JPH0913484A - 下水溝における蓋体のシール部材 - Google Patents

下水溝における蓋体のシール部材

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JPH0913484A
JPH0913484A JP16364595A JP16364595A JPH0913484A JP H0913484 A JPH0913484 A JP H0913484A JP 16364595 A JP16364595 A JP 16364595A JP 16364595 A JP16364595 A JP 16364595A JP H0913484 A JPH0913484 A JP H0913484A
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JP
Japan
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lid
lid body
seal member
fitting
section
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Pending
Application number
JP16364595A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Ohara
正實 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OHARA GOMME KOGYOSHO KK
Original Assignee
OHARA GOMME KOGYOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下水溝を覆う蓋体の振動を吸収し、かつ下水
溝の嵌合部と蓋体の間へ土砂などが侵入するのを防止す
るシール部材を提供する。 【構成】 開口部2aに設けられた嵌合部2bに蓋体3
を嵌合することにより、開口部2aを覆うようにした下
水溝2において、上記蓋体3の側面3aに沿う直立部1
aと、この直立部1aの上端より水平方向に屈曲され、
かつ嵌合部2bと蓋体3の隙間Lをシールするシール部
1bと、上記直立部1aの下端より嵌合部2bと蓋体3
底面の間に介在されるよう屈曲された緩衝部1cとより
なるシール部材本体1を弾性体により形成すると共に、
上記シール部材本体1を下水溝2の嵌合部2bと蓋体3
との間に介在させるようにしたもので、車両などが蓋体
3上を通過して蓋体3に振動が発生しても、緩衝部1c
がこれを吸収するため、騒音の発生を防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は路肩などに設けられた
側溝や、道路を横断するように設けられた下水溝(以下
単に下水溝という)の開口部を覆う蓋体のシール部材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来雨水などを排水処理する下水溝に
は、コンクリート製の蓋体や、グレーチングと称する格
子状の蓋体により上面の開口部を覆ったものがある。ま
た開口部を蓋体で覆った下水溝では、施工時の作業を容
易とするため、下水溝の開口部の寸法に対して蓋体の寸
法が僅かに小さくなっており、下水溝の開口部と蓋体の
間に隙間が生じているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため蓋体上を自動
車などの車両が通過すると、蓋体が振動して騒音の原因
となったり、コンクリート製の下水溝や蓋体に亀裂が生
じて早期に破損するなどの不具合がある。また雨水など
が下水溝へ流入する際、路面上の土砂などが雨水ととも
に隙間より嵌合部へ流入するため、下水溝の嵌合部と蓋
体の間に土砂等が侵入して蓋体が浮き上り、車両などの
通行の妨げとなるなどの不具合もあった。この発明はか
かる不具合を改善するためになされたもので、蓋体の振
動を吸収し、かつ土砂などが下水溝の嵌合部と蓋体の間
へ流入するのを防止する下水溝における蓋体のシール部
材を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、開口部に設けられた嵌合部に蓋体を嵌合
することにより、開口部を覆うようにした下水溝におい
て、上記蓋体の側面に沿う直立部と、この直立部の上端
より水平方向に屈曲され、かつ嵌合部と蓋体の隙間をシ
ールするシール部と、上記直立部の下端より嵌合部と蓋
体底面の間に介在されるよう屈曲された緩衝部とよりな
るシール部材本体を弾性体により形成すると共に、上記
シール部材本体を下水溝の嵌合部と蓋体との間に介在さ
せたものである。またシール部と直立部の連設部を薄肉
として、シール部の先端側が上下方向へ屈曲しやすくす
ると共に、シール部材本体の直立部に、直立部を蓋体の
側面に固着手段により固着するための取付け凹部を長手
方向に間隔を存して複数形成したものである。
【0005】
【作 用】上記構成によりシール部が下水溝の嵌合部
と蓋体の間の隙間をシールするため、雨水とともに土砂
などが嵌合部と蓋体の間に侵入するのを防止することが
できると共に、蓋体上を車両などが通過して、蓋体に振
動が発生しても緩衝部がこれを吸収するため、騒音を発
したり、振動により下水溝や蓋体が破損することもな
い。また固着手段により予めシール部材本体を蓋体に取
付けておくことにより、下水溝を蓋体で覆う作業が容易
に行えると共に、施工後シール部材本体がずれたり、脱
落する心配もない。
【0006】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1はシール部材を示す斜視図、図2は図1の
A−A線に沿う断面図、図3は図1のB−B線に沿う断
面図、図4は下水溝へ施工した状態の斜視図、図5は図
4のC円内の拡大図である。
【0007】これら図において1はシール部材本体で、
平板状の直立部1aと、この直立部1aの上端より水平
方向に屈曲されたシール部1bと、上記直立部1aの下
端より上記シール部1bと反対の方向へ水平に屈曲され
た緩衝部1cよりなり、全体がゴムなどの弾性体により
成形されていると共に、長さは例えば50cmから1m
程度となっている。
【0008】また上記シール部材本体1の直立部1aの
外側面には、長手方向に等間隔に円形の取付け凹部1d
が形成されている。上記取付け凹部1dはシール部材本
体1を蓋体3の側面3aにビスなどの固着手段4により
固定するためのもので、取付け凹部1dの中心にさらに
小凹部を設けることにより薄肉部1eが形成されてい
て、蓋体3にシール部材本体1を取付ける際、固定手段
4によって薄肉部1eが突き破りやすくなっている。
【0009】一方上記下水溝2は路肩に布設された側溝
や、道路を横断するように布設されたU字溝などであっ
て、コンクリート製となっており、開口部2aに蓋体3
