JP2003265663A - 自走車両 - Google Patents

自走車両

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JP2003265663A
JP2003265663A JP2002075301A JP2002075301A JP2003265663A JP 2003265663 A JP2003265663 A JP 2003265663A JP 2002075301 A JP2002075301 A JP 2002075301A JP 2002075301 A JP2002075301 A JP 2002075301A JP 2003265663 A JP2003265663 A JP 2003265663A
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traveling
course
self
propelled vehicle
travel
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Matsumoto
和久 松本
Setsuji Yamaguchi
節二 山口
Seiji Yamaguchi
征史 山口
Hirobumi Mitsueda
寛文 光枝
Koji Moriyama
孝治 森山
Kazuhiro Matsuoka
和広 松岡
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自走車両を走行させるための誘導線が不要で、
施工費用や施工の手間の必要がなく、コースの外観を乱
さずにコースのコンディションを保つことができる自走
車両を提供することを課題とする。 【解決手段】複数種類の走行路47を走行路記憶手段3
9に設定し、選択手段によって複数の走行路のうちの一
つを選択し、人工衛星13からの電波によって車両本体
1の位置を算出し、現在の位置と選択された走行路とを
照合して進行方向を決定し、操舵輪2を操舵して駆動輪
3を駆動制御して走行路記憶手段39に設定されている
走行路に沿って走行するように制御することで、日々走
行するコースを簡単に変えることができ、コースを傷め
ず、コースコンディションを保つことができる。また、
走行路を自由に切り替えることができるので、使用者が
都合の良い走行路を切り替えて走行させることができ、
使い勝手が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在位置を検出す
る位置情報と走行路を示す地図情報に基づいて、誘導線
などを用いずに自走することができる自走車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自走車両は、特開平5−
112239号公報(A61B13/04)に記載の如
く、ゴルフ場のフェアウェイ内に誘導線を複数本埋設
し、切り換えスイッチによって電流を流す誘導線を切り
換えることで走行する走行路を切り換え、日毎に走行す
るコースを変えることによってホールのコンディション
を保つものが知られている。
【0003】しかしながら、上述する構成であれば、自
走車両が走行するゴルフ場などの施設には必ず誘導線等
の誘導路を施工しなくてはならず、費用がかかるほか、
走行するコースを複数本設置しようとしたときにはコー
ス内に複数本の誘導線を埋設しなくてはならず、施工の
手間や費用がかかる他、コースの外観が乱れるといった
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、自走車両を走行させるための誘導
線が不要で、施工費用や施工手間の必要がなく、コース
の外観を乱さずにコースのコンディションを保つことが
できる自走車両を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動源を駆動
する走行駆動回路と、操舵輪を操舵するための操舵駆動
回路とを備え、衛星からの位置情報を受信する受信機
と、該受信機からの信号に基づいて現在位置を算出する
位置情報算出手段と、予め設定された走行路を複数種類
記憶する走行路記憶手段と、該走行路記憶手段に記憶し
た複数の走行路のうちの一つを選択する選択手段と、前
記位置情報算出手段と前記走行路記憶手段とを照合し、
前記選択手段で選択した走行路を走行するように前記走
行駆動回路と前記操舵駆動回路を制御する制御回路とを
設けたことを特徴とする。
【0006】また、前記走行路記憶手段に記憶された走
行路は、ゴルフ場のフェアウェイ内に設けてあることを
特徴とする。
【0007】そして、前記選択手段は、識別信号によっ
て切り替えることを特徴とする。
【0008】更に、前記識別信号は、スイッチによって
入力されることを特徴とする。
【0009】また、前記識別信号は、本体毎に設けてあ
る識別符号であることを特徴とする。
【0010】そして、前記識別信号は、日付によって切
り替えられる識別符号であることを特徴とする。
【0011】更に、前記制御回路によって前記位置情報
算出手段と前記走行路記憶手段とを照合し、前記選択手
段で選択した走行路を走行するように前記走行駆動回路
と前記操舵駆動回路を制御する自動走行モードと、前記
操舵輪を使用者の操作によって操舵して走行する手動走
行モードを設け、前記手動走行モードから前記自動走行
モードに切り替わったとき、前記選択手段によって現在
位置に最も近い走行路を選択することを特徴とする。
【0012】また、過去に走行した走行路を記憶する記
憶手段を設け、前記選択手段は、走行頻度の少ない走行
路を選択することを特徴とする。
【0013】上述する構成によると、自走車両は走行駆
