JP2001156649A - デジタルデータ符号化処理回路、符号化処理方法、及び符号化処理回路を備えるデジタルデータ記録装置 - Google Patents

デジタルデータ符号化処理回路、符号化処理方法、及び符号化処理回路を備えるデジタルデータ記録装置

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JP2001156649A
JP2001156649A JP33257199A JP33257199A JP2001156649A JP 2001156649 A JP2001156649 A JP 2001156649A JP 33257199 A JP33257199 A JP 33257199A JP 33257199 A JP33257199 A JP 33257199A JP 2001156649 A JP2001156649 A JP 2001156649A
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルデータ記録媒体、例えばDVDへの
記録の速度を高めるために、外部記憶メモリへのアクセ
ス量を抑えるシステムを提供する。 【解決手段】 エラー検出用符号の生成とスクランブル
処理とを並行して行ない、その直後にセクタ単位のデー
タの内符号を生成して、ID、該IDのエラー検出用符
号、スクランブルされたデータ、セクタ単位のエラー検
出用符号、及び内符号とを、一時記憶メモリに書き込
む。このことにより、従来技術では一時記憶メモリに対
しアクセスが3回必要なところを、1回で済ませる。E
CCブロック単位まで上記の処理を実施した後で、EC
Cブロック外符号の生成付加、ECCブロック外符号に
関する内符号の生成付加を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】デジタルデータ記録媒体、特
に、DVD(Digital Video Disc)
への記録時における符号化回路、符号化方法、及び該符
号化回路を備える記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記憶手段として利用されるDVDにおい
て、記録データは、通常、図3に示すようなECC(E
rror Correction Code)ブロック
構造を備える。このECCブロック構造は、短時間の大
容量データの転送という目的に適うものである。ECC
ブロック構造は、大きさ2064バイトのデータセクタ
を16個含む。各データセクタの構造は、図4に示され
る。
【0003】ホストコンピュータからDVDに書き込ま
れるべきユーザデータは2048バイト毎に分けられ
る。その分けられた2048バイトについて、各データ
セクタのアドレス情報とそのセクタの素性とを表すID
の4バイト、IDのエラー検出符号であるIEDの2バ
イト、リザーブ領域としてRSVの6バイト、セクタに
対するエラー検出符号であるEDC(Error De
tection Code)の4バイト、合計で16バ
イトが付加され、データセクタとなる。従って、各デー
タセクタは、2048+16=2064バイトで構成さ
れている。そして、このデータセクタは、後述するエラ
ー訂正のためのパリティビットを符号化するために、1
72バイト×12行のデータ構造(図4)に分割され
る。
【0004】ここで、図4に示すように、2048バイ
トのユーザデータ内の個々の相対アドレスは、「D0」
から「D2047」までの表記により表される。D0か
らD159までのデータは1行目、D160からD33
1までのデータは2行目、・・・D1708からD18
79までのデータは11行目、D1880からD204
7までのデータは12行目に、分割される。
【0005】大容量のデータを扱うDVDへの記録デー
タには、データの信頼性を向上させるために、エラー訂
正符号(ECC)が計算されて付加される。即ち、16
のデータセクタを一つの固まり(ブロック)とし、この
16セクタのブロックに対して、リードソロモン符号で
ある積符号を求め、それらをエラー訂正符号(ECC)
として付加し使用する。このようにエラー訂正符号の計
算が行われる単位であるブロックが、「ECCブロッ
ク」と呼ばれる。
【0006】ECCブロックの積符号化では、まず縦方
向(列方向)のバイト列ごとに符号化を行い、得られた
16バイトのECC符号を、関連する列の後に付加す
る。付加されるECC符号の全体(16バイト×172
バイト)は、PO(Parity of Outer;
外符号)部と呼ばれている(図3参照)。
【0007】次に、ECCブロックの横方向(行方向)
について、バイト行ごとに符号化を行い、得られた10
バイトのECC符号を、関連する行の後に付加する。付
加されるECC符号の全体(10バイト×208行)
は、PI(Parity ofInner;内符号)部
と呼ばれている(図3参照)。図3においても示されて
いるように、PI部には、PO部に関するPIパリティ
(図3のPI−2部分)も存在する。
【0008】その後、ECCブロックをDVDに記録す
るときは、周知のように1つのECCブロックを16の
物理セクタに変換する。この物理セクタは、まず、上述
したデータセクタ2064バイト(172バイト×12
行)に該データセクタに対応するPI部を加えた12行
と、それに続けてPO部の1行を抜き出して付加した1
82バイト×13行の2336バイトを構成し(このこ
とは、一般に「インターリーブする」と呼ばれる。)、
次に、これを91バイトの「SYNC Frame」に
26等分して、そのそれぞれの「Sync Fram
e」の先頭に2バイト分のシンク(Sync)コードを
付加して2418バイトの物理セクタを得る。このよう
にして得られる物理セクタに必要な変調処理を行ったも
