JP2003243331A - 基板の切断方法 - Google Patents

基板の切断方法

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JP2003243331A
JP2003243331A JP2002043232A JP2002043232A JP2003243331A JP 2003243331 A JP2003243331 A JP 2003243331A JP 2002043232 A JP2002043232 A JP 2002043232A JP 2002043232 A JP2002043232 A JP 2002043232A JP 2003243331 A JP2003243331 A JP 2003243331A
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cutting
substrate
sealed substrate
cut
sealed
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JP2002043232A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Iwata
康弘 岩田
Kazunori Nitta
一法 新田
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Towa Corp
Original Assignee
Towa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板本体2に装着した多数の電子部品を一括
モールドして形成した封止済基板1に対する吸着固定力
を効率良く向上させることにより、前記した封止済基板
1を前記ブレード21・22で効率良く切断する。 【解決手段】 まず、基板の切断装置に設けた基板装着
用のプラットフォーム7に前記した封止済基板1を装着
すると共に、前記した封止済基板1を前記ブレード21
・22で所要複数個のブロック25に切断分離し、次
に、前記したブロック25の外周囲に形成されたフレー
ム23を除去すると共に、前記した各ブロック25を切
断して個々のパッケージ5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複数個の
電子部品(例えば、ICチップ等)を装着した基板を樹
脂材料にて樹脂成形体内に一括して封止成形(一括モー
ルド)した封止済基板を切断する基板の切断方法の改良
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、基板の切断装置を用いて、前
記した封止済基板を基板切断用のブレードで切断して個
々のパッケージ(製品)に分離して形成することが行わ
れている。 【0003】即ち、まず、前記した封止済基板を、前記
した樹脂成形体側を下向きにした状態で、基板収容用の
格子状ネストに載置収容すると共に、前記した基板収容
ネストを基板吸着固定用のプラットフォームに供給セッ
トして前記した封止済基板を前記プラットフォーム上面
に吸着固定する。このとき、前記ネストは前記プラット
フォームの溝内に装着され且つ前記したネストと封止済
基板とは離間した状態に構成されると共に、前記した溝
の位置と前記した封止済基板に設定した切断線(切断部
位)とは合致した状態にある。従って、次に、前記した
封止済基板を前記プラットフォームに吸着固定した状態
で、前記した封止済基板を前記ブレードで前記した切断
線に沿って各別に切断することにより、前記した封止済
基板から個々のパッケージ(通常、1個の電子部品が含
まれる)に分離して形成することが行われている(図1
参照)。また、前記した各切断線を切断する順序は、ま
ず、前記した封止済基板の幅方向の切断線において、一
方の端側から他方端側まで順次に切断し、次に、前記し
た封止済基板の長手方向の切断線において、一方の端側
から他方の端側まで順次に切断するようにしている。な
お、前記したパッケージ(製品)は基板の部分と樹脂成
形体の部分とから構成されると共に、前記した封止済基
板を個々のパッケージに切断分離すると、前記した個々
のパッケージの外周囲には製品としては不要なフレーム
が形成されることになる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すように、封止済基板1は基板本体2と樹脂成形体3
