞれ
から出力される検出信号を利用することによって、PW
M駆動される。
【0019】ブラシレスモータ19のモータ回転角検出
部23は、ブラシレスモータ19に付設されたレゾルバ
23cとRD(Resolver-Digital)変換部23dから構成
されている。RD変換部23dは励磁電流をレゾルバ2
3cへ送り、レゾルバ23cからの出力信号はRD変換
部23dへ送られる。RD変換部23dは、レゾルバ2
3cからの出力信号に基づいてブラシレスモータ19の
回転子の回転位置に係る電気角信号(θ)を取り出して
出力する。
【0020】制御装置22において、操舵トルク検出部
20から出力される操舵トルク信号Tと車速検出部21
から出力される車速信号Vは目標電流設定部31に入力
されている。目標電流設定部31はトルク電流指令部3
1aと界磁電流指令部31bを備える。目標電流設定部
31では、操舵トルク信号Tと車速信号Vに基づいて、
トルク電流(q軸電流)指令部31aと界磁電流(d軸
電流)指令部31bのそれぞれからブラシレスモータ1
9のq軸目標電流(Iq*)とd軸目標電流(Id*)が
設定され、出力される。
【0021】本実施形態によれば、モータ制御部32に
よる3相ブラシレスモータ19のトルク制御は、高速か
つ正確なトルク応答を得るため、ベクトル制御に基づい
ている。ここでベクトル制御について説明する。3相ブ
ラシレスモータ19のトルクは、3相であるモータ電流
(Iu,Iv,Iw)の大きさ(トルク)と位相によっ
て決定される。ベクトル制御によれば、ブラシレスモー
タ19の固定子巻線に供給されるモータ電流を、ブラシ
レスモータ19の内部で確立された主磁束方向に磁束を
作る電流成分(磁束電流)と、これに対して位相的に9
0°進んだ、トルクを直接制御する電流成分(トルク電
流)とに分けて、独立に制御する。ベクトル制御でトル
ク制御されるブラシレスモータ19ではその内部でdq
軸座標系が定義される。dq軸座標系は、回転軸と回転
子から成る部分の横断面で中心点から磁石のN極に向か
う主磁束方向をd軸(磁束軸)とし、このd軸に対して
位相的に90°進む方向をq軸(トルク軸)として定義
される。上記の磁束電流はd軸方向に磁界を作る電流成
分すなわちd軸電流であり、上記のトルク電流はq軸方
向に磁界を作る電流成分すなわちq軸電流として定義さ
れる。d軸電流(Id)とq軸電流(Iq)は、3相で
あるモータ電流(U相電流Iu、V相電流Iv、W相電
流Iw)との間で、主磁束の固定子に対する回転角度を
用いてよく知られた所定変換式によって関係づけられて
いる。d軸電流とq軸電流はdq軸座標系上の2軸直流
電流である。従って上記ベクトル制御ではブラシレスモ
ータ19のモータ電流である3相の瞬時電流Iu,I
v,Iwをdq軸座標系上の2軸直流電流Id,Iqに
変換し、モータ制御部32では直流電流であるd軸電流
Idとq軸電流Iqの状態で制御処理が行われる。
【0022】目標電流設定部31から出力された上記の
q軸目標電流Iq*とd軸目標電流Id*は、ブラシレス
モータ19の供給されるモータ電流Iu,Iv,Iwの
目標値を与えるものである。q軸目標電流Iq*とd軸
目標電流Id*はモータ制御部32に入力される。モー
タ制御部32で、q軸目標電流Iq*は偏差演算部41
でフィードバック電流信号(モータ電流に係るq軸検出
電流信号)Iqactが減算されて偏差信号が算出され、
偏差信号はPI制御部42に入力される。PI制御部4
2は、偏差信号にPI補償処理を施し、q軸目標電流に
追従するq軸目標電圧Vqを出力する。d軸目標電流I
*は偏差演算部43でフィードバック電流信号(モー
タ電流に係るd軸検出電流信号)Idactが減算されて
偏差信号が算出され、偏差信号はPI制御部44に入力
される。PI制御部44は、偏差信号にPI補償処理を
施し、d軸目標電流に追従するd軸目標電圧Vdを出力
する。q軸およびd軸の目標電圧Vq,Vdは、それぞ
れ、dq−3相変換部45に出力される。
【0023】なお、PI制御部42,44とdq−3相
変換部45の間には非干渉化制御部などが設けられ、非
干渉化制御補正が行われるが、この実施形態では説明の
便宜上図示が省略されている。
