JP2011231562A - 側溝用蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単に作成することができ、流路を確保すると共に高い強度の側溝用蓋を提供することにある。
【解決手段】排水流路と、該排水流路の上側に開口した開口部3と、を備え、該開口部3は排水流路の幅よりも幅狭であって、排水流路に連通する第1開口部4と、該第1開口部4に上側で連通して第1開口部4より幅広な第2開口部5と、から構成され、該第2開口部5と前記第1開口部4との境界に支持段部6を形成したコンクリート製側溝の支持段部6上に載置するコンクリート製の側溝用蓋11であって、第1開口部4に嵌合可能な蓋下部12と、該蓋下部12の上側に一体的に形成された蓋下部12より幅広な蓋上部13と、を備え、蓋下部12および蓋上部13の長手方向の左右側面のうち少なくとも一方の側面に一部を縦方向に切り欠いた水導入空部14を形成したことを特徴とする側溝用蓋。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路の側方に埋設される側溝の上部開口部に収納載置する側溝用蓋に関するものである。
従来、道路や駐車場等に敷設された側溝1には、図8に示すように、排水流路2の幅よりも上面開口部3の幅を狭くした構造のものがあり、この開口部3内に金属製のグレーチング9を収納載置するものがある。この側溝1は、雨水が流れる排水流路2の上側で連通する第1開口部4と、該第1開口部4に上側で連通し第1開口部4の開口幅より幅広に形成した第2開口部5と、これら第1開口部4と第2開口部5の境界に形成した支持段部6とが、側溝1の長手方向に連続的に構成されたコンクリート製の側溝1である。そして、この支持段部6に、雨水流入穴8を上面に開設した断面下向きコ字状のグレーチング9を載置するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−273207号公報
ところで、このような金属製のグレーチングは、長年風雨に晒されても、錆びて強度が不十分となることを回避するために、高価なステンレス板を使用している。そして、ステンレス材を加工したグレーチングは、防錆特性に秀でる反面、切断、屈曲、溶接等の加工が鉄板よりも難しく、また、高価であるが故に盗難のおそれがあった。また、雨水に濡れると滑りやすく、歩行者は転倒しないように注意する必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、長年風雨に晒されても錆びる心配がなく、しかも、簡単に作成することができ、高い強度の側溝用蓋を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、一端から他端に貫通した排水流路と、該排水流路の上側に連通してその全長に亘って外部に対して開口した開口部と、を備え、該開口部は前記排水流路の幅よりも幅狭であって、排水流路に連通する第1開口部と、該第1開口部に上側で連通して第1開口部より幅広な第2開口部と、から構成され、該第2開口部と前記第1開口部との境界に支持段部を形成したコンクリート製側溝の前記支持段部上に載置するコンクリート製の側溝用蓋であって、
前記第1開口部に嵌合可能な蓋下部と、該蓋下部の上側に一体的に形成された蓋下部より幅広な蓋上部と、を備え、
前記蓋下部および蓋上部の長手方向の左右側面のうち少なくとも一方の側面に一部を縦方向に切り欠いた水導入空部を形成し、
前記支持段部上面に蓋上部の下面を当接した状態で、前記蓋下部が前記第1開口部に嵌合すると共に、前記蓋上部が前記第2開口部に嵌合し、前記水導入空部によって外部の雨水を排水流路に導入可能としたことを特徴とする側溝用蓋である。
請求項2に記載のものは、前記側溝の幅方向断面において前記水導入空部の断面積が前記蓋上部の上面から前記蓋下部の下面へ向けて安定化するように、前記水導入空部を支持段部の断面形状に対応して屈曲乃至傾斜させて形成したことを特徴とする請求項1に記載の側溝用蓋である。
請求項3に記載のものは、長手方向の両側端部のうち、少なくとも一方の端部の端面を曲面で構成し、設置状態で隣り合う端面との間に空隙が形成されるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の側溝用蓋である。
