JP2003238031A - レボルビング型自動巻取機 - Google Patents

レボルビング型自動巻取機

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JP2003238031A JP2002033760A JP2002033760A JP2003238031A JP 2003238031 A JP2003238031 A JP 2003238031A JP 2002033760 A JP2002033760 A JP 2002033760A JP 2002033760 A JP2002033760 A JP 2002033760A JP 2003238031 A JP2003238031 A JP 2003238031A
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    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/04Arrangements for removing completed take-up packages and or replacing by cores, formers, or empty receptacles at winding or depositing stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
    • B65H67/044Continuous winding apparatus for winding on two or more winding heads in succession
    • B65H67/048Continuous winding apparatus for winding on two or more winding heads in succession having winding heads arranged on rotary capstan head
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペース効率が充分に高いレボルビ
ング型自動巻取機を提供する。 【解決手段】 回動中心の回りに回動可能なターレット
テーブル3、3′、少なくとも2つのボビンホルダ4、
4′、5、5′、接圧ローラ9、9′およびトラバース
装置10を有し、一方のボビンホルダに装着したボビン
6に巻取った糸条が所定量に達すると、他方のボビンホ
ルダに装着したボビンに切替えて糸条を巻取るレボルビ
ング型自動巻取機において、ターレットテーブルが糸道
を挟んでその両側にそれぞれ配置され、両ターレットテ
ーブルの回動方向が互いに逆であり、各ターレットテー
ブルに対して設置された接圧ローラの回転方向が互いに
逆であり、接圧ローラおよびトラバース装置がターレッ
トテーブルの回動中心よりも上方に位置され、一方のタ
ーレットテーブルに装着されるボビンの糸捕捉用溝6a
がボビンホルダの奥側位置で、他方のターレットテーブ
ルに装着されるボビンの糸捕捉用溝をボビンホルダの手
前側位置であり、各糸捕捉用溝に糸掛けする糸掛け部材
12、12′、15、15′が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレボルビング型自動巻取
機に関する。より詳しくは、本発明はマシンフレームに
回動可能にターレットテーブルを設け、ターレットテー
ブルに糸条巻取用のボビンを装着する複数本のボビンホ
ルダを回転可能に担持し、一方のボビンホルダに巻取っ
た糸条が所定量に達すると、他方のボビンホルダに装着
したボビンに切替えて糸条を巻取るようにしたレボルビ
ング型自動巻取機に関する。
【0002】
【従来の技術】紡糸機から紡出された糸条をボビンに連
続的に巻取る場合には、レボルビング型の巻取機が一般
的に使用されている。ここに、レボルビング型の巻取機
は、マシンフレームに回動可能に設置されたターレット
テーブルとターレットテーブルに回転可能に担持され、
糸条巻取用のボビンを装着する2本のボビンホルダと、
垂直方向に昇降する可動枠体と可動枠体に回転可能に取
り付けられた接圧ローラと、糸条糸道に対して接圧ロー
ラの上流側に位置するトラバース装置とにより構成され
ている。
【0003】糸条巻取機においては、近年、生産量を増
やすために多エンド化(1つのスピンドルに複数の巻取
ボビンを装着可能とすること)の傾向にある。この場合
に生産量当たりのスペース効率向上と設備費用の低減、
巻姿の向上が要求される。この要求を満たすべく、巻取
機を組み合わせて、一層多エンドにすることが提案され
ている。
