JPH10266319A - コンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体 - Google Patents

コンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体

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JPH10266319A
JPH10266319A JP8571497A JP8571497A JPH10266319A JP H10266319 A JPH10266319 A JP H10266319A JP 8571497 A JP8571497 A JP 8571497A JP 8571497 A JP8571497 A JP 8571497A JP H10266319 A JPH10266319 A JP H10266319A
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JP
Japan
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receiving frame
lid
groove opening
concrete groove
receiving
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Pending
Application number
JP8571497A
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English (en)
Inventor
Shozo Ishida
昭三 石田
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Ishida Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Ishida Iron Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 舗装材が敷設される場合において、簡単な構
造によって、舗装材の安全かつ確実な施工を可能するた
めの最適なコンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体を
提供する。 【解決手段】 コンクリート溝開口部21の上部に載置
される蓋体30の受け枠10であって、前記蓋体30を
収納する略四辺形状の受け枠本体11と、前記受け枠本
体11の内側に形成された蓋体受け部12と、前記蓋体
受け部12の下側に形成され前記コンクリート溝開口部
21の段部22に載置される受け枠支持部13と、前記
受け枠本体11の外周に張設され前記コンクリート溝開
口部21の周縁の上面21aと接するフランジ部15を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート溝
開口部の蓋体受け枠構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、排水路等のコンクリート溝のと
ころどころには、点検や清掃のために開口部が設けら
れ、該開口部には、金属製溝蓋(グレーチング)やコン
クリート製蓋等の蓋体が開閉可能に設置される。この蓋
体は、コンクリート溝開口部の段部に直接載置されるこ
ともあるが、蓋体を収容する受け枠を介して取り付けら
れることも多い。
【0003】ところで、近年、道路や広場、駐車場等に
おける景観を向上させるために、路面にいわゆるインタ
ーロッキングと呼ばれる各種平面形状を有するレンガ状
あるいは小ブロック片よりなる舗装材を多数組合わせて
敷設することが行われるようになった。これらのインタ
ーロッキング舗装材は、地面に砂を一定厚みで敷きつ
め、この砂の上に配置固定される。この場合において、
従来、地面と同じ高さに設置されていた蓋体は、砂およ
び舗装材の厚みだけコンクリート溝上面より高くして設
置される必要がある。
【0004】図5は、本発明者がこの種インターロッキ
ング舗装を試験的に施工した溝開口部周辺の断面構造を
示すものであるが、蓋体60の上面を舗装材Iの上面高
さと同じにするためには、受け枠65が載置される溝開
口部51の段部52との間にこの高さを調整するかさ上
げ部材66を介在させれば解決することができる。図中
の符号50はコンクリート溝、55はその溝壁部、56
は溝底部、Gは地面、Sは砂を表わす。ところが、この
施工に際して、新たな問題が生じてきた。
【0005】すなわち、インターロッキング舗装材Iの
敷設に際しては、前記のように、その下部に一定厚みの
砂Sを敷きつめる必要があるのであるが、この砂Sが受
け枠65の境界から溝50内に侵入するのである。特
に、受け枠65は溝開口部51の段部52に載置される
ものであるから、ある程度の取付間隙を有し、また車両
等の重量物の通過によって振動し、この振動により前記
隙間から砂Sが溝50内に流下する。さらに、長期また
は大量の雨水等によって、受け枠65の境界周辺の砂S
が水によって流動し溝50内に流入することもある。
【0006】溝50内に流下して堆積したSは排水等の
流れを阻害することはいうまでもないが、インターロッ
キング舗装材Iの下側の砂Sが流動することによって、
該受け枠65周辺の舗装材Iが浮いたり陥没したりし
