JP2005267719A - 符号化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクへの記録に伴う符号化処理を高速化する。
【解決手段】光ディスクへの記録データを記憶装置へ一旦書き込んだ後、セクタ単位のデータ群を構成するとともにセクタ単位のデータ群を複数集めて行列を形成し、ブロック単位のデータ群を構成する。ブロック単位のデータ群に対するヘッダおよび誤り検出符号を除いたスクランブル処理、ブロック単位のデータ群の各行を構成する第1のデータ群に対する第1の誤り訂正符号の付与ならびにブロック単位のデータ群の各列を構成する第2のデータ群に対する第2の誤り訂正符号の付与を行う。誤り検出符号の生成を行う誤り検出符号生成部と、スクランブル処理を行うスクランブル処理部と、第1、第2の誤り訂正符号の生成を行う第1,第2の誤り訂正符号生成部とを有し、誤り検出符号生成部、スクランブル処理部、第1、第2の誤り訂正符号生成部におけるいずれかの処理を並列処理する制御部を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、符号化装置に関する。
近年、光ディスクとして、追記型(Write Once)や書き換え型(Re Writable)などのDVD(Digital Versatile Disk)媒体の普及が拡大している。DVD媒体の記録方式において、記録・再生品位の向上などを目的として、記録対象となるデータ(記録データ)に対して、スクランブル処理、ECC(Error Correcting Code)符号化処理ならびに8−16変調処理などが施された後に記録が行われるよう規格化されている。以下では、これらの記録データに対する一連の処理のことを『符号化(Encoding)処理』と呼び、この符号化処理を行う装置のことを『符号化装置』と呼ぶこととする。
以下、図11、12、13、14をもとに、DVDの符号化処理について説明する。
図11は、DVDのデータセクタを説明するための概念図である。
まず、記録データは、2048バイトごとに分割される。この分割されたデータはメインデータと呼ばれ、その先頭には12バイトのヘッダが付与される。このヘッダは、4バイトのID(Identification Code)と、そのIDに対する2バイトの誤り検出符号(IED:Id Error Detection Code)と、コピープロテクト情報などの6バイトの予約データ(CPM:Copyright Management Code)と、によって構成される。また、メインデータの末尾には4バイトのEDC(Error Detection Code)が付与される。このEDCは、ヘッダが付与されたメインデータに対する誤り検出符号である。
メインデータにヘッダならびにEDCが付与された総2064バイトのデータは、172バイト単位に区切られた172バイト(列)×12行のデータセクタとして取り扱われる。なお、データセクタのうちのメインデータ2048バイトに対しては、ヘッダに含まれるIDのビット7からビット4の情報をスクランブルキーとして、PN(Pseudo random Noise)系列加算によるスクランブル処理が施される。
図12は、DVDの1ECCブロックを説明するための概念図である。
16個のデータセクタが集約されて172バイト×192行の行列(以下、データセクタ群と称する。)が形成される。また、このデータセクタ群に対して、行を構成する172バイトのデータ群に対しての誤り訂正符号である外パリティ(PO:Outer Code Parity)と、列を構成する192行分のデータ群に対しての誤り訂正符号である内パリティ(PI:Inner Code Parity)が生成付与される。なお、外パリティPOならびに内パリティPIは、スクランブル処理が施された2048バイトのメインデータに対して所定の演算処理が施されることで生成される。
外パリティPOならびに内パリティPIが付与された182バイト(列)×208行のデータは1ECCブロックと呼ばれ、誤り訂正処理や誤り検出処理などを行う単位として取り扱われる。また、図13に示すように、16行の外パリティPOが、1行ごとに内パリティPIが付与された各データセクタの後に順次配置されるよう、1ECCブロックの行入れ替えが行われる。ここで、一のデータセクタに10バイトの内パリティPIと1行の外パリティPOが付与された182バイト×13行のデータは、記録セクタとして取り扱われる。そして、16個の記録セクタによって構成された1ECCブロック分のデータに対して、8−16変調やNRZI変換などが施された後に、DVD媒体への記録が行われるのである。
図14は、前述した符号化処理を行う符号化装置を含めたシステム構成図である。
符号化装置810は、ホストコンピュータ800から転送された記録データをDRAM(Dynamic Random Access Memory)820に一旦書き込む。ここで、DRAM820は、SDRAM(Synchronous DRAM)などの高集積化に適した揮発性メモリであり、DVD媒体が取り扱う大容量の記録データのバッファメモリとして一般に用いられる。
符号化装置810は、このDRAM820に書き込んだ記録データに対して、ヘッダの生成付与、スクランブル処理、EDCの生成付与、外パリティPOならびに内パリティPIの生成付与といった一連の符号化処理を、一つの処理ごとに順番に行うのである。
特開2004−22130号公報
ところで、図14に示すように、符号化装置810において、スクランブル処理、EDCの生成付与、外パリティPOならびに内パリティPIの生成付与といった一連の符号化処理がシーケンシャルに行われることになる。よって、符号化処理の各処理のうち一つの処理の実行が終了するまでの間、その処理の後に継続して行われるその他の処理が開始するまでに待ち時間(処理開始待ち時間)が発生することになる。