とから構成されると共に、前記した封止済基板1は前記
した樹脂成形体3側に前記基板1の両端が反り返った状
態にあるため、プラットフォーム7上面(吸着部9)
に、前記した樹脂成形体3を下向にした状態で、前記し
た封止済基板1を載置したとき、前記したプラットフォ
ーム7の上面と前記した封止済基板1の下面との間に隙
間が発生することになる(図6中において、前記した隙
間の最大距離を14で示す)。従って、図6に示すよう
に、真空ポンプ10を作動させることにより、前記吸着
部9に設けられた吸引口11から真空経路12を通して
空気を強制的に吸引排出して前記した吸着部9近傍を減
圧した場合、前記した樹脂成形体3と吸着部9との間に
隙間があるために、前記した封止済基板1に対する吸着
固定力が弱くなり、前記した封止済基板1を前記したプ
ラットフォーム7に効率良く吸着固定することができ
ず、前述したような切断順序では、前記した封止済基板
1を反り返させる力が前記プラットフォーム7の吸着固
定力より強いために、前記した封止済基板1を前記ブレ
ードで効率良く切断することができない。即ち、前記し
た封止済基板1を反り返させる力によって前記した封止
済基板1に対する吸着固定力が弱くなるために、前記ブ
レードによる切断時に前記した封止済基板1から切断分
離されるパッケージ5が飛び易くなること、前記した切
断されたパッケージ5の寸法精度が低下すること、前記
したパッケージ5が飛ぶこと等により前記したブレード
が破損し易いことなど、前記した基板切断上の諸問題が
あり、前記した封止済基板1を効率良く切断することが
できないと云う弊害がある。なお、図6中において、6
はネスト、8はテーブル、13はネスト装着用の溝であ
る。 【0005】従って、本発明は、一括モールドした封止
済基板に対する吸着固定力を効率良く向上させることに
より、前述した基板切断上の諸問題を解決して前記した
封止済基板を効率良く切断することを目的とする。ま
た、本発明は、前記した一括モールドの封止済基板を効
率良く切断することにより、製品の生産性を向上させる
ことができる基板の切断方法を提供することを目的とす
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記したような技術的課
題を解決するための本発明に係る基板の切断方法は、一
括モールドした封止済基板を吸着固定した状態で切断し
て個々のパッケージを形成する基板の切断方法であっ
て、前記した封止済基板を所要複数個のブロックに切断
分離して前記ブロックの外周囲に形成されたフレームを
除去する工程と、前記した各ブロックを切断して個々の
パッケージを形成する工程とを含むことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】前述したように、基板の切断装置
を用いて、まず、一括モールドした封止済基板を、その
樹脂成形体側を下向きにした状態で、吸着固定用のプラ
ットフォーム上面に吸着固定し、次に、前記した封止済
基板をその幅方向及び長手方向に所定の切断線を切断す
ることによって前記した封止済基板から所要複数個のブ
ロックを分離形成すると共に、前記した各ブロックの外
周囲に形成した製品としては不要なフレームを除去し、
次に、前記した各ブロックを切断して個々のパッケージ
(製品)に分離して形成する構成であるので、従来例に
較べて、前記したブロック(前記した封止済基板)の樹
脂成形体下面と前記プラットフォーム上面との隙間を小
さくすることができる。即ち、前記した隙間が小さくな
ることにより、従来例に較べて、前記ブロック(前記し
た封止済基板)に対する吸着固定力を実質的に効率良く
向上させることができると共に、前述した基板切断上の
諸問題を解決して前記した封止済基板を効率良く切断す
ることができる。従って、前記した一括モールドの封止
済基板を効率良く切断することにより、製品の生産性を
向上させることができる。 【0008】 【実施例】以下、実施例図に基づいて説明する。 【0009】まず、図1・図2・図3を用いて第1実施
例を説明する。なお、図1は、基板の切断装置である。
また、図2は、基板を幅方向(短辺方向)に切断した状
態を示している。また、図3は、基板を長手方向(長辺
方向)に切断した状態を示している。また、図4は、基
板を切断して形成したブロックを示すと共に、前記ブロ
ックを個々のパッケージに切断する状態を示している。 【0010】即ち、図1には、基板2(基板本体)に装
着した複数個の電子部品を樹脂成形体3内に樹脂材料で