のをディスクに書込むことによってDVDへの記録が行
われる(図5参照)。
【0009】ホストコンピュータから転送されるユーザ
データを符号化し、変調するまでの、上記の信号処理過
程においては、データの一時記憶領域として外部記憶メ
モリ(例えば、DRAM)の利用が不可欠である。次
に、以下において、従来技術におけるその過程とそこで
利用される外部記憶メモリへのアクセス量について、E
CCブロック単位に着目して、説明する。
【0010】(1)まず、ホストコンピュータから送ら
れるユーザデータを、外部記憶メモリへのアクセス処理
を管理するバッファ・マネジャを介して、2Kバイト
(1データセクタ)ずつ外部記憶メモリに格納する。こ
の格納作業が16データセクタに関して行なわれる。こ
のとき、外部記憶メモリへのアクセス量は、2048バ
イトの書き込み×16セクタ=32768バイト(数字
)となる。
【0011】(2)次に、各データセクタに対して、I
D(4バイト)、IED(2バイト)、RSV(6バイ
ト)の付加を行う。このとき、外部記憶メモリへのアク
セス量は、 ・12バイトの書き込み×16セクタ=192バイト
(数字) となる。
【0012】(3)次に、各データセクタに対して、E
DCコードの演算及びその付加を行う。EDCコードの
演算においては、周知の技術を利用する。各データセク
タにおいて先頭から2060バイトまでのデータを基礎
にしてEDCコードを求める演算がなされ、導出された
4バイトのEDCコードは、各データセクタの末尾アド
レス上に付加される。このとき、外部記憶メモリへのア
クセス量は、 ・(2060バイトの読み取り+4バイトの書き込み)
×16セクタ=33024バイト(数字) となる。
【0013】(4)次に、ユーザデータ(2048バイ
ト×16セクタ)に対するスクランブル処理が行われ
る。スクランブルについては、周知の技術を利用する。
読み取ったユーザデータをスクランブルし外部記憶メモ
リへ書き戻す。このとき、外部記憶メモリへのアクセス
量は、 ・(2048バイトの読み取りと書き込み)×16セク
タ=65536バイト(数字) となる。
【0014】(5)次に、スクランブル処理が終了した
16セクタのデータにおいて、バイト列毎に演算して得
られるPO部の、パリティ演算と付加を行う。このと
き、外部記憶メモリへのアクセス量は、 ・(192バイトの読み取りと16バイトのパリティ書
き込み)×172列=35776バイト(数字) となる。
【0015】(6)次に、スクランブル処理が終了した
16セクタのデータ、及び上記(5)において付加され
たPO部データにおいて、バイト行毎に演算して得られ
るPI部のパリティ演算と付加を行う。このとき、外部
記憶メモリへのアクセス量は、 ・(172バイトの読み取りと10バイトのパリティ書
き込み)×208行=37856バイト(数字) となる。この「208行」は、ユーザデータ192行と
PO部データ10行とから、構成される。
【0016】(7)PO部とPI部とのパリティが付加
された16データセクタに対して、インターリーブしシ
ンクコードを付加して、さらに8−16変調処理を行
う。8−16変調処理に委ねるに際しての、外部記憶メ
モリへのアクセス量は、 ・(2366バイトの読み取り)×16セクタ=378
56バイト(数字) となる。
【0017】以上のような従来技術での信号処理過程で
は、1つのECCブロックの信号処理を終えてディスク
(DVD)へ書き込むべきデータを生成するまでには、
外部記憶メモリへのデータアクセス量が膨大となる。例
えば、上記の例では、総アクセス量(即ち、数字から
数字までの総和)は、 ・243008バイト(数字) となる。
【0018】ところで、DVDの記録時の標準速度(一
倍速)におけるECCブロック周期は、規格上、約(1
/42)秒(周波数;約42Hz)と取り決められてい
る。即ち、ディスク上に上記ECCブロックを1ブロッ
クだけ書き込む時間は、約(1/42)秒である。この
ECCブロック周期内で、上記「243008バイト」
(数字)のデータ量が外部記憶メモリ上でアクセス
(書き込み又は読み取り)されなければならないことに
なる。
【0019】現在汎用利用される外部記憶メモリを使用
すると、例えば、アクセスタイムが50ns(ナノ秒)
程度のDRAMを使用して16ビット幅でアクセスする
と、DRAMに対するバンド幅(単位時間当りで、最大
でどれだけのデータ量をアクセスできるかを表す数字)
は、精々約30−40Mバイト/秒である。つまり、上
記のECCブロック周期内では、30−40Mバイト/
42=約1Mバイト弱(数字)のアクセスが可能であ
る。この数字と、上記数字「243008バイト」と
を比較すると、 ・「数字」>「数字」 であるから、この場合(即ち、一倍速時)では問題は生
じない。
【0020】しかし、今後、DVDへの記録の速度を、
CD(Compact Disk)への記録処理が高速
化したのと同様に、高速化させるとするならば、単位時
間当りに外部記憶メモリでアクセス処理すべきデータ量
を増大させなければならない。すると、上記「数字」
が増大することになるが、従来の技術では単位時間当り
のアクセス処理可能データ量は、上記「数字」以下に
限定されている。つまり、従来の技術を用いた上記のよ
うな信号処理過程およびシステムでは、外部記憶メモリ
へのアクセス処理が律速段階になってしまい、DVD記
録高速化は不可能であるという問題点が生じる。
【0021】上記問題点を解決する一つの方策として、
外部に記憶メモリを設けるのではなく、信号処理過程の
回路(例えば、図1における信号処理回路4)の内部に
記憶メモリを配してバンド幅を大きくする方策が考案さ
れている。しかし、この方策では外部記憶メモリを配置
するよりもコスト面で高価になり、効率的で安価なDV