さらに、符号化処理の各処理は、DRAM820などの記憶装置へのアクセス(書き込み/読み出し)を伴うことになる。このため、符号化処理の各処理がシーケンシャルに行われることによって、符号化処理の各処理に伴うDRAM820などの記憶装置へのアクセスに要する時間(アクセスタイム)が累積されていくことになる。
このように、従来の符号化処理の仕組みでは、前述した処理開始待ち時間や記憶装置へのアクセスタイムの累積などが障害となって、符号化処理のより一層の高速化を図ることが困難であった。
前述した課題を解決するための主たる本発明は、光ディスクへの記録データを記憶装置へ一旦書き込んだ後、前記記録データに基づいてヘッダおよび誤り検出符号が付与されるセクタ単位のデータ群を構成するとともに前記セクタ単位のデータ群を複数集めて行列を形成することでブロック単位のデータ群を構成し、前記ブロック単位のデータ群に対する前記ヘッダおよび前記誤り検出符号を除いたスクランブル処理、前記ブロック単位のデータ群のうち各行を構成する第1のデータ群に対しての第1の誤り訂正符号の付与ならびに前記ブロック単位のデータ群のうち各列を構成する第2のデータ群に対しての第2の誤り訂正符号の付与を行う符号化装置において、前記誤り検出符号の生成を行う誤り検出符号生成部と、前記スクランブル処理を行うスクランブル処理部と、前記第1の誤り訂正符号の生成を行う第1の誤り訂正符号生成部と、前記第2の誤り訂正符号の生成を行う第2の誤り訂正符号生成部と、を有し、前記誤り検出符号生成部、前記スクランブル処理部、前記第1の誤り訂正符号生成部、前記第2の誤り訂正符号生成部におけるいずれかの処理を並列化処理させるエンコード制御部を有すること、とする。
本発明によれば、光ディスク記録の際に伴う符号化処理を高速化させる符号化装置およびその符号化方法を提供することができる。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態にかかる符号化装置を含めた光ディスクシステムの全体構成図である。なお、本実施形態において対象とする光ディスクは、追記型や書き換え型などの記録型DVD媒体とする。
光ディスクシステムは、ホストコンピュータ100、デジタル信号処理回路200、DRAM400、アナログ信号処理回路500、光ピックアップ600、マイクロコンピュータ700によって主に構成される。
ホストコンピュータ100は、例えば、光ディスク記憶装置(一点鎖線内)を搭載したパーソナルコンピュータなどであり、光ディスク10への記録対象となる記録データ(
映像データ、画像データ、音声データなど)をデジタル信号処理回路200に対して転送する。
デジタル信号処理回路200は、トラッキングサーボやフォーカスサーボなどをデジタル制御するデジタルサーボ部と、符号化/復号化などのDVD用信号処理をデジタル制御するDVD用信号処理部とを、例えばDSP(Digital Signal Processor)の形態で1チップ化したものである。ここで、本実施形態にかかる符号化装置は、デジタル信号処理回路200のうちDVD用信号処理部の一機能として実施されることとする。
よって、後述のデジタル信号処理回路200の説明では、本実施形態にかかる符号化装置を中心とした説明とする。なお、前述したデジタルサーボ部ならびにDVD用信号処理部を別々の1チップとして実施しても勿論よいし、さらに、DVD用信号処理部のうち符号化/復号化の各処理部を別々の1チップ、すなわち、本実施形態にかかる符号化装置を単独で1チップとして実施しても勿論よい。
デジタル信号処理回路200(『符号化装置』)は、ホストコンピュータ100から転送された記録データを、DRAM400に一旦書き込む。そして、DRAM400に書き込んだ記録データに対して、DVDの符号化処理など所定のデジタル信号処理を施すこととなる。なお、本実施形態では高集積化ならびに大容量記憶に適したSDRAMなどのDRAM400を採用したが、それ以外にも、SRAMなどの揮発性メモリや、フラッシュメモリやEEPROMなどの不揮発性メモリとしてもよい。
アナログ信号処理回路500は、デジタル信号処理回路200によって所定のデジタル信号処理が施された記録データに対して、光ピックアップ600内にある半導体レーザ(不図示)の駆動制御等といった所定のアナログ信号処理を行うものである。なお、アナログ信号処理回路500とデジタル信号処理回路200を1チップに集積化して実施してもよい。
光ピックアップ600は、半導体レーザ、光検出器、光学レンズや、サーボ用アクチュエータなどを備えており(いずれも不図示)、アナログ信号処理回路500によって所定のアナログ信号処理が施された記録データに基づいて半導体レーザの駆動制御等がなされ、光ディスク10に対して記録を行うためのレーザ光を出射する。
マイクロコンピュータ700は、デジタル信号処理回路200、アナログ信号処理回路500、光ピックアップ600など、光ディスク装置全体の制御を司るものである。
<DRAMのアドレス空間>
図2は、DVDの論理フォーマットとして規定された1ECCブロック(行入れ替え前)を構成するデータと、DRAM400の1ECCブロック分のアドレス空間(以下、DRAMアドレス空間)との対応関係を説明する図である。なお、以下では、1ECCブロックを構成するデータを、1バイト単位のデータ(以下、シンボルと称する。)「Bi,j(i、jは自然数)」で表記する。
1ECCブロックでは、12行×172列分のシンボル群ごとに、1つのデータセクタが構成される。そして、このデータセクタを16個集約して行列形成した192(12×16)行×172列のシンボル群「Bi,j(i=0〜191、j=0〜171)」が、内パリティPIおよび外パリティPOによる誤り訂正対象のデータセクタ群となる。