【0004】例えば、特開平1−267270号公報に
は、複数個の回動可能なターレットテーブルを1個の機
枠に上下に配列した巻取機が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】生産量当たりのスペー
ス効率向上と設備費用の低減要求に対して、特開平1−
267270号公報に開示された配置では複数個のター
レットテーブルを1個の機枠に上下に配列したに過ぎ
ず、左右方向の機枠を狭くすることはなんら考慮されて
いない。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上述した従来技術に付随する
問題点に鑑みて、左右方向のスペース効率を充分に高め
ることができ、生産量当たりのスペース効率向上と設備
費用の低減、巻姿の向上が図れるレボルビング型自動巻
取機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記目
的を、回動中心の回りに回動可能なターレットテーブル
に少なくとも2つのボビンホルダが回転可能に装着さ
れ、該ボビンホルダに対して糸道上流側に設置された接
圧ローラおよびトラバース装置を有し、一方のボビンホ
ルダに装着したボビンに巻取った糸条が所定量に達する
と、他方のボビンホルダに装着したボビンに切替えて糸
条を巻取るようにしたレボルビング型自動巻取機におい
て、前記ターレットテーブルが前記糸道を挟んでその両
側にそれぞれ配置され、一方のターレットテーブルと他
方のターレットテーブルの回動方向が互いに逆であり、
一方のターレットテーブルに対して設置された接圧ロー
ラと他方のターレットテーブルに対して設置された接圧
ローラとの回転方向が互いに逆であるとともに前記接圧
ローラおよびトラバース装置が前記ターレットテーブル
の回動中心よりも上方に位置することを特徴とする巻取
機により達成する。
【0008】本発明においては、ターレットテーブルが
糸道を挟んでその両側にそれぞれ配置されているので、
左右方向の間隔を充分に狭めることができる。
【0009】しかも、本発明においては、接圧ローラお
よびトラバース装置がターレットテーブルの回動中心よ
りも上方に位置されているので、ボビンに巻取られる糸
条をコンタクトローラへ導く際にターレットテーブルの
脇を通過させる必要がなく、このため左右のターレット
テーブル間の間隔を充分に狭めることができ、左右方向
のスペース効率を充分に高められる。
【0010】本発明においては、請求項2に記載のよう
に、前記一方のターレットテーブルに装着した巻取側の
ボビンホルダと他方のターレットテーブルに装着した巻
取側のボビンホルダの距離を、巻取可能な最大巻径のパ
ッケージ外径より小さくして糸条を巻き始め、前記それ
ぞれの巻取側のボビンホルダに巻き取られるパッケージ
の外周の間隔を所定の値に保ちながら、互いの巻取パッ
ケージが退避する方向に巻き太るにつれてターレットテ
ーブルを回動するようにした巻取機とすることが好まし
い。この構成とすることにより、左右方向のスペース効
率を一層高められる。
【0011】また、請求項3に記載のように、前記一方
の接圧ローラと他方の接圧ローラとが共通の1つの昇降
枠体に支持されるとともに、それぞれの接圧ローラが該
昇降枠体に対して独立して移動可能であることにより、
双方の接圧ローラに接触する巻取パッケージの巻径の差
を補正でき、望ましい。
【0012】また、請求項4に記載のように、前記ボビ
ンへの糸条の巻き始めから巻き終わりにおいて、糸条の
前記接圧ローラへの接触角(プリント角)が略一定とな
るように、巻取パッケージの巻き太りにつれてターレッ
トテーブルが回動することが好ましい。
【0013】また、請求項5に記載のように、前記ター
レットテーブルに回動させる駆動手段が設けられ、前記
2つのターレットテーブルの駆動手段が共通しているこ
とが装置をコンパクトとでき好ましい。
【0014】また、請求項6に記載のように、一方のタ
ーレットテーブルに装着したボビンホルダで巻取る糸条
と他方のターレットテーブルに装着したボビンホルダで
巻取る糸条を順次糸ガイドに案内した後に作動させて両
ボビンホルダ上のボビンに同時に糸掛けする糸掛け装置
が、前記2つのターレットテーブルの中央部に設けられ
ていると、糸掛け時間が短縮され、同時糸掛けができる
ので好ましい。
【0015】更に、本発明においては、2つのターレッ
トテーブルが糸道を挟んでその両側にそれぞれ配置され
ていればよく、糸条送給装置からトラバース装置まで小
間隙をあけて近接した平行な糸道に沿って糸条を案内し
てもよい。
【0016】しかし、請求項7に記載し且つ実施例に示
したように、一方のターレットテーブルのボビンホルダ