請求項4に記載のものは、強化繊維を混入したコンクリートで成型したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の側溝用蓋である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本発明の側溝用蓋は、一端から他端に貫通した排水流路と、該排水流路の上側に連通してその全長に亘って外部に対して開口した開口部と、を備え、該開口部は排水流路の幅よりも幅狭であって、排水流路に連通する第1開口部と、該第1開口部に上側で連通して第1開口部より幅広な第2開口部と、から構成され、該第2開口部と前記第1開口部との境界に支持段部を形成したコンクリート製側溝の支持段部上に載置するコンクリート製の側溝用蓋であって、第1開口部に嵌合可能な蓋下部と、該蓋下部の上側に一体的に形成された蓋下部より幅広な蓋上部と、を備え、蓋下部および蓋上部の長手方向の左右側面のうち少なくとも一方の側面に一部を縦方向に切り欠いた水導入空部を形成し、支持段部上面に蓋上部の下面を当接した状態で、蓋下部が第1開口部に嵌合すると共に、蓋上部が第2開口部に嵌合し、水導入空部によって外部の雨水を排水流路に導入可能としたので、路面の排水を可能とする流路を形成すると共に、側溝用蓋の厚さを厚くすることができ、強度を高めることができる。また、側溝用蓋をコンクリート製としたので、グレーチングと比べて、簡単に成型することができ、風雨に晒されても錆びることが無く、強度の劣化を防止することができる。さらに、蓋下部を第1開口部に嵌合すると共に、蓋上部を第2開口部に嵌合して側溝用蓋を側溝に装着するようにしたので、側溝用蓋が側溝の幅方向にずれることを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、側溝の幅方向断面において水導入空部の断面積が蓋上部の上面から蓋下部の下面へ向けて安定化するように、水導入空部を支持段部の断面形状に対応して屈曲乃至傾斜させて形成したので、外部からの雨水を排水流路に導く十分な幅の流路を確保することができ、雨水が増大したとしても路面に溜まることなく、スムーズな排水が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、側溝用蓋であって、長手方向の両側端部のうち、少なくとも一方の端部の端面を曲面で構成し、設置状態で隣り合う端面との間に空隙が形成されるようにしたので、隣り合う側溝用蓋との間に流路を形成でき、より大量の雨水を排水することができる。
請求項4に記載の発明によれば、側溝用蓋は、強化繊維を混入したコンクリートで成型したので、さらに強度を高めることができる。
第1の実施形態における側溝用蓋を側溝から分離した状態の斜視図である。 第1の実施形態における側溝用蓋を側溝に装着した状態の平面図である。 第1の実施形態の(a)図2におけるA−A線断面図、(b)図2におけるB−B線断面図である。 第2の実施形態における側溝用蓋を側溝から分離した状態の斜視図である。 第2の実施形態における側溝用蓋を側溝に装着した状態の平面図である。 第2の実施形態の(a)図5におけるC−C線断面図、(b)図5におけるD−D線断面図である。 第3の実施形態における側溝用蓋を側溝に隣接して2つ装着した状態の平面図である。 従来の実施形態におけるグレーチングを側溝に装着した状態の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づいて説明する。
図1は側溝用蓋11を側溝1から分離した状態の斜視図、図2は側溝用蓋11を側溝1に装着した状態の平面図、図3(a)は図2におけるA−A線断面図、図3(b)は図2におけるB−B線断面図である。