D記録装置(システム)を提供するという趣旨には反す
ることになる。
【0022】特開平10−126279号や特開平10
―261263号において、一時記憶手段(一時外部記
憶メモリ)へのアクセス量を軽減する方法が記載されて
いる。しかし、いずれもデジタル記録データを再生する
場合に主眼をおいて、アクセス量軽減を考察している。
デジタルデータを記録するときに構成可能な手順の特性
を、生かしたものではない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、DVDへの書込みの速度を高めるために、外部記憶
メモリへのアクセス量を極力抑えるシステムを提供する
こと、及びそのシステムを用いた効率的で安価なDVD
記録装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するためになされたものである。第1の発明に係る
デジタルデータ符号化回路は、一時記憶メモリと、セク
タ単位のデータに、IDと、該IDのエラー検出用符号
とを生成し付加するID生成回路と、セクタ単位のデー
タのエラー検出用符号を生成し付加するEDC生成回路
と、セクタ単位にデータをスクランブルする第1のスク
ランブル回路と、所定の長さで区切られたデータストリ
ームを順次読み、その所定の長さのデータに関するエラ
ー訂正用符号を生成して付加するECC生成回路とを含
み、上記ECC生成回路により、(1)ECCブロック
単位のデータのうちユーザデータ部分の、外符号の生
成、(2)ECCブロック単位のデータのうちユーザデ
ータ部分の、内符号の生成、(3)ECCブロック単位
のデータのうち上記(1)の外符号部分の、内符号の生
成、以上のエラー訂正用符号の生成付加を行なうもので
ある。このデジタルデータ符号化回路において、セクタ
単位のデータを、一時記憶メモリに1回アクセスして読
み取り、読み取られたデータに関して、EDC生成回路
によりエラー検出用符号を生成し、第1のスクランブル
回路によりスクランブルを施し、上記のIDと、該ID
のエラー検出用符号と、セクタ単位のエラー検出用符号
と、スクランブルされたデータとに基づいて、上記EC
C生成回路により、該セクタ単位のデータに関する上記
(2)の内符号を生成し、上記のIDと、該IDのエラ
ー検出用符号と、スクランブルされたデータと、セクタ
単位のエラー検出用符号と、上記内符号とを、一時記憶
メモリに書き込み、上記ID生成付加、IDのエラー検
出用符号生成付加、データのスクランブル、セクタのエ
ラー検出用符号生成付加、及び内符号生成付加を、EC
Cブロック分行ない、続いてECCブロックのデータに
関して、一時記憶メモリからデータを読み取りつつ、上
記ECC生成回路により、該ECCブロック単位のデー
タに関する上記(1)の外符号を生成し、作成された外
符号を一時記憶メモリに書き込み、更に、上記ECC生
成回路により、該ECCブロック単位のデータに関する
上記(3)の内符号を生成し、作成された内符号を一時
記憶メモリに書き込む、ことを特徴とする。
【0025】第2の発明に係るデジタルデータ符号化回
路は、データをスクランブルする第2のスクランブル回
路と、一時記憶メモリと、セクタ単位のデータに、ID
と、該IDのエラー検出用符号とを生成し付加するID
生成回路と、セクタ単位にデータをデスクランブルする
デスクランブル回路と、上記のデスクランブルされたセ
クタ単位のデータから、エラー検出用符号を生成し付加
するEDC生成回路と、所定の長さで区切られたデータ
ストリームを順次読み、その所定の長さのデータに関す
るエラー訂正用符号を生成して付加するECC生成回路
とを含み、上記ECC生成回路により、(1)ECCブ
ロック単位のデータのうちユーザデータ部分の、外符号
の生成、(2)ECCブロック単位のデータのうちユー
ザデータ部分の、内符号の生成、(3)ECCブロック
単位のデータのうち上記(1)の外符号部分の、内符号
の生成、以上のエラー訂正用符号の生成付加を行なうも
のである。このデジタルデータ符号化回路において、一
時記憶メモリには第2のスクランブル回路によりスクラ
ンブルされたデータが書き込まれ、スクランブルされた
セクタ単位のデータを、一時記憶メモリに1回アクセス
して読み取り、読み取られたデータに関して、デスクラ
ンブル回路によりデスクランブルを施した上で、EDC
生成回路によりエラー検出用符号を生成し、上記のID
と、該IDのエラー検出用符号と、スクランブルされた
データと、セクタ単位のエラー検出用符号とに基づい
て、上記ECC生成回路により、該セクタ単位のデータ
に関する上記(2)の内符号を生成し、上記のIDと、
該IDのエラー検出用符号と、スクランブルされたデー
タと、セクタ単位のエラー検出用符号と、上記内符号と
を、一時記憶メモリに書き込み、上記ID生成付加、I
Dのエラー検出用符号生成付加、データのスクランブ
ル、セクタのエラー検出用符号生成付加、及び内符号生
成付加を、ECCブロック分行ない、続いてECCブロ
ックのデータに関して、一時記憶メモリからデータを読
み取りつつ、上記ECC生成回路により、該ECCブロ
ック単位のデータに関する上記(1)の外符号を生成
し、作成された外符号を一時記憶メモリに書き込み、更
に、上記ECC生成回路により、該ECCブロック単位
のデータに関する上記(3)の内符号を生成し、作成さ
れた内符号を一時記憶メモリに書き込む、ことを特徴と
する。
【0026】第3の発明に係る記録装置は、第1の発明
または第2の発明のデジタルデータ符号化回路を有する
ことを特徴とする。
【0027】第4の発明に係るデジタルデータ符号化方
法は、一時記憶メモリと、セクタ単位のデータに、ID
と、該IDのエラー検出用符号とを生成し付加するID
生成回路と、セクタ単位のデータのエラー検出用符号を
