JP2003235673A - ポケット付きシートバック - Google Patents

ポケット付きシートバック

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JP2003235673A
JP2003235673A JP2002040383A JP2002040383A JP2003235673A JP 2003235673 A JP2003235673 A JP 2003235673A JP 2002040383 A JP2002040383 A JP 2002040383A JP 2002040383 A JP2002040383 A JP 2002040383A JP 2003235673 A JP2003235673 A JP 2003235673A
Authority
JP
Japan
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seat back
pocket
groove
lid
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002040383A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunari Igarashi
康徳 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shigeru Co Ltd
Original Assignee
Shigeru Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shigeru Co Ltd filed Critical Shigeru Co Ltd
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバック本体用の金型の製造を容易化で
き、弾性シール部材の収容作業も簡単にできるポケット
付きシートバックを提供する。 【解決手段】 シートバック本体20の背面に、ポケッ
ト2a用の凹部20aを形成するとともに、この凹部2
0aの縁に沿って内溝20c,外溝20bを形成する。
内溝20cにパッキン50(弾性シール部材)を収容す
る。一方、上記凹部20aを塞ぐ蓋体30の外縁部に
は、本体20へ向けて突出する外枠部(外側凸条)31
と、この外枠部31に沿う内側凸条32とを設ける。外
枠部31は、外溝20bに嵌め込む。また、内側凸条3
2は、内溝20cに嵌め込んでパッキン50に押し当て
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば産業機械
用シート等の雨ざらしになる環境で使用され、防水性が
必要なシートのポケット付きシートバックに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えばパワーショベル等の産業機械で
は、シートバックの背部に書類や備品等を収容するため
のポケットが設けられている。このポケットは、シート
バック本体の背面に形成された凹部と、この凹部を塞ぐ
回転及び着脱可能な蓋体とによって画成されている。シ
ートバック本体の背面には、上記ポケット用凹部を囲む
ようにして排水溝が形成されている。この排水溝の奥底
部には、パッキン(弾性シール部材)が収容されてい
る。一方、蓋体の周縁部には、シートバック本体に向け
て突出する凸条が設けられている。この凸条が、上記排
水溝に挿入されるとともに、その先端縁がパッキンに押
し当てられることにより、上記ポケットがシールされて
いる。これによって、ポケットへの雨滴等の侵入防止が
図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記排水溝
は、排水部分だけでなく、その奥にパッキンの収容部分
をも有していなければならないため、深く形成する必要
がある。そのため、シートバック本体の金型の製造が容
易でなく、製造コストが高かった。また、排水溝へのパ
ッキンの収容作業も簡単ではなかった。さらに、溝の排
水部分に入った雨滴がパッキンに触れることになり、パ
ッキンの劣化が早かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明に係るポケット付きシートバックは、背面
にポケット用凹部が形成されたシートバック本体と、上
記ポケット用凹部を塞ぐようにしてシートバック本体に
着脱可能又は回転可能に設けられた蓋体とを備えてい
る。上記シートバック本体の背面には、ポケット用凹部
の縁に沿って外溝が形成されるとともに、この外溝と上
記ポケット用凹部の縁との間に内溝が形成され、この内
溝に弾性シール部材が収容されている。一方、上記蓋体
のシートバック本体を向く面には、蓋体の外縁に沿って
2条の凸条が設けられている。蓋体をシートバック本体
にセットした状態において、蓋体の外縁寄りの外側凸条
が上記外溝に嵌め込まれ、残る内側の凸条が上記内溝に
嵌め込まれて上記弾性シール部材に押し当てられる。上
記蓋体の外縁がシートバック本体へ向けて折り曲げられ
て外枠部を構成しており、この外枠部が、上記外側凸条
となっていることが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図5は、産業機械用シートSを
示したものである。シートSには、座部1とシートバッ
ク2が設けられている。シートバック2は、樹脂製のシ
ートバック本体20と、このシートバック本体20の背
部に設けられた長方形状の蓋体30とを備えている。
【0006】図3及び図5に示すように、蓋体30は、
シートバック本体20に対して着脱可能かつ回転可能に
なっている。詳述すると、シートバック本体20の背面
の下端部には、左右一対の縦長の孔部20dが形成され
ている。この孔部20dの奥に水平なヒンジ軸21が収
容されている。一方、蓋体30の下端部には、左右一対
の縦板状のヒンジ部33が設けられている。このヒンジ
部33に円形状の嵌合孔33aが形成されている。そし
て、ヒンジ部33がシートバック本体20の孔部20d
に差し込まれ、嵌合孔33aにヒンジ軸21が取外し可
能に嵌め込まれている。この状態で、ヒンジ部33がヒ
ンジ軸21の回りに回転可能となり、ひいては蓋体30
が回転可能になっている。図4に示すように、蓋体30
の上端部は、止め部材40によってシートバック本体2
0に止着されるようになっている。蓋体30とシートバ