側溝1は、コンクリート製の長尺な直方体状のブロック(例えば、長さ約2000mm)であり、内部には長手方向に沿って一端から他端に貫通した排水流路2が形成され、この排水流路2の上側には、その全長に亘って外部に対して開口した開口部3を備えている。排水流路2は、図1、3に示すように、側溝1断面において、水量が少ないときは滑らかに雨水を流せるように下部を円形状に形成し、水量が多いときは大量の雨水を流せるように上部を略角形状に形成している。また、開口部3は、排水流路2の幅よりも幅狭であって、排水流路2に連通する第1開口部4と、該第1開口部4に上側で連通して第1開口部4より幅広な第2開口部5と、から構成されている。詳しくは、第1開口部4は排水流路2の上部の幅よりも幅狭であって、鉛直方向に一定の幅で開口しており、第2開口部5は第1開口部4の幅よりも幅広であって、同じく鉛直方向に一定の幅で開口している。そして、第1開口部4と第2開口部5は、それぞれの開口中心が同じとなるように連通している。ここで、開口部3内において、第1開口部4と第2開口部5との境界に、支持段部6が設けられている。この支持段部6は、側溝用蓋11やグレーチング9等を載置するための水平な面であり、第1開口部4の上面(上側開口の縁)により構成されている。なお、側溝1の長手方向の両側端面には、排水流路2の開口の外側を囲うように断面U字状のゴム等からなる弾性部7が、端面から突出して形成されている。この弾性部7は、隣接して接続する側溝1間のシール及び接続代となる部分であり、側溝1を隣接して敷設すれば、隣接する弾性部7同士が密着して接続される。この時、接続箇所の周りに僅かな間隙が生じるが、コンクリート等の接合剤を流し込むことで、側溝1同士を隙間無く強固に接続することができる。
次に前記した側溝1の開口部3に嵌める側溝用蓋11について説明する。
側溝用蓋11は、側溝1の半分の長さで形成された長尺なコンクリート製の蓋であり、断面下向き凸状に形成され、長手方向の側面にその一部を縦方向に切り欠いた水導入空部14を形成している。詳しくは、側溝用蓋11は、第1開口部4に嵌合可能な蓋下部12と、該蓋下部12の上側に一体的に形成され蓋下部12より幅広な蓋上部13とを備えており、蓋下部12および蓋上部13の長手方向の左右側面のうち少なくとも一方の側面に一部を切り欠いた水導入空部14を形成している。より詳しくは、蓋下部12における水導入空部14以外の箇所は、第1開口部4に嵌合可能な幅であり、第1開口部4の幅より僅かに小さい幅(例えば、約50mm)に形成され、かつ、第1開口部4の深さと略同じ厚さ(例えば、約50mm)に形成されている。さらに、蓋上部13における水導入空部14以外の箇所は、第2開口部5に嵌合可能な幅であり、第2開口部5の幅より僅かに小さい幅(例えば、約80mm)に形成され、かつ、第2開口部5の深さと略同じ厚さ(例えば、約50mm)に形成されている。このため、支持段部6の上面に、左右に張り出した蓋上部13の下面を当接した状態にすれば、蓋下部12が第1開口部4に嵌合すると共に、蓋上部13が第2開口部5に嵌合することで、側溝用蓋11が側溝1(開口部3)内に収納(設置)される。このとき、側溝用蓋11(蓋上部13)の上面が側溝1の上面と略面一となり、側溝用蓋11(蓋下部12)の下面が排水流路2の上面と略面一となる。そして、側溝1の上部には、水導入空部14により流路が形成されることになり、この流路によって外部の雨水を排水流路2に導くことができる。
次に、水導入空部14について詳述する。本発明における水導入空部14は、上記のように、蓋下部12および蓋上部13の長手方向の左右側面のうち少なくとも一方の側面に一部を切り欠いた形状で形成され、側溝1の幅方向断面において水導入空部14の断面積が蓋上部13の上面から蓋下部12の下面へ向けて安定化(「安定化」とは「減少することを回避する」の意味である。)するように、水導入空部14を支持段部6の断面形状に対応して屈曲させて形成している。そして、図3に示すように、側溝用蓋11を設置した状態で側溝1の幅方向断面において、水導入空部14が、上側開口幅と同じ幅で、側溝1の上面から第2開口部5の側面に沿って鉛直下方向に延び、支持段部6の断面形状に対応して上面に沿って幅方向中央側に屈曲し、さらに支持段部6の突出端部から第1開口部4の側面に沿って鉛直下方向に延びて下側に開口するような流路を形成している。換言すると、側溝用蓋11の水導入空部14における側面が、開口部3の内面(第1開口部4側面、支持段部6上面、および第2開口部5側面からなる一連の面)から一定距離だけ離れた段状(クランク形状)に形成されている。このような水導入空部14を形成することによって、流路となる空部断面が途中で絞られないので、外部からの雨水を排水流路2に導く十分な幅の流路を確保することができ、雨水が増大したとしても側溝1の上面(路面)に溜まることなく、スムーズな排水が可能となる。なお、本実施形態では、水導入空部14は、側溝用蓋11の一側(図1中右側)に2つ設けており、側溝1に側溝用蓋11を設置した状態において、各水導入空部14の上側開口が、側溝用蓋11の長手方向の長さに対し1/3程度の長さ(例えば約300mm)、かつ蓋上部13の幅に対し1/4程度の幅(例えば約20mm)となるように形成されている。
