JPH10223704A - ウエハの一括検査装置及びウエハの一括検査方法 - Google Patents

ウエハの一括検査装置及びウエハの一括検査方法

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JPH10223704A
JPH10223704A JP3436897A JP3436897A JPH10223704A JP H10223704 A JPH10223704 A JP H10223704A JP 3436897 A JP3436897 A JP 3436897A JP 3436897 A JP3436897 A JP 3436897A JP H10223704 A JPH10223704 A JP H10223704A
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contactor
wafer
semiconductor wafer
chamber
electrodes
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ウエハの大口径化に伴ってチップ毎にメイン
チャックを繰り返し移動させてチップをプローブ針と接
触させていたのでは一枚のウエハ検査に多大に時間を要
する。また、ウエハ内の高低温条件の均熱化及び昇降温
の迅速化が求められている。 【解決手段】 本ウエハの一括検査装置10は、ウエハ
Wを吸着保持して搬送するアーム11と、ウエハWを搬
出入する搬出入口を有し且つ密閉及び移動可能なチャン
バー12と、リング状の位置調整機構13と、ウエハW
の全ての電極に一括して電気的に接触する突起端子を内
面に有するコンタクタ14と、このコンタクタ14の外
周に沿ってウエハWを支持するOリング15と、コンタ
クタ14で囲まれた密閉空間16内の圧力を減圧する排
気手段と、コンタクタ14外面の接続端子と電気的に導
通するテストヘッド18とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ(以
下、単に「ウエハ」と称す。)とコンタクタとを一括し
て接触させてウエハの電気的特性検査を行うウエハの一
括検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの電気的検査を行う検査装
置として例えばプローブ装置が広く知られている。この
プローブ装置は、一般に、ウエハを1枚ずつ搬送するウ
エハ搬送機構と、このウエハ搬送機構で搬送する間に例
えばオリエンテーションフラットを基準にしてウエハの
プリアライメントを行うサブチャックと、このサブチャ
ック上でプリアライメントされたウエハを搬送機構を介
して受け取るX、Y、Z及びθ方向に移動可能なメイン
チャックと、このメインチャック上方に配置されたプロ
ーブカードと、このプローブカードとテスタとの電気的
接続を図る接続リング及びテストヘッドと備えて構成さ
れている。
【0003】そして、ウエハの電気的特性検査を行う場
合に、図7に示すように、ウエハWを載せたメインチャ
ック1をX、Y、Z及びθ方向に移動させてウエハの電
極パッドとプローブカード2のプローブ針3との位置合
わせを行った後、メインチャックをZ方向に移動させて
ウエハの電極とプローブ針3とを電気的に接触させてウ
エハの電気的特性検査を行うようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
ウエハが大口径化し、例えば12インチウエハになる
と、従来の6インチあるいは8インチウエハと比較して
メインチャック自体が大型化するばかりでなく、メイン
チャックのX、Y方向の移動領域が格段に広くなり、検
査装置が大型化するという課題があった。また、12イ
ンチのウエハは6インチあるいは8インチのウエハと比
較して1枚のウエハに形成されるチップの数が激増し、
1チップ毎あるいは複数個のチップ毎にメインチャック
を繰り返し移動させて電極パッドとプローブ針と接触さ
せていたのではウエハの検査に多大に時間を要するとい
う課題があった。また、ウエハ内の高低温条件の均熱化
及び昇降温の迅速化が求められている。
【0005】尚、検査時間を短縮する技術として例えば
特開昭61−78136号公報や特開昭64−3955
9号公報においてウエハの全ての電極パッドに対して一
括して接触するプローブカードが提案されているが、各
