JP2019145558A - パッケージ基板の分割方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図5に示す基準基板画像110を撮像して取得する。具体的には、パッケージ基板10をチャックテーブル2に保持するとともに、切削手段3a,3bを用いて、第1の方向の境界ライン16a,16b,16c,16d及び第2の方向の境界ライン17a,17bを切削して、端材領域13を除去する。端材領域13がすべて除去されたパッケージ基板10(デバイス領域12)をチャックテーブル2に保持した状態で基板撮像手段36により、基準基板画像110を撮像する。撮像された基準基板画像110は、制御装置100の記憶部102に記憶される。
次に、デバイス領域12の周囲から端材領域13が除去されているか否かを判断するためのしきい値を設定する。例えば、デバイス領域12の周囲に、一又は複数の端材領域13が残存した様々なパターンのパッケージ基板10を撮像し、この撮像した画像と基準基板画像とのマッチング率を算出することで、端材領域13が除去されているか否かを判断できる適切なしきい値を設定する。設定されたしきい値は、パッケージ基板10の種類と対応づけて制御装置100の記憶部102に記憶される。この基準画像取得ステップS1、しきい値設定ステップS2は、パッケージ基板10の分割加工の事前に実行することもできるが、例えば、実際に分割加工を行いながら、基準画像取得ステップS1、しきい値設定ステップS2を実行してもよい。また、類似した基板の加工データによって、適切なしきい値が設定できる場合には、実際に加工してしきい値を算出しなくてもよい。
まず、図2に示したように、パッケージデバイス11が吸引孔21に対面するように、パッケージ基板10の裏面10bをチャックテーブル2の保持面20におき、図3に示した吸引源23から吸引孔21に吸引力を作用させてパッケージ基板10をチャックテーブル2に保持する。
次に、チャックテーブル2に保持されたパッケージ基板10の第1の方向の境界ライン16a,16b,16c,16d及び第2の方向の境界ライン17a,17bを切削ブレード31によって切削してデバイス領域12と端材領域13とを分離し、端材領域13を除去する。具体的には、図6に示すように、チャックテーブル2を回転させて、パッケージ基板10の第2の方向の境界ライン17a,17bをX軸方向(図1)に向ける。そして、第2の方向の境界ライン17a上に切削ブレード31の位置を合わせる。次に、チャックテーブル2と一方の切削手段3a(図1)を、第1の速度(例えば、10mm/s)でX軸方向に相対移動させながら、回転する切削ブレード31を第2の方向の境界ライン17aに切り込ませることにより、第2の方向の境界ライン17aを切削する。この場合、他方の切削手段3b(図1)の切削ブレード31を第2の方向の境界ライン17b上に位置づけ、第2の方向の境界ライン17a,17bを同時に切削することもできる。切削時には、不図示の切削水供給ノズルから切削ブレード31に向けて切削水が供給される。また、切削ブレード31の回転方向は、パッケージ基板10に切り込む加工点において切削ブレード31が上方から下方に回転しながら切り込んでいく方向とし、いわゆるダウンカットにより切削を行う。このようにして切削が行われると、切削水供給ノズルから切削ブレード31に向けて噴出された切削水の切削ブレード31の回転による連れ回りにより、図6に示すように、切り離された端材領域13が除去される。
次に、端材除去ステップS4によって、パッケージ基板10のすべての第1の方向の境界ライン16a,16b,16c,16d及び第2の方向の境界ライン17a,17bが切削された後、このパッケージ基板10の切削後基板画像を基板撮像手段36により撮像する。端材除去ステップS4では、図5に示すように、すべての端材領域13が除去された状態となるのが理想であるが、実際には、端材領域13が残存する場合がある。例えば、図7に示す切削後基板画像120では、第1の方向の境界ライン16b,16c間の保持面20上に、端材領域13が残存するとともに、第1の方向の境界ライン16a及び第2の方向の境界ライン17aに隣接した保持面20上に端材領域13が残存している。また、図8に示す切削後基板画像130では、端材領域13がデバイス領域12上に飛ばされて該デバイス領域12上に載置されている。また、これらが組み合わさったパターンなども想定される。このため、端材除去ステップS4が終了したパッケージ基板10の切削後基板画像120(130)を基板撮像手段36により撮像しておく。
次に、判断部103は、撮像したパッケージ基板10の切削後基板画像120(130)と記憶部102に記憶された基準基板画像110とのマッチング率を算出する。このマッチング率は、切削後基板画像120(130)と基準基板画像110との色彩や形状の特徴を比較して、例えば、正規化相関法の相関値などを用いて算出する。例えば、図7の切削後基板画像120と基準基板画像110とのマッチング率が55(%)と算出され、図8の切削後基板画像130と基準基板画像110とのマッチング率が40(%)と算出されたものとする。また、図示は省略したが、基準基板画像110と同様に、すべての端材領域13が除去された切削後基板画像と基準基板画像110とのマッチング率は90(%)と算出されたものとする。
