JP2003241907A - データ処理装置 - Google Patents
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- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
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Abstract
体としての処理速度の高速化を図る。 【解決手段】 ホストインターフェース12は、ホスト
コンピュータから取り込んだデータをバッファRAM1
9へ出力する。外部メモリ制御回路13は、バッファR
AM19に格納されたデータを内部RAM16へ出力す
ると共に、EDC処理回路14へ出力する。EDC処理
回路14は、算出した誤り検出符号EDCを内部RAM
16へ出力する。ECC処理回路17は、内部RAM1
6に格納されるデータから誤り訂正符号ECCを算出
し、算出した誤り訂正符号ECCを内部RAM16へ出
力する。DSPインターフェース18は、全ての処理が
完了したデータを内部RAM16から取り込み、DSP
側へ出力する。
Description
ータから所定のフォーマットで出力されるデジタルデー
タをCD−R(CD-Recordable)/CD−RW(CD-ReWr
itable)ディスク等の記録媒体に記録する際に、デジタ
ルデータに対して誤り検出符号及び誤り訂正符号を付加
する誤り訂正処理装置に関する。
データ記録装置として、記録媒体に光ディスクを用いた
光ディスク記憶装置がある。このような光ディスク記憶
装置としては、例えば、1度だけデータの書き込みが可
能なCD−Rディスク、又は、繰り返し書き込みが可能
なCD−RWディスクを用いるものとして、CD−R/
RWドライブが広く使用されている。このようなCD−
R/RWシステムにおいては、ディスクの再生時に符号
誤りの訂正処理を行うため、データの記録時に記録され
るデータに対して誤り検出符号EDC及び誤り訂正符号
ECCを付加して符号化するように構成される。
構成を示すブロック図である。CD−R/RWシステム
は、CD−ROMデコーダ1、デジタル信号処理回路
2、アナログ信号処理回路3、ピックアップ4、ピック
アップ制御6、バッファRAM7及び制御マイコン8よ
り構成される。
ュータから送信される2048バイトのデータを取り込
み、このデータに対して誤り訂正符号ECC(Error Co
rrection Code)及び誤り検出符号EDC(Error Detec
tion Code)を付加する。こうして生成されるCD−R
OMデータは、図9に示すように、2352バイト〔2
4バイト×98フレーム〕で1ブロックとして扱われ、
モード1の場合、各ブロックが同期データ〔12バイ
ト〕、ヘッダ〔4バイト〕、ユーザーデータ〔2048
バイト〕、誤り検出符号EDC〔4バイト〕、スペース
〔8バイト〕及び誤り訂正符号ECC〔276バイト〕
から構成される。そして、同期データ〔12バイト〕を
除く2340バイトにスクランブル処理が施されて出力
される。このCD−ROMデコーダ1は、近年におい
て、光ディスクから読み出されたCD−ROMデータに
対して誤り訂正処理及び誤り検出処理を施す複合化(再
生)装置に符号化(記録)装置が組み込まれた形となっ
ている。また、このCD―ROMデコーダ1では、再生
系と記録系の各処理回路が共通化されているのが一般的
である。尚、CD−R/RWシステムについて、ここで
説明している機能は、記録系のみの機能であり、再生系
については割愛してある。
デコーダ1から出力されるCD−ROMデータを1フレ
ーム〔24バイト〕単位で取り込み、このデータに対し
て所定の演算処理を施してCIRC符号(Cross-Interle
ave Reed-Solomon Code)に基づくC1、C2符号を生成す
る。そして、C1、C2符号の付されたCD−ROMデー
タに対してインターリーブ処理を施した後に、EFM変
調を施してアナログ信号処理回路3へ出力する。アナロ
グ信号処理回路2は、デジタル信号処理回路2から出力
されるデータをシリアルで受け取り、このデータのレベ
ルの変化を読み取って光ディスク5へのレーザの照射を