各データセクタのうち、先頭12バイトのシンボル群「Bi,j(i=12×n(n=0〜15)、j=0〜11)」は、データセクタごとに付与されるヘッダ(ID、IED、CPM)を構成する。このヘッダは、DRAMアドレス空間に設定された領域A(『第1の記憶領域』)にそれぞれ記憶される。なお、領域Aでは、12バイトのヘッダを構成するシンボルごとに、それに対応するデータセクタの先頭行を示す行アドレスおよびシンボルの列順に応じた列アドレスが付与される。
各データセクタのうち、先頭12バイトおよび末尾4バイトを除いたシンボル群は、それぞれ2048バイトのメインデータを構成する。この2048バイトのメインデータは、DRAMアドレス空間に設定された領域Bに記憶される。なお、領域Bでは、2048バイトのメインデータを構成するシンボルごとに、シンボルの配列順序に応じた行アドレスおよび列アドレスが付与される。
各データセクタのうち、末尾4バイトのシンボル群「Bi,j(i=12×n(n=1〜16)−1、j=168〜171)」は、データセクタごとに付与されるEDCを構成する。なお、EDCは、DRAMアドレス空間に設定された領域Cに記憶される。なお、領域Cでは、4バイトのEDCを構成するシンボルごとに、対応するデータセクタの最終行を示す行アドレスおよびシンボルの列順に応じた列アドレスが付与される。
各データセクタのうち、各行を構成するシンボル群に対しては、それぞれ10バイトからなる内パリティPI「Bi,j(i=0〜191、j=172〜181)」が付与される。さらに、各列を構成するシンボル群に対しては、それぞれ16バイトからなる外パリティPO「Bi,j(i=192〜207、j=0〜171)」が付与される。この内パリティPIおよび外パリティPOは、DRAMアドレス空間に設定された領域D(『第2の記憶領域』)および領域Eに対してそれぞれ記憶される。
さらに、外パリティPOの各行を構成するシンボル群「Bi,j(i=192〜207、j=0〜171)」に対しては、当該シンボル群に対する内パリティPI「Bi,j(i=192〜207、j=172〜181)」が付与される。この内パリティPIは、DRAMアドレス空間に設定された領域Fに記憶される。なお、シンボル群「Bi,j(i=192〜207、j=0〜171)」は、内パリティPI「Bi,j(i=0〜191、j=172〜181)」に対する外パリティPOとしてもよい。
このように、ヘッダ、スクランブルデータ、EDC、内パリティPI、外パリティPOが実際に生成される順番に、1ECCブロック分のDRAMアドレス空間において領域A〜領域Fをあらかじめ区画しておく。このことによって、後述するように並列化させた符号化処理の各実行結果をDRAM400に書き込む際に、効率よくDRAM400へのアクセスが行われることになる。
なお、DRAM400に対して1シンボル単位での書き込み/読み出しが行われる場合には、その1シンボルに対応する行アドレスおよび列アドレスが指定されて行われる。また、DRAM400に対して1ECCブロックのうち1行単位での書き込み/読み出しが行われる場合には、まず、行アドレスが指定された後に、列アドレスが順次更新されて行われる。そして、指定された行への書き込み/読み出しが終了した後、つぎの行への書き込み/読み出しが行われることになる。
<<第1の実施形態>>
<デジタル信号処理回路(符号化装置)>
図1中に示すデジタル信号処理回路200(『制御部』)、すなわち本実施形態の符号化装置の詳細な構成について説明する。
ホストインタフェース部(ホストI/F部)210は、ホストコンピュータ100との間のデータの授受を制御するインタフェースである。ホストI/F部210は、符号化処理時において、ホストコンピュータ100から光ディスク装置(一点鎖線内)に対して転送される記録データを、DRAMアクセス制御部220に転送する。この結果、ホストコンピュータ100から転送された記録データが、2048バイト(メインデータ)単位で分割され、DRAM400に一旦書き込まれる。なお、ホストI/F部210としては、例えば、ATAPI(Advanced Technology Attachment Packet Interface)を採用する。
DRAMアクセス制御部220は、DRAM400への書き込み/読み出しを制御するものである。なお、DRAM400への書き込み/読み出しは、エンコード制御部320において生成されるアクセス制御信号に基づいて、図2に示した1ECCブロックの各行単位、さらには各行を構成する1シンボル単位で行われることとする。
ヘッダ処理部230は、データセクタごとに付与する4バイトのヘッダを生成する。この生成したヘッダは、DRAMアクセス制御部220によってDRAM300に書き込まれる。
スクランブル処理部240は、DRAMアクセス制御部220によってDRAM300から読み出されたメインデータに対して、そのメインデータとともに読み出されたヘッダに含まれるIDのビット7からビット4の情報をスクランブルキーとしたPN系列加算、すなわちスクランブル処理を施すための演算処理を逐次実行する。スクランブル処理が施されたメインデータは、セレクタ260、290、310に一斉に供給される。
EDC処理部250は、スクランブル処理と並行して、DRAMアクセス制御部220によってDRAM300から読み出されたメインデータおよびヘッダに基づいて、4バイトのEDCを生成するための演算処理(以下、EDC処理と称する。)を逐次実行する。そして、EDC処理部250は、EDCの演算途中の中間データ(以下、EDC中間データ)をレジスタ251に格納するとともに、セレクタ260、290、310に対して一斉に供給する。なお、EDCとしては、例えば、パリティビット、CRC(Cyclic Redundancy Code)などを採用することができる。