そして、この側溝用蓋11は、コンクリート成型により作成することができる。つまり、所定の形の型枠にコンクリートを流し込み、そのままの状態で所定時間養生した後、型枠から取り出すことで、成型することができる。このため、金属製のグレーチング9のように剛性のある金属を切断、屈曲、溶接等の加工をすることが不要になり、グレーチング9と比べて簡単かつ安価に側溝用蓋11を成型することができる。また、コンクリートで形成されているため、濡れても滑り難いし、風雨に晒されても錆びることが無く、強度の劣化を防止することができる。さらに、コンクリート成型時に、補強芯材を埋設する他に、ポリプロピレン系、ガラス系、炭素系等の強化繊維を混入したコンクリートを用いることもできる。このように強化繊維を混入したコンクリートで側溝用蓋11を成型すれば、引っ張り強度が向上してさらに強度を高めることができ、隅角部の破損防止にも寄与する。
このように形成された側溝用蓋11を路面に設置するには、路面等に側溝1を一連に埋設し、これらの側溝1(支持段部6の上面)に側溝用蓋11を順次載置するだけでよい。また、従来の金属製グレーチング9が取り付けられ側溝1に対して、本発明に係る側溝用蓋11に置き換えることもできる。具体的には、路面等に埋設された上記の側溝1に金属製のグレーチング9がすでに取り付けられている場合、金属製のグレーチング9を取り外して、本実施形態の側溝用蓋11を側溝1に載置する。このとき、蓋下部12が第1開口部4に嵌合すると共に、蓋上部13が第2開口部5に嵌合するので、側溝用蓋11が側溝1の幅方向にずれることを防止できる。さらに、側溝用蓋11は、水導入空部14によって路面の排水を可能とする流路を形成すると共に、蓋上部13および蓋下部12によって構成したので、路面より上部に突出することなく、側溝用蓋11の厚さを厚くすることができ、強度を高めることができる。なお、側溝用蓋11は、側溝1に載置する際に、水導入空部14が路面の水勾配の下り傾斜側(歩道側)になるように載置することが望ましい。このようにすれば、より路面の端側で雨水を集めることができ、より多くの雨水を排水流路2に導くことができる。
また、水導入空部14の形状は、上記実施形態に限られない。図4〜6に示す、第2の実施形態の側溝用蓋11では、側溝1に装着した状態で、側溝1の幅方向断面において水導入空部14の断面積が蓋上部13の上面から蓋下部12の下面へ向けて安定化するように、水導入空部14を支持段部6の断面形状に対応して傾斜させて形成している。詳しくは、水導入空部14における側溝用蓋11側の側面が、内側(側溝用蓋11の中心側)へ向けて下り傾斜する急峻な斜面で形成されている。ここで、水導入空部14の支持段部6に対向する流路の幅が、支持段部6の突出形状部分で絞られることなく雨水が流れるのに十分な幅となるように、上側開口幅を支持段部6の上面の幅より、幅広に形成するのが望ましい。(例えば、支持段部6の上面の幅が約15mmとした場合、水導入空部14の上側開口幅を約20mmとする。)このように水導入空部14を形成することで、支持段部6における流路の幅を十分に確保することができる。このため、上記第1の実施形態と同様に、外部からの雨水を排水流路2に導く十分な幅の流路を確保することができ、雨水が増大したとしても側溝1上面(路面)に溜まることなく、スムーズな排水が可能となる。なお、その他の構成については、上記第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
