JP2014225489A - 切削装置およびパッケージ基板の加工方法 - Google Patents

切削装置およびパッケージ基板の加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジグ式の保持テーブルにおいてパッケージ基板を切削する際に、余剰連結部を除去することが可能な切削装置を提供する。
【解決手段】デバイス部51と余剰連結部52とから形成されたパッケージ基板5を吸引保持する保持テーブル4と、保持テーブルに吸引保持されたパッケージ基板を切削する切削ブレード及び切削水供給ノズルを備えた切削手段とを少なくとも備える切削装置において、保持テーブルは、パッケージ基板の分割予定ライン56A,56Bに対応する位置に形成された逃げ溝41と、逃げ溝によって区画された領域に形成された複数のパッケージデバイスを吸引保持するための複数の吸引孔42と、吸引孔に連通した吸引源と、余剰連結部に対応する位置に形成された複数のエアー噴射孔43と、エアー噴射孔に連通した圧縮エアー供給源と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、切削装置およびパッケージ基板の加工方法に関する。
CSP基板、QFN基板などのパッケージ基板は、分割予定ラインによって区画されて複数のデバイスが形成されたデバイス部と、デバイス部を囲繞する余剰連結部とから構成されている。このように構成されるパッケージ基板は、分割予定ラインに沿ってデバイス部と余剰連結部と連続して縦横に切削することによって個々のパッケージに分割される。
パッケージ基板を切削するために、例えば、片側位置と他側位置との間を往復動されるジグテーブルと、ジグテーブル上にジグを介して保持されるパッケージ基板を切削する切削手段とを備える切削装置が使用される。切削手段は、例えばダイヤモンド粒子を含有した円板形状の回転切削刃と、冷却液を噴射するための冷却液噴射手段とを有して構成される。ジグテーブルが往復動する際に、回転切削刃がジグテーブル上のパッケージ基板に作用して、パッケージ基板の切削が行われる(特許文献1)。
一方、パッケージ基板は金属(例えば銅など)のリードフレームで形成されている場合には、特に余剰連結部の加工時に回転切削刃の摩耗や損傷が激しくなるため、事前に余剰連結部を切削して分離し除去してから、デバイス部の分割を行っている(特許文献2)。
特開2001−85449号公報 特開2006−261525号公報
しかし、パッケージ基板の特にデバイス部とデバイス部の間の余剰連結部がジグテーブルに残存してしまった場合には、デバイス部を切削加工時に切削ブレードが残存する端材によりダメージを受ける可能性がある。
本発明の目的は、ジグ式の保持テーブルにおいてパッケージ基板を切削する際に、余剰連結部を除去することが可能な切削装置及びパッケージ基板の加工方法を提供することである。
本発明の切削装置は、表面に分割予定ラインによって複数のパッケージデバイスが区画されたデバイス部と該デバイス部を連結する余剰連結部とから形成されたパッケージ基板の裏面側を吸引保持する保持テーブルと、該保持テーブルに吸引保持されたパッケージ基板を切削して該分割予定ラインに沿って複数のパッケージデバイスに分割する切削ブレード及び該切削ブレードに切削水を供給する切削水供給ノズルを備えた切削手段とを少なくとも備える切削装置において、該保持テーブルは、パッケージ基板の該分割予定ラインに対応する位置に形成された該切削ブレードの逃げ溝と、該逃げ溝によって区画された領域に形成された複数のパッケージデバイスを吸引保持するための複数の吸引孔と、複数の該吸引孔に連通した吸引源と、該余剰連結部に対応する位置に形成され圧縮エアーを噴射する複数のエアー噴射孔と、複数の該エアー噴射孔に連通した圧縮エアー供給源と、を備えることを特徴とする。
上記切削装置において、該保持テーブルの該エアー噴射孔は、切り替え弁を介して該圧縮エアー供給源及び吸引源に適宜切り替え可能に連通していることが好ましい。
本発明のパッケージ基板の加工方法は、上記切削装置を使用して、表面に分割予定ラインによって複数のパッケージデバイスが区画されたデバイス部と該デバイス部を連結する余剰連結部とから形成されたパッケージ基板を該分割予定ラインに沿って分割するパッケージ基板の加工方法であって、該保持テーブルに吸引保持されたパッケージ基板の該デバイス部と該余剰連結部の境界の分割予定ラインを該切削ブレードで切削し該デバイス部と該余剰連結部とを分離する余剰連結部分離工程と、該余剰連結部分離工程の後に、該複数のエアー噴射孔から圧縮エアーを噴射するとともに該切削ブレードの高速回転による切削水の連れ回りにより該余剰連結部に該保持テーブルの外側から切削水を供給し該余剰連結部を該保持テーブル上から除去する余剰連結部除去工程と、該余剰連結部除去工程の後に、該切削ブレードで順次該デバイス部の該分割予定ラインに沿って切削を行い、該デバイス部を個々のパッケージデバイスに分割するデバイス部分割工程と、を備えることを特徴とする。
本発明のパッケージ基板の加工方法は、上記切削装置を使用して、表面に分割予定ラインによって複数のパッケージデバイスが区画されたデバイス部と該デバイス部を連結する余剰連結部とから形成されたパッケージ基板を該分割予定ラインに沿って分割するパッケージ基板の加工方法であって、該保持テーブルに吸引保持されたパッケージ基板の該デバイス部と該余剰連結部の境界の分割予定ラインを該切削ブレードで切削し該デバイス部と該余剰連結部とを分離する余剰連結部分離工程と、該余剰連結部分離工程の後に、該複数のエアー噴射孔から圧縮エアーを噴射するとともに該切削ブレードの高速回転による切削水の連れ回りにより該余剰連結部に該保持テーブルの外側から切削水を供給し該余剰連結部を該保持テーブル上から除去する余剰連結部除去工程と、該余剰連結部除去工程の後に、該切削ブレードで順次該デバイス部の該分割予定ラインに沿って切削を行い、該デバイス部を個々のパッケージデバイスに分割するデバイス部分割工程と、を備え該余剰連結部分離工程において、複数の該エアー噴射孔は該吸引源に連通させ該余剰連結部が該保持テーブルに吸引保持された状態で、該パッケージ基板の該デバイス部と該余剰連結部の境界の分割予定ラインを該切削ブレードで切削し、該余剰連結部除去工程においては、複数の該エアー噴射孔は該吸引源から圧縮エアー供給源に切り替えて連通させ、該複数のエアー噴射孔から圧縮エアーを噴射するとともに該切削ブレードの回転による切削水の連れ回りによる切削水を該余剰連結部に供給し該余剰連結部を該保持テーブル上から除去することを特徴とする。
