JP2003236356A - 半連続式混合攪拌方法及び同装置 - Google Patents

半連続式混合攪拌方法及び同装置

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Noboru Terasawa
登 寺沢
Kazuya Sakashita
和也 坂下
Takatoshi Fujisaki
貴寿 藤崎
Toshihiro Miyauchi
俊博 宮内
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Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd
住友建機製造株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 攪拌時間を自由に調整すると共に、小さな駆
動動力で、攪拌むらのない良品質の製品を適量だけ生産
可能で車両に容易に搭載可能な処理装置を提供すること
を課題としている。 【構成】 原料投入口から投入された所定量の原料を搬
送手段により混合撹拌装置内の投入口から製品排出口ま
での区間に分布して供給する原料供給工程と、前記原料
を混合撹拌装置内に滞留させて混合攪拌する混合攪拌工
程と、混合攪拌された製品を該搬送手段により製品排出
口から排出する製品排出工程とを具備し、製品排出工程
は更に原料の供給を同時に行うことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として、原料
に添加剤等を添加して混合・攪拌する処理装置の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】混合攪拌装置は、従来から泥土固化装置
やコンクリートミキサ等において知られている。コンク
リートミキサは、例えば、特許公開公報第平10−30
9971号、特許公開公報2000−33831、特許
公開公報2000−43025等に開示されているよう
に、車体にミキサを搭載したコンクリートミキサ車とし
て知られている。これらのコンクリートミキサ車はいず
れもバッチ方式の混合撹拌装置であるため、連続処理が
できないために、大量処理が困難であるという課題があ
る。
【0003】また、泥土固化装置も従来から種々の形式
の装置が知られている。例えば、公開特許公報第平5−
51942号には連続式汚泥処理装置が開示されてい
る。この装置は可尭性ベルトゴムを半円状に曲げて搬送
手段を構成している。このためにベルトの回転に大きな
駆動力が必要となり、ベルトゴムの消耗が激しくなり耐
久性に欠けるという欠点がある。更に、この装置はカバ
ーで覆う構成となっていないために、粉塵が外部に飛散
しやすく周囲の環境を汚染するという欠点の他、雨天等
の場合に使用が困難になるという問題点がある。
【0004】公開特許公報第平7−292718号には
連続方式の汚泥(又は泥土)処理装置が開示されてい
る。さらに、公開特許公報第平11−33620号に
は、動力源なしに混練できる連続式泥土固化処理装置が
開示されている。これらの連続方式の固化処理装置は土
地又は床等に固設する方式であり、複数の作業場間を移
動させるには設置、分解等の作業を繰り返す必要があ
り、また、遠く離れた作業現場に設置するには機材運搬
等の作業が必要になり使用場所に制限を受けるという課
題がある。構成自体も複雑であるために、メンテナンス
作業に時間がかかるという課題もある。
【0005】これらの課題を解決した処理装置として、
公開特許公開公報2000−8368に開示されている
連続式混合装置がある。この装置を図9、図10に示
す。図9において、無端キャタピラ51を装備した自走
車両50の車体上にミキサ53が設置されている。ミキ
サ53は図10に示すような2軸式の連続ミキサで、図
10(A)は平面図、(B)はX−X断面図を示す。ミ
キサ53は混合胴54内に多数の混合羽根55を取り付
けた2本の混合軸56を平行に配置し、駆動モータ57
により2本の混合軸56を相反する方向に回転させて材
料を連続的に混合する。
【0006】混合胴54の駆動モータ57側の端部に泥
土等の材料を受け入れる材料投入部58が設けられてお
り、反対側端部下側には混合した改良土等の混合剤を排
