JP3323915B2 - 高架道路遮音壁外側面用雨樋 - Google Patents

高架道路遮音壁外側面用雨樋

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JP3323915B2 JP36096899A JP36096899A JP3323915B2 JP 3323915 B2 JP3323915 B2 JP 3323915B2 JP 36096899 A JP36096899 A JP 36096899A JP 36096899 A JP36096899 A JP 36096899A JP 3323915 B2 JP3323915 B2 JP 3323915B2
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直樹 福光
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高架道路遮音壁外
側面を伝って流れる雪解け水や雨水を受け止める高架道
路遮音壁外側面用雨樋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、首都高速道路等の高架道路に
は、図9に示すように、路床盤1の両側縁部に、該路床
盤1と連続して立ち上げた道路側壁2,2が形成されて
いる。また、住宅地に隣接した部分には、自動車の走行
時に発生する騒音を遮蔽するための遮音壁3,3が設置
されている。
【0003】この種の遮音壁3は、路床が狭くならない
ように、道路側壁2の外側に固定され内側面(路床盤側
面)には吸音板4が固定され、これと外側面には化粧板
5が固定されている。
【0004】また、遮音壁3の上部は、遮音効果を高め
る目的から、路床盤1側に向けて湾曲されている。そし
て、湾曲した外面側には、降雪時に積もった雪が落下し
ないように雪止め6が取りつけられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の高
架道路における遮音壁は、道路側壁の外面に固定されて
いるため、その上に降った雨水や、降雪後に雪止めによ
って滑り止めされた雪が解ける際に流れる雪解け水が、
遮音壁の外面に沿って流れ落ち、高架道路の両側の道路
に落下する。
【0006】このため、豪雨時にはこの雨水の落下部分
を通行する自動車に大量の雨水が集中して落下し、前方
を著しく見難くし、事故発生の原因となる等の問題があ
った。
【0007】また、特に降雪後においては、降り止んだ
後にも雪止めによって止められている雪が解け、その雪
解け水が道路上に落下し、その下を通る人や貨物自動車
の積荷を濡らしてしまうため、晴れていても雨除けが必
要となるという問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
高架道路遮音壁外側面を伝って流れる雪解け水や雨水を
簡単な部材の取付によって受けとめ、道路下への直接落
下を効果的に防止する高架道路遮音壁外側面用雨樋の提
供を目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明に係る高架
道路遮音壁外側面用雨樋の特徴は、高架道路側縁部に立
設した遮音壁の外側面に固定する樋取付金具と、該樋取
付金具に支持されて水平方向に設置される断面がU略字
状をした樋部材とを有し、前記樋取付金具は、背面側が
前記遮音壁の外側面の取付位置表面形状に整合する断面
形状をなし、上下両端に前記遮音壁に対して固定するた
めの取付部を一体的に有し、且つ該樋取付金具の前面側
に前記樋部材を長手方向にのみスライド可能に嵌合する
樋受部を一体に有し、複数の前記樋取付金具を遮音壁外
側面に固定し、該樋取付金具の前記樋受部内で互いに延
長方向に隣り合う樋部材を突き合わせ配置に支持させて
複数の樋部材を水平方向に連続させて取り付け、該各樋
部材の背面と前記遮音壁外側面との間を止水材をもって
遮蔽したことにある。
【0010】なお、連続配置に取り付けた樋部材の内の
数個置きに、その背面に排水口を備え、該排水口に連通
させた排水筒を、前記遮音壁を貫通させて高架道路側に
導出させることが好ましく、更に、各樋部材と樋取付金
具とを落下防止用の線状材をもって連結することによっ
て樋部材の長手方向微動を許容しつつ落下を防止させる
ことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図1〜
図8について説明する。
【0012】図において、1は前述した従来例と同様の
高架道路の路床盤であり、2は側壁、3は側壁2の外面
に固定した遮音壁、4は吸音板、5は化粧板、6は雪止