制御する。
レーザを照射し、光ディスク5からデータを読み出すと
共に、CD−ROMデコーダ1にて符号化されたデータ
を光ディスク5に記録していく。光ディスク5は、例え
ば、1度だけの書き込みが可能な記録膜を有するCD−
Rディスク、又は、多数回の書き換えが可能な記録膜を
有するCD−RWディスクである。CD−Rディスクで
は、有機色素で形成される記録膜が高パワーレーザの熱
によって融解され、穴状のピットが形成されてデータが
記録される。一方、CD−RWディスクでは、レーザの
急熱、急冷によって記録層に非晶質相が形成され、光の
反射率が変更されることによってデータが記録される。
ピックアップ制御回路6は、光ディスク5からの読み取
り信号に基づいて、光ディスク5に対するピックアップ
4の相対的な位置を制御する。
ダ1に接続され、ホストコンピュータからCD−ROM
デコーダ1に入力されるCD−ROMデータを一時的に
記憶する。CD−ROMデコーダ1では、誤り検出符号
EDC及び誤り訂正符号ECCが1ブロック毎に算出さ
れると共に、算出された符号が1ブロック分のデータに
対して付加されるため、CD−ROMデコーダ1での処
理には少なくとも1ブロック分のCD−ROMデータが
必要となる。そこで、それぞれの処理で必要な1ブロッ
ク分のCD−ROMデータを記憶するようにバッファR
AM7が設けられる。
されたメモリを内蔵するワンチップマイコンで構成さ
れ、その制御プログラムに従ってCD−ROMデコーダ
1の動作を制御する。これと同時に、制御マイコン8
は、ホストコンピュータから入力されるコマンドデータ
を内蔵のメモリに記憶し、ホストコンピュータからの指
示に従って各部の動作を制御する。
デコーダ1では、CD−ROMデータに対する誤り検出
符号及び誤り訂正符号の付加の処理が、ホストコンピュ
ータからのCD−ROMデータの入力、デジタル信号処
理回路2へのCD−ROMデータの出力と並列して行わ
れる。この際、CD−ROMデコーダ1に含まれる誤り
訂正処理や誤り検出処理を行う個々の処理回路は、それ
ぞれの処理を順番に行っており、このため、それぞれの
処理に合わせて時分割でバッファRAM7にアクセスが
なされる。このような場合、例えば、誤り訂正処理がな
されているときには、この処理にバッファRAM7への
アクセスが占有されており、他の処理回路がバッファR
AM7へのアクセス許容待ちの状態となる。したがっ
て、誤り訂正処理や誤り検出処理の個々の処理を如何に
速く行っても、CD−ROMデコーダ1としての全ての
処理を完了させるのに一定以上の時間が必要となる。こ
のため、処理速度の更なる高速化が困難となっていた。
的に処理し、システム全体としての処理速度の高速化を
可能とする誤り訂正処理装置を提供することを目的とす
る。
に鑑み成されたもので、その特徴とするところは、バッ
ファメモリに接続され、所定のバイト数単位でブロック
を構成するデジタルデータをバッファリングしつつ誤り
検出符号及び誤り訂正符号を付加するデータ処理装置に
おいて、前記デジタルデータを1ブロック単位で前記バ
ッファメモリへ書き込む第1のインターフェースと、前
記バッファメモリから1ブロック単位で前記デジタルデ
ータを読み込んで誤り検出符号を算出する検出処理回路
と、前記誤り検出符号の付加された前記デジタルデータ
を1ブロック単位で読み込んで誤り訂正符号を算出する
訂正処理回路と、前記デジタルデータ、前記誤り検出符
号及び前記誤り訂正符号を格納する内部メモリと、前記
内部メモリに格納されるデータを1ブロック単位で出力
する第2のインターフェースと、を備えたことにある。
あるCD−ROMデコーダの概略構成を示すブロック図
である。CD−ROMデコーダ11は、ホストインター
フェース12、外部メモリ制御回路13、EDC処理回
路14、ECC処理回路17、内部メモリ制御回路1
5、内部RAM16、及びDSPインターフェース18
が同一の半導体基板上に形成されて構成され、このCD
−ROMデコーダにバッファRAM19が外付けされ
る。ここに示すCD−ROMデコーダ11及びバッファ
RAM19は、図8に示すCD−ROMデコーダ1及び
バッファRAM7にそれぞれ対応するものである。
ンピュータと接続され、CD−ROMデコーダ11とホ