出する材料排出部59が設けられている。排出部59の
下方には、油圧シリンダ61により上下に傾動可能にし
た混合物搬出コンベア60が設けられている。なお、ミ
キサ53の混合胴54は上下に傾動可能に設けられてお
り、これにより混合時間(混合胴54内に滞留する時
間)を調節可能にしている。即ち、泥土の粘度が低く流
動性に富むときは材料排出部59を上向きに傾け、粘度
が高く流動性に乏しいときは材料排出部59を下向きに
傾けて調整する。
【0007】自走車両52の車体上に設けられたフレー
ム63には原材料受け入れホッパ64と添加剤貯留ホッ
パ65が搭載されている。原材料受け入れホッパ64の
下側には原材料を材料投入部58に投入するベルトコン
ベア66が設けられると共に、添加剤貯留ホッパ65の
下側には添加剤を所定量ずつ切り出して材料投入コンベ
ア66に添加する添加剤切出装置67が設けられてい
る。
【0008】上記構成により、上記装置は、泥土の供給
と並行して添加剤貯留ホッパ65に積み込んでいる泥土
固化剤(添加剤)を泥土の供給量に応じて添加剤切出装
置67によって原材料投入コンベア66上の泥土に切り
出して添加する。泥土固化剤が添加された泥土は連続ミ
キサ53によって所定時間混合され、所望の混合物に生
成されて混合物搬出コンベア60によって所定位置に搬
出される。
【0009】上記従来装置は自走式車両でかつ連続方式
を採用しているので、使用場所や連続処理の問題は解決
している。しかし、ミキサの上下の傾きにより滞留時間
を調節しているが、傾きの程度によっては比重の軽い泥
土(水分の多い泥土)と比重の重い泥土とが分離しやす
く一定品質の製品を生産することが困難であるという課
題がある。さらに、傾きとミキサの回転速度及び生産量
(排出量)とは相互に関係し、また、混合胴は上部が開
放されており、泥土の量が部分的に偏ったり、オーバフ
ローしたりして生産量の制御が困難になるという課題も
ある。更に、混練装置が混練作業と移送を兼ねているた
め大きな駆動装置を必要とするという課題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は上記課題を
解決した発明を出願中である(特願2001−1191
59)。この発明は、上述のような背景の下になされた
もので、上記従来装置の課題を解決すると共に、出願発
明を改良した混合撹拌装置を提供することを目的として
いる。即ち、原料の供給、製品の排出が容易で攪拌時間
を自由に調整可能にすると共に、小さな駆動動力で、攪
拌むらのない良質の改良土を適量だけ生産可能にし、か
つ、コンパクトにして自走式車両に容易に搭載可能な処
理装置を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するための手段として以下の構成を採用している。即
ち、請求項1に記載の発明は、原料投入口から投入され
た所定量の原料を搬送手段により混合撹拌装置内の投入
口から製品排出口までの区間に分布して供給する原料供
給工程と、前記原料を混合撹拌装置内に滞留させて混合
攪拌する混合攪拌工程と、混合攪拌された製品を該搬送
手段により製品排出口から排出する製品排出工程とを具
備したことを特徴としている。また、請求項2に記載の
発明は、請求項1記載の発明において、前記製品排出工
程は、混合攪拌された製品を製品排出口から排出すると
共に原料の供給を同時に行うことを特徴としている。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の発明において、前記混合攪拌工程における
原料の混合攪拌は、原料投入口側の混合攪拌機を正回転
させて原料を製品排出口側に送出すると共に製品排出口
側の混合攪拌機を逆回転させて原料を原料投入口側に送
出させて原料を混合撹拌装置内に停留させることを特徴
としている。また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜請求項3記載の発明において、前記混合攪拌工程にお
ける原料の混合攪拌は、同時に搬送手段を流れの前後方
向に揺動させて混合攪拌機間における滞留原料の停滞点
を解消したことを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、原料投入口と製
