JP2003262660A - 試験装置用ハンド及び試験装置 - Google Patents

試験装置用ハンド及び試験装置

Info

Publication number
JP2003262660A
JP2003262660A JP2002062567A JP2002062567A JP2003262660A JP 2003262660 A JP2003262660 A JP 2003262660A JP 2002062567 A JP2002062567 A JP 2002062567A JP 2002062567 A JP2002062567 A JP 2002062567A JP 2003262660 A JP2003262660 A JP 2003262660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rocking
main body
hand
test
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002062567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3693029B2 (ja
Inventor
Kensho Kotani
憲昭 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002062567A priority Critical patent/JP3693029B2/ja
Publication of JP2003262660A publication Critical patent/JP2003262660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3693029B2 publication Critical patent/JP3693029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験対象物を精度よく測定用ソケットに押圧
する揺動体を構成し、かつ試験装置を小型化して経済効
率を上げる試験装置用ハンドをを提供すること。 【解決手段】 試験対象物を測定用ソケット52に押圧
するための昇降手段と、この昇降手段に少なくとも揺動
体33を介して前記試験対象物を保持する保持手段49
とを有する試験装置用ハンドであって、前記揺動体33
は、揺動する揺動部本体34と、この揺動部本体34を
揺動させるための膜状に配置した膜状弾性部材35と、
この膜状弾性部材35を支持する支持部材36と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試験対象物を保持
して押圧するために試験装置に用いられるハンドおよび
試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動作性能等を試験する試験対象物には、
例えばIC(半導体集積回路装置)などがある。そし
て、一般的にこのIC等を試験する際には、そのIC等
を試験装置用ハンドで吸着保持等し、IC等の端子を測
定基板上に配置した測定用ソケットに挿入押圧し、その
後IC等に設けられた所定のリードに通電して電気的特
性を試験したりする。
【0003】図12は、このようなIC200を測定用
ソケット120に押圧する際の試験装置用ハンド100
の断面図である。この図では、先ず試験をするIC20
0の形状に照応した測定用ソケット120を電極126
上に配置する。すなわち、試験対象物であるIC200
の形状には、種類に応じて様々な形状のものがあるた
め、その形状に照応した測定用ソケット120に交換し
てから試験することとなる。そして、IC等を試験装置
用ハンド100の吸着器102で吸着保持し、昇降アー
ム104が降下して測定用ソケット120に当接する。
【0004】しかしながら、上述のようにIC200の
形状に合致した測定用ソケット120を交換する際に、
なんらかの原因によりこの測定用ソケット120を傾け
て載置してしまう場合がある。このような場合、交換後
の測定用ソケット120の取付け精度がなくなる。これ
は、IC200を測定用ソケット120面に押圧する力
がばらつく原因となる。特に、近年においては、電子機
器等は小型化薄型化が要求され、この電子機器等に実装
されるIC200も小型化薄型化が要求されるため、I
C200に設けられた端子210が小さく細くなり、各
端子210間の幅も狭くなっている。また、IC200
のハウジングの形状も様々な形状を有する。したがっ
て、このようなIC200に対応した測定用ソケット1
20を精度よく交換することが必要となる。
【0005】そのため、この図においては、昇降アーム
104にバネ106を設け、このバネ106によって揺
動することができる揺動体108を設けている。すなわ
ち、測定用ソケット120が傾いて載置されたりして
も、この揺動体108が揺動しながら測定用ソケット1
20の傾きに追従し、試験対象物を測定用ソケットの面
に均一に押圧して、精度よく押圧することができる。ま
た、このバネ106は、IC200を押圧する推力とも
なっている。
【0006】また、図12においては、揺動体108に
はベアリング110等を介してXYθ軸方向に遊動する
遊動体112が設けられている。すなわち、ICの端子
210の位置と測定用ソケット120の凹部122の位
置がXYθ軸方向にズレている場合には、この遊動体1
12がXYθ軸方向に遊動して、ICの端子210を測
定用ソケットの凹部122に挿入して押圧する。そし
て、測定ソケット120に押圧された状態のIC200
の端子210に、電極124,126を介して通電し、
IC200の電気的特性を試験する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に昇降アーム104の下にバネ106を垂下するように
設け、そして、このバネ106の先に揺動体108を設
け、この揺動体108の下に遊動体112を設けるよう
に構成すると、昇降アーム104から揺動体108まで