生成し付加するEDC生成回路と、セクタ単位にデータ
をスクランブルする第1のスクランブル回路と、所定の
長さで区切られたデータストリームを順次読み、その所
定の長さのデータに関するエラー訂正用符号を生成して
付加するECC生成回路とを含み、上記ECC生成回路
により、(1)ECCブロック単位のデータのうちユー
ザデータ部分の、外符号の生成、(2)ECCブロック
単位のデータのうちユーザデータ部分の、内符号の生
成、(3)ECCブロック単位のデータのうち上記
(1)の外符号部分の、内符号の生成、以上のエラー訂
正用符号の生成付加を行なう、デジタルデータ符号化回
路において、セクタ単位のデータを、一時記憶メモリに
1回アクセスして読み取り、読み取られたデータに関し
て、EDC生成回路によるエラー検出用符号の生成と、
第1のスクランブル回路によるスクランブル処理を、並
行して行ない、上記のIDと、該IDのエラー検出用符
号と、セクタ単位のエラー検出用符号と、スクランブル
されたデータとに基づいて、上記ECC生成回路によ
り、該セクタ単位のデータに関する上記(2)の内符号
を生成し、上記のIDと、該IDのエラー検出用符号
と、スクランブルされたデータと、セクタ単位のエラー
検出用符号と、上記内符号とを、第1の記憶手段に書き
込み、上記ID生成付加、IDのエラー検出用符号生成
付加、データのスクランブル、セクタのエラー検出用符
号生成付加、及び内符号生成付加を、ECCブロック分
行ない、続いてECCブロックのデータに関して、一時
記憶メモリからデータを読み取りつつ、上記ECC生成
回路により、該ECCブロック単位のデータに関する上
記(1)の外符号を生成し、作成された外符号を一時記
憶メモリに書き込み、更に、上記ECC生成回路によ
り、該ECCブロック単位のデータに関する上記(3)
の内符号を生成し、作成された内符号を一時記憶メモリ
に書き込む、ことを特徴とする。
【0028】第5の発明に係るデジタルデータ符号化方
法は、データをスクランブルする第2のスクランブル回
路と、一時記憶メモリと、セクタ単位のデータに、ID
と、該IDのエラー検出用符号とを生成し付加するID
生成回路と、セクタ単位にデータをデスクランブルする
デスクランブル回路と、上記のデスクランブルされたセ
クタ単位のデータから、エラー検出用符号を生成し付加
するEDC生成回路と、所定の長さで区切られたデータ
ストリームを順次読み、その所定の長さのデータに関す
るエラー訂正用符号を生成して付加するECC生成回路
とを含み、上記ECC生成回路により、(1)ECCブ
ロック単位のデータのうちユーザデータ部分の、外符号
の生成、(2)ECCブロック単位のデータのうちユー
ザデータ部分の、内符号の生成、(3)ECCブロック
単位のデータのうち上記(1)の外符号部分の、内符号
の生成、以上のエラー訂正用符号の生成付加を行なう、
デジタルデータ符号化回路において、一時記憶メモリに
は第2のスクランブル回路によりスクランブルされたデ
ータが書き込まれ、スクランブルされたセクタ単位のデ
ータを、一時記憶メモリに1回アクセスして読み取り、
読み取られたデータに関して、デスクランブル回路によ
りデスクランブルを施した上で、EDC生成回路により
エラー検出用符号を生成し、上記のIDと、該IDのエ
ラー検出用符号と、スクランブルされたデータと、セク
タ単位のエラー検出用符号とに基づいて、上記ECC生
成回路により、該セクタ単位のデータに関する上記
(2)の内符号を生成し、上記のIDと、該IDのエラ
ー検出用符号と、スクランブルされたデータと、セクタ
単位のエラー検出用符号と、上記内符号とを、一時記憶
メモリに書き込み、上記ID生成付加、IDのエラー検
出用符号生成付加、データのスクランブル、セクタのエ
ラー検出用符号生成付加、及び内符号生成付加を、EC
Cブロック分行ない、続いてECCブロックのデータに
関して、一時記憶メモリからデータを読み取りつつ、上
記ECC生成回路により、該ECCブロック単位のデー
タに関する上記(1)の外符号を生成し、作成された外
符号を一時記憶メモリに書き込み、更に、上記ECC生
成回路により、該ECCブロック単位のデータに関する
上記(3)の内符号を生成し、作成された内符号を一時
記憶メモリに書き込む、ことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下において、添付の図面を参照
しつつ、本発明に係る好適な実施形態を説明する。
【0030】図1は、本発明に係る第1の実施形態であ
るDVD記録システム2のブロック図を示す。該記録シ
ステム2は、主として信号処理回路4において稼動し、
制御部(CPU)6から動作の指示を受ける。信号処理
回路4は、DVDに記録すべきユーザデータをホストコ
ンピュータ8から受け取り、適宜外部記憶メモリ10を
利用して該ユーザデータを変換し、8−16変調回路1
2を経て出力する。
【0031】信号処理回路4は、ホストコンピュータ8
とのデータのインタフェース部であるホストインタフェ
ースブロック14と、外部記憶メモリ10へのアクセス
処理を管理するバッファ・マネジャ16と、符号化ブロ
ック18と、8−16変調を行なう8−16変調回路1
2とから構成される。さらに、符号化ブロック18は、
バッファ・マネジャ16を介して、ホストインタフェー
スブロック14、外部記憶メモリ10及び8−16変調
回路12とデータをやりとりし、その内部にID・IE
D・RSV生成回路20、シフトレジスタ22、EDC
生成回路24、スクランブル回路26、及びパリティ生
成回路28を備える。ID・IED・RSV生成回路2
0、シフトレジスタ22、EDC生成回路24、スクラ
ンブル回路26、及びパリティ生成回路28の詳細につ
いては、後で説明する。
【0032】図1に示されるブロック図を用いて、信号