品排出口とを有する函体と、前記原料投入口に投入され
た原料を製品排出口に搬送する搬送手段と、前記函体内
部に原料の流れ方向に沿って設けられた複数台の混合攪
拌機と、前記搬送手段を駆動する第1駆動手段と、前記
混合攪拌機を独立に駆動する第2駆動手段と、第1駆動
手段及び第2駆動手段を制御可能なコントローラとを具
備し、該コントローラは投入された原料の混合攪拌時は
該原料を前記函体内に滞留させて混合攪拌するように前
記複数台の混合攪拌機を駆動制御することを特徴として
いる。また、請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
発明において、前記搬送手段は前記函体の底部に設け、
前記混合攪拌機の回転軸を原料の流れ方向と直交する方
向に設けたことを特徴としている。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項5又は請
求項6記載の発明において、前記コントローラは、前記
原料投入口側に設けられた初段の混合攪拌機を正回転さ
せて原料を前記製品排出口側に向けて原料を送出すると
共に、前記製品排出口側に設けられた最終段の混合攪拌
機を逆回転させて原料を前記原料投入口側に送出するよ
うに第2駆動手段を制御して、該原料を前記函体内に滞
留させて混合攪拌することを特徴としている。また、請
求項8に記載の発明は、請求項5〜請求項7記載の発明
において、前記コントローラは、原料の混合攪拌時にお
いて前記搬送手段を流れ方向に対して前後に揺動させる
ように第1駆動手段を制御して、該混合攪拌機間におけ
る原料の停滞点を解消したことを特徴としている。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項5〜請求
項8記載の発明において、前記函体の上方部は取り外し
可能なカバーによって構成したことを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項5〜請求項9
記載の発明において、前記函体は複数のユニットに分離
可能に構成され、該ユニットに混合攪拌機を設けて混合
撹拌装置本体をユニット化したことを特徴としている。
【0016】請求項11に記載の発明は、請求項1〜請
求項10記載の発明において、前記混合攪拌機は、泥土
原料を細かく砕き、改良材又は固化剤を巻き込みながら
混練するに適したカッター刃を有することを特徴として
いる。また、請求項12に記載の発明は、請求項1〜請
求項10記載の発明において、前記混合攪拌機は、セメ
ントに水を加えて混練するに適した羽根を有することを
特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を原料の泥土に固化
剤を添加して混合撹拌する固化処理装置に実施した装置
(実施形態)について説明する。なお、本発明は固化処
理に限定されるものではなく他の処理装置、例えば粉体
セメントに水を加えて混ぜるミキサ、粉体に水や添加剤
を加えて練り合わせる混練装置にも容易に適用できる。
【0018】図1は本実施形態の側面図を示し、図2は
本実施形態の上蓋を外したときの上平面図を示す。図
1、図2において、固化処理装置10はフレーム11の
上側に函体12が固設されている。この函体12は底部
が開放されており、上側面の一部(図の左側部分)に開
口13が設けられている。残りの上側面は取り外し(又
は開閉)可能な上蓋(カバー)14によって覆われてい
る。上蓋14には取り外す際に便利な取手14aが設け
られている。なお、函体12は5個のブロック15a〜
15eに分割可能で連結部材16によって連結されてい
る。また、函体12の底部に近接して原料土搬送用ベル
トコンベア17が設けられている。函体12の終端底部
には製品排出口32が設けられており、製品排出口32
の下方に位置し、ベルトコンベア17の終端下方に製品
土搬出用ベルトコンベア29が設けられている。
【0019】開口13の上方には原料土投入ホッパ3
0,固化剤投入ホッパ31が設けられている。原料投入
ホッパ30の底部には図示省略の原料投入口と投入口を
開閉するシャッタ41aが設けられている。また、固化
剤投入ホッパ31の底部には原料投入口に連結した固化