に装着されたボビンに巻取られる糸条と他方のターレッ
トテーブルのボビンホルダに装着されるボビンに巻取ら
れる糸条とが一緒にトラバース装置まで案内され、トラ
バース装置で綾振られた後にそれぞれの接圧ローラへ送
給されるようになっていることが好ましい。
【0017】この構成とすることにより、左右のユニッ
トを一層近接させることができ、更に、糸送りローラな
どの送給部材からトラバース装置までの部材を左右のユ
ニットで共通に使用でき、全体としての設備費用を一層
低減できる。
【0018】更に本発明においては、請求項8に記載の
ように、前記一方のターレットテーブルのボビンホルダ
に装着されるボビンの糸捕捉用溝の位置をボビンホルダ
の奥側位置とし、前記他方のターレットテーブルのボビ
ンホルダに装着されるボビンの糸捕捉用溝の位置をボビ
ンホルダの手前側位置とし、それぞれの糸捕捉用溝に糸
掛けする糸掛け部材が設けられていてもよい。これによ
り、後工程において通常行なわれるように、巻取られた
糸条パッケージの向きを同方向としてクリールに供給す
ると、糸条パッケージからの糸条の解除方向が同方向に
なるので、糸条パッケージのトランスファーテールと次
のパッケージの端糸を支障なくトランスファー連結で
き、糸条の解舒方向も同方向とできるというメリットが
ある。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図示した添付図面を
参照して、本発明を詳細に説明する。なお、図面におい
て、図1は本発明に係わるレボルビング型自動巻取機の
1実施例の正面図であり、図2はその側面図である。ま
た、図3は、この実施例に係る装置の初期糸掛け時の作
動手順を時系列的に示す図である。図4は、この実施例
に係る装置の糸切替時の作動手順を時経列的に示す図で
ある。図5および図6は糸捕捉溝へ糸を係合する時の糸
の屈曲状態の概略図である。図7は、実施例に係る装置
の幾何学的な位置関係を示す図である。
【0020】図1および図2において、符号1はマシン
フレームを示し、本実施例においてマシンフレーム1は
ユニットとして構成されている。マシンフレーム1の本
体は直方体形状をしており、マシンフレーム1の底部に
は前方(図2の左側)の作業スペース近傍まで延在する
ベース2が設けられている。
【0021】マシンフレーム1の前面には円板形状のタ
ーレットテーブル3、3′が水平方向に延在する中心軸
線の回りに回動可能に設けられている。両ターレットテ
ーブル3、3′の中心軸線は水平方向(図1の左右方
向)に間隔を開けている。各ターレットテーブル3、
3′はモータ等の駆動手段(図示せず)に連結されてお
り、駆動手段により回動される。なお、2つのターレッ
トテーブル3、3′の駆動手段を電気的または機械的に
連結して、両ターレットテーブル3、3′が共通の1つ
の駆動手段により駆動されるようにして、設備全体をコ
ンパクトしてもよい。
【0022】ターレットテーブル3、3′には、その中
心軸線に平行、すなわち、図1の紙面に垂直な方向(図
2の紙面方向)にそれぞれ2本のボビンホルダ4、5お
よび4′、5′が回転可能に突設されている。ボビンホ
ルダ4、5、4′、5′はそれぞれモータのような駆動
装置(図示せず)に連結されており、所定の速度で回転
させられるようになっている。本実施例のボビンホルダ
4、5、4′、5′にはそれぞれ8個のボビン6が装着
可能である。
【0023】図1に示すように、マシンフレーム1の内
部に2本のスライドレール7が垂直に設けられ、スライ
ドレール7に沿って昇降枠体8が流体シリンダ(図示せ
ず)により昇降可能である。
【0024】昇降枠体8には、接圧ローラ9、9′およ
びトラバース装置10が担持されている。接圧ローラ
9、9′は、昇降枠体8に対してそれぞれ独立して移動
可能(揺動可能または直線状移動可能)に支承されてお
り、ボビンホルダ4、5、4′、5′に装着されたボビ
ン6またはその上に形成された糸層に接触する。接圧ロ
ーラ9、9′は、ボビンホルダ4、5、4′、5′に装
着されたボビン6に糸条Yを巻取る際に、糸条Yをボビ
ン6へ送るとともに圧接して、パッケージの形状を良く
するとともに、パッケージ硬度を高めることを目的とし
てパッケージ表面に接触させられている。
【0025】本実施例においては、巻取機の上方に設置
された供給ローラなどの糸条供給手段(図示せず)から
トラバース装置10までは、両ターレットテーブル3、
3′に装着されたボビン6に巻き取られる両糸条Yを一
緒に送給し、トラバース装置をでた後でそれぞれに分け
るようになっている。
【0026】本実施例においては昇降枠体8は1つであ
り、この1つの昇降枠体8にそれぞれ独立して、2つの
接圧ローラ9、9′が揺動可能に支承されている。この