本発明に係る切削装置は、表面に分割予定ラインによって複数のパッケージデバイスが区画されたデバイス部とデバイス部を連結する余剰連結部とから形成されたパッケージ基板の裏面側を吸引保持する保持テーブルと、保持テーブルに吸引保持されたパッケージ基板を切削して分割予定ラインに沿って複数のパッケージデバイスに分割する切削ブレード及び切削ブレードに切削水を供給する切削水供給ノズルを備えた切削手段とを少なくとも備える切削装置において、保持テーブルは、パッケージ基板の分割予定ラインに対応する位置に形成された切削ブレードの逃げ溝と、逃げ溝によって区画された領域に形成された複数のパッケージデバイスを吸引保持するための複数の吸引孔と、複数の吸引孔に連通した吸引源と、余剰連結部に対応する位置に形成され圧縮エアーを噴射する複数のエアー噴射孔と、複数のエアー噴射孔に連通した圧縮エアー供給源と、を備える。
本発明に係る切削装置によれば、デバイス部から分離した余剰連結部を圧縮エアーおよび切削水によって除去することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る切削装置を示す斜視図である。 図2は、実施形態の保持工程の説明図である。 図3は、実施形態に係る保持テーブルの断面図である。 図4は、実施形態の余剰連結部分離工程の説明図である。 図5は、実施形態の余剰連結部除去工程の説明図である。 図6は、実施形態の余剰連結部の除去方法の説明図である。 図7は、実施形態のデバイス部分割工程の説明図である。 図8は、実施形態の第1変形例に係る保持テーブルの断面図である。 図9は、実施形態の第3変形例に係る保持テーブルの断面図である。 図10は、保持テーブルの領域分けの一例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係る切削装置およびパッケージ基板の加工方法につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図7を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、切削装置およびパッケージ基板の加工方法に関する。図1は、本発明の実施形態に係る切削装置を示す斜視図、図2は、実施形態の保持工程の説明図、図3は、実施形態に係る保持テーブルの断面図、図4は、実施形態の余剰連結部分離工程の説明図、図5は、実施形態の余剰連結部除去工程の説明図、図6は、実施形態の余剰連結部の除去方法の説明図、図7は、実施形態のデバイス部分割工程の説明図である。
実施形態に係る切削装置1は、図1に示すように、保持テーブル4と、切削手段10とを含んで構成されている。切削装置1は、更に、本体2と、チャックテーブル3と、X軸方向移動手段6と、Y軸方向移動手段7と、Z軸方向移動手段8とを含んで構成されている。
切削手段10は、保持テーブル4に吸引保持されたパッケージ基板5を切削して分割予定ラインに沿って複数のパッケージデバイスに分割する切削ブレード11および切削ブレード11に切削水を供給する切削水供給ノズル12を含んで構成されている。本実施形態の切削装置1は、第一切削手段10Aおよび第二切削手段10Bを有する所謂ツインダイサである。第一切削手段10Aおよび第二切削手段10Bは、それぞれ切削ブレード11および切削水供給ノズル12を有している。切削ブレード11は、割り出し送り方向であるY軸方向の回転軸線を回転中心として回転し、パッケージ基板5を切削する。2つの切削手段10A,10Bは、Y軸方向において互いに対向している。
切削水供給ノズル12は、切削ブレード11の近傍に配置されており、切削ブレード11に対して切削水を供給する。切削手段10は、Y軸方向移動手段7およびZ軸方向移動手段8によって、本体2に対して相対移動することができる。
Y軸方向移動手段7は、切削手段10をY軸方向に移動させる。第一Y軸方向移動手段7Aは、第一切削手段10AをY軸方向に移動させ、第二Y軸方向移動手段7Bは、第二切削手段10BをY軸方向に移動させる。第一切削手段10Aおよび第二切削手段10Bは、それぞれ独立してY軸方向に移動可能である。
Z軸方向移動手段8は、切削手段10を切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させる。Z軸方向は、Y軸方向、および加工送り方向であるX軸方向のそれぞれと直交する方向であり、本実施形態では鉛直方向である。第一Z軸方向移動手段8Aは、第一切削手段10AをZ軸方向に移動させ、第二Z軸方向移動手段8Bは、第二切削手段10BをZ軸方向に移動させる。第一切削手段10Aおよび第二切削手段10Bは、それぞれ独立してZ軸方向に移動可能である。
X軸方向移動手段6は、チャックテーブル3を本体2に対してX軸方向に相対移動させる。X軸方向は、切削ブレード11の回転軸と直交する方向である。チャックテーブル3は、載置面3aを有する回転テーブルである。載置面3aは、Z軸方向と直交する面であり、鉛直方向上方を向いている。チャックテーブル3は、モータ等の駆動源の動力によって、Z軸回りに回転可能であり、任意の回転角度位置に停止することができる。
保持テーブル4は、チャックテーブル3とパッケージ基板5との間に介在するジグ式のテーブルである。保持テーブル4は、矩形の平板状の部材であり、例えばゴム等の樹脂素材で構成されている。保持テーブル4は、チャックテーブル3の載置面3a上に載置される。保持テーブル4は、表面4Aを上方に向けて載置面3aに載置され、チャックテーブル3に保持される。保持テーブル4は、チャックテーブル3によって吸引保持されても、機械的な保持手段によってチャックテーブル3に保持されてもよい。パッケージ基板5は、保持テーブル4の表面4A上に載置される。