剤投入口(図示省略)と固化剤投入口を開閉するシャッ
タ41bが設けられている。原料投入口のシャッタ41
a並びに固化剤投入口のシャッタ41bはコントローラ
40(図7参照)の出力端に接続され、制御される。
【0020】図3は図2の矢印Eから見た断面図を示
す。図4は矢印Cから見た断面図を示す。函体12の内
部には、図3に示すように4個のミキサ18a〜18d
が回転自在に設けられている。ミキサ18a〜18dの
回転軸19a〜19dはベルトコンベア17の流れ(移
動)方向と略90度をなす角度に設けられている。回転
軸19a〜19dは両端に設けられた軸受け20によっ
て支持されている。更に回転軸19a〜19dの一端側
は継手21を介して駆動モータ22a〜22dが連結さ
れている。なお、駆動モータ22a〜22dの制御端子
はコントローラ40の出力端に接続されている(図7参
照)。
【0021】図5はミキサ18a〜18dの構造例を示
す拡大詳細図である。図5において、回転軸19の表面
に複数の刃物ホルダー25が放射状に溶接により固設さ
れている。刃物ホルダー25の取り付けは1カ所に1対
の刃物ホルダー25,25が回転軸19の上下面(反
対)面に配置され、隣接した次の箇所には、例えば90
度向きを変えて別の刃物ホルダー25が配置されてい
る。これによって配置の密度を増加させている。各刃物
ホルダー25には攪拌刃26が着脱可能な状態で、例え
ば、ピンによって固定されている。ミキサ18a〜18
dは正逆回転可能で、正回転した場合は混合攪拌された
原料が前方に送出され、逆回転した場合は後方に送出す
る。なお、ミキサ18a〜18dは同一のミキサである
必要はない。特に、最終段のミキサ18dは逆回転した
場合に原料を後方に送出するか、或いは逆に取り付けて
正回転した場合に原料を後方に送出するようにしてもよ
い。
【0022】ベルトコンベア17には駆動輪27,従動
輪28の他に図示省略のたわみを防止するための遊動輪
が設けられている。また、駆動輪27を駆動する駆動モ
ータ43(図7参照)は前記した回転軸19a〜19d
を駆動するモータ22a〜22dと別個に設けられてお
り、回転速度、回転方向が独立に制御可能に構成されて
いる。駆動モータ43の制御端子はコントローラ40の
出力端に接続されている。なお、駆動モータ43の駆動
動力は電動若しくは油圧、エアーのように速度調整及び
正逆回転が可能なものを利用する。
【0023】図6は函体12の側面板の下端部とベルト
コンベア17の隙間から原料土が漏れ出すのを防止する
スカートゴム(漏れ防止手段)35の取り付け構造の例
を示す。図6において、スカートゴム35の下端部とベ
ルトコンベア17の上面とは略接する程度に僅少の隙間
を設け、ベルトコンベア17の両端部から余裕を持たせ
た位置に配置され、スペーサ36を挿入して函体12の
側面板にボルト等により固設されている。なお、フレー
ム11には、図4に示すように、脚33が適当な箇所に
設けられており、これによって走行車(又は設置床)に
設置可能に構成されている。
【0024】図7はコントローラ40との接続を示した
図である。コントローラ40には、ミキサ18a〜18
dを駆動する駆動モータ22a〜22dの制御入力端子
並びにベルトコンベア17を駆動する駆動モータ43の
制御入力端子が接続されている。更に、原料投入口のシ
ャッタ41a及び固化剤投入口のシャッタ41bの制御
入力端子もコントローラ40の出力端に接続されてい
る。また、コントローラ40にはデータ記憶用メモリ4
4aと作業用メモリ44bが接続されている。更に、入
力装置45と表示装置46が接続されている。記憶用メ
モリ44aには製品の性質や停止条件について複数モー
ドの処理を実行するプログラムが格納されている。オペ
レータは入力装置45により、実行モードを選択できる
ように構成されている。
【0025】次に、本実施形態の作用をフローチャート
に基づいて説明する。まず、図8において、ステップS
1では原料土投入ホッパ30に原料土を投入すると共に
固化剤を固化剤ホッパ31に投入する。また、製品の品
質、処理量等の所望のデータを入力装置45より入力
し、表示装置46により確認する。
【0026】次にステップS2では、コントローラ40