プローブカードを適用した一括接触させる検査装置につ
いては提案されていない。一方、例えば特開平3−17
1749号公報には一括して接触させるプローブカード
を用いたバーイン用の試験装置が提案されているが、こ
の検査装置の場合にはウエハを載せる載置台や、プロー
ブカードを取り付けるステージ及びその駆動機構を有
し、ウエハとプローブカードとを接触させる方式等は依
然として従来の方式のままであり、装置の小型化という
面では十分なものではない。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、ウエハの全電極とコンタクタの全接触端子
とを一括して接触させて検査時間を短縮すると共に、装
置の小型化を実現することができるウエハの一括検査装
置及びウエハの一括検査方法を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のウエハの一括検査装置は、半導体ウエハを吸着保持し
て搬送するアームと、このアームを介して半導体ウエハ
を搬出入する搬出入口を有し且つ密閉及び移動可能なチ
ャンバーと、このチャンバーの下部内周面沿って設けら
れたリング状の位置調整機構と、この位置調整機構によ
ってX、Y及びθ方向に移動可能に保持され且つ上記半
導体ウエハの全ての電極に一括して電気的に接触する突
起端子を内面に有するコンタクタと、このコンタクタの
外周に沿って上記位置調整機構上に設けられ且つ上記半
導体ウエハを支持するリング状の弾性部材と、この弾性
部材、上記半導体ウエハ及び上記コンタクタで囲まれた
空間内の圧力を減圧する排気手段と、この排気手段によ
り減圧されて上記各電極と上記各突起端子とが一括接触
した状態で上記コンタクタ外面の接続端子と電気的に導
通するテストヘッドとを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0008】また、本発明の請求項2に記載のウエハの
一括検査装置は、請求項1に記載の発明において、上記
チャンバーは上記半導体ウエハを検査温度に調整するた
めのガスを給排するガス給排部を有することを特徴とす
るものである。
【0009】また、本発明の請求項3に記載のウエハの
一括検査装置は、請求項1または請求項2に記載の発明
において、上記位置調整機構は上記コンタクタをX、Y
及びθ方向へそれぞれ独立して移動させる圧電素子を有
することを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項4に記載のウエハの
一括検査装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に
記載の発明において、上記テストヘッド上に接続リング
を設け、この接続リングを介して上記コンタクタと上記
テストヘッドとを電気的に接続することを特徴とするも
のである。
【0011】また、本発明の請求項5に記載のウエハの
一括検査装置は、請求項4に記載の発明において、上記
接続リングはマルチプレクサを内蔵することを特徴とす
るものである。
【0012】また、本発明の請求項6に記載のウエハの
一括検査方法は、コンタクタ表面に半導体ウエハの多数
の電極に対応して形成された各突起端子を上記半導体ウ
エハの各電極に一括して電気的に接触させて上記半導体
ウエハの電気的特性検査を行う方法において、上記半導
体ウエハをアームを介して保持した状態で上記コンタク
タを下端部に有するチャンバー内へ搬入し、上記各電極
と上記各突起端子を位置合わせした後、これら両者間に
弾性部材を介して密閉空間を作り、この密閉空間内の圧
力を減圧することにより上記弾性部材を圧縮変形させて
上記各電極と上記各突起端子とを接触させ、次いで、上
記チャンバーをテストヘッド上へ移動させて上記コンタ
クタと上記テストヘッドとの導通可能にすることを特徴
とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6に示す実施形態
に基づいて本発明を説明する。本実施形態の検査装置1
0は、例えば図1に示すように、表面全面に多数個のI
Cチップが形成されたウエハWを真空吸着して搬送する
多関節型の搬送ロボット(図示せず)のアーム11と、
このアーム11がウエハWを保持した状態で侵入できる
チャンバー12とを備えている。このチャンバー12
は、下端が開口し、上端が閉止したほぼ円筒状に形成さ