処理回路4がユーザデータを変換し最後に8−16変調
するまでの順序を説明する。
【0033】まず、ホストから転送されるユーザデータ
はホストインタフェースブロック14を介し、バッファ
・マネジャ16を介して外部記憶メモリ10に書き込ま
れる。
【0034】(2Kバイト×16セクタ=)32Kバイ
トのデータが外部記憶メモリ10に蓄えられた時点で、
信号処理回路4を制御する制御部(CPU)6は、符号
化ブロック18に対して符号化命令を発行する。符号化
ブロック18が符号化命令を受け取ると、符号化ブロッ
ク18内のID・IED・RSV生成回路20が、各々
のデータセクタに対して、まず、IDの生成を行い外部
記憶メモリ10の該当アドレス部分に書き込む。
【0035】この時、IDの生成を信号処理回路4で行
うか、行わないかをCPU6から選択できるようにして
もよい。また、IDの中のアドレス情報は信号処理回路
4で自動生成されるようにするか、特定の内部レジスタ
(図示せず。)に設定された値を使用するか、CPU6
から選択できるようにしてもよい。
【0036】続いて、上記と同様に、ID・IED・R
SV生成回路20が、IDのエラー検出符号であるIE
Dを生成して外部記憶メモリ10の該当アドレス部分に
書き込む。このとき、IEDの生成、付加を実行する
か、実行せずに外部記憶メモリ10上の値を以降の符号
化にそのまま使用するか、を選択できるようにしてもよ
い。
【0037】更に上記と同様に、特定の内部レジスタ
(図示せず。)に設定されたRSVを外部記憶メモリ1
0の該当アドレス部位に書き込む。このとき、RSVの
付加を実行するか、実行せずに外部記憶メモリ10上の
値を以降の符号化に使用するか、を選択できるようにし
てもよい。
【0038】ID、IED、RSVの付加が終了した
後、符号化ブロック18は、外部記憶メモリ10からユ
ーザデータを、データセクタ単位毎に、先頭から内部の
シフトレジスタ20に順次取り込んでいく。
【0039】シフトレジスタ22に取り込まれたデータ
は、スクランブル回路26とEDC生成回路24とに、
同時に供給される。IDを含む最初の12バイトは、後
段のパリティ生成回路28にも同時に供給される。この
とき、EDC生成回路24に供給されるデータはID、
IED、RSVの12バイトとユーザデータの先頭D0
(即ち、1バイト目)からD2047(即ち、2048
バイト目)までである。それらデータから4バイトのE
DCコードが生成される。生成されたEDCコードは、
後段のパリティ生成回路28に適宜のタイミングで供給
される。また、このとき、スクランブル回路26に供給
されるデータは、ユーザデータの先頭D0からD204
7までの2048バイトである。それらデータに関して
スクランブルが行われ、スクランブルされたデータは、
後段のパリティ生成回路28に適宜のタイミングで供給
される。
【0040】即ち、後段のパリティ生成回路28に供給
されるデータは、図4に示されるデータセクタの観点か
らみると、以下のように構成される。 ◎シフトレジスタ22からの最初の12バイト(ID、
IED、RSV)とスクランブル回路26からのD0か
らD159までの160バイトとにより1行目が構成さ
れ、 ◎スクランブル回路26からのD160からD331ま
での172バイトにより2行目が構成され、以下同様に
して3行目から11行目までが構成され、 ◎そしてスクランブル回路26からのD1880からD
2047までの168バイトとEDC生成回路24から
の4バイトとにより12行目が構成される。
【0041】パリティ生成回路28では、上記のように
供給された12行(×172バイト)に基づいて行毎に
10バイトのPIパリティが生成される。この処理で生
成されるPIパリティは、ユーザデータ(172バイト
×12行)に対するものであるから、図1に示されるP
I−1部のパリティである。生成されたPIパリティは
供給される172バイトの行毎にパリティ位置に付加さ
れる。行データはPIパリティが付加され順次シフトレ
ジスタ22へ戻され、更に12行分が外部記憶メモリ1
0へバッファ・マネジャ16を介して書き戻される。
【0042】従来技術における信号処理過程では、
(3)EDCコードの演算と、(4)スクランブル処理
と、(6)PIパリティ生成とにおいて、それぞれ別々
に外部記憶メモリ10のユーザデータを読み取る(即
ち、都合略3回読み取る)が、本発明に係る第1の実施
形態では、外部記憶メモリ10への1回の読み取りで済
ませている。また、従来技術における信号処理過程で
は、(5)POパリティ生成を行なってからその後
(6)PIパリティ生成を行なうのであるが、後でも説
明するように本発明に係る第1の実施形態では、(6)
PIパリティ生成を行ないその後(5)POパリティ生
成を行なう。仮に、POパリティ生成をPIパリティ生
成よりも先に行なおうとすると、(3)EDCコード演
算と(4)スクランブル処理の後に、必ず一旦外部記憶
メモリ10にデータを書き込む処理を設けなければなら
ない。即ち、POパリティ生成を先に行なうのではな
く、PIパリティ生成を先に行なうことにより、上記の
ように従来技術での3回の読み取りが1回の読み取りに
減少する。
【0043】デジタル記録データを再生する装置、例え
ばDVDを再生する装置においては、まず、ECCブロ
ックにおける列方向にデータを読みそれと該列に備わる
POパリティとを比較して、必要であればデータを訂正
し、続いて、ECCブロックの行方向にデータを読みそ
れと該行に備わるPIパリティとを比較して、更に必要
であればデータを訂正する。図6に示すように、例え
ば、CD40に損傷42(等)が加えられてしまうよう
な場合、(ECCブロックにおける)行方向に連続して
データ(ビット値)が損なわれる可能性が、(ECCブ