図2に示すように、パッケージ基板5は、デバイス部51と、余剰連結部52とを有する。本実施形態に係るパッケージ基板5は、矩形の平板状の基板である。パッケージ基板5は、表面5A側の上層が銅(例えば、銅合金)を含むリードフレーム層であり、裏面5B側の下層が樹脂層である。パッケージ基板5は、例えば、CSP(Chip Size Package)基板であるが、これに代えて、QFN(Quad Flat Non-leaded Package)基板等であってもよい。
パッケージ基板5は、少なくとも1つのデバイス部51を有している。本実施形態のパッケージ基板5は、長手方向に互いに隙間を空けて3つのデバイス部51が配置されている。デバイス部51は、表面5A側に分割予定ライン56A,56Bによって複数のパッケージデバイス53が区画されている。各デバイス部51は、それぞれ複数の横方向分割予定ライン56Aと、複数の縦方向分割予定ライン56Bとによって、複数のパッケージデバイス53に区画されている。横方向分割予定ライン56Aは、パッケージ基板5の短手方向に延在するラインであり、縦方向分割予定ライン56Bは、パッケージ基板5の長手方向に延在するラインである。本実施形態では、横方向分割予定ライン56Aと縦方向分割予定ライン56Bとは直交している。
余剰連結部52は、デバイス部51を囲んでおり、デバイス部51を連結する。余剰連結部52は、パッケージ基板5におけるデバイス部51を囲繞する部分であり、外周余剰連結部54と、中間余剰連結部55とを有する。外周余剰連結部54は、パッケージ基板5の外周部であり、複数のデバイス部51を囲んでいる。中間余剰連結部55は、互いに隣接する2つのデバイス部51の隙間の部分である。図2に示すように、パッケージ基板5は、裏面5Bを保持テーブル4に向けて保持テーブル4の表面4Aに載置される。保持テーブル4は、パッケージ基板5の裏面5B側を吸引保持する。
図3には、図2に示す保持テーブル4のA−A断面が示されている。図2および図3に示すように、保持テーブル4は、逃げ溝41と、吸引孔42と、吸引源47と、エアー噴射孔43と、圧縮エアー供給源48とを含んで構成されている。
逃げ溝41は、パッケージ基板5の分割予定ライン56A,56Bに対応する位置に形成された切削ブレード11の逃げ溝である。逃げ溝41は、保持テーブル4の表面4Aに形成された溝部であり、パッケージ基板5を切削するときの保持テーブル4と切削ブレード11との接触を回避するものである。逃げ溝41の幅は、切削ブレード11の歯先の厚さよりも大きい。また、逃げ溝41の深さは、切削ブレード11によってパッケージ基板5を分割するときの切り込み深さに応じて定められており、切削ブレード11の刃先と逃げ溝41の溝底との接触を回避できるように定められている。
複数の吸引孔42は、逃げ溝41によって区画された領域に形成された複数のパッケージデバイス53を吸引保持するためのものである。図2に示すように、保持テーブル4は、逃げ溝41によって区画された複数のデバイス保持領域44を有する。デバイス保持領域44は、パッケージ基板5に形成された各パッケージデバイス53に対して1つずつ設けられている。それぞれのデバイス保持領域44は、対応する1つのパッケージデバイス53を吸引保持する。各デバイス保持領域44には、それぞれ1つの吸引孔42が形成されている。吸引孔42は、断面円形の孔部であり、デバイス保持領域44の中央に開口している。
エアー噴射孔43は、パッケージ基板5の余剰連結部52に対応する位置に形成され圧縮エアーを噴射する。保持テーブル4は、外周余剰連結部54に対応する外周領域45と、中間余剰連結部55に対応する中間領域46とを有する。外周領域45は、パッケージ基板5が保持テーブル4に載置されたときに外周余剰連結部54と対向する領域である。また、中間領域46は、パッケージ基板5が保持テーブル4に載置されたときに中間余剰連結部55と対向する領域である。
外周領域45には、複数のエアー噴射孔43が形成されている。外周領域45のエアー噴射孔43は、デバイス保持領域44を囲むようにして所定の間隔で配置されている。外周領域45には、逃げ溝41によって区画された領域のそれぞれに少なくとも1つのエアー噴射孔43が設けられている。エアー噴射孔43は、断面円形の孔部であり、デバイス保持領域44の近傍に配置されている。
中間領域46には、それぞれ複数のエアー噴射孔43が形成されている。中間領域46のエアー噴射孔43は、短手方向に沿って所定の間隔で配置されている。中間領域46には、逃げ溝41によって区画された領域のそれぞれに少なくとも1つのエアー噴射孔43が設けられている。各領域45,46に設けられたエアー噴射孔43の内径は、吸引孔42の内径よりも小さい。
図3に示す吸引源47は、複数の吸引孔42に連通している。吸引源47は、エジェクタやポンプ等の負圧発生源であり、吸引孔42の空気を吸引する。保持テーブル4の裏面4Bには、複数の吸引孔42に連通する開口部42Aが形成されている。吸引源47は、吸引路9Aを介して開口部42Aと接続されている。吸引路9Aの一部は、チャックテーブル3に形成されている。つまり、複数の吸引孔42は、チャックテーブル3に形成された吸引路9Aを介して吸引源47と接続されている。
圧縮エアー供給源48は、複数のエアー噴射孔43に連通している。圧縮エアー供給源48は、例えばコンプレッサーやアキュムレータ等であり、エアー噴射孔43に対して圧縮エアーを供給することができる。保持テーブル4の裏面4Bには、複数のエアー噴射孔43に連通する開口部43Aが形成されている。圧縮エアー供給源48は、切り替え弁13および通路9Bを介して開口部43Aと連通している。また、切り替え弁13は、吸引路9Aと接続されている。
本実施形態の保持テーブル4のエアー噴射孔43は、切り替え弁13を介して圧縮エアー供給源48および吸引源47に適宜切り替え可能に連通している。切り替え弁13は、通路9Bを圧縮エアー供給源48あるいは吸引源47に選択的に連通する。切り替え弁13が通路9Bと圧縮エアー供給源48とを連通し、かつ通路9Bと吸引源47とを遮断すると、圧縮エアー供給源48から供給される圧縮エアーがエアー噴射孔43に供給され、エアー噴射孔43から噴射される。一方、切り替え弁13が通路9Bと圧縮エアー供給源48とを遮断し、かつ通路9Bと吸引源47とを連通すると、エアー噴射孔43の空気が吸引源47によって吸引され、エアー噴射孔43の内部が負圧となる。
