JP3666814B2 - インサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばU字状の側溝の上面に載置されるインサートグレーチングを埋設した蓋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、蓋付側溝において、その蓋体の平坦部に貫通孔を穿設しその上部にグレーチングを設置した側溝用蓋体がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公平8ー11083号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記公知のものでは、蓋体の上部にグレーチングが設置されていることから、グレーチングの補強板等が上下方向からコンクリートで挟持されていないと共に、長期の使用により蓋体からグレーチングが剥がれてしまう虞がある。
【0005】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、蓋体の製作が簡単・容易で、インサートグレーチングが確実に蓋体に埋設,保持され、腐り難く,抜け難く長期使用にも耐え、雨水排水能力も優れ、外部から側溝に大きなゴミ,石等の浸入も防止し得るインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明におけるインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体は、インサートグレーチングを略長方形状で断面略門形状に立体形成し、その両下端から外方に突出する補強板を形成し、その上面に長方形状の雨水流通孔をインサートグレーチングの長手方向に多数直列に形成し、前記各雨水流通孔の境界板を前記補強板よりも上位部位まで形成し、インサートグレーチングを合成樹脂で一体成形し、該インサートグレーチングをコンクリート蓋体の上面部位に埋設させたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1ないし図4は本発明に係るインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体の実施例に関するものであり、図1は本発明の実施例に係るインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体の平面図、図2は図1のA−A拡大断面図、図3はインサートグレーチングの平面図、図4は図3のB−B断面図を示すものである。
【0008】
図において、1はインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体であり、該蓋体1はコンクリートにより例えば側面視略V字状に成形され、仮想線で示すようなU字状等の側溝2の上面に載置されるようになっている。
【0009】
前記蓋体1の上面は該蓋体1の長手方向の両辺から中央部側に向けて下降している傾斜面となっており、該傾斜面の下部位近傍に蓋体1の長手方向と平行してインサートグレーチング3が蓋体1の上面部位に埋設され、該埋設されたインサートグレーチング3の下方には孔4が形成されている。また、前記蓋体1の両端底部には前記側溝2と嵌合される切欠部5,5が形成されている。
【0010】
前記インサートグレーチング3は略長方形状で断面略門形状に立体形成され、その両下端から外方に突出する補強板6,6,…が形成され、その上面に長方形状の雨水流通孔7,7,…がインサートグレーチング3の長手方向に多数直列に形成され、前記各雨水流通孔7,7,…の境界板8,8,…が前記補強板6,6,…よりも上位部位まで形成されて、例えば強化プラスチック等の合成樹脂で一体成形されている。
【0011】
以上のような構成からなるインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体1において、本実施例ではインサートグレーチング3を一つ埋設させているが、該蓋体1の成形時に前記インサートグレーチング3を蓋体1の横方向の長さにより適宜の数を決めて、蓋体1の成形用の型に該インサートグレーチング3を複数個設置することが可能である。そして該型にコンクリートを流し込む際に、前記インサートグレーチング3の内周に中子を設置して前記蓋体1に孔4を形成することができるが、このとき前記各雨水流通孔7,7,…の境界板8,8,…が前記補強板6,6,…よりも上位部位まで形成されていることにより、該中子を各雨水流通孔7ごとに設ける必要がなく一つの中子でインサートグレーチング3全体に大きな孔4を形成することができ、蓋体1の製作が簡単・容易である。また、インサートグレーチング3は略長方形状で断面略門形状に立体形成され、その両下端から外方に突出する補強板6,6,…が形成されていることから、該インサートグレーチング3はコンクリートの蓋体1の上面部位に補強板6,6,…が上下方向からコンクリートで挟持されて確実に埋設され、インサートグレーチング3の抜け防止にもなると共に、該インサートグレーチング3が合成樹脂で一体成形されていることから腐り難く、長期使用にも耐え得るものとなる。
そして、例えば車道と歩道の境界部位に車道等と平行に設置された側溝2の上面に蓋体1を載置する場合、蓋1の両端底部に形成された切欠部5,5を前記側溝2の上部と嵌合するだけで容易に蓋体1を側溝2に載置することができる。
【0012】
また、例えば大雨の際、雨水は前記インサートグレーチング3の雨水流通孔7,7,…により側溝2内に放出されて、車道等に水が溜まり難くなり車道を通る車等の交通の妨げを少なくするものであると共に、各孔7が細孔であるので外部からの大きなゴミ,石等の浸入が防止されて、側溝2の詰まり及び傷みも防止される。
【0013】
【発明の効果】
本発明に係るインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体は、インサートグレーチングを略長方形状で断面略門形状に立体形成し、その両下端から外方に突出する補強板を形成し、その上面に長方形状の雨水流通孔をインサートグレーチングの長手方向に多数直列に形成し、前記各雨水流通孔の境界板を前記補強板よりも上位部位まで形成し、インサートグレーチングを合成樹脂で一体成形し、該インサートグレーチングをコンクリート蓋体の上面部位に埋設させたので、蓋体の製作が簡単・容易で、インサートグレーチングが確実に蓋体に埋設,保持され、腐り難く,抜け難く長期使用にも耐え、雨水排水能力も優れ、外部から側溝に大きなゴミ,石等の浸入も防止し得るインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に係るインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体の平面図である。
【図2】図2は図1のA−A拡大断面図である。
【図3】図3はインサートグレーチングの平面図である。
【図4】図4は図3のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 インサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体
2 側溝
3 インサートグレーチング
6 補強板
7 雨水流通孔
8 境界板
Claims (1)
- 側溝の上面に載置されるインサートグレーチングを埋設した蓋体において、前記インサートグレーチングを略長方形状で断面略門形状に立体形成し、その両下端から外方に突出する補強板を形成し、その上面に長方形状の雨水流通孔をインサートグレーチングの長手方向に多数直列に形成し、前記各雨水流通孔の境界板を前記補強板よりも上位部位まで形成し、インサートグレーチングを合成樹脂で一体成形し、該インサートグレーチングをコンクリート蓋体の上面部位に埋設させ、前記補強板を上下方向からコンクリートで挟持させ、この埋設されたインサートグレーチングの下方に側溝に向けて孔を形成したことを特徴とするインサートグレーチングを埋設した側溝用蓋体。
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