の機構が直列に配置されることとなる。そのため、試験
装置用ハンド100は大きくならざるを得ず、その結
果、試験装置全体も広いスペースが必要となる。特に、
試験を早く終わらせて歩留まりを良くしようとすると、
複数のIC200を同時に試験することが必要になり、
複数の試験装置用ハンド100を同一の試験装置内に収
容することとなる。そうすると、この試験装置用ハンド
100の寸法が大きいと、更に試験装置が大型化し、経
済効率が悪化する。
【0008】本発明の目的は、上述の課題を解決するた
めのものであり、試験対象物を精度よく測定用ソケット
に押圧するとともに、試験装置も小型化できる試験装置
用ハンド及び試験装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、試験対象物を測定用ソケットに押圧する
ための昇降手段と、この昇降手段に少なくとも揺動体を
介して前記試験対象物を保持する保持手段とを有する試
験装置用ハンドであって、前記揺動体は、揺動する揺動
部本体と、この揺動部本体を揺動させるための膜状に配
置した膜状弾性部材と、この膜状弾性部材を支持する支
持部材と、を備えることを特徴とする試験装置用ハンド
により達成される。
【0010】請求項1の構成によれば、試験装置用ハン
ドは、昇降手段と、この昇降手段に少なくとも揺動体を
介して前記試験対象物を保持する保持手段とを有する。
したがって、昇降手段で試験対象物を測定用ソケットに
押圧することができ、また、例えば測定用ソケットが傾
いて載置されたりしても、この揺動体が揺動しながら測
定用ソケットの傾きに追従するために、試験対象物を測
定用ソケットの面に均一に押圧することができる。
【0011】また、この揺動体は、揺動する揺動部本体
と、この揺動部本体を揺動させるために膜状に配置した
膜状弾性部材と、この膜状弾性部材を支持する支持部材
とを備える。すなわち、揺動する揺動部本体は、支持部
材に支持された弾性部材の弾力によって揺動するが、こ
の弾性部材は、例えば昇降手段の昇降方向を上下とした
場合に左右方向に膜状に配置される。そして、この膜状
の弾性部材に揺動部本体を接着あるいは固定する等し
て、揺動部本体は配置される。したがって、前記揺動体
によれば、従来の垂下したバネの先端に揺動部本体を設
けるような揺動体に比べて、昇降手段の昇降方向の厚み
を極く薄く構成することができる。これにより、本発明
によれば、試験対象物を精度よく測定用ソケットに押圧
するとともに、試験装置も小型化できる試験装置用ハン
ドを提供できる。
【0012】また、好ましくは、請求項2の発明によれ
ば、請求項1の構成において、前記揺動体は、前記支持
部材と前記膜状弾性部材及び/又は前記揺動部本体とに
より密閉空間を形成し、この密閉空間内の圧力を調整す
る圧力調整手段を備えることを特徴とする。
【0013】請求項2の構成によれば、前記揺動体は、
前記支持部材と前記膜状弾性部材及び/又は前記揺動部
本体とにより密閉空間を形成する。すなわち、揺動体の
内部には所定の密閉された空間が設けられるが、この空
間を作る壁の一部は膜状弾性部材及び/又は揺動部本体
によって形成される。そして、請求項2の構成によれ
ば、この密閉空間内の圧力を調整する圧力調整手段を備
える。すなわち、上述の密閉空間内の圧力を加圧又は減
圧することができる。そうすると、例えば、密閉空間内
に正圧を供給すると、前記膜状弾性部材及び/又は揺動
部本体等によって形成される密閉空間の容積が変化して
推力が発生する。
【0014】一方、試験装置用ハンドは、上述のよう
に、少なくとも揺動体を介して保持手段を有しており、
また、膜状弾性部材は、例えば昇降手段の昇降方向を上
下とした場合に左右方向に膜状に配置され、揺動部本体
はこの膜状弾性部材に設けられている。したがって、膜
状弾性部材及び/又は揺動部本体は、例えば密閉空間内
に正圧を供給すると、昇降手段の昇降方向を上下とした
場合の下方に押し出され、この揺動部本体を介して配置
される保持手段も下方に押し出される。
【0015】ここで、本試験装置で試験対象物の形状や
端子数が異なる複数種の試験対象物の試験を行う場合
に、この試験対象物を押圧する推力は、その試験対象物
毎および測定用ソケット毎に異なる。ところが、請求項
2の構成によれば、上述のように密閉空間内に供給する
圧力を調整することができるために、揺動部本体を下方
に押し出す推力を調整することがきる。これにより、請
求項1と同様の作用を発揮し、さらに試験対象物の形状
や物性等が異なる複数種の試験対象物を試験する場合で
あっても、この異なる複数種の試験対象物を適切に押圧
をすることができる。
【0016】また、より好ましくは、請求項3の発明に
よれば、請求項2の構成において、前記支持部材には、
前記揺動部本体の一部を係止する係止部が形成されてい
ることを特徴とする。請求項3の構成によれば、前記支
持部材に前記揺動部本体の一部を係止することができる
係止部が設けられている。すなわち、前記密閉空間に膜
状弾性部材の応力を超える所定の正圧を供給した場合
に、この膜状弾性部材が撓んで膜状弾性部材に設けられ
た揺動部本体の一部が支持部材の係止部に係止され、揺
動部本体は係止部によって規制される。そして、この係
止された状態で、試験対象物が測定用ソケットに昇降手
段により押圧されると、昇降手段の押圧力が、上述の正
圧の供給により生じた推力よりも大きい場合には、揺動
部本体は係止部から離れ、揺動しながら試験対象物を測
定用ソケット面に均一に押圧する。
【0017】ここで、膜状弾性部材については、厚みが
薄いほど本試験装置用ハンドを小型化できるが、厚みを
薄くすればする程、耐用劣化に配慮しなければならな
い。そこで、前記支持部材に前記揺動部本体の一部が係
止することができる係止部を設けることで、上述のよう
に揺動部本体は係止部によって規制され、無意味な膜状
弾性部材の撓み等を防止することができる。これによ
り、請求項2と同様の作用を発揮し、さらに試験装置用
ハンドの小型化に伴う膜状弾性部材の劣化を防止して、
精度よく試験対象物を押圧することができる。