ロックにおける)列方向に連続してデータが損なわれる
可能性に比べて、大幅に高いため、まず列方向のデータ
チェックによりデータ訂正を行なうことが合理的である
からである。従って、デジタル記録データの再生装置に
おいては、列方向及びPOパリティに係る処理を先行さ
せるのであるが、本発明のようにデジタルデータの記録
装置においては、かかるような合理性は存在せず、従っ
て、別の観点、即ち、外部記憶メモリへのアクセス量を
減少させるという観点からは、行方向及びPIパリティ
に係る処理を先行させることが合理的である。このよう
に本発明は、デジタルデータを記録するときに構成可能
な手順の特性を生かしたものである。。
【0044】符号化ブロック18が外部記憶メモリ10
からユーザデータをシフトレジスタ22に順次取り込
み、スクランブル処理、EDCコードの生成付加、及び
PIパリティの生成付加するまでを、16データセクタ
分(即ち、1ECCブロック分に相当)繰り返す。この
ことにより、1ECCブロックについて、(2)ID,
IED,RSVの付加、(3)EDCコードの生成、付
加、(4)ユーザデータのスクランブル処理、(6)P
Iパリティの大部分(即ちPI−1パリティ部分)の生
成、付加が終了したことになる。
【0045】次に、書き戻したブロックデータ(32K
バイト)について、POパリティを生成付加する。バッ
ファ・マネジャ16を介して、バイト列方向にデータを
順次読み出して、シフトレジスタ22に取り込む。シフ
トレジスタ22に取り込まれたデータは、順次パリティ
生成回路28に直接供給されてPOパリティが順次生成
され、生成されたパリティは、シフトレジスタ22、バ
ッファ・マネジャ16を介して外部記憶メモリ10へ書
き戻される。これらの処理によって、(5)POパリテ
ィ(16バイト×172列)の生成、付加が終了したこ
とになる。
【0046】最後にPOパリティ部(172バイト×1
6行)に対するPIパリティ(図1のPI−2部分)を
生成するため、外部記憶メモリ10からバッファ・マネ
ジャ16を介して、POパリティ部分を読み取り、シフ
トレジスタ22からパリティ生成回路28に順次データ
が供給されて残りのPIパリティが生成され、生成され
たパリティはシフトレジスタ22、バッファ・マネジャ
16を介して外部記憶メモリ10へ書き戻されて、全て
の符号化処理が終了する。
【0047】符号化処理が終了したデータは、バッファ
・マネジャ16を介して8−16変調回路12に読み出
され、順次8−16変調が行われて外部のディスク書き
こみ部に渡されディスク(DVD)に記録される。8−
16変調処理については、公知のものを利用するため説
明を省略する。
【0048】図2は、本発明に係る第2の実施形態であ
るDVD記録システム2’のブロック図を示す。このブ
ロック図における信号処理回路4では、ホストインタフ
ェースブロック14とバッファ・マネジャ16との間
に、第2のスクランブル回路30が配される。即ち、ホ
ストコンピュータ8から受け取ったデータを、ホストイ
ンターフェースブロック14を介し、バッファ・マネジ
ャ16を介して外部記憶メモリ10へ格納する段階で第
2のスクランブル回路30に通過させ、まずスクランブ
ル処理を終了させてしまう。よって、図1に配されてい
るようなシフトレジスタ22とパリティ生成回路28と
の間のスクランブル回路26が、第2の実施形態では存
在せず、PI−1部分(図1参照)のPIパリティ生成
のためにパリティ生成回路28に供給されるデータにつ
いては、EDCコード4バイト以外はシフトレジスタ2
2から直接供給される。
【0049】但し、EDC生成回路24にてEDCコー
ドを生成する際に、EDC生成回路24にはスクランブ
ル処理を施す前のデータが供給されなければならない。
よって、図2に示すように、シフトレジスタ22とその
後段のEDC生成回路24との間には、デスクランブル
回路32が配されている。
【0050】第2の実施形態のDVD記録システム2’
において、この第2のスクランブル回路30によるスク
ランブル処理を行うか否かをCPUにより選択可能と
し、第1の実施形態のDVD記録システム2でのスクラ
ンブル回路26によるスクランブル処理も実行するか否
かを選択可能としてもよい。
【0051】これまでの説明においては、記録媒体とし
てDVDを取り上げてきた。本発明発明は、DVDに限
定されず他のデジタル記録媒体、例えばCD(コンパク
ト・ディスク)などへの記録においても、応用すること
ができる。
【0052】上記でも既に述べたが、従来技術における
信号処理過程では、(3)EDCコードの演算と、
(4)スクランブル処理と、(6)PIパリティ生成と
において、それぞれ別々に外部記憶メモリ10のユーザ
データ(約32Kバイト)を読み取る(即ち、都合略3
回読み取る)が、本発明に係る第1及び第2の実施形態
では、外部記憶メモリ10への1回の読み取りの直後に
上記3つの処理を行なっている。即ち従来技術では3回
必要なところを、1回で済ませている。即ち、 ・約32Kバイトの読み取り×2回=約64Kバイト のアクセス量が減少する。前に記した「数字」の「2
43008バイト」と比較すると、アクセス総量を(6
4K/243K)程度、即ち、約3割程度軽減できる。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、DVD記憶システムに
おいて、一時外部記憶メモリへのアクセス総量を大幅
に、即ち約3割程度減らすことができる。よって、従来
の技術と略同様のシステム構成ではあるが、安価で効率
的な高速処理に対応した記録システムを供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るDVD記録シ
