JP2006317060A - 屋外設置型機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上蓋から容器の前面に雨水が流れ落ちるのを抑制できる構造で、一人の作業員で上蓋の容器に固定する作業を行え、しかも上面板に降った雨水が容器の後面にのみに排水されるのを防止できる屋外設置型機器を得る。
【解決手段】 外に面する筒状の容器に被せて固定する上蓋2を、容器の上側開口部を塞ぐ上面板2aと、その周囲に一体で下向きに突設して容器の上部に嵌る嵌合筒部2bとを備えた構造とする。上面板2aには、容器の上端と当接する当接部分7aと、容器1の前面1aに相当する前端箇所にある当接部分7aの後端部より上方に隆起した隆起部8aとを設ける。隆起部8aには後方に向かって隆起高さが徐々に低くなる傾斜面9を、容器1の前面から見た上面板2aの後端に至る途中の部分まで設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、屋外に設置される電気温水器、燃料電池等の自家発電機、キュービクル等の電源設備等のように雨水がかかる屋外設置型機器に関するものである。
例えば、従来の屋外に設置される屋外設置型機器の一種である角筒形の電気温水器の外観の構造を示すと、図9に示すとおりである。
この角筒形の電気温水器の外観は、縦長で四角筒形をしている外に面する容器1の上側開口部に浅い四角筒形の上蓋2を被せ、この上蓋2を複数のネジ3で容器1に固定した構造になっていた。四角筒形の容器1は、前面1aと、左右の側面1bと、後面とで四角筒状になっていて、上側が開口され、底部が底面で閉じられた構造になっている。このような四角筒形の容器1の中には、図示しないが円筒状の内部容器が1個または複数個収容されていて、この内部容器内の水を内蔵する電気ヒータで加熱して温水を得るようになっている。電気ヒータ等をコントロールして温度を設定したり、温度を表示したりする操作・表示ボックス4が容器1の前面1aの上側に設置されている。上蓋2は四角形の上面板2aの周囲に上下寸法が短い四角筒状の嵌合筒部2bが下向きに突設された構造になっていて、嵌合筒部2bの複数箇所に孔を設け、これら孔にネジ3を通して容器1に固定している。
しかしながら、このような構造の屋外設置型機器である電気温水器では、屋外に設置されていて雨が降りかかると、上蓋2の四角形をなす上面板2a上の雨水は上面板2aが水平構造のため上面板2aの四方から容器1の周壁に流れ落ちる。上面板2aには埃等が堆積しているのでこの埃等も一緒に流れ落ち、天気が晴れて乾くと汚れ5が容器1の周壁に付着していく。長年の間にこの汚れが増すと、操作・表示ボックス4等が設けられている容器1の周壁の前面1aの汚れ5はかなり目立つ存在となり、機器の外観を悪くするために、これを改善したいという要求がある。
なお、本発明で容器1の前面1aとは、操作・表示ボックス4等が設けられていて容器1の正面となる面であって、機器の使用者や第三者が通る通路等に面するように設置される面である。
この要求を満足する一つの構造として、図10に示すように、上蓋2の上面板2aをその前部を高くし、後部を低くするように傾斜させることが考えられる。
しかしながら、このような構造にすると、嵌合筒部2bの上下寸法が前部が長く、後部が短くなるテーパ構造となり、上蓋2を容器1に被せた場合、容器1に対する嵌まり寸法が前部で深く、後部で浅くなって前後で異なり、嵌合筒部2bの孔6が容器1の孔に合致しなくなる。このため、もう一人の作業員が上蓋2を支えて嵌合筒部2bの孔6を容器1の孔に合致させ、この状態でネジ3を嵌合筒部2bの孔6から容器1の孔に通して固定する必要が生じて、一人の作業員では作業ができない問題点がある。
また、上蓋2の上面板2aに、容器1の前面1aとは反対側の後面側のみに排水を行えるように、上面板2aの上面から見てU字状をなしていてその開いた側を容器1の後面側に向けた溝を設けた電気温水器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−114269号公報
しかしながら、上蓋2の上面板2aに、上面板2aの上面から見てU字状をなす溝を設けた電気温水器は、上蓋2を容器1に被せた場合、容器1に対する嵌まり寸法が前部で深く、後部で浅くなって前後で異なる不都合はなくなるが、上面板2aに降った雨水が容器1の後面にのみに排水されるので、長期間そのような状態が続くと容器1の後面が腐食してしまう問題点がある。また、埃等が堆積して上面板2aの溝が詰まると、排水効果が得られなくなるだけでなく、雨水が溝に溜まり上面板2aの腐食を促進する等の問題点がある。
本発明の目的は、上蓋から容器の前面に雨水が流れ落ちるのを抑制できる構造で、一人の作業員で上蓋の容器に固定する作業を行え、しかも上面板に降った雨水が容器の後面にのみに排水されるのを防止できる屋外設置型機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、上蓋から容器の前面及び容器の側面前部にも雨水が流れ落ちるのを良好に抑制できる構造で、一人の作業員で上蓋の容器に固定する作業を行え、しかも上面板に降った雨水が容器の後面にのみに排水されるのを防止できる屋外設置型機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、上蓋の上部に塵埃等が堆積しても、排水性が低下することのない屋外設置型機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、上蓋から容器の側面後部に沿って雨水が流れ落ちるのを許容する屋外設置型機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、上蓋の機械的強度を補強できる屋外設置型機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、容器が角筒形で、上蓋が上から見て角形のものに本発明を適用できる屋外設置型機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、容器が円筒形で、上蓋が上から見て円形のものに本発明を適用できる屋外設置型機器を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明の構成を説明すると、下記のとおりである。
本発明は、外に面する筒状の容器に被せて固定される上蓋が、容器の上側開口部を塞ぐ上面板と、その周囲に一体に設けられ下向きに突設されて容器の上部に嵌る嵌合筒部とを備えた構造になっている屋外設置型機器を改良の対象としている。
本発明の屋外設置型機器では、上蓋の上面板に、容器の上端と当接する当接部分と、容器の前面に相当する前端箇所にある当接部分の後端部より上方に隆起した隆起部とを設ける。そして隆起部には、後方に向かって隆起高さが徐々に低くなる傾斜面を設ける。ここで「徐々に低くなる」とは、連続的に隆起高さが低くなる場合と、段階的に隆起高さが低くなる場合の両方を含むものである。また本発明では、傾斜面を、容器の前面から見た上面板の後端に至る途中の部分まで設ける。
このように上蓋の上面板に、容器の上端と当接する当接部分を設けると、この当接部分と上面板の周囲の他の部分とにより上蓋が容器に嵌る深さが制限される。その結果、上蓋を別の作業員が支えていなくても一人の作業員で上蓋の容器に対する固定作業を行うことができる。また、この当接部分の後端部より上方に隆起した隆起部を設け、この隆起部には後方に向かって隆起高さが徐々に低くなる傾斜面を、容器の前面から見た上面板の後端に至る途中の部分まで設けると、上面板に降る雨水は容器の前面側にはほとんど流れず、傾斜面に沿って後方に流れ落ちることになり、容器の前面の雨水による汚れを防止することができる。さらに、この傾斜面を、容器の前面から見た上面板の後端に至る途中の部分まで設けると、上面板に降る雨水は容器の側面後部にも流れるようになって、容器の後面の腐食耐性を向上させることができる。かつまた、上蓋の上面板には、排水のための溝を設けていないので、その溝が埃等で詰まり、排水ができなくなり、上面板の腐食を促進させる等の問題点の発生を回避することができる。
この場合、隆起部の横方向の両端と傾斜面の横方向の両端とに連設して上面板の後端側に延びる一対の側方隆起部を設けてもよい。このような一対の側方隆起部を設けると、上蓋から容器の前面に近い位置にある前方寄りの側面にも雨水が流れ落ちるのを抑制できる。また、傾斜面を隆起部及び一対の側方隆起部の上端面よりも下に下げると、これら隆起部及び一対の側方隆起部の頂部が堰となって、雨水が容器の前面及び前方寄りの側面に流れるのを良好に抑制することができる。
また、傾斜面の後端側に向かう長さを、この傾斜面から流れ落ちた雨水の一部が、前面から見た容器の側面に沿って流れ落ちるのを許容する長さとするのが好ましい。このような長さに設定すると、上蓋から容器の後方よりの側面に沿って雨水が流れ落ちるのを許容することができる。その結果、容器の後面に沿って集中して雨水が流れ落ちることがなくなり、容器の後面の腐食耐性を向上させることができる。
傾斜面の後方端部の終端位置は適宜に定めればよい。実験によると、傾斜面を上面板の中心部よりも前方位置で終端させる構造にしても、容器の前面側から見た容器の外観の汚れは、従来と比べてかなり改善されることが確認された。
また、上面板に、上方に向かって隆起する補強リブを設けると、隆起部を設けた場合でも、上蓋の機械的強度が低下するのを阻止することができる。1本の補強リブを設ける場合には、一対の側方隆起部の間に傾斜面を一部分断するように1本の補強リブ設ける。そしてこの補強リブを上面板の中心位置と後端との間で終端するように設ければよい。このような構造にすると、少ない数の補強リブでも、必要十分な補強効果を得ることができる。
本発明は、容器が角筒形で、上蓋が上から見た輪郭形状が角形となっているものに適用することができるだけでなく、容器が円筒形で、上蓋が上から見た輪郭形状が円形となっているものにも適用することができるのは勿論である。円筒形の容器を用いる場合には、隆起部を上から見たときの隆起部の形状は円弧状となる。隆起部の形状をこのようにすると、上蓋の機械的強度を大幅に低下させることがない。
本発明の屋外設置型機器では、上蓋の上面板に、容器の上端と当接する当接部分を設けているので、この当接部分と上面板の周囲の他の部分とにより上蓋が容器に嵌る深さが制限され、該上蓋を別の作業員が支えていなくても一人の作業員で上蓋の容器に対する固定作業を行うことができる。また、この当接部分の後端部より上方に隆起した隆起部を設け、該隆起部には後方に向かって隆起高さが徐々に低くなる傾斜面を、容器の前面から見た上面板の後端に至る途中の部分まで設けているので、上面板に降る雨水は容器の前面側にはほとんど流れず、後方に傾斜面に沿って流れ落ちることになり、容器の前面の雨水による汚れを防止することができる。さらに、この傾斜面を、容器の前面から見た上面板の後端に至る途中の部分まで設けると、上面板に降る雨水は容器の側面後部にも流れるようになって、容器の後面の腐食耐性を向上させることができる。かつまた、上蓋の上面板には、排水のための溝を設けていないので、その溝が埃等で詰まり、排水ができなくなり、上面板の腐食を促進させる等の問題点の発生を回避することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、前述した図9及び図10と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
図1乃至図6は本発明に係る屋外設置型機器の最良の形態の第1例を示したもので、図1は本例の屋外設置型機器で用いる上蓋の平面図、図2は本例で用いる上蓋の正面図、図3は本例で用いる上蓋の後面図、図4は本例で用いる上蓋の側面図、図5は図4の前部拡大図、図6は本例の屋外設置型機器の側面図である。
本例は、四角筒形の屋外設置型機器の一種である四角筒形の屋外設置型電気温水器に適用した例の上蓋2について示している。
本例の上蓋2も、角筒形即ち四角筒形の容器1に被せられる上から見て角形即ち四角形の構造となっている。この四角形の上蓋2も、前述したと同様に、深い四角筒形の容器1の上端1uの開口部を塞ぐ四角形の上面板2aと、その周囲に一体に設けられ下向きに突設されて容器1に嵌る浅い四角筒形の嵌合筒部2bとを備えた構造になっている。
本例の上蓋2では、四角形の上面板2aには容器1の前面1aに相当する箇所に、容器1の上端1uを支える当接部分7aと、その当接部分7aの後部より上方に隆起した隆起部8aとが設けられている。この隆起部8aは、頂部の両側に傾斜面をもった山形の形状となっている。隆起部8aの後部には、後方に向かって隆起高さが徐々に低くなる傾斜面9が上面板2aの後端に至る途中まで設けられている。傾斜面9の後端側に向かう長さは、該傾斜面9から流れ落ちた雨水の一部が、前面1aから見た容器1の側面1bに沿って流れ落ちるのを許容する長さとなっている。本例では、傾斜面9は、上面板2aの中心部よりも前方位置で終端している。具体的には、傾斜面9は上面板2aの前方で前後方向の約1/3の部分にわたって設けられている。また、上面板2aには、隆起部8aの横方向の両端と傾斜面9の横方向の両端とに連設されて上面板2aの後端側に延びる一対の側方隆起部8bが設けられている。傾斜面9は、隆起部8a及び一対の側方隆起部8bの上端面よりも下に下がって設けられいる。さらに、上面板2aには、容器の前面1aから見て幅方向の中央には、補強リブ10が打ち出しにより上方に向かって隆起させて1本突設されている。この補強リブ10は、一対の側方隆起部8bの間に傾斜面9を一部分断するように設けられている。また、該補強リブ10は上面板2の中心位置と前記後端との間で終端している。
このような上蓋2は、図6に示すように容器1に被せる。この際に、この上蓋2は前部側では上面板2aの当接部分7aが容器1の上端1uに載って支えられ、左右の側部では上面板2aの当接部分7bと上面板2aの後部側の両側部が容器1の上端1uに載って支えられ、後部では上面板2aの後部が容器1の上端1uに載って支えられる。このため上蓋2の嵌合筒部2bに設けられている各孔が容器1の上部の対応孔に合致し、その状態に自動的に保持されるので、上蓋2を別の作業員が支えていなくても、一人の作業員で上蓋2の容器1に対する固定作業を行うことができる。
また、当接部分7aの後端部より上方に隆起した隆起部8aを設け、該隆起部8aには後方に向かって隆起高さが徐々に低くなる傾斜面9を、容器1の前面1aから見た上面板2aの後端に至る途中の部分まで設けているので、上面板2aに降る雨水は容器1の前面1a側にはほとんど流れず、後方に傾斜面9に沿って流れ落ちることになり、容器1の前面の雨水による汚れを防止することができる。さらに、傾斜面9が、容器1の前面1aから見た上面板2aの後端に至る途中の部分まで設けられているので、上面板2aに降る雨水は容器1の側面1b後部にも流れるようになって、容器1の後面の腐食耐性を向上させることができる。かつまた、上蓋2の上面板2aには、排水のための溝を設けていないので、その溝が埃等で詰まり、排水ができなくなり、上面板2aの腐食を促進させる等の問題点の発生を回避することができる。
また、隆起部8aの横方向の両端と傾斜面9の横方向の両端とに連設して上面板2aの後端側に延びる一対の側方隆起部8bを設けられているので、上蓋2から容器1の側面1b前部に雨水が流れ落ちるのを抑制することができる。また、傾斜面9が隆起部8a及び一対の側方隆起部8bの上端面よりも下に下がっているので、これら隆起部8a及び一対の側方隆起部8bの頂部が堰となって、雨水が容器1の前面1a及び側面1b前部に流れるのを良好に抑制することができる。
また、傾斜面9の後端側に向かう長さを、該傾斜面9から流れ落ちた雨水の一部が、前面1aから見た容器1の側面1bに沿って流れ落ちるのを許容する長さとなっているので、上蓋2から容器1の側面1b後部に沿って雨水が流れ落ちるのを許容することができる。
また、上面板2aに、上方に向かって隆起する補強リブ10を設けているので、上蓋2の機械的強度を補強することができる。
なお、側方隆起部8bと傾斜面9は、上面板2aの後端の直前まで設けることができる。
図7は、本発明に係る屋外設置型機器の最良の形態の第2例を示した上蓋の斜視図である。
この上蓋2は、第1例と違って、隆起部8b,8bの頂部と傾斜面9とが面一の高さとなっている。
このような構造でも、第1例とほぼ同様な効果を得ることができる。ただし、この場合には隆起部8b,8bの頂部に堰となる部分がなくなるので、前述した堰による効果はなくなる。
図8は、本発明に係る屋外設置型機器の最良の形態の第3例を示した斜視図である。
本例では、容器1が円筒形で、これに伴い上蓋2も上から見た形状が円形となっているものに本発明を適用した例を示したものである。
本例の上蓋2では、上面板2aには容器1の前面1aから側部に相当する箇所に、容器1の上端1uを支える当接部分7と、その当接部分7より円形の上面板2aの中心に向かった内側には上方に隆起した円弧状の隆起部8が設けられている。この隆起部8より円形の上面板2aの中心側には、後方に向かって隆起高さが徐々に低くなる傾斜面9が上面板2aの後端より前方の部分まで設けられている。傾斜面9は、隆起部8の上端面よりも下に下がって設けられいる。本例では、傾斜面9は上面板2aの前方で前後方向の約2/3の部分にわたって設けられている。
このような構造でも、第1例とほぼ同様な効果を得ることができる。なお、傾斜面9は、容器1の前面1a側では隆起部8の上端面と面一であってもよい。
上記各例の隆起部8,8a,8bや傾斜面9は、上面板2aにプレス成形して設けられているが、上面板2aにこれらを溶接或いは接着等して設けることもできる。
また、補強リブ10は必要に応じて設ければよい。
本発明に係る屋外設置型機器の最良の形態の第1例で用いる上蓋の平面図である。 第1例の上蓋の正面図である。 第1例の上蓋の後面図である。 第1例の上蓋の側面図である。 図4の前部拡大図である。 第1例の屋外設置型機器の側面図である。 本発明に係る屋外設置型機器の最良の形態の第2例で用いる上蓋の斜視図である。 本発明に係る屋外設置型機器の最良の形態の第3例を示した斜視図である。 従来の屋外設置型機器の斜視図である。 従来の屋外設置型機器の上蓋の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 容器
1a 前面
1b 側面
1u 上端
2 上蓋
2a 上面板
2b 嵌合筒部
3 ネジ
4 操作・表示ボックス
5 汚れ
6 孔
7,7a,7b 当接部分
8,8a 隆起部
8b 側方隆起部
9 傾斜面
10 補強リブ

Claims (8)

  1. 外に面する筒状の容器に被せて固定される上蓋が、前記容器の上側開口部を塞ぐ上面板と、その周囲に一体に設けられ下向きに突設されて前記容器の上部に嵌る嵌合筒部とを備えた構造になっている屋外設置型機器であって、
    前記上面板には前記容器の上端と当接する当接部分と、前記容器の前面に相当する前端箇所にある前記当接部分の後端部より上方に隆起した隆起部とが設けられ、
    前記隆起部には後方に向かって隆起高さが徐々に低くなる傾斜面が、前記容器の前面から見た前記上面板の後端に至る途中の部分まで設けられている屋外設置型機器。
  2. 前記隆起部の横方向の両端と前記傾斜面の横方向の両端とに連設されて前記上面板の後端側に延びる一対の側方隆起部が設けられ、前記傾斜面は前記隆起部及び前記一対の側方隆起部の上端面よりも下に下がっている請求項1に記載の屋外設置型機器。
  3. 前記傾斜面の後端側に向かう長さは、該傾斜面から流れ落ちた雨水の一部が、前面から見た前記容器の側面に沿って流れ落ちるのを許容する長さを有している請求項1または2に記載の屋外設置型機器。
  4. 前記傾斜面は、前記上面板の中心部よりも前方位置で終端している請求項3に記載の屋外設置型機器。
  5. 前記上面板には、上方に向かって隆起する補強リブが設けられている請求項1または2に記載の屋外設置型機器。
  6. 1本の前記補強リブが、前記一対の側方隆起部の間に前記傾斜面を一部分断するように設けられており、前記補強リブは前記上面板の中心位置と前記後端との間で終端している請求項5に記載の屋外設置型機器。
  7. 前記容器が角筒形であり、前記上蓋は上から見た輪郭形状が角形となっている請求項1に記載の屋外設置型機器。
  8. 前記容器が円筒形であり、前記上蓋は上から見た輪郭形状が円形となっている請求項1に記載の屋外設置型機器。
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