ストコンピュータとのインターフェースを成す。外部メ
モリ制御回路13は、CD−ROMデコーダ11に外付
けされるバッファRAM19に接続され、バッファRA
M19へのCD−ROMデータの書き込み及び読み出し
を制御する。
Random Access Memory)等の読み出し及び書き込みが
自由な記録媒体からなり、ホストインターフェース1
2、或いは、DSPインターフェース18に取り込まれ
るCD−ROMデータを一時的に格納する。EDC処理
回路14は、CD−ROMデータの記録時において誤り
検出符号EDC(P)(EDC parity)を算出すると共に、
CD−ROMデータの再生時において符号誤りの有無を
検出する。ECC処理回路17は、CD−ROMデータ
の記録時において誤り訂正符号ECC(P符号語、Q符
号語のそれぞれのparity)を算出すると共に、CD−R
OMデータの再生時においてデータの符号誤りを訂正す
る。
デコーダ11に内蔵される内部RAM16に接続され、
内部RAM16へのデータの書き込み及び読み出しを制
御する。内部RAM16は、バッファRAM19と同様
に読み出し及び書き込みが自由な記録媒体からなる。こ
の内部RAM16は、CD−ROMデータを少なくとも
2ブロック分記憶できる容量に形成される。即ち、通常
のフォーマットのCD−ROMデータは、1ブロックが
2352バイトで構成されていることから、内部RAM
16の容量は38Kビット以上必要となる。
信号処理回路(DSP:Digital Signal Processor)に
接続され、CD−ROMデコーダ11とDSPとのイン
ターフェースを成す。
すCD−ROMデコーダ11の動作を説明する。図2及
び図3は、CD−ROMデータの記録時、或いは、再生
時におけるCD−ROMデコーダ11の各部のデータの
流れをそれぞれ説明するタイミング図である。ここで
は、先ず、図2を参照し、CD−ROMデータの記録時
におけるデータの流れを説明する。
で入力される2048バイトのデータS(n)は、先ず、
ホストインターフェース12へ取り込まれる。このホス
トインターフェース12では、例えば、モード1の場
合、2048バイトのデータに対し、同期データ〔12
バイト〕及びヘッダデータ〔4バイト〕が付加される。
そして、同期データ及びヘッダデータの付加処理が完了
した後に外部メモリ制御回路13へ出力され、バッファ
RAM19にデータが書き込まれる。
た複数ブロック分のデータのうちのブロックnのCD−
ROMデータS(n)は、外部メモリ制御回路13を介し
て内部メモリ制御回路15へ読み出され、内部RAM1
6に書き込まれる。これと併行して、ブロックnのデー
タS(n)は、外部メモリ制御回路13を介してEDC処
理回路14へ読み出される。そして、EDC処理回路1
4にて、取り込まれたデータに対して演算処理が施さ
れ、誤り検出符号EDC(P)が算出される。そして、算
出された誤り検出符号EDCが内部メモリ制御回路15
へ出力される。
符号EDCは、内部メモリ制御回路15を介して内部R
AM16に書き込まれる。このとき、内部RAM16に
は、バッファRAM19から読み出されたCD−ROM
データS(n)が格納されており、このデータに対して誤
り検出符号EDCを付加する形で内部RAM16への書
き込みが行われる。誤り検出符号EDCの付されたデー
タS(n)は、内部メモリ制御回路15を介してECC処
理回路17に読み出される。そして、ECC処理回17
にて、取り込まれたデータに対して所定の演算処理が施
され、2系列の誤り訂正符号ECCが算出される。この
ECCのP符号語及びQ符号語は、図4に示すように、
CD−ROMデータが上位バイト及び下位バイトに分離
された各プレーンの1032個のシンボルデータに対
し、Pシーケンス及びQシーケンスに従って24個毎及
び43個毎にそれぞれ2個ずつ付される。
正符号ECCは、内部メモリ制御回路15を介して内部
RAM16に書き込まれる。この際、内部RAM16へ
の書き込みは、内部RAM16に格納される誤り検出符
号EDC(P)の付されたデータに対し、更に、誤り訂正
符号ECCを付加する形で行われる。そして、誤り検出
符号EDC及び誤り訂正符号ECCが付加されたデータ