【0018】より好ましくは、請求項4の発明によれ
ば、請求項3の構成において、前記係止部と前記揺動部
本体との間には、前記揺動部本体の揺動を規制するため
の揺動規制部が形成されていることを特徴とする。
【0019】請求項4の構成によれば、請求項3の構成
において、前記係止部と前記揺動部本体との間には、前
記揺動部本体の揺動を規制するための揺動規制部が形成
されている。すなわち、先ず係止部と揺動部本体との間
に例えば所定の間隔を設け、この係止部に前記揺動規制
部を設ける。したがって、揺動部本体が揺動する場合
に、上述の所定の間隔内においては揺動するが、揺動し
すぎると揺動規制部と揺動部本体とが接触して、それ以
上の揺動部本体の揺動を抑える。そうすると、揺動部本
体に接着等された膜状弾性部材についても、必要以上に
撓んだりすること等を抑えることができる。これによ
り、請求項3と同様の作用を発揮し、さらにより効果的
に膜状弾性部材の劣化を防止して、より精度よく試験対
象物を押圧することができる。
【0020】また、請求項5の発明によれば、請求項1
ないし4の構成において、前記揺動体に遊動手段を介し
て懸架される遊動体を備えることを特徴とする。請求項
5の構成によれば、前記揺動体に遊動手段を介して懸架
される遊動体を備える。すなわち、遊動体は例えば鋼球
などの遊動手段を介して懸架されている。そうすると、
遊動体はX軸Y軸θ軸方向に自在に移動することがで
き、この遊動体または遊動体を介して配置された保持手
段もX軸Y軸θ軸方向に自在に移動することができる。
これにより、請求項1ないし4と同様の作用を発揮し、
さらに測定用ソケットをX軸Y軸θ軸方向にずれて設置
した場合であっても、より精度よく試験対象物を押圧す
ることができる。
【0021】また、請求項6の発明によれば、請求項5
の構成において、前記遊動体と前記揺動部本体とは、前
記遊動体の位置を復元するための復元手段によって固定
されていることを特徴とする。請求項6の構成によれ
ば、前記遊動体と前記揺動部本体とは、前記遊動体の位
置を復元するための復元手段によって固定されている。
具体的には、試験装置用ハンドには弾性体などの復元手
段が配置されており、この復元手段の一部と遊動体とは
固定されている。一方、この復元手段と揺動部本体も固
定されている。そして、上述のように、遊動手段により
遊動体が移動すると、例えば弾性体などの復元手段は撓
んだりして変形する。そうすると、遊動体が移動しても
この復元手段の応力等により、遊動体は元の位置に復元
する。これにより、請求項6と同様の作用を発揮し、さ
らに試験対象物の試験終了後に、遊動体を元の位置に復
元し、以降の試験を容易にすることができる。
【0022】また、上述の目的は、請求項7の発明によ
れば、試験対象物を測定用ソケットに押圧するための昇
降手段と、この昇降手段に少なくとも揺動体を介して前
記試験対象物を保持する保持手段とを有するハンドを備
える試験装置であって、前記揺動体は、揺動する揺動部
本体と、この揺動部本体を揺動させるための膜状に配置
した膜状弾性部材と、この膜状弾性部材を支持する支持
部材と、を備えることを特徴とする試験装置により達成
される。請求項7の構成によれば、請求項1と同様に、
試験対象物を精度よく測定用ソケットに押圧するととも
に、試験装置も小型化できコストダウンが可能な試験装
置となる。
【0023】また好ましくは、請求項8の発明によれ
ば、請求項7の構成において、前記揺動体は、前記支持
部材と前記膜状弾性部材及び/又は前記揺動部本体とに
より密閉空間を形成し、この密閉空間内の圧力を調整す
る圧力調整手段を備えることを特徴とする。請求項8の
構成によれば、請求項2と同様に試験対象物の形状や物
性等が異なる複数種の試験対象物を適切に押圧すること
ができる。
【0024】また好ましくは、請求項9の発明によれ
ば、請求項7または8の構成において、前記試験装置に
複数の前記ハンドを備えることを特徴とする。これによ
り、小型化した複数のハンドを用いて、一つの試験装置
をもって複数の試験対象物の試験をすることができる。
したがって、請求項8または9と同様の作用を発揮し、
さらに試験時間を短縮化して歩留まりを良くすることが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。図1は本試験装置の平面図であり、図2は図1のト
ップカバー5を取り外した概略平面図である。なお、こ
の図における矢印は試験対象物であるICの搬送過程を
示す。
【0026】図1及び図2においては、先ずY軸上に移
動することができる機構を有する供給側トレイローダ1
0上にトレイ12aが載置されており、このトレイ12
a上には、試験対象物である例えばIC(半導体集積回
路装置)3が複数個載置されている。この供給側トレイ
ローダ10の近傍には、図2に示されるように、加温器
14が配置されている。この加温器14は、IC3を試
験前に加温するためのものである。すなわち、IC3の
試験をする前にIC3を加温することで、IC3の高温
下における電気的特性を試験することができる。
【0027】そして、この加温器14の近傍には、搬送
用シャトル16aと搬送用シャトル16bとが配置され
ている。この搬送用シャトル16a,16bは、IC3
を測定部20の近傍に搬送し、また測定部20で試験を
終えたIC3を搬送するためのシャトルである。また、
搬送用シャトル16aと搬送用シャトル16bとは、測
定部20を挟んで平行に配置され、各々X軸方向に独立
して移動を行うことができる。したがって、2つの搬送
用シャトル16a,16bをもって、IC3を交互に測
定部20の近傍に移動させることで、IC3を効率よく
測定部20に移動させることができ、IC3の試験時間
を短縮化して歩留まりを良くすることができる。
【0028】なお、供給側トレイローダ10から加温器
14に、また加温器14から搬送用シャトル16a,1
6bに、IC3を搬送するための手段として、X軸Y軸
Z軸方向に移動することができる搬送ロボット11が配
置されている。
【0029】そして、この搬送用シャトル16a,16
