JP2003223788A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JP2003223788A
JP2003223788A JP2002020222A JP2002020222A JP2003223788A JP 2003223788 A JP2003223788 A JP 2003223788A JP 2002020222 A JP2002020222 A JP 2002020222A JP 2002020222 A JP2002020222 A JP 2002020222A JP 2003223788 A JP2003223788 A JP 2003223788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
memory
mosfet
bit line
semiconductor integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002020222A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003223788A5 (ja
Inventor
Masayuki Iwahashi
誠之 岩橋
Shigeru Nakahara
茂 中原
Takeshi Suzuki
武史 鈴木
Keiichi Higeta
恵一 日下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002020222A priority Critical patent/JP2003223788A/ja
Priority to US10/339,339 priority patent/US6707751B2/en
Priority to TW092100618A priority patent/TWI261249B/zh
Priority to KR10-2003-0004472A priority patent/KR20030065337A/ko
Publication of JP2003223788A publication Critical patent/JP2003223788A/ja
Priority to US10/734,249 priority patent/US6795368B2/en
Priority to US10/917,320 priority patent/US7012848B2/en
Publication of JP2003223788A5 publication Critical patent/JP2003223788A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
    • G11C7/1069I/O lines read out arrangements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • G11C11/412Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger using field-effect transistors only
    • G11C11/4125Cells incorporating circuit means for protecting against loss of information
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/16Multiple access memory array, e.g. addressing one storage element via at least two independent addressing line groups

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速化とタイミング設定の容易化とを可能に
したメモリ回路、高速メモリと大記憶容量メモリ回路を
備えた新規な半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 ワード線の選択動作と記憶情報に従って
メモリ電流が流れるか否かにされたメモリセルの読み出
し回路として、上記メモリセルがそれぞれ接続される複
数のビット線にゲートがそれぞれ供給され、かかるビッ
ト線に与えられるプリチャージ電圧ではオフ状態に維持
される第1導電型の第1MOSFETを含み、上記ビッ
ト線の選択信号に対応して動作状態にされる第1増幅回
路と、かかる第1増幅回路の複数の増幅信号がそれぞれ
ゲートに供給され、並列形態に接続された第2導電型の
第2MOSFETの複数を含み、上記第1増幅回路の増
幅信号に対応した増幅信号を形成する第2増幅回路とを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、高速な読み出し動作が行われるメモリ回路
を備えた大規模集積回路に利用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】書き込み用ポートと読み出し用ポートと
を備えたスタティック型メモリセルの例が特開平8−1
29891号公報特開平8−129891号公報に開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような読み出し
専用ポートのメモリセルは、高速動作に向いているが、
その読み出し信号をセンスする増幅回路としては一般的
には差動回路が用いられる。半導体技術進展による素子
の微細化に伴い、電源電圧の低電圧化が進められてい
る。しかしながら、差動型のセンスアンプのオフセット
電圧の改善は上記電源電圧の低下に対応できず、読み出
し信号をインバータ回路で増幅する構成が有利となるで
あろうと予測される。
【0004】しかし、インバータ増幅型の回路では、ビ
ット線電位がインバータの論理しきい値を超えるまで動
作しないため、回路遅延が大きい。インバータをダイナ
ミック回路で置換すれば、回路遅延は改善される。ただ
し、階層ビット線構造を持つSRAMに対して、ダイナ
ミック回路を単純に適用するだけでは、製造バラツキに
対して内部回路のタイミングハザード、即ち誤動作を発
生する可能性が大きい。あるいは上記誤動作を回避する
ため、過剰なマージンが必要となり、回路の周波数性能
を律則する可能性がある。
【0005】この発明の目的は、高速化とタイミング設
定の容易化とを可能にしたメモリ回路を備えた半導体集
積回路装置を提供することにある。この発明の他の目的
は、高速メモリと大記憶容量メモリ回路を備えた新規な
半導体集積回路装置を提供することにある。この発明の
前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書
の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。ワード線の選択動作と記憶情報に従っ
てメモリ電流が流れるか否かにされたメモリセルの読み
出し回路として、上記メモリセルがそれぞれ接続される
複数のビット線にゲートがそれぞれ供給され、かかるビ
ット線に与えられるプリチャージ電圧ではオフ状態に維
持される第1導電型の第1MOSFETを含み、上記ビ
ット線の選択信号に対応して動作状態にされる第1増幅
回路と、かかる第1増幅回路の複数の増幅信号がそれぞ
れゲートに供給され、並列形態に接続された第2導電型
の第2MOSFETの複数を含み、上記第1増幅回路の
増幅信号に対応した増幅信号を形成する第2増幅回路と
を設ける。
【0007】
【発明の実施の形態】図1と図2には、この発明に係る
半導体集積回路装置に搭載されるメモリ回路の一実施例
の回路図が示されている。図1にはメモリアレイ部及び
ビット線に設けられるローカルアンプが例示的に示さ
れ、図2には上記ローカルアンプの出力信号を増幅する
メインアンプを含む出力回路が例示的に示されている。
この実施例のメモリ回路は、後述するようなマイクロコ
ンピュータ機能を持つ大規模集積回路に搭載される高速
RAMマクロを構成する。
【0008】複数のワード線と複数のビット線の交点に
マトリックス配置される複数のメモリセルMCのうち、
左端のビット線に対応したメモリセルMCが代表として
例示的に示されているように、8個のMOSFETの2
ポートメモリセルが用いられる。すなわち、同図の左上
端のメモリセルMCに代表されるように、メモリセルM
Cは、Pチャンネル型の負荷MOSFETMPとNチャ
ンネル型の駆動MOSFETMDからなる2つのCMO
Sインバータ回路の入力と出力とを交差接続されてなる
ラッチ回路を記憶部とし、かかる記憶部に対して書き込
み経路と読み出し経路とがそれぞれ設けられる2ポート
構成とされる。
【0009】上記書き込み経路は、上記ラッチ回路の一
対の入出力ノードと、書き込み用の相補ビット線との間
に設けられたアドレス選択用の一対のMOSFETMT
により構成される。上記読み出し経路は、上記チッチ回
路の一方の記憶ノードの情報電圧がゲートに印加され、
ソースに回路の接地電位が与えられたNチャンネル型M
OSFETMN2と、かかるMOSFETMN2のドレ
インと読み出し用ビット線BBU0との間に設けらたア
ドレス選択用のMOSFETMN1により構成される。
上記書き込み経路を構成する一対のMOSFETMTの
