JP2002319233A - デジタル信号記録再生装置 - Google Patents

デジタル信号記録再生装置

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JP2002319233A
JP2002319233A JP2001123849A JP2001123849A JP2002319233A JP 2002319233 A JP2002319233 A JP 2002319233A JP 2001123849 A JP2001123849 A JP 2001123849A JP 2001123849 A JP2001123849 A JP 2001123849A JP 2002319233 A JP2002319233 A JP 2002319233A
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data
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digital signal
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Masakazu Ikeda
政和 池田
Satoshi Sato
聡 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ上の不連続なデータを連続的に記録再
生を可能とするメモリ制御手段を具備したデジタル信号
記録再生装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、メモリにアクセスする際のア
ドレス生成時に、ブロックカウンタに加えてアドレス変
換テーブルを具備して、ブロックカウンタにより得られ
た連続的な値をアドレス変換テーブルに設定した任意の
ブロックアドレスに変換することで、メモリ上に点在し
た不連続なエリアに格納されたブロックデータに対して
連続して処理することが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号が記
録される光ディスクの記録再生装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】DVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)
は、CD(コンパクト・ディスク)の約7倍の容量をもつ
媒体である。DVDにデータを記録する媒体としては、DVD
-RAMやDVD-R、DVD-RWがある。記録できるメディアは、
近年のCD-Rに見られるように、今後最も期待できる分野
であるといえる。
【0003】物理ディスク上のデータは数バイトのセク
タ構造単位により扱われ、セクタは信号処理の段階にし
たがって、“データセクタ”405、“記録セクタ”407及
び“物理セクタ”408と呼ばれる。図4は、物理セクタを
構成するための処理順序(エンコード処理手順)を示
す。図5は、セクタ構造を示す。“データセクタ”405
は、図5に示されるようにメインデータ2048バイトと、I
D等のデータの識別アドレス情報12バイト及び誤り検出
符号(EDC:Error Dtection Code)の4バイトからなる2064
バイトのデータで、172バイト×12行で構成される。セ
クタ情報(Data Field Information)3バイト及びセク
タ番号(Data Field Number)1バイトにより構成される
ID 501の4Bに対し、ID誤り検出符号IED 502が付加され
る。スクランブル前のデータセクタ2060バイトにつけら
れたチェック符号であるEDC 505は、スクランブルが正
しいかどうか、エラー訂正をほどいた後で誤訂正をして
いないかのチェックを行うために用いる。EDC算出後、
“データセクタ”405のメインデータの2048バイトにス
クランブルをかける。更に、ECCブロックを構成する16
の“データセクタ”405にわたりクロスリードソロモン
誤り訂正符号が符号付加される。“記録セクタ”407
は、ECC符号付加後のセクタであり、外符号パリティPO
及び内符号パリティPIを付加した“データセクタ”405
である。POとPIは、16の“データセクタ”405毎に形成
されるECCブロック内で生成される。“物理セクタ”408
は、“記録セクタ”407の91バイト毎の先頭に同期信号
(SYNC符号)を加えて、8/16変換による変調の後のセク
タである。
【0004】図6は、ECCブロック図である。ECCブロッ