はベルトコンベア用駆動モータ43に正回転の制御信号
を出力すると共に原料投入口のシャッタ41a、固化剤
投入口のシャッタ41bに「開」の制御信号を出力す
る。これによってベルトコンベア17上に適量の原料土
と所定割合の固化剤からなる原料が積載されると共にベ
ルトコンベア17が正回転して原料を製品排出口32側
に搬送する。
【0027】このとき、更に、コントローラ40はミキ
サ用駆動モータ22a〜22cに微速正回転の制御信号
を出力して、ミキサ18a〜18cが原料搬送の妨げに
ならないようにする。また、ミキサ用駆動モータ22d
に逆回転の制御信号を出力して原料がベルトコンベア1
7から製品排出口32を通ってベルトコンベア29上に
こぼれ落ちないように制御する。所定の時間経過後、即
ち、適量の原料がベルトコンベア17上に分散して積載
された状態になったときにコントローラ40は駆動モー
タ22a〜22d及び43に停止信号を出力すると共に
原料投入口のシャッタ41a、固化剤投入口のシャッタ
41bに「閉」の制御信号を出力して投入口のシャッタ
41a、41bを閉じる。
【0028】ステップS3ではベルトコンベア17上に
積載された原料を混合攪拌する。このために、コントロ
ーラ40は初段の駆動モータ22aには正回転の制御信
号を出力し、同時に最終段の駆動モータ22dには逆回
転の制御信号を出力する。更に、コントローラ40は中
間の駆動モータ22b、22cには正回転又は逆回転の
制御信号を出力して積載原料がベルトコンベア17上で
十分に混合攪拌されるように制御する。例えば、ミキサ
18aとミキサ18cは正回転とし、ミキサ18bとミ
キサ18dは逆回転とする。或いは、ミキサ18aとミ
キサ18bは正回転とし、ミキサ18cとミキサ18d
は逆回転させる。或いは、2つの回転モードを所定時間
毎に切り換えるようにしてもよい。
【0029】なお、混合攪拌の際に、同時に駆動モータ
43に正回転の微小制御信号と逆回転の微小制御信号を
微小時間ずつ交互に出力してベルトコンベア17を前後
に揺動してミキサ18a〜18d間にできる停滞点を無
くすようにしてもよい。
【0030】ステップS4では所定量の製品が得られた
か、或いは図示省略の検出装置により原料土投入ホッパ
30内の残留原料土又は固化剤投入ホッパ31内の残留
固化剤が空になったか、或いは所定時間が経過した等の
最終条件をチェックする。最終条件を満たした場合は製
品排出(ステップS5)を実行した後に停止する。最終
条件を満たしていない場合はステップS5を実行し、同
時にステップ2も実行開始する。
【0031】ステップS5ではコントローラ40は駆動
モータ43に正回転の制御信号を出力して、ベルトコン
ベア17上の製品土を製品排出口32から製品土搬送用
ベルトコンベア29上に積載する。積載された製品土は
次の工程(又は製品搬出車)へ運ばれる。この際コント
ローラ40はミキサ用駆動モータ22a〜22dには微
小正回転の制御信号を出力して製品土の搬送の妨げにな
らないように制御する。また、微小時間遅れてステップ
2を実行する。この微小時間の遅れは製品土に原料土が
混入するのを防止するためである。なお、コントローラ
40は駆動モータ22dに製品土が全て排出された直後
(所定時間経過後)に逆回転信号を出力して原料がベル
トコンベア17上から排出されないように制御する。
【0032】以上に説明した構成、機能から理解できる
ように、本実施形態によれば以下の効果が得られる。原
料土の搬送用駆動モータと混合攪拌用駆動モータを別々
に設けて専用としているので、小動力の駆動モータで実
現できるという効果が得られる。また、搬送用ベルトは
原料土の供給と製品土の排出及び混合攪拌容器の機能を
兼ねており、ベルトコンベアを有効に活用できるという
効果が得られると共に装置をコンパクトに構成できると
いう効果も得られる。更に、混合中にベルトコンベアを
揺動させて停滞点を無くすことにより、混合むらの少な
い製品土を得ることができるという効果が得られる。ま
た、混合攪拌時間はバッチ処理装置と同様に自由に制御
できるので、製品土の品質を自由に制御できるという効
果が得られる。更に、処理装置の自動化が容易であると
いう効果も得られる。また、ミキサをユニット化してお
くことにより、段数の増減が容易であることから大量の