ステムのブロック図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係るDVD記録シ
ステムのブロック図である。
【図3】 DVDに記録されるデータのECCブロック
の構造を示す模式図である。
【図4】 DVDに記録されるデータのデータセクタの
構造を示す模式図である。
【図5】 DVDに記録されるデータの物理セクタの構
造を示す模式図である。
【図6】 損傷が加えられたコンパクトディスクの平面
図である。
【符号の説明】
2・・・DVD記録システム、 4・・・信号処理回路、 6・・・CPU、 8・・・ホストコンピュータ、 10・・・外部記憶メモリ、 12・・・8−16変調回路、 14・・・ホストインタフェースブロック、 16・・・バッファ・マネジャ、 18・・・符号化ブロック、 20・・・ID・IED・RSV生成回路、 22・・・シフトレジスタ、 24・・・EDC生成回路、 26・・・スクランブル回路、 28・・・パリティ生成回路、 30・・・第2のスクランブル回路、 32・・・ディスクランブル回路、 40・・・コンパクトディスク、 42・・・損傷

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一時記憶メモリと、 セクタ単位のデータに、IDと、該IDのエラー検出用
    符号とを生成し付加するID生成回路と、 セクタ単位のデータのエラー検出用符号を生成し付加す
    るEDC生成回路と、 セクタ単位にデータをスクランブルする第1のスクラン
    ブル回路と、 所定の長さで区切られたデータストリームを順次読み、
    その所定の長さのデータに関するエラー訂正用符号を生
    成して付加するECC生成回路とを含み、 上記ECC生成回路により、(1)ECCブロック単位
    のデータのうちユーザデータ部分の、外符号の生成、
    (2)ECCブロック単位のデータのうちユーザデータ
    部分の、内符号の生成、(3)ECCブロック単位のデ
    ータのうち上記(1)の外符号部分の、内符号の生成、
    以上のエラー訂正用符号の生成付加を行なう、デジタル
    データ符号化回路において、 セクタ単位のデータを、一時記憶メモリに1回アクセス
    して読み取り、 読み取られたデータに関して、 EDC生成回路によりエラー検出用符号を生成し、 第1のスクランブル回路によりスクランブルを施し、 上記のIDと、該IDのエラー検出用符号と、セクタ単
    位のエラー検出用符号と、スクランブルされたデータと
    に基づいて、上記ECC生成回路により、該セクタ単位
    のデータに関する上記(2)の内符号を生成し、 上記のIDと、該IDのエラー検出用符号と、スクラン
    ブルされたデータと、セクタ単位のエラー検出用符号
    と、上記内符号とを、一時記憶メモリに書き込み、 上記ID生成付加、IDのエラー検出用符号生成付加、
    データのスクランブル、セクタのエラー検出用符号生成
    付加、及び内符号生成付加を、ECCブロック分行な
    い、 続いてECCブロックのデータに関して、一時記憶メモ
    リからデータを読み取りつつ、上記ECC生成回路によ
    り、該ECCブロック単位のデータに関する上記(1)
    の外符号を生成し、作成された外符号を一時記憶メモリ
    に書き込み、更に、上記ECC生成回路により、該EC
    Cブロック単位のデータに関する上記(3)の内符号を
    生成し、作成された内符号を一時記憶メモリに書き込
    む、ことを特徴とする、デジタルデータ符号化回路。
  2. 【請求項2】 データをスクランブルする第2のスクラ
    ンブル回路と、 一時記憶メモリと、 セクタ単位のデータに、IDと、該IDのエラー検出用
    符号とを生成し付加するID生成回路と、 セクタ単位にデータをデスクランブルするデスクランブ
    ル回路と、 上記のデスクランブルされたセクタ単位のデータから、
    エラー検出用符号を生成し付加するEDC生成回路と、 所定の長さで区切られたデータストリームを順次読み、
    その所定の長さのデータに関するエラー訂正用符号を生
    成して付加するECC生成回路とを含み、 上記ECC生成回路により、(1)ECCブロック単位
    のデータのうちユーザデータ部分の、外符号の生成、
    (2)ECCブロック単位のデータのうちユーザデータ
    部分の、内符号の生成、(3)ECCブロック単位のデ
    ータのうち上記(1)の外符号部分の、内符号の生成、
    以上のエラー訂正用符号の生成付加を行なう、デジタル
    データ符号化回路において、 一時記憶メモリには第2のスクランブル回路によりスク
    ランブルされたデータが書き込まれ、 スクランブルされたセクタ単位のデータを、一時記憶メ
    モリに1回アクセスして読み取り、 読み取られたデータに関して、 デスクランブル回路によりデスクランブルを施した上
    で、EDC生成回路によりエラー検出用符号を生成し、 上記のIDと、該IDのエラー検出用符号と、スクラン
    ブルされたデータと、セクタ単位のエラー検出用符号と
    に基づいて、上記ECC生成回路により、該セクタ単位
    のデータに関する上記(2)の内符号を生成し、 上記のIDと、該IDのエラー検出用符号と、スクラン
    ブルされたデータと、セクタ単位のエラー検出用符号
    と、上記内符号とを、一時記憶メモリに書き込み、 上記ID生成付加、IDのエラー検出用符号生成付加、
    データのスクランブル、セクタのエラー検出用符号生成
    付加、及び内符号生成付加を、ECCブロック分行な
    い、 続いてECCブロックのデータに関して、一時記憶メモ
    リからデータを読み取りつつ、上記ECC生成回路によ