bの上方には、IC3を測定部20まで移動することが
できる試験装置用ハンド30が配置されている。また、
搬送用シャトル16a,16bに挟まれて、IC3の試
験を行うための測定部20が配置されている。図3はこ
の試験装置用ハンド30が測定部20の上方に移動した
際の概略平面図であり、図4は試験装置用ハンド30が
測定部20の上方に移動した際の概略正面図である。
【0030】この試験装置用ハンド30は、IC3を保
持して、このIC3を測定用ソケット52に挿入押圧す
るためのものであり、IC3を測定用ソケット52に挿
入押圧するために昇降手段、例えば昇降アーム60が設
けられている。そして、この図では試験装置用ハンド3
0には、昇降アーム60の他に、測定用ソケット52の
傾きに追従してIC3を測定用ソケット52の面に均一
に押圧するために揺動する揺動体33を備えている。ま
た、この揺動体33に懸架することで配置されてX軸Y
軸θ軸方向に遊動する遊動体40を備えている。また、
この遊動体40内に配置され、IC3を保持する保持手
段である例えば吸着器49を収容する圧接体48を備え
ている。この揺動体33および遊動体40等について
は、後で詳細に説明する。
【0031】また、測定部20には、図4に示されるよ
うに、押圧されたIC3のリード5に電気信号を送って
IC3の電気的特性等を試験するための測定用ソケット
52、及び電気信号を制御するための基板54、並びに
測定用ソケット52と基板54を電気的に接続するため
のレセプタクル(コネクタ)51が配置されている。な
お、測定用ソケット52は、レセプタクル(コネクタ)
51を介さずに、測定用ソケット52と基板54を電気
的に接続配線してもよい。この測定用ソケット52は、
ソケット取付板50によって取付けられており、基板5
4と着脱することができ、試験対象物であるIC3の種
類に応じて、形状等の異なる測定用ソケット52と交換
することができる。測定用ソケット52には、プローブ
またはピン56が設けられており、このプローブまたは
ピン56にIC3のリード5が押圧してIC3の電気的
特性等の試験を行う。
【0032】そして、図2では、搬送用シャトル16b
の近傍に、試験が終了したIC3を載置する複数枚の収
納トレイ12bが配置され、この収納トレイ12bをY
軸上に移動させることができる機構を有する収納側トレ
イアンローダ19が配置されている。このように、複数
枚の収納トレイ12bを配置することで、測定部20で
試験を終えたIC3を、試験結果によって良品,不良品
それぞれ対応した収納トレイ12bに収納することがで
きる。また、この収納側トレイアンローダ19の近傍に
は、収納側トレイアンローダ19上に載置されずY軸上
に移動することがない固定トレイ18が配置されてお
り、この固定トレイ18上にも、試験終了後のIC3を
載置することができる。
【0033】なお、搬送用シャトル16a,16bから
収納側トレイ12b或いは固定トレイ18に、IC3を
搬送するための手段として、X軸Y軸Z軸方向に移動す
ることができる搬送ロボット13が配置されている。
【0034】次ぎに、試験装置用ハンド30に関する実
施形態を説明する。図5および図6は図3のA−A線拡
大端面図であり、図5はハンド32を測定用ソケット5
2に押圧する前の図であり、図6はハンド32を測定用
ソケット52に押圧した際の図である。なお、図示では
測定用ソケットの傾きを極端な形で示しているが、この
傾きは装置ごとに異なるものであり、この図に限定され
るものではない。この図において、ハンド32は揺動体
33と、この揺動体33に遊動手段42を介して懸架し
た遊動体40と、この遊動体40に設けられ、保持手段
例えば吸着器49を収容した圧接体48とを備えてい
る。
【0035】ここで、揺動体33は揺動しながら測定用
ソケット52の傾きに追従し、IC3を測定用ソケット
52の面に均一に押圧するための手段である。具体的に
は、揺動体33は揺動する揺動部本体34と、この揺動
部本体34の例えば表面に接着して揺動部本体34を揺
動させるための膜状弾性部材である例えばゴム膜35
と、このゴム膜35を支持するための支持部材36を備
えている。
【0036】具体的には、この図における支持体36は
2つのパーツに分割されており、この2つのパーツにゴ
ム膜35を挟み込み、ネジ37等でこの2つのパーツを
結合させてることで、ゴム膜35を支持している。この
ように、ゴム膜35を挟み込んでネジ37で支持体36
の2つのパーツを結合させることにより、ゴム膜35が
経年劣化したりその他ゴム膜35の交換をしたい場合
に、容易に交換することができる。
【0037】そして、この支持体36に支持されたゴム
膜35は、昇降アーム60の昇降方向と直交する方向に
薄膜状に配置され、このゴム膜35に揺動部本体34が
接着等されている。これにより、ゴム膜35は昇降アー
ム60の昇降方向と直交する方向に薄膜状に配置されて
いるので、ハンド35の昇降方向の厚みを薄くすること
ができ、このハンド35を有する試験装置を小型化して
経済効率を上げることができる。なお、図5および図6
においては、ゴム膜35は揺動部本体34の上部表面に
接着等されて配置しているが、このゴム膜35の配置方
法の変形例を示す図7(a)(b)に示すように、ゴム
膜35を揺動部本体34に通すように配置したり、揺動
部本体34の表面を覆うように配置してもよい。また、
ゴム膜35は揺動部本体34と接着されていなくてもよ
い。
【0038】ここで、ゴム膜35はバネ等の弾性体と比
べて劣化する時間が早く、特に、本実施形態のように薄
膜状に配置され、かつ揺動することになると尚更であ
る。そして、ゴム膜35が劣化すると、IC3を測定用
ソケット52面に均一に押圧して、精度よく押圧できな
くなってしまう。そのため、ゴム膜35は劣化し難い材
質のものを用いる必要があり、シリコーンゴム、フッ素
ゴム、ニトリルゴム、或いはエピクロルヒドリンゴム等
を用いることが望ましい。
【0039】しかし、このようなゴム膜35を用いた場
合であっても、揺動部本体34が揺動しすぎると多少の