【0024】dq−3相変換部(直流・交流変換部)4
5は、d軸およびq軸の補正目標電圧Vd,Vqを下記
の(数1)に示した変換式に基づく変換処理によって、
かつRD変換部23Dから与えられる電気角信号θを用
いて、3相目標電圧Vu,Vv,Vwに変換して出力す
る。計算の実際では(数1)で明らかなように、2相の
目標電圧Vu,Vwを算出し、その後で目標電圧Vu,
Vwを用いて目標電圧Vvを算出している。これらの3
相目標電圧Vu,Vv,Vwはモータ駆動部46に入力
される。
【0025】
【数1】
【0026】モータ駆動部46はPWM電圧発生部47
とFETスイッチング回路(インバータ回路)48を含
んで構成されている。PWM電圧発生部47は、3相目
標電圧Vu,Vv,Vwに対応したPWM制御の電圧信
号UH,UL,VH,VL,WH,WLを生成してFE
Tスイッチング回路48に対して出力する。FETスイ
ッチング回路48は、PWM制御電圧信号に対応してF
ETをスイッチングすることにより3相のモータ電流I
u,Iv,Iwが流れるようにする。
【0027】3相のモータ電流の伝送路のうちの2つの
伝送路には上記のごとくモータ電流検出部35,36が
設けられている。モータ電流検出部35,36は、ブラ
シレスモータ19に対して供給される3相のモータ電流
Iu,Iv,Iwのうちの2つのモータ電流Iu,Iw
を検出してフィードバック部33の相電流A/D変換部
49に供給する。相電流A/D変換部49はアナログ値
のモータ電流Iu,Iwをディジタル値に変換する。デ
ィジタル値にされたモータ電流Iu,Iwは3相−dq
変換部(交流・直流変換部)50に入力される。3相−
dq変換部50では、モータ電流Iu,Iwに基づいて
残りのモータ電流Ivが算出され、下記の(数2)に示
した変換式とRD変換部23dから与えられる電気角信
号θとを用いて、2相のd軸直流電流Idactとq軸直
流電流Iqactに変換する。d軸とq軸の直流電流Id
act,Iqactは、それぞれ、前述したモータ電流に係る
d軸検出電流信号とq軸検出電流信号のことである。
【0028】
【数2】
【0029】3相−dq変換部50から出力されたd軸
検出電流信号Idactはフィードバック伝送路を経由し
て偏差演算部43にフィードバックされる。3相−dq
変換部50から出力されたq軸検出電流信号Iq
actは、フィードバック伝送路を経由して偏差演算部4
1にフィードバックされる。
【0030】次に、上記の構成を有する制御装置22に
おいて、ブラシレスモータ19のトルクを制御するモー
タ制御部32の制御機能について説明する。
【0031】前述の通り制御装置22はコンピュータで
構成され、モータ制御部32の主要部(前半部分)はソ
フト的構成で実現される。すなわち、電動パワーステア
リング装置の制御全体は、制御装置22によるソフト的
構成を利用して実現される。ここでモータ制御部32の
主要な制御機能を制御工程(制御ステップ)として大き
く分けると、次の通りである。
【0032】制御工程(1):モータ回転角検出部23
による電気角信号θの読込み処理 制御工程(2):モータ電流検出部35,36および相
電流A/D変換部49によるモータ電流の検出、および
3相−dq変換部50による3相−2相変換処理 制御工程(3):偏差演算部41,43による偏差演算
処理、およびPI制御部42,44による制御処理(フ
ィードバック制御) 制御工程(4):電気角信号θを利用するdq−3相変
換部45による2相−3相変換処理
【0033】図2に示したモータ制御部32において
は、上記の各制御工程(1)〜(4)のそれぞれを実行
する箇所に対応させて数字(1),(2),(3),
(4)が表記されている。本実施形態によるモータ制御
部32では上記の制御工程(1)〜(4)を次のように
実行する。
【0034】図3にモータ制御部32で実行される2種
類の基本的な制御プロセス(制御方法)(A),(B)
を示す。制御プロセス(A)は、通常の制御プロセスで
あり、上記の4つの制御工程(1)〜(4)のすべてが
(1)から(4)の順序で実行される制御プロセスであ
る。制御プロセス(B)は、簡略化した制御プロセスで