動回路の制御によって駆動源を駆動することによって走
行し、それと同時に操舵駆動回路の制御によって操舵輪
を操舵して走行方向を決定して走行する。また、この自
走車両は、衛星からの位置情報を受信し、位置情報算出
手段によって現在の位置を演算して、走行路記憶手段と
合わせて地図上のどこに自走車両が存在するかを演算す
る。そして、走行路記憶手段の走行路と位置情報とを照
合して進むべき方向を算出し、走行駆動回路と操舵駆動
回路とを制御して走行路記憶手段の走行方向に従って走
行するように制御する。このようにして、位置情報算出
手段による位置情報と走行路記憶手段による走行路とを
順次照合することによって、指示された方向に自走車両
を走行させる。
【0014】この自走車両は、上述する制御を行いなが
ら走行路に沿って走行するのであるが、走行する走行路
は、走行路記憶手段に記憶された複数種類の走行路のう
ち、選択手段によって選択された一つの走行路に沿って
走行するように制御される。
【0015】このように、選択手段によって複数種類の
走行路のうち、一つを選択して走行するので、日々走行
するコースを簡単に変えることができ、コースを傷め
ず、コースコンディションを保つことができる。また、
走行路を自由に切り替えることができるので、使用者が
都合の良い走行路を切り替えて走行させることができ、
使い勝手が向上する。
【0016】また、予め記憶した複数種類の走行路は、
ゴルフ場のフェアウェイ内に設定してあり、天候等の状
態によって走行路を変更することができるので、プレー
ヤの近くを走行させることができ、プレーヤがクラブの
交換をする際に便利である上、走行路を変えて走行する
ことができるので、芝をいためることがなく、コースコ
ンディションを保つことができる。
【0017】そして、走行路を選択する選択手段は、個
々の自走車両本体に設けられた識別信号によって切り替
えられるようになっており、識別信号の種類によって自
動的に切り替えられるため、一日に複数台の車両が走行
しても自走車両毎に走行路が変わるので、コースを傷め
ることが無い。
【0018】更に、識別信号をスイッチによって構成
し、スイッチによって走行する走行路を切り替えて、そ
の時に走行する走行路が選択可能になっている。
【0019】そして、識別信号を日付によって切り替え
られるようにして、日毎に走行する走行路を自動的に切
り替えることで、コースを傷める事が無くなる。
【0020】更に、手動走行モードから自動走行モード
に切り替わったとき、選択手段が現在位置に最も近い走
行路を選択するように制御される。このことで、使用者
が自動走行モードに切り替えても、早く走行路に復帰さ
せることができ、スムーズに走行モードを切り替えるこ
とができる。
【0021】また、過去に走行した走行路を記憶する記
憶手段を設け、走行頻度の少ない走行路を選択するよう
にしたので、一台の自走車両が記憶した走行路を万遍な
く走行させることができることから、複数台の自走車両
が走行しても個々の自走車両がコースを万遍なく走行す
ることになり、総合的にみてもコースを傷めることが無
くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の自走車両の実施の形態
を、ゴルフカートを例に図面に基づき説明する。
【0023】まず、ゴルフカート全体の構成とその制御
回路のブロック図について、図1乃至図2に基づいて説
明をする。
【0024】まず、全体構成について図1に基づき説明
をする。
【0025】1は、モータを駆動源として走行するゴル
フカート本体で、該本体1は、操舵を行う前輪2と、駆
動輪となる後輪3とを備えている。このゴルフカート本
体1は、使用者のハンドル4操作によって前記前輪2を
操舵する手動走行モードと、後述する走行路記憶手段3
9に記憶された走行路に沿って前輪2を自動で操舵して
走行する自動走行モードの2つのモードを兼ね備えてお
り、使用者の選択によって希望の走行モードによって走
行することができる。
【0026】5は、前記前輪2及び後輪3を装着する本
体1のメインフレームで、該メインフレーム5には樹脂
製の本体カバー6が覆われて装着されている。
【0027】7は、前記メインフレーム5の前後に設け
られ使用者が横に並んで乗車できるシートであり、前側
のシート7の前方には前記手動走行モード時に使用者が
操作することによって前輪2を操舵できるハンドル4が
取り付けられている。該ハンドル4は、本体1前方に斜
めに向けて取り付けられたハンドル4を支えるハンドル
ポストが固定して設けられ、該ハンドルポスト内に挿通
してハンドル4が回転自在に設けられている。
【0028】8は、前記本体1後方に取り付けられゴル
フバッグを傾斜させて搭載することのできるゴルフバッ
グ受けである。
【0029】9は、本体1前部に設けられた透明な樹脂
製のフロントシールドで、該フロントシールド9から連
続して前記シート7上方全体を覆うルーフ10が設けら
れている。
【0030】11は、前記本体1後部に設けられ、前記
ルーフ10を支えるステーである。
【0031】12は、前記本体1前部に設けられたバン
パーであり、該バンパー12にはスイッチ(図示せず)
が設けてあり、障害物に当接したときにスイッチが入っ
て停止するようになっている。
【0032】13は、位置情報を送信する人工衛星であ
り、前記本体1はこの信号を受信することによって現在
位置を測定することができる。一般的に、GPS(Glob
al Positioning System)と呼ばれるものが搭載されて
いる。
【0033】次に制御回路について、図2に基づいて説
明をする。
【0034】14は、前記本体1のメインフレーム6上
に車幅方向に載置される6個の走行用バッテリで、該走