セレクタ260(『第1のセレクタ部』)は、スクランブル処理部240によってスクランブル処理が施されたメインデータまたはEDC中間データの一方を、エンコード制御部320から所定の選択タイミングで供給された制御信号Aに基づいて選択する。
PO処理部270(『第2の誤り訂正符号生成部』)は、セレクタ260において選択されたデータに対して、外パリティPO(『第2の誤り訂正符号』)を生成するための演算処理(以下、PO処理と称する。『第2の演算処理』)を逐次実行する。なお、外パリティPOとしては、リード・ソロモン符号などを採用することができる。
ところで、DRAM400からはデータセクタ群の各行単位でメインデータが読み出されるため、最終のデータセクタのうち最終行のメインデータが読み出されるまでは、データセクタ群の各列に応じた外パリティPOが算定されない。よって、外パリティPOの演算途中の中間データ(以下、PO中間データ)を格納するための記憶装置として、SRAM280が設けられる。
SRAM280は、図3に示すように、データセクタ群の各列(第0列から第171列)に応じたPO中間データを格納するため、16行×172バイト分の記憶容量を必要とする。なお、PO中間データは、SRAM280に格納されるとともに、セレクタ290、310に対して一斉に供給される。
セレクタ290(『第2のセレクタ部』)は、スクランブル処理が施されたメインデータ、EDC中間データ、PO中間データのいずれかを、エンコード制御部320から所定の選択タイミングで供給された制御信号Bに基づいて選択する。
PI処理部300(『第1の誤り訂正符号生成部』)は、セレクタ290において選択されたデータに対して、内パリティPI(『第1の誤り訂正符号』)を生成するための演算処理(以下、PI処理と称する。『第1の演算処理』)を逐次実行する。この結果、生成された内パリティPIは、セレクタ310に供給される。なお、内パリティPIとしては、リード・ソロモン符号などを採用することができる。
セレクタ310(『第3のセレクタ部』)は、スクランブル処理が施されたメインデータ、EDC中間データ、PO中間データ、内パリティPIのいずれかを、エンコード制御部320から所定の選択タイミングで供給された制御信号Cに基づいて選択する。
エンコード制御部320は、デジタル信号処理回路200の符号化処理全体の制御を司るものであり、DRAMアクセス制御部220へ供給するアドレスデータやコマンドデータなどのメモリアクセス制御信号や、セレクタ260、290、310へ供給する制御信号A、B、Cなどを、適宜なタイミングで生成する。この結果、DRAM400からデータセクタ群に含まれるメインデータが逐次読み出される。そして、セレクタ310において、スクランブル処理、EDC処理、PI処理、PO処理を並列化処理した実行結果が逐次選択されて、DRAM400に書き戻される。この時点で、DRAM400には1ECCブロックが構成されることとなる。
8−16変調部330は、DRAM400において構成された1ECCブロックに対して、インタリーブ処理、8−16変調処理、NRZI変調処理を施す。そして、8−16変調部330によって所定の処理が施されたデータは、アナログ信号処理回路500に転送される。
<符号化処理の流れ>
===概要===
図4は、本発明にかかる符号化処理の流れを説明するフローチャートである。なお、以下の説明では、特に断らない限り、デジタル信号処理回路200が動作の主体とする。
まず、デジタル信号処理回路200は、ホストコンピュータ100から転送される記録データをホストI/F部210を介して受信する(S400)。この記録データは、2048バイト(メインデータ)単位で分割されるとともに、DRAMアクセス制御部220によってDRAM400に一旦書き込まれる(S401)。つぎに、ヘッダ処理部230によってデータセクタに付与するヘッダが生成される。この生成されたヘッダは、DRAMアクセス制御部220によって、DRAM400に書き込まれる(S402)。
DRAMアクセス制御部220によって、DRAM400からはデータセクタ群に含まれるメインデータが、1ECCブロックの1行単位ごと、詳細に言えば、1シンボル単位ごとに逐次読み出される(S403)。この読み出されたメインデータは、スクランブル処理部240、EDC処理部250に供給され、スクランブル処理及びEDC処理が施されたメインデータは、PO処理部270、PI処理部300に逐次供給される。この結果、スクランブル処理、EDC処理、PO処理ならびにPI処理が並列化処理として実行される(S404)。そして、並列化処理の各実行結果が、セレクタ310ならびにメモリアクセス制御部220を介して、DRAM400に逐次書き込まれる(S405)。
このように、本発明にかかる符号化装置は、DRAM400に書き込まれたメインデータに対して1ECCブロックを構成するための符号化処理を行う場合、スクランブル処理、EDC処理、PO処理ならびにPI処理のいずれかを並列化処理させるため、DRAM400に書き込まれたメインデータを1回限り読み出せば済むこととなる。この結果、従来の場合と比べて、DRAM400などの記憶装置へのアクセス回数を減少させることができ、ひいては、符号化処理の高速化が可能となるのである。
===第i行目の処理===
図5は、1ECCブロックの第i行目を構成するシンボル群「Bi,j(j=0〜171)」に対して、1シンボル単位での符号化処理の流れを説明するための図である。
