JP3181930U - 道路などの側溝蓋及び水抜き金具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンクリート本体2の上面に、水抜き孔16を有する水抜き金具10が埋め込み状に固定されている、側溝蓋1において、水抜き金具10は、その両側片部の下縁部には、長手方向に全通して外方向に略L形折曲状に係止片が形成され、上片部の中間部には、その長手方向に全通して溝部14が折曲状に形成され、溝部14の両側壁部は、上片部の上面左右の略水平な土手部15,15に対し上方向に拡大するように傾斜状に形成され、溝部14の溝底と土手部15,15には水抜き孔16が形成されている。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2の側溝蓋は、コンクリート本体に水抜き金具を固定させるために、断面略コ形水抜き金具の両側片部に、複数の突起よりなる固定アンカーを突出させ、固定アンカーをコンクリート内に突出固化させることにより、コンクリート本体に水抜き金具を固定させるようにしている。
ところが、特許文献1及び2の水抜き金具の固定構造では、コンクリート本体との固定が水抜き金具の長手方向に沿って部分的となり、その固定作業が面倒で、固定の不完全による不良品が発生することがある。また、永年使用による荷重状況とコンクリートの品質劣化によって、水抜き金具がコンクリート本体の上面において落ち込み傾くという課題がある。
さらに、特許文献2の側溝蓋に用いる水抜き金具では、その略コ形の金具の折曲肩部に水抜き孔となる小孔を形成しているため、その凹凸成型時に、折曲肩部にひび割れが生じ易く、不良品の原因となる。また、コンクリート本体と水抜き金具との接合時に、肩部の小孔にコンクリートが詰まって塞がれていまい、さらに、使用時に肩部の小孔内にゴミが詰まりやすく、掃除が面倒である。
すなわち、本考案は、水抜き金具とコンクリート本体との固定を確実なものとし、永年使用によってもコンクリート本体に対し水抜き金具が傾き変形するということがなく、また、水抜き金具の成型が容易で、不良品の発生がなく、さらに、使用時の排水がスムーズで、清掃が容易な、改良された複合型の側溝蓋と、これに使用する水抜き金具を提供することを目的としている。
請求項1に記載の本考案は、コンクリート本体2の上面に、水抜き孔16を有する水抜き金具10が埋め込み状に固定され、水抜き孔16から導入される排水が、コンクリート本体2に上下貫通状に形成された水抜き口3を介して、排出されるようにした道路などの側溝蓋1において、
水抜き金具10は、開放部を下向きとした断面略コ形状とされるとともに、その両側片部の下縁部には、長手方向に全通して外方向に略L形折曲状に係止片13,13が形成され、水抜き金具10の上片部12の中間部には、その長手方向に全通して溝部14が折曲状に形成され、溝部14の両側壁部は、上片部12の上面左右の略水平な土手部15,15に対し上方向に拡大するように傾斜状に形成され、溝部14の溝底と土手部15,15には水抜き孔16が形成されており、
前記水抜き金具10の係止片13,13が前記コンクリート本体2のコンクリート内部に突出して一体的に抜け止め固定されていることを特徴とする道路などの側溝蓋である。
また、水抜き金具10の成型作業も容易であり、係止片や水抜き孔の形成によるひび割れや、不良品の発生がない。
水抜き金具10は、開放部を下向きとした断面略コ形状とされるとともに、その両側片部の下縁部には、長手方向に全通して外方向に略L形折曲状に係止片13,13が形成され、水抜き金具10の上片部12の中間部には、その長手方向に全通して溝部14が折曲状に形成され、溝部14の両側壁部は、上片部12の上面左右の略水平な土手部15,15に対し上方向に拡大するように傾斜状に形成され、溝部14の溝底と土手部15,15には水抜き孔16が形成されていることを特徴とする水抜き金具である。
これにより、水抜き金具の固定が強固で安定しており、そのコンクリート打設による固定作業も容易であり、長年使用によっても、コンクリート本体の上面において、水抜き金具が変形し又は傾くということがない。
また、水抜き金具の成型作業も容易であり、係止片や水抜き孔の形成によるひび割れや、不良品の発生も生じない。
図1乃至図4は、本考案の第1実施形態に係る側溝蓋を示し、図5及び図6は、本考案の第1実施形態に係る水抜き金具を示すものである。
第1実施形態に係る道路などの側溝蓋1は、矩形ブロック状のコンクリート本体2の上面に、水抜き孔16を有する水抜き金具10が埋め込み状に固定され、水抜き孔16から導入される排水が、コンクリート本体2に上下貫通状に形成された水抜き口3を介して、道路などの側溝内に排出される。
コンクリート本体2の上面には、コンクリートの成型時において、水抜き金具10が嵌合される嵌合凹部が形成されており、各水抜き孔16の組(図では3組)に対応する、コンクリート本体2の内部には、上記嵌合凹部の内底面とコンクリート本体2の底面とを貫通する、上記水抜き口3が形成されている。