一括して封止成形(一括モールド)した封止済基板1
と、基板収容用のネスト6(収容治具)とが示されると
共に、前記した封止済基板1を前記樹脂成形体3側を下
向きにした状態で前記ネスト6に載置収容することがで
きるように構成されている。また、図1に示す切断装置
には、前記した封止済基板1を収容した基板収容ネスト
6を装着する基板吸着固定用のプラットフォーム7と、
前記プラットフォーム7を装設固定した回転テーブル8
と、前記プラットフォーム7から真空引きする真空引き
機構10(減圧機構)と、前記したプラットフォーム7
と真空引き機構10とを連通接続する真空パイプ等の真
空経路12と、図示はしていないが、前記プラットフォ
ームに吸着固定された封止済基板1を切断する基板切断
用のブレード(円形状回転切断刃)とが設けられて構成
されている。また、前記したプラットフォーム7には、
前記した封止済基板1を個々のパッケージ5単位で各別
に吸着固定する所要数の吸着部9と、前記各吸着部9の
外周囲に設けたネスト装着用の溝13と、前記した吸着
部9内に開口した真空経路12の吸引口11とが設けら
れて構成されている。なお、前記した封止済基板1のプ
ラットフォーム7への吸着固定時に、前記した封止済基
板1に設定された切断線4(切断部位)の位置と前記し
た溝13の位置とが合致するように構成されると共に、
前記ブレードによる切断時、前記ブレード(の刃部)が
前記した溝13内に前記ネスト6に接触しない状態で収
容することができるように構成されている。 【0011】従って、まず、前記プラットフォーム7に
前記した封止済基板1を収容したネスト6を装着すると
共に、前記した封止済基板1の樹脂成形体3側を前記プ
ラットフォーム7の上面に吸着固定する。このとき、前
記した封止済基板1は前記した個々のパッケージ5単位
に対応して前記吸着部9に各別に吸着固定されるように
構成されると共に、前記したネスト6は前記した溝13
内に装着され、前記したネスト6の上部と封止済基板1
の下部とは離間した状態で構成されている。また、前記
した封止済基板1のプラットフォーム7への装着時に、
前記封止済基板1の切断線4と前記した溝13とが合致
することができるように構成されている。従って、次
に、前記したブレードを用いて、前記した封止済基板1
の切断線4に沿って切断することにより、前記した封止
済基板1を個々のパッケージ5に分離して形成すること
ができるように構成されている。なお、前記テーブル8
を回転させることにより、前記したブレードの切断方向
と、前記封止済基板1の切断線4の方向とを合致させる
ことができるように構成されている。 【0012】次に、図2・図3・図4において、前記し
たテーブル8上のプラットフォーム7に吸着固定された
封止済基板1の各切断線4を2個のブレード21・22
を用いて切断する順序について説明する。また、前記し
た封止済基板1には、幅方向の切断線4(短辺)と、長
手方向の切断線4(長辺)とが設けられて構成されてい
る。なお、図例では、前記した封止済基板1の切断線4
は、幅方向に17本、長手方向に5本、設けられて構成
されると共に、前記した封止済基板1のパッケージ5
は、幅方向に4個、長手方向に16個、前記した封止済
基板1全体(1枚)で合計64個のパッケージ5が設け
られて構成されている。また、前記ブレード21の切断
方向と前記ブレード22の切断方向とが平行になるよう
に構成されると共に、前記したブレード21とブレード
22とは各別に独立して前記封止済基板1を切断するこ
とができるように構成されている。 【0013】従って、図2に示すように、前記した封止
済基板1において、前記したブレード21で、まず、前
記した封止済基板1における長手方向の一端側に設けら
れた切断線A−A(前記した封止済基板1の幅方向にお
ける一端側から他端側まで)を切断し、次に、前記した
封止済基板1の長手方向の中間位置に設けられた切断線
B−B(前記した切断線A−Aから8番目の切断線)を
切断し、次に、前記した切断線A−Aと切断線B−Bと
の中間位置に設けれられた切断線C−C(前記した切断
線A−Aから4番目の切断線)を切断する。また、図2
に示すように、前記した封止済基板1において、前記ブ
レード22を用いて、まず、前記した封止済基板1にお
ける長手方向の他端側に設けられた切断線D−Dを切断
し、次に、前記した切断線B−Bと切断線D−Dとの中
間位置に設けれられた切断線E−E(前記した切断線A
−Aから12番目の切断線)を切断する。なお、前記し
たブレード21による切断と前記したブレード22によ