さらに、前記した側面の水導入空部14以外でも外部からの雨水を排水流路2に導入可能な流路を構成することもできる。例えば、図7に示す、第3の実施形態の側溝用蓋11では、長手方向の両側端部の端面を円弧状に面取り(端部に近づくにつれて幅狭となる先細り形状に形成)している。この円弧は、曲率Rを一定とした曲面で形成されている。図7に示すように、この側溝用蓋11を2つ隣り合わせて、お互いの端面が対向するように側溝1に装着すれば、隣り合う円弧端面との間に、外部から排水流路2に向けて貫通する空隙15が形成される。そして、この空隙15が外部からの雨水を排水流路2に導入するための流路として機能する。このように、対向する側溝用蓋11の端面間でも流路を形成することができるので、より大量の雨水を排水することができる。なお、本実施形態では、平面視において、側溝用蓋11は両端部を円弧状に面取りしたが、どちらか一方の端部が円弧状に面取りされていればよい。例えば、側溝用蓋11の接続箇所において、一方の側溝用蓋11端部が面取りされていなくても、他方の側溝用蓋11端部が面取りされていれば、接続箇所には隙間が生じることになり、流路を形成することができる。また、端面の形状は円弧に限らず、サインカーブ(波型形状)等の曲面で構成してもよい。要は、側溝用蓋11の長手方向の両側端部のうち、少なくとも一方の端部の端面を曲面等で形成することで、設置状態で隣り合う側溝用蓋11の端面との間に空隙15を形成すればよく、この空隙15により流路を形成することができるので、より大量の雨水を排水することができる。なお、その他の構成については、上記第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
なお、本発明の側溝用蓋11を載置する側溝は、上記形態に限らない。例えば、円形や角形の排水流路を備えた側溝でもよいし、側溝に縁石が一体化したものでもよい。また、開口部の開口幅、深さ、形状は任意であり、側溝用蓋が載置可能な支持段部を備えたものであればどのような形状でもよく、このとき、側溝用蓋が開口部内に収納(嵌合)可能になるように、蓋下部および蓋上部の形状を開口部の内面形状に沿うような形状にすればよい。さらに、上記実施形態では、側溝用蓋の長さに対し1/3程度の長さの水導入空部を側溝用蓋の一側に2つ設けていたが、これに限らず、水導入空部の長さや形成する数は任意であり、側溝用蓋の両側に設けてもよい。
1 側溝
2 排水流路
3 開口部
4 第1開口部
5 第2開口部
6 支持段部
7 弾性部
8 雨水流入穴
9 グレーチング
11 側溝用蓋
12 蓋下部
13 蓋上部
14 水導入空部
15 空隙

Claims (4)

  1. 一端から他端に貫通した排水流路と、該排水流路の上側に連通してその全長に亘って外部に対して開口した開口部と、を備え、該開口部は前記排水流路の幅よりも幅狭であって、排水流路に連通する第1開口部と、該第1開口部に上側で連通して第1開口部より幅広な第2開口部と、から構成され、該第2開口部と前記第1開口部との境界に支持段部を形成したコンクリート製側溝の前記支持段部上に載置するコンクリート製の側溝用蓋であって、
    前記第1開口部に嵌合可能な蓋下部と、該蓋下部の上側に一体的に形成された蓋下部より幅広な蓋上部と、を備え、
    前記蓋下部および蓋上部の長手方向の左右側面のうち少なくとも一方の側面に一部を縦方向に切り欠いた水導入空部を形成し、
    前記支持段部上面に蓋上部の下面を当接した状態で、前記蓋下部が前記第1開口部に嵌合すると共に、前記蓋上部が前記第2開口部に嵌合し、前記水導入空部によって外部の雨水を排水流路に導入可能としたことを特徴とする側溝用蓋。
  2. 前記側溝の幅方向断面において前記水導入空部の断面積が前記蓋上部の上面から前記蓋下部の下面へ向けて安定化するように、前記水導入空部を支持段部の断面形状に対応して屈曲乃至傾斜させて形成したことを特徴とする請求項1に記載の側溝用蓋。
  3. 長手方向の両側端部のうち、少なくとも一方の端部の端面を曲面で構成し、設置状態で隣り合う端面との間に空隙が形成されるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の側溝用蓋。
  4. 強化繊維を混入したコンクリートで成型したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の側溝用蓋。
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