使用状態において、雨水などの排水は、水抜き孔16から水抜き口3を通って、側溝内に排出される。
2 コンクリート本体
3 水抜き口
10 水抜き金具
11 側片部
12 上片部
13 係止片
14 溝部
15 土手部
16 水抜き孔
16a 長孔、16a’ 大径部
16b 小孔
Claims (5)
- コンクリート本体(2)の上面に、水抜き孔(16)を有する水抜き金具(10)が埋め込み状に固定され、水抜き孔(16)から導入される排水が、コンクリート本体(2)に上下貫通状に形成された水抜き口(3)を介して、排出されるようにした道路などの側溝蓋(1)において、
水抜き金具(10)は、開放部を下向きとした断面略コ形状とされるとともに、その両側片部の下縁部には、長手方向に全通して外方向に略L形折曲状に係止片(13,13)が形成され、水抜き金具(10)の上片部(12)の中間部には、その長手方向に全通して溝部(14)が折曲状に形成され、溝部(14)の両側壁部は、上片部(12)の上面左右の略水平な土手部(15,15)に対し上方向に拡大するように傾斜状に形成され、溝部(14)の溝底と土手部(15,15)には水抜き孔(16)が形成されており、
前記水抜き金具(10)の係止片(13,13)が前記コンクリート本体(2)のコンクリート内部に突出して一体的に抜け止め固定されていることを特徴とする道路などの側溝蓋。 - 前記水抜き金具(10)は、その前記溝部(14)の溝底の複数位置に、水抜き金具(10)の長手方向に長い長孔(16a)が間隔を置いて形成され、複数の各長孔(16a)の両側部に対向する前記土手部(15,15)には、各長孔(16a)の長手方向に沿って間隔をおいて複数の丸孔よりなる小孔(16b)が形成され、各長孔(16a)とその両側部に対向する複数の各小孔(16b)の組により、前記水抜き孔(16)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の道路などの側溝蓋。
- 前記水抜き金具(10)に形成された前記長孔(16a)の少なくとも一部の長孔(16a)の長手方向の中間部には、長孔(16a)の幅を大径とするように丸孔よりなる大径部(16a’)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の道路などの側溝蓋。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の道路などの側溝蓋(1)に用いる水抜き金具(10)において、
水抜き金具(10)は、開放部を下向きとした断面略コ形状とされるとともに、その両側片部の下縁部には、長手方向に全通して外方向に略L形折曲状に係止片(13,13)が形成され、水抜き金具(10)の上片部(12)の中間部には、その長手方向に全通して溝部(14)が折曲状に形成され、溝部(14)の両側壁部は、上片部(12)の上面左右の土手部(15,15)に対し上方向に拡大するように傾斜状に形成され、溝部(14)の溝底と土手部(15,15)には水抜き孔(16)が形成されていることを特徴とする水抜き金具。 - 前記水抜き金具(10)は、その前記溝部(14)の溝底の複数位置に、水抜き金具(10)の長手方向に沿って長い長孔(16a)が間隔を置いて形成され、複数の各長孔(16a)の両側部に対向する前記土手部(15)には、複数の各長孔(16a)の長手方向に沿って間隔をおいて複数の丸孔よりなる小孔(16b)が形成され、各長孔(16a)とその両側部に対向する各小孔(16b)の組により、前記水抜き孔(16)が形成されており、前記長孔(16a)のうち少なくとも一部の長孔(16a)の長手方向の中間部には、長孔の幅を大径とするように丸孔よりなる大径部(16a’)が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の水抜き金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012007584U JP3181930U (ja) | 2012-12-14 | 2012-12-14 | 道路などの側溝蓋及び水抜き金具 |
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JP2012007584U JP3181930U (ja) | 2012-12-14 | 2012-12-14 | 道路などの側溝蓋及び水抜き金具 |
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JP3181930U true JP3181930U (ja) | 2013-02-28 |
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