ゲートは、書き込み用ワード線MWWD0に接続され、
上記読み出し経路を構成するMOSFETMN1のゲー
トは、読み出し用ワード線MWD0に接続される。
【0010】上記読み出し用ビット線BB0Uには、タ
イミング信号YEQを受けるPチャンネル型MOSFE
Tにより構成されるビット線プリチャージ回路BPCが
設けられる。上記ビット線BB0Uの読み出し信号は、
ローカルアンプ(又はセンスアンプ)LAMPにより増
幅される。ローカルアンプLAMPは、カラム選択回路
も兼ねた反転増幅回路により構成される。つまり、上記
ビット線BB0Uは、Pチャンネル型の増幅MOSFE
TMP2のゲートに伝えられ、かかるMOSFETMP
2のドレインとソースには、カラム選択信号YR0−N
によってスイッチ制御されるPチャンネル型MOSFE
TMP1とNチャンネル型MOSFETMN3が設けら
れる。
【0011】上記Nチャンネル型MOSFETMN3
は、カラム選択信号YR0−Nによってオン状態にされ
るとき、増幅素子としてのMOSFETMP2の負荷素
子を構成する。また、Pチャンネル型MOSFETMP
1は、動作電圧を供給するスイッチとして用いられる。
上記増幅MOSFETMP2のドレイン出力は、インバ
ータ回路とNチャンネル型MOSFETによるロウレベ
ルラッチ回路が設けられる。
【0012】特に制限されないが、この実施例では回路
の高集積化のために上記ローカルアンプLAMPに対し
て上下にビット線が振り分けられて配置される。同図で
は、そのうち上側に配置されるビット線BB0U〜BB
3Uが代表として例示的に示され、下側に配置されるビ
ット線BB0D〜BB3Dは、そのメモリセル部やプリ
チャージ回路が省略されて一部のみが示されている。上
記ローカルアンプLAMPにより上下一対のビット線B
B0U,BB0Dの信号センスを行うようにするため
に、増幅MOSFETMP2とMP3が並列形態に接続
され、それぞれのゲートに上記ビット線BB0U,BB
0Dが接続される。
【0013】このようにローカルアンプLAMPを上下
に振り分けたビット線対BB0U,BB0Dに共用した
場合、実質的なビット線長さを半分にできビット線の寄
生容量等も半分にできるので高速読み出しに有益であ
る。この構成では、上側のメモリアレイと下側のメモリ
アレイのうちいずれか一方のメモリアレイのワード線が
選択されることになる。
【0014】図2に示すように、上記ローカルアンプL
AMPの出力信号は、カラム選択回路に対応した複数個
が纏められて出力回路DOCのメインアンプMAに入力
される。例えば、この実施例のように4つのカラム選択
信号YR0─N〜YR3−Nにより、4本のビット線の
うちいずれか1つを選択する場合には、それに対応した
4個のローカルアンプLAMPの出力信号(ノードA0
〜A3)が、Nチャンネル型の増幅MOSFETMN4
〜MN7のゲートに伝えられる。これらの増幅MOSF
ETMN4〜MN7は並列形態に接続される。これらの
増幅MOSFETMN4〜MN7のドレインには、Pチ
ャンネル型の負荷MOSFETMP4が設けられ、ソー
スには回路の接地電位を与えるパワースイッチとしての
Nチャンネル型MOSFETMN8が設けられる。
【0015】増幅MOSFETMN4〜MN7の共通接
続されたドレインの出力ノードBには、インバータ回路
とPチャンネル型MOSFETからなるハイレベルの保
持を行うラッチ回路が設けられる。上記ラッチ回路を構
成するインバータ回路の出力ノードCは、D型フリップ
フロップ回路DFFに伝えられる。このD型フリップフ
ロップ回路DFF及び上記メインアンプMAの動作制御
を行うPチャンネル型MOSFETMP4とNチャンネ
ル型MOSFETMN8には、タイミング信号YEQ2
が供給される。このフリップフロップ回路DFFの出力
qから出力信号がデータ端子DQ0に伝えられる。この
実施例のRAMマクロが、例えば32ビットの単位での
読み出しが可能にされるなら、上記メモリアレイ部、ロ
ーカルアンプLAMP及び出力回路が32組設けられ
る。
【0016】図3には、上記図1と図2とを合わせた全
体回路図が示されている。この実施例は、1つのデータ
ビットに対応したメモリユニット(又はメモリブロッ
ク)が示されている。1つメモリユニットでは、4つの
カラム選択信号YR0−N〜YR3─Nにより4つのビ
ット線BB0〜BB3のうち1つを選択する。この場
合、ビット線を分割して上下に振り分けて配置し、いず
れか一方のビット線に対応したワード線のみが選択され
るので、上下のワード線の選択のために1ビットのカラ
ムアドレスが用いられる。
【0017】例えば、データビットが32ビットからな
るときには、上記メモリユニット又はメモリブロックが
32個設けられる。これらの32個のメモリユニット又
はメモリブロックは、ワード線の延長方向に並べられて
配置される。それ故、ワード線はこれらのメモリユニッ
ト又はメモリブロックに対して共通に接続される。
【0018】この実施例のメモリ回路では、ワード線は
クロックの立ち上がりに同期したパルス駆動方式とされ
る。前記のようにワード線は上下アレイの一方のみ動作
とされる。これにより、上下に振り分けられたビット線
の一方が選択される。選択されたワード線に対応したロ
ーカルビット線に設けられたローカルセンスアンプLA
MPは、Pチャンネル型MOSFETによるブロック型
のドミノ回路で構成される。このPブロック型ドミノ回
路のクロックは、カラム選択信号の負極信号YR0−N
(Nは負極性(ネガティブ)を表す)が入力される。
【0019】ローカルセンスアンプLAMPの各出力
(ノードA)に対応して後段のグローバルセンスアンプ
(メインアンプMA)に伝えられる。このグローバルセ
ンスアンプMAは、Nチャンネル型MOSFETによる
Nブロック型のドミノ回路で構成される。このNブロッ
ク型ドミノ回路のクロックは、入力CKの正極性のパル
スYEQ2が供給される。このグローバルセンスアンプ
MAの出力信号がグローバルビット線(ノードC)を介
してデータラッチを行うフリップフロップ回路DFFに
伝えられる。
【0020】図4には、この発明に係るメモリ回路の動
作の一例を説明するためのタイミング図が示されてい
る。ここでの説明は、『読み出し用ワード線MWDx
(xは数字)の内のワード線MWD0が選択される場合
を仮定する。また、下記の前提に基づいての動作であ
る。ビット線BBxU/Dは非動作時、ビット線プリチ
ャージ回路によりハイレベル保持(プリチャージ信号Y
EQ=ロウレベル)されている。読み出し用ワード線M
WD0がオン(選択状態)になると同時に、プリチヤー
ジ信号YEQがオフ(ハイレベル)する動作をし、読み
出し用ワード線MWD0がオフするのと同時にプリチヤ
ージ信号YEQがオン(ロウレベル)する動作をする。
また、ワード線MWWDxは書き込み用であるため、本
説明では触れない。
【0021】選択されたワード線MWD0以外のワード
線はロウレベル(非選択状態)のままなので、メモリセ
ルからの読み出し信号が得られるのはメモリアレイの上
側のビット線BBxUのみで下側のビット線BBxDは
ハイレベル(プリチャージ状態)保持される。
【0022】上記ワード線MWD0の選択動作によりビ
ット線BBxUには次のような読み出し信号が得られ
る。メモリセルにおいて記憶情報に従ってMOSFET
MN2がオン状態なら、ワード線MWD0のハイレベル
による選択MOSFETMN1のオン状態によりビット
線BBxUがハイレベル→ロウレベルに変化する。この
ようなロウレベルの読み出し信号が伝えられると、ロー
カルアンプのPチャンネル型MOSFETMP2はオン
状態となる。これに対して、下側のビット線BBxDは
プリチャージ電圧のままであるので、それがゲートに供
給されるPチャンネル型MOSFETMP3はオフ状態
のままである。
【0023】上記メモリセルにおいて記憶情報に従って
MOSFETMN2がオフ状態なら、ワード線MWD0
のハイレベルによる選択MOSFETMN1のオン状態
にされてもメモリ電流経路が形成されないからビット線
BBxUはハイレベルの状態を維持する。このようなハ
イレベルの読み出し信号が伝えられると、ローカルアン
プのPチャンネル型MOSFETMP2はオフ状態とな
る。したがって、MP2およびMP3ともにオフ状態で
ある。
【0024】ここでカラム選択信号YR0_Nが選択
(ハイレベル→ロウレベル)されると、ローカルアンプ
LAMPのNチャンネル型MOSFETMN3はオフ状
態、Pチャンネル型MOSFETMP1はオン状態とな
る。上記のメモリセルからの読み出し信号によりビット
線BB0Uがハイレベル→ロウレベルに変化したした場
合、上記のようにPチャンネル型MOSFETMP2が
オン状態となるので、出力ノードAはロウレベル→ハイ
レベルに変化する。また、上記のメモリセルからの読み
出し信号よりビット線BB0Uがハイレベルのままの場
合、Pチャンネル型MOSFETMP2及び上記Nチャ
ンネル型MOSFETMP3が共にオフ状態なので、出
力ノードAはロウレベルを保持する。
【0025】選択されないカラム選択信号YR1_N〜
YR3_Nをゲートに受けるローカルアンプLAMPの
Nチャンネル型MOSFET(前記MN3に対応するも
の)は常にオン状態であるので、ローカルアンプLAM
Pの出力はロウレベル保持となる。
【0026】この実施例では、上記ローカルアンプLA
MPの入力となる、ビット線BBxU/Dおよびカラム