劣化は避けられない。一方、近年のIC3は小型化薄型
化されていることから、IC3に係合した端子5が細く
軟弱なために不均一に押圧すると端子5が屈曲してしま
うなどの弊害が起きるため、ゴム膜35の多少の劣化を
回避する必要がある。そこで、本実施形態においては、
揺動部本体34が必要以上揺動して、膜状弾性部材35
が撓んだりしすぎないように、図5および図6に示され
るように、揺動部本体34が支持部材36に係止される
ように係止部39が設けられている。
【0040】さらに、本実施形態においては、以下のよ
うにゴム膜35の劣化を回避するために、揺動部本体3
4が必要以上に揺動することを規制する揺動規制部を上
記係止部39に設けている。図8はこの揺動規制部を説
明するための図であり、揺動部本体34が係止部39に
係止されていない図である。この図においては、先ず係
止部39の中心に向かう内部側壁36aと、揺動部本体
34の内部側壁36aと対向する側壁34aに空間S1
を設けている。すなわち、この空間S1は揺動部本体3
4が揺動することができるための空間となる。ところ
が、この空間S1を形成する係止部39の内部側壁36
aと揺動部本体34の側壁34aとの距離W1が離れす
ぎていると、揺動部本体34は無意味に揺動してゴム膜
35の劣化を早めることとなる。そのため、この図にお
いては、係止部39の内部側壁36aと揺動部本体34
の側壁34aとの距離W1の距離を、揺動部本体34が
最大でも角度が0.5度だけ揺動するように、適宜に設
定した揺動規制部としての係止部39の内部側壁36a
を設ける。
【0041】また、図9は図8のC−C線端面図であ
る。この図では、揺動部本体34の一部に凹部37が設
けられている。そして、支持部材36側にはこの凹部3
7に入り込むように第2の揺動規制部としての凸部38
が設けられている。そうすると、揺動部本体34がθ方
向に回転すると、この凸部38が凹部37の壁面に当接
し、揺動部本体34が必要以上にθ方向に回転すること
を防止することができる。これにより、ゴム膜35の必
要以上の撓み等を防止して、ゴム膜35の劣化を回避す
ることができる。
【0042】また、図4ないし図6に示されるように、
揺動体33には、膜状弾性部材35と支持部材36とに
より密閉空間S3が設けられている。そして、この密閉
空間S3の上面には、圧力調整手段70から空気が出入
りするための空気孔72が設けられている。すなわち、
この密閉空間S3を作る壁の一部は膜状弾性部材によっ
て形成されているため、この密閉空間S3に圧力調整手
段から正圧を供給すると、この密閉空間S3の一部の壁
を作る膜状弾性部材は、密閉空間S3を広げようとして
下方に撓み、その結果、揺動部本体34が下方に押出さ
れようとする。
【0043】ところが、上述のように、支持部材36に
は係止部39が設けられているため、揺動部本体34は
この係止部39に係止される。そして、この揺動部本体
34が係止部39に係止された状態で昇降アーム60が
下降し、ハンド32を測定用ソケット52に圧力調整手
段70により加えた圧力よりも大きい力で押しつける。
そうすると、図6に示すように、揺動部本体34は係止
部79から離れて、揺動しながら測定用ソケット52の
傾きに追従し、IC3を測定用ソケット52の面に均一
に押圧することができる。
【0044】また、IC3の種類が異なるとIC3を測
定用ソケット52に押圧する力も変更しなければならな
いことから、圧力調整手段70は供給する圧力を調整す
ることができる。図11は、この圧力調整手段70の概
略ブロック図である。この図においては、データベース
72にはIC3の種類毎に押圧すべき力、すなわち揺動
部本体34の推力が記憶されている。そして、入力部7
4で試験を受けるIC3の種類を入力すると、データベ
ース72がこの推力を制御部76に出力する。そうする
と、制御部76は例えば密閉空間S3内に加える圧力を
発生する空気量を計算する。すなわち、揺動部本体34
が下方に押出される推力は、膜状弾性部材35の受圧面
積と正圧の積で求められるが受圧面積は一定であるた
め、データベース72から制御部76に入力された推力
から膜状弾性部材35の受圧面積を割ることで正圧を求
める。そして、この正圧に基いて駆動部77がパイロッ
ト弁78を駆動させ、所定の空気圧を密閉空間S3に加
える。
【0045】このようにして、IC3の形状や物性等が
異なる場合であっても、この異なるIC3毎に適切に押
圧することができる。なお、本実施形態では上述の受圧
面積は密閉空間S3を形成する膜状弾性部材35の面積
とイコールであるが、図7(a)に示すように、ゴム膜
35を揺動部本体34に通すように配置した場合には、
受圧面積は密閉空間S3を形成する膜状弾性部材35と
揺動部本体34との面積を加算して求める。
【0046】また、図5または図6に示すように、この
ゴム膜35に固定した揺動部本体34と遊動体40との
間には遊動手段である例えばベアリング等の鋼球42が
配置され、この鋼球42の周囲には空間S2が設けられ
ている。したがって、遊動体40はこの鋼球42が転が
るとともに空間S2をX軸Y軸θ軸方向に移動すること
ができる。これにより、遊動体40に結合した圧接体4
8内の吸着器49、およびこの吸着器49で保持された
IC3がX軸Y軸θ軸方向に移動し、測定用ソケットを
X軸Y軸θ軸方向にずれて載置した場合であっても、よ
り精度よく試験対象物を押圧することができる。
【0047】また、ハンド32には、遊動体40がX軸
Y軸θ軸方向に移動したとしても、遊動体40を元の位
置に戻す復元手段が配置されている。図10はこの復元
手段を説明するための図4のB−B線端面図である。こ
の図において、揺動部本体34は復元手段である例えば
板バネ44に4方向で接している。また、この板バネ4
4は遊動体40に設けられた固定ピン46等とも固定さ
れている。そうすると、遊動体40が例えばX軸方向に
移動すると、Y軸方向にある板バネ44がX軸方向に撓
み、板バネ44の応力により遊動体40は元の位置に戻
ろうとする。また、同様にして遊動体40がY軸方向或