めである。化粧板5は略台形をした断面形状に成形され
た板材からなり、これを水平方向に向け、上下に多数並
べて遮音壁の外面を覆っている。
【0013】この遮音壁3の外面の下縁部梢上側位置
に、水平方向に向けて本発明に係る雨樋Aが設置されて
いる。この雨樋Aは、樋取付金具10と樋部材30を有
している。
【0014】樋取付金具10は、樋部材30を長手方向
にのみスライド可能に嵌合する樋受部材11と、その上
下の両端にボルト13,13によって一体に固着した一
対の固定用部材12,12とから構成されており、全体
の背面が遮音壁3の外側面の取付位置表面形状、即ち化
粧板5の外面に整合する断面形状をなしている。
【0015】樋部材30は、略U字状の断面形状の樋材
からなっており、底面部31の前後縁に前後部立ち上が
り片32,33を互いに平行に立ち上げた形状となって
おり、前部立ち上がり片に32に比べて後部立ち上がり
片33を高く形成している。
【0016】前部立ち上がり片32の両端部梢中央寄り
上縁には、後述する落下防止用ワイヤー40を固定する
ための貫通孔34が開口され、また、該後部立ち上がり
片33の一端側下部には背面側に突出させて排水管35
が一体に固着され、その両端が樋部材30内外に連通開
口されている。更に後部立ち上がり片32の背面には両
端部を除いてゴム上の弾性材からなる止水材36が貼着
されている。
【0017】樋受部材11は前記樋部材30を長手方向
にのみスライド可能に嵌合する樋受部11aを前面側に
一体に有している。この樋受部11aは前記固定用部材
12を上下両端に固着した平板状の基板部11bの前面
側に、断面L字形の突片11cを一体に備えて構成さ
れ、その突片11cの上端と基板部11bの前面上部と
にU字状の折り返し片11d,11eが一体に形成され
ている。そして樋部材30を、樋受部11a内にその側
部より挿入し、前記両折り返し片の内側に樋部材30の
前後の立ち上がり片32,33の上縁を嵌合させること
によって長手方向にのみスライド可能に支持させるよう
にしている。
【0018】各固定用部材12は一端側12aを樋受部
材基板部11aの上下両端の前面に重ね合わせ、両者に
ボルト13を貫通させてネジ止めすることによって樋受
部材11と一体化されており、中央部分12bを化粧板
5の上下の傾斜部に沿って傾斜させ、他端側に垂直方向
に向けた固定部12cを一体に有し、該固定部12cが
ボルト14によって遮音壁3に固定されるようになって
いる。
【0019】上述のように構成される複数の樋取付金具
10を、図2に示すように樋部材30の長さに合わせて
一定間隔毎に固定し、各樋取付金具10に対し、その中
央部分で両側の樋部材30,30の端面を突き合わせる
配置に嵌合させて支持させ、その端面間にコーキング材
15を介在させている。このようにして樋部材30を支
持させることにより、背面の止水材36によって樋部材
30と化粧板5の表面間が埋められるようになってい
る。
【0020】各樋部材30の両端部の貫通孔34に、落
下防止用線状材(以下ワイヤーと記す)40の一端をネ
ジ止めするとともに、該ワイヤー40他端を前述したボ
ルト13に対してネジ止めし、これによって樋部材30
の樋取付金具10に対する微振動を許容しつつ移動を規
制することによって落下を防止している。
【0021】尚、落下防止用ワイヤー40は、図8に示
すように両端にネジ止め用リング41,41を予め一体
化させたものを使用している。
【0022】また、各樋部材30の背面に突出している
排水管35には排水パイプ42を連結し、これを遮音壁
3及び側壁2を貫通させて路床盤1側に導出させてい
る。
【0023】このようにして取りつけられた雨樋Aは、
遮音壁外面を伝って流れ落ちる雨水や雪解け水が、樋部
材30に全て受けられ、排水管35及び排水パイプ42
をもって構成される排水路を通して路床盤1側に導か
れ、路床盤上にに降った雨と同じく、路側の排水溝43
を通って集水桝44から排水管45を通って排水され
る。
【0024】尚、上述の例では全ての樋部材30に排水
管35を設けているが、水平方向に連続して配置される
樋部材3一つ置き、若しくは複数個置きに排水管35を
有するものを使用するようにしてもよい。
【0025】また、上述した例では樋取付金具10の背
面形状を台形類似形状に折れ曲がった形状としている
が、この他、遮音壁外面の形状に合わせて適宜の形状と
しうる。
【0026】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る高架道路遮
音壁外側面用雨樋は、高架道路側縁部に立設した遮音壁
の外側面に固定する樋取付金具と、該樋取付金具に支持
