JP2001124825A - オートハンドラ用ハンド - Google Patents

オートハンドラ用ハンド

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JP2001124825A
JP2001124825A JP30737299A JP30737299A JP2001124825A JP 2001124825 A JP2001124825 A JP 2001124825A JP 30737299 A JP30737299 A JP 30737299A JP 30737299 A JP30737299 A JP 30737299A JP 2001124825 A JP2001124825 A JP 2001124825A
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JP
Japan
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hand
socket
contact
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support portion
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JP30737299A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kato
利廣 加藤
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドを時間をかけて位置調整しなくとも、
ICをICソケットに確実に接続できるオートハンドラ
用ハンドを提供する。 【解決手段】 ICソケット2はIC1をICテスタ2
に接続する。ハンド4はIC1を吸着する吸着部7を有
し、吸着部7で吸着するIC1をICソケット2に押し
付けることによりIC1をICソケット2に接続させ
る。ハンド4はICソケット2に向けて案内する位置決
めガイド3を備える。ハンド4は、吸着部7を有し位置
決めガイド3により案内されるハンド本体5と、ハンド
本体5を支持する支持部6とを備える。ハンド本体5
は、係合板9を有する一方、支持部6は、係合板9と係
合可能なフランジ部11を形成する。前記押し付け方向
と反対方向の力がハンド本体5に作用したときに、係合
板9とフランジ部11が遊動自在に係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICテスタと接続
されるオートハンドラ用ハンドに関するものである。詳
細には、被測定デバイスを移送すると共に、移送した被
測定デバイスをICソケットに接触させる吸着ハンドに
関する。
【0002】
【従来の技術】組立完了したIC(被測定デバイス)の
電気的特性を測定するICテストシステムは、オートハ
ンドラとICテスタ(テスタ)とを接続して構成され
る。従来のICテストシステムは、例えば、図3に示す
ように、オートハンドラ30A側に吸着ハンド20を有
し、ICテスタ30B側にICソケット(ソケット)2
や位置決めガイド(案内手段)3を有している。吸着ハ
ンド20は回転機構部27に取り付けられる。吸着ハン
ド20は回転機構部27により鉛直線を軸心とする回転
方向に回転自在に保持されると共に、鉛直方向に直動自
在に保持される。即ち、吸着ハンド20は正面視略L字
状のアングル21の水平板に取り付けられ、アングル2
1は直動ガイド28に沿って鉛直方向に摺動自在に保持
される。直動ガイド28は回転ベース22の外側面に設
けられる。回転ベース22は軸線を鉛直方向とする回転
ベアリング26により基部23に対して回転自在に保持
される。また、基部23の外周面にはカム溝24が形成
される。カム溝24に沿って摺動自在なカムフォロア2
5がアングル21に接続される。図4に示すように、吸
着ハンド20はIC1を吸着する吸着部(吸着手段)7
を備えると共に、位置決めガイド3と係合するガイドピ
ン8を備える。ICソケット2は、吸着ハンド20の旋
回軌道の直下に配置される。IC1がICソケット2に
接続された状態において、IC1とICテスタ30Bと
が電気的に接続される。
【0003】次に、上記吸着ハンド20の動作を説明す
る。
【0004】図3に示すように、吸着ハンド20は供給
・収容位置でキャリア29内のIC1を吸着した後、回