まず、図5中に示す期間Aにおいて、DRAM400からは、1ECCブロックの第i行第0列目に対応するシンボルBi,0が読み出される。この読み出されたシンボルBi,0は、スクランブル処理部240ならびにEDC処理部250に供給される。この結果、スクランブル処理部240では、シンボルBi,0にスクランブル処理を施したスクランブルデータSi,0が生成されるとともに、EDC処理部250ではシンボルBi,0をもとにEDC中間データEi,0が生成される。
つぎに、図5中に示す期間Bにおいて、スクランブルデータSi,0は、セレクタ310において選択された後、DRAM400に書き込まれる。また、スクランブルデータSi,0は、DRAM400への書き込みと並行して、セレクタ260を介してPO処理部270に供給されるとともに、セレクタ290を介してPI処理部300に供給される。また、PO処理部270では、SRAM280からは、第i−1行目までのPO処理で算出されたPO中間データOi−1,0が読み出される。この結果、PO処理部270では、スクランブルデータSi,0およびPO中間をもとにPO中間データOi,0が生成されるとともに、PI処理部300では、スクランブルデータSi,0をもとにPI中間データIi,0が生成される。
そして、図5中に示す期間Cにおいて、第i行目までのPO処理で算出されたPO中間データOi,0が、SRAM280に格納される。また、SRAM280への格納と並行して、DRAM400からは、つぎの第i行第1列目に対応するシンボルBi,1が読み出され、前述した符号化処理が繰り返し行われる。
なお、図5中に示す期間Dでは、第i行第171列目までのシンボル「Bi,j(j=0〜171)」に対して、所定の符号化処理が完了した場合とする。この場合、PI中間データIi,171は、第i行目の最終的な10バイト分の内パリティ「PIi,j(j=172〜181)」となる。そこで、図5中に示す期間E以降では、内パリティ「PIi,j(j=172〜181)」が1バイト単位でDRAM400に書き込まれる。
===第(12×n(n=1〜16)−1)行目の処理===
図6は、1ECCブロックの第11行目を構成するシンボル群「B11,j(j=0〜171)」に対して、1シンボル単位での符号化処理の流れを説明するための図である。なお、第11行目の符号化処理では、DRAM400に対してEDCの書き込みが行われる場合である。
まず、図6中に示す期間Aにおいて、1ECCブロックの第11行第167列目に対応するシンボルB11,167をもとに、スクランブルデータS11,167およびEDC中間データE11,167が生成された場合とする。そして、図6中に示す期間Bにおいて、スクランブルデータS11,167がDRAM400に書き込まれるとともに、PO中間データO11,167およびPI中間データI11,167が生成される。
ここで、EDC中間データE11,167は、第1番目のデータセクタに付与される最終的な4バイトの「EDC11,j(j=168〜171)」となる。そこで、図6中に示す期間Cから期間Fにおいて、「EDC11,j(j=168〜171)」が1バイト単位でDRAM400に書き込まれる。
また、図6中に示す期間Cから期間Fにおいて、「EDC11,j(j=168〜171)」のDRAM400への書き込みと並行して、「EDC11,j(j=168〜171)」をもとに、PO中間データO11,j(j=168〜171)、PI中間データI11,j(j=168〜171)が順次生成される。
ここで、図6中に示す期間Fにおいて生成されるPI中間データI11,171は、第11行目の最終的な10バイト分の内パリティ「PI11,j(j=172〜181)」となる。そこで、図6中に示す期間G以降では、内パリティ「PI11,j(j=172〜181)」が1バイト単位でDRAM400に書き込まれる。
===第192行目から第207行目までの処理===
図7は、1ECCブロックの第192行目を構成するシンボル群「B192,j(j=0〜171)」に対して、1シンボル単位での符号化処理の流れを説明するための図である。なお、第192行目の符号化処理では、外パリティPOであるシンボル群「B192,j(j=0〜171)」に対しての誤り訂正符号である内パリティPIが生成される場合である。
まず、第191行目までの符号化処理において、最終的な16行×172バイト分の外パリティ「POi,j(i=192〜207、j=0〜171)」が算出されるとともに、その外パリティ「POi,j(i=192〜207、j=0〜171)」がSRAM280に格納される。
ここで、図7中に示す期間Aにおいて、SRAM280から外パリティPO192,0が読み出される。そして、この読み出された外パリティPO192,0は、セレクタ310を介してDRAM400に書き込まれる。
また、外パリティPO192,0のDRAM400への書き込みと並行して、外パリティPO192,0は、セレクタ290を介してPI処理部300に供給される。この結果、PI処理部300では、外パリティPO192,0をもとに、PI中間データI192,0が生成される。そして、このようなPI中間データを生成するための処理が、外パリティ「PO192,j(j=0〜171)」の1バイト単位で順次行われる。この結果、図7中に示す期間Bにおいて、第192行第171列目のPI中間データI192,171が生成される。
なお、PI中間データI192,171は、第191行目の最終的な10バイト分の内パリティ「PI192,j(j=172〜181)」となる。そこで、図7中に示す期間C以降では、内パリティ「PI192,j(j=172〜181)」が1バイト単位でDRAM400に書き込まれる。
ところで、前述した処理では、SRAM280に書き込まれた外パリティ「POi,j(i=192〜207、j=0〜171)」に基づいて、その外パリティPOに対する誤り訂正符号として内パリティ「PIi,j(i=192〜207、j=172〜181)」を生成するようにした。これによって、データセクタ群の各行に対するPI処理のために設けたPI処理部300を、外パリティPOに対するPI処理においても兼用することができる。この結果、デジタル信号処理回路200の回路規模の拡大を抑制することができる。