構成とすることにより、ターレットテーブル3、3′の
ボビンホルダ4、5、4′、5′上のボビンに形成され
たパッケージの巻径の差を補正できる。
【0027】トラバース装置10は、糸条Yをボビン6
の軸方向に綾振るトラバースガイドおよびトラバースガ
イドを綾振り駆動させるトラバースカムからなり、トラ
バースカムが駆動装置(図示せず)により回転され、ト
ラバースカムの溝に係合したトラバースガイドがトラバ
ース範囲内で糸条Yをボビン6の軸方向に往復運動させ
る。
【0028】なお、実施例ではトラバースカム方式のト
ラバース装置10を採用したが、互いに逆方向に回転す
る回転羽根からなる回転ブレード方式のトラバース装置
等の公知のトラバース装置をを用いてもよい。
【0029】マシンフレーム1の上面にくの字状断面
(図1参照)をしたプレート11、11′が揺動可能に
支承されており、プレート11、11′は、マシンフレ
ーム1の上方の復帰位置(図1に示す位置)から糸切替
え時の作動位置(図4(c)参照)まで流体圧シリンダ
(図示せず)により移動可能である。プレート11、1
1′の先端には糸案内ガイド12、12′と糸道規制ガ
イド13、13′とが取着されている。
【0030】糸案内ガイド12、12′と糸道規制ガイ
ド13、13′とは、マシンフレーム1の前面から作業
スペース近傍まで、ボビンホルダ4、5、4′、5′の
軸線に平行に(図1の紙面に垂直な方向に)延在してお
り、前述した流体圧シリンダ(図示せず)によるプレー
ト11、11′の移動とともに図1の紙面に平行に移動
可能である。
【0031】糸道規制ガイド13、13′は糸条Yをト
ラバース装置10のトラバースガイドから外して所定量
の糸条Yが巻かれているパッケージ(満巻パッケージ)
の端面から糸条Yが落ちないように糸道を規制する。糸
道規制ガイド13、13′により糸道を規制された糸条
は、糸案内ガイド12、12′によりボビンホルダ4、
5、4′、5′に装着されたボビン6に形成された糸捕
捉溝6aに対応する位置へ導かれ、糸条Yは糸捕捉溝6
aに一致するように規制される。
【0032】また、マシンフレーム1の下面にL字形状
をしたプレート14、14′の下端部が揺動可能に支承
されており、プレート14、14′は、流体圧シリンダ
(図示せず)により、マシンフレーム1の中央部下方の
復帰位置(図1、図3(c)に示す位置)から初期糸掛
け時の作動位置(図3(b)に示す位置)まで移動す
る。プレート14、14′は、マシンフレーム1の前面
から作業スペース近傍までボビンホルダ4、5、4′、
5′の軸線に平行に(図1の紙面に垂直な方向に)延在
しており、その先端には、ボビンホルダ4、5、4′、
5′に装着されたボビン6に形成された糸捕捉溝6aに
対応した位置に初期糸掛けガイド15、15′が取着さ
れており、初期糸掛けガイド15、15′はプレート1
4、14′とともに復帰位置と初期糸掛け時の作動位置
との間を移動可能である。
【0033】本実施例においては、図5に示すように図
1において右側のターレットテーブル3のボビンホルダ
4、5に装着されるボビン6の糸捕捉用溝6aの位置を
ボビンホルダ4、5の奥側位置(マシンフレーム1側)
としており、図6に示すように図1において左側のター
レットテーブル3′のボビンホルダ4′、5′に装着さ
れるボビン6の糸捕捉用溝6aの位置をボビンホルダ
4′、5′の手前側位置(作業スペース側)としてい
る。なお、ターレットテーブル3、3′とボビン6の糸
捕捉用溝6aの位置との関係は上述と逆にしてもよい。
また、場合に因っては、ターレットテーブル3、3′の
ボビンホルダ4、5、4′、5′に装着されるボビン6
の糸把持溝6aをともに奥側位置(マシンフレーム1
側)または手前側位置(作業スペース側)としてもよ
い。
【0034】上述した糸案内ガイド12、12′および
初期糸掛けガイド15、15′は、本発明の糸掛け部材
であり、対応するボビンホルダ4′、5′に装着された
ボビン6の糸捕捉用溝6aに対応する位置に糸条Yを案
内するように設置されている。
【0035】以下、図3を参照してこの実施例装置の初
期糸掛け時(紡出開始時等に糸条Yをボビンに糸掛けす
る時)の作動を、そして、図4を参照して満巻ボビンの
切替え時(満巻ボビンから空ボビンへの巻取り糸条Yの
切替え時)の作動について説明する。
【0036】<初期糸掛け時>紡出開始時等に糸条Yを
ボビンに糸掛けする初期糸掛け時においては、ボビンホ
ルダ4が時計方向に回転され、ボビンホルダ4′が反時
計方向に回転される。それぞれのボビンホルダ4、4′
の回転数が所定の回転数(糸掛けに適する回転数)に到
達すると、流体シリンダ(図示しない)により、初期糸
掛けガイド15、15′をボビンホルダ4、4′に近づ