吸引源47、圧縮エアー供給源48、および切り替え弁13は、制御装置30によって制御される。制御装置30は、切削装置1の各部を制御する機能を有しており、例えばコンピュータを有する電子制御ユニットである。
本実施形態に係る切削装置1は、切削手段10によってデバイス部51と余剰連結部52とを分離すると、切り離された余剰連結部52をエアー噴射孔43から噴射する圧縮エアーによって、デバイス部51から除去することができる。よって、パッケージ基板5を切削する際に、余剰連結部52をより確実に除去することが可能となる。また、本実施形態に係る切削装置1は、切削水供給ノズル12を含んで構成されている。切削水供給ノズル12から供給される切削水Wは、図6を参照して説明するように、切削ブレード11の回転によって送り出されてX軸方向の流れとなる。
図6には、切削ブレード11がパッケージ基板5の中間余剰連結部55をデバイス部51から離し、保持テーブル4上から除去する様子が示されている。なお、切削ブレード11は実際にはY軸方向の回転軸線を回転中心として回転しているが、図6では、切削ブレード11の回転方向を示すために、切削ブレード11はその側面が見えるように描かれている。切削水Wは、切削ブレード11の下端部11aの移動方向に送り出され、矢印Y4に示すようにX軸方向の流れとなる。この切削水Wの流れY4は、切り離された中間余剰連結部55を押圧し、矢印Y5に示す圧縮エアーと共に中間余剰連結部55を保持テーブル4から除去する。
同様にして、切削ブレード11が外周余剰連結部54をデバイス部51から切り離すと、圧縮エアーが外周余剰連結部54を保持テーブル4から浮き上がらせ、切削水Wが外周余剰連結部54をX軸方向に押圧し、保持テーブル4から除去する。このようにして、本実施形態の切削装置1は、デバイス部51から切り離された余剰連結部52をエアー噴射孔43から噴射する圧縮エアーおよび切削水Wの流れY4のそれぞれによって、保持テーブル4から除去することができる。
余剰連結部52が保持テーブル4から除去されることにより、その後の切削ブレード11による切削作業の際に余剰連結部52が切削ブレード11と接触することが抑制される。よって、本実施形態に係る切削装置1は、パッケージ基板5を切削加工する際の切削ブレード11に対するダメージを低減させることができる。
制御装置30は、パッケージ基板5を加工する際に、エアー噴射孔43を圧縮エアー供給源48および吸引源47に適宜切り替えて連通する。例えば、分割予定ライン56A,56Bを切削してデバイス部51と余剰連結部52とを分離するときには、エアー噴射孔43を吸引源47と連通して余剰連結部52を吸引保持することが好ましい。また、切り離した余剰連結部52を保持テーブル4上から除去するときには、エアー噴射孔43を圧縮エアー供給源48と連通してエアー噴射孔43から圧縮エアーを噴射することが好ましい。
なお、余剰連結部52を除去する際にエアー噴射孔43から圧縮エアーを噴射する時期は、適宜定めることができる。圧縮エアーの噴射を開始するタイミングは、例えば、デバイス部51からの余剰連結部52の切り離しが完了するよりも前のタイミングや、切り離しが完了するタイミングや、切り離しが完了した後のタイミングなどから選択することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る切削装置1は、保持テーブル4の余剰連結部52に対応する位置にエアー噴射孔43を有している。デバイス部51の加工に先駆けて余剰連結部52に圧縮エアーを噴射させることで、より確実に余剰連結部52を保持テーブル4上から除去することが可能である。従って、その後のデバイス部51の加工において切削ブレード11に対するダメージを低減することができ、良好な切削が可能である。
本実施形態に係る切削装置1は、エアー噴射孔43から噴射する圧縮エアーおよび切削水Wの流れY4の少なくともいずれか一方によって余剰連結部52を保持テーブル4から除去することが可能であるが、圧縮エアーおよび切削水Wの流れY4の両方によって余剰連結部52を保持テーブル4から除去することが好ましい。
(パッケージ基板の加工方法)
次に、本実施形態に係るパッケージ基板の加工方法について説明する。本実施形態のパッケージ基板の加工方法は、切削装置1を使用して、表面に分割予定ライン56A,56Bによって複数のパッケージデバイス53が区画されたデバイス部51とデバイス部51を連結する余剰連結部52とから形成されたパッケージ基板5を分割予定ライン56A,56Bに沿って分割するパッケージ基板の加工方法である。本実施形態のパッケージ基板の加工方法は、余剰連結部分離工程と、余剰連結部除去工程と、デバイス部分割工程とを含んで構成されている。また、本実施形態のパッケージ基板の加工方法は、更に、保持工程を有する。
(保持工程)
保持工程は、パッケージ基板5を保持テーブル4に保持する工程である。保持工程は、余剰連結部分離工程よりも前に実行される。図2に示すように、保持工程では、例えば、図示しない搬送手段によって、矢印Y1に示すように保持テーブル4上にパッケージ基板5が載置される。パッケージ基板5は、各分割予定ライン56A,56Bが保持テーブル4の逃げ溝41の鉛直方向の真上に位置するように、保持テーブル4に載置される。言い換えると、パッケージ基板5は、切削ブレード11が各分割予定ライン56A,56Bを切削する際に、切削ブレード11の刃先が逃げ溝41を通過するように保持テーブル4に載置される。
また、パッケージ基板5は、各パッケージデバイス53が対応するデバイス保持領域44の鉛直方向の真上に位置するように、保持テーブル4に載置される。言い換えると、パッケージ基板5は、平面視において各パッケージデバイス53と対応するデバイス保持領域44とが重なり、各パッケージデバイス53が対応するデバイス保持領域44に収まるように、保持テーブル4に載置される。