処理機から少量の処理機まで簡単に構成できるという効
果が得られる。以上のように、本実施形態は連続処理方
式の混合撹拌装置の利点とバッチ処理方式の混合角は装
置の利点とを兼ね備えている。
【0033】なお、上蓋は容易に取り外し(又は開閉)
ができるので装置の点検、整備等のメンテナンス作業が
容易にできる。例えば、一部の攪拌刃が破損した場合等
でも容易に交換できる。また、装置全体がコンパクトに
構成できるために車両に搭載することも容易にできると
いう効果も得られる。
【0034】以上本発明の実施形態を図面に基づいて詳
述してきたが、本発明の技術的範囲はこれに限られるも
のではない。例えば、混合攪拌機をセメントの混練に適
した混合攪拌機に代えることによりセメント混練処理装
置としても適用できるものである。また、本発明はその
他の混練処理装置にも適用できる。なお、上記した実施
形態における原料土搬送手段は、ベルトコンベアに限定
されるものではなく、エプロンフィーダー、チェーンコ
ンベアなどミキサと干渉しないで搬送できる装置であれ
ばよい。また、ミキサは複数の刃を放射状に配置した物
で構成しているが、スクリュウ羽根方式、パドル軸方式
でもよい。ミキサの駆動手段は独立のモータとしたが、
全ての駆動手段が独立である必要はなく、一部の駆動手
段はチェーンやベルト伝動等で連結して駆動してもよ
い。
【0035】
【発明の効果】本発明では混合攪拌手段と原料搬送手段
とを独立させて構成し、動力源を独立に制御可能にして
いることから、個々の動力源は小さくて済み、かつ、混
合攪拌の程度と出力量を独立して制御できるので良質な
製品を適量得ることが容易になるという効果が得られ
る。本発明の装置は自動化に適しており、また、ミキサ
をユニット化して段数を増減できるため良質な製品を大
量に得ることができるという効果が得られる。本発明
は、更に、混合攪拌手段を函体の中に収容しており、か
つ、函体の上部蓋を開閉可能に設けているので作業中に
おいて粉塵が外部に飛散することもなく外部環境に優し
いだけでなく、点検整備等も容易にできるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した実施形態の装置の側面図で
ある。
【図2】 本実施形態の上蓋を取り外した上面図を示
す。
【図3】 矢印Eから見た縦断面図を示す。
【図4】 矢印Cから見た縦断面図を示す。
【図5】 本実施形態の混合攪拌手段(ミキサ)の詳細
を示す。
【図6】 本実施形態の漏れ防止手段(スカートゴム)
を示す。
【図7】 本実施形態の制御装置のブロック図を示す。
【図8】 本実施形態の作用のフローチャート図を示
す。
【図9】 従来装置を示す。
【図10】 (A)、(B)は従来装置の攪拌部の平面
図、側面図を示す。
【符号の説明】
10 原料土固化処理装置 11 フレーム 12 函体 13 開口(原料投入口) 14 上蓋 15(15a〜15d) ユニット 17 原料土搬送ベルトコンベア 18(18a〜18d) ミキサ(混合攪拌手段) 19(19a〜19d) 回転軸 20 軸受け 21 継手 22a〜22d 駆動モータ 30 原料土投入ホッパ 31 固化剤投入ホッパ 32 製品排出口 35 スカートゴム(漏れ防止手
段) 40 コントローラ 41a、41b 開口シャッタ 43 搬送用駆動モータ 45 入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂下 和也 千葉県千葉市稲毛区長沼原町731−1 住 重建機エンジニアリング千葉株式会社 (72)発明者 藤崎 貴寿 千葉県千葉市稲毛区長沼原町731−1 住 重建機エンジニアリング千葉株式会社 (72)発明者 宮内 俊博 千葉県千葉市稲毛区長沼原町731−1 住 重建機エンジニアリング千葉株式会社 Fターム(参考) 4G037 AA13 EA03 4G056 AA06 CB23 CC05 CC33 CD06 CD15 CD36 4G078 AA02 AA07 AA21 AB02 BA01 BA07 CA20 DA01 EA10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料投入口から投入された所定量の原料
    を搬送手段により混合撹拌装置内の投入口から製品排出