クは、情報フィールドとしてスクランブルされた16の
“データセクタ”405で形成される。172バイト×12行×
16データセクタに等しい172バイト×192行が情報フィー
ルドとして、外符号パリティPO603の16バイトを172列の
各列に付加してリードソロモンRS(208,192,17)の外符号
を形成する。次に、内符号パリティPI 602の10バイトを
PO 603を含む208行全てに付加して、RS(182,172,11)の
内符号を形成する。
【0005】図6で見られるECCブロックは、インターリ
ーブを施し、変調されて光ディスク上に記録される。イ
ンターリーブ後は、外符号パリティPO16行をデータエリ
ア12行毎に1行づつ挿入される。行インターリーブ後のE
CCブロック内13行×182バイトの部分は、前述のように
“記録セクタ”407と呼ばれ、行インターリーブ後のECC
ブロックは、16の“記録セクタ”407により構成される
ことを意味する。
【0006】通常、ディスク再生時の誤り訂正や、記録
時の誤り訂正符号付加は、RAMといったメモリ上におい
て行われる。16記録セクタ407である208行×182バイト
のECCブロックデータは、行インターリーブされてメモ
リ上の37856バイトのエリアに格納され、ある程度の容
量をもつメモリ上には数個(図6中のn+1個のブロック)
のECCブロックが格納できる。
【0007】上記、エンコード処理手順におけるデータ
を記録再生する装置の一例として、図2に示す。図2はエ
ンコード及びデコード回路に加えて、リアルタイム記録
を実現するために再スクランブル手段を備えたデジタル
信号記録再生装置である。図2における201は光ディス
ク、202は光ディスク201のデータの記録/再生を行うピ
ックアップ、203は光ディスクを回転させるスピンドル
モータである。204は光ピックアップ202等の制御を行う
サーボ、205はレーザードライバである。206は、データ
の変復調処理を行う変復調手段、101は各手段からのメ
モリアクセスを制御するメモリ制御手段、208はデータ
のスクランブルやデスクランブル処理(スクランブルを
解く処理)を行いインターフェースとのアクセスを制御
する入出力手段である。209は光ディスク201より読み出
されたアナログ再生信号の波形等化処理、2値化及び同
期クロック生成を行うリードチャネルである。210は記
録時にPI方向及びPO方向の誤り訂正符号を付加し、再生
時には誤り訂正をする誤り訂正/符号付加手段である。
また、211は、リアルタイム記録時にデータのIDを付替
えて再スクランブルする再スクランブル手段である。10
2はデータを格納するバッファメモリ、213は、上位装置
とのデータの入出力制御を行うインターフェース、214
はシステムを統括するマイコンである。
【0008】図2の記録再生装置における通常のエンコ
ード処理手順について説明する。インターフェース213
から入力されるデータは、入出力手段208によりIDやEDC
等を付加してスクランブル処理されて、メモリ制御手段
101を介してメモリ102に記録される。メモリ102に格納
されたECCブロックのデータに対し、誤り訂正/符号付
加手段210によりメモリ制御手段101を介して、データが
読み出される。読み出されたデータに対して誤り訂正符
号を付加し、再びメモリ102に記録される。誤り訂正符
号を付加されたブロックデータは、変復調手段206によ
り読み出されて、インターリーブ処理や変調処理を施
し、レーザードライバ205及びピックアップ202を介し
て、光ディスク201に記録される。
【0009】また、デコード処理手順について説明す
る。光ディスク201より読み出されたデータは、リード
チャネル209においてアナログ再生信号の波形等化処
理、2値化及び同期クロック生成される。生成されたデ
ジタル信号は、変復調手段206に入力され、ID検出及び
復調処理されて、メモリ制御手段101を介し、メモリ102
に記録される。メモリ102に記録されたデータは、誤り
訂正/符号付加手段210により読み出され、メモリ102上
のデータの誤り訂正を行う。メモリ102に格納された誤
り訂正済データは、入出力手段208によりデスクランブ
ル処理されて、インターフェース213に出力される。
【0010】デコード及びエンコード時のECCブロック
のデータは、図6で見られるようなメモリ上に連続して
格納される。メモリ制御手段101は、メモリ102をリング
バッファとしてのブロック連続処理をブロック管理す
る。図2の記録再生装置におけるブロックアクセスのタ