また、パッケージ基板5は、外周余剰連結部54が外周領域45の鉛直方向の真上に位置し、中間余剰連結部55が中間領域46の鉛直方向の真上に位置するように、保持テーブル4に載置される。言い換えると、パッケージ基板5は、平面視において各外周余剰連結部54と対応する外周領域45とが重なり、各外周余剰連結部54が対応する外周領域45に収まるように、保持テーブル4に載置される。また、パッケージ基板5は、平面視において各中間余剰連結部55と対応する中間領域46とが重なり、各中間余剰連結部55が対応する中間領域46に収まるように、保持テーブル4に載置される。
パッケージ基板5が保持テーブル4に載置されると、パッケージ基板5が保持テーブル4によって吸引保持される。パッケージ基板5は、吸引孔42と連通した吸引源47によって、吸引される。また、エアー噴射孔43が切り替え弁13を介して吸引源47と連通している場合、パッケージ基板5は、エアー噴射孔43と連通した吸引源47によって吸引される。
(余剰連結部分離工程)
余剰連結部分離工程は、保持テーブル4に吸引保持されたパッケージ基板5のデバイス部51と余剰連結部52の境界の分割予定ライン56A,56Bを切削ブレード11で切削しデバイス部51と余剰連結部52とを分離する工程である。余剰連結部分離工程は、保持工程の後に実行される。
制御装置30は、余剰連結部分離工程において、複数のエアー噴射孔43は吸引源47に連通させ余剰連結部52が保持テーブル4に吸引保持された状態で、パッケージ基板5のデバイス部51と余剰連結部52の境界の分割予定ライン56A,56Bを切削ブレード11で切削する。制御装置30は、切り替え弁13によってエアー噴射孔43を吸引源47と連通させ、余剰連結部52を保持テーブル4に吸引保持する。余剰連結部52を保持テーブル4に吸引保持した状態で境界の分割予定ライン56A,56Bを切削することで、切削時に余剰連結部52を保持する保持力が強固になり、より良好に境界の分割予定ライン56A,56Bを切削することができる。
図4を参照して、余剰連結部分離工程の具体的な手順の一例について説明する。図4に示すように、本実施形態では、パッケージ基板5よりも保持テーブル4の方が大きく、パッケージ基板5の外周は、保持テーブル4の外周に対して内側に位置している。切削装置1は、デバイス部51と余剰連結部52との境界の分割予定ライン56A,56Bを切削ブレード11によって順次切削し、デバイス部51と余剰連結部52とを分離する。切削装置1は、例えば、まず、横方向分割予定ライン56Aに沿って矢印Y21,Y22,Y23,Y24,Y25,Y26に示すようにデバイス部51と余剰連結部52とを順次切り離し、次に縦方向分割予定ライン56Bに沿って矢印Y31,Y32に示すようにデバイス部51と余剰連結部52とを順次切り離す。
制御装置30は、まず、チャックテーブル3の回転角度位置を調節し、横方向分割予定ライン56AをX軸方向と一致させる。制御装置30は、Y軸方向移動手段7およびZ軸方向移動手段8によって、切削ブレード11の位置を調節すると、X軸方向移動手段6によってパッケージ基板5と切削ブレード11とを相対移動させて、回転する切削ブレード11によって横方向分割予定ライン56Aを切削する。
制御装置30は、矢印Y21乃至Y26で示す横方向分割予定ライン56Aを全て切削すると、チャックテーブル3を回転させ、縦方向分割予定ライン56BをX軸方向と一致させる。制御装置30は、Y軸方向移動手段7およびZ軸方向移動手段8によって、切削ブレード11の位置を調節すると、X軸方向移動手段6によってパッケージ基板5と切削ブレード11とを相対移動させて、回転する切削ブレード11によって縦方向分割予定ライン56Bを切削する。
本実施形態に係る切削装置1は、2つの切削手段10を有していることから、2本の分割予定ライン56を同時に切削することができる。従って、例えば、矢印Y21,Y22で示す横方向分割予定ライン56Aを同時に切削し、次に矢印Y23,Y24で示す横方向分割予定ライン56Aを同時に切削し、次に矢印Y25,Y26で示す横方向分割予定ライン56Aを同時に切削することが可能である。また、矢印Y31,Y32に示す縦方向分割予定ライン56Bを2つの切削手段10によって同時に切削することが可能である。
このように、先に横方向分割予定ライン56Aを切削し、その後に縦方向分割予定ライン56Bを切削する場合、切削された横方向分割予定ライン56Aに残留した切削水Wが、縦方向分割予定ライン56Bを切削する際に切削ブレード11を冷却し、潤滑性を向上させることができる。ただし、余剰連結部52をデバイス部51から切り離す際の切削順序はこれに限定されるものではなく、例えば、先に縦方向分割予定ライン56Bが切削された後に横方向分割予定ライン56Aが切削されてもよい。本実施形態では、余剰連結部分離工程において余剰連結部52の全てがデバイス部51から分離されると、余剰連結部分離工程が終了する。
(余剰連結部除去工程)
余剰連結部除去工程は、余剰連結部分離工程の後に実行される。余剰連結部除去工程は、複数のエアー噴射孔43から圧縮エアーを噴射するとともに切削ブレード11の高速回転による切削水Wの連れ回りにより余剰連結部52に保持テーブル4の外側から切削水Wを供給し余剰連結部52を保持テーブル4から除去する工程である。
制御装置30は、余剰連結部除去工程においては、複数のエアー噴射孔43は吸引源47から圧縮エアー供給源48に切り替えて連通させ、複数のエアー噴射孔43から圧縮エアーを噴射するとともに切削ブレード11の回転による切削水の連れ回りによる切削水を余剰連結部52に供給し余剰連結部52を保持テーブル4上から除去する。なお、余剰連結部除去工程では、吸引孔42は吸引源47と連通している。従って、余剰連結部除去工程において、デバイス部51は保持テーブル4に吸引保持されている。
制御装置30は、余剰連結部52のうち、長手方向あるいは短手方向の一方の方向に沿った部分を全て除去し、次いで他方の方向に沿った部分を除去する。余剰連結部除去工程では、例えば、図5に示すように、余剰連結部52のうち長手方向に沿った部分が全て除去された後に、短手方向に沿った部分が除去される。