く方向に作動させ、糸条Yをボビンホルダ4、4′に装
着したボビン6の糸捕捉溝に係合させ、糸捕捉溝の把持
力だけでなく、糸条走行方向とボビン6の回転方向の相
対速度により糸条Yを切断し、ボビンホルダ4、4′に
装着したボビン6に糸条Yを巻取る。
【0037】以下、その作動、特に、初期糸掛けガイド
15、15′の作動を、図3に従い説明する。
【0038】糸条Yは巻取機の上流に位置する糸条送給
ローラから送給される。送給される糸条Yをトラバース
装置10の近傍に設けた糸外しガイド(図示せず)によ
りトラバース装置10から外した状態で、その先端をサ
クションガンのような糸把持手段(図示せず)で把持
し、糸把持手段をマシンフレーム1下方の中央に位置さ
せる。それとともに、ボビンホルダ4、4′に装着した
ボビン6と接圧ローラ9、9′が接触する位置まで各タ
ーレットテーブル3、3′を回動させる。
【0039】その後、図3(a)に示すように、流体圧
シリンダ(図示しない)によりプレート14を時計方向
に、プレート14′を反時計方向に揺動させて、初期糸
掛けガイド15、15′を初期糸掛け位置に移動させ
る。この状態で、作業者は糸把持手段に引き取られてい
る糸条Yをトラバース装置の近傍の糸外しガイドの位置
から分岐し、手に持った糸掛けガイドを操作して、それ
ぞれの糸条Yを初期糸掛けガイド15、15′に糸通し
する。
【0040】その後、上述した回転方向へボビンホルダ
4、4′の回転を開始させ、また、接圧ローラ9、9′
はボビンホルダ4、4′と逆方向へ回転させ、それぞれ
を所定の回転数(糸掛けに適する回転数)とする。この
状態は、これから初期の糸掛けを行う直前の状態であ
る。
【0041】流体圧シリンダ(図示しない)によりプレ
ート14、14′を更に揺動させて、初期糸掛けガイド
15、15′をボビンホルダ4、4′に一層近付ける方
向に作動させ、ボビンホルダ4、4′に装着したボビン
6の糸捕捉溝6aに糸条Yを係合させ、図3(b)の状
態とする。
【0042】次いで、流体圧シリンダ(図示しない)に
より、プレート14、14′および初期糸掛けガイド1
5、15′を前述と逆方向に揺動させて復帰位置に戻
し、図3(c)の状態とする。
【0043】以上により、紡出開始時等における糸条Y
のボビン6への初期糸掛けが完了し、以下、ボビン6上に
糸条Yが巻取られる。
【0044】なお、本実施例では、初期糸掛けガイド1
5、15′をボビンホルダ4、4′に近付ける方向に作
動させて初期糸掛けしたが、ターレットテーブル3、
3′を通常の切替動作と逆方向に回動させ、ボビンホル
ダ4、4′を初期糸掛けガイド15、15′に近付ける
方向に移動させる動作を加えて、ボビンホルダ4、4′
に装着したボビン6の糸捕捉溝に糸条Yを係合させても
よい。
【0045】<満巻ボビン切替え時>次に、この実施例
装置の満巻ボビンの切替え時(満巻ボビンから空ボビン
への巻取り糸条Yの切替え時)の作動について説明す
る。
【0046】ボビンホルダ4が時計方向に、ボビンホル
ダ4′が反時計方向に回転して、ボビンホルダ4、4′
に装着したボビン6に糸条Yが巻取られる。ボビン6へ
の糸条Yの巻き始めから巻き終わりの間、昇降枠体8が
所定の位置まで上昇後、駆動装置(図示しない)によ
り、ターレットテーブル3を時計方向に、ターレットテ
ーブル3′は反時計方向に微速回動させて、糸条Yの接
圧ローラ9、9′への接触角(プリント角)が略一定と
なるようにする。
【0047】巻取った糸条Yが所定量に達すると(満巻
になると)、ターレットテーブル3を時計方向に、ター
レットテーブル3′を反時計方向に高速回動し、後述す
るように糸案内ガイド12、12′と糸道規制ガイド1
3、13′が、それぞれボビンホルダ4とボビンホルダ
5の間、ボビンホルダ4′とボビンホルダ5′の間に進
出してボビンホルダに装着したボビン6の糸捕捉溝に糸
条Yを係合させる。空ボビンの糸条Yを糸捕捉溝に把持
力したままで空ボビンを回転させることにより満巻ボビ
ンから空ボビンに連なる糸条Yを切断し、今度はボビン
ホルダ5、5′に装着したボビン6に糸条Yを巻取る。
【0048】以下、その作動、特に、糸案内ガイド1
2、12′と糸道規制ガイド13、13′の作動を、図
4に従い説明する。
【0049】図4(a)はボビンホルダ4、4′に装着
したボビン6に巻取った糸条Yが所定量(満巻)に達
し、これから糸条Yの切替えを行う直前の状態を示して
いる。この状態では、プレート11、11′、糸案内ガ
イド12、12′および糸道規制ガイド13、13′は
流体圧シリンダ(図示しない)により糸条Yと干渉しな
い位置に位置されている。
【0050】駆動装置(図示しない)により、ターレッ