て、外観上見苦しいのみならず、通行上の危険性があ
り、安全上大きな問題になりかねない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な状況に鑑み、この種舗装材が敷設される場合におい
て、簡単な構造によって、舗装材の安全かつ確実な施工
を可能するための最適なコンクリート溝開口部の蓋体受
け枠構造体を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、コンクリート溝開口部の上部に載置される蓋体の
受け枠であって、前記蓋体を収納する略四辺形状の受け
枠本体と、前記受け枠本体の内側に形成された蓋体受け
部と、前記蓋体受け部の下側に形成され前記コンクリー
ト溝開口部の段部に載置される受け枠支持部と、前記受
け枠本体の外周に張設され前記コンクリート溝開口部の
周縁の上面と接するフランジ部を有することを特徴とす
るコンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体に係る。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記蓋体受け部が受け枠本体の折り曲げ加工によっ
て一体に形成され、かつ前記フランジ部が断面L字状に
形成された枠状物が前記受け枠本体の外側に固着されて
いるコンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明のコンクリート溝開
口部の蓋体受け枠構造体の一実施例を示す斜視図、図2
はその施工状態を示す切欠斜視図、図3はその要部断面
図、図4はこの発明の他の実施例を示す拡大断面図であ
る。
【0011】図1ないし図3に図示したこの発明のコン
クリート溝開口部の蓋体受け枠構造体10は、図3のよ
うに、コンクリート溝20の開口部21の上部に載置さ
れるグレーチング等の蓋体30の受け枠となるもので、
受け枠本体11、蓋体受け部12、受け枠支持部13、
フランジ部15の各部を有することを特徴とする。な
お、図において、符号22はコンクリート溝20の開口
部21に形成された段部、25はコンクリート溝20の
溝壁部、26は同じく溝底部を示し、Gは地面、Sは
砂、Iはインターロッキング舗装材を表す。
【0012】受け枠本体11は、鋼材等の金属材よりな
り、グレーチングあるいはコンクリート蓋あるいはイン
ターロッキング舗装材と同等または同質の表面材を形成
した化粧蓋等の蓋体30を収容する略四辺形状の枠状に
形成されている。なお、この受け枠本体11と蓋体30
とは、該蓋体30の開閉が容易なように適宜のヒンジ構
造で結合される場合もある。
【0013】蓋体受け部12は、前記受け枠本体部11
の内側に形成され、蓋体30を収納、載置する部分であ
る。この蓋体受け部12は溝開口部21の溝方向両側に
設けられる。この蓋体受け部12は、蓋体30の収容時
においてその表面と前記受け枠本体11の上面が同じ高
さになるように形成される。なお、この例では、請求項
2の発明として記載したように、蓋体受け部12を前記
受け枠本体11の下部を折り曲げ加工して一体に形成し
ている。蓋体受け部12の強度が高くなり、かつ製作作
業が容易となるからである。
【0014】受け枠支持部13は、前記蓋体受け部12
の下側に形成され、前記コンクリート溝開口部21の段
部22に載置される部分である。受け枠支持部13は受
け枠構造体10および蓋体30の全体荷重がかかる強度
メンバーであるから、通常、鋼材(H鋼)や角パイプ等
が使用される。また、受け枠支持部13は、同時に、受
け枠構造体10、ひいては蓋体30の表面高さを規定す
るかさ上げ材ともなるものである。従って、砂Sの厚み
および舗装材Iの厚みにより、高さを調整して形成され
る。この受け枠支持部13は、蓋体受け部12の下側に
溶接等によって固着される。
【0015】フランジ部15は、前記受け枠本体11の
外周に張設され、前記コンクリート溝開口部21の周縁
の上面(図2および図3の符号21a)と接するもので
ある。このフランジ部15は、受け枠本体11の外周に
おいて、溝開口部21周縁のコンクリート溝上面21a
と接することによって、受け枠本体11とコンクリート
溝開口部21周縁の溝上面21aとの間に生ずる隙間を
なくするものである。このフランジ部の幅は実施例では
30mmである。フランジ部15は、受け枠本体11と
コンクリート溝開口部周縁の上面21aとの間に生ずる
隙間をなくするばかりでなく、受け枠本体11とコンク
リート溝開口部上面21aとの当接面積が大きくなるの
で、受け枠構造体の溝開口部への取付施工を容易にし、
かつ受け枠構造体のずれ防止にも役立つ。
【0016】なお、この実施例では、フランジ部15
は、請求項2の発明として記載したように、断面L字状
に形成された金属製の枠状物15Aを受け枠本体11の
外側に溶接によって一体に固着している。フランジ部1
5の形成が確実にかつ容易に行える利点がある。
【0017】図4はこの発明の他の実施例の受け枠構造
体10A示すものである。この実施例では、前記蓋体受
け部12において、載置された蓋体30との接触音また
は摩擦音を防ぐためにその上面に平ゴム41が貼着され
ている。また、受け枠支持部13の下部および外側部に
図のような断面クランク状のゴム(一般にはLゴムとも
いわれる)42を貼着することによって、受け枠支持部
13とコンクリート溝開口部21の段部22面との接触
