JP2003255522A - ポジ型金属酸化物パターン薄膜の形成方法 - Google Patents
ポジ型金属酸化物パターン薄膜の形成方法Info
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Abstract
む感光性ゾルゲル材料を用いて、エッチング溶液として
アルカリ水溶液を用いたポジ型金属酸化物パターン薄膜
の形成方法、該ポジ型金属酸化物パターン薄膜の形成方
法を用いて作製された凹形状膜、並びにポジ型金属酸化
物パターン薄膜形成用組成物を提供する。 【解決手段】 金属アルコキシド及びキレート安定化剤
を含む組成物を基板上に塗布し、塗布膜に光照射すると
共に、この塗布膜における非照射部の化学反応を進行さ
せた後、エッチング溶液にてエッチングして照射部を溶
解、除去するポジ型酸化物薄膜パターンの形成方法にお
いて、前記エッチング溶液としてアルカリ水溶液を用い
ることを特徴とするものである。
Description
デバイス等に使用される金属酸化物薄膜の照射法による
ポジ型金属酸化物パターン薄膜の形成方法、及び該ポジ
型金属酸化物パターン薄膜の形成方法を用いて作製され
た凹形状膜、並びにポジ型金属酸化物パターン薄膜形成
用組成物に関する。
る金属酸化物のパターン薄膜を形成する方法としては、
CVD法、スパッタリング法等を用いて基板上に金属酸
化膜を形成し、ホトレジストを用いて所望の形状をパタ
ーニングした後に、強酸等を用いて金属酸化物膜をエッ
チングすることによりレジスト膜のパターンを転写し、
次いでレジストを除去することによりパターンを形成す
る方法が知られている。
分として、必要に応じて各種添加剤を加えたゾルゲル溶
液の感光性を利用した感光性ゾルゲル法(例えば、特開
平1−313329号公報)は、基板上に上記の感光性
ゾルゲル溶液を塗布し、紫外線や電子線等をフォトマス
クを通して照射することにより所望の形状を直接的にパ
ターニングし、その後に溶剤を用いてエッチングし、さ
らに焼成を行ってパターン化された金属酸化膜を得る方
法である。
パターン薄膜形成法は、ホトレジストを用いる方法に比
べて工程数が少ないため経済的である。このように、前
記感光性ゾルゲル法によって形成されるパターン薄膜形
成法として、非照射部がエッチング溶液に溶解し、照射
部が基板上の残るネガパターン薄膜形成法は、従来より
種々知られている。
よって除去されるポジ型金属酸化物膜のパターン薄膜形
成法については、従来ほとんど知られていない。これま
でに、金属アルコキシドを用いたゾルゲル法でポジ型と
して知られているのは、紫外線照射によって、キレート
安定化剤を発生する添加剤を金属アルコキシドと共に含
有させ、金属アルコキシドとキレート安定化剤が錯体を
形成する反応を利用し、アルコール系溶媒にてパターニ
ングを行う方法(例えば、特開平9−34113号公
報)のみである。
ニングの問題点としては、感光性ゾルゲル組成物自体が
ホトレジストに比べ光に対して反応性が低いことが挙げ
られる。このことによって、フォトマスクを通して光照
射を行ってもゾルゲル膜の照射部と非照射部とのエッチ
ング溶液に対する溶解性の差を大きくすることが困難で
ある。
う際、膜中の感光部位を十分に反応させ、十分に溶解度
の差をつけることが必要であること、また基板からの剥
離を防ぐために、高い照射エネルギーや長時間の光照射
を必要とする。
よるパターン薄膜形成法は、ゾルゲル膜の非照射部が基
板に密着し、照射部がエッチング溶液に溶解するため
に、塗布膜の基板からの剥離の心配がなく有利である。
さらに、照射量を調整することにより膜のエッチング量
をコントロールできるため、被覆膜の凹凸形状のコント
ロールがネガ型に比べて容易である。
成法では、金属アルコキシドに対して特定の添加剤を加
えることが必要であること、また、水分等で容易に重合
する不安定なゾル溶液を基板上に塗布することが必要で
あり、応用性や実用性に欠ける。さらに、エッチング溶
液としてアルコール系有機溶媒を用いることが必要であ
り、廃液処理についての問題が生じる。
みなされたものであって、感光性ゾル溶液の安定性に優
れると共に成膜性においても優れ、光照射後のエッチン
グ時に照射部の膜を完全に除去することができ、さらに
パターン精度に優れたポジ型金属酸化物パターン薄膜の
形成方法、及び該ポジ型金属酸化物パターン薄膜の形成
方法を用いて作製された凹形状膜、並びにポジ型金属酸
化物パターン薄膜形成用組成物を提供することを目的と
するものである。
に、請求項1記載の形成方法は、金属アルコキシド及び