選択信号YRx_Nは、どちらが先に動作し始めてもよ
い。つまり、タイミング信号YEQのロウレベルによ
り、Pチャンネル型MOSFETMP1がオン状態に、
Nチャンネル型MOSFETMN3がオフ状態にされた
後に、メモリセルからの記憶情報に従った読み出し信号
がビット線BBxU/Dを通して伝えられてもよいし、
ワード線MWDxの選択動作によってビット線BBxU
/Dを読み出し信号が伝えられて上記Pチャンネル型M
OSFETMP2/MP3のオン状態/オフ状態が確定
した後にタイミング信号YEQのロウレベルにより、P
チャンネル型MOSFETMP1がオン状態に、Nチャ
ンネル型MOSFETMN3がオフ状態にされてもよい
し、あいは同時であってもよい。
【0027】次段の出力回路に設けらたメインアンプに
おいて、Nチャンネル型MOSFETMN4〜7の内、
非選択ビット線BB1〜BB3に対応したNチャンネル
型MOSFETMN5〜7はゲート電位は、それに対応
したローカルアンプLAMPの出力信号がロウレベルで
あるためオフ状態である。
【0028】次に、活性化信号YEQ2がロウレベル→
ハイレベルになると、Pチャンネル型MOSFETMP
4がオフ状態に、Nチャンネル型MOSFETMN8が
オン状態にされる。上記ローカルメインアンプLAMP
の出力信号が、ビット線BB0Uに読み出された信号が
前記のようにがハイレベル→ロウレベルに変化した場
合、メインアンプMAのNチャンネル型MOSFETM
N4のゲート電位はロウレベル→ハイレベルに変化す
る。これにより、MOSFETMN4とMN8により出
力ノードBをハイレベルからロウレベルに変化させ、イ
ンバータ回路を通したグローバルビット線(ノードC)
をロウレベルとする。
【0029】逆に、上記ビット線BB0Uがハイレベル
保持の場合、上記Nチャンネル型MOSFETMN4の
ゲート電位はロウレベルのままであるので、上記ノード
Bはハイレベルのまま、ノードCはロウレベルのままと
なる。このとき、ノードBがフローティング状態になる
ので、インバータ回路とPチャンネル型MOSFETM
P5によるラッチ回路によりノードBのハイレベルが保
持される。以上のような動作により、データラッチを行
うフリップフロップ回路DFFにグロヒーバルビット線
に対応したノードCの信号が取り込まれ、メモリ回路S
RAMのデータ端子DQ0の信号が確定する。
【0030】この実施例では、上記メインアンプMAの
入力となるノードBの信号変化と活性化信号YEQ2と
は、どちらが先に動作し始めてもよい。つまり、タイミ
ング信号YEQ2のハイレベルにより、メインアンプM
AのNチャンネル型MOSFETMN8がオン状態に、
Pチャンネル型MOSFETMP4がオフ状態にされた
後に、ローカルアンプLAMPの出力信号(ノードB)
が変化しても良いし、ローカルアンプLAMPの出力信
号が伝えられて上記Nチャンネル型MOSFETMN〜
MN7のいずれか1つのオン状態/オフ状態が確定した
後にタイミング信号YEQ2のハイレベルにより、Nチ
ャンネル型MOSFETMN8がオン状態に、Pチャン
ネル型MOSFETMP4がオフ状態にされてもよい
し、あいは同時であってもよい。
【0031】図5には、前記実施例のメモリ回路におけ
る読み出し経路の等価回路図が示されている。2つの直
列MOSFETで構成されたメモリセルの読み出し電流
経路はローカルビット線に接続され、ローカルアンプL
AMPを構成するPチャンネル型MOSFETで構成さ
れた論理ブロック(P−Block)に入力される。か
かる論理ブロックには、クロックパルス/CKでスイッ
チ制御されるPチャンネル型MOSFETを介して電源
電圧が供給され、クロックパルス/CKでスイッチ制御
されるNチャンネル型MOSFETを介して回路の接地
電位が供給される。
【0032】上記論理ブロック(P−Block)の出
力ノードAは、メインアンプMAを構成するNチャンネ
ル型MOSFETで構成された論理ブロック(N−Bl
ock)に入力される。かかる論理ブロックには、前記
のローカルアンプLAMPとは逆相関係にあるクロック
パルスCKでスイッチ制御されるPチャンネル型MOS
FETを介して電源電圧が供給され、クロックパルスC
Kでスイッチ制御されるNチャンネル型MOSFETを
介して回路の接地電位が供給される。
【0033】このような回路構成では、前記のようにク
ロック/CK,CKとそれぞれの入力信号の時間的関係
が前後のいずれであってもよいので、ノードAとクロッ
クパルスCKとの動作条件としては、エッジ2’<エッ
ジ3<エッジ2であればよく、周波数制限はない。
【0034】ちなみに、ダイナミック型論理回路を用い
る例として、この発明に先立って図18に示すような増
幅回路が検討された。図18において、メインアンプを
構成するNチャンネル型MOSFETによる論理ブロッ
ク(N−Block)をクロックCKによりPチャンネ
ル型MOSFETによりプリチャージするようなもので
は、クロックCKがロウレベルのプリチャージ期間に、
直流電流が流れないようにするためにノードAはロウレ
ベルにしなければならない。したがって、動作条件は、
エッジ1<エッジ3<エッジ2及びエッジ1<エッジ4
<エッジ2となり、周波数制限としてTc/2>tw3
4となる。
【0035】また、図示しないけれども、上記ローカル
アンプLAMPのNチャンネル型MOSFETMN3を
信号YEQ_Nで制御し、出力ノードAをカラム信号Y
R0−3_Nで制御されるローカルアンプLAMPで共
通化し、ノードAの信号を単純にインバータ回路で増幅
するも検討された。しかし、この構成でも下記の点で高
速かつ信頼性に欠ける。
【0036】すなわち、上記ノードAをロウレベルに固
定するNチャンネル型MOSFETMN3のゲートに入
る信号YEQ_Nとカラム信号YR0−3_Nのタイミ
ング制御が重要になり、レーシングに発生する可能性が
ある。ノードAをプルダウンするため、上記Nチャンネ
ル型MOSFETMN3を十分大きくしなくてはならな
い。結果、プルダウンNチャンネル型MOSFETMN
3 とビット線BBとゲートに受けるPチャンネル型MO
SFETMP2、他のローカルアンプLAMPのPチャ
ンネル型MOSFETMがすべてノードAに接続し、負
荷が大きくなり、高速に動作できないという問題を有す
る。
【0037】上記のようにローカルビット線、グローバ
ルビット線といったような階層ビット線構造を持つ読み
出し系において、ダイナミック型回路を単純に適用する
だけでは、製造バラツキに対して内部回路のタイミング
ハザード、即ち誤動作を発生する可能性が大きい。ある
いは、上記の誤動作を回避するために、過剰なタイミン
グマージンが必要となり、回路の周波数性能を律則する
可能性がある。これに対して、前記実施例では、このよ
うな制約が無く動作の高速化が可能になるものである。
【0038】図6には、この発明に係るメモリセルの一
実施例の回路図が示されている。この実施例のメモリセ
ルは、前記図1のように8MOSメモリセルで構成され
る。つまり、Pチャンネル型MOSFETMPLとNチ
ャンネル型MOSFETMDL及びPチャンネル型MO
SFETMPRとNチャンネル型MOSFETMDRか
らなる2つのCMOSインバータ回路の入力と出力とを
交差接続してラッチ形態接続する。上記チッチ回路の一
対の入出力ノードと一対の相補の書き込み用のビット線
BL,BRとの間には、書き込み用のワード線MWWD
にゲートが接続されたNチャンネル型の選択MOSFE
TMTL,MTRが設けられる。
【0039】読み出し系回路として、Nチャンネル型M
OSFETMN1とMN2の直列回路が設けられる。上
記MOSFETMN2のゲートは、上記ラッチ回路の一
方の入出力ノードに保持電圧が供給され、ソースに回路
の接地電位が与えられる。上記MOSFETMN1のド
レインは、読み出し用のビット線BBに接続され、ゲー
トには読み出し用のワード線MWDに接続される。
【0040】この実施例では、情報保持動作の安定化と
読み出し動作の高速化を図るために、上記ラッチ回路を
構成するNチャンネル型のMOSFETMDL、MD
R、MTL,MTR及びPチャンネル型MOSFETM
PL,MPRに比べて、読み出し回路を構成するNチャ
ンネル型のMOSFETMN1とMN2のしきい値電圧
を小さくする。
【0041】例えば、半導体集積回路装置は、入出力回
路を構成する高耐圧化等のために厚い厚さのゲート絶縁
膜とされる高しきい値電圧のMOSFETと、内部回路
を構成する薄いゲート絶縁膜を持ち、遅い信号パスに使
用される中しきい値電圧のMOSFETと、高速信号パ
スに使用される低いきい値電圧のMOSFETからなる
3種類のMOSFETで構成される。
【0042】上記ラッチ回路を構成するNチャンネル型
のMOSFETMDL、MDR、MTL,MTR及びP
チャンネル型MOSFETMPL,MPRは、上記中し
きい値電圧を持つように形成される。これに対して、上
記読み出し回路を構成するNチャンネル型MOSFET
MN1とMN2は、高速パスで使われる低しきい値電圧
とされる。
【0043】読み出し動作のいっそうの高速化のため
に、上記読み出し回路の直列MOSFETMN1とMN
2は、ビット線BBに接続されるMOSFETMN1の
サイズ(チャネル幅)を小さく形成し、保持電圧をゲー
トに受けるMOSFETMN2は相対的に大きなサイズ
(チャネル幅)とされる。上記メモリセルにおいて直列
回路に割り当てられる占有面積に対して、MOSFET