を嵌合する段状の嵌合部2bが形成されている。この嵌
合部2bはシール部材本体1の緩衝部1cを介して蓋体
3により開口部2aを覆った場合、下水溝2の上面と蓋
体3の上面がほぼ同一平面となるように立上がり部2c
の高さが設定されている。
【0010】また蓋体3はコンクリート製もしくは図3
及び図4に示すようなグレーティングと称する金属製の
格子よりなり、下水溝2の嵌合部2bの立ち上り部2c
と側面3aの間に隙間Lが生じるよう嵌合部2b間の幅
よりやや小さく形成されていると共に、下水溝2の単位
長さとほぼ同じ長さになっている。
【0011】次に上記構成されたシール部材の作用を説
明すると、路肩や道路を横断するように設けられた下水
溝2の開口部2aを蓋体3で覆うに当って、まずシール
部材本体1の緩衝部1cが蓋体3の底面に沿うようにし
て直立部1aを固着手段4により図5に示すように蓋体
3の両側面3aに固定する。そしてこの状態で下水溝2
の嵌合部2bに蓋体3を嵌合して開口部2aを覆うと、
図5に示すように嵌合部2bの底面2dと蓋体3の底面
の間に緩衝部1cが介在され、シール部1bの先端は嵌
合部2bの立ち上り部2cに圧接される。このとき立ち
上り部2cと蓋体3の側面3a間の隙間Lにバラツキが
あっても、シール部1bが上下に屈曲して隙間Lに追従
するため、隙間Lを確実にシールすることができる。こ
れによって雨水などが土砂などとともに隙間Lに流入し
ても、シール部1dによりシールされて嵌合部2b内に
侵入することがないため、土砂などが蓋体3と嵌合部2
bとの間に侵入して、蓋体3が浮き上るなどの不具合を
解消することができる。
【0012】また施工後蓋体3上を車両などが通過して
蓋体3に振動が発生しても、緩衝部1cがこれを吸収す
るため、騒音を発生したり、下水溝2やコンクリート製
の蓋体3の場合蓋体3に亀裂が発生するなどの心配もな
い。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、下水溝
の開口部を蓋体で覆う際、下水溝の嵌合部と蓋体の間に
シール部材本体を介在させるようにしたことから、シー
ル部材本体のシール部で、嵌合部と蓋体間の隙間をシー
ルすることができる。これによって雨水とともに土砂な
どが隙間に流入しても、シール部により下水溝内への侵
入が阻止されるため、嵌合部と蓋体の間に土砂などが侵
入して蓋体が浮き上ることがないため、交通の妨げとな
ることもない。また蓋体上を車両などが通過して蓋体に
振動が発生しても、嵌合部と蓋体の間に介在された緩衝
部がこれを吸収するため、騒音が発生したり、下水溝や
蓋体に亀裂が生じて、下水溝や蓋体が早期に破損するな
どの不具合も解消することができる。さらにシール部材
本体を固着手段により予め蓋体に取付けておくことによ
り、下水溝を蓋体で覆う作業が容易となるため、作業能
率が向上すると共に、施工後も振動などによってシール
部材本体がずれたり、脱落することがないため、シール
効果や緩衝効果が早期に低下する心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になる蓋体のシール部材を
示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】この発明の一実施例になる蓋体のシール部材を
下水溝に施工した状態の斜視図である。
【図5】図4のC円内の拡大図である。
【符号の説明】
1…シール部材本体、1a…直立部、1b…シール部、
1c…緩衝部、1d…取付け凹部、2…下水溝、2a…
開口部、2b…嵌合部、3…蓋体、3a…側面、4…固
着手段、L…隙間。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部2aに設けられた嵌合部2bに蓋
    体3を嵌合することにより、開口部2aを覆うようにし
    た下水溝2において、上記蓋体3の側面3aに沿う直立
    部1aと、この直立部1aの上端より水平方向に屈曲さ
    れ、かつ嵌合部2bと蓋体3の隙間Lをシールするシー
    ル部1bと、上記直立部1aの下端より嵌合部2bと蓋
    体3底面の間に介在されるよう屈曲された緩衝部1cと
    よりなるシール部材本体1を弾性体により形成すると共
    に、上記シール部材本体1を下水溝2の嵌合部2bと蓋
    体3との間に介在させることを特徴とする下水溝におけ
    る蓋体のシール部材。
  2. 【請求項2】 シール部1bと直立部1aの連設部を薄
    肉として、シール部1bの先端側が上下方向へ屈曲しや
    すくしてなる請求項1記載のシール部材。
  3. 【請求項3】 シール部材本体1の直立部1aに、直立
    部1aを蓋体3の側面3aに固着手段4により固着する
    ための取付け凹部1dを長手方向に間隔を存して複数形
    成してなる請求項1記載のシール部材。
JP16364595A 1995-06-29 1995-06-29 下水溝における蓋体のシール部材 Pending JPH0913484A (ja)

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JP16364595A JPH0913484A (ja) 1995-06-29 1995-06-29 下水溝における蓋体のシール部材

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JP16364595A JPH0913484A (ja) 1995-06-29 1995-06-29 下水溝における蓋体のシール部材

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JPH0913484A true JPH0913484A (ja) 1997-01-14

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JP16364595A Pending JPH0913484A (ja) 1995-06-29 1995-06-29 下水溝における蓋体のシール部材

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JP (1) JPH0913484A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021028455A (ja) * 2019-08-13 2021-02-25 株式会社宝機材 グレーチングユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021028455A (ja) * 2019-08-13 2021-02-25 株式会社宝機材 グレーチングユニット

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