キレート安定化剤を含む組成物を基板上に塗布し、塗布
膜に光照射すると共に、この塗布膜における非照射部の
化学反応を進行させた後、エッチング溶液で照射部を溶
解、除去するポジ型酸化物パターン薄膜の形成方法にお
いて、前記エッチング溶液としてアルカリ水溶液を用い
ることを特徴とする。
がエッチング溶液に溶解するポジ型パターンを形成する
ことができ、またエッチング溶液としてアルカリ水溶液
を用いるため、解像度の高いパターン薄膜を形成するこ
とができると共に、コスト的、また廃液処理に有利なポ
ジ型金属酸化物パターン薄膜形成方法を提供することが
できる。
の形成方法において、前記キレート安定化剤は、β-ジ
ケトン類、エタノールアミン類、カルボン酸類、β−ケ
トエステル類、またはジオール類であることを特徴とす
る。
ト安定化剤が水分に対して不安定な加水分解性金属アル
コキシドを安定化し、溶液の保存、基板上への塗布時に
有利であるのみならず、これらが金属アルコキシドと錯
体化し、疎水表面をより有利に形成することによってア
ルカリ水溶液に対する溶解性を低下させるため、より解
像度の高いパターン薄膜を形成することができる。
は2に記載の形成方法において、前記キレート安定化剤
は、疎水性置換基を有する化合物であることを特徴とす
る。
解性金属アルコキシドとキレート安定化剤が錯化し、感
光性ゾルゲル膜を形成させた際に、非照射部がより疎水
性表面を形成し易くなるので、より解像度の高いパター
ン薄膜を形成することができる。
し3のいずれか1項に記載の形成方法において、前記キ
レート安定化剤の疎水性置換基は、フェニル基、アルキ
ル基、環状アルキル基、アリル基、鎖状アルキル基、フ
ッ素置換アルキル基、及びシリル基からなる群より選択
された少なくとも一種の化合物であることを特徴とす
る。
換基を有するキレート安定化剤を用いることにより、感
光性ゾルゲル膜の非照射部がいっそう疎水表面を形成し
易くなるため、より解像度の高いパターン薄膜を形成す
ることができる。
し4のいずれか1項に記載の形成方法において、前記ア
ルカリ水溶液は、水酸化四級アンモニウム塩水溶液、水
酸化アルカリ金属塩水溶液、水酸化アルカリ土類金属塩
水溶液、アミン類及び水溶性ルイス塩基からなる群より
選択された少なくとも一種の水溶液であることを特徴と
する。
ゾルゲル膜の照射部が容易にアルカリ水溶液に溶解する
ことから、より高い溶解度のパターン薄膜を形成するこ
とができる。
し5のいずれか1項に記載の形成方法において、前記ア
ルカリ水溶液は、水酸化アンモニウム水溶液、水酸化テ
トラメチルアンモニウム水溶液、水酸化テトラエチルア
ンモニウム水溶液、水酸化テトラプロピルアンモニウム
水溶液、水酸化テトラブチルアンモニウム水溶液、水酸
化トリエチルフェニルアンモニウム水溶液、水酸化トリ
メチルフェニルアンモニウム水溶液、水酸化トリメチル
ビニルアンモニウム水溶液、水酸化トリメチルベンジル
アンモニウム水溶液、水酸化トリエチルベンジルアンモ
ニウム水溶液、水酸化トリメチルヘキサデシルアンモニ
ウム水溶液、水酸化トリメチル−2−ヒドロキシエチル
水溶液、水酸化ヒドラジン水溶液、水酸化リチウム水溶
液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、
水酸化ルビジウム水溶液、水酸化ベリリウム水溶液、水
酸化マグネシウム水溶液、水酸化カルシウム水溶液、水
酸化ストロンチウム水溶液、水酸化バリウム水溶液、水
酸化インジウム水溶液、水酸化アルミニウム水溶液、水
酸化クロム水溶液、水酸化セシウム水溶液、水酸化銅水
溶液、水酸化鉛水溶液、水酸化ニッケル水溶液、トリエ
タノールアミン水溶液、ジエタノールアミン水溶液、モ
ノエタノールアミン水溶液、アンモニウム水溶液、トリ
メチルアミン水溶液、トリエチルアミン水溶液、トリプ
ロピルアミン水溶液、水酸化ヒドラジン水溶液、ヒドラ
ジン水溶液、及びピリジン水溶液からなる群より選択さ
れた少なくとも一種の水溶液であることを特徴とする。
ルカリ水溶液をエッチング溶液として用いるため、感光
性ゾルゲル膜の照射部の溶解性が高く、より高い解像度
のパターン薄膜を形成することができる。
し6のいずれか1項に記載のポジ型金属酸化物パターン
薄膜の形成方法を用いて作製されたことを特徴とする。
化物のパターン薄膜形成のみならず、基板上に微細な凹
凸構造を有する膜を作製することができ、基板上の微小
凹凸を利用する光学部品等として使用することができ
る。
ドとキレート安定化剤を主成分とすることを特徴とす
る。
エッチング溶液に溶解するポジ型パターン薄膜を形成す
ることができ、またエッチング溶液としてアルカリ水溶