されて水平方向に設置される断面がU略字状をした樋部
材とを有し、前記樋取付金具は、背面側が前記遮音壁の
外側面の取付位置表面形状に整合する断面形状をなし、
上下両端に前記遮音壁に対して固定するための取付部を
一体的に有し、且つ該樋取付金具の前面側に前記樋部材
を長手方向にのみスライド可能に嵌合する樋受部を一体
に有し、複数の前記樋取付金具を遮音壁外側面に固定
し、該樋取付金具の前記樋受部内で互いに延長方向に隣
り合う樋部材を突き合わせ配置に支持させて複数の樋部
材を水平方向に連続させて取り付け、該各樋部材の背面
と前記遮音壁外側面との間を止水材をもって遮蔽したこ
とにより、簡単な装置で、遮音壁外面に降る雨水や、降
り積もった雪の雪解け水の殆ど全てが樋部材に受けら
れ、高架道路下に直接落下することが無くなり、豪雨時
に高架道路下を通行する車に危険を伴わせることが無く
なり、また、降雪後の雪解け水が流れていても道路下を
通行する人や車の積荷を濡らすことが無くなる。
【0027】また、連続配置に取り付けた樋部材の全て
若しくは1又は数個置きに、その背面に排水口を備え、
該排水口に連通させた排水筒を、前記遮音壁を貫通させ
て高架道路側に導出させたことにより、樋部材に受けら
れた水を、既存の道路排水設備によって排水させること
ができ、専用の排水管の設置が不要となる。
【0028】更に、各樋部材と樋取付金具とを落下防止
用の線状材をもって連結して樋部材の長手方向微動を許
容しつつ落下を防止させたことにより、車の通行によっ
て常時振動している高架道路において、樋部材の取付金
具に対する振動を許容することとなり、耐久性が高くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高架道路遮音壁外側面用雨樋の実
施の一例を示す縦断面図である。
【図2】同上の横断面図である。
【図3】図1に示した雨樋支持部分の拡大断面図であ
る。
【図4】同上の樋取付金具を示す縦断面図である。
【図5】同上の正面図である。
【図6】同上の樋部材を示す正面図である。
【図7】図6中のA−A線断面図である。
【図8】図1に示す雨樋における落下防止用線状材を示
す平面図である。
【図9】従来の遮音壁付き高架道路の断面図である。
【符号の説明】
A 雨樋 1 路床盤 2 道路側壁 3 遮音壁 4 吸音板 5 化粧板 6 雪止め 10 雨樋取付金具 11 樋受部材 11a 樋受部 11b 基板部 11c 突片 11d,11e 立ち上がり片 12 固定用部材 12a 一端側 12b 中央部分 12c 固定部 13 ボルト 14 ボルト 15 コ−キング材 30 樋部材 31 底面部 32,33 立ち上がり片 34 貫通孔 35 排水管 36 止水材 40 落下防止用ワイヤ− 41 ネジ止め用リング 43 排水溝 44 集水桝 45 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01D 19/08 E01F 8/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高架道路側縁部に立設した遮音壁の外側面
    に固定する樋取付金具と、該樋取付金具に支持されて水
    平方向に設置される断面がU略字状をした樋部材とを有
    し、前記樋取付金具は、背面側が前記遮音壁の外側面の
    取付位置表面形状に整合する断面形状をなし、上下両端
    に前記遮音壁に対して固定するための取付部を一体的に
    有し、且つ該樋取付金具の前面側に前記樋部材を長手方
    向にのみスライド可能に嵌合する樋受部を一体に有し、
    複数の前記樋取付金具を遮音壁外側面に固定し、該樋取
    付金具の前記樋受部内で互いに延長方向に隣り合う樋部
    材を突き合わせ配置に支持させて複数の樋部材を水平方
    向に連続させて取り付け、該各樋部材の背面と前記遮音
    壁外側面との間を止水材をもって遮蔽したことを特徴と
    してなる高架道路遮音壁外側面用雨樋。
  2. 【請求項2】連続配置に取り付けた樋部材の内の数個置
    きに、その背面に排水口を備え、該排水口に連通させた
    排水筒を、前記遮音壁を貫通させて高架道路側に導出さ
    せてなる請求項1に記載の高架道路遮音壁外側面用雨
    樋。
  3. 【請求項3】各樋部材と樋取付金具とを落下防止用の線
    状材をもって連結して樋部材の長手方向微動を許容しつ
    つ落下を防止させてなる請求項1に記載の高架道路遮音
    壁外側面用雨樋。
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