制御装置30は、複数のエアー噴射孔43から圧縮エアーを噴射させ、余剰連結部52のうち除去対象とする部分に対して切削水Wを供給可能な位置に切削ブレード11を位置付ける。例えば、制御装置30は、中間余剰連結部55を保持テーブル4から除去する場合、図6に示すように、切削ブレード11の高速回転による切削水Wの連れ回りにより発生する流れY4が中間余剰連結部55に向かうように、切削ブレード11を位置付ける。つまり、制御装置30は、中間余剰連結部55に対して、軸方向の延長線上に切削ブレード11を位置付ける。切削ブレード11の高速回転(例えば、数千rpm〜数万rpm)により、切削水Wは連れ回りし、これにより発生する切削水Wの流れY4は、余剰連結部52を押し出すことが可能な勢いを有する。
制御装置30は、余剰連結部除去工程において、切削ブレード11を保持テーブル4の外側に位置付け、保持テーブル4の外側から余剰連結部52に対して切削水Wを供給する。このときに、切削ブレード11は、少なくとも下端部11aが保持テーブル4の外側に位置していればよい。すなわち、平面視において、切削ブレード11の一部が保持テーブル4と重なっていてもよい。切削水Wの流れY4によって、余剰連結部52は、保持テーブル4上から、切削ブレード11側と反対側に押し出される。従って、保持テーブル4から除去された余剰連結部52と切削ブレード11との接触を回避することが可能である。
本実施形態に係る切削装置1は、2つの切削手段10を有することから、デバイス部51から分離された余剰連結部52の2つの切片を同時に保持テーブル4上から除去することが可能である。
制御装置30は、除去対象の中間余剰連結部55の除去が完了すると、切削ブレード11をY軸方向に移動させて、他の中間余剰連結部55や外周余剰連結部54を保持テーブル4から除去する。ここで、除去対象とする余剰連結部52の除去が完了したか否かは、例えば、当該余剰連結部52に対して切削水Wを供給した時間に基づいて判定することが可能である。また、切削装置1は、パッケージ基板5の画像を撮像して、取得した画像データに基づいて除去対象とする余剰連結部52の除去が実際に完了したか否かを判定するようにしてもよい。
制御装置30は、長手方向および短手方向のうち一方向に延在する余剰連結部52を全て除去すると、チャックテーブル3を回転させ、次に他方向に延在する余剰連結部52を除去する。制御装置30は、余剰連結部52を全て保持テーブル4から除去したと判断すると、余剰連結部除去工程を終了する。
(デバイス部分割工程)
デバイス部分割工程は、余剰連結部除去工程の後で実行される。デバイス部分割工程は、切削ブレード11で順次デバイス部51の分割予定ライン56A,56Bに沿って切削を行い、デバイス部51を個々のパッケージデバイス53に分割する工程である。切削装置1は、図7に示すように、余剰連結部52が除去されて保持テーブル4に残されたデバイス部51を分割する。切削装置1は、矢印Y6に示す短手方向の切削を各横方向分割予定ライン56Aに沿って実行し、矢印Y7に示す長手方向の切削を各縦方向分割予定ライン56Bに沿って実行することで、デバイス部51を個々のパッケージデバイス53に分割する。
分割された個々のパッケージデバイス53は、それぞれ対応するデバイス保持領域44の吸引孔42を介して吸引源47によって吸引保持される。従って、切削加工中にパッケージデバイス53が保持テーブル4に対して相対移動してしまうことが抑制される。制御装置30は、全てのデバイス部51を個々のパッケージデバイス53に分割すると、デバイス部分割工程を終了する。
本実施形態に係るパッケージ基板の加工方法によれば、余剰連結部分離工程および余剰連結部除去工程が実行されて余剰連結部52が保持テーブル4上から除去された後にデバイス部分割工程が実行される。プレート状の銅合金を有する余剰連結部52が除去されてからデバイス部分割工程が実行されることで、切削ブレード11が余剰連結部52の金属部を切削する回数が低減される。これにより、銅合金を切削することによる切削ブレード11に対するダメージが低減され、切削ブレード11の磨耗等が抑制される。
なお、本実施形態では、パッケージ基板5が3つのデバイス部51を有していたが、デバイス部51の数はこれに限定されるものではない。パッケージ基板5は、少なくとも1つのデバイス部51と、デバイス部51を連結し、デバイス部51を囲繞する余剰連結部52とを有するものであればよい。
また、本実施形態では、切削対象のパッケージ基板5のリードフレームの素材が銅合金であったが、これには限定されない。例えば、銅合金以外の素材で構成されたリードフレームを有するパッケージ基板5に対しても本実施形態の切削装置1およびパッケージ基板の加工方法を適用可能である。
[実施形態の第1変形例]
実施形態の第1変形例について説明する。図8は、実施形態の第1変形例に係る保持テーブル4の断面図である。第1変形例に係る切削装置1では、エアー噴射孔43は、吸引源47とは連通しておらず、連通先を圧縮エアー供給源48および吸引源47に切り替え可能とはなっていない。図8に示すように、エアー噴射孔43は、圧縮エアー供給源48と連通している。制御装置30は、圧縮エアー供給源48の圧縮エアーをエアー噴射孔43に供給する状態と、圧縮エアー供給源48の圧縮エアーをエアー噴射孔43に供給しない状態とを切り替えることができる。
例えば、図8に示すように圧縮エアー供給源48と開口部43Aとの間に開閉弁14を設けた場合、開閉弁14を開閉することにより、エアー噴射孔43と圧縮エアー供給源48とが連通した状態と、エアー噴射孔43と圧縮エアー供給源48とが遮断された状態とを切り替えることができる。
このようにエアー噴射孔43と吸引源47とを連通する構成を有していない切削装置1を使用するパッケージ基板の加工方法では、余剰連結部分離工程において、余剰連結部52は保持テーブル4に吸引保持されない。制御装置30は、例えば、余剰連結部分離工程において、開閉弁14を閉弁し、エアー噴射孔43に圧縮エアーを供給しない状態でパッケージ基板5のデバイス部51と余剰連結部52の境界の分割予定ライン56A,56Bを切削ブレード11で切削するようにしてもよい。また、制御装置30は、余剰連結部分離工程において、開閉弁14を開弁し、エアー噴射孔43に圧縮エアーを供給した状態でパッケージ基板5のデバイス部51と余剰連結部52の境界の分割予定ライン56A,56Bを切削ブレード11で切削するようにしてもよい。