あり、上記の4つの制御工程(1)〜(4)のうち
(2)と(3)が省略され、(1)と(4)のみが図示
順序で実効される制御プロセスである。本来的には制御
プロセス(A)が繰返し実行されることが望ましいが、
コンピュータの性能と負担を考慮して、本実施形態では
簡略した制御プロセス(B)を用意し、制御プロセス
(A)と制御プロセス(B)を適宜に組み合せて全体の
制御を行うように構成している。
【0035】図3に示した制御プロセス(A),(B)
では、横軸は時間軸を示し、矢印のごとく左から右に向
かってプロセスは進行している。図3では、制御工程
(1)〜(4)の各々の工程に要する時間は同じである
ように示されているが、実際には制御工程ごとで時間は
異なる。通常、制御工程(2),(3)はモータ制御部
32にとって処理負担は重くなっており、処理時間は長
くなっている。
【0036】そこでモータ制御部32による制御方法で
は、一例として、図4に示すごとく制御プロセス(A)
を実行する間に3回の制御プロセス(B)を実行するよ
うにしている。すなわち、常に通常の制御プロセス
(A)を実行せず、通常の制御プロセス(A)の実行回
数を少なくし、簡略した制御プロセス(B)の実行回数
を多くするように全体の制御を組み立てている。この制
御方法によれば、制御工程(2),(3)を適宜に間引
くことにより、制御工程(2)(モータ電流の検出と3
相2相変換処理)と制御工程(3)(フィードバックに
よるPI制御処理)の実行周期T1を、実質的に延長化
し、制御工程(1),(4)の実行周期よりも長くして
いる。
【0037】上記の制御方法をU相のモータ電流の関係
で示すと、図5に示すごとくなる。図5において、51
は正弦波であるU相モータ電流Iuであり、折れ線52
は通常の制御プロセス(A)のみで制御が実行された場
合の例であり、折れ線53は簡略した制御プロセス
(B)を加えたプロセスで制御された場合の例である。
折れ線53の方が、実行周期が小さくなっている分、モ
ータ電流Iuへの追従性が高くなっている。折れ線52
は追従性が悪く、正弦波であるモータ電流Iuに対して
崩れた形になっている。従って、折れ線52の特性が生
じやすくなるように、制御プロセスの(A)と(B)を
組み合せ、かつ制御プロセス(A)の実行周期を長くし
て、電動パワーステアリング装置10の全体制御を行う
ように制御ソフトが設定される。
【0038】上記の電動パワーステアリング装置10に
おける制御装置22のモータ制御部32による制御方法
では、モータ電流信号のフィードバックによるPI制御
と、電気角信号に基づくモータの駆動制御とについて、
前者の処理を適当に省略することにより、モータ制御部
32におけるモータ電流フィードバック制御部分の処理
負担が軽減される。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、電動パワーステアリング装置の制御装置におい
て、モータ電流の検出および3相2相変換処理とフィー
ドバックによるPI制御処理に関する制御の実行周期を
延長化したので、モータ電流フィードバック制御部分の
処理負担を軽減し、高回転時にブラシレスモータに供給
される正弦波状の3相モータ電流の崩れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング装置の全
体構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る制御装置内の電気回路
構成を示すブロック構成図である。
【図3】制御装置内のモータ制御部で実行される基本的
な制御プロセスを説明する図である。
【図4】本発明に係る制御プロセスを説明する図であ
る。
【図5】U相のモータ電流と本発明に係る制御プロセス
の関係を説明する図である。
【符号の説明】