は、DSPインターフェース18へ出力され、このDS
Pインターフェース18を介してDSP側へ出力され
る。
ュータからのデータの取り込み処理、及び、EDC処理
回路14へのデータの読み出し処理がバッファRAM1
9に割り当てられる。そして、それ以降のEDC処理回
路14による誤り検出符号EDCの書き込み処理からD
SPインターフェース18へのデータの出力処理までが
内部RAM16に割り当てられる。したがって、ホスト
コンピュータからのデータが取り込まれている期間であ
っても、これと無関係に、誤り検出符号EDC及び誤り
訂正符号ECCの算出に係る処理を常時処理していくこ
とができる。これにより、CD−ROMデコーダ11に
よる一連の処理に要する時間を大幅に短縮することがで
き、この結果、システム全体としての処理速度の高速化
が可能となる。これに加え、本実施形態においては、内
部RAM16をCD−ROMデコーダ11と同一の半導
体基板上に形成しており、内部RAM16を介したデー
タ転送の処理速度を高速化している。
デコーダ11によるバッファRAM19へのアクセスが
ホストコンピュータから転送されるデータを取り込む時
のみとなっている。このため、バッファRAM19への
アクセスに余裕を確保することができ、この結果、例え
ば、制御マイコン等の他の処理回路からのアクセス要求
に対する許容量を拡大することができる。
タの再生時におけるCD−ROMデコーダ11の各部の
データの流れを説明する。DSP側から1ブロック毎に
入力されるデータS(n)は、DSPインターフェース1
8を介して内部RAM16及びバッファRAM19のそ
れぞれに書き込まれる。内部RAM16に書き込まれた
データS(n)は、次のデータS(n+1)が入力されるのに併
行してECC処理回路17へ読み出される。そして、E
CC処理回路17にて、取り込まれたデータに対し、記
録時に付加された誤り訂正符号ECCに基づいた符号誤
りの訂正処理が行われる。訂正処理の結果、データS
(n)に誤りがあれば、その誤りのある部分のみが正しい
データに書き換えられる。この書き換えは、内部RAM
16とバッファRAM19に記録されるCD−ROMデ
ータのそれぞれに対して同時に行われる。
RAM16からEDC処理回路14へ読み出される。そ
して、EDC処理回路14にて、取り込まれたデータに
対し、記録時に付加された誤り検出符号EDCに基づい
た演算処理が施され、符号誤りの有無が検出される。誤
り検出符号EDC自体は、誤りを訂正する機能を有して
いないため、符号誤りが検出された場合には、CD−R
OMデータにエラーフラグが付加されて出力される。
7及びEDC処理回路14への読み出し動作は、次のデ
ータS(n+1)がDSP側から入力される期間(1ブロッ
ク期間)内で完了する。そして、バッファRAM19に
記憶されたデータS(n)は、ホストコンピュータからの
要求に応答して順次ホストインターフェース12へ読み
出される。
データに対する符号誤りの訂正処理及び検出処理がバッ
ファRAM19と内部RAM16に分割して割り当てら
れる。このため、内部RAM16からECC処理回路1
7、或いは、EDC処理回路14へデータが読み出され
る期間でバッファRAM19に対するアクセスが停止
し、ホストコンピュータへのCD−ROMデータの転送
のタイミングを広い範囲で設定できるようになる。この
結果、CD−ROMデータの転送速度を高速化すること
ができ、倍速再生等に好適に対応することができる。
M16に対する書き込みアドレス信号及び読み出しアド
レス信号を供給するアドレス発生回路の構成を示すブロ
ック図である。また、図6(a)、(b)は、データ記
録時におけるバッファRAM19及び内部RAM16の
利用状態の一例を説明する模式図であり、図7(a)、
(b)は、データ再生時における内部RAM16及びバ
ッファRAM19の利用状態の一例を説明するものであ
る。このアドレス発生回路は、CD−ROMデコーダ1
1と同一の半導体基板上に形成され、バッファRAM1
9及び内部RAM16のそれぞれに対応して独立して設
けられる。
ス発生器21〜24、ラッチ25a、b、マルチプレク
サ27a、b、加算器27a、b、アドレス選択部28
で構成される。第1のアドレス発生回路21は、RAM