なお、シンボル群「Bi,j(i=192〜207、j=172〜181)」は、データセクタ群の各行に付与される内パリティ「PIi,j(i=0〜191、j=172〜181)」に対する誤り訂正符号としても勿論よい。この場合の誤り訂正符号としては、リード・ソロモン符号の制約上、外パリティPOを採用する。
また、この外パリティPOを生成するための仕組みとしては、図1に示す構成の一部をつぎのように変更することで実施できる。例えば、SRAM280ならびにSRAM280からPO中間データをセレクタ290に供給する仕組みは不要となる。また、PI処理部300において生成されるPI中間データを格納する適宜な記憶手段(SRAMなど)を新たに設けておき、その記憶手段に格納されたPI中間データをセレクタ260に供給することとする。
以上の変更によって、データセクタ群の各行に対する内パリティPIが生成された後、前述の記憶手段にはその生成された内パリティPIが格納されることとなる。このとき、セレクタ260において前述の記憶手段に格納された内パリティPIを選択させた結果、PO処理部270では、その選択された内パリティPIに対する外パリティPOが生成されることになる。これによって、データセクタ群の各列に対するPO処理のために設けたPO処理部270を、内パリティPIに対するPO処理においても兼用することができる。この結果、デジタル信号処理回路200の回路規模の拡大を抑制することができる。
<<第2の実施形態>>
<デジタル信号処理回路(符号化装置)>
図8は、デジタル信号処理回路200(『制御部』)、すなわち本発明にかかる符号化装置のその他の実施形態を示す図である。
図1に示した実施形態との構成上の違いは、DRAMアクセス制御部220とスクランブル処理部240ならびにEDC処理部250との間に設ける複数(m個)のSRAM340と、セレクタ310とDRAMアクセス制御部220との間に設ける複数(n個)のSRAM350である。
SRAM340は、DRAM400から読み出された所定データサイズ分のメインデータを一時的に格納するための緩衝記憶装置である。この緩衝記憶装置としては、SRAM以外の記憶装置を採用しても勿論よいが、DRAM400と比べてリフレッシュ動作が不要なためアクセスタイムの短いSRAMを採用することが、本発明にかかる符号化処理の高速化に適している。
なお、SRAM340の記憶容量は、前述した所定データサイズとなる。この所定データサイズとしては、DRAM400に対してデータセクタ群の1行単位での書き込み/読み出しが一般的に行われるため、データセクタ群の1行を構成するデータ群のデータサイズ、すなわち「172バイト」とすることが好ましい。なお、SRAM340の記憶容量は「172バイト」に限定されるものではなく、データセクタ群のうち複数(k)行を構成するデータ群のデータサイズ、すなわち「172バイト×k」としてもよい。
SRAM350は、DRAM400から読み出された所定データサイズ分のメインデータに関する符号化処理の実行結果を格納するための緩衝記憶装置である。この緩衝記憶装置としては、SRAM以外の記憶装置を採用しても勿論よいが、SRAM340の場合と同様な趣旨でSRAMを採用すること好ましい。
なお、SRAM350の記憶容量は、前述した所定データサイズとなる。この所定データサイズとしては、DRAM400に対してデータセクタ群の1行単位での書き込み/読み出しが一般的に行われるため、データセクタ群の1行を構成するデータ群のデータサイズ、すなわち「172バイト」に対して「10バイト」の内パリティPIを加算した「182バイト」とすることが好ましい。なお、SRAM350の記憶容量は「182バイト」に限定されるものではなく、データセクタ群のうち複数(l)行分を構成するデータ群のデータサイズ「172バイト×l」に対して「10バイト×l」の内パリティPIを加算した「182バイト×l」としてもよい。
<符号化処理の流れ>
===読み出し側SRAM===
図9をもとに、SRAM340を用いた符号化処理の流れについて説明する。なお、図9に示す処理の例では、SRAM340を2個設けるとともに、SRAM350を設けない場合とする。
以下の説明では、データセクタ群の第i(i=0〜191)行目に対する符号化処理を行う期間のことを第iサイクル、データセクタ群の第i行目を構成するデータ群のことを第i行データ、第i行データに対する符号化処理の実行結果を第i行処理データと呼ぶこととする。また、特に断らない限り、デジタル信号処理回路200を動作の主体とする。
まず、第i−1サイクルにおいて、DRAM400からは、つぎの第iサイクルで用いられる第i行データの読み出しが行われるとともに、この読み出された第i行データを一方のSRAM340に逐次格納する。
つぎに、第iサイクルにおいて、一方のSRAM340に格納された第i行データは、スクランブル処理部240およびEDC処理部250にそれぞれ転送される。この結果、この第i行データに対する、スクランブル処理、EDC処理、さらには、PI処理、PO処理が一斉に行われることになる。これらの並列化処理が実行された結果、DRAM400に対しては第i行処理データが逐次書き込まれる。
なお、第iサイクルにおいて、一方のSRAM340から第i行データがスクランブル処理部240およびEDC処理部250にそれぞれ転送される処理と並行して、DRAM400からは、つぎの第i+1サイクルで用いられる第i+1行データの読み出しが行われるとともに、この読み出された第i+1行データを他方のSRAM340に逐次格納する。そして、第i+1サイクル以降では、データセクタ群の第191行目に対する符号化処理が終了するまで、前述した処理が繰り返し行われるのである。