制御装置30は、余剰連結部除去工程において、開閉弁14を開弁して複数のエアー噴射孔43を圧縮エアー供給源48に連通させ、複数のエアー噴射孔43から圧縮エアーを噴射するとともに切削ブレード11の高速回転による切削水Wの連れ回りにより余剰連結部52に保持テーブル4の外側から切削水Wを供給し余剰連結部52を保持テーブル4上から除去する。デバイス部分割工程は、上記実施形態と同様に実行することができる。
なお、圧縮エアー供給源48が圧縮機構(例えば、コンプレッサ)である場合、圧縮機構を運転あるいは停止することにより、エアー噴射孔43に対して圧縮エアーを供給する状態と、エアー噴射孔43に対する圧縮エアーの供給を停止した状態とを切り替えるようにしてもよい。
[実施形態の第2変形例]
実施形態の第2変形例について説明する。上記実施形態では、余剰連結部分離工程で余剰連結部52の全てがデバイス部51から分離されてから余剰連結部除去工程が実行されたが、これに代えて、余剰連結部分離工程で余剰連結部52の一部がデバイス部51から分離されると余剰連結部除去工程に移行するようにしてもよい。例えば、余剰連結部分離工程で余剰連結部52の一片をデバイス部51から分離するごとに余剰連結部除去工程に移行し、分離した余剰連結部52を保持テーブル4上から除去するようにしてもよい。また、2つの切削手段10を有する切削装置1では、余剰連結部分離工程でそれぞれの切削手段10が余剰連結部52の一片をデバイス部51から分離するごとに余剰連結部除去工程に移行し、それぞれの切削手段10が分離した余剰連結部52を保持テーブル4上から除去するようにしてもよい。分離した余剰連結部52を保持テーブル4上から除去すると1回の余剰連結部除去工程を終了し、再び余剰連結部分離工程を実行し、残る余剰連結部52をデバイス部51から分離するようにすればよい。
制御装置30は、余剰連結部分離工程と余剰連結部除去工程を交互に繰返し、余剰連結部52が全てデバイス部51から除去されると、デバイス部分割工程に移行する。なお、余剰連結部52の全てがデバイス部51から除去される前に、デバイス部分割工程を実行するようにしてもよい。例えば、パッケージ基板5が複数のデバイス部51を有する場合、余剰連結部52のうち、1つのデバイス部51に隣接する部分が全て分離・除去されると、余剰連結部52の他の部分が分離・除去される前であっても、当該デバイス部51に対してデバイス部分割工程を実行することが可能である。
[実施形態の第3変形例]
実施形態の第3変形例について説明する。図9は、実施形態の第3変形例に係る保持テーブル4の断面図である。本変形例の切削装置1において、上記実施形態の切削装置1と異なる点は、圧縮エアー供給源48に対して連通させるエアー噴射孔43を切り替え可能な点である。
本変形例では、中間領域46に設けられたエアー噴射孔431と、外周領域45に設けられたエアー噴射孔432とは、別系統である。中間領域46に設けられたエアー噴射孔431は、通路9Dを介して第2切り替え弁15と接続されている。外周領域45に設けられたエアー噴射孔432は、通路9Cを介して第2切り替え弁15と接続されている。第2切り替え弁15は、切り替え弁13を介して吸引源47および圧縮エアー供給源48と接続されている。第2切り替え弁15は、制御装置30によって制御される。
切り替え弁13は、第2切り替え弁15を供給源47あるいは圧縮エアー供給源48と選択的に連通する。第2切り替え弁15は、切り替え弁13を通路9Cあるいは通路9Dと選択的に連通する。つまり、切り替え弁13が圧縮エアー供給源48と第2切り替え弁15とを連通し、第2切り替え弁15が切り替え弁13と通路9Dとを連通する状態では、中間領域46に設けられたエアー噴射孔431が圧縮エアー供給源48と連通する。また、切り替え弁13が圧縮エアー供給源48と第2切り替え弁15とを連通し、第2切り替え弁15が切り替え弁13と通路9Cとを連通する状態では、外周領域45に設けられたエアー噴射孔432が圧縮エアー供給源48と連通する。
制御装置30は、余剰連結部除去工程において、外周余剰連結部54を除去する際には外周領域45に設けられたエアー噴射孔432を圧縮エアー供給源48と連通し、中間余剰連結部55を除去する際には中間領域46に設けられたエアー噴射孔431を圧縮エアー供給源48と連通する。このように、同時に圧縮エアー供給源48と連通されるエアー噴射孔43の数を少なくすることにより、圧縮エアーの消費量を低減することができる。
なお、本変形例では、中間領域46に設けられたエアー噴射孔431と、外周領域45に設けられたエアー噴射孔432とが別系統とされたが、系統の分け方はこれに限定されない。また、更に細かく系統が分けられてもよい。例えば、余剰連結部52において余剰連結部除去工程で除去対象とする領域ごとに、圧縮エアーの供給先を切り替えることが可能とされてもよい。上記第2変形例に係るパッケージ基板の加工方法を実行する場合、以下に説明する保持テーブル4および切り替え機構16が好適である。
図10は、保持テーブル4の領域分けの一例を示す図である。例えば、図10に示すように、保持テーブル4における余剰連結部52に対応する部分(図2に示す外周領域45と中間領域46とを合わせた部分)を領域R1乃至R10のように領域分けすることが可能である。領域R1乃至R4は、横方向分割予定ライン56Aと対応する逃げ溝41を境界とする領域である。領域R1乃至R4は、それぞれ切削ブレード11によってデバイス部51と余剰連結部52との境界の横方向分割予定ライン56Aが切削されることによってデバイス部51から分離される余剰連結部52の領域に対応している。また、領域R5乃至R10は、横方向分割予定ライン56Aに対応する逃げ溝41および縦方向分割予定ライン56Bに対応する逃げ溝41を境界とする領域である。領域R5乃至R10は、それぞれ切削ブレード11によってデバイス部51と余剰連結部52との境界の縦方向分割予定ライン56Bが切削されることによってデバイス部51から分離される余剰連結部52の領域に対応している。