液を用いるため、解像度の高いパターン薄膜を形成する
ことができると共に、コスト的、また廃液処理に有利な
ポジ型金属酸化物パターン薄膜を形成することができ
る。
組成物において、前記キレート安定化剤が、β-ジケト
ン類、エタノールアミン類、カルボン酸類、β−ケトエ
ステル類、またはジオール類であることを特徴とする。
加水分解性金属アルコキシドの安定性を増加させるのみ
ならず、アルカリ水溶液に対する溶解性の低い疎水表面
を形成することが容易となるために、パターン薄膜の解
像度を大きくすることができる。
は9に記載の組成物において、前記キレート安定化剤
は、疎水性置換基を有する化合物であることを特徴とす
る。
リ水溶液に対する溶解性の低い疎水表面を形成すること
が容易となるために、さらに高い解像度を有するパター
ン薄膜を形成することができる。
し10のいずれか1項に記載の組成物において、前記キ
レート安定化剤の疎水性置換基は、フェニル基、アルキ
ル基、環状アルキル基、アリル基、鎖状アルキル基、フ
ッ素置換アルキル基、及びシリル基からなる群より選択
された少なくとも一種の化合物であることを特徴とす
る。
ゾルゲル膜の非照射部が疎水表面を形成し易くなるため
に、さらに高い解像度のパターン薄膜を形成することが
できる。
ポジ型金属酸化物パターン薄膜の形成方法を、順を追っ
て説明する。
を示す模式図である。図1において、12は基板、10
及び11は前記基板12上に形成されたポジ型金属酸化
物パターン膜であって、このうち10はアルカリ水溶液
に対して溶解性の低い膜、11は反応によりアルカリ水
溶液に対して溶解性の高くなった膜を示す。
ける光照射前、同図(b)は光照射中の膜構造の模式図
を示したものである。照射前に形成されたアルカリ水溶
液に対して溶解性の低い膜10は、光透過部22と光非
透過部23とを有するフォトマスク24を通して光21
が照射されることによって、部分的にアルカリ水溶液に
対して溶解性の高い膜11となる。
ては特に制限はなく、一種で用いても良いし、二種以上
の金属アルコキシドを複数混合して用いても構わない。
く、例えばLi,Be,B,Na,Mg,Al,K,C
a,Sc,Ti,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,
Cu,Zn,Ga,Ge,As,Se,Rb,Sr,
Y,Zr,Nb,Mo,Ru,Rh,Pd,Ag,C
d,In,Sn,Sb,Te,Cs,Ba,La,C
e,Pr,Nd,Eu,Gd,Tb,Ho,Yb,L
u,Hf,Ta,W,Os,Ir,Pt,Tl,Pb,
Bi,Th等が挙げられる。
安定性などを考慮すると、チタンのアルコキシド、例え
ば、テトラブトキシチタン、テトライソプロキシチタン
や、ジルコニウムのアルコキシド、例えばテトラブトキ
シジルコニウム、テトラプロポキシジルコニウムや、ア
ルミニウムのアルコキシド例えばトリプロポキシアルミ
ニウムなどを好ましく用いることができるが、これらに
限定されるものではない。
水分解をしていても良いし、重合体を形成していても良
い。さらに、金属アルコキシドに代えて、金属アルコキ
シドと同様に加水分解反応を示す金属ハロゲン化物、金
属アセチルアセトナート錯体、金属カルボン酸塩等も用
いることができ、これらを二種以上混合して用いてもよ
い。
定化剤としては、β-ジケトン類やエタノールアミン
類、カルボン酸類、β−ケトエステル類、ジオール類等
を用いることができ、疎水表面を形成することが容易と
なる疎水性置換基を有するキレート安定化剤が好まし
い。また、より好ましい疎水性置換基として、フェニル
基、アルキル基、環状アルキル基、アリル基、鎖状アル
キル基、フッ素置換アルキル基、及びシリル基からなる
群より選択された少なくとも一種の化合物を用いること
ができる。
ケトン類としては、ベンゾイルアセトン、ジベンゾイル
メタン、トリフルオロアセチルアセトン、トリフルオロ
アセト酢酸エチル、ヘキサフルオロアセチルアセトンな
ど、エタノールアミン類としては、N−フェニルジエタ
ノールアミンなど、カルボン酸類としては、ナフテン
酸、2−エチルヘキサン酸、デカン酸など、β−ケトエ
ステル類としては、3−オキソブタン酸エチルなど、ジ
オール類としては、エチレングリコール、1,3−ブチ
レングリコールなどを例示できる。
アルコキシドに対して0.1〜4モル当量の範囲で用い
ることができ、好ましくは1〜2モル当量である。キレ
ート安定化剤が少なすぎると容易に加水分解、及び重合
反応が進行し、感光性が悪化する。またキレート安定化
剤が多すぎると感光性の低下、成膜状態が悪化し良好な
パターン薄膜が得られない。
記組成物の溶解性を考慮すると、メタノール、エタノー
ル等のアルコール類や、ジメチルケトン等のケトン類、
酢酸エチル等のエステル類、ジエチルエーテル等のエー
テル類、またはジメチルホルムアミド等のアミド類が適
当である。また、溶媒量の含有量は、作成する膜厚や流
動性を考慮すると、金属アルコキシドの重量に対して、
3〜50倍程度が好ましい。
ない範囲で、特開平5−116454号公報に示される
酸発生剤や、特開平7−187669号公報に示される
水発生剤、特開平6−166501号公報に示される金
属アルコキシドの吸収波長を変化させる錯化剤、または
特許第3120700号公報等に示さるような光反応性
の高い錯化剤を加えてもよい。
し、金属微粒子、増粘剤、レベリング剤等を添加しても
良い。
基板の上に、0.1μm〜1.0μmのウェット厚みに
塗布する。前記基板の種類に特に制限はなく、例えば石
英、ソーダライムガラス等のガラス基板、または金、白
金等の金属基板を用いることができる。また、平板状、
曲板状等、任意の形状のものを用いることができる。
する膜厚や形状に応じて、スピンコート法やディップコ
ート法、グラビアコート法等から適切な方法を選択する
ことができる。
動性がなくなる程度に乾燥させる。これは、基板上の塗
布膜に流動性があると、照射時にパターン薄膜の解像度
が低下するためである。通常、室温ないし100℃で3
0秒から〜10分程度で乾燥させることにより調製され
る。
域と光遮蔽領域のパターンを有するフォトマスクを配置
し、そのフォトマスクを介して光を、照射される位置で
の光強度が例えば2500mW/cm2の範囲になるよ
うに、100秒程度、塗布膜に照射する。この照射光と
しては特に制限はなく、金属アルコキシドやその錯体の
吸収波長に応じて選択することができる。一般的には高
圧水銀灯や、超高圧水銀灯等の紫外光を用いることがで
きる。また、レーザ光を用いて塗布膜へ直接的に所望の
パターンを描写しても良い。
領域に対応する塗布膜の照射部は反応して、金属から疎
水性置換基が外れ、−O−M−O−の結合を有するアル
カリ水溶液に対して溶解性の高い膜11となる。一方、
非照射部は、キレート安定化剤によって有機成分や疎水
性部位が多く存在し、アルカリ水溶液に対して溶解性の
低いR−M−R(Rは、キレート安定化剤)疎水構造膜
10となる(図2(b)参照)。その結果、塗布膜にお
ける照射部と非照射部とのアルカリ水溶液に対する溶解
性が大幅に異なることから、ポジ型パターン薄膜の形成
が可能となる。
応じて、例えば50〜120℃の温度で1分〜10分程
度加熱しても良い。この加熱工程により、照射部と非照
射部とのアルカリ水溶液に対する溶解性の差をさらに大
きくすることができ、解像度をより上昇させることが可
能である。
溶液に浸漬し、前記塗布膜の照射部のエッチングを行
う。その際、エッチング溶液としてはアルカリ水溶液を
用いる。ここでのアルカリ水溶液とは、(A)水中で電
離して水酸化物イオンOH−を生じている水溶液、また
は(B)水と反応し水酸化物イオンを生じる水溶液とす
る。
物塩、アルカリ土類金属水酸化物塩、水酸化四級アンモ
ニウム塩、遷移金属水酸化物塩等が挙げられ、水酸化ア
ンモニウム水溶液、水酸化テトラメチルアンモニウム水
溶液、水酸化テトラエチルアンモニウム水溶液、水酸化
テトラプロピルアンモニウム水溶液、水酸化テトラブチ
ルアンモニウム水溶液、水酸化トリエチルフェニルアン
モニウム水溶液、水酸化トリメチルフェニルアンモニウ
ム水溶液、水酸化トリメチルビニルアンモニウム水溶
液、水酸化トリメチルベンジルアンモニウム水溶液、水
酸化トリエチルベンジルアンモニウム水溶液、水酸化ト
リメチルヘキサデシルアンモニウム水溶液、水酸化トリ
メチル−2−ヒドロキシエチル水溶液、ヒドラジン水溶
液、水酸化リチウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、
水酸化カリウム水溶液、水酸化ルビジウム水溶液、水酸
化ベリリウム水溶液、水酸化マグネシウム水溶液、水酸
化カルシウム水溶液、水酸化ストロンチウム水溶液、水
酸化バリウム水溶液、水酸化インジウム水溶液、水酸化
アルミニウム水溶液、水酸化クロム水溶液、水酸化セシ
ウム水溶液、水酸化銅水溶液、水酸化鉛水溶液、または
水酸化ニッケル水溶液等が例示できる。
挙げられ、トリエタノールアミン水溶液、ジエタノール
アミン水溶液、モノエタノールアミン水溶液、アンモニ
ウム水溶液、トリメチルアミン水溶液、トリエチルアミ
ン水溶液、トリプロピルアミン水溶液、水酸化ヒドラジ
ン水溶液、ヒドラジン水溶液、またはピリジン水溶液等
が例示できる。
30重量%の濃度の水溶液を用いることが好ましい。さ
らに好ましい範囲は1重量%〜10重量%であり、とり
わけ2重量%〜5重量%が望ましい。
水溶液でエッチングすることにより、照射部はアルカリ
水溶液に溶解し、非照射部はアルカリ水溶液に溶解しな
いポジ型のパターン薄膜が形成される。
水溶液から取り出し、リンスして基板上に残るアルカリ
水溶液を除去する。その際に用いるリンス溶液として
は、水(特に純水)が好適に用いられる。
は、必要に応じてマッフル炉、遠赤外線炉等で、例えば
400〜500℃で10〜30分程度加熱することによ
り硬化され、厚み0.01〜0.30μm程度を有する
金属酸化物パターン薄膜が得られる。
ング時間を短くしたり、上記光照射工程において照射部
に照射エネルギーを十分与えない等の方法を用いて、照
射部が完全に除去されないように制御した場合、基板上
には非照射部と共に照射部も残存することとなる。この
性質を利用することにより、基板上に微細な凹状膜を作
製することができる。
次元的に並んだフォトマスクを介して塗布膜に光照射を
行い、その後エッチングすることによって、基板上には
規則正しく並んだ半球状の凹状膜が形成され、例えばマ
イクロレンズアレイとして使用可能である。
る。
ゾイルアセトン1g、及びチタニウムテトラブトキシド
2gを加えて溶かし、1時間攪拌して感光性組成物の溶
液を調整した。
で10cm×10cm)の上に滴下し、スピンコート法
(2000r.p.m)により、均一なゾル膜(膜厚0.
4μm)を形成した。これを90℃で1分間加熱して乾
燥させた後、膜面上にフォトマスク(長さ2cmで幅1
0μmの細長い光透過部と光非透過部が交互に並んだス
トライプ状)を配置し、フォトマスクを介して20cm
の上方から主波長254nmでエネルギー量5J/cm
2の紫外線を照射した。
より金属から疎水性置換基が外れ、−O−M−O−の結
合を有するアルカリ水溶液に対して溶解性の高い膜とな
る。一方、非照射部は、キレート安定化剤によって有機
成分や疎水性部位が多く存在し、アルカリ水溶液に対し
て溶解性の低いR−M−R(Rは、キレート安定化剤)
疎水構造膜となる。
アンモニウムハライド水溶液中に浸漬して30秒間エッ
チングを行ったところ、照射部の膜は除去され、ガラス
基板上に幅10μm、深さ0.2μmのパターン膜が得
られた。このガラス基板を、マッフル炉を用いて500
℃、60分間加熱、乾燥することにより、有機物が除去
されたTiO2薄膜が得られた。
マスクの代わりに、長さ2cmで幅20μmの細長い光
透過部と光非透過部が交互に並んだストライプ状のフォ
トマスクを用いた他は、上記実施例1と同様にして、ガ
ラス基板上に塗布、乾燥、紫外線照射、照射部のエッチ
ング除去、加熱乾燥を行って、幅20μm、深さ0.2
μmのパターン膜を得た。
マスクの代わりに、長さ2cmで幅30μmの細長い光
透過部と光非透過部が交互に並んだストライプ状のフォ
トマスクを用いた他は、上記実施例1と同様にして、ガ
ラス基板上に塗布、乾燥、紫外線照射、照射部のエッチ
ング除去、加熱乾燥を行って、幅40μm、深さ0.3
μmのパターン膜を得た。
の調製において用いたチタニウムテトラブトキシドに代
えてジルコニウムテトラブトキシドを用いた他は、上記
実施例1と同様にして、ガラス基板上に塗布、乾燥、紫
外線照射、照射部のエッチング除去、加熱乾燥を行っ
て、上記実施例1と膜厚、凹凸形状共に同等のパターン
膜を得た。
メチルアンモニウムハライド水溶液の代わりに水酸化ナ
トリウム水溶液を用いると共に、上記実施例1で用いた
フォトマスクの代わりに、長さ2cmで幅20μmの細
長い光透過部と光非透過部が交互に並んだストライプ状
のフォトマスクを用いた他は、上記実施例1と同様にし
て、ガラス基板上に塗布、乾燥、紫外線照射、照射部の
エッチング除去、加熱乾燥を行って、幅20μm、深さ
0.2μmのパターン膜を得た。
メチルアンモニウムハライド水溶液の代わりにトリエチ
ルアミン水溶液を用いると共に、上記実施例1で用いた
フォトマスクの代わりに、長さ2cmで幅20μmの細
長い光透過部と光非透過部が交互に並んだストライプ状
のフォトマスクを用いた他は、上記実施例1と同様にし
て、ガラス基板上に塗布、乾燥、紫外線照射、照射部の
エッチング除去、加熱乾燥を行って、幅20μm、深さ
0.2μmのパターン膜を得た。
おいて、テトラメチルアンモニウムハライド水溶液をト
リエタノールアミン水溶液に変更し、20μm幅の光透
過部と光非透過部とが交互に並んだフォトマスクを用い
た以外は、実施例1と同様のプロセスにてパターン膜を
作製したところ、幅20μm、深さ0.1μmの凹凸が
交互に並んだパターン膜が得られた。このパターン膜
は、照射部位の膜を完全にエッチングできておらず、良
好なパターン性を示さなかった。
の調製において用いたベンゾイルアセトンに代えてトリ
フルオロアセチルアセトンを用いると共に、上記実施例
1で用いたフォトマスクの代わりに、長さ2cmで幅2
0μmの細長い光透過部と光非透過部が交互に並んだス
トライプ状のフォトマスクを用いた他は、上記実施例1
と同様にして、ガラス基板上に塗布、乾燥、紫外線照
射、照射部のエッチング除去、加熱乾燥を行って、幅2
0μm、深さ0.2μmのパターン膜を得た。
の調製において用いたベンゾイルアセトンに代えてアセ
ト酢酸ベンジルを用いると共に、上記実施例1で用いた
フォトマスクの代わりに、長さ2cmで幅20μmの細
長い光透過部と光非透過部が交互に並んだストライプ状
のフォトマスクを用いた他は、上記実施例1と同様にし
て、ガラス基板上に塗布、乾燥、紫外線照射、照射部の
エッチング除去、加熱乾燥を行って、幅20μm、深さ
0.15μmのパターン膜を得た。
メチルホルムアミド6gに、ジルコニウムテトラブトキ
シド5g及びジベンゾイルメタン3gを加えて溶かし、
1時間攪拌して感光性組成物の溶液を調製した。
で10cm×10cm)上に滴下し、スピンコート法
(1500r.p.m)により均一なゾル膜(膜厚0.4
μm)を形成した。これを90℃で1分間加熱して乾燥
させた後、膜面上にフォトマスク(長さ2cmで幅20
μmの光透過部と光非透過部が交互に並んだストライプ
状)を配置し、フォトマスクを介して20cmの上方か
ら主波長254nmのエネルギー量2.5J/cm2の紫
外線を膜面に照射した。
より金属から疎水性置換基が外れ、−O−M−O−の結
合を有するアルカリ水溶液に対して溶解性の高い膜とな
る。一方、非照射部は、キレート安定化剤によって有機
成分や疎水性部位が多く存在し、アルカリ水溶液に対し
て溶解性の低いR−M−R(Rは、キレート安定化剤)
疎水構造膜となる。
ルアミン水溶液中に浸漬して60秒間エッチングを行っ
たところ、膜の照射部は除去され、ガラス基板上に幅1
0μm、深さ0.1μmのパターン膜が得られた。この
ガラス基板を、マッフル炉を用いて500℃、60分間
加熱、乾燥することにより、有機物が除去されたZrO
2薄膜が得られた。
トマスクの代わりに、直径3μmの円形状の光透過部と
非透過部が二次元に並んだストライプ状のフォトマスク
を用いると共に、照射部エッチング時間を15秒間とし
た他は、上記実施例1と同様にして、ガラス基板上に塗
布、乾燥、紫外線照射、照射部のエッチング除去、加熱
乾燥を行って、直径3μm、深さ0.15μmの凹レン
ズ状のパターン膜を得た。
の調製において用いたベンゾイルアセトンに代えてアセ
ト酢酸エチルを用いると共に、上記実施例1で用いたフ
ォトマスクの代わりに、長さ2cmで幅20μmの細長
い光透過部と光非透過部とが交互に並んだフォトマスク
を用いた他は、実施例1と同様にして、ガラス基板上に
塗布、乾燥、紫外線照射を行った。紫外線照射が終わっ
た塗布膜をテトラメチルアンモニウムハライド水溶液で
エッチングしたところ、照射部のみならず非照射部も溶
解してしまい、パターン薄膜が形成されなかった。これ
は、非照射部が疎水性の高い膜を形成することができな
かったためである。
の調製において、キレート配位子を加えなかったこと以
外は上記実施例1と同様にして、ガラス基板上に塗布、
乾燥、紫外線照射、照射部のエッチング除去、加熱乾燥
を行った。しかし、感光性組成物が不安定となり、ポジ
型パターン薄膜は形成されなかった。
メチルアンモニウムハライド水溶液に代えて1N塩酸水
溶液を用いたこと以外は上記実施例1と同様にして、ガ
ラス基板上に塗布、乾燥、紫外線照射、照射部のエッチ
ング除去、加熱乾燥を行った。その結果、ネガ型パター
ン膜が得られ、ポジ型パターン薄膜は形成されなかっ
た。
表1に示す。実施例及び比較例において、パターン性の
良好なサンプルは○、パターン性の劣るサンプルは△、
パターンを示さないものは×で評価した。これらの結果
から、本発明のアルカリ水溶液によるエッチングの効
果、及びキレート安定化剤の有効性が認められた。
成方法によれば、エッチング溶液としてアルカリ水溶液
を用いることで、照射部がエッチング溶液に溶解するポ
ジ型パターンを形成することができ、またエッチング溶
液として有機ホトレジストエッチングにおいて常用され
ているアルカリ水溶液を用いるため、コスト的、また廃
液処理に有利なポジ型金属酸化物パターン薄膜を得るこ
とができる。
レート安定化剤としてβ-ジケトン類、エタノールアミ
ン類、カルボン酸類、β−ケトエステル類、またはジオ
ール類を用いるため、請求項1記載の発明によって叶え
られる効果に加えて、膜の安定性が高くなり、よりパタ
ーン薄膜の解像度を向上させることができる。
ト安定化剤は疎水性置換基を有する化合物であるため、
感光性ゾルゲル膜を形成させた際に、非照射部がより疎
水性表面を形成し易くなるので、請求項1または2に記
載の発明によって叶えられる効果に加えて、解像度の高
いパターン薄膜を形成することができる。
ト安定化剤の疎水性置換基として、フェニル基、アルキ
ル基、環状アルキル基、アリル基、鎖状アルキル基、フ
ッ素置換アルキル基、及びシリル基からなる群より選択
された少なくとも一種の化合物を用いるため、感光性ゾ
ルゲル膜の非照射部がいっそう疎水表面を形成し易くな
り、請求項1ないし3に記載の発明によって叶えられる
効果に加えて、より高い解像度パターン薄膜を形成させ
ることができる。
リ水溶液として、アルキル化四級アンモニウム水酸化物
水溶液、水酸化アルカリ金属塩水溶液、水酸化アルカリ
土類金属塩水溶液、アミン類、及び水溶性ルイス塩基か
らなる群より選択された少なくとも一種の水溶液を用い
るため、感光性ゾルゲル膜の照射部が容易にアルカリ水
溶液に溶解し、請求項1ないし4に記載の発明によって
叶えられる効果に加えて、解像度の高いポジ型金属酸化
物パターン薄膜を形成できる。
リ水溶液として、水酸化アンモニウム水溶液、水酸化テ
トラメチルアンモニウム水溶液、水酸化テトラエチルア
ンモニウム水溶液、水酸化テトラプロピルアンモニウム
水溶液、水酸化テトラブチルアンモニウム水溶液、水酸
化トリエチルフェニルアンモニウム水溶液、水酸化トリ
メチルフェニルアンモニウム水溶液、水酸化トリメチル
ビニルアンモニウム水溶液、水酸化トリメチルベンジル
アンモニウム水溶液、水酸化トリエチルベンジルアンモ
ニウム水溶液、水酸化トリメチルヘキサデシルアンモニ
ウム水溶液、水酸化トリメチル−2−ヒドロキシエチル
水溶液、ヒドラジン水溶液、水酸化リチウム水溶液、水
酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、水酸化
ルビジウム水溶液、水酸化ベリリウム水溶液、水酸化マ
グネシウム水溶液、水酸化カルシウム水溶液、水酸化ス
トロンチウム水溶液、水酸化バリウム水溶液、水酸化イ
ンジウム水溶液、水酸化アルミニウム水溶液、水酸化ク
ロム水溶液、水酸化セシウム水溶液、水酸化銅水溶液、
水酸化鉛水溶液、水酸化ニッケル水溶液、トリエタノー
ルアミン水溶液、ジエタノールアミン水溶液、モノエタ
ノールアミン水溶液、アンモニウム水溶液、トリメチル
アミン水溶液、トリエチルアミン水溶液、トリプロピル
アミン水溶液、水酸化ヒドラジン水溶液、ヒドラジン水
溶液、及びピリジン水溶液からなる群より選択された少
なくとも一種の水溶液を用いるため、請求項1ないし5
に記載の発明によって叶えられる効果に加えて、解像度
の高いポジ型金属酸化物パターン薄膜を形成することが
できる。
1ないし6のいずれか1項に記載のポジ型金属酸化物パ
ターン薄膜の形成方法を用いて作製されているので、金
属酸化物のパターン薄膜形成のみならず、基板上に微細
な凹凸構造を有する膜を作製することができるため、凹
状レンズ、散乱板等の光学デバイスの作製が可能とな
る。
コキシドとキレート安定化剤を主成分とするため、照射
部がエッチング溶液に溶解するポジ型金属酸化物パター
ン薄膜を形成することができる。
ート安定化剤としてβ-ジケトン類、エタノールアミン
類、カルボン酸類、β−ケトエステル類またはジオール
類を用いるため、請求項8記載の発明によって叶えられ
る効果に加えて、膜の安定性が高くなり、更にパターン
薄膜の解像度を向上させることができる。
ト安定化剤として疎水性置換基を有する化合物であるた
め、非照射部がより疎水性表面を形成し易くなるので、
請求項8または9に記載の発明によって叶えられる効果
に加えて、解像度の高いパターン薄膜を形成することが
できる。
ト安定化剤の疎水性置換基として、フェニル基、アルキ
ル基、環状アルキル基、アリル基、鎖状アルキル基、フ
ッ素置換アルキル基、及びシリル基からなる群より選択
された少なくとも一種の化合物を用いるので、請求項8
ないし10に記載の発明によって叶えられる効果に加え
て、高い解像度パターン薄膜を形成させることができ
る。
である。
(b)は光照射中の膜構造を示す模式図である。
なった膜 12 基板 21 光 22 光透過部 23 光非透過部 24 フォトマスク
Claims (11)
- 【請求項1】 金属アルコキシド及びキレート安定化剤
を含む組成物を基板上に塗布し、塗布膜に光照射すると
共に、この塗布膜における非照射部の化学反応を進行さ
せた後、エッチング溶液で照射部を溶解、除去するポジ
型酸化物パターン薄膜の形成方法において、前記エッチ
ング溶液としてアルカリ水溶液を用いることを特徴とす
るポジ型金属酸化物パターン薄膜の形成方法。 - 【請求項2】 前記キレート安定化剤は、β-ジケトン
類、エタノールアミン類、カルボン酸類、β−ケトエス
テル類、またはジオール類である請求項1に記載のポジ
型金属酸化物パターン薄膜の形成方法。 - 【請求項3】 前記キレート安定化剤は、疎水性置換基
を有する化合物である請求項1または2に記載のポジ型
金属酸化物パターン薄膜の形成方法。 - 【請求項4】 前記キレート安定化剤の疎水性置換基
は、フェニル基、アルキル基、環状アルキル基、アリル
基、鎖状アルキル基、フッ素置換アルキル基、及びシリ
ル基からなる群より選択された少なくとも一種の化合物
である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のポジ型
金属酸化物パターン薄膜の形成方法。 - 【請求項5】 前記アルカリ水溶液は、水酸化四級アン
モニウム塩水溶液、水酸化アルカリ金属塩水溶液、水酸
化アルカリ土類金属塩水溶液、アミン類水溶液、及び水
溶性ルイス塩基水溶液からなる群より選択された少なく
とも一種の水溶液である請求項1ないし4のいずれか1
項に記載のポジ型金属酸化物パターン薄膜の形成方法。 - 【請求項6】 前記アルカリ水溶液は、水酸化アンモニ
ウム水溶液、水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液、
水酸化テトラエチルアンモニウム水溶液、水酸化テトラ
プロピルアンモニウム水溶液、水酸化テトラブチルアン
モニウム水溶液、水酸化トリエチルフェニルアンモニウ
ム水溶液、水酸化トリメチルフェニルアンモニウム水溶
液、水酸化トリメチルビニルアンモニウム水溶液、水酸
化トリメチルベンジルアンモニウム水溶液、水酸化トリ
エチルベンジルアンモニウム水溶液、水酸化トリメチル
ヘキサデシルアンモニウム水溶液、水酸化トリメチル−
2−ヒドロキシエチル水溶液、ヒドラジン水溶液、水酸
化リチウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カ
リウム水溶液、水酸化ルビジウム水溶液、水酸化ベリリ
ウム水溶液、水酸化マグネシウム水溶液、水酸化カルシ
ウム水溶液、水酸化ストロンチウム水溶液、水酸化バリ
ウム水溶液、水酸化インジウム水溶液、水酸化アルミニ
ウム水溶液、水酸化クロム水溶液、水酸化セシウム水溶
液、水酸化銅水溶液、水酸化鉛水溶液、水酸化ニッケル
水溶液、トリエタノールアミン水溶液、ジエタノールア
ミン水溶液、モノエタノールアミン水溶液、アンモニウ
ム水溶液、トリメチルアミン水溶液、トリエチルアミン
水溶液、トリプロピルアミン水溶液、水酸化ヒドラジン
水溶液、ヒドラジン水溶液、及びピリジン水溶液からな
る群より選択された少なくとも一種の水溶液である請求
項1ないし5のいずれか1項に記載のポジ型金属酸化物
パターン薄膜の形成方法。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
のポジ型金属酸化物型金属酸化物パターン薄膜の形成方
法を用いて作製された凹形状膜。 - 【請求項8】 金属アルコキシドとキレート安定化剤を
主成分とするポジ型金属酸化物パターン薄膜形成用組成
物。 - 【請求項9】 前記キレート安定化剤が、β-ジケトン
類、エタノールアミン類、カルボン酸類、β−ケトエス
テル類、またはジオール類である請求項8に記載のポジ
型金属酸化物パターン薄膜形成用組成物。 - 【請求項10】 前記キレート安定化剤は、疎水性置換
基を有する化合物である請求項8または9に記載のポジ
型金属酸化物パターン薄膜形成用組成物。 - 【請求項11】 前記キレート安定化剤の疎水性置換基
は、フェニル基、アルキル基、環状アルキル基、アリル
基、鎖状アルキル基、フッ素置換アルキル基、及びシリ
ル基からなる群より選択された少なくとも一種の化合物
である請求項8ないし10のいずれか1項に記載のポジ
型金属酸化物パターン薄膜形成用組成物。
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