このように、複数のSRAM340を設けることによって、データセクタ群の任意の1行分のデータに対する符号化処理が行われるのと並行して、DRAM400からはデータセクタ群のつぎの行に応じたデータの読み出しが行われる。このため、DRAM400からのデータの読み出しを待つことなく、スクランブル処理、EDC処理、PO処理、PI処理といった符号化処理の各処理を開始できる。よって、符号化処理のさらなる高速化が図れる。
===書き込み側SRAM===
図10をもとに、SRAM350を用いた符号化処理の流れについて説明する。なお、図10に示す処理の例では、SRAM350を2個設けるとともに、SRAM340を設けない場合とする。
以下の説明では、データセクタ群の第i(i=0〜191)行目に対する符号化処理を行う期間のことを第iサイクル、データセクタ群の第i行目を構成するデータ群のことを第i行データ、第i行データに対する符号化処理の実行結果を第i行処理データと呼ぶこととする。また、特に断らない限り、デジタル信号処理回路200を動作の主体とする。
まず、第i−1サイクルにおいて、一方のSRAM350に対して、第i−1行データに対する符号化処理の実行結果である第i−1行処理データが逐次格納される。
つぎに、第iサイクルにおいて、一方のSRAM350に格納された第i−1行処理データが読み出され、DRAM400に書き込まれる。なお、第iサイクルでは、DRAM400への第i−1行処理データの書き込みと並行して、第i行データに対する符号化処理が実行される。そこで、他方のSRAM350に対して、この第i行データに対する符号化処理の実行結果である第i行処理データが逐次書き込まれる。そして、第i+1サイクル以降では、データセクタ群の第191行目に対する符号化処理が終了するまで、前述した処理が繰り返し行われるのである。
このように、複数のSRAM350を設けることによって、データセクタ群の任意の1行分のデータに対する符号化処理が行われるのと並行して、DRAM400に対してデータセクタ群の前の行に応じたデータの書き込みが行われる。このため、DRAM400への実行結果の書き込みを待つことなく、スクランブル処理、EDC処理、PO処理、PI処理といった符号化の各処理を開始できる。よって、符号化処理のさらなる高速化が図られる。
ところで、SRAM340またはSRAM350のいずれか一方を設けるようにしてもよい。しかしながら、図8に示したように、SRAM340およびSRAM350を組み合わせることで、SRAM340またはSRAM350のいずれか一方を設ける場合と比べて、符号化処理をより一層高速化できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の一実施形態に係る光ディスクシステムの全体構成を説明する図である。 光ディスクの論理フォーマットとDRAMのアドレス空間との対応づけを説明するための図である。 PO処理用のSRAMのアドレス空間を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る符号化装置の処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る符号化装置の処理を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る符号化装置の処理を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る符号化装置の処理を説明する図である。 本発明のその他の実施形態に係る符号化装置の構成を説明する図である。 本発明のその他の実施形態に係る符号化装置の処理を説明する図である。 本発明のその他の実施形態に係る符号化装置の処理を説明する図である。 DVDのデータセクタを説明する図である。 DVDのECCブロックを説明する図である。 DVDの記録セクタを説明する図である。 従来の符号化処理を説明する図である。
符号の説明
10 光ディスク
100 ホストコンピュータ
200 符号化装置
210 ホストインタフェース部
220 DRAMアクセス制御部
230 ヘッダ処理部
240 スクランブル処理部
250 EDC処理部
251 レジスタ
260、290、310 セレクタ部
270 PO処理部
280 SRAM
300 PI処理部
320 エンコード制御部
330 8−16変調部
400 DRAM
500 アナログ信号処理回路
600 光ピックアップ
700 マイクロコンピュータ
800 ホストコンピュータ
810 符号化装置
820 DRAM

Claims (10)

  1. 光ディスクへの記録データを記憶装置へ一旦書き込んだ後、前記記録データに基づいてヘッダおよび誤り検出符号が付与されるセクタ単位のデータ群を構成するとともに前記セクタ単位のデータ群を複数集めて行列を形成することでブロック単位のデータ群を構成し、前記ブロック単位のデータ群に対する前記ヘッダおよび前記誤り検出符号を除いたスクランブル処理、前記ブロック単位のデータ群のうち各行を構成する第1のデータ群に対しての第1の誤り訂正符号の付与ならびに前記ブロック単位のデータ群のうち各列を構成する第2のデータ群に対しての第2の誤り訂正符号の付与を行う符号化装置において、
    前記誤り検出符号の生成を行う誤り検出符号生成部と、
    前記スクランブル処理を行うスクランブル処理部と、
    前記第1の誤り訂正符号の生成を行う第1の誤り訂正符号生成部と、
    前記第2の誤り訂正符号の生成を行う第2の誤り訂正符号生成部と、を有し、