れ、しかも後述するテストヘッドに対して昇降可能にな
っている。そして、チャンバー12の周壁の一部にはウ
エハWをアーム11を介して搬出入する搬出入口12A
が形成され、搬出入口12Aはゲートバルブ12Bによ
って開閉可能になっている。このゲートバルブ12Bは
図1に示すようにアーム11がチャンバー12内に侵入
した状態で搬出入口12Aを閉じ、チャンバー12内の
気密を保持できるようにしてある。また、チャンバー1
2の上壁にはガス供給管が接続されたガス供給口12C
と、ガス排出管が接続されたガス排出口12Dが形成さ
れ、ガス供給口12Cを介してウエハWの温度を調節す
る冷却用または加熱用のガスをチャンバー12内へ供給
してチャンバー12内の温度を制御し、冷却後あるいは
加熱後のガスをガス排出口12Dから排出するようにし
てある。また、チャンバー12の下端には径方向内方へ
延びるフランジ12Eが形成されている。
【0014】上記チャンバー12のフランジ12Eには
リング状に形成された後述の位置調整機構13が設けら
れている。この位置調整機構13の内周上端には例えば
ポリイミド系樹脂等の透明樹脂によって形成されメンブ
レンカードからなるコンタクタ14が保持され、このコ
ンタクタ14によってチャンバー12の下端開口を閉塞
している。コンタクタ14の内面にはウエハWの全IC
チップに形成された例えば2〜3万個の電極パッドにそ
れぞれ対応する突起端子14A(図1では上向きの矢印
で示してある)が形成され、その外面には各突起端子に
対応した接続端子が2〜3万個形成されている。また、
位置調整機構13上面にはOリング15が設けられ、こ
のOリング15上にアーム11で搬入したウエハWの表
面を接触させて電極パッドを下向きに載置するようにし
てある。従って、アーム11がウエハWを保持した状態
でチャンバー12内に侵入し、ウエハWの表面をOリン
グ15に接触させると、Oリング15を介してコンタク
タ14とウエハWの間に密閉空間(図1では斜線で示し
てある)16を形成するようにしてある。
【0015】また、上記プローブ装置10は、図1に示
すように、コンタクタ14の外面に形成された2〜3万
個の接続端子とそれぞれ電気的に接触する同数の接続端
子例えばポゴピン(図1では3個の矢印で示してある)
17Aを上面に有する接続リング17と、この接続リン
グ17の下面にポゴピン17Aより少ない接続端子とそ
れぞれ電気的に接触する接続端子例えばポゴピン(図1
では3個の三角突起として示してある)18Aを上面に
有するテストヘッド18とを備えている。そして、接続
リング17及びテストヘッド18はチャンバー12の真
下にこれと同軸状態で配置されている。このテストヘッ
ド18はピンエレクトロニクスを内蔵していることから
コンタクタ14の2〜3万個の接続端子に対して同時に
接続をとることができないため(全電極パッドとの接続
をとるには極めて多くの電子部品が必要となり、それ
故、テストヘッドが極めて大きく、しかも重量的にも極
めて重くなって現実的でない)、テストヘッド18のポ
ゴピン18Aの本数は例えば接続リング17のポゴピン
17Aの本数の十分の一程度に過ぎない。そのため、接
続リング17内にはマルチプレクサが内蔵され、このマ
ルチプレクサによりコンタクタ14とテストヘッド18
との接続を逐次切り替えるようにしてある。従って、検
査時には、チャンバー12が下降してコンタクタ14と
接続リング17とが電気的に接続され、テストヘッド1
8を介してウエハWと図示しないテスタとの間で測定用
信号を遣取りするようにしてある。
【0016】また、図2に示すように位置調整機構13
の一部に排気路19が形成され、この排気路19の一端
はOリング15の内側で開口し、他端がOリング15の
外側で開口している。また、チャンバー12の側壁には
排気路19の近傍に位置させた排気路19Aが形成さ
れ、これらの両排気路19、19Aは例えばフレキシブ
ル配管20を介して連通している。更に、チャンバー1
2を貫通する排気路19Aには図示しない配管を介して
排気手段としての真空ポンプが接続され、真空ポンプに
より密閉空間16の圧力を減圧し、この時のOリング1
5の圧縮変形でウエハWの全電極パッドとこれらに対応
するコンタクタ14の全突起端子とが一括して電気的に
接触するようにしてある。
【0017】ところで、上記位置調整機構13は、図3
の(a)、(b)に示すように、上下3段の第1、第