のデータ記録領域内に設けられる1ブロック分の領域内
の所定領域を順次インクリメントするアドレス信号WA
を発生する。第2のアドレス発生器22は、1ブロック
分の領域内の所定領域を誤り訂正処理や検出処理に対応
する固有の順序で指定するアドレス信号CAを発生す
る。第3のアドレス発生器23は、データ記録領域内の
1ブロック分の領域の先頭アドレスを示す先頭アドレス
信号WAhを生成する。第4のアドレス発生器24は、
データ記録領域を0〜最終番地までを所定の順序で順次
指定していくアドレス信号RAを生成する。ラッチ25
a、bは、第4のアドレス発生器24から出力されるア
ドレス信号RAのうち、1ブロック分の領域の先頭アド
レスを示すアドレスをそれぞれ1ブロック単位でラッチ
する。マルチプレクサ26aは、先頭アドレス信号WA
h及びラッチ25bの出力とを取り込み、CD−ROM
デコーダ11全体の動作を統括する制御マイコンからの
指示に応じて何れか一方を選択して出力する。マルチプ
レクサ26bは、先頭アドレス信号WAh及びラッチ2
5bの出力を取り込み、マルチプレクサ26aと同様
に、制御マイコンの指示に従って何れか一方を選択して
出力する。加算器27aは、マルチプレクサ26aの出
力及びアドレス信号WAを加算する。加算器27bは、
マルチプレクサ26bの出力及びアドレス信号CAを加
算する。アドレス選択部28は、加算器27a、bの出
力及びアドレス信号RAを取り込み、これらの中から1
つを選択してバッファRAM19、或いは、内部RAM
16へアクセスアドレスとして出力する。このアドレス
選択部28は、制御マイコンと接続されており、アドレ
ス選択部28では、ホストコンピュータからのデータの
取り込みや誤り訂正処理等の各種処理に合わせて逐次ア
クセスアドレスを選択、決定することができる。
時とで説明を区分けし、先ずは、図6(a)、(b)を
参照してCD−ROMデータの記録時におけるアドレス
発生回路の動作を説明する。尚、CD−ROMデコーダ
11では、各種処理が複数のブロック対して並列に時分
割で行われている。そこで、ここでは、ホストコンピュ
ータからの取り込みの処理がブロックn+1のデータ、
誤り訂正処理がブロックnのデータ、DASへのデータ
出力処理がブロックn−1のデータに対し、それぞれ並
列に行われているものとする。
ックn+1番目のデータS(n+1)がホストコンピュ
ータから転送されたとき、この入力データS(n+1)
は、バッファRAM19のブロックn+1用に割り当て
られた領域へ書き込まれる。この際、アドレス発生回路
は、マルチプレクサ26aにて先頭アドレスWAh側を
選択し、加算器26aにてアドレス信号WA及び先頭ア
ドレス信号WAhを加算し、この加算信号を書き込みア
ドレス信号WA(E)として出力する。この書き込みア
ドレス信号WA(E)は、1ブロック分の領域内の所定
領域を順次指定するアドレス信号WAと、ブロックn+
1に割り当てられる領域の先頭アドレスを示す先頭アド
レス信号WAhとが加算されて生成されるため、図6
(a)に示すように、ブロックn+1に割り当てられる
領域を順次指定する信号となる。そして、アドレス選択
部28にて、この書き込みアドレス信号WA(E)が選
択され、データS(n+1)が所定の領域に書き込まれ
る。
(n+1)の取り込み処理に併行して、ブロックnのデ
ータS(n)に対する誤り訂正処理、即ち、誤り訂正符
号ECC及び誤り検出符号EDCと、内部RAM16へ
のデータ出力処理とが行われている。この際、アドレス
発生回路は、誤り訂正処理の場合、マルチプレクサ26
bにて先頭アドレス信号WAh側を選択し、加算器27
bにて選択し、先頭アドレス信号WAh及びアドレス信
号CAを加算して訂正アドレス信号CA(E)として出
力する。この訂正アドレス信号CA(E)は、1ブロッ
ク分の領域内の所定領域を訂正処理に合わせた固有の順
序で指定するアドレス信号CAと、ブロックnに割り当
てられる領域の先頭アドレスを示す先頭アドレス信号W
Ahとが加算されて生成されるため、図6(a)に示す
ように、ブロックnに割り当てられる領域を固有の順序
で指定する信号となる。そして、アドレス選択部28に
て訂正アドレス信号CA(E)が選択され、ブロックn