MN1とMN2のサイズを上記のように異なるように割
り振りすることにより、ビット線に接続されるMOSF
ETMN1のドレイン寄生容量を減らしてビット線負荷
容量を減らすことと、上記MOSFETMN2のサイズ
を大きくすることにより比較的大きなメモリ電流を得る
ようにすることができる。
【0044】図7には、この発明に係るメモリ回路の一
実施例の全体ブロック図が示されている。メモリアレイ
は、ワード線の延長方向にデータビット0〜31に対応
したメモリユニット又はメモリブロックDB0〜DB3
1が設けられる。また、ビット線の延長方向の中央部に
は、ビット線プリチャージ回路BPC、ローカルアンプ
LMAP、ライトドライバWDV及び出力回路DOC、
入力回路DICを挟むように2つ(上側Uと下側D)の
メモリセルアレイMCAU,Dに分割される。
【0045】上記出力回路DOCはデータ出力端子Q0
に対応し、上記入力回路DICはデータ入力端子D0に
対応している。上記1つの出力回路DOCには、4つの
ローカルアンプLAMPが割り当てられる。かかるロー
カルアンプLAMPは、上記上下に振り分けられたメモ
リセルアレイMCAUとMCADの読み出しビット線に
接続される。上記データ出力端子Q0、データ入力端子
D0に対応してそれぞれ4本の読み出し用ビット線が割
り当てられ、カラムアドレスは0〜3のようにされる。
上下に振り分けられたビット線には、それぞれ32個の
メモリセルが接続される。入力回路DICの出力信号w
dl,wdrが上記上下に振り分けられた書き込み用の
ビット線対にそれぞれ対応して設けられるライトドライ
バWDに伝えられる。
【0046】上側のメモリアレイの読み出し用ワード線
MWD31〜0は、上側X読み出しデコーダ&ドライバ
RXDVU(×32)でそれぞれ選択され、書き込み用
ワード線MWWD31〜0は、上側の書き込みデコーダ
&ドライバWXDVU(×32)で選択される。下側の
メモリアレイの読み出し用ワード線MWD63〜32
は、下側の読み出しデコーダ&ドライバRXDVD(×
32)で選択され、書き込み用ワード線MWWD63〜
32は、下側の書き込みデコーダ&ドライバWXDVD
(×32)で選択される。
【0047】読み出し用アドレスAR(0)と(1)
は、リードYアドレスバッファRYABを介してリード
Yデコーダ&ドライバRYDVに供給され、ここで前記
カラム選択信号YR0_N〜RY3_Nが生成される。
同様に、書き込み用アドレスAW(0)と(1)は、ラ
イトYアドレスバッファWYABを介してライトYデコ
ーダ&ドライバWYDに供給され、ここでライトドライ
バWDの活性化信号が形成される。
【0048】読み出し用アドレスAR(2)〜(7)の
うち、最上位ビットのアドレスAR(7)は、リードY
アドレスバッファRYABを介して上側又は下側のいず
れかのワード線選択信号に用いられ、下位(2)〜
(6)の5ビットのアドレスAR(6−2)がリードX
アドレスバッファRXABを介して1/32の選択信号
を形成するために上下のデコーダ&ドライバRXDVU
/Dに供給される。同様に、書き込み用アドレスAW
(2)〜(7)のうち、最上位ビットのアドレスAW
(7)は、ライトYアドレスバッファWYABを介して
上側又は下側のいずれかのワード線選択信号に用いら
れ、下位(2)〜(6)の5ビットのアドレスWR(6
−2)がライトXアドレスバッファWXADBを介して
1/32の選択信号を形成するために上下のデコーダ&
ドライバWXDVU/Dに供給される。
【0049】これにより、読み出し動作と書き込み動作
とが独立に、各メモリユニット又はメモリブロックにお
いて、32×2×4の中から1つのメモリセル、32個
のメモリユニット又はメモリブロック全体では32のメ
モリセルが選択され、メモリ回路としては32ビットの
単位でのデータの読み出し又は書き込みがそれぞれ独立
に可能にされる。
【0050】図8には、この発明に係るメモリ回路の一
実施例の全体レイアウト図が示されている。この実施例
は、前記図7の実施例に対応している。メモリアレイ
は、ワード線の延長方向に2分割され、ビット線の延長
方向にも2分割される。上記ワード線の延長方向の中央
部には、つまりは前記32のメモリユニット又はメモリ
ブロックが16個ずつに分けられて、その中央部分にX
デコーダ&ドライバ(XDVU=前記RXDVU/D及
びWXDVU/D)が配置される。ビット線の延長方向
の中央部には、ローカルアンプLAMP、ライトドライ
バWDV及び出力回路DOC、入力回路DICが設けら
れる。また、前記プリチャージ回路BPCもここに設け
られる。
【0051】上記のようにワード線の延長方向の中間部
に、Xデコーダ&ドライバを配置することにより、ドラ
イバから見たワード線の長さを半分にでき、ワード線の
選択動作を高速にすることができる。また、メモリブロ
ックの中央部には、カラムデコーダ&ドイバYDV、ア
ドレスバッファADB、クロック回路CLK及びコント
ロール回路CONTが設けられる。
【0052】図9には、図8の中央部分の拡大したレイ
アウト図が示されている。同図には、それと関連するX
デコーダ&ドライバXDVU(RXDVU+WXDV
U)が、メモリアレイMCAU(L)、ローカルアンプ
LAMPや出力回路DOC及び入力回路DIC及びライ
トドライバWD(U,D)の一部が合わせて例示的に示
されている。上記の中央部分には、上記のカラム(Y)
デコーダ&ドライバYDV、クロック回路CLK、アド
レスバッファADB,コントロール回路CONTが設け
られる。
【0053】図10には、図8の中央部分の拡大した一
実施例のレイアウト図が示されている。この実施例で
は、Xデコーダ&ドライバXDVは、読み出し用RXD
Vと書き込み用WXDVとがワード線の配列に沿って左
右に分かれて設けられ、それぞれに対応してアドレスバ
ッファも読み出し用と書き込み用のADBが分かれて設
けられる。同様にカラムデコーダ&ドライバYDVも読
み出し用RYDVと書き込み用WYDVに左右に分かれ
て配置される。ただし、これらの読み出し用と書き込み
用のデコーダ&ドライバは、それぞれにおいて1つの選
択信号が左右(16ビット分ずつ)に分割されたメモリ
アレイのワード線及びカラム選択線を同時に選択するよ
うにされる。
【0054】図11には、この発明に係る半導体集積回
路装置に搭載されるメモリ回路の他の一実施例の回路図
が示されている。同図には、メモリアレイ部及びビット
線に設けられるローカルアンプが例示的に示され、かか
るローカルアンプの出力信号は、前記図2に示されたメ
インアンプを含む出力回路に伝えられる。この実施例の
メモリ回路も、後述するようなマイクロコンピュータ機
能を持つ大規模集積回路に搭載される高速ROMマクロ
を構成する。
【0055】複数のワード線と複数のビット線の交点に
マトリックス配置される複数のメモリセルMCは、1つ
のNチャンネル型MOSFETMN1により構成され
る。MOSFETMN1は、いわゆるマクスROMを構
成するものであり、ゲートはワード線MWDに接続され
る。そして、ソース−ドレインの一方は、ビット線BB
に接続され、ソースドレインは記憶情報に対応して回路
の接地電位又は電源電圧に接続される。
【0056】これより、メモリセルを構成するMOSF
ETMN1は、ワード線MWDの選択レベルに対して記
憶情報に対応してメモリ電流を流すか否かの2値を採る
ようにされる。上記の記憶情報の設定は、製造プロセス
において、MOSFETMN1のゲートがワード線と接
続されるか否か、あるいはドレインがビット線と接続さ
れるか否か、あるいはワード線の選択レベルに対してM
OSFETMN1のしきい値電圧が大きく形成されるか
否か(オン状態/オフ状態)のいずれかに製造されても
よい。
【0057】上記のようなメモリセルの構造を除いて、
他の構成は前記図1の実施例と同様である。つまり、ビ
ット線にはビット線プリチャージ回路BPCが設けられ
る。例えばビット線BB0Uの読み出し信号は、ローカ
ルアンプ(又はセンスアンプ)LAMPにより増幅され
る。ローカルアンプLAMPは、カラム選択回路も兼ね
た反転増幅回路により構成される。上記ビット線BB0
Uは、Pチャンネル型の増幅MOSFETMP2のゲー
トに伝えられ、かかるMOSFETMP2のドレインと
ソースには、カラム選択信号YR0−Nによってスイッ
チ制御されるPチャンネル型MOSFETMP1とNチ
ャンネル型MOSFETMN3が設けられる。このよう
なマスク型ROMにおいても、前記説明したような本願
発明に係るローカルアンプ/メインアンプを用いること
により、高速な読み出し動作が可能になるものである。
【0058】図12には、この発明に係るメモリ回路の
他の一実施例の構成図が示されている。この実施例で
は、記憶容量の拡張に向けられている。つまり、前記の
ようなメモリ回路BLOCKA,Bのような複数個がデ
ータラッチを行うフリップフロップ回路DFFを備えた
グローバル出力回路GDOCに対して、ビット線方向に
縦て積みにされる。これにより、ブロック(BLOC
K)の数に対応して記憶容量を増大させることができ
る。
【0059】この構成では、例示的に示された各メモリ
ブロックBLOCKAとBには、前記ローカルアンプL
AMPの出力信号を受ける第1メインアンプMA1が設
けられ、その出力ノードBの信号がグローバルビット線
を介してグローバル出力回路GDOCの前記ローカルア
ンプLAMPと類似の第2メインアンプMA2に伝えら