る切断とは、通常、略同時的に行われるが、前記した各
切断を各別に独立して行うことができる。 【0014】次に、図3に示すように、前記した回転テ
ーブル8を、例えば、90度、回転することにより、前
記した封止済基板1の長手方向の切断線4とを前記した
ブレード21・22の切断方向とを平行となるように構
成する。即ち、前記したブレード21で前記した封止済
基板1における幅方向の一端側に設けられた切断線F−
F(前記した幅方向切断の封止済基板1の長手方向にお
ける一端側から他端側まで)を切断する。また、前記し
たブレード22で前記した封止済基板1における幅方向
の他端側に設けられた切断線G−Gを切断する。なお、
前記したブレード21による切断線F−Fの切断と、前
記したブレード22による切断線G−Gとは、通常、略
同時的に行われるが、前記した各切断を各別に独立して
行うことができる。また、前記したブレード21・22
にて幅方向及び長手方向に切断した後、前記した切断封
止済基板1の各ブロック25の外周囲に設けられたフレ
ーム23を除去する。従って、前記した封止済基板1を
所要複数個の切断前パッケージ5を有するプロック25
(島)に切断分離することができると共に、前記した各
ブロック25を前記したプラットフォーム7に各別に吸
着固定した状態に構成することができる(図4参照)。 【0015】また、次に、図4に示すように、前記した
ブレード21・22にて前記した各ブロック25をその
切断線4に沿って切断することにより、前記した個々の
パッケージ5(製品)に分離して形成することができ
る。例えば、まず、図3において、前記した封止済基板
1(前記各ブロック25)の位置を前記した回転テーブ
ル8を回転することにより、図4に示す位置に前記各ブ
ロック25設定すると共に、前記したブレード21・2
2にて前記した各ブロック25をその長手方向の切断線
4に沿って切断する。次に、前記したテーブル8を回転
することにより、前記ブレード21・22の切断方向を
前記した各ブロック25の幅方向に合致させ、前記各ブ
ロック25をその幅方向の切断線4に沿って切断するこ
とができる。なお、図4に示す図例では、前記したブロ
ック25が4個切断分離して形成されると共に、前記し
た各ブロック25は前記した切断前パッケージ5を16
個備えて構成されている。従って、図4に示す図例にお
いて、前記した各ブロック25を各別に16個のパッケ
ージ5に切断分離することができる。 【0016】また、前述したように、前記したブレード
21・22にて前記した封止済基板1をその幅方向にお
ける所定の切断線4を及びその長手方向における所定の
切断線4を切断することにより且つ前記した製品として
は不要なフレーム23を除去することにより、前記した
封止済基板1を所要複数個のブロック25に分離形成す
ることができる。即ち、前記したブロック25の面積は
前記した封止済基板1の面積よりもかなり小さいので、
前記した封止済基板1を反り返させる力に較べて、前記
ブロック25を反り返させる力は小さくなると共に、前
記したプラットフォーム7上面と前記したブロック25
の樹脂成形体3下面との隙間の距離を、前記した封止済
基板1による隙間の距離(14)に較べて、小さくする
ことができる。従って、前記した隙間を小さくすること
ができるので、前記した封止済基板1全体を吸引する場
合に較べて、前記各ブロック25に対する吸引力を効率
良く増加させることができると共に、前記ブロック25
を前記プラットフォーム7上に吸着固定するとき、前記
した封止済基板1に較べて、前記各ブロック25に対す
る吸着固定力を効率良く増加させることができる。 【0017】また、前記した封止済基板1に較べて、前
記各ブロック25に対する吸着固定力を効率良く増加さ
せることができるので、前記ブレードによる切断時に前
記した封止済基板1から切断分離されるパッケージ5が
飛び易くなることを効率良く防止できること、前記した
切断されたパッケージ5の寸法精度を効率良く向上させ
ることができること、前記したパッケージ5が飛ぶこと
等により前記したブレードが破損し易くなることを効率
良く防止することによって前記ブレードの寿命を効率良
く延ばすことができることなど、前記した封止済基板1
を効率良く切断することができる。即ち、前記した封止
済基板に対する吸着固定力を実質的に効率良く向上させ
ることにより、前述した基板切断上の諸問題を解決して
前記した封止済基板を効率良く切断することができる。
従って、前記した封止済基板を効率良く切断することに