のデータに対して誤り訂正処理が施される。一方、内部
RAM16への出力処理の場合、アドレス選択部28に
てアドレス信号RAが選択される。このアドレス信号R
Aは、読み出しアドレス信号RA(E)として出力さ
れ、これにより、ブロックnの領域に既に書き込み済み
のデータが出力データS(n)として内部RAM16へ
順次出力される。
ッファRAM19からのデータS(n)の出力処理に併
行して、内部RAM16へのデータS(n)の書き込
み、データS(n)に対する誤り訂正処理及びデータS
(n−1)の出力処理が行われる。この際、アドレス発
生回路は、データS(n)の書き込みの場合、マルチプ
レクサ26aにて選択される先頭アドレス信号WAh及
びアドレス信号WAを加算した書き込みアドレス信号W
A(E)をアドレス選択部28にて選択し、内部RAM
16へ出力する。また、誤り訂正処理の場合、マルチプ
レクサ26bにて選択されるアドレス信号WAh及びア
ドレス信号CAを加算した訂正アドレス信号CA(E)
をアドレス選択部28にて選択し、アクセスアドレスと
して出力する。そして、データS(n−1)の出力処理
の場合、アドレス信号RAをアドレス選択部28にて選
択し、読み出しアドレス信号RA(E)として出力す
る。尚、アドレス選択部28による書き込みアドレス信
号WA(E)、訂正アドレス信号CA(E)、読み出し
アドレス信号RA(E)の選択は、各種処理に合わせて
並列に時分割で行われる。
D−ROMデコーダ11の再生処理におけるアドレス発
生回路の動作を説明する。尚、CD−ROMデコーダ1
1では、再生処理時においても、記録処理時と同様に、
各種処理が複数のブロック対して並列に時分割で行われ
ている。そこで、ここでは、DSPからの取り込みの処
理がブロックn+1のデータ、誤り訂正処理がブロック
nのデータ、ホストコンピュータへのデータ出力処理が
ブロックn−1のデータに対して行われているものとす
る。
ックn+1番目のデータS(n+1)がDSP側から転
送されたとき、この入力データS(n+1)は、バッフ
ァRAM19及び内部RAM16へ書き込まれる。この
際、アドレス発生回路では、アドレス選択部28にてア
ドレス信号RAが選択され、書き込みアドレスWA
(D)として出力される。これにより、入力データS
(n−1)は、ブロックnのデータS(n)が格納され
る領域の次の領域から入力順序に従って順次書き込まれ
る。
RAM19及び内部RAM16へのデータS(n+1)
の書き込み処理と併行して、バッファRAM19及び内
部RAM16を用いたブロックnのデータS(n)に対
する誤り訂正処理、即ち、符号誤りの訂正処理及び検出
処理が行われる。この際、アドレス発生回路は、マルチ
プレクサ26aにてラッチ25bの出力を選択し、加算
器27bにてラッチ25bの出力及びアドレス信号CA
を加算し、この加算信号を訂正アドレス信号CA(D)
として出力する。この訂正アドレス信号CA(D)は、
既に入力済みの1ブロック前のデータS(n)の先頭ア
ドレスであるラッチ26bの出力WAh’及び1ブロッ
ク内の所定の領域を特定の順序で指定するアドレス信号
CAが加算されて生成されるため、図7(a)、(b)
に示すように、ブロックnのデータS(n)が記録され
る領域を特定の順序で指定する信号となる。そして、ア
ドレス選択部にて、この訂正アドレス信号CA(E)を
選択し、バッファRAM19/内部RAM16に対して
アクセスアドレスとして出力する。
ータS(n)への誤り訂正処理と併行して、内部RAM
16を用いたブロックn−1のデータS(n−1)の出
力処理が行われる。この際、アドレス発生回路は、マル
チプレクサ26aにてラッチ25bの出力を選択し、加
算器27aにてラッチ25bの出力及びアドレス信号W
Aを加算し、この加算信号を読み出しアドレス信号RA
(D)として出力する。この読み出しアドレス信号RA
(D)は、入力データS(n+1)に対して2ブロック
前のデータS(n−1)の先頭アドレスを示すラッチ2
5bの出力WAh’及び1ブロック内の所定の領域を順
次指定するアドレス信号WAが加算されて生成されるた
め、図7(b)に示すように、ブロックn−1が格納さ
れる領域を順次指定していく信号となる。そして、アド
レス選択部28にて読み出し信号RA(D)を選択し、
アクセスアドレスとして内部RAM16に出力する。こ
れにより、内部RAM16に格納されていたデータS
(n−1)がホストコンピュータへ出力される。
てCD−R/RWディスクを用いるCD−R/RWシス
テムを例示したが、本願発明はこれに限られるものでは
なく、データの書き込みが可能な記録媒体として、DV
D−R等のその他の媒体を用いるシステムにも適用する
ことが可能である。
からのデータの取り込み処理、及び、EDC処理回路へ
のデータの読み出し処理がバッファRAMに割り当てら
れる。そして、それ以降の処理が内部RAMに割り当て
られる。したがって、ホストコンピュータからデータが
取り込まれている期間であっても、これと無関係に、誤
り検出符号EDC及び誤り訂正符号ECCの算出に係る
処理を常時処理していくことができる。これにより、C
D−ROMデコーダによる一連の処理に要する時間を大
幅に短縮することができ、この結果、システム全体とし
ての処理速度の高速化が可能となる。
ク図である。
部のデータの流れを説明するタイミング図である。
部のデータの流れを説明するタイミング図である。
図である。
ある。
ファRAM19/内部RAM16の利用状況を説明する
図である。
ファRAM19/内部RAM16の利用状況を説明する
図である。
すブロック図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 バッファメモリに接続され、所定のバイ
ト数単位でブロックを構成するデジタルデータをバッフ
ァリングしつつ誤り検出符号及び誤り訂正符号を付加す
るデータ処理装置において、前記デジタルデータを1ブ
ロック単位で前記バッファメモリへ書き込む第1のイン
ターフェースと、前記バッファメモリから1ブロック単
位で前記デジタルデータを読み込んで誤り検出符号を算
出する検出処理回路と、前記誤り検出符号の付加された
前記デジタルデータを1ブロック単位で読み込んで誤り
訂正符号を算出する訂正処理回路と、前記デジタルデー
タ、前記誤り検出符号及び前記誤り訂正符号を格納する
内部メモリと、前記内部メモリに格納されるデータを1
ブロック単位で出力する第2のインターフェースと、を
備えたことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項2】 前記内部メモリは、前記検出処理回路か
ら出力される前記誤り検出符号を前記デジタルデータに
付加するように格納すると共に、前記訂正処理回路から
出力される前記誤り訂正符号を前記デジタルデータに前
記誤り検出符号が付加されたデータに対して付加するよ
うに格納することを特徴とする請求項1に記載のデータ
処理装置。 - 【請求項3】 前記第2のインターフェースは、前記誤
り訂正符号及び前記誤り検出符号が付加されたデジタル
データを1ブロック単位で取り込んで前記バッファメモ
リ及び前記内部メモリへ出力し、前記訂正処理回路は、
前記内部メモリから読み出されるデジタルデータに誤り
訂正処理を施して訂正処理結果を前記内部メモリ及び前
記バッファメモリへ出力し、前記検出処理回路は、前記
内部メモリから読み出される前記誤り訂正処理が施され
たデジタルデータに誤り検出処理を施し、前記第1のイ
ンターフェースは、前記バッファメモリに格納される前
記誤り訂正処理及び前記誤り検出処理の施されたデータ
を取り込んで1ブロック単位で出力することを特徴とす
る請求項1に記載のデータ処理装置。 - 【請求項4】 前記バッファメモリへのデータの入出力
を制御する外部メモリ制御回路と、前記内部メモリへの
データの入出力を制御する内部メモリ制御回路と、を更
に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
かに記載のデータ処理装置。 - 【請求項5】 前記内部メモリは、前記デジタルデータ
を少なくとも2ブロック分格納可能な容量を有すること
を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のデ
ータ処理装置。
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