転ベース22上で回転し、吸着したIC1をICソケッ
ト2と対向する位置に移送する。次に、吸着ハンド20
は、図示省略のハンド押さえの押圧により、下降して、
吸着したIC1をICソケット2に押し付け、IC1を
ICソケット2に接続させる。その際に、吸着ハンド2
0のガイドピン8が位置決めガイド3に案内されて、吸
着ハンド20がICソケット2に対して位置決めされ
る。IC1がICソケット2に接続された状態におい
て、ICテスタ30BによりIC1の電気的特性が測定
され、測定が完了したら、吸着ハンド20は上昇し、測
定済みのIC1をICソケット2から離脱させる。次に
吸着ハンド20は回転ベース22上で回転し、測定済み
のIC1をキャリア29に移送してIC1をキャリア2
9に引き渡す。その後、吸着ハンド20は、次に測定す
るIC1を再び供給・収容位置で吸着し、上記一連の動
作を繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のICテストシステムでは、吸着ハンド20がオート
ハンドラ30A側に設けられ、ICソケット2がICテ
スタ30B側に設けられていたため、オートハンドラ3
0AとICテスタ30Bとを接続する度に、ICソケッ
ト2に対して吸着ハンド20を正確に位置決めしなけれ
ばならず、その調整作業には、非常に時間がかかるとい
う問題点がある。例えば、ICソケット2に対する吸着
ハンド20の位置に僅かでもずれがある場合には、吸着
ハンド20のガイドピン8を位置決めガイド3に挿入す
るときに、ガイドピン8が位置決めガイド3に阻止さ
れ、IC1をICソケット2に接続させることができな
いといった不具合を生じる。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、測定部における吸着ハンドを時間をかけ
て位置調整しなくとも、被測定デバイスをソケットに確
実に接続できるオートハンドラ用ハンドを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すよう
に、被測定デバイス(例えば、IC1など)をテスタ
(ICテスタ)に接続するソケット(例えば、ICソケ
ット2など)と、被測定デバイスを着脱する吸着手段
(例えば、吸着部7など)を有し、前記吸着手段で保持
する被測定デバイスを前記ソケットに移送すると共に、
前記ソケットに移送した被測定デバイスを前記ソケット
に押し付けることにより被測定デバイスを前記ソケット
に接続させるハンド(4)と、前記ハンドを前記ソケッ
トに向けて案内する案内手段(例えば、位置決めガイド
3など)とを備えるICテストシステムであって、前記
ハンドは、前記吸着手段を有し、前記案内手段により案
内されるハンド本体(5)と、前記ハンド本体を支持す
る支持部(6)とを備え、前記ハンド本体は、係合部
(例えば、係合板9など)を有する一方、前記支持部
は、前記係合部と係合可能な被係合部(例えば、フラン
ジ部11など)を有し、前記ソケットに被測定デバイス
を押し付ける方向と反対方向の力が前記ハンド本体に作
用したときに、前記係合部と前記被係合部とが遊動自在
に係合する構成とした。
【0008】請求項1記載の発明によれば、ソケットに
被測定デバイスを押し付ける方向と反対方向の力がハン
ド本体に作用したときに、係合部と被係合部とが遊動自
在に係合する構成としたので、例えば、ソケットに対す
るハンドの位置に多少のずれがあっても、ハンド本体が
案内手段により円滑に案内される。即ち、ハンド本体が
案内手段に阻止されるときには、ハンド本体と案内手段
との間に生じる抵抗により、前記押し付け方向と反対方
向の力がハンド本体に作用して、係合部と被係合部とが
離間し、係合部と被係合部との間に隙間が形成される。
その結果、支持部に対してハンド本体が移動可能とな
り、前記阻止が解消される。従って、ハンドを時間をか
けて位置調整しなくとも、被測定デバイスをソケットに
確実に接続できる。
【0009】例えば、上記係合部と上記被係合部の中、
一方は、貫通孔(10)を有する係合板(9)により構
成され、他方は、前記貫通孔を介して係合板を貫通する
シャフト(12)の先端に設けられるフランジ部(1
1)により構成される。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のオ
ートハンドラ用ハンドにおいて、例えば、図1に示すよ
うに、前記支持部と前記ハンド本体との間に伸縮自在な