音または摩擦音を防止することができる。断面クランク
状のゴム42は、段部22への装着時には、水平であっ
た突片部42a(図中鎖線)が、屈曲変形42b(図中
実線)して段部22の壁面22aに密着して、ずれによ
る騒音を防止する。なお、図4において、先の実施例と
共通符号は共通の部材を表わす。
【0018】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
コンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体によれば、受
け枠本体の外周にコンクリート溝開口部の周縁の上面と
接するフランジ部を設けたものであるから、砂を敷き詰
めてインターロッキング等の舗装材を敷設する場合にお
いて、砂の落下、流動が全くなり、受け枠周辺の舗装材
が浮いたり陥没したりすることが防止され、外観上およ
び安全上の問題をことごとく改善することができる。
【0019】また、蓋体受け部の下側にコンクリート溝
開口部の段部に載置される受け枠支持部を設けることに
よって、全体荷重を確実に支持するとともに、砂および
舗装材の厚みによる受け枠(ひいては蓋体)の高さ調節
を容易に行うことができる。このように、この発明は、
極めて簡単な構造によって、舗装材の安全かつ確実な施
工を可能するための最適な蓋体受け枠構造体を提供する
ことができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコンクリート溝開口部の蓋体受け枠
構造体の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その施工状態を示す切欠斜視図である。
【図3】図2の要部断面図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す拡大断面図であ
る。
【図5】本発明者が試験的に施工した溝開口部周辺の構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 蓋体受け枠構造体 11 受け枠本体 12 蓋体受け部 13 受け枠支持部 15 フランジ部 20 コンクリート溝 21 コンクリート溝の開口部 21a 溝開口部周縁の上面 22 溝開口部の段部 30 蓋体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート溝開口部の上部に載置され
    る蓋体の受け枠であって、前記蓋体を収納する略四辺形
    状の受け枠本体と、前記受け枠本体の内側に形成された
    蓋体受け部と、前記蓋体受け部の下側に形成され前記コ
    ンクリート溝開口部の段部に載置される受け枠支持部
    と、前記受け枠本体の外周に張設され前記コンクリート
    溝開口部の周縁の上面と接するフランジ部を有すること
    を特徴とするコンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記蓋体受け部が受
    け枠本体の折り曲げ加工によって一体に形成され、かつ
    前記フランジ部が断面L字状に形成された枠状物が前記
    受け枠本体の外側に固着されているコンクリート溝開口
    部の蓋体受け枠構造体。
JP8571497A 1997-03-19 1997-03-19 コンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体 Pending JPH10266319A (ja)

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JP8571497A JPH10266319A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 コンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体

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JP8571497A JPH10266319A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 コンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体

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JP8571497A Pending JPH10266319A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 コンクリート溝開口部の蓋体受け枠構造体

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JP (1) JPH10266319A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9989861B2 (en) 2004-04-14 2018-06-05 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method

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