より、製品の生産性を向上させることができる。 【0018】なお、前記したブロック25を切断形成し
て前記フレーム23を除去した後、前記各ブロック25
を個々のパッケージ5に切断する構成であるので、当該
パッケージ5の切断分離時に前記したフレーム23の部
分を切断する必要がなく、前記した1枚の封止済基板に
おける前記ブレード21・22による切断線4の全体的
な距離を短縮することができる。従って、前記ブレード
21・22による封止済基板の切断枚数を実質的に増加
させることができるので、製品の生産性を向上させるこ
とができる。 【0019】次に、図5を用いて第2実施例を説明す
る。また、図5に示す一括モールドした封止済基板41
には、所要複数個の樹脂成形体(図示なし)が設けられ
て構成されると共に、前記した各樹脂成形体内には所要
複数個の電子部品が各別に一括モールドされて構成され
ている。即ち、前記した封止済基板41は、基板43
(基板本体)に装着された複数個の電子部品をブロック
化して分割形成した所要複数個の電子部品ごとに樹脂成
形体内に各別に封止成形されて構成されている。なお、
図5には、前記した封止済基板41をその幅方向と長手
方向に切断した状態が示されている。また、前記した封
止済基板41は、前記した各樹脂成形体を下向きにした
状態で、切断装置の回転テーブル上に設けられたプラッ
トフォームに吸着固定されている。 【0020】次に、図5に示すブレード44・45を用
いて前記した封止済基板41を切断する切断順序につい
て説明する。まず、前記したブレード44・45にて前
記した封止済基板41における幅方向の切断線46を切
断する。図5に示す図例では、前記したブレード44に
て、切断線ア−ア、切断線イ−イ、切断線ウ−ウ、切断
線エ−エの順に切断する。また、前記したブレード45
にて、切断線オ−オ、切断線カ−カ、切断線キ−キ、切
断線ク−クの順に切断する。次に、前記した封止済基板
41を回転させてその長手方向の切断線46に前記した
44・45の切断方向を合致させる。次に、前記したブ
レード44・45にて前記した封止済基板41における
長手方向の切断線46を切断する。図5に示す図例で
は、前記したブレード44にて切断線ケ−ケを、また、
前記したブレード45にて切断線コ−コを、切断するこ
とになる。従って、前記したブレード44・45にて前
記した封止済基板41の幅方向及び長手方向における所
定の切断線46を切断することによって前記した封止済
基板41からパッケージのブロック47を分離形成する
ことができる。また、次に、前記した各ブロック47の
外周囲に形成された製品としては不要なフレーム49を
除去することになる。なお、前記した封止済基板41に
おいて、前記した樹脂成形体の範囲と前記したブロック
47の範囲とはその範囲内に存在するパッケージの数と
位置において合致することになる。 【0021】また、次に、前記したブレード44・45
にて前記した各ブロック47の切断線46を切断して個
々のパッケージ48を分離形成することができる。図5
に示す各ブロック47からは各別に16個のパッケージ
48が分離形成されることになる。 【0022】従って、前述したように構成したことによ
り、前記した実施例と同様に、前記した樹脂成形体下面
とプラットフォーム上面との最大隙間を、前記した封止
済基板41による隙間の最大距離に較べて、小さくする
ことができるので、前記した封止済基板41に較べて、
前記各ブロック47に対する吸着固定力を効率良く増加
させることができる。即ち、前記した封止済基板41に
対する吸着固定力を実質的に効率良く向上させることに
より、前述した基板切断上の諸問題を解決して前記封止
済基板41を効率良く切断することができる。従って、
前記した封止済基板を効率良く切断することにより、製
品の生産性を向上させることができる。 【0023】なお、前記フレーム49を除去した後に、
前記各ブロック47を個々のパッケージ48に切断する
構成であるので、前記した実施例と同様に、前記したブ
レード44・45による封止済基板41の切断枚数を実
質的に増加させることができるので、製品の生産性を向
上させることができる。 【0024】また、前記した各実施例において、2個
(複数個)のブレードを用いて封止済基板を切断する構
成を例示したが、単数個のブレードを用いる構成を採用
してもよい。 【0025】また、前記した各実施例において、ブレー
ドによる切断線を切断する切断順序を例示したが、封止
済基板からブロックを形成できる切断順序であればよ