イミング図として、図7に示す。図7は、各処理の処理時
間を示しており、図中の番号(m)はメモリ上のブロック
番号とする。再生処理の場合、まずディスクより読み出
された復調データがメモリ上のブロック番号mに格納さ
れる。続けてディスクより読み出されたデータの復調を
行いブロック番号m+1に格納すると同時に、ブロック番
号mの誤り訂正処理を行う。更に、誤り訂正済みのブロ
ックに対しては出力処理を行う。記録処理の場合も同様
に、インターフェースより入力されたデータをメモリ上
のブロック番号mに格納する。メモリに格納されたブロ
ックmのデータに対して符号付加、変調処理を行いディ
スクへ記録する。符号付加及び変調処理時にも同時にイ
ンターフェースからの入力処理が行われたとすると、ブ
ロック番号m+1に格納することが出来る。このように、
メモリ上において複数ブロックの処理を連続して行うこ
とが出来る。
【0011】図2に示す記録再生装置において、入出力
用のバッファと誤り訂正用のバッファは兼用することに
よりメモリ1個で構成される。インターフェースから入
力されたデータを全て、誤り訂正符号付加及び変調処理
してディスクに書き込めば図7のように連続処理して高
速に記録することが出来る。しかし、インターフェース
より入力されたデータ全てをディスクに記録するとは限
らない。また、連続してエンコードする場合にはメモリ
の連続したエリアに格納する必要があるため、後に残し
ておきたいデータが存在する場合は、上書しないように
別のエリアに移動しておく必要が生じる。再生の場合も
同様で、ディスクより読み出されたデータ全てをインタ
ーフェースに出力するとは限らない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように入出力用
のバッファと誤り訂正用のバッファを兼用して1個のメ
モリでデータの記録再生を行う記録再生装置において、
インターフェースから入力されたデータに対して全てエ
ンコード処理するとは限らないため、メモリ上に格納さ
れたデータのブロック管理をする必要が生じ、メモリア
クセスの制御が必要となる。
【0013】本発明は、メモリ上に点在したブロックデ
ータを連続して処理するメモリ制御手段を有する記録再
生装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、メモリ制御手
段内にあるアドレスカウンタの値を別に定義されたアド
レス変換テーブルにより変換して出力することで、メモ
リアクセス時のブロック管理及びアドレス生成を容易に
することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施例であるデジタ
ル信号記録再生装置におけるメモリ制御手段の構成を示
すブロック図である。101はメモリ制御手段で、102はデ
ータを格納するメモリである。103はメモリアクセス時
のアドレスを生成するアドレス生成手段で、104はアド
レスカウンタである。105はメモリ格納ブロック処理数
(blk)、106はECCブロックの行(row)、107はECCブロック
の列(clm)のそれぞれのカウンタである。108はブロック
アドレスを任意に変換するテーブル、109は生成された
アクセスアドレスである。アドレスカウンタはそれぞれ
のアクセス手段用に別々に準備し、110はそれぞれのア
ドレスカウンタを選択するセレクタである。111は図2に
おける入出力手段や変復調手段といったメモリアクセス
を要求するアクセス手段であり、112はアクセス手段111
のメモリアクセス要求を制御するDMA(Direct Memory A
ccess)制御手段である。113はメモリアクセス要求に応
じてメモリアクセスコマンドを生成するコマンド生成手
段、114はアクセス手段との入出力データを制御するデ
ータ選択手段、115はアドレス生成手段103により生成さ
れたアドレスをメモリアクセス時のアドレスに変換する
アドレス変換手段である。
【0017】以下、図1に示されるメモリ制御手段の動
作について説明する。
【0018】本発明の第1の実施例では、ブロックカウ
ンタの値を変換するテーブル108を有し、連続的に生成
されるカウンタ値を任意の不連続なブロックアドレスに
変換することが出来る。各アクセス手段111から出力さ
れるメモリアクセス要求(REQ)に応じて、DMA制御手段11
2において優先的に動作させるアクセス手段を決定す
る。メモリアクセス要求の決定の情報として、アクセス
手段111にはアクセス許可信号(ACK)を返す。メモリ制御