図10に示す領域分けは、先に横方向分割予定ライン56Aを切削して領域R1乃至R4に対応する余剰連結部52をデバイス部51から分離・除去し、その後に縦方向分割予定ライン56Bを切削して領域R5乃至R10に対応する余剰連結部52をデバイス部51から分離・除去する場合に好適である。この保持テーブル4を有する切削装置1は、領域R1乃至領域R10のうち任意の領域に設けられたエアー噴射孔43と圧縮エアー供給源48とを連通し、他の領域に設けられたエアー噴射孔43と圧縮エアー供給源48とを遮断する切り替え機構16を有する。
切り替え機構16は、制御装置30によって制御される。制御装置30は、例えば、余剰連結部分離工程で余剰連結部52のうち領域R1,R2に対応する部分をデバイス部51から分離し、その後に余剰連結部除去工程に移行して領域R1,R2に対応する部分を保持テーブル4上から除去する場合、余剰連結部除去工程において、切り替え機構16によって領域R1,R2に配置されたエアー噴射孔43と圧縮エアー供給源48とを連通し、他の領域R3から領域R10に配置されたエアー噴射孔43と圧縮エアー供給源48とを遮断する。
これにより、余剰連結部除去工程において、領域R1,R2のエアー噴射孔43から圧縮エアーが噴射されて、切り離された余剰連結部52を浮き上がらせることができる。また、他の領域R3からR10のエアー噴射孔43からは圧縮エアーが噴射されないため、保持テーブル4からデバイス部51が浮き上がってしまうことを抑制することができる。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 切削装置
4 保持テーブル
5 パッケージ基板
10 切削手段
11 切削ブレード
12 切削水供給ノズル
13 切り替え弁
30 制御装置
41 逃げ溝
42 吸引孔
43 エアー噴射孔
44 デバイス保持領域
45 外周領域
46 中間領域
47 吸引源
48 圧縮エアー供給源
51 デバイス部
52 余剰連結部
53 パッケージデバイス
54 外周余剰連結部
55 中間余剰連結部
56A 横方向分割予定ライン
56B 縦方向分割予定ライン
W 切削水

Claims (4)

  1. 表面に分割予定ラインによって複数のパッケージデバイスが区画されたデバイス部と該デバイス部を連結する余剰連結部とから形成されたパッケージ基板の裏面側を吸引保持する保持テーブルと、該保持テーブルに吸引保持されたパッケージ基板を切削して該分割予定ラインに沿って複数のパッケージデバイスに分割する切削ブレード及び該切削ブレードに切削水を供給する切削水供給ノズルを備えた切削手段とを少なくとも備える切削装置において、
    該保持テーブルは、パッケージ基板の該分割予定ラインに対応する位置に形成された該切削ブレードの逃げ溝と、該逃げ溝によって区画された領域に形成された複数のパッケージデバイスを吸引保持するための複数の吸引孔と、複数の該吸引孔に連通した吸引源と、該余剰連結部に対応する位置に形成され圧縮エアーを噴射する複数のエアー噴射孔と、複数の該エアー噴射孔に連通した圧縮エアー供給源と、を備える切削装置。
  2. 該保持テーブルの該エアー噴射孔は、切り替え弁を介して該圧縮エアー供給源及び吸引源に適宜切り替え可能に連通していることを特徴とする請求項1記載の切削装置。
  3. 請求項1記載の切削装置を使用して、表面に分割予定ラインによって複数のパッケージデバイスが区画されたデバイス部と該デバイス部を連結する余剰連結部とから形成されたパッケージ基板を該分割予定ラインに沿って分割するパッケージ基板の加工方法であって、
    該保持テーブルに吸引保持されたパッケージ基板の該デバイス部と該余剰連結部の境界の分割予定ラインを該切削ブレードで切削し該デバイス部と該余剰連結部とを分離する余剰連結部分離工程と、
    該余剰連結部分離工程の後に、該複数のエアー噴射孔から圧縮エアーを噴射するとともに該切削ブレードの高速回転による切削水の連れ回りにより該余剰連結部に該保持テーブルの外側から切削水を供給し該余剰連結部を該保持テーブル上から除去する余剰連結部除去工程と、
    該余剰連結部除去工程の後に、該切削ブレードで順次該デバイス部の該分割予定ラインに沿って切削を行い、該デバイス部を個々のパッケージデバイスに分割するデバイス部分割工程と、を備えるパッケージ基板の加工方法。
  4. 請求項2記載の切削装置を使用して、表面に分割予定ラインによって複数のパッケージデバイスが区画されたデバイス部と該デバイス部を連結する余剰連結部とから形成されたパッケージ基板を該分割予定ラインに沿って分割するパッケージ基板の加工方法であって、
    該保持テーブルに吸引保持されたパッケージ基板の該デバイス部と該余剰連結部の境界の分割予定ラインを該切削ブレードで切削し該デバイス部と該余剰連結部とを分離する余剰連結部分離工程と、
    該余剰連結部分離工程の後に、該複数のエアー噴射孔から圧縮エアーを噴射するとともに該切削ブレードの高速回転による切削水の連れ回りにより該余剰連結部に該保持テーブルの外側から切削水を供給し該余剰連結部を該保持テーブル上から除去する余剰連結部除去工程と、
    該余剰連結部除去工程の後に、該切削ブレードで順次該デバイス部の該分割予定ラインに沿って切削を行い、該デバイス部を個々のパッケージデバイスに分割するデバイス部分割工程と、を備え
    該余剰連結部分離工程において、複数の該エアー噴射孔は該吸引源に連通させ該余剰連結部が該保持テーブルに吸引保持された状態で、該パッケージ基板の該デバイス部と該余剰連結部の境界の分割予定ラインを該切削ブレードで切削し、
    該余剰連結部除去工程においては、複数の該エアー噴射孔は該吸引源から圧縮エアー供給源に切り替えて連通させ、該複数のエアー噴射孔から圧縮エアーを噴射するとともに該切削ブレードの回転による切削水の連れ回りによる切削水を該余剰連結部に供給し該余剰連結部を該保持テーブル上から除去する、パッケージ基板の加工方法。
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