    り、該ECCブロック単位のデータに関する上記(1)
    の外符号を生成し、作成された外符号を一時記憶メモリ
    に書き込み、更に、上記ECC生成回路により、該EC
    Cブロック単位のデータに関する上記(3)の内符号を
    生成し、作成された内符号を一時記憶メモリに書き込
    む、ことを特徴とする、デジタルデータ符号化回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のデジタ
    ルデータ符号化回路を有することを特徴とする記録装
    置。
  4. 【請求項4】 一時記憶メモリと、 セクタ単位のデータに、IDと、該IDのエラー検出用
    符号とを生成し付加するID生成回路と、 セクタ単位のデータのエラー検出用符号を生成し付加す
    るEDC生成回路と、 セクタ単位にデータをスクランブルする第1のスクラン
    ブル回路と、 所定の長さで区切られたデータストリームを順次読み、
    その所定の長さのデータに関するエラー訂正用符号を生
    成して付加するECC生成回路とを含み、 上記ECC生成回路により、(1)ECCブロック単位
    のデータのうちユーザデータ部分の、外符号の生成、
    (2)ECCブロック単位のデータのうちユーザデータ
    部分の、内符号の生成、(3)ECCブロック単位のデ
    ータのうち上記(1)の外符号部分の、内符号の生成、
    以上のエラー訂正用符号の生成付加を行なう、デジタル
    データ符号化回路において、 セクタ単位のデータを、一時記憶メモリに1回アクセス
    して読み取り、 読み取られたデータに関して、 EDC生成回路によるエラー検出用符号の生成と、第1
    のスクランブル回路によるスクランブル処理を、並行し
    て行ない、 上記のIDと、該IDのエラー検出用符号と、セクタ単
    位のエラー検出用符号と、スクランブルされたデータと
    に基づいて、上記ECC生成回路により、該セクタ単位
    のデータに関する上記(2)の内符号を生成し、 上記のIDと、該IDのエラー検出用符号と、スクラン
    ブルされたデータと、セクタ単位のエラー検出用符号
    と、上記内符号とを、第1の記憶手段に書き込み、 上記ID生成付加、IDのエラー検出用符号生成付加、
    データのスクランブル、セクタのエラー検出用符号生成
    付加、及び内符号生成付加を、ECCブロック分行な
    い、 続いてECCブロックのデータに関して、一時記憶メモ
    リからデータを読み取りつつ、上記ECC生成回路によ
    り、該ECCブロック単位のデータに関する上記(1)
    の外符号を生成し、作成された外符号を一時記憶メモリ
    に書き込み、更に、上記ECC生成回路により、該EC
    Cブロック単位のデータに関する上記(3)の内符号を
    生成し、作成された内符号を一時記憶メモリに書き込
    む、ことを特徴とする、デジタルデータ符号化方法。
  5. 【請求項5】 データをスクランブルする第2のスクラ
    ンブル回路と、 一時記憶メモリと、 セクタ単位のデータに、IDと、該IDのエラー検出用
    符号とを生成し付加するID生成回路と、 セクタ単位にデータをデスクランブルするデスクランブ
    ル回路と、 上記のデスクランブルされたセクタ単位のデータから、
    エラー検出用符号を生成し付加するEDC生成回路と、 所定の長さで区切られたデータストリームを順次読み、
    その所定の長さのデータに関するエラー訂正用符号を生
    成して付加するECC生成回路とを含み、 上記ECC生成回路により、(1)ECCブロック単位
    のデータのうちユーザデータ部分の、外符号の生成、
    (2)ECCブロック単位のデータのうちユーザデータ
    部分の、内符号の生成、(3)ECCブロック単位のデ
    ータのうち上記(1)の外符号部分の、内符号の生成、
    以上のエラー訂正用符号の生成付加を行なう、デジタル
    データ符号化回路において、 一時記憶メモリには第2のスクランブル回路によりスク
    ランブルされたデータが書き込まれ、 スクランブルされたセクタ単位のデータを、一時記憶メ
    モリに1回アクセスして読み取り、 読み取られたデータに関して、 デスクランブル回路によりデスクランブルを施した上
    で、EDC生成回路によりエラー検出用符号を生成し、 上記のIDと、該IDのエラー検出用符号と、スクラン
    ブルされたデータと、セクタ単位のエラー検出用符号と
    に基づいて、上記ECC生成回路により、該セクタ単位
    のデータに関する上記(2)の内符号を生成し、 上記のIDと、該IDのエラー検出用符号と、スクラン
    ブルされたデータと、セクタ単位のエラー検出用符号
    と、上記内符号とを、一時記憶メモリに書き込み、 上記ID生成付加、IDのエラー検出用符号生成付加、
    データのスクランブル、セクタのエラー検出用符号生成
    付加、及び内符号生成付加を、ECCブロック分行な
    い、 続いてECCブロックのデータに関して、一時記憶メモ
    リからデータを読み取りつつ、上記ECC生成回路によ
    り、該ECCブロック単位のデータに関する上記(1)
    の外符号を生成し、作成された外符号を一時記憶メモリ
    に書き込み、更に、上記ECC生成回路により、該EC
    Cブロック単位のデータに関する上記(3)の内符号を
    生成し、作成された内符号を一時記憶メモリに書き込
    む、ことを特徴とする、デジタルデータ符号化方法。
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