トテーブル3を時計方向に、ターレットテーブル3′を
反時計方向に回動し、図4(b)の状態とする。ここ
で、流体圧シリンダ(図示しない)により、プレート1
1、11′、糸案内ガイド12、12′および糸道規制
ガイド13、13′を復帰位置から作動位置へ移動を開
始させ、図4(c)の状態とする。
【0051】次いで、所定量の糸条Yが巻かれているパ
ッケージ(満巻パッケージ)の端面から糸条Yが落ちな
いように、糸道規制ガイド13、13′により糸道を規
制しておいて、糸案内ガイド12、12′をボビンホル
ダ4,4′の軸線方向に移動させて、糸条Yをボビン6
の糸捕捉溝6aに係合させる。
【0052】この状態で、前述し、また後に詳述するよ
うにして、ターレットテーブル3、3′および接圧ロー
ラ9、9′を制御しつつ、ボビンホルダ5、5′に装着
され糸捕捉溝6aに糸条Yが係止されたボビン6上に糸
条Yの巻取を行なう。
【0053】ボビンホルダ4、4′に装着されたボビン
6(満巻ボビン)に巻取られた糸条Yは、ボビンホルダ
4、4′の回転が停止した後に、ボビンホルダ4、4に
平行し、その軸線方向に移動可能なプッシャからなる玉
揚げ装置(図示しない)により巻取機の外(作業スペー
ス側)へ排出される。
【0054】プレート11、11′、糸案内ガイド1
2、12′および糸道規制ガイド13、13′は、ボビ
ンホルダ5、5′に装着したボビン6への糸掛け、ボビ
ンホルダ4、4′に装着したボビン6に巻取った満巻パ
ッケージの排出およびボビンホルダ4、4′への空ボビ
ンの装着など所定の作業が完了した時点で、それぞれ作
動位置から復帰位置に戻される。
【0055】<巻き太り回動>次に、この実施例装置の
巻き始めから巻き終わりの作動について説明する。図7
にボビンホルダ4、4′の巻き始め位置を破線で示す。
【0056】本実施例では、巻き始め位置におけるボビ
ンホルダ4、4′のセンター間距離Lを満巻パッケージ
の外径Dpよりも小さく設定している。従って、ボビン
ホルダ4、4′を巻き始め位置に位置させたままで巻き
終わりまで糸条Yを巻取ると、ボビンホルダ4の満巻パ
ッケージとボビンホルダ4′の満巻パッケージとが干渉
(接触)して糸条パッケージを損傷する。
【0057】そこで、本実施例では、巻取中常時、両タ
ーレットテーブル上の巻取パッケージ間に所定の間隔が
保てるように互いの巻取パッケージが退避する方向にパ
ッケージが巻き太るにつれてターレットテーブル3、
3′を回動させている。
【0058】こうすることにより、トラバース装置をコ
ンパクトにし、接圧ローラ間の距離Sが小さくなるとと
もに、満巻パッケージの大きさが大きくても、全ての巻
径において接圧ローラと巻取パッケージを接触させるこ
とができる。
【0059】また、従来は巻き始めから巻き終わりにか
けてターレット角度θをほぼ一定としていた(図8の一
点鎖線参照)のに対し、本実施例においては、巻き始め
のターレット角度θを大きく設定し、巻き始めから巻き
終わりにかけて、巻径の増加につれターレット角度θを
図8の実線で示すように減少させている。
【0060】このようにターレット角度θを変化させな
がら、巻き太ることにより、図9に示すように、糸条Y
の接圧ローラへの接触角度α(プリント角:図7参照)
を略一定にして巻取ることができる。
【0061】比較のために、ボビンホルダを巻き終わり
位置で固定して巻いた場合の糸条Yの接圧ローラへの接
触角度α(プリント角)を一点鎖線で示す。この場合に
は、小巻から満巻につれて徐々に糸条の接圧ローラへの
接触角度α(プリント角)が減少している。また、巻径
215mmで糸条の接圧ローラへの接触角度α(プリン
ト角)が180°となり、それ以下の巻径では接圧ロー
ラと巻取パッケージが接触しない状態となる。
【0062】糸条の接圧ローラへの接触角度α(プリン
ト角)を略一定に巻取ると、接圧ローラと糸条Yの摩擦
抵抗を略一定とすることができる。加えて接触角度α
(プリント角)を略一定にすると言うことは接圧ローラ
と巻取パッケージの接触角度を略一定にでき(接圧力が
略一定)、巻姿および糸質が向上する。
【0063】
【発明の効果】本発明においては、ターレットテーブル
が糸道を挟んでその両側にそれぞれ配置されているの
で、左右方向の間隔を充分に狭めることができる。
【0064】しかも、本発明においては、接圧ローラお
よびトラバース装置がターレットテーブルの回動中心よ
りも上方に位置されているので、ボビンに巻取られる糸
条をコンタクトローラへ導く際にターレットテーブルの
脇を通過させる必要がなく、このため左右のターレット
テーブル間の間隔を充分に狭めることができ、左右方向
のスペース効率を充分に高められる。
【0065】本発明においては、2つのターレットテー