れデータラッチを行うフリップフロップ回路DFFに取
り込まれる。上記メモリブロックBLOCKA,Bのそ
れぞれには、クロックイネーブル端子CKEが設けられ
てそれぞれのブロックの選択動作が行われる。非選択の
メモリブロックにおいて、上記第1メインアンプMA1
の出力信号をハイレベルに固定すれば、上記第2メイン
アンプMA2では選択されたものの信号を増幅する。
【0060】この構成では、メモリアレイをビット線方
向に拡張することができ、拡張数を多くすることにより
前記図1の実施例のメモリ回路に対して大きな記憶容量
を実現することができる。また、半導体集積回路装置に
形成されるメモリ回路において、マクロセル化されたメ
モリ回路の端部にデータ出力端子(データ入力端子)を
配置することができ、データの入出力が容易になる。
【0061】図13には、この発明に係るメモリ回路の
更に他の一実施例の構成図が示されている。この実施例
は、前記図12の実施例の変形例であり、前記同様にメ
モリ回路BLOCKA,Bのような複数個がデータラッ
チを行うフリップフロップ回路DFFを備えたグローバ
ル出力回路GDOCに対して、ビット線方向に縦て積み
にされる。
【0062】この実施例では、グローバルビット線が上
記縦て積みにされた複数のメモリブロックBLOCK
A,B等の第1メインアンプMA1の出力端子に共通に
接続される。このため、各メモリブロックBLOCK
A,B等の第1メインアンプMA1の出力部には、3状
態出力回路が設けられる。つまり、非選択のメモリブロ
ックの出力を出力ハイインピーダンスとし、グローバル
ビット線には選択されたメモリブロックの出力信号が伝
えられるようにする。この構成では、グローバル出力回
路GDOCは、第2メインアンプMA2を単なるインバ
ータ回路で構成することができる。
【0063】図14には、この発明に係る半導体集積回
路装置の一実施例の全体構成図が示されている。同図に
示された各回路ブロックは、実際の半導体チップ上にお
ける幾何学的な配置に合わせて示されている。この実施
例は、各種演算器とメモリ回路及びメモリ制御回路及び
バス制御回路等から構成される。
【0064】演算器ALUやフロテーング・ポイント・
ユニット(FPU:Floatring Point Unit) の動作速度
に合わせて高速なデータの書き込みや読み出しを行うよ
うにするために、それらの周辺には、前記実施例の高速
RAMが配置される。これに対して、半導体チップの下
部には、6個のMOSFETからなるメモリセルMCを
備えた1ポートのSRAMが配置される。これらのメモ
リ回路は、それほど動作速度が要求されないメモリ回路
として用いられる。動作速度は、前記8MOSメモリセ
ルに比べて遅いが、反面同じ面積なら記憶容量を大きく
できるので、演算結果等を保持するデータエリアとして
用いられる。
【0065】上記各回路ブロックには、それぞれの機能
に対応して異なるしきい値電圧のMOSFETにより構
成される。例えば、高耐圧等が要求される入出力回路I
Oは、高しきい値電圧VH とされ、高速パスが要求され
る演算器ALU、FPU、クロック回路とメモリ回路H
RAM,SRAMは、低しきい値電圧VLLとされ、それ
以外のインストラクション・ユニット(IU:Instructi
on Unit)、アドレスレジスタADRやプログラムカウン
タPC等は中しきい値電圧VLHとされる。
【0066】より詳しく説明するなら、この発明に係る
前記高速メモリHSRAMは、前記図1の実施例のよう
に、読み出し系の2つのMOSFETMN1,MN2が
低しきい値電圧VLLとされ、他は中しきい値電圧VLH
される。また、6MOSメモリセルを用いたSRAMで
は、ラッチ回路のMOSFETは中しきい値電圧V
LHに、アドレス選択用のMOSFETは低しきい値電圧
LLとされる。
【0067】図15には、この発明に係る半導体集積回
路装置の他の一実施例の全体構成図が示されている。同
図に示された各回路ブロックは、実際の半導体チップ上
における幾何学的な配置に合わせて示されている。この
実施例でも、各種演算器とメモリ回路及びメモリ制御回
路及びバス制御回路等から構成される。
【0068】演算器ALUやフロテーング・ポイント・
ユニット(FPU:Floatring Point Unit) の動作速度
に合わせて高速なデータの書き込みや読み出しを行うよ
うにするために、それらの周辺には、前記実施例の高速
RAMが配置される。これに対して、半導体チップの上
下部には、ダイナミック型メモリセルを用いたDRAM
(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)が配置
される。これらのメモリ回路は、それほど動作速度が要
求されないメモリ回路として用いられる。動作速度は遅
いが、反面同じ面積なら記憶容量を大きくできるので、
演算結果等を保持するデータエリアとして用いられる。
【0069】上記各回路ブロックには、それぞれの機能
に対応して異なるしきい値電圧のMOSFETにより構
成される。前記同様に、高耐圧等が要求される入出力回
路IOは、高しきい値電圧VH とされ、高速パスが要求
される演算器ALU、FPU、クロック回路と高速RA
Mは、低しきい値電圧VLLとされ、それ以外のインスト
ラクション・ユニット(IU:Instruction Unit)、レジ
スタADR及びDRAMのメモリセル部は中しきい値電
圧VLHとされる。ただし、高速RAMにおいて、前記図
1の実施例のように、読み出し系のMOSFETが低し
きい値電圧VLLとされ、他は中しきい値電圧VLHとされ
る。
【0070】図16には、この発明に係るメモリ回路に
用いられるローカルアンプの他の一実施例の回路図が示
されている。この実施例のローカルアンプは、ダイナミ
ック動作と、スタティック動作の2通りの増幅動作を選
択できるような機能が付加されている。同図において、
点線で囲まれた回路が、前記図1等で用いたダイナミッ
ク型回路を構成するものである。かかる回路に対して、
下記のNチャンネル型MOSFETMN10〜MN14
が追加される。
【0071】MOSFETMN11とMN12及びMN
13とMN14は、それぞれが直列接続されて、MOS
FETMN10を介して上記MOSFETMN3に対し
て並列形態に接続される。これらの直列MOSFETM
N11,MN12及びMN13,MN14のそれぞれの
ゲートには、ビット線BB0UとBB0Dが供給され
る。特に制限されないが、ビット線BB0UとBB0D
とは、MN11,MN12及びMN13,MN14のゲ
ートに対して交差的に接続される。
【0072】MOSFETMN10は、そのゲートに制
御信号CNTLが供給される。信号CNTLがロウレベ
ルのときには、MOSFETMN10がオフ状態になる
ので、前記点線で示したダイナミック型回路が動作して
前記のようなダイナミック動作を行うものである。スタ
ティック動作が指示されたときに信号CNTLがハイレ
ベルとなり、MOSFETMN10をオン状態にさせ
る。これにより、上記MOSFETMN3に対して上記
MOSFETMN10とMN11,MN12又はMN1
0はMN13,MN14が並列形態に接続される。
【0073】上記MOSFETMN10がオン状態のと
きには、例えば上側のビット線BB0Uに読み出し信号
が得られるとき、下側のビット線BB0Dはハイレベル
のままであるので、MOSFETMN12とMN13は
オン状態である。したがって、ビット線BB0Uの読み
出し信号は、Pチャンネル型MOSFETMP2に対し
て、Nチャンネル型MOSFETMN11、MN14に
より増幅される。厳密には、上記MN10〜MN14の
合成コンダンクスタンスとMP2のコンダクタンスの比
に対応した出力信号が得られるが、入力信号の変化に応
答してコンダクタンスが変化するのは、上記のようにP
チャンネル型MOSFETMP2とNチャンネル型MO
SFETMN11、MN14で決まることになる。
【0074】上記MOSFETMN10がオン状態のと
きには、例えば下側のビット線BB0Dに読み出し信号
が得られるとき、上側のビット線BB0Uはハイレベル
のままであるので、MOSFETMN11とMN14は
オン状態である。したがって、ビット線BB0Uの読み
出し信号は、Pチャンネル型MOSFETMP2に対し
て、Nチャンネル型MOSFETMN12、MN13に
より増幅される。上記のように2組の直列回路MN1
1,MN12とMN13,MN14を並列形態とし、ビ
ット線BB0U,BB0Dを交差的に供給することによ
り、いずれのビット線BB0U,BB0Dからの信号に
対してもNチャンネル型MOSFET側のコンダクタン
スを同等に変化させることができ、安定したスタティッ
ク型増幅動作を行うようにすることができる。
【0075】図17には、この発明に係るメモリ回路に
用いられるローカルアンプの更に他の一実施例の回路図
が示されている。この実施例のローカルアンプは、ダイ
ナミック動作と、スタティック動作の2通りの増幅動作
を選択できるような機能が付加されている。同図におい
て、点線で囲まれた回路が、前記図1等で用いたダイナ
ミック型回路を構成するものである。かかる回路に対し
て、下記のNチャンネル型MOSFETMN20〜MN
28及びPチャンネル型MOSFETMP20が追加さ
れる。
【0076】MOSFETMN20は、そのゲートに制
御信号CNTLが供給される。信号CNTLがロウレベ