く、最終的に前記したブロックが形成される構成であれ
ばよい。 【0026】また、前記した各実施例において、前記し
た封止済基板をその幅方向及びその長手方向に切断した
後、前記フレームを除去する構成を例示したが、例え
ば、まず、前記した幅方向に切断した後、前記幅方向切
断にて形成されたフレームを除去し、次に、前記した長
手方向に切断した後、前記長手方向切断によるフレーム
を除去する構成を採用することができる。 【0027】また、前記した各実施例では、封止済基板
の樹脂成形体側を下向きにした状態で前記した封止済基
板吸着固定する構成を例示したが、本発明は、封止済基
板の基板本体側を下向きにした状態で前記した封止済基
板を吸着固定する構成に採用することができる。 【0028】また、前記した各実施例において、前記し
た封止済基板の切断部位を示す構成として、前記した封
止済基板に設定した切断線を例に挙げて説明したが、本
発明は、前記した封止済基板の切断部位を示す構成とし
て、前記した封止済基板にマーク等の切断用標識を設け
た構成を採用することができる。即ち、前記封止済基板
に前記切断用標識による仮想切断線(切断部位)を設定
し、前記各実施例と同様に、まず、前記した封止済基板
における標識による仮想切断線を切断することにより前
記封止済基板からブロックを形成して不要なフレームを
除去し、次に、前記したブロックにおける標識による仮
想切断線を切断することにより個々のパッケージを分離
形成する構成に採用することができる。従って、前記し
た切断用標識を設けた封止済基板に対して、前記した各
実施例と同様の作用効果を得ることができるものであ
る。 【0029】本発明は、前述した実施例のものに限定さ
れるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、
必要に応じて、任意に且つ適宜に変更・選択して採用す
ることができるものである。 【0030】 【発明の効果】本発明によれば、一括モールドした封止
済基板に対する吸着固定力を効率良く向上させることに
より、前述した基板切断上の諸問題を解決して前記した
封止済基板を効率良く切断することができると云う優れ
た効果を奏するものである。 【0031】また、本発明によれば、前記した一括モー
ルドの封止済基板を効率良く切断することにより、製品
の生産性を向上させることができる基板の切断方法を提
供することができると云う優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明に係る基板の切断方法に用いら
れる切断装置を概略的に示す概略斜視図である。 【図2】図2は、図1に対応する装置の一部を概略的に
示す概略平面図であって、基板をその幅方向に切断した
状態を示している。 【図3】図3は、図2に対応する装置の一部を概略的に
示す概略平面図であって、基板をその長手方向に切断し
た状態を示している。 【図4】図4は、図3に対応する装置の一部を概略的に
示す概略平面図であって、基板から切断分離したフレー
ムを除去した状態を示している。 【図5】図5は、他の本発明に係る基板の切断方法に用
いられる切断装置を概略的に示す概略平面図であって、
基板をその幅方向及び長手方向に切断した状態を示して
いる。 【図6】図6は、従来の基板の切断方法に用いられる切
断装置を概略的に示す概略縦断面図である。 【符号の説明】 1 封止済基板 2 基板 3 樹脂成形体 4 切断線(切断部位) 5 パッケージ 6 ネスト 7 プラットフォーム 8 テーブル 9 吸着部 10 真空ポンプ 11 吸引口 12 真空経路 13 溝 14 隙間 15 格子状桟部 21 ブレード 22 ブレード 23 フレーム 25 ブロック 41 封止済基板 43 基板(基板本体) 44 ブレード 45 ブレード 46 切断線 47 ブロック 48 パッケージ 49 フレーム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一括モールドした封止済基板を吸着固定
    した状態で切断して個々のパッケージを形成する基板の
    切断方法であって、 前記した封止済基板を所要複数個のブロックに切断分離
    して前記ブロックの外周囲に形成されたフレームを除去
    する工程と、 前記した各ブロックを切断して個々のパッケージを形成
    する工程とを含むことを特徴とする基板の切断方法。
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