手段101では、決定された要求に応じてメモリアクセス
するアドレスを生成する。メモリに格納される1ECCブロ
ックのデータは208行182列のデータで構成されることか
ら、行カウンタ106及び列カウンタ107により1ECCブロッ
クの行と列のアドレスを生成する。また、メモリには複
数のECCブロックが格納できることから、行列のアドレ
スで生成されるECCブロックを格納するメモリ内のブロ
ックアドレスも生成する。各メモリアクセス手段111に
よるメモリアクセスは同時に起こることから、メモリ制
御手段101のアドレス生成手段103ではそれぞれのアクセ
スに対応するアドレスカウンタ104が独立して存在す
る。それぞれのアドレスカウンタ104により生成された
アドレス109は、決定したアクセス要求により選択さ
れ、メモリアドレスに変換してメモリ102に出力され
る。同時に、決定されたアクセス要求に応じてメモリ10
2からのREADやWRITEといったコマンドを出力し、各アク
セス手段111はアクセス要求許可によりメモリ102に格納
するデータの出力やメモリ102から読み出されるデータ
の取り込みを行う。
【0019】記録の場合を用いて、メモリ制御手段101
によるブロックアドレス制御について説明する。記録の
場合は、図2の例で見られたようにデータ入力、誤り訂
正符号付加、変調出力のメモリアクセス手段111が存在
する。そのため、メモリ制御手段101には、入力、符号
付加、変調のそれぞれのアドレスカウンタ104を有す
る。アドレスカウンタ104内のブロックカウンタ105は、
1ブロック処理した際にインクリメントするカウンタと
する。また、それぞれのブロックカウンタの値に対応す
るアドレス変換テーブル108を有し、テーブルの構成数n
とすると、ブロックカウンタ105の値は0から(n-1)まで
とする。これにより、テーブル108にブロックアドレス
を設定することで、ブロックカウンタの複雑な制御をす
ることなく容易に不連続アドレスを生成することが出来
る。また、カウンタと組み合わせることで1ブロック毎
にアドレスを指定するのではなくて、複数のアドレスが
指定でき連続処理も可能である。
【0020】一例として、図8に示す。図8において、イ
ンターフェースによる入力とエンコード処理(符号付
加、変調)と2種類の変換テーブルを有し、入力された
数ブロックのうちの必要なデータのみエンコードする例
である。各テーブルの表は、左枠内の数字がブロックカ
ウンタの値で、右枠内の値が設定されたアドレス値とす
る。まず、インターフェース208からの入力としてデー
タがスクランブルされてメモリ102に記録される。1ブロ
ック記録毎に入力テーブル801にアクセスするブロック
アドレスを設定する。入力テーブル801にあるように、
カウンタ値0,1,2にそれぞれX,Y,Zを設定することで、メ
モリ102上の不連続のエリアに連続して記録することが
出来る。その際の、ブロックカウンタの動作は通常のイ
ンクリメント動作ですむことになり、ブロック処理数の
カウンタでよい。インターフェース213から入力された
データは必ずしもエンコードしてディスクに記録すると
は限らないため、入力テーブルとは別のエンコードテー
ブル802を有し、入力データとは異なるメモリアクセス
を制御する。
【0021】図8では、エンコードテーブル802には、カ
ウンタ値0,1に対し、アドレスZ,Xを設定することで、Z
アドレスのデータのエンコード、Xアドレスのデータの
エンコードを続けて行う。これにより、入力済みデータ
の選別や順序の入れ替えが可能となる。図8の例では、
入力テーブル801とエンコードテーブル802の2種類とし
たが、エンコードテーブル802の代わりに符号付加用の
テーブルと変調用のテーブルを有しても同様に処理する
ことが出来る。全て別々のテーブルを有する際は、それ
ぞれが独立してアドレスが設定でき、処理開始も独立し
て起こることから、外部マイコンなどによりそれぞれの
処理を開始するタイミングを管理する必要がある。ま
た、図8に見られるように複数の処理を1つのテーブルで
行う場合には、前段の処理が終了した際に続けて後段の
処理を行うように制御すれば、後段の処理の開始タイミ
ングを管理しなくてもよい。
【0022】図9にブロック連続制御のフローチャート
を示す。図8に見られるように、符号付加と変調は1つの
アドレステーブル802を用いて、符号付加が終了したブ
ロックを変調処理するように制御する。変調処理のメモ
リアクセス要求に対して、REQ要求の許可信号を生成す
る。前段の処理が終了902した際に(この場合は、符号付