2、第3リング13A、13B、13Cと、第1、第2
リング13A、13B間、第2、第3リング13B、1
3C及び第3リング13C、フランジ12E間に介装さ
れたX方向、Y方向、θ方向のガイドレール13D、1
3E、13Fと、これらのガイドレール13D、13
E、13Fに従って上記各リング13A、13B、13
Cを僅かな距離だけ往復移動させる第1、第2、第3圧
電素子13G、13H、13Iとを備えている。即ち、
第1リング13Aには第1圧電素子13が固定され、こ
の圧電素子13Dに電圧が印加される僅かな歪を生じ、
この歪により第1リング13AがX方向ガイドレール1
3Dを介して例えば0.1〜0.2mm移動し、コンタ
クタ14のX方向の位置調整を行うようにしてある。ま
た、第2リング13Bには第2圧電素子13Hが固定さ
れ、この第2圧電素子13Hを駆動源として第2リング
13BがY方向ガイドレール13Eに従って0.1〜
0.2mm移動してコンタクタ14のY方向の位置調整
を行い、第3リング13Cには第3圧電素子13Iが固
定され、この第3圧電素子13Iを駆動源として第3リ
ング13Bがθ方向ガイドレール13Fに従って0.0
3°程度正逆方向へ回転移動してコンタクタ14のθ方
向の位置調整を行うようにしてある。
【0018】更に、上記位置調整機構13を用いてコン
タクタ14の突起端子14AとウエハWの電極パッドの
位置合わせを行う時には例えば図4に示すようにCCD
カメラ等からなるアライメント機構21が用いられる。
このアライメント機構21により透明なコンタクタ14
を通して突出端子14AとウエハWの電極パッドのX、
Y座標値を読み取り、両者間の位置ずれ量に基づいて位
置調整機構13の第1、第2、第3圧電素子13G、1
3H、13Iに対する印加電圧を調節し、両者をアライ
メントを行うようにしてある。このアライメントは図4
に示すようにチャンバー12がテストヘッド18の上方
に離隔した位置で行うようにしてある。また、電極パッ
ドPに図5に示すように窪みRが設けられたウエハWで
あれば、位置調整機構を不要とするか、あるいはアライ
メント機構21及び位置調整機構13を用いた位置合わ
せが多少粗くてもコンタクタ14の突出突起14Aが窪
みRに案内されて確実な位置合わせを行うことができ
る。
【0019】次に、上記検査装置10を用いた本発明の
ウエハの一括検査方法の一実施態様について説明する。
まず、アーム11でウエハWを真空吸着した後、アーム
11を伸ばしてチャンバー12内にウエハWを水平に搬
入し、ウエハWの中心とコンタクタ14の中心が一致す
る位置でアーム11が停止してウエハW、コンタクタ1
4及び0リング15とで密閉空間を作る。次いで、アー
ム11が下がりウエハWがOリング15と接触した位置
で停止し、ゲートバルブ12Bを閉じてチャンバー12
を密閉する。チャンバー12を密閉した状態でチャンバ
ー12内に冷却用または加熱用のガスをガス供給口12
Cから供給すると共にガス排出口12Dから冷却用また
は加熱用のガスを排出しながらウエハWを所定の冷却温
度または加熱温度に設定する。尚、アーム11でウエハ
Wをチャンバー12内に搬入する前に、ウエハWの向き
を予め設定しておく。
【0020】次いで、アライメント機構21によってウ
エハWの電極パッド及びこれに対応するコンタクタ14
の突出端子14AのX、Y座標を読み取り、両者間の位
置ずれ量を図示しない中央演算処理装置により求め、こ
の位置ずれ量に基づいて位置調整機構13の第1、第
2、第3圧電素子13G、13H、13Iに電圧を印加
し、コンタクタ14がX、Y、及びθ方向に移動してコ
ンタクタ14の突出端子14AとウエハWの対応する電
極パッドとの位置合わせを行う。その後、図示しない真
空ポンプが駆動すると、位置調整機構13の排気路1
9、フレキシブル配管20及びチャンバー12の排気路
19Aを介して密閉空間16内の空気が排気されて減圧
状態になってOリング15が圧縮変形し、ウエハWとコ
ンタクタ14が互いに接近し、ウエハWの全電極パッド
とコンタクタ14の全突出端子14Aとが接触し両者間
で導通可能になる。
【0021】次いで、チャンバー12が下降し、コンタ
クタ14の全接続端子と接続リング17の全ポゴピン1
7Aとが接触し、接続リング17及びテストヘッド18
を介して図示しないテスタとコンタクタ14、ひいては
ウエハWとの間で導通可能な状態になる。この状態でテ
スタから測定用信号を送信すると、ウエハWの電気的特