ルのときには、MOSFETMN20がオフ状態になる
ので、前記点線で示したダイナミック型回路が動作して
前記のようなダイナミック動作を行うものである。スタ
ティック動作が指示されたときに信号CNTLがハイレ
ベルとなり、MOSFETMN20をオン状態にさせ
る。これにより、上記MOSFETMN3に対して上記
MOSFETMN20とMN21が並列形態に接続され
る。
【0077】上記MOSFETMN21のゲートに、ビ
ット線BB0U又はBB0Dのいずれが選択された場合
でも同様な増幅信号が与えられるように次の回路が設け
られる。MOSFETMN22とMN23及びMN24
とMN25は、それぞれが直列接続されて、それぞれの
ゲートにはビット線BB0UとBB0Dが交差的に接続
される。これによりビット線BB0U,Dの電圧は、M
OSFET22、23及びMN24と25を通してソー
スフォワ形態で上記Nチャンネル型MOSFETMN2
1のゲートに伝えられる。
【0078】上記ソースフォロワ形態のMOSFETM
N22,MN23やMN24,MN25の共通化された
ソース出力部には、レベルシフト用のダイオード接続の
Nチャンネル型MOSFETMN26と負荷として動作
するNチャンネル型MOSFETMN27及びパワース
イッチとしてのMOSFETMN28が直列に設けられ
る。上記MOSFETMN28のゲートには、前記信号
CNTLが供給されてスタティック型動作のときにMO
SFETMN28がオン状態にされる。
【0079】カラム選択信号YR0_Nは、インバータ
回路IV2より反転されてMOSFETMN27のゲー
トに伝えられる。つまり、選択されたビット線に対応シ
タローカルアンプLAMPのMOSFETMN27がオ
ン状態となり、上記ビット線BB0U,Dの読み出し信
号がソースフォロワ出力動作によって上記Nチャンネル
型MOSFETMN21のゲートに伝えられる。これに
より、読み出しビット線BB0U,Dの電圧がPチャン
ネル型MOSFETMP2又はMP3とNチャンネル型
MOSFETMN21に伝えられて、前記同様なスタテ
ィック増幅動作が行われる。
【0080】Pチャンネル型MOSFETMP20は、
カラム選択信号YR0_Nの非選択状態のときにオン状
態とっなて、ソースフォーワ出力ノード、つまりはNチ
ャンネル型MOSFETMN21のゲートをビット線B
B0U,Dのプリチャージ電圧と同じ電源電圧にプリチ
ャージするものである。ダイオード接続のMOSFET
MN26は、MOSFETMN21のゲート電圧が増幅
動作を開始したときに下がり過ぎるのを防止するための
ものである。
【0081】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、メ
モリセルは電気的に書き込みが可能なプログラマブルR
OMにも同様に適用することができる。以上の説明では
主として本発明者によってなされた発明をその背景とな
った利用分野である複数のRAMを内蔵したマイクロプ
ロセッサのようなLSIに適用した場合について説明し
たが、本発明はそれに限定されるものでなく、メモリ回
路からの信号を階層方式で読み出すものものを含回路を
備えた半導体集積回路装置に広く利用することができ
る。
【0082】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。ワード線の選択動作と記憶情報に従っ
てメモリ電流が流れるか否かにされたメモリセルの読み
出し回路として、上記メモリセルがそれぞれ接続される
複数のビット線にゲートがそれぞれ供給され、かかるビ
ット線に与えられるプリチャージ電圧ではオフ状態に維
持される第1導電型の第1MOSFETを含み、上記ビ
ット線の選択信号に対応して動作状態にされる第1増幅
回路と、かかる第1増幅回路の複数の増幅信号がそれぞ
れゲートに供給され、並列形態に接続された第2導電型
の第2MOSFETの複数を含み、上記第1増幅回路の
増幅信号に対応した増幅信号を形成する第2増幅回路と
を設けることにより、高速化とタイミング設定の容易化
とを可能タイミングマージンの削減できアクセス時間の
向上を実現できる。
【0083】上記のようなダイナミック回路化による回
路遅延の改善と、前記のようなNチャンネル型MOSF
ETとPチャンネル型MOSFETを組み合わせたドミ
ノ回路を採用することにより、レーシング回避が可能と
なりタイミングマージンの削減が可能になる。上記の読
み出し系回路を持つ8MOSFET(2ポート)メモリ
に、6MOSFETの1ポートSRAM又はDRAMを
組み合わせることにより、高速メモリと大容量メモリと
を搭載した使い勝手のよい半導体集積回路装置を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体集積回路装置に搭載され
るメモリ回路の一部の一実施例を示す回路図である。
【図2】この発明に係る半導体集積回路装置に搭載され
るメモリ回路の残り一部の一実施例を示す回路図であ
る。
【図3】図1と図2とを合わせた全体回路図である。
【図4】この発明に係るメモリ回路の動作の一例を説明
するタイミング図である。
【図5】図3の実施例のメモリ回路における読み出し経
路の等価回路図である。
【図6】この発明に係るメモリセルの一実施例を示す回
路図である。
【図7】この発明に係るメモリ回路の一実施例を示す全
体ブロック図である。
【図8】この発明に係るメモリ回路の一実施例を示す全
体レイアウト図である。
【図9】図8の中央部分の拡大した一実施例のレイアウ
ト図である。
【図10】図8の中央部分の拡大した一実施例のレイア
ウト図である。
【図11】この発明に係る半導体集積回路装置に搭載さ
れるメモリ回路の他の一実施例を示す回路図である。
【図12】この発明に係るメモリ回路の他の一実施例を
示す構成図である。
【図13】この発明に係るメモリ回路の更に他の一実施
例を示す構成図である。
【図14】この発明に係る半導体集積回路装置の一実施
例を示す全体構成図である。
【図15】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示す全体構成図である。
【図16】この発明に係るメモリ回路に用いられるロー
カルアンプの他の一実施例を示す回路図である。
【図17】この発明に係るメモリ回路に用いられるロー
カルアンプの更に他の一実施例を示す回路図である。
【図18】この発明に先立って検討された増幅回路の一
例を示す構成図である。
【符号の説明】
MC…メモリセル、BPC…ビット線プリチャージ回
路、LAMP…ローカルアンプ、DOC…出力回路、D
IC…入力回路、WD…ライトドライバ、MA,MA
1,MA2…メインアンプ、DFF…フリップフロップ
回路、MACU,D…メモリセルアレイ、RXADB,
WXADB,RYADB,WYADB…アドレスバッフ
ァ、RXDVU/D,WXDVU/D…Xデコーダ&ド
ライバ、RYDV,WRDV…Yデコーダ&ドライバ、
CONT…コントロール回路、MP1〜MP5,MP2
0…Pチャンネル型MOSFET、MN1〜MN28…
Nチャンネル型MOSFET、IV,IV2…インバー
タ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 武史 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 日下田 恵一 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ21 KB23 NN01 PP01 PP07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、 上記ワード線の選択動作と記憶情報に従ってメモリ電流
    が流れるか否かにされたメモリセルの複数と、 上記メモリセルの複数が接続されたビット線の複数と、 上記複数のワード線の非選択時に上記ビット線のプリチ
    ャージ動作を行い、いずれかのワード線の選択時に上記
    プリチャージ動作を終了させるプリチャージ回路と、 上記複数のビット線にゲートがそれぞれ供給され、上記
    プリチャージ回路によるビット線に与えられるプリチャ
    ージ電圧ではオフ状態に維持される第1導電型の第1M
    OSFETを含み、上記ビット線の選択信号に対応して
    動作状態にされ、上記ビット線の読み出し信号に対応し
    た増幅信号を形成する第1増幅回路の複数と、 上記第1増幅回路の複数の出力信号がゲートにそれぞれ
    供給され、並列形態に接続された第2導電型の第2MO
    SFETの複数を含み、上記第1増幅回路の増幅信号に
    対応した増幅信号を形成する第2増幅回路を備えた第1
    メモリ回路を含んでなることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記メモリセルのメモリ電流径路は、直列形態の第3と
    第4MOSFETからなり、 上記第3MOSFETのゲートには、2つのCMOSイ
    ンバータ回路により構成されたラッチ回路に保持された
    記憶電圧が供給され、第4MOSFETのゲートにはワ
    ード線の選択信号が供給され、 上記ビット線は読み出し専用ビット線であり、 上記ワード線は読み出し専用ワード線であり、 上記ラッチ回路の一対の入出力ノードには、書き込み専
    用のワード線によってスイッチ制御される一対の選択M