加処理終了)、許可を開始し(903)、後段(変調処理)の処
理終了904した際には許可も終了する。しかし、前段の
処理と後段の処理の処理時間は異なるため、単に後段終
了時に許可も終了するのではなくて、それぞれのブロッ
クカウンタを比較することで続けて処理できるブロック
がある場合は続けて処理を許可する。図9中のAは前段の
処理が処理中であるポインタを示すブロックカウンタ
値、Bは後段の処理のポインタを示すブロックカウンタ
値である。後段終了時904には後段のブロックカウンタ
はインクリメントして処理終了する(906)。同時に、カ
ウンタの比較(907)を行い、カウンタ値が同じ場合は前
段が処理しているブロックに追いついていることから、
後段の連続処理は許可しない(908)。カウンタ値が異な
る場合は、前段の処理が先に進んでいることから、後段
の連続処理を許可する(909)。これにより、同じテーブ
ルを使用する処理において、後段の処理は開始タイミン
グ管理を必要とせず、前段の処理が終了したブロックを
すべて処理開始することでよい。この場合における、符
号付加は比較する前段の処理が存在しないので、別途タ
イミング信号により処理開始するものとする。また、入
力されたデータを全て入力順にエンコード処理する場合
は、1つのテーブルに集約することが出来、符号付加の
開始タイミングも必要とせずに、図9のフローチャート
による制御により符号付加処理を制御することで、同様
に連続処理を行うことも出来る。この場合、最初にデー
タを入力する際にブロックアドレスを指定するだけで済
む。
【0023】更に、本発明の第1の実施例ではブロック
アドレスとして、ブロックカウンタ105をテーブル変換
したものと、ブロックカウンタ値そのものを選択するこ
とが出来る。よって、ブロックカウンタ値そのもののア
ドレスを用いることで、アクセス手段毎のテーブル設定
をすることなく、メモリ102をリングバッファとして連
続的に高速に処理することも出来る。
【0024】以上、本発明の第1の実施例では、デジタ
ル信号記録再生装置におけるメモリ制御手段において、
ブロックカウンタとアドレス変換テーブルを用いること
で、擬似的なリングバッファを構成し、容易にメモリ上
の不連続エリアのデータを連続的に処理することが出来
る。それにより、従来のメモリ共用のシステムで必要と
なるデータの再読み込みやメモリ上のデータ操作による
メモリ配置の再構築が不要となり、空きエリアに格納し
たデータのままで連続的に高速処理が可能となる。
【0025】次に第2の実施例について図3を用いて説明
する。図3は、図2で示すデジタル信号記録再生装置にお
ける再スクランブル手段の詳細図である。図2の実施例
において、再スクランブル手段はリアルタイム記録時に
用いられ、変調処理中のデータに対しIDを付替えて再ス
クランブル処理することで、変調処理中に何らかの書き
込みエラーが発生した場合に続けて再スクランブルデー
タを変調出力できるものである。変調処理中のエラーの
有無により次に変調処理を行うデータとして、次のブロ
ックデータあるいは、変調処理中のデータの再スクラン
ブルデータを切替えることで、ホストよりデータを再読
み込みせずに連続してディスクに記録することが出来、
動画などのAVデータの記録再生を実現するようスリップ
処理が可能である。図3に見られるように、再スクラン
ブル手段は、元のIDによりデスクランブルする手段301
と新しいIDを生成し付加する手段303と新しいIDにより
スクランブルする手段302により構成される。そこで、
再スクランブル手段211におけるそれぞれの手段の演算
処理をON/OFF可能とすることで、任意のブロックデータ
のデータ演算回路として兼用することが出来る。図2の
例ではメモリ102に記録されるデータは、記録再生とも
にスクランブルが施されているデータである。
【0026】データの再生時にディスクから読み出され
るデータは、全てがインターフェースへ出力される再生
データとは限らず、PDL(Primary Defect List:一次欠
陥リスト)データなどの情報データが読み出される場合
がある。マイコン214などにより外部参照する場合は、
マイコン214によりスクランブルをといて読み出して別
のメモリに格納しておく必要が生じる。しかし、スクラ
ンブルをといた状態でメモリ102にあるほうが参照する
際には都合よく、別のメモリを準備する必要もない。そ
のために、データのデスクランブルを任意に行う回路が
必要となる。再スクランブル手段211は、デスクランブ
ル手段301を有していることからエンコード処理とは別