いはθ軸方向に移動しても、板バネ44の応力によっ
て、遊動体40は元の位置に戻ろうとする。これによ
り、IC3の試験終了後に遊動体40を元の位置に復元
することで、次ぎに試験を受けるIC3の吸着がし易く
なり、勘合部の摩耗を低減することができる。なお、本
実施の形態では、復元手段に板バネを用いるが、その他
にもコイルばね(圧縮ばね、引っ張りばね)、ゴム等の
弾性体等を用いてもよい。
【0048】本実施の形態に係る試験装置1は以上のよ
うに構成されるが、以下、その動作等について、測定部
20を中心に説明する。先ず、図1に示すように、先ず
試験装置1のトップカバー5に覆われていない供給側ト
レイローダ10の上にトレイ12aを載置する。このト
レイ12a上には、試験対象物である例えばIC3がX
Y軸上に複数列並んでいる。そうすると、図2に示され
るように、供給側トレイローダ10はトップカバー5に
覆われるY軸方向に移動する。その後、搬送ロボット1
1が、供給側トレイローダ10上のトレイ12に載置さ
れたIC3を加温器14に載置する。そして、IC3を
加温すると、搬送ロボット11がIC3を例えば搬送用
シャトル16aに搬送する。
【0049】その後、搬送用シャトル16aは測定部2
0の近傍に移動する。そして、例えば4個のハンド32
を備える試験装置用ハンド30が、測定部20近傍に移
動してきた4個のIC3を、図4に示されるように吸着
等して持ち上げて、測定部20の上に移動する。このよ
うに、試験装置用ハンド30に複数のハンド32を備
え、これらのIC3を同時に試験することで、試験時間
を短縮化して歩留まりを良くすることができる。なお、
ハンド32とソケット52は3個以下であっても、或い
は5個以上であっても勿論よい。
【0050】この際、図5に示されるように、圧力調整
手段70で揺動体33の内部に形成された密閉空間S3
内に正圧が加えられている。そうすると、膜状弾性部材
35が下方に撓むとともに膜状弾性部材35に固定した
揺動部本体34が下方に押され、揺動部本体34は支持
部材36に設けられた係止部39に懸架する。この状態
で、図4に示す昇降アーム60が下降し、吸着器49で
保持されたIC3を測定用ソケット52に当接する。
【0051】その後、昇降アーム60はさらに測定用ソ
ケット52にIC3を押しつける。そうすると、図6に
示されるように、揺動部本体34は係止部39から離
れ、膜状弾性部材35が撓んだりしながら揺動部本体3
4は揺動し、測定用ソケット52が例えば傾いて載置さ
れていた場合であっても、揺動しながら測定用ソケット
52の傾きに追従し、IC3を測定用ソケット52面に
均一に押圧する。また、測定用ソケット52がX軸Y軸
θ軸方向にズレて載置された場合であっても、揺動部本
体34と遊動体40との間に配置された遊動手段である
例えば鋼球42が転がるとともに、この鋼球42の周囲
に設けられた空間S2を遊動体40がX軸Y軸θ軸方向
に遊動し、IC3をより精度よく試験対象物を押圧する
ことができる。そして、測定用ソケット52に押圧した
IC3の試験を行う。
【0052】なお、この試験の間、搬送ロボット11は
加熱器14上にあるIC3を搬送用シャトル16bに搬
送しておき、搬送用シャトル16bは測定部20近傍に
移動している。そして、搬送用シャトル16aから搬送
されたIC3の試験が終了して、IC3が搬送用シャト
ル16a上にあるトレイに戻されると、入れ替わるよう
搬送用シャトル16bの上にあるIC3を試験装置用ハ
ンド30が吸着等して持ち上げ、測定部20に配置され
た測定用ソケット52にIC3を上述と同様に押圧して
電気的特性を試験する。このように、搬送用シャトル1
6a,16bからIC3を交互に測定部に移動させるこ
とで、IC3の試験時間を短縮化して歩留まりを良くす
ることができる。
【0053】その後、試験を終えたIC3は、図2に示
すように、搬送用シャトル16aまたは16bで測定部
20近傍から搬出され、搬送ロボット13により収納側
トレイアンローダ19に載置される。そして、この収納
側トレイアンローダ19がトップカバー5に覆われてい
ないY軸方向に移動して本試験装置内の試験を終了す
る。
【0054】本発明の実施形態は、以上のように構成さ
れ、動作等するが、本発明においては、上記実施の形態
に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々
の変更を行うことができる。そして、上記実施の形態の
構成は、その一部を省略したり、上述していない他の任
意の組合せに変更することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
試験対象物を精度よく測定用ソケットに押圧する揺動体
を構成し、かつ試験装置を小型化して経済効率を上げる
試験装置用ハンドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハンドを備える試験装置の平面図。
【図2】 図1のトップカバーを取り外した概略平面図
【図3】 試験装置用ハンドが測定部の上方に移動した
際の概略平面図。
【図4】 試験装置用ハンドが測定部の上方に移動した
際の概略正面図
【図5】 図3のA−A線拡大端面図であり、ハンドを
測定用ソケットに押圧する前の図。
【図6】 図3のA−A線拡大端面図であり、ハンドを
測定用ソケットに押圧した際の図。
【図7】 ゴム膜の配置方法の変形例を示す図であり、
(a)はゴム膜を揺動部本体に通すように配置した図、
(b)はゴム膜を揺動部本体の表面を覆うように配置し
た図。
【図8】 揺動規制部を説明するための揺動部本体が係
止部に係止されていない図。
【図9】 図8のC−C線端面図
【図10】 復元手段を説明するための図4のB−B線
端面図
【図11】 圧力調整手段の概略ブロック図
【図12】 ICを測定用ソケットに押圧する際の従来
の試験装置用ハンドの断面図。
【符号の説明】