性検査を行うことができる。測定用信号を送信する時に
は、接続リング17のマルチプレクサによりウエハWの
検査領域毎に接続を複数回切り替えてウエハWの電気的
特性検査を行う。検査終了後、チャンバー12が上昇し
て接続リング17から切り離され、チャンバー12が上
昇端位置で停止すると、ゲートバルブ12Bが開き、ア
ーム11がチャンバー12内から退出しウエハWを搬出
する。その後、同様の手順で他のウエハWについて検査
を行う。
【0022】以上説明したように本実施形態によれば、
アーム11を介してチャンバー12内にウエハWを搬入
し、このウエハWとコンタクタ14とがOリング15を
介して接触した後、両者間の密閉空間16内を減圧状態
にすると、ウエハWとコンタクタ14とが一括して電気
的に接触するため、検査時間を格段に短縮することがで
き、しかもウエハW用のメインチャックが不要になると
共にメインチャックの水平移動領域が不要になり、装置
本体の設置スペースを格段に削減することができる。
【0023】また、チャンバー12にガス給排口12
C、12Dを設け、冷却用ガスまたは加熱用ガスを連続
的にチャンバー12内へ供給してウエハWを所定の温度
に設定することができるため、低温から高温に至る広い
温度範囲でウエハWの検査を行うことができる。また、
位置調整機構13がコンタクタ14をX、Y及びθ方向
へ微移動させる第1、第2、第3圧電素子13G、13
H、13Iを有するため、位置調整機構13を格段にコ
ンパクト化することができる。更に、テストヘッド18
上に接続リング17を設け、この接続リング17を介し
てコンタクタ14とテストヘッド18とを電気的に接続
するようにしたため、テストヘッド18の支持機構を削
減することができ、装置を更にコンパクト化することが
できる。また、接続リング17はマルチプレクサを内蔵
するため、ウエハWとコンタクタ14とを一括して接触
させてもウエハWを確実に且つ正確に検査することがで
きる。
【0024】図6は他の実施形態の検査装置を示す図で
ある。本実施形態の検査装置は上記実施形態のものに準
じて構成されているため、各構成要素には上記実施形態
の場合と同一の符号を附し、本実施形態の特徴のみにつ
いて説明する。本実施形態の検査装置10Aは、同図に
示すように、チャンバー12が回転移動すると共に昇降
移動するように構成され、しかも接続リング17の高さ
が低く形成されている。更に、アライメント機構21が
チャンバー12の側方に設けられ、同図に示すようにチ
ャンバー12を接続リング17から切り離し、ほぼ垂直
に立てた状態でウエハWとコンタクタ14とを位置合わ
せするようにしてある。このように接続リング17は高
さが低く上記実施形態のものと比較して配線が短いた
め、ウエハWを高速で検査することができる。また、チ
ャンバー12の側方に設けたため、アライメント機構2
1の支持構造を簡素化することができる。その他、本実
施形態では上記実施形態と同様の作用効果を期すること
ができる。
【0025】上記各実施形態では、マルチプレックスを
内蔵した接続リング17を用いた場合について説明した
が、ウエハWの各ICチップがセルフチャック回路を備
えたものであれば、検査用の電極パッド数を格段に削減
することができ、接続リングにマルチプレックスを設け
ることなく、ポゴピンの本数をテストヘッドのポゴピン
の本数に合わせることができ、接続リングを簡素化する
ことができる。
【0026】尚、上記各実施形態ではコンタクタ14を
透明樹脂からなるメンブレンによって形成したものにつ
いて説明したが、メンブレンに代えて透明なガラス基板
等の剛性の高いものを用いることができる。コンタクタ
をガラス基板等によって形成することにより今後ウエハ
の口径が大きく、その厚みが薄くなった場合に、ウエハ
とコンタクタ間を減圧すると、ウエハがコンタクタに変
形してなじみ、それぞれの電極パッドと突出端子の接触
を図ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項6に記載の発
明によれば、ウエハの全電極とコンタクタの全接触端子
とを一括して接触させて検査時間を短縮すると共に、装
置の小型化を実現することができるウエハの一括検査装
置及びウエハの一括検査方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置の一実施形態のチャンバー部