    前記誤り検出符号生成部、前記スクランブル処理部、前記第1の誤り訂正符号生成部、前記第2の誤り訂正符号生成部におけるいずれかの処理を並列化処理させるエンコード制御部を有すること、
    を特徴とする符号化装置。
  2. 前記エンコード制御部は、
    前記誤り検出符号生成部に対して、前記記憶装置から読み出された前記記録データを用いた前記誤り検出符号を生成するための演算処理を実行させるとともに、
    前記スクランブル処理部に対して、前記読み出された前記記録データを用いた前記スクランブル処理を施すための演算処理を実行させ、さらに、
    前記第1の誤り訂正符号生成部に対して、前記スクランブル処理が施された前記記録データを用いた前記第1の誤り訂正符号を生成するための第1の演算処理を実行させるとともに、
    前記第2の誤り訂正符号生成部に対して、前記スクランブル処理が施された前記記録データを用いた前記第2の誤り訂正符号を生成するための第2の演算処理を実行させること、
    を特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記誤り検出符号、前記スクランブル処理が施された記録データの一方を選択して、前記第2の誤り訂正符号生成部に供給する第1のセレクタ部と、
    前記誤り検出符号、前記スクランブル処理が施された記録データまたは前記第2の演算処理によって生成される前記第2の誤り訂正符号のいずれかを選択して前記第1の誤り訂正符号生成部に供給する第2のセレクタ部と、
    前記記憶装置へ書き込まれる前記並列化処理の実行結果として、前記誤り検出符号、前記スクランブル処理が施された記録データ、前記第2の演算処理によって生成される前記第2の誤り訂正符号または前記第1の演算処理によって生成される前記第1の誤り訂正符号のいずれかを選択する第3のセレクタ部と、を有し、
    前記エンコード制御部は、
    前記第1乃至前記第3のセレクタ部における選択タイミングを設定することで、前記誤り検出符号生成部、前記スクランブル処理部、前記第1の誤り訂正符号生成部および前記第2の誤り訂正符号生成部に対して、前記並列化処理を行わせること、
    を特徴とする請求項2に記載の符号化装置。
  4. 前記エンコード制御部は、前記第3のセレクタ部に対して、前記スクランブル処理が施された前記ブロック単位のデータ群に相当する前記記録データならびに当該記録データをもとに生成された前記第1の誤り訂正符号を選択させた後、引き続いて、前記ブロック単位のデータ群に相当する前記記録データをもとに生成された前記第2の誤り訂正符号を選択させること、を特徴とする請求項3に記載の符号化装置。
  5. 前記エンコード制御部は、
    前記スクランブル処理が施された前記ブロック単位のデータ群に相当する前記記録データをもとに前記第2の誤り訂正符号が生成された後、前記第2のセレクタ部に対して、前記生成された第2の誤り訂正符号を選択させることで、
    前記第1の誤り訂正符号生成部に対して、前記供給された前記第2の誤り訂正符号に対する前記第1の誤り訂正符号を生成するための前記第1の演算処理を実行させること、
    を特徴とする請求項3に記載の符号化装置。
  6. 前記誤り検出符号、前記スクランブル処理が施された記録データまたは前記第1の演算処理によって生成される前記第1の誤り訂正符号のいずれかを選択するセレクタ部を有し、
    前記エンコード制御部は、
    前記スクランブル処理が施された前記ブロック単位のデータ群に相当する前記記録データをもとに前記第1の誤り訂正符号が生成された後、前記セレクタ部に対して、前記生成された第1の誤り訂正符号を選択させることで、
    前記第2の誤り訂正符号生成部に対して、前記供給された前記第1の誤り訂正符号に対する前記第2の誤り訂正符号を生成するための前記第2の演算処理を実行させること、
    を特徴とする請求項2に記載の符号化装置。
  7. 前記記憶装置と、前記誤り検出符号生成部および前記スクランブル処理部との間に、前記記憶装置から読み出された所定データサイズ分の前記記録データを一時的に格納する緩衝記憶装置を複数設けておき、
    前記エンコード制御部は、
    前記記憶装置から読み出された前記所定データサイズ分の前記記録データを一の前記緩衝記憶装置に一時的に格納させた後、前記誤り検出符号生成部および前記スクランブル処理部に転送させるとともに、
    前記記憶装置から読み出されたつぎの前記所定データサイズ分の前記記録データを他の前記緩衝記憶装置に一時的に格納させること、
    を特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  8. 前記第3のセレクタ部と前記記憶装置との間に、前記記憶装置から読み出された所定データサイズ分の前記記録データに関する前記並列化処理の実行結果を、一時的に格納する緩衝記憶装置を複数設けておき、
    前記エンコード制御部は、
    前記所定データサイズ分の前記記録データに対する前記並列化処理の実行結果を、一の前記緩衝記憶装置に一時的に格納させた後に前記記憶装置へ書き込ませるとともに、
    つぎの前記所定データサイズ分の前記記録データに対する前記並列化処理の実行結果を他の前記緩衝記憶装置に一時的に格納させること、
    を特徴とする請求項1または7に記載の符号化装置。
  9. 前記緩衝記憶装置は、SRAM(Static Random Access Memory)であることを特徴とする請求項7または8に記載の符号化装置。
  10. 前記記憶装置は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の符号化装置。

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