に再スクランブル手段211を起動させることでデータの
デスクランブル処理を行う。その際、ON/OFF可能なデス
クランブル手段301をON、ID生成手段303をOFF、スクラ
ンブル手段302をOFFとすることで対応できる。そのた
め、既存の回路をON/OFF可能として任意に起動させるこ
とで、新規回路を追加することなく処理が実現すること
が出来る。また、記録再生用のバッファとしてのメモリ
102上をマイコンなどの外部参照用のメモリとしても用
いることが出来る。
【0027】記録時には、インターフェース213より入
力されるデータは入力手段208によりスクランブルされ
てメモリ102に記録される。そのため、マイコン214によ
り任意に準備したデータをエンコード処理する場合に
は、別途データのスクランブルを行う必要がある。その
際、デスクランブル手段301をOFF、ID生成手段303をOF
F、スクランブル手段をONとすることで対応できる。任
意にスクランブルする演算手段の代替となる。また、再
スクランブル手段211に読み出されるデータと、メモリ1
02に格納するデータのブロックアドレスは任意に指定す
ることが出来れば、メモリ102の別エリアにコピーしな
がらデスクランブル/スクランブル処理を行うことも出
来る。ただし、入出力のブロックアドレスを同じものに
指定すれば、メモリ102上のデータを処理して上書きす
ることになる。更に、再スクランブル手段211の各演算
手段を全てOFFとすれば、メモリ102上におけるセクタ単
位(ブロック単位)のコピー処理も可能となる。
【0028】記録再生装置としてメモリ102を数ブロッ
クのリングバッファとして処理する場合は、ディスクへ
の記録やインターフェースへの出力のデータと無関係の
データは、リングバッファ外へコピーする必要がある。
そのため、リング内のデータをリングバッファ外へ出す
場合や、別のデータをリングバッファ内へ挿入する場合
は、その後の処理において連続的に行うためにはメモリ
102上でブロックデータのソートを行う必要性が生じ、
無駄なメモリアクセスが増大してしまう。更に、そのソ
ート処理中は通常の記録再生処理を行えず、無駄な待ち
時間が生じてしまう。しかし、メモリ102内のブロック
を不連続に処理できさえすれば、複雑なデータのソート
等の処理は行う必要がない。
【0029】以上、本発明の第2の実施例では、デジタ
ル信号記録再生装置の再スクランブル手段における各手
段の演算処理をON/OFF可能とすることで、新規に回路追
加することなくメモリ上のデータの演算処理を容易に行
うことが出来る。
【0030】更に、本発明の第1の実施例であるアドレ
ス変換テーブルを用いたメモリ制御手段と組み合わせる
ことで、デスクランブル演算及びスクランブル演算を行
ったデータをリングバッファ内でコピーやソートなどに
より順番を整える必要がなく、アドレス変換テーブルに
のみ順番を正して設定することで演算後のデータも同様
に連続的に処理することが出来る。
【0031】
【発明の効果】以上、メモリにアクセスする際のアドレ
ス生成時に、ブロックカウンタとブロックカウンタ値を
変換するテーブルを有し、ブロックアドレスの変換を行
うことで、メモリ上の不連続なエリアに格納されたデー
タに対して連続的に処理することが出来、メモリ上のデ
ータ配置の再構築による不要なメモリアクセス時間の削
減を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるメモリ制御手段の
構成を示すブロック図である。
【図2】従来のデジタル信号記録再生装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例である再スクランブル手
段の構成を示すブロック図である。
【図4】エンコード処理手順を示す図である。
【図5】1データセクタを示すフォーマット図である。
【図6】1ECCブロックデータを示すフォーマット図であ
る。
【図7】記録再生処理時のタイミングチャート図であ
る。
【図8】第1の実施例であるメモリ制御手段の記録時の
タイミングチャート図である。
【図9】第1の実施例であるメモリ制御手段のREQ許可条
件生成のフローチャート図である。
【符号の説明】 101…メモリ制御手段、102…メモリ、103…アドレス生
成手段、104…アドレスカウンタ、105…ブロックカウン
タ、106…行カウンタ、107…列カウンタ、108…アドレ
ス変換テーブル、109…生成アドレス、110…アドレス選
択手段、111…メモリアクセス手段、112…DMA制御手