分を破断して示す全体の側面図である。
【図2】図1に示す検査装置の排気手段を拡大して示す
断面図である。
【図3】(a)はコンタクタ及び位置調整機構の関係を
示す上からの平面図、(b)はその側面図である。
【図4】図1に示す検査装置におけるウエハとコンタク
タとのアライメント動作を示す図1に相当する図であ
る。
【図5】ウエハの電極パッドとコンタクタの突出端子と
が接触した状態を拡大して示す模式図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図1に相当する全
体側面図である。
【図7】従来の検査装置のウエハとコンタクタ(プロー
ブカード)とのアライメント動作を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
10 ウエハの一括検査装置 11 アーム 12 チャンバー 12A 搬出入口 12B ゲートバルブ 12C ガス供給口(ガス供給部) 12D ガス排出口(ガス排出部) 13 位置調整機構 13G 第1圧電素子 13H 第2圧電素子 13I 第3圧電素子 14 コンタクタ 14A 突出端子 15 Oリング(弾性部材) 16 密閉空間 17 接続リング 17A ポゴピン 18A ポゴピン 18 テストヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハを吸着保持して搬送するア
    ームと、このアームを介して半導体ウエハを搬出入する
    搬出入口を有し且つ密閉及び移動可能なチャンバーと、
    このチャンバーの下部に設けられたリング状の位置調整
    機構と、この位置調整機構によってX、Y及びθ方向に
    移動可能に保持され且つ上記半導体ウエハの全ての電極
    に一括して電気的に接触する突起端子を内面に有するコ
    ンタクタと、このコンタクタの外周に沿って上記位置調
    整機構上に設けられ且つ上記半導体ウエハを支持するリ
    ング状の弾性部材と、この弾性部材、上記半導体ウエハ
    及び上記コンタクタで囲まれた空間内の圧力を減圧する
    排気手段と、この排気手段により減圧されて上記各電極
    と上記各突起端子とが一括接触した状態で上記コンタク
    タ外面の接続端子と電気的に導通するテストヘッドとを
    備えたことを特徴とするウエハの一括検査装置。
  2. 【請求項2】 上記チャンバーは上記半導体ウエハを検
    査温度に調整するためのガスを給排するガス給排部を有
    することを特徴とする請求項1に記載のウエハの一括検
    査装置。
  3. 【請求項3】 上記位置調整機構は上記コンタクタを
    X、Y及びθ方向へそれぞれ独立して移動させる圧電素
    子を有することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のウエハの一括検査装置。
  4. 【請求項4】 上記テストヘッド上に接続リングを設
    け、この接続リングを介して上記コンタクタと上記テス
    トヘッドとを電気的に接続することを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれか1項に記載のウエハの一括検査
    装置。
  5. 【請求項5】 上記接続リングはマルチプレクサを内蔵
    することを特徴とする請求項4に記載のウエハの一括検
    査装置。
  6. 【請求項6】 コンタクタ表面に半導体ウエハの多数の
    電極に対応して形成された各突起端子を上記半導体ウエ
    ハの各電極に一括して電気的に接触させて上記半導体ウ
    エハの電気的特性検査を行う方法において、上記半導体
    ウエハをアームを介して保持した状態で上記コンタクタ
    を下端部に有するチャンバー内へ搬入し、上記各電極と
    上記各突起端子を位置合わせした後、これら両者間に弾
    性部材を介して密閉空間を作り、この密閉空間内の圧力
    を減圧することにより上記弾性部材を圧縮変形させて上
    記各電極と上記各突起端子とを接触させ、次いで、上記
    チャンバーをテストヘッド上へ移動させて上記コンタク
    タと上記テストヘッドとの導通可能にすることを特徴と
    する半導体ウエハの一括検査方法。
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