1・・・試験装置 3・・・IC 30,100・・・試験装置用ハンド 32・・・ハンド 33・・・揺動体 34,108・・・揺動部本体 35・・・膜状弾性部材 39・・・係止部 36a,38・・・揺動規制部 S3・・・密閉空間 40,112・・・遊動体 42・・・遊動手段 44・・・板バネ 46・・・固定ピン 49,102・・・吸着器 52,120・・・測定用ソケット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験対象物を測定用ソケットに押圧する
    ための昇降手段と、この昇降手段に少なくとも揺動体を
    介して前記試験対象物を保持する保持手段とを有する試
    験装置用ハンドであって、前記揺動体は、揺動する揺動
    部本体と、この揺動部本体を揺動させるための膜状に配
    置した膜状弾性部材と、この膜状弾性部材を支持する支
    持部材と、を備えることを特徴とする試験装置用ハン
    ド。
  2. 【請求項2】 前記揺動体は、前記支持部材と前記膜状
    弾性部材及び/又は前記揺動部本体とにより密閉空間を
    形成し、この密閉空間内の圧力を調整する圧力調整手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の試験装置用
    ハンド。
  3. 【請求項3】 前記支持部材には、前記揺動部本体の一
    部を係止する係止部が形成されていることを特徴とする
    請求項2に記載の試験装置用ハンド。
  4. 【請求項4】 前記係止部と前記揺動部本体との間に
    は、前記揺動部本体の揺動を規制するための揺動規制部
    が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の試
    験装置用ハンド。
  5. 【請求項5】 前記揺動体に遊動手段を介して懸架され
    る遊動体を、備えることを特徴とする請求項1ないし4
    に記載の試験装置用ハンド。
  6. 【請求項6】 前記遊動体と前記揺動部本体とは、前記
    遊動体の位置を復元するための復元手段によって固定さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載の試験装置用
    ハンド。
  7. 【請求項7】 試験対象物を測定用ソケットに押圧する
    ための昇降手段と、この昇降手段に少なくとも揺動体を
    介して前記試験対象物を保持する保持手段とを有するハ
    ンドを備える試験装置であって、前記揺動体は、揺動す
    る揺動部本体と、この揺動部本体を揺動させるための膜
    状に配置した膜状弾性部材と、この膜状弾性部材を支持
    する支持部材と、を備えることを特徴とする試験装置。
  8. 【請求項8】 前記揺動体は、前記支持部材と前記膜状
    弾性部材及び/又は前記揺動部本体とにより密閉空間を
    形成し、この密閉空間内の圧力を調整する圧力調整手段
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の試験装置。
  9. 【請求項9】 前記試験装置に複数の前記ハンドを備え
    ることを特徴とする請求項7または8に記載の試験装
    置。
JP2002062567A 2002-03-07 2002-03-07 試験装置用ハンド及び試験装置 Expired - Fee Related JP3693029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002062567A JP3693029B2 (ja) 2002-03-07 2002-03-07 試験装置用ハンド及び試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002062567A JP3693029B2 (ja) 2002-03-07 2002-03-07 試験装置用ハンド及び試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003262660A true JP2003262660A (ja) 2003-09-19
JP3693029B2 JP3693029B2 (ja) 2005-09-07

Family

ID=29196278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002062567A Expired - Fee Related JP3693029B2 (ja) 2002-03-07 2002-03-07 試験装置用ハンド及び試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3693029B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014238378A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 セイコーエプソン株式会社 電子部品押圧装置、電子部品押圧ユニット、電子部品搬送装置および電子部品検査装置
CN107884700A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 精工爱普生株式会社 电子元器件传送装置以及电子元器件检查装置
JP2018087796A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07239362A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Ando Electric Co Ltd 浮動機構つき吸着ハンドおよび搬送接触機構
JP2000193716A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Shinano Electronics:Kk Icテストハンドラ
JP2001124825A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Ando Electric Co Ltd オートハンドラ用ハンド