ック本体20には、止め部材40のための貫通孔30
a,20eがそれぞれ形成されている。
【0007】図2〜図4に示すように、シートバック2
には、本体20と蓋体30とによってポケット2aが画
成されている。図1〜図3に示すように、シートバック
本体20の背面には、上記ポケット2aのための大略長
方形状の凹部20aが形成され、更にこの凹部20aの
左右の縁と上側の縁を囲むようにして2条の溝20b,
20cが形成されている。外側の溝20bの上側部に、
上記貫通孔20eが配されている。内側(凹部20a寄
り)の溝20cには、パッキン50(弾性シール部材)
が収容されている。
【0008】一方、図2及び図3に示すように、蓋体3
0の左右両側及び上側の縁は、シートバック本体20に
向けて突出するように折り曲げられ、外枠部(外側凸
条)31を構成している。この外枠部31が、上記シー
トバック本体20の外溝20bに嵌め込まれている。ま
た、蓋体30の内側面(シートバック本体20を向く
面)には、内側凸条32が設けられている。凸条32
は、シートバック本体20へ向けて突出するとともに、
外枠部31すなわち蓋体30の左右両側及び上側の縁に
沿って延びている。この凸条32が、上記シートバック
本体20の内溝20cに嵌め込まれ、パッキン50に押
し当てられている。これによって、ポケット2aがシー
ルされるようになっている。
【0009】上記のように構成されたシートバック2に
よれば、雨滴が蓋体30又は本体20の背面を伝って外
溝20bへ流れ込んで来ても、その雨滴のほとんどを溝
20bに沿って流すことができる。また、外溝20bと
外枠部31との間の隙間は、水が通りにくくなっている
ので、雨滴がパッキン50まで至るのをほぼ阻止するこ
とができる。これによって、ポケット2aに雨滴が侵入
するのを確実に防止でき、高い防水性を得ることができ
る。また、パッキン50が濡れにくいので劣化を遅らせ
ることができ、長期間にわたって防水性能を維持するこ
とができる。
【0010】溝20cは、パッキン50を収容可能な深
さがあれば十分であるので、浅くすることができる。ひ
いては、シートバック本体20用の金型の製造を容易化
でき、製造コストを安価にすることができる。また、溝
20cへのパッキン50の収容作業も簡単に行うことが
できる。蓋体30の外枠部31を、シートバック本体2
0の外溝20bに嵌め込むことにより、蓋体30のシー
トバック本体20へのセットを容易化できる。
【0011】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、適宜改変が可能である。また、本発明は、建
設機械や農業機械等の産業機械用シートに限られず、オ
ープンカー等の屋根の無い若しくは屋根を開閉できる自
動車のシートや、屋外で用いられる(例えば競技用)椅
子等、防水性が必要な種々のシートに適用できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
雨滴等の液体を外溝に沿って流し、弾性シール部材への
流れ込みを少なくすることができるので、防水性を高め
ることができるだけでなく、弾性シール部材を劣化しに
くくすることができる。加えて、内溝を浅くできるの
で、シートバック本体用の金型の製造を容易化でき、製
造コストを安価にすることができる。また、内溝への弾
性シール部材の収容作業も簡単に行うことができる。蓋
体の外枠部を外側凸条として外溝に嵌め込むことによ
り、蓋体のシートバック本体へのセットを容易化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシートバックの本体
の背面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う上記シートバックの要部
の拡大断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う上記シートバックの縦
断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う上記シートバックの縦断
面図である。
【図5】シートの概略斜視図である。
【符号の説明】
2 シートバック 2a ポケット 20 シートバック本体 20a ポケット用凹部 20b 外溝 20c 内溝 30 蓋体 31 外枠部(外側凸条) 32 内側凸条 50 パッキン(弾性シール部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面にポケット用凹部が形成されたシー
    トバック本体と、上記ポケット用凹部を塞ぐようにして
    シートバック本体に着脱可能又は回転可能に設けられた
    蓋体とを備えたポケット付きシートバックであって、 上記シートバック本体の背面には、ポケット用凹部の縁
    に沿う外溝が形成されるとともに、この外溝と上記ポケ
    ット用凹部の縁との間に内溝が形成され、この内溝に弾
    性シール部材が収容されており、 上記蓋体のシートバック本体を向く面には、上記外溝に
    嵌め込まれる外側凸条と、上記内溝に嵌め込まれて上記
    弾性シール部材に押し当てられる内側凸条とが、蓋体の
    外縁に沿って形成されていることを特徴とするポケット
    付きシートバック。
  2. 【請求項2】 上記蓋体の外縁がシートバック本体へ向
    けて折り曲げられて外枠部を構成しており、この外枠部
    が、上記外側凸条となっていることを特徴とする請求項
    1に記載のポケット付きシートバック。
JP2002040383A 2002-02-18 2002-02-18 ポケット付きシートバック Pending JP2003235673A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128457A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Unit Safety Sign Co Ltd 防雨型表示用紙保持ボード
JP2005145455A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Bos Gmbh & Co Kg 車両用輸送装置

Cited By (3)

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