10 電動パワーステアリング装置 11 ステアリングホイール 12 ステアリング軸 17 前輪 19 ブラシレスモータ 20 操舵トルク検出部 21 車速検出部 22 制御装置 31 目標電流設定部 32 モータ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00 H02P 6/02 351J 137:00 5/408 C Fターム(参考) 3D032 CC02 CC08 DA15 DA23 DA63 DA64 DC01 DC02 DD02 DD10 DD17 EA01 EB11 EC23 GG01 3D033 CA13 CA16 CA20 CA21 5H560 AA10 BB07 BB12 DA10 DC12 DC20 EB01 EC01 EC10 GG04 RR06 SS02 TT15 TT20 UA05 XA02 XA12 XA13 5H576 AA15 BB09 CC04 DD07 EE01 EE11 GG04 HA03 HB02 JJ03 JJ16 JJ24 KK06 LL22 LL42 LL58

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの操作に応じた操
    舵トルクを検出し操舵トルク信号を出力する操舵トルク
    検出手段と、 少なくとも3相のモータ電流でPWM駆動され、ステア
    リング系に操舵トルクを与えるブラシレスモータと、 少なくとも前記操舵トルク信号に基づいて決まる目標電
    流を設定する目標電流設定手段と、 前記ブラシレスモータへ供給される前記モータ電流を検
    出してモータ電流信号を出力するモータ電流検出手段
    と、 前記ブラシレスモータの電気角信号を検出する電気角検
    出手段と、 前記目標電流と前記モータ電流の偏差信号を演算する偏
    差演算手段と、 前記モータ電流検出手段から出力される前記モータ電流
    信号を読み込み、3相−2相変換を行い、読み込んだ前
    記モータ電流信号を用いて前記偏差演算手段で前記偏差
    信号を演算し、前記偏差信号をPI制御する第1制御要
    素と、前記電気角検出手段から出力される前記電気角信
    号を読み込み、読み込んだ前記電気角信号を用いて2相
    −3相変換を行い、モータ制御信号を生成し、このモー
    タ制御信号によって前記ブラシレスモータを駆動する前
    記モータ電流を生成する第2制御要素を有し、前記第1
    制御要素による制御の実行周期を前記第2制御要素によ
    る制御の実行周期よりも長くしたモータ制御手段と、 を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装
    置。
  2. 【請求項2】 ステアリングホイールの操作に応じた操
    舵トルクを検出し、前記操舵トルクに応じて決まる目標
    電流を設定し、この目標電流に対してブラシレスモータ
    へ供給されるモータ電流を検出しフィードバックしてモ
    ータ制御信号を生成し、このモータ制御信号を利用して
    前記ブラシレスモータを少なくとも3相のモータ電流で
    PWM駆動する電動パワーステアリング装置であり、 前記ブラシレスモータへ供給される前記モータ電流を検
    出してモータ電流信号を出力するモータ電流検出手段
    と、前記ブラシレスモータの電気角信号を検出する電気
    角検出手段と、前記目標電流と前記モータ電流の偏差信
    号を演算する偏差演算手段を備える電動パワーステアリ
    ング装置に適用される制御方法であり、 前記電気角検出手段からの前記電気角信号を読み込む第
    1ステップと、 前記モータ電流検出手段からの前記モータ電流信号を読
    み込み、3相−2相変換を行う第2ステップと、 読み込んだ前記モータ電流信号を用いて前記偏差演算手
    段で前記偏差信号を演算し、前記偏差信号をPI制御す
    る第3ステップと、 読み込んだ前記電気角信号を用いて2相−3相変換を行
    い、前記モータ制御信号を生成し、前記モータ電流を生
    成する第4ステップとを有し、 前記第1ステップから前記第4ステップまでの制御プロ
    セスを所定周期で実行し、その合間の期間では前記第1
    ステップと前記第4ステップのみを繰返し実行すること
    を特徴とする電動パワーステアリング装置の制御方法。
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