ブルが糸道を挟んでその両側にそれぞれ配置されていれ
ばよく、糸条送給装置からトラバース装置まで小間隙を
あけて近接した平行な糸道に沿って糸条を案内してもよ
い。
【0066】更に実施例に示したように、一方のターレ
ットテーブルのボビンホルダに装着されたボビンに巻取
られる糸条と他方のターレットテーブルのボビンホルダ
に装着されるボビンに巻取られる糸条とが一緒にトラバ
ース装置まで案内され、トラバース装置で綾振られた後
にそれぞれの接圧ローラへ送給されるようになっている
ことが好ましい。
【0067】この構成とすることにより、左右のユニッ
トを一層近接させることができ、更に、糸送りローラな
どの送給部材からトラバース装置までの部材を左右のユ
ニットで共通に使用でき、全体としての設備費用を一層
低減できる。
【0068】本発明においては、一方のターレットテー
ブルに装着した巻取側のボビンホルダと他方のターレッ
トテーブルに装着した巻取側のボビンホルダの距離を、
巻取可能な最大巻径のパッケージ外径より小さくして糸
条を巻き始め、それぞれの巻取側のボビンホルダに巻き
取られるパッケージの外周の間隔を所定の値に保ちなが
ら、互いの巻取パッケージが退避する方向に巻き太るに
つれてターレットテーブルを回動するようにした巻取機
とすることが好ましい。この構成とすることにより、左
右方向のスペース効率を一層高められる。
【0069】また、一方の接圧ローラと他方の接圧ロー
ラとが共通の1つの昇降枠体に支持されるとともに、そ
れぞれの接圧ローラが該昇降枠体に対して独立して移動
可能であることにより、双方の接圧ローラに接触する巻
取パッケージの巻径の差を補正でき、望ましい。
【0070】また、ボビンへの糸条の巻き始めから巻き
終わりにおいて、糸条の前記接圧ローラへの接触角(プ
リント角)が略一定となるように、巻取パッケージの巻
き太りにつれてターレットテーブルが回動することが好
ましい。
【0071】また、ターレットテーブルに回動させる駆
動手段が設けられ、2つのターレットテーブルの駆動手
段が機械的または電気的に共通していることが装置をコ
ンパクトとでき好ましい。
【0072】また、一方のターレットテーブルに装着し
たボビンホルダで巻取る糸条と他方のターレットテーブ
ルに装着したボビンホルダで巻取る糸条を順次糸ガイド
に案内した後に作動させて両ボビンホルダ上のボビンに
同時に糸掛けする糸掛け装置が、2つのターレットテー
ブルの中央部に設けられていると、糸掛け時間が短縮さ
れ、同時糸掛けができるので好ましい。
【0073】更に本発明においては、一方のターレット
テーブルのボビンホルダに装着されるボビンの糸捕捉用
溝の位置をボビンホルダの奥側位置とし、他方のターレ
ットテーブルのボビンホルダに装着されるボビンの糸捕
捉用溝の位置をボビンホルダの手前側位置とし、それぞ
れの糸捕捉用溝に糸掛けする糸掛け部材が設けられてい
ることが好ましい。これにより、後工程において、巻取
られた糸条パッケージを同方向としてクリールに供給す
ると、糸条パッケージからの糸条の解除方向が同方向に
なるので、糸条パッケージのトランスファーテールと次
のパッケージの端糸を支障なくトランスファー連結でき
るというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレボルビング型自動巻取機の1
実施例の正面図であり、
【図2】図1に示す実施例の側面図である。
【図3】図1、図2に示す実施例の初期糸掛け時の作動
手順を時系列的に示す図である。
【図4】図1、図2に示す実施例の糸切替時の作動手順
を時経列的に示す図である。
【図5】ターレット8のボビンホルダ4または5に装着
されたボビン6の糸捕捉溝6aへ糸条Yを係合させる時
の糸条Yの屈曲状態の概略右側面図である。
【図6】ターレット8′のボビンホルダ4′または5′
に装着されたボビン6の糸捕捉溝6aへ糸条Yを係合す
る時の糸条Yの屈曲状態の概略右側面図である。
【図7】実施例に係る装置の幾何学的な位置関係を示す
図である。
【図8】実施例におけるターレット角度θと巻径との関
係を示す線図である。
【図9】糸条Yの接圧ローラへの接触角度α(プリント
角)と巻径との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 マシンフレーム 2 ベース 3、3′ ターレットテーブル 4、4′、5、5′ ボビンホルダ 6 ボビン 7 スライドレール 8 昇降枠体 9、9′ 接圧ローラ 10 トラバース装置 11、11′ プレート 12、12′ 糸案内ガイド 13、13′ 糸道規制ガイド 14、14′ プレート 15、15′ 初期糸掛けガイド Y 糸条