弾性部材(例えば、圧縮コイルばね14など)を介装
し、前記押し付ける方向と逆の方向に前記ハンド本体に
力が付勢される構成とした。
【0011】請求項2記載の発明によれば、前記押し付
け方向に伸縮自在な弾性部材を支持部とハンド本体との
間に介装したので、係合部と被係合部とが離間した状態
においても、弾性部材により支持部とハンド本体との初
期の状態が復帰できる。
【0012】請求項3記載の発明は、例えば、図1に示
すように、被測定デバイス(例えば、IC1など)をテ
スタ(ICテスタ)に接続するソケット(例えば、IC
ソケット2など)と、被測定デバイスを着脱する吸着手
段(例えば、吸着部7など)を有し、前記吸着手段で保
持する被測定デバイスを前記ソケットに移送すると共
に、前記ソケットに移送した被測定デバイスを前記ソケ
ットに押し付けることにより被測定デバイスを前記ソケ
ットに接続させるハンド(4)と、前記ハンドを前記ソ
ケットに向けて案内する案内手段(例えば、位置決めガ
イド3など)とを備えるICテストシステムにおいて、
前記ハンドは、前記吸着手段を有し、前記案内手段によ
り案内されるハンド本体(5)と、前記ハンド本体を支
持する支持部(6)とを備え、前記ハンド本体と前記支
持部とが弾性部材(例えば、圧縮コイルばね14など)
を介して連結する構成とした。
【0013】請求項3記載の発明によれば、弾性部材を
介して支持部とハンド本体とを連結したので、例えば、
案内手段がハンド本体を案内するときに、ソケットに対
するハンドの位置に多少のずれがあって、ハンド本体が
案内手段に阻止されたとしても、弾性部材の変形により
前記阻止を解消する方向にハンド本体が移動されて、被
測定デバイスをソケットに接続できる。従って、ハンド
を時間をかけて位置調整しなくとも、被測定デバイスを
ソケットに確実に接続できる。
【0014】具体的には、弾性部材として、例えば、前
記押し付け方向に伸縮自在な圧縮コイルばねなどが挙げ
られる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2又は3に
記載のオートハンドラ用ハンドにおいて、例えば、図1
に示すように、前記弾性部材は前記押し付け方向に伸縮
自在である一方、前記ハンド本体は、前記支持部に対し
て前記押し付け方向に移動可能に保持され、前記支持部
は、前記弾性部材が所要量圧縮されたときに前記ハンド
本体に当接する当接部(例えば、上板13など)を有
し、該当接部が前記ハンド本体に当接した状態におい
て、前記当接部から前記ハンド本体に押圧力を伝達でき
る構成とした。
【0016】請求項4記載の発明によれば、弾性部材が
圧縮されて当接部がハンド本体に当接した状態におい
て、当接部からハンド本体に押圧力が伝達される。つま
り、弾性部材の押圧力以上の力を支持部からハンド本体
に伝達できる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項4記載のオ
ートハンドラ用ハンドにおいて、例えば、図1に示すよ
うに、前記ハンド本体は、前記当接部に当接可能な当接
ブロック(15)を有し、前記当接部に対向する前記当
接ブロックの端面又は前記当接ブロックに対向する前記
当接部の端面を略球面状に突出した状態に形成する構成
とした。
【0018】請求項5記載の発明によれば、当接部に対
向する当接ブロックの端面又は当接ブロックに対向する
当接部の端面は、略球面状に突出するように形成されて
いるので、支持部とハンド本体とが点接触する。従っ
て、支持部とハンド本体とが当接した状態において、ハ
ンド本体の水平方向の移動が自在となる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1又は2に
記載のオートハンドラ用ハンドにおいて、例えば、図1
に示すように、前記係合部と前記被係合部の内、一方は
貫通孔(10)を有する係合板(9)により構成され、
他方は前記貫通孔を介して前記係合板を貫通し、先端に
フランジ部(11)を形成するシャフト(12)により
構成され、前記フランジ部には、前記係合板と近接する
方向に向けて外径が小さくなるように傾斜面が形成さ
れ、前記貫通孔の内周面は前記フランジ部と密着する傾
斜面が形成される構成とした。
【0020】請求項6記載の発明によれば、フランジ部
には、係合板と近接する方向に向けて外径が小さくなる
ように傾斜面が形成され、係合板の貫通孔の内周面に
は、フランジ部と密着する傾斜面が形成されているの