    口までの区間に分布して供給する原料供給工程と、前記
    原料を混合撹拌装置内に滞留させて混合攪拌する混合攪
    拌工程と、混合攪拌された製品を該搬送手段により製品
    排出口から排出する製品排出工程とを具備したことを特
    徴とする半連続式混合攪拌方法。
  2. 【請求項2】 前記製品排出工程は、混合攪拌された製
    品を製品排出口から排出すると共に原料の供給を同時に
    行うことを特徴とする請求項1に記載の半連続式混合攪
    拌方法。
  3. 【請求項3】 前記混合攪拌工程における原料の混合攪
    拌は、原料投入口側の混合攪拌機を正回転させて原料を
    製品排出口側に送出すると共に製品排出口側の混合攪拌
    機を逆回転させて原料を原料投入口側に送出させて原料
    を混合撹拌装置内に停留させることを特徴とする請求項
    1又は請求項2の何れか1に記載の半連続式混合攪拌方
    法。
  4. 【請求項4】 前記混合攪拌工程における原料の混合攪
    拌は、同時に搬送手段を流れの前後方向に揺動させて混
    合攪拌機間における滞留原料の停滞点を解消したことを
    特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1に記載の半連
    続式混合攪拌方法。
  5. 【請求項5】 原料投入口と製品排出口とを有する函体
    と、前記原料投入口に投入された原料を製品排出口に搬
    送する搬送手段と、前記函体内部に原料の流れ方向に沿
    って設けられた複数台の混合攪拌機と、前記搬送手段を
    駆動する第1駆動手段と、前記混合攪拌機を独立に駆動
    する第2駆動手段と、第1駆動手段及び第2駆動手段を
    制御可能なコントローラとを具備し、該コントローラは
    投入された原料の混合攪拌時は該原料を前記函体内に滞
    留させて混合攪拌するように前記複数台の混合攪拌機を
    駆動制御することを特徴とする半連続式混合攪拌装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段は前記函体の底部に設け、
    前記混合攪拌機の回転軸を原料の流れ方向と直交する方
    向に設けたことを特徴とする請求項5に記載の半連続式
    混合攪拌装置。
  7. 【請求項7】 前記コントローラは、前記原料投入口側
    に設けられた初段の混合攪拌機を正回転させて原料を前
    記製品排出口側に向けて原料を送出すると共に、前記製
    品排出口側に設けられた最終段の混合攪拌機を逆回転さ
    せて原料を前記原料投入口側に送出するように第2駆動
    手段を制御して、該原料を前記函体内に滞留させて混合
    攪拌することを特徴とする請求項5又は請求項6の何れ
    か1に記載の半連続式混合攪拌装置。
  8. 【請求項8】 前記コントローラは、原料の混合攪拌時
    において前記搬送手段を流れ方向に対して前後に揺動さ
    せるように第1駆動手段を制御して、該混合攪拌機間に
    おける原料の停滞点を解消したことを特徴とする請求項
    5〜請求項7の何れか1に記載の半連続式混合攪拌装
    置。
  9. 【請求項9】 前記函体の上方部は取り外し可能なカバ
    ーによって構成したことを特徴とする請求項5に記載の
    半連続式混合攪拌装置。
  10. 【請求項10】 前記函体は複数のユニットに分離可能
    に構成され、該ユニットに混合攪拌機を設けて混合撹拌
    装置本体をユニット化したことを特徴とする請求項5〜
    請求項9の何れか1に記載の半連続式混合攪拌装置。
  11. 【請求項11】 前記混合攪拌機は、泥土原料を細かく
    砕き、改良材又は固化剤を巻き込みながら混練するに適
    したカッター刃を有することを特徴とする請求項5に記
    載の半連続式混合攪拌装置。
  12. 【請求項12】 前記混合攪拌機は、セメントに水を加
    えて混練するに適した羽根を有することを特徴とする請
    求項5に記載の半連続式混合攪拌装置。
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