    OSFETを介して書き込み専用の一対の相補ビット線
    に接続されるものであることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記メモリセルのメモリ電流径路は第5MOSFETの
    ソース─ドレイン径路からなり、対応するワード線の選
    択動作によりメモリ電流径路を形成するか否かの記憶情
    報が構造的に設定されるものであることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 上記第1増幅回路の複数個に対して1つの第2増幅回路
    が割り当てられ、上記第2増幅回路を複数個を備えて複
    数ビット単位での読み出し信号が出力されるものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 上記第1増幅回路の複数個に対して1つの第2増幅回路
    が割り当てられ、上記第2増幅回路を複数個を備えて複
    数ビット単位での読み出し信号が出力されるものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 上記第1増幅回路に対して、上記ビット線と反対方向に
    もビット線とそのプリチャージ回路及びかかるビット線
    に対応した複数のワード線が配置されるものであり、 上記反対方向に配置されるビット線にゲートがそれぞれ
    供給され、上記プリチャージ回路によるビット線に与え
    られるプリチャージ電圧ではオフ状態に維持される第1
    導電型の第5MOSFETは、前記第3MOSFETと
    並列形態に接続され、 上記第1増幅回路に対したいずれか一方のビット線に対
    応したワード線が選択状態にされるものであことを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項2において、 上記第3及び第4MOSFETのしきい値電圧は、上記
    CMOSインバータ回路を構成するMOSFETのしき
    い値電圧よりも小さなしきい値電圧に形成されることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項2において、 第2メモリ回路を更に備え、 上記第2メモリ回路は、 複数のワード線と、 複数の相補ビット線と、 上記複数のワード線と複数の相補ビット線との交点に設
    けられ、CMOSラッチ回路からなる記憶回路と、その
    一対の入出力ノードと上記相補ビット線との間に設けら
    れ、ゲートが上記ワード線に接続された選択用MOSF
    ETからなる複数のメモリセルを含むものであることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記第2メモリ回路は、メモリ動作時に比べて低い電圧
    にされる動作モードを有することを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 上記第2メモリ回路の記憶容量は、上記第1メモリ回路
    の記憶容量に比べて大きく形成されてなることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 請求項2において、 第3のメモリ回路を更に備え、 上記第3のメモリ回路は、 複数のワード線と、 複数のビット線と、 上記ワード線とビット線との交点に設けらられ、情報電
    荷を保持するキャパシタと、上記キャパシタの情報保持
    ノードと上記ビット線との間に設けられ、ゲートが上記
    ワード線に接続された選択用MOSFETからなる複数
    のメモリセルを含むものであることを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 上記第3メモリ回路の記憶容量は、上記第1メモリ回路
    の記憶容量に比べて大きく形成されてなることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
JP2002020222A 2002-01-29 2002-01-29 半導体集積回路装置 Pending JP2003223788A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002020222A JP2003223788A (ja) 2002-01-29 2002-01-29 半導体集積回路装置
US10/339,339 US6707751B2 (en) 2002-01-29 2003-01-10 Semiconductor integrated circuit device
TW092100618A TWI261249B (en) 2002-01-29 2003-01-13 Semiconductor integrated circuit apparatus
KR10-2003-0004472A KR20030065337A (ko) 2002-01-29 2003-01-23 반도체 집적회로 장치
US10/734,249 US6795368B2 (en) 2002-01-29 2003-12-15 Semiconductor integrated circuit device
US10/917,320 US7012848B2 (en) 2002-01-29 2004-08-13 Semiconductor integrated circuit device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002020222A JP2003223788A (ja) 2002-01-29 2002-01-29 半導体集積回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003223788A true JP2003223788A (ja) 2003-08-08
JP2003223788A5 JP2003223788A5 (ja) 2005-08-18

Family

ID=27606268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002020222A Pending JP2003223788A (ja) 2002-01-29 2002-01-29 半導体集積回路装置

Country Status (4)

Country Link
US (3) US6707751B2 (ja)
JP (1) JP2003223788A (ja)
KR (1) KR20030065337A (ja)
TW (1) TWI261249B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176910A (ja) * 2006-12-21 2008-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
JP2010170641A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Fujitsu Ltd 半導体記憶回路装置、読出制御方法
WO2013099014A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 富士通株式会社 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7203192B2 (en) 2002-06-04 2007-04-10 Fortinet, Inc. Network packet steering
JP4025214B2 (ja) * 2003-02-20 2007-12-19 株式会社小森コーポレーション 印刷機の着けローラ装置
JP2005056452A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Hitachi Ltd メモリ及び半導体装置
JP2005063624A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Toshiba Corp スタティック型半導体記憶装置
CN100524517C (zh) * 2003-10-27 2009-08-05 日本电气株式会社 半导体存储装置
US7304883B2 (en) * 2004-06-09 2007-12-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit
FR2871922A1 (fr) * 2004-06-17 2005-12-23 St Microelectronics Sa Cellule de memoire vive a encombrement et complexite reduits
US7716619B2 (en) * 2006-03-31 2010-05-11 International Business Machines Corporation Design structure for implementing dynamic data path with interlocked keeper and restore devices