次に、チャックテーブル2に保持されたパッケージ基板10のデバイス領域12に形成された第1の方向の分割予定ライン14及び第2の方向の分割予定ライン15をそれぞれ切削し、個々のパッケージデバイス11に分割する。具体的には、チャックテーブル2を回転させて、一方のデバイス領域12の第1の方向の分割予定ライン14をX軸方向(図1)に向ける。そして、第1の方向の分割予定ライン14上に切削ブレード31の位置を合わせる。次に、チャックテーブル2と一方の切削手段3a(図1)を、第1の速度(例えば、10mm/s)よりも速い第2の速度(例えば、50mm/s)でX軸方向に相対移動させながら、回転する切削ブレード31を第1の方向の分割予定ライン14に切り込ませることにより、第1の方向の分割予定ライン14を切削する。この場合、他方の切削手段3b(図1)の切削ブレード31を、もう一方のデバイス領域12の第1の方向の分割予定ライン14上に位置づけ、この第1の方向の分割予定ライン14を同時に切削することもできる。
判断ステップS5bにおいて、マッチング率がしきい値を超えていない場合には、再度、端材領域13の除去を試みる。具体的には、図10に示すように、端材領域13がデバイス領域12上の載置されたパッケージ基板10を、切削手段3a(3b)に対して、相対的にX軸方向に移動する。この際、切削手段3a(3b)は、Z軸送り手段6a(6b)により、切削ブレード31がパッケージ基板10及び端材領域13と接触しない高さ位置に調整される。また、切削ブレード31は、回転を停止していてもよい。そして、切削手段3a(3b)の二流体噴射ノズル33からパッケージ基板10に向けて、洗浄水と空気との二流体33aを噴射することにより、この二流体33aの勢いで端材領域13を除去する。
(付記1)
交差する複数の分割予定ラインで区画された各領域にデバイスを有するデバイス領域と、該デバイス領域を囲繞する端材領域とが表面に形成されたパッケージ基板の裏面側を吸引保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに吸引保持されたパッケージ基板を切削して該分割予定ラインに沿って複数のパッケージデバイスに分割する切削ブレードを有する切削手段と、備える切削装置において、
該切削ブレードによって、該端材領域と該デバイス領域との間のすべての境界ラインが切削された後の該パッケージ基板を撮像する基板撮像手段と、
該端材領域がすべて除去された該パッケージ基板の基準基板画像を記憶する記憶手段と、
該基板撮像手段が撮像した切削後基板画像と該基準基板画像とに基づいて、該端材領域が除去されたか否かを判断する判断手段と、を備えることを特徴とする切削装置。
2 チャックテーブル
3a,3b 切削手段
10 パッケージ基板
11 パッケージデバイス(デバイスチップ)
12 デバイス領域
13 端材領域
14 第1の方向の分割予定ライン
15 第2の方向の分割予定ライン
16a,16b,16c,16d 第1の方向の境界ライン
17a,17b 第2の方向の境界ライン
20 保持面
21 吸引孔
22 吸引路
24,25,26a,26b,26c,26d,27a,27b 逃げ溝
31 切削ブレード
33 二流体噴射ノズル
33a 二流体
36 基板撮像手段
37 噴射ノズル
37a ウォーターカーテン
100 制御装置
101 演算処理部
102 記憶部(記憶手段)
103 判断部(判断手段)
110 基準基板画像
120,130 切削後基板画像
Claims (3)
- 交差する複数の分割予定ラインで区画された各領域にデバイスを有するデバイス領域と、該デバイス領域を囲繞する端材領域とを有するパッケージ基板の分割方法であって、
吸引路を介して吸引源に連通し該デバイス領域に対応して設置された複数の吸引孔と、切削ブレードの逃げ溝と、を保持面に有するチャックテーブルに該パッケージ基板を保持する保持ステップと、
該端材領域と該デバイス領域の境界を該切削ブレードで研削して該端材領域を除去する端材除去ステップと、
該端材領域が除去されたかを確認する確認ステップと、
該分割予定ラインに沿ってパッケージ基板を該切削ブレードで切削して個々のチップへと分割する分割ステップと、を備えることを特徴とするパッケージ基板の分割方法。 - 該チャックテーブルに保持された状態で、該端材領域が除去された該パッケージ基板の画像を取得する基準画像取得ステップと、
該基準画像と新たに該端材除去ステップを実施したパッケージ基板とのマッチング率のしきい値を設定するしきい値設定ステップと、を更に備え、
該確認ステップは、
該パッケージ基板を撮像する撮像ステップと、
該撮像ステップで撮像された画像と該基準画像とのマッチング率がしきい値を超えているか判断する判断ステップと、備え、
該マッチング率が該しきい値を超えている場合、該分割ステップを実施し、
該マッチング率が該しきい値を超えていない場合、端材再除去ステップを実施することを特徴とする請求項1に記載のパッケージ基板の分割方法。 - 該端材再除去ステップの実施後に、
再度、該撮像ステップ及び該判断ステップを実施することを特徴とする請求項2に記載のパッケージ基板の分割方法。
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JP2009170501A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
JP2014225489A (ja) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | 株式会社ディスコ | 切削装置およびパッケージ基板の加工方法 |
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