段、113…コマンド生成手段、114…データ選択手段、11
5…アドレス変換手段、201…光ディスク、202…ピック
アップ、203…スピンドルモータ、204…サーボ、205…
レーザードライバ、206…変復調手段、208…入出力手
段、209…リードチャネル、210…誤り訂正/符号付加手
段、211…再スクランブル手段、213…インターフェー
ス、214…マイコン、301…デスクランブル手段、302…
スクランブル手段、303…ID生成手段、401…IDデータ、
402…ID+IED、403…ID+IED+RSV+メインデータ、404…ス
クランブル前のデータセクタ、405…スクランブル後の
データセクタ、406…スクランブル後の16データセク
タ、407…16記録セクタ、408…物理セクタ、501…ID、5
02…IED、503…RSV、504…メインデータ、505…EDC、60
1…セクタデータ、602…PI、603…PO、604…メモリ、80
1…入力アドレス変換テーブル、802…エンコードアドレ
ス変換テーブル、803…メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 570 G11B 20/18 570H 572 572C 572F 574 574E 574H Fターム(参考) 5B065 BA03 CA12 CC04 CC08 CE12 5D044 AB01 BC04 CC06 DE03 DE24 DE38 DE54 DE96 EF03 EF05 FG09 FG10 GK04 GK12 5D090 AA01 BB05 CC14 EE11 EE16 FF25 FF49 GG27 GG36

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】i行×j列(i、j:自然数)のマトリクス構
    造で1ブロックを構成するデータをk(k:自然数)ブロ
    ック一時記憶するメモリと、該メモリを制御しアクセス
    するアドレスを生成するメモリ制御手段を具備するデジ
    タル信号記録再生装置において、 該メモリ制御手段は、ブロック単位の処理数をカウント
    するブロックカウンタと、任意に値を変換テーブルに設
    定可能で該ブロックカウンタの値を該設定値に変換する
    手段を具備し、前記ブロックカウンタの値に対応する前
    記変換テーブル設定値により前記メモリ上のブロックア
    ドレスが得られることを特徴とするデジタル信号記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】前記メモリ制御手段は、アドレスを生成す
    るアドレスカウンタを具備し、該アドレスカウンタは前
    記ブロック処理数のカウンタと、前記マトリクス構造デ
    ータの行及び列のカウンタにより構成され、該ブロック
    処理カウンタの値をアドレス変換テーブルの値により変
    換されたブロックアドレスと、前記行及び列カウンタに
    よる行及び列アドレスにより前記メモリへアクセスする
    アドレスを生成することを特徴とする請求項1記載のデ
    ジタル信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1、2記載のブロックカウンタ
    は、1ブロック処理終了ごとにインクリメントするカウ
    ンタであって、前記変換テーブルがn(n:自然数)個で
    構成される場合に、0から(n-1)までカウントすることを
    特徴とするデジタル信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、3記載のデジタル信号記録再
    生装置は、前記メモリにアクセスするm(m:自然数)個
    のアクセス手段を具備し、前記アドレスカウンタは該ア
    クセス手段ごとに独立して構成し、アドレス変換テーブ
    ルも独立して設定することが可能であることを特徴とす
    るデジタル信号記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のメモリアクセス手段は、前
    記メモリ制御手段に対してメモリアクセス要求信号を出
    力するものであって、 前記メモリ制御手段は、前記行及び列アドレスカウンタ
    により各アクセス手段によるメモリアクセスのブロック
    終了タイミング信号を生成し、該終了タイミング信号及
    び他のアクセス手段のブロックカウンタとの値比較によ