US7307457B2 (en) * 2006-03-31 2007-12-11 International Business Machines Corporation Apparatus for implementing dynamic data path with interlocked keeper and restore devices
US7400523B2 (en) * 2006-06-01 2008-07-15 Texas Instruments Incorporated 8T SRAM cell with higher voltage on the read WL
US8228714B2 (en) 2008-09-09 2012-07-24 Qualcomm Incorporated Memory device for resistance-based memory applications
US9916625B2 (en) 2012-02-02 2018-03-13 Progressive Casualty Insurance Company Mobile insurance platform system
US9007857B2 (en) * 2012-10-18 2015-04-14 International Business Machines Corporation SRAM global precharge, discharge, and sense
US12034383B2 (en) * 2019-07-31 2024-07-09 National University Of Singapore Fabric triboelectric nanogenerator

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57198594A (en) * 1981-06-01 1982-12-06 Hitachi Ltd Semiconductor storage device
JPH0460991A (ja) 1990-06-25 1992-02-26 Nec Corp 半導体スタティックメモリ
JPH04205787A (ja) 1990-11-29 1992-07-27 Seiko Epson Corp マルチポートメモリ
US5377143A (en) * 1993-03-31 1994-12-27 Sgs-Thomson Microelectronics, Inc. Multiplexing sense amplifier having level shifter circuits
JPH0863975A (ja) 1994-08-25 1996-03-08 Fujitsu Ltd スタティックramおよびこのスタティックramを有する処理装置
JPH08129891A (ja) 1994-10-28 1996-05-21 Sony Corp メモリセル回路
JPH09198870A (ja) 1996-01-24 1997-07-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチポートメモリ
JP3256868B2 (ja) 1996-03-08 2002-02-18 日本電信電話株式会社 スタティック形半導体メモリ
JPH09284100A (ja) 1996-04-19 1997-10-31 Hitachi Ltd レジスタ回路
US6101579A (en) * 1997-03-07 2000-08-08 Mitsubishi Semiconductor America, Inc. Multi-port memory device having masking registers
KR100289386B1 (ko) * 1997-12-27 2001-06-01 김영환 멀티 포트 에스램
JPH11232868A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Nippon Foundry Inc 半導体記憶集積回路
US5963486A (en) * 1998-06-19 1999-10-05 International Business Machines Corporation Bit switch circuit and bit line selection method
US6091627A (en) * 1998-09-16 2000-07-18 Lucent Technologies, Inc. Message box memory cell for two-side asynchronous access
US6519197B2 (en) * 2000-08-30 2003-02-11 Micron Technology, Inc. Sense amplifier with improved read access
JP2002076879A (ja) * 2000-09-04 2002-03-15 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176910A (ja) * 2006-12-21 2008-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
JP2010170641A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Fujitsu Ltd 半導体記憶回路装置、読出制御方法
WO2013099014A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 富士通株式会社 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7012848B2 (en) 2006-03-14
US6707751B2 (en) 2004-03-16
TWI261249B (en) 2006-09-01
US20050013159A1 (en) 2005-01-20
US6795368B2 (en) 2004-09-21
US20030142576A1 (en) 2003-07-31
US20040125683A1 (en) 2004-07-01
TW200302482A (en) 2003-08-01
KR20030065337A (ko) 2003-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3579205B2 (ja) 半導体記憶装置、半導体装置、データ処理装置及びコンピュータシステム
JP3983032B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4005535B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2003223788A (ja) 半導体集積回路装置
US7532536B2 (en) Semiconductor memory device
US10867681B2 (en) SRAM memory having subarrays with common IO block
JP2000011640A (ja) 半導体記憶装置
US4951259A (en) Semiconductor memory device with first and second word line drivers
JPH05307887A (ja) 二重ポートランダムアクセスメモリセル
US20020131312A1 (en) Pseudo differential sensing method and apparatus for DRAM cell
US20080298137A1 (en) Method and structure for domino read bit line and set reset latch
JPH10208484A (ja) 半導体記憶装置のデータ読出回路及び半導体記憶装置
JP2002100187A (ja) 半導体メモリ装置
US7460408B2 (en) Semiconductor memory device of single-bit-line drive type
US20230395141A1 (en) Low-power static random access memory
US10043572B1 (en) VSS bitcell sleep scheme involving modified bitcell for terminating sleep regions
US7095673B2 (en) Semiconductor memory device capable of operating at high speed
TW200537523A (en) Bus connection circuit for read operation of multi-port memory device
JP2002352581A (ja) 半導体集積回路
JPH0263277B2 (ja)
JPH08147980A (ja) 半導体記憶装置
KR100474553B1 (ko) 이중데이타버스라인센스앰프를갖는반도체메모리장치
JPH04298893A (ja) 半導体記憶装置
JPH10134582A (ja) 半導体集積回路装置
JPH08255483A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080305