行用バッテリ14は、1個12ボルトの電池を直列接続
して72ボルトで走行用モータ15に印加出来るように
接続している。
【0035】16は、前記前記本体1の走行を制御する
制御回路の電源となる制御用バッテリで、該制御用バッ
テリ16は、1個が12ボルトで5ボルトに降圧して後
述するマイコン17などの制御を行う。
【0036】17は、駆動や操舵、制動などの走行を制
御するためのマイクロコンピュータ(以下、マイコンと
いう。)である。
【0037】18は、前記走行用バッテリ14を電源と
し、前記マイコン17からのPWM信号に基づいてスイ
ッチング制御して前記走行用モータ15を駆動する走行
駆動回路、即ちモータコントローラであり、該モータコ
ントローラ18は、FETなどのスイッチング素子によ
って構成されている。前記マイコン17から出力される
PWM信号は、自動走行モード時には、予め定めた指示速
度で走行するための信号が出力される。また、手動走行
モード時には、使用者が操作するアクセルペダル(図示
せず)の操作量に応じた速度で走行するように信号が出
力される。
【0038】19は、前記前輪2を操舵するためのステ
アリングモータであり、該ステアリングモータ19は、
操舵駆動回路20によってPWM制御され、所定の位置
を基準として正転、逆転することで左右に操舵されるこ
とになる。前記ステアリングモータ19は、自動走行モ
ード時に限らず手動走行モード時においても動作し、自
動走行モード時よりも小さな力で動作することによって
ハンドル4操作の補助として動作することになる。即
ち、手動走行モード時にはハンドル4操作の操作力をト
ルクセンサ21によって検出し、そのトルクの大きさに
応じて前記ステアリングモータ19を動作することによ
って、使用者が軽い操作力でハンドル4を操作すること
ができる。
【0039】22は、前記ステアリングモータ19が所
定の位置を基準として左右にどれだけ動作しているかを
検出する操舵検出手段、即ちステアリングモータ検出手
段で、該ステアリングモータ検出手段22は、ステアリ
ングモータ19の出力軸などに、出力軸の回転と連動す
るギヤなどを設け、ポテンシオメータなどによって算出
するようになっている。
【0040】23は、前記前輪2及び後輪3に設けられ
たディスクブレーキ(図示せず)を動作するためのブレ
ーキモータで、該ブレーキモータ23が動作することに
よって制動力が働き、減速や停止をすることができる。
【0041】24は、走行用モータ15と後輪3間の伝
達経路中に設けられたギヤボックス(図示せず)内のギ
ヤの回転を固定することによって後輪3の回転を停止さ
せることができるパーキングブレーキで、該パーキング
ブレーキ24は、走行速度がゼロに近い所定値以下にな
ったとき、即ち停止状態になったときに動作して本体1
が動かないように制動する。
【0042】上記のブレーキモータ23によるディスク
ブレーキ、及びパーキングブレーキ24を合わせて制動
手段25という。
【0043】26は、前記本体1に設けられたブレーキ
ペダル(図示せず)近傍に設けられたブレーキスイッチ
で、該ブレーキスイッチ26は、使用者が前記ブレーキ
ペダルを操作したきに動作する。そして、ブレーキペダ
ルを操作したことを検知したときに前記マイコン17に
信号が送られ、前記ブレーキモータ23を動作して制動
がかかるようになる。
【0044】27は、前記ブレーキモータ23近傍に設
けられ、ブレーキモータ23が基準位置にあるときを検
出するためのスイッチからなるブレーキホームスイッチ
であり、該ブレーキホームスイッチ27は、制動力がか
かっていないときのブレーキモータ23のポジションを
検出する。また、28は、ブレーキモータ23の最大の
制動力がかかったときの位置を検出するスイッチからな
るブレーキリミットスイッチである。
【0045】29は、ディスクブレーキを動作する油圧
シリンダー内のオイルの量を検出するためのブレーキオ
イル検出手段であり、該ブレーキオイル検出手段29
は、オイルが少なくなったときに警報すると共に、更に
少なくなったときは前記マイコン17から前記制動手段
25を動作させるための信号を出力して本体1が停止す
るように制御する。
【0046】30は、使用者が選択する走行モードを検
出する自動/手動検出手段で、該自動/手動検出手段
は、使用者が選択するモードを信号によって前記マイコ
ン17に出力し、選択されたモードでの走行制御が行わ
れる。
【0047】31は、自動走行モードでの走行時、リモ
コン送信機(図示せず)による遠隔操作によって本体1
を発進又は停止させるためのリモコン受信機で、該リモ
コン受信機31は、リモコン送信機からの信号が、停止
時に入ると発進し、走行時に入ると停止するようになっ
ている。
【0048】32は、自動走行モードでの走行時、本体
1に乗車した状態で本体1を発進又は停止させるための
スタートストップスイッチで、該スタートストップスイ
ッチ32は前記ハンドル4近傍に設けてある。
【0049】33は、手動走行モードでの走行時、前進
か後進のいずれの方向に走行したいかを使用者が選択す
るための前後進スイッチで、該前後進スイッチ33も前
記スタートストップスイッチ32と同様、前記ハンドル
4近傍に設けてある。
【0050】34は、前記バンパー12に障害物が当接
したことを検出するバンパースイッチであり、該バンパ
ースイッチ34は、障害物を検出するとスイッチが入
り、前記マイコン17に信号が送られるようになってい
る。このとき、前記マイコン17から制動手段25に対
して動作するよう信号が出力される。
【0051】35は、後輪3の回転方向、即ち走行方向
と、後輪3の回転数、即ち走行速度を検出するエンコー