JP2002005990A (ja) * 2000-06-23 2002-01-09 Advantest Corp コンタクトアームおよびこれを用いた電子部品試験装置
JP2003139816A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Koganei Corp コンタクトユニット

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07239362A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Ando Electric Co Ltd 浮動機構つき吸着ハンドおよび搬送接触機構
JP2000193716A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Shinano Electronics:Kk Icテストハンドラ
JP2001124825A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Ando Electric Co Ltd オートハンドラ用ハンド
JP2002005990A (ja) * 2000-06-23 2002-01-09 Advantest Corp コンタクトアームおよびこれを用いた電子部品試験装置
JP2003139816A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Koganei Corp コンタクトユニット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014238378A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 セイコーエプソン株式会社 電子部品押圧装置、電子部品押圧ユニット、電子部品搬送装置および電子部品検査装置
CN107884700A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 精工爱普生株式会社 电子元器件传送装置以及电子元器件检查装置
CN107884700B (zh) * 2016-09-29 2020-10-30 精工爱普生株式会社 电子元器件传送装置以及电子元器件检查装置
JP2018087796A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3693029B2 (ja) 2005-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6791347B2 (en) Probe apparatus applicable to a wafer level burn-in screening
US20060220667A1 (en) Testing device and testing method of a semiconductor device
TWI547697B (zh) 檢查單元、探針卡、檢查裝置,及檢查裝置的控制系統
JP6895772B2 (ja) 検査装置およびコンタクト方法
JP2010186998A (ja) 半導体ウェハ試験装置
JP2000180469A (ja) 半導体装置用コンタクタ及び半導体装置用コンタクタを用いた試験装置及び半導体装置用コンタクタを用いた試験方法及び半導体装置用コンタクタのクリーニング方法
CN109863414A (zh) 基板检查装置和基板检查方法
TW436953B (en) Inspection method and apparatus for semiconductor integrated circuit, and vacuum contactor mechanish
JPH0883825A (ja) プローブ装置
KR100664777B1 (ko) 부품실장장치 및 부품실장방법
US9696369B2 (en) Wafer test apparatus
JP2018157131A (ja) ステージクリーニング方法およびステージクリーニング部材、ステージクリーニング部材の製造方法、ならびに検査システム
JP4592885B2 (ja) 半導体基板試験装置
TW202137363A (zh) 加壓模組以及具有該加壓模組的元件處理器
JP2022169624A (ja) 検査治具
JP2003262660A (ja) 試験装置用ハンド及び試験装置
JPH10223704A (ja) ウエハの一括検査装置及びウエハの一括検査方法
KR100691164B1 (ko) 프로브 카드 조립체
JP2021038999A (ja) 電気的接続装置、検査装置及び接触対象体と接触子との電気的接続方法
JP2017161326A (ja) 電子部品搬送装置、および電子部品検査装置
JPH07135240A (ja) プローブ装置
US20240075633A1 (en) Substrate processing apparatus, substrate shape specifying method, transfer device, and end effector
CN111999624A (zh) 中间连接部件和检查装置
JP2002328149A (ja) Icソケット
TW202025356A (zh) 檢查裝置及檢查方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3693029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120701

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120701

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130701

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees