JP2003249711A - 光通信モジュール - Google Patents

光通信モジュール

Info

Publication number
JP2003249711A
JP2003249711A JP2002049205A JP2002049205A JP2003249711A JP 2003249711 A JP2003249711 A JP 2003249711A JP 2002049205 A JP2002049205 A JP 2002049205A JP 2002049205 A JP2002049205 A JP 2002049205A JP 2003249711 A JP2003249711 A JP 2003249711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical communication
communication module
signal transmission
transmission line
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002049205A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4015440B2 (ja
Inventor
Shigenobu Maruyama
重信 丸山
Kazutami Kawamoto
和民 川本
Hiroo Furuichi
浩朗 古市
Toru Yoshida
亨 吉田
Isamu Yoshida
勇 吉田
Katsuya Ono
勝也 大野
Osamu Yamada
収 山田
Masaru Ibe
大 井辺
Shigeru Tokita
茂 時田
Tarou Tonozuka
太郎 土濃塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Opnext Japan Inc
Original Assignee
Opnext Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Opnext Japan Inc filed Critical Opnext Japan Inc
Priority to JP2002049205A priority Critical patent/JP4015440B2/ja
Priority to US10/222,163 priority patent/US7215886B2/en
Publication of JP2003249711A publication Critical patent/JP2003249711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4015440B2 publication Critical patent/JP4015440B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レセプタクル型光通信モジュールの伝送容量
を増加させること。 【解決手段】 キャンステムを貫通したセラッミック基
板上に、特性インピーダンスを約50Ωに整合した高速
信号伝送配線と、該高速信号伝送配線の一端に半田接続
部を具備する送信用キャンパッケージ及び受信用キャン
パッケージのそれぞれの半田接続部と、該高速信号伝送
配線の一端に半田接続部を具備し、送受信モジュールの
周辺回路や通信制御回路を搭載すると共に、光通信モジ
ュールをマザーボードに接続するためのコネクタ部を備
えるプリント基板上の半田接続部との間を、特性インピ
ーダンスを約50Ωに整合した高速信号伝送配線と、該
高速信号伝送配線の両端に半田接続部を備えたフレキシ
ブル配線基板で接続した構造の光通信モジュール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信のためのレ
ーザ光を送受信する発光素子や受光素子を実装した光通
信モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】光通信で使用される発光素子(レーザダ
イオード)や受光素子(フォトダイオード)は、レンズ
や必要な電子部品等と共に各種パッケージに収納され
る。各種パッケージの内、パッケージ内部の受発光素子
に対して外部から光ファイバを接続(挿抜)して使用す
るレセプタクル型光通信モジュールには、モジュールの
組立性や取り扱い性の観点から、キャンパッケージ構造
が採用されている。キャンパッケージの典型的な構造
は、特開平8−114728により開示されている。本
従来例では、コバール等の金属からなる円盤状のステム
上に受発光素子を搭載し、受発光素子の搭載面にコバー
ル等の金属からなる円筒状のキャップを溶接で固定し
て、内部に不活性ガスを充填・封止する。受発光素子の
リードピンはガラス材料によってステム穴に固定され、
ステムとは電気的に絶縁された状態でステムを貫通して
いる。キャップの中央部にはレンズがガラス封着されて
いる。この様に、キャンパッケージ内部を気密封止する
ことで、パッケージ外部の水分や酸素等の侵入を防ぎ、
受発光素子等の劣化や特性変動を抑制し、長期間にわた
る信頼性を確保している。
【0003】レセプタクル型光通信モジュールは、上記
キャンパッケージと、電子部品を実装した回路基板(受
発光素子の周辺回路や通信制御回路)が1つの筐体に格
納され、更にキャンパッケージに対して外部から光ファ
イバを接続(挿抜)するためのレセプタクル型の光コネ
クタが前記筐体と一体構造となっている。レセプタクル
型光通信モジュール内部の構造例は、特開2001−2
98217により開示されている。本従来例は、電子部
品搭載領域とキャンパッケージ搭載領域を設けた1枚の
フレキシブルプリント基板を使用する点が特徴であり、
これにより光通信モジュール形状の小型化が図られてい
る。また、光通信モジュールをマザーボードに実装する
際、フレキシブルプリント基板を挟持するリードピンに
対して外力が発生しても、それがキャンパッケージとフ
レキシブルプリント基板との接続部に伝搬することはな
く、両者の電気的な接続の信頼性が損なわれることがな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記第1
・第2の従来例においては、ステムにリードピンを直接
貫通させた構造のキャンパッケージを使用しているた
め、ステムに設ける穴の直径が1mm程度となり、リー
ドピン数を増やすことが不可能である。そのため、レー
ザダイオードを駆動するドライバLSIや、フォトダイ
オードの信号を増幅する増幅LSIをキャンパッケージ
内に収納できず、パッケージの外に設置せざるを得な
い。このことは、受発光素子とドライバLSIや増幅L
SIとの距離が長くなることを意味しており、高速信号
伝送への適用が困難であった。また、上記したリードピ
ン構造では、高速信号伝送配線の特性インピーダンス
(通常、50±2Ωであり、これを約50Ωという)の
マッチングを取ることが困難であった。そのため、キャ
ンパッケージの光モジュールは2.5Gbit/s以下
の通信に用いられているのが実状となっている。
【0005】また上記第2の従来例においては、光通信
モジュールをマザーボードに実装する際、フレキシブル
回路基板を挟持するリードピンに外力が加わると、該リ
ードピンとフレキシブルプリント基板との接続部が破損
し、電気的な接続が得られなくなることで光通信モジュ
ールの性能が損なわれる恐れがある。更に、キャンパッ
ケージの放熱を考慮した実装構造となっていないため、
光通信モジュールを長時間使用した際に、キャンパッケ
ージの発熱によって通信性能が損なわれる恐れがある。
【0006】本願に含まれる発明の目的の1は、キャン
パッケージの入出力信号配線(高速信号伝送配線)と受
発光素子の周辺回路や通信制御回路を実装した回路基板
との間を、高速信号伝送配線の特性インピーダンス(通
常約50Ω)でマッチングすることにより、高速信号伝
送(10Gbit/s以上)を実現するレセプタクル型
光通信モジュールを提供することである。本願に含まれ
る発明の他の目的は、光通信モジュールをマザーボード
に実装する際に光通信モジュールに対して生じる外力
が、光通信モジュールの性能に影響を与えない構造のレ
セプタクル型光通信モジュールを提供することである。
本願に含まれる発明の他の目的は、光通信モジュールを
長時間連続使用した際に、キャンパッケージの発熱によ
って通信性能が損なわれることのない構造のレセプタク
ル型光通信モジュールを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決する手段
として、以下の手段がある。キャンステムを貫通したセ
ラッミック基板上に、特性インピーダンスを約50Ωに
整合した高速信号伝送配線と、該高速信号伝送配線の一
端に半田接続部を具備するキャンパッケージ(送信モジ
ュール)を実装した光通信モジュールによって達成され
る。またキャンステムを貫通したセラッミック基板上
に、特性インピーダンスを約50Ωに整合した高速信号
伝送配線と、該高速信号伝送配線の一端に半田接続部を
具備するキャンパッケージ(受信モジュール)を実装し
た光通信モジュールによっても達成される。特性インピ
ーダンスを約50Ωに整合した高速信号伝送配線と、該
高速信号伝送配線の両端に半田接続部を備えたフレキシ
ブル配線基板を実装した光通信モジュールによって達成
される。
【0008】また上記は、特性インピーダンスを約50
Ωに整合した高速信号伝送配線と、該高速信号配線から
の電磁波の輻射を抑制するためのシールド層と、該高速
信号伝送配線の両端に半田接続部を備えたフレキシブル
配線基板を実装した光通信モジュールによって達成され
る。また上記は、特性インピーダンスを約50Ωに整合
した高速信号伝送配線と、該高速信号伝送配線の一端に
半田接続部を具備し、送受信モジュールの周辺回路や通
信制御回路を搭載するプリント基板を実装した光通信モ
ジュールによって達成される。
【0009】上記は、特性インピーダンスを約50Ωに
整合した高速信号伝送配線と、該高速信号伝送配線の一
端に半田接続部を具備し、送受信モジュールの周辺回路
や通信制御回路を搭載すると共に、光通信モジュールを
マザーボードに接続するためのコネクタ部を備えるプリ
ント基板を実装した光通信モジュールによって達成され
る。または、キャンステムを貫通したセラッミック基板
上に、特性インピーダンスを約50Ωに整合した高速信
号伝送配線と、該高速信号伝送配線の一端に半田接続部
を具備する送信用キャンパッケージ及び受信用キャンパ
ッケージのそれぞれの半田接続部と、特性インピーダン
スを約50Ωに整合した高速信号伝送配線と、該高速信
号伝送配線の一端に半田接続部を具備し、送受信モジュ
ールの周辺回路や通信制御回路を搭載すると共に、光通
信モジュールをマザーボードに接続するためのコネクタ
部を備えるプリント基板上の半田接続部との間を、特性
インピーダンスを約50Ωに整合した高速信号伝送配線
と、該高速信号伝送配線の両端に半田接続部を備えたフ
レキシブル配線基板で接続した構造の光通信モジュール
によって達成される。
【0010】送信モジュールに内蔵されたレーザダイオ
ードのドライバLSIからの発熱を、送信モジュールの
金属ステムと、放熱ブロックを介して筐体に放熱する構
造とした光通信モジュールによって達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本実施例で使用するレーザ
ダイオードを搭載した送信用モジュール100の構造を
示す断面図である。図1(2)及び図1(3)はそれぞ
れ、図1(1)のA−A’断面図、B−B’断面図であ
る。配線が形成されたセラミック基板103は、円盤状
のキャンステム101を貫いて固定されている。また金
属ステム104はキャンステム101の上面に配置・固
定されている。レーザダイオードキャリア105、レー
ザダイオード106、ドライバLSI107、モニタフ
ォトダイオード108、サーミスタ109、バイアス端
子用インダクタ110等は、金属ステム104の光軸と
平行な面上に配置・固定されている。キャンステム10
1の上面には、キャンキャップ111を固定する。キャ
ンキャップ111の上面中央部にはレンズ112が固定
されている。
【0012】次に個々の部分について詳細に説明する。
円盤状のキャンステム101はコバール等の金属製ステ
ムであり、予めセラミック基板103を貫通させるため
の基板貫通孔102が形成されている。セラミック基板
103はアルミナ、窒化アルミ等であり、電気回路とし
て必要な配線及びワイヤボンディング用電極(詳細は図
示せず)やモジュール外部との接続に必要な外部電極1
13が形成してある。配線形成はタングステン等のペー
ストの印刷、焼成によるが、必要に応じてスルーホール
を形成し、多層配線基板とする。ワイヤボンディング用
電極や外部電極113のタングステン等の上にはNi/
Auめっきを施す。セラミック基板103の、基板貫通
孔102に於いて固定される部分には、その全周にタン
グステン/Ni/Auのメタライズを形成し、基板貫通
孔102に於いて、キャンステム101と銀ロウ等で固
定する。なおセラミック基板の配線形成面には絶縁層1
20(アルミナ)が設けられている。以上の様に、キャ
ンステム101とセラミック基板103との接続部の気
密性を確保する。
【0013】金属ステム104は銅−タングステン合金
のように、熱伝導率が大きく(200W/(m・K))、且つキ
ャンステム101のコバール及びセラミック基板103
のアルミナもしくは窒化アルミ等と熱膨張係数が同等
(5〜7x10-6/℃)の金属から成り、キャンステム101
に銀ロウ等で固定する。銅−タングステン合金の金属ス
テム104は、後述するドライバLSI107の発熱を
キャンステム101へ効率よく伝導して逃がす作用を果
たす。レーザダイオードキャリア105は、金属ステム
104の光軸と平行な面上に搭載されている。この搭載
は、例えば、金−すず、すず−銀等のはんだ付けによっ
て行う。レーザダイオードキャリア105は、窒化アル
ミ等のセラミック基板であり、インピーダンス整合抵抗
121が形成されている。インピーダンス整合抵抗12
1は、例えば、レーザダイオードキャリア105上に形
成されたニッケル−クロム等の薄膜抵抗もしくは、チッ
プ抵抗等を用いる。レーザダイオード106はこのレー
ザダイオードキャリア105に搭載する。この搭載は、
例えば、金−すず、すず−銀等のはんだ付けによって行
う。レーザダイオード106の信号光はレンズ112方
向に発せられ、その発光中心は円盤状のキャンステム1
01の中心に位置するように金属ステム104、レーザ
ダイオードキャリア105及び、レーザダイオード10
6の位置が決定される。インピーダンス整合抵抗121
が不要の場合は、レーザダイオードキャリア105を用
いないで、レーザダイオード106を直接金属ステム1
04に搭載しても良い。
【0014】レーザダイオード106を駆動するドライ
バLSI107は、レーザダイオードキャリア105の
できるだけ近くの金属ステム104上に搭載した。この
搭載は、例えば、金−すず、すず−銀等によるはんだ付
けもしくは、銀エポキシ系等の接着剤固定によって行
う。本実施例では、ドライバLSI107の端子数は1
7本であり、前記したようにセラミック基板103をキ
ャンステム101に貫通させる構造を採用する事によっ
て、ドライバLSI107をレーザダイオード106の
近くに設置して、且つ17本の配線114をキャン外部
に取り出すことができた。なお図中では、説明の簡略化
のために、配線114を8本で表現している。
【0015】モニターフォトダイオード108は、予め
モニターフォトダイオードキャリア122に搭載され、
その受光面がレーザダイオード106の後方発光を受光
できる位置に配置される。モニターフォトダイオード1
08のモニターフォトダイオードキャリア122への搭
載および、モニターフォトダイオードキャリア122の
金属ステム104への搭載は、例えば、金−すず、すず
−銀等のはんだ付けによって行う。モニターフォトダイ
オードキャリア122には、モニターフォトダイオード
108搭載面及び、セラミック基板103表面と平行な
面に配線が形成されている。
【0016】レーザダイオード106の温度をモニタす
るサーミスタ109は、金属ステム104との電気絶縁
をとるために窒化アルミ等のサーミスタキャリア123
に搭載し、サーミスタキャリア123をレーザダイオー
ド106近傍の金属ステム104上に配置する。サーミ
スタ109のサーミスタキャリア123への搭載およ
び、サーミスタキャリア123の金属ステム104への
搭載は、例えば、金−すず、すず−銀等のはんだ付けに
よって行う。サーミスタ109は、レーザダイオードキ
ャリア105に搭載しても良い。更に本実施例では、レ
ーザダイオード106のバイアス電位を与えるための端
子に、レーザダイオード106の高周波駆動信号がバイ
アス端子から外部に漏れ出すことを防ぐためのインダク
タ110を、セラミック基板103上に搭載した。イン
ダクタ110のセラミック基板103への搭載は、例え
ば、金−すず、すず−銀等のはんだ付けによって行う。
上記した各部品は、ワイヤボンディングやリボンボンデ
ィングにより、電気的に接続される。
【0017】一方、円筒形状のキャンキャップ111
は、コバール等のキャンステム101と同じ材料で成形
されたものであり、その上面中央部は開口されて、レン
ズ112がガラス封着される。本実施例ではレンズ11
2として、レーザダイオード106からのレーザ光と、
これを受ける光ファイバ(図示せず)との光結合効率を
高く取る目的で、球面収差の少ない非球面レンズを用い
たが、レーザ光パワーが十分に大きい場合はより低価格
のボールレンズを用いても良い。キャンキャップ111
は、レーザダイオード106の発光中心とレンズ112
の中心が一致するように、キャンステム101に取り付
ける。その方法は、例えばキャンキャップ111をキャ
ンステム101に重ねた状態で、レーザダイオード10
6を発光させ、レンズ112から出射するレーザ光パワ
ーを測定しながら、キャンステム101上でのキャンキ
ャップ111の最適位置を求め、キャンキャップ111
とキャンステム101とを抵抗溶接法でリング状に溶接
する。また、レンズ112をキャンモジュールの外部に
取り付けるような構成を用いる場合は、キャンキャップ
111の上面中央部開口にはガラス板(図示せず)を取
り付けても良い。この時、要求信頼度によっては必ずし
も気密封止に限定せず、接着剤などを用いた非気密性の
封止であっても良い。
【0018】図2は図1に示したセラッミック基板10
3上の外部電極113の説明図である。セラミック基板
103上の高速信号伝送配線115〜119はコプレナ
構造となっており、信号配線である差動信号配線116
及び118の2本から成り、お互いに正負の符号が反転
した信号を伝送させる。この差動信号伝送方式により、
信号のエネルギーロス及び外部への不要輻射を抑制する
ことができる。差動信号配線116及び118の両側及
び、配線間にはグランド配線115、117、119を
形成した。高速信号伝送配線115〜119の配線幅L
101〜L105と配線間隔S101〜S104は、セ
ラミック基板103の厚さt1と誘電率、並びに高速信
号伝送配線115〜119の材料であるタングステンの
膜厚(図示せず)と導電率をパラメータとして決定され
たもので、配線の特性インピーダンスとして約50Ω
(通常、50±2Ωであり、以後これを約50Ωとい
う)が得られる関係に調節されている。また、高速信号
伝送配線115〜119には、セラミック基板103の
端部において、後述するフレキシブル配線基板と半田接
続を行うための接続部C1が設けられている。接続部C
1における高速信号伝送配線115〜119の配線幅L
106〜L110と配線間隔S105〜S108につい
ては、接続部C1以外の領域とは異なる設計となってい
る。接続部C1における配線幅L106〜L110と配
線間隔S105〜S108については、セラミック基板
103の厚さt1と誘電率、並びに高速信号伝送配線1
15〜119の材料であるタングステンの膜厚(図示せ
ず)と導電率、並びに後述するフレキシブル基板との接
続に使用する半田の物性値や、フレキシブル基板を構成
する配線や誘電体の物性値等を考慮して決定されてお
り、フレキシブル基板との接続が行われた時点で接続部
C1における配線の特性インピーダンスが約50Ωとな
る関係に調節されている。
【0019】図3は本実施例で使用するフォトダイオー
ドを搭載した受信用モジュール200の構造を示す断面
図である。図3(2)及び図3(3)はそれぞれ、図3
(1)のA−A’断面図、B−B’断面図である。図3
では、フォトダイオードの機能を果たす素子として、フ
ォトダイオード及びプリアンプを一体化したOEIC
(Opto−Electronic IC)を用いた。
先ず、全体構造を説明する。配線が形成されたセラミッ
クブロック203は、円盤状のキャンステム201のセ
ラミックブロック貫通孔204を貫いて固定されてい
る。OEIC205は、セラミックブロック203の光
軸と垂直あるいは斜めに交わるOEIC搭載面202上
に搭載されている。更にOEIC搭載面202上には、
OEIC205の近傍に、OEIC205の電源電圧を
安定化させるためのコンデンサ206を配置する。キャ
ンステム201の上面には、キャンキャップ207を固
定する。キャンキャップ207の上面中央部にはレンズ
208が固定されている。
【0020】次に個々の部分について詳細に説明する。
円盤状のキャンステム201はコバール等の金属製ステ
ムであり、予めセラミックブロック203を貫通させる
ためのセラミックブロック貫通孔204が形成されてい
る。セラミックブロック203はアルミナ、窒化アルミ
等であり、電気回路として必要な配線及びワイヤボンデ
ィング用電極やモジュール外部との接続に必要な外部電
極209が形成してある。配線形成はタングステン等の
ペーストの印刷、焼成によって形成し、フォトダイオー
ド搭載面202上の配線と外部電極形成面上の配線21
0〜213とは、上記両面の交わる線の部分において接
続されている。即ちセラミックブロック203の配線
は、セラミックブロック203の表面のみに形成する。
ワイヤボンディング用電極や外部電極209にはタング
ステン等の上にNi/Auめっきを施す。なお、セラミ
ック基板103の材料としては、上述した他に、ムライ
ト、ガラスセラミック等を用いてもよい。あるいは、ジ
ルコニアガラス等の誘電体材料を使用することも可能で
ある。
【0021】セラミックブロック203の、ブロック貫
通孔204に於いて固定される部分には、絶縁層214
(アルミナ)を設け、絶縁層214の表面を含めてセラ
ミックブロック203の全周(ブロック貫通孔35との
固定部分)にタングステン/Ni/Auのステム接合用
メタライズを形成し、銀ロウ等でキャンステム201と
固定する。以上の様に、キャンステム201とセラミッ
クブロック203との接続部の気密性を確保する。
【0022】OEIC205のOEIC搭載面202へ
の搭載は、例えば、金−すず、すず−銀等のはんだ付け
もしくは、銀エポキシ系等の接着剤固定によって行う。
なおOEIC205に内蔵されているフォトダイオード
215の受光面の中心が円盤状のキャンステム201の
中心に位置するように、セラミックブロック203及
び、OEIC205の位置が決定される。また図3で
は、フォトダイオード及びプリアンプを一体化したOE
IC205及び、特性インピーダンスを約50Ωに整合
させた信号配線212を用いて、低ノイズで高速な信号
伝送が実現した。なお、信号配線212の両側にはグラ
ンド配線211及び213が配置されている。OEIC
205に対して電源等を供給する目的の配線210は2
本で、信号配線211〜213と合わせて合計5本の配
線をキャン外部に取り出している。OEIC205の信
号配線を作動伝送とした場合等、キャン外部により多く
の配線を取り出す必要性が生じた場合でも、本構造の受
信モジュールであれば容易に対応することができる。O
EIC205はキャン内部においてワイヤボンディング
やリボンボンディングにより、配線に接続されている。
【0023】一方、円筒形状のキャンキャップ207
は、コバール等のキャンステム201と同じ材料で成形
されたものであり、その上面中央部は開口されて、レン
ズ208がガラス封着される。図3では、レンズ12と
して低価格なボールレンズを用いたが、必要とする性能
に応じてより高性能な非球面レンズ等を用いても良い。
キャンキャップ207は、OEIC205に内蔵されて
いるフォトダイオード215の受光面の中心とレンズ2
08の中心が一致するように、キャンステム201に取
り付ける。その方法は、例えばキャンキャップ207を
キャンステム201に重ねた状態で、外部からレーザー
光をレンズ208を介してフォトダイオード215に導
き、フォトダイオード215の受光パワーを測定しなが
ら、キャンステム201上でのキャンキャップ207の
最適位置を求め、キャンキャップ207とキャンステム
201とを抵抗溶接法でリング状に溶接する。また、レ
ンズ208をキャンモジュール200と切り離して取り
付けるような構成を用いる場合は、キャンキャップ20
7の上面中央部開口にはガラス板(図示せず)を取り付
けても良い。この時、要求信頼度によっては必ずしも気
密封止に限定せず、接着剤などを用いた非気密性の封止
であっても良い。
【0024】図4は図2に示したセラッミックブロック
203上の外部電極209の説明図である。セラミック
ブロック203上の高速信号伝送配線211〜213は
コプレナ構造になっており、信号配線212と、そのの
両側のグランド配線211、213で構成されている。
高速信号伝送配線211〜213の配線幅L201〜L
203と配線間隔S201、S202は、セラミックブ
ロック203の厚さt2と誘電率、並びに高速信号伝送
配線211〜213の材料であるタングステンの膜厚
(図示せず)と導電率をパラメータとして決定されたも
ので、配線の特性インピーダンスとして約50Ωが得ら
れる関係に調節されている。また、高速信号伝送配線2
11〜213には、セラミックブロック203の端部に
おいて、後述するフレキシブル配線基板と半田接続を行
うための接続部C2が設けられている。接続部C2にお
ける高速信号伝送配線211〜213の配線幅L204
〜L206と配線間隔S203、S204については、
接続部C2以外の領域とは異なる設計となっている。接
続部C2における配線幅L204〜L206と配線間隔
S203、S204については、セラミックブロック2
03の厚さt2と誘電率、並びに高速信号伝送配線21
1〜213の材料であるタングステンの膜厚(図示せ
ず)と導電率、並びに後述するフレキシブル基板との接
続に使用する半田の物性値や、フレキシブル基板を構成
する配線や誘電体の物性値等を考慮して決定されてお
り、フレキシブル基板との接続が行われた時点で接続部
C2における配線の特性インピーダンスが約50Ωとな
る関係に調節されている。
【0025】図5は、図1の送信モジュール100を格
納した送信光学系モジュール301の構造を示した説明
図である。ステンレス製の数点の構成部品から成るケー
ス302には、送信モジュール100のレンズ112か
ら出射されるレーザ光を導光するためのファイバキャピ
ラリ304と、ファイバキャピラリ304に入射するレ
ーザ光の反射を防止するためのアイソレータ303と、
送信モジュール100が一体化された構造となってい
る。ケース302の構成部品と送信モジュール100
は、全て溶接により接続されるが、最終的に送信モジュ
ール100のレンズ112から出射されるレーザ光が、
ファイバキャピラリ304の中心部のコア305に最も
効率良く入射するように位置決めされた上で、送信モジ
ュール100をケース302に溶接・固定する。この位
置決めは、セラミック基板103上の配線114にレー
ザダイオードを点灯させる為の疑似信号を入力した上
で、ファイバキャピラリ305によって導光・出射され
るレーザ光(図示せず)の強度を、別途設けたパワーメ
ータ等(図示せず)でモニタしながら実施する。送信モ
ジュール100とファイバキャピラリ305によって封
止されたケース302の内部空間は、不活性ガスが充填
されている。
【0026】図6は、図3の受信モジュール200を格
納した受信光学系モジュール306の構造を示した説明
図である。ステンレス製の数点の構成部品から成るケー
ス307には、受信モジュール306の外側から入射す
るレーザ光(図示せず)を導光するためのファイバキャ
ピラリ308と、受信モジュール200が一体化された
構造となっている。ケース307の構成部品と受信モジ
ュール200は、全て溶接により接続されるが、最終的
に受信モジュール200内部のフォトダイオードが、フ
ァイバキャピラリ308の中心部のコア309から出射
されるレーザ光をレンズ208を介して最も効率良く検
出するように位置決めされた上で、受信モジュール20
0をケース307に溶接・固定する。この位置決めは、
セラミック基板203上の配線210にフォトダイオー
ドを動作させる為の電圧を印加した上で、受信光学系モ
ジュール306の外部からレーザ光をファイバキャピラ
リ308のコア309に入射させ、受信モジュール20
0内部のフォトダイオードの検出信号をセラミック基板
203上の信号配線211〜213で検出しながら調節
する。受信モジュール200とファイバキャピラリ30
8によって封止されたケース307の内部空間は、不活
性ガスが充填されている。
【0027】図7は送受信機能を備えた、レセプタクル
型光通信モジュール(トランシーバモジュール)の実装
構造を示した説明図である。(1)は平面図(一部断面
図)、(2)は(1)のA−A’断面図、(3)は
(1)のB−B’断面図である。本光通信モジュール
は、送信モジュール100を内蔵した送信光学系モジュ
ール301と、受信モジュール200を内蔵した受信光
学系モジュール306と、両光学系モジュールの制御回
路を実装したフ゜リント基板600と、送受信光学系モジュ
ールに対して外部から光ファイバを接続すするためのレ
セプタクル部602が1つの筐体601に格納された構
成である。プリント基板600にはコネクタ部630が
形成されており、複数の光通信通信モジュールを1枚の
マザーボード(図示せず)上に設たコネクタ勘合部に挿
入して使用することができる。コネクタ部630には、
マザーボードからプリント基板600に電源を供給した
り、両者間で信号のやりとりを行うための配線631が
設けられている。配線631は銅製で、その表面には金
メッキが施されている。
【0028】レセプタクル部602では、スリーブ60
9により送受信光学系モジュールのファイバキャピラリ
の外形が拘束されており、光通信モジュールの外部から
送受信側にそれぞれ挿入されるコネクタ先端のファイバ
キャピラリ(図示せず)が、スリーブ609内に圧入さ
れることで、光量ロスを抑えた光結合を実現している。
【0029】図8はプリント基板600上に設けられた
配線パターンの説明図である。図8(1)は送信光学系
側301側の配線パターンの説明図である。プリント基
板600上の高速信号伝送配線611〜615はコプレ
ナ構造で、信号配線である差動信号配線612及び61
4の2本から成り、お互いに正負の符号が反転した信号
を伝送させる。この差動信号伝送方式により、信号のエ
ネルギーロス及び外部への不要輻射を抑制することがで
きる。差動信号配線612及び614の両側及び、配線
間にはグランド配線611、613、615を形成し
た。高速信号伝送配線611〜615の配線幅L301
〜L305と配線間隔S301〜S304は、プリント
基板600の厚さと誘電率、並びに高速信号伝送配線6
11〜615の材料である銅の膜厚(図示せず)と導電
率をパラメータとして決定されたもので、配線の特性イ
ンピーダンスとして約50Ωが得られる関係に調節され
ている。また、高速信号伝送配線611〜615には、
プリント基板600の端部において、後述するフレキシ
ブル配線基板と半田接続を行うための接続部C3が設け
られている。接続部C3における高速信号伝送配線61
1〜615の配線幅L306〜L310と配線間隔S3
05〜S308については、接続部C3以外の領域とは
異なる設計となっている。接続部C3における配線幅L
306〜L310と配線間隔S305〜S308につい
ては、プリント基板600の厚さと誘電率、並びに高速
信号伝送配線611〜615の材料である銅の膜厚(図
示せず)と導電率、並びに後述するフレキシブル基板と
の接続に使用する半田の物性値や、フレキシブル基板を
構成する配線や誘電体の物性値等を考慮して決定されて
おり、フレキシブル基板との接続が行われた時点で接続
部C1における配線の特性インピーダンスが約50Ωと
なる関係に調節されている。配線610は、送信モジュ
ール100内部に格納されているレーザダイオードの制
御信号線である。
【0030】図8(2)はプリント基板600上に設け
られた受信光学系306側の配線パターンの説明図であ
る。プリント基板600上の高速信号伝送配線621〜
623はコプレナ構造で、信号配線622と、その両側
のグランド配線621、623で構成されている。高速
信号伝送配線621〜623の配線幅L401〜L40
3と配線間隔S401、S402は、プリント基板60
0の厚さと誘電率、並びに高速信号伝送配線621〜6
23の材料である銅の膜厚(図示せず)と導電率をパラ
メータとして決定されたもので、配線の特性インピーダ
ンスとして約50Ωが得られる関係に調節されている。
また、高速信号伝送配線621〜623には、プリント
基板600の端部において、後述するフレキシブル配線
基板と半田接続を行うための接続部C4が設けられてい
る。接続部C4における高速信号伝送配線621〜62
3の配線幅L404〜L406と配線間隔S403、S
404については、接続部C4以外の領域とは異なる設
計となっている。接続部C4における配線幅L404〜
L406と配線間隔S403、S404については、プ
リント基板600の厚さと誘電率、並びに高速信号伝送
配線621〜623の材料である銅の膜厚(図示せず)
と導電率、並びに後述するフレキシブル基板との接続に
使用する半田の物性値や、フレキシブル基板を構成する
配線や誘電体の物性値等を考慮して決定されており、フ
レキシブル基板との接続が行われた時点で接続部C4に
おける配線の特性インピーダンスが約50Ωとなる関係
に調節されている。配線620は、受信モジュール20
0内部に格納されたフォトダイオードに電源等を供給す
るための配線である。
【0031】図7で説明した通り、送信光学系モジュー
ル301、並びに受信光学系モジュール306は、レセ
プタクル部602のコネクタ603〜605、並びに6
06〜608の実装位置を基準として筐体601内に固
定されている。一方で、プリント基板600は、筐体6
01内部の所定位置にネジで固定される。送信光学系モ
ジュール301側のセラミック基板103とプリント基
板600、並びに受信光学系モジュール306側のセラ
ミックブロック203とプリント基板600を直接接続
させる為には、セラミク基板103、セラミックブロッ
ク203、プリント基板600の平行度や直交度を精密
に一致させることが必要となり、光通信モジュールの組
立コストが増大する。仮に直接接続が実現したとして
も、光通信モジュールをマザーボード(図示せず)に実
装する場合、プリント基板600のコネクタ部630に
外力が加わってしまうため、セラミック基板103とプ
リント基板600の接続部、及びセラミクブロック20
3とプリント基板600の接続部に前記外力が伝搬し、
接続部の信頼性が損なわれてしまう。
【0032】本発明では、送信光学系モジュール301
側のセラミック基板103とプリント基板600の実装
位置関係のずれを吸収する目的で、送信光学系モジュー
ル301側のセラミック基板103上の接続部C1とプ
リント基板600上の接続部C3を、高速信号(10G
bit/s以上)を伝送することが可能な専用のフレキ
シブル配線基板400で電気的に接続する。同様に受信
光学系モジュール306側のセラミックブロック203
上の接続部C2とプリント基板600上の接続部C4に
ついても、高速信号(10Gbit/s以上)を伝送す
ることが可能な、専用のフレキシブル配線基板500で
電気的に接続する。
【0033】図9は送信光学系モジュール301側に用
いるフレキシブル配線基板の説明図である。(1)は平
面図、(2)は正面図、(3)はフレキシブル配線基板
400の任意の配線の断面図(配線の方向と平行)であ
り、全ての配線は同一の断面構造となっている。フレキ
シブル配線基板400には、膜厚t3(本実施例では約
30μm)の配線401〜406(本実施例では銅)が
形成されており、その上下に誘電体層407(本実施例
ではポリイミド)をt4(本実施例では約50μm)、
t5(本実施例では約50μm)だけ積層した構造であ
る。配線401〜406の材料としては銅の他に、Ni
Cr、Al(W、Be)、Pt、Au等の材料、あいは
これらを組み合わせた材料を使用することができる。高
速信号伝送配線401〜405はコプレナ構造で、信号
配線である差動信号配線402及び404の2本から成
り、お互いに正負の符号が反転した信号を伝送させる。
この差動信号伝送方式により、信号のエネルギーロス及
び外部への不要輻射を抑制することができる。差動信号
配線402及び404の両側及び、配線間にはグランド
配線401、403、405を形成した。高速信号伝送
配線401〜405の配線幅L501〜L505と配線
間隔S501〜S504は、配線401〜406の上下
に積層されている誘電体層407の膜厚t4、t5及び
誘電率と、高速信号伝送配線401〜405の材料であ
る銅の膜厚t3と導電率をパラメータとして決定された
もので、配線の特性インピーダンスとして約50Ωが得
られる関係に調節されている。本実施例では、配線40
1〜405の幅L501〜L505が約200μm、配
線間隔S501〜504は約100μmである。配線4
06は送信モジュール100内部に格納されているレー
ザダイオードの制御信号線であり直流信号の伝送が主と
なるため、配線406の幅と配線406どうしの間隔に
ついては配線の特性インピーダンスを考慮する必要がな
い。フレキシブル配線基板の全長は約15mm、全幅は
約8mmである。
【0034】フレキシブル配線基板400の両端には、
送信光学系モジュール301側のセラミック基板103
上の接続部C1との接続部C5と、プリント基板600
上の接続部C3との接続部C6が設けられている。フレ
キシブル基板400の両端の接続部C5及びC6の配線
401〜406上には、20μm程度の厚さの半田メッ
キ401’〜406’及び401’’〜406’’が形
成されている。
【0035】図10はフレキシブル基板400の両端に
設けられた接続部の構造を示した図である。(1)は接
続部C5、(2)は接続部C6の説明図である。接続部
C5における高速信号伝送配線401〜405の配線幅
L106〜L110と配線間隔S105〜S108につ
いては、接続部C5以外の領域とは異なる設計となって
いる。接続部C5における配線幅L106〜L110と
配線間隔S105〜S108については、送信光学系モ
ジュール301側のセラミック基板103の厚さt1と
誘電率、並びにセラミック基板103上に形成された高
速信号伝送配線115〜119の材料であるタングステ
ンの膜厚(図示せず)と導電率、並びにフレキシブル配
線基板400の配線401〜405の膜厚t3と伝導
率、並びにフレキシブル配線基板400の誘電体層40
7の膜厚t4、t5と誘電率、並びに接続部C5に形成
された半田401’〜405’の膜厚と伝導率を考慮し
て決定されており、セラミック基板103上の接続部C
1とフレキシブル基板400の接続部C5が半田40
1’〜405’により接続された状態で、接続部C5に
おける配線の特性インピーダンスが約50Ωとなる関係
に調節されている。なお、セラミック基板103上の接
続部C1における高速信号伝送配線115〜119と、
フレキシブル配線基板400の接続部C5における高速
信号伝送配線401〜405は、それぞれ対応する配線
どうしの幅L106〜L109と配線間隔S105〜S
108の寸法が同一となっている。
【0036】フレキシブル配線基板400の接続部C6
における高速信号伝送配線401〜405の配線幅L3
06〜L310と配線間隔S305〜S308について
は、接続部C6以外の領域とは異なる設計となってい
る。接続部C5における配線幅L306〜L310と配
線間隔S305〜S308については、プリント基板6
00の厚さと誘電率、並びにプリント基板600上に形
成された高速信号伝送配線621から623の材料であ
る銅の膜厚(図示せず)と導電率、並びにフレキシブル
配線基板400の配線401〜405の膜厚t3と伝導
率、並びにフレキシブル配線基板400の誘電体層40
7の膜厚t4、t5と誘電率、並びに接続部C6に形成
された半田401’’〜405’’の膜厚と伝導率を考
慮して決定されており、プリント基板600上の接続部
C4とフレキシブル基板400の接続部C6が半田40
1’’〜405’’により接続された状態で、接続部C
6における配線の特性インピーダンスが約50Ωとなる
関係に調節されている。なお、プリント基板600上の
接続部C4における高速信号伝送配線621〜623
と、フレキシブル配線基板400の接続部C6における
高速信号伝送配線401〜405は、それぞれ対応する
配線どうしの幅L306〜L309と配線間隔S305
〜S308の寸法が同一となっている。
【0037】図11は、図9及び図10に示したフレキ
シブル配線基板400を用いて、送信光学系モジュール
301側のセラミック基板103上の接続部C1と、プ
リント基板600上の接続部C3が接続された第1の実
施例を示した説明図である。図11(1)は平面図、
(2)は側面図である。フレキシブル基板400の接続
手順としては、光通信モジュールの筐体601の内部に
送信光学系モジュール301と、受信光学系モジュール
306と、プリント基板600の全てを格納・固定した
後に、フレキシブル基板400の接続部C5とセラミッ
ク基板103の接続部C1との位置関係を図示しないハ
ンドリング機構により調節し、図示しない加熱装置を用
いてフレキシブル基板400側から加熱し、接続部の半
田401’〜405’を溶融させて接続部C5とC1を
接続する。その後、フレキシブル基板400の接続部C
6とプリント基板600の接続部C3との位置関係を図
示しないハンドリング機構により調節し、図示しない加
熱装置を用いてフレキシブル基板400側から加熱し、
接続部の半田401’’〜405’’を溶融させて接続
部C6とC3を接続する。セラミック基板103とプリ
ント基板600との間隔dは約8mmである。
【0038】以上の様に、送信光学系301とプリント
基板600との間の信号の接続をフレキシブル配線基板
400で行うことで、光通信モジュール内における送信
光学系301とプリント基板600との相対的な位置関
係にばらつきが生じても、常に一定の条件で安定した接
続が可能となる。また、品種等の差異によって、セラミ
ック基板103の厚さt1や、プリント基板600の厚
さt6や、セラミック基板103とプリント基板600
間の距離dまたはそれぞれの基板上における接続部の高
さの違いh等が変動しても、同一のフレキシブル配線基
板400を使用して信頼性の高い接続が実現する。更
に、フレキシブル配線基板の接続部C5に使用される半
田401’〜405’と、接続部C6に使用される半田
401’’〜405’’については、例えばすず・銀等
の組成を変える等の手法で半田の融点に10゜C〜20
゜C程度の違いを設けておき、接続の手順の早い方に高
融点半田を用いれば、一方の(接続が終了した)半田が
他方の加熱時の熱伝導で溶融する等と言った不具合を防
止できる。
【0039】なおここまでは、送信光学系モジュール3
01とプリント基板600の接続について述べてきた
が、受信光学系モジュール306とプリント基板600
の接続時には、フレキシブル基板500を使用する。フ
レキシブル基板500の構造は、フレキシブル基板の配
線の本数や高速信号伝送配線の配線幅・配線間隔が異な
るのみで、高速信号伝送配線の特性インピーダンスを約
50Ωに整合させる為の基本的な考え方は、フレキシブ
ル基板400を例として説明した場合と全く同一となる
為、説明を割愛する。
【0040】図12は、図9及び図10に示したフレキ
シブル配線基板400を用いて、送信光学系モジュール
301側のセラミック基板103上の接続部C1と、プ
リント基板600上の接続部C3が接続された第2の実
施例を示した説明図である。図12(1)は平面図、
(2)は側面図である。本実施例で使用するフレキシブ
ル基板400の全長は25mmであり、フレキシブル基
板400を予め台形型にフォーミングして(折り曲げ
て)用いている。フレキシブル基板400の接続手順と
しては、光通信モジュールの筐体601の内部に送信光
学系モジュール301と、受信光学系モジュール306
と、プリント基板600の全てを格納・固定した後に、
フレキシブル基板400の接続部C5とセラミック基板
103の接続部C1との位置関係を図示しないハンドリ
ング機構により調節し、図示しない加熱装置を用いてフ
レキシブル基板400側から加熱し、接続部の半田40
1’〜405’を溶融させて接続部C5とC1を接続す
る。その後、フレキシブル基板400の接続部C6とプ
リント基板600の接続部C3との位置関係を図示しな
いハンドリング機構により調節し、図示しない加熱装置
を用いてフレキシブル基板400側から加熱し、接続部
の半田401’’〜405’’を溶融させて接続部C6
とC3を接続する。セラミック基板103とプリント基
板600との間隔dは約8mmである。
【0041】本実施例によれば、前記第1の実施例で説
明した利点の他に、接続終了後のフレキシブル配線基板
400の形状に起因して接続部(半田)に加わる応力を
緩和することが可能である。即ち、前記第1の実施例で
は、接続が終了したフレキシブル基板400の弓形の形
状の影響で、どちらか一方の接続部(半田)のみに応力
が集中する可能性があり、接続部の信頼性が損なわれる
恐れがあった。本実施例によれば、フレキシブル配線基
板400を接続する前に予め台形型にフォーミングして
おくことで、接続部(半田)に加わる応力を大幅に低減
することが可能となる。なお、フレキシブル配線基板4
00を予めフォーミングしておく場合、セラミック基板
103とプリント基板600間の距離dや、セラミック
基板103上の接続部C1とプリント基板600上の接
続部C3の高さの差h等の条件によっては、フレキシブ
ル配線基板400の形状は、クランク型や三角型等が最
適となる場合もある。
【0042】更に、接続後の半田に加わる応力を低減さ
せる方法として、セラミック基板103とプリント基板
600上の接続部周辺を接着剤等の樹脂410、411
で補強しても良い。但し、高速信号伝送配線の特性イン
ピーダンスにできるだけ変化を与えない様にする必用が
あることから、使用する樹脂410、411の材料は、
フレキシブル配線基板400の誘電体層と同じ材料(例
えばポリイミド)、或いは比誘電率ができるだけ1に近
い材料が望ましい。なお樹脂410は、セラミック基板
103上の配線114並びに高速伝送線路115〜11
9と、フレキシブル配線基板400の配線406並びに
高速伝送線路401〜405とをそれぞれ接続している
半田メッキどうしの間(例えば403’と404’)に
も充填されている。また、樹脂411は、プリント基板
600上の配線610並びに高速伝送線路611〜61
5と、フレキシブル配線基板400の配線406並びに
高速伝送線路401〜405とをそれぞれ接続している
半田メッキどうしの間(例えば403’’と 40
4’’)にも充填されている。更に、図16に示した如
くセラミック基板103及びプリント基板600に樹脂
補強用のスペースA1、A2を準備して樹脂410及び
411を設けても良い。
【0043】図13は、図9及び図10で説明したフレ
キシブル配線基板400とは異なるタイプのフレキシブ
ル配線基板450(送信光学系モジュール301側)の
説明図である。(1)は平面図、(2)は正面図、
(3)はフレキシブル配線基板450の任意の配線の断
面図(配線の方向と平行)であり、コプレナ構造の高速
信号伝送配線401〜405の上部に膜厚t8(本実施
例では約30μm)の銅製のシールド層451を設けた
断面構造となっている。
【0044】フレキシブル配線基板450には、膜厚t
3(本実施例では約30μm)の配線401〜406
(本実施例では銅)が形成されており、その上下に誘電
体層407(本実施例ではポリイミド)をt7(本実施
例では約100μm)、t5(本実施例では約50μm)
だけ積層した構造である。高速信号伝送配線401〜4
05は、信号配線である差動信号配線402及び404
の2本から成り、お互いに正負の符号が反転した信号を
伝送させる。この差動信号伝送方式により、信号のエネ
ルギーロス及び外部への不要輻射を抑制することができ
る。差動信号配線402及び404の両側及び、配線間
にはグランド配線401、403、405を形成し、グ
ランド配線401、403、405とシールド層451
をビアホール452(材質は銅)で接続した。高速信号
伝送配線401〜405の配線幅L601〜L605と
配線間隔S601〜S604は、配線401〜406の
下に積層されている誘電体層407の膜厚t5及び誘電
率と、配線401〜406とその上部のシールド層45
2までの間隔t9と、高速信号伝送配線401〜405
の材料である銅の膜厚t3と導電率をパラメータとして
決定されたもので、配線の特性インピーダンスとして約
50Ωが得られる関係に調節されている。配線406は
送信モジュール100内部に格納されているレーザダイ
オードの制御信号線であり直流信号の伝送が主となるた
め、配線406の幅と配線406どうしの間隔について
は配線の特性インピーダンスを考慮する必要がない。フ
レキシブル配線基板の全長は約15mm、全幅は約8m
mである。
【0045】フレキシブル配線基板450の両端には、
送信光学系モジュール301側のセラミック基板103
上の接続部C1との接続部C5と、プリント基板600
上の接続部C3との接続部C6が設けられている。フレ
キシブル基板400の両端の接続部C5及びC6の配線
401〜406上には、20μm程度の厚さの半田メッ
キ401’〜406’及び401’’〜406’’が形
成されている。接続部C1との接続部C5の構造につい
ては、図10と同じであるため、ここでは説明を割愛す
る。また、シールド付きフレキシブル配線基板450に
ついても、図12で説明した如く予め台形型にフォーミ
ングして(折り曲げて)用いることが可能である。ま
た、図13では送信光学系モジュール301とプリント
基板600の接続について述べたが、受信光学系モジュ
ール306とプリント基板600の接続時に使用するフ
レキシブル基板についても、シールド付きの構造のフレ
キシブル基板を採用することができる。この場合は、フ
レキシブル基板の配線の本数や高速信号伝送配線の配線
幅・配線間隔が異なるのみで、高速信号伝送配線の特性
インピーダンスを約50Ωに整合させる為の基本的な考
え方は、フレキシブル基板450を例として説明した場
合と全く同一となる為、説明を割愛する。
【0046】図13に示したシールド付きフレキシブル
配線基板の採用により、フレキシブル配線基板からの信
号の不要な輻射が抑制されると同時に、プリント基板6
00等に実装されている電子部品等からのノイズをフレ
キシブル配線基板で受信してしまう等の信号クロストー
クを避けることが可能となる。また、光通信モジュール
の筐体601に格納された送信モジュールと受信モジュ
ールのフレキシブル配線基板どうしの間で生じる信号ク
ロストークを低減することができる。
【0047】次に、図1に示した構造の送信用モジュー
ルにおいて、該送信用モジュール内部から発生する熱を
効率的に放熱することを目的とした送信用モジュールの
構造と、該送信用モジュールを実装するレセプタクル型
光通信モジュールの構造について説明する。図14は、
レーザダイオードを搭載した第2の送信用モジュールの
構造を示す断面図である。図14(2)及び図14
(3)はそれぞれ、図14(1)のA−A’断面図、B
−B’断面図である。配線が形成されたセラミック基板
103は、円盤状のキャンステム101を貫いて固定さ
れている。また金属ステム104’についても、キャン
ステム101を貫いて固定されている。レーザダイオー
ドキャリア105、レーザダイオード106、ドライバ
LSI107、モニタフォトダイオード108、サーミ
スタ109、バイアス端子用インダクタ110等は、金
属ステム104’の光軸と平行な面上に配置・固定され
ている。キャンステム101の上面には、キャンキャッ
プ111を固定する。キャンキャップ111の上面中央
部にはレンズ112が固定されている。
【0048】円盤状のキャンステム101はコバール等
の金属製ステムであり、予めセラミック基板103及び
金属ステム104’を貫通させるための基板貫通孔10
2が形成されている。セラミック基板103はアルミ
ナ、窒化アルミ等であり、電気回路として必要な配線及
びワイヤボンディング用電極(詳細は図示せず)やモジ
ュール外部との接続に必要な外部電極113が形成して
ある。配線形成はタングステン等のペーストの印刷、焼
成によるが、必要に応じてスルーホールを形成し、多層
配線基板とする。ワイヤボンディング用電極や外部電極
113のタングステン等の上にはNi/Auめっきを施
す。セラミック基板103の、基板貫通孔102に於い
てキャンステム101と接触する部分には、タングステ
ン/Ni/Auのメタライズが形成されている。金属ス
テム104’は銅−タングステン合金のように、熱伝導
率が大きく(200W/(m・K))、且つキャンステム101
のコバール及びセラミック基板103のアルミナもしく
は窒化アルミ等と熱膨張係数が同等(5〜7x10-6/℃)の
金属から成る。金属ステム104’の、基板貫通孔10
2に於いてキャンステム101と接触する部分について
も、タングステン/Ni/Auのメタライズが形成され
ている。銅−タングステン合金の金属ステム104’
は、後述するドライバLSI107の発熱をキャンステ
ム101へ効率よく伝導して逃がす作用を果たす。セラ
ミック基板103と金属ステム104’は、基板貫通孔
102に於いて、キャンステム101と銀ロウ等で固定
されている。なおセラミック基板の配線形成面には絶縁
層120(アルミナ)が設けられている。以上の様に、
キャンステム101とセラミック基板103並びに金属
ステム104’との接続部の気密性を確保する。
【0049】レーザダイオードキャリア105は、金属
ステム104’の光軸と平行な面上に搭載されている。
この搭載は、例えば、金−すず、すず−銀等のはんだ付
けによって行う。レーザダイオードキャリア105は、
窒化アルミ等のセラミック基板であり、インピーダンス
整合抵抗121が形成されている。インピーダンス整合
抵抗121は、例えば、レーザダイオードキャリア10
5上に形成されたニッケル−クロム等の薄膜抵抗もしく
は、チップ抵抗等を用いる。レーザダイオード106は
このレーザダイオードキャリア105に搭載する。この
搭載は、例えば、金−すず、すず−銀等のはんだ付けに
よって行う。レーザダイオード106の信号光はレンズ
112方向に発せられ、その発光中心は円盤状のキャン
ステム101の中心に位置するように金属ステム10
4’、レーザダイオードキャリア105及び、レーザダ
イオード106の位置が決定される。インピーダンス整
合抵抗121が不要の場合は、レーザダイオードキャリ
ア105を用いないで、レーザダイオード106を直接
金属ステム104に搭載しても良い。
【0050】レーザダイオード106を駆動するドライ
バLSI107は、レーザダイオードキャリア105の
できるだけ近くの金属ステム104’上に搭載した。こ
の搭載は、例えば、金−すず、すず−銀等によるはんだ
付けもしくは、銀エポキシ系等の接着剤固定によって行
う。本実施例では、ドライバLSI107の端子数は1
7本であり、前記したようにセラミック基板103をキ
ャンステム101に貫通させる構造を採用する事によっ
て、ドライバLSI107をレーザダイオード106の
近くに設置して、且つ17本の配線114をキャン外部
に取り出すことができた。なお図中では、説明の簡略化
のために、配線114を8本で表現している。
【0051】モニターフォトダイオード108は、予め
モニターフォトダイオードキャリア122に搭載され、
その受光面がレーザダイオード106の後方発光を受光
できる位置に配置される。モニターフォトダイオード1
08のモニターフォトダイオードキャリア122への搭
載および、モニターフォトダイオードキャリア122の
金属ステム104’への搭載は、例えば金−すず、すず
−銀等のはんだ付けによって行う。モニターフォトダイ
オードキャリア122には、モニターフォトダイオード
108搭載面及び、セラミック基板103表面と平行な
面に配線が形成されている。
【0052】レーザダイオード106の温度をモニタす
るサーミスタ109は、金属ステム104’との電気絶
縁をとるために窒化アルミ等のサーミスタキャリア12
3に搭載し、サーミスタキャリア123をレーザダイオ
ード106近傍の金属ステム104’上に配置する。サ
ーミスタ109のサーミスタキャリア123への搭載お
よび、サーミスタキャリア123の金属ステム104’
への搭載は、例えば、金−すず、すず−銀等のはんだ付
けによって行う。サーミスタ109は、レーザダイオー
ドキャリア105に搭載しても良い。更に本実施例で
は、レーザダイオード106のバイアス電位を与えるた
めの端子に、レーザダイオード106の高周波駆動信号
がバイアス端子から外部に漏れ出すことを防ぐためのイ
ンダクタ110を、セラミック基板103上に搭載し
た。インダクタ110のセラミック基板103への搭載
は、例えば、金−すず、すず−銀等のはんだ付けによっ
て行う。上記した各部品は、ワイヤボンディングやリボ
ンボンディングにより、電気的に接続される。
【0053】一方、円筒形状のキャンキャップ111
は、コバール等のキャンステム101と同じ材料で成形
されたものであり、その上面中央部は開口されて、レン
ズ112がガラス封着される。本実施例ではレンズ11
2として、レーザダイオード106からのレーザ光と、
これを受ける光ファイバ(図示せず)との光結合効率を
高く取る目的で、球面収差の少ない非球面レンズを用い
たが、レーザ光パワーが十分に大きい場合はより低価格
のボールレンズを用いても良い。キャンキャップ111
は、レーザダイオード106の発光中心とレンズ112
の中心が一致するように、キャンステム101に取り付
ける。その方法は、例えばキャンキャップ111をキャ
ンステム101に重ねた状態で、レーザダイオード10
6を発光させ、レンズ112から出射するレーザ光パワ
ーを測定しながら、キャンステム101上でのキャンキ
ャップ111の最適位置を求め、キャンキャップ111
とキャンステム101とを抵抗溶接法でリング状に溶接
する。また、レンズ112をキャンモジュールの外部に
取り付けるような構成を用いる場合は、キャンキャップ
111の上面中央部開口にはガラス板(図示せず)を取
り付けても良い。この時、要求信頼度によっては必ずし
も気密封止に限定せず、接着剤などを用いた非気密性の
封止であっても良い。
【0054】図15は送受信機能を備えた、第2のレセ
プタクル型光通信モジュール(トランシーバモジュー
ル)の実装構造を示した説明図である。(1)は平面図
(一部断面図)、(2)は(1)のA−A’断面図、
(3)は(1)のB−B’断面図である。本光通信モジ
ュールは、送信モジュール100’を内蔵した送信光学
系モジュール301と、受信モジュール200を内蔵し
た受信光学系モジュール306と、両光学系モジュール
の制御回路を実装したプリント基板600と、送受信光
学系モジュールに対して外部から光ファイバを接続すす
るためのレセプタクル部602が1つの筐体601に格
納された構成である。プリント基板600にはコネクタ
部630が形成されており、複数の光通信通信モジュー
ルを1枚のマザーボード(図示せず)上に設たコネクタ
勘合部に挿入して使用することができる。コネクタ部6
30には、マザーボードからプリント基板600に電源
を供給したり、両者間で信号のやりとりを行うための配
線631が設けられている。配線631は銅から成り、
その表面には金メッキが施されている。
【0055】レセプタクル部602では、スリーブ60
9により送受信光学系モジュールのファイバキャピラリ
の外形が拘束されており、光通信モジュールの外部から
送受信側にそれぞれ挿入されるコネクタ先端のファイバ
キャピラリ(図示せず)が、スリーブ609内に圧入さ
れることで、光量ロスを抑えた光結合を実現している。
送信光学系モジュール301側のセラミック基板103
とプリント基板600、並びに受信光学系モジュール3
06側のセラミックブロック203とプリント基板60
0間は、前述したフレキシブル配線基板400並びに5
00で電気的に接続されている。
【0056】本実施例では、送信モジュール100’に
内蔵されたレーザダイオード106のドライバLSI1
07からの発熱を、送信モジュール100’の金属ステ
ム104’と、放熱ブロック650を介して筐体601
に伝導する構造とした。放熱ブロック650は、例えば
銅−タングステン等の熱伝導に優れた材料で形成され
る。放熱ブロック650と金属ステム104’並びに筐
体601との間は、金−すず、すず−銀等のはんだ付け
で接続する。ここで、放熱ブロック650と金属ステム
104’との間の接続、または放熱ブロック650と筐
体601との間の接続のどちらか一方あるいは両方を、
図示しない銅テープ等の粘着性熱伝導シートにより行う
ことも可能である。更に、粘着性熱伝導シートとして弾
性材料を使用することで、筐体601に加わった外力が
放熱ブロック650を介して金属ステム104’に伝搬
することを防げる。
【0057】放熱ブロック650の採用により、送信モ
ジュール100’内部のドライバLSI107から生じ
た熱の影響により、セラミック基板103と金属ステム
104’の熱膨張率の差異で生じるセラミック基板10
3と金属ステム104’の反りを抑制することができ
る。これによって、送信モジュール100’のトラッキ
ンエラー(レーザダイオード106の光軸ずれ)を抑制
することができ、光通信モジュールの動作の信頼性が向
上する。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、送信側光学系モジュー
ルとプリント基板間、並びに受信側光学系モジュールと
プリント基板間の信号接続を、コプレナ構造の信号伝送
配線と、配線の両端に半田接続部を備えた構造のフレキ
シブル配線基板で実現することで、高速な信号伝送(1
0Gbit/s以上)が可能なレセプタクル型光通信モ
ジュールが実現する。また、送信側光学系モジュールと
プリント基板間、並びに受信側光学系モジュールとプリ
ント基板間の信号接続を、フレキシブル配線基板で実現
することで、光通信モジュール内部において送信用光学
系モジュールとプリント基板間、並びに受信用光学系モ
ジュールとプリント基板間の実装位置関係にばらつきが
生じた場合でも、それらの間の電気的な接続の信頼性を
確保できる。
【0059】また、送信側光学系モジュールとプリント
基板間、並びに受信側光学系モジュールとプリント基板
間の信号接続を、フレキシブル配線基板で実現すること
で、マザーボードに対して光通信モジュールを挿抜する
際等にプリント基板に加わる外力が、送信側光学系モジ
ュールとプリント基板間、並びに受信側光学系モジュー
ルとプリント基板間の接続部に伝わることがなく、それ
らの間の電気的な接続の信頼性を確保できる。
【0060】また、送信モジュールに内蔵されたレーザ
ダイオードのドライバLSIからの発熱を、送信モジュ
ールの金属ステムと、放熱ブロックを介して筐体に伝導
する構造とした送信モジュールにより、送信モジュール
のトラッキンエラーを抑制することができ、光通信モジ
ュールの動作の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザダイオードを搭載した送信用モジュール
の構造を示す断面図。
【図2】セラッミック基板103上の外部電極の説明
図。
【図3】フォトダイオードを搭載した受信用モジュール
の構造を示す断面図。
【図4】セラッミックブロック上の外部電極の説明図。
【図5】送信モジュールを格納した送信光学系モジュー
ルの構造を示した説明図。
【図6】受信モジュールを格納した受信光学系モジュー
ルの構造を示した説明図。
【図7】送信モジュールと受信モジュールを内蔵したレ
セプタクル型光通信モジュールの実装構造を示した説明
図。
【図8】プリント基板上に設けられた配線パターンの説
明図。
【図9】送信光学系モジュール側に用いるフレキシブル
配線基板の説明図。
【図10】フレキシブル基板400の両端に設けられた
接続部の構造を示した図。
【図11】セラミック基板上の接続部C1とプリント基
板上の接続部C3を接続する第1の実施例を示した説明
図。
【図12】セラミック基板上の接続部C1とプリント基
板上の接続部C3を接続する第2の実施例を示した説明
図。
【図13】送信光学系モジュール側に用いるシールド付
きフレキシブル配線基板の説明図。
【図14】レーザダイオードを搭載した第2の送信用モ
ジュールの構造を示す断面図。
【図15】送信モジュールと受信モジュールを内蔵した
第2のレセプタクル型光通信モジュールの実装構造を示
した説明図。
【図16】セラミック基板上の接続部C1とプリント基
板上の接続部C3を接続する第3の実施例を示した説明
図。
【符号の説明】
100…送信モジュール、103…セラミック基板、2
00…受信モジュール、203…セラミックブロック、
301…送信光学系モジュール、306…受信光学系モ
ジュール、400…送信側フレキシブル配線基板、50
0…受信側フレキシブル配線基板、600…プリント基
板、601…筐体、602…レセプタクル部、630…
コネクタ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/26 10/28 (72)発明者 古市 浩朗 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 吉田 亨 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 吉田 勇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 大野 勝也 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 日 本オプネクスト株式会社内 (72)発明者 山田 収 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 日 本オプネクスト株式会社内 (72)発明者 井辺 大 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 日 本オプネクスト株式会社内 (72)発明者 時田 茂 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 日 本オプネクスト株式会社内 (72)発明者 土濃塚 太郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 日 本オプネクスト株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AB27 AB28 BA02 EA14 EA27 EA28 FA02 FA29 5F088 AA01 BA10 BA16 BB01 EA07 EA09 EA16 JA03 JA07 JA12 JA14 KA02 5K002 AA01 AA03 AA07 BA01 BA13 BA31 BA32 CA02 FA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光通信モジュールの外部から光ファイバを
    接続するためのレセプタクル部と、発光素子をキャンパ
    ッケージに格納・封止し、前記発光素子の信号伝送線路
    を形成したセラミック基板をキャンステムに貫通させた
    構造の送信モジュールを具備する光通信モジュールであ
    って、前記送信モジュールの信号伝送線路の高周波特性
    インピーダンスが約50Ωに整合され、且つ該信号伝送
    路の一端に半田接続部が形成されていることを特徴とす
    る光通信モジュール。
  2. 【請求項2】光通信モジュールの外部から光ファイバを
    接続するためのレセプタクル部と、受光素子をキャンパ
    ッケージに格納・封止し、前記受光素子の信号伝送線路
    を形成したセラミック基板をキャンステムに貫通させた
    構造の受信モジュールを具備する光通信モジュールであ
    って、前記受信モジュールの信号伝送線路の高周波特性
    インピーダンスが約50Ωに整合され、且つ該信号伝送
    路の一端に半田接続部が形成されていることを特徴とす
    る光通信モジュール。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項及び第2項に記載の
    光通信モジュールにおいて、高周波信号伝送線路がセラ
    ミック基板上に形成され、且つ該高周波信号伝送線路が
    コプレナ構造であることを特徴とする光通信モジュー
    ル。
  4. 【請求項4】光通信モジュールの外部から光ファイバを
    接続するためのレセプタクル部と、発光素子または受光
    素子をキャンパッケージに格納・封止し、前記発光素子
    または受光素子の信号伝送線路を形成したセラミック基
    板をキャンステムに貫通させた構造の送信モジュールま
    たは受信モジュールと、発光素子または受光素子の周辺
    回路を実装したプリント基板を具備する光通信モジュー
    ルであって、前記プリント基板の信号伝送線路の高周波
    特性インピーダンスが約50Ωに整合され、且つ該信号
    伝送路の一端に半田接続部が形成されていることを特徴
    とする光通信モジュール。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項に記載の光通信モジ
    ュールにおいて、高周波信号伝送線路がプリント基板上
    に形成され、且つ該高周波信号伝送線路がコプレナ構造
    であることを特徴とする光通信モジュール。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第4項及び第5項に記載の
    光通信モジュールにおいて、発光素子または受光素子の
    周辺回路を実装したプリント基板の一部に、該プリント
    基板と光通信モジュールの外部の基板との間で電気的な
    接続を達成するためのコネクタ勘合部が設けられている
    ことを特徴とする光通信モジュール。
  7. 【請求項7】光通信モジュールの外部から光ファイバを
    接続するためのレセプタクル部と、発光素子または受光
    素子をキャンパッケージに格納・封止し、前記発光素子
    または受光素子の信号伝送線路を形成したセラミック基
    板をキャンステムに貫通させた構造の送信モジュールま
    たは受信モジュールと、発光素子または受光素子の周辺
    回路を実装したプリント基板を具備する光通信モジュー
    ルであって、前記送信モジュールまたは受信モジュール
    のセラミック基板上に設けられた信号伝送路の半田接続
    部と、前記プリント基板基板上に設けられた信号伝送路
    の半田接続部との間が、高周波特性インピーダンスが約
    50Ωに整合された信号伝送線路及び該信号伝送線路の
    両端に半田接続部を有するフレキシブル配線基板で接続
    されたことを特徴とする光通信モジュール。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第7項に記載の光通信モジ
    ュールにおいて、フレキシブル配線に設けられた高周波
    信号伝送路がコプレナ構造であることを特徴とする光通
    信モジュール。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第7項に記載の光通信モジ
    ュールにおいて、フレキシブル配線に設けられた高周波
    信号伝送路がコプレナ構造であり、且つ前記高周波信号
    伝送路にシールド層が設けられたことを特徴とする光通
    信モジュール。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第7項及び第8項及び第
    9項に記載の光通信モジュールにおいて、送信モジュー
    ルまたは受信モジュールのセラミック基板上に設けられ
    た信号伝送路と、フレキシブル配線基板の信号伝送路と
    間の半田接続部における高周波特性インピーダンスが、
    約50Ωに整合されたことを特徴とする光通信モジュー
    ル。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第10項に記載の光通信
    モジュールにおいて、送信モジュールまたは受信モジュ
    ールのセラミック基板上に設けられた信号伝送路と、フ
    レキシブル配線基板の信号伝送路と間の半田接続部が、
    樹脂で補強されていることを特徴とする光通信モジュー
    ル。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第7項及び第8項及び第
    9項に記載の光通信モジュールにおいて、発光素子また
    は受光素子の周辺回路を実装したプリント基板上に設け
    られた信号伝送路と、フレキシブル配線基板の信号伝送
    路と間の半田接続部における高周波特性インピーダンス
    が、約50Ωに整合されたことを特徴とする光通信モジ
    ュール。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第12項に記載の光通信
    モジュールにおいて、発光素子または受光素子の周辺回
    路を実装したプリント基板上に設けられた信号伝送路
    と、フレキシブル配線基板の信号伝送路と間の半田接続
    部が樹脂で補強されていることを特徴とする光通信モジ
    ュール。
  14. 【請求項14】光通信モジュールの外部から光ファイバ
    を接続するためのレセプタクル部と、発光素子をキャン
    パッケージに格納・封止し、前記発光素子の信号伝送線
    路を形成したセラミック基板並びに前記発行素子を実装
    した金属ステムをキャンステムに貫通させた構造の送信
    モジュールと、前記発光素子の周辺回路を実装したプリ
    ント基板を具備し、これら全てを筐体に格納した構造の
    光通信モジュールであって、前記送信モジュールの金属
    ステムと、前記筐体との間に放熱構造を設けたことを特
    徴とする光通信モジュール。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第1項及び第2項に記載
    の光通信モジュールにおいて、発光素子または受光素子
    の信号伝送線路を形成したセラミック基板上に、フレキ
    シブル配線基板との半田接続部を樹脂補強するための樹
    脂補強用スペースを設けたことを特徴とする光通信モジ
    ュール。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第2項に記載の光通信モ
    ジュールにおいて、発光素子または受光素子の周辺回路
    を実装したプリント基板上に、フレキシブル配線基板と
    の半田接続部を樹脂補強するための樹脂補強用スペース
    を設けたことを特徴とする光通信モジュール。
JP2002049205A 2002-02-04 2002-02-26 光通信モジュール Expired - Lifetime JP4015440B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002049205A JP4015440B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 光通信モジュール
US10/222,163 US7215886B2 (en) 2002-02-04 2002-08-15 Optical communication module

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002049205A JP4015440B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 光通信モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003249711A true JP2003249711A (ja) 2003-09-05
JP4015440B2 JP4015440B2 (ja) 2007-11-28

Family

ID=28661778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002049205A Expired - Lifetime JP4015440B2 (ja) 2002-02-04 2002-02-26 光通信モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4015440B2 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005002011A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-06 Sumitomo Electric Industries,Ltd. 通信モジュール
JP2005250118A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Hitachi Cable Ltd 波長多重光送信モジュール
JP2005286305A (ja) * 2004-03-02 2005-10-13 Mitsubishi Electric Corp 光半導体装置
EP1571714A3 (en) * 2003-10-31 2005-11-30 FiBest Limited Optical receiver and optical communication system
JP2006140586A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Fuji Xerox Co Ltd 光信号伝送装置と、光信号伝送装置を用いた光信号伝送システム
JP2007043496A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 光トランシーバ
US7264405B2 (en) 2004-09-17 2007-09-04 Fujitsu Limited Optical module
JP2008071784A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Mitsubishi Electric Corp 光送受信器
JP2008515343A (ja) * 2004-09-29 2008-05-08 フィニサー コーポレイション 家庭用電化製品のための光ケーブル
JP2009094390A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Opnext Japan Inc 光モジュール
WO2009078384A1 (ja) * 2007-12-18 2009-06-25 Nec Corporation Canタイプ光モジュール
US7590357B2 (en) 2004-01-23 2009-09-15 Fujitsu Limited Optical module having small stray capacitance and stray inductance
US7706692B2 (en) 2004-09-29 2010-04-27 Finisar Corporation Consumer electronics with optical communication interface
US7712976B2 (en) 2006-04-10 2010-05-11 Finisar Corporation Active optical cable with integrated retiming
US7729618B2 (en) 2005-08-30 2010-06-01 Finisar Corporation Optical networks for consumer electronics
US7778510B2 (en) 2006-04-10 2010-08-17 Finisar Corporation Active optical cable electrical connector
US7860398B2 (en) 2005-09-15 2010-12-28 Finisar Corporation Laser drivers for closed path optical cables
US7876989B2 (en) 2006-04-10 2011-01-25 Finisar Corporation Active optical cable with integrated power
JP2011192939A (ja) * 2010-03-17 2011-09-29 Opnext Japan Inc 光モジュール
US8083417B2 (en) 2006-04-10 2011-12-27 Finisar Corporation Active optical cable electrical adaptor
US8244124B2 (en) 2007-04-30 2012-08-14 Finisar Corporation Eye safety mechanism for use in optical cable with electrical interfaces
US8769171B2 (en) 2007-04-06 2014-07-01 Finisar Corporation Electrical device with electrical interface that is compatible with integrated optical cable receptacle
US9107297B2 (en) 2011-07-29 2015-08-11 Fujitsu Optical Components Limited Circuit board and optical modulator
US9285650B2 (en) 2012-10-31 2016-03-15 Fujitsu Optical Components Limited Optical modulating apparatus and optical transmitter
WO2020240738A1 (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 三菱電機株式会社 光モジュール
CN114093953A (zh) * 2020-07-29 2022-02-25 日本剑桥光电有限公司 光模块
CN114093953B (zh) * 2020-07-29 2024-05-28 日本剑桥光电有限公司 光模块

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3819598A4 (en) * 2018-07-27 2021-07-14 Huawei Technologies Co., Ltd. OPTICAL REFLECTOMETER IN THE TIME DOMAIN, AND OPTICAL ASSEMBLY HAVING A REFLECTION FUNCTION IN THE OPTICAL TIME DOMAIN

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005002011A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-06 Sumitomo Electric Industries,Ltd. 通信モジュール
US7561805B2 (en) 2003-10-31 2009-07-14 Fibest, Ltd. Optical transmitter, optical receiver, optical communication system, and optical transmitter and receiver
EP1571714A3 (en) * 2003-10-31 2005-11-30 FiBest Limited Optical receiver and optical communication system
US7590357B2 (en) 2004-01-23 2009-09-15 Fujitsu Limited Optical module having small stray capacitance and stray inductance
JP2005286305A (ja) * 2004-03-02 2005-10-13 Mitsubishi Electric Corp 光半導体装置
JP2005250118A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Hitachi Cable Ltd 波長多重光送信モジュール
US7264405B2 (en) 2004-09-17 2007-09-04 Fujitsu Limited Optical module
JP2008515343A (ja) * 2004-09-29 2008-05-08 フィニサー コーポレイション 家庭用電化製品のための光ケーブル
US7706692B2 (en) 2004-09-29 2010-04-27 Finisar Corporation Consumer electronics with optical communication interface
JP4581636B2 (ja) * 2004-11-10 2010-11-17 富士ゼロックス株式会社 光信号伝送装置と、光信号伝送装置を用いた光信号伝送システム
JP2006140586A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Fuji Xerox Co Ltd 光信号伝送装置と、光信号伝送装置を用いた光信号伝送システム
JP2007043496A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 光トランシーバ
US7729618B2 (en) 2005-08-30 2010-06-01 Finisar Corporation Optical networks for consumer electronics
US8233805B2 (en) 2005-09-15 2012-07-31 Finisar Corporation Laser drivers for closed path optical cables
US7860398B2 (en) 2005-09-15 2010-12-28 Finisar Corporation Laser drivers for closed path optical cables
US7778510B2 (en) 2006-04-10 2010-08-17 Finisar Corporation Active optical cable electrical connector
US7876989B2 (en) 2006-04-10 2011-01-25 Finisar Corporation Active optical cable with integrated power
US7712976B2 (en) 2006-04-10 2010-05-11 Finisar Corporation Active optical cable with integrated retiming
US8083417B2 (en) 2006-04-10 2011-12-27 Finisar Corporation Active optical cable electrical adaptor
JP2008071784A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Mitsubishi Electric Corp 光送受信器
US8769171B2 (en) 2007-04-06 2014-07-01 Finisar Corporation Electrical device with electrical interface that is compatible with integrated optical cable receptacle
US8244124B2 (en) 2007-04-30 2012-08-14 Finisar Corporation Eye safety mechanism for use in optical cable with electrical interfaces
JP2009094390A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Opnext Japan Inc 光モジュール
WO2009078384A1 (ja) * 2007-12-18 2009-06-25 Nec Corporation Canタイプ光モジュール
JP2011192939A (ja) * 2010-03-17 2011-09-29 Opnext Japan Inc 光モジュール
US9107297B2 (en) 2011-07-29 2015-08-11 Fujitsu Optical Components Limited Circuit board and optical modulator
US9285650B2 (en) 2012-10-31 2016-03-15 Fujitsu Optical Components Limited Optical modulating apparatus and optical transmitter
WO2020240738A1 (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 三菱電機株式会社 光モジュール
JPWO2020240738A1 (ja) * 2019-05-29 2021-11-18 三菱電機株式会社 光モジュール
CN113875103A (zh) * 2019-05-29 2021-12-31 三菱电机株式会社 光模块
JP6995247B2 (ja) 2019-05-29 2022-02-04 三菱電機株式会社 光モジュール
CN113875103B (zh) * 2019-05-29 2024-05-10 三菱电机株式会社 光模块
CN114093953A (zh) * 2020-07-29 2022-02-25 日本剑桥光电有限公司 光模块
CN114093953B (zh) * 2020-07-29 2024-05-28 日本剑桥光电有限公司 光模块

Also Published As

Publication number Publication date
JP4015440B2 (ja) 2007-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4015440B2 (ja) 光通信モジュール
US7215886B2 (en) Optical communication module
US7306377B2 (en) Integrated optical sub-assembly having epoxy chip package
US7439449B1 (en) Flexible circuit for establishing electrical connectivity with optical subassembly
CN100521887C (zh) 具有陶瓷馈通头部组件的发射器光学子组件中的激光监视和控制
CN101131983B (zh) 连接体和光发送接收模块
JP4697077B2 (ja) 光モジュール
US7039083B2 (en) High speed optical transmission assembly
JP5840411B2 (ja) 光電気混載可撓性プリント配線板及びその受発光素子実装方法
WO2004008593A1 (ja) 光半導体用パッケージ
JP2002359426A (ja) 光モジュール及び光通信システム
JP2006332648A (ja) フレキシブル基板を用いた多ピン同軸モジュールと回路基板の結線構造
JP2006229189A (ja) 光素子およびその製造方法、並びに、光モジュールおよびその製造方法
JP4587218B2 (ja) パッケージ型半導体装置
JP2003229629A (ja) 光モジュール
US8179620B2 (en) Optical module
JP2007287767A (ja) 光サブアセンブリ
JP2008226988A (ja) 光電変換モジュール
JP2007123739A (ja) 光送信モジュール、光送受信モジュール及び光通信装置
JP2004071890A (ja) 光モジュール
US6841799B2 (en) Optoelectronic package
JP2004363360A (ja) 光送受信モジュール
JP2008103774A (ja) 高周波光伝送モジュールおよび光伝送器
JP2017120901A (ja) 光半導体素子収納用パッケージおよび光半導体装置
JP4454233B2 (ja) 光パッケージ及びそれを用いた光モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070222

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4015440

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130921

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term