ダで、該エンコーダ35は、検出した信号を前記マイコ
ン17に入力し、この信号に基づいて走行速度が指示さ
れた速度になるように駆動信号を調節して出力する。即
ち、エンコーダ35は、走行方向検出手段、走行速度検
出手段の役割を行っている。
【0052】36は、前記本体1に設けられ、人工衛星
13の送信機37からの信号を受信する受信機で、該受
信機36は、その信号を随時受信して前記マイコン17
に送信し、マイコン17内の位置情報算出手段38で前
記本体1の現在の位置を算出する。
【0053】39は、予め記憶された走行路とゴルフ場
のコースのレイアウトが入力された走行路記憶手段であ
り、該走行路記憶手段39に記憶された走行路は、走行
する進路、本体1が走行する方向、走行速度、停止位置
等が記憶されており、前記マイコン17がこの情報を必
要とするときに取り込むようになっている。
【0054】50は、ゴルフカート本体1毎に付けられ
たゴルフカート毎に付与された番号、即ち識別符号をコ
ードとして発振する識別符号発振機であり、該識別符号
発振機50は、常時、マイコン17に記憶したコードを
読み出して発振している。
【0055】51は、後述する切り替えポイント49か
らの信号を受信して前記マイコン17に信号を出力する
識別符号受信機で、常に受信状態を保っている。
【0056】40は、前記走行路記憶手段39に記憶さ
れたゴルフ場のレイアウト図や、前記本体1の現在位
置、警告表示などが表示される表示部で、該表示部40
は、LCD等の液晶による表示になっている。
【0057】次に、前記走行路記憶手段39に記憶され
た内容を図3に示す。
【0058】この走行路の情報は、経度と緯度が記憶さ
れており、図3の横方向に記載した線が経度を示す線で
あり、縦方向に記載した線が緯度を示した線である。こ
れらの線は、図3には記載していないが、更に細かく経
度と緯度が記憶されている。
【0059】また、経度と緯度を示す図には、使用する
ゴルフ場のコースが記憶されており、プレーヤーの受付
やゴルフカートの走行管理などを行うクラブハウス41
や、ゴルフカートが格納してあるカートハウス42、更
にゴルフ場のレイアウトが記憶されている。記憶されて
いるレイアウトは、一番ホールから十八番ホールまでの
ゴルフコース43と、スタート地点44、グリーン4
5、池46などが記憶されており、ゴルフ場のコース内
の全ての位置の経度と緯度が分かるようになっている。
また、各コースのスタート地点44横には、そこからど
の走行路47を選択するかをゴルフカート本体1に指示
する切替ポイント49が設けてあり、ゴルフカート本体
1は、必ずこの切替ポイント49を通過して走行するよ
うにコースが設定してある。
【0060】また、この走行路記憶手段39は、ゴルフ
カート本体1が走行する走行路47も記憶されており、
各ホールの横を実線と破線で繋いだ線が走行路47であ
る。また、前記走行路47には走行する方向が記憶され
ており、走行路47に記載された矢印が走行方向であ
る。また、走行路47にはゴルフカート本体1の走行速
度も記憶されており、実線で記載された部分が時速6キ
ロメートルの指示速度で、破線で示した部分が時速10
キロメートルの指示速度である。更に、線の途中に示さ
れた点は、停止位置を指示する部分である。そして、走
行路47は、フェアウェイ内に複数本(本実施例では3
本)設定してあり、フェアウェイの外に一本設定してあ
る。設定された走行路47の走行を具体的に説明する
と、図3に示す如く、まず、カートハウス42から出発
して、クラブハウス41に到着すると、まず停止し、使
用者のスタートストップスイッチ32のスタートの指示
で発進し、一番ホールに向かう。そして、スタート地点
44横で停止を行い、その地点で切替ポイントの動作に
よってどの走行路47を走行するかが選択されて、選択
された走行路47に沿って走行する。そして、スタート
地点44からは時速6キロメートル、次に時速10キロ
メートルで走行し、グリーン45の近くに来ると時速6
キロメートルに減速し、グリーン45近傍で停止するよ
うな情報になっている。
【0061】次に、前記切り替えポイント49の動作に
ついて、図4のフローチャートと図5のテーブルデータに
基づいて説明する。
【0062】自動走行モードで走行する際、切り替えポ
イント49では、ゴルフカート本体1に設けた識別符号
発振機50からの信号が受信されたかどうかが判定さ
れ、入力されるまで待ち受ける(S1)。そして、識別
符号が受信されると、その識別符号のコードを入力し
(S2)、図5に示すテーブルデータを参照して(S
3)、選択コースを設定する(S4)。そして、設定さ
れた選択コースを発振する(S5)。切り替えポイント
49では、常にこのような動作が繰り返される。例え
ば、識別符号が「1」のゴルフカートが通過した場合、
切り替えポイント49では「1」の識別符号が入力さ
れ、選択コース「1」が選択されて発振する。また、識
別符号が「6」の場合は、選択コース「2」が選択され
る。 そして、発振された選択コースは、ゴルフカート
本体1に設けられた識別符号受信機51で受信され、マ
イコン17に選択コースの信号が入力されて走行する走
行路47が決定される。本実施例では、走行路47の選
択コース「1」をフェアウェイ横の走行路47とし、
「2」から「4」をフェアウェイ内に設定した走行路4
7としている。
【0063】次に、ゴルフカート本体1の走行モード毎
の動作について説明する。
【0064】まず、手動走行モードを選択したときの走
行動作を説明する。
【0065】使用者が自動/手動検出手段30によって
手動走行モードを選択すると、自動/手動検出手段30
からマイコン17に手動走行モードが選択されたという
信号が入力される。この信号入力を元にマイコン17は
手動走行モードに切り換える。このとき、アクセルペダ
ルの操作量に応じた信号がマイコン17から出力し、モ
ータコントローラ18によって走行用モータ15が駆動
する。また、操舵については、ハンドル4操作によって
前輪2が操舵されると同時に、このときのハンドル4に
かかるトルクをトルクセンサ21が検出し、このトルク
に応じてステアリングモータ19が前輪2を操舵するこ
とによって使用者の操作を助けることになる。また、制
動については、ブレーキペダルの操作によってブレーキ
スイッチ26が動作し、この信号がマイコン17に入力
されることでブレーキモータ23が動作して制動がかか
ることになる。そして、停止する場合には、エンコーダ
35によって速度がゼロになったことを検出し、パーキ
ングブレーキ24を動作して停止するようになる。
【0066】また、手動走行モードを選択したときは、
識別符号発振機50からの発振は停止し、識別符号受信
機51の受信も停止する。
【0067】次に、自動走行モードを選択したときの走
行動作を図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0068】使用者が自動走行モードを選択したことを
自動/手動検出手段30が検出すると、前記識別符号受
信機51が受信した信号に基づいて設定された走行路4
7の情報と、ゴルフ場全体のレイアウトなどの情報とを
走行路記憶手段39からマイコン17が読み込み(S
1)、次に受信機37で受信した人工衛星の位置信号も
マイコン17が読み込む(S2)。更に、エンコーダ3
5からの走行速度と走行方向をマイコン17によって読
み込む(S3、S4)。そして走行路情報と位置情報と
を照合することによって、ゴルフ場の中の現在位置を算
出し、コースのレイアウトと共に表示部40に現在の走
行位置を表示する。また、現在位置と走行路情報とを照
合して走行方向を決定し、走行方向が予め定められた走
行路情報の走行方向に従うようにステアリングモータ1
9を操舵する(S5)。そして、実際に走行した走行軌
跡と選択コースを日付けと共にマイコン17に記憶して
いく(S6)。これを繰り返しながら走行を継続する。
【0069】次に、上述するステアリングモータ19の
操舵方法について、図7のフローチャートに基づいて具
体的に説明する。
【0070】走行路記憶手段39に記憶された走行路情
報と位置情報手段38によって算出される現在位置とを
比較し、走行方向に対して右にずれているかどうかを判
定する(S1)。そして、右にずれていると判断したと
きは、ステアリングモータ19をずれている分だけ左方
向に駆動し(S2)、図6のフローチャートに戻る。ま
た、S1で右に外れていないと判断すると、次のステッ
プに移り、左かどうかを判断する(S3)。そして、左
にずれている場合は、ステアリングモータ19を右方向
にずれている分だけ駆動し(S4)、走行路情報に沿っ
て走行するように修正される。また、S3で左にもずれ
ていないと判断されると、走行路情報の走行路に沿って
走行していると判断し、図6のフローチャートに戻って
走行を継続する。また、ステアリングモータ19を操舵
するときのずれの量を判定するときは、まず、現在位置
とそのとき走行していなければならない位置とを比較す
るが、10メートル先の走行路情報の位置を目標として
ステアリングモータ19を駆動する。このように先の位
置を目標にするのは、走行路に沿って戻ろうとした時に
蛇行走行することを防止するためである。
【0071】本実施例では10メートル先を目標として
ステアリングモータ19を操舵したが、走行速度に応じ
て、速度が速いときには10メートルよりも先を目標と
し、速度が遅いときには10メートルよりも手前を目標
として走行しても構わない。このように操舵すること
で、蛇行を少なくし、より確実に走行路に沿って走行で
きるという効果がある。
【0072】更に、自動走行モードにおいては、走行路
記憶手段39に記憶された走行路の位置情報と、その位
置での走行速度、そして停止位置を位置情報を取り込む
と共に、その情報に応じて、マイコン17からモータコ
ントローラ18に駆動信号が出力されて走行用モータ1
5が駆動する。
【0073】このように、GPSを利用し、走行路情報
に基づいて走行方向をステアリングモータ19で制御す
ることで、従来のように誘導線を路面に埋設することな
く走行でき、埋設にかかる工事費用が削減できるほか、
コース変更をする場合においても、走行路記憶手段39
内の走行路を変更するだけでよく、簡単に行うことがで
きる。
【0074】また、走行駆動も走行路記憶手段39に記
憶された速度、停止位置に基づいて制御されるので、従
来のマグネット等の施工が不要になる。
【0075】次に、走行路47に記憶された走行方向に
対して逆走した場合について説明をする。
【0076】図6のS1乃至S4において、走行路情報
と走行方向を読み込み、マイコン17によって進行しな
ければならない方向と実際の走行方向とが異なっている
と判断したとき、逆走して後続のゴルフカートと衝突す
る危険性があるため、ブレーキモータ23を動作して制
動をかける。そして、逆走している旨を表示部40に表
示すると共に、使用者に走行モードを自動から手動に切
り換えるように表示によって促し、使用者は手動に切り
換えて本体1を逆方向に向けて再び自動走行モードで走
行する。
【0077】このときの動作について、図8のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0078】図6のS4においてエンコーダ35からの
走行方向を読み込んだ時、マイコン17に記憶されてい
る走行軌跡を読み出し(S1)、現在走行している方向
が正しいかどうかを判断する(S2)。そして、正しけ
れば図6のフローチャートに従って動作を行い、逆走し
ていると判断すれば表示部40に逆走している旨の表示
を行い(S3)、ブレーキモータ23の動作とパーキン
グブレーキ24の動作によって停止する。
【0079】上述する制御は、走行軌跡を読み込んで逆
走か否かの判断を行ったが、複数の通過地点とその通過
時間を検出することで走行方向を検出することができ、
逆走か否かの判断を行うことができる。
【0080】次に、人工衛星13からの電波を受信しな
くなった時の自動走行モードの動作について説明をす
る。
【0081】人工衛星13からの電波を受信しなくなっ
たときは、ステアリングモータ検出手段22とエンコー
ダ35からの信号により、信号を受信しなくなってから
の走行軌跡を演算し、仮想の走行位置を算出する。そし
て、算出した仮想の走行位置はマイコン17に順次入力
され、表示部40に演算された現在位置を表示する。ま
た、仮想の走行位置は、走行路記憶手段39の走行路と
比較され、これに基づいて走行する。このような仮想の
走行位置に基づいての走行は、受信機36に人工衛星か
らの信号が入るまで継続して行われる。
【0082】このときの走行動作について、図9のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0083】図6のS2において、位置信号が入力され
ないときは人工衛星13からの信号があるかどうかを確
認し(S1)、信号が受信されていればマイコン17内
の位置情報算出手段38によって現在位置を算出する。
しかし、天気や地形の影響によって人工衛星13からの
信号が受信できないときは、マイコン17に順次記憶さ
れる走行軌跡を読み出し(S2)、次にステアリングモ
ータ検出手段22によって走行方向の向きを検出する
(S3)。更に、エンコーダ35より走行速度と走行方
向(前進か後進か)を読み込み(S4)、これによって
仮想の現在位置を算出する(S5)。そしてこの情報を
人工衛星13から受信した位置情報と仮定し、図6のフ
ローチャートに基づいて走行する。このように、人工衛
星からの電波が何らかの影響で受信せず、現在走行して
いる位置が分からなくなっても、上述するように仮想の
現在位置を算出して走行するため、走行を継続すること
が出来る。この制御において、人工衛星13からの信号
が復帰したときは人工衛星13からの信号を正しい位置
情報として入力し、制御を継続する。
【0084】上述する実施例では、位置情報算出手段3
8からの信号は、所定時間ごとに走行路記憶手段39か
らの情報と照合して走行するようにしたが、走行速度が
速くなるほど位置情報算出手段39からの信号の読み出
し頻度を多くし、速度が速いほどきめ細かな位置を算出
するようにしても構わない。このように制御すること
で、速度が速くなっても正確に操舵することができる。
【0085】次に、手動走行モードから自動走行モード
に切り替えられたときについて、図11に基づいて説明
する。
【0086】手動走行モードにおいて、フェアウェイ内
を自由に走行しているとき、使用者の走行モードの切り
替えによって走行モードが自動走行に切り替えられた
際、自動/手動検出手段30が自動走行モードに切り替
えられたことをマイコン17に信号出力する。そして、
この信号が入力されると、走行路記憶手段39に記憶さ
れた複数本の走行路47と共にゴルフ場のレイアウトが
呼び出され、現在位置に最も近い走行路47を選択す
る。そして、選択された走行路47に沿って走行するよ
う、選択された走行路47までの最短距離を演算し、そ
の地点から10m先を目標として、図6に基づいて自動
走行モードで走行を行う。そして、選択された走行路4
7上を走行するよう、操舵されることになる。例えば、
図11の選択コース「3」付近を手動走行しているとき
に自動走行モードに切り替えられた場合、現在位置情報
と走行路記憶手段39のゴルフ場の情報とからコース
「3」が最も近いと判断されるため、破線で示す矢印を
走行目標として制御され、コース「3」に沿ったら選択
コース「3」上を走行するよう制御される。
【0087】このように、走行路記憶手段に記憶された
複数種類の走行路のうちの一つを選択手段によって選択
して走行するので、使用者の都合の良い走行路を選択し
て走行させることができる他、日々走行するコースを簡
単に変えることができ、ゴルフ場においてはコースの芝
を傷めることなく、コースコンディションを保つことが
できる。
【0088】また、予め記憶した複数種類の走行路は、
ゴルフ場のフェアウェイ内に設定してあり、天候等の状
態によって走行路を変更することができるので、プレー
ヤの近くを走行させることができ、プレーヤがクラブの
交換をする際に便利である上、走行路を変えて走行する
ことができるので、芝を傷めることがなく、コースコン
ディションを保つことができる。
【0089】そして、走行路を選択する選択手段は、個
々の自走車両本体に設けられた識別信号によって切り替
えられるようになっているため、識別信号の種類によっ
て自動的に切り替えられ、一日に複数台の車両が走行し
ても自走車両毎に走行路が変わるので、コースを傷める
ことが無い。
【0090】更に、手動走行モードから自動走行モード
に切り替わったとき、選択手段が現在位置に最も近い走
行路を選択するように制御されるので、使用者が自動走
行モードに切り替えても、早く走行路に復帰させること
ができ、スムーズに走行モードを切り替えることができ
る。
【0091】次に、第2の発明の実施の形態について説
明をする。
【0092】本実施の形態においては、切り替えポイン
ト49、識別符号発振機50、識別符号受信機51を用
いず、ゴルフカートが発振する識別符号による走行路4
7の切り替えは行わない。その代わりに、その日の日付
によって、自動的に走行路47が切り替わるように制御
されるようにしている。即ち、上述の実施の形態であれ
ば、ゴルフカート毎に走行する走行路を切り替えていた
が、本実施の形態では、日毎に走行路を切り替えるよう
にしている。
【0093】この時の制御の動作について、図10のフ
ローチャートに基づいて説明をする。
【0094】前記マイコン17には、日付を刻むクロッ
ク回路が内蔵してあり、常時年月日をカウントしてい
る。そして、この日付は、図6のS1での走行路情報読
み込みの際に、入力され(S1)、選択される走行路
は、n−(4の倍数)で計算されて決定する(S2)。
このnの値は、日付が入力される。例えば、5日の場
合、5−4となって、選択コース「1」が選択され、3
0日の場合、30−28となって、選択コース「2」が
選択される。次に、これらの計算を元に、各選択コース
が設定され(S3)、この設定されたコースの情報は、
図6のS1で走行路情報として、ゴルフ場のレイアウト
などと一緒に読み込まれ、上述する実施の形態同様、自
動走行モードで走行することになる。
【0095】このように、識別信号を日付によって切り
替えられるようにして、日毎に走行する走行路を自動的
に切り替えることで、コースを傷める事が無くなる。
【0096】上述する全ての実施の形態においては、識
別符号や日付によって走行路の選択コースを選択するよ
うにしたが、ゴルフカート本体1にスイッチを設けてお
き、使用者がスイッチを操作することによって走行する
走行路を切り替えても良く、使用者の都合により走行路
47を選択して走行するようにしても構わない。
【0097】このように、識別信号をスイッチによって
構成し、スイッチによって走行する走行路を切り替え
て、その時に走行する走行路が選択可能になっているの
で、使用者によって簡単にコースを選択することがで
き、使い勝手が向上するという効果がある。
【0098】更に、他の実施の形態として、選択コース
を選択する際の識別信号を、過去の走行軌跡から選択す
る方法について説明をする。
【0099】第1の実施の形態における図6のS6、即
ち、自動走行モード時の走行軌跡をメモリしていくステ
ップにおいて、過去の履歴をマイコン17内にメモリし
ていく。そして、走行路が分岐する位置に到達した際、
マイコン17内のメモリから過去の選択コースの走行頻
度を読み出し、頻度の最も少ない走行路を選択して、こ
の選択された走行路に沿って走行するように制御する。
【0100】このように、過去に走行した走行路から走
行頻度の少ない走行路を選択するようにしたので、一台
の自走車両が記憶した走行路を万遍なく走行させること
ができることから、複数台の自走車両が走行しても個々
の自走車両がコースを万遍なく走行することになり、総
合的にみてもコースを傷めることが無くなる。
【0101】また、他の実施の形態について説明する。
【0102】上述する実施の形態においては、走行路記
憶手段39に複数の走行路が予め設定され、その走行路
に基づいて走行するようにしていたが、あらかじめゴル
フ場内を試走し、その走行コースを位置情報と共に走行
路記憶手段39に記憶するようにしても構わない。そし
て、記憶した走行路に沿って自動走行することで、誘導
線を埋設することなく、走行コースも自由に設定できる
ので、便利であり、日毎に自由なコースを設定すること
ができる。
【0103】この実施の形態においても、走行路を複数
種類設定できるようにし、選択して走行できるようにし
ても構わない。
【0104】
【発明の効果】本発明によると、駆動源を駆動する走行
駆動回路と、操舵輪を操舵するための操舵駆動回路とを
備え、衛星からの位置情報を受信する受信機と、該受信
機からの信号に基づいて現在位置を算出する位置情報算
出手段と、予め設定された走行路を複数種類記憶する走
行路記憶手段と、該走行路記憶手段に記憶した複数の走
行路のうちの一つを選択する選択手段と、前記位置情報
算出手段と前記走行路記憶手段とを照合し、前記選択手
段で選択した走行路を走行するように前記走行駆動回路
と前記操舵駆動回路を制御する制御回路とを設けたの
で、誘導線を埋設する手間を省くことができる上、選択
手段によって複数種類の走行路のうち、一つを選択して
走行するので、日々走行するコースを簡単に変えること
ができ、コースを傷めず、コースコンディションを保つ
ことができる。また、走行路を自由に切り替えることが
できるので、使用者が都合の良い走行路を切り替えて走
行させることができ、使い勝手が向上する等の効果を奏
する。
【0105】また、前記走行路記憶手段に記憶された走
行路は、ゴルフ場のフェアウェイ内に設けてあるので、
ゴルフ場においては、プレーヤの近くを走行するのでク
ラブの取り出しが楽になり、芝を傷めずに自由にフェア
ウェイ内を走行することができるという効果を奏する。
【0106】そして、選択手段は、識別信号によって切
り替えられるので、本体毎に切り替えることができた
り、日付によって切り替えることができるので、自動的
に走行コースを切り替えることができ、芝を傷めること
が無くなるという効果がある。
【0107】更に、識別信号は、スイッチによって入力
されるので、スイッチによって走行する走行路を切り替
えることができ、使用者の使い勝手が向上するという効
果を奏する。
【0108】また、識別信号は、本体毎に設けてある識
別符号であるので、本体毎に自動的に走行路を切り替え
ることができ、コースを傷めることが無い等の効果を奏
する。
【0109】そして、識別信号は、日付によって切り替
えられるので、日付によって通る走行路を自動的に切り
替えることができ、コースを傷めることが無い等の効果
を奏する。
【0110】更に、前記制御回路によって前記位置情報
算出手段と前記走行路記憶手段とを照合し、前記選択手
段で選択した走行路を走行するように前記走行駆動回路
と前記操舵駆動回路を制御する自動走行モードと、前記
操舵輪を使用者の操作によって操舵して走行する手動走
行モードを設け、前記手動走行モードから前記自動走行
モードに切り替わったとき、前記選択手段によって現在
位置に最も近い走行路を選択するので、使用者が自動走
行モードに切り替えても、早く走行路に復帰させること
ができ、スムーズに走行モードを切り替えることができ
る等の効果を奏する。
【0111】また、過去に走行した走行路を記憶する記
憶手段を設け、前記選択手段は、走行頻度の少ない走行
路を選択するので、一台の自走車両が記憶した走行路を
万遍なく走行させることができることから、複数台の自
走車両が走行しても個々の自走車両がコースを万遍なく
走行することになり、総合的にみてもコースを傷めるこ
とが無くなる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である本体の全体斜視図であ
る。
【図2】同制御回路のブロック図である。
【図3】同走行路記憶手段に記憶されているコースレイ
アウト図である。
【図4】同切替ポイントの制御を示すフローチャートで
ある。
【図5】同切替ポイントのテーブルデータである。
【図6】同自動走行モード選択時の走行制御を示すフロ
ーチャートである。
【図7】同自動走行モード選択時のステアリングモータ
の制御を示すフローチャートである。
【図8】同自動走行モード選択時の走行方向を読み込む
制御を示すフローチャートである。
【図9】同自動走行モード選択時の位置情報を入力する
制御を示すフローチャートである。
【図10】他の実施の形態における走行路情報を読み込
む制御を示すフローチャートである。
【図11】他の実施の形態における手動走行モードから
自動走行モードに切り替える時の走行路を示す図であ
る。
【符号の説明】
15 駆動源(走行用モータ) 18 走行駆動回路(モータコントローラ) 2 操舵輪(前輪) 20 操舵駆動回路 13 人工衛星 36 受信機 38 位置情報算出手段 47 走行路 39 走行路記憶手段 49 切替ポイント 50 選択手段(識別符号発振機) 1 選択手段(識別符号受信機) 17 制御回路(マイクロコンピュータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 征史 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 光枝 寛文 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 森山 孝治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松岡 和広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H301 AA03 AA09 BB13 CC03 CC06 DD01 DD06 FF11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源を駆動する走行駆動回路と、操舵
    輪を操舵するための操舵駆動回路とを備え、衛星からの
    位置情報を受信する受信機と、該受信機からの信号に基
    づいて現在位置を算出する位置情報算出手段と、予め設
    定された走行路を複数種類記憶する走行路記憶手段と、
    該走行路記憶手段に記憶した複数の走行路のうちの一つ
    を選択する選択手段と、前記位置情報算出手段と前記走
    行路記憶手段とを照合し、前記選択手段で選択した走行
    路を走行するように前記走行駆動回路と前記操舵駆動回
    路を制御する制御回路とを設けたことを特徴とする自走
    車両。
  2. 【請求項2】 前記走行路記憶手段に記憶された走行路
    は、ゴルフ場のフェアウェイ内に設けてあることを特徴
    とする請求項1記載の自走車両。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、識別信号によって切り
    替えることを特徴とする請求項1記載の自走車両。
  4. 【請求項4】 前記識別信号は、スイッチによって入力
    されることを特徴とする請求項3記載の自走車両。
  5. 【請求項5】 前記識別信号は、本体毎に設けてある識
    別符号であることを特徴とする請求項3記載の自走車
    両。
  6. 【請求項6】 前記識別信号は、日付によって切り替え
    られる識別符号であることを特徴とする請求項3記載の
    自走車両。
  7. 【請求項7】 前記制御回路によって前記位置情報算出
    手段と前記走行路記憶手段とを照合し、前記選択手段で
    選択した走行路を走行するように前記走行駆動回路と前
    記操舵駆動回路を制御する自動走行モードと、前記操舵
    輪を使用者の操作によって操舵して走行する手動走行モ
    ードを設け、前記手動走行モードから前記自動走行モー
    ドに切り替わったとき、前記選択手段によって現在位置
    に最も近い走行路を選択することを特徴とする請求項1
    記載の自走車両。
  8. 【請求項8】 過去に走行した走行路を記憶する記憶手
    段を設け、前記選択手段は、走行頻度の少ない走行路を
    選択することを特徴とする請求項1記載の自走車両。
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