    り、次ブロックの開始タイミング信号を生成し、前記ア
    クセス手段のメモリアクセス要求信号に対して許可する
    か否かを判定することを特徴とするデジタル信号記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】データをh(h:自然数)バイト単位に区切
    り、識別アドレスと誤り検出符号を付加し、誤り訂正符
    号を付加してセクタを構成し、i(i:自然数)セクタ単
    位でブロックを構成し、j(j:自然数)バイト単位のデ
    ータに分割し、同期信号を付加してフレームを構成し、
    更にフレームデータが変調されて記録されている光ディ
    スクを記録再生するデジタル信号記録再生装置におい
    て、 入力されたデータにスクランブルをかけてメモリに記録
    する入力手段と、該データを一時記憶するメモリと、該
    メモリにあるスクランブル済のデータを読み出して誤り
    訂正符号演算を行い訂正符号付加して書き込む手段と、
    該誤り訂正符号付加済のデータを変調則に従って変調す
    る手段と、前記メモリに記録されたスクランブル処理済
    のセクタデータに別の識別アドレスを付加して再びスク
    ランブルし、前記メモリに記録する手段、を具備するデ
    ジタル信号記録再生装置であって、 該再スクランブル手段は、前記メモリから読み出された
    スクランブルデータのスクランブルを解く手段と、別の
    識別アドレスを付加する手段と、該付加した識別アドレ
    スにより再びスクランブルしてメモリに記録する手段に
    より構成され、該それぞれの手段は演算処理の実行及び
    停止が任意に切替え可能であることを特徴とするデジタ
    ル信号記録再生装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の任意に演算処理動作切替え
    が可能な再スクランブル手段は、ディスクへの記録処理
    とは独立して動作することが出来ることを特徴とするデ
    ジタル信号記録再生装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の再スクランブル手段による
    データを読み込むブロックアドレスとデータを書き込む
    ブロックアドレスは、前記メモリにおける異なるアドレ
    スを指定可能であることを特徴とするデジタル信号記録
    再生装置。
  9. 【請求項9】請求項6記載の再スクランブル手段におい
    て、前記スクランブルを解く手段を処理実行、前記識別
    アドレス付加手段を処理停止、前記スクランブル手段を
    処理停止とすることで、前記メモリに記録されたスクラ
    ンブル済みデータのスクランブルを解く演算手段とする
    ことを特徴とするデジタル信号記録再生装置。
  10. 【請求項10】請求項6記載の再スクランブル手段にお
    いて、前記スクランブルを解く手段を処理停止、前記識
    別アドレス付加手段を処理停止、前記スクランブル手段
    を処理実行とすることで、前記メモリに記録されたスク
    ランブルがかかっていないデータにスクランブル処理す
    る演算手段とすることを特徴とするデジタル信号記録再
    生装置。
  11. 【請求項11】請求項6記載の再スクランブル手段にお
    いて、構成するすべての手段を演算処理停止とすること
    で、前記メモリに記録されたデータを該メモリの別のエ
    リアに複写する手段とすることを特徴とするデジタル信
    号記録再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007012259A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Thomson Licensing Avデコーダ中のメモリアクセスを管理するための方法および装置
JP2011192206A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Toshiba Corp 半導体メモリ映像蓄積再生装置及びデータ書込み/読出し方法
JP2013200802A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Mega Chips Corp 半導体記憶装置

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