フロントページの続き (72)発明者 杉岡 隆美 愛媛県松山市北吉田町77番地29 帝人製機 テキスタイルマシナリー株式会社内 (72)発明者 弓達 利博 愛媛県松山市北吉田町77番地29 帝人製機 テキスタイルマシナリー株式会社内 Fターム(参考) 3F112 AA06 EA10 VB01 VB05 VC01 VC02 VC05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動中心の回りに回動可能なターレット
    テーブルに少なくとも2つのボビンホルダが回転可能に
    装着され、該ボビンホルダに対して糸道上流側に設置さ
    れた接圧ローラおよびトラバース装置を有し、一方のボ
    ビンホルダに装着したボビンに巻取った糸条が所定量に
    達すると、他方のボビンホルダに装着したボビンに切替
    えて糸条を巻取るようにしたレボルビング型自動巻取機
    において、前記ターレットテーブルが前記糸道を挟んで
    その両側にそれぞれ配置され、一方のターレットテーブ
    ルと他方のターレットテーブルの回動方向が互いに逆で
    あり、一方のターレットテーブルに対して設置された接
    圧ローラと他方のターレットテーブルに対して設置され
    た接圧ローラとの回転方向が互いに逆であるとともに前
    記接圧ローラおよびトラバース装置が前記ターレットテ
    ーブルの回動中心よりも上方に位置することを特徴とす
    る巻取機。
  2. 【請求項2】 前記一方のターレットテーブルに装着し
    た巻取側のボビンホルダと他方のターレットテーブルに
    装着した巻取側のボビンホルダの距離を、巻取可能な最
    大巻径のパッケージ外径より小さくして糸条を巻き始
    め、前記それぞれの巻取側のボビンホルダに巻き取られ
    るパッケージの外周の間隔を所定の値に保ちながら、互
    いの巻取パッケージが退避する方向に巻き太るにつれて
    ターレットテーブルを回動するようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の巻取機。
  3. 【請求項3】 前記一方の接圧ローラと他方の接圧ロー
    ラとが共通の1つの昇降枠体に支持されるとともに、そ
    れぞれの接圧ローラが該昇降枠体に対して独立して移動
    可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    巻取機。
  4. 【請求項4】 前記ボビンへの糸条の巻き始めから巻き
    終わりにおいて、糸条の前記接圧ローラへの接触角度
    (プリント角)が略一定となるように、巻取パッケージ
    の巻き太りにつれてターレットテーブルが回動するよう
    にしたことを特徴とする請求項1または2に記載の巻取
    機。
  5. 【請求項5】 前記ターレットテーブルに回動させる駆
    動手段が設けられ、前記2つのターレットテーブルの駆
    動手段が共通していることを特徴とする請求項1または
    2に記載の巻取機。
  6. 【請求項6】 一方のターレットテーブルに装着したボ
    ビンホルダで巻取る糸条と他方のターレットテーブルに
    装着したボビンホルダで巻取る糸条を順次糸ガイドに案
    内した後に作動させて両ボビンホルダ上のボビンに同時
    に糸掛けする糸掛け装置が、前記2つのターレットテー
    ブルの中央部に設けられていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の巻取機。
  7. 【請求項7】 一方のターレットテーブルのボビンホル
    ダに装着されたボビンに巻取られる糸条と他方のターレ
    ットテーブルのボビンホルダに装着されるボビンに巻取
    られる糸条とが一緒にトラバース装置まで案内され、ト
    ラバース装置で綾振られた後にそれぞれの接圧ローラへ
    送給されるようになっていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の巻取機。
  8. 【請求項8】 前記一方のターレットテーブルのボビン
    ホルダに装着されるボビンの糸捕捉用溝の位置をボビン
    ホルダの奥側位置とし、前記他方のターレットテーブル
    のボビンホルダに装着されるボビンの糸捕捉用溝の位置
    をボビンホルダの手前側位置とし、それぞれの糸捕捉用
    溝に糸掛けする糸掛け部材が設けられていることを特徴
    とする請求項1〜7の何れか1項に記載の巻取機。
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