で、ハンド本体が遊動自在の状態から初期の状態に現状
復帰できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1及び図2の図面を参照しながら説明する。
【0022】図1は本発明を適用した一例としてのIC
テストシステムに備わる測定部を示す図で、図1(a)
は側面図、図1(b)は平面図、図1(c)は縦断面図
である。図2は、図1のハンドが位置決めガイドにより
案内されるときの状態を示す縦断面図である。
【0023】ICテストシステムは、オートハンドラ側
にハンド4を有し、ICテスタ(テスタ)側にICソケ
ット(ソケット)2や位置決めガイド(案内手段)3を
有している。ハンド4は回転機構部(図3参照)に取り
付けられ、回転機構部により鉛直線を軸心とする回転方
向に回転自在に保持されると共に、鉛直方向に直動自在
に保持される。ハンド4は、ハンド本体5と、ハンド本
体5を支持する支持部6とにより概略構成される。ハン
ド4はICの品種により他のハンドと交換できる。
【0024】図1に示すように、ハンド本体5は、その
下端中央に、IC1(被測定デバイス)を吸着する吸着
部(吸着手段)7を有し、吸着部7を挟んで両側に、位
置決めガイド3と係合するガイドピン8を有している。
図1(c)に示すように、吸着部7は下方向に突出する
形で設けられ、その先端中央には、吸着パッド7aが配
置される。吸着パッド7aは、吸着ノズル7bの先端に
取り付けられ、吸着ノズル7bは、チューブ7cを介し
て真空ポンプ(図示省略)に接続される。即ち、吸着パ
ッド7aをIC1の上面に当接させた状態で、真空ポン
プが空気を吸引することにより、IC1が吸着パッド7
aに吸着される。また、吸着部7の端面は、IC1の上
面とほぼ同じ形状とされ、吸着パッド7aで吸着するI
C1の上面全体をICソケット2に向けて均等な力で押
し付けることができる。
【0025】また、ハンド本体5は、その上端に、支持
部6のフランジ部(被係合部)11と係合可能な係合板
(係合部)9を有し、係合板9の上面中央に、当接ブロ
ック15を有している。係合板9は、その四隅部に貫通
孔10を形成する。貫通孔10の内周面には、フランジ
部11と近接する方向(下方向)に向けて内径が大きく
なるように傾斜面が形成されている。当接ブロック15
は、その上端面が略球面状に突出した状態に形成され、
支持部6の上板(当接部)13と点接触する。即ち、当
接ブロック15と上板13とが当接した状態において、
ハンド本体5の水平方向の移動が自在となる。
【0026】支持部6は、上板13とシャフト12など
により構成される。図3のアングルに、上板13が取り
付けられ、上板13の下面四隅部には、鉛直下方向に向
けてシャフト12が下設される。各シャフト12は、貫
通孔10を介して係合板9を貫通した状態に設けられ、
各シャフト12の先端には、係合板9と係合可能なフラ
ンジ部11が形成される。フランジ部11は、係合板9
と近接する方向(上方向)に向けて外径が小さく、貫通
孔10の内壁と密着する傾斜面が形成される。また、シ
ャフト12の軸部外径は、貫通孔10の上側開口部にお
ける内径よりも小さく設定されている。そのため、係合
板9とフランジ部11との係合が解除された状態におい
て、図2に示すように、支持部6に対してハンド本体5
の水平方向の移動を自在にできる。また、上板13と係
合板9と間には、上板13から係合板9を離間する方向
に力を付勢する弾性部材となる圧縮コイルばね(以下ば
ねと略称する)14が各シャフト12に巻回された状態
で配置される。
【0027】つまり、図1(c)に示すように、常時
は、ハンド本体5の自重とばね14による付勢力によ
り、フランジ部11と係合板9の貫通孔10が密着した
状態となっている。一方、例えば、IC1をICソケッ
ト2に押し付けるときや、ガイドピン8が位置決めガイ
ド3に動きを阻止されたときなどには、前記押し付け方
向と反対方向の力がハンド本体5に作用して、図2に示
すように、係合板9とフランジ部11との結合が解除さ
れ、ハンド本体5は遊動自在となる。また、ばね14が
所要量圧縮されたところで、当接ブロック15と上板1
3とが当接する。
【0028】ICソケット2は、ハンド4の旋回軌道の
直下に配置される。ICソケット2は、上方が開口した
中空部を有し、その中空部内には、IC1のリードに接
触してIC1とICテスタとの間の電気的に接続する複
数の接触子を備える。また、ICソケット2を挟んで両
側には、ガイドピン8を挿入することにより、ハンド本
体5をICソケット2に向けて案内する位置決めガイド
3(案内手段)が設けられている。
【0029】次に、上記ハンド4の動作を説明する。
【0030】先ず、ハンド4は、キャリアで搬送された
IC1を吸着した後、回転ベース上で回転し、吸着した
IC1をICソケット2と対向する位置に移送する。こ
のとき、係合板9とフランジ部11とは、図1(c)に
示すように、密着した状態となっている。
【0031】次に、ハンド4は、図示省略のハンド押さ
えの押圧により、下降する。その際に、ハンド4のガイ
ドピン8が位置決めガイド3に挿入されて、ハンド本体
5が位置決めガイド3により案内される。ここで、例え
ば、ICソケット2に対するハンド4の位置に僅かなず
れがあって、ガイドピン8が位置決めガイド3に阻止さ
れるときには、ガイドピン8と位置決めガイド3との間
に生じる抵抗により、前記押し付け方向と反対方向(上
方向)の力がハンド本体5に作用して、図2に示すよう
に、ばね14が圧縮されると共に、係合板9がフランジ
部11から離間して、フランジ部11及びシャフト12
の外周面と貫通孔10の内周面との間に隙間ができる。
その結果、支持部6に対してハンド本体5は遊動自在と
なり、ガイドピン8が位置決めガイド3の穴に入る。
【0032】その後、ハンド4はIC1をICソケット
2に押し付け、IC1をICソケット2に接続させる。
このとき、係合板9とフランジ部11とが離間して、当
接ブロック15と上板13とが点接触し、該当接点から
ハンド本体5に押圧力が伝達される。なお、図1では当
接ブロック15が上板13に点接触しているが、当接ブ
ロック15を上板13に取り付け、当接ブロック15が
係合板9に点接触する構成でもよい。
【0033】IC1の電気的特性の測定が完了したら、
ハンド4は、上昇して、測定済みのIC1をICソケッ
ト2から離脱させる。このとき、ばね14が伸張して、
係合板9とフランジ部11とが再び係合する。なお、フ
ランジ部11には、係合板9と近接する方向に向けて外
径が小さくなるように傾斜面が形成された、いわゆる円
錐体であり、一方、係合板9の貫通孔10の内周面は、
フランジ部11と近接する方向に向けて前記円錐体の密
着する円錐面が形成されているので、支持部6に対して
ハンド本体5が初期の状態(ICソケット2に押圧する
前の状態)に現状復帰する。その後、ハンド4は、回転
ベース上で回転し、測定済みのIC1をキャリアに移送
して、IC1をキャリアに引き渡す。そして、ハンド4
は、次に測定するIC1をキャリアより受け取り、上記
一連の動作を繰り返す。
【0034】以上のように、この実施の形態のオートハ
ンドラ用ハンドによれば、IC1をICソケット2に押
し付ける方向と反対方向の力がハンド本体5に作用した
ときに、係合板(係合部)9とフランジ部(被係合部)
11とが遊動自在に係合する構成としたので、例えば、
ICソケット2に対するハンド4の位置に多少のずれが
あっても、ガイドピン8が位置決めガイド3に円滑に挿
入される。従って、ハンド4を時間をかけて位置調整し
なくとも、IC1をICソケット2に確実に接続でき
る。
【0035】なお、本発明は、この実施の形態のオート
ハンドラ用ハンドに限定されるものではなく、その他の
装置に適用することも可能である。また、この実施の形
態では、支持部側にフランジ部を設け、ハンド本体側に
係合板を設けるようにしたが、ハンド本体側にフランジ
部を設け、支持部側に係合板を設けることも可能であ
る。また、弾性部材の種類や取付位置、或いは吸着手段
の構造など、その他、具体的な細部構造等についても本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更可能であるこ
とは勿論である。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るオートハンドラ用ハンドに
よれば、被測定デバイスをソケットに押し付ける方向と
反対方向の力がハンド本体に作用したときに、係合部と
被係合部とが遊動自在に係合する構成としたので、例え
ば、ソケットに対するハンドの位置に多少のずれがあっ
ても、ハンド本体が案内手段により円滑に案内される。
したがって、ハンドを時間をかけて位置調整しなくと
も、被測定デバイスをソケットに確実に接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのオートハンドラ
に備わるハンドを示す図である。
【図2】図1の状態変化図である。
【図3】従来のオートハンドラ用ハンドの要部構成図で
ある。
【図4】図3のオートハンドラに備わるハンドを示す図
である。
【符号の説明】
1 IC(被測定デバイス) 2 ICソケット(ソケット) 3 位置決めガイド(案内手段) 4 ハンド 5 ハンド本体 6 支持部 7 吸着部(吸着手段) 8 ガイドピン 9 係合板(係合部) 10 貫通孔 11 フランジ部(被係合部) 12 シャフト 13 上板(当接部) 14 圧縮コイルばね(弾性部材) 15 当接ブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定デバイスをテスタに接続するソケッ
    トと、 被測定デバイスを着脱する吸着手段を有し、前記吸着手
    段で保持する被測定デバイスを前記ソケットに移送する
    と共に、前記ソケットに移送した被測定デバイスを前記
    ソケットに押し付けることにより被測定デバイスを前記
    ソケットに接続させるハンドと、 前記ハンドを前記ソケットに向けて案内する案内手段と
    を備えるICテストシステムであって、 前記ハンドは、 前記吸着手段を有し、前記案内手段により案内されるハ
    ンド本体と、 前記ハンド本体を支持する支持部とを備え、 前記ハンド本体は、係合部を有する一方、 前記支持部は、前記係合部と係合可能な被係合部を有
    し、 前記ソケットに被測定デバイスを押し付ける方向と反対
    方向の力が前記ハンド本体に作用したときに、前記係合
    部と前記被係合部とが遊動自在に係合することを特徴と
    するオートハンドラ用ハンド。
  2. 【請求項2】前記支持部と前記ハンド本体との間に伸縮
    自在な弾性部材を介装し、前記押し付ける方向と逆の方
    向に前記ハンド本体に力が付勢されることを特徴とする
    請求項1記載のオートハンドラ用ハンド。
  3. 【請求項3】被測定デバイスをテスタに接続するソケッ
    トと、 被測定デバイスを着脱する吸着手段を有し、前記吸着手
    段で保持する被測定デバイスを前記ソケットに移送する
    と共に、前記ソケットに移送した被測定デバイスを前記
    ソケットに押し付けることにより被測定デバイスを前記
    ソケットに接続させるハンドと、 前記ハンドを前記ソケットに向けて案内する案内手段と
    を備えるICテストシステムであって、 前記ハンドは、 前記吸着手段を有し、前記案内手段により案内されるハ
    ンド本体と、 前記ハンド本体を支持する支持部とを備え、 前記ハンド本体と前記支持部とを弾性部材を介して連結
    していることを特徴とするオートハンドラ用ハンド。
  4. 【請求項4】前記弾性部材は前記押し付ける方向に伸縮
    自在である一方、 前記ハンド本体は、前記支持部に対して前記押し付ける
    方向に移動可能に保持され、 前記支持部は、前記弾性部材が所要量圧縮されたときに
    前記ハンド本体に当接する当接部を有し、該当接部が前
    記ハンド本体に当接した状態において、前記当接部から
    前記ハンド本体に押圧力を伝達することを特徴とする請
    求項2又は3に記載のオートハンドラ用ハンド。
  5. 【請求項5】前記ハンド本体は、前記当接部に当接可能
    な当接ブロックを有し、 前記当接部に対向する前記当接ブロックの端面又は前記
    当接ブロックに対向する前記当接部の端面を略球面状に
    突出した状態に形成することを特徴とする請求項4記載
    のオートハンドラ用ハンド。
  6. 【請求項6】前記係合部と前記被係合部の内、一方は貫
    通孔を有する係合板により構成され、他方は前記貫通孔
    を介して前記係合板を貫通し、先端にフランジ部を形成
    するシャフトにより構成され、 前記フランジ部には、前記係合板と近接する方向に向け
    て外径が小さくなるように傾斜面が形成され、 前記貫通孔の内周面は、前記フランジ部と密着する傾